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2024-07-12

anond:20240712151040

役所内の各課あてのしょうもないお知らせですら鑑つくって起案して、更には庁内ポータルに載せてるのに各課でわざわざ印刷して収受印を押して、文書システム登録してファイリングする。

信じられるか?これが2024年市役所の実情だよ。

2023-10-14

文科省財務省のバトルについて解説するよ」のブコメについて

https://anond.hatelabo.jp/20231014043358

についての

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20231014043358

お話です。増田自称財務省主計局元中の人だけど、ホントかどうかの判断自己責任よろしく

参考資料の学級規模と教員一人当たりの生徒数のギャップを見る限り先生余っているはずだけど公立学校見ているとどうも余っている様子は全く見られないのなんでなんだろうなあ

足りないのは事務員なんだよね。自治体予算には限りがあって教育分野でも削らざるを得ない、でも教師雇用処遇相対的に守られてきてそれほど減らせない、となると他の部分にしわ寄せが行って、事務員が足りなくなった分、教師事務仕事をこなすことになって多忙になると。人件費単価は教師より事務員の方が低いから、教師の枠を事務員に振り替えれば、学校従業者数を増加させることになって職場環境改善できるんだろうけど、世の中うまくいかないよね。

とりあえず予算査定する側とされる側が対等にバトルしているという幻想は捨てよう。実際、他省庁が財務官僚に「査定のお願い」に行く際、財務省側は二ランクか三ランク下の官僚相手をする程の権力差がある。

よくある財務省ツエー論の根拠の一つとして挙げられる話だけど、実態全然違います。9月の最初ヒアリングは、要求網羅的に聞くから各課課長主査課長より2ランク下の課長補佐クラス)に説明するけどーー各担当補佐が説明するとなると、ヒアリング日程の調整やヒアリング現場での説明者入替え等のオーバーヘッドがかさむんですよーー、その後は普通に主査と補佐で議論してるからね。まあ各省庁の文化の違いや課長キャラで補佐に下ろさず課長が出てきがちな場合もあるけど、少なくとも主計側から主査は補佐を相手にしない、課長を出せ」なんてことを強いているわけではありません。

ともあれここ数十年財務省の力が強くなり過ぎているのが国力を削ぐ結果に繋がっているので、財務省は分割解体されるべきである

こうした主張、はてブに限らずいろんなところで見るけど、なんで一定説得力を持っているのかさっぱりわかりません。だって大蔵省財務省にとっては、ここ数十年、国債残高を減らすことが悲願なわけですよ。で、それを一度たりとも成し遂げていません。バブル末期に赤字国債脱却はできたけど、その間も建設国債は増えていて残高は右肩上がりバブル崩壊後はご覧のありさまですよ。増田個人的には国債残高減少を金科玉条として目指すことには批判的ですが、だからこそ、財務省が悲願を実現するだけの力がない弱っちい役所でよかったなあ、としか思えません。

補正予算になると精査もせず30兆ぽんと出し、剰余金一般会計に繰り入れて好き勝手に使う財務省文科省にだけは強気だけど、他の省庁にもちゃんと物申したらどうですか。大蔵省の頃はやってたと思うよ。

農水省国交省中の人たちからすれば、文科省はうらやましい限りだと思うけどなあ。増田主計局を離れてそこそこ経つので、例えば最近防衛費増の受け止めはわかりませんが、増田がいた頃は、文教費は、社会保障や地財と並んで扱いが難しい予算だ、というのが一般的認識だったと記憶してます文教族は政治力いからねえ。

2023-09-26

税務官僚だった頃の思い出 Part2/3


思い出③ ビットコイン

 私の所属していた法人課税部門の話ではあるが、直接関わったわけではない。どちらかというと、もっと上の方の、課税全体の企画や調整・取りまとめを行う部署の話になる。

 当時も、国税庁が掲げるところの「内国税の適正かつ公平な賦課及び徴収の実現」をめざして、日々勉強毎日だった。世の中は変わり続けている。税の勉強に終わりはない。当時の仕事を平たくいうと、税制改正の内容を関係者関係部局にわかやすく伝えて質問相談苦情に答える、といったところか。管理職が近づいた当時は、そんな仕事をしていた。

 40代が近づいても、税の世界は深かった。税理士資格若い時分に取得したが、それでもマニアックな税分野とか、諸外国税制度になると不案内だった。

 そんな折、とある会議最中だった。ある人が、たしか個人課税徴収部門責任者だったかビットコインの話を始めた。納税方法がわからない人や、脱税の疑いがある人が増えており、(内閣府まで通じて)国レベル対応を考えているという。

 ビットコインのことは何となく知っていた。どんな形であれ、収益を得たのであれば納税するのが当たり前である。だが、事情があってできない者や、あえてそうしない者もいる。私の思い違いは、後者が思いのほか多かったということだ。

 国の関係機関は、ビットコインほか暗号資産に関する文書を多数発行している。国税庁もそのひとつだ。それは6,7年前だったか、取り掛かったのはさらにその数年前になるが――上の会議の後で、主に若手職員が中心となって暗号資産の税務上の取扱いに関する文書納税ガイドライン)を起草した。国税庁のページに今でも載っている。

 ガイドラインを作るにあたり、各部からは若手数人(YoungなAdultを含む。40代でもOK!!)が抜擢された。うち1人は私の同僚だった。あの頃、仕事帰りに個室の飲み屋で話をしたのを憶えている。彼は、ビットコイン暗号資産)に対して恨みの感情をいだいていた。

・ただでさえ忙しいのに。ガイドラインの下準備だけでも難しい

・今の部署との並行体制だと過労死する

・国際反社資金源を絶とうと思えば、暗号資産違法化してもよいのでは

・でも、それでは他国との足並みが揃わない。国力にとってデメリットがある

暗号資産がどの国でも一般的存在になれば、俺達のこの仕事は報われるかもしれん

上司評価をくれると言っていたが、貸し借りにすらなっていない感がある

・実は、「優秀な若手を」と言いつつ、優先順位の低い職員を駆り出しているのでは?

・こんなことが続くようなら、転職を考えた方がいいかもしれない

 このような愚痴をもらしていた。この人は、高卒枠で国税庁採用され、若い頃は地方税務署を転々とした。その後、実力を評価されて国税庁現場寄りの部門で働くようになった。叩き上げというやつだ。普通に幹部候補である。このあたりの考え方は、省庁によって違う。※後述。

 私だって彼のように、当時は「よくわからないもの」「社会必要性がないもの」「反社資金源」とされるものを扱う仕事に抜擢されたとしたら、どんな気持ちになっていただろう。憂鬱になっていたかもしれないし、反対にワクワクしていたかもしれない。おそらくはその中間だ。

 ところで、件のガイドラインは相当に練られている。人件費で換算するなら、軽く数千万はかかっている。本来部署でさえ仕事忙殺されているのに、彼らはよく作ったものだと感心した。

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《後述の内容》

中央省庁大卒しか採らない印象があるかもしれないが、高卒採用は私が知る限り全省庁で実施している。省庁によって雰囲気は異なるが。私が若い頃だと、毎年何十人も採用しているところもあれば、実質的高卒者を採用していないところも当然あった。覚えている限りでは、次のような印象だった。

総務省

たくさん採用する。男女比は同じくらいかデータの取りまとめや解釈など、政策の基本になる数字を拾う仕事が多い。実力が認められると政策立案担当できる。地方自治体への幹部待遇での出向も。

国土交通省

たくさん採用する。男性が多い。本庁に採用されても、ダム管理関係など現場作業をするポジションになる可能性があるからだろうか。工事用の図面作成なんかも当然あるだろう。

財務省

ほどほどの数を採用する。高卒枠だと、ほぼ女の子しか採用してなかった。もちろん顔採用だ。たまに業務で寄ることがあったが、当時の先輩が「俺も財務省の子合コンしたい……」と呟いていた。当然ながら、銀行一般職みたいに、大卒採用男性とくっつけるためにやっている。

国税庁

高卒採用はしているが、数はとても少ない。公務員試験には受かっても、税務大学校での勉強についていけずに辞めていく子が多いのが理由だ。代わりに、会計といった専門学校の子を多く採用している。

厚生労働省

たくさん採用する。男女比は半々だ。労働環境が厳しいこともあるのだろう、私が知っている子は、ガタイがいい人ばかりだった。総じて言えることだが、高校3年生の時点で中央省庁面接官の眼鏡にかなうわけだから、指折りの人材だ。特に役職持ちの高卒者を見たら刮目せよ」のイメージは正解だ。

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 かくいう私も、当時はこの仕事を続けるべきか迷っていた。実際、数年後には転職することになるのだが、正直やりがいを感じられなかった。

 実際、あの彼の言うとおりだったと思う。あのガイドラインは、いわゆる『火消し』の仕事に近い。すぐにバブルが弾けてなくなると思われたビットコインが生き残ったことで、脱税者(善悪を問わない)が多く存在することが予想された。事前の対策を打とうにも、そんな余剰人材は配置されていない。

 実際、暗号資産関係脱税者がいたとして、まともに取り締まることができていなかったのではないか? 現金で数千万円を国内口座に出金、みたいな愚か者はすぐに摘発されただろうが、もう少し小さい金額とか、取引所にずっと利益を預けていたとか、そういう人は対応ができていないはずだ。他部門の私ですらわかるほど、それくらい国税庁マンパワーが足りていない。

 加えて、思い出②で説明したストリートレベル行政職員観点もある。海外取引所や、すでに潰れた取引所で売買をしていた場合納税者も行政庁も課税情報証明ができない。そういう面倒かつ費用対効果の低い案件――それでいて該当者が数千人に上るであろう案件は、あえて手をつけないこともある。

 さて、こうした想定外事態が起こった場合、上で説明したように臨時タスクフォースが編成される。今回の火消しチームだと、指揮を取る者が選り抜きであったのは言うまでもないが、ほかのメンバーを見る限りだと、各課イマイチメンバー人柱にしていた感がある。正直、エースは残して温存させているように見て取れた。

 そんな理不尽でも耐えられるほどに組織が魅力的で、職員にとってやりがいのある仕事内容や職場環境を用意できればいいのだが――こういうわけで、近年の若手官僚大量離職問題が起こっている。

 ちょっと路線変更をする。思えば、このあたりの時期は私も病んでいた。過重労働で心が沈んでいた。

 一応マイホームは買っていた。ただ、数年前から妻が病気入院していて、子どもふたり実家にしばらく預けてあった。つまり単身だった。

 かつては、いろいろと堪え切れずにデリバリーヘルスを呼んでいた時期もあるが、穴があったら入りたい気分だ。煉獄さん……。

 その日々では、深夜に誰もいないマイホーム帰宅して、独身時代が懐かしいと思いながらテレビを点けていた。ある時だったか、今時風のアニメが流れた。

♪ わんわんわん猫が好き 夢中で何も見えない

  にゃんにゃんにゃん犬が好き 素直にアイラブユー ♪

 ほぼ終電+徒歩の関係で、自宅に帰る時間は固定だった。ダイニングの食卓の上に、コンビニおにぎり綾鷹を置いてから、大匙1杯の味覇を小鍋に入れて沸騰させ、菜箸で溶き卵を回し入れていた。最後テーブルコショーを振りかける。ネギは買い忘れることが多かった。

 食事の支度ができて、テレビを点けると上のアニメがやっていた。女の子が出てくるやつ。

 サブカルチャーについては、若い頃に少し嗜んだだけの私でもわかった――これは三級品のアニメだ。放送枠を埋めるためにひとまず作られたような、1話につき実質4分間だけの5分もの作品。それが正体だった。

 かわいそうに。作者はどんな想いだったろう。悔しいと思わなかっただろうか。残念ながら、番組製作者にとって優先順位が低いアニメだったのだ。※当時はそう思っていたが、今は違う。

 内容だが、女の子同士が仲良くするようなものだった。はっきりいって中味はない。ただ単に、女子高生が仲良くしているか、仲良くしようとアプローチしているだけの。そういうやつだった。だが、観ている最中に何も考えなくていい。それがいいと思って、つい毎回見てしまっていた。

 別に興味はない。なんとなく見ているだけだ。深夜帯だから、それ以外に選択がなかった。前後時間帯にほかのアニメ放送されることもあったが、観ることはなかった。この齢になると、特に30分枠のアニメは見るのがしんどい子どもと一緒に土日朝のアニメを観るのであれば、まだなんとかなるのだが。

 愚痴が長くなった。この章は仕舞いにする。これ以外にもパワハラ職員とか、やる気のない職員とか、省庁間のいがみ合いとか嫌がらせとか、議員行政との癒着・密着とか、嫌なことはいくつもあったが、本題ではない。

 そういうのが知りたい人は、元キャリア官僚が書いた書籍ブログを探して読んでみるといい。意外とみんな、けっこうぶっちゃけている。生々しい。

 その人達に比べれば、当記事の内容というのは、やはりベジタブルに違いない。冷静に考えて、野菜よりも肉の方がハイパワーだろう。そういうことだ。



思い出④ 政治家転身を間近に見て

 「官僚から政治家になりたい」という想いを抱く人は、一応は存在している。そして、そういう人が政治から求められる場面もある。

 30代に入る頃の話だ。具体的にいつ頃だったか失念したが、自由民主党地方自治を担っているグループが各官庁にチラシを配っていた。要するところ、「官僚の皆さんの中で政治家になってみたい人、手を挙げて。ハーイ、ハーイ!!」と、ここまで軽いノリではないが、かくして官僚から政治家へ……というルート希望する人は一定数いる。

 そういう説明会に参加したことがある。「興味本位でいい。年齢関係なし」といったことがチラシに書いてあったが、会場に同年代はほぼいなかった。

 説明会の流れは月次だった。自民党のそこそこ偉い人が挨拶をして、後は別の人達に交代して政治家への転身ルートの大まかな説明(国政コース地方自治コース)があって、最後簡単グループ討議だった。

 なお、これはずっと昔の話だ。今がどういうシステムかはわからない。

 私がいた席の隣には、一回り年上の国土交通省(の前身)の技官であるIさんがいた。体格は小柄だったが、その割には大きく見えた。頭の回転が速くて、こっちが話しても0.5秒でレスポンスが飛んでくる。

 Iさんとはグループ討議の後で連絡先を交換して、一度だけ飲みに行った。頭の回転だけじゃなく、教養のある話し方だった。人としてのスペックの違いを感じた。

 Iさんが上の説明会に参加した動機は、出世や昇進に関係していた。上に行けないのであれば、いっそ政治世界活躍してみたい――そんなことを話していた。

 Iさんは、東大でも京大でも筑波大でも東工大でもなく、一般的国立大学だった。偏差値でいうと50ちょっと。私と同じくらいの。その大学名では正直、立身出世の見込みはなかった。よくて審議官民間でいうと次長部長ほどか。今はどうかわからないが、当時は学歴が問われる時代だった。国交省でも、上級管理職東大が基本だった。

 Iさんのキャラクターというのは、古い語彙になるが、ザ・自民党といった雰囲気だった。政治的に保守というやつだ。頭の回転が速いというよりは、物事道理がわかるというか。いざという時には清濁併せ吞むことができる。そんな具合だ。

 かくいう私は、政治家ルートは無理だと感じ、その後にあった面接を受けることはなかった。国会議員になるには地盤看板も鞄も足りないし、かといって地方自治体に出向して市町村助役(今でいう副市長)になるのはリスクが高すぎる。もし地場に合わなければどうすればいいのか。どの面を下げて霞が関に帰ればいいのか? いや、というか帰れない。片道切符だ。

 でも、本当に政治家になりたい人であれば、不安に打ち勝ってしまえるのだろう。当時の私は、転職を考えはじめていたけれども、今と違って転職市場は整備されていなかった。インターネットでの転職活動も始まったばかりだ。リクナビ黎明期になる。

 まあ、それらも言い訳に過ぎない。本気で転職したい人だったら、そんな事情関係なく転職エージェント架電していることだろう。心の底では、そこまで転職したいとは思ってなかったのだ。

 その後も、厳しい日々が続いた。職責はどんどん増えていくけれども、やりがいは減っていった。給料も見合っていない。時給換算だと千数百円ほどか。上でいう40才になる頃には、自分がなんのために働いているのかわからなくなった。行政ロボットのようだった。

 ひたすら政策課題に対して向き合い、法律常識に照らして世間でいうところの正解と思われる回答を見つけ出し、複数上司忖度とやらをしながら仕事を回していた。税制を維持していくためのロボットになっていた。

 あと数年以内には、おそらく課長補佐から課長級になる。もっと忙しくなるだろう。子どもを2人育てるなど不可能だ。

 もやもやした気分で深夜に帰宅した時、やはり、あのアニメ――『犬神さんと猫山さん』が流れていた。たった三ヶ月の付き合いだったが、少しばかりの息抜きになった。コンビニおにぎりお茶と、味覇スープを飲みながら、ほとんど何も考えずに観ていた。

 女性同士が仲良くすることに主眼を置いていたのはわかる。メインふたり関係だけでなく、ほかの女性同士の関係性も描いている。

 犬神さんは積極タイプだった。猫山さんのことが大好きだ。ほかの女の子はいざこざがありながらも、最後には仲良しになっていた気がする。

 強いていえば、犬神さんの猫山さんに対するアプローチには、セクシャルハラスメント構成する要素があった。いきなり抱きついたり、薬物を飲み物に混ぜようとしたり、髪型自分好みにさせようとしたり、猫山さんの反応が気に入らないとキレたり、ハラスメントし放題だった。デートDVに通じるものがある。人権という観点からは、現代社会で許容されるべきものではない。

 この日記を書き始めた頃、ニコニコ動画登録して全話パックを購入した。順番に話数を巡ったところ、第9話にこういうやり取りがあった。以下、犬神さんを「犬」とし、猫山さんを「猫」とする。

犬「あの~、今なんて……?」

猫「えっと、だからストパーかけたいなって……」

犬「バッカなんですか猫山さん!」

猫「そこまでいうの犬神さん!?」

犬「だって、素晴らしいその猫っ毛を矯正するとか、そんなのって、そんなのって、コーヒーからコーヒー抜くようなものですよ!?」

猫「わたしアイデンティティなんだと思ってるの!?」

 リアル高校生ならこういう会話をするのかもしれないが、中年の私には厳しい描写だった。若い人向けの作品なのだからと思いつつ、読者が真似をしたら相手が苦しいことになる――と当時は考えていた。こちら以外にも、若い人なりの情動リビドー)が爆発するようなシーンがあったのを思い出す。

 思えば、若い人向けの作品なのだから、少しオーバーなのがちょうどいいのかもしれない。作者が若年だったのもあるだろう。梶原一騎(巨人の星)にしても、雁屋哲(野望の王国)にしても、巻来功士(メタルK)にしても、CLAMP(聖伝)にしても、荒木飛呂彦(バオー来訪者)にしても、板垣恵介(バキシリーズ)にしても、作者が若いと、エログロやスプラッタや、恋愛確執社会価値観との対峙など、青春期ならではのリビドーに溢れている。反対に、作者が齢を取ってくると確執関係が雪解けするような、そんなシーンを描くようになる。『バキ親子ケンカ編』などが顕著だ。

 あの人達が若かりし頃のマンガというのは、基本線として反社会的だ。反社会的といっても、若者にとっての抑圧を打ち破るという意味での反社会性だ。うまく料理できれば、マンガの魅力として存分に活きてくる。あの人達は、若者のそんな感情を搔き立てるのが抜群にうまかった……と、元若者が振り返ってみる。

 追記 Iさんはその後、大成した。少しではあるが本人に馴染みのある地域で、市町村助役として迎え入れられた。その後、国会議員職員団体や地元から応援を受けて市長選立候補し、並み居る解放同盟勢力を圧倒して市長になった。

 あれから調べてはいないが、きっと長い間お勤めになったのだろう。ああいう人がもっと多くなれば、地方もっと活性化するに違いない。



 Part3/3

 https://anond.hatelabo.jp/20230926201303

2023-06-14

再掲

https://anond.hatelabo.jp/20230613074217

の再掲です。

anond:20230612190816

悪いけど、今の公務員にはポンコツを雇う余裕はマジでないんだわ。そんなに暇じゃない。

これは財務というよりかは人事院責任

人が足りない働き方改革、とか言ってるけど、お前らが財務交渉して定員枠を増やさないのがそもそもの原因だろうがよ。

から現場疲弊して辞めていくんだよ。

大体、未だに定員を自動的合理化削減してるのとか意味からねーよ。これだけ現場人足りない、多忙から辞めたいと言っているのにもかかわらず、なんで毎年馬鹿の一つ覚えで減らすんだよ。

わかるよ、定員つけて、ある程度時期が経ったらその業務見直して、元の定員で回せそうに平準化したら、もっと忙しいところに移したほうがいい。

その発想はわかるよ。だがな、もうどこにも元の定員で回せる部署はねーんだ。残すしかないんだよ。

うちはついに主業務担当係長を切る羽目になったぞ。当然全ての係は定員1人だ。

それに新規定員を要求する時にも一人あたり300日働く計算で作れと。

馬鹿か?土日祝日年末年始休みって当の人事院規則に載っているだろうが。そうすると営業日は多くても250日以下なんだよ。

残りの50日はどうするんだよ。超過勤務させるのか。年間387.5時間、月32時間残業って既に引く人もいるだろう。(俺は月32時間でいいんだったら余裕だなーって思うけどさ

そもそも超過勤務させる前提ってわけわかんねーよ。

全省庁で10000人ぐらい定員増やせよ。14機関で一機関700人位増。

それでも各課に1〜2人増えるかどうかだ。全然足らんと思うが、無いよりかはマシだ。

ところで、人事院はこの人数でも十分回っていると悦に入っているだろうが、全然回ってねーよ。

実際に事業を支えているのは地方自治体から派遣された地方公務員民間企業から派遣された官民連携職員非正規雇用非常勤職員だ。

彼らのおかげで定員の2倍以上の職員を確保でき、なんとか回っている。

増田も昨年度は大いに助けてもらって、おかげで1ヶ月間育児休業を取ることができた。今年は帰ってしまって補充もなかったので絶対に無理だろう。

ちなみに、彼らも定時で帰れるかというとそんなことはまったくない。

増田部署はなぜかいつも特別忙しいのだが私の係にいる非常勤職員には4月に80時間超過勤務させてしまった。これはひとえに自分無能さが影響していると思う。

増田はと言うと最近は週3で8:00出勤24:00退勤が板についてきた。

子供がまだ小さいので週1テレワーク、週1は19時で一方的に上がっているが、あとはそんな感じで働かないと追いつかない。

そういう環境なんだよ。

2022-01-31

よく聞く夫婦間にありがちな問題

会話系
  • 手伝おうか?

手伝おうか?は一見優しい発言に見えて、言われた側はとてもウザがっている。

1番いいのは「皿洗いありがとう自分はお風呂溜めてくるね」もしくは、やられる前にやる、である

職場新人は「何かやることありますか?お手伝いしましょうか?」と言っても可愛がられるのに対し、ある程度の社員がそれを言うと指示待ち人間と言われるのと同じである

  • ご飯何がいい?→なんでもいい→はぁ?

正直これはどっちにも非がある。

まず作る側(たずねる側)の非としては、冷蔵庫の中身を詳細に知っているのは自分だけなのに、メニュー相手に決めさせようとしている点。

答える側の非としては、メニューを決めるという家庭内議論を完全に放棄している点。

なのでベストな問答は「今日はAかBが作れるんだけど、どっちがいい?」「Aがいいな」である

ここでCがいいなどと言ったら、じゃあお前が作れと言われる。

言うタイミングによって異なるが、普段夕飯を食べる時間の直前にこの発言をされると困る。

基本的に作る側は、メニューを考える→必要なら買い出し→料理、の各課程で思考力と体力を奪われている。

細かく計算すれば、少なくとも1時間時間コストはかかっているだろう。

その1時間を、突然の「夕飯いらないから」発言無駄にされる気持ちをどうか分かってほしい。

上に続く文言として大変有名である

1時間コスト無駄になってほしくない、でも急用で仕方ない……そんな時に使われがちである

ラップをしておいて、本当に食べるならヨシ。

食べないで捨てたのを翌朝発見されたらおしまいである

行動系

世の中の息子を持つ母親よ。小さい時から教育してくれ。

トイレで立って用を足すと飛び散るんだ。

から飛び散ってトイレを汚していることを理解して、トイレ掃除は積極的にやってもらいたい。

新作コスメなどを買いすぎてはいけない。

なぜなら女性向け商品ほとんどは男性にとっては全て同じに見えるし、そんなに同じの揃えてどうするの?の思われがちである

逆も然り。釣り道具など女性には理解できないことが多いのだ。

これの問題は、そのまま入れることの弊害があまりないという点であるちょっと折り目に埃が溜まるくらいであろうか。

かつ、気づいた人間が直してしまうことが多いので、その些細な弊害すらも気づかれない。

口うるさく言うのではなく、そのまま洗ってそのまま干してしまおう。

  • 食べた食器はすぐ下げろ

これも難しいのは、実際に皿洗いをする人でないと重要性が分からない点である

というか皿洗い当番がしっかり決まっているなら、皿を下げるところから仕事にすればいいのでは。

交代制ならルールを見直そう。

教育

自分の通っていた学校に通わせたいというのは素晴らしい心がけである

しかし、その思いだけで突き進んではいけない。

学費が払えるかどうか、現実的に貯蓄と相談すべきだし、通わせたい学校があるなら早め早めに相談するべきである

どっちも同じずつ負担しろ

  • の子にばかり構うな

世間で散々言われていることなのに、なぜ過ちは繰り返されるのだろう。

2021-05-30

anond:20210529233658

似たり寄ったりのデータ中央省庁各課ごとの様式に並び替えて報告するって地獄だよね。

モノによって計上ルール微妙に違ってて流用できないし。

2021-05-29

悪の組織の一味だけどブラックすぎてもうダメかもしれない

みんなの嫌われ者悪の組織教育委員会の一味です。

一味になるまで教育委員会は私にとっても遠く謎の組織だった。そして一生,縁遠く生きるつもりだったが悲しいことに一味になってしまった。

悪の組織メンバー構成は,親玉教育長を筆頭に教員指導主事として教育委員会に配属されるのとその市区町村行政職員教育委員会に配属されている。他にも非常勤教育委員かいるが,メンバー的には謎の人員はおらず,みんな普通公務員しかない。私はもともとWeb業界界隈にいて、Uターン地方の小規模都市行政職員になり教育委員会に配属された。で,超絶ブラックだった。

新型コロナ関係イベントが減ったからまだ去年はイベントがなく土日の動員がないけども,それまでは土日にたいてい教育関係イベントがありそれに対応。土日の出勤手当など付くはずもなく代休処理される。代休はどんどん溜まっていき,おかげで年間を通して有給休暇を1日も取らなくて済む。

今年の3月からは本当に悲惨だった。それまでも月50時間以上は残業していたけど、3月から休んだのは家庭のやむを得ない事情と体調を崩した4日だけ(いずれも土日)。平日も0時近くまで残業して月150時間以上(色々控除済み)の残業。各種新型コロナ対策の処理やGIGAスクール構想,さらに4月からは謎の人員減に見舞われた。

前述のように残業代は申請しても休日出勤勝手代休にされるので実質サービス残業仕事が終わらないから土日も働いているのに代休分を休まなければ1ヶ月だか2ヶ月で休む権利消滅。割増になる深夜残業代も自動でなかったことに。まぁ上司から残業申請を減らすよう言われないだけ相当恵まれているけども、そのうち人件費予算が尽きると「もう残業つけないで」と悪の組織の中枢である行政側の総務課のお触れが来る。

1ヶ月全く休みが取れなくなり私自身に起こったことは,体に変調を来したのと仕事以外の判断が面倒になったこと。

前者は、私の場合尿道炎か膀胱炎ぽくなり食欲がなくなって痩せた。「ぽく」というのは病院にも行けなかったので市販の薬で治したので正確なところは分からない。排尿するときに痛みを伴ったからそうなのだろう。食欲の方は,食べたい物がなくなった。と同時に食事を選ぶのが面倒になった。食べたいものがなんだか分からいから,選ぶのも面倒。だから,何か食べないととコンビニに行っても面倒になって何も買わずに帰ってしまうこともしばしば。効果抜群の過労ダイエット。さすがにまずいだろうと今は野菜スープを大量に作っておいてそれを飲み込んでいる。濃い味が受け付けなくなったから,余計にコンビニのお弁当外食選択肢から外れて食べるものがない。

後者は、食事の件と同じだが考えることをとにかく放棄したくなる。仕事以外で誰かに何か聞かれても「任せる」としか言えなくなる。思考が停止してしまい考えられない。プライベートで「忙しいだろうから」ということで声がかからなくなったけども、実は私の対応が悪いからなんだろう。考えるのを放棄した結果、とりあえず値段を考えずに必要そうと思った物を買う浪費癖がついてしまった。考えることを放棄しているか無駄ものを買っても後悔すらしない。ブラック企業から簡単に抜け出せないのは仕事以外で思考するエネルギーを奪ってしまうからなんだとよく分かった。

300時間残業している官僚ってよく生きてるなと心底思う。

東京にいた時もそれなりに激務だったけど、「これが終わればひと段落」という未来があったけど、今はその未来がない。処理する数倍の速度で仕事が増えていき、取り繕うだけで精一杯。仕事をしているだけで泣きそうになってくるのは初めてで我慢するのがつらい。

そんな数ヶ月を過ごして分かったのは,職場の人たちは個人的心配はすれど解決のために動いてくれる人はほぼいないということ。そして,病人か死人が出たところでそういった状態にさせた悪の中枢の人たちは責任を取らないということ。各課の人数を含めて人員配置は教育委員会が決めているわけではなく行政側が決めている。だが,仮に何かが起きたとしても教育委員会問題となり行政側は表に出ることはない。

彼らは自分の都合のいい方向にすすめるため,実態と合わないのもお構いなしに自分たちにとって都合の意見を言う人物を重用しその意見採用する。何かあれば「誰々がそう言ったから彼らに聞いてくれ。」となる。普通に考えれば,そんなトカゲ尻尾になりたがる人はいないと思うけども人の虚栄心というのは面白いもので喜んでそのポジションに付きたがる人がいる。そもそも,よほどの問題が起こらない限りは立場の弱い部下や他の部署疲弊させられるだけなのでリスクは低いのだろう。

話がそれてしまったが,彼ら悪の中枢の現場を知ろうともしない無計画さで私達は疲弊地域教育が疎かになり子どもたちの教育水準も落ちていく。「人がいなくて出来ないなんて外部には言えない」と悪の中枢から言われたのには心底腹がたった。それをどうにかするのがあなた方の仕事ではないのかと。だが,どうにもならない。組織的な余裕のなさは新たな仕事が増えないよう,つまり問題が起きないようにすることが僅かに残ったモチベーションとなり学校世間からずれた制約・ルールを生んでいく。子供のためのルールではなく大人のためのルール学校運営されてしまう。教育委員会側の人間がこんなことを言ってしまうのは心苦しいけれど,(少なくとも私の自治体の)お子さんをどうか可能な限り私立学校に行かせてあげてほしい。公立学校先生方も(人によるが)とても頑張っている。けれど,私は子供ができたとしても公立学校には絶対に行かせたくない。

文科省にお願いしたいのは,GIGAスクールだなんだ言う前に申請手続関係デジタル化してほしい。

一番ひどいのが教科書事務執行管理システム。ググれば出てくるから興味のある人は見てほしい。児童生徒への教科書は国が無償提供していて申請システムになるのだが,マクロをごりごり使ったエクセルで出来ている。教科書を配るだけのシステムだがマニュアルは189ページもある。

エクセル必要数を入力して印刷して教育委員会に送り、教科書取扱業者へ。さらに、どの児童生徒に何を配布したのか入力していく。全国の各学校にこのエクセルを配布して、担当先生入力しているのだけど、ちょっと手順を間違えるとエラーが起きてバグるんだけど表面上はわからないし、わかりづらい。

オンラインシステムじゃだめですか?むしろこういうのにマイナンバーを使う方向に持っていけないのだろうか。こんなのを全国の先生が使って時間無駄にしていると思うとやりきれない。教師労働時間短縮というならこういうとこから始めてくれませんか。そしたら教育委員会も余裕が出て学校支援できるようになる。ただ,COCOAと一緒でまともな仕様を書ける人が文科省にいるとも思えないけれど。

GIGAスクールにしたって地方自治体はやりたくても余裕が全くないんですよ。国が色々な補助を出してくれているんだけど、それに手を挙げる余裕すらない。手をあげれば補助金申請仕様作成、入札、業者との調整と仕事が増えるだけで,さら疲弊するだけだからとはいえ全国的に一斉スタートとなったGIGAスクール威力は絶大で(実情を理解されない)議員からありがたいことに多くの質問が来てまた疲弊させられる悪循環。もともと4年だか5年計画のものコロナの影響で1年に縮めたのは余裕のない自治体にとって,いくら子どもたちのためとはいえ悪手だったのではないだろうか。

あと、教育委員会学校への調査物の上限を決めていただけませんか?その上限を文科省内でやりくりしていただけませんか?通知や調査物で学校教育委員会がその業務に追われるって本末転倒だし,おそらく文科省自体も集計やらで本来したいことを出来てないと思われるのです。

教育こそ地域の活力になるというモチベーションで頑張ってきたつもりだけれど,活力どころか衰退に手を貸している本当に悪の組織になってしまってこの組織から早く足を洗いたい。

2020-10-12

anond:20201012190741

何もしないの辛そう。配属は決まってるの?うちは、各課を回る研修が1ヶ月くらいあって、そのあと配属が決まって、そこからOJT仕事しながら教育、独り立ちって感じだったわ。

2020-05-21

黒川検事長はとかげの尻尾切りされたのだろうか

賭けマージャンって昨日今日に始めるものではなさそうだし、霞が関の中でこれまで問題視されていなかったんじゃないかと思って

リタイヤはしたけどコンサルとして働き続けている高齢の元国土交通省(彼にとっては運輸省)の人に聞いてみた。

いわく、役人には麻雀好きが多かった。麻雀好きの偉いさんが配属され、ノンキャリ達がく省内で(つまりオフィスでってことか!)麻雀に付き合わされていた。

今の二階幹事長運輸大臣就任したとき1999年かな)は、祝いとして各課麻雀パイセットが寄贈された。筒子/ピンズの丸一つのパイには現在国土交通省マーク刻印されていた(色々ルールを破ってそうな寄贈だなおい)。

ってことで、許されてる土壌はありそう。かつ高齢人達はこの文化のまま隔絶された世界で昇進してるから常識アップデートされてなさそう。

民間でも、偉いさんと付き合うためゴルフ、とか、タバコ吸わないのに喫煙室いく、とかで偉い人に合わせがち・・・

このタイミング報道でるって、報道各社も関係者全員損で(報道の自由度低く、行政との癒着もみんな知ってるけどフィーチャーは痛い)得したのは誰だろうって思うと政権与党しかいないんだよな。

法案が成立せず、世論の勢いもあるし閣議決定そもそも違憲だったという結論出されちゃいそうだから急いで切り離して逃げ切りを図っているっていう。

運輸省の人は、法案通らなかったか公務員たちはいま大騒ぎだ、年金給付までどうしのぐんだろうって心配してた。

政府が、単独での公務員の定年延長法案をすぐ再審議するならいいけど、これで延期です、ならまじ日本のこと一ミリも考えてないと思う。

抱き合わせでこそこそ通そうとした挙句ってねえ・・・

民間もっと厳しい、とかあるけど、人数多い公務員から延長したほうがいいと思う派。人口の99%にお金回して格差を減らそうぜ派)

2020-02-23

なぜ新型コロナ検査件数が少ないか担当職員から

検査するのは都道府県ごとにある衛生環境研究所(以下、「衛研」と呼ぶ。)です。

感染症法という法律で決まっている。

窓口になるのは都道府県保健所。(市保健所場合もある)(入国前のクルーズ船だと検疫所になるが説明しない)

怪しい人を片っ端から検査したら捕捉できる患者が増えるのは現場もわかってるけど、検査対象ラインを線引きして足切りしないと、物理的に対応しきれない。

可能性の高い順からカウントして、対応しきれるラインで線引きしたのが今のラインってこと。

 

現場での検査の流れを説明すると、

新型コロナ患者医師から疑われた人(以下、「擬似症患者」と呼ぶ)がいる医療機関医師保健所通報(届け出)、

もしくは現患者の濃厚接触者や流行地域から帰国者健康観察(保健所が行う)にて症状発生を把握

保健所から衛研に検査実施の連絡

保健所医療機関に検体(患者の痰など)採取を依頼。

保健所職員医療機関に検体を受け取りに行き、衛研に届ける。

保健所職員から擬似症患者感染拡大防止のため行動自粛任意)を依頼。

衛研でリアルタイムPCR遺伝子解析検査実施(検体が届いてから結果が出るまで3、4時間かかる)

結果が陰性なら伝えてそれで終わり。

陽性なら保健所に連絡。保健所患者都道府県知事名による入院勧告を行う(患者勧告拒否したら強制入院措置)。同時に異議申し立て手続き医療費公費負担制度説明をする。

保健所患者第二種感染指定医機関移送し(消防救急車ではなく保健所感染移送車を使う。離島からだと大変。)、入院手続きを行う。

 

 

という流れ。

擬似症患者と疑う基準厚労省から通達で示されてる(これが流行地域での滞在歴とか患者との濃厚接触歴、かつ37.5度以上の発熱などね)。この基準外でも新型コロナかもと疑って保健所通報する医師もいるけど、都道府県としては通達どおりに判断するので、衛研で行政検査するかしないか都道府県任意基準内なら必ず検査するけど、基準外だと検査現場の余裕がなければ断る。

追記・2/17厚労省通達で、これまでの2条件に加えて、③「37.5度以上の発熱入院レベル肺炎」④「医師総合的に判断して新型コロナと疑われる」⑤「他の病原体検査で陽性になったけど治療効果がない」の3条件でも検査することになってるのを見落としてた。当県も今はこの基準でやってるので、病院医師から要望があれば④に該当するので全部検査してる。)

新型コロナは簡易な検査キットがまだないので、血液とって垂らして抗体検査とかはできない。一台数百万円するリアルタイムPCR装置(衛研に2-4台しかない所が多いと思う)にかけて遺伝子解析しないと検査できない。

追記・ただ装置に検体を置いてスイッチポン全自動でできるものではなく、コンタミを防ぐため検体を分離する担当遺伝子を増殖させる担当PCRにかける担当と3人の経験知識のある技師必要。結果も「陽性陰性」と表示されるのではなく、遺伝子バンドを読み取って新型コロナ配列に該当するか判定しないといけない。)

コロナだけやればいいのではなく、他にも検査すべき感染症はある。

保健所感染担当職員も、衛研の検査技師普段業務に加えて、コロナ対応をしてる。

 

衛研のキャパ限界に近い(患者が2桁数いる所はもう超えてると思う)民間検査機関に金払ってでも委託したいところで初期に検討したが、検体の空輸を受けてくれる運送会社が無くてできなかったんだなコレが。

県が民間企業に運べと強要はできない。国も無理だろうね。

 

 

これとは別に保健所→本庁→厚労省事務ルートがあり、

本庁では部長知事への説明資料記者発表資料を作ったり、

マスコミに投げ込みしたり、記者会見をセッティングしたり、マスコミからの怒涛の電話対応に追われたり、

保健所や衛研や医療機関電話メールで調整したり、

対応費用予算流用手続きのために資料作ったり財政説明したり、

今だと県議会代表質問でみんな新型コロナ質問出してくるから答弁作成して答弁調整したり、

病院から現場マスクが足りないから県がなんとかしてくれ」と電話が来て同情しつつも卸業者にも在庫がないからどうしようも無いんですと答えて申し訳なかったり、

県民から絶え間なくかかってくる電話に対応したり(私が作った○○エキスウイルスを退治できるのでぜひ採用すべし、とか、○○県は✕✕ばかりに力を入れてないでコロナ対策もっと注力しろけしからん、とか、いつ流行が収まるんですか来週そっちに旅行に行く予定だけど大丈夫ですか、とか、県は人の集まるイベントを中止させろ知事はけんからん、とか)、

関係機関(検疫所や県警や自衛隊在日米軍基地衛生管理部門市町村役所や庁内の関係各課)と連絡とったり情報提供したり情報もらったり、

前例が無くてわからない事だと他県担当者に電話して聞いたり、

厚労省内閣府から毎日のように来る新たな通達事務連絡を起案してくっつけて県内市町村に発送したり、厚労省から調査依頼や照会に対応したり。

 

 

これをなんとか片付けてからやっと普段業務をやれるので、平日は午前様になったり、もちろん1月からずっと休日も出勤してる。

都道府県感染部門は、出先も本庁もこういう1類2類指定感染症が発生してない平時業務量にあわせて人員が配置されてて、(感染部門に限らず、どの部署行革という名の人減らしで残業前提の人数しかいない)

軍隊のように危ない戦線に機動的にかけつける予備戦力など県庁には無いので(あったとしても専門知識経験のない職員がいきなり配置されても役立たないが)、

普段から補助金業務とかしてて残業しないと片付かない業務量なのに新型コロナ対応プラスされて、もう限界に近い。

これがあと一ヶ月続いたら確実に潰れる職員が何人も出る。

 

緊急時体制から、持続的な対応(もう感染拡大を留めるのは無理と諦めて、一般的には普通風邪として扱い、重症になる高齢者・基礎疾患を持つ高リスク郡のみ対応する)段階に来てると思う。

 

 

追記

電話対応民間コールセンター委託してだいぶ減った。国からコールセンター委託費用補助金が出ることになった。でも入れ替わりで議会対応が出てきて楽になってない。

県民から電話で「けしからん」「知事を出せ」系の非生産的電話高齢男性ばかりだった。なんでだろうね。

  

PCR装置都道府県が買う費用にも新たに国から半額の補助が出ることになったが、年度内(3月末まで)に納品しないといけないという無茶振りなので使えない。

もう事業予算残ってないか補正予算組んで県議会にあげて、議決を得てから公平な発注のため国際入札を告示して参加業者を募って、開札して業者選定して、ようやく契約発注。納品するまでどれだけの時間が残ってるか。いや無い。

なので来年予算で4月から動くことになるが、その頃にはもう落ち着いてる気がする。

 

普段補助金業務もやってるよ。やらないと病院がもらえるはずの金が入らなくて困るもの

 

 

追記

多かった反応「これを匿名愚痴ではなく公式発表しろ」に対して。

現場は実情を発表して国民県民に広く理解してもらいたいと思ってるけど、上が許さない。

組織として公式に「人が足りなくて手が回らないんです」と言ってしまうと、組織の敗北となる。

公式に発表するためには、正式な手順を踏んで上司の決済を得て広報課のプレスリリース記者会見で発表することになるが、課長部長が「人が足りないからやるべき事ができてない」を認めてしまうと、「ならなぜ事前に人員配置しておかないんだ」と責任問題になる。

もちろん県庁に予備戦力などなく、みんな担当業務をかかえて仕事してるので、上司としても「無茶言うな」なのは現場としても理解してて、原因をおっかけていくと根元に県庁全体で業務量に対して人が足りないという体質の問題が出てくるのだが、

そうすると県職員の定数増に反対してた県議の人たちの責任になる。行政は適宜定数増の議案を出してるが、県議会から厳しく追及されて定数枠をへらされてる過去の経緯があり、それを言ってしまうと外部に責任転嫁する形になってしまう。

県議過去の主張の過ちを認めれば選挙に落ちるので自ら間違ってたと言えず、「業務効率化して余裕を出したり、現在人員で工夫してやりくりすべきだろう」と行政側を責めることになる。

不毛な争いとなる。

行政トップである知事としても「公務員を減らします」と言ったほうがマスコミ有権者のウケがいいので、次の選挙を見据えると「公務員を増やします」と言うのは難しいだろう。あまり細かく実情を説明してもみんな読まない・聞かないし、ワンフレーズで「無駄公務員を減らせ!」と一言で言ったほうが多くの有権者は喜ぶ。

行政が事案の最中に「人手が足りなくてもう手一杯、手が回らない」と公式に認めることは非常に難しい。事案が終わってから反省でその見解を出すことは容易だが、そのころには世間の熱が冷めてて関心がなくなってて、人員増が認められにくいんだよね。

俺は地方職員だが、国(厚労省)も同じだと思う。

2019-11-04

ソウル便に乗って」は依頼?圧力? 県幹部批判の声:朝日新聞デジタル

https://www.asahi.com/articles/ASMC14FDQMC1PFIB008.html

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191102-00000013-asahi-pol

担当者は「ノルマ強制ではなく、あくまでもお願い。直行便の良さを県民に伝える上で、まずは職員やその家族に知ってもらい、PRのきっかけになればと思った」と説明する。」

複数職員によると、依頼を受けたある部署では文書作成され、職員の人数をもとに各課ごとの「目標人数」が定められたという。また、別の部署では上司から「うちからも必ず行かなくてはいけない」と説明されたという。」

公的機関では誤解をまねきかねないと言うか、過剰な忖度を生みかねない言動はつつしむべきで、こうでもしないと路線を維持出来ないと言うのであれば、市場需要が無い事の証左として路線休止・廃止手続きを進めるべき事かと。

2019-10-09

昔は職場パソコンでも大量かつ不要のプリインソフトが入っていた

徐々に職場パソコンが浸透する時代必要性はわかるのだけど統括的電算担当を設定するするほど専門的な職種でもない職場では、最初各自の私用パソコンを持ち寄って仕事をしていた。

今思えばとんでもないのだけど、その後、各課予算を獲得し『会社パソコン』を年に数台ずつ買い足していったのだ。

それだって規格とかはなくて、担当予算範囲内で好きなパソコンを購入していたのだ。よくCMで見かける家庭用ノートが多かった。

その中で、パソコンはよくわからない高齢組や新採の分は職場パソコンに詳しいとされる人に機種選定を任されていたりした。ウィルス対策ソフトだってまちまちで、個人ウィルスバスターを入れたものからノーガードまでさまざまだった。

そうして、購入したパソコンには不要ソフトが無数にプリインストールされており、しょっぱなから動きを阻害していたものだ。

そのころ僕たちはパソコンが届くと最初不要ソフトアンインストール作業から手を付けるのが常で、無駄だとは思っていた。

2003年、500名規模の会社に入った僕に与えられたのはF社のノートだったのだけどCドライブが9ギガだったのを覚えている。

これは動きが軽快でよかったのだけど、二年後に買い与えられたのはAMDCPUが入ったノートだった。

こいつがとにかく落ちる。

写真データの出力でPCが落ちて仕事にならんということでどうにかして欲しかったのだけど、そのころには一応電算担当という職掌が定められていて、そこに評判の悪い爺さんが座っていた。

私が仕事にならないのでパソコンを買い替えたいというと「使い方が悪い」と言って取り合ってくれなかったので、使いようの無いパソコンを抱えて苦悩したのを覚えている。

うちの会社ではその爺さんが定年したのを機に大幅な電算体制の変化を迎え、専用の人員を数名置いた電算室なるもの組織した。

そうして、パソコン自体も一括リースで全員が同じ機種に統一され、ソフト特別のもの以外は企業契約を結んだライセンスで同じものを入れている。

ドラスティックとでもいうか僕自身パソコンに慣れ、普通に使っているのだけど、昔のように不要ソフトプリインストールされたパソコンを買うことはなくなった。

今も、ゴテゴテと無数のソフトを入れたパソコン販売されているんだろうか。

2019-02-24

2019年2月24日日記

今年も事業計画シーズンがやってきて思い出した。

なぜなら、昨年と同じことをしているからだ。

毎年売り上げ利益とも減少し続けているので、当然ながら経費や開発費等々を減らす(または減らす努力)のが当然だ。

が、最近、やっと、気がついた。

信じられないし、信じたくないが、かなり上位層までが関わって、組織ぐるみサボタージュが行われている。

ここのビジネスドメインは、(幸か不幸かはわからないが)古くから仕事をしているコアメンバーと、

外部からきた、(まあ、他で仕事がなくなったといったら言い過ぎか?)メンバーとの間で、文化的確執がある。

特に管理職層の確執は、経営層が外部から来ているため、あからさまではないがサボタージュという形で見えてくる。

が、もちろん、経営層にまで、そういった現場のことがわかるはずもなく、さまざまな非効率運営がされている。

もっとも、現場のことがわからないのは、彼らが3流の経営者だからであって、経営者が、みんなだめなわけではない。

いなくなってしまったが、もともと、ここにいたTさんは、十分立派だった。

で、話がそれたが、結局、開発費や経費を誰も減らさないのことを不思議に思っていたら、結局、毎年毎年、

それがいつからなのかわからないぐらい古くから経営層に説明するとき資料の数値を、経営管理組織が、パワーポイント上で

減らして見せていたから、、、ということに気がついた、、、、なので、各課各部は、自主努力などしないで、予算計上してから

黙って、何もしないでいれば、時間切れで予算が通るということがわかってしまい、現在まで続く悪癖になっている。

まあ、そんなことに気がつかない経営層も、3流だとは思う。これでいいなら、私がやったほうがましだ。

常識で考えればわかるが、こんな組織が長続きするはずがないので、毎年毎年、小さなリストラを繰り返している。

毎年、予算の時期なると、繰り返される、無駄活動なのだが、一方で、組織ぐるみで、サボタージュされると

どうしようもないとも思い、経営層だけの問題ではないが、その状態を見抜けず、放置しているのも経営層。。。。

明石市泉房穂(ふさほ)前市長問題も、結局、職員サボタージュ。それを厳しく指摘すると、開き直って

一部だけを切り取った音声を流出させて、上司排除して抵抗しようとする、実は、一番たちの悪い人たち。。

2017-08-25

なぜ県とか市とか区とかわざわざ分けるのか

日本という一括りじゃダメなの?日本ワンマン社長のように指示を出して全国が動けばそれでいいんじゃないの?何のために県とか市とか区とか分けるわけ?

追記①

この書き込み→「たとえば町内の小さな公園ペンキを塗り直すか否か

なんてことまで県議会議論してたら日が暮れる

会社でいうと各課権限を持たせて、役員会で議論しない」

ということについてだが、結局議論するという作業自体県議会でも各課でも同じだからそこに差はないんじゃない?例えばそれは物理的に議論する者が集まるのが難しいという話なら、それは物理的な集合方法を取らず、電話でもメールでもネットでも利用すればいいと思うんだ。どう?

追記②

この書き込み→「地域それぞれの実情に合った政治を行うためではないでしょうか」

これについても上の理論と同じで、実情に合った政治検討するのは日本でも県でも市でもどこでもその作業自体は一緒だから、そこを理由とするのはズレてると思うんだ。

2017-02-14

111医師国家試験受けてきた

以下感想

試験の内容について

 必修ブロック以外はそこまで難化していないと思う。一部?と思う問題があったもののヒントがあるし、使い回しの問題はあからさまに簡単問題がチョイスされていたので

「ここは悩ませる問題でこの問題は確実に点とってほしい問題」というのがハッキリしていたと思う。

現場的な問題は増えたと思うし、疾患がわかっても、患者状態評価できないと解けない問題結構あった。ここらへんをmedu4の某先生は良問だと評価しているのだと思う。

ただネットを見ると出題内容がおかしいという意見結構。確かに変なこと聞くなあという問題散見されたし全体を通して良い国試だったとは個人的には思えなかった。

 必修は明らかに難化。とはいえ、臨床問題文章題)については一日目の難易度に会場がざわついたものの二日目・三日目と徐々に簡単になっていったので

多くの受験者は三日間を平均すると8割に乗ったと思う。逆に一般問題(知識問題)は3日通して難化していたと思う。難化もそうだが何でこういうの出題するの?っていうのが多かった。

まずMLF症候群とか脊椎靭帯に関する解剖の問題が「必修」というのはおかしいと思うし、胃管に関する理念問題はまあ良いとしても学生が実習で経験できない動脈穿刺の手技の問題出すのはどうかと。

必修といえど簡単すぎるのもどうかと思ったのか知らないけど、難易度以前に必修らしい問題がどういうものかをもう少し考えて出題してほしい。

選択肢もなんか微妙感じのが多くて掲示板でも割れまくってるような問題を必修にするのはやっぱりおかしいと思う。

まあ多分出題者も一般は配点低いからっていう理由意図的に難しくしたのかな、とは思った。自分一般75%臨床85%みたいな感じなので出題者の思惑通りの点のとり方したのかな。

試験の結果について

 まだお偉いさんが正式な回答を発表してるところがmedu4しかない(しそこも重いから見れない)けど、まぁ合格基準にはなんとか乗っていると思う。

少なくとも一般と臨床は7割くらいは取れてるし流石に落ちないと信じたい。

ただ、必修が今年からいきなり臨床と一般で各々、基準もうけるとかされたら落ちる可能性ある。必修だって掲示板意見割れてる上に正式解答がハッキリしてないしね…

・実際の試験場の感じについて

殆どの人が大学単位専属バスにのって、大学単位で注文してたお弁当食べてた。

自分自力で会場行ったし、コンビニ食事してたけど周り見る限り立地が悪い会場だったので少なくとも移動バス大学単位のを利用した方がいいと思った。

あたりを見回すと自大学の弁当は揚げ物ばっかりの胃に貯まるヤツで後輩のメッセージも「勝利」とだけ書かれたそっけないものだったけど

他の大学のはバランスが良くてお腹に優しい弁当の箱にムーミンとかのイラストが直筆で書かれてて後輩のホスピタリティ格差を感じられて面白かった。

会場内はいくつかの大学学生が入り混じってるけど結構な人が立ち食いor椅子を持っていってまで知り合いと食事をしようとしてるのが少し気持ち悪かった。

自分は一切かかわらなかったが会場の外で(受験者以外会場内立入禁止なため)栄養ドリンクチョコを持って待機してる後輩が散見された。

後輩自信に何のメリットがあるかわからないがあれは見てるだけで可愛いし癒された。

ただ、一つだけ言わせてもらうと仮にも医学部なんだから会場の近くでタバコ吸うのはやめたほうが良いと思う。

・実際に試験受けてみて感じたもの

 試験開始前の空き時間が非常にダルい試験管理者の方がかならず20分近い事前説明をするから時間試験でもトータル1時間30分の作業になる。余りキリキリしてると精神がすり減る。

あと試験管理者に間違いなく当たりハズレがある。荷物の置き場所とかに細かい人とおおらかな人が居るのはまあ良いとしても、

何故か必ず問題冊子を画像冊子の下にのせて配る試験管がいて、自分の周りだけ試験開始までに試験の注意事項の1ページ目が読めないって状況が三日間ずっと続いた。

たった1ページの、何回も読み飽きた情報はいえ、こういうのは不公平になるからやめてほしい。

それと、マークシートも縦長型と横長型が三日間ずっとどちらかで固定されるからこれも人によっては影響あると思った。自分は縦型だったけど模試で横型シートだとマークミス多いタイプから助かった。

 必修うけるときメンタルが凄く大事だと思った。実際八割って結構キツイ問題は一日分で30問あるけど実際は臨床問題の配点が三倍もあるから

一日30題中の臨床問題15問で3ミスに抑えないといけないってことになる。今回みたいに問題が難しいと2つに絞れるけど最後が絞れないみたいな問題が一日に5問とか普通にあったりする。結構どぎまぎする。

 当日に掲示板をみて答えを確認するかについては意見があるけど自分絶対にやったほうが良いと思ってる。少なくとも必修はすべき。

メンタル弱い人はだめかもしれないけど、自分がどれくらいできてないのか、周りとどう考え方違うかはチェックしておいたほうが良い。

必修の難問は採点対象外になることがあるけど、問題が変でも皆がなんとなくあってるところは削除されないこともあるし、自分の間違え方・当たりが他の大多数と一致してるかは絶対確認すべき。

自分は一日目に考え方が違うのがわかって二日目から矯正してなんとか八割のれたと思ってる。

あと意外と同じような出題が多かったか掲示板で復習できるとちょっとお得。梅毒とか何回だすのって感じのも多いし、必修もやたら循環器・公衆衛生(臨床研究周り)・注射あたりの出題被りが多かった

・これから国家試験対策(もし落ちた時の自分来年のためにも)

 必修対策絶対必要になったと思う。テコムとかmedu4とか多くの塾会社が口をそろえて

「必修で8割いかない人はそもそも一般・臨床で点が足りない。だから一般・臨床で合格ライン乗る勉強すれば必ず必修も合格してる」

みたいなこと言うけど今回の内容見るにこれからはそういうの通用しないと思う。

どうせ今回も難しい問題が除外問題になって調整されるんだろうけど(願望込み)、実際どれが除外になるかなんて偉い人の考え方一つだし、そんなの試験中の安心材料になんて全くならない。

それに、必修の内容が明らかに実践向けになってるから一般・臨床向けの勉強だけじゃ通用しなくなってきてる。

「この病気のこの治療法はどの段階で有効でどんな人にだめなのか」を徹底的に覚えないといけない。とくに心筋梗塞とか脳梗塞とかの有名な救急疾患は絶対覚えないとだめ。

あと、手技的な出題が物凄い増えてるからこれも対策必須動脈穿刺とか胃管挿入とかCSF採取とか皮内注射とか学生経験させちゃいけないことでも平然とその手技の仕方が出題されてる。

手技の本で勉強することはこれからの国試考えると必須になると思う。

・塾講座について

 すくなくとも国試直前講座についてはMECが結構的中していた。当日予想メール?もかなり当たっていたらしい。直前講座とかはMECに依存したほうが良いと思う。

通年講座はtecomとMECがあるけど個人的にはMECの方が良いのかなと思った。テコム病態学習には凄くいいんだけど、ノート取るのめんどくさいし今となってはmedu4の方が良いように思う

(tecomは大学単位で申し込むせいで五年にならないと動画見れないのもかなり痛い。)

あと年末から開催されるまとめ講座みたいなのはコムのtargetとメックのsummarizeがあるけど、テコム過去問の寄せ集めだから最新の話題仕入れたいならsummarizeのほうが良い。

全体を通して、これから現場的な考えを教えてくれるMECが通年講座でも良いように感じた。

 一方で模試はテコムのほうがオリジナル問題多いし、結構予想が当たっていたので模試はテコムオススメする。

 公衆衛生自分はテコムでやってある程度出来るようになったけど評判悪いみたいなので一般的にはMEC+αで公衆衛生といった所だろうか

大学を通した勉強について

ぶっちゃけ基礎は殆ど訳に立たないと思う。強いて言えば病理と薬理、解剖当たりの考えが身についてる人だと4年から勉強が楽になるのは間違いないけど。

周り見ても卒試国試に強いやつの中には一年から成績良かったやつもいるけど六年から勉強がんばり始めた人も沢山いるし。前半学年は、ゲームなり部活なり恋愛なり好きにすればいいと思う。

四年生の時の動画講座は何故かCBT用の内容絞ったやつがあるけどアレは全く意味いからやらないほうが良いと思う。CBTはquestion bankやれば動画なんて全く要らない。

でも四年生とき時間が沢山あるからこの時に自分お金はらってmedu4の臓器別講座を授業で並行してやればいいと思う。授業では国試に向けて話すのにCBT部分だけ勉強するとか無駄すぎる。

大学の講座はどうせ授業中のプリントなんか捨てるんだから、medu4の国試用の臓器別講座のプリントレビューブック当たりを持ち込んで授業でなるほどと思ったことを書き込めばいい。

よく塾会社の最新の話題当たって凄い~みたいな話あるけど、ぶっちゃけ四年生の授業で最近~ってのがありますって先生が言ってた所とほぼおなじだった。みんな大学の授業聞いてないんだなと思った。

国試の勉強でイヤーノート個人的はいらないと思う。高いし分厚すぎて持ち歩けない。中古レビューブック買って過去問動画講座みて学んだことを書き込むだけで十分合格点くらいは取れると思う。

ただ、レビューブックだけだと手技系とか各課検査の基礎値とか心電図とかそういうのが弱いからそこだけは自分ノート作ったほうが良いかな。

六年のときは皆切羽詰まって勉強してるけど、受かるだけだったらそんなに勉強しなくて良いかも。結局1月から頑張れば就活卒試の勉強しっかりしてる人は大抵受かる。

人によるけど卒業試験終わってから10月末~12月前半は遊んで良いと思う。この時期凄く安いし早めに卒業旅行でも良いと思ってる。

 

 
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