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はてなキーワード: オマージュとは

2022-05-18

シンウルトラマン特撮界隈の感想見に行くと過去作との比較過去作のオマージュシンゴジの話などばかりがされていて、誰もシンウルトラマンの話をしていなかった。シンが目指した意味意図、含んでいる物が全てなおざりにされている。

2022-05-16

anond:20220516142323

対象モデルが回転するだけ

これは旧作の飛び人形オマージュ

ショボいことに変わり無いけどね

anond:20220516152635

ナウシカで怒りに我を忘れたオームの赤い目が、青く変わっていくシーンへのオマージュなんですね。

2022-05-14

めっちゃネタバレ注意】ウルトラマン処女によるシン・ウルトラマン感想

本当に浅い。そしてウルトラマンをぜんぜん知らない人間感想

めっちゃネタバレしているので注意。

■筆者のウルトラマン知識(※間違っているかも)

昭和の人気特撮。白黒テレビ時代からやってた。

・Mなんとか星雲からやって来た正義宇宙人で、怪獣と戦ってくれている。

怪獣も倒すけど、足元の町並みもガンガン壊す。

日本怪獣対策室(地球防衛隊?)みたいな組織に在籍している隊員がウルトラマンに変身する。

必殺技スペシウム光線と八つ裂き光輪(うろおぼえ)なんかギザギザの輪っかが飛ぶやつ。

・水で戻す前の春雨っぽいバリアーも張れた気がする。

3分経つと戦えなくなるので、それを知らせてくれるカラータイマーが胸についている。

・ジュワッ! と言う。

兄弟がいっぱいいる。父と母もいる。タロウもいる。(でもウルトラマン性別男性なのかはちょっとよくわからない)

バルタン星人カネゴンは知ってる。

 

■『これは原作初代ウルトラマンリスペクトなのかな?』と思ったり、よくわからなかったところ。

最初ロゴくるくる回るやつ → ”懐かしのアニメ”みたいな番組ウルトラマンOPとして見たことある気がする。

銀色ウルトラマン → 白黒時代オマージュなのかな?

・「怪獣が以前のものと似ていてパーツ挿げ替えみたい」……的な発言 → 怪獣スーツを使いまわしていた的な話を聞いたことがあるのでそれかも。

・Y軸固定でビュンビュン回転するウルトラマン → 人形っぽいのでそういう特撮撮影技法があったのかも。

・手が痛い素振りを見せるウルトラマン → 妙に人間っぽい仕草なので、原作でそういうシーンがあったのかな?

・顔のアップが妙に近い → 意識してそういう撮り方をいているのはわかる。

戦闘シーンがもっさりしている → 特撮戦闘シーンを意識しているんだと思う。中に人間が入ってる感をわざと残しているのかも。

カラーターマーが無い → そのかわり3分というリミット提示されないが、活動時間が短い旨とその理由は語られていたので納得できたし違和感はなかった。

・なんで緑になるの? → エネルギー不足なのか、カラータイマーが無い代わりなのか?

 

エンドロールで気づいたこ

原作(昔のウルトラマン)の音楽がたくさん使われていたこと。 → 当たり前ですがぜんぜん気づきませんでした……が、違和感みたいなものも無かったです。

庵野監督名前がいろんなところにあって(ありすぎて)笑ってしまった。色々な意味でこだわりを感じた。

 

■好きだった演出

・変身モーションをした神永の下からウルトラマンの巨大な手のひらが現れ、ぎゅっと握りこぶしに包まれウルトラマンが登場するところ。めちゃくちゃかっこいい。

・車の座席の隣から怪獣の手がにゅっと出てくるところ。びっくりして声が出そうになった。なんかほかにもドッキリシーンがけっこうあった気がする。

・やっぱり情報戦アナログ最強なところ。

 

セクハラ? とネット言われていたシーン

映画を観終わってTwitter感想を漁るまで、そんな可能性には思い至らなかった。

そもそもウルトラマン外来生物宇宙人)という認識なので男女の機微があるとは思えないし。

個人的には浅見が神永に対して「(コーヒー入れないなんて)気が利かない」というめちゃくちゃ古風なパワハラムーブをしている方がよほど気になったかも。

サバサバ女子が苦手なだけかもしれない。

 

■全体の感想

めちゃくちゃ面白かった。地球を愛し、人類のために身を粉にして戦ってくれるウルトラマン最高。好き。かっこいい。劇場で泣いた。

人間めちゃくちゃ脆弱だし情弱だし、移り気で強欲で未熟だけど、それでもそんな人類希望見出してくれるウルトラマンマジ天使だし、そういうウルトラマンに胸を張って愛してもらえる人類でありたいと思った。

 

ちょっと残念だったところ

ウルトラマン人類をこんなにも愛してくれるようになった原因(要因)の部分があんまり描かれてないところ。

たぶん融合した神永さんがめちゃくちゃ良い人だったからなんだと思う(子供助けてくれてるし)んだけど、禍威獣特対室の面々との絡みがあんまり無いのも相まって、自己犠牲にしてまで人類を愛してくれた理由ちょっと薄いように思えた。

でも監督的にわざと省いたのかもしれないとは思う。

 

■その他感想

斎藤工さんの表情があまり動かない感じが宇宙人っぽくて良かったし、そんななかでも要所要所で内に秘めた心を映す正義の瞳を感じ取れた気がした。

・それに対してめちゃくちゃ表情豊かなのに、その表情に見合った感情を一切感じさせない山本耕史さんの怪演が凄かった。

・割り勘する宇宙人かわいい

・観終わってから「そういえばジュワッ!」て言ってなかったかも? と思った。

高層ビルにぶつかるウルトラマンを見ると、意外とサイズが小さい気がした。昔はあんまり高い建物無かったからかも。

CGの安っぽさみたいのはあんまり感じなかった気がする。

宇宙人さんにはもうちょっと「鍵」とか「ドア」とかの存在尊重してほしい。

・グッズが大人男性向けなのか、わりと普段遣いできそうで品が良いと思った(でも売り切れてた……)

シンゴジのときも思ったけど、怪獣が出ても会社に行くし、学校にも通う日本人。でも実際そんなもんなのかもしれない……と昨今の世界情勢も踏まえ感慨深かった。

ウルトラマンファンのひとだともっと小ネタが拾えて面白いんだと思う。なにか「これを観とくと良い!」という作品があったら教えてほしい。

・また観に行きます

2022-05-13

ネタバレ]シン・ウルトラマンめっちゃよかった…

シン・エヴァンゲリオンコロナもある中でかなり切羽詰まって出来上がった作品ていうのが見てて分かった。けど、それを吹き飛ばすくらいオタク喜んじゃったので箇条書きまとめ。 

他の人の感想見る前に殴り書き。 

 

 

うおおおおおおお~~~~全ウルトラマンオタク見てくれ最高~~~~ 

・1966のウルトラマンでは科特隊だったのが2022で禍特対なの最高。 

ベータカプセル掲げて変身したときに握られながら登場ポーズになるのガチの最高だった! 

・予告版ではウルトラマンリアル?すぎて不気味の谷っぽかったけど本編そんなことなかったな。見慣れたのかな。 

・↑たぶん撮影が手掛けたエフェクトかな?予告としてはめちゃくちゃインパクトあったのでアリだとおもいます。 

・予告にもあったけどスペシウム光線を撃つとき左腕をカメラが追うカットマジで最高です。 

ネロンガの造形最高だった。 

・禍特対のオタクデスクサンダーバード無かった?監督趣味? 

・ザラブからツダケンの声するの最高。 

ザラブ星人が1966と設定一緒で最高。変身したにせウルトラマンも「そっくり」で良かった。 

ザラブ星人ちゃん肛門みたいな口してた嬉しい。 

ウルトラマン飛翔シーンのカメラアングルが最高ですありがとう。 

重力操作によって飛んでる感が出ていてすごくいい。 

・飛翔ポーズウルトラマンが回転してるところで思わず両手を握りしめてしまった。最高。 

メフィラス星人名刺欲しい。 

・でけぇ長澤まさみさん最高。これだけでも2000円出して劇場で見る価値ある。 

・「ウルトラマン、夜の大・ヘ・ン・シ・ン♡」見出し記事でさすがに笑った 

秘密裏条約進めるメフィラス星人流石です。流石IQ10000以上を誇る知的星人 

長澤まさみさんの匂いをかぐウルトラマンセンサーめっちゃ発してて笑っちゃったんだけど要出典です。詳細求。 

・え、4DXで観れば長澤まさみさんの匂いが嗅げるということ?天才か? 

メフィラス星人から戦いを辞めるの1966オマージュ。最高。 

まさかの背後にゾフィーが居てヒエッってなった 

ゼットン持ち出してきたってことはゾーフィじゃねーか!!!やめろ!!オタクが喜んでる!!! 

ゼットンが最強になりすぎてて笑った。ゼットンは最強で最後なのだ。 

ゼットン強過ぎワロタ!!!!!!!!! 

・1699ではゼットンの装飾はメフィラス星人の電飾を流用していたけどこのデザインは…ゴクリ。 

・ウオオオオオーーーッ!!キスシーンが無くて良かった!!!オタクキスシーンに弱い) 

・6次元宇宙で助けてくれたのがゾフィーか。良かった、ゾフィーも居た(?) 

・光の国ではなく光の星という名称にしたのはとてもしっくり来た(そもそも光の国にはちょっと違和感あった) 

政府役人として竹野内豊さん起用するのもオタクが喜んでいます。 

早見あかりさん、結構華やかな役柄が多いイメージを持っていたんですがばっちり役にはまってました。素敵だった。 

 

次はIMAXで見るぞ

2022-05-10

anond:20220510221725

いわゆるフォークの人はずっと音楽的には低評価だね。

国内陽水フォロワーっていないからじゃね?はっぴいえんどオマージュとかフォロワーみたいなのは未だに出てくるし、

ユーミンと似た雰囲気の人はずっと後に続いてきた。中島みゆきメッセージソング系の女性歌手未だに出てくる。

陽水だったらジョンレノンやボブディランでおなか一杯感あるし。

anond:20220510113618

マジで?両方読んでるけど、イチの方が他作品オマージュされてたりする気がするんだよな

単純に作品の完成度としてもイチの方が上だと思うし

この枠は新井英樹とか望月峯太郎あたりと悩んでカルト枠でイチにしたんだけど

俺が思ってるほど必須作品じゃないのかなイチって

2022-05-02

許されるトレパクと許されないトレパクのラインを一度ちゃんと引いた方がいい

っていう話を有耶無耶にし続けてず~~っと来たわけですけどいい加減限界でしょう。

この話をするたびに「許されるトレパクなんてない!あれはオマージュだ!パロディだ!」みたいに言葉定義を行ったり来たりさせてどうにかして『自分の昨日までの常識範囲』に引き籠もろうとしてきた人は間接的な加害者と言えるでしょう。

いい加減認めた方がいい。

オマージュだろうがパロディだろうが、そこにトレースパクリがあるならそれはトレパクとしての属性も持っているということを。

許されないトレパクがどこから始まるのか、許されるトレパクはどこからなのか、それについての議論をいい加減始めましょう。

新しい価値を創出すればトレパクでも許されるなら、それは既存元ネタをなぞって別のキャラクターに真似させたものだって許されるはずです。

でもそれが許される時と許されない時がある。

その理由について「写真集が元々トレース許可していた」「この人は有名で凄いプロアーティストからその作品には価値がある」「素人の習作でありお金を取る意図はなかった」などの様々なものが日々論じられています

これを一度ちゃんと整理すべきでしょう。

すると今度は「著作権者同人の話をしたら許されなくなるのと同じで~~~」みたいに場を荒らしにかかる人が出てくるのが通例です。

いい加減そうやって目先のマウントのために公共利益破壊し続けるの辞めませんか?

今度という今度は黙っていてくださいよ。

いや無駄でしょうね。

こうやって頼んでも頼むために下げた頭に足を載せて笑うのが大好きな人達がオタクなんですよね。

じゃあもういいですよ。

オタク死ぬまでそうやってオタク同士でくだらない喧嘩をしてれば。

2022-04-30

YUIの曲に含まれる他作品へのオマージュ

他にもあったら教えて下さい

①My generation

尾崎豊『卒業』オマージュ

“窓ガラス割るような気持ちとはちょっと違ってたんだ 初めから自由よ”

②Lock on

山口百恵プレイバック Part2』のオマージュ

ちょっと待ってよ そっちのせいじゃないのプレイバック”

Rain

山下達郎クリスマス・イブ』のオマージュ

アナタハコナイ ひとりきり silent night”

2022-04-23

anond:20220423121104

これを見て何故バキでオマージュしたのかようやく理解したwそういうことかwww

最近藤本タツキ信者好きでない

チェンソーマンは好きだっ、たけど

ジャンプで連載してる上で反主流派っちゅーか、異端てか、そんでも最強の大会とか光ん力とかファミリーバーガーみたいな、そう来るか!参ったねコリャ!ってゲラゲラ笑える感じが良かったのにさ~

フム、これはナントカオマージュだね。流石タツキはセンスがいいだね。(そしてそれを理解できるオラも…ムホホ)みてェなさ~~

タランティーノB級おバカをサヴカルチャーとして有り難がるみてぃな

なんか自分をよく見せるためのブランドとして消費すてぬ?

ソ映画ツッコミ入れながら楽しむでええずん

2022-04-13

いま気がついたんだが

俺って「これは○×オマージュ!」とか「これは△□の暗喩!」とか謎解きやゲームバトルマンガみたいな、頭を使いながら読んだり視聴したりする作品が嫌いなんだな。

俺は頭を使わずただ楽しめる、ただただお気楽な娯楽作品が大好きなんだw

さよなら絵梨の論点を整理したい

追記:整理と言いながら大分とっちらかってしまったので要約。

・少なくとも、スマホ主観視点になっていないシーンは編集済み=虚構。ほかのシーンについては解釈余地あり

・どこが虚構でどこが現実かについては作者にとって重要ではない。重要なのは読者が気持ちよく思い出を残すこと。

・爆発オチや、思いつきそうな感想を先回りして潰して大量に予防線を張ることで、まじめに言及したら負けのような状態を作っている。多少の言い訳なら鼻につくところだが、やりすぎることによって逆に面白くなっている。

■本作は五重構造になっている

母親最期を看取る主人公

②を映画にして上映したが、盛大に失敗。謎の女と共にリベンジ映画作る主人公

③の出来事を振り返る中年主人公

④に爆破オチを追加した主人公

⑤という映画体裁にしたマンガ

あとは無数の映画オマージュそれから作者の過去作や実体験も重なってくる。

■どこまでが虚構でどこから現実か?

身もふたもないことを言ってしまえばすべて虚構。なぜなら最後の爆破オチ現実ではありえないから。また、マンガなんだから全部虚構だろともいえる。ただ、それだと何も言っていないのと同じなので、作中世界で起こった事実を基に編集によって脚色されている、と捉える。じゃあどこが事実でどこが脚色なのか?これは作中でわかりやす表現されている、主観/俯瞰視点と、手ブレ表現を手掛かりにする。この二つを抑えておけば切り分けできる。

■①

最初主観視点スマホ撮影している。全体を通してだが、移動シーンやシーンの切り替えの際は、いちいち手ブレ表現を入れている。このへんはいわゆるドキュメンタリー映画王道表現なだがマンガでこれをやって読者に伝わるのか?

18P、主観視点になっていない=スマホで撮っていないので編集シーン。ここテストに出ます

P19、雑な爆発シーンは後付けであることが容易にわかるのだが、P18の構図には映像を取っているはずの主人公が映っている→誰が撮影している?→後撮り。さらに、P123において優太は車から出ていないことが示されており、そうするとP16からすでに父親が演技していることまで疑えてしまう。

■②

P21の俯瞰視点、これは何をどうやっても後撮りでないと撮影できない。P23も怪しい。P27はスマホ隠し撮りしているとすれば後撮りでなくても可能。そして最初作品批評がここ。読者の思ったことをわざわざ言語化してくれているのが、逆にこの作品の非常に批評しづらいところ(どういう感想をつぶやこうとしても、作品内で先取りされてしまう)、そのまま引用

★"母親の死を冒とく"”あん映像流して母親申し訳ないと思わないのか”そして極めつけの"ラストなんで爆発させた?"

続いて自殺シーン。P32のメメントモリ、は死を思え、という慣用句だが映画文脈では映画メメントを思い出させる。いっそメメントみたいに時系列シャッフルすればよかったのに、と思うところだが、実は時系列編集によって巧みにシャッフルされているという捉え方もできる。実際にリアルタイムスマホで撮った映像と、後撮りした映像シームレスに混ざっているが、普通にマンガを読んだだけでは気づかないようになっている。もちろん全部後撮りの可能性もあるが、それだと考察のしようがないので手ブレしてるところは本物と考える。

P39、作中で言及されている通り本来眼鏡かけてて矯正もしているので、A.めちゃくちゃ頑張って撮りためた映像ソフト編集した、B.わざわざ撮影のために演技して撮り直した、C.完全なる創作かの三択となる。中学生技術力を考えるとBかC。

P45、プロジェクターの真ん前にカメラを置いているから、完全に後撮り。ちなみにここで映っているのは映画ファイトクラブファイトクラブは、本作のどこまでが現実空想かわからないというネタ元の一つになっている。話がそれるが、ファイトクラブといえば選挙演説で有名な外山恒一批評が異様に完成度が高く、未視聴でも必読。ほかにメタ構造ネタでヒットしたカメラを止めるな!も思い浮かぶ。あとニューシネマパラダイスとか、そもそも本作のタイトルとページ数の元ネタであるぼくのエリ 200歳の少女など、挙げればきりがないと思うし俺なんかより作者の方が100倍くらい映画をみてそうなんでネタ元を挙げ切るのは不可能だが、個人的にはこのへんの映画を思い出した。

★P52、作品批評"どこまでが事実でどこまでが創作かわからない"。

P63、二人はしばらくずっと映画見ているが、ここもプロジェクター視点になってる。ちなみに、このひたすら映画を見て感想言う特訓だが、これは作者自身過去編集と似たようなやりとりしてたことを過去インタビューで語っていた。

★P79にて、これも一応作品批評になるのか、一見意味不明な爆発シーンを入れた動機主人公の口から言語化されている。

★P82で、作品テーマである"ファンタジーひとつまみ"=吸血鬼と爆発要素。

P84で、①のネタばらし。実は母親の嫌なところは編集でバッサリカットされていることが判明し、作中描写編集ウソが混ざっていることが明示される。

★P86にて自己分析という体で、①を批評している。"主人公の抱えている問題は…多分…映画バカにされた事じゃなくて…母親の死を撮らなかったこと"そして、吸血鬼死ぬシーンの説明

P87で絵梨が意味深沈黙しているシーン、ここで彼女の死期が近いことが偶然にも主人公提案したプロットと被ってしまい、その動揺を表すために意図的に同じコマが挿入されている。動揺しているからこそ表情が動かないというのは逆説的だが、P85の喜怒哀楽表現との対比により、余計に目立つ。P85~86過去回想シーンのため、編集

P90~P93もそう。意図的沈黙を配置することで画面に緊張感を作っている。さっきの彼女沈黙と比べるとわかりやすい。こういう間を作る表現は、週刊連載のページ数に囚われないからこそやりやす表現で、電子掲載特性が生かされていて良い。

★P93~の父親の名演技。これも作品批評になっている。"自分面白いと思って作った作品馬鹿にされオモチャにされたらまともじゃいられないんだ"。

前のルックバックに対する批判を思い出す。ちなみに作者の自伝的要素としては思い当たるふしがもうひとつあって、チェーンソーマンの前作ファイアパンチでも作中のある印象的なコマが切り取られて海外(主に4chanの/a/)でネットミームというおもちゃになっている。"kino meme"で検索したらたくさん出てくる。

P97、この父親の怒りすらも演技という体。父親作品批評をそのまま言わせてしまうのとわかりやすすぎだが、あえてそれを"演技ですよ、本当はそんなこと思っていませんよ"と自虐的ネタにしてアピールすることで、ネタマジレスを防ぐと同時に、この作品テーマの一つである虚構現実の境目がわからない状態を作り出していて一石二鳥となっている。

★P99、ここで批評をもう一発かましてくる。"創作って受け手が抱えている問題に踏み込んで笑わせたり泣かせたりするモンでしょ?作り手も傷つかないとフェアじゃないよね"

ここは非常に巧妙で、さっきの作品批評がわざとらしい感じだが対比してこっちは本音を語っているように見える。傷つきはするけどしょうがないよね、そしてなにより、創作ってのは受け手も傷ついてなんぼのもんだろ、という主張を相当オブラートに包んで発言している。

P100、"今のセリフいいでしょ?"とこの本音を語っているように見せた発言すらメタってしまう。これすら本音ではないと言っており、さすがに照れ隠しじゃねーのと思うが予防線になっている。

P108。最初出会い病院なわけで、何らかの病気であることは元々暗示されていたが、ここで絵梨が倒れこみ、病気存在が劇的な形で示される。手ブレにより躍動感が表現されていて気持ちがよいがこれ伝わるのか?(2度目)。

P109、病院では一切手ブレがなく動と静の対比。P117、①のような素人臭い動きの画面が続き、主人公の動揺する心理が表れている。この漫画ほぼモノローグがない代わりに、マンガなのにもかかわらずこういうカメラワークでの映画表現をうまく使って心情を表現していて、作者はやはり天才か?となる。

P122、お母さんの性格の悪さが開示され、①はかなり編集が入っていたと判明する。ただし、嘘だったとしても、思い出を美化するのはいいことだと主張している。

★P130、作品批評。"優太はどんな風に思い出すか、自分で決める力があるんだよ それって実は凄い事なんだ みんながどういう風に絵梨ちゃんを思い出すのか 絵梨ちゃんは優太に決めてほしかったんじゃないかな……"

ここは今までと違って、一切茶化していない。編集により現実が捻じ曲げられる恐ろしさというネガティブな側面を前もって提示しておきながら、でも思い出を美化するのもいいよね、と肯定する流れ。否定的にしたいなら順序を逆にすればいいだけなので、これは割と「作者がほんとうに伝えたかった事」としてとらえていいんじゃないかな?と思う。

P131、編集シーンが入ることで、②もまた生の現実ではなく、美化された思い出、編集された虚構ということが暗示される。

P133廃墟主観視点でないので、後撮り。

■③

P151にて場面転換。

P155、本来の絵梨は矯正している、眼鏡をかけていることが明らかになり、②のネタばらし。P130~132に対するわかりやすい答え合わせになっている。

P164、ここから主人公モノローグ。終盤の展開がモノローグではしょられるの、低予算あるあるで笑える。本筋じゃないし時間内の200Pに収まらいかカットされたのかもしれない。そうなると、ディレクターズカット版の単行本では未公開映像流れるのかな?

P167、低予算映画あるあるの、父親役と本人役が一人二役なんじゃないのかという考察を見たが、見た目違うとはいえ割とありそう。

■④

P177、ここにきて見開きばーん。P151以来のタメがあるのでとても気持ちが良い。①~④の間の場面転換すべてに共通して、見開きが挿入されたタイミングで、作中作現実メタ構造が切り替わる仕組みになっている。そして、さんざん言ったように主観視点になっていないので、これはすべて後撮り。よって吸血鬼実在しない。Q.E.D. あとこれ面白いのが、絵梨がメガネしてないし矯正もしてないところ。この吸血鬼映画の美化された絵梨を真似しているため、見た目も現実ではなく映画準拠になっている。

★P180、"そうかっ 夢か…… それか僕のイカれた幻覚で…"とわざわざ口に出して言う。

映画タイトルだけ羅列してもわかりにくいので、夢か現実かわからない状況を読者向けに解説する。あとシックスセンス定番ネタバレなんでしょうがないけど笑うわこんなん。

★P181、作品批評。"恋人が死んで終わる映画って在り来りだから後半に飛躍がほしいかな… ファンタジーひとつまみ足りないんじゃない?"

恋人が死んで終わる映画って在り来りだよねーという批判が飛んでくることがわかっていて予防線を張っており、後半の飛躍をまさに今行っている最中なので、言うまでもなく非常にメタい。

★P191、最期作品批評、"見る度に貴方に会える… 私が何度貴方を忘れても 何度でもまた思い出す それって素敵な事じゃない?"

作中の元になった出来事が忘れられても、作者が死んだとしても、作品が残れば思い出は受け継がれていく。たとえそれが美化され、脚色され、編集されたものだったとしても。つまり映画の内容がどこまで虚構でどこまで現実かはどうでもよく、受け取る観客がいい思い出を残してもらうことが大事、という壮大なちゃぶ台返し最後の爆破オチで壮大に茶化されているとしても、作者の伝えたい主張にウソはないだろう。

P199、ここは皆さん一番好きな映画の爆発を思い浮かべながら。予防線をあまりにも張り巡らしているせいで作品予防線の塊になっており、最後に爆発オチを持ってきてすべては創作だと主張することで、主客転倒が完成。終幕。

すべては爆発のための前振りととらえることもできなくはないが、ルックバックで思ってもなかった方向からダメージ食らったので、思いつく限りの主張を先回りしてそれ自体作品にしてやろうというところなのではないか脚本作る労力を考えると本当に頭が下がる。

2022-04-12

anond:20220412161438

POV金字塔作品ブレアウィッチプロジェクトはじめ、多くのPOV映画

・低予算でできる

・「森に落ちていたビデオカメラに」みたいな臨場感

でその手法採用してると思ってるんだけど(最近話題になったThe Backroomsもそう)、さよなら絵梨はPOV漫画に落とし込むことでどんな利点があるか、このストーリー採用することでPOVがどう生きるか、を考えて、その相乗効果最大公約数になっているのがスゲーと思った。

これやっぱそもそもの(オマージュ作品を知っているだけの知識ではない)前提知識必要だし、そういう意味でもこんな持ち上げられ方は違うよなと。

>”自分フェイドキュメンタリーを撮っててすごく魅力を感じてるのは(中略)フェイク・ドキュメンタリーという手法を使えばそういうことをすっ飛ばして、映画表現ものすごく原始的ものに戻せると思ってるんです”

マジでそう、さよ絵梨はそれを漫画に落とし込んだ、一種ガロの頃のように漫画のいろいろな形が生まれた時の作品に似てる気がする。

anond:20220412153407

個人的ルックバックより凄いと思ったけど、多分こんなに普遍的な喜ばれ方する作品じゃないとは思った。

だし、集英社あげてどかーんと広告打つよりも、個人HPに上げてジワジワ口コミ広がっていく様な作品とも思った。

ストーリー単体で見た時には、例えば吸血鬼設定するなら「長生き」だけじゃなく色々な所で肉付けしていった方がよかったと思うし、卒業以降の苦悩の描写もあるべきだった。と思う。(読み切りでページ数が、オマージュ作品が、というのは分かるけど)

さよなら絵梨のすごいところは、

映画手法POV漫画描写

・かつ、映画下位互換じゃなくて漫画しか表現し得ないところに昇華している

漫画からこそ、1人称→3人称の切り替えに違和感が出ない(ことに気付いて取り入れてる)

コマがあるからこその多重構造とその気付きにくさ

一定コマ割りをベース物語の大小を表現する為に大きさを変えている

みたいな、いわゆる超絶技巧披露が主だと思う。失礼だけど読者全員がこの凄さに気付ける訳ないし、殆どの人は「タツ作品」で、もしくは作中のオマージュが、みたいな点で絶賛してるわな。

「あえての爆発オチすっげえっす!w」も的外れだと思ってる。漫画太郎トラックオチと同系列感想言ってる人いるけど、この漫画の爆発は複数感情の消化先としての爆発であって、「オチにちょけて見ましたw」じゃないと感じた。

さよなら絵梨』についてのメモ

●『さよなら絵梨』の表現手法について

①横長固定四コマ

・「横長固定四コマ日常を描く」手法自体はよくあるが、それ1本で最後まで走りきる漫画は珍しい。

・「横長固定四コマ日常を描く」手法で一番多くの人が目にしたことがあるのは、たぶん『幽遊白書』の海藤の日常

・近年は定点カメラ時間を表す表現として、主に成人漫画一般化している

難病モノ、かつ固定四コマ最期まで走りきる読み切りとして『肩幅の未来(やまむらはじめ)』がある。泉信行氏がやまむらはじめファンサイト運営していたこともあって、一般的な知名度と比べてマニア人気のある短編

しかし、『肩幅の未来』再読すると『さよなら絵梨』とはかなり雰囲気が異なることに気付く。

・『肩幅の未来』における固定四コマは、あくま淡々と続く日常(そしてそれがある日突然終わることを予感させる)を表す。終わらない日常を描く日常四コマと同一の効果を狙ったもの

・これに対して『さよなら絵梨』はより固定カメラ及び手持ちカメラ画角表現するための意識が強い

・『肩幅の未来』より、アメコミ表現藤子・F・不二雄の諸作によくみられる時間経過を表す連続コマ表現に近い

手ブレ表現

・手持ちカメラのブレを表現した人物の線

・どこかに元ネタがあるのかもしれないけど、あまり見ない表現

●『さよなら絵梨』は何にオマージュをささげられているかのか

・爆発オチファイトクラブ

・ページ数、主人公名前吸血鬼という設定→ぼくのエリ?

メタフィクション

表現論?

・『ルックバック』の反響への回答?

●『さよなら絵梨』は何をしようとしたのか

・たぶん漫画フェイク・ドキュメンタリーをやりたかったのだと思う

念頭にあったのは、白石晃士フェイク・ドキュメンタリー作品

・『チェンソーマン単行本作者コメントにも、『コワすぎシリーズ』や『貞子vs伽椰子』についての言及がある

・以下、「映画の生体解剖 VS戦慄怪奇ファイルコワすぎ!(高橋洋稲生平太郎白石晃士)」より引用

フィクションドキュメンタリーの違いは(中略)フィクションキャメラ存在を消していくもので、ドキュメンタリーキャメラがそこにあるということを顕在化させていくもの

”そんな馬鹿なことがあっていいのかというぐらいのことが起きてても、「だってキャメラの前で起きてるんだから、『イッツ・オールトゥルー』じゃないの?という”

自分フェイドキュメンタリーを撮っててすごく魅力を感じてるのは(中略)フェイク・ドキュメンタリーという手法を使えばそういうことをすっ飛ばして、映画表現ものすごく原始的ものに戻せると思ってるんです”

●『さよなら絵梨』の感想

めっちゃおもしろかった

さよなら絵梨」はどう価値があるのか

anond:20220411214043

一部の人しか楽しめない」「価値がないものをもちあげてる」という評価妥当ではなく、

さよなら絵梨』は優れたエンタメであり作品で、個人面白いとおもうかは別に価値はあるものとして考察されるべきものだと思う。

 

 

 【1:爆発オチが凄い】

作品が深く理解できてなくても、なんとなくの意味がありそうな爽快感を味あわせて

ネタとしてギャグとして作品が消費できるようになってる。

 【2:どう消費されるかのデザインが凄い】

この作品にどういうネガティブな反応があるかを網羅してるし、

どう語られるか、どういう反応があるかにとても意識的

(1)によって本来対象じゃない層もかなり拾い上げており

まるで祭りイベントデザインするかのように反応を誘導するのに成功している

 【3:メタ虚構の織り交ぜが凄い】

最後の爆発が嘘」「絵梨転生と吸血鬼設定が嘘」「交通事故が嘘」「そもそも全部が嘘で映画」とどれでも話が成り立つようになってる。

考察厨も大満足だし、パターンごとに優太が何故そうつくったのかを考えてもまた興味深く想像が広がる

 【4: (3)を前提としたメッセージが凄い】

たぶんこれから「○○がもっと妥当解釈で素晴らしい」みたいな言及や論争がいろいろあるんだろうけど、

実はそれは重要じゃなく、作品的にはどれでもよくて

「どんな風に思い出すか決める力がある」という父親言葉のように読者に委ねられてる。

しかし、それは『解釈はご自由に』という投げっぱなしではなくて

どのように解釈しても「(爆破オチという爽快感ある)想像力とフィクションで救いを人は得られる」というメッセージが成立しており

優太や創作側の人間に限らない普遍的フィクションのパワーを感じさせる。

からこそ(1)の段階でも凄さや良さがなんとなくでも伝わって評価されているのだと思う。

そして、それが(3)のどれがフィクションでもいい、という多重構造で語られてるのが芸術点が高い。

 【5:他にも語れる部分が多い】

藤本タツキ作家性や映画などのオマージュについて語れるのもポイントではあるだろうけど、(1)~(4)に比べれば些末だと思う。

人間の命が作品として残る、けどその作品永遠には残らず無常、だが創作への衝動はあるみたいな虚無と衝動のせめぎあいかのような

先生特有テーマ的な部分は個人的には興味深いけどそれはわけてまとめて語られたほうがいい

2022-04-11

anond:20220411200001

タツ漫画

タツキがどういう人間か知っているか過去作や人となりを踏まえた上でふざけた展開に対応する心構えが事前にできているか

タツキがオマージュする作品(主に洋画)や現実出来事を既に知っているか→作者の意図を受け取り引っかかりを感じずに読めるかどうか

ツイッター二次創作漫画投稿しているなど「創作者側」に身を置いているか共感・感動できるかどうか

っていう3つの条件をクリアしなきゃ楽しめないらしい

ツイッターオタクカーストの高い「プロ漫画家」「大手二次創作作家」「言語化が上手く軽妙な喋りで頻繁にバズツイを量産する界隈」はそれらの条件をクリアしているから(というかそうなるように仕掛けてあるんだと思う)絶賛の声はかなり大きくなる

タツキはこれからもきっとああい短編をたくさん描いてその度に大バズりするんだろう

中学校運動できる奴がカースト上位だったようにタツキを絶賛できる奴がオタクカーストの人気者だからそうじゃない俺らは石の下でだんごむしやっとくしかないんだ

anond:20220411195930

オマージュとして挙げられる謎の円盤UFOじゃない?はっきりした目的不明のまま。

2022-04-01

スポーツ全体に思うこと

勝ち負けとか出来不出来とかを競う必要ってほぼ無いよね

戦争オマージュみたいなもんでしょ?でも負けたらイライラするんだしやらなくていいじゃん

戦争は駄目だけど興業でも意味分からん

贔屓チームが負けたりするの見て楽しいイライラするでしょ

エンタメイライラするの嫌でしょ普通

勝ち負けが存在する趣味は無いほうがいいなぁと思う

オリンピックとかも要らん 金儲けの道具で結局胴元が一番の勝者で俺らは敗者なんだから

anond:20220401113646

言うてリボンズアムロオマージュであることは明らかやし

その意図解釈するならアムロに踏み込まざるを得ないやろ

2022-03-30

anond:20220330110237

トレパク糾弾著作権保護全然違うんだよ。 

 

トレパク糾弾がやってるのは「上手い気取りだけど、下手くそじゃねーか!」という話。

絵の技術を競っているところに、不正技術があるフリをするのがダメなわけ。

実際、構図とか他の作品の真似したやつでも、どう見ても技術がある作者だったら「オマージュ」で済むよ。荒木飛呂彦とか結構そういうのやってるで有名じゃんね。作品単体としてのオリジナリティはあまり関係ないってこと。

 

ゲームでも、例えばソースコードの中見てみたら完コピじゃねーか! ってなったら同じ騒ぎが起こるだろうな

でもゲーム場合は、「クソゲーじゃねーか!」が先だろう。トレース技術あるフリするの無理だし。

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