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2018-09-21

anond:20180918012627

体系や髪型をみんなの前でからかわれたりした。

反発はしたのか?俯いてプルプルしているだけだったとか?

休日に私がひとりでカラオケに行ったら、Aが友達と一緒にカラオケに来てて、ひとりで来てることを笑われた。

これは普通にあると思うけど。

私が一人で歌ってたら部屋に勝手に入ってきて、選曲や歌の下手さをからかわれ、翌日学校でばらされた。

好きな歌ばらされて問題あるか?

ペンケースがたまたま壊れたので、代用としてジップロックペンケース代わりにしてたら『ジップロック』というあだ名をつけられた。

全く知らない後輩から廊下で『ジップロック先輩ですよねw』とバカにされた。

自分ネタに出来る強さが無いのが弱いな。

向こうから私に話しかけてきて、そっけない対応をしたら『うちら仲良かったやんw』と言われてびっくりした。

Aはいじめをしていた記憶がない、罪悪感もないのだ。

元増田がどういう反応したかにもよるけど

友達になりたい人との距離感が上手くつかめなかった案件であって

元増田がきちんと拒否したり1対1で話し合おうとしたかどうか問題だろ。

自分が何したかを一切書いていないが、なにもせずに「いじめられた!」って被害者ぶってばかりいるのは良くない。

2018-09-20

[]プーと大人になった僕

プーと大人になった僕』を見てきたので感想。いつものごとくネタバレ気にしてないのでそういうの嫌な人は回避推奨。あらすじ解説とかもやる気ないので見た人向け。

総評

これは100点っすな。点数の基準は「上映時間映画料金を払ったコストに対して満足であるなら100点」なので、この100点は大傑作という意味ではない(300点とかありえる)んだけど、ごちそうさまでした、わしゃぁあ満足です。という意味で良作だというのはたしか。損しません。

まあ、家族向けとかカップル向けかと言えば、実はそんなことはなくて、一人で見に行けよおい、しか社会人がいけよ、っていうのはあるので万民向けとはいい難いんすけどね。この映画は、だって学生にはわからなさすぎでしょ。

ざっくりいうと「おとなになって社会人となり企業戦士として毎日ブラック労働をしているクリストファー・ロビン仕事家族の間で板挟み。人生迷子なっちゃったプーさんといっしょに正しい人生を探そう」みたいなあらすじ&テーマであって、それは予想通りだったし、そして予想を満たして十分以上な脚本完成度です。テーマ物語性(増田はここを中心として映画を見ちゃうタイプです。趣味合わない人は申し訳ない)でいえば、非常に満足でした。

がー。そのてんに関してはー。満足だったのでー、逆に満足であったがゆえにー。脇へうっちゃっておいてー。この映画のー。感想についてはー。別の部分をー。述べたいとー。おもいまーす。

ショタクリストファー・ロビンクリストファー・ロビンすぎてやばい

映画冒頭部分では、まだ「100エーカーの森」でくまのぷーさんと遊んでいた頃のクリストファー・ロビンショタ)が登場するんですが、もうね、これがね、非常にこうファビュラスっていうか尊いわけですよ。華奢な白人少年が四分丈の(日本で言う半ズボンよりは少し長いけど膝上の)ズボンから、少し筋張ったくらいの細っい脚をね。伸ばしてね。みどり豊かな森の中をバスケットを持って歩く姿がね。素晴らしいわけです。

わかりますか。美少年なんでございます

シーンはクリストファー・ロビンが寄宿学校へ向かうその直前。楽しく美しく永遠だと思われていた「森でのプーさんとの日々」が終わるちょうどその時。作中では「お別れをいう日(Day to say goodbye)」と描かれるその日なわけですよ。

クリストファー・ロビン楽しい田舎暮らしから、厳しく抑圧的な寄宿学校へ入らなきゃいけない。それは大人への第一歩で、もう今までのように日々をただ日々として楽しく過ごせる時間は終わってしまった。それをクリストファー・ロビン本人もわかってるんですよ。もう自分はゆったり時間を過ごせない、これから時間に追われて毎日何かをしなきゃいけない、大人になるからもう仕方ないんだって諦観してるんですよ。

その「子供としての最後の日」。100エーカーの森で、プーさんピグレットティーガーたち森の仲間でパーティーをして楽しく過ごしたその後、森を見下ろす高台丸太ベンチに座ったクリストファー・ロビンプーさんの二人は、こてんと肩を寄せ合い夕日に向かってずっと座ってるんですよ。

そこで「ぼくのことをわすれちゃうの?」と鼻にかかった声で尋ねるプーにたいして、ショタ大事なのでもう一度いう)美少年クリストファー・ロビンが、優しくて、それでいて困ったような表情で「プーのおばかさん」って言うんですよ。

ほんと。

尊い

わかるか人民どもこの尊さが? 「おばかさん」ですよ。もうね、水銀灯の牙城にいちどの跳躍で飛び込む偉大なシーンですよ。もちろん画面は映画でありフルカラーなわけですけれど、この夕暮れは追憶郷愁の甘さを伴ってセピアにさえ見えるわけですよ。つまり何がいいたいかって言うとクリストファー・ロビン尊い

イケオジクリストファー・ロビンクリストファー・ロビンすぎてやばい

あっという間に幼少期、少年期、青年期を過ごしたクリストファー・ロビン。寄宿学校で父の訃報に接して、社会に出て、将来妻になるべき女性イヴリン出会い求愛して結婚し、子供を作り、出兵(たぶん第二次世界大戦)して、なんとかロンドンに帰ってきて、就職して仕事に打ち込む中年になってるんですよ。

大企業カバン製造部門責任者となったクリストファー・ロビンは、会社上層部からこの部門効率化(予算削減)を求められていて、その要求は−20%。リストラ待ったなしの状況で、大事な部下を切り捨てるかどうかの瀬戸際の日々を送り、その結果として休日家族との時間も奪われているわけですよ。妻からは「もう何年も笑顔を見ていない」と言われ大事な娘のマデリから失望されて、でも、家族を守るために部門を守るために、家族旅行への参加をキャンセルしてまで働かなきゃならんわけです。

予定されてた旅行イヴリンとマデリンの妻子を送り出して、週末も缶詰仕事しなきゃと追い詰められたロンドンのアパルトメントのクリストファー・ロビンのもとになぜかプーさんが現れて助けを求める、というのがこの映画の第二の開幕です。

懐かしい友プー出会ったクリストファー・ロビンは彼の頼み(行方不明になってしまった仲間たちを探してほしい)を叶えるために(どっちかっていうと大都会ロンドンにおいては厄介なお荷物プーさんを森に帰すために)、郊外の美しい故郷に戻ろうとします。そこでプーさんクリストファー・ロビンは一緒に旅をするわけですけれど、相変わらずふわふわ夢みたいなことを言う(まあぬいぐるみなので当たり前だけど)プーさん脳天気っぷりに、時間黄金よりも貴重になってしまったブラックカンパニーソルジャーマシーンクリストファー・ロビンはいらつくわけですよ。プーさんベタベタはちみつで汚してしまった廊下掃除している間にも、刻一刻とリストラタイム期限が迫ってるわけで。「なにもしないをすればいい」とか「ゆっくりすればいい」とかいプーさん言動癪に障るのは、まあ、仕方ないです。

送り届けた「100エーカーの森」で、とうとうクリストファー・ロビンは切れちゃうわけっすね。

「ぼくはもう昔のぼくとは違う」とプーに突きつけてしまう。その時の表情がね、もうね、良い。

良いよね。

良い。

失意のぷーさんは「従業員を捨てなきゃならない(リストラ)」というクリストファー・ロビンに「もしかしてぼくも捨てたの?」と聞いちゃうわけです。

それに対してクリストファー・ロビンは「捨てたんだよ」と答える。

この時の表情も、良いのです。

「ソレ」をいっちゃったら相手が傷つく以上に自分も傷ついちゃうのを自覚していて、それでも言ってしまったクリストファー・ロビンの、ナイーヴな表情が尊いわけです。おっさんのくせに。イケオジつぇえな。

この時クリストファー・ロビンは「いいやプー特別友達から捨てるわけないじゃないか」と適当に言うこともできたわけです。でも、それは事実じゃないわけですよ。現実として30年以上プーさんを忘れていたわけだし、放置していたし、それは客観的にって捨てたと言われても当然なわけですよ。そういう現実を糊塗して「捨てるわけない」とクリストファー・ロビンは言えなかった。特別友達からこそ、そこで嘘はつけず、自分相手も傷つけるのなんてわかっていたけれど、「捨てたんだよ」と答えるしかなかったわけですよ。

40代になったクリストファー・ロビンはもうおっさんなわけですけれど、ロンドン紳士然としたイケオジなんですね。その彼がいろんな現実言葉を飲み込んで、意地っ張りにも露悪的な「捨てたんだ」って告げるそれが、もうね。

ほんと。

尊い

わかるか人民どもこの尊さが? 「捨てたんだ」ですよ。そんでもってさらに終盤になってね、途方に暮れて懺悔をするようにつぶやく「ぼく迷子なっちゃった」ですよ。いつも迷子になったプーさんを探しては連れ帰る、森の英雄だったショタロビンが、社会人になって人生迷子なっちゃったわけです。大事大事で何よりも大事な娘を守るために頑張ってるはずなのに当の娘にがっかりさせて心配させて、もう何が正しいんだかよくわからなくなっちゃったわけですよ。大人になったクリストファー・ロビンにこそぬいぐるみプー必要なわけです。

まり何がいいたいかって言うとクリストファー・ロビン尊い

結論

クリストファー・ロビン尊い

2018-09-19

廊下での挨拶

会社廊下で遠くの方から顔見知り程度の人が歩いて来るシチュエーションで、どのように対応したら良いのか分からない。トイレに行くときとか特に

遠くで手を振って挨拶する間柄でもないし、かといって目が合ってるのに無言である程度近付くまで目を会わせながら歩くのもなんか気まずい。

大体スマホとか時計とか意味もなく見ながら、ある程度近付いたらそこで気が付いた振りをして軽く会釈する対応してるけど、いつもスマホ見ながら下向いて歩いてる奴だと思われてそう。

何かよい対処方法はないだろうか。

2018-09-18

自分いじめてた人がお笑い芸人になってた

自分中学時代いじめてた女の子(A)がお笑い芸人になってた。まだテレビにはあまり出てないけど、ライブ配信ラジオそこそこ売れてる芸人と共演したりしてる。

大阪ではお笑いファンには知られてる存在らしい。 

ヤンキーキャラで、若手の中では事務所に推されてるとか。

私は中学時代にAにいじめられていた。

体系や髪型をみんなの前でからかわれたりした。

休日に私がひとりでカラオケに行ったら、Aが友達と一緒にカラオケに来てて、ひとりで来てることを笑われた。

私が一人で歌ってたら部屋に勝手に入ってきて、選曲や歌の下手さをからかわれ、翌日学校でばらされた。

ペンケースがたまたま壊れたので、代用としてジップロックペンケース代わりにしてたら『ジップロック』というあだ名をつけられた。

全く知らない後輩から廊下で『ジップロック先輩ですよねw』とバカにされた。

成人式でAと再会したら芸人になってちやほやされてた。

向こうから私に話しかけてきて、そっけない対応をしたら『うちら仲良かったやんw』と言われてびっくりした。

そのあとは自慢話。有名な先輩芸人に飲みに連れて行ってもらったとか。

Aはいじめをしていた記憶がない、罪悪感もないのだ。

そういえば中学時代メールでAから『今度の委員長投票わたしに入れてよ』と強要されたこともある。

Aはいわゆる一軍で、先生にも可愛がられ、男友達も多かった。今も先輩に可愛がられて努力もせず順風満帆芸人人生だろう。Instagramをみても華やかな生活をしている。

私は久しぶりにmixiログインした。中学生当時の私はmixiで非公開の日記を書いていた。

そこでは、毎日学校でのいじめやAのことを書き連ねていた。読んでて涙が出てきた。

はいじめのせいで中3で不登校になり、高校通信制ひきこもり、今は何とか大学に通っている。中学時代から精神科にも通っている。

だけどいつか復讐がしたい。Aがもう少し売れて、何かの決勝に残ったとか、レギュラーが決まったとか、そういうタイミング公表する。

日記精神科診断書ガラケーに保存されたメール証拠になるだろう。

私は中学卒業してからもAのことをチェックしていた。高校時代にAはTwitterをやってたのだけど、未成年飲酒を疑わせる記録もある。

Aに成功してほしくない。

それだけが 希望

2018-09-17

陰キャハロウィン

私の学校私服女子校なので、ハロウィン当日の昼休み放課後仮装をした女子廊下が埋まる。みんな各々着飾ってメイクもして、王道ハロウィンコスからアニメキャラまで千差万別かわいいコスプレで友達写真を撮ってはしゃいでいる。

私は「そうじゃない」側の人間だ。友達からもらったお菓子を食べながらがらんとした教室スマホを弄ってる方。陰キャの中の陰キャ

別にからっていじめられたり差別されたりするわけじゃないし、私もそれなりに満足していたけど、いままでずっとそっち側だったか最後くらいハロウィン仮装をしたい、はしゃぎたい、という気持ちが湧いてきた。

でもそれは私にとって「選ばれし方」の特権だ。そこまでかわいくない、友達も大していない女が変にかわいいコスプレとかするの、イタくない?という変な自意識が働いて、まだ衣装すら買えずにいる。さりとてネタに走って笑いを取れるほどの面白さもなく、カワイさと面白さで完全に板挟みだ。

本当はみんなそんなに気にしてないって分かってるけど。多分そんなに悲惨なことにはならないんだけど。でも気にしてしまう。あ〜どうしよ。

2018-09-14

童貞力が高すぎてチ○チ○切りたい…

https://anond.hatelabo.jp/20180911104826

これのブコメ

この増田学生時代席替えで隣になった女の子を全員好きになったと思う。そういうタイプ



を見て俺はまさしくそういった童貞クサくてヤバい奴なんだなって思い出した。

俺は中高が男子校でいわゆる女子とドキドキな青春なんてものはなく、彼女いない歴=年齢な奴だ

そのため、高校最後の年、さら浪人して一年予備校で過ごした時、そこで何年かぶり女子というもの出会った。いや、女子というのは別に通学中の電車の中でも見ることは出来たが、それは出会ったとは言わないだろう。そんなわけで、予備校が始まった最初はチラッと胸に期待が横切らなかったと言えば嘘になる。でも、一ヶ月後にはそんなもの見当違いであたことに気がついていた。そりゃ、予備校勉強するところで、お友達を作るところではないのだ、当然だった。だから、高3の予備校時代、同じ高校の奴以外と話すことはなかった。しかし、個人的にぐっときた子はいた。話しかける勇気も気力もなかったが…でもその子は全体的に色白で長い黒髪勉強熱心な良い子だった。だから、俺はその子後ろらへんの席に座ったときに真面目に授業を受けてる彼女の後ろ姿を心の支えにして授業を受けていた。

しかし、受験悲惨な出来、センター試験自己採点が終わったときに心が折れてたんだ思う。そういう訳で、さら一年過ごすことになった。その子も実は浪人してしまっていたが、予備校がこれまでの模擬テストの成績からクラス分けした時に、その子は俺よりも上位のクラスに行ってしまい、それきりほとんど見かけることはなくなった。

浪人生となってからは、高校時代の仲間もいなくなってしまった。でも、それは当時の自分にとってはどうでも良いことだった。大学受験に失敗し、親には金食い虫と罵られ反論もできずに焦ってた自分にとっては勉強がなによりも一番大事もので(といっても勉強なんてからっきしだった)、予備校友達を作る気はサラサラなかった。でも、意外にも話のできる知り合いは出来た。講師講義の評判や勉強方法を共有できたのはすごく助かったし、向こうも同じだったのだと思う。

しかし、知り合いの中に女子はいなかった。とは言っても彼らは男子校出身者とは一味違い彼女持ちのやつもいたし、クラス内の女子にさも当然の如く話しかけに行くやつもいた。俺らのクラス女子イマイチだよなー、〇〇クラスのあの子かわいくね?みたいな話もしていた。俺はそんな女子関連の話に対する応答集を頭の中に持ち合わせていなかったため、適当に頷いて自分から持ち出すことは全くできなかったが、彼らはそんなことは気にしていないようだった。

さて、そんな浪人生の俺には、クラス内にぐっと来る子がいた。その子はやや同世代女子よりはやや背は低かった。髪は黒髪の短髪で首の根元あたりで揃えていて、高校とき運動部所属してたんだろうなって思わせる活発そうな雰囲気であった。もちろん、予備校浪人生活はお友達を作るためのところではない。それでも、高3の予備校の時よりはクラス内にチラホラと友達同士になった人たちはいたようだが、それでも学校クラスに比べれば圧倒的にその人間関係希薄だった。クラス名前表なんてもの存在せず、当然俺はその子名前を知らなかった。別に知ったからなんだという話ではあるが、後ろの席からなんとなく視線だけ彼女の後ろ姿に向けた時、あの子はどれだけ頭がいいのだろうと気になった。成績が全ての世界にいると自然とその子の成績も気になったのだ。

うちの予備校模擬試験上位者名前付きで張り出している。俺はその子名前がそこにあるのか気になり、名前を探って見ることにした。本当にキモチワルイことである

そして、俺はクラスの連絡担当職員が、生徒に資料等を返却するときに呼ぶ名前から探ることにした。だから、俺は辛抱強く彼女が席を立つ直前に呼ばれる名前を覚えた。しかし、結構呼ぶスピードが速く、同時に複数人が席を立つことも多く確信をもって名前を知るのには結構時間がかかった。そして、ようやく知ることができたのは名字だけであった。職員名字しか呼ばないかであるしかし、彼女と同じ名字の人はいなかったのでこれで十分であった。

それから、俺は成績表が張り出される時に自分のを探すフリをして彼女名字がないか探していた。結論から言うと彼女は成績上位者ではなかった。おそらくクラスの中ぐらいの成績なのだろう。たまに船を漕いでいる様子も見受けられたし、俺は偶々そんな彼女と席が近くなった時(講義毎に席は変わる)、ペンを音を立てて机の上においてみたりして起きるのを期待してみたりした。もちろん、そんなキモチワルイ事をやっているなんてバレたくないので、顔と視線は教卓に向け、ペンを置くのはノートを一通り取り終わった自然タイミングになるように注意した。そして、その効果はあったのかは分からない。勉強疲れの脳がある程度休息をとったから起きただけなのかもしれないが彼女は起きた。

そんな彼女だが、それでも一度だけ彼女名前が成績一覧に載っていることがあった。その時はなぜか少しだけ嬉しくなった。ちなみに俺はクラスでも成績は下の下、最下位ではないが、もはや大学受験合格確実という判定の大学を家の近くで探すほうが大変な有様であった。

実は、そんな彼女と話す機会が一度だけあった。それは日曜日の朝に予備校が、浪人生に向けて今後の予定をガイダンスしていた時だ。彼女は朝寝坊だろうか、遅れてきた。彼女が来たときガイダンスは小休憩中で教室廊下には俺一人だけであった。

「まだ、やっていますか?」

彼女は俺にガイダンスはまだ終わっていないか確認しに話しかけてきた。本当に唐突であった。そして、不意を突かれた俺は

「あ゛?まだやっていますよ」

と、自分でも信じられないほど、ドスを効かせて、素っ気なく答えた。


あのときの俺にバカか。と言いたい。知らないオッサン相手ももう少し愛想よく答えることは出来たはずだ。なぜ、よりによってぐっと来た子に対してこれまでで、とびっきりの無愛想な返事をしてしまったのだろうと、今でもたまに思い出して後悔してしまう。別に、ここで愛想よく答えたからといっても、何も変わらないだろう。それは十分に分かってる。でも、少なくとも悪意や敵意なんてもの微塵もなかった相手に対してアレはないだろう。

しかし、彼女ありがとうございます。とだけ言って教室の中へ入っていった。それから、俺は便所に向かい、やっちまった。とつぶやいた。そして、浪人生活後、その子は見かけていない。

俺はなぜか大学に受かり入ってしまった。浪人生ではなくなったのだ。しかし、国立はうまく行かなかったため、今度は学費借金してもらうぞと親に罵られている。今はそんな大学生活を送っている。その大学女子は居るか居ないかと聞かれたら、居る。だが、女子割合は全体のほんの一握りだけだ。

そのクラスには、ぐっと来る子が居る。その子は色白で肩まで伸ばした髪をやや茶色に染めている。黒髪でも似合うと思う。


そんなその子は、受験生活が終わって浮かれ気味なクラスの面々とは違い、バックられ気味な大学ガイダンスにもしっかり出席し、授業もサボらず受けている。クラスの皆顔には出さないがその子のことはかわいいかどうかの二択にはかわいいと答えるだろう。いわゆる高嶺の花だ。

だが、大学で知り合った奴は俺らのクラス女子イマイチだよな。と言っていた。なぜだ。

でも、たまに視界に映ってしまうとついその後ろ姿を追いながら、講義を受けている。そして、大学が終わればそれっきり見かけることはないだろう。

そんな訳で、童貞をこじらせキモチノワルイ事にまともに話したこともない相手に、勝手にぐっと来ては、それを散らしてきた。

俺はそんな自分の事がキモチワルイと思う事はある。視線は向けられている側には分かると言う話は常々聞いてきた。しかし、視界に入るとついつい視線が向かってしまう。だから、せめて自分なりに気付かれないように一応の注意してきたつもりだ。


でも、俺のバカなこじらせた童貞のせいで、少なくとも悪意や敵意は含めていないその子不快な思いをさせているかも知れないというのは、本当に申し訳なく腹立たしいことだと思う。

から、そういったことがないように、時々俺は切り落として、その欲の由来を根源から断ってしまいたいと、時々思うのだ。

2018-09-13

とある学生寮の思い出話

今回のラノベ表紙問題で、ふと思い出したので書き捨てる。

数年前、とある大学の男女混合の学生寮に住んでいた。

一階は防犯の観点から男性部屋のみで、私が住んでいたのは上の方の階だった。

食堂を通って、居室スペースのある棟に進み、一階廊下を数m進んだところにある階段を上って上の階に行くのだけど、階段手前の壁に、今回話題になったような、ああいう絵柄のポスターが貼ってあるのがどうしても気になった。

もううろ覚えだけど、いわゆる、女の子が組み敷かれたみたいな姿勢になってる、抱きまくらによくある構図で、アヘ顔とまではいかないけど、萌え絵によくある表情のやつで、乳首下着が見えている、くらいの露出度だったと思う。

しばらくはスルーしていたけど、どうしても気になるようになって、「男性のみが住んでいる1階とはいえ女子の目に入るところで、ああいポスターが貼られているは気になる。女子寮生が通過しない奥まった場所か、個室に移すなどの対応をしてもらえないか。」と、所管の学生委員メールして、対応してもらった。

アニメ絵グラビア水着姿を一律剥がせとは思っていないし、個人的にはその範疇のものは気にならない、ただ、あまりにも性行為示唆するもの女子寮生の目につくところに貼らないでほしい、という点を伝えた。

委員のひとからは、「快く対応してもらえた」と連絡があり、ポスターはなくなっていた。

で、翌週だったと思うけど、階段の向かいくらいにある男子談話室の前にある「今週の一言」的な掲示板に、「ポルノスルーモテカワ大人女子」とマジックで書いてあって、正直寮に住んでいるのが死ぬほど嫌になった。

今回のラノベ問題はさておき、エロをめぐる快不快主観的問題からこれくらいのことスルーしろ、みたいな動きって、正直あちこちにあるんだろうなと思うよ。

2018-09-12

ワタシのいちばん長い一日

anond:20180906085723

「いってらっしゃい。お仕事頑張ってね。お土産楽しみにしてるわ。」

結婚五年目の妻は笑顔で私を送り出した。

そう。今回のシゴトは、私の一生を掛けた大仕事最後までわずかなミスも許されない。

大手機械メーカー大阪支社に勤める私は、大分県別府市内に建設計画中の工場案件の全てを任されている。

サマータイム導入から10年。すっかり国力の落ちた日本では、ベトナム工場を作るよりも国内に作った方が

輸送費等の兼ね合いで安く済んでしまう。AIによる製造工程自動化が進んだ結果、人件費無視できるレベルに抑えられたのも大きい。

だが、それが一番の問題でもある。

雇用を産まない工場地方にどれだけ敬遠されているのか、経営陣は本当に分かっているのだろうか…。

私はこの2年間、何度も別府市に行き、地権者から商工会関係者、市会議から市長まで接待を繰り返した。

接待というものは、される側にはとても気持ちのよいものだが、する側の味わうストレスは大変なものである

そんなストレスを解消するために、ある時より別府から大阪への帰路にフェリーを使うようになった。

別府 19:35 発~大阪 翌朝 7:35 着 のさんふらわあ号12時間の旅は、翌朝会社直行するのにちょうどよい時間であったのと、

市街地の明かりが全く見えない海上で甲板から見上げた星空の美しさは言葉では表せない素晴らしいものであったのだ。

半年ほど前からは、携帯式の反射式望遠鏡を購入し、甲板からつかの間の天体観測を楽しむようにしていた。

フェリー船長は、そんな私に気を利かしてくれて船の常夜灯を最小限の明るさに抑えてくれた。


その日は、数々の環境確保条例クリアして工場着工に関する最終認可を別府市から得ることに成功し、

この2年間の苦労が報われた本当に長い1日だった。

もちろん、工場建設が始まれば、後は全て現場任せにできるという簡単ものではない。

すべての設備が導入されて、最初製品が出荷されるまではまったく気が抜けない。

はいものように甲板から星を眺めつつ、これから仕事に対して、改めて、自分自身気合いを入れるのであった。


朝 7:40 頃、私は大阪南港のフェリー乗り場の近くでタクシーを捕まえて会社に向かった。

気の良さそうなタクシーの運ちゃんフェリーでの天体観測の話をしたのち、夜間、誰にも邪魔されないように切っていたスマホの電源を入れたところ、5分と経たずして、電話が鳴った。

警察から掛かってきたその電話は、妻の非業の死を告げるもので、自宅での現場検証に立ち会ってほしいとのことだった。

私はひどく狼狽し、しどろもどろになって、タクシー運転手に自宅の住所を告げた。



朝 8:10

自宅周辺に張られた規制線のそばで私を出迎えたのは、よれよれのコートを着た冴えない中年刑事だった。

刑事「このたびは、まことに…なんといいますか、奥さまが亡くなられたことにお悔やみ申し上げます。」

私「社交辞令はいいので。いったい何が起きたのか教えてもらえますか?」

刑事「ん~。あたしもまだ詳しいことはさっぱりなんですがねぇ。。。

分かってるのは、朝6時半に親切な牛乳配達員が、玄関そば牛乳箱の周りの血痕に気づいて、不審に思って半開きのドアを開けたら血だらけになった奥さまを発見して通報したことだけ。」

私「なるほど。その配達員第一発見者なんですね。

配達員は妻からなにか最後言葉とか犯人の特徴とか聞いてないんですか?

救急隊員の人も何か一言でも聞けてないんですか?」

私は犯人に繋がる情報が無いかと夢中になって尋ねた。

この程度のことは警察だってとっくに聞いているに違いない。

それでも尋ねずにはいられなかったのである


刑事「ん~。この出血量だとねぇ。。心肺停止と言っても即死みたいなもんだからねぇ。。どうなのかなぁ。。」


要領を得ない刑事言葉に少しイラッとしたが、玄関から廊下の奥まで広がる血の海は、

被害者即死であったことを証明しているようなものである

配達員は間違いなく何も聞けていない...。


その後、警察は自宅内に残された犯人指紋を探すとのことで、家人である私は鑑識に指紋を採られた。

自宅に出入りした可能性のある人物を聞かれ、親族と妻の友人数名の名を挙げた。

おそらく彼らの指紋も照合されるのだろう。


室内には荒らされた形跡があり、盗まれたと思われる妻の財布や貴金属、通帳などいくつかを警察に伝えた。

窓や勝手口などの出入り口については、1ヵ所ずつ状態確認し、普段の施錠状況と合わせて異常の有無を説明させられた。

勝手口の鍵が掛かっていなかったこから犯人はそこから出入りしたとも思われる。


例の刑事は、「あのー。大変聞きづらいんだけど。。これ。おたくさんの?」

と妻の寝室のゴミ箱から取り出した使用済みコンドームを振って見せた。

私「…。その。。妻とはずっと、レスでして。。。」

刑事「あー。そう。」

しばらくの沈黙後。

刑事奥さん不倫してたりする?」

私「分かりません。涙。」



仕事大成功した翌朝に妻を殺されて、その直後に妻の不貞が発覚したとき、夫はどんな顔をすべきなんだろう?

何カ月も前からこの瞬間について考えていたのだが結局分からなかったので、私は泣くことに決めた。

全ては計画通りに進行しているので、本来、喜ぶべき時なのではあるが...。


昼13:30。

午後になると、私は警察署に連れて行かれ、妻の遺体と対面した。

・・・おまえが全て悪いんだよ。私が心血を注いで集めたコレクション二束三文で売り払ってしまうなんて。)

・・・結婚前にもお互いの趣味について尊重するとあれほど約束したのに。。)

・・・プレミアのついた「レイカは華麗な僕のメイドフィギュアをいったい、いくらで買ったと思ってるんだ・・・

無言の妻を前にして、言いたいことは山ほどあったが、私は沈黙を貫き、ひたすら号泣した。


遺体確認後は、別室に連れて行かれた。

刑事ドラマでみかけるような取調室とおぼしき部屋で待っていたのは、あの刑事だった。


刑事「あのーですねぃ。ひじょーに聞きづらいことなんですが。。

これは捜査の一環として、どうしても関係者一人ひとりに確認しておかなければならないことがありまして。」

歯切れの悪いその言葉に、私は思わず

アリバイ・・・ですか?」

と尋ねた。

刑事「そうなんです。

べつにあなたを疑ってる訳じゃなくてね、容疑者から除外するために必要と言いますか、聞いておかないとあたしが怒られちゃうんで・・。」

私「はぁ..。私は昨日の夜19時半に別府港でフェリーに乗って、今朝7時半に大阪港に着きました。それからタクシーで家に戻りました。これでいいですか?」

おもむろに財布にしまってあった、フェリー乗車券の半券と大阪から自宅まで乗ったタクシー領収書を取り出した。

半券には 19:35発 7:35着の文字がくっきり書かれている。

間違いなくフェリーに乗っていたことは、天体観測している様子を見た船員が証言してくれる。

領収書は自宅到着時の印字時刻しか書かれていないが、タクシー会社は何時何分に客を乗せたか記録しているはず。

まり、私のアリバイ完璧なのだ


半券と領収書コピーを取られたのち、返却された。

刑事は、私のアリバイ以外にも妻の普段生活習慣のことや近所付き合い、最近のなにげない出来事まで、こと細かく聞いてきた。

一通り聞き終えた刑事は満足したようで、ようやく私は質問責めから解放された。


私が取調室を出て帰る瞬間、刑事は「すみません。あと1つ。」と呼び止めた。


刑事おたくさん、お持ちのスマホは1つだけ?個人用と会社用と別に持ってない?」

私「うちの会社経費節減会社専用の携帯支給されてないんですよ。個人スマホ代用して仕事で使った通話料だけ請求するカタチなんです。」

刑事「あらま。実は、これから関係者電話通信記録を調べようと思ってましてね。もし犯人奥さんの知人だった場合過去に一度くらい電話してるかもしれないでしょう?見落としがあるといけないので聞いてみたんですわ。」

刑事「それにしても最近スマホはすごいもんですなぁ。うちのかみさんスマホを忘れた時なんて、パソコンちょちょっと操作するだけですぐに置き忘れた場所が分かっちゃったんですよ。」

・・・何を言ってるんだこの刑事は。。。)

私「GPS機能ですね。便利ですよね。」

私は適当言葉を返し、刑事に別れを告げて自宅に戻った。

あの刑事は私を疑っている?

かみさんの話は私にカマを掛けたものかもしれない。ちょっと面白くなってきた。

最新のスマホ複数基地局と同時に通信するため、およその居場所通信局のログに残ってしまう。

から私はフェリーに乗る時にスマホの電源を落とした。念には念を入れて、スマホアルミ箔で包むことで

完全に電波遮断したので、スマホの移動履歴からアリバイを崩すのは不可能だ。


夜18:00。

自宅のリビングソファに座り、長かった今日一日の出来事を考えていると、うとうとして眠くなってきた。

昨夜から一睡もしていなかったことを思い出してしばらく仮眠をとることにした。







ドンドンドン

ドンドンドン

23時過ぎに、リビングの窓を叩く音で目が覚めると、外にはあの刑事が居た。

刑事はどうしても確認したいことがあるとのことで、しかたなく私はリビングに招き入れた。

刑事「昼間聞いた、おたくアリバイなんだけどね。もう一度、説明してもらえる?本当のところを。」

私「はぁ..。私は昨日の夜19時半に別府港でフェリーに乗って、今朝7時半に大阪港に着きました。それからタクシーで家に戻りました。これで満足ですか?」

財布から改めて証拠の品を取り出す必要は無かった。

既に刑事が持参したコピーテーブルの上に置かれていたので。


刑事「でもねぇ。昨夜はサマータイムの切替え日だったでしょ?夜中に時刻が2時間巻き戻ってるよねぇ?」

コピー用紙の上に鉛筆時系列タイムラインを描いた刑事は、

夜19時半から航行時間である12時間後が何時になるのか?これ見よがしに数えてゆく。

刑事「1,2,3,4・・・12。ほらね?大阪港に着くのは今朝の5時半だ」


刑事「5時半に着いて、7時40分のタクシーに乗るまでの約2時間おたくはいったいどこで何をしていたんです?

その行動を合理的説明できますか?」


冴えない刑事の目が、一瞬、狼の目のごとく鋭く光ったように感じた。

私「・・・。いつから私を疑っていたんです?」



刑事最初からだよ。

あんたに出会った時、あたしは配達員通報したとだけ伝えた。

警察通報したとも、救急通報したとも言ってない。

なのに、あんたは救急隊員の話を聞いてきた。

それでピンときたね。

あれ?この人、もしかして奥さんが運ばれている様子を見ていたのではと。」


私は確かに現場をずっと見ていた。

から無意識救急隊員という言葉を口にしてしまたことを思い出した。

迂闊だった。

私「そんなことで・・・



刑事「そうだよ。

5時半に着いたあんたは、バイクか何かで自宅に戻り、6時過ぎに奥さんを殺した。

毎朝6時半に届けにくる配達員にわざと死体発見させたのを確認して、7時半には大阪港に戻った。

違うかね?」











…素晴らしい。完璧だ。

…およそ完全犯罪というものは、良きライバルに巡り合えてこそ、真に完成するというものだ。

…この刑事には、「ナニワのコロンボ」という称号を与えよう。

…だが、君がたどり着けるのはそこまでだ。

私は自分勝利確信した。





私「そんなことで。そんなくだらない妄想で、今日一日。初動捜査の貴重な一日目を無駄にしたんかっ」

私「この一日の間に真犯人絶対まらないところへ逃げおおせたら、いったいどない責任とるつもりやねん」

私「大阪府警の恥さらしめ」

顔を真っ赤にした私は、自分もびっくりするほどの大声で刑事に怒鳴りつけた。


私「お前はなんもフェリーのことが分かっちゃいない。

旅客フェリーはな、ただの輸送船とはちゃうんやで。

サマータイム切替え日には、航行時間を10時間にしたり、14時間にすることで

時刻の辻褄をあわせてるんや。ほら、ここよくみいや。」

フェリー会社の「よくあるご質問」ページをスマホで開いて見せた。


Q:サマータイム切替え日の乗船/下船時刻はどうなるのでしょうか?

A:海上での航行時間(速度)で調整しますので、時刻表通りとお考えください。


無慈悲な一文が、刑事の考えた時刻表トリックをあっさりと打ち砕いた。

私「信じられんなら、明日フェリー会社に問い合わせてみるといい。

船長も船員も乗客も、そうじのおばはんも、み~んな朝7時半に着いたと証言するわっ。アホめ。

もうお前が私を疑っていると分かった以上、今後はいかなる質問弁護士を通してもらうからな。

それよりも、上の人間に話をして捜査を代わってもらう。

こんなクソの役にも立たない捜査官なんて、もう二度と顔もみたくないわ。」

思いつく限りの罵倒刑事に浴びせて追い返した。



これから先、あの刑事がどこをどう調べても私のアリバイが崩れることは無いだろう。

だって、私は本当に19:35発~7:35着のフェリーに乗っていたのだから

アリバイ崩しをあきらめて、寝室で見つかった精液の持ち主を追い始めてくれたらそれで十分だ。

私が出張先の風俗店ごみ箱から拾った精液の持ち主がどうなろうと知ったことではない。


23:55。

私は自分の寝室に戻り、省電力モードで待機しているメイドロボットレイカスイッチを入れた。

レイカ「お帰りなさいませ。ご主人様」

永遠の17歳自称する人工音声が甘い声で話し始めた。

私「今日は本当によくやってくれた。心から感謝するよ。」

レイカ「ワタシもお役に立てて光栄デス」

魔改造を重ねられたレイカは、どんな命令もこなせる最強メイドだ。

もちろん夜のサービスだって完璧だし、アイ・カメラから映像ネット経由で遠隔地に飛ばすことも可能

完璧メイド完璧仕事をさせる。夜のいちばん長い今日執行日に選んだのはそれが理由だった。

今日から、死が二人を分かつまで、彼女との二人きりの甘い生活が始まる。

妄想で頭をいっぱいにした私は、レイカの柔らかな胸に顔を埋めつつ、深い眠りにおちるのだった。(終








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参考)

フェリー

https://www.ferry-sunflower.co.jp/route/osaka-beppu/time/

レイカ(フィギュア)

http://my-s-maid-reika.sakura.ne.jp/figure/index.html

レイカさん、良いですよねぇ。

原作は1冊のみで完結なんですが、番外編としてぐすたふ先生ご本人の同人誌が続くようでファンとしてはうれしい限りです。

最近、ミクさんと結婚された男性話題になってましたけど、私が結婚するなら絶対レイカさんが良いデス。

タイトル原案

http://b.hatena.ne.jp/entry/370544145/comment/gabill

本作のタイトルレイカさん視点です。

脚本原案

http://b.hatena.ne.jp/entry/370569310/comment/tetsutalow

https://anond.hatelabo.jp/20180907005441

時刻表トリックめっちゃ難しいですね。

「19:35発」と書いた時点ですぐに、サマータイム時間のズレがぁぁ

アリバイが崩れて不可能だった犯行可能にぃってバレバレじゃないですか。

少しひねって、サマータイムの時差で2時間分の余裕ができたが、犯行必要なのは時間。残り1時間はどうやって?

としたら、ただの時刻表トリックと変わりなくなってしまいそう。

アリバイは崩れたけど証拠が無いよ系を面白く書くにはショートショートでおさまらいかなと。

それから、本作のオチについて。

推理モノなら、家宅捜索の時点で埃を被って動かないレイカさんが出てくるべきなんでしょうけど、

ただのどんでん返しなので省略しました。

最初草案では、正統派コロンボのように、天体観測趣味なのに関連する書籍本棚に少なかったり、荒らされた部屋の紛失物をすらすらと言える姿に疑いを深めてゆきます

最後に、奥さまの体内のチタンプレートにこんな傷を負わせられるのはロボットしか居ない。とか、あなたロボットの目を通してしか現場を見ていなかった。だからこんなケアレスミスをしたんだ。

みたいなことを考えていたんですが、これだと、魔改造によってロボット原則を破れるようになったレイカさんは破壊処分されてしまます

それが嫌でこうなりました。

2018-09-10

ファミレス電車で騒いでるガキは

かにさせろ!うるせえ!クソガキ!って思ってる人が多いけど

小学校で隣のクラスが静かにテスト中なのにギャーギャーおしゃべりしたり廊下ドタバタ走り回ってるガキを注意するのは

時代錯誤人権侵害子どもを抑圧するな!これだから教師はー!って紛糾する人が多いような印象がある

ような気がする

自分ファミレスで騒ぐガキよりそっちのが嫌だけどな

学校ってなるとどうして急にガキの肩を持つのかね

2018-09-08

母親しんどい

この前 母親誕生日だったんですが、うっかり忘れてしまっておめでとうという言葉自発的に言えず、母親から今日誕生日なのに誰もおめでとうって言ってくれない」と言われて気付きました。そこで慌てて「ごめん…おめでとう」って言ったんだけど1日機嫌がずっと悪くて物に八つ当たりしながら掃除したりなどしていてめちゃくちゃめんどくさいなと思ってしまった。

そのあと 罪滅ぼしではないけれど、母親が外部で活動をしている間に 夕飯をいつもより頑張って作ってみました。

母親はなかなかテーブルに座らず、自分が食べたいものを作っていた(フルーツの皮をむいていた)ので、21時も過ぎ、空腹だった私は「先食べてていい?」と聞いたのですが、その一言母親逆鱗(ほどではないけど)に触れたらしく、「乾杯くらい待ってくれないの?」と言われ じゃあどれ飲む?これでいい?と聞けばもういいよ、先食べてて、冷めちゃうし、と言って機嫌を悪くして 流石にウンザリしてしまったので小さな抵抗としてじっと待っていました。色々言われましたが適当に喋ったり黙ったりして待ちました。ご飯は冷めました。

私は長女で(現在大学に在学していて今は夏季休暇です)、妹よりも家事を色々頼まれることがあり、料理掃除洗濯などは母親が不在の時や忙しい時は中学生くらいの頃からはじめていました。言われていないときでも家事はしていたけど、おそらく母親の「(家事が)出来ている」のレベルが高過ぎて、私がそれなりにやっているつもりでも「言ったらやるがそれ以外は全然やらない」と言われたり掃除リビングダイニングだけちゃちゃっとかけてたりすると「廊下洗面所はやってないの?」と言われたり家事ができてないときは「やってないの?ひどいね?」ということを言って、やる気みたいなのがどんどん削がれるようなパターンが多い。

そもそも私と母親価値観みたいなのが違うんだなと昔から思っていたけど、「今まであなた達のために色々やってあげてきたけど、全然感謝してくれたり、そういう態度示してくれないよね?私の育て方が悪かったんだわ。すごく悲しいわ…」とか言われて、本当に人に期待しすぎでしょ…そういうのすごく嫌だし良くないと思って言いたかったけど、言うと家がめちゃくちゃになるし帰宅する父親にも申し訳ないので言えなかった。

一緒に買い物したり、談笑したりもするし、楽しいと思うときもあります

でも、例えば長女と次女で扱いが平等ではないときも多く、(全部がそうあって欲しいとは思わないし、性格の違いやそのときのお互いの経験値の違いもあるので多少は仕方ないと思っている)どうして、と疑問に思ったり辛く思ったりすることが多かった。

私も、自分の言いたいことを言ったところで分かってもらえない、言ったら怒られると思っているのでそう言う場面に立つと発言を避けてしまます

さら一方的に話されて母親の持論に持っていかれることが多いため 黙ってしまうことが多いことも良くないと思っているんですが、未だにうまく表現することができません。

最近やっと反発できるようになってきました。まだ怖いですが。

例えば、妹(大学生)と妹の友達が家に遊びに来ることになり、「妹と友達昼ごはん作ってやってくれない?」と言われました。そのときにどうして私が作らないといけないんだ…と思い、「妹が作ったらいいんじゃないの?」と言うことができました。その後妹も私が作るよ、と言ったので母親も納得し、穏便に済みました。冷たい姉だと思われたかもしれないですが、言えて良かったなと思いました。

かにも、例えば朝も勝手に起きて勝手朝ごはんを作り、後片付けする (親が家を出る時間に寝ていることもある)→協調性が無い 一人で住んでるんじゃないか家族に合わせなさい

これが一般的にあまりいい人間(子ども)、常識的おかしいのかどうか分かりません。やはりわがままでしょうか。世の中の学生やこどもたちはもっと家事を手伝ったり気がきく子が多いのでしょうか。

余談ですが、なんであんたはそんなに自信が無いんだろうね?と母親からやたら言われます。そんなとき あなたのその「間違えた育て方」なんじゃないですか?と責めたくなります。こんなこと言っていても何も改善しないのですが…あと、私がこのくらいやったんだからあなたもそれ相応、それ以上やるのは当たり前でしょう、みたいな精神がめちゃくちゃ嫌いです。自分基準で決めないで…

あーーー長女に生まれたくなかった、まず女に生まれたくなかったーーーーー!!

長文で推敲もせず、自己満足ストレス発散になってしまいました。すみません

ここまで読んでくださった方がいれば、本当にありがとうございます。まだまだ世の中のことが分からず、人としても未熟ですが頑張ります

おつかれさまでした。おやすみなさい。

2018-09-02

ネオリベリベラル、「成長可能性」と「同情可能性」

ネオリベは「成長可能性(andムダ排除)」に信仰心投資し、

リベラルは「同情可能性(andクズ排除)」に感情投資する。

投資するからには、当然、見返りを求めるし、見返りがありそうな物件しか投資しないだろう。

昭和の昔、自分がガキだった頃に、通っていた下町公立小学校

障害教育に携わっていた血気盛んな30代の男性教師が新たに赴任してきて

自分クラス担任になった。その教師は興奮しやすい熱血派で、女子生徒にも

容赦なく体罰(ビンタ)を行った。ある時は、クラス女子生徒全員を教室前の廊下

並ばせ、男子生徒へと同じ激しい強さのビンタを順番にしていった。その直後、

その教師勘違い女子生徒たちに非は一切無かったと判ると、すぐに反省謝罪

言葉を表明し、女子生徒全員から自分へ一人ずつビンタをしてもらい許しを請う、

というような感情の起伏の大きな人物だった。クラス全員の本心は計り知れないが、

自分が知っているかぎりでは、この教師を悪く評する生徒はおらず、むしろ強く慕っていた。

この教師は通常の学校に勤務するのが初めてで、『障害児たちは必死生活しているのに、

健康で何一つ障害も無い児童たちが不真面目なことに腹が立ってしょうがなかった』と、

後になってから、なぜあれほど最初の頃は体罰が多かったのかの理由を正直に述べた。

不出来な健常者(≒日本人)には腹が立ち、障害児(≒外国から移民)には同情心が湧く。

これが「リベラル」な人たちの偽らざる本音だろう。

私の少年っておかしいでしょ きもちわるい

15歳で肌の汚い化粧の30過ぎの女に憧れないよ 

相手してくれるのがオバサンだけのモテナイ君ならあり得るかもだが 

普通に女子に声掛けされてるフツメン男子であり得ない 

廊下が来てない24くらいが上限だろう 

あり得ない

恋は雨上がりの時も思ったけど

美少女美少年で30過ぎて白髪が混じり始めて肌はもう若くないオジサンバサンにベタ惚れの人なんていないでしょ 

あいロリコン作品のせいで元芸能人初老リアル10代に手を出して子供トラウマを作るんだよ 

漫画から匂いがないしフルHDじゃないか毛穴の汚さは見えないけどリアルは見えるし

30は婆は15男から見たら間違いなく事実

あり得ない

気持ち悪い

刑務所

2018-08-30

anond:20180830024746

いつぞやのガン闘病中のクラスメイト自分たちも髪を切ったようにだ

俺もゲイ俺もゲイだとクラスメイト教室廊下学校で町中で叫んで回ればいい

一人じゃない

俺らも全員ゲイだと肯定すればよかった

2018-08-28

場所はよくわからないオフィスの中だ。広々としている。大きさは体育館といったところか。なぜかみんな走っている。コースに沿っている。私も走っている。年代小学生ぐらいの子から年寄りまで様々だ。走り始めは同年代ぐらいやその上の年代の人が多かったが、ゴールと思われるところには小学生ぐらいの子しかいなかった。多分周回差ができてしまったのだろうという予想だ。小学生を抜いたら、どうやらそこはゴールのようだ。汗で体を濡らしているが、体は暑くもないし、寒くもない。ゴールから少し歩いたところに小さな看板が立っていた。その看板には当選者番号といった文字が書いていた。この走るとき必要チケット番号を見ていると、どうやら自分当選したようだ。商品サッカー無料観戦チケットだった。早速貰おうと思ったが、どこに行けばいいのかわからない。近くにスーツ姿の男性がいたが、あまり看板をジロジロ眺めていただけで、主催者の人かわからない。その横に部下の男性らしき人もいた。何かを待っているようで、じっと佇んでいる。仕方がないから、通路の奥に行って、オフィスを移動した。廊下の奥の扉を開けると、事業所だった。全員パソコンの前で作業をしていた。ここではチケットは引き換えれそうにないと思い、さっきの場所に戻った。まだ、脂ぎっている、少し小太りのおじさんとその部下らしき人物はいた。とりあえず、その上司らしき人に話をすることにした。「このチケットはどこで引き換えられますか?」と聞くと、「それはもう終わったよ」と返した。窓に目をやると外はすでに真っ暗だった。オフィスに居ると時間感覚がわからなくなる。「じゃあどうすればいいですか?」というと、「さあね」とめんどくさそうに答えた。周りを見てみると、さっきまで走っていた人たちはどこにもいない。仕方がないのでオフィスから外に出た。ムッとした熱気に包まれながら、その後の記憶はない。そこで目覚めてしまった。

ルンバ死角

日常生活効率化に今や欠かせない文明の利器、全自動掃除機ルンバ

ルンバが動きやすいように段差を無くしたり家具を少なくしたりするハックが流行っているが、どうしても限界はある。利用者の工夫程度では補えない弱点が実はある。見逃されていた欠点言うなればルンバ死角」が。

それはルンバ上面だ。ルンバが通過した床面のホコリゴミなどはすべからく皆、そこが廊下だろうが畳だろうが関係なくすべて吸い込まれしまうのだが、しかルンバがどれだけ動き回ろうとも、彼女の体自体は動きのすべてについてまわり、ゆえにそこにある汚れには決して手が届かない。輝きに満ちた主人の部屋の中で、それを達成すべく献身した彼女けが唯一、汚れにまみれている。これほど悲しいことはない。

ルンバをもう一台設置する。無論ルンバの上に置く。ルンバ掃除する専用の小型ルンバというわけだ。

しか安易解決策にありがちなことではあるが、この改善案には明らかな問題がある。小型ルンバにもまた同じ問題が、その上面が汚いという課題が残るのだ。ならばさらに積み上げてはどうだろう。小型ルンバの上にさらルンバを重ねて… としていくとどうなるか。ルンバの総数nを無限大に近づけていくと、どのようなことが起こる? 上面の面積はゼロに近づいていくはずだ。その向こうに、哀れな従僕に仕える従僕、彼女に仕える従僕その無限の連なりの先に、全員が救われる希望はあるか。

無い。面積は確かにゼロに近づく。だが決して消滅はしない。アインシュタインはかつてこう言った。数学法則現実に当てはめるならば、それは不確かなものになる。数学法則が確かであるならば、それは現実には当てはまらない。ベロリルンバサイズを少しでも削るために努力を惜しまないエンジニアいくら夜を徹し死力の限りを尽くしても、人類の叡智をどれだけ積み重ねても、プランクスケールルンバなど作りようもないからだ。無限には決して届かない。理想化された数学では救えない現実がある。方程式に"宇宙項"を加えるしかないのか。ルンバの汚れから目を背けるために。

諦めるのはまだ早い。問題をよく観察せよ。実際の部屋には天井がある。天井に着くまでルンバを積み重ねればよい。天井自体にもホコリが付くことがあるって? よろしい。ならばルンバを逆さにして運用せよ。新たに開発された両面ルンバは、部屋の中央部上下からうねって伸びてくる鍾乳石を繋ぐ。ルンバルンバ掃除する。系としてのルンバが床面と天井掃除する。システムとしての自立。もはや誰の手も借りる必要はない。これが追い求めた答えだ。

いや忘れてはいけない。書斎にはまだ主人がいる。成長したルンバ達にとって、いか人間の助力が不要ものだろうと、こちらにはまだ彼女らの力が必要である。人の髪に、体に、あらゆる表面に不純物が付着している。だから部屋いっぱいのルンバ。部屋=人間+ルンバ。このルンバに満たされた空間の中で、私が体の向きを変えるたび、小さなルンバ達は逆の方向に回り込む。

2018-08-24

小学校のセンセイってすごくね?

だってクラス数十人を担任で受け持ちながら、5強化+アルファを全部ひとりで教えるんだぜ?

中高のほうが専門性は高いのかもしらんが、しょせん授業でしかかかわりない狭い教師に比べたら、めちゃくちゃハードルたけーしすごいと思う

まあクソなセンセイもいるけど

後ろのうるさいやつを注意してたらそいつと話してると思われて廊下に立たされたこと一生恨むぞクソ佐谷

警察検察に行ったり民事裁判を起こしたりした話

警察被害届を出そうとしたとき、私は北海道にいたので、北海道苫小牧署に行った。

そこでは、事件が起こった場所被害届を出すのがよいから、横浜に行く機会があったらそのとき警察に行くのがよいと言われた。

その旨を、現場管轄である神奈川県警戸部署に相談してみると、やはりこちらに来る機会に来署してくださいとのことだったので、

数か月後、東京に行く用事のあったときに、戸部署に寄った。

戸部署で話をすると、それでは被害届を受けるので明後日また来てくださいとなった。

なので2日後にまた行くと、女性警察から被害届は受けられない、ただ話を聞きたいだけだと聞いている、被害届を出したら加害者が怒ってあなたに何かするかもしれない、同じ女性としてあなた危険な目に遭う可能性にさらすことは出来ない、という話をされた。さらには、どうして時間が経ってから来るのだと言われた。(そのことについては事前に戸部署に相談しており、こうなっているのに。)


苫小牧署の対応と随分と感触が違う。

北海道に戻った私は、再び苫小牧署に行き、こういう被害届を出したいと言われたら苫小牧署ならどういう対応しますか?ということを質問した。

そういった場合にはこういう捜査をするだろう、という説明苫小牧署の警察から受けた。

から警察に不満があれば監察に申し立てるとよいと聞いたので、

戸部署ではじめに対応してくれた警察官と2日後に会った女性警察官とでは話が違ったこと、

苫小牧署ではこういう相談があればどういう捜査をするという話をしているのに戸部署では被害届を受けつけてくれなかったこと、事件に遭った場所によって捜査格差があってよいのか、

ということなどを手紙に書いて、神奈川県警の監察に送った。


手紙が届いたであろう頃に、戸部署に電話をしてみると、電話を取った人からして、ああはいはい、と話をわかっている感じであった。

そして、私の事件刑事課の(企業でいうと)部長クラスと思われる人が担当することとなった。

監察の力ってすごい!


ところで、私は、例えば「医師は全員女性なので安心」のような、女性相談を受けるスタッフ女性なので安心だという世の中の謳い文句安心を感じたことがない。

戸部署の女性警察官のように、「同じ女性として」という文句が「私も我慢しているのだからあんたも我慢しろ」という風に使われることがあるからだ。

生物学的な性が同じである前に、私とあなたは別の人間だ。

たいていの事件には加害者復讐可能性というのは伴うのではないか。そうした場合被害者は泣き寝入るしかないと警察はいうのか。

被害届を出すかどうかは私が決めることではないのか。同じ女性からといってそれをさせてもらえないのであれば、私とあなたは別の人間であるということの尊重のうえで相手の状況を慮ってくれる男性警察官が担当となってくれた方がいい。



事件捜査してもらえることとなって、2か月に1回くらいの頻度で戸部署に呼ばれた。

その頃には北海道から埼玉引っ越していたのだが、平日の昼間に片道2時間近くかけて警察まで行かなくてはいけないのはなかなか大変であった。


戸部署では、いつも刑事課の個室の中で話をきかれた。

その個室に入るときは、携帯電話をドアのポケットに入れなくてはならなかった。”いつもは悪い人を取り調べる部屋だから、外に連絡して打ち合わせることができないように”という説明を聞いた。

たいてい冷たいお茶を出してくれた。個室の壁のペンキはひび割れていた。警察建物ってたいてい老朽化している。お金がないからあまり捜査をしたくないのかもしれない。でもだからといって私が人権侵害行為を受けたことを泣き寝入ることはしたくない。


車で被害現場まで行き、ここですと指さしているポーズ写真を撮られることもあった。「おお、それっぽいことをしてる」と思った。


被害届刑事作成してくれるのだが、被害者の喋り口調で作るものになっているようだ。加害者被害者ニックネームがあれば、その名前が使われる。例えば、「みちょぱ」と「らぶりん」がニックネームであればそれが被害届のなかで使われる。こういった種類の事件テンプレートなのだろうか、「ときには優しいこともあって、そういうところが好きでした」なんていう文言も入る。つまり「みちょぱはらぶりんの、ときには優しいところが好きでした」という文面が出来上がる。それを刑事に読み上げられて、恥ずかしくってしかたがなかったのだが、こういうものなのかと思い「はい、それでいいです…」と言っておいた。


この頃、私はちょっとした男性不信になっていた。

加害者人権は守られている。例え立件されても、起訴されたとしても、特殊権限のある人がそれを調べない限り、そうなったことは知られない。

そう考えると、道を歩いている人も、実は殺人犯なのかもしれない。あの男の人は親切に道を教えてくれたけれど、家では妻や恋人を殴っているのかもしれない。そんな考えが頭をよぎった。


現場に関するものが少しトラウマとなっていた。「横浜」の文字を見ると嫌な感じが湧き上がってきた。加害者がよく着ていたような白いTシャツを着た男の人を見ると、恐怖感が湧いてきた。


私が警察被害を届けることを知人に話したら、その知人が加害者にそのことを告げるということが起こり、ショックを受けた。


加害者が「女性は1人の人間としてではコンテンツとしてみていて、必要がなくなったら他のコンテンツに乗り換える」と語っていたことがあり、その話をまた別の知人男性にすると、その知人男性も「男はみんなそうしたいと思っているところがある」と言って、そのことにショックを受けた。


ネットなんかで「女性ちょっとしたことでもすぐDVと騒ぐから」と書かれているのも見かけると、私の言っていることもそう思われるのだろうか、信じてもらえないのだろうか、と思った。

そんなことがあり、警察にも通っていたりで、精神的負荷がすごかったのだが、それで精神的に不安定になったら、”メンタル不安定な人”ということで、私の言うことの信憑性が低くなるのではないか、と思い、周りに支えの無さを感じていた。

そんなときに、10年ぶりに会った後輩に、これまでにあったことを打ち明けると、

「僕はあなたの言うことを信じますよ。だってあなた、苦しんでいるじゃないですか。」と言ってくれて、こころが救われた。

私が警察被害を届けようとしていることを知人が加害者に告げたことも、女性コンテンツ扱いする発言も、「ひどい」と言ってくれた。ようやく、私がおかしいと思っていたことを「おかしい」と言ってくれる人が現れて、私はほんとうに救われた。


警察捜査の進みはほんとうに緩慢で、1年くらいかかったと思う。

ようやっと書類送検ということになった。

警察で立件された時点で、前歴となり、その記録は警察自治体永久に残るらしい。


横浜地方検察庁に私も1度行き、話をきかれたりした。


事件は「執行猶予」となった。

これは加害事実があったと認められたということである

起訴」には社会的に重大な事件ではないとならないらしい。


その後、民事裁判を起こすことにした。


この時点で時効が迫っていたので、内容証明郵便加害者宛てに送った。こうすることで時効半年延びる。

その間に弁護士を探した。


親切にしてくれる弁護士もいたけれど、証拠が少ないということで引き受けてもらえなかったりした。

嫌な思いもした。被害に遭ったことについて私が馬鹿だと言う弁護士もいた。

私はDV被害者当事者会に出たりして勉強したが、DV被害者というのはみんな自分馬鹿だと思っているんです。そう思っているから、なかなか外に打ち明けられなかったするんです。それなのにそんなことを言う弁護士がいるなんて。

そもそも、人を疑って警戒しながら生きているのが賢くて、人を信じると馬鹿と言われる社会なんて。


そんな中、ようやっと、引き受けてくれる弁護士出会えた。

実は、警察では証拠不十分で立件できなかった加害事実について(数種類の加害行為があり、証拠が揃っているものけが立件された)、加害者検察での供述の中で加害事実を認める発言をしていることを、私は検察から聞いていたのだ。

裁判となれば、その供述調書の開示を求めることができるかもしれない、と弁護士は言った。開示されたら、それが重要証拠となる。


そして裁判が始まった。


東京地方裁判所は大きなビルの中に部屋(法廷)がたくさんあって、廊下の壁は明るい色に塗られ、大きな病院学校みたいだった。

地階に食堂があるので、ここは「裁判に勝つ」ということでカツ丼を食べようとしたのが、カツ丼メニューに無かったのでざるそばを食べた。

裁判官は頭に黒い帽子をのせてポンチョのような黒い服を着ており、「あれは昔はシルクだったけど今は合成繊維になった」と弁護士が教えてくれた。


私も裁判に出席して事件について述べなくてはならなかった。

ハンカチくらいは持ち込んでもよいと聞いたので、すごく緊張したかハンドタオルをぎゅっと握りしめて法廷に立った。

述べる前には、ドラマとかであるように、嘘はつきませんってことを宣言しなくてはならなかった。その文言は、プリントされたものが前に置かれていたので、それを読んだ。

私が述べた後には、加害者側の弁護士から質問をされる。

ここでも結局、私が馬鹿だということを匂わせることを言われる。

いくらDV被害者には特殊心理状態があるという研究があっても、DV被害者当事者団体が訴えても、それはなんにもならない。

私は「はい」か「いいえ」しか答えられない。私を侮辱するようなことを言われても、反論しようとすると裁判から制される。


この後しばらく、私は加害者側の弁護士の喋り口調がフラッシュバックすることがあり、精神的な危機を感じた。

弁護士の喋った内容ではなく、息遣いのようなものフラッシュバックがあった。

これまで警察検察に行ったり裁判を起こしたりして、かなり精神的に負荷を感じることがあったけれど、これが一番ひどかった。なるほどこれがセカンドレイプってやつかと思った。数週間したらおさまったのでよかったのだが。


私の弁護士裁判の中で、検察庁に加害者供述調書の開示を求めてくれたのだが、

それが開示されることな裁判は終わった。

和解ってやつになった。



警察被害を届けたり裁判を起こすときに、どうして警察に行くの?どうして裁判をするの?と言う人たちがいた。どうしてそういう質問がなされるのか私にはわからなかった。

泥棒に入られたら警察に行くのと同じことだと思った。カバオくんを泣かせたバイキンマンは、アンパンマンにやっつけられる。幼稚なのかもしれないが、世界はそういうものだと思っているので、私には泣き寝入るという選択肢は無かった。けれど、泥棒に入られても警察に行かない人もいるのかもしれない。

「得られるものに対して自身へのダメージが大き過ぎる」と忠告してくれた人もいた。

(確かに、負荷は大きくて、円形脱毛症になりかなり派手にハゲをこさえた。裁判が終わって1年近く経つ現在もまだ完治していない。)

そう考えて泣き寝入る人たちはたくさんいるのだろう。けれど私はそんな例を増やしたくはなかったし、このままあったことを無かったことにされたくなかった。

暴力的自分の意にそぐわない状況に置かれるという体験は、私の自己効力感とか自信を失わせるものであった。

むかしの私は将来に希望を持っていて活動的であったが、被害に遭った後は、何かをしようと思っても、自信がが持てずに力が入らないのだ。

警察に行ったり裁判をすることは、暴力的に意にそぐわない状況を受動させられたことを、自分で動くという能動に変えることであった。

から私は、やれるだけのことをやってよかったと思っている。

2018-08-23

窓は大事

大学渡り廊下

ふだんは大きめの窓から街や遠くの山が見えていい眺めなんだけど、耐震工事か何かで渡り廊下の周りに覆いがかけられて、窓の外は壁のように見えるようになってしまった。

で、これがすごい圧迫感。

渡り廊下に入った瞬間、ぎゅっと感じる。

うまく言葉にできないけど。

2018-08-21

部屋の掃除してなかったらダニ発見

リアルダニみてしもうた

うちの汚部屋

洗濯物面倒くさいから窓の廊下に置きっぱなして拾って着てた

体かゆくてダニにかまれ

パンイチで机すわってたら太ももダニ

びっくりしたぜ

2018-08-20

anond:20180820145901

んー? でもワンルーム間取りを見る感じ、コンロが置いてないものは無いし冷蔵庫を置くスペースも確保されてるから実質的な違いは廊下部分をキッチンスペースとして独立しているかどうか位しか違いはなくねーか。

1Kレイアウトキッチンスペースの広さは大体変わらんぞ。(それで自炊ができないって言う話はまあ理解しないでもない)

2018-08-19

大便を漏らした話。

中学生の頃、登校中にだ。

僕は昔から腹を下しやすい、それは今でも変わらない。

でも、漏らしたのはこれが最初最後(だと思いたいという希望的観測)だ。

 

当時の登下校に限らず移動の時は腹の調子を見て、出来るだけ大便を済ましてから動くように心がけている。

ただ、いくら心がけていても、腹の下しは先取りできないし、終わりを伸ばすのも限度がある。

腹痛が始まったのは、通学路の半分を超えたあたりだったと思う。

腹を襲う猛烈な鈍痛。あ、いつものやつが来たなと思い、大便が漏れないように尻の穴に力を入れて堰を作る。

波は堰のギリギリまで攻めてきて、そして引き潮のように戻っていく。その繰り返しがしばらく続いた。

民家でトイレを借りることも考えたが、私にとっては腹痛は日常茶飯事で、借りることによる羞恥鑑みると、それはとても実行できなかった。

全身から冷や汗だひたひたと湧出し、顔が自然と下を向く。視界には余計なものを入れず、ただ足と尻の穴にだけ意識を集中した。

一歩、また一歩と歩みを進める。普段登下校している20分程度の道程が、永久に続くのではないか、そんな風に思えた。

 

校舎が見えて来た。学校の周りであることを示すレンガの歩道をそのまま進む。

登校中の生徒に友達がいないことを、そしていたとしても話しかけられないことを、頭の片隅で祈る。

この時点で尻の堰は既に限界を超えており、土嚢を積んで緊急対応をしている状態だった。

校門を通り、自転車置場を抜け、校舎へと入る。

靴を脱ぎ、靴をしまう。下駄からトイレまでは曲がり角の無い一直線。

新校舎の真新しいフローリング滑るように小股で強歩する。

 

その途中。もうトイレまでは10mも無かっただろう。中庭に面した日当たりの良い廊下で、堰が決壊した。

モリモリモリと、尻から大便が噴出し、ズボンを盛り上がらせる。大便が尻を伝い、足の付根へ落ちていく感触を受ける。

廊下に落ちたら一貫の終わりだと思い、残りの10mを尻を(大便を)抑えながら、歩みをさらに小股にして、トイレへと駆け込む。

幸い足元からの大便の漏れは無く、道中は無事のようだった。だが、パンツ及びズボン悲惨状態で、見事に大便にまみれていた。

 

普通人間ならこの時点で、授業には出ずに下校することを考えるだろう。僕もそうだった。

しかし、今日中間テストの日だった。休んだことによる、先生や親、友達への事情説明等を考えると、頭が重くなった。

トイレの水で洗えば何とかなるのでは、そう考え、大便器の水でパンツズボンを洗い、出来るだけ乾かして、颯爽と何事も無かったかのように教室へと向かった。

その後のことは、書かなくても分かると、思う。というか、これ以上、書くことが、自分にとって辛い。

 

簡単概要だけ書く。教室臭い臭いオンパレード教師は気を使い現状維持、その状態テスト続行、絵に描いたような最悪な1日となった。

 

何でこんなに辛いのに、書いてるだけで冷や汗が出てきて、情けなく思えてきて、思考はどんどんマイナスに落ちていくのに、わざわざこんな文章を書いたんだろう。

似たような経験のある人とか、現在進行系で似たような問題に陥っている人がいれば、こんな奴もいるよというお知らせにはなるのだろうか。

良ければ、過去の恥を書くことの意義を、誰か教えて下さい。

2018-08-18

anond:20180818141643

新聞記事にはないので、自分も信じられていませんが、関係者と思われる方によると、本の廃棄だけでなく、図書館大学運営にも問題があると言います

https://twitter.com/BB45_Colorado/status/1030382157254934529

立大の蔵書問題は、統合から焼かれそうだと情報が流れていて、県立大教員ががんばって阻止した筈だが、まぁこうやって焼くんだよ。

https://twitter.com/BB45_Colorado/status/1030547402590117888

吹き抜けで動線がぶった切られて使えない、床の耐荷重が低くて装置を置けない、パイプスペースが細くて装置の配管が入らない、廊下にでこぼこの石を埋め込んでいて、物を運ぶと壊れる、装置搬入口が一階にしかない、死角だらけで危ない、建設3ヶ月後には滝のような雨漏り

https://twitter.com/BB45_Colorado/status/1030427403972014081

私学時代基金を溶かして無くしちゃったときも徹底的に隠蔽して、県立大学法人化ときに駆け込みで開示して、県立法人化したあとは、今は別法人から関係ないと逃げおおせた連中なんです。

https://twitter.com/BB45_Colorado/status/1030384796952801280

県立図書館と市立図書館が同じ連中の手で統合になって、これも見てくれは良いけど収蔵能力はお察しの通り。

増田さんの記事趣旨に合いませんが、一つの材料として。

2018-08-17

ウルトラ女々しい日記

※昨日のもやもやを吐き出してスッキリしたいだけです。

普段の私のキャラにそぐわないため、こちらに書きます

以前の職場に、好きな人がいました。

普段から私に優しくしてくれて、誕生日わざわざ聞いてきて、笑顔で覚えた!って言ってたのに、いざ誕生日当日になったら何もない。

何かするね!って、すっごい笑顔で言ってたから、お祝いメッセージでもくれるのかと期待してたけど、ない。

全く、ない。

この人はですね、全く別のチームなのに、何故か私の仕事を気にかけて手伝ってくれたり

しょっちゅう「どう?大丈夫?」って声かけてくれたり

あっちはまだ仕事あるのに、帰ろうとしてる私と廊下で偶然会ったからって、わざわざエレベーターホールまで一緒に来てボタン押して見送ってくれたり

他の人には明るく振舞ってるのに、2人きりの時は真剣な顔で悩み打ち明けてきたり

あわせて私の悩みも聞いてくれたり

私の好きなものを覚えてて、旅行冠婚葬祭で行った先で個別お土産買ってきてくれたり

私が帰ろうと廊下出たら慌てて出てきて、私捕まえて連絡先聞いてきたり

そのまま一緒にごはん行って、帰りは反対方向なのにホームまで見送ってくれたり

最終日に最後のご挨拶しようとしたら、遮って「また連絡するから」って、別れの挨拶させてくれなかったり

新しい仕事始まる日の朝に、頑張ってね、って連絡くれたり……だったのですが、その後私が連絡するも全く反応無し。

…これ、ただ、からかわれていただけ?

好かれてるのかも…?と私の馬鹿勘違いだった、というオチ

それか、私がいなくなった後に、他にお気に入り女の子が出来たの?

もうすぐ1ヶ月経つしね。

私のことなんて、もう忘れて、どうでもよくなっちゃったかな。

前の職場は他に可愛い子いるし、他の子に癒されてるのかな。

私に、居てくれると癒される、いなくなるの寂しい、とか言ってたのに。

やっぱり、若くて可愛い子がいいって思ってるのかな。

私がひとりで勝手にさみしくなって、勝手あなたを思い出してつらくなってる、なんて全く思ってないんだろうな。

仕事変えたのお前の都合だろって、まぁ、確かにそうなんだけど。

転職したくなるほどやばい状況だったの分かってくれてたし、色々お話聞いてくれてたのにな。

ひとつのいい節目かもしれない。

さみしい、という気持ちさよならできるようにしよう。

無理に嫌いになる、という訳じゃないよ。

まだ好きですよ。でもあちらにその気がないなら諦めるしかないしね。

片思いの期間は楽しかったし、良い思い出です。

よほどの事がない限り、あの人を嫌いにはならないと思います

でも、新しく、誰かを好きになれるように、前を向いて自分を磨こうと思います

あの人がダメでも、落ち込まない、強い、いい女になる。

いや、なってやる!

次だ、次!

2018-08-13

先生遠藤さんの上履きがありません! 9

前話:anond:20180812061042

第一話:anond:20160131184041

なろう版(同一内容):https://ncode.syosetu.com/n0012dq/

ケン

「あ、ケンジ、おはよう

おはよう

 水曜日の朝、母さんはいものように、リビングコーヒーを揉んでいた。

「もう朝ごはん食べる?」

「うん」

 母さんはお皿にフレンチトーストを2枚載せて、テーブルに持ってきてくれた。

「あのさ」

「ん?」

「やっぱり、ただの夢だったみたいだ」

「夢って、上履き隠しの?」

「うん。昨日、犯人がわかったんだ」

「そう、良かったわね」

 今にして思えば、狐につままれたような気分だ。

 俺は家を出て、学校へ向かった。

 いつもより少し早く着いたけど、こんな時間でも、校庭では縄跳びをして遊んでいる奴が何人かいる。

 東校舎の玄関下駄箱は、男女別にあいうえお順に並べられている。こんな早くから教室にきている奴も結構いるんだと、収まっている運動靴の多さでわかる。

 俺はプーマ運動靴を脱いで、下駄箱にいつも通り収まっている上履きに履き替えた。

 下駄箱を過ぎて廊下を左に進むと、一番奥の教室が3年1組。

 ぼーっとしている奴もいれば、最近おはスタ放送が始まった、何人かで集まって『デュエル・マスターズ』の話をしている奴もいる。

 タカヒロはまだ来ていないみたいだった。

「あ、ケン君」

 ユカだ。

「昨日のことなんだけどね。ケン君がいなくなった後……」

「うん、ヒロミに聞いたよ。アヤネが全部話したんだって

「あ、もう知ってたんだ。良かった。でも、大変だったね」

 すごく大変だった。

「アヤちゃんに謝ってもらわなくていいの?」

「いや、もういいよ。早く忘れたい」

 俺は本心でそう言ったけど、ユカは怒っているようだ。

 その時、

「あ、アヤちゃんおはよう

「おはよー」

 その声を聞いて、ユカが叫ぶ。

「アヤちゃん! こっち来て!」

 良いって言ってるのに。

「なに?」

「『なに?』じゃないじゃん。 アヤちゃんのせいでケン君がどれだけ……」

「ごめん」

 アヤネが呟いたから振り向くと、やはりいつものように、まっすぐ俺の目を見ていた。

「もう、良いよ。名乗り出てくれて助かったよ」

 あれはそれなりに勇気が要っただろうと俺は思っていた。あの時アヤネがああやって叫んでくれなかったら、俺は今でも自分を責めていたかもしれないし、クラスから変態だと思われていたかもしれないんだ。

「良かったね、ケン君優しくて」

「ありがとう」

 タッタッタッ

「はぁ、はぁ、はぁ」

 タカヒロだ。

ケンジ、僕さ」

「よお」

「悪かった。昨日、あんな言い方して」

「ああ、あれはもう」

「違うんだ。僕は、本気でケンジが変態だと思ってたんじゃなくて……」

 当たり前だろ。なに言ってるんだ。

「怖かったんだ。自分犯人にされると思って」

「でも、誰もお前のこと疑ってなかっただろ」

「それがさ……」

 そう言ってタカヒロは、アヤネに目を遣る。

「アヤネ、あの時、密告用紙になんて書いた?」

『密告用紙』……? なんのことだろう。

 それを聞いたアヤネは一瞬驚いたようにした後、「耳貸して」と呟いて、タカヒロの耳元で囁いた。

 タカヒロが同じようにして囁き返す。

 アヤネはタカヒロ右手彼女左手で取って、彼の掌に人差し指で字を書いているようだった。

「あぁ、やっぱり」

 安心したようにタカヒロが言う。

「昨日、親に連絡網見せてもらって、ヒロミ漢字確認してさ、『もしかしてこれか』って……やっぱりそうだった」

ケンジ、あのさ、僕の名前の『弘』って言う字、『弓』にカタカナの『ム』なんだけどさ、あれヒロミの『ヒロ』と同じなんだ」

 混乱する俺の耳元に、アヤネが筒を作るようにして両手を置いて、筒の反対側から俺の耳に声を吹き込んだ。

「おとといケンジ君が休んでた時、先生が密告用紙配ったの。それで、私がその、ヒロミ名前を書いちゃったから、その『弘』の字をタカヒロ君が見ちゃったんだって

「お前、そんなことであんなに慌ててたのかよ。マジダッセーな」

「け、ケンだってあんなに取り乱して、お前自分がやったと思い込んでただろ」

 言われてみれば、お互い様だった。

 放課後、俺はいつも通り、タカヒロと一緒に駅の側道を歩いた。じつに8日ぶりの『いつも通り』だった。

今日さ、うち来てチョコボレーシングやろうぜ」

「ごめん、今日ピアノ……」

 タカヒロがそう言いかけた時、サイレンが聞こえた。

こちらは世田谷区役所です。光化学スモッグについてお知らせします。ただいま光化学スモッグ注意報が発令されました。外出や屋外での運動、お急ぎでない方の自転車運転は———』

 その瞬間、頭の中でなにかが弾けた。先週の水曜日、9月8日も、俺はこの放送を聞いていたんだ。あの日注意報が出ていたから、誰も外でドッジボールなんてやってなかった。遊びたい奴は体育館に行ったけど、俺は気分が乗らなくて、こいつと教室に残ってぼけっとしてたんだった。俺は下駄箱にも行っていないし、水槽にも、校庭にも行かなかったんだ。

「……よし、やろう。久しぶりに!」

ピアノは?」

光化学スモッグ注意報出てたら、休みなさいってどうせ言うからさ、うちの親。外で運動するわけじゃないのにね」

「よっしゃ。エディットキャラ禁止な!」

「は? エディットキャラありでやろうぜ」

「んー、じゃあ両方やろうぜ。合計勝ち数で勝負な」

「なんでもいいよ、僕が勝つから

「うっざ。絶対後悔させてやる」






(完)




後書き

先生遠藤さんの上履きがありません!」は、第9話「ケンジ」をもって完結といたします。

どのくらいの方に読んでいただけたかわかりませんが、感想評価レビューなど少しでもいただけると幸いです。

最後まで読んでいただいて、どうもありがとうございました。

2018-08-12

先生遠藤さんの上履きがありません! 8

前話:anond:20180811045820

第一話:anond:20160131184041

なろう版(同一内容):https://ncode.syosetu.com/n0012dq/

ヒロミ

遠藤さん。僕は、先週の水曜日に、遠藤弘美さんの上履き下駄から抜き取り、廊下の角の水槽の中に隠しました。そして、自分でやったことなのに、誰か他の人がやったふりをして、自分でその上履きを見つけました。ごめんなさい。もうしません」

 気持ち悪かった。男子なんてこんなもん、って思ってたけど、実際に自分がやられてみると、『こんなもん』じゃ到底気が済まない。私の上履きを、私が見ていないところで下駄からとって、それを水槽の中に入れた? こいつが? 自分が目の前にしているものを、到底受け入れられなかった。

 でも、こう言わなければならないんだろう。

「いいよ」

 せめて、ケン君に軽蔑気持ちが伝わるように、自分にできる限り最大の軽蔑を込めた声色で、私はそう言った。でも、どうせ『素っ気ない』くらいにしか思わない。男子はそんなもの。まして、こんな変態に、私の気持ちがわかるわけがない。

 お決まり儀式が終わると、私はできるだけ無表情を保ったまま、席についた。

園田君は、勇気を出して自分がやったことを告白して、三人にきちんと謝ってくれました。間違いは誰にでもあります。でも、間違いを認めて謝るのは、誰にでもできることではありません。園田君、ありがとう。そして、高橋さん広瀬さん、そして遠藤さんの三人も、園田君の話をきちんと聞いて、許してくれてありがとう。人を許すのも誰にでもできることではありません。みなさんも、間違いを犯したり、悪いことをしたりして、だれかを傷つけたり、また誰かに傷つけられたりすることが、これからたくさんあると思います。そういうときは、高橋さん広瀬さん、遠藤さん、そして園田君のように、間違いを認め、きちんと謝り、そして、誰かが謝ろうとしているときは、きちんとその話を聞いて、できれば許してあげてください」

 くだらない。先生だって、「ごめん」の一言で許せることと許せないことがあるのはわかってるだろう。ただ自分クラスを指揮したいから、こんな風にしているんだ。

園田君、こんなことをしたのは、理由があるんですよね? それをみんなの前で話してくれますか?」

クラスのみなさん、僕は、高橋さん広瀬さんと遠藤さんの上履きを隠して、それを自分で見つけてヒーローになったつもりで楽しんでいました。豊島さんの上履きがなくなって、それを山崎君が見つけたとき山崎君がみんなに褒められて、豊島さんに喜んでもらっていたのが羨ましくて、自分もああなりたいと思って、やってしまいました。みなさんを騙して、不安にさせて、それを今まで黙っていて、本当にごめんなさい」

「みなさん、園田君のことを許してあげられますか?」

 どうして当事者じゃない他のみんなが、「いいよ」、「いいよ」と言っているのか。本当にくだらない。迷惑をかけたというけど、だったらそれは、当事者問題クラスみんなの問題に仕立て上げた浦木のせいだ。『先生』という立ち位置は、そんなに気持ちいいんだろうか。

 周りのみんなを見渡して見ても、本心で「いいよ」なんて言っているやつはいないだろう。いや、ひょっとしたら、ケン君と仲良しのタッ君くらいは、本心かもしれない。

 そう思って彼の方に目をやった時、私は自分の耳を疑った。

ケンジ君は犯人じゃありません」

 アヤちゃんだ。ケン君が犯人じゃない? アヤちゃんは、何かを知っているの? 

 次の瞬間、タッ君が立ち上がって叫ぶ。

「僕じゃない!」

 状況が理解できなかった。

犯人は……」

「だから僕じゃないって言ってるだろ!!」

「黙って。タカヒロ君疑ってな……」

「黙るのはそっちだ!」

「だからそうじゃないって言って……」

「うるさい!」

「私はケンジ君じゃないって……」

「違う、違う、違う! 犯人ケンジなんだ。それでいいんだ。ほら、本人がそう言ったじゃないか! あいつは、アヤネの上履きが隠された日の放課後、それを見つけたユウヤを羨ましいって言ったんだ! 『ヒーローだぜ?』って言ったんだ! あいつは、みんなに褒められて、女子感謝されるのが羨ましくて、自分上履きを隠したのに、それをまるで、『俺は頭が良いから見つけられるんです』って言うみたいに、わざと知らないふりをして、自分で隠したのを自分で見つけて、自慢げに『先生、あった!』なんて言ってたやつだ! あいつは、表では優等生ぶって、裏では女子上履きを盗む変態だ!」

 そんな言い方しなくても、と心の中で言いかけた時、自分もそう考えていたことに気づいて、ゾッとした。でも、タッ君のいうことは間違ってない……はず。じゃあアヤちゃんはなんでケン君をかばうの?

園田君待ちなさい!」

 割って入るように先生が叫ぶ。思わず教壇に向き直ると、ケン君がいなくなっていた。状況に耐えられなくなって、逃げ出したのかもしれない。弱い奴。あいつは私の上履きが隠された日もこうだった。いや、隠された、じゃなくて、あいつが隠したんだ———アヤちゃんの言うことが、本当でなければ。

「みんなは静かに待ってて」

 先生はそういうと、教室から出て廊下を走って行った。

 その時、『パンッ!』と乾いた音が教室に響いた。

 音の方に向き直ると、涙目のアヤちゃんがタッ君を睨みつけ、タッ君はほっぺを抑えて俯いていた。

上履きを隠したのは、私なの!」

 アヤちゃんだとは思えないくらい大きな声で彼女は叫んだ。

「マジかよ」

「嘘だろ。ケンジをかばってるんじゃねーの?」

「でもあいユウヤが好きなんじゃなかった?」

 バカ男子が口々に言う。

 私にだってにわかには信じられない。アヤちゃん私たち上履きを隠した? ケン君がやったって、さっき言ったばかりなのに。

 私はあの時、ユッちゃんアユちゃんと一緒に、体育館で遊んでいて、上履き体育館下駄箱に置いたままだった。アヤちゃんは、いつも一緒に遊ぶのに、あの時はいなくて、私が上履きがなくなっていることに気づいて、二人と一緒にギリギリまで探した後教室に戻ったら、自分の席に座ってた……ような気がする。だから、アヤちゃんアリバイは、ない……の、かな。でも、アリバイがないのはケンだって一緒……。

「私は、ユカちゃんと、アユちゃんと、ヒロミちゃん上履きを隠しました。でもそれは、三人が私の上履きを隠したからです」

 はっとした。アヤちゃんまさかあの時のこと……。でも、それは違う。

「アヤちゃんそれは違うよ」

 私の思ったことをそのまま言ったのは、私の口ではなくユッちゃんのそれだった。

「何が違うの!? あの時私の上履き袋を持ってたのはあんたたちじゃん!」

 そうだけど、と私が言う間も無く、口の早いユッちゃんが続ける。

「アヤちゃんが途中でいなくなっちゃうから私たち、ずっと体育館で待ってたんだよ。でも、用具のおばさんがもう体育館閉めるよって言うから、仕方なく、アヤちゃん上履き袋も一緒に持って出たんだけど、アヤちゃん戻ってくると思って、用具のおばさんに言って、上履き袋を体育館入り口のところにおいておいたの」

 体育館普段、授業とか式典で使う時以外は閉まってるけど、昼休みに校庭が使えないときは、昼休みが終わる10分前まで解放してくれる。その日はちょうど、光化学スモッグ警報が出ていて、校庭が使えなかった。

「でも私、体育館に戻ってきたら、もう閉まってて、入り口上履き袋なんてなかった」

 アヤちゃんが嘘をついているとは思えなかった。でも、ユッちゃんのいうとおり、私たちは確かに、アヤちゃん上履き袋を体育館入り口に置いて教室に戻った。あとでユウ君がそれを見つけたのは、体育館そばにある、西校舎の給食エレベーターの脇だ。だから、アヤちゃん上履きを隠したのは、私たちじゃない。

私たち体育館入り口に置いたんだから、アヤちゃんが戻ってくるまでに、誰かが移動させたんだよ」

「じゃあ誰が!?

 まるで私たちを責めるみたいにアヤちゃんが言う。

 教室が静かになった。

 ……

「俺なんだ」

 沈黙を破ったのは、ユウ君だった。

「は?」

「お前、自分が見つけたって言っといて、隠したのも自分だったの?」

「こいつがほんとのジサクジエンかよ」

 ユウヤは立ち上がって言った。

「俺、アヤネさんに、良いとこ見せたくて……ごめんなさい」

 信じられない。こいつがアヤちゃんのこと好きなのは薄々知ってたけど、上履き隠して見つけたふりしてポイント稼ごうとするなんて。

「ヘーンータイ! ヘーンータイ!」

 男子が囃し立てる。ユウヤは俯いている。

「ヘーンータイ! ヘーンータイ!」

「ヘーンータイ! ヘーンータイ!」

「ヘーンータイ! ヘーンータイ!」

「ヘーンータイ! ヘーンータイ!」

 ……

「黙って!」

 アヤちゃんの声。

「へーんたい……」

 急にトーンダウンする男子たち。

「私、嬉しかったのに……」

 アヤちゃんはそれっきり黙ってしまった。

 教室先生が戻ってきてからは、みんな何も言わなかった。先生がいない間にわかたことは、アヤちゃん上履きを隠したのがユウ君だったってこと、ユウ君はアヤちゃんの気をひくために、自作自演をしたと言うこと、私とユッちゃんアユちゃん上履きを隠したのは、アヤちゃんだったってこと、アヤちゃんは、自分上履きを隠したのが私たちだと思い込んで、仕返しのつもりでそれをやったこと。わからないことは、どうしてケン君と仲良しのタッ君が、ケン君を犯人だと言ってあんなにキツく罵っていたのかと言うこと。

 先生はそのままホームルーム解散して、放課になった。ケン君が犯人じゃないってアヤちゃんが叫ぶのを、先生は確かに聞いていたはずなのに、何も言わない。結局先生は、偉そうなことを言って私たちを指揮することにしか興味ないんだ。

 放課後、アヤちゃんと話がしたかったけど、ユウ君と何か話してたから、また今度にすることにした。アヤちゃんだって被害者なのはわかる。でも、自分思い込み私たちを一週間も振り回しておいて、まるで自分ばっかりが悲劇のヒロインみたいなあの態度は、ちょっとムカついた。何も水槽に入れなくたって良いのに。自分のは、上履き袋に入って出てきたくせに。

 ユッちゃんアユちゃんバイバイした後、駅の近くの電話ボックスに向かった。ケン君にはちゃんと伝えておかないといけない。ママにもらったテレホンカードは、まだまだ度数が残ってたはず。ママの前じゃなく、落ち着いて話がしたかった。

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