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はてなキーワード: 真骨頂とは

2018-08-25

anond:20180825152911

俺は不動!と見せかけて、時代に流されていくのが、ひろゆき真骨頂だぞ

2018-08-04

ジャニーズJr.を、薄汚い心で正しく推す

[ジャニーズJr.] ジャニーズJr.推している。それはもう、当時は氷河期と言われた爛熟期から

 持論がある。「ジャニーズ醍醐味を最も味わえるのは、成熟したJr.グループである」。ジャニーズJr.成熟したグループほど、推していて楽しいものはないのだ。ジャニーズ舞台単独公演がありつつ、バック仕事も多い状態が一番良い。正直その楽しさを知ってしまったら、自分たちコンサートしかやらないデビュー組なんて推していられないくらいだ。

 ジャニーズJr.という世界は、デビューを目指す少年たちで構成されているために、常に大きな矛盾を抱えている。それは「アイドルとして良い子はデビューしてJr.から出ていく」ということだ。

 そもそも彼らは、Jr.として活躍することなんて目指してない。デビューするためにJr.をやっている。だから成熟したJr.グループ」を推したいと思うならば、まずもってアイドル本人の望みなんて考えている場合じゃない。本人の夢と逆行していることなんてわかっている。それでも、「成熟したJr.グループ」に与えられるその環境が魅力的なのだ。彼らの夢なんて知ったこっちゃない、なるべく長くこういった活動形態を続けてほしい。そういう気持ちでなきゃ、Jr.担なんかやってられない。

 この時点で薄汚い感情だと思う。でも、アイドル推し方としては正しいじゃん。アイドルでいてくれること自体、どれぐらい本人の意思かなんてぶっちゃけからないし、いつ辞めるかだってからない。そういう相手に対して勝手オタクやってるんだから。「幸せになって~~~><」なんて無責任に言うオタクよりも、本人の幸せなんか知らねえ、って感情としては汚いけど、オタクの在り方としては私のほうが正しいと思う。代わりと言っては難だけど、辞めたときデビューしたときもキレたり自分理想押し付けたりしないからね。

 幸せになって、なんて、「私の望みどおりになって」と同義でしょ。

 で、私がさらに薄汚い心だなーと思っているのは、Jr.担やってて長いのに絶対無所は推さないって決めてること。今でも無所ぐらいのライン全然からない。興味も持たない。持たないって決めてるから覚えもしないし、目にも入らない。そのラインの子オタクと関わることもない。

 だって確率低すぎない?

 はっきり言って、ちゃんと完成されたグループになって活躍する可能性も、デビューする可能性も低いじゃんって思う。っていうか、無所推してる最中って何が楽しいのかわからない。だって自担1人いても他の子との関係も薄いし、だいたいどこに出るかも不安定だし。あと組まれたばっかりの出来上がってないグループも推せない。歌割とかちゃんと与えられないし、戦略も打ちようがない。それって活躍するちゃんとしたグループになって、舞台の主演や単独公演するようになるかわからないじゃん。

 お気付きだと思うけど、私は無所担が理解できない。

 どうして担当になるのかわからない。Jr.の一番オイシイところである、主演舞台や単独公演、せめてメインバックとしてJr.コーナーで歌割が割られるというところに、辿りつけるかどうかまるでわからないのに。ジャニーズ真骨頂は、本人のアイドル性を組み入れたミュージカルだと思ってる。そこに辿り着く子でないと、推し甲斐がない。Jr.を推す意味がない。

 そもそもデビュー組よりも面白いところがあるからJr.を推すのであって、そうでなければJr.担になんかならない。不安定だし、いなくなる時あまりにも不確定だ。事務所のやり方に文句言うJr.担もいるけど、そんなのJr.責任がない以上どうしようもない。いつでもすぐにやめられる、まるでドラッグの誘い文句みたいだけど、彼らは本当にいつでも辞めていい自由があるんだ。すぐに辞められないのは私たちJr.担のほう。だからこっちだってJr.である彼らに対して責任なんかない。オイシイとこだけ取って当たり前じゃないか

 これ、薄汚い気持ちだけど、正しくない?

 だからってそれを本垢で言う度胸はない。絶対叩かれるだろうし。

 Jr.担だけじゃないけど、ジャニオタって自分推してることを正当化するどころか、神聖視しちゃうところがある気がする。どんなに売れない子を推してる人も、「○○くん絶対売れて><デビューして><誰よりもがんばってる><」って言い張るんだよね。現実が見えなくなってるんだと思う。

 そんで売れなかったり推されなかったり、辞めちゃったりするとキレだす。そりゃあ、○○くんを純粋きれいな気持ち推してるかもしれないけどさ。そっちのほうが間違ってない?

 表じゃ言えないけどね。

2018-06-26

Hagex-day.Infoが「故人サイト」になってしまたことを受け入れられない

「故人サイト」という本がある。

 慣れ親しんだブログサイトが突然更新されなくなっても、多くの場合理由など分からないが、その本に出てくるサイトは、タイトル通り、管理人の死去によって「故人サイト」になったものばかりである

 例えば主が病没した場合家族などがその旨を報告すれば、読者は悲しいけれどブログ主との別れを受容することになる。

 刑事事件や不慮の事故海外旅行先の病気などで命を落とされても、報道された人物と、ブログに綴られた情報とのシンクロに誰かが気づくことによって、多くの読者がブログ終焉理由を知るに至るケースもある。

 まさか、私が最も長い期間読んでいたブログが、これ以上ない衝撃的な形で、NHKトップニュースになるような(6/26朝)経緯で、「故人サイト」の仲間入りをしてしまうなんて。


 6月25日朝7時、いつものように「Hagex-day.Info」をチェック。更新されていない。予約投稿であろう「本日一曲」もない。

 いつだったか、数日単位更新がなかったときは、「Hagex心配する人の声まとめ」みたいなのもできる位マメに、精力的に更新されていたブログなのだが、朝イチでは更新されていないことは時にあるので、この時点ではいもの朝だった。

 25日の朝9時前、Twitterトレンドに「hagex」を発見し、「へ~、何で?」と見に行ってみたら、とても信じられない、悪夢のような文字が。字は読める、意味は分かるのだが頭が理解しなかった。

 確かに地元福岡で24日夜に勉強会をする旨を彼は告知していたが、まさか

 Twitterで「この被害者Hagexさんでは」という書き込みを読み進め、「福岡セミナー講師が刺された」「講師とはHagexさんだったらしい」ということは飲み込めたが、「刺殺」ってなんだ。もう生きてないのか、死んじゃったのか。

 どうしても飲み込めなかった。とてもじゃないが咀嚼できる情報じゃなかった。

 刺された人がいたとしても、「人違いでした」というオチ絶対にあると思っていた(”ロング・グッドバイ”みたいに、仕組まれ替え玉じゃないか…と。代わりに死ぬ人がいなければ成立しない、酷い願望なのに本気で考えた)。

 タブレットに表示されたHagexさんのお顔、お名前、知りたくなかった。知る必要なんてなかった。Hagexさんが自ら開示されるならともかく、いったい誰が、こんな形で彼の素顔を知りたいと考えるだろうか。

 25日は他の事が手につかなかった。たまたま仕事を休んでいたのは幸いだった。26日の朝も、目覚めてすぐに「あれは夢だったのでは?」と思った。

 

 夢ではなかった。


 Hagexさんのブログは04年4月から始まったらしい。

 私が読み始めたのはいつ頃だっけ?と、記憶に残る最も古い記事検索してみたら05年のこれ。

  http://hagex.hatenadiary.jp/entry/20050813/p1

 この少し前から読み始めていると思うので、約14年間の「Hagex-day.Info」の歴史のうち、約13年間、ほぼ毎日読み続けていたことになる。

 きっかけは発言小町だったと思う。

 その頃よく発言小町を読んでいたのだけど、Hagexさんやトピシュさんの言うところの「もやもや」を抱くことが多い。

 「いや、これ創作でしょ」「これ、トピ主が変でしょ」等々、突っ込みを入れて楽しみたかった私が見つけたのが「Hagex-day.Info」だったのだ。

 その他、発言小町まとめサイト複数あったのだけど、小町運営会社から抗議があったらしく、ある時期に全てなくなってしまった。

 Hagexさんも、「小町運営会社からはてな削除依頼があったが、削除依頼があってもきちんとユーザーサイドの意見を聞いてくれるのは大変嬉しかった。」と仰っていた。

 その後、ブログ批判したサイト運営会社から名誉毀損信用毀損」を理由削除要請があった際も、即削除することなく、ユーザー意見を聞いてくれたはてなに対し、「ユーザーに対して誠実な対応をしてくれた、はてな感謝!」と綴られている。

 それらを読んでいたので、私も「はてな」には良い印象を持っていた。


 Hagexさんのブログ、ごく初期は普通日記、その後は発言小町から抜粋発言小町から転載が禁じられて以降は2ちゃんねるからコピペが多くの割合を占める。

 事件で初めてHagexさんのブログを訪れた人は、「ただのまとめサイト管理人じゃん。何を騒ぐことがあるのか」と思ったりするのだろうか。

 そういう方(はてなにそんな人はいいか…)は、是非右側の「人気記事」に並ぶエントリークリックしてほしい。特にFacebookバカばかり」とか。

 私は、2ちゃんから転載別に嫌いじゃないし、読み物として読んでいた。面白いと思ったものブックマークもした。

 しばらくの間は、「Hagexさんは、時折投入する渾身のエントリーをより多くの人に読んでもらうために、せっせとまとめサイト的な投稿をしてるのだろう」と思っていたのだけど、「三度の飯よりインターネットが大好き」な彼は、まとめ的投稿結構楽しんでいるのだろう、と考えるようになった。

 でも、Hagexさんの真骨頂は、やはり時折アップされる舌鋒鋭いネット批評

 Hagexさんのお蔭で、仕事子育てに追われる私も、「デマは怖い。デマは、面倒でも火消ししなければすぐに広がってしまう」とか、「これ、掘って行ったらココと繋がるのか。やばいよね」等、ネットと、それに連なる世間の怖さを垣間見ることができた気がする。

 あるいは、TwitterRTされてきて、「何これ、こんな安い話によく食いつくよね」と鼻白む思いで見たサイトが、Hagexさんによってコテンパンに貶されているのを読んでスッキリしたり。

 「“落としどころ”なんて言葉はオレの辞書にはない」と言わんばかりの、どこまでもしつこく、容赦ない筆致に、「これ、食いつかれたら大変だわ…」と嘆息することもしばしばだった。

 一方、Hagexさんの映画音楽評は実にユーモラスで、「観て(聴いて)みようかな」と思わせるものだった。Hagexさんのエントリーが切っ掛けで観た映画は少なくない。

 その中でも最も素晴らしく、紹介してくれたHagexさんに感謝しているのは「ザ・フォール 落下の王国である

 ハゲ子の社畜ぶりを自嘲するエントリー最近飼い始めた「猫先生」を含む、Hagexさんの身辺雑記も楽しかった。

 そういえば、「古本屋さんで買った本にかなり昔の写真が入っていた。アップしたら持ち主が見つかるかな?」というエントリー写真とともにアップされていたこともあった。「写真、アップしちゃって大丈夫?」と思う一方、「Hagexさんロマンチストなのかな」と微笑ましく感じたエピソードだった。


 Hagexさんは福岡出身で、貶しながらもこよなく故郷博多弁を愛していること、タバコが大嫌いなこと、小児を性の対象にする行為断じてさないこと(当たり前の事ではあるけど、これに関しては殊に強いHagexさんの意思を感じた。)など、ブログを通じてHagexさんの人となりが、断片的にだけど見えてきたような気もしていた。



 そんなHagexさんが、故郷で開催する初めての勉強会、その終了直後に問答無用で殺されてしまうなんて。

 あれほどネット上の戦いに精通し、危機管理に自信を持っていたように見えた彼が、理不尽暴力の前にはあまりにも無力だった(というか、誰だって無力だ)。

 Hagexさんは、容疑者とされる人物が、自分と同郷だということを知っていたのだろうか。


 酷すぎて、酷すぎて。

 使い古された言葉だけど、これまでの人生で使う機会もなかった言葉だけど、「神も仏もないものか」という叫びが、私の中で暴れ続けている。

 心中で叫ぶだけでは、やりきれなくて辛いので、心の赴くままにだらだらと綴ったのがこのエントリーです。

 東京で行われた一回目の勉強会結構本気で行きたかったのだが、幼い子を持つ身なので諦めていた。「これから勉強会を定例化するのであれば、いつか行く機会もあるだろう」と思っていたが、その機会はもう訪れない。私はHagexさんに会えない。

 「落下の王国、素晴らしくてソフトも買っちゃいました!」と、なぜコメントを入れなかったのか。

 明日明後日も、ずっと続くはずの日常は、いとも簡単に、あっけなく断ち切られるものでもある。その理不尽さに、恥ずかしながらこの歳になって初めて接した気がする。

 十数年の間、ブログへのアクセスが毎朝の日課だったので、今朝もつアクセスしてしまった。「注目記事」のトップにある記事タイトルにまた悲しい気持ちになる。

 「お前は一体彼の何だからこんなに湿っぽい記事をアップするのだ」と問われれば、「スミマセン、コメントも1~2度つけただけの一読者です」としか言えないのだけど、「それなのに、どうしてこんなに辛いのかな、悲しいのかな。」と自問自答しながら、べそべそと泣きながら、Hagexさんにこの駄文を捧げます


 日常どころか人生を、あっという間に断ち切られてしまったHagexさんはどれほど無念だろう。「安らかに」なんて白々しく言える心境じゃない…と思いつつも、それでもHagexさんの眠りが安らかであることを祈らずにはいられない。

「長い間、本当にありがとうございました。どうか安らかにお眠りください」

2018-06-12

味だけなら800円のラーメンと3万のフレンチも変わらないよ

旨さでいったら800円の旨いラーメンと3万のフレンチもそんなに変わらないか、むしろラーメンの方がうまかったりする。


一人なら、ひとりぽっちでバケットバター塗りながら食う冷めた赤肉より、なじみのメシ屋で誰にも邪魔されずミナミの帝王読みながらマヨネーズかけて食う肉ニラ定食の方がうまいに決まっている。


3万5万のメシ屋は、誰かにギフトするためにある。ようはおもてなしだ。

一人でフレンチ入って「旨い!」とかいうやつはバカ自分のためにプレゼント買って包装紙に包んでもらって家で空けることほど悲しいことはないだろ?それと同じだ。(経験勉強のためにそれをやるのは「有り」ってことぐらい言わなくてもわかるよね?)


まり3万のメシっていうのは味+包装代ってこと。むしろ包装の部分が真骨頂


二人で6万。普段と違う雰囲気。もてなされた相手自分のために何万も使ってくれたことに感動するわけだ。

anond:20180611100621

2018-04-03

anond:20180403223738

送るときどうすんのってのもあるが

そもそも作るのが楽しいんでしょ

ガレージだっけ?あれが真骨頂なわけで

2018-02-16

anond:20180216175347

好きでもない人に告白されたいということなら、思わせぶりな態度振りまいたらそら告白されるだろうね。

でもそれは望んでないのか。ほんとう?だとするとなぜこれ書いた?

好きでもない人に思わせぶりな態度とるのは、被告白数を増やすためだけにやるわけじゃないよ。

いい悪いは置いといて、チヤホヤされて生きやすくなるというのを狙ってる場合があって、その副産物として被告白数が増えるんだろ。

増田はそれを望んでないということ?

好きな人に思わせぶりというか、思いがバレバレな態度をとって向こうから告白させて成就するという可能性はないの?


あと電話の取り次ぎの人ほどじゃぜんぜんないけど、論理を1段抜かしで話をするクセ、または多面的事柄をこれときめた一面でしか捉えないというクセがあると思います

それがコミュ力たか女子真骨頂なのか、そのせいで意外とモテないのかはわかりませんが、自分を見つめ直してみてもよいかもですね。

2018-02-14

第112回医師国家試験を受けてみた【教材レビュー勉強法まとめ】

こんにちは。しめさば(@nukaduke_saba)と申します。

この記事読んで「いいね!」と思ってくださったらTwitterで私のことをフォローしていただけるとうれしいです。

Twitter内で『しめさば112回医師国試』と検索するとスムーズです。

それかid: @nukaduke_saba を打ちこむと出てきます。

Word 18枚分の長い記事なのでブックマークして頂いて読みたいとこだけちょこちょこ読んでいただいてもけっこうです。

ブラウザブックマークでも構いませんが、

はてなユーザーの方がいらっしゃいましたらはてなブックマークの方で登録していただけると嬉しいです。

私のTwitterの固定ツイートをしばらくこれにしておくので、ブックマークしなくても私のTwitterフォローしてくださればすべて解決します。

しめさば112回医師国試(@nukaduke_saba) です。

表題の通り先日、第112回医師国家試験を受けてきたので以下の内容について書いていきます。

・第112回医師国家試験総評

予備校各社レビュー(教材、予想的中など)

勉強会のススメ

・部活厨でも合格できる!おすすめ勉強スケジュール

勉強法Tips

長いので内容をざっくりまとめるとこんな感じになります

・Dr.孝志郎は今年も神だった

・medu4『あたらしい公衆衛生』も神

・QBは一周目問題だけ解こう!

・なによりバランス大事

記事の信頼性を担保するために書きますが、自己採点(みんコレ)の結果はパンリン86% 必修94%でした。

目標である上位10%内に入る、には届かなさそうですがそこそこ上位の方だと自負しております。

再試常連の部活の先輩に「国試ってどう勉強すればいいんですか!」って聞くよりかはこの記事読んだ方が参考になるかと思います。

あとTwitterの国試界隈で自分の点数をつぶやくと点数マウント警察がシュバってくるので注意しましょう。


「いまはまだ勉強なんてやってらんねーよ!部活だ部活!」という方もブックマークをしていただいて、

一年後くらいにでも読み返していただければと思います。

また、適当に読み飛ばして興味あるところだけ読んでいただいても結構です。

下級生へのおすすめは『勉強スケジュール』と『勉強法Tips』です。


もちろん一字も読まずにブラウザアプリごとタスクキルしてもらってもいいんですけど、その場合もTwitterだけはフォローしてもらえるとうれしいです。

『@nukaduke_saba』です。


それではやっていきましょう。



・第112回医師国家試験総評



まずは112回の国試について受験生の目線から総括してみたいと思います。

ガチなのが読みたかったらmedu4が公開しているガチの総評も合わせて読むといいです。(https://medu4.com/general/112)


今年の国試は『いい点数を取るだけなら簡単な試験』だったと思います。

確かに問題ひとつひとつの作りやシナリオはよく練られていて

解きながら思わず「なるほど!」とうなってしまうような問題も見受けられたのですが、

それらの背景がよくわかってなくても「なんとなく」で解けてしまうような出題の仕方や選択肢の並べ方をされていたと思います。


今年から形式がガラッと変わったので厚労省の忖度でしょうか。

実際に私も消去法やなんとなく選んだ解答が正答であることが多かったです。

2/13時点での『みんコレ』の下位10%ボーダーが73.3%と非常に高めなのは一般・臨床合算になったからだけではなく

前述の傾向が影響しているものと考えられます。

(これから下がってくるんですかね。もう4000人くらい登録してるんで固まってきたかなって思うんですけど)


問題の難易度を模試と比較すると個人的には冬メックと同じくらいでした。

テコ4よりは難しいですがテコ3よりは簡単でした。

これ結構気になる人多いと思うので参考までに。


厄介なのは、点数が取りやすい=合格しやすい という等式が成り立たないことです。

なぜなら一般・臨床問題の合格基準は相対評価により厚労省が勝手に決めるからです。

試験が簡単だろうが難しかろうが落ちる人数はだいたい同じ、ということですね。


もちろん必修(こちらは80%以上の得点が合格要件、すなわち絶対評価)が易化したのは

個々人の合格・不合格の観点から言えば非常にありがたいです

が、必修で落ちる人が少ないとその分、一般・臨床のボーダーが高くなる(不合格者の人数調整のため)と言われています。

そのため今回のような『得点しやすい』テスト

『良い・悪い』や『簡単・難しい』という視点からは語れないことがお分かりいただけると思います。


あと輸液の問題とかオペ室でのお約束的なのとかいろいろ多くて新傾向でした。

ポリクリがんばってねってことなんでしょうけど、

輸液はたぶん来年以降の予備校各社が教えてくれるようになるでしょうし

外科領域の問題に関してはポリクリですべて学ぼうとすると

変なローカルルール学んじゃったりしてまあ微妙かなって感じなので

そこも予備校頼りでいい気がします。

だって剃毛とか病院によっては普通にするし、未だに手洗いでブラシ使ってる先生とか普通にいるでしょ?


予備校各社レビュー

予備校各社について上から目線でいろいろ言う前に、まずは医師国試予備校界隈のテクニカル・タームについて整理しておきます。


○ 前期講座

5年生くらいから取り始める臓器別の講座。MECでは『MEC臓器別講座』、TECOMでは『SELECT』、medu4では『あたらしい~』シリーズがそれに該当する。


○ 後期講座

6年生の秋くらいから配信を開始する演習用(+予想問題)の講座。MECでは『サマライズ』、TECOMでは『TARGET』、medu4では『テストゼミ』が該当。


○ 直前講座

直前も直前である2月に入ってから開講される。今年のトピックやこれまでの傾向を踏まえて予想問題を中心に構成されている。

MECは『ラストメッセージ』、TECOMは『ラストV』、medu 4は予想ではなく既出事項中心にまとめた『国試究極MAP』(1月配信)



公衆衛生

国試で一番出題されるのがこの公衆衛生。暗記事項が多く苦手とする人も多い。6年生秋くらいから配信が始まる。講師が臓器別とはちがうことが多いので別の枠組みで説明。


講座や講師の特性をあらかじめ理解しておくと教材選びがぐっと捗ります。

無駄な講座を取らなくなるとお金も浮きますし、何より時間を無駄にせずに済みます。

国試の勉強量というのは膨大ですので、時間が非常に重要なリソースとなります。


学習効果の低い講座をガマンして40コマ見る、みたいなのはもったいないので避けたいところです。

それではやっていきます。


○TECOM

講師:三苫先生、井出先生(模試おじさん) 他


前期講座『SELECT』 おすすめ度 ★★★☆☆

三苫先生が担当する臓器別講座。書きなぐりノートが廃止になってよかったですね。

臓器別講座についてはどこもそんなに変わらないので書くことないです。


後期講座『SHIKETAI』『TARGET』おすすめ度 ★★★☆☆

三苫先生が担当する演習講座。

SHIKETAIは問題を臓器別ではなくジャンルごとにわけて解説していくというなかなか面白いスタイル

臨床問題の解説が非常にレベルが高く、長文問題から読み取れる病態をまさに「クリアカット」に整理。

個人的に今年度におけるTECOMのハイライト。この講座を受けてから臨床問題の学習効果が凄く高まりました。

ただ網羅性には欠けるのでTARGETやサマライズとの併用が望ましいです。


TARGETは問題演習を中心にもう一度、全科目(除:公衆衛生)の総復習を行います。

三苫先生がよく言う「まだら痴呆」を防ぐための講座。

80回台(30年前!)の問題も普通に掲載されておりちょっとアレな感じも否めないですが、

解いてみると意外と良問があり驚きます。

ただ、時代に合わせて選択肢の改訂を行うくらいの気遣いは見せてほしかったですね。

『当時は正解だったが現在では行われていない』みたいな解説はさすがにちょっと

ただ良質な講座・教材であることに変わりはなくテキストを合計3周くらいはしました。

予想にはあまり比重がおかれてないので、ターゲットをとるにしてもサマライズ(後述)の内容は学ばなくきゃいけない気がします。

三苫先生の予想が聞きたくば、『SELECT 111』という回数別の解説講座を取るのが吉か?


公衆衛生 ★★☆☆☆

数コマで切ってmedu4に移行しました。

指導者の立場からすると暗記事項が多い公衆衛生の講義をするのは非常に難しいと思うのですが、

まあなんというかよくなかったです。

すいませんすぐ切ったので内容あんまり覚えてないです。

ただ、テコムの公衆衛生を真面目に取り組んだ人と話してると「なんか覚えるポイントずれてるなー」と思うことが多々あったので

(もちろん講座によって教える内容は微妙に違うのでしょうが)。

みんなこの講座を見たあとにQB公衆衛生をやっていました。

後述のmedu4『あたらしい公衆衛生』ではQBの併用がいらないので、金銭的な面からも公衆衛生に関してはmedu4推しです。


直前講座『ラストV』おすすめ度 ★☆☆☆☆

国試前日の12時から5時間くらいかけて配信される講座。

問題は掲載されておらず講師が予想事項をひたすら読み上げる。

受験生試験前日の既にパンクしそうな脳内に5時間かけて『新しい・細かい知識』パルスをかけるわけです。

おまけに三苫先生は一切出てこない。日程設定といい講義内容といい正気の沙汰とは思えない。

Aブロックの最初の2問でリピドーシスが的中しましたが、

「リピドーシス出るかもよ!」くらいのノリで10秒くらい話しただけの内容を『大当たり!』と称して来年以降の宣伝に使うとしたら

ちょっとどうなんって感じです。


模試

テコ1からテコ4の全4回。テコ1は受けてなくテコ2は記憶がなくテコ3はむずくテコ4は過去問ゲーだった。

模試そのものの内容に関しては特に言うことなし。

解説書がひどいのでストレスマッハになること必至。


模試解説講座 おすすめ度 ★★☆☆☆

模試を受けた人が視聴できる解説講座は模試おじさんこと井出先生が担当。

非常にクセが強い講師で

「この問題はおわ(終わりの意)ですね」
「ここでダメ押し、おわのダメ押しでダメおわですね」
「どんどん進んでいきましょう。どんすすおじさんといわれる所以です」など強烈ワードが多いです。


セリフコンテンツ力が内包されていると感じた私は勉強会Twitterで流行らせようとしたがまったく流行らず。

肝心の講義内容については基礎事項が中心なので「そもそもこの病気よくわからん!」って時におすすめ

逆に選択肢吟味や細かい所見については話してくれないので

「そんな簡単なことはわかってるからその奥が詳しく聞きたいんだ!!」みたいな状況に陥るが「おわ」で先に進まれてしまう。

頭出しは出来るが倍速視聴が出来ないので時間の無駄感が強く、私のような模試おじさんのコアなファン以外には積極的にはおすすめできないかもです。



○MEC

講師:Dr.孝志郎、Dr.渡 他


前期講座『MEC臓器別講座』 おすすめ度 ★★★☆☆

MECの臓器別はDr.渡が担当。

Dr.孝志郎に合いたくば5年の間は我慢するしかないです。

テキストに書き込む形式である、という点がTECOMとの違いでしたがTECOMも同様の形式になったため、

現時点でこれといって大きな差異はないです。

サンプルなどをみて合うと思ったほうを取りましょう。

あるいは後述するmedu4の「あたらしい~」シリーズを取ろう。


後期講座『サマライズ』『必修直前講座』おすすめ度 ★★★★★

毎年秋冬にかけて全国を行脚しM6 JDを両腕に抱き寄せ写真を撮ることが趣味の偉大なる預言者、圧倒的カリスマのDr.孝志郎が

ここで満を持して登場。

前期がTECOMでもmedu4でも後期は断然こっち。

もしTARGET間違って取っちゃっててお金がなかったら、勉強会メンバーにサマライザーをなんとしても組み込もう。

111回に引き続き今回の112回でもランブル鞭毛虫をはじめとしてホームランを連発しました。

私はSELECT買った時点でTARGETも取るプランにしてしまってたので、サマライザーを勉強会に召喚。

要点だけ教えてもらいました。

当時の私は予想問題などはっきりいって眉唾で

トリッキーな予想で印象を強くしているだけで、実際そんなに当たらないのでは?出ても一問くらいでしょ!」

と愚かにも思ってましたが、本番でブロックを解き進めるにつれて自らの過ちに気づく運びとなりました。

とにかくDr.孝志郎の予想は不自然なくらい当たるので最後は彼に頼るべし。


公衆衛生 おすすめ度 ???

見てないのでわからないです。

ただし、取った人の話を聞く限り(n=5くらい)ではそこそこよかったようで。

「TECOMと両方取ったけどTECOMよりいいよ!」の声もありました(n=2)。「そうなんだ。medu4の方がよかったよ」と言っておきました。


直前講座『ラストメッセージおすすめ度 ★★★★★

Dr.孝志郎が担当。

国試本番4日前くらいに配信。

必修問題を中心としたDr.孝志郎の予想問題が80問ほど並ぶ。

TECOMの『ラストV』と違ってこちらは視聴後、1~2周くらいは復習する時間がある親切設計。

今年はPrada-Williなどが的中。経口セフェムを背景とする出題も見事的中。


模試

春メク、夏メク、冬メクの全三回。

春メクは時期的に受ける必要なし。夏メクは記憶になし。

冬メクは過去問類題&サマライズの内容がずらりと並ぶのでMEC勢とTECOM勢で点数が結構変わったりもします。

推しの予想問題(今年はCBD。出ませんでしたが)を夏メク一般問題 → 冬メク臨床問題 の流れで出してくれる上に

きちんと解説講座で取り上げるあたりは一貫性を感じて好印象。

解説書も詳しい上に答えあわせがしやす構成になっている。


模試解説講座 おすすめ度 ★★★★☆

講師はDr.渡。小児科のみ違う人(失念)が担当。

Dr.渡の講義は初めて受けたのですがすっきりまとまっていて板書も綺麗でとても良かったです。

YouTubeで配信してるので速度もいろんな感じに変えられるしタブレットとの親和性が良いので良いです。

頭出しできないのだけがちょっと不便。

特に夏メック解説講座の『神経根の損傷と対応するリハビリ器具』と『Compromised Hostの肺炎の鑑別』がとてもわかりやすかったです。

もちろん模試の内容は毎年違いますが『かゆいところに手が届く』『わかりやすい板書』の講義は来年も期待できることでしょう。


Dr.孝志郎の直前予想メール おすすめ度 ★★★★★(必須)

国試前日と1日目終了後に送られてくるメール

50個くらいの出題ポイントが簡潔に説明されているのですが、

マスクの酸素流量とFiO2の関係』が大大ホームラン

その他もちょいちょい出たりしてました。

Dr.孝志郎はサマライズ、必修予想講座、ラストメッセージ、直前予想メールと彼の担当するほぼすべての講座で予想を的中させてくるので

これらは全部受講し、神あるいは未来人のお告げだと思ってしっかり勉強しておきましょう。


○medu4

講師:穂澄先生 他


前期講座 『あたらしい~』シリーズ おすすめ度 ★★★★☆

穂澄先生が担当。

実際に講座は取っておらず、人のテキストをチラ見したくらいなんですけど良いと思います。

medu4は『新世代型』の医療教育を提供すると銘打っているだけあって、講義の内容はさることながら学習・復習効率を非常に重視しています。

印刷して手書き』or『PDFのままタブレット勉』を選べるテキスト、重要事項はみんな大好き赤シート勉が出来る仕様、

講座に出てくる問題をランダムで解きなおすことができる『過去問DB セット演習機能』・・・・・・

あげればキリがないですが、穂澄先生のわかりやすさに定評のあるまとめ方にこれらの特徴が組み合わさって、まさに鬼に金棒。


講座とってないくせにべた褒めするのも信用ゼロであれなんですけど

数年後にはmedu4がTECOMを食ってもおかしくはない、くらいの勢いとポテンシャルは秘めています。

Twitter上ではリアル比率(しめさば大学調べ)に比べてmedu4比率が高かった気がします。

ついでに言っておくとTwitterの人たちは模試で上位の人が多かったです。



後期講座『テストゼミ』おすすめ度 ???

講師 穂澄先生

テストゼミ①~③からなる。③が予想問題編。

これも取ってないのだが、過去問DBのフォーラムにあがっているテストゼミ関連の質問をみて勝手に内容を類推する限りでは

なかなか面白そうな講座であった。時間があったら買ったのだが直前期にやることが多すぎたためあえなく断念。

受講を検討している人はYouTubeにあがってるサンプル動画を見るといいだろう。


公衆衛生『あたらしい公衆衛生』 おすすめ度 ★★★★★(最推し)

講師 穂澄先生

前述したとおりTECOMの公衆衛生から私が乗り換えたのがmedu4のこの講座である

公衆衛生という科目はとにかく数値が多く煩雑な暗記事項が多く

大切な場所とどうでもいい場所の判断がつきづらくかといって出題数Topであるため捨てるわけにもいかず

とんでもなく迷惑なやつ、なのだが、この講座を取って全12コマを2週間くらいで見終えて、

あとは毎日1チャプター 20~30分くらいで復習すれば自分の勉強会の誰よりも公衆衛生が得意になれる。

私はなれた。


穂澄先生の講座を受けたのはMEC時代のCBT講座以来なのだが、

『国試において大切な部分とそうでない部分の明確な線引き』『学習しやすいまとめ方』というのが彼の持ち味である

実はこれは公衆衛生の講座において最も求められる講師特性であるため、medu4の公衆衛生講座というのはまさに穂澄先生の真骨頂である

知識ゼロの自分がみるみるうちに公衆衛生が得意になっていくのは本当に気持ちがよく楽しかったので、

113回以降の受験生にはぜひ本講座をおすすめしたい。


直前講座『究極MAP』

講師 穂澄先生

どんな講座かはYouTubeで公開されているサンプル動画を見るのが早い。

1科目につき一枚のでっかい紙(A3くらい?)にぶわーっと書いてくらしい。

基礎事項に不安がある人、まだら痴呆が怖くて網羅的にやりたい人におすすめなのだが、

配信が遅くスケジュールを上手く立てられないのが難点であるとの声もある。

私自身は取ってないのでよくわからない。


メディックメディア

講師:清澤先生、盛永先生


友達と話していて『メディックメディア』という単語を出すと「なにそれ?」といわれることが往々にしてあるのには結構驚いた。

メディックメディアとは『病気がみえる』『イヤーノート』『クエスチョンバンク(QB)』などを刊行している会社である

予備校とは少し毛色が違うのだがいろんな教材について書きたいので同様にやっていきます。


クエスチョンバンク Vol.1~Vol.5 おすすめ度 ★★★★★(必須)

臓器別のQB。メジャー科目、小児産婦、マイナーがある。(公衆衛生と必修はVol.6、Vol.7として秋以降に発売)

これは私の国試勉強初期~中期における『最大のミス』を踏まえたアドバイスなのだ

『『『Q B は 一 周 目 問 題 だ け 解 く こ と!!!』』』


というのを肝に銘じていただきたい。

私はすべての問題を律儀に解き、キャパの少ない脳みそメモリに無駄な知識を詰め込み、周回スピードも遅くなり、ひとえに苦難でした。


国家試験における過去問の重要度は直近になればなるほど高くなります。

しかしそれは比例的に高くなるのではないです。ここが私の勘違いでした。

国試というのは想像以上に出題内容が過去数年の傾向に左右されるため、

過去問は直近になればなるほど『指数関数的に』重要度が高くなっていきます。

すなわち同等に細かい事項でも昨年出題されたものと20年前に出題された事項では重要度が雲泥の差なのであり、

昔に問われて今は問われてない知識は本当にやるだけ無駄なので覚える時間とメモリの無駄です。

QBは疾患知識の網羅性を重視するという方針のため、

どうしても古い知識を取り入れた古い問題も掲載せざるを得なくなります。

ただ我々受験生は必要な知識(それだけでも膨大だ)をスマートに学んでいかなければいけません。

80回台、70回台の問題に用はないのです。

その前にまずはここ10年で問われている事項を抑えておく必要があります。

そのための一周目問題です。

必要な知識だけを得る & 周回スピードをあげるためにもQBは一周目問題だけ解きましょう。


クエスチョンバンク Vol.6 おすすめ度 ★★★☆☆

公衆衛生のクエバン。Vol.1~5に遅れて秋口に発売。

ガイドラインにのっとった30問ほどの予想問題つき。

TECOMあるいはMECの映像講座を見た後にこっちを周回するのが私の周りでの王道パターン

しかし、この記事を読んでくれてるみなさんにはそんなコスパの悪いことはしないでいただきたいです。

medu4の公衆衛生(学習効果の高い良問を400問掲載)をやっていれば買う必要なし。

心配な人は新ガイドラインの予想問題だけ図書館で解くか友達に頼んで見せてもらいましょう。


クエスチョンバンク Vol.7 おすすめ度★★★☆☆

こちらは必修のクエバン。秋に発売。

三冊あり全部で1300ページくらい。

こちらもはっきり言ってコスパは悪いのですが必修は心配なのでやるしかなかったです。

一周して△・×問題だけもう一回直前に解きました。

主要症候のところはしっかり勉強するとまだら痴呆を防げる上、鑑別疾患を挙げる際に症候からスムーズに考えることができるので

ちょっとレベルアップできました。

しかしこれをやったからと言って必修の得点が上がるかといわれたら

別にそんなことはないし、1300ページするのは疲れるし、なんだかなーといった感じです。

レビューブック必修で身体診察や手技、検体の扱いなどを適宜確認して

あとは模試や過去5年分の必修をしっかりやるほうがいい気がします。

それでも必修落ち怖いからやっちゃうんですけど。


Q-Assist おすすめ度 ★★★☆☆

講師:清澤先生、盛永先生

メディックメディアの映像講座。

QB OnlineのシリアルコードをVol.1~Vol.5まで入力すると見れるようになります。

2020年までは無料配信らしい。

ところどころ抜けている講座もあるが全体的にわかやすくまとまっていて良かったです。

メインにするにはまだ流石に勇気がいりますが、

苦手な疾患をさくっと15分くらいで勉強したいときには非常に頼りになります。

なお直前講座で盛永先生がなんか的中させたらしいです。

見たはずなのにわからない。


以上、予備校各社の評価でした。教材選びの際に参考にしてください。

次、勉強会についてやっていきます。






勉強会のススメ

映像講義の発達により、一昔前よりは勉強会の重要性は薄れてきています。

しかし、友達に教えてもらった知識、みんなで議論して正解を導き出した知識というのは忘れにくいもの。

また勉強会は重要な情報交換の場でもあります。週1くらいのペースで行えるといいでしょう。


メンバー編成に際して、仲の良い悪いなどなど人間関係が絡んでくるので難しいかもしれませんが

できるだけ色んな人をいれるといいでしょう。

具体的には『MEC勢とTECOM勢を両方いれる』『成績が良い人と悪い人の両方をいれる』といった感じです。

前者についてはサマライズの項で説明したとおり。

後者については『教える人』『教えられる人』の構図がはっきりしてた方が場や議論の向かう方向が明確になり

脱線しにくいように感じました。

みんな同じくらいの知識レベルだと細かい知識合戦による張り合いが始まりがちでちょっとアレな時もありました。

『成績良い人』があんまメリット感じないかもなのでそこはラーメン奢るなり飲み奢るなりで買収しましょう。

ラーニングピラミッドを持ち出して、「教えることはすごく学習効果があるんだよ!」と説得するのもありです。

それと、男女混合のほうが緊張感?みたいなのが生まれていいと思います。

同性だけってなんかだらけません?「ちょっと男子ー。ちゃんと掃除しなよー」みたいなノリが必要です。

面倒なことになるのでラブは生まれないようにしましょう。


ちなみに私の勉強会ではこんなことをしました。

公衆衛生クイズ大会

過去問3年分 復習マラソン


です。公衆衛生日本史とか世界史みたいなものなのでクイズ大会との相性◎です。おすすめ

過去問3年分も対策しました。

『みんなが一周は解いた後』かつ『予備校各社の解説講座視聴済み』だと議論に深みがでるのでとても学習効率が高かったです。

全員が去年の国試をまだ解いてない状態で『みんなで一問目から順番にやっていこう!』みたいなのはやめたほうがいいです。


以上、勉強会のススメでした。

次は理想勉強スケジュールについてやっていきます。


・部活厨でも合格できる!おすすめ勉強スケジュール

上から目線で長々と書き連ねてきたことをまとめた私なりの理想勉強スケジュールを書きます。

ちなみに私はこの通りにはぜんぜん出来ませんでした。

QB Vol.1~5の項で書いたように『一周目問題以外の問題』も律儀に解いてたからです。

臓器別一周が終わったのが6年夏くらいなのでこの理想スケジュールに乗れたのは10月くらいからです。

そのころからここに書いてあることを意識しながら勉強したら成績が飛躍的に伸びた(偏差値10くらい)のでそのへんは信用してください。

国試を受け終わった今、思うのは、『国試はとにかくやることが膨大!』ということ。

やり切れずに悔しい思いをした講座や教材もいくつかあります。

この記事を読んでくださってるみなさんにお願いしたいのは『学習効率を常に意識すること』です。

一番最後にも書きますが、『忘却曲線』や『ラーニングピラミッド』など有名な勉強法を取り入れながら

常に軌道修正を試みてやっていってほしいです。


○4年生

CBTを適度にがんばる。

4年からポリクリが始まる場合はそれに合わせて映像講座なども見始めよう。

MECかTECOMかmedu4の選択は本記事などを参考にして前期講座を選ぼう。

MEC勢以外は間違っても後期講座まで一括のプランを取らないこと。

6年生になって、そのときの時流に合わせて決める必要がある。

MEC勢はサマライズまで一括でとっていいよ。

ちなみに私がもう一回、国試を受けるなら前期講座はmedu4の『あたらしい』シリーズを取ります。




○5年生 (ポリクリ期)

ポリクリをしながら、前期講座とQBをベースに臓器別の知識(いわゆる『縦割り』)の勉強を進めていきましょう。

おすすめしたいのはポリクリで実習が始まる前にその科の映像講義とQB一周目問題は終わらせておくこと。

「実習しながら映像もみてQBも解いて超学ぶぜ☆」みたいなことをやってる人がよくいますが、

先にベースとなる知識を叩き込んでから実習した方がいいに決まってます。

ベースがある上でわからないこと・忘れてしまったことを先生に聞いたり適宜復習するのが賢いやり方。

どうしても覚えられ

2018-01-30

https://anond.hatelabo.jp/20180130212725

バッカじゃないの

底が浅い

マツコのすごいところは、相手を選んでそれをするところ

驚く必要がないと分かったら大げさには驚かないし

響かなければ「響かない」や「ごめんなさい、私にはわからない」とはっきり言う

相手に合わせられるところが真骨頂

2018-01-25

保守光と影

左派価値観(https://anond.hatelabo.jp/20180120234044)を書いたおっさん増田っす。ダラダラ長い補足をつけるのは何なので放置していたんだけど、いくつか気になるブコメをつけていただいたので、続きというわけではなく別記事で書いてみたいと思うよ。

なるべく教科書的なおおよそのところを書くつもりだけど、やはり人間なので私見は入る。明確に個人意見場合マーキングします。また左派右派って分類は今回の場合そぐわないので、革新保守と言う表記で書くよ。

右翼も現状否定では一致してるからな、左翼のそれとなにが違うんだろ』

革新保守の何が違うのか? どっちも「今の社会をより良い方向に一歩でもすすめる」という点では一致しているのにどこが違うの? っていう疑問はなかなか良い切り口だと思う。

教科書的な答えは「革新は(ある任意の)理想の状況や体勢に跳躍、急進しようとする」「保守は方向に進むにしても一歩ずつ漸進(ゆっくり進む)してゆく」なんだけど、まあ要するに違いは「アクセルの踏み方だけ」。もちろん現実的には進むべき理想の方向や、その方向に進むにしても進む方法の実現手段では様々に意見割れるんだけど、そんなもの革新と呼ばれる人の中でも保守と呼ばれる人の中でもバラバラなので、革新保守の違いは? といえばアクセルの踏み方くらい。

でも、「違いは速度感だけ」っていうと、凄く小さいことに聞こえるし、なんでそんなことで揉めてるかさっぱりわからないよね。

増田的にこの部分を説明してみると以下のようになる。

「長い歴史と非常に(っていうか非常識なまでに)ユーザーの多い複合型の巨大Webサービス存在する。日常的なメンテバックアップはあるのだけど、このサービスに対して現在ユーザー環境や競合サービスを鑑みて大規模改修を加えることになった。

なお、この大規模回収にあたってサービスの停止やユーザー不利益を与えることは許されないとする。また別サービスを立ち上げてのテストユーザーサービス間移動も許されない。

方針A:サービス機能ごとに切り分けて細かい部分を解析して、小さな改修を加えて、少しずつ改善していく。改善を繰り返す。

方針B:機能単位、あるいはサービス単位、あるいはそれらをより大きな範囲コードを新作してブロックごとまるっと入れ替える。」

方針Aが保守と呼ばれている思想で、方針Bが革新と言われている思想

こうしてみると「AとBってぜんぜん違うじゃんよ!?」ってなるとおもう。主に現場悲鳴的な意味で。

他の競合サービスへのキャッチアップや理想の快適サービスを目指すのであれば、たしかにBが良い。最近開発された新技術も突っ込めるし、技術負債の返済もできそう。だけど、Bでなんかトラブったとき災害ってAの比ではない……。でも競合サービスに勝つため、あるいは環境変化に追従するためにどうしてもBを選ばなきゃならんこともままあるわけで……。そもそもAではなくBでしかたどり着けないサービス設計方針転換だってある。

じゃあAの、つまり保守の言い分ってのは何なのか? と考えると「人間集団(および集団の作るもの)なんて絶対ろくでもないアホやアホミスが混じってるものなんだから、いきなりすごいことしようとしてもコケるんだよ。今現在サービスは稼働してるんだからゆっくり進んでいくしかないんだよ」というもの

例えておいてなんだけど国家というのはWebサービスと違って逃げ場がない。他サービス移住とか容易く出来ないし、サービスが停止あるいは混乱したらすごい大きな迷惑がかかる。死人とか出ちゃう。だからゆっくり行こうぜ。と。

保守のこの言い分は説得力がある。人間は数が増えれば増えるほどカオスになっていっちゃう生き物だからだ。

革新(この場合左派リベラルも)は「みんなから見て素晴らしいこの理想を見せれば、その素晴らしさを理解したみんなは協力してくれるから、この理想は実現するはずだ」という理想主義ともいえる無邪気な思いを持っている。それそのものはそこまで間違ってるわけじゃない。明るい未来ビジョンも見せずに人がついてくるかと言えばNoなので、理想を見せるというのはとても重要だ。

その一方で、理想に耽溺しちゃうと説得する手間を惜しむようになる。程度の低いリベラルは「正しい理想はこれなのになんであなたはそれが分からないの? バカなの? 死ねば?」みたいな態度になりがちだ(あえて例は挙げないけどみんな心当たりあると思う)。

そこへ行くと保守というのは「人間は全員バカなので正しい理屈他者に必ず認められるとは限らないし、ましてやそれが正しい設計や正しい実装として実現されるとも限らない。失敗前提でいくしかない」という、ある現実的な、ある意味非常に後ろ向きとも言える考えを持っている。

だが一方で、保守のその後ろ向きさは「俺はバカだしあんたも多分バカなので、今俺が考えてることを理解してもらうためには手間ひまかけて説得しなきゃならん(それでもうまくいくかどうかは賭けである)」という考えも内包している。つまり、説得したり協力したり、時には泥臭く妥協したり、薄々間違っていると思うことでも頭を下げたりすることを前提としているのだ。

私見だけど、自民党という政党歴史とか規模において他よりの一歩抜きん出た存在になったのは、まさにこの「説得の手間ひまを惜しまない文化意見細部は異なる他人同士が同じ舟に乗るというノウハウを持った」という理由によると思う。これがすなわち思想政治的な正しさ保証するわけではないけれど、多人数が話し合うという政治現場に対して技術力があるという言い方は出来るだろう。

今の日本は概ね保守な方向の国だと思うのだけど、じゃあ、この記事説明した保守という思想に弱点がないのか? といえばそんなこともない。

革新原理主義と相性が良くてダークサイド落ちしやすいように、保守も泣き所がある。それはおおざっぱにいえば「怠惰」だ。

「今現在サービスが稼働してて、変な改修をするとサービス悪化するかもしれない」という考えは、一歩間違えれば容易く「今動いてるんだからこのままでいいじゃんよ」になりうる。そんな風にメンテをサボったシステムリスクで膨れ上がる爆弾みたいなものだ。

また同じように「更新を停止して監視が緩んだシステム」は既得権益の温床になる。特定ユーザー利益を受けたり、地位に居座ったりすることが固定化されてしまう。

この怠惰は話し合いの場にも及ぶ。「アホ同士の話し合いなんてどうせ完全な合意や完全な正解はないんだから、話し合いの内容なんて適当に打ち切って地位が上の人の命令に従えよ」という怠惰は、本当に発生しやすい。妥協必要だっていうのは保守の言い分なのだけど、妥協し過ぎという怠惰には目も当てられない。

これらの怠惰保守思想は本当に相性が良い。世襲制や不顕性のつい良い地方農村的な自治体とか、血族経営企業とか。

しかし、左派がそうであるように「保守の綱紀を引き締めるのもやはり保守であるはずだ。

そもそも保守真骨頂は「たゆまぬ、あきらめぬ」ことにある。

社会をより良い方向に一歩でもすすめる」に関して、その理想の輝かしさは革新保守だ。実現の確度を度外視して「一番良い理想をくれ!」で動ける革新に、保守キラキラでは勝てるはずがないのだ。そういう革新の優位性にたいして保守ができる返答は「たゆまぬこと、あきらめぬこと」でしかない。

一歩一歩は小さくても、「ずっと歩き続ける」「不断改善を続ける」「さぼらない」ことが保守思想本質的な光だ。

その意味保守は「議論をつくす」と胸を張るべきだし、自分メンテするシステム監視を厳しくすべきだ。「相手自分とは全く思想の違う存在でも、ギリギリギリギリまで説得を続ける」という汗のかき方が保守美徳であるはずなので、保守的には「むしろ議論バッチコイ!」くらいが健康的だと思うよ。

2018-01-17

anond:20180117073811

残念だなー

小林片桐ソロ仕事やってるし

(おそらく、裏方の仕事結構あるよね)

コントやらなくても困らないだろうけど、

やはりコント真骨頂だよな... という感はある

でも、10年前とかよりもなんも考えないお笑いの方が優勢になっちゃったよね

2018-01-05

anond:20180102130531

琥珀さんルートや桜ルートが好きで、かつFGOシナリオがそれと同様に面白い」という人です。

当方PLUS-DISCからなので元増田氏の言う古参寄りではあると思うのですが、琥珀さんと桜の物語が好きで、当時回りに全く理解されなかった事もとてもよくわかります。また「ガチャ」やカジュアルソーシャル的消費要素には否定的であり、その部分がゲームの主軸ではない(特にマルチプレイや対人などバトル要素)事で続けているプレイヤーでもあります

以下、FGOや各作品ネタバレにある程度触れている部分があります

HFの呪縛と「その先」の模索

数々のインタビューを見ると、奈須きのこ氏はHFがユーザーの多数に受け入れられなかった事を失敗だと思っている節があります(劇場版パンフでも話を変えようという話題があったはず) それがCCCでの桜の復権を目指したテーマ性と描かれ方(別の悪を提示したのは賛否あると思いますが)であり、FGOでのマシュ・キリエライトに繋がる要素の一つでもあるように思うのです。また、彼女Fate無印でのセイバーと対になるプロットのあった没サーヴァントであり、DEEN版のアニメ化で設定が固まったなど、Fateと共に歩んできた裏のキャラクターでもあります

そこから見た場合FGOのマシュの立ち位置は、ある種HFのリベンジとも言えるものです。彼女は魔術の名家によって実験体となるべく作られたデザインベビーであり、教えられた目的のために生きる事が全てとして成長しました。そして、オムニバス的な物語が進む中、やがてゆっくり人間性を獲得し、物語終盤では「人の生きる意味」を自問し、迷い、答えを出す所まで到達します(その真骨頂奈須きのこ氏が直接書き下ろし第一部6章~終章です)

彼女と対になるのは主人公ではなく、物語ナビゲーターであるロマニ・アーキマンです。彼もマシュ同様特異な生まれ人生選択権を持たなかったものの、「既にその問題を克服した」人物であり(結果として他の問題を抱え込みましたが)、その意味でマシュを導く鏡のような先達であり、テーマ性におけるナビゲーターでもあります

これらは明らかに"ロボット"である衛宮士郎や、間桐桜喪失と救済の物語など、HF(及び重ね合わせとしてのhollow)のリバイバルリベンジと言えるデザインですが、そこに新しい要素が入り込みます。それが「主人公(プレイヤー)」です。主人公マスターという価値担保されているものの、(空の境界黒桐幹也やEXTRAの岸波白野にも全くキャラクター性で敵わないほど)個性の弱い傍観者です。善性の象徴としてマシュとの絆を育み心の支えにはなっても、プレイヤー選択肢が彼らの生き方を変化させる事も無く(ストーリー分岐が無いので)、傍観者であり第三者、という位置付けのまま物語は進みます

そして物語最後第一部の結末では、hollowにおけるスパイラルラダーとブロードブリッジの再演の中、主人公を残し彼らは生きる意味の答えを獲得して死亡します。ですが、物語はそこで終わりません。彼らの人生、生きる意味の獲得をずっと見てきた主人公(プレイヤー)が、彼らに"続き"を託されるのです。彼らから貰った「命の答え」を声高に叫ぶ選択肢と共に。それはHFと重ね合わされながら別の物語として成った結末…「遊んでいるあなた」にその先を託す、「あなたは、彼らの人生肯定して良いのだ」という、かつてHFを支持しながらも「評判」にかき消された、私たちへの救済のようにも感じられました。

完成した物語俯瞰して答えを出すという行為は、hollowアンリマユのような「主人公」の形でもあり、バゼット・フラガ・マクレミッツが前に進んだ源泉でもあります。かつて主人公プレイヤーを重ね合わせる事ができず、数多のプレイヤー登場人物を「理解できなかった」とされたまま完結していた作品は、形を変えたその先で別の答えを模索したのだ、と、そう思いました。

…また、CCCでも結末において「キャラクター人生肯定する」選択ができる構造にもなっており、FGOはその表現さらに詰めた形である、とも考えています

連載型ゲームソーシャルゲーム

ここからは余談です。

奈須きのこ氏らはいわゆるソーシャルゲームについて、一般的な対戦や収集を軸としたバトルゲームではなく、リアルタイム性を重視した連載型ゲームとして語っている部分が多く見られます。かつてのWEB連載版空の境界さらに戻ると氏がノート小説を書いていた原体験に繋がるのでは、とも思いますが、2016年年末ツイッターが盛り上がっていたのは完全にその手法の先にあるものであり、インタビューなどで何度も言及されている「漫画雑誌のような」「今追いかけている人にフォーカスした」展開方法の、その最終回の見せ方に他ならない作りでした。それは「見せ方も物語体験に入る」という考え方、「Fate」においてUBWとHFが段階的にプレイする方式になっていた考え方の先でもあるのでしょう。

このリアルタイム演出手法過去エイプリルフールでも定期的に模索されていた効果の高い方法であると同時に、追いついていない・時間の合わない層を強く失望させる作りでもあります。そこに複数ライターによる(プレイヤーの受け取り方も含めた)シナリオの当たりハズレ、新たな更新を待つ期間、そしてこの作品の見せ方に本当に必要だったのか今では疑問とも思える(3分縛りの話を見るに何も考えずに入れてそうな)ガチャ要素も含めると、一概に物語を取り巻く環境全てを肯定しにくい作品とも言えます

はいえ、この連載型ノベルRPGとも言えるシステムが非常に希少であるのは確かで、バトルゲーム主体ソーシャルゲーム文化の中で個々のユーザーがそれをどう受け取るかが、このゲーム価値付けになっていくのだと思っています

二十七祖と言えば

4章でプライミッツ・マーダーの話が出てきた時はまさかと思いましたが、本当に出てくるとは…

2017-11-13

anond:20171112223020

その特別感のなさが、彼女真骨頂だと思う。

映画悪人』が分かりやすい。大店旅館御曹司彼氏に、「お前、女将じゃないんだよ。中居顔なんだよ。」ってののしられて、車から蹴り出された挙句に別の男に殺されちゃう役なのね。安い女扱いされてあっけなく殺されることに、ものすごい説得力がある。

中居顔」大事なのことなので二回言いました。

テレビドラマカルテット』でも、お嬢様然とした松たか子と対をなす庶民的な役で人気になった。

そういう安さを演じられてかつ画面の持つ女優は、なかなかいない。

2017-09-26

コンテンツ制作側とコンテンツ管理側が乖離してるので、まともにブランドマネジメントできてないよねって話。

任天堂はそこそこうまくやってる。

バンナム過去の失敗を踏まえてなんとかやろうとしている姿勢みえる。

カドカワは失敗を繰り返している。

カドカワガンダムポケモン級のIPを手に入れることはないだろうし、仮に手に入れてもマネジメントできないだろうなという妥当評価

fate東方が強いのは、なんでだろうな?って話でもあって、コンテンツ制作側とコンテンツ管理側が一致してると、長期戦略建てられる上に、過去コンテンツ資産複利で効いてくるからね。

過去コンテンツ資産複利で効かせるというのが、ブランドマネジメント真骨頂なんやね。

コンテンツ事業に限らず、管理側に新しい人が入ってくると、存在感をしめすために過去否定から行うことが多い。個人組織の中での最適戦略と、全体の最適戦略が食い違うんやね。

役所とかのでっかい組織だと、もっとひどいスケールで誰にも知られずに似たようなことが起こる。

から日本マネジメントは駄目っていいたくなるが、これは日本に限らずでっかい組織での猿山ボス闘争日常風景らしく、世界中どこにでもあるらしい。

2017-09-20

使い古された表現増田すまんゲウょひタレ去る不意且つ(回文

そとはカリッと、なかはモッチリ

大抵のグルメレポートはコレを言っておけばOK的な

それは万能ワードよね!

持田香織持田真樹だって今頃言わないわよ、

なんかそんな使い古された表現

ほんとみんな好きよね、

そとはカリッとなかはモッチリ的な食べ物

でも実際食べると美味しいのよね!

私思うのよ、

最近テレビでよく見るお惣菜芸人

惣菜名前を大声で言う人。

いるじゃない。

あれがグルメレポート真骨頂だと思うわ。

ハンバーーーグ!!!

とかって言われるとハンバーグ食べたくなっちゃうし、

かいディテールは何も伝わらないけど、

ただただハンバーグをやってたんだって印象だけは強く残まるわ!

すっごくハンバーグ感が伝わってくる!

ハンバーグをちぎったとき

あふれ出る肉汁想像するには容易すぎるわ!


今日ハンバーグ

一度はやりたくなるロマンあふるる

牛肉100%ハンバーグ!!!

あれでやってもぼそぼそになってまとまらないのよね。

で、豚ちゃんを3割くらい入れると

なんかうまく行くわよ。

味もその方が美味しいしね!

キリッ!

今日デトックスウォーター

ハンバーグウォーラーと思ったでしょ?

なわけないじゃーん。

でも、お水に合い挽き肉入れて

ハンバーグウォーラー作ろうとして失敗した人に朗報

その水にて野菜とかも一緒に入れちゃって、

最後かたくり粉をとか仕入れてとろみを付けたら

なんちゃって八宝菜になるわっ!

試してみてね!

うふふ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2017-09-01

新宿寸借詐欺に遭いかけた

昨日の午後、某百貨店下りエレベーターにて、車椅子に乗った男性からの困ったような視線を感じた。

振り向くと、彼は”電話お願い手帳”なる濃青色カバーのよれよれな手帳を鞄から取り出して開き、「私は言葉や耳が不自由です、手を貸してください」との旨が書かれたページを震える指(麻痺ゆえ?)で差してみせてきた。

私は、きっと彼が降りる階になったら知らせてほしいのだろうと思い、「1階ですか?」と尋ねた。それが運の尽きだった…

彼は、「いや、地下1階で降りる」と言い、続けて「車椅子サポートをお願いできますか?」と頼んできた。本当は1階で降り別の百貨店に行こうと思っていたのに、急ぎの用もないしサポートといってもせいぜい改札口までだろうと楽観視し快諾した自分の愚かさよ…

地下1階でエレベーターを降りると、彼は都庁都庁前駅?(どちらだったか忘れた)に行きたいので大江戸線新宿西口駅から電車に乗りたいと言った。そこから西口駅へはかなりの距離があるように思えたが、彼の指差しや案内板に従って車椅子を只管押していった。

道中で彼は、

・喉が枯れているので手帳掲載五十音表でコミュニケーションをとっていること(と述べつつも聴き取れる程度の発話は可能であるこちらの発声理解している模様)

ネットカフェに通い慣れている様子で、その料金体系について、また今日も手持ちが少ないが行こうとしていること(この発言や彼のにおい、荷物の多さからしても浮浪者だったのではないか帰宅してから思った…彼の車椅子はひどく重くて僅かな傾斜も本当に辛かった)

・喉が乾いたとき飲み物を買いたいが、お金が足りない時は(サポートを?)頼んだ人にいつも借りていること(ここで私は漸くたかられるのではないかとの不安を覚え始めた)

今日肌寒いですね、といった世間話(同じ内容を何度も繰り返し話していたため、知的障害もつのではないかと推測した)

・家へは大江戸線練馬駅経由か西武新宿線で帰ること、またそれらの終電時間について(これはあまり覚えていない)

などを五十音表、声を入り交ぜて伝えてきた。

ところが随分近づいたところで彼は西口駅への案内板を無視し、地上の小田急百貨店の前あたりに出るエレベーターに乗るよう促してきた。ここで私の中の不信感が増幅した。

態々地上に出たからには西口周辺に用があるのかと思いきやなんとガード下の奥、歌舞伎町方面を指差したのだ。なら何故今まで遠回りさせたのか。おい。都庁はどうした。もうこんな奇妙な役目今すぐ放棄してしまいたいと思ったが、移動も儘ならない(はずの)人をこんな人混みの中で一人にするのも気が引ける…横断歩道を渡ってガード下へと進んでいる時、彼はコーヒーを飲みたいと言った。ネカフェ勝手に好きなだけ飲んでくれと思ったが、ぺぺ前のマック付近で彼は止まった。ここでコーヒーを注文するという。(そういえばこの辺りでは手帳五十音表は全く使っていなかった)

先程の発言を踏まえ、お金はあるんですか?と訊くと、あなたお金ないんですか?と訊き返された。ここで私は本日一番のハッキリした声で「ありません!」と答えた。本当はいつもより持っていたのだが。

するとどうだろう、序盤で彼が持ちますよと言い、車椅子に引っ掛けて握り締められていた私の傘をスッと外して、じゃあもういいですと手渡しすんなり私を解放するではないか守銭奴に生まれて、良かった!!!!!!!!!

ここで彼は金目当てにすぎなかったことが窺えるが、馬鹿真骨頂の私は最後まで「お気をつけて!」と別れの挨拶をし、彼のその後の動向を警戒しつつ三丁目方面へ歩きだした。

恐怖心のせいか記憶が定かでない部分も多々あるが、これが全容だ。

中高生活をミッションスクールで送り育まれ隣人愛の心が見事に仇となった出来事であった。貴重な若い時期の多大なる時間無駄と重大な腰痛を被った。無論私の無知が最大の原因であるのだが。寸借詐欺の名さえ、帰宅して自分と似た事例をネットツイッターで片っ端から検索するまで知らなかったのだ。

7月中旬ツイッター話題になったらしいある方の寸借詐欺被害に関するTogetterを読むと、状況や男性様相まで酷似していて衝撃を受けた。これを昨日出かける前までに知りたかったものだ……

から考えれば彼の発言不審な点だらけであるし、見返りを求めるわけではないが私が車椅子を延々押したことに対してお礼の言葉の一つもなかったこと(私の記憶が正しければ、だが)、そもそも最初会った時は一人でいたがそこまでどのようにして来たのか?などと突っ込みどころは枚挙に暇がないが、多くのハンディキャップを抱えている(ように見えた)彼を見捨てるのは良心が痛む上、一度相手のペースに乗せられてしまった際の恐怖感は言葉説明し難いものがある。ハンディキャップを負っているとはい相手男性であるから万が一手を挙げられたらどうなるかわからなかったのも逆らえなかった一因に挙げられる。とにかく冷静な判断能力を完全に欠いていた。恐ろしいことだ。

恐怖は不信感へ、そして帰宅後には自分間抜けさへの落胆、やがて詐欺行為への怒りに変わり、こんな時間になっても一向に腹の虫がおさまらないので、もしまた同じような人物に遭遇したら警察に突き出すことを堅く決心したが、果たして警察官はどのあたりから相手にしてくれるのだろうか?金銭被害なしに、金の無心を仄めかされたと言っても取り合ってはくれないのだろうか…

なお、彼の持っていた、NTTによる”電話お願い手帳”は私が調べたところ公共施設に置いてあり誰もが自由に持ち帰れるかのようにも捉えられる記述があった。彼が本当に障害者であったのか否かはもう分からないが、私は初めに彼の手帳の表紙にある”NTTグループ”の文字を見て、信頼できる機関の発行する手帳を持っている、と少し警戒心を緩めてしまったところがある。もっと他に配布の仕方はないのだろうか????????完全なる悪用、と断言はしないが、思えばこれを持っていれば、かなり乱暴な言い方になってしまうが誰もが耳や言葉不自由な人を装えそうなものである。そのためスマホアプリ版という誰もが扱い得る形で存在していることにも一抹の不安を感じてしまう。悪質な事案を防ぐため、ヘルプマークマタニティマークのようにせめて対人で受け渡してほしいもである

私のように騙されやす自覚のある人は十分に気をつけてほしいが、それよりもこのように人の良心に漬け込む至極卑劣極悪非道犯罪可及的速やかに滅びることを祈る。

2017-08-18

https://anond.hatelabo.jp/20170818221258

あそこは、ダメダメもなにも、いわゆる世界共通認識する国家とは違う存在ある意味「真の民主主義」(=ポピュリズム真骨頂)だな‥何せ、法より国民感情が優先なのでしたっけ‥プロパガンダが得意な国から容易に操作される国民でもあります

2017-05-29

耳かきボイスについて語るから聞いてほしい

 休職中につき暇なので耳かきボイスについて語る。耳かきボイスが何か知らない人はとりあえず以下の動画を見て(聴いて)ほしい。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm28975957

 この動画少女は俗に炭酸ちゃんと呼ばれていて、とみみ作品の中でも随一の人気を誇っているのだがそれは置いておく。

 一度体感してもらえばわかると信じているのだが、耳かきボイスを聴くということは単なる耳かきの疑似体験では決してなく、「バイノーラル録音された耳かき振動女性男性)の囁き声による振動を脳に染み渡らせる」という唯一無二のエンターテインメントなのである

 さて、ここで俺のおすすめ耳かきボイスをいくつか紹介したい。今調べたらiTunes耳かき関連項目が1297あった。買いすぎだろ。なお今回は18禁意図的に外したのであしからず


・とみみ庵「音無奏の音フェチ研究室

http://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ150001.html

 とみみという人物は上記の動画のように高クオリティ耳かきボイスを40以上もニコ動投稿している現人神のような存在なのだが、DLsiteでの販売作品複数ある。その全作品クオリティ価格共に最高レベルであり「現人神のようなというより実際に神なのではないか?」という疑いが拭い去れない。そんな作品から俺がひとつ推すとしたら本作になる。バイノーラル録音の心地良さをこれでもかと感じられることは間違いない。たっぷり1時間収録で216円という価格はもう他のサークルを殺しにかかっているとしか思えない。耳かきボイス界では有名な声優「かの仔」が珍しく少年っぽい声を演じている点も◎。なお耳かきシーンは存在しないがそんなことはどうでも良い。


・音撫屋「彼女耳かきと十二ヶ月」

http://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ146114.html

 先に述べた「かの仔」が主催するサークル作品からはこれを。1月から12月までの全12トラック、それぞれ季節感のあるエピソード体験できる。ひとつひとつトラックが短めなのでとても聴きやすく、耳かきボイス初心者にはうってつけではないかと思う。驚きなのは、全トラック使用している耳かき道具が異なるというこだわり。そして注意書きには「リアルな音、リアルではないけど気持ちいいと思う音を収録しました。」の文字。これだよこれ。リアルかどうかとはあまり関係ない部分に耳かきボイスの真骨頂があると言っても過言ではない。あと音撫屋といえば耳ふー(耳に息を吹きかけるやつ)が最高オブ最高なので一度体験しろ

http://www.nicovideo.jp/watch/sm31249602


彼岸花と無口少女。「あなたのお耳、癒します綾辻さんの添い寝すぺしゃる~」

http://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ174597.html

 このサークルドラマCD寄りの作品が多いのだが、中でも本作はCV:浅見ゆいの癒やしパワーが全開になった傑作。それはもちろんシナリオの良さが故。綾辻さんという旅館女将のおっとりしたキャラクターが抜群で、更にいえばちょっとえっちい展開なのも最高である個人的にはやはりタイトル通り添い寝シークエンスが抜群に心地良かった。架空キャラにうっとり恋してしまいそうになる危険作品


・桃色CODE「道草屋-芹 おもいで」

http://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ180495.html

 音質の驚異的な高さという暴力リスナーを殴りつけてくるサークルといえば桃色CODEである。本作でもそれは健在で、ラムネを開けるシュワッとした音、肩たたきトントンという振動感、飲み会での盃を躱す音、全てが絶品という他ない。更にはBGM的にずっと聞こえている田舎の昼/夜らしい音、どう考えても実際に録音してきたとしか思えない。手間のかかり方が半端ではないのだ。更に本作ではなんとガチ怪談が3つも収録されている。稲川淳二よろしく語りかけるそれらは本当に背筋がゾクッとなるクオリティ。あまりに隙がなさすぎる。


カマキリ「ぐっすり眠れる耳かきボイス その3」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm28771395

 最後ニコ動投稿から。たったの7分半ながらこの破壊力はヤバすぎる。甘々な恋人どうしの空気が全編に濃厚に漂っていて打ちのめされること請け合い。俺は「フヒヒッ」って笑うところで死にました。バイノーラルの音も申し分なし。珍しく流れているBGMも良く合っている。ところで投稿者コメントによれば「個人的に頂いた音声ですが一人で聞いていると発狂しそうなので泣く泣くアップしました。」とのことで、もうさあ、もう!(発狂


 というわけで終わりだ。え? 有名所だけじゃねえかって? しかたねえだろ! 定番サークルだけでも聴ききれないくらガンガン発売されてるんだからさあ! いやほんと、すみません。他におすすめあったら教えて。

2017-03-19

ひるね姫観た?

昨今の劇場アニメブームも落ち着いたかと思ったところに、先月公開した『劇場版SAO オーディナルスケール』がこれまた日本らしいエンタメ快作だった。伊藤智彦監督は、スポーツ紙にどうでも良いゴシップ解説してるだけの人じゃなかったんだと安心した。アインクラッド編以降のハーレムっぽい展開が好きになれなくて、監督代表作は『世紀末オカルト学院』(水瀬いのり新人)のデビュー作)と所在なげに言わなくて済むようになった。

それに引き換え神山健治の新作は、予告編をみてると、ヒロインの魅力が伝わってこないし、何より癪に障るのが主題歌の「デイドリームビリーバー」。

タイマーズやザ・モンキーズ神聖視するわけじゃないが、自分にとっては3度のCMソングは呆れるほどの商業主義権化みたいな存在劇場セブンイレブンCMで清志朗の歌声聴くたびに、おにぎりが上手いとか、鮮度管理がどうとか真面目にナレーション付けてる時点で、音楽に対してまともに向き合っているとは思えない。正気の沙汰じゃない。死者に鞭打っていると思わないのだろうか。期待値は下がる一方だった。


本当は『モアナと伝説の海』の字幕版を観たかったけれど、時間が合わなくて、何故か『結城友奈は勇者である。-鷲尾須美の章』と『ひるね姫 ワタシが知らない物語』を連続でみた。

偶然だったけれど、どちらも瀬戸内アニメだった。尾道舞台アニメはあるし、『この世界の片隅に』『うどんの国の金色毛鞠英語タイトル Poco's Udon World)』とか流行ってんのか?


鷲尾須美は、相変わらず結界封絶+エヴァ戦闘作画は良いけど、20年経っても日常パート戦闘パート整合性を考えることを放棄したセカイでおめでたいなという感じです、はい終了。

唯一良かったのは花守ゆみり演じる三ノ輪銀が予想を裏切ってきた。以下は声オタの戯れ事なので飛ばして良い。

(昨日もテレ東10時の『リルリルフェアリル妖精のドア~』第1期最終話直前の第58話「アンチューサの花言葉」で1年演じてきたりっぷ(花咲ゆみり)の集大成の泣きの演技がやばかった。三ノ輪銀は、デレマス佐藤心(しゅがーはぁと)や他の深夜アニメとは違って、完全にボーイッシュというかマニッシュな声だった。最近ポニキャン以外の作品が増えて推すのやめたのかと思ったけど、声オタなら劇場版はチェックしておくべき。)


それで本編のひるね姫。これは完全に申し訳ありませんでした。


予告編ミスリードだった。アレは一般向けにメカを見せずに毒を抜いてたと確信した。

途中3D映像が粗いところはあったけれど、現代日本2020年)をテーマにして、現実世界物語世界リンクさせる点、日本の各地を進むロードムービーな点、神山作品の特徴でもあるメカを動かして活躍させた点、そして何より自動運転というテーマですよ。


現代日本IT総崩れの中、日本が誇る最後希望である自動車メーカー(あと投資会社ソフトバンクくらい)の致命的な弱点である、オートパイロット表現することによって、嫌というくらい課題を突きつけてくる。あくまストーリー世代間や親子での話を軸に、オーソドックスにちゃんと動かしながら、ここまでロジカルストーリー映像表現できたのは神山監督ならでは。

個人的に『君の名は。』『この世界の片隅に』のあの暴力的な(ブルートフォース動画枚数によって、ロジカルよりも情動を刺激する感覚は確かに、日本的アニメ真骨頂ではあるけれど、そんなセンスオブワンダーにあまり頼ってほしくない。

そして主題歌デイドリームビリーバー」がちゃんと原曲と同じ意味作品に使われていて泣いた。

ヒロインの飾らない性格も本編見ると見方が変わる。


本当誰だよ。『ポッピンQ』並みだとか言ったやつ。

あれは最初予告編の想定から何一つ突き破らなかったよ。

(追記)

原画磯光雄かいたけど、確かに作画リソース勝負している感じじゃなかった。

あくま神山監督の画づくりというか、過去作品との演出比較で見る方が楽しい

2016-08-15

ラブライバー賛歌

ラブライブとはファンの素晴らしさだけが支えている作品

ただ単純に本来そういう設定や立ち位置ではないキャラクター作品を、適当かつ雑に悪意をもって弄くり回され扱われるのを見ただけでも、キャラクター作品に対する愛が最低限あるファンなら、怒りを抱いたり、疑問を抱いたりして作品企画真剣に向き合おうとするか、とても見続けることに耐えられなくなり、そこから去ってしま可能性が出てくるでしょう。

さらに、それだけには留まらず、そんな内容に扱われた原因として無関係作品盗作オマージュをしたいからという、従来の作品内容やファンに対しての真摯さにおいて致命的に欠けた動機が関わっていることまで明らかになった場合は、もはや愛のあるファンであれば二重三重四重に怒りや疑問が生まれて当然でしょう。

ところが、ラブライバーという人種の愛は作品内容やキャラへ向かっていないため、それを無視して許せるのです。

彼らの愛は主に、その作品企画を好きだと言う自分達や、イベントに出演する声優達などと一緒にワイワイと騒ぐ自分達のことに向かっています

まり相手犯罪者であろうと作品自体評価のしようがない前代未聞の駄作だろうと怒ることはしないし、悪いことをしても、悪いことをした奴を怒る奴こそ悪いと言ってのけることができる、とても素晴らしい人達なのです。そのような狂気的な仁義こそがラブライバー真骨頂ともいえます

また、ラブライバーは、作品批判したり、疑問視したりする者に対して、「変化や悪い所を受け入れられないものは器が小さい」とか、「無理矢理でも納得して捉えてあげるのがファンのあり方である」、とか、「結婚したら急に態度が変わり怒り出す夫だ」とか批判者のことを勢いだけで言いたい放題に批判することができます。(批判することはいけないのに自分批判してるじゃないか、というのは突っ込まないで下さい。死んでしまます。)

当然、論理倫理は全くもって狂ってしまっているかもしれません。およそ並以上の人間には理解できない、理解してはならない理論を堂々と用いているともいえますしかし、そこが潔くて格好良いのです。

仮に批判する者の器が小さいとしても、批判する者を受け入れられない彼らも彼らの基準でいえば器が小さく、似たような物ではないか…なんて突っ込もうなら彼らは無視を決め込むこともできます

また、作品内容の価値ファンの器の大きさで決まりしませんし、内容についての言及であるのに内容への直接的言及はせずにファンである態度とか器とかを持ち出す時だけ積極的になるあたりを見ていると、彼らのファンとしての器や作品内容を受容する器の大きさがいかほどか推測がついてしまうのですが、そこに彼らは多分気付いていないので格好良いのです。

また、無理矢理納得して愛するのがファンのあり方なのだとしたら、全ての作品を愛する必要が生まれます。内容がどうであれ、なんであれ無理矢理納得するべきなのですから

ただ、そうなると彼らはラブライブという業界においてごくごく一部に過ぎない作品時間を割いていて大丈夫なのかという疑問が生まれます

彼らは愛する作品の条件を問わずに、ラブライブファン役を担当することを割り振られてしまったので信者をやり続けている存在なのでしょうか。もしそうだとしたらとても立派に役を演じきっていますしかし、その場合に彼らは作品内容を好きだといえるのかは分かりませんが役を演じることに価値があるからいいのです。

結局の所、作品を好きな自分演出し続ける彼らという仕事人生き様評価することはできても、作品内容自体を高く評価する理由特にそこから見出せないため、彼らがどんなに自称ファンとしての器の大きさを誇示して作品内容を褒めてもらおうと頑張っても、作品内容自体価値上下しません。でも頑張るから彼らは素晴らしいのです。

また、作品内容の悪化劣化を嘆く者に対して、「結婚したら急に妻を怒り出す夫のようだ」とか、「自分ばかり大事ですぐに家族を見捨てる奴だ」とか言ってしまえるラブライバーはやはり、とっても立派な夫や妻になれる人達であり、何があっても必ず家族以外の誰もを救える立派な人達なようで格好良いです。

まりラブライバー配偶者にできれば何をしても許してもらえるから安心です。ラブライバーの子に生まれたら何をしても許してもらえるから安心です。

まさかラブライブとその声優スタッフのことは許すが、自分の子配偶者なら話が別だなんて言わないはずです。

子供や、配偶者犯罪浮気をした程度で怒ったり離婚を考えるなんて器が小さい、いい受け取り方を考えなきゃならない、とラブライバーなら批判するでしょう。

何があってもどうにかして納得する方法を探してくれる。論理おかしくても気にせず、納得できたつもりの自分に酔う今が最高なのですから

アニメ版ラブライブの内容自体はどうか分かりませんが、このようなラブライバーという立派で素晴らしい人達を沢山生み出したことがアニメ版ラブライブ!という作品シリーズ企画において唯一にして最大の成果であり、作品価値保証する要素だといえるでしょう。

2016-08-13

[]8月13日

○朝食:なし

○昼食:冷やし中華、メンチコロッケ

○夕食:納豆ご飯、黒ごま根菜サラダ減塩野菜たっぷりみそ汁フリーズドライ

調子

今日は、お休みむきゅー三日目でしたので、一日中コントDVDを見ながら、ゲームを楽しんだ。

ただ、今更ながら気付いたんだけど、コントDVDちゃうと据え置きのゲームできない。

さて、明日夏休みむきゅーも後半戦に突入です。

むきゅー! 良い休みにするぞいや!

東京03単独ライブ09「いらいら」

BAR:1点

BARに飲みにきた飯塚と豊本、バーのマスター角田に注文するが……

小ネタって感じかなあ、ネタとは関係ない飯塚と豊本の普通の会話が好きだけど、笑えはしないなあ。

・返信メール:5点

好きな女からメールでそわそわしている飯塚、豊本に愚痴るがそこに上司角田が来て……

この変転! これですよ、これ! この、突然豹変する角田がまさに東京03なんだよねえ、もうグッダグダグダグダ同じ話をするのがたまらなくて、もう大好き、ずーっと笑える。

人間ドック:4点

人間ドックを受けにきた飯塚角田だが、直前になって角田が……

8000」の響きが面白くて面白くて、笑い転げてしまった、8000って、もー面白いなあ。

・友人の家:3点

飯塚角田が、角田の家に帰ると、何故か豊本がいて……

こわいこわいこわい! 豊本はこういう役をやらせるともう怖すぎるね、笑うというよりは、怖いだった。

・あの話:3点

角田飯塚が飲んでいると豊本も合流することになるが、実は角田は豊本に隠し事があり……

必死キャラ角田には本当に似合うなあ、けどちょっともう一波乱ぐらいあっても面白かったかもなあ、けど豊本もケータイ水浸しにしてしまうあとに、もっと強く! と祈る角田面白いから、これでいいのかも。

初デート:3点

角田と豊本がデートをしていると、そこにヤンキー飯塚がやってきて……

上と同じく必死角田面白くて面白くてしょうがないなあ、女装豊本も面白かった。

修学旅行:3点

修学旅行の夜、角田と豊本が話し合っていると飯塚がやってきて……

例によって登場人物多めの複雑なお話なんだけど、ちょっと笑うところが弱いかなあ、ただ後半の謎解きっぽいところは好き。

東京03単独ライブ10自分自分自分。」

クレーム:2点

飯塚が注文を待っていると角田が……

なんか普通

・落ち込む同僚:4点

角田ミスをしてしまったのを励ます飯塚と豊本だが……

この角田凄いなあ、もういかにもな必死さの無さが逆に必死面白い

自虐:2点

結婚式に参加する三人だが、そこで角田が……

うーん、オチ微妙だなあ、そこまでの角田グダグダ言い合うところは好き。

遭難:2点

三人が遭難するが飯塚が豊本のせいだと主張し始め……

うーーーん、なんか微妙な感じ、飯塚グダグダがこなれてない感じが微妙

・恩師:1点

教師角田が元教え子の飯塚を見つけるが……

普通にグダグダしてるだけで東京03ファンとしては楽しいけど、特に笑えるシーンはなかったかも。

誕生日:1点

豊本が角田誕生日を祝おうとするが……

角田変人っぷりを笑うのだろうけど、普通に共感してしまって、笑いというよりは、あるあるで見てしまった。

・カクピー結婚:1点

角田結婚を祝う飯塚だが、そこに後輩の豊本がやってきて……

登場人物が多くてとっちらかってる感じ、特に渋谷にいる後輩は2人もいらないだろ。

東京03単独ライブ11正論異論口論。」

・融通:1点

ジャンプを買おうとした飯塚だが、店員角田が……

融通が聞かない角田の方が正論キャラなので、主題歌通り「正論を言う側がオカシイことになる」ってのがキモなんだと思うけど、ちょっとこれの面白さがよくわからなかった。

・お礼させて下さい:1点

飯塚と豊本に仕事のお礼をしようとする角田だが……

こちらは角田普通におかしいんだけど、豊本と飯塚の2人ともが正論側なのがちょっと微妙だったかも。

・そういう人:3点

飯塚角田に豊本を紹介しようとするが……

ウォーキングです」の破壊力が凄い、ウォーキングです、って、もう思い出し笑いするぐらい笑えて笑えてしょうがない。

課長趣味:1点

角田が部下の飯塚と豊本にプレゼントをあげようとするが……

これ見ててツラくなるやつなので、苦手。

・入居日:1点

三人が引っ越しの片付けをしていると、角田が衝撃の……

女装角田気持ち悪くて、あんまり真面目に見てない。

ゴンとのお別れ:1点

犬の火葬にきた飯塚だが、そこにいたのはボケ角田で……

なんかこれだけ世界観が違いすぎる、バナナマンみたい(褒め言葉

・それぞれの災難:5点

飯塚と豊本を飲みに誘う角田しかし豊本には予定があって……

例によっての大長編登場人物も山盛りなんだけど「ドスライズ」や「渋谷おまんじゅうコンバット」などの言葉インパクトで、ぐいぐい引き込まれる、最高、ここまでのコントで一番好き。

東京03単独ライブ12「燥ぐ、驕る、暴く。」

・本選出場:3点

映画コンテスト本戦に出場したことを喜ぶ三人だが飯塚と豊本は角田の喜びようが……

開幕お馴染みのちょっとしたネタって感じ、普通かなあ。

鬼才:5点

三人で飲んでいると飯塚角田ミス愚痴りだす、しか角田はその言い方が気に入らず……

最高、ゲッラゲラ笑いながら見てた、「飯塚ーズカット」って言葉の響きが面白くて面白くてしょうがない、そしてオチ普通に反省するくだりでの「角田ーズドキュメント」も最高、この言葉選びが面白いなあ。

シャイ:1点

クーラーの修理にきた豊本と角田しか角田が……

こういう動き系のネタは苦手です。

・だけのノリ:5点

飯塚角田が飲んでいるところに、角田恋人の豊本がやってきて……

最高、まさに「東京03」って感じの真骨頂な感じ、幕間の「いないいないダンシング」は未だに口ずさむほど大好き。

・再会:5点

店にやってきた豊本に見覚えがあった角田は……

角田手のひら返しからの、豊本の豹変、そして最後の大オチ、短い時間ながら凄くまっとまっていて完成度が凄く高いコントらしいコントメチャクチャ笑えた。

家族会議:2点

子供が出来たという豊本の相談にの父親角田と兄の飯塚しかし……

なんかよくわからなかった。

・何かありそうな日:3点

久々に集まった三人だが、実は豊本と飯塚には角田の知らない……

長編のわりに、登場人物が四人とこじんまりしているのがちょっと物足りなくなってきた、これがオークラワールドだな。


東京03単独ライブ13「図星中の図星」

・一人足りない:3点

合コンの誘いに来た飯塚だが、2人は乗り気ではなく……

関係ない話を書いて申し訳ないんだけど、OPふぃぎゅ@パロディだって今気付いて大笑いしました。

フォロー:2点

飲み会飯塚を褒めようとする豊本だが、段々と話の方向が変わって行き……

ダメダメ角田面白いけど、もう少し捻りが欲しかたかなあ。

・山の上の別荘:3点

別荘に遊びにきた三人、しかし新婚の角田と豊本は様子がおかしくて……

このグダグダ具合がまさに東京03真骨頂だなあ、けど、もう少し手のひら返し感が欲しかたかなあ。

救世主:5点

豊本が角田の子供のプレゼントを壊してしまうが、そこに飯塚がやってきて……

この「手のひら返し感覚」がもう面白くて、面白くて、この手のひら返し感を知ってると、序盤の飯塚の格好付けすらも笑えてきて、ずーーっと笑えてくる。

・友人の友人:3点

飯塚を介して知り合った豊本とまた飲みたくなった角田だが、実際に飲みが始まると……

この勘違い手のひら返し感が面白い特に実際に出会った後と、豊本が本当の事を話すところと、何度も立場が入れ替わるのが面白い

・誰?:1点

豊本と付き合ってはいないものの好きな角田は2人っきりになるが……

うーーーん、色々設定が出てくるけど、どれもオチとかオモシロに繋がってる感じがしなくて、あまり集中して見れなかった。

ラブホテルの攻防:4点

ラブホテル従業員の三人が待合室での待ち時間に喋っていると……

毎回恒例の長尺コント、今回も登場人物が少なめながらインパクトのあるキャラが多くて面白かった、ただちょっと中盤グダった感があるかなあ、もう少し面白いワードが欲しかたかも。

バッジとれ〜るセンター

愛する悪ポケのヘイガニシザリガーが来たので課金

ヘイガニは悪じゃないけど、進化前なので収集対象です。

まり、この理屈だと、今後ニャースは僕の収集対象になるのか、

メガギャラドスときに、ギャラドスコイキングも悪ポケ仲間として認めた時点で、そりゃそうか。

ちなみに、バッチはもうすでに持ってました。

スマブラfor3DS

amiiboゲッコウガプリンピカチュウの三匹と大乱闘を楽しんだ。

とりあえず、隠しキャラを全員出す程度には遊んだ

……飽きてきたな。

エンドコンテンツであるネット対戦にも、一人用モードのやり込みもあんまり興味ないしなあ。

ポケとる

デイリーチャレンジボルトロス今日攻略できず、むっずいわコレ……

ビクティニ捕獲できずでした。

イベント類はあらかたこなしたので、メインステージ攻略して「161:タツベイ」までクリアした。

捕獲スーパーボールを使わずにいってるので、ほとんどできてない。

その辺は後回しかなあ、今はとりあえず先に進めたい感じ。

ポケモンコマスター

飽きてきたが、デイリーボーナスを獲得する程度にはプレイ

ポケモンピクロス

幻のポケモンダークライ捕獲

愛する悪ポケなのでとても嬉しい。

残る未捕獲幻のポケモン

デオキシス

ディアンシー

アルセウス

の三匹。

そうやあ、メガ進化は全員登場するって話だからディアンシーメガもいるのかなあ。

何気にメインステージもかなり集まってきたので、そろそろピクロスの全ポケモン収集に本腰を入れるかも。

ポケモンバトルトローゼ

ポケとるボルトロス捕獲できないことにイラだってきたので、

積みゲーを始めた。

このゲームは、トローゼシリーズの二作目で、ポケとるの前作に当たる作品

ポケとるエクストラステージのように、リアルタイム性のあるパズルゲームが楽しめる。

今日は「ゾーン1のステージ01〜04」「ゾーン2の01〜02」をクリアした。

うーん、ポケとるでも思ってるんだけど、リアルタイム性のパズル苦手だな、頭が追いつかないや。

あと、よくわかんないけど、ステージ毎に条件を満たすと出てくる特別なポケモンがいるみたい、なんか複雑そうだなあ。

ストーリーも全くないしで、やる気があまり出ない、このまま積みそう。

2016-05-06

ハイフリ、その可能性の中心

ハイスクール・フリート面白い

まり話題にはなってない作品なのかもしれないど、これってかなり面白いことしてると思うんだよね。

女の子艦船に乗って戦うみたいな、いっけんガルパン亜流みたいに見えるんだけど、実はぜんぜん違うのです。

ガルパン物語構造は、基本的スポ根的なドラマツルギーに基いていて、ラブライブ!とかとほとんど同じです。

要は、「努力友情、勝利」のジャンプメソッドmeets美少女なわけ。

ガルパン戦車を、ラブライブ!アイドルを素材にして美少女スポ根を展開してるわけで、その先祖はトップをねらえ!あたりかな?

で、ハイフリなんだけど、これって冒険小説ドラマツルギーなんだよね。

アリステア・マクリーンとかギャビン・ライアルとかの古き良き冒険小説

不可解な敵や、限定された状況下でのサヴァイヴとかまさにそんな感じ。

これで、内輪に裏切り者かいたらまさに古典的冒険小説な展開だよ。

つーことで、男臭い冒険小説物語構造に、ポップな美少女をぶち込んだこのアニメ真骨頂なのだ

ウェルメイドっちゃー、それまでだけど、ガルパン話題になったのにこれが話題にならないなんて、悲しいよ。

2016-05-03

池上彰氏の凄さ限界

池上氏関連のホッテントリがここ数日あがってたので、自分の思うところを書いてみる。

自分は一応、新卒池上氏と同じ業界就職(といっても、自分は紙媒体)し、記者という肩書をもらっていた経験がある。

7年ほど現場にいて、体壊して、ちょっと内勤の管理部門にいさせてもらったのだが、なんか、内側から会社を見ているうちに

もともと、あんまり向いていなかったかな?と思っていた業界さらに嫌になって転職して

10年ちょっとになる。

普通、あの業界では、最初の何年か地方修行して、いずれ東京大阪に戻ってくるパターンが多いが、

自分就職先は、いわゆる経済紙で(ってもう社名明かしたようなもんだが)地方支局が貧弱な会社だった故、

新卒地方支局に行くという制度がなく、入社から退社まで東京で過ごした。



池上氏の凄さは、なんといっても、情報を取捨選択してわかりやすく伝えるプレゼン能力と、守備範囲の広さだと思う。

で、あれだけのことを伝えられるには、背後に相当の知識があるのであろうと思われている。

その「相当」がどの程度なのか、というと、たぶん、世間一般の人が想像するよりは、かなり浅くて、

けっこうぎりぎりのラインでしゃべっているのではないか、という気がする。それでももちろん、かなりのレベルではあるだろうが。

いわゆる大手メディア企業記者にまず最初に求められるのは、

「昨日聞きかじったばかりのことを、あたかも以前から詳しく知っているかのようにしゃべったり書いたりする能力である

なにしろ、日々、いろんなことが起こるのだ。

なかなか深堀している暇などない。

そうこうして、キャリアを積んでいくうちに、それぞれの専門分野ができていくわけだが、

大半の人は、きちっと専門分野を確立する前に、デスク管理職になったりして、だんだん現場から離れていく。

記者職としてキャリアを全うする人(編集委員とか論説委員とか解説委員とか)は少数派だ。


池上氏の経歴を見ると、NHKで地方局通信部を回った後、東京社会部気象庁文部省宮内庁などを担当した、とある

まあ社会部記者として一般的コースという感じだ。

東京では、悪名高き日本の「記者クラブ」に所属し、最優遇される立場で、役人から懇切丁寧なレクを受けて、

それをニュース原稿に仕上げるのが、まず最初基本的仕事だったと推測する。

NHKの記者特に、「特ダネ」を取ってくることよりも、「報道されるべき情報を落とさない」ことをなにより求められるらしいので、

多分、想像以上に、定例記者会見に出席したり、資料をチェックしたり、他社の報道確認したり、

思いのほかルーティーンワークが多いのではないかと推測される。

(なお、NHKスペシャルなどのドキュメンタリー番組は、主にディレクター職の人が担当しているので、

つのテーマを深くじっくり追いかけるのは、あまり記者仕事ではないらしい。

実は自分もNスぺ作りたくてディレクターを第一志望にしてNHK受けたのだが、見事に落ちた)



で、そんなに知識が深くなくても記者が務まるのかといえば、そこそこ務まる。

自分は、そのさして長くない記者キャリアの大半を、メーカーを中心とした企業取材で過ごしたのだが、

正直、最初は、「貸方」「借方」もよくわかってなかった。(大学政治学選考だったし)


それでも、入門書片手に勉強しながら記事書いて何とかなっていたし、

そもそも「大手メディア記者」が企業広報部を訪ねると、結構いろいろ懇切丁寧に教えてくれるのである

そりゃ、変な記事書かれたくないからね。

多分、NHKの記者というのも、それなりの対応を受けるはずである

もちろん、伝えてほしいことは積極的かつ懇切丁寧に伝え、触れられたくないことは隠しながら、だが。

中には、「たいてい経験の浅い若手が担当する企業」というのがあって、そういう会社古参広報さんの中には

「今、編集委員の何々さんねえ、あの人が新人のころ、私がいろいろ教えてあげたものだよ、わっはっは」なんて言ってたりした。

もし、あなた会社広報部に、なんだか大学出たての記者ばっかりくるようだったら、

それは、メディアから軽んじられている証拠である


もちろん、教わってばっかりでは舐められるので、こっちも勉強していくわけだが、

しろこちらは早いと一年担当が変わってしまうが、

相手はその会社一筋なわけで、知識の深さでは、敵わないのが通常だ。

知識を深めるのは、そこそこにしておいて、知らなくてもはったりかませる胆力をつけたほうが役に立つ。

そうこうしているうちに、正面から取材を申し込んだり、正規記者会見に出席したり、

ニュースリリース原稿に仕立て上げているばっかりでは通り一遍記事しか書けず、

社内的にもマイナス点はつかないものの、プラス点がつけられることもないので、

独自夜討ち朝駆けアポなしで取材対象のところに押しかける)したり、独自ルート作ったりし始めるのである

そんなことをしているうちに、自分のような、結局途中で業界を去ってしまうような木っ端記者でも、

ごくごくたまには、取材担当企業株価ストップ安にしちゃうような記事を書くチャンスが巡ってくることもある。


まあでも、ぶっちゃけいえば、そこそこキャリアを積んでいる先輩の中でも

減価償却費資金繰りにどういう影響を与えるのかよくわかっていないまま、

それでも企業経営危機について記事を書いているような人はざらにいた。

(まあ、自分経験積みながらようやくわかるようになったクチで、

当初はなんのことやらわからなかったのだから、偉そうなことは言えないが)

それでも、首にはなりはしない。



そういえば、思い出したことがある。

今の若い人にほ想像もつかないだろうが、その昔、世界エレクトロニクス業界リードし、

今でいえばappleと同じくらいのブランド力で各種製品を生み出していたSONYという会社があった(今もある)。

当時はまだまだ、かつての威光が残っていた。

自分は、そこのメイン担当になるほどの能力キャリアもなかったが、

たまたまSONY会社が取り組んでいる内容が、自分取材テーマに関わっていたことがあって

取材を申し込んだことがある。

いわゆるストレートニュースではなくて、連載コラムのような記事を書くためである

で、SONYに行ってみて驚いた。

美人広報さんが、それまでの取材で見たことないような、

膨大でかつ、非常にわかりやすくまとまった資料をお持ち帰り用に用意していたのである

なんかもう、取材しなくても、この資料キトーにまとめたら記事書けちゃいそうな。

もちろん、そんな手抜き仕事をして相手の思うツボにはまってはいかんので、

きちんと担当者さんに話を聞いて、自分なりの記事を書いてみたのだが、

やっぱり資料に引きずられなかったかといえば、影響はあったわけで、

まあ、恐ろしい会社であった。

かつて「メイド・イン・ジャパン」の強さの象徴として流布されたSONY伝説は、

もちろん実力の部分もあったけれど、伝説伝説たらしめようという広報戦略によって

かさを増されていた側面も多かったというのは、そこそこ業界で有名な話である

なんだか、大分、話がそれた。



多分、池上氏は、NHKでそこそこの社会部記者だったのだろうと思われる。

そんな彼の経歴の中で異彩を放っているのは、そろそろ管理職か専門記者か、という分岐点にさしかかったあたりで

キャスターに転身し、その後10年以上にわたって「週刊こどもニュース」を担当していたことだろう。

(すごい優秀な記者と認められていたら、ここいらで、海外支局あたりで経験つんでいるはずである

そこそこの取材経験を積んだ後で、

衆議院参議院って、どう違うのですか?」とか「比例代表制ってなんですか?」とか、

「どうして輸出が中心の企業は、円高ドル安になると困るんですか?」とか

あらためて、そういうレベルからニュース解説する仕事を10年以上も続けたジャーナリストは、

少なくとも今の日本では皆無に等しいんではなかろうか?



普通、そこそこキャリアを積んだ記者は、あらためてそんな仕事をしたがらないし、

そもそも、そんなレベルことは、真っ当な社会人ならば学校で習っているはず、というのが日本社会の建前で、

読者や視聴者を、そんなこともわからないヤツらと想定して記事番組を作っていたら、

ある意味、「お客様をバカにしている」ことにもなりかねない(と、みんな考えていたのだろうと思う)。

まあ実際、そのレベル作ってみたら、予想以上に受けたわけだが。


「こども向け」の番組というフォーマットを得ることで、池上氏はそういう稀有仕事を追及していった。

その結果、得たのが、あのたぐいまれなるプレゼン能力だと思うのだ。

多分、池上氏程度の知識や取材能力をもった記者は、NHKや全国紙にはゴロゴロしていると思う。

自分のかつての勤め先でも、そこそこキャリアがあって、東京でそれなりに仕事している先輩は、皆さんそれなりに凄かった)

でも、その知識や取材結果を子供にわかレベルでよどみなくしゃべれる人は、そうはいない。


池上氏のニュース解説番組をたまに拝見すると、自然災害メカニズムから、最新の科学上の発見、日本選挙から世界経済まで

あらゆる森羅万象を斬っておられるようである

だが、自分が見る限り、その解説一般紙新書本で得られる知見を超えるものほとんど見ない。

「いや、それは、視聴者に分かりやすいレベルにしているからで、その背後には物凄い知識が・・・」という見方もあるが、

果たしてどうだろうか?

多分、毎日6紙読むという新聞ベースに、ひたすら横に広くいろいろな情報を取り入れておられるように見える。

海外取材などの映像を見ることもあるが、どうも、テレビ局とコーディネータによるセッティングが透けて見えてしょうがない。

多分、その経歴からいっても、海外取材独自ルートなどはそんなにお持ちではなさそうだ。

やはり、「あまり深くないレベルで次々とあらゆる分野に取り組んでいく」ことがこの人の真骨頂だと思う。

それが悪い、ということではなくて、それがこなせる凄さがある、ということである


著書を読んでも(といっても、ほんの数冊目を通しただけだが)、たとえば同じNHK出身の元ワシントン支局長の手島龍一氏とか、

あるいは日経の元スター記者週刊ニュース新書田勢康弘氏の著書のような、深い取材と鋭い洞察に支えられた

凄みのようなものは感じられない。

そのかわり、入門書としてのわかりやすさはピカイチだ。

やはり、この人の存在価値は「広く入門レベルの知識を提供する」以上でも以下でもないのだろうと思う。

(なお、今、軽く検索してみたらどうやらニュース英語の本まで出されているようだが、

膨大な著書のどこまでご自分で書かれているのだろうか?という疑問は置いておく。

出版業界では、驚くほど「著者が適当にしゃべったことを編集者ライターがまとめた本」というのが、世間で思われている以上に多い。

あと、池上氏が英語を話しているところって、あんまり見たことないような。

NHKの採用試験突破するくらいだから、読むことに関しては、そこそこのレベルと推察できるが)




さらに、分かりやすさの理由の一つとして、「子供のような素朴な疑問にも正面から取り組む」というのがあるように思う。

巷間よくいわれる、選挙特番の「池上無双」の象徴ともいわれる「創価学会話題」についても、

タブーへの果敢な挑戦というより、素朴な疑問を追求していった結果なのかもしれない。

「どうして自民党公明党と組んでいるんですか?」という質問は、大人あんまりしない。

それは何となくタブーであると感じているせいでもあるが、一方で「そりゃ、理由はみんな知っている」からである

ましてや、「政治記者歴何十年」を売りにするような政治ジャーナリスト諸氏は、

そんなことよりも、自分の掴んできた独自情報を話したくて仕方なかろう。


だが、池上氏はそういう疑問をスルーしたりしない。

「それは、公明党には創価学会という支持母体があって、固定票が見込めるからですよ」と優しく語りかけるのだ。

で、「では、公明党創価学会本部がある信濃町に行ってみましょう!」と、女子アナを連れてツアーを組んだりする。

実際、やってみれば、放送しちゃいけないタブーというほどのこともない。

そりゃそうだ。

ある程度、日本の政治に関心を持っている人ならば、普通に知っていることなのだから


公明党の側だって、連立与党として大臣まで出す立場になった以上、その程度の取材拒否するはずもなく、

ちゃんと「公式な答え」だって用意している。


から池上氏が

創価学会の人たちが、選挙は功徳だなんていう仏教用語を使っていたりしますが、政教分離観点からみて

問題があると思われませんか?」と質問しても、

創価学会は、大切な支持団体ではありますが、創価学会公明党は全く別個の組織です。

政教分離というのは、政府宗教活動を行ったり、宗教活動に介入したり、宗教団体政治に介入することを禁じております

宗教団体政党を支持することを禁じるものではなく、現在公明党創価学会関係問題と思っておりませんが云々」

といった、きちっと理論武装した答えしか返ってこない。


「そうはおっしゃいますけれども、ここに創価学会名誉会長が、公明党に指示した文書がありましてね・・・

などと、爆弾情報でもぶっこんで来たら、それは多少「タブーに斬り込んだ」ことになるだろうが、

そこまでのことはしない。

多分、そこまでの取材もしていないと思う。そもそもが、そういう役割の人ではなくて、そこは、

政治を専門する別のジャーナリスト役割だろう。

池上氏はただ、意味ありげに

はい、そうですか、よくわかりました」と視線を投げかけるという、

きわめてテレビキャスター的な技術を見せるのみだ。


で、こう考えてみると、やはり池上氏の凄さでは

子供にも分かるように語ること」「子供の持つような素朴な疑問をゆるがせにしないこと」

を常に追求し実践してきた所にあるように思われる。

これは、なかなかに難しい。

多分、そこには、「相手子供)が、何がわかって何がわからないのか」を推察する想像力共感力

「限られた言葉で複雑なことを説明する」ことを可能にする、優れた言語能力必要なのではないかと思っている。

ただし、限られた言葉で語りえることは、やはり、ある程度、限られているわけで、

その辺が、池上氏の限界ではないかと考えている。

2016-04-25

B型肝炎ってホモアナル舐めあって感染やすいあれのこと?

心肺停止状態前田健 タレント仲間は「B型肝炎の持病があり心臓が弱い」と証言 - ライブドアニュース

http://news.livedoor.com/lite/article_detail/11454137/

記事とは関係ないけど、

シャブドラッグと酒とセックス、生中出しアナル舐め合いは

本当に無駄真骨頂であり最高に気持ちがいいらしい

無駄なことこそが快楽である

2016-04-05

二次元エロリアルに書きたいのでアナルセックスと道具使用をした

あらすじ

私が腐女子になってからというものの、何千ものBLセックスを読み、そして書いてきた。

また、男性向けエロも好きだったので、2chエロパロスレに入り浸っている時期もあった。

しかし私の書くエロ小説BLエロ小説も、何かが足りなかった。そう、エロパートリアルである

なにしろ私は性経験のないクソ処女であったのだ。自慰はできてもセックスは知らなかった。

そしてそれは私の恋人であるRくんも同様であった。

かくして私とRくんの利害は一致し(?)、私のゴリ押しによって「エロ同人っぽいことをしまくってみる」という事が決まった。

これから書くのは、私とRくんのおよそ二年半に及ぶクソみたいな性体験を箇条書きにしたものである

全国の腐女子の皆さん、そしてエロ絵師の皆さん、ぜひご参考にしてください。

尚、これは参考資料として私がまとめたものであるので、エロを求めてはいけない。正確さも求めてはいけない。ここに書いてあることに責任は持たない。

目次

 ・アナル

 ・オトナのおもちゃ

アナル

 用意した物

 ・コンドーム ・ぺぺローション

・私が突っ込まれ場合 

 

Rくんの性的嗜好により腸内洗浄は省略。(しかしなぜか指にはめたコンドームにも、ちんこにはめたコンドームにもなんの汚れもついていなかったし、終わったあとで尻の穴を拭いても、透明のローションしかついていなかった。)ちなみに私は元々切れ痔である

体育座りのまま仰向けに寝そべり、そのまま足を伸ばすという体勢を取らされ開始。

ケツになんかつめたい感触がした直後、コンドームをはめた指を尻の穴の入り口を広げつつ塗られる。

この時点では指先が数ミリしか腸内に入ってこないので、「あれ?いけんじゃね?」という気持ちになる。気持ち悪い感じもせず、ただ尻の穴の入り口を触られている感覚しかない。

その後指にさらにローションを足し、指を突っ込まれそのまま出し入れされる。この時点でも何もない。本当になんの感覚もなかった。

しかしRくんが指を腹の方に折り曲げ、ゆっくり上下すると性的快感を得られる部分があった。

原因はおそらく、というか間違いなく子宮口だと思う。ただ、私は元々ある程度のボルチオ開発をされていたので「oh…」となったけれど、中イキが出来ない娘だったら絶対気持ちよくないと思う。逆に言えば中イキできればアナル気持ちいいんじゃないかな。

しか問題ちんこの挿入にあった。これが驚くほどに気持ち悪い。

考えてみてほしい。大腸を大便ぐらいのものがすごい勢いで出たり入ったりするのだ。後ろから挿入すると若干の快感は得られるもの気持ち悪さが圧倒的に勝ってしまう。

そこでこれでもかというほどローションを入れてみたら、確かに出入りはスムーズになったが気持ち悪さはむしろ悪化するという結果になった。

あの気持ち悪さを一言で表すならそう、下痢の時のあの気持ちのものであるしかもこいつは出ていくだけでなく逆流もしてくる。3分くらい粘ったが無理だった。

挿れた側のR君いわく「ローション使わなかったらすげえ痛かったと思うけど、すごくしまってて気持ちよかった」だった。

ちなみに次の日はマジで腰痛でろくに動けなくなる。皆は腰の下に布団を丸めて入れてからアナルセックスをしような。

それと切れ痔でも傷にしみさえしなければアナルセックスはできた。念入りに広げる必要はあったが。

・Rくんが突っ込まれ場合

Rくんを四つん這いにして、同じくコンドームをはめた指にぺぺローションを大量に載せ、Rくんの尻の穴の周りに塗り込んだ。その後これまた同じく指をゆっくり沈めていく。

こう、「みちっ」としてる。ビニール袋を手にはめて指先から風呂に手を突っ込んだ感じに近いかもしれないが、あれよりもっとキツイ

出し入れはせずにゆっくりと指を曲げながら前立腺を探した。するとRくんが唐突に「ォア!?」と嬌声を上げたので恐る恐る押す。

困惑しつもしっかり感じている声を上げていたが、ちんこ萎えまくっていたので「気持ちよくないのか」と問いかけると、彼から「正直かなり気持ちいいけど射精気持ちよさとは全然別だし、射精しそうにない」らしい。メスイキ適性があるのかもしれない。結局中断して普通にフィニッシュして頂いた。

それと、彼の尻穴の狭さと私の尻穴の狭さは何故か知らないが明らかに違う。私のは初回でちんこを入れられるほどガバガバだったが、ためしに彼にバイブを入れようとしたらものすごく拒否された。男女の差か、はたまた個人の違いか。

また、ちんこの下の睾丸のそのさらに下に、ちんこ根本らしきものがあるのだけれど、たまたまそこを左右にコリコリしたとき「あっ……なんかそこ、前にお前に尻ほじくられた時みたいな感覚ある」という報告を受けた。

腹 ┃  ⌒←鬼頭

  ┃ //

  ┃//

\二二/

 ↑○←睾丸

ココ

前立腺開発に使えるかもしれない。よかったらご参考までに。

Rくんの尻の穴は現在も開発中である

☆オトナのおもちゃ

バイブレータ

一番の感想は「これ別にちんこでよくね?」だった。エロ同人では「おっきいほうがしゅきぃ♡」みたいなセリフがあるのでやっぱりちんこデカイほうが気持ちいいのだろうと思っていたけど、正直膣でブツの大きさなんか分からない。そもそも膣自体感覚はない。ましてや膣の中でバイブ機能をオンにされた時なんかまさに「?」って感じだった。

しかしこいつの真骨頂はやっぱり子宮口にあった。先端を子宮口までつっこまれてバイブ機能をオンにされた時「オ゛エ゛アアアア!!!!!」と叫んでしまった。マジで

でもやっぱりこれ、ボルチオ開発されてなきゃ痛いだけじゃないかな。男性でも鬼頭攻めが気持ちいい人と痛い人といるし。

・ローター

安物のローター買ったのがいけなかったのかもしれないが正直本当に気持ちよさがわからなかった。震えるのには電マでいいし。

膣に入れたりもしたけれど、「えっなんかめっちゃ震えてる変な感じ……」と思っただけで終わってしまった。ここでいう変な感じとはエロ同人女の子が言う「変な感じすりゅう…」とは別物だ。ただの異物感。少なくとも私には合わなかった。

・電マ

ローターを最も私に合わなかったおもちゃと言うならば、電マは逆に私に最もあったおもちゃであった。

パンツをぬいだ状態で当てられた時はローターと同じ感想しか抱かなかったが、パンツを履いたあとパンツ越しにあててみた所、死にそうになった。

足の指先にキーンとした感じが集まってきて大混乱の渦に叩き落とされる感じ。気がついたら絶叫しながら漏らしていた。

泣きながらRくんにコンビニまでパンツを買いに行ってもらえないかお願いし、白いシーツを洗おうとした時、漏らした液体が透明であることに気づいた。もしかして潮か?潮なのか?

以上。

全国のエロ絵師のみなさんは女の子ボルチオ開発をしましょう。ボルチオはいいぞ。

あと前立腺最初からイケるほど気持ちいいわけではないらしい。やはり開発が必要だと思う。

2015-12-23

ポップス名盤Blue Avenue / 花澤香菜」について(長々と)語りたい

このアルバムはすごい名盤だってものすごく語りたいです。音楽にうるさい方々にも積極的に聴いていただきたいなと思う次第です。

でも、こういうのをあまりべた褒めするのって結構怖いですね。音楽の好みは人それぞれですし。

自分が最高!って思ってても世間的には全くそんなことないなんてことは本当によくあります。妙に褒めると反発をくらいかねないです。

実際、音楽雑誌とかの「2015年ベストアルバム特集」をぱらぱら読んでみても全然話題に出てなかったので。まあそんなもんです。自分視野が狭いだけです。

はいえ、それなりに注目されて評価されてるのかなってのはなんとなく勝手に思っていたので、年間ベストに入ってなくてちょっとがっかりしました。

から自分で語ろうかな、と思い至るわけですが、やっぱり、ハマってしまったあまりに冷静さを失った文章になる気がするので、書いて叩かれるのが少し怖いところはあります

からここに書きます

声優花澤香菜

アルバムについて語る前に花澤香菜という人について少し。

花澤香菜とは、声優です。人気若手女性声優です。名前くらいは聞いたことがある人が多いと思いますし、検索したほうが理解は早いです。

声優の中ではアニメの出演数がトップクラスに多いです。1年間に何十本も出ていたりします。最近は少し落ち着いてきましたけどね。

特徴は、ウィスパーボイスというか、天使のようにかわいらしい声ですね。ヒロインボイスです。個人的には少し荒げた演技も好きですが。

声に含まれ倍音成分がものすごく豊富らしいです。科学的に実証されてるらしいです。

声優なので、当然ソロ歌手デビューする前からキャラソンとか歌っていました。化物語の「恋愛サーキュレーション」という曲がレジェンド級に有名です。

あと、セキレイという作品ライブで歌った時の歌い方がネタにされてて、わりと音痴っぽい扱いを受けてました。

ソロ歌手デビュー

そして、2012年に満を持してソロ歌手デビューをするわけですが、みんな歌の方は割と心配してました。

私も深夜アニメはよく見ていて花澤香菜さんのことは当然知っていましたが、当時は特別好きというわけでもありませんでした。

しかし、プロデュースするのがROUND TABLE北川勝利だというニュースを聞いてにわかに興味が湧いたのを覚えています

ROUND TABLE、及びfeaturing Ninoは好きで聴いていましたし、声質との相性も良さそうだということで、けっこう期待していました。

その後2013年に1stアルバムclaire」がリリースされたのですが、確かに名盤でした。

北川さんをはじめ、中塚武神前暁カジヒデキ宮川弾矢野博康沖井礼二などなど、渋谷系の流れを汲むポップス好きにとってはたまらない作家陣で、花澤さんにぴったりの歌を作ってくれました。

花澤さんも声優らしく表現力豊かに歌いこなしていて素晴らしかった。「マダダーレモー」とはなんだったのか。たぶん自分の歌い方ってのを少しずつわかっていったんでしょうね。

1年後の2014年には25歳の誕生日を迎えることにちなんで25曲入りのアルバム「25」をリリースしました。ものすごいハイペースです。

この2ndアルバムでは岩里祐穂さんを作詞に迎え、花澤さんと意見を交わしつつパーソナルな部分を反映させた曲作りをしています

そのうえで、25曲という多さを生かして幅広いジャンルの曲に挑戦していきました。

そんなこんなで、アニメやらレコーディングやらライブやらで多忙を極めた後に迎えたソロ活動3rdシーズン集大成が「Blue avenue」になるわけです。

ここでようやっとBlue Avenueの話

Blue Avenueリリースされるまでに、3つの先行シングルが発売されました。

『ほほ笑みモード』

『こきゅうとす』

『君がいなくちゃだめなんだ』

しかし、この3曲を聴いて「このアルバムってこんな感じか」と思ってはいけません。

しろ、この3曲がアルバムの中で最もコンセプトから外れている曲といっても過言ではないでしょう。

Blue Avenueってこんなアルバム

では、このアルバムはどんなコンセプトで制作されたのでしょうか?

Blue Avenue」のコンセプトは一言でいえば「ニューヨーク」です。

テーマニューヨークになった経緯はインタビューで話されています

──今作のテーマは「ニューヨーク」とのことですが、なぜこのテーマを?

ニューヨークはわりと後付けなんです。アコースティックライブの「かなまつり」みたいな少人数でのライブを何度か経験して、少ない音と声で作り上げる空気感っていいなと思っていて。

3rdアルバム方向性を考えているときに、「あの自由音楽を楽しむ感じを生かすなら、ジャズをやってみるのもいいんじゃない?」って意見が上がったんです。

その中でニューヨークというキーワードが浮かび上がって。ジャズの街でもあるし、ほかの新しい音楽に挑戦するのにも「ニューヨーク」をテーマにすれば統一感のある作品になるんじゃない?って。

花澤香菜「Blue Avenue」インタビュー (1/3) - 音楽ナタリー Power Push

ジャズAORフュージョンレゲエなど、これまでのアルバムと比べると「大人」な雰囲気を持った曲が多めのアルバムになっています

そして、ニューヨークといっても70~80年代くらいのニューヨークイメージという感じがします。

それはSwing Out Sisterが参加してるのもあるかもしれませんね。

詳しい方ならば、楽曲クレジットを見ればこのアルバムがどういったアルバムなのかがわかるかもしれませんね。

ということで曲目・スタッフリストを載せたいのですが、長いので記事の末尾に載せました。

曲目リストへジャンプ

Blue Avenueのすごいなと思うところ

こういうのをあまり主張するのもどうかと思うんですが、参加しているミュージシャンが豪華です。

クレジットを見ていただければわかるように、今までのアルバムでおなじみの作家陣に加え、シングル曲ではSTUDIO APARTMENTやくしまるえつこがサウンドプロデュースをしたり、2つのニューヨークレコーディング曲においてウィルリーやスティーヴ・ジョーダンなどの海外スタジオミュージシャンの参加、80年代から活躍するイギリスユニットスウィングアウトシスター提供曲など、一流の人たちがたくさん参加しています

まあ、極端な話、名前は知らなくてもいいと思うんですけどね。聴けばわかりますから。「I ♥ NEY DAY!」「Nobody Knows」での軽快なドラム気持ち良いなあとか、「Dream A Dream」の洋楽っぽい感じがすごい良いとか。ここでいう洋楽っぽいってのは英語圏の歌っぽいなあっていう意味ですね。洋楽日本語カバーみたいな雰囲気がありますね。それもまた味。そして、セリフパートがあって、もしかして本業声優であることを意識して作ってくれたのかなとか想像してみたり。

おなじみの作家陣もすごい良い仕事をしてくれています。というかキレキレです。特に矢野博康作曲「We Are So in Love」が光ってますね。4つ打ちフュージョンで、イントロからもうたまらないです。シンバルズの頃から思っていたんですが、矢野さんは王道のポップソングもいいんですけど少し趣味に走った感じの曲を書くと時々とんでもない名曲を生み出しますね。

一つだけ主張しておきたいのは、みんな決して無駄遣いではないということですね。すべてが良い方向に結びついています

ニューヨーク」というコンセプトがあって非常に統一感があるのが素晴らしいです。

最初に「シングル曲がコンセプトから外れている=ニューヨークっぽくない」と言っておいてなんなんだ、と思われるかもしれませんが、このアルバム面白いところは3つのシングル曲が違和感なく自然に収まっているところなんですね。

バラードの「君がいなくちゃだめなんだ」が終盤に入ることでアルバムがよりドラマチックになっています。そこから最後の曲「Blue Avenueを探して」に続くのがもう最高ですね。西寺郷太さんの歌詞がいいんですよ。

クラブミュージックの「ほほ笑みモード」ややくしまるえつこさんの個性が色濃く出ている「こきゅうとす」も、意外なくらい自然に入ってるんですよね。それは曲順が考えられているのもあるんですが、「ほほ笑みモード」がアルバムミックスになっていたりなど、音づくりにこだわっているからというのもあるのでしょう。後述しますが、このアルバムは音が良いです。

アルバムとして非常によくまとまっていて、通して聴いた後の余韻が良い感じです。

  • 音質の良さ

NYで録音した2曲は際立って音が良いんですけど、それに劣らず全体的に非常に高いクオリティの音づくりがされています。花澤さんのアルバムは1stの頃から一貫してソニーの茅根裕司氏がマスタリングエンジニアを務めていて、常にクオリティが高かったんですが、今回は最高の出来栄えなのではないでしょうか。オーディオに詳しいわけではないので断言はできないですけど。

シングル曲が違和感なく収まっているのもマスタリングによるところが大きいのでしょうか。詳しくはわかりませんが、ぜひ良いヘッドホンでじっくり聴いてほしいと思えるくらい良い音です。

ニューヨークっぽいということでAORとかフュージョンを取り入れた、と聞いても正直ピンとこない人が多いんじゃないかと思いますAORってどんな音楽かを説明できる人って実はそんなに多くないのではないかと。結構マニアックなところを突いてきてると思います(そんなことないよ、常識だよとお思いの方もいるでしょうが)。

でも、そういうジャンルとか全く分からなくても「良いな」と思えるようなアルバムになっているのではないかと思うのです。それは曲自体がそう作られているというのもあるかもしれないんですけど、やはり花澤香菜が歌うということでポップスとして完成されるというか、そこに花澤さんの歌のすごさがあるのではないかと思っています

3rdアルバムを出すまでの3年間で60曲以上のオリジナル楽曲を歌い、ライブも精力的にこなしてきたからこそその次元に達しているというか、こういう曲を楽しみながらポップスとして歌える筋力がついたのではないかなと思うのです。それこそ「25」あたりの頃の怒涛のスケジュール千本ノックのように効いてるのかもしれないですね。

1stの頃は作家の作る曲を最大限に活かすために歌うという感じ、それこそ声優としてディレクションに応えるような感じで歌っていたように思うのですが、「Blue Avenue」ではコンセプトの発端が花澤さんの意見であることからも、ちゃん歌手になってきてるのだなと感じます

当然ですが、豪華なメンツに霞むこともなく、曲に負けているだとか歌わされてるだとかいう印象を全く受けません。むしろ北川さんも他の作家さんも花澤さんをプロデュースすることで新しい扉を開けているような感じさえします。インスピレーションを与える「ミューズ」なのかもしれませんね。

私が花澤さんのアルバムの中で際立ってこれを好きなのは、花澤さんと作家陣が一緒になって制作している感じを受けるからなのかもしれません。化学反応が起きているのをひしひしと感じます

また、花澤さんは1stの頃から自作詞曲を歌っているのですが、今回も2曲作詞していて、ちょっともこなれてきたというか、アーティストとしての一面が出てきたような感じがします。

タップダンスの音が聴こえてきたら」では音楽に身を委ねることの喜びをシンプルに書いていて、歌を楽しめている感じが伝わってきます

タップダンスの音が 聴こえてきたら

軽やかなそのリズムに 身をまかせて踊るの


寄りかかる小説も どんな優しい言葉

はいらない ふみならそう 夢中になるだけさ

一方、「プール」では暗い部分を歌っている感じで、こういうのがあるとなんというか、深みが増しますよね。

花澤さんは詞を書くと少し重たい感じになってしまうみたいで、それもまた個性というか、人気声優としてバリバリ活躍している彼女の影の部分が垣間見れるようで、イイですよね。

どうやって喋ってたか

ねえ どうやって眠ってたか

どうやって歩いてたか

ねえ どうやって 笑ってたのかな

からない 思い出せないの


空っぽプール 泳ぎ続けるの

空っぽプール 泳ぎ続けてる

ライブがすごい

しかたらここまで惚れ込んでいる理由ライブを見たからなのかもしれません。花澤香菜の歌の魅力の真骨頂ライブにあるのかもしれません。

武道館公演の映像を収録した「Live Avenue Kana Hanazawa in Budokan」というBDが発売されているのですが、アコースティックライブ映像も収録されていまして、他にも素晴らしい映像特典もありまして、とても素晴らしい商品です。

花澤さんの歌って生演奏にすごく合うんですよね。地上波で「こきゅうとす」を披露したこともあるんですけど、それとは全然違いますね。ライブの「こきゅうとす」すごく良いです。

武道館ライブではバックバンド通称「ディスティネーションズ」にホーンも加わって、とても豪華なものになっています

一番の見どころはジェームス・ブラウンの「Get Up (Sex Machine)」(ゲロッパ)に合わせて花澤さんが好きなパン名前を叫ぶというパフォーマンスメロンパンメロメロ!)。冷静に考えるとすごくくだらないシャレなんですが、演奏ガチであることと、みんなすごく楽しげな様子が印象的で、とても幸せ空間が出来上がってるなあと感じました。

あと、花澤さんのパフォーマンスがいちいちかわいらしいんですよね。「Merry Go Round」の振り付けとか。

そして、アコースティックライブが素晴らしいんです。花澤さんの生歌ってこんなに良いものなのか、とため息が出ますよ。本当に、歌がヘタであるような扱いをされていたのが嘘みたいです。声量は確かにそんなにないのですが、歌の細かい表情付けがまらなく上手いです。ピアノギターだけの少ない音だと余計に際立ちますね。

こんな人に薦めたい

誰にと言われれば万人に、と言いたくもなるんですけども。

最近星野源やらceroやらで、ブラックミュージックとかシティポップとかそういう言葉がよく聞かれるようになったんですけど、このアルバムもそれと同じ文脈で語ることができるのではと思います

シティポップ」ってもはや言葉が独り歩きしだしてよく分からない感じなんですけど、街のことを歌うのがシティポップだとするなら「Blue Avenue」も十分当てはまりますよね。

また、北川勝利さんをはじめとした作家陣は、最近評価の流れがある気がする「渋谷系」や、最近流行り気味の新しい「シティポップ」の世代狭間にいる人たちなんですよね。どちらも独り歩きしてあやふや状態にある言葉ですけど。

良質な音楽を作ってきながらも長らく日の目を見なかった人たちがこうやって素晴らしいものを作り上げてくれている、というのも感慨深いものはありますね。

そして、70~80年代ニューヨークイメージってことで、けっこうオッサン向けなのかもしれません。……年間ベストに入らなかったのは革新性がないと思われたからなのかも。私は花澤香菜さんが歌うだけで十分新しいと思うんですけど。


というわけで、以上、Blue Avenueについてでした。

参考

花澤香菜Blue Avenueインタビュー - 音楽ナタリー Power Push

http://natalie.mu/music/news/111594

花澤香菜×北川勝利が明かす、“極上のポップソング”の作り方「人生音楽がより密接になってきた」|Real Sound|リアルサウンド

http://realsound.jp/2015/04/post-3000.html

曲目、スタッフリスト

01.I ♥ NEY DAY!

作詞岩里祐穂 作曲編曲北川勝利 ホーンアレンジ村田陽一
BassWill Lee
Drums : Steve Jordan
Electric GuitarDavid Spinozza
Piano, Organ : Rob Mounsey
Trumpet : Jeff Kievit
Trombone : Mike Davis
Saxophone : Andy Snitzer
Conga, Tambourine : 三沢またろう
Electric Guitar : 山之内俊夫(流線形
Wind Chime, Chorus北川勝利ROUND TABLE
Chorus : acane_madder

02.ほほ笑みモードアルバムミックス

作詞岩里祐穂 作曲編曲STUDIO APARTMENT
Guitar堀越雄輔
Vocal Direction : 北川勝利ROUND TABLE
Sound produced by STUDIO APARTMENT

03.Nobody Knows

作詞岩里祐穂 作曲北川勝利 編曲北園みなみ北川勝利
BassWill Lee
Drums : Steve Jordan
Electric GuitarDavid Spinozza
Piano, Organ : Rob Mounsey
Trumpet : Jeff Kievit
Trombone : Mike Davis
Saxophone : Andy Snitzer
Conga, Tambourine : 三沢またろう
Wuritzer, Claviniet, Analog Synthesizer北園みなみ
appears courtesy of Polystar Co.,Ltd.)
Wind Chime, Shaker : 北川勝利ROUND TABLE
Chorus : acane_madder

04.ブルーベリーナイト

作詞作曲編曲宮川弾
Programming, Clarinet, Saxophone, Chorus宮川弾
Guitar後藤秀人
Chorus : acane_madder

05.Trace

作詞岩里祐穂 作曲編曲 : mito
Drums千住宗臣
GuitarSaigenji Permalink | 記事への反応(0) | 15:20

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