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はてなキーワード: シークエンスとは

2024-04-22

anond:20240421174815

はあ?

リリース10周年超えても自分とこのメンテナンス時間が掴めなくて毎度毎度最終シークエンスで手戻りが発生してメンテ延長だったり

公式ホームページが無くてアップデート情報はX(旧twitter)の投稿のみで、メンテ入ったらアップデート情報全部流してしまえばいいのに

メンテ明け直前に手動投稿しはじめるからメンテ明けましたの宣言が適時にできないくせに

メンテ明けを待てなくてアクセスが集中すると不正アクセスはおやめくださいとかのたまう艦これ運営

まるで異常なシグナル出しっぱなしみたいな言い方するじゃねえか

なあ?

増田さんよお?

2024-02-16

田舎者に教えて

タワマン住みの都会人って車乗るまでにエレベーター乗って自分の車選ぶボタン押してリモコンでゲート開けてたりするんでしょ

そういう発進シークエンスの時ってワンダダバダとか歌ったり教室の机にメダルをセットするフリとかして盛り上げてる?

田舎って玄関開けたらすぐ目の前に車あって、なんなら既にエンジンかかってるし、歩く距離より車で家出距離の方が長いくらいで情緒ないよね(苦笑

ライジンオー世代にとっては羨ましいわー

2024-02-12

ポケモンメザスタがすごかった

当方普段ゲーセン行かない民、コンビニミライドンのメザスタ用タグが配布されてて、そういやそんなのあったね、ということで初めて遊んできた。

メザスタってのはポケモンデータが入ったプラスチックタグを使って遊ぶ筐体で、まぁ詳しくはググってね。

それで何がすごいってその集金力よ。

まず1プレイに100円を払う。

ゲームを始めると任意ボスポケモンが登場するステージ選択レアリティの高いボスポケモン1匹と普通ポケモン2匹が敵として出現する。

自分ポケモンがいない場合レンタルポケモンを3匹借りて出撃が可能

遊び方は単純明快で、①相手に相性の良いポケモンを選ぶ→②引いた数字分だけ攻撃力を増加させるルーレットを回す→ボタンを連打して技の威力を上げる、の繰り返し。未就学児童でも一回やれば覚える。

攻撃をしているとだいたい雑魚敵が先に倒れる。と、そこでゲットチャンスが到来する。

ここで100円を払う。

雑魚敵のゲットチャンスに100円?と思うかもしれないが、ここで雑魚敵のゲットチャンスを押さえておくと戦闘ターンが増えるのだ。このゲーム、通常だと3ターンしか攻撃チャンスがないんだが、レアリティの高いボスキャラを倒し切るには3ターンだと足りない場合がままある。

そこでゲットチャンスに課金してターンを増やすことで、ボスキャラを倒す=レアリティの高いポケモン捕獲するチャンスを増やすわけだ。

ボスキャラを倒すと再度ゲットチャンスが到来する。

ここでも100円を払う。

ボスキャラをうまく倒せた場合、2匹目のボスキャラが登場する。ここでも戦闘を一通り終えたらゲットチャンスが到来する。

ここでも100円を払う。

なお書き忘れたが、ゲットチャンスが訪れた際にはボールの種類を決めるルーレットを回す。グレードの高いボールを引ければ捕獲チャンスも増える。バトルで使うルーレット目押しっぽい挙動をするがここだけ完全に確率。見た目上は明らかにハイパーボールで止まっても実際に投げるのはモンスターボールになったりする。なんでやねん

モンスターボールとかだとボスキャラは大抵捕獲できず、横にいる雑魚敵が捕まえられる程度である

まり、ここまで人によっては3〜400円を投じているにも関わらず、出てきたモンスターボールのせいでレアリティの高いポケモンは捕まえられずに終わり・・・とならないのがメザスタのすごいところである

バトルが終わると「最後のゲットチャンス」が到来する。

このシークエンスでは闇鍋形式だが捕獲1回につき必ず何かしらのポケモンを1匹ゲットできる。捕獲1回あたり100円で、である

ポケモンコンスタントに4匹程度は登場するので、全部やると400円である確率は少ないが高レアリティポケモンはここでも入手ができる。(実際自分も星5のテラスタルゲンガーを引いた)

恐ろしいことにプレイヤーはこの手前でレアリティの高いボスポケモンをあと一歩のところで逃した状態にあるので、ゲーム全体の中で最も課金密度の高い部分があたかも救済措置であるかのように感じてしまう。そしてこの最後のゲットチャンスで高レアポケモンを引いたら、最初に狙っていたボスポケモンを倒せるかもしれない、とさえ思う。

まりだ、最初100円のように見えた1プレイあたりの料金は、一連のバトルが終わるまでには最大で1プレイ400円に化けており、最後のゲットチャンスを全てこなすと1プレイ800円に膨らんでいる。

しか文章では怠くなってしまった一連の工程は適度な集中を要求されるテンポの良い演出により1周15分程度でグイグイ進んでいく。ゲットチャンスに100円を投入するにも時間制限があるので短い時間課金するかしないか判断を平均して2〜3分に1回程度迫られる。1回あたりは少額とはいえソシャゲも驚きの課金である

今回初めて遊んでみて、大人はまだしもメインのターゲット層であろう自制心の弱い子供にこれを慣れさせちまうのはだいぶヤバいんじゃないかと思える内容であった。4〜5回やったら買い切りポケモンソフトも大抵のグッズも買えるじゃん・・・

冒頭に書いた通り自分普段ゲーセンに寄らないので、そもそも今のゲーセンってそんなもんよ、ってことだったら申し訳ない。

2023-12-05

[] 「ロスト・フライト

歴史に残るような名作では全然ないんだけど、面白かったのでメモ

・冒頭 大晦日空港(後でわかるがシンガポールジェット旅客機ベテランパイロットジェラルドバトラー) 

    遠く離れた(あとでわかるがハワイ大学生の娘と電話している「新年ちゃんと来てね」

 → ①仕事優先お父さんモノ(いつも約束を破って嫌われているけど家族最後に仲直りする)モノっぽい雰囲気提示

 → ②明確なゴールの提示 『ラブ・アクチュアリー』とかみたいに、オチクライマックスはそこなんだと思いながら観客は見ることができる

 → (観客は飛行機事故ることはさすがに知ってる)

・設定の提示

 飛行機旅客は14人(少ないね!)

 一人、刑事マンツーマン護送されている殺人犯がいるよ! 何か起こりそうだね!

・本作のいいところ

 (A)困難から脱出するのを邪魔する足を引っ張るための愚かなキャラクターが(ほとんど)いない

   ☆14人の中には、CA傲慢な態度の偉そうなビジネスマンCEO?金持ってそう) 

    殺人犯ときいてセルフィーにこっそり映り込ませようとする女子二人組(刑事に怒られてやめる)

  これからいろいろな状況に乗客たちは遭うんだけど

   「席を立たないで!」と言われてるのにCAに食って掛かるとか、「残り少ない食料を分け合わなくては」と言われて「おまえがリーダー面してんじゃねーよ」と和を乱したりする描写ほとんどないのね 気づかれないように逃げ出さなきゃならないシークエンスで不注意で物音立ててバレちゃうとかもない。

   ☆飛行機遭難行方不明になって対策チームが組まれるんだけど

    航空会社社長が「状況はもうちょっとなんかわかるまで発表は待とう(叩かれたくないし)」って思うじゃん?

    危機対策チームのリーダーが「いや、記者会見は早い方が良い。質問も何でも受け付けろ」って。

    で社長も「わかった」っていって実行するのよ。(そこで娘が父の危機を知る)

    危機対策チームが招集されてからこのさきの主な場面は遭難者たちと会社の2場面交代になっていきます

   ☆ほぼ唯一の例外が、杓子定規コース設定を機長に強要するシンガポール上司

    「嵐が来てるんで状況によってはコースを変えてもいい?」という機長に「ダメ。燃料が余分にかかるっしょ」という。

    機長と副機長の会話。機長のバックグラウンドが開示。

危機

   乱気流に巻き込まれ飛行機の中はどったんばったん。不時着水しても泳げないんで手錠外してくれと頼む殺人犯。当然拒否される。

   刑事は頭部打撲、首を骨折して死んでしまう(これも愚行での死ではない)

   手錠の鍵の行方をめぐるサスペンス。動かなくなった刑事が身に着けていた手錠の鍵を殺人犯は狙うが、無事CAが確保。   

   嵐+有視界航行で見えなかったが島を発見、不時着へ!

   爆発しそうなので燃料を捨てる! 右翼の燃料は捨てられたが左翼の燃料は捨てられなかった!危ない!

   着陸後大爆発するのかな?しなかった(伏線だった)

   不時着陸(not着水)

   客は刑事以外無事。殺人犯も逃げ出さない。電波は圏外の密林。

   なんとか連絡をとらなくては…上からみたらなんか建物あったからそこへ行こう!

   「手錠を外すからお前と私で行こう」と機長。刑事からやむなく譲り受けた拳銃もあるし

   戦闘力なさそうなCA女子客、新婚カップルCEOと一緒に殺人犯をおいておくよりはマシだよね…  

   密林を徒歩移動、会話で殺人犯のバックグランウンド開示。根っから悪人ではないことが観客にもわかる。

   途中でいなくなる(ばっくれる)殺人犯。まあ、そうなるな、とひとりで拳銃片手に建物探索する機長。

   なんとか会社への電話をつなげる機長。しか会社電話交換は「は?いたずら電話やめてもらえます?」とけんもほろろ

   やむを得ず娘に電話会社伝言頼む…とそのとき、現地の悪者が!

   殴り合い、件の拳銃の奪い合いなど。絶体絶命のピンチ…とおもったら殺人犯悪者をやっつけてくれた! ありがとう

   建物探索を続ける二人。血痕のある壁・床。なぜか放置してあるビデオカメラ再生できる(できる)。すると、誘拐された白人身代金を払ってくれないと私は殺されちゃいます、と泣きながら訴える映像が。

   残してきた乗客が危ない!

   悪者集団分遣隊(全員死亡)が乗ってきたピックアップトラックにのって不時着現場に戻る二人。移動手段が手に入れて展開が早くなるの、RPGみたいだね!

   悪者集団本隊が乗客接触。新婚カップル(男)が反抗して射殺。泣き叫んだ女も射殺。(閃光のハサウェイで見た!)

 

 一方そのころ危機対策チーム。通信の結果どの島かようやく特定できた。フィリピン政府に助けてくれと頼めばいい、と航空会社社長。あそこは反政府勢力が牛耳ってるからデカいチームじゃないと…それには24時間かかるヨとフィリピン政府の返事。やっぱりな、と対策チームリーダーこんなこともあろうかと民間傭兵みたいなチームを用意していたのだ。

 

   身代金目当ての悪者集団は殺さず乗客を全員ベースに運搬。パスポートのほか、乗客から取り上げるべきもろもろの品を挙げるとき貴金属に加えてiPADも名指ししてたのがちょっと面白かった。

   射殺の銃撃音を聞いた機長ら。物資を奪えと命じられて居残っていた二人を襲撃。一人は死亡。生き残った方をシバキあげ、行先を聞き出す。機長が飛行機メッセージを残している間に生き残りに命じて死体を森の奥に運ばせてるなと思ったら、銃声がして、森の奥から出てきたのは殺人犯ニキ一人。「こいつやっぱヤベーやつじゃん…」(他作品でもときどきある、この手の見せない描写好き。

 人質をぶん殴ってビデオ回して身代金要求準備する悪者たち。乗客韓国人スウェーデン人などだった。

 スターウォーズ帝国軍ファーストオーダー)ほどではないものの、ちょっとだけ緩い警備体制反政府勢力を機長と殺人犯の二人でメタルギアして、牢屋に。

 人質解放に成功からのバレ、大ピンチ

 どうする? そこで傭兵隊味方出現。飛行機に残した機長のメッセージが役に立ったのだ。

 人質を運んできたバスに乗り込ませることに成功するが、逃げ道に反政府勢力がたくさん。

 どうする?

(中略)

 

・本作の不満なところ

 乗客あんまり死なない。

 生き残りが少なすぎるとハッピーエンド感が薄れるからだと思うけど、同じ凶悪護送モノであるオオカミ狩り』と比べると物足りない(こっちは凶悪犯も複数護送する警察官も多数だし、全然違う話だから

・本作の感心鑑賞ポイント

 ・反政府勢力凶悪さ。同情の余地なし。これは『クーデター(2015)』の東南アジア某国国民の暴徒がゾンビパニックゾンビと見まごうばかりの扱いされているのにも通じるので、手放しで褒めるわけでもない。まあ、エヴァ使徒とかネウロイみたいな設定にもできないから。

 ・主人公ジェラルドバトラー(機長)とマイク・コルター殺人犯)に分けたところ

  必然的主人公側が殺しに手を染めることになる。機長も直接相手を殺しているところがあるんですが、あとで頭を抱えたり、苦悩している。

  安心して主人公に観客を感情移入させることに成功している。(間接的にやっつけるところもいいんだよな!)

  一方で殺人犯(と傭兵チーム)はそこそこ割り切って銃撃殺してる。

  この辺の塩梅うまい

2023-10-10

ローン・レンジャーみたいな「数分で終わってたはずの映画」が嫌い

ローン・レンジャーって冒頭のシークエンス蒸気機関車に本編のラスボスの一人である極悪犯とその極悪犯を殺害したいジョニデ演じるインディアンが一緒に移送されていて、極悪犯が脱走を試みるのね。で、そこに主人公検事がやってきて凶悪犯を殺害しようとするインディアンを「法で裁くべきだ」とか言って阻止して、逆に極悪犯にやられて逃がしてしまう。

その結果、クソほど人が死ぬんだけど、こういう「主人公がクソみたいな信念でなすべきことをやらなかった結果、冒頭数分で終わっていたはずが多大な被害をもたらしてそれを主人公解決する」みたいなマッチポンプ映画ホンマ嫌い。お前が殺されとけ、バカがよ!ってなっちゃう。

そういう意味では名作とされているスパイダーマン・ノー・ウェイ・ホームも俺はあんま好きじゃなくて、結局あん事態なっちゃったのってピーターストレンジに思い付きで次々術式を足させたからじゃん。素直に全部消します!終わり!にしてれば別次元ヴィラン大暴れもなかった。つーかマーベル映画ってマッチポンプ多すぎるんだよな。

2023-07-15

anond:20230714205336

増田同意できない部分が多々あるので私の解釈を書いた。

ちなみに「君たちはどう生きるか」の小説は未読、過去ジブリ金ローで流し見(ハウル・ぽにょ・風立ちは映画館で観た)、宮崎駿の生い立ちも知らんしインタビュー等全く見てない。

他の人の考察も見ていない。この考察が正しいかどうかは分からない。

意味をなさない設定の多さ

父親が(多分)軍用機のキャノピーを作る工場経営してて、主人公はいいとこの子、って設定、なにかに生かされた?

あ〜「風立ちぬ」っぽい!ってシーン以外、ストーリーに絡んでなくない?

主人公宮崎アニメを見て育ってきた(もしくはこれから見る)この映画の観客である我々だと思う。

なので主人公原風景や心内風景と我々が宮崎アニメで見覚えのある風景を重ねることで主人公=我々を強調する意味がある。

■謎展開

冒険活劇にしたいわりにはパートナーコロコロ変わる。

アオサギキリコ→ヒミ

そのたび

「ついてこい」「わかった。ついていく」で状況説明するもんだから主人公主体性isどこ?ってなる

アオサギ主人公が感じている自分の中の嫌いな部分。だから主人公出会ってすぐ敵対したし、主人公心理世界に誘った。

自分に誘われて冒険してるんだから主体的と言える。キリコもヒミも自分が作り出した像なので主体的と言えるのではなかろうか。


■伝わらない主人公動機

亡くなった母を探す・一緒に冒険する、の動機はわかるけど

最近会ったばかりの父の再婚相手しか距離感微妙)を救うために冒険しなくない?

助けるモチベーションを問われて、何度も「父が好きな人だ」って説明する羽目になってる。謎動機

→「父が好きな人」というのが正に動機説明していて、主人公自分の中にある夏子への複雑な気持ち対峙するために夏子を助けに行く。

複雑な自分の心境に触れることには痛みが伴うので禁忌となっている。


後妻も一度は主人公の助けを拒否するのに、

あれ、いつの間にか救われてる。じゃああの描写いらないじゃん。

→夏子は主人公を守るためにわざと厳しく接して追い出そうとしている。

厳しくされた事によって主人公は夏子を夏子母さんだと認められるようになり、心の禁忌領域が晴れて夏子も救われた。

そもそも後妻はなんで異世界子供産もうとしたのかも語られない。

異世界に来たくて来たわけじゃないって劇中で言ってた気がする(記憶曖昧)。呼ばれたんだと思う。


かにも「母親病院火事だと聞いて家を飛び出すも、一旦家に帰って着替えるシークエンス」「弓矢を作るシークエンス」など

映画演出のことは全く分からんが、着替えシーンによってリアリティ出すことで、その後火事の中に飛び込んでいく視界が歪んでるシーンの非現実感が増している気がする(小並感)。

アオサギ主人公自身であることから弓矢にも意味があると思われるがその辺はまだ言語化できてない。



ヴィランの不在

宮崎アニメの魅力はやっぱり悪役だと思うんですよ。カリオストロ伯爵しかり、ムスカしかり、カーチスしかり。

インコ大王は悪役ってほどもなかったし。アオサギ?彼は何がしたかったの?

アオサギ主人公自身なので主人公を心内世界に誘うし主人公の助けにもなるし主人公和解する。

インコ大王は後述するがよく分からない。


■作劇のセオリー無視

ばあやたちの人形に触るな、と釘を刺される主人公

物語セオリーとして、タブーは破られるので主人公は触る。

で、なにか代償が起きるかというと「なにも起きない」。えーーーーー!?じゃあなんで「触るな」って言ったの?

→これは根拠のない妄想だが、ばあや人形を触って倒れちゃうと、現実世界のばあやになんか悪影響でも出るんじゃないだろうか。知らんけど。



その他解釈できたこ

さっき主人公=我々と書いたが、大叔父宮崎駿を表していると思う。

彼はこれまでの自身監督作品を通して我々に「積み木」を伝えたかったようだ。

たぶん、「(ジブリ作品を通して)観客それぞれが自分にとって価値ある大事ものを見つけてそれを自分で組み立てろ。」と言いたいんだろう。

即ち「君たちはどう生きるか」と言っている。

よく分からなかったこ

インコは何を表しているのか。物語の力を信じないリアリストなのかな?とは思うが、禁忌を口実にヒミを使って何を取引しようとしていたかからない。なんか大叔父と会話してたかもしれんけど忘れた。

全く何の比喩なのか分からない。インコペリカンが分かってないということは映画の中の結構な部分が分かってないことになりそうだ。悲しい。

全く何なのか分からない。墓石は悪意なんだろうか。


  • 魚の配給を待ってる黒い影たち

からない

なんで焼けたかからない


まり

そんなこんなでまだ分かってないことが多い。記憶から抜け落ちてるとこもありそう。このあと他の人の考察読んで分かったことがあったら追記するかも。

追記

あと、話が結構星の王子さま」っぽいなと思った。

anond:20230714205336

最初の着替えるシークエンスは「つかみ」だろ

つかみとして派手で贅沢なシーンを持ってきてるわけで、その派手さいる?っていうのは指摘としては少しズレてる。

あの戻って着替えを派手な演出だと思えないのはその点でのターゲットから外れているだけ。キモオタはあのシーンを見て「おぉ!いきなり魅せますねぇ(ニチャァ」ってなる。

弓矢のシーンとか石でぶつける嘘のやり方が浮いてるのとかは宮崎少年時代経験をそのまま持ってきてるじゃないかと思った。

2023-07-14

君たちはどう生きるか」が完全に失敗作だった件

初日に見たのでネタバレ感想

未見の人や面白かったって人に水差すのもアレなので増田で。

以下ネタバレ

吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」は未読なので、そこから引用があったらごめんなさい)

いやね、まったくダメってわけじゃないのよ?最終的には得意の異世界冒険活劇に着地させるし。そこは熟練の技。

ただ、セルフオマージュをしたいがための意味不明な設定や展開が多すぎて、全然ストーリーに乗れないの。

意味をなさない設定の多さ

父親が(多分)軍用機のキャノピーを作る工場経営してて、主人公はいいとこの子、って設定、なにかに生かされた?

あ〜「風立ちぬ」っぽい!ってシーン以外、ストーリーに絡んでなくない?

主人公が引っ越す旧家も延々歩く描写があるわりに、結局主人公が暮らすのは離れの洋館だし、舞台はほぼ塔の建物異世界

結果、和の旧家はばあやがたくさんいる、という描写のためだけにでてきた形。

■謎展開

冒険活劇にしたいわりにはパートナーコロコロ変わる。

アオサギキリコ→ヒミ

そのたび

「ついてこい」「わかった。ついていく」で状況説明するもんだから主人公主体性isどこ?ってなる

この辺もうちょっと整理できたんじゃないか・・・

■伝わらない主人公動機

亡くなった母を探す・一緒に冒険する、の動機はわかるけど

最近会ったばかりの父の再婚相手しか距離感微妙)を救うために冒険しなくない?

助けるモチベーションを問われて、何度も「父が好きな人だ」って説明する羽目になってる。謎動機

父も別に魅力的な人物に描かれてないので、謎は深まるばかり。

後妻も一度は主人公の助けを拒否するのに、

あれ、いつの間にか救われてる。じゃああの描写いらないじゃん。

そもそも後妻はなんで異世界子供産もうとしたのかも語られない。

かにも「母親病院火事だと聞いて家を飛び出すも、一旦家に帰って着替えるシークエンス」「弓矢を作るシークエンス」など

無駄なシーンが多い。その時間主人公動機もっと作ってあげればいいのに。

ヴィランの不在

宮崎アニメの魅力はやっぱり悪役だと思うんですよ。カリオストロ伯爵しかり、ムスカしかり、カーチスしかり。

インコ大王は悪役ってほどもなかったし。アオサギ?彼は何がしたかったの?

■作劇のセオリー無視

ばあやたちの人形に触るな、と釘を刺される主人公

物語セオリーとして、タブーは破られるので主人公は触る。

で、なにか代償が起きるかというと「なにも起きない」。えーーーーー!?じゃあなんで「触るな」って言ったの?

にも関わらず「産屋に入ったのが禁忌だった」ってまさか後出しタブー!聞いたことねえよそんな作劇!

結論

「塔状の建物を上に逃げる悪役を追う展開はカリオストロ!」「森のトンネルトトロ!」「崩壊シーンはラピュタ!」「幻の船団は紅の豚!」

みたいな楽しみ方はできるけど、それだけなんだよなあ。

まるでシナリオ第1稿をそのまま映像化してしまったような、すごくもったいない作品

改稿でいくらでも面白くなったはずなのに。

宮崎御大脚本に誰も口を出せなかったのか、

出したけど聞き入れなかったのかは分からないが、

これが宮崎駿の遺作になるとしたら残念でならない。

2023-06-07

セックス大会は5連続が出来る人間が何人いるかで盛り上がりが変わる

他の人間が4連続しか出来ないのに一組だけ5連続が出来たらもう試合は成立しない。

芸術点、ダンス演出、完成度、全てが無意味になる。

まず構成自由度が全く変わってしまう。

まず、クインティプルショットは何をやっても良いというのが圧倒的に自由だ。

イキやすさに甘えた形でフィニッシュしても、その過酷さそのものが演習となり勝手芸術点も入ってしまうだろう。

そもそも連続が出来るなら4連続に捻りを加えるのも難しくはない。

必死になってようやく4連続目を飛ばすペアはこの時点でもう相手にならない。

ショーとスポーツの違いは採点基準技術依存度が高いことだ。

ショーであるならば前戯シークエンスに拘りを見せることが通好みと評価されるだろうが、スポーツにおいては採点のごく一要素から抜け出すことはない。

セックスポーツにおいて最も必要なのは観客を魅了することではない。

採点基準を満たすことだ。

連続は優勝における大前提である

ある意味で、誰か一組でも5連続が出来る人間が参加することが同好会お祭りではなくスポーツの祭典として成立する最低条件とも言えるだろう。

2023-05-07

離陸時に飛行機の窓にかじりつく という演技

飛行機が飛び立つ瞬間、窓にかじりつくようにして外を見ている人は、少年ハートを忘れていなくて(情趣を介している感じがして)好感がもてる」っていう信念(?)があって、俺も少年ハート男になりたいという思いから、正直ぜんぜん外なんか見たくなくても、飛行機が飛び立つときには窓の外をガン見してる

飛行機全然乗らないほうではないので、離陸の景色なんてもう結構見慣れていて、別にそんなに見たくねえなあ、という気分のときのほうが多いくらいだ

一人で乗ることが多いから、恥はかき捨て状態だし、だれの好感度をどう稼ごうとどうだっていい

ただ、自分なかに一本芯を通したい、そういう思いで窓を見ている

離陸シークエンスが終わり、陸を見たところで山間部の緑と都市部の白の2色あるということしか見分けられなくなったところで、やっとOKという気分になって窓を見るのをやめる

たぶん自分以外に客がいなくても同じことをする

俺が少年ハートを持ったナイスガイだということを観測している・観測していて欲しい相手というのは結局俺なので、他人が見てねえからといって窓なんて無視できるぜ、という話にはならない

しろ、観客を気にして風流人を装うというのはいちばんダサい行為だと思っているから、他人が見てないところでは離陸ガン無視他人がいたら目をキラキラさせて窓を見る!というのは俺的にもっとも許せない態度だ

ただ、実際には少年の心とかもう失ってるし、そもそもどういう機序飛行機の窓見てたら情趣を介するってことになるのかも微妙なところがある

まりは空に進出した人類文明の執念をアプリシエイトするとか、純粋に空に飛び立つことに感動するとか、そういうことではあるんですけどね よくわからん

なんというか、本当は情熱なんてないのに、情熱があるフリをしてるんですよね

そういうことって結構あって、たとえば雨上がりに虹が出ているとき、おお綺麗だ、見るぞ!と、これは本心から思うんだけど、7秒くらいみたら満足するんだよ もういいやってなる

でも、7秒で虹から目を離すのは、俺の中の基準に引っかかるんで、本当はそんなに見たくないんだけど、結構3分とか見てる

これも街中でほかに人がいるからそういう演技をするとかじゃなくて、ガチで人も車も通らない山道とかでも同じ

なんなんですか?これは

そういうことってあるものですか?

あってほしいと思っている

虹をボーッと見ている人の3割くらいが、実はもう虹への興味を失っていて、ただ虹への興味をすぐ失っている自分を許せず、無理矢理視聴継続している、ということであってほしい

マジで意味のない謎の演技をしている人間世界が溢れかえっていてほしい

これは実際、本心ですね

2023-05-06

コロナ禍は楽しかった

言いたいことはタイトルで言い切ってしまったので、以下は蛇足である

5/8で新型コロナが5類感染症に移行となる。時を同じくしてWHO緊急事態宣言も終了となり、世界的に猛威を振るったパンデミックもひとまずは収束と言えると思う。

自分なりにこの3年を振り返ってみて、楽しかったと思えるファクターはいくつかある。

日常が突如として非日常になる感覚

台風だの大雪だのに不謹慎なワクワク感を覚える人はそれなりにいると思うが、まさにそれの最上級世界的なパンデミックという、一生に一度遭遇できるかどうかの非日常イベント

何気ない国際ニュースひとつとして武漢新型肺炎(当時は肺炎フォーカスされていた)が報道されたのが19年の12月末だったと思うが、年の瀬の賑やかさに紛れて不穏なニュースカットインされる、まさにスリラー映画SF漫画の導入にありそうなシークエンス

年を越して2020年武漢の状況が悪化するにつれて報道の扱いも大きくなってきても、この時点でまだ大多数の人は対岸の火事、せいぜいが以前のSARS新型インフルのような、それなりの騒ぎにはなっても所詮限定的な影響で終息すると考えていたと思う。

「これは何かが違う」と思い始めたのは1月下旬中国全土への拡大から欧州に飛び火し、日本国内でも感染者が報告されたあたりから記憶している。

マスクが品薄になり、テレビでは連日クルーズ船内の状況がトップニュースに。都市封鎖などという物騒な(しかし蠱惑的な響きの)言葉も飛び交うようになってきた。

日常じわじわ崩壊していく感覚は極めてスリリングで、眉間に皺を寄せ、表向き深刻を装いつつ、内心に抑え難い高揚感があったことを覚えている。

生活環境の激変、ステイホーム

自分の状況でいえば、2月から在宅勤務が推奨されることになり、急遽work form homeの日々が始まった。並行して外出自粛の風潮が広がり、4月にはついに緊急事態宣言生活のすべてが自宅に集約されることになった。

幸いなことにコロナ前年に家を買ったばかりで、自宅に引き篭もることに不便がないどころか、快適な自宅を24時間満喫できることは僥倖であったと言える。

とはいえリモートワークに耐えられるだけの設備はなく、当初はダイニングテーブルPCを開いていた。1ヶ月もせずに硬い椅子に腰が悲鳴を上げたことでオフィスチェアを購入。不用品を片付け、部屋を空け、家具を購入して4月ごろには快適な仕事環境を整備した。

仕事中に仕事そっちのけねデスク整備のブログを参照し、Amazonヨドバシアイテムを精査しながら少しずつ環境を整えるプロセスは楽しかった。

通勤という概念消失は、日常生活に不可逆的な変化をもたらした。これまで通勤に費やしていた毎日往復1.5時間が突如として可処分時間としてカウントされることになったのみならず、「起床してひとまず勤務開始、2〜3のチャットを返したら顔を洗い、洗濯カメラオフオンラインMTGに出席しながら朝食」とか、「勤務終了後、夕食を食べてまったりしていたら、メールの返信忘れを思い出した。PCを開いてメール送信だけを行い再び勤務終了」といった極めて柔軟な動きが取れるようになった。

通勤含め10時間近くを毎日無意味に拘束されるオフィス勤務にはもう二度と戻りたくない。

ハイスピードで変容していく社会

この三年間、世界コロナを中心に回っていた。政治経済は当然のこと、社会活動家族の営み、個人価値観に至るまでがこの未曾有の疫病に激しく揺さぶられた。

コロナ禍の初期には「ソーシャルディスタンス」が合言葉となり、これまで当然と疑わなかった人と人の近距離での接触絶対悪となった。

他人との物理的な接触特に人混みに対する忌避感が急速に醸成された。

飲食店は休業を余儀なくされ、観光地は軒並み閑古鳥が鳴き、興行という興行が中止になり、ついにはオリンピックが延期となった。

国民微妙サイズが合ってないマスクが届き、(結局、その旗振りをした首相を除き、あのマスクを着用している人を見たことがない)、その後10万円が振り込まれた。

公衆衛生経済停滞のチキンレースの中で、緊急事態宣言が出て、まん防が出て、東京アラート東京タワーの色が変わった。GoToが始まって終わり、ワクチン接種と副反応国民共通体験となった。そして、そのすべてで国民を巻き込む大論争が展開された。

毎週のように状況が変わり、トピックが移り変わる状況には飽きることがなかった。

他にも、欧米諸国での大混乱や中国ゼロコロナ政策対岸の火事的に眺めることや、未だ謎めいている発生源やそれにまつわる陰謀論の百花繚乱など、不謹慎ながら楽しんでしまったトピックは尽きない。

無論、COVID-19という疾病がなくなるわけではないし、現に今でも着々と感染者は出ている。これからも残り続けるだろう。

ただ、人類史に確実に残るであろう「コロナ禍」というタームは終わる。長かった非日常が終わり、日常が戻ってくる。

それ自体は歓迎すべきことでありまったく異論はないのだけど、一抹の寂しさがあることもまた事実であり、2023年5月6日時点の思いとして増田に残しておく。コロナ禍は楽しかった。

2023-04-07

anond:20230407023702

手入力普通にありえるとおもう

どうせ注文載せて発射させるシークエンス人間責任を持って作業する必要があるから

であれば、発送先テーブル番号を自動固定化させる処理作り込むより、手入力の方が柔軟で使いやすいはず

間違った配送先のロボに乗せる可能性と、ご入力だとどっちの方がポカしやすいのだろうかってことになって、このケースだと同じかロボに間違って乗せるほうが危ないと考えたのかもしれん

あとは既存の注文システムに組み込むのコストかかるから試験的にしてるとか、席の配置換えとか考慮して柔軟に使えるように手動にしているとかいくらでも考えられる

そこまでおかしいとも思えんし、手動入力自体がそこまできつい作業とも思えん

ただただ人員を削ってる負荷あげてる事自体問題だろう

2023-03-30

グリッドマン ユニバース』を観た。

シンエヴァあくま現実を主軸として虚構も悪くないよね、というスタンス作品だったと思う。対して本作は同じメタフィクションでも、現実を生きるアカネちゃんの姿も写しつつあくまフィクションをそのものを優しく、熱く肯定してくれる作品だった。落書きグリッドマンが新フォームになるのは意志の槍ガイウスみたいなだなって思った。

冒頭の前置きのシークエンスで、虚構世界にも日常はあり、グリッドマンと共に戦った後に帰る大切な場所なんだろうと思った。

怪獣出現と新世中学生との再開が割とすぐで、話が早い作品だと思った。ダイゼノンメンバーの出し方も良かった。

文化祭の準備の辺りから劇中劇についての話でメタフィクションとしての主題提示され始める。設定盛り過ぎじゃない?リアルじゃないよ、とか。六花は人間ドラマ大事にしたいけど周りからは反対されたり、内海アクション大事だろ、とかの話もまさに自己言及

結局台本は書き直されてアカネちゃんが消される話とかも、この作品自体への言及になっている。

ガウマが姫と再開したり、嬉しい要素ではあるけど、ん?と思うような展開に視聴者違和感を抱く頃、裕太もそれに気が付く。フィクションなんてキャラが多いほど良い。カオスで良いんだよ。だけどなにかヘン。

そこでアレクシスが現れてから物語が展開して加速的に面白くなった。シリアスさは演出しつつ、コミカルさも残すシュールさが良かった。BLEACH月島さんのアレを思い出してちょっと面白かった。おちゃらけて飄々としたキャラが立っているのは終始一貫していて良かった。

その後の裕太の混乱から怪獣出現、別次元キャラ消失するシークエンスアンチくんとグリッドマンのアノシラスが現れた時の安心感といったらね。その辺りのキャラちゃんと拾ってくれるのかと思った。

アカネちゃんに作られた世界キャラクターに過ぎない事実を受け入れられるのか、という蓬の言葉は、グリッドマンから続く虚構の是非の話だ。アノシラスの国家とかだってフィクションじゃん、でもそれは別に悪い事じゃないよね、というのはナラティブから離れたマジレスだな……と思った。この辺りからメタフィクションとしての主題がかなりはっきりと提示された気がする。グリッドマン実体を持たず、人間が云々という辺りも劇中の射程を超えたフィクションのものへの言及なんだろう。何度か観てもっと咀嚼したい。

グリッドマン自身宇宙になって云々、というくだりはほぼ理解できなかったし、まあ初見理解させる気もないんだろうと思った。とんでもない存在と化したグリッドマンと一体化すれば解決するけど、裕太の自我も失われてしまう、という点を押さえればまあヨシと思った。

妙に棒なバイクの兄ちゃんプール監視員の人?何故……?と思ったが、調べたら電光超人絡みのファンサービスらしい。

アクセスフラッシュ後の暗転から、オープニングの実写の人間の目の意味が明かされる。現実に帰ったアカネちゃんが、箱庭の中のキャラクターを友達として助けるというのが良かった。真っ当に生きていたんやな。

グリッドマンが裕太の日常を奪ってしまった事に謝罪するけれど、楽しかったよと肯定するのがとても良かった。

アレクシスドミネーションして敵を探す辺りからもゴチャゴチャしていて、あまり細かく理解させる気はないなと思った。ラスボス怪獣現実存在サムシングメタファーと受け取ったが、より具体的な事はまたじっくり考えたい。

なんやかんやでインパーフェクトユニオンが流れて色んな合体を見せる所で同窓会映画お祭り映画としては既に満点を叩き出していた。TV版ではちょっとユニオン使いすぎじゃね?と思っていたが、2時間映画で満を持して流れた日にはもうね。劇場に来て良かったと思わせてくれるには十分の迫力あるシーンだった。

アカネちゃん魔法少女シーンや巨女化する二代目

こちらがちょっと気恥ずかしかった。立花の太ももあんまりフィーチャーされないんだなと思っていたが、アカネちゃんデカパイ露骨だった。

トリガーらしいノリと勢いで大団円を迎えて、お祭り映画に終止しない良い映画だったなあ……と思った。

ラストは二人がくっついて百合オタクは不満だったかもしれないが、直前にダイゼノンを履修してヘテロの口になっていたので私は大満足だった。ダイゼノンテーマであった、過去清算した未来に進むという事もしっかり拾われている。

六花が劇で自分の伝えたかった人間ドラマが届いたかは分からないけど、楽しめてもらえたなら良かったと言う所もこの作品を優しく包み込んでくれた。

ガウマの姫の出会いと別れはカオス引き起こしアクシデントだったけれど、 彼らが交わした会話は紛れもなく本当にあったもので、だからこそ彼も過去をすっきりと清算して、新しく得た居場所で前に進めるんだと思った。

お祭り映画としてだけでも、こちらが欲しているものを存分に与えてくれた。怪獣優生思想の人らは出なかったが、あくまグリッドマンユニバースだし、彼らは過去に囚われた過去の人達なのでまあ……と思ったら二回目に観たら一瞬だけ文化祭を楽しむワンカットが挟まれてた。

そして何より、グリッドマンから続く虚構肯定ダイゼノンから未来を勝ち取るという主題について優しく、熱く、力強く語りかけてけれた作品だった。

2023-03-25

春の話題作、『フェイブルマンズ』『シン仮面ライダー』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

どれも面白かったが、人に勧めるなら迷わずフェイブルマンズになるな。よく考えたら万人ウケする内容でもないのだが、人生における芸術との付き合い方という好きな人はとことん突き刺さる内容だ。そんなテーマではありつつ、スピルバーグの腕でエンタメとして高いレベルにあると思う。映画少年の話ではあるけど、タイトル通りフェイブルマン家の物語がかなりのウェイトを占めるので、その辺で肩透かしは喰らうかも。心のままに生きたいものだぜ。

シン仮面ライダー評価割れてるな〜。目配せに溢れた、面倒臭いおっさんが自負するような意味でのオタク向け作品なんだろうなと思う。庵野オタクエヴァオタク特撮オタクと、色々な見方があると思う。斎藤工眼鏡の人が名乗る場面はニヤリとさせる演出なのだろうけど、なんのこっちゃと思った。他にも色々と拾えてない要素はあったのだろうが、力は使い方次第でヒーローにも怪人にもなるという仮面ライダー通底するテーマを頭に観ていれば色々と思う所はあった作品だ。特撮には明るくないが、普通にエンタメとして面白かったと思う。私は節々のチープさやわざとらしさを特撮演出として好意的に受け取ったが、世間はそうでない人も多かったよう。その辺が大きな分かれ目にもなるのかな。

「エブエブ」も好みが分かれそうだよな〜と思った。序盤は鬱屈とした生活の状況説明ちょっと冗長国税庁でのマトリックス風のシークエンス日常を打破、おちゃらけたハジケバトルが始まってようやく盛り上がる感じ。後半の小難しい状況を初見でしっかりと理解できる人は少ないと思う。仮面ライダーの後に続けて観るとセカイ系食傷気味になるかもしれない。設定は奇抜ながらストーリーメッセージ王道で、私は好きだった。中盤でハマって勢いに乗り切れれば良いけど、冗長だったりクドく感じる部分が気になり始めるとダメかも。

グリッドマン映画も始まったし、ダイゼノン観ないとなあ。

2023-03-23

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を観た。

セカイ系ハジケバトルだな、と思った。他の運命を辿った自分たちの皺寄せを食らってるってくだりでは、まどマギでもそんな感じの運命収束してどうのみたいな話があったのを思い出した。

冒頭の前置きは鬱屈とした生活を見せるのに必要なんだろうけど、ちょっと冗長に感じた。

国税庁でのシークエンスマトリックスオフィスのそれみたいな緊張感があって良かった。敵の現れ方もなんかエージェントスミスみたいだし。

ペーパーカットは痛みがリアルに分かりすぎてついつい目を背けてしまった。

ブッ飛んだ事を色々試す辺りはおちゃらけに徹してる感があって面白かった。この辺もマトリックスの"I know kung-fu."を思い出した。意識しているんだろうか。この擦られた陳腐な例えはあんまり使いたくないけど、ボーボボのハジケバトルそのものだった。

別世界自分を呼び出すのはジョジョD4Cみたいでもあってちょっとかっこよかった。あり得たかもしれない運命を呼び出す、というアクショントリガーがヘンな事をする、すなわち日常から一歩踏み出すというものになっているのはなんか良かった。

手がソーセージになった世界線のくだりでの2001年〜のシーンはちょっと笑った。ディルドは長すぎでは。

Part.2以降ではおちゃらけから少し離れてシリアス色が強くなった。暗黒ベーグルがどうのの話辺りはほぼ置いてけぼりだったが、「結局意味なんてないんだから、全部終わりにしちゃえばいい」みたいな台詞からニヒリズム実存主義の話が好きなのでそういう文脈で捉えておいた。

冒頭で出たトロフィー?は何かプラグっぽいなとは思ってたけど、最悪の形で伏線回収がされた。局部モザイクとかもあったが、結構話がシリアスになっていたので反応に困った。

落とし所としては愛による解決という事で、無碍にしていた旦那の「おふざけ」の目玉シールを貼っ付けて、くだらなさを優しさに転じさせたって感じだろうか。愛だねえって思った。

生命誕生しなかった世界線の辺りからはほぼ理解していなかったが、娘と腹を割って話し合ってハッピーエンドになりセカイ系だあ……と思った。

胃もたれするヘビーさを耐える気力があれば、もう一度じっくり観てちゃん理解したい。

愛と決断大事にしたいと思った。

2023-03-09

少なくとも「H3ロケットに対しての日本人の態度」に心理的安全性はなかった

共同通信によって流れが歪んだのではなく、元々日本国民の多くが「自分の狭量さこそがロケット発展を妨げている」という自覚がないことが問題

心理的安全性とは何か。

シンプルに言えば「人間相手取って犯人探しをしないこと」だ。

さて、今回のロケット打ち上げにおいて日本人は何をしているだろうか?

大雑把に

だいち3号を載せる判断をした「人間」を責めている

ロケット開発の技術を失わせるような経営判断をした「人間」を責めている

技術開発への援助をケチ政治的判断をした「人間」を責めている

・中止になったロケットの再発射の大幅延期を決断しなかった「人間」を責めている

ロケット製造において十二分な技術力を発揮できなかった「人間」を責めている

シークエンス故障について原因を突き止めきれなかった「人間」を責めている

ロケット開発という不安定事業税金を投入した「人間」を責めている

といった所か?

全く見事に「人間を責めている人間」だらけじゃないか

誰もがそれぞれに「犯人になる人間を探している」んだから心理的安全性なんてあったもんじゃない。

こうなるとどうなると思う?

自分犯人にされたくないから皆が口を噤んだり自分に都合のいい事だけを喋るようになる。

そんなのは嘘発見器にでもかけて真犯人を探せば良いんだと思うだろう?

でもそうじゃない。

それだと上手くいかないんだ。

結局それをやると失敗の本当の原因を突き止めることもできないし、次の機会に事前に失敗を回避できる機会も減るんだ。

たとえば次のロケット開発中に「この設計では上手くいきません」と誰かが発言したとする。

それが本当にまずいことだったとして、心理的安全性が失われた空間ではその意見黙殺される。

何故ならそこで修正を行えば、その担当者は「再設計を行わせて事業を遅延させた人間」として記録が残り、後になにかがあった時に「そもそもコイツのせいですよ」と吊るし上げられてしまうからだ。

更に実際にはこういった発言自体そもそも起こらない。

何故ならそうやって「未来の失敗の可能性を先取って指摘した人間」もまた、「事業を遅延させた人間」として記録され、なにかあったときには魔女狩りリストに真っ先に組み込まれからだ。

そしてそれは成功したときにさえ「何もしなくても成功したことに余計な手間をかけさせた疑いのある人間」となってしまう。

心理的安全性が低い状態ではあらゆることが「絶対に失敗が出来ないこと」になり、それは結局「失敗を絶対に認めない仕事」になる。

失敗を認めても破滅が待っているのだから、失敗を認めず追求を逃げ切れる可能性に賭けるしかない。

そんな状態PDCAガンガン回すようなことが、ロケットの開発ができるだろうか?

なにか不幸なことがあった時、人間はすぐに犯人を探したがる。

何故ならそれをやると人間安心するからだ。

誰かが明白に犯人でないというのは、誰にでも責任があった状態ニアリーイコールだ。

そのストレスに耐えられないから、誰かを犯人に仕立て上げるのだ。

全ての罪を擦り付ける生贄を探し、生贄が捧げられたのでもう大丈夫だと思い込む。

なんともスピリチュアルカルティックな話だが、人間は放っておくとすぐにこれをやる。

から学ぶ必要がある。

「とっさの犯人探しをやらないという不自然」を学習した状態が「心理的安全性が確保された状態である

そして、日本人はそれをきちんと学習できていない。

今回のH3ロケット打ち上げ、その失敗にあえて「犯人」を仕立て上げるのならば、それは「日本人全体の心理的安全性の低さ」にこそあったのではないか

「本当の失敗」とは、この状態を繰り返すことだが、果たして日本は失敗せずにいられるのだろうか?

誰か力があって賢くていい感じにやってくれる人が日本を導いてくれ

2023-02-21

大学の時初めて彼女ができてさ

何回かデートしてさ

彼女一人暮らしだったから初めて彼女の部屋に行ったとき

そういう雰囲気になってさ

いざ尋常勝負って時点で、緊張からかまったく勃起しなくてさ

結局、その日の打ち上げは中止されたんだよね

これってやっぱ俺の心のメモリーには初体験は失敗として刻まれてるんだよね

 

でも後日、改めてシークエンスに入ってそのときはきちんと打ち上げ成功して

俺も彼女もお初同士だったから、初体験成功したんだよね(性交だけに)

 

まりさ、性交成功も失敗も一概には語れないってこと

2023-02-20

anond:20230219154851

打ち上げ失敗派は、打ち上げ成功失敗の前に、打ち上げていないことを確認してほしい。

打ち上げシークエンスを中断、延期しているため、打ち上げについて、成功失敗を言える段階ではない。

問題点を洗い出し、シークエンスを巻き戻し、現ウィンドウ(3月10日まで)において再度打ち上げを目指してるのが現状。

2022-09-18

2022年】お前らの登録してるyoutubeチャンネル教えろよ

そろそろ増減してるだろうし教えろよ。

※前回

https://anond.hatelabo.jp/20210510224030

自分

前回からふえたやつ

TheJapanFoundation国際交流基金

専ら舞台公演のオンライン配信を観てる

Sciencechannel(JST

〇〇ができるまでとか科学技術ネタ

study timer

ポモドーロテクニック

Kevin'sEnglishRoom/掛山ケビ志郎

英語ネタとか異文化ネタ

ゆる言語学ラジオ

言語学ネタ

板橋ハウス

芸人さんの自宅撮影ネタ動画

シークエンスはやとも

心霊

バーチャル債務者天開司

ゲーム実況を見てる

クソゲーパトロール

クソ広告ゲームの実況

片倉岳人ダイエット知恵袋

ダイエットよもやま

B-Life

ストレッチ

Grand Chef MATSUO
Gen文庫食堂
くまの限界食堂

レシピ

匠かけつぎ専門店

職人のかけつぎ修理

Hand Embroidery Art

ベトナムのすごい刺繍

たんす、刺繍手芸
FABBRICA/刺繍ソーイング

刺繍

ArimuraTaishi

ブルーハムハム

あと5chまとめ系の動画をついサムネにつられて見てしまうことがあり

なんか知らんが気が付かないうちにめちゃめちゃ登録されてるのでたまに地道に外している

2022-07-18

山上徹也の映画タイトル名を決めようぜ

冒頭シーンは、殺害現場

安倍晋三が登壇し始める。

杜撰な警護フォーメーション

→佇む山上徹也。

台車を押す男にSPが気を取られる

山上徹也行動開始。

  

まぁ、これが定番かな。

  

で、次のシークエンス子供時代かな?

13歳くらいで阪神大震災1994年なのかな?

カルト宗教によって日常が壊されていく様。

応援団エピソード同志社大学合格エピソードも入れて欲しい。

  

その後は、海上自衛隊で銃に触れた経験も絡め、自殺未遂

兄の死、妹の結婚弁護士叔父に協力によって5000万円が返還され、一筋の希望が見えるも、母はその金をまた寄付して地獄へ逆戻り。この辺が効果的に生きるように、家族愛的な伏線は事前に必要かもな。

  

その後、十数年が経ち、ホームセンターで購入したもの火薬を精製。暗殺のためのトレーニング最上階のワンルームマンションで銃を密造

奈良の山奥で試射しながら、精度を高める。

ここら辺までに三浦瑠麗氏は登場させて欲しい。

  

で、統一教会施設への銃撃、岡山での襲撃断念を経て、7月8日事件当日の模様。

撃たれた安倍晋三錯綜する情報

安倍晋三の弔いムードの中、自民党の大勝で幕を閉じる参院選

自供やSNSなどで次々と明るみになる真相

福島みずほに対する東浩紀氏や三浦瑠麗氏の強引な歪曲シーンも欲しい。

淡々腕立て伏せを続ける容疑者山上徹也。

  

ラストシーンは秋晴れの空で国葬黙祷fin.

  

ここまで書いてみたけど、もっと構成や切り口に工夫を凝らせば物語としての魅力は高まるかも。

安倍晋三の背負ったカルマみたいなエピソードがあっても良いのかな?

ユリイカ並みの3時間30分はやり過ぎなので、2時間15分くらいでまとめるのが理想

  

で、肝心のタイトルなのだけど、バイオレンスだったりセンセーショナルなネーミングは見る気が湧かない。

漢字文字だと、さも重厚感を狙った軽薄さが出る。

心の移ろいなど、精神性にクローズアップしたものが良いと思う。

  

そういう訳で、私が考えたタイトル名はコレ↓

『かなしいもの

2022-06-06

ネットフリックスインターセプターとかいう新作映画

2022年映画とは思えないほど1990年代映画だったわ

シュワちゃんスタローンブルースウィリスが出てた系の映画

海の上のミサイル迎撃基地テロリストが乗り込んできて、

味方の中にも敵のスパイが紛れ込んでいて、

カンフーみたいな動きをするアジア人っぽい敵がいて、

巨漢で怪力のロシア人っぽい敵がいて、

時間制限があるシークエンスが間に挟まり

ホワイトハウスには理論だけのコンサルがいて主人公作戦に反対して、

本来そこにいるはずじゃなかった主人公孤軍奮闘して解決する

約90分のアクション映画

 

1990年代アクション映画が好きだった人ならそこそこ楽しめると思うので

90分なんかで暇つぶしたいなって人にはオススメできる

2022-04-29

ルックバックでわからなかったとこ

さらルックバックの話なんだけど、ファンの人が感動しているポイント自分はまったく感動できなくて、逆になんで感動するの?と思ったので、教えてほしい

 

藤野京本小学校卒業式出会い一緒に漫画を描くことになった世界世界A)では、二人は数年一緒に活動したのち道を違えることになり、美大に進学した京本キャンパス侵入してきた通り魔に襲われて死ぬ

藤野は、京本自分出会っていなければ美大に進学することもなく、ひいては通り魔によって命を落とすこともなかったと思って自分を責める

一方卒業式出会わなかったほうの世界世界B)でも京本世界Aと同じ美大に進学し、同じように通り魔に襲われるが、たまたま藤野に助けられる

藤野小学校ぶりに漫画を描くのを再開したと京本に話し、雑誌に連載することができたらアシスタントになってくれと彼女に頼む 二人の友情がここから始まることを示唆して世界Bのほうのエピソードは終わる

 

藤野京本卒業式出会っていようといまいと、いずれ京本引きこもり自発的にやめて美大に進学して通り魔に襲われていたのだから藤野自責の念を抱く必要はない、という結論はわかる

しかし、それと同時に、卒業式出会っていようといまいといずれ藤野漫画を描いていたし、二人は出会って友情を育んでいた

藤野漫画を描くことになった」「二人は友達になった」はどっちも藤野人生にとってトップクラス重要出来事

世界Aと世界Bのどちらでもその二つの出来事は起こる ただし世界Aでは京本死ぬ

だったら世界Bの方がよくない?

卒業式の時点で二人は出会ってなければよかったんじゃないの?

なので「じゃあ藤野ちゃんはなんで(漫画を)描いてるの?」という京本の問いかから始まる一連のエモいシークエンス(はっきりと言葉にされるわけではないが、「京本に読んでほしかたから」という藤野気持ち表現されている)も萎えしかなくない?

世界Bでは「京本に読んでほしい」というモチベーションがなくとも漫画を描いているのだから世界Bの話を挿入することは、世界Aにおける「京本に読んでほしかたか漫画を描いてきたし、これからもそうする」という決意を感動的なものにするどころか「え、じゃあ出会ってなくてもいずれは漫画描いてたし、京本通り魔に襲われた時点で藤野漫画家になってなかったら京本は死んでなかったんじゃん、後味悪〜」と思わせるだけなのでは

少なくとも自分はそうだった

みんなあれの何に感動したの?

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