はてなキーワード: 土曜日とは
※これは友人関係の話にのみフォーカスしており、恋人や家族についてはまったく適応していません。
※当たり前のことを書いているだけで新規性はありません。
飲み会、旅行、オンラインゲーム、様々な予定調整役をかうタイプのものです。遊びたいな~と思ったときに誘われ待ちをするより誘ったほうが早いので自動的にそうなっています。
自分から誘わないと誰からも誘われないタイプとも言えます。せっかちな幹事タイプです。
幹事をやっていると、必ず「ドタキャンしがちな人」に遭遇すると思います。
冒頭に書いた通り、これは友人関係のみにフォーカスしているので、恋人や家族といった濃い関係の人には対応していません。
まず、どんな事情でも「ドタキャン魔」は「ドタキャン魔」であることを前提にします。
なんとなく行くの面倒になっちゃった~、の怠惰なタイプも、本人や家族の病気や世話、仕事の残業、いろいろなタイプがいますが「ドタキャン魔」であることには変わりありません。
なので「そういう事情なら仕方ないよね」ではなく平等に「ドタキャン魔」としてカウントします。「ドタキャン魔」は悪なので、事情によって許す許さないを決めていると、「この間は許せたのに今回は許せないなんて、自分の心が狭いのでは?」と、まじめな人ほどなりがちなためです。自分を守るためにそれはそうしましょう。
そもそも誘わなきゃいいんだけど、会えると最高なんだよな~~という友人がいますよね。私にもいます。複数人。
なのでそういった人と遊ぶために「なんでこっちが心がけなきゃいけなんだ」という気持ちはいったん置いておいて、対策をとっていきます。
例えば映画、コース付きの飲み会、事前予約必須のテーマパーク、旅行等。当日キャンセルが難しいものには基本的に「誘わない」のが吉。
なお、このパターンでドタキャンされた際は「これから電車だから、お店に人数変更の連絡はあなたがしてね。電話番号はこれ」と責任をとらせるといいです(なおこの程度の連絡もやらんやつはやらんので、お店との信頼関係を損ないたくない人は自分でやったほうがいい)。
誘いたい場合は「事前決済」をすること。
現金でもいいし、PayPayや銀行振込、ほしいものがあればgiftee等で料金の代わりにこれ送って、と依頼するのもいいでしょう。
ただ世の中にはクレジットカードを含む電子決済を忌み嫌う人が一定数おり、絶対当日現金希望と言ってきます。このタイプほどドタキャンします。
あとから「あのときのお金払って」というのは、幹事側の負担がものすごく大きいです。ドタキャン魔側が申し訳なく思って払えよ、と思いますが、ドタキャン魔側も「参加してないし言われなければ払わなくていいか」「みんなが割り勘してくれたかも」と思っていることがあるし、そもそも予定にルーズな人はお金にもルーズなので言われるまでマジで忘れていることが多々あります。
「金の切れ目が縁の切れ目」なので、ここだけは最低ラインとしてきっちり守っていきましょう。
映画にしても、3人で行くはずだったものが2人になるのか、2人で行くのが1人になるのかは全く違います。
終わった後に即解散!ならいいですが、映画を観終わった後に感想戦したいよね~という場合は絶対に誰かがいたほうがいいです。なのでドタキャンの確率が低い人を必ず誘いましょう。
同様に、オンラインゲームなど些細なものであっても「この人がこなかったらゲームが成立しない」ものには誘わないようにしましょう。
私はNintendo Switchのオンラインゲームの主催をよくやりますが、
Among Us、マリオカート、大乱闘スマッシュブラザーズ等、「一人欠けてもゲームが成立する」ものはドタキャンされてもストレスが低いです。
二人協力でストーリーを効率よく進めることを目的とした、ピクミンや星のカービィディスカバリーは相性が悪いのでやめましょう。
2回ドタキャンしてきたあと、「また誘ってね」しか言わない場合は、社交辞令だなと思って今後金銭の関わる場合は誘わないのがよいでしょう。
私は相手の仕事都合でドタキャンされた際、「そっちがドタキャンしたのですから、今すぐリスケして私を同じ店、同じコースで誘ってほしい」と怒ったことがあります。
これでそうだよね、ごめんね、来週の土曜日はどう?とすぐ代案を出してくれた人とは今も付き合いがあります。
逆に「増田みたいに幹事できないよ~笑笑 本当にごめんって!」と返信してきた人は、それ以来二度と誘っていません。
これで3の行動をした際、「ハブったみたいで意地悪だったかな」と自分を責めないことが大事です。なぜならあなたはドタキャンという意地悪をされたから…というわけではなく、
「ドタキャン魔」は「ドタキャン魔」同士、「遅刻魔」は「遅刻魔」同士で相性がいいので、自分が誘わなくてもそれぞれ似た特性のコミュニティを築いているからです。
幹事側は知らないかもしれませんが、「ごめん今起きた」「私も~笑 今日会うのやめよ~笑」「おっけ~」という会話が普通に成立しています。なので幹事とドタキャン魔は、互いに無理して付き合い続ける必要はまったくありません。住む世界が違う住人とたまたま出会ってしまったのです。
こっちをナメているからドタキャンするのか、スケジュール管理がへたくそすぎるのか、病気や家族のどうしようもない理由でドタキャンするのか、こちらでは判断がつきません。
またどうしようもない事情であっても「でもドタキャンしたじゃん」という気持ちはあります。
なので、可能であれば「私は約束を守れる保証がないので、今後こういったものには誘わなくていい」と宣言してもらえると助かります。ドタキャンされて傷ついてようやく察するのが面倒なためです。
そうしたらこちらも「今日仕事後〇〇と飲むことになったんだけど来る?」といった突発的なものだけ誘うことができます。こういったものは意外と、「今外出してるからついでだしOK」と気軽に来てくれたりします。できれば穏やかな友人関係を続けていきたいのはお互い同じだと思うので、どうぞよろしくお願いします。
昔のことに整理がついた。いつもお世話になっているはてなで語りたい。
ちょっと長くなるけどごめん。ピュアな気持ちが赤裸々に表現されているなんてことはないので安心してほしい。若かりし頃の日記を見ながら書いている。
かつては花の高校生だった。今はすっかりアラサーが身に付いている。
地元の小中学校を卒業してからは、家から十キロほど離れた高校に通っていた。進学理由は、そう、友達三人がその高校を志望していたから。制服もかわいかった。だから私も志望した。今思えばその程度の理由だけど、自分には大事なことだった。
偏差値が高い学校ではなくて、みんな専門学校とかに行く感じの、ごく平凡な高校だった。同じクラスで大学に進んだ子は5人もいない。そんな中で、晴れて高校生になった私は、コンビニのアルバイトに挑戦することにした。同じクラスの女子でアルバイトをしている子は少なかった。早く大人になりたかったのもある。
七月の始めだった。近所のセブンイレブンに応募した。夏は暑くて元気が出ないから嫌いで、新しいことを始めたくはなかった。けど、上の友達の一人がどうしても同じお店がいい!! というので、一緒に挑んでみることにした。
60才ほどのお爺さんがオーナーで、二人一緒に面接を受けたのを憶えている。パイプ椅子に座って面接を受けた。それで、志望動機を聞かれて、私は「社会勉強したいです」と言った。お小遣いが欲しかったのが本当だけど、別に嘘はついていない。
友達のMちゃんは、「タウンページを見て応募しました!!」と言っていた。「タウンワークのこと?」とオーナーに問い返されて、隣の部屋の大学生達が大笑いしていた。ほかにも同じくらいの時期にアルバイトで入った子達がいた。
八月頃だった。働いていて、ある男性に気が付いたのは。
その人は、がっしりした体形で、作業服を着ていた。あまり汚れはない。夏頃は薄い緑の作業服で、冬になると白い作業服の下からワイシャツとネクタイが覗いていた(作業服の下にワイシャツを着ている人がいるよね。わかるかな…? 建設コンサルタントみたいな)。黒いカバンを持っていて、手のひら大のキイロイトリのストラップがひとつ付いていた。
ある時だった。その人のレジを受けたのが何度目かの時だ。私がいるレジの前に来た時、「こんにちは」と声をかけてきた。その時、私はどうすればいいかわからなかった。ひとまず「こんにちは」と返して、何点かの食料品のバーコードを読み取っていった。
レジ袋を渡す際、少しだけ手が触れた。変な感じがして手を引っ込めた。
その後も、その人は週に1,2回は私のいるレジに来た。その度に、「こんにちは」や「こんばんは」と挨拶をする。私は黙ってることにしていた。挨拶は返さない。マニュアルにないのもあるけど、なんだか変な感じがした。
ほかのアルバイトの子は、みんな「落ち着いてる」とか「男らしい」とか言っていて、でも私にはわからなかった。嫌な人じゃないとは思っていた。
その人のことをMちゃんに話してみた。すると、Mちゃんも同じように挨拶されているとのこと。そういう人みたいだった。彼女は、ちゃんと男の人に挨拶を返していた。何度か見たことがある。Mちゃんと一緒のシフトになることは珍しかったけど、作業服の男性(当時の苗字を取ってKさんにする)に「こんにちは」と挨拶されると、「こんにちはー!!」と元気に返していた。
Mちゃんは人気があった。はつらつとしたキャラクターの子だった。30才になった今でもかわいい。異性にモテる子で、小柄で明るくて元気だった。不細工ではない。本当にいい子だった。
八月の終わり頃だった。生まれて初めて美容院に行った。当時実家には、両親と私と弟がいたんだけど、毎回千円カットだった。弟はスポーツ刈りで、私は簡単なボブカットだった。Mちゃんは小学校の時から美容院に連れて行ってもらっていて、うらやましいと思っていた。
で、私も晴れて、初めてもらったお給料で美容院に行ってみた。当時の私は物を知らない子だった。美容院にかかる料金も知らなかった。恥ずかしくて友達に聞くこともできなかった……。
入口では綺麗な人がこっちに来て、「初めてですか?」と聞かれた。緊張しながら「カットお願いします。ブローなしで」と言った。Mちゃんの受け売りだった。「シャンプーはしますか?」と問い返されたので、「お願いします」と伝えた。
こうして私は、まるで違う人になったみたいなショートヘアを手に入れた。料金はシャンプー込みで五千円だった。
それで、次の土曜の昼にコンビニでレジをしているとKさんがやってきた。彼の順番がくると、「ん!?」という声が店内に響いた(はずだ。さすがに記憶があいまい)。ちょっとびっくりした。
「増田さん、髪切った?」
どうしようかと思った。まだ、親以外の誰からもコメントをもらっていない。なんだか怖くなって、「はい……切りました」って小さい声で答えた。そうしたら、
「似合ってるね!!」
と、Kさんは言うのだ。自信満々の目つきで。
あの頃は、Kさんが特殊な人だと思っていた。まだ16年しか生きてなかったけど、彼のような人を見たことはなかった。でもその時、理由がわかった気がした。彼を特殊だと感じた理由が。
瞳だ。力強かった。当時、私と同じクラスの男子はもちろん、周りの大人や、教師でさえあんな瞳の人はいなかった。Kさんの目力はダントツだった。
「ありがとうございます…」
途切れ途切れだったと思う。恥ずかしいけど、嬉しかった。レジの中で私は小さくなっていた。心臓の音が大きくなってきて、震える手でKさんが選んだ商品を読み込んでいた。お釣りを返す時に、緊張のあまり10円玉を床に落としてしまった。急いで拾って、拭くのも忘れて返した。
別に、その人に会うためでは全くない。そんなことは全然ない。ただ、雇用契約書を交わす時のオーナーとの約束で、「平日は2日と、土日のどちらかにシフトに入る。お盆や正月もシフトに入る。試験期間中は休み」という約束を守っていただけ。
月に何度か、Kさんは話しかけてきた。他愛のない話で、10秒くらいで終わる。ほかの話しかけてくる男の人と違って、こちらが返しやすい問いかけや、共感を呼びかける言葉が多かった(雨が多いね、名札が曲がってる、ゴキブリの死体が落ちてる、会計金額が2000円ぴったりとか)。
和やかな日々が続いていた。学校の勉強は難しくなかった。偏差値が高くないところだった。風紀が乱れているとか、そういうことはなかったけど。制服を着崩す人は少ないし、部活動をやってる人もたくさんいた。女の子が可愛い、ということで有名な広島県東部の公立高校だった。思い出話が多くなってごめん。こんな時しか話せる機会がないので許してほしい。
その年の冬だった。放課後にMちゃんから相談を受けた。夕日が教室を照らしている時間帯で、ほんのりとまぶしかった。Mちゃんと一緒にやっている文化部の活動が終わった後だった。彼女が自分の机に座っていて、私は自分の椅子をそこに移動させていた。
Mちゃんがカバンの中から取り出したのは、手紙だった。薄い青色の封筒だったと記憶している。小さい便せん2枚に渡って手紙が添えられていた。
「これ、あの人からもらった」
とMちゃんが言った。Kさんのことだ。話を聞くと、一昨日の夜にKさんがコンビニに買い物に来て、帰り際にMちゃんに渡したという。それで、Mちゃんは受け取った。
もやもやとしていた。何かが燃える感じが、ぶすぶすと胸の奥から込み上げてくる。あの時、私の表情は歪んでいたかもしれない。へんな感情だった。心臓から血管へと、血液が流れ出ている感じがわかって、心臓から流れ出たその血が体の中を巡っていった。そういう感覚があった。
「増田さん。これどうすればいい?」
そのまま席を立って、教室を出て、靴箱まで下りるところの階段で涙が込み上げてきた。別にKさんのことが好きなわけじゃなかった。当時、私に「付き合ってよ」と告白してくる男子もいた。Kさんはただのお客さんだった。何の感情もない。本当だ。
今思うと、わかる。女として負けたのだ。Mちゃんに。だから気分がもやもやした。当時は「女としての負け」という考え方はなかった。でも、心の中で感じていたのは、まさにそれだった。
コンビニを休むようになった。それまでは試験期間中しか休んでなかったけど、行く気がしなくなっていた。休んでいる間は、別に普通だった。学校は楽しかったし、部活は週に二回しかなかったし、それ以外の日はまっすぐ家に帰っていたし、稼いで貯めたお金は好きな音楽や漫画や雑誌に使っていた。
美容院には通い続けていた。三ヶ月に一度。何度もお風呂で髪を洗っていると、セットしてもらった髪がシワシワになる。そうなったら行くことにしていた。周りのおしゃれな子に合わせて、大人の女性が読むような本も買った。
高二の梅雨時だった。Mちゃんがコンビニを辞めると聞いたのは。マクドで、同じ中学出身のみんなで騒いでいる時にMちゃんがそんなことを言った。別に理由はないらしい。
そんなことはないはずだ。だって、冬頃からMちゃんは太りだしていた。以前はスラっとしてこぢんまりしていたのに、今ではすっかり丸くなっていた。お腹が出ていて、制服を着ていても目立つ。以前はハムスターだったのに、今はチンチラだった。
Mちゃんが「オーナーが困ってるよ」と私に言った。ほかにも欠員が出て苦しいらしい。もう何ヶ月も休んだし、そろそろ出てみることにした。
Kさんは、やっぱり週に何度か来店していた。冷凍食品やホットスナックや炭酸水やビールを買っていく。最初は「久しぶりだね」と聞いてきたので、「はい、お久しぶりです!」と作り笑いを返した。
昨年入った高校生は、みんな辞めていた。先輩の大学生やパートさんに聞いてみたけど、そんなものらしい。オーナーは「働くという行為に耐性がつく子が少ない」「もっと楽なアルバイトを探す子も多い」と愚痴をこぼしていた。
それから、Kさんと話す頻度が増えていった。前よりも話すのが楽しくなっていた。Mちゃんが辞めて気分が楽になったのも正直ある。
その夏だった。一度、ファッションカラーというのをしてみたかった。夏休み限定で。完全に金髪にするんじゃなくて、線状にスッと部分的に染めるのをしてみたかった。
馴染みになった美容院に行って、当時流行っていたロングヘアの横髪の方に金色のラインを入れるのをやってもらった。後ろの毛先もちょっと染めた。
次の日、コンビニでレジを受けているとKさんが入ってきた。土曜日で、ジーンズとTシャツのラフな格好だった気がする。
「はい。変えました」
「うん、うん。変わってるね」
「どーですか?」
「似合ってるね!」
この時、息がしにくくなって、左手を前に出して2,3回すばやく振った。小さい声で会計の金額を告げて、お札を受け取って釣銭を取ろうとしたところで、また落としてしまった。お釣りを拾う時、休日だったので当たり前だけど、Kさんがカバンを持ってないことに気が付いた。キイロイトリ(リラックマ…)のストラップを思い浮かべて彼の前に立った。
Mちゃんの気持ちがわかったかもしれなかった。何も言わずにお釣りを返した。Kさんはほんのり笑っていた。2023年の今と違ってマスクをしていない。朗らかな笑顔だった。懐かしい。
でも、怖い時もあった。同じ年のことだったけど、私は中年のお客さんに怒られていた。声が聞き取りにくくて、タバコ選びに二度も失敗したからだ。Kさんがレジの三番目に並ぼうとしていた。
ずっと怒られ続けていて、ようやく終わるかと思ったけど、やっぱりまだ続いていた。すると、Kさんが割って入ってきた。「すいません。あと二名ほど並んでるんですが」とフォローしてくれた。
でも、その中年のお客さんはキレてしまった。「兄さんは関係なかろうが。おい!!」とヒートアップしてた。「関係あるでしょ」とKさんが返していた。
ほかに店員もいなくて、話のやり合い(ほとんど平行線)が続いている中、いきなりだった。Kさんが「あぁ!!?」と怒鳴ったのだ。彼はおじさんにこんなことを言っていた。
「さっきからお前、つまらんことをグチグチグチグチと……俺はのう、お前に手を出そうとするんを、ずっと我慢しとるんやぞ!!」
「……兄さん警察呼ぶよ」
「呼べ!!」
「……」
おじさんが退散すると、Kさんもバツが悪そうにしていた。ほかの子が応援に来たので、私は向こうのレジに行った。
もうすぐ高3になる頃だった。変化があったのは。
Kさんに手紙をもらった。夜9時くらいで、お客さんもほかの店員も誰もいなかった。会計を終えた後で、「増田さん、増田さん」と声をかけてきて、カバンの中から手紙を取り出した。
何も言わずに受け取って、家に帰って読んでみた。以下内容。
・増田さんはよく動いていてすごいと思う
・どんな人なのか知りたい、食事に行きたい
・今年中に引っ越すのでその前に
・興味があるならメールがほしい
当時は彼氏がいた。初めての彼氏だった。同じ学校で、お調子者タイプの男子だった。
そこまで好きではなかったけど、告白されて悪い気はしなかったし、嫌な人でもないから付き合っていた。クラスの中でも悪い立ち位置の子じゃなかったのもある。
ある夜、その彼氏とKさんとを心の中で比べてみた。別に、どちらがいいとか結論は出なかった。いや、見た目も中味もKさんの圧勝なんだけど、今の彼を嫌いにはなれなかった。それで、交際中の人がいる以上は、Kさんに何も答えない方がいいなって思った。
もし仮にKさんと会ってみて、一緒にご飯を食べて、もし仮に告白とかされて、付き合いはじめたとしても・・・・・・すぐにフラれるだろうなって、ベッドの中で思った。
Kさんは雰囲気が優しそうで、見た目も悪くない人だった。ほかのアルバイトの子も皆格好いいって言ってた。自分は相手にされない、付き合ってもすぐに幻滅されると思った。
高3に上がってからも、これまでどおりKさんとの関係が続いた。私のいるレジに並んで、たまに会話をする。天気の話が多かった。あとは、私のメイクとか、髪型とかが変わった時は気づいてくれた。ほかのお客さんがいない時に限って会話をしていた(迷惑になるから?)。
当時、高校を出た後の進路は美容の専門学校を考えていた。そこまで大した志じゃない。高校に入学した頃は、見た目が『じゃが芋』だった私も、メイクやファッションを覚えてだいぶましになっていた。『メインクーン』になっていた。
自分でいうのはどうかと思うけど、本当に私は変わったのだ。高1の時の写真と高3の時の写真を比べると、じゃが芋から進化した存在になっていた。別人みたいだった。
その年の秋になると、第一志望の専門学校に入るために、コンビニの隣にある地域集会所で毎日勉強していた。いつも親が仕事帰りに迎えにきてくれる。当然Kさんと会うことはできず、悶々とした気分になった。
入学試験のちょっと前だった。集会所を出て、お腹がすいていてコンビニに何かを買いに行こうとしていた。すると、ちょうどKさんがお店から出てきたところだった。自転車に乗ろうとしていて、コンビニの駐車場に入った私を呼び止めた。
「お疲れ様です」と声をかけてきて、私も「お疲れ様です」と返した。「今日も寒いね」には、「本当寒いですね」と返した。「元気そうでよかった」には、「はい、めっちゃ元気です!」と返した。泣きそうだった。嬉しかった。
その時、Kさんが「増田さん。俺、今日で最後なんだ」と手短かに言った。「今週末に引っ越す。今日でコンビニは最後だから。じゃあ、元気で」と、Kさんは自転車に乗った。
私が「こちらこそ、ありがとうございました」って言うと、「増田さんはいい社会人になると思う。もし、大人になってどこかで会うことがあったら何か奢る。約束な」って、自転車に乗って私の家とは反対方向に駆けていった。
あれから十年以上が経った。今は結婚二年目で、生活に慣れてきた頃だ。子どもはまだいない。そろそろ社会人として復帰しようかと考えている。コンビニで働こうか、それとも昔いた会社の契約社員のポジションを探そうか思案している。
実は、あの別れの日から数年後にKさんに会うことがあった。当時の私は、美容の専門学校を卒業した後、都会の方で美容とは関係のない仕事に就いていた。求人情報誌への掲載の営業で、とある喫茶店に出入りしてたんだけど、ある日そこでKさんがサンドイッチを食べているのを見た。その時は、作業服じゃなくてスーツだった。後日聞いたところだと、会社からの出向で政令指定都市に赴任しているとのこと。
「お久しぶりです。元気でした?」と声をかけてみたけど、Kさんはちょっと悩んだ様子だった。かくいう私もメイクが濃すぎたし、髪も長くなっていたから、気づくのに時間がかかったみたいだ。向こうも驚いてたっけ。やっぱり優しそうな雰囲気で、笑顔がまぶしかった。あの日の約束どおり、後日ご飯をおごってもらった。
この日記を書こうと思ったきっかけは、早朝に旦那を送り出した後で、昔の自分を思い出したからだ。玄関で、旦那のカバンに付いているぬいぐるみのストラップを眺めていて、思うところがあった。
とりとめのない内容だったけど、以上になる。最後まで読んでくれた方がいたらうれしいな。
一昨日に体調を崩して、昨日は少し持ち直した。
今朝、母に抱かれて外の空気を吸い、多分そのまま旅立ったのだと思う。
家に戻ってきて様子を見たらもう呼吸も心臓も止まっていたらしい。
私は実家から1時間弱の場所で暮らしていて、弟から死んじゃったみたい、と連絡を受けた。
本当は昨晩実家に帰るつもりだった。大雨で帰るのは今日に延期した。
犬と最後にふれあったのはゴールデンウィークが明ける前の土曜日だった。
犬は1年前くらいから歩くのが下手になり、半年はひとりで立ち上がることもできない状態だった。
でも噛む力だけは衰えず、老衰で力加減を忘れた分、若いときよりずっと危険だと家族と笑いあった。
いつだかシルバーのバングルに不意に噛み付いて、傷を付けていた。
外につれていくと歩こうと前脚を動かすので、四足歩行の体制になるように支えて歩かせた。
人間の方がよほど疲れると母と笑いあった。
それでも老犬なりに動けないなりに、それなりに元気な老後だったと思う。
とにかく牛乳が好きな犬だった。
犬に牛乳はあまりよくないというのを知った頃には牛乳が大好きな犬になっていた。
老いてからは犬用の粉ミルクに切り替えていたけれど、それまで我が家の冷蔵庫の牛乳を消費しているのはほぼ犬だった。
煮干しの頭が嫌いだった。
頭だけ器用に残して食べていたので、一時期我が家のリビングには煮干しの頭が転がっていた。
鮎を貰って大喜びしていた。
近所のおじさんに冷凍した小さな鮎をよく貰って、人間より良いものを食べているなと笑った。
さつま芋が好きだった。
人間の食べ物にあまり興味を示さなかったが、焼き芋と干し芋だけは盛んにアピールをして食べていた。
抱っこが嫌いだった。
抱き上げると器用に身をよじり、脱出する様子はうなぎのようだった。
個人主義者だった、と思う。
我が家の人間はそれぞれ好きなことを自分のスペースでやるタイプで、犬もそんな感じだった。
好きにしていて、人間が集まったタイミングで犬も参加してきた。
甘噛が直らなかった。
直さなかった。塩対応の犬だったが、人間が帰宅した時は甘噛で出迎えた。それがうれしかった。
お手とおかわりと両手タッチと待てはできた。伏せはおぼえなかった。
目がよく見えなくなったときは家中の隙間や椅子に挟まって助けを呼んでいた。
夏の暑い日は、縁側の下に潜り込んで寝ていた。
よく額の毛に指を突っ込まれて穴模様を作られていた。
換毛期に顔に謎の模様が浮き上がることがあった。
はっきり模様が出たときは、近所の住民にこどものイタズラでペンで書いたものだと思われていたらしい。
キツネみたいな顔だった。
たまに顔がまんまるになっていた。
濃茶色の毛並みなのに、背中は焦げたみたいに毛の先端が黒かった。
しっぽの先端も黒かった。
額と耳の、濃茶色の短い毛がいちばんやわらかくてふわふわの毛並みだった。
犬に会うと尻の匂いを嗅ぎに行くのに嗅がれるのは嫌がって飛び退いていた。
犬よりも人間のほうが好きみたいだった。
亀に恐る恐るちょっかいを出し、猫には負けていたがよく猫を探していた。
そういえば散歩中、我が家の犬と同名の犬に会ったのを思い出した。
散歩で遠くまで歩けなくなっても、家の周りのパトロールは入念に行っていた。
近所の仲の良かった犬たちの中では最も長生きをした。
しばらく前に亡くなったボクサー犬の飼い主が、お供えと言っておやつを持ってきてくれた。
今日は犬の思い出を探して、家族みんな写真をグループラインで共有していた。
古いカメラや携帯を引っ張り出してデータをサルベージしては、思い出を語り合った。
家族は、午前のうちに気持ちを整理したようだった。さっぱりと涙を流して、
写真を見て笑い合って、腐敗を遅らせるために保冷剤を添えた犬に声を掛け、やっぱりたまに泣いた。
今、リビングに安置されている犬のそばにいるのではなく、日記を書いているのは、
犬がまだこの家にいるうちに自分の記憶を書き出さないと駄目な気がしたからだ。
犬は明日には灰なって、もうこの家には帰ってこない。
冷たい犬の額を撫でるたび、その事実が脳に布を掛けるような涙になる。
私は犬のいる家が好きだった。
母と父がリビングで寛いでいて、二人の弟はそれぞれの部屋で遊んでいて、たまに降りてきて会話を交わす。
そして犬は定位置か母の近くで寝ていて、起きたときには、チャカチャカとフローリングを爪ではじく軽快な音を響かせる。
この光景が永遠になれと願った。この家族の揃った家が私の永遠だった。
もう犬の魂はこの家を離れて、明日には身体も無くなってしまう。
今朝、犬は母に連れられて雨上がりの空気を吸い、少し地面に触れて、再び母に抱えられた。
そうして自分の足が動くことに気が付いて、母の腕を離れ、軽快に力いっぱい走って、虹の橋を渡っていったのだと夢想する。
自由に走ることができて大喜びだっただろう。遊びに誘うような笑顔で振り向いてくれただろうか。
犬の友達は向こうにいるし、もとよりひとりでいても困らない性格だから心配はいらない。
私も、この別れは限りなく良いかたちだと思っている。
それでも私は、もっとこの家にいてほしかった。ずっといてほしかった。
家族はもう気持ちを整理できたようだった。水をさしたくないので、
この日記を書きながらひとり部屋で泣いている。私の永遠が終わってしまった。
別れたくないのに引き留められる場所にはもういない。いたって私には手段がない。
納得しているのに受け入れがたい。
去らないでほしい。ずっとリビングにいて、家族みんなに呼びかけられていてほしい。
犬が夜鳴きして、私ひとりが起きてきた夜のことを思い出す。
ずっと記憶にある思い出。
あの月を見たときは、犬と会話ができていたような気がしている。
意思の疎通ではなくて、おもいをひとつにするとか、そういう感じの。
もういない。
自分のブログも持っているけれど知人にあれこれ言われたくないので匿名にて失礼します。
■ 健康な人へ
心当たりが一切なくても健康診断は毎年受けるべきだし、付けられるオプションはなるべく全部付けるべき。時間とかお金とか恥ずかしさとか痛みとか、いろいろハードルはあるんだが、健康には代えられない。あ、今はとても元気です。大丈夫。
他の人の体験記を参考に入院準備を進めたので、これも後続の助けになれば幸いです。後続なんていないのが一番なんだけどね。
身バレを防ぐために若干ぼかしたり時期をズラしたりしています。
■ 概要
・開腹して左の卵巣と卵管を摘出した
・入院期間は7日間(月曜入院→日曜退院)。手術は入院2日目(火曜日)の午前中
・パジャマとタオルはレンタルサービスを使ったので持って行かなかった
■ 大まかな流れ
・月曜日:入院。昼食と夕食は普通に食べる。シャワーも浴びる。夕食後は食事禁止。
・火曜日:朝6時以降は水も禁止。午前中に手術を受ける。気付いたら終わってたしベッドから起き上がることも禁止されていた。微熱があったため隔離されてPCR検査を受ける。正直傷口よりPCRの綿棒の方が数倍痛い。あいつは一体なんなんだ。
・水曜日:朝、上半身を起こしてみる。立ってないけど立ちくらみみたいな状態。時間と共に和らぐ。昼から食事再開(重湯)。コロナでもインフルでもないと分かったので昼過ぎには隔離が解除され、自分で歩いて病室へ戻った。その後尿カテーテルを抜いてもらい、蒸しタオルで身体を拭いてパジャマに着替える。
・木曜日:メモによると1日中ハイラルに籠もっていた(ブレワイをプレイしていた)らしい。痛み止めが背中のカテーテルから飲み薬(ロキソニン)に切り替わる。
・金曜日:この日の朝食から普通のメニューに戻る。午前中の回診で諸々の管やテープを取ってもらい、シャワーが解禁される。
・土曜日:またハイラルにいる。こいつハイラルに居座りすぎではないか? 傷口(というより上に貼られたテープ)がかゆくて看護師に訴えるが「カサブタなので我慢するしかない」と言われて絶望する。それでも諦めず主治医の先生に訴えたらかゆみ止めの塗り薬を処方してもらえた。効き目が薄くてさらに絶望した。かゆみとの戦いは退院後も1週間ほど続いた。
看護師さんからも主治医の先生からも「珍しいくらい順調に回復している」と言われたので、普通はもう少しゆっくり良くなっていくのかもしれない。
■ 持って行ってよかった
今回のMVP。Switchとスマホの命をつないでくれた。ベッドの頭の方の壁にコンセントはあったものの、スマホの充電ケーブルが短くてギリギリ枕元までしか届かない。ベッドを起こしたらもう無理。延長コードがなかったら電源の取り回しに苦労したと思う。退院したら自宅の古いものと交換するつもりで買ったので、入院生活だけを考えるなら1.5~2mで大丈夫そう。
・小さめの紙袋
ベッドサイドに置いて細々したものをまとめる用。高さ15cm×横15cm×奥行き5cmくらい。化粧品買うともらえるような、しっかりした作りのものがおすすめ。折り畳めるから入退院時にじゃまにならない。ある程度高さがあるとペンを挟んでおけるので便利。
入院した後も書類は増える。一度目を通せばいいもの(処方薬や麻酔の説明書きなど)と、繰り返し取り出す必要があるもの(食事や飲水量の記録表など)を分けるために最低でも2つほしい。
・メモ帳
気になるから後で看護師さん来た時に聞いてみよう→忘れる、のループから脱却したい時に使う。気になることは際限なく増えるから覚えておくのは無理。別にスマホでも構わないがフリーハンドで好きに書ける紙の方が便利だった。
髪が長い人向け。手術後しばらくはお風呂に入れず髪も洗えないため、次第にベタベタテカテカして気になってくる。そういう時にさっと留めてとりあえず遠ざけておくと気持ちが楽になる。ヘアゴムでもいいんだけど、バナナクリップの方が圧倒的に手軽。
石鹸やシャンプーや歯ブラシなど濡れたものを雑に突っ込んで、サイドチェストの手すりにくくりつけて干した。ベッドサイドが広く使えるしすぐ乾くし、地味に便利だった。メッシュ生地に限らず巾着は「くくりつける」という選択肢が生まれるからポーチよりおすすめできる。
説明不要。これを書いている今もまだプレイしている。ティアキンに移るタイミングを見失っている。手術直後はただ草原を走り回って採集活動に勤しめばいいし、回復してきたら弱そうな敵や簡単そうな祠に向かえばいいし、病状に合わせてプレイスタイルを変えられるのも良かった。
■ あればよかったなぁと思う
・充電ケーブルの先を保持できる仕組み
延長コードを使うと発生するデメリット。ちょくちょく充電ケーブルの先が床に落ちるし行方不明になりやすい。クリップ的なもので留めておきたかった。
入院して初めて、自分は白米が単体で食べられないらしいと知った。おかずも山程あるんだけどそれ以上に白米が多くて苦労した。残すのも忍びないから毎食フードファイト状態。ふりかけでもごま塩でも、とにかく白米に味がつけられるアイテムがほしかった。
・マスク置き場
感染症予防の観点から、ベッドにいる時もなるべくマスクをつけておくよう求められていた。そうは言っても寝る時はさすがに外したいし、食事時はもちろん外す。そういう時にちょっと置いておける場所がほしかった。
出歩く時、スマホはパジャマのポケットに入れていたが、ふとした拍子に落ちるんじゃないかと不安になった。背中の痛み止めが繋がっている時は痛み止めを入れる巾着(紐が長く斜めがけにできるもの)にスマホも押し込んでいた。看護師さんにはちょっと笑われた。でもあのスタイル超便利だったな……ロッカーの鍵も入れてたし……。痛み止め取れた後も巾着は残してほしかった。
・クリップボード
入院中は毎日「ごはんをどのくらい食べたか」「水はどのくらい飲んだか」「お手洗いに何度行ったか」を記録する必要があった。用紙はクリアファイルに入れておいたんだけど、書く度に出してしまってを繰り返すのはちょっと面倒だった。
シャワー解禁があと半日遅れていたら、なんとしてでも髪を洗おうとしたと思う。髪、想像以上にベタつくし重くなる。
■ なくても別に困らなかった
・ハンガー
備え付けのハンガーで十分事足りた。
巾着のところで書いた通り、洗ったものは巾着に入れてくくりつけて干したので「何かを引っ掛けたい」と思う場面がなかった。
・ウェットティッシュ・汗拭きシート
病室には手洗い場が備え付けられていたし、看護師さんが毎日蒸しタオルを持ってきてくれたので使う機会がほとんど訪れなかった。
起き上がらずに水を飲めるから便利という体験記を読んで買っていったが開封もしなかった。起き上がれない時は水も禁止されてたし、飲めるようになる頃には問題なく起き上がれた。これが一番の想定外かなぁ。
・スーツケース用の鍵
事前の説明では「鍵をかけられる小さな引き出しがある」としか言われなかったので、引き出しに入り切らないが盗まれたら困るものを管理する目的で持っていった。しかし引き出しは十分に大きかった(Switchをケースに入れた状態でしまっておけた)し、引き出しの他にも高さ1m×横20cm×奥行き50cmほどの鍵付きの棚があったため使う必要がなかった。
こんな感じです。参考になるといいなぁ。ともかくみんな健診には行こうね。
途中で夕飯を買って家に着いたらまずシャワーを浴びる。
えっちの後シャワーを浴びて洗濯をしたら散歩がてらご飯を買いに行く。
ご飯を食べて映画みたりゲームしたらまたベッドでイチャイチャ。
えっちの後お昼寝して起きたらお腹が空くのでご飯を食べに行く。
日曜日はどこか出かける時もあるけど大体前の日寝るのが遅くてお互い起きれない。
うすた京介と空知英秋と誕生日が一緒だ。僕と同じ誕生日の人って、変な人ばっかだなぁ……と毎年思う。
あ、そういえば、数年前に職場の若い女子から聞いた話によれば、何かアニメキャラの誕生日も5月25日だそうで、そのキャラが彼女の推しだった。ちなみにトリコではない。なんかもっとこう、ゲーム原作のキラキラしたやつだったと思う。
「今日だけど?」
「よりにもよって今日!? 私の推しと同日だんて! 増田さんの癖に、呪わしい!!」
「誕生日」というワードを枕に話を推し語りの方向性に拡げようとしていた彼女は、たいそう怒った。誕生日を恙無く過ごす事に命を懸けている僕は、家に帰ってちょっと泣いた。僕は生まれて来てはいけなかったのか?
かつて、僕の誕生日には嫌な事が起こりがちだったのだが(階段から落ちたりとか)、ここ数年は特に何事もなく平和に過ぎていった。前述の、職場の後輩に理不尽に罵られたのが最後だった。
今年は……出勤する30分前にパートナーが何故か僕の車で買い物に出かけてしまう……しかも僕の運転免許証が入っているキーケースまで持って行っちゃって……という事案が発生したが、パートナーは15分で帰って来たので、事なきを得た。
油断していた。
仕事から帰ったらパートナーが暗い顔をしていた。パートナーの弟が脳出血で倒れたという。かなり重症らしく、手術をしたものの、最悪一生寝たきりかもしれないそうだ。医者がそう言った。
なんて僕の言葉が慰めになるはずもなく。パートナーにとっては、可愛い弟なのだ。父親を亡くしてからは頼り合える唯一の血縁者でもある(母親と妹も健在だが、彼ら兄弟にとっては、頼る相手というより、守らなければならない相手であるらしい)。まだ44歳で、こんな事になるには若すぎる。
パートナーにとっては、僕の誕生日が最悪の日になってしまった。昨日は互いに仕事だったので、土曜日になんか美味いものでも食べに行こうかと話していたのだが、お互いそんなテンションではなくなった。
オレは男で最近子どもが生まれたけど、自分がもしこの状況になったとして、夫としてどうしたらいいんだろうと考え込んでしまうわ。
もちろんネトフリを見るくらいなら子の面倒を見るようがんばるとして。
だってオレの勤務先は男で育休なんて無理だし、無理して人事と交渉なんてしたらどんな報復をされるか分からん。普通にクビとか左遷とかやってる会社だからね。。
ましてやプロジェクトの状況を無視して家庭の都合で残業を断るとかしたら、責任感がないということで確実にリーダー職からは降格させられると思う。
リーダー職から降格させられたら当然減給、最悪だとクビだし、家族のことを考えたらリスクが大きすぎる。
というか、今ここで自分が働けなくなったら家族はどうなるんだって責任の重さを感じてすごく不安。少しでも安定して多くのお金を稼げるようにがんばってるくらいだ。
会社は子どもが生まれたんだから頑張らなきゃなって激励?のつもりかどんどん仕事を振ってくるし、新しい仕事を覚えるので精一杯で頭がパンク状態だ。
この状況でさらに妻から家事育児をやらないって責められても、どうすればいいんだ。
平日は帰ってこれるのはだいたい23時くらい。
休日はせめて土曜日は体を休めないと本当に会社に行けないくらい体調が悪くなるんだ。
疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。ある土曜日、気のおけない友人と一緒にランチを楽しんでいると、彼女と同じ部署の男性の話になった。ねえ。彼女があまりにも浮いた話をしないものだから、どうかわたしの愚痴をお聞きになってください。
なんでも友人がね、その同じ部署の彼を、ある日カフェで見かけたんだけど。その時、彼が店員の女の子に話しかけてたんだって。髪の感じが変わった? って彼が女の子に聞くと、「その子が、はい変わりました」って元気に答えるの。すると彼は、似合ってるねと褒めたんだって。
その女の子、飛び上がるようにして、「ありがとうございます!」って声を上げたらしいんです。同僚に言わせると、それが気持ち悪かったみたい。いい大人が、あんなに若い女の子に声をかけて。それが気味悪いんだって。そう言ってました。
わたしは、それは個人が決めることじゃないですか。ほかの人が干渉すべきことなんですか? そんなことを言ったと思います。友人は何も言わない。次の話題にどうぞ、といったところ。
仕事の帰り道、わたしはコンビニに寄ります。お気に入りのサンドイッチと無味の炭酸水を手に取って並んでいたら、前にいる男の人の番がきた。そのレジには、ちいさくって可愛らしい女子店員さんがいた。くりくりとした目で、どこかおぼつかない感じで。この子を見たことはなかった。
そしたら、その男の人が、こんばんはって挨拶をしたの。その子に。それで、その子も「こんばんは」って、不安そうに挨拶を返してた。すると、彼がまた言うのです。もう慣れた?って。
「まだ全然です」とその子が返すと、すぐに慣れるよ、頑張ってね、だって。「ハイ」とだけ返してその子は、彼の商品のバーコードを機械で読み取っていた。
気持ちが悪い、と言った友人の気持ちが少しだけわかったかもしれない。男の人って、女の子と話すのが好きなんだと思う。お喋りしたいとか、デートしたいとか、セックスしたいとか、そういうのじゃなくて、もっと格別な何か別の感情があるんだと思います。
それでまた、気のおけない友人と会う機会があったので、聞いてみた。女子店員に話しかける男性をどう思う、ということを。
マキノさん、と彼女は言った。まともに生きてきた人間はね、自分よりもはるかに年下の子とか、話しかけなくてもいい人と雑談をしたりしないの、ときっぱり言った。
そう。そうかもねと感じて、あの同僚の人はどうなったんですかと問うてみる。友人は、知らない、興味もないし見ていたくもないと澄ました顔で。
かくいうわたしも、まだ専門学生の頃、スーパーマーケットでレジ打ちをしていたことがある。そこで常連の男性に声をかけられた。天気の話から始まって、専門の学科を聞いてきて、応援してるとか、頑張ってとか、いろいろ言われたかなあ。
声を聴いていて、「優しそう」と感じた記憶はあるけど、それだけ。いつもわたしのレジに来て、そうとうに短い時間のなかで、とりとめのない話をする。ただ、それだけ。
そんなわたしの話を聞いて、気のおけない友人はまた言うのです。そんなのはね、女の子と話したいから話してるだけなんだって。男の人はね、保険がほしいんだって。自分が誰かに好かれているという保険が。とくに「女の子に好かれてる」という保険がほしくてたまらない。
それがあれば、男の人は辛い時でもがまんできるんだって。それがないと、辛い時に心がぽっきりと折れて、二度と元に戻らないんだって。
だから、男の人はみんな、彼女がいてもいなくても、結婚しててもしてなくても、女の人に好かれる努力をやめない。モテる努力という費用を支払って、女の子にモテたことのある過去の自分、という保険を買ってる。
そんなことをされて、女の人はいい迷惑なんだって。気のおけない友人は言ってました。
自分のことを言われているようで心が苦しい。わたしも誰かに好かれていたい、と何となく思うことはある。嫌われてると思うと少し残念な気持ちになるし、でもその人の「嫌い」という感情を大事にしないといけないとも感じる。でも、やっぱりちょっと嫌だな。
それはエゴなのかもしれないって。結局、自分のことが一番大事だから、人に嫌われるのがいやなんだよね。相手のことよりも、自分のことを考えてるんだよね。
誰かに話しかけるのは、その人の自由だよ。それにどう返すかも相手の自由。その人が決めるの。いえ、その人達が決めることです。
誰かが誰かと話をするのがおかしいって、それって、それって、差別なんじゃない? とわたしは気のおけない友人に話してみたのです。空気を読めずに。いや違う。むしろ読んでる。
あのね、マキノさん。と友人は言った。人間って、相手の気持ちを想像することが大事なんじゃない? いい年をした大人が、話しかけられた相手の子の気持ちを想像できないって、それは変じゃないですか。そういう人って、親の気持ちもわからないし、友達の気持ちもわからないんじゃないですか。だから、自分よりもはるかに年下の子に話しかけるんじゃないですか。
ねえ、マキノさんはどう思いますか? これはそのまま「常識」の問題じゃないですか? 社会に共通している考え方を、その人たちは持ってますか?
とまあ、そんなことが先日ありました。
他人を想像するのって難しいね、とわたしは最後に答えた。その男の人達の行動はただしいのでしょうか。でも、社会に生きる多くの人が間違いだって認めたら、やっぱりだめなんだろうなあ。
あの時の、コンビニの女子店員さんが頭の奥に浮かんだ。今度、わたしも話しかけてみようかな。あの男の人の気持ちと、できれば、あの女の子の気持ちがわかるのかもしれない。期待がいっしょに浮かんだ。
弟はかわいい。兄も弟も弟でかかわいすぎる。子どものころ、かわいがってくれていた親戚の一人が弟を殺した。物心がついたとたんに、いつも弟をおちょくり回して、叱ってばかりいた。あるとき、「将来、人がいなくなるような会社はイヤだ」と言った。私が、「あのひとは別に何もしないくせに」と言ったように、弟は、じつは「なにも期待をしてない」。いわゆる「なめられている」
<以上、AnondAiで生成。一行目が指定文>
イルカが可愛かったので同じ指定文でbingにも書かせてみた。途中で終わるのなんとかして欲しいよねw どっちもがんばれー。
<以下、bingAIで生成。一行目、同様>
こんにちは、皆さん!今日は、私が最近見た面白いネタについてブログを書きたいと思います。どうやら、私の周りの人たちはみんなネタに走っているようで、笑わせてくれますww
まず、先日、私の友達の田中くんが、彼女とのデートで大失敗したという話を聞きました。彼は、彼女にサプライズをしようと思って、レストランの予約をしたんです。でも、そのレストランは、彼女が大嫌いなフランス料理の店だったんですよ!彼女は、フランス料理が苦手で、チーズやバターの匂いにも耐えられないそうなんです。彼は、それを知らなかったらしくて、彼女を連れて行ったら、彼女は顔色が悪くなってしまいました。レストランに入る前に、彼女は「ごめんなさい、私、ここ無理」と言って、その場を去ってしまったそうです。田中くんは、ポカンとしてしまって、何が起こったのか分からなかったそうです。後で、彼女から電話がかかってきて、事情を説明されたときには、もう遅かったそうです。彼女は「こんなことするなんて信じられない」と言って別れを告げたそうです。田中くんは、「俺は悪くないよね?サプライズだったんだよ?」と言ってましたが、私は「それはちょっと無神経だったよ」と言ってやりました。田中くんは、「でもさぁ、フランス料理っておしゃれじゃん?ロマンチックじゃん?」と言ってましたが、私は「それは人によるよ」と言ってやりました。田中くんは、「じゃあさぁ、お前の好きな料理は何だよ?」と聞いてきましたが、私は「それは関係ないよ」と言ってやりました。田中くんは、「もう分からないよ」と言ってましたが、私は「分からなくていいよ」と言ってやりました。田中くんは、「もう俺に構わないでくれ」と言ってましたが、私は「構わないよ」と言ってやりました。田中くんは、「じゃあさようなら」と言って切りましたが、私は「さようなら」と言ってやりました。田中くんの話を聞いて、私は爆笑しましたww
次に、先週の土曜日に起こった出来事です。私の家族と一緒に買い物に行ったんですが、そのときに見た光景が信じられませんでした。私たちが車で走っているときに、道路の真ん中に一匹の犬が立っていました。その犬は何をしているのかと思ったら、服を着ていました!しかもその服は人間用の服でした!犬用の服ではありませんでした!その犬はジャケットとズボンと帽子を着ていて、まるで人間みた