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2018-10-23

増田プログラマー養成講座 その10 OOP参考書

前回はオブジェクト指向プログラミングOOP)の使いどころを学ぶために、MVCフレームワークを使ってみました。(ほんの触りだけ)

今回はOOP理解を助けるための参考書を探してみましょう。

 

OOP参考書

OOPに関する有名な本はたくさんありますAmazonレビュー評価が高い本は、定番の本が多いです。

だけど分厚い本は、ある程度プログラミングに慣れてから読んでみないと、最初意味チンプンカンプンだと思います

最初意味が分からなくても)なるべく早い時期に1回は読んでみた方が良いと思う本をピックアップしてみます

 

オブジェクト指向でなぜつくるのか 第2版

この本は、OOP概要、基礎知識コンパクトにまとめられています

今の自分知識の過不足をチェックできます

この本を1つの目安にして、今後の学習指針を立ててみて下さい。

 

プリンシプル オブ プログラミング 3年目までに身につけたい 一生役立つ101の原理原則

https://www.shuwasystem.co.jp/products/7980html/4614.html

この本は、OOPも含むプログラム設計ノウハウ原則をまとめて紹介しています

カタログ的に、各テーマを広く浅く紹介してるだけなので、詳しい内容は個別に掘り下げる必要がありますが、それでも概要を知る上では役立ちます

今すぐ理解できなくても、「あー、そういえば、そういう話もあったな」と後で思い出せる程度に眺めておくだけでも十分だと思います

(第3章にある「UNIX哲学」は、初心者にとってプログラミングの良い指針になると思います。)

 

オブジェクト指向設計実践ガイド ~Rubyでわかる 進化しつづける柔軟なアプリケーションの育て方

https://gihyo.jp/book/2016/978-4-7741-8361-9

この本は、上記2冊の内容を具体的な事例で説明しているような本です。

OOP解説本をいろいろ読んでみると、

などといった用語に出くわすと思います

これらの内容はそれぞれが1冊の本になるほどボリュームの多い内容ですが、本書ではそれらのエッセンスをうまくまとめていると思います

サンプルコードRuby説明されていますが、何らかのOOP言語を使ったことがあれば、Ruby文法を知らなくても、だいたい意味は分かると思います

 

プログラミング入門書を数冊読んだ程度の段階では、上記の本を読んでもいまいちピンと来なくて、意味理解できないと思われます

しかし、将来自分がぶち当たるであろう壁、課題を先取りしているつもりになって、「こんなことも考慮してるんだな!」と雰囲気だけでもつかんでもらえればいいんじゃないかと思います

 

プログラミングって難しいイメージがありますけど、習うより慣れろの精神で、とりあえず適当に触ってみるのがいいと思います

 

その他

PHPを使って、OOP基本的な仕組みを説明をしたので、PHP入門書を挙げるなら、とりあえずこの1冊。

自分にとっては分かりやす説明だと思うのですが、類書はたくさんあるので、実際に本屋で確かめてみましょう。

 

Java入門書文法の基礎を学んだら、次に読んでみたい本。

デザインパターン」という知識があると、他人が書いたプログラムを読むときに役立つと思います

(なんでこういう書き方をしてるんだろ?とか、定番の書き方=パターンがいくつかあるので。)

 

グチャグチャな汚いコードを綺麗にスッキリさせるノウハウがあります

リファクタリングに関する知識を学ぶと、プログラムの書き方が改善されて、後で自分メンテナンスするときに苦労が減ります

 

今の段階では、パッと思いついた本はこんなかんじだけど、他にも良い本はいっぱいあります

自分が分かりやすいと思う説明方法と、他人が分かりやすいと思う説明方法は、必ずしも一致してない場合が多々あります

図書館本屋で、実際に本の内容を確かめてみて、自分にとって一番分かりやすいと思える説明の本を探してみてください。

 

本のコストパフォーマンス

リファレンス文法辞書など)は、読む頻度が多ければ、買って損はしない=元は取れると思うので、自分への投資だと思って、必要な本は買うようにしましょう。

プログラミング専門学校かに行ったら、学費が何十万円もしますね?それを思えば本なら安いものです。)

 

プログラミング学習曲線

プログラミングに限らず、他の勉強でも同じだと思いますが、最初は知らないことの連続ですね?

プログラムサンプルコードを見ても、意味が分からなくて、中身が不明な「ブラックボックス」に見えると思います

でも、いったん意味が分かるようになると、霧が晴れたように、急激に視界が開けてきます

学習曲線で言えば、滑らかな右肩上がり(/)ではなく、ある時グイッと変わる階段状(_l ̄)の変化に近いと思います

なので、最初は分からないことが多く感じても、それが当たり前なので、あまり気にする必要はないです。

理解を早める補助として、上記のような参考書活用されてみて下さい。

 

まとめ

今回までで、手続言語構造プログラミングオブジェクト指向プログラミング)の基本を知りました。

次回は、問合型言語SQL)を学び、データベースを使いましょう。

 


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anond:20181023184616 増田プログラマー養成講座 その10 OOP参考書

2018-10-22

GitHubインシデントレポートが大変参考になる話。

10月21日世界標準時)、日本ではちょうど午前8時頃にGitHubで大規模障害が起きた。この増田を書いている最中もまだ復旧作業中のようだ。

それはいいとして、IT技術者以外にも見てもらいたい文章がある。

October 21 Incident Report | The GitHub Blog

GitHubが出したインシデントレポート日本でいう『障害報告書』)なのだが、まず日本ではありえないぐらい短文である

日本企業でこんな短文の障害報告書なんて提出したら間違いなく上から吊し上げを喰らう。ましてや公開するとなったら『顧客馬鹿にしているのか!』と怒鳴られるのが必至。下手すりゃクビである

そんな与太話は10mぐらい放り投げて、まずは気になった部分をピックアップしていきたい。

冒頭から謝罪文が入っていない。

日本会社で大規模障害が起き、障害報告書をネットなどに上げる際にまず冒頭に入っているのが『謝罪文』。

例文として「弊社のシステムトラブルにより、多数のお客様にご迷惑をおかけ致しました事をお詫び申し上げます。」などが挙げられる。

GitHub世界中で使われているWebサービスであり、お金を払ってまで利用しているユーザーも多々存在する。(私もその一人である

当然ながら日本以外でも海外企業含め多数の利用者存在し、実際に損害を受けたところもあるだろう。

ただ、このインシデントレポートでは『冒頭から世界標準時基準で何日何時何分ごろにどういう理由で大規模障害が起きたかを書かれている。あえて翻訳するならこんな感じになるだろう。

10月21日(日) 午後10時52分(UTC) ごろ、GitHub上で展開されている複数サービス間でネットワーク障害が起こり、それと連鎖してデータベース障害が引き起こされ、正しくないデータが表示されました。

細心の注意を払いつつWebhookイベントや内部処理システム一時的に停止するなどを行い、データ整合性を保つ措置を行いました。

前文でも書いた通り、GitHubは超巨大なWebサービスであり世界中顧客を持っている存在であるいくら親会社マイクロなんとかであろうと関係がない。

しかし、このインシデントレポートでは冒頭で一切謝罪もせず淡々システム障害に対してどういう風な措置を取ったかという事を簡単に纏められている。

顧客が知りたいのは『謝罪文』ではなく『システム障害に対してどのような措置を行ったかである。その点でノイズとなる『謝罪文』を省く事により『顧客が本当に知りたかった情報』へと素早くたどり着ける。

空行を挟んで次にある文章も大変素晴らしい。

当社のサービスが開発フローに対してどれほど重要であるかを認識しており、完全復旧までの予定を確立するために積極的に取り組んでいます。この情報が利用可能になるとすぐお客様と共有します。

この間、GitHub.comで表示される古いデータが表示されましたが、保存されているデータ自体は失われませんでした。サービスの復旧が終わると、すべて正常に戻ります

さらに、このインシデントMySQLデータベースに格納されている課題やプルリクエストなどのWebサイトメタデータにのみ影響を与えました。 Gitリポジトリデータ自体に影響はありません。

具体的に何のデータが失われしまい、何のデータは影響を受けなかったのかをこれまた簡潔に書かれている。下手な謝罪などではなく、素早く顧客との情報共有を行う事も書き記されている。

個人的には、自社サービスがどれほど多くの人に利用されているか分かっているからこそ書ける文章であると考えている。問題曖昧にせず、すべてをさらけ出す事により築き上げた信用の破壊を最小限に抑えられている。

もちろん今回のような大規模インシデントは勘弁してほしいが、こういう問題天災レベルで必ず発生するものであり、事故が起きた場合にどのような企業対応を取ればいいか大変参考になった。

蛇足

炎上商法っぽいのでリンクは貼りたくなかったが、以下のツイートが気になったので引用しておく。

コミュ障エンジニア」の他の特徴として、Slackやプルリク等での文章のやりとりにおいて「断定形/詰問形/命令形が非常に多い」というのがありまして、「違います/~しまたか/~してください」みたいな、ビジネスマナー理解できてない稚拙言葉遣いをしてしまう傾向が見受けられますねw(^.^;)

https://twitter.com/poly_soft/status/1053466632561905664

…この人の理論で考えるとGitHubシステムエンジニアは全員コミュ障であり、ビジネスマナーも考えないロクでなしと言うことなのだろうか。私には理解できない。

2018-10-20

私は行き詰っている

私は今、専門家として行き詰っている。

私のパフォーマンスはあまり高くない。

それを改善する必要性を感じている。いくつかの試みはしものの、大幅な改善がされているとは言いづらい。

私は課題に直面した際に、それを分析し、解決策を案出し、実行するというプロセスのなかで、アセスメントをする力に乏しい。

少し表現を変えるのであれば、私が課題のあり様を捉える時に私は「よくわからない」と感じるし、問題機序を把握した上で解決策を案出している訳ではない。

これまでの経験比較的上手くいった方法を、そのままくり返しているに過ぎない。

そして、自分の成果を公の場で発表していない。

それを改善しなければ、今の自分状態ブレークスルーすることはできないだろう。

アセスメントをする」ということを、より細かな行動に分けることが必要だ。

それを実行する頻度を高めることが必要だ。

アセスメントの誤差を捉え、修正する行動が必要だ。

anond:20181019200452

受け入れがたいとか抵抗があるとかではなく、問題レイヤーが違うと思う。

そもそも人間感情がある生き物で、感情論を法に持ち込むなという話ならわかる。

しかしか論法共感万能薬じゃないってなに?

タイトルマイルドにしてあるけど、中身みれば序盤の論調権威と紐付けたあと畳み掛けるように共感や同情=悪という印象を植え付けてきてるように見える。

人々がそれぞれお気持ちを待つ=だれかが権利享受できない

という図式は成り立たないというのに、まるで二律背反関係であるかのように煽ってる。

この世から憎悪を取りのぞくために誰もに権利を=共感危険です。はぁ?

そもそも大前提不完全な人間を不完全な人間が裁くために生まれたのが法なわけで、その2つは対立関係であるけがない。

あれは問題提起ですらない。意味不明なさい疑心で満ちてる。

しか司法レベルの話になると民意世論被害者感情バイアスがかかったり情状酌量なんて言葉があったりするくらいだから未熟さは感じるけど…だからこそブラッシュアップは必要。それは何においてもそうで、権利に関することばかりではない普遍的課題しかない

繰り返しになるが、法において同情や共感感情論は不要という話ならわかるよ。

でもこの世においてまるで共感や同情は悪であると言わんばかりの思想には寒気がするよ。

邪推であることを祈る。

はてなポジティブ意見が多いのは、共感能力に乏しい人間がここには多いから、ああい記事から許されている感覚癒しを得て喜んでるだけでしょ。

とにかく、

世に渦巻く憎悪を解消するために

人々がもつ権利平等行使することを推奨していくにあたって

人々の共感という心の働きについて警鐘を鳴らす

がどう繋がるのかわからないし、共感を警戒することによってこの問題がどのように提起されるのかわけわかめ

2018-10-19

横山由季子「ブロックバスター展は善か、悪か」を批判する

 美術手帖で連載中の「シリーズ:これから美術館を考える」の第6回、横山由季子(金沢21世紀美術館学芸員)による「シリーズ:これからの美術館を考える(6) ブロックバスター展は善か、悪か|MAGAZINE | 美術手帖」。一読して何が言いたいのか理解し難かったが、それもそのはず、書いている本人が考えがまとまらないと言っているのだった。

まとまらない考え、逡巡をそのまま書いてしまいましたが、現状を共有することで、今後の共催展、ブロックバスター展について考えるきっかけになれば幸いです。

https://twitter.com/blanche1002/status/1051094298815430659

 「考えまとめてから話せ、バカ」で済む話ではあるけど、一部好意的に受け止められている様子もあり、少しこだわってみたい。

 まず、かなり気に食わないことの一つに、ブロックバスター展について「善か、悪か」と問うている点がある。「善悪」というのは倫理道徳的価値判断であり、展覧会評価をするにあたってはなじまない言葉である。「是非」でよかったはずだ。にもかかわらず、横山は敢えて「善悪」という強い言葉を用いた。その理由は推測することも可能だが、不要から止めておく。ただ、私自身は「善か、悪か」という問いに答える気にはならないし、また応じて「ブロックバスター展は悪だ」と言っている人がいたら異様だと思う。些末な問題ではある。しかし、筆者の立ち位置や考え方が無意識に出ているように見受けられる所、注意を要する点である

 次。筆者はタイトルで「ブロックバスター展は」と議論対象提示する。そして文中で「ブロックバスター展」の定義を明確に行う。ここまではまったく素晴らしい。だが、なぜか横山は文中でブロックバスター展以外についても語り出してしまう。こんなわずか短い文章にもかかわらず、その対象を固定することすらできない。大丈夫なのか、この人?

 実際に対象になっているのはブロックバスター展と共催展である。前者も後者の一部だが、このうち60~70万人ほどを動員したものを指すと定義している。もちろんそれ以上動員した場合も含まれるのだろう。また、共催展以外でこの規模の動員は不可能と考えられる。すなわち、60万人以上の動員を記録した展覧会ブロックバスター展だと言っていい。明確だ。

共催展のなかでも、とりわけ規模が大きく大量動員が見込まれものは「ブロックバスター展」と呼ばれる。ブロックバスター展の基準について100万人以上の動員としている記述もあるが、近年ではさすがにそこまでの来場者を集めた例はないので、ここでは60〜70万人規模の展覧会ととらえることにしたい。広報会議メディア担当者と話していても、60万人あたりがひとつ分水嶺になっているような感覚がある。

 共催展一般共通するものであるならば、わざわざ分ける必要はない。だが、60万を越える規模になると、単に量の違いではなく、質の差が出るようだ。「60万人あたりがひとつ分水嶺になっているような感覚」というのはそういうことだろう。ならば、「ブロックバスター展」と呼び分けることに意味が出るわけだ。

 しかし、結局筆者が俎上に乗せるのは共催展一般であって、ブロックバスター特有問題についての指摘はわずしかない。筆者は読者にブロックバスター展のみに絞って考えて欲しいのか、それを含めた共催展一般について考えて欲しいのか不明である。というよりも、筆者自身の中で、その程度のことすら整理できていないのではないかと思われる。

 そんな筆者横山が共催展やブロックバスター展の「現状」についてどのように認識しているか批判的に捉えているか文章引用しつつ細かく見ていこう。

ブロックバスター展はその華やかな話題性によって、普段美術館に足を運ばないような人が展覧会を訪れるきっかけをつくり、美術裾野を広げているという側面もある。そのいっぽうで、やはり集客のために打ち出される広報の数々は「イベント」としての側面を強調するものであり、一過性の消費で終わってしまうのではないかという危惧がつきまとう。

 一過性の消費の何が悪いのかさっぱり分からん人生は短い割に、世界はあまりにも豊かだ。誰しもが、美術とがっぷり四つに組んでいる暇があるわけではない。すべてのことに入れ込むことはできないわけだ。学芸員成るほど美術真剣に取り組んでる横山も、例えば音楽とか、芝居とか、映画とか、ほかのジャンルに関しては一過性の消費で済ませていたりするわけでしょ? 美術に対してそういう態度をとる人たちを批判する権利なんかないわな。

そして現場学芸員は、採算性と学術性を両立させるという大きな矛盾に直面することになる。

 ブロックバスター展やそれに準ずる共催展に足を運ぶ人の多くは、作品を見に来ているのね。有名作に心踊り、傑作に胸を打たれに来てる。学術性とか、正直無くても構わないとすら思っている。

最近ではメディア側も展覧会事業にこれまでになく採算性を求める傾向にあり、10万人を動員する小規模の企画を年に何本も実施するよりも、大量動員が見込めるブロックバスター展を1本開いたほうが、労力的にも資金的にも報われるという事情もあるだろう。

 共催展の数を減らして、ブロックバスター展に集約していると読めるけど、事実なのか?

あくまでも組織としては採算性が優先されることになる

 当たり前なのでは。

ここで、そこまでの費用をかけてまで、海外作品を借りてくる必要があるのかという問いが生じるだろう。国内美術館にも豊かなコレクションがあり、それだけでも十分に展覧会は成り立つ。実際に、近年では国内の所蔵品を中心に見ごたえのある展覧会が多く企画されている。

 ブロックバスター展や美術館展など、学術性の低い展覧会批判する人って、だいたい欧米によく行っていて、そこで十分に作品を見ている人なんだよね。だから、そういった展覧会が名作や有名作を持ってきているということ自体意味を見いだせないわけだ。でも例えば、今後10年間、海外所蔵の作品を見ることを一切禁じるって言われたら、我慢できるの? できないでしょ。できないなら「国内美術館にも豊かなコレクションがあり」とか言って欲しくないよね。子供仕事で忙しい人、貧乏人、障害者、老人。誰しもが気軽に海外に行けるわけではない。そういうところにブロックバスター展の意味の一つがあると思うんだよな。弱者に優しいという点を鑑みれば、筆者の問いかけに「ブロックバスター展は善である」と答えることも可能かもしれない。

共催展の広報において差し迫った課題は、いかにして若者展覧会に足を運んでもらうかということである。とりわけブロックバスター展を支えているのは、バブル期以降の大型展に足を運んできた50代以上の世代であり、メディア側も確実な集客を見込んで、この年齢層に的を絞った広報戦略を立てることが多い。しかしながら、このような目先の集客ばかりを求める広報が続くようであれば、美術館展覧会未来はそう長くはないであろう。

 若者じゃないから分からないけど、どっちかというとやはりブロックバスター展の方が若者リーチしていて、それより規模の小さい共催展に問題がある気がするけどなあ。今なら例えばフェルメール展とルーベンス展。

近代美術の延長線上に現代美術位置づけ、両者を結びつける作業は、やはり美術館が担うべきものである。そして、村上隆草間彌生などの知名度と人気を誇るごく一部の作家を除いて、メディア現代美術展に出資することは考えにくい。美術館が主導して近代美術現代美術をつなぐ展覧会企画したり、現代美術一般へと浸透させる持続的なプログラムを行うための体制づくりや予算が求められる。

 これはブロックバスター展や共催展の問題じゃないよね。美術館学芸員が怠けていたからこういう状況になったんじゃないの? 「国内美術館にも豊かなコレクションがあり、それだけでも十分に展覧会は成り立つ」んでしょ。美術館主催粛々とやってればいいのでは。

数十万人の来場者を想定したブロックバスター展の場合、あまり大胆な切り口を提示することは難しく、個展であれば年代主題ごとに画業をたどるようなオーソドックス構成となりがちだ。先行研究調査をふまえた新たな視点を、カタログ論文作品解説のなかで示すことはできても、展覧会構成全体に反映するにはいくつものハードルがある。とりわけオルセー美術館ルーヴル美術館からまとめて作品を借りる場合は、これらの美術館学芸員が監修を務めることが多く、そのことによって企画自由度が低くなるという側面もあるだろう。

 そういう学術性は不要なんだって。単にいい作品を持ってくればいいの。学術性を発揮したいのであれば美術館主催の展示でやればいい。それでは自分能力が十分に生かされないと感じるなら本場の美術館就職してください。あと、日本学芸員よりオルセーやルーヴルの学芸員の方が信用できるから、その場合は口出さなくていいよ。

オルセー美術館には各所蔵作家の膨大な資料が集められており(ルノワールだけでざっと50箱以上はあり、フランス語だけでなく、英語イタリア語ドイツ語スペイン語、そして日本語や中国語韓国語資料網羅されている)、それを日々リアルタイム更新していくドキュメンタリストたちがいる。学芸員は彼らの協力を得て調査研究に勤しみ、その成果が展覧会に反映される。この蓄積こそが、オルセー美術館の、さらには今日における世界的なフランス近代美術の人気の礎なのである。これは一朝一夕に実現されるものではなく、長期的な視点に基づいた、たゆまぬ歴史化の作業の賜物といえよう。

 日本フランス絵画についてオルセーと張り合う必要なんかないよ。自国美術研究環境が貧弱なこと(いろいろ話を聞くに相応の事実だろう)については悲しむべきことだけど、西洋美術基本的に横のものを縦にしてればいい。もちろん立派な研究をなしとげれば敬意を表するが、俺達のブロックバスター展を研究発表の場として利用してくれるな。

 私はブロックバスター展やそれに準ずる規模の共催展を楽しんでいるのだ。それを学芸員風情の浅薄な考えや安っぽい使命感によってぶち壊さないで欲しい。日本に居ながらにして傑作や有名作を鑑賞することができる。これだけでブロックバスター展は素晴らしいものなんだ。ということを学芸員玄人気取りに理解してもらいたいのだが、なかなか難しいのかもしれない。

Googleネット八分にするにはどうしたらいいのか

これは人類に対する課題

Evil企業からインターネットを取り戻すのだ

2018-10-17

日本経済が衰退する理由トップがアホばかりだから

社長仕事ってのは、社員パフォーマンスを最大限に発揮させるお膳立てをすること。

プログラマースキルアップ支援しないIT企業は、ハッキリ言ってトップが能無しなんだよね。(辞めて正解。バカに付き合うのは時間無駄

 

職業プログラマーじゃないアホが「教えないことが伸びるコツ」なんて言ってるようだけど論外だねw

2018.10.5 サイエンスライター 竹内

 

フリースクール校長として、プログラミング教育実践するサイエンスライター竹内薫は、「教えない」ことの重要性を説く――。

プログラミング大切なことは、問題発見し、その解決方法創造する力だ。

これは、暗記式の勉強では絶対に身につかない。

それを身につけるには、子どものうちから自分で考えて自力解決するトレーニングをさせるのがいい。

こういう妄想に取りつかれると、日本経済沈没確定だなw

 

anond:20181016205509

NEC凋落洒落になってないね

anond:20180911165115 NECで何が起きているのか

anond:20180915214027 今後のご活躍を祈念します。

anond:20180924103013 NEC研究提案会議

anond:20181017233425 NEC組織的課題

anond:20180912073056 NEC全盛期を知っている人間からすると、今の凋落ぶりは目を覆うばかりだよ。

必要条件十分条件区別なんて不要因果関係相関関係と疑似相関関係区別不要

4枚カード問題(ウェイソン選択課題)みたいな簡単論理問題ですら日本人過半数以上が間違える

そもそも日本人過半数以上の人が論理的に正しいことすらも判断できないのに、論理的に正しいかどうなんて、どうでもいいんだと思うわ

4枚カード問題(ウェイソン選択課題)

https://sojin.kyoto-math.jp/wason.html

2018-10-16

anond:20181016211918

どうせ大半がbrainf*ck亜種だったり大学コンパイラ演習の課題作りましたみたいなんだろそれ

anond:20181016120506

正しさと他罰意識メンタル課題を抱えている人が混在してどうしようもできないところまでエスカレートするのはどの集団にでも起こりかねない

2018-10-15

anond:20181015162253

私も出ました不眠。なんかこれもステロイド副作用だったみたいです。

私の場合、食欲にはなんとか(無理矢理ねじ伏せて)勝てましたが、ステロイドによる精神神経症状には滅多打ちにされましたよ。今はパキシルからレクサプロに変わって落ち着いてますが……。

体重が増える系の抗うつ薬といえば、鎮静系のリフレックスドグマチール体重が減る系といえばサインバルタあたりでしょうか?

「気分が沈むのは脳内神経伝達物質のせい!」を合言葉に何とか生きてます

大学病院に通院してるので「◯◯疾患 寛解QOL調査」っていう臨床研究にも参加してます

乳がんではないのですが、私の持病も寛解後のQOL低下が課題とされているので、あまり他人事とは思えませんでした。

いろんな人と社交的に暮らすのって大変なんだなぁと思った

今は学生からほとんどガチぼっちでもそこそこ快適に暮らせてるけど

社会人になったらヤバいんだろうなーって思う

授業とか仕事とかで迷惑をかけるのは嫌だから予習復習宿題グループ課題はきっちり行うけど

プライベートでの世間話が全く思いつかないし自分の興味が無いネタ仕入れようとも思わない

たまたまむこうがアニメオタクとかだったら多少は弾むけどそうじゃなかったら何の話もできない

まぁむこうがオタクでもその場しのぎの会話はできるけど深い付き合いにはまずならない

twitterpixivもやってるけど全部ROM専交流は全くしない

リアルでもサークルとかの飲み会に本当に数少ない友達に誘われて参加しても、酒が飲めないから酔っぱらってはしゃいでいる周りを

「はしゃいでるなー」とただ見るだけ

輪に入ってはしゃいだことは一度もない

多分見た目は上の下くらいだし性格も害はないか小学校の時以降は(周りに恵まれたからか)いじめられたことは無い

電柱のような存在として扱ってくれててありがたい

でも社会人になったらそうはいかないんだろうな

特に女だから噂話の広がり方もえぐいんだろうな

数少ない友達からの子学部人間関係愚痴とか噂話を聞くたびにそう思う

あと、その子から「●はこういうはなししても絶対漏らさないから信用できるー♪」と言われるけど

それは決して私の性格が良くて真面目だからという一点のポジティブ理由じゃない

ただ単純に興味がないから一々それをまた人に話そうとか思わない

の子のことは好きだし大切に思ってるから”その子の”友人関係やら恋人関係は覚えてるけどそれ以外は忘れてしま

あとまた人に伝えられるほどそんな話を気軽にできる友人なんていない

人の噂話を聞く時間や他のグループで誰がどういう立ち位置にいるのかとか誰と誰が付き合ってるっぽいかを観察する時間があるんだったら

好きな芸人ラジオを聴きながらpixivで好きなジャンルの絵を見たり電子書籍漫画をひたすら読んでいたい

今は学生だし周りにも相当恵まれてるからこれでなんとか成り立ってるしヤバいと思ったことはほぼないけど

今になって少し焦ってきた

でもまぁ結局焦るだけ焦って結局全く努力しないで無駄精神削るだけなんだろうな

いつものことだな

学校だけとか会社だけとかの同僚やら上司やらとかかわるのは嫌だけど趣味友達バンバン作るっていうのが普通なんだろうけど

私は趣味友達を作ることも興味がない

多分根っからストーカー気質なのか信じられないくらいの自己中なんだと思う

あと、自分の中にもう一人の自分がいる感覚があるからそいつ無意識に話しかけることで満たされているんだと思う

こういうただ一人が好きなだけでも社会人になって周りと交流を持たなかったら

あいつ斜に構えてるwwかっこいいと思ってんのアレww」とか馬鹿にされるんだろうな

いや馬鹿にされるのは別にいい

ていうか今までだって馬鹿にされてるんだろうし馬鹿にすること自体全然かまわない

ただそれを私自身に感づかせないでほしいだけなんだ

私が認識していないことは私にとって存在しないんだから

でもまぁそんなわけにはいかないんだろうなーめんどくさい

人とかかわりを持つのがめんどくさい

趣味でも人とつながりたいと思えない

ひたすら漫画特撮アニメ小説ニコニコ動画youtubeを見ていたい

2018-10-14

会社楽しい

会社には行きたくないけど(「行く」のがめんどくさくて)会社でやってることは楽しい。これはまだ一年目で責任が薄いからっていうのもあるんだろうけど、楽しいと思ってる内に誰かに言いたかったので

まず、自分プログラム書くのが好きだって言ったら先輩がプログラミングをする課題を投げてくれる(別にめちゃくちゃプログラミングできるというわけでもないけど)

うちの課だけで使う効率化のためのシステムから自由に書けるし期限もない。言語はなんでもいいって言われたのとか、難易度的にちょっとむずかしいくらいでやりがいがあるのとか、プログラム動かすだけのサーバが欲しくなったら前々から興味があったラズパイ貸してくれたのとか、楽しい残業代ちゃんと出るので最高

あと、先輩方がみなさん社内でも技術力が高い人たちらしいっていうのがいい。飛び交ってる話を聞いてるだけでも勉強になるし、教え方もうまい。別の課の先輩複数人に「その課に一年からいられるのなら間違いなく成長できる」みたいなことを言われるくらいにはいいところなんだと思う、空気もほどほどにゆるい。

この先輩のようになりたいって思える人ばかりでありがたい。褒めて伸ばすスタイルなのか、小さいことでもすぐ褒めてくれるのも嬉しい

最後に、ソリが合う同期たちが多くて楽しい

今までオタクめいた話が出来る友達なんて少なかったのに、今はそういう話が出来る上に趣味も合う人がいるから本当に話してて楽しいアニメゲームの話が弾む上にプログラムとかの話をしても「分からない」って言われない すごい

きっとだんだんしんどくなってくるんだろうとは思うから楽しいと思える今のうちにやる気出していろいろ頑張っときたいなあ

渋谷にあるニュース会社を辞退した話

少し前になるが、転職活動の一環で難易度が高いと言われているニュース会社リクルーターを通して受けてみた。

SNS勉強会を通じて、優秀な人材がいることは事前に分かっていたし、勉強会で実際に話してみるとただ有名なだけのエンジニアとは違い、技術にもビジネスにも明るく仕事が出来る事が直ぐに感じ取れたからだ。相手自分ことなど覚えてはいないと思うが。

時を同じくして同僚も受けていた事が分かり、同僚も辞退をしていたのでどんな感じだったか情報交換を行った。

面接を通してミスマッチが発生しなくて良かったと思っているので、その記録を残してみる。

私のキャリアは、ソフトウェアエンジニアを約10年ほどサーバーサイドのプログラムを多く書いており、十数名規模のマネジメント経験がある。

応募ページを見ると、大量にポジション無尽蔵に羅列してあり、何が何なのか正直よくわからなかったのでポジションサーチというやつに申し込んだ。

自分キャリアから適切なポジションを案内してくれるらしい。

まずここでミスマッチが発生した。先方からフロントエンド関連のエンジニアポジション提案され、戸惑いながらも面接に進んだ。経歴書にはフロントエンド業務で取り組んでいたと書いたためであろう。なお、面接の前にオンライン簡単コーディングテストが行われた。

面接は1日に連続して数人と行うスタイルで、このやり方は初めての体験だった。

最初の人は現場の人だったのであろう。非常に初歩的な事を聞かれた。技術的に深いコミュニケーションが出来ず、少し深ぼった話をすると逆になんですかそれはという反応をされたので、レベルが高くない人なのかと察し適当に流すことにした。

なお、コーディングテストの結果はどうだったのか評価を教えてほしいと伝えると、自分もこの問題はよく分からいからと言われた。一体何のために行っているのかテンションが下がる話である


次はマネージャーとの面接だった。どういうチームがあるのか組織的な事を説明され、相手会社アーキテクチャ説明された。その上でどう改善するかという問題を出された。

こういう面接方法もあるのかと思いつつ、もし前提がこうであればこう改善したほうが良いという提案を何個かしたが、それはこういう理由で出来ないや、今は忙しくて取り組めないという事を返された。隠れた条件を後付けで出されるので、なんかズレてるなと感じ、組織的課題を聞いてみたところはぐらかされた。

面接によくある、最後に何か質問はありますか?と問われたときに、面接の中で聞かれたことを逆質問し、その課題にどう取り組むかの意見を聞いたところ、適当な感じに返された。

この時点で微妙な人たちが連続して続いたので、私の中では辞退をしようと決めていたのだが、是非2次面接に進んでほしいという案内を受けた。

てっきり1次と2次を連続してやったと思っていたが、この日に受けたのはどちらも1次面接らしい。


リクルーターには別のポジションで受けたいこと、可能であればもっと優秀な人か勉強会で登壇した人と面接をしたい事を伝えたが後者は叶わなかったので辞退を申し入れた。辞退の理由は、面接した人と一緒に仕事をする事になると心労が絶えない事を直感的に感じ取ってしまたからだ。


同僚はバックエンドというポジションで直接応募しており、情報交換した感じでは面接官は別の人のようだった。

聞いた話なので詳細を書くことは出来ないが、Kubernetesの本に関わっている有名な人が出てきたようだったが、そのプロダクトの話をしても全然詳しくなく、実際にサービスで使っている自分の方が詳しくてがっかりしたそうだ。今取り組んでいるプロダクトの課題目的、背景を聞いても、よく分からないと返されてしまい、萎えしまったために辞退した模様。その同僚はフリマ会社も受けており、きちんと分かっている人が出てきたのでそちらに行くらしい。


から見るとイケイケな会社に見えても、実際はそんな事は無く、一部の優秀な人がまわしてるんだなと思い悲しくなった。

anond:20181014142444

そこまで自覚があるならあとは書くしかないって分かるでしょ。

自分に大きな締め切りをひとつ作るのがいいと思う。

コンテストみたいなものがあると思うからそれに応募する、とか決めなよ。

短編でも中編でもいいよ。普段メモ以外のところから持ってきてもいい。

ひとつ書き上げるということを経験すると、見え方が一段階上に上がると思う。

最初から最後まで書く、ということは自分ひとつのものを何度も読み返して推敲し、構成や細かいところの修正を重ねる作業絶対必要になる。

ディテールを詰めて完成させたもの反省点が多く見えると思う。

あー、最初からここはこうしとけばよかったなとか、こういう繋ぎって難しいんだなとか。

次の課題が見えている時点でスキルが上がっている。

その次はそのあたりを踏まえて、もっといい作品が書けるようになっている。


長期的にものごとを見る視点があるのはいいと思う。

20年でこれが出来なかったという事実認識できてる。

じゃあ次の20年は?

そのうちの1/20である、次の1年は?

それを半分と考えて、半年は?

半年で一作。

一作仕上げるには、ネタ出しをいつまでに終わらせるか?プロットは?構成は?仕上げは?いつまでにやればいいか?(小説の書き方は知らないのでふわっと言ってます)

スケジュールを逆算して、いつまでに何を終わらせればいいということが見えていれば、あとはそれをこなすだけなのでいいと思う。

工程ごとに細かく締め切りを決めれば、自分が今何をするべきかが見えてくる。

それを繰り返していけば全部終わったときには完成してるよ。

2018-10-13

anond:20181013013717

後半から魚のプレゼンになっててワラタw



魚は好きだよ。ただ、骨が嫌い。だから寿司屋や魚料理の店には行くけど自分では買わない

さんまを食べたいけど骨を取るのが面倒だし、口に入ったときにはテンションが下がる

一度口に入ったものを出すって行為が嫌なんだよね



周りにも骨が嫌いで魚を食べないってやつは多い。このへんも魚屋課題じゃないか

オレンジブックのようなカタログは再び出るのか

Googleなどの日本語検索が駄目になっている、もしくは広告お金を払っているようなもの以外は目に触れないので、

オレンジブックのような昔ながらのカタログ大事だったなと思うようになっている。

Googleで1万件と表示されたとしても20ページくらいしか表示されないと、まだ見ていないページがあるかもしれないと時間が取られるわけだが、カタログでは終わりがある。

なによりパラパラめくっていると、ちょっと加工したら使えるんじゃないかとか、課題解決する助けになってくれる。

若おかみは小学生! を観に行ってないのが許されるのは中学生までだよね (感想)

若おかみは小学生を見てきた

両親が交通事故で亡くなっておばあちゃん経営する温泉旅館〈春の屋〉で小学生のおっこが若おかみ修行をするっていうあらすじからしてもう年寄りの涙腺が崩壊確定。

まだ観ていない人のために私から伝えられるのは

おっこが!!!かわいい!!!!!!!!!

以上だ。

これより下はネタバレ含む感想垂れ流し文章から未鑑賞の方は今すぐブラウザバックしてその足でお近くの映画館に行くがいい。















開始五分で両親がおっこに花の湯温泉ドグマを受け渡し、交通事故で両親が退場するスピード感。もうここでメンタルがギッタンギッタンに引き裂かれた。ここから後この娘子はどれだけの心労と苦労とを重ねなければならないのかが容易に想像されて、もういいから早く!!!!!!の子幸せにしてあげて!!!!!ハッピーエンドを我々は所望する!!!!!わからんのか!!!!!!スタッフ!!!!!!!!と残りの80分弱叫び続けていた。もうね、家族3人で住んでいたアパートを一人でランドセルを背負ってキャリーケースを引きながら電車に乗るおっこがかわいそうでかわいそうでもうおばちゃん心がしんどかったわ・・・。隣のボックス席には父親母親に構ってもらえる子供の様子が見えてるしさ・・・。もうおっこ(と我々)の心にダメージを与えるのはやめて脚本・・・

部屋にいるとき旅館掃除をしているとき、布団で寝ているとき、あえて現実に重ねる形であり得たはずの両親とおっこの一家団欒が描かれていて、おっこがまだ両親の死を受容できていないのが本当にクるんですけどやっぱり少女が受け止めきれない喪失感世界観を歪めてまで自分を保とうとする姿って生命力に満ち溢れていて萌えますよねわかりませんか?がっこうぐらしでも使われた技法だけど刺さる人には刺さる死ネタなんやなぁ。

本作を語る上で絶対に外せないのはやはり同級生ピンクフリフリラバル旅館百合と謎多き占いお姉さん年の差百合ですよねわかりまぁす(ねっとり)。

二人ともいい女なんですよね~~~~~~~~かっこいい、めちゃくちゃかっこいい。自分ポジションをわきまえているからこそ身振り手振り一挙手一投足に宿るオーラが半端じゃない。

真月は膨大な資金ブランド力で高級路線の大旅館の、おっこは小さいながらも一人一人のお客の望む宿泊体験を少数精鋭の従業員提供する家族経営の小旅館の跡取り。大資本対小規模経営対立構造ではなく、花の湯温泉を共に活性化させていく温泉ギルドの仲間として二人が互いを「バカおかみ」「ピンふり」と罵り合いながらも最善のホスピタリティを目指すのがさいっっっっっっこうに百合なんですね。真月を高飛車無能かませ犬ポジションに置くのではなく、小学生ながらホモデウスを読み過去偉人金言にも精通した超絶努力家としているのが本当にうまい鯉のぼりの大群を山から見える風景構成するのに端に行けば行くほど小さい鯉のぼりを置いたり、イルミネーション庭園の監修をするなどのデザインセンスに長けたキャラクター性が打ち出されている。自分に課せられたブランドを損ねることが他の旅館観光業の人々に与える甚大な影響を知っているから、己の才能と太い実家にあぐらをかくことな研鑽を止めない。その姿を周りも見ているから、ピンフリと影で呼びこそすれども同級生は憧れ、尊敬の目を向けている。広くない土地の近い業界ギルド全員がうまくやっていくための信頼と協力の労働が成り立っている世界観に輝きを感じた。そう、描かれてるのはあくまでも温泉ギルドを中心とするおもてなしの心であって、だからこそ他人利益気持ちを損なうような不純物や明確な悪意を持った悪役が一切出てこない。お客さんも全員多少の難はあるけれど本質的に善人で、それぞれが日常で傷ついた心を非日常の春の屋で癒されて帰っていく。おっこの心情にフォーカスすれば不運な境遇女の子過去と決別する映画であるが、若おかみとしての言動努力フォーカスすれば、使えるもの幽霊でも鬼でもなんでも使う美味しんぼテイストプロジェクトX。二つの成長譚が重層的に織り込まれてながら進んでいく構成、なんて素晴らしい脚本なんだ...。そしてこの界面に現れ出てくるのがグローリー・水領、年上クールビューティお姉さん。若おかみの顧客でありながらよき理解者でおっこの知らない世界を見せてあげられる唯一の人物。どうしたらそんな属性を一人にガン積みさせられるんだよ百合絶対殺すマン???失恋の傷心を癒しに春の屋にきたカリスマ占い師のグローリーが、おっことの溌溂としたやりとりと露天風呂生気を取り戻しそのままおっこと買い物デートに行くんですけどこの展開のスピード感がかっこよすぎて、なんでお姉さん一気に距離を詰めるの???惚れた。まぁ大方の予想通り高速道路でおっこの交通事故トラウマフラッシュバァァァックしてしまうんですが。過呼吸のシーンも大変よかった。よかった…。ここで帰宅するんじゃなくて、おっこにはウリ坊とみよがいて見守ってくれているんだよという心の弛緩が入りつつ、ジンカンバンジージャンプを爆音でかけて買い物シーンに突入する転換が最高にハイってやつでしたね。超絶高まるオタクと化した。超かっこいい曲だったから早く配信するんだ公式ジンカン人間音読みで世間意味だととるなら、人の世の中にたった一人で飛び込まされた小学生女の子人生の艱難辛苦と悲喜こもごもを一気に駆け抜けながら感じる世界観を歌った疾走感溢れるキラーチューンだと言えよう。そしてウリ坊やみよちゃん鈴鬼含む人ならざるものグローリーあかねといったお客、真月やクラスメイトやおばあちゃんに親戚、周りの人々との繋がりが縒り合わされてできた命綱彼女の足にくくりつけられている。だから彼女一人ぼっちじゃないんだ。それはそれとして買い物シーンでグローリー姉さんの衣装着せ替えがクッッッソスタイル良くて眼福。おっこの衣装激カワ。あの一瞬をもう一度と言わず何度でも見たい。(パンフレットでおっこの衣装が見れたが、目に感情が宿ってなくて泣いた。映画館でみた光景は偽物だったのか?)

この勢いだと登場人物と起きたイベント全てに言及ちゃうマンになりそうなんだが行けるところまで行ってみよう。おっこが旅館についてウリ坊登場してからずっとマジウリ坊UZEEEEEEEって思ってたしそんなに峰子ちゃん鼻くそLOVEなのかよしかも死因ダサ過ぎるとか台詞回しストーリー進行にやや無理あるでしょまぁ児童書だしそういうもんかって思ってたんですけどね、最後オチでやられた…。ネタバレしていい?12文字後にネタバレするんだけどさ、おっこの両親を車で轢き殺した男の家族を鈴鬼が呼び寄せたのホント鈴鬼何やってんのおい鈴鬼。なんでよりによってその客呼んじゃうのさ・・・。男の方もさ、知らなかったんだよね、あんたが泊まりに来た宿の若おかみがあの娘だって自分が今まさにおもてなしをした男が両親の仇だって気づいてしまった瞬間、両親がもうこの世にいないんだって気づいてしまった瞬間のおっこの表情が、真実にたどり着いてしまった時の涙でくしゃくしゃの表情がとてもよかった…。こんときのね、みよちゃんとウリ坊も本当に辛そうなんだよ。もうお前らが泣いていたのも含めて、完璧世界がそこに形成されていたんだ。ありがとうありがとう、本当にありがとう。ウザいとか言って本当に申し訳なかった。この映画ジブリ系譜を受け継いでいるのか、水の描き方が本当に美しい。温泉流れる湯の一滴一滴を視認できるくらい緻密に描写された変態作画が、何物にも変えがたい純粋少女性を保持した涙を生み出した。感動ポルノ精神リョナや安っぽいカタルシスなんかではない、もっと上位の美しさが、耽美があった。もう一度この目で確かめたい。誰か一緒に観に行きませんか?お前以外でお願いします。あ〜〜〜〜〜〜思い出した、グローリーがね、虫の知らせか女の勘か、早く誰かおっこの心を埋めてあげてくれっていうタイミングで車を走らせておっこを抱きしめてくれるんですよ。ハァ〜〜〜〜〜〜〜〜最高。真月もアフターケアに動いてくれるしできる女って感じですよね〜〜〜〜〜〜。一応のクライマックスは、一人の少女としてのおっこと、若おかみとしてのおっこ、どちらの立場を取るべきかという課題に向き合うシーンになるのだが、両親と峰子ちゃん祖母から受け継いだ「花の湯温泉のお湯は誰も拒まない すべてを受け入れて癒してくれる」というドグマに従い、自分から両親を奪った相手を赦すことで、孤独のおっこから若おかみのおっこへのメタモルフォーゼは完遂される。

それにしてもおっこはマジでえらいんだよな。きちんと謝罪ができるし。自分なんかおっこの年の頃ちゃんと謝れた覚えないしむしろ今の方がまともに頭下げらんねぇもんな。一旦は怒りを爆発させても最後はきちんと頭を下げることができて、おっちょこちょいでも誠心誠意心からお客様に喜んで欲しいという気持ちが一本芯を貫いているのが本当に魅力的で人徳を感じさせる。これは個人的性癖の話なんですが、おっこが蛾とかカナヘビを見て叫ぶ声の演技が思ったよりリアルだったのも高評価でしたね。

我はオタクなので唐突自分語りしたくなっちゃうんですけど、自分父親を亡くしていて、うっかりおっこに感情移入してしまったせいでかなり心情的にもキツいものがありましたね〜。我は突然謎の病気消滅したパターンでかなりの割合記憶がないのだけれども、親戚から伝え聞くには、我が両親のお通夜の晩に「お父さんどこなの?」とタンスや押入れを開ける行動がみられていたらしく、おっこの両親の喪失を受け入れられないのも真実味があるな〜と思いました。パンフレットによると監督体験が反映されてるとのことで、リアリティがあるのも頷けました。

まとめると、若おかみは小学生ダークナイトだって散々言われてたせいで逆にダークナイトネタバレ食らったのほんまにtwitterオタク許さんからな。

あと私が観に行った回、5人ほどの男性オタクしかいませんでした。

おわり

2018-10-12

anond:20181012095700

いか規制派はゾーニングしろよ。

ゾーニングなら影響ないんだろ?

↓の課題を出来たらでてこい。お気持ちで変動するゴールには付き合いきれない

エロ規制派は定義を明確にしろ

anond:20181012095049

ゾーニング流通新規層の開拓に多大な影響が出るって何度も書いてんだよカス

それによって売上下がったり人口減ったらカテゴリの存続にすら影響与えかねない

てかまずお前らフェミからゾーニングしろよ。不快から。影響ないだろ?ゾーニングでは蝕まれないだろう?

↓の課題を出来たらでてこい。お気持ちで変動するゴールには付き合いきれない

エロ規制派は定義を明確にしろ

2018-10-11

議論への姿勢2パターン

A:問題解決のために議論する。

問題を切り分ける、課題を見出す、解決策を提示する。

議論があった時、それを誰が話しているか等に頓着はしない。

ゆえに敵は本質的はいないはずであるが、しばしばBから敵視される。

議論の場では、大抵いつも最初の「問題を切り分ける」のところで苦労している

B:議論のために議論する

可能な限り自分の主張を叫びつづける。それが目的である

議論があった時、それを誰が話しているかは大変重要である

敵を見つけ出すことが最も重要である。ゆえにしばしばAを敵に回す。

議論の場では、味方(同じ主張側)と大きな合唱をすることに力を注ぐ。

問題を切り分けると議論が終わってしまうため、知って知らずかそれを妨害し、議論をふりだしに戻す。

anond:20181011113642

嫌がってる人たちを嫌がってる人たちがいるとは考えなかったの?

以下公式より

公認撤回

メグはメグのままで・・・

全国ファンの皆さんの意見も取り入れ

デザイン変更はしない・・・

伊勢志摩サミット"に向けてみんなで応援

まず本当に全ての海女の方々が反対であるならば企画の停止も考えましたが

約7割以 上の方々がそうではないと言っていただけました。

逆に励ましの声も沢山いただきました。

誤った情報での広がりがありましたが、市の海女の方々としっかりと

話し合う機会が開催 された事により、本当の意味での課題を見つける事ができ

良かったと思っております

2018-10-10

忙しすぎると逆に何も手がつけられなくなる

大学院生です。

今月、学会発表や共同研究先への成果発表、研究室内での報告会、講義課題など色々重なって、1ヶ月で6回プレゼン発表をしないといけなくなってしまった。

つのプレゼンを作るのにそれなりに時間がかかるし、それと同時に研究講義での調査も進めないといけないということで、かなりやるべきことが多い状況。

一応、こうなることは前からわかっていたので、スケジュールを立てて進めていったつもりだが、予定通りに進まないこともあってタスクが山積みになってしまった。

遅れを取り戻すためには、気合を出して頑張るか目標を下げるかしかない。

しかし、目標を下げるといっても、プレゼン作成ってのは何をどう話すかを考える部分が労力の8割を占めており、そこで手を抜く術を僕は知らない。

となると気合で乗り切るしかないわけだが…多すぎるタスクを目の前にしてやる気を失ってしまった。

手を付けられるところから進めていけばいつかは終わるはずだが、手を付けることが億劫になってしまっている。

そうこうしているうちに時間は過ぎていき、今日は何もしないまま夜になってしまった。

指導教員からは進捗を心配するメールが届いているし、自分としても前に進みたいんだけど、やる気が出ずにこんな増田を書いて現実逃避している。

まずいなあ。

こんなときはどうしたらいいんだろうか?

毎朝大学行きたくない

昨日から鼻炎が酷くて鼻炎薬を飲んだら鼻は止まったけど市販薬なので全身干からびて怠かった。夜になっても治らないのでもう一度薬を飲んで寝たら身体は火照って暑いし朝起きたらやっぱり全身カピカピで喉が痛い。今日は2限からからいつもよりは遅いけど家が遠いので6時半には起きないといけない。

全てのやる気が消えている。なんとか朝ご飯を食べて化粧まで済ませたけどどうしても家を出られない。あいかわらず鼻炎は酷くて全く粘り気のない鼻水が滝のように出てくる。

熱を測ったら完全に平熱だったけど今日はもう休もうかな、でも休むと面倒だし午後は必修だし放課後サークルの集まりがあるからできれば顔を出したい。体調は良いとは言えないけど特別悪いわけでもない。

だけど必修も最近は先週から作ってきたものを見せてちょっと面談してあとは他の人が面談してる間作業するだけで半分くらい家でもできるんじゃないかってことばっかりだ。作業するのにパソコンがほぼ必須から片道2時間半も重いノートパソコンを背負っていかないといけない。だったらもう今週は休んで家で作業してようかな。

もうすぐ学祭があるからその準備にも追われてて毎日毎日やらなきゃいけないことを消化して気がついたら1週間が過ぎている。

終わらないか毎日1時くらいまで起きていて朝は5時に起きるから睡眠時間絶対足りてない。だけど早く寝るために作業を何もしないで1日を終えるのが怖くてつい夜更かししてしまう。ソシャゲはきっちり周回している。虚無。

リビングから今日も元気なアナウンサーの声が聞こえてきて、あの人たちは毎朝早くから笑顔で頑張ってるのにどうして私は頑張れないんだろうって思ったら辛くて涙が出てきた。こういう時に泣いてると世界で一番自分が不幸だと思っている人間みたいで嫌だ。なのに出るものは出る。

大体私の世界で一番不幸なのは自分に決まってる。自分の辛さを一番強く感じているのは自分だ。他の人から見たら私の何十倍も大変な思いをしている人はたくさんいるけど他人の辛さなんてこれっぽっちもわからいから結局私が一番辛い。

大学から家が近いくせに徹夜したとか朝起きるのが辛いとか言ってる人間が嫌いだ。絶対私の方が辛いと思う。お前は1週間に6日5時起きの生活したことがあるのか?

からって一人暮らし料理洗濯掃除ゴミ出し買い出し全部自分でやらないといけないか実家から離れられない。

こんなことばっかり考えている怠惰人間が一番嫌いだ。

この間ネットで流れてきた漫画ではこうやって人生疲れた時、不器用だけど優しい先輩が声をかけてくれてた。そのままのあなたでいいんだよって言ってもらえてた。

私の周りには私と同じくらい辛い人間しかいないからそんなイベントは起きようがない。心の中の夢彼氏に励ましてもらおうと思ったけど疲れた心ではそんな妄想さえできない。今そのままのあなたでいいんだよとか言われたらよくねーーよハゲしか言えないけど。

好きなことを高い学費払ってやらせてもらってるんだから授業出ないと勿体ない。だけど高い学費の割に毎回面談しかしない教授もどうなんだよ。話すと次回やることがわかるから意味がないわけではないけど待機時間がひたすら虚無だし毎回授業長引くし早めに面談終わらせて時間通りに帰るのもどうかと思って残ると帰りが8時9時になる。それから飯食って風呂入って11時。今日こそ学祭に出す絵を描くぞと思っていたのにあと1時間しか今日がない。

毎日課題学祭の準備のことばっかり考えてて授業始まってからろくに趣味の絵が描けてない。月曜から金曜まで大学行って土日課題やってまた月曜だ。午前上がりの日も帰ったら4時前だし疲れて眠いから昼寝をすると7時前。

朝起きてから夜寝るまでずっと何かしら考えてて脳が休まる暇がない。唯一登校中にゲームやってる時は比較的何も考えなくて済むけどその時間作業に充てられたら……とか考え始めると何もしたくなくなる。

しばらく部屋でうずくまってツイッターのみんなの推しについてのツイートとか見てたらなんとか元気を取り戻したから2限はもう間に合わないけどせめて午後だけでも出ようと思ってなんとか家を出た。すごい偉い。

今日もどうせ授業は長引くんだろうけどさっさと面談を終わらせて7時には家に帰ってテレビ見ながらお母さんのご飯食べて金曜提出の課題やって時間があったら学祭の絵を描いて12時半には寝よう。明日は1限だ。

凡人は努力しないとどうにもならないんだからせめて授業に毎回出るくらいのことはしよう。凡人のくせに努力しなかった奴より努力したけどどうにもならなかった凡人と思われる方が5億倍はマシだ。

私の推しは今のままでも十分すごいのに毎日勉強してるんだって。すごいよね。私もああい人間になりたい。

はてなIDに使ったアドレスが思い出せなくても授業には出よう。

バカマツタケの"完全人工栽培"は偉業なのか

先日、加古川肥料メーカー多木化学バカマツタケ(Tricholoma bakamatsutake)の完全人工栽培成功を発表した。それを森林ジャーナリスト田中淳夫氏がyahoo!ニュースで取り上げた記事は、多数のブクマを集め話題さらった。

http://archive.is/fdyLb 

ただ記事の内容には不正確な情報や、やや解説が不十分と感じる点があったので補足したいと思う。なお増田は単なるきのこ愛好家に過ぎず本稿は信憑性に乏しいが、ブクマカのきのこへの興味と深い理解一助となれば幸いだ。

冗長になってしまったので、概要だけ知りたい方や長文が苦手な方は、先に下部の【まとめ】を読まれることを推奨する。

以下該当記事の一部を引用するかたちで解説

バカマツタケマツタケの近縁種。名前名前だけに、マツタケより劣るように思いがちだが、実は姿もよく似ているうえに味と香りこちらの方が美味しくて強いと言われるキノコである

マツタケよりも香りが強いというのは一般に言われるが、マツタケよりも美味しいという話は聞いたことがない。野生下ではマツタケよりも相当に貧弱で、発生時期が早く暖かいこと、一般湿度の高い広葉樹林に生えることからマツタケよりも柔く品質劣化がはやい(一般的にきのこ寒冷地・痩せ地に生えるほど日持ちが良く高品質ものを得やすい)ことが関係すると思われる。近縁で姿がよく似ているというのは本当で、素人目には見分けがつかない。増田にも発生場所情報なしに個体だけで同定できる自信はない。

別名がサマツ早松であるように、マツタケより早く8~9月に発生することから名に「バカ」がついてしまった。

バカマツタケサマツと呼ぶ地域は確かにあるらしい。しかし必ずしもサマツバカマツタケではない。きのこ地方名は極めて多様で曖昧世界だ。その証拠に「サマツ」といっても梅雨時期に少量発生するマツタケを指すこともあれば、モミタケオオモミタケ等を指す地域もあるようだ。

マツタケの人工栽培がなかなか成功しない中、バカマツタケの方が環境適応やすいか栽培もしやすいのではないかと注目する研究者はいた。実は昨年には奈良県森林技術センターが、人工培養の菌を自然にある樹木に植え付けて発生させることに成功している。

『人工培養の菌を自然にある樹木に植え付けて』という表現は正確ではない。菌に感染した苗木を人工的に作り出し植樹することで自然下で発生させた、とするのが正しい。既に自然化で定着している樹木に植菌を施すのと、無菌状態の苗木に植菌するのとでは似て非なる技術だ。(ところで同様の研究マツタケでも行われており、無菌培養の松苗木の感染には成功しているものの、植樹後のマツタケ発生については再現性に乏しい。理由としては自然環境化においてマツタケ菌が他の害菌に負けてしまうこと、マツタケの発生にはまとまった菌糸量とそれを支える大きさの松が必要なことが挙げられる。例えば自然下でマツタケが生えるためには一般20年生程度の松が必要とされる。)補足になるが、奈良県森林技術センターバカマツタケ栽培研究農水省委託事業で、2015年より森林総合研究所(国立)との協働で進めている。要するに国策が3年の歳月を経て文字通り実を結んだかたちだ。今年の2月頃に、はてブでも話題にのぼった。しかし本件とは全く関係のない別個の案件であり、おそらく情報の共有などもされていなかっただろう。奈良県森林技術センターが松の苗木を利用するのに対し、多木化学は菌床を用いた完全人工栽培に取り組んだ。研究テーマアプローチも全く異なり、時期も多木化学のほうが先行している。

これがバカマツタケ栽培の第1号で、今年も継続発生させて実用化に一歩近づけた。ところが多木化学は(中略)木クズなどによる人工培地(菌床)で培養から生育までを室内環境で完結させたのだ。これは画期的なことで、キノコ栽培常識を覆す大発明かもしれない。

菌根菌(樹木との共生関係を結ぶ集団)とされるバカマツタケで『人工培地(菌床)で培養から生育までを室内環境で完結』、つまり”完全人工栽培"に成功したというのは実に画期的なことである。この成果は偉業と言っても差し支えないものであると思う。三重大学の菌学者白水先生も、

とその成果を讃えている。

しかし本文にある『キノコ栽培常識を覆す大発明』というのは誇張にあたる可能性が極めて高い。なぜなら「菌根菌の完全人工栽培成功」という点においては既に先行研究があり、実はとうに商品化もされているのだから。例えばホンシメジの人工栽培がこれにあたる。

とくにマツタケ類は、植物との共生必須と考えられてきた。これまでマツタケ菌糸の培養成功した例はいくつかある(私もその度取材に行って、いよいよマツタケ栽培成功か、と期待していたのだが……)が、子実体(傘のある姿のキノコ)を出すことに成功していなかった。だが多木化学は、とうとう菌糸から実体を出させるシグナルを見つけたのである。この研究成果は、これまでの定説を破るものであり、学術上も大きな成果だろう。

繰り返しになるが、多木化学の成果が学術上も大きな意味を持つ可能性は高い。しかし、その成果がどのレベルかという点については当該記事では説明不十分なので、詳しく補足する必要がある。一般きのこ栽培はざっくり以下の工程をたどる。

a. 優良品種の選定・組織分離

b. 菌糸の培養

c. 原基形成

d. 原基の成長肥大

e. 子実体きのこ)の発生

ごく簡単に一連の流れを説明する。はじめに野生のきのこをたくさん採ってきて、それらの中から有望そうな株の組織(胞子ではない)を切り取って培養する。具体的には寒天培地というデンプンなどの栄養素を添加し固めたものを使う。きのこ組織を切り取り培地に置くだけで(コンタミを防ぐ必要はあるものの)、比較的容易にクローンである「菌糸体」を得ることができる。無事目的の菌糸体が得られたら、それらを培養して増やす必要がある。従来は木くずの他に、米ぬか、フスマなどを添加し水を加え固めたもの(=菌床)を用いる。菌糸体は、適切な温度、水分、光などある条件が重なると原基(きのこの基)を形成する。原基は一般に、低温、水分供給、切断などの刺激により成長をはじめ、十分な菌糸体の量と栄養供給を伴って肥大し、きのこの発生に至る。

ここで問題になるのは、b. 菌糸の培養、c. 原基形成、d. 原基の成長肥大という三つの工程それぞれに、全く違ったメカニズム存在することであるマツタケを例にとると、これまで少なくとも半世紀以上もの研究蓄積(野外での観察研究の記録を遡ると実に70年以上)がある中で、c,dについては再現性に乏しく、bについてもまともな成果はあがっていない。マツタケ栽培の難しさにして最大の課題は実はここ《b. 菌糸の培養》にある。とにかく菌糸の成長が遅い上に、どのようなメカニズムで菌糸が栄養素を取り入れ増殖するのかということがほとんど未解明なままなのである

理由は当該記事にあるとおり、マツタケ樹木共生関係を結ぶ「菌根菌」であることが大きい。マツタケ菌糸の生育には生きている樹木必要で、実験室での再現ほとんど不可能といっていい。それではなぜバカマツタケは完全人工栽培可能だったのか。

マツタケなどの樹木共生する菌根菌に対し、シイタケナメコなど、倒木や落ち葉などを分解し、栄養源とする菌類は「腐生菌」と呼ばれる。腐生菌の多くは菌床による栽培可能で、多くが一般に出回っているのは既知のとおりである。実は菌根菌は、腐生菌が進化過程樹木共生する力を獲得し、腐生的な能力を失った集団だと考えられている。ところが菌根菌の中には、完全に腐生的な能力を失っておらず、腐生と共生、いわば両刀使いが存在するのである。その代表ホンシメジであるホンシメジは「香り松茸、味しめじ」と言われるように、我が国における代表的な食用である。菌根菌とされるホンシメジ栽培は、マツタケ同様に長らく不可能と考えられてきた。しか系統により極めて強力な腐生的な能力を備えるもの発見された(研究により、これまで同種と考えられてきた本種が実は様々な系統もしくは別種に分けられることがわかってきた)。1999年タカラバイオなどにより菌床による完全人工栽培法が確立され、その後商品化もされており、少量ながら現在一般流通している。

多木化学バカマツタケ栽培は菌床を用いた完全栽培なので、上記ホンシメジ栽培成功と同様である。つまり、本件はバカマツタケの中から腐生的な能力を持つ系統を選定し、培養から実体を発生させるまで成功したということだ。リリースにあるとおり、今後は栽培の安定化と供給体制の構築が図られ、数年後にバカマツタケ食卓に並ぶことの実現性は極めて高い。それではマツタケ栽培への応用についてはどうか。

勘の良い方には察しがつくと思うが、前述のc〜eの工程については応用が効く可能性が高い。他のきのこ栽培でも成功しているように、十分な菌糸体と栄養を確保することさえできれば、原基形成〜子実体に至るまで管理可能なことを初めてマツタケ類においても示したことは大きい。ただし、最大の課題である《b. 菌糸の培養》については、ほとんど応用が効かない可能性が高い。なぜならマツタケにおいては既に膨大な先行研究があり、当然ホンシメジバカマツタケ同様に”両刀使い”が存在する可能性も、その系統選びも、菌糸培養を促進する成分や菌糸の栄養源についても、少なくともバカマツタケよりは遥かに詳しく調べられているかである。それをもってしてもまともな菌糸培養に至っていないのが現状なのだ

つまるところ、多木化学による本研究の主な成果は以下の二点にまとめられる。

繰り返すがこれらが偉大な成果であことに疑いの余地はない。一方でマツタケや他の菌根菌の人工栽培を実現するには、それぞれの種類において腐生菌的能力もつ系統の発掘と培養法の確立必須となる。その意味において本研究の応用範囲限定的となる。田中淳夫氏は今回の研究結果により、さも菌根菌の栄養吸収のメカニズムが明らかにされ、あらゆる菌根菌の人工栽培可能になるかのような書き方をしているが(あるいは本当にそう思っているのかもしれない)、残念ながらそうではないことはここまで読んでくださった聡明ブクマカ殿にはご理解いただけたかと思う。

菌床栽培なら、植物共生させないので培養期間が短く、室内の環境を調整することで季節を問わず生産できる。また室内栽培から虫の被害にあわず収穫時も混入の心配がない、収穫も簡単……などのメリットがある。

逆にデメリットを挙げるとすれば、野生のものとは全く異なる味わいと食感になることである。つまるところ、野生の品と菌床栽培のものとでは全く別物と考えるべきである養殖ブリと天然ブリの味わいが全く異なるように(それでも近年の養殖技術進化は素晴らしく、季節によっては天然物を凌駕するものさえある)、それぞれの美味しさと楽しみ方があると増田は考える。今回の成果によりバカマツタケ普通に食べられるようになったら嬉しいし、美味しければ普及すると思う。ただし、仮にマツタケの完全人工栽培確立されたところで、天然松茸価値のものは今後も揺るぎのないものである消費者がどう捉えるかはさておき)。

菌根菌のキノコの中には、マツタケ類だけでなく、トリュフポルチーニホンシメジタマゴタケなど高級キノコが多い。今回の成功が、これらの人工栽培技術もつながるかもしれない。

トリュフポルチーニは、日本におけるマツタケ同様にヨーロッパで盛んに研究がなされているが、今のところ菌床での栽培成功したという話は聞かない。ホンシメジは前述のとおり既に栽培法が確立されており既に商品化もされている。

これらの菌根菌の人工栽培可能にするには、ひとえに”両刀使い”の系統発見と、それらの培養方法確立である。ちなみに本家マツタケにも、実は”両刀使い”の存在示唆されており、引き続き研究が進められている。また、マツタケ類は世界中に似たような種が多数存在しており、マツタケ(Tricholoma matsutake)の中にも、例えば中国の山奥には広葉樹共生する系統があり、更にはそれらが日本ナラやカシと共生関係を結ぶことがわかっていたりもする。種の中にも多様性があり、それらをしらみつぶしに調べていけば、そのうち栽培可能ものに出くわさないとも限らない。その点はトリュフだろうがポルチーニだろうが同様である。ただし、その研究がどれほど途方もなく根気のいる仕事なのは間違いない(ちなみにトリュフポルチーニ国産種が知られており、積極的に狙うマニアが相当数いる)。ところで、遺伝子組み換え技術により、これらの菌根菌に腐生菌的能力を付加することも可能とする研究者もおり、そのうち遺伝子組み換えマツタケの完全人工栽培実験レベル成功する日も来るかもしれない。

まとめ

参考文献

https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakaatsuo/20181006-00099530/

http://fs.magicalir.net/tdnet/2018/4025/20181003413938.pdf

http://www.kinokkusu.co.jp/etc/09zatugaku/mame/mame04-3.html

https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/bulletin/424/documents/424-1.pdf

http://www.jsmrs.jp/journal/No31_2/No31_2_167.pdf

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjom/50/2/50_jjom.H20-07/_pdf/-char/ja

トラバブコメに反応

見た目 味も 香りも 同等以上なら 偉業

あくまで野生産同士の比較なら、やや下位互換という感じではないでしょうかね。栽培バカマツタケは食べてないのでわかりませんが、うまくすればそこそこ美味しいものができる可能性はあるかなと。ただ、マツタケって単体で食ってそんなにうまいものじゃないと思うので、一般家庭での調理には手を焼く気がします。炊き込みご飯するにも炊飯器臭くなるしね。料亭とかでマツタケ代用品として普及する可能性はあるかもしれない。<

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