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2024-11-21

くしゅたーると創業家による711取合い騒動解説転載

先ず、クシュタール側が仮に買収者となる場合は、二つの乗り越えなければいけない壁がある

それは日本外為法と、米国独禁法

日本外為法については既に報道されている通り、重要社会インフラ等に対する買収で、結果国益を損ねると判断すれば国が差し止めを求めることが出来るというもの

米国独禁法については、クシュタールが全米で展開するサークルKセブン&アイが合計シェアの点で反トラスト法にかかるのではないかという恐れ。

前提として、この規模のM&Aともなれば、関係当局との合意形成無しに物事が進むはずもなく、当然クシュタールとしては既に日米双方に対し擦り合わせを行っているとは思う。

Jパワーのような明確なエネルギーインフラ企業ではないセブン&アイ外為法適用できる合理的な論拠があるのかについては疑問はある。

独禁法については適切な規模の店舗統廃合、売却によってこちらはクリアできる可能性が高い。

どの道、セブン&アイとの合意形成と日米政府合意形成車の両輪のような認識で相違は無いと思う。

同じ西側諸国である日米間のやり取りとなるため、中国独禁法のような国家論理によってズルズル引き延ばされる可能性は低い。

どちらかの結果が食い違うような見切り発車を政府が許すはずが無いし、抑々そうなった時点で実現可能性は限りなく低くなるので、敵対的買収に発展する可能性は低いと見てる。

個人的な所感としては、時間はかかるが同盟国同士の擦り合わせによりクリアできなくは無いという感想

次に、創業家伊藤興業設立SPC)が買収者となるパターンこちらのほうがよりクリア

上記外為法適用も無く、当然独禁法適用も無い。

いくらセブン&アイ経営陣がクシュタール提案異論を唱えても、経営陣の言う「適切な企業評価」に株価が全く追いついていないのは事実で、その論理だけでクシュタール提案を蹴るのは株主利益を明確に損ねる行動であり、ある種の背任行為に近い。

それを前提とした落としどころを作るには、必然的にクシュタール提案を上回る「対案」を出さねばいけない。

その結果が創業家に於ける買収という選択肢なのだと思う。

現時点で具体的な金額やをあえてアナウンスしているのも、「我々の提案はクシュタール案を超える条件です」ということを明示するためのアナウンスメントだと個人的には解釈してる。

何よりも、この絵描いてるのは創業家ではなく、政府意向も多分に入ってるんじゃないの?と思ってる。

通常、創業家の持つ5,000億円の株券に対するLBOとして8兆円という規模が適切なのか?という議論もあろうが、国策TOBの名の元にそこはおっつけてくるのではないかと。

そういう意味ファイナンスに関しては問題ないと見てる。


次に、時期の問題だが、昨日飛ばしニュースのあったNHKの内容を基にするなら、今年度末(勘違いしている人も居るが、年度末は3末の事で12末じゃない)をターゲットにするのは非常に説得力が強い。

セブン&アイは多くの3末決算企業と違い、2末決算なので、遅くとも2末までには配当を出すのか、M&Aを前提とした無配とするのかを決定しないといけない。

同時に、上場廃止を前提とした国内M&Aの場合TOB開始からクローズまで通常一ヶ月は空けるのが通例なので、3末に買収を終えるのであれば、セブン&アイ決算である2末までにはTOBを開始する必要がある。

この2点を合算して考えると、仮に3末をターゲットとした創業家によるTOBが実行されるのであれば、2末までには具体的なアナウンスメントを出さないといけない。

通常ターゲットの期日に近づくにつれて株価TOB期待でジリ高になる。

言い換えれば2末までにアナウンスメントが無い場合TOB期待は急速にしぼむor失望売りが出ると考えて良いとは思う。

纏めると、クシュタール案に対し超えなければいけないハードルが極端に低い分、実現可能性は高いという印象。

最後に、NHKリークについてだが、大前提としてNHKが何の事前調整も意味もなく、19時台の「国営TV」であれだけ具体的な内容国策M&Aという重大ニュースを報じるとは到底考えられない。

何らかの意味があると解釈するのが自然だと思う。

日経WEB飛ばし記事とは重みが全然違う。

らくだが、あれはクシュタールに対する「これ以上条件上げた叩き合いするなよ?」という牽制球なのではないか個人的には捉えている。

今日否定はまぁ、様式美みたいなものではないかと。

IR出た後のドカ売りに関しては正直私も良く分からないし、何名かの投資家が指摘しているようにインサイダーチックなフロントランニングである可能性も否定はできない。

反面、先述の通り、既にクシュタールの買収提案ラインには近づいており、実現可能性と時間的価値を割り引いた結果、市場での売却を選んでいる可能性はある。

どの道、今のマーケットでの価格形成TOBの成立可能性は切り離して考えるべきだと個人的には解釈してる。

2024-11-19

anond:20241118092831

想像のみで証明が全く無い。有権者判断力を軽んじ、自分空想した手法に騙される軽薄な存在である馬鹿にしている。有権者がしっかり自分の頭で考えて誰にも騙されずに投票したという受け止め方ができていない。

 

>再選に至ることは誰も予想していませんでした

 

予想していないのはあなた一人だけ。

 

選挙カーは1候補者につき使える台数も決められているので、実質2倍の台数を使えることになっている。

 

選挙カー1台が2台に増えた所で得票にどれだけ影響するのか。

 

>それは斉藤氏が画策したことではなく、立花氏が勝手にやったこと、という流れを創り出しています

 

流れを創り出すも何も純然たる事実では。

 

SNS側でも同時に

 

SNS上でデマゴシップが出回るのは今回の選挙特有ではない。

 

>多くの斉藤氏を支持している人たちから袋だたきにされるという現象も頻発し、SNSでの言論封殺されていきました。

 

政治の話に異論が出るのは当然で、それを言論封殺表現する事は針小棒大異論が出なかったとしたらそれこそ不自然エコーチェンバーに陥っている。

 

SNS陰謀論過熱化し

 

斉藤当選立花氏やデマのおかげ、という陰謀論自分が唱えている自覚が無い。あなた投稿も多くの流言飛語の一つ。

 

立花氏は批判に繋がると思い

有権者にはこれが「斉藤氏を批判しているだけ」と受け取られる形に繋がっていきます

イメージがまた作り上げられていきました

ストーリーができあがりました。

>真面目で頑張っているのは斉藤しかいない、という結果になった

>という思想に繋がっていった、という感じです。

>そうすることで、多くの人の心が動かされることは実証されたと思います

 

あなた立花氏や有権者心理想像しているが何も証明が無い。

 

 

結果的に真面目で頑張っているのは斉藤しかいない、という結果になった

 

同じ表現連続している。

 

斉藤氏には類が及ばない

 

正しくは「累が及ばない」。

2024-11-18

兵庫県知事選挙で、またも透明化される民意について

まず最初に、兵庫県知事選の結果を見て欲しい。

齋藤元彦 1,113,911 (45.2%)

稲村和美 976,637 (39.6%)

( NHK選挙報道より https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241117/k10014640801000.html )

どちらが勝ってもきっとそうなるだろうなと思ったので、強く強く強調しておきたいのだが、兵庫県民がパワハラを良しとしたわけではないし、県民県庁職員の命を軽んじているわけではない。

逆に言えば、もしも稲村和美が選ばれていたとしても、パワハラが許されない県民性だ、と言うこともできなかった。

これは右派左派わず、まず念頭において欲しい。ブコメをする際にも一瞬だけ書き込む手を止めて考えて欲しい。

97万人もの人間投票したうちの39.6%の人間意思無視した発言になってないか

兵庫県で起きていたこと(前半戦)

自分の身の周りで起きていたことを記しておこうと思う。

当初は、いわゆる通常の選挙様相を呈していた。

組織票無党派とは言え党派性での応援対立候補

いわゆる、従来の選挙として、前半は以下のような感じだった。

自民党大敗記憶に新しいが、小選挙区自民党の内紛が起きていたところが概ね負けていたことを思い出すと、清水貴之立候補表明あたりで少し不穏さを感じていたと思う。

ただ、良くも悪くもテレビ新聞マスメディアでは、齋藤が再出馬するとは、という論調であった。

そもそもで言えば、県議会が(維新も含めて)全会一致で県知事不信任決議をする、というのが異例だった。

民意と言えば聞こえは良いが、マスメディア報道を受けて支持母体から圧力が日々増しており、かかる火の粉を振り払った結果、というところだろう。

兵庫県で起きていたこと(後半戦)

立花孝志を中心とした、従来にない選挙戦の様相を呈してきた。

事ここに至って、齋藤元彦が県知事失職以前に取っていた言動が、功を奏していた。

齋藤元彦は、「公益通報に該当するとは思っていない」や「瑕疵はない」と述べており、発言一貫性があった。(端的に言えば過ちを認めて謝罪していない)

告発文書が7つの項目からなっているのであれば、本来マスメディアは、それぞれについて裏を取り、特に知事選挙や政治資金パーティーでの違法行為を追求すべきであった。

失職に至る経緯である告発文書報道が、主に理解やす視聴率を稼ぎやすパワハラとおねだりに集中していた点が、事態悪化させていた。

ハッキリとここで書いてしまえば、齋藤元彦の選挙戦略は至極全うである

街頭演説では、おおむね、前知事井戸敏三県政の無駄遣いの批判自身の県政でのお金の使い方(高校への投資企業との連携)の話、未来ある子供たちへの投資の重視などが語られている。

そもそもの前回の知事選挙でも、トップダウン式の井戸県政を嫌ったと評されるが、基本的には自民党分裂選挙であり、自民党の内紛と勢いのある維新への合流が生んだ結果と言うこともできる。

まり、現職なのでそもそも地盤はしっかりとあり、井戸敏三県政から路線変更を行って財政再建を行っていて、元々市町村とは折り合いが悪い、という点までは織り込み済みの状況である

マスメディア側に誤算があったとすれば、「パワハラぐらいみんなやってるだろ」とか「あの程度のおねだりは役得じゃないの」という市民の声がカメラの前で拾えるはずがない、という至極当然の目線を忘れていたからだと言える。

トップダウン井戸県政を嫌ったはずの齋藤県政で、強引とも言える市町への予算縮減などをもっとフォーカスして解説すべきだったと思う。

ハッキリ言えば、共産党以下は泡まつ候補である

逆に言えば、稲村と清水との分裂選挙と言える状況で、稲村和美陣営には手抜かりがあったと言われても仕方がない。

一本化を図ろうとした市町の連帯を示す文書は、明らかに遅かったし、清水貴之への根回しも済んでいるようには見えなかった。

兵庫県でおきていたこと(マスメディア

マスメディアによる齋藤元彦おろし成功している。通常こうした場合、再出馬や再選はあまり現実感が無い。

そのため、マスメディア側のいわゆる醜聞を集める準備期間がほぼなかった点がある。

また、全国的にも良く知られているが、関西圏維新に対しては通常親和的報道が行われる。

齋藤元彦は、前回の兵庫県知事時代に、自民党日本維新の会共闘して県政を行っていた。

マスメディアとして、及び腰になっていたのではないかという点は、指摘できると思う。

また、醜聞、いわゆるゴシップとして視聴率を稼ぎやすネタが、齋藤元彦を利するものであった点も報道が少ない理由の一つと言える。

(もしも前知事時代女性関係醜聞があれば、こぞって報道されていたであろうことは想像に難くない)

兵庫県以外でおきていたこと(SNS

デマ醜聞荒らしであり、聞くに堪えず、見るに堪えない。

しかし、コメント欄などを見ると、メディアに騙されていた、齋藤元彦を応援しますという声は少なからずあり、影響が無かったとは言えない。

また、街頭演説に限って観てみるとわかるが、明らかにトレーニングを受けた演説慣れした者と、あまり演説しなれていない者とハッキリわかれる。是非聞き比べて欲しい。

兵庫県知事選挙でおきていたこと(対立候補、対齋藤元彦陣営

いわば本音と建て前の、建前の部分で、各自失策している。

出直し選挙民意を問うでべきであるという逃げを打った県議会マスメディアは、再出馬されてしまった場合に、取りうる手段が無い。

現に、今回民意を反映して(少なくとも当選する程度の民意は得ている)知事に返り咲いた為、県議会は筋論としては協力せざるを得ない。

また、あまり話題になっていないが、辞任と失職では県知事任期に差があり、失職後に出直し選挙当選しているので、任期リセットされており、ここから4年の任期となる。

今後、兵庫県で起きること

恐らく、齋藤元彦兵庫県知事の元、今後も市町とは揉めながら県政を行っていくと思われる。

文書問題調査特別委員会通称百条委員会)については、粛々と聞き取り調査が進めらると思うが、おそらく公益通報には該当しない、パワーハラスメントに該当する行為はあった、給与自主返納あたりで手打ちになると思う。

これはあくまでも一般論だが、刺すべきタイミングで的確に刺せないと、政治ではうまくことが運ぶことは無い。

兵庫県警が公益通報として受け取らざるを得ない内容、厚生労働省調査せざるを得ない内容、法務省調査せざるを得ない内容として、それぞれピンポイント匿名通報し、マスメディアにも流した場合、結果は違ったように思う。

五百籏頭氏が傑物であったことに異論は無く、執務中の急性大動脈解離については痛ましいとしか言いようがなく、それがストレスを起因としたものであったかもしれないが、それを知事問題とするには飛躍が過ぎる。

繰り返しになるが、稲村和美へと票を投じた97万人がいたことを忘れてはいけない。ほぼ、齋藤元彦では無い人物というワンイシューで集まった票がこれほどの規模だったことを忘れずに話をして欲しいと思う。

雑感

立花孝志の選挙戦略が当たったのではないかという話があったが、そもそもで言うと県議会が推す候補が一本化できていない(稲村と清水に分かれていた)点に問題があった。

単純な算数だが、対立候補が稲村和美(と共産党)だけだった場合当選していたのは稲村和美であった。

また、簡単に辞職を迫りすぎていた点にも問題があった。

県知事任期は4年であり、第53代兵庫県知事齋藤元彦は、2021年8月1日付に県知事になったので、ほうっておいても2025年7月末には任期を迎えた。

文書問題調査特別委員会が設置されたのであれば、この調査結果を待ってから辞職を迫るのが筋であった。

マスメディアの大変良くない点だと常々思っているが、加熱した報道で辞職を迫るのはいい加減どうにかならないか。それは報道では無く扇動である。また辞職は罪を償う手段ではない。

齋藤元彦が、井戸敏三県政を嫌っていることは外部からもうかがい知ることが出来るし、法律上はどうあれいわゆるパワハラ日常的に行っていたであろうことも百条委アンケート結果からは伺い知ることが出来る。

ただ、それを告発する為にとった手法公益通報に該当するのか、内容が真実だったとして法律上の罪に問われるものなのかは、また別の問題である

そういう、法律上はどうあれ報道され一部でも事実があり実害が出たのであれば責任を取って辞めるべきだという、マスコミを利用した政治手法が、うまくいかなくなった結果だと考えている。

(贔屓目に見ても怪文書しか言いようのないあの告発文書でここまでの騒動になるのだから、実情はさらに酷いのだろうと思うが、それは司法飛ばし私刑を行って良い理由にはならない)

蛇足

風向きで辞任を迫ったり、風向きでついたり離れたりしていると、触れるメディアから情報で同様に風向きが変わるのは当たり前だろう。

返す返すも、百条委の結果を待って、結論が出てから辞任を迫っていれば違っていたように思う。

パワハラ認定がなされたあとの再選と、パワハラ疑いの再選は大きな隔たりがある。

パワーハラスメントは、録音録画を行えば証明できるような単純なものでは無い。うっかりパワハラではないとされた時に、職も信用も失う危険行為なのだ

そして、パワハラを行う人間は、誰がやったかからないような不特定多数がいるような場所パワハラをしない。通常、パワハラは録音データ漏れしまえば即特定されるのだ。

そして、日本マスメディアには信用が無い。暴露は得意だが保護は不得意だ。

そうすると、パワハラ日常的に行われるのに、職を失いたくないから何の証拠も出てこないという状況が容易に起こりうる。

立花孝志の選挙戦略は、その点をピンポイントで突いたものだ。

従来のマスコミゴシップと同様の効果を、ほぼ単独で行えた点にこそ、大きな価値が出てしまった。

ただ、逆に言えば、事実に基づき、政策判断してほしいというような選挙戦略には、付け入る隙は無い。

やはり、そろそろマスメディア私刑として機能し、首長を叩き辞任させようとする傾向は慎むべきなのだと思う。

辞任以外の落としどころを作らない限り、また同様のメディアスクラムが起きた時に、立花孝志はおそらく違う手法で望んだ結果を得るだろうと思う。

実際の所、流れた情報の何が本当で、何がデマなのかは誰にも判断できず、なにが正しいのか理解できている人はほぼいないと思われます

とにもかくにも、立花氏の戦略が、今の時代を的確に捉えており、柔軟に対応できたことが大きいと思われます

従来の選挙戦略では到底太刀打ちができない、新しい選挙のやり方が生まれてきたなという感想です。

私にも見えてない部分が多くありますので、他の方の分析も知りたいです。

https://anond.hatelabo.jp/20241118092831

加害者擁護被害者には追撃

日本被害を受けるとジャップザマァと大喜び

災害が起きたら被災者を嘲り笑う

それがはてなー

異論は認めない、事実証拠がこのサイトにワンサカあるから

お前たちの下劣さはお前たちが証明してるんだよ、クズども

2024-11-16

国家公務員経験者だけど斎藤知事ちょっとだけ擁護してみる

anond:20241115195341

任期職員として某官庁に勤めた経験がある者だけど、2点だけ、斎藤元彦前兵庫県知事のおこないについて擁護してみたい。

といっても、「斎藤知事は悪くない!」という方向性ではない。そうじゃなくて、「これ、彼個人問題じゃなくて霞ヶ関全体の問題なのに、彼個人が異常みたいに言われてて気の毒」という方向性である

エレベータのドアが閉まると「お前はエレベータボタンも押せないのか」と怒鳴る

斎藤知事エレベータスムーズに乗れるようエレベータの前で待機する係」が作られる。

無意味仕事をさせるのはパワハラである

何という税金無駄

霞ヶ関には高位の政治家外国要人に対する「エレベータブロック」係が実在する。いや、もちろんエレベーターガールみたいに専属職員がいるというわけではなく、行事のなかで「お前は◯◯と✕✕とエレベータブロックをやれ」と命じられる、みたいな感じだけども。

霞ヶ関官僚は「動線」をやたらと気にする。首脳会談なんかだと数十秒単位計画し、お偉いさんが歩いてくるタイミングエレベーターがやってくるように手配する。そして、たとえば民間ホテルなどであれば、他の客と鉢合わせないように手配もするという。増田はやったことないが、増田上司若い日に担当した仕事として語っていたし、今もやっているようなことを言っていた。偉い政治家先生外国からお客様の動きがもたついたりしてはいけない、彼らがエレベーター前に着いたらすぐに扉が開いて乗り込むことができるようにしておく、というのが霞ヶ関スタンダードなのである

要するに、知事は「霞ヶ関役人が偉い政治家に接するときのやり方」を兵庫県役人にも求めていただけなのだ。彼が官僚時代は腰が低い方だったというのも、そりゃそうだろう。「官僚政治家に尽くすもの」だと思っていたか官僚時代は腰が低く、知事(=政治家)になったら傲慢になった。それだけの話で、何も不思議なことはない。

下っ端の議員は知らないが、大臣以上の経験者ならこういう扱いを受けたことがあるはず(あるいは、副大臣政務官経験者ならこういう扱いを見たことがあるはず)で、口を拭って斎藤知事批判するのはどうかと思う。あなたスムースエレベーターに乗れたことがあったでしょ? その裏にはこういうアホな仕事をしていた役人がいたんですよ。あなたもまた、斎藤知事というモンスターを育てたうちの1人なんですよ。

車両通行止めの箇所を20m歩かせるだけで怒鳴る

20mくらい自分で歩け。

霞ヶ関基準では、これは職員の怠慢と解釈する余地はある。

斎藤知事百条委員会で「歩かされたことではなく段取りを注意した」と言っているが、これはまさにその通りなんだろうと思う。知事の不満は、20m歩かされたことではない。「車止めがありますんで、そこからは徒歩で……」と事前に説明しておかなかった、あるいは、博物館側と交渉して知事が来るときだけ車止めを撤去しておかなかったという、部下の(霞ヶ関基準での)手際の悪さなのだ。

増田経験ではこんなことがあった。あるホテルにお偉いさんが宿泊する。増田はそこまで迎えに行き、道路を挟んで目と鼻の先の会議場までお送りする。「車を使うとよけいに時間がかかるし、徒歩で行ってもらうってことでいいですよね」と確認したら、上司はこう宣った。「雨だったらどうするんですか?」……知らんがな、そうなったらそのときは傘でも差していただけや、と思ったのだが、つまり霞ヶ関役人というのはこういう細かいところまで気を使う人種だということなのだ(あまつさえそのような「丁寧で緻密な仕事ぶり」を誇りにしている節すらある)。このささやかな挿話から上で書いたような「動線」へのこだわりがいかに根強いかということの片鱗を感じ取ってもらえれば幸いである。とにかく彼らは政治家も含む賓客に対してはそこいらのホテルマンも真っ青のおもてなし精神を発揮する生き物なのであり、そのおもてなし精神からすると、そりゃ車止めの存在を事前に知らせなかったり撤去しなかったりというのは立派な瑕疵だろうなぁ、と思う。

で、下っ端の議員は知らないが、大臣以上の経験者なら(ry

他の点について、たとえばおねだりとか顔写真とかそういった点において、斎藤元彦の異常さは際立っている。そこに異論はない。だがこの2点に関しては、「いや霞ヶ関基準ではそんなおかしくないよ」と言わざるを得ない。異常なのは斎藤元彦という個人ではなく霞ヶ関カルチャーなのだ

追記

苦言を呈するくらいなら理解できるけど怒り狂ったり物を投げつけたりするのは異常と言われても仕方ないような。あるいは霞が関のお偉い様も皆そうだということかな?

これはそうで、霞ヶ関基準でも怒鳴りつけたり物を投げつけたりするのはパワハラ。ということになっている。実際に増田上司は叱責も極めてソフトにする方だったので。

“高位の政治家外国要人”と自身を思ってしまったのが勘違いの始まり

いや、県知事ともなれば普通に「高位の政治家」の範疇でしょ……(だから過剰におもてなしすべきとは言ってない、念の為

役人から偉い人に尽くすのは当然」とか言ってるけど、それってただの権威主義じゃん。

選挙で選ばれた政治家役人を顎で使うのは当然」って言い換えると民主主義になるんですよね。実際、そう言われたら賛同する人も多いんじゃないの? 増田原理原則論としては賛成するもの

霞ヶ関基準地方公務員に求めるなってことだよね

増田は外から来た任期職員だったから「霞ヶ関カルチャーやべえな」って思えたけど、新卒霞ヶ関に入ってたら「これが社会人公務員として当然の働き方だ」みたいに洗n……いやいや、勘違いする人が一定数出るよなぁと思う。

たとえば、増田公務員になる前にいた職場では紙を回して決裁を取るなんて習慣がなかったから、決裁を取るときやそれを回していくときに相当まごついたけど、そのときに「箸の上げ下げまで指示しないと駄目ですか」って言われて、なるほど紙を回して決裁を取るというローカル文化社会人普遍的な嗜みと思ってるんだなぁ、と思ったよね。逆に、一部の民間企業での常識を全ての社会人にとっての常識だと思い込んでるサラリーマンとか、大学での常識がほかの職場でも通用すべきだと思ってる学者とかもいるんじゃない? 他山の石としてほしいと思うよ。マジで

いや、霞ヶ関だけじゃなくていわゆる大企業も同じ文化だろ。役員が動く時はロジ表管理するやん。大臣首長社長政務官役員だろう。

そうなんだ? 増田大企業役員とかと関わったことがないから知らなかった。教えてくれてありがとう。じゃあ、これは霞ヶ関おかしさではなくて日本の大組織おかしさということなのかな?

ここで擁護されてるのはセキュリティ上の配慮であって、そういうことは問題にされてない気がするけど。

??? 20m歩かされた件は百条委員会でもふつうに追及されてるが??????https://www.youtube.com/watch?v=XfbmhrWWyEs(4:47あたりから

それ擁護じゃなくて「霞が関でも同じパワハラをしています」って言ってるだけだろ

そう言ってるが??? 読解力皆無か??????

工作乙です。ロシアから発注された世論工作日本国内で下請け&下受けを繰り返して、増田は5次受けくらいっすかね。どれくらい中抜きされてるんだろうね

知らん……何それ……怖……

2024-11-15

増田はてなーは苦しんでたりする側を痛めつけるのが好きなので

現在絵描きイジメを楽しんでる模様

というか創作者すべてを見下してるので平気で割れ行為自慢もしてる奴ばかり

人格最悪、品性下劣、3度の飯よりもネットいじめが大好き、それがはてなー特に増田

反論異論無視無視お疲れ様だって現在進行形で「証拠」だらけだもんげ

割れ自慢や割れ正当化なんて山のように書かれてる、お前らどんな歪んだ育ちかたしたらイジメ自慢や犯罪自慢できゃうの?倫理ママの膣内に忘れたか?笑

2024-11-14

anond:20241114222236

まり、男女の賃金差が縮んでも女がいっこうに下方婚してないことに異論はないわけだよね。

anond:20241111174206

こんな書き込みレスしてくれて、ありがとう自己レスでまとめる。

水道ゲーム

こいつは古典的ゲームだが、そこまで古いゲームじゃない。

アメリカパーカーブラザーズが発売したのが、1976年だ。

 

だが、パイプを繋ぐゲーム、として元ネタがあるかどうかは分からなかった。

 

それで思いついたが、似たようなゲームジャンルで、15パズルで有名なスライディング・パズルというのがある。

15パズルは、1874年にノイス・チャップマン原案を出したというが、このジャンルカードゲームか、と問われると、さすがに違うんじゃないか、と感じる。

かるた

小倉百人一首は、藤原定家13世紀の前半に選定したものだが、元々は色紙に書かれた美術品で、ゲームに使われたものではない。ゲームとしては、かるたの登場を待つことになる。

かるたは、16世紀末頃、現在福岡県大牟田市発祥と言われるので、カードゲームとしては、こちらに着目すべきだろう。

 

ただ、かるたの原型として、貝合わせ(貝覆い)という遊びがあったことを忘れてはいけない。

 「貝はカードと言っていいのか?」という疑問もあるが、12世紀には「カードのようなものを使う遊び」が日本にあった、ということだけ整理しておけば充分だろう。

麻雀

 「麻雀牌は、カード一種とみなしていいのではないか」と言う意見も出ていたが。

その麻雀起源は、葉子と牌九と言われていて、葉子の方は紛れもなくカードゲームだ。しかトランプ起源という説もある。

麻雀よりも、トランプよりも、葉子の方がより古いカードゲーム、という点に異論はないだろう。

 

麻雀トランプ血筋となった「葉子」は、明の時代 15世紀に遊ばれていたという。

しかし、更にその前。唐の時代9世紀には「葉子」という遊びがあったらしい。唐の葉子は11世紀には完全に滅んでいるらしく、明の葉子とは別ゲームらしい。

同名でややこしい。おかんの「みんなファミコン現象」か?

 

明の葉子はトリックテイキング系のカードゲームとして遊ばれていたようだが、唐の葉子はカードをマスとして使って、ダイスを振って駒を進める双六風のボードゲームだったらしい。

手札にならないカードレギュレーションに則しているのか、と疑問も感じたが、点数計算表も葉子に記載していたそうなので、これは、今でいう小箱ゲームみたいなものと言っていいだろう。

一応、9世紀までは遡れた

双六だとタブラだの、セネトだのまで遡れるが、カードゲームであれば、唐の葉子が始祖なんかな、という気がする。

一度、血筋が断絶してるので、始祖と言っていいのか、という議論余地は残るが。

  

余談だが、現在は、トランプ起源タロットという説よりも、タロット起源トランプという説の方が有力らしい。知らなんだ。

2024-11-10

anond:20241110013758

まり大谷翔平北朝鮮に産まれたら弱者男性になってた可能性が高いことに異論はないわけだよね。

ちなみに大谷翔平東京に生まれてても才能が埋もれてた可能性は高いけどね。

2024-11-03

今の共産党こそジャップランドのもの組織なのでは?

共産党支持者って、自民党を支持し続けるジャップランド土人的な風潮が大嫌いで軽蔑していて罵倒する傾向があるけど、

今の共産党の党内批判者への扱い(除名・解雇)こそジャップランド土人仕草に見えるんだけど、どう思ってるの?

権威主義的で閉鎖的で同調圧力の強いムラ社会

タテマエでは平等構成員による自由議論を掲げながら、実態は選出プロセス不透明幹部や老人が決定し、異論を唱える者は村八分パワハラで追い詰め恣意的ルール運用排除する。

中高年の男性党員若い女性の選挙ボランティアに対して横柄に振る舞いセクハラ言動をするという体験談もあったっけ。

かなり中世ジャップランド度の高い組織に見えるのだけど?

こういう疑問を、X(Twitter)のジャップランド土人叩き大好き共産党支持者に問い掛けると一様にブロックされてしまうので、

もし、ここに共産党員や党員ではないけどシンパという人がいたら、今の共産党組織についてどう思っているのか聞きたいな。

2024-11-02

anond:20241102063234

まり医師男性は9割以上結婚できてるけど清掃業の男性は4割しか結婚できてない事実異論はないわけだよね。

2024-10-26

利用規約禁止事項もよんで記事を書いたんだが、ban されてしまった。

「〇〇の見分け方」の記事ハラスメントにより消えた後で以下のような記事投稿して、アカウント一時停止の通知が3時間後に来た。

インフォメーションチームから利用規約に反しなければ公開してもいいといわれたので、書いた文章晒してみようと思う。なお、一部分は当該属性の人を傷つける可能性があるので引用の部分以外は伏字にしてあります

このたび、XXXX年XX月XX日までにFINAL FANTASY XIV, The lodestoneで確認されたお客様行為が、以下の禁止事項に該当すると判断いたしました。

停止期間:翌0時より3日間

ファイナルファンタジーXIV禁止事項

ハラスメント行為

卑猥わいせつ表現

ファイナルファンタジーXIVに関連する利用規約については、以下のURLをご参照ください。

https://sqex.to/x5y

そのため、該当箇所を削除し、お客様ファイナルファンタジーXIVの利用を一時停止いたしました。

「〇〇の見分け方」という記事がなぜハラスメントなのか

「〇〇の見抜き方」という記事運営禁止事項によると「その他、他者に深く精神的苦痛を与えると一般的に見なされている行為」に該当するようだ。

環境ハラスメントでは就労環境と書いてあるが、これはゲームに置き換えても成立し、ゲーム自体を阻害するものとなる。これにはチラシや記事も含まれ、当該記事によって〇〇に対するアプローチも当然増えることになる。

労働者の意に反する性的言動により労働者就業環境不快ものとなったため、能力の発揮に重大な悪影響が生じるなどその労働者就業する上で看過できない程度の支障が生じることです。

 一般的には意に反する身体接触によって強い精神的苦痛を被る場合には、一回でも就業環境を害することとなり得ます

継続性または繰り返しが要件となるものであっても、「明確に抗議しているにもかかわらず放置された状態」または「心身に重大な影響を受けていることが明らかな場合」には、就業環境が害されていると判断し得るものです。

また、男女の認識の違いにより生じている面があることを考慮すると、被害を受けた労働者女性である場合には「平均的な女性労働者の感じ方」を基準とし、被害を受けた労働者男性である場合には「平均的な男性労働者の感じ方」を基準とすることが適当です。

https://www.mhlw.go.jp/general/seido/koyou/danjokintou/dl/120120_05.pdf

〇〇は一般的弱者××によるアプローチ――話しかけたり、デートに誘うことを非常に嫌う。例えば社会的地位の低いものコミュニケーション能力運動能力が低いもの年収の低いもの容姿が優れていないものの行動は容易にセクハラ判断やすく、そうでないもの――スパダリという――はセクハラ判断しにくくなる。もちろん、スパダリであっても、アウトなラインはあるがデートに誘ったり、話しかけたりするだけではアウトと判断されることはない。

そして人間客観的自己判断感覚内省出来ない。具体的には「ある行為セクシャルハラスメントか否か?は行為自体ではなく相手属性に大きくバインドされる」という事を認識出来ないのだ。

実証的な研究を幾つかあげると、2009年ニュージャージー州において女子大学生128人が、架空男性プロフィール説明されオンラインデート上でメッセージのやり取りをしたところ、「オンラインハラスメント」に対する女性の耐性の最も強力な予測因子は、架空男性の魅力と社会的地位であったという。

勿論オンラインだけでなく現実空間においても、このような「女性男性言動ハラスメントを感じるか否かの最も強力な予測因子は男性属性である」傾向は示唆されている。アメリカにおいて平均年齢28.11歳の女性1277人に対して「見知らぬ人からの望まない性的注意を受けた事があるか?」「見知らぬ人からキャットコール凝視された経験はあるか?」とのアンケートに加え、それが起きた時の相手の肉体的魅力・人種・年齢、場所、時刻等の17コンテキスト提示した。そのうえで女性がこうした経験を心的外傷を伴うハラスメントとするか、楽しい体験とするか判断する主な要因は「肉体的魅力」「年齢」「人種である事が判明した。

また別の研究では女性医学生ロックスター等の職業的地位の高い男性による嫌がらせ想像したときの動揺が最も少なく、清掃員や建設労働者等といった職業的地位の低い男性による嫌がらせ想像した時に最も動揺する事が示唆されている。(David Buss & Jennifer Semmelroth 1994)

これらの研究をまとめて換言すれば「弱者男性存在自体ハラスメントである」ということになるだろう。

https://note.com/beatangel/n/n037e20cb8ef2

だが、出会い厨弱者××ほどなりやすく、

所謂非モテ男性」が彼女を作る方法又はセックスを獲得する方法はあらかた答えが出揃ってしまった。それは雑にまとめれば

女性恋愛アドバイスを真に受けてはならない

・とにかく試行回数を稼げ

自由恋愛市場において相対的強者を独占する事は出来ない

の3原則が基本となっているだろう。

https://note.com/beatangel/n/n357d72ea787d

弱者××に対し、積極的アプローチを推奨する記事が出てしまった以上、これらのアプローチをする人は弱者××と判断されやすくなり、アプローチすること自体セクハラなってしまった。

以上のことにより「〇〇の見分け方」という記事を読んだ弱者××がff14の〇〇と思われるプレイヤーセクハラをすることは容易に想像でき、コミュニティチーム目線だとセクハラを誘発しかねないので、当該記事を書いたプレイヤー処罰したものと思われる。

なお、このルール自体が望ましいかは別問題で、現実でも労働法セクハラ防止義務を定めたり、男女雇用機会均等法セクハラ防止の義務労働者経営者に設けたりしているが、平等性や法適用平等観点からして異論があるのは事実である

興味がある人は「国家試験のためのよくわかる憲法」「国家試験のための行政法」「Vマジック 司法書士 憲法」など解説書があるので、一読するのをお勧めする。

ネットでも「憲法無料テキスト行政書士」など無料記事があったりする。

https://gyosyo.info/%E6%86%B2%E6%B3%95%E3%81%AE%E7%84%A1%E6%96%99%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%EF%BD%9C%E8%A1%8C%E6%94%BF%E6%9B%B8%E5%A3%AB/

最高裁要件事実民事執行を行うために手引きを 民事裁判教官室、刑事裁判教官室、民事弁護教官室で、公開していたりする。しかも、これがなんとタダである

https://www.courts.go.jp/saikosai/sihokensyujo/sihosyusyu/syusyugaiyou/minsaikyoukan/index.html



この記事を書いた当初は、どこのハラスメント講習でも同じようなことを言われるんで細かく解説することは問題ないと思っていた。

(ある女性講師が「立ち位置を考えないかセクハラになるのです」といっていたのは有名である

だが、処分されたということは何かしらよくない点があるのではないかと思い始め、あるサイト質問をしたところ、以下のような答えが返ってきた。

1.ハラスメントハラスメント

2.お前の考えや文体常識ある人間の書き方じゃねえから

3.お前の文章きもいから適当理由を付けた

4.「〇〇の見分け方」でBANされた奴が出た後でそのような解説をする奴がいるか空気を読め。

かにどれもありそうな答えではあるし…

「〇〇の見分け方」という記事通報したきっかけもこのような感じだったと聞く。

やはり、俺はコミュニティチームや大多数のff14プレイヤーからすると異常者側の人間なんだろうか…?

かに

――GMサポート業務について、いわゆる“監獄案件”で印象に残っていることなどがあれば差し支えない範囲でお聞かせいただけますか?

モルボル氏 印象に残っている案件はいろいろなものがあります個別案件についてのお話は控えさせていただきますが、いわゆる“監獄案件”と呼ばれる、GMが関わるような懲戒処理の大半は人間関係もつれによるものです。これまで長いこと『FF14』でゲームサポートを行ってきましたが、GMから注意を受けたとき改善しようとする人としない人が明確に分かれてくるなあ、と感じております

現在は「あなた活動は周りの方を何らかの意味不快に陥れているので、言動を顧みてほしい」ということで指導を行うことが多いのですが、多くの場合改善していただける一方で、それを受けて改善しようとしない人は「(GM側のポリシーがどうであろうと)どこまでならOKなのか?」と探るようなリアクションをする傾向があります。「どうしたら周りに迷惑をかけないか?」ではなく「どうすればペナルティを受けないか?」という点にフォーカスしてしまっているので、そういう方は再び同じようなトラブルを起こしやすいです。

また、「言ってくれなきゃわからない」「自分発言のどこが暴言なんだ」というような発言をする方もいらっしゃいますが、その一連の発言の中に暴言が含まれているパターンもあったりします。



みたいな傾向はあり、法律を扱う仕事――弁護士司法書士裁判官行政書士土地家屋調査士検察官警察官などはラインを探ったり、GMみたいな仕事をしていたりして、プレザンス事件みたいなことをやる人もいる

おかしいじゃないですかむしろそこからでしょ。

スタートはそれダメでもトライしてじゃあこういう形でやってみますだったらまだ分かりますけれど、あなた場合いきなりその学校法人の貸付だっていう前提で話してるように聞こえるのね。

それって、普通の人が通る行為としておかしいでょ。

はなからあなた社長騙しにかかっていったということになるんだけど、そんなことする普通

いや、そうじゃありませんか。

しないね

普通でなんでそんなことしたの。

https://www.youtube.com/watch?v=MWCbbCePu4Y



プレザンス事件場合伊藤塾刑事訴訟法の古いテキストには被疑者には受忍義務があり、多少の威圧的言葉も取り調べには必要なのでと書いており、被疑者ノート存在やある検事郵便関係事件証拠捏造したりして、アウトなラインが時と場合によっては変わるので、ラインを探らないと検察官として必要仕事はできない。

行政書士だと入管審査基準を読めばある程度はわかるが、それでもわからない場合は調べたりしなければならず、調べて分からない場合入管メールなどで聞いたりするので…。

どうしてもラインを探る癖がついてしまうことがある。そして、ガチトラブルを起こすことがある。たとえば、プレザンス事件だと引用のようなことをしたせいで国家賠償事件に発展し、証拠捏造した検事も何かしらの罰を受けた。司法書士弁護士セクハラパワハラで同僚を自殺させたり、横領する人もたまにいるし、行政書士入管違反虚偽申請で捕まることがある。あと、高橋雄一先生福永克也先生みたいに名誉棄損の判例を熟知し、同定可能性の要件を満たしつつ名誉感情侵害を繰り返している弁護士もちらほらいたりする。

俺も◯◯書士の仕事をしており、仕事上はトラブルを起こしたことはないが、職業病のせいもあってかついついラインを探ってしまう。

やはり、俺はコミュニティチームのトップであるモルボルが言うように異常者のようだ。

コミュニティチームの処分理由文章内容が一致してないので、念のため再調査を求めたが、覆らなかった。

教訓

ライン何となく理解できても具体的に書かないほうがいい。

運営ラインを探るような行いを嫌う傾向にあり、ラインを探る=異常者と考えている。

特にセクハラがらみだと禁止規定にも凶悪犯罪と同じ扱いをすると解釈できるようなことが書いてあり、

ハラスメント行為」は、他者に深く精神的苦痛を与える言動を指します。基本的に「サービスアカウントの一時利用停止」以上のペナルティが科される、非常に重い禁止行為です。

これは、チャット(クイックチャット、マクロ、エモートなども含みます)、マーカー、コメント名称など、すべての表現できる箇所において禁止されていますキャラクター名に関しては、姓名にまたがってハラスメントに該当するフレーズ形成されていたり、反対から読むと意味が成立するようになっていたりする場合などもハラスメント行為とみなされます。また、集団における行為場合、関与した全員がペナルティ対象となります

ファイナルファンタジーXIVで、ハラスメント行為判断するガイドラインは以下のとおりです。

人種国籍思想性別性的指向・性自認に基づく差別的表現

国家宗教職業団体などへの差別的表現

卑猥わいせつ表現

過去事件犯罪に関する内容を用いて精神的苦痛を与える行為

ストーキング行為

現実世界出会いなどを目的として自らの連絡先等を公開・開示等する行為

許可なく他者の連絡先等を公開・開示等する行為

・その他、他者に深く精神的苦痛を与えると一般的に見なされている行為

https://support.jp.square-enix.com/faqarticle.php?kid=68216&id=5381&la=0&ret=rule



間接証拠ハラスメントをしているであろうとうかがわせる証拠)でも処罰し、逆にフラッシュ暗算VCなどほとんどのツールに関しては間接証拠では処罰しない傾向にある。

そして、コミュニティチームのトップであるモルボル空気が読めない人間常識がわからない人間が大嫌いである。

空気を読みましょう。

「◯◯の見分け方」が消された後に「「◯◯の見分け方」がセクハラ理由」を投稿したら、空気が読めないやつという理由で即消される。

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ25選(改訂版)

anond:20241012181121週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20

↑を書いた増田です 適当に書いた増田がしばらく見ないうちにブクマめっちゃ伸びてて派生増田もめちゃくちゃ出ててビビった。ただのおじさんの与太話にいろいろ意見をくれてありがとう

みんなのコメントの中には恥ずかしながら読んでなかった作品もあったくらいで、今週はネカフェKindle50%還元セールでいろいろ読み返してました

選考基準について少し補足すると、ジャンプという雑誌の在り方への影響度がとにかく重要だと考えてます。売上とか人気とか社会的影響考慮はしてますが、あくまで付随する要素に過ぎません。

ブコメやXで結構言及されてたのを見て思ったのは、選評を雑に書きすぎて自分の考える重要性が伝わってないところが多かったのと、20選だとさすがに網羅出来てないなということ。もともと個人的メモ書き程度に書いたものだったのですが、色々な意見を取り入れた25選にして、一人一作縛りもなくして、選評ももうちょい見栄えするようリライトしてみました。これが現時点でのベストだと考えているので、もう異論は取り入れません。

1.ハレンチ学園 作:永井豪 1968年創刊号 - 1972年41号

月2回刊で始まった少年ジャンプ創刊号わず10万5000部しか出なかった。その9年前のサンデー創刊号が30万部、マガジン創刊号20万5000部だったことを考えると、その始まりが実に静かなものだったことがわかる。

そんな中、大家永井豪が描いたこ作品の絶大な人気がジャンプの売上に大きく貢献したことは言うまでもないが、それ以上に重要なのは、この時点で「読者が面白いと思うことなら何だってやる」という編集部方針は明確であったこである

過剰ともいえる性描写教職への徹底的な批判からなる本作は、当時の基準でも極めてラディカルで挑発的な作風であり、批判に晒され続けた。しかし、競争原理に基づき、常に読者の方を向いた雑誌を作るという編集部意向が、この作品を存続させた。後に「アンケート至上主義」という形で現代まで続くことになるジャンプの強固なアイデンティティは、本作の成功とともに形をなしたのである

2.男一匹ガキ大将 作:本宮ひろ志 1968年11号 - 1973年13号

頭文字D湾岸ミッドナイトのようなクルマ系のマンガが下火になったのは、若者が誰もスポーツカーに乗らなくなったことが原因のひとつであるという。頷けるところもあるが、じゃあ不良、ヤンキー番長と称されるような若者なんてもっと絶滅危惧種なのにどうして彼らをカッコいいものとして描くマンガは何作も出続けているんだ?東リべのような大ヒットも未だに出ているのに。

思うに、我々の脳には義理人情、泥臭さ、そして熱さを欲する部位が生まれつき備わっているのだ。そしてこうした要素を最も効果的に表現しうる分野が不良漫画であると見抜いたのは本宮ひろ志最初であった。

ストーリーは完全にご都合主義で、キャラクター一貫性もまるでない本作は、しかし「男の強さ」を描くという一点のみにおいて全くブレることはなかった。どんなに反社会的人間でも、腕っぷしと強靭精神と仲間への思いやりさえあればクールに映るという価値観は、フィクションにおいての(もはや誰も意識すらしなくなった)お約束として今なお残り続けている。

3.こちら葛飾区亀有公園前派出所 作:秋本治 1976年42号 - 2016年42号

ジャンプ国民マンガ雑誌とみなされる要因はどこにあるだろうか?40年間一度も休載することなく駆け抜けた秋本治デビュー作は間違いなくその一つであろう。

当初は型破りな警察官両津勘吉ドタバタを描くコメディとして始まった本作は、その時代サブカルチャー政治経済情勢を積極的に取り込むことで、高度経済成長期以降の近代化していく日本風景を余すことなく取り込んだ作品となった。

浮世絵江戸庶民たちの風俗を映し出す史料であるように、こち亀が織りなす物語昭和から平成にかけての日本人の最大公約数的な心象風景を巧みに映し出した。いまや日本から失われつつある中流庶民日常を、我々は全200巻からなる亀有の小さな派出所日常にしみじみと感じ取るのだ。

4.リングにかけろ 作:車田正美 1977年2号 - 1981年44号

もともと硬派なボクシングマンガとして始まった本作は仁義兄弟愛をベースにした極めて現実的作風で、決して圧倒的な人気作とは言えなかった。しかし、あしたのジョー下位互換になるくらいなら無茶苦茶やってやる、という判断のもと路線変更し、過剰さと大袈裟さを極めたことで人気を博し、史上初の最終回巻頭カラーとして、ジャンプ史にその名を刻むこととなる

───という、教科書的な本作の功績だけが、本リストに入る理由ではない。重要なのは本作が男一匹ガキ大将(=根性と漢気)、侍ジャイアンツ(=超人能力)の要素を意識的に再生産していることである車田正美を源流として、ジャンプ的な文脈を後世の作品が重ね合わせることでより濃くしていく流れが明確になる。我々の知るジャンプは全て車田正美以後なのだ

5.コブラ 作:寺沢武一 1978年45号 - 1984年48号

時代作家に比べ、寺沢武一デビュー作の視座は群を抜いて高かった。スペースオペラ世界観から引用した本格的なSFアイデアの数々。高い等身で描かれ、まるで映画のようなポージングセリフ回しで魅せるセクシーな男女たち。幾度もの休載はさみつつも、本作はユーモアとカッコよさと強さをコブラという一人の男の中に共存させるという偉業を成し遂げた。

登場人物も読者も無垢10代の少年でなくてはならないという近視眼的な幻想と、ジャンプ作家絶対コンスタントに週刊連載をしなければならないという既成観念を、葉巻を加えた気障な宇宙海賊サイコガン──精神力をエネルギーに変えるアイデア寺沢が生み出したものだ──は易々と破壊したのである

6.キン肉マン 作:ゆでたまご 1979年22号 - (週プレNEWSで連載中)

リングにかけろ確立したバトルマン路線を、当時の少年たちが大好きだったプロレスに絡めることでさらなる高みへ導いた作品。いわゆる「友情努力勝利」という実際にはジャンプ編集部の誰も公言したことのないらしいパブリックイメージ単独で築き上げた。にもかかわらず、本作は国民作品とはみなされておらず、犯罪的なまでの過小評価に甘んじていると言わざるを得ない。マジでなんで?絵が下手だから嶋田SNSの使い方が下手だから

キン肉マンマンガとしてではなく文化的重要なのだと主張する類いの人間がいるが、そいつらの目と脳にはクソしか詰まっていない。ゆでたまごは絵の巧拙クオリティ関係しないことを証明し、あらゆる世代の男たちにマンガ熱狂する勇気を与え、信じがたいほど面白い作品を描いた。この作品を嫌う人たちもまず冷静になり、理解しようと試みるべきだ。

7.Dr.スランプ 作:鳥山明 1980年5・6号 - 1984年39号

鳥山明訃報を聞いた日、Kindleで買ったまま放置していたDr.スランプの1巻を読んでみた。久しぶりに読む本作はきっと悲しいほど古く感じるだろうと思っていたが、実際のところiPadの画面に映るペンギン村の住人達は今も新鮮味をもって感じられた。

本作は後にDBドラクエで知られることになる鳥山明がその才能の枝葉を伸ばし始めた作品である───と書けたらどれほど楽だったろう。枝葉どころかこの時点で大樹の幹である

言語以前の本能領域に鋭く迫り来る現実味を携えた絵は存在するが、そうした絵を毎週16ページのマンガで成立させる人間鳥山明以外には存在しなかった。頭の中にBlenderが入っているかのような立体的なデフォルメは、我々の住む現実世界とは違うところにもリアリティというもの存在しうることを示し、「マンガのための絵」であった劇画調を衰退させる最大の要因となった。

8.キャプテン翼 作:高橋陽一 1981年18号 - (キャプテン翼WORLDでネーム連載中)

Jリーグ創立の流れを生み出したともされる本作がサッカーマンガ界に残した遺産はなにか?もしかたらこのような問いの設定自体が誤っているようにも思える。高すぎるキャラクターの頭身、大真面目に繰り出される荒唐無稽な技の数々が目をくらますかもしれないが、高橋陽一が一貫して表現たかったのはひたむきな少年たちが織りなす爽やかな青春であって、こうした要素は他作品にも見られるものだ。彼がサッカーという題材を選んだのは単に「野球マンガはありふれているから」という理由だ。本作は期せずしてサッカーマンガというジャンルの中心に祭り上げられたに過ぎないのだろう。

それでも、我々はこの巨星に感謝するほかない。この作品が無ければサッカーを始めていなかったであろう日本中、いや世界中の少年たちが、みな大空翼という一つのアイコンに夢中になっていたのだ。マイナースポーツひとつに過ぎなかったサッカーメジャークラスに引き上げ、軍国主義に基づく根性論を相対化し、ひたむきにボールを追いかける楽しさを私たちに初めて教えてくれたのはこの作品だったのだ。

9.北斗の拳 作:武論尊原作)、原哲夫作画1983年41号 - 1988年35号

元増田を書いたときブコメ欄は「ぼくのはじめてのジャンプ」にまつわる涙なしでは語れない思い出たちで溢れかえったわけだが、はてブに入り浸る層の平均年齢を考えれば当然のことである

自分のようなおじさんにとって涙なしでは語れない系マンガの筆頭に位置するのが北斗の拳である1980年代中盤というのは、親しみやすいポップ路線と男臭い劇画路線がちょうどクロスオーバーする時期であった。今のメインストリームがどっちかは言うまでもないが、自分にとっては線が太くてむさ苦しい絵柄こそが少年ジャンプ原風景だった。

強くてカッコいい大人の男が弱肉強食戦場で己の命を懸け闘う...そんなジャンプ初期から続く系統の最高到達点かつ袋小路が本作である。このようなマンガ流行時代は二度と来ないとわかっているからこそ、特別な輝きを放ち続けるのだ。

10.きまぐれオレンジ☆ロード 作:まつもと泉 1984年15号 - 1987年42号

かわいい女の子を見るためにマンガを読む者と、そうでない者がいる。どちらがいい悪いということはないが、少なくとも創刊してしばらくのジャンプは前者に見向きもしない雑誌であったのは確かだ。うちには高橋留美子はいないんだよ、といった具合に。

きまぐれオレンジ☆ロード申し訳程度の超能力要素を除けば、一貫して思春期男女の甘酸っぱい三角関係に焦点を合わせ、かわいい女の子日常が描かれているだけだ。それのなにがすごいのか?別にすごくはない。ただ、エロくもなく大したギャグもなく荒唐無稽な展開もないふつうの男女の日常需要があることに、誰も気づいてない時代があったのだ。

まつもと泉は早くに体調を崩したこともあり、これ以降影響力ある作品を生み出すことはできないままこの世を去った。それでも、彼の鮮やかなトーン使い、歯が浮くようなセリフ回し、そして"かわいい女の子"以外に形容する言葉が見つからない鮎川まどかキャラデザを見返すたび、これをジャンプでやってくれてありがとう、と思わずはいられない。

11.ドラゴンボール 作:鳥山明 1984年51号 - 1995年25号

鳥山明が死してなおこの先何度も繰り返される問いだろうが、ドラゴンボールよりもワンピナルトの方がどれほど優れているのだろうか?そしてその答えを誰もが知っているのは何故だろう?これらの問いに対してどんな議論がなされようともすべて的外れ無意味である。それはこの作品が頂点だからだ。

鳥嶋和彦意向により、本作はバカげた後付けの設定や引き伸ばしをせざるを得なかった。それでも、マンガ金銭を生み出す道具と見做す人間たちのあらゆる商業的な意図を超えて、本作はそれ以前、以降に掲載されたあらゆる作品を軽々と凌駕する金字塔となった。

11年に渡る孫悟空冒険をもって、鳥山明日本マンガ文化世界最高のものであるという事実を叩きつけ、自身手塚治虫赤塚不二夫つげ義春萩尾望都藤子F不二雄、高橋留美子と並び立つ歴史上最高のマンガ家の一人であることを証明したのである

12.聖闘士星矢 作:車田正美 1986年1・2号 - 1990年49号

車田正美リンかけ過去ジャンプ作品再生産を初めて試みたと述べたが、それを自分自身作品でやった人間も車田が最初であった。自身のやりたいことを詰め込んだ男坂が衝撃的なまでの不人気に終わった反省から、彼は自身の原点に立ち返りつつもよりスケールを拡大した再生産をやることを決めた。

彼はギリシャ神話宇宙子供向けと大人の女性向け、劇画プラモデルといった要素を交互に行き来しながら、自身が積み上げた様式美世界前人未踏領域まで押し上げた。聖闘士に同じ技は二度通用しないが、我々読者は何度でもこのパターンを欲してしまうのだ。

13.ジョジョの奇妙な冒険 作:荒木飛呂彦 1987年1・2号 - (ウルトラジャンプで連載中)

ある一定世代人間からは、ジョジョという作品はいつも巻末に掲載されている時代遅れな絵柄のつまら作品という評価が下されることがあり、そこには50%事実と、50%の誤った認識が含まれている。

荒木飛呂彦の絵柄が彼の見た目と同様あまり本質的な変化がないことについてはその通りだ。だがいくら彼より本誌での掲載順が上であろうと、革新性・才能・実験精神という点で彼より優れた人間果たして何人いただろう?

幽波紋と、理不尽能力値のインフレを伴わないバトル描写は、彼が残した功績の中で最大のものであるキャラクターが持つ能力を、作者の演出の道具として使うのではなく、自律したキャラクター同士の駆け引き領域に落とし込むことに成功したのだ。

我々はフィクションの中での整合性を厳しくジャッジすることに慣れっこになっているが、それに耐えうるものを初めて生み出したのは荒木だった。彼以降、マンガを読む行為は絵と吹き出し表現された作者の脳内世界をくみ取る作業ではなく、自律したキャラクターたちと同次元に立ちその思考を辿るものとなった。荒木は真の意味で我々をマンガ世界に誘ったのである

続き→anond:20241026155213

新都社(Web漫画)史上最も重要マンガ6選

Web漫画が無い(https://anond.hatelabo.jp/20241025190620)と言われたので新都社限定して書いてみたいと思います

この為にアカウント作った新米増田なので見やすいように記法整理できていないのはご容赦ください。

思ったより長くなりそうだったので追記で何とかするかも

 

レギュレーション

定義オリジナル(https://anond.hatelabo.jp/20241012181121)のレギュレーションに倣って

作者一人につき一作品、後世の作家への影響、社会的な影響を重視とします。

とはいえWeb漫画自体歴史が長くないので、同時期作家への影響度合いを考慮ポイントにしています

なお順番は思いついた順です。過去掲載されていたが、現在掲載されていないものなども含みます

また、作者名については著作時の名義を使用しています。本投稿時点で商業での名義や別名義がある方もおられますがご了承ください。

誤字脱字衍字等ありましたら申し訳ありません。

 

新都社とは

新都社(にいとしゃ)は誰でも参加可能自作漫画自作小説のコミュニティサイトです。

https://neetsha.jp/

 

増田立ち位置

一般通過読者

何でも読む悪食とはいえ界隈が狭かったので作者読みだったりするのは一部作家くらいしかできない裏返しでもある。

ルーズリーフシャーペンで描いている漫画画力10段階中で3くらいの感覚画力については語っています

2007年から2015年頃によく見ていた。以下の内容に異論あると思いますが是非お勧め教えてもらえればうれしいです。私は書いたんだからさ(同調圧力)

 

◆6選

名前からどうしても忌諱してしまうと思われるが、原作新都社文藝となっており当時の話題性は高かった。

YOKO先生の前作品である痴漢男スレ原作にあるものの、画力や隙間のストーリーの作りこみ、あるいはギャグが非常によくできていた。

以後の活動ではジャンプに連載作を持つ等、出世果たしている。

 

  • オーシャンまなぶ task先生

どちらかと言えば作者による選出

漫画論理的に考えて組み立てて作っている。後述のONE先生と共に裏サンデーメンバーバトンリレー漫画作成した際に

どうにもならない?大風呂敷を何とか纏めたりするなど仕切りの面が有るが、Web漫画家は自由奔放だったり繊細な人が多いので顔役的な立ち回りは非常に重用されたことと考えられる。

以後の活動では、某たらこ漫画を描いてバズったりしているらしい。

 

村田先生作画ではなくONE先生作画の方

新都社作品アマ作品が多いのでどうしても商業誌に慣れている人からすると苦痛ともいえるほどの絵、MSペイントで描いたんか?みたいなものもある

ワンパンマン(ONE作画)についても1話一般人には読むに耐えないようなものかと思われる。ただし、新都社においてはこのクオリティは高い側に属し、なによりストーリーが素晴らしかった。

当然アンパンマン系の二次創作については他にも多数あり、作画がこの時点で上回っていたものも他にあったが最終的に作画がつくことでメディアミックスも果たし、アニメ原作複数担当するなど出世を果たした。

新都社作品の多くはストーリーは良いのに作画商業誌が要求するラインに届かない/担保し続けられないため商業に乗れなかった人が多かったが、

原作としてつくことで花開いた新都社作家も多く、その先駆けともいえる。

 

アニメは…原作は良いぞ

スターシステム活用物語の奥深さを出している。作画/ストーリーどちらも申し分なく、その性癖を除けば万人受けすることだろう。

ただ、その性癖ゆえに売れている面もあるため、マーケティング的に仕方ないとも思う。

以後の活動では、メディアミックスや多くのアニメを送り出すなどしている。

 

原作側のみ考慮

作画カロリーを減らしながらもストーリーの1つ2つ捻った展開がその才能を感じさせた。

どうしても斜に構えがちなWeb漫画家はその掲載方法の故かストーリーが難解すぎたり破綻することも良くある、

しかし捻りがありつつもわかりやすストーリー、明かされていく設定が他の作者にも学びがあったように思う。

以後の活動では、癖に全振りした異種族レビュアーズのヒットを出すなど精力的に活動している。

 

性癖が…とはいえ掲載している作品の数とコメントから考えると同作者を挙げるのは必然である

また作品クオリティは高く、丁寧な線から紡ぎだされる物語は非常にグロテスクな内容ながらも絵画を見ているかのような錯覚に陥る。

しかしながら感情素手突っ込み揺らすようなものもあり、その多彩な作画力はやはり癖のなせる業(ワザ/ゴウ)だと思われる。

 

次点

 個人的にはレギュレーション面で同先生の他作品だが、先生作品として導入に見るのにはテンポの良い作品

 作画商業レベル、設定も良く"寝ら"れている。

 ジャンプお家芸的な男の子大好きを集めたような作品。意外と正統派作品が少ない新都社作者にとってこの作品作画/ストーリーの影響は避けられないだろう。

 その気になれば真似できそうな絵やストーリーだがきちんと読めるように落とし込んでおりクオリティが高い。

 ヒロインを…というくだりを"シュミ"レーションした作品として類をあまり見なかった作品Web漫画は作り直せる利点が他の作者にも影響があったと思える。私はどっちの結末も好き。

 人狼系は一時期流行があり、現在においても類するものがあるが新都社でも本作品が光っていた

 影響という部分ではちょっと弱い気がする。クオリティが高い。

 

他にもたくさんありますがキリが無いので思い出したら追記します。

 

個人的考察

ランキングトップ作品(侠,K)に関しても影響度はあると考えられるが、そのクオリティ評価されている面が強く

個人的には独自ストーリーと限られた画力でどういう風に見せていくのかというところが他作者への影響度に強く関係しているとみている。

Web漫画自体結構独自色が強いものであるため、あまり影響軸で語るのは無理があるのかもしれない。

また歴史の部分を語ってしまうと新都社に対して裏サンデーとなりのヤングジャンプジャンプ+といった投稿する場の移行があるため

初期のころのメンバーくらいしか上げにくいという問題もある。つまり、2陣3陣目といったところが居ないためフォロワーみたいな観点で計測しにくい。

あと、改めてみたらやっぱり閉鎖してるものが多かったりして…無料HPサービスの閉鎖と共に消えた作品とかもあってなかなか悲しい

というわけで次の言葉で〆させていただきます

 

いつまでも あるとおもうな Web漫画

はやくよめよめ いのちあるうちに

anond:20241026011104

特に異論はないけれど、大衆への影響としては、

孤独のグルメ以降のマンガ、実写への影響は大きい。

何度もTVドラマ化されていることから中年以下での知名度は抜群。単行本売上も青林堂最大では。

2024-10-25

近代麻雀史上、最も重要マンガ5選

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20選 - https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

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誰かがやるだろうと思って放置していたが誰も書かないので。

異論反論は大いに受け付けたい。特に1970年代2020年代はほとんど読めていないので追記があれば是非。

近代麻雀だけでなく、その前身の別冊近代麻雀やその他関係誌(近代麻雀オリジナル等)も含む。

思いついたままに描いたので順不同で。

麻雀飛翔伝 哭きの竜能條純一

当時(80年代)、麻雀イメージ裏社会反社)と表裏一体。それを舞台にしたものとして最も有名と思われるこれを選定。

「あンた背中が煤けてるぜ」

の名台詞を生み出しただけでも十分に価値のある漫画。何故「ン」がカタカナなのか、煤けているからなんなのかの意味はわからないがなにやら凄い説得力があり、当時の男子大学生がこぞって真似をしていた。

天和通りの快男児福本伸行

こちらも裏社会からで、福本伸行出世作

途中から完全にサブキャラアカギに主役が取って代わられ、スピンオフ作品の「アカギ」の方が長期連載・人気作になったのは御愛嬌

ただ、まがりなりにも完結させたのは他の福本作品よりも評価し得るのではないだろうか。

この後、近代麻雀以外でも「銀と金」(アクションピザッツ)、「賭博黙示録カイジ」(ヤングマガジン)など立て続けにヒット作を出し、人気漫画家となっていった。

あじゃんほうろうき(西原理恵子

西原理恵子が悪いお友達に唆されて麻雀を覚えていくマンガ西原理恵子はこの連載開始時は完全に無名漫画家だった。

絵もお世辞にも上手いものではなかったが、ギャンブルをする人には分かる悲喜交交は素晴らしく面白い

西原理恵子出世作であり、西原理恵子を世に送り出したのは功罪両面で影響が大きい。

お金をかけて麻雀をやったことがある人向け、ならば間違いなく西原理恵子最高傑作オススメできる(これ以降の西原理恵子が合わない人もこれだけは別、手に入るのであれば是非読んでほしい)。

車が買えるほど負けたと笑っていたら家が買えるほど負けていた、という笑えなく笑える漫画

ノーマーク爆牌党片山まさゆき

麻雀漫画第一人者、片チンこと片山まさゆきからはこれ。

出世作という意味では他誌だが「ぎゅわんぶらあ自己中心派」(ヤングマガジン)、近代麻雀での出世作は「スーパーヅガン」の両ギャグ漫画かもしれないが。

本作も当初はギャグとしてはじまりキャラ勝手に動いていってストーリー漫画になった印象が強い。

本作に限らないが、裏社会との関わりがイメージされる麻雀を題材にしながら、ほぼそういったものを登場させずに描いているのも好印象で、今のプロ麻雀の隆盛に貢献していると思われる。

更に、麻雀漫画の主役敵役超能力じみた能力を持っていることが多いが、それを可能な限り排除しようとしているのも特徴的。

リアルな闘牌も見どころ(馬場裕一プロが協力していたそうな)で、他作品と一線を画す。

片チン自身はこのかなり後に描いた「打姫オバカミーコ」を代表作としているし、「牌賊! オカルティ」、「ミリオンシャンテンさだめだ!!」なども面白いが、新境地を切り開いたという意味でやはりこれで。

個人的には麻雀関係ないが「SWEET三国志」がかなり好き。

ムダヅモ無き改革大和田秀樹

どう見ても実在政治家モデル(主役が小泉ジュンイチローだし)にしながら、各種の政治的課題麻雀解決していく怪作。

大和田秀樹といえば「大魔法峠」や「ガンダムさん」の方が有名かもしれないが、個人的にはムダヅモの方が面白い

今やったら大炎上間違いなし(安倍シンゾーの切腹など)な政治ネタ満載だが、当時はおおらかな時代だったのだろう。

2017年から続編が発表されているが、登場人物の多くが過去の人になっているのも炎上対策なのだろうか。

「この作品フィクションです。実在人物とは“あまり関係ありません」

選外

フリテンくん植田まさし

知名度としては5選に入るべき作品だが、近代麻雀以外にも複数誌で連載した後に完全にまんがライフ誌に移籍してしまったので選外に。

近代麻雀発とは言え、近代麻雀作品と見ている人はほとんどいないのでは(「フリテン」という麻雀用語タイトルになっていることから名残はあるが。)。

哲也-雀聖と呼ばれた男(さいふうめい星野泰視

麻雀放浪記」で有名な阿佐田哲也色川武大)をモデル戦後すぐの社会を描いた作品

2000年に第24講談社漫画賞少年部門を受賞しており、間違いなく当時の麻雀人口の増加に貢献した作品だが、連載誌が週刊少年マガジン講談社)であり、選には入らない。

咲-Saki-小林立

麻雀漫画と言えば男ばかりまたは絵が個性的オブラート)な作品が多い中、メインに美少女を並べ裾野を拡大した功績は極めて大きい。

が、連載誌はなんとヤングガンガンスクウェア・エニックス)、近代麻雀連載なら間違いなく選に入っていた。

これ以降、近代麻雀にもかわいい絵柄の麻雀漫画が大幅に増え、影響は大きい。

むこうぶち(天獅子悦也)

安藤満プロ(連載中に逝去)の協力の元、バブルの頃の高レートを舞台活躍した「傀」を主人公に当時の世界を描いていた。

連載が長くなり間延びしている感はあるものの、「傀」の決め台詞である「御無礼」を真似て点棒を投げ付けられた人も多いのでは。

多数のスピンオフを生み出した人気作で面白いが、漫画として特筆する物があるとまでは思えないので次点で。

ムダヅモと入れ替える人も多いかもしれない。

かわぐちかいじ各種作品

何故か近代麻雀に多数の短編掲載していた。

当時は正直言って、絵も内容も箸にも棒にもかからない作品が多かったが、「沈黙の艦隊」(モーニング)で一躍人気漫画家に。

近代麻雀がなければ漫画家として成功していなかったかもしれない。

フリー雀荘最強伝説 萬(本そういち)、根こそぎフランケン押川雲太朗)、兎-野性の闘牌(伊藤誠)など

近代麻雀内の人気作ではあり、たしか面白いが、重要かどうかという点からは選外かと。

雀士麻雀打ち)桜井章一テーマとする作品

80年代から90年代にかけて異様に人気があり、雀鬼桜井章一を主役とする作品が大量に(1020ではない)作られた。その意味で、桜井章一麻雀漫画史に重要かもしれないが、見るべき漫画はほぼないと思われるので選外に。

追記

バード青山広美山根和俊)、鉄牌のジャン(西条真二

完全に忘れていた。選外の「近代麻雀内の人気作」に分類したい。

3年B組一八先生(錦ソクラ)

単行本にできない各種パロディ面白いし錦ソクラがシティーハンタースピンオフを描くきっかけになったという意味でも重要だけど、これを入れるならムダヅモを入れたい。

単行本化したら買うけどね

7選なら〜、10選なら〜

週刊少年ジャンプでさえ20選にまで絞ってるのだから近代麻雀なら最大にしても5選かなぁと。

7までひろげていいならむこうぶちと兎を入れたい

追記2

いろんな意見は大歓迎だけど本文を読めてないのは勘弁してくれ

本文に書いてあるとおり近代麻雀及び系列からラインナップになっているか天牌とかは入りようがない。

選外で取り上げても良かったかもとは思うが。

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