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はてなキーワード: 一遍とは

2024-09-07

anond:20240907081155

書類選考希望される方は、添付の専用履歴書エントリーシートをご確認いただき

3月15日(火)消印有効でその2枚をセットにし、下記までご郵送ください。

直前に説明会へ予約が出来た場合は、ひとまず書類持参でお越しください。

会場で通り一遍等の説明・指示はします。

その指示が難しい場合・・・その先は言う必要ないですよね。

自分で考えてみてください。

2024-09-04

anond:20240904224511

アトピー辛いよな

正直アトピーは肌界史上最弱と言っていいほど厄介な相手なので、継続的な通院はマスト

その上で保湿ケアは怠ってはいけない

アトピーなら化粧水乳液ガッツリ保湿してから薬を塗ろう

しっかりケアした上で薬塗っても治らないなら次は何が足りないか特定する段階だ

俺はアトピーじゃないから実感を伴ったことは言えないが、アトピー先天的に肌が外部の刺激から防御するための物質をうまく作ることができなくてなっていることが多い

なのでその足りない物質を基礎化粧品で補ってやる必要がある

手に入れやすいところでいうとヘパリン類似物質だが、皮膚科で処方されるローションに入っている場合化粧品で補う必要はない

その場合、最も可能性として高いのがセラミドという物質

https://alle-net.com/family/allergy/allergy03/allergy03-atopic01/

↑これを化粧品で補うと俺の場合は本当に肌が元気になった

継続的な薬の使用で弱り、薄くなっていた肌の復活はセラミドの働きがかなりでかかったと経験として思う

俺が使用した中で最も使用やす効果的だと思ったのがトゥヴェール乳液

https://www.tvert.jp/c/g04

油分感がほぼなく、ニキビ肌質でも一切のストレスを感じることな使用できた

ただ値段が使用やすくない、個人的にはこの効果でこの効き目なら全然ありだと思うが

セラミドものすごく大事な成分なんだが原料が高いので手が出しにくいものが多い

ベタつくが保湿力は天下一品さらに安いという神の商品はこれ ロート製薬は神

https://jp.rohto.com/carecera/

俺も色々言ったが正直独学でもなんでもなくアトピーYouTuberの避けるべきスキンケアみたいのを実践していって自分向けにカスタマイズしたって感じ

かずのすけってYouTube検索すると出てくるから風呂の時にでも流してみて

2000円以下で有用スキンケアを勧めてる動画とかもあって財布にもかなり優しい

俺もかなり顔面ボコボコだったのが、3〜5年くらいかけて凄まじく改善した

他人から見たら大したもんじゃいかもしれないが、俺にとっては革命的だった

皮膚科医ってアトピーでも敏感肌でもないから通り一遍の処方しかしてもらえなくてかなり捻くれそうになるが、方向が見えてくれば劇的に肌環境は変わるので、ぜひ頑張ってほしい

anond:20240904192921

これは非常に面倒な話になるが、肌質というのはマジで百人いれば百通りある

保湿しないのが最適解の人間がいれば、適切な保湿をしなければカサカサニキビだらけの人間もいる

男の場合、女より体質的に皮脂が出やすいので保湿ケアを女より必要としない者が多いが、乾燥肌アトピー人間が同じように風呂後何もしなければ肌はボロボロになる。

また、肌質によって適切な保湿ケアは異なる。ジェルだけで十分なヤツ(脂性肌)、化粧水から乳液、下手するとクリームまで必要なやつ(乾燥肌)、何やろうが病院行って薬塗ろうがニキビ治らんやつ、たくさんいる。俺は病院行って通り一遍の薬塗っても治らんかったやつ。

結局基礎化粧品(スキンケア)で直したので、適切な保湿ってやつを見つけ出すのがスキンケアの肝だというのは肌身に染みてるが、万人向けの解がないのがスキンケアオカルトっぽく見せている最大の要因だと思う。

そしてここから先は割とどの男にも共通するが、歳を取るにつれて皮脂量が減り乾燥してくる。乾燥するとシワが増える。つまり老ける。

なので乾燥対策は老け対策に直結する。

俺は気にしないぜ渋いジジイになると思っているなら普通に放置していいが、シワ増えたな…と何となく思って多少落ち込むようなら、乾燥対策をするに越したことはない。

早いうちに始めておくと、付け焼き刃より効果がよく出る。

実践している側の体感からすると30から適切な保湿ケアをした場合の50と、50まで何も保湿ケアをしなかった同一人物ならかなり違う結果が出ると思う。

また、年の半分使う、半分使わない、の実験若いうちだとあまりからないが、50越してからだと割とよく出ると思われる。

父は若い頃当然何もしないで過ごしていたが、近年冬場に肌が乾燥して顔面が突っ張って痛いと言っていたのでロート製薬化粧水乳液を渡したら覿面に良くなった上肌艶が増していて面白かった。

2024-09-01

到着の遅い通販を使うと逆に安心する

二ヶ月に一遍ほどAmazonを使うが、それほど緊急性を帯びた、これがないと困る、というようなもの通販で買わないので(そんなもの普通のBtoCの通販で売ってるのか?)、来るのが早すぎて引く。2日3日でも早いと思うのに翌日とかに来られると申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

Amazonではないが、それなりに名の知れた店の通販倉庫で働いていた際に、個人的には仕事自体にそれほど嫌気がさしていたわけではないが、ひっきりなしに延々延々大きな商品からしたことない商品まで延々延々捌いていくうちに、客の方に嫌気がさしてきて、こんなしょうもないものすら通販で頼むなんて現代社会ではそんなに人々の時間が奪われてるのかねと、どんな事情があるのか知らんが侮蔑憐れみの入り混じった気持ちになったものだ。とはいえ俺もここで働いて金もらってる以上その活動に加担してる訳だからあんまり偉そうな口はきけないとは思いつつも。

そういうことがあってより一層通販を頼まなくなったものの、通販しか手に入らないものというのもあるのでAmazonで頼むとき自分物欲軽蔑したりするのだが、時折別のサイトで頼むとき、入荷次第発送とかウン週間後お届け予定の文字を見ると安堵の嘆息が出る。実際のところがどうなのかわからんし、勝手想像になるが、この画面の向こうにはあの止まらないコンベアシャトルランの如く走り回る管理者もいないような気がして

2024-08-19

anond:20240819181752

通り一遍のやり方しか覚えてないから状況を考えず繰り返すしかないんだろうけど

これまだ加害者男性という点で共通点があるけど

加害者女性でも同じこと繰り返すんかね

猛暑にふさわしいホラーだわ

2024-07-24

高校生なんですけど、社会の闇を見ました。

高3男。学校祭の実行委員を仲の良い友人たちとわいわい夏休みまでやってきたんだけど、各クラスからの選出時に紛れ込んじゃった文系女さん(委員長)が無双しまくった結果、僕(副委員長)が彼女にきつい言葉を浴びせていじめを行った事になり、20代芸術科の委員会担当の女さんが僕を委員会追放に処す事になりました。通り一遍謝罪メッセージ委員LINE(オプチャ)に送ってそこから抜けたところ、委員長女さんは即座に僕の謝罪文を全員の履歴から削除。もちろんそれ以外の3年のメンバーは仲の良い男たちなので、そのスクショグループに再送信してネズミごっこをやっているっぽいです。自分が全能であると思っている(実際には何もしていない)委員長女さんと、委員長がいれば成り立つと考えている(委員長自分頑張ってるアピをしている事に気がつかない)担当女さんと、クラウド上で共有されていた数十点の自分作成した資料を(ゴミ箱からバージョン履歴に至るまで全て)消去した僕と、委員長についていく気などさらさらない他の3年生と。受験最後の、そんな夏が始まります

2024-07-18

進行した認知症患者誤嚥肺炎とは延期可能老衰である

誤嚥肺炎という病気がある。

ガイドラインでは、誤嚥リスクのある宿主に生じる肺炎、と定義される。

そのうち最も多くを占めるのは高齢かつ進行した認知症患者発症する誤嚥肺炎である

内科救急で最も多く経験する疾患で、入院で受け持つ頻度もかなり高い。

特異なことに、最も多く接する疾患の一つでありながら、専門家存在しない。

肺炎から呼吸器なのかといえば、呼吸器内科医は認知症への対応は専門ではない。

精神科認知症診療業務範囲に含まれるが、身体疾患が不得手である

神経内科医は嚥下認知症を専門領域の一つとするが、絶対数が少なく、専門領域が細分化されている。

そんなわけで多くの場合内科医が手分けして診療することになる。

そういうわけだから誤嚥肺炎に対する統一的な見解はない。ガイドライン2013年から更新されていない。また誤嚥肺炎に関する文献や書籍はあるし、質の良いもの出版されているが、多くは診断、治療、予防に重きを置く。価値観に深く踏み込んだもの殆どみない。患者自身が何を体験しているか推定している文章殆ど読んだことがない。

病状説明も僕が研修医でほかの様々な医師説明を聞いても、肺炎です、誤嚥が原因です、抗菌薬で治療します。改善しないこともありますし、急変することもあります、といった通り一遍説明以上のことを聞いたことは殆どなかった。

当然ながら国家試験の出題範囲にも入っていなかった。

もっともよく経験する疾患でありながら、どうするべきかの具体的な方針大学教育でも研修医教育でも提供されないのだ。

にもかかわらず、認知症患者誤嚥肺炎は最も多い入院かつ、その患者入院期間が長い傾向にある。入手可能データだとおおよそ一か月の入院となる。死亡退院率はおよそ15-20%で、肺炎としては非常に高い。疫学については良いデータがないが、専門病院などに勤務していなければ、受け持ち患者のうち5人から10人に1人くらいは誤嚥肺炎が関連している印象がある。

誤嚥肺炎は、進行した認知症患者ほど起こしやすい。そして、誤嚥肺炎を起こすことでさら認知機能が低下する。しばしば経口摂取が難しくなる。そして自宅や施設退院することが難しくなり、転院を試みることになる。

転院待ちのためにさら入院期間が延びる。

典型的には進行した認知症を背景に発症するので、意思決定を本人が行うことができない。患者施設入居者であることも多く、施設職員がまず来院する。その後家族が来院して、話をする。肺炎であるから治療可能な疾患の前提で話が進む。進行した認知症治療不可能な疾患があることは意識されない。

ここでは、進行した認知症、つまり意思決定能力があるとは考えられない患者、今自分がどこにいて、周りの人がだれであって、自分の状況がどうであるかを理解できないほどに進行した認知症患者、と前提する。

退院してもらうための手段、という意味では治療は洗練されてきている。口腔ケアを行い、抗菌薬を点滴する。嚥下訓練を含めたリハビリテーションを行い、食事を早期から開始し、食形態誤嚥しづらいものに変える。点滴を早期に切り上げて、せん妄リスクを減らす、適切な栄養療法を併用して低栄養を防ぐ…。

そういったことを組み合わせると、退院できる可能性は高まる身体機能食事を再開できないレベルまで低下することはあまりない。

しかしそこまでして退院した患者は、以前の身体機能認知機能を取り戻すわけではなく、少し誤嚥肺炎を起こしやすくなり、活動制限がかかり、介護をより多く要するようになり、認知機能さらに低下して退院していく。

から人によっては一か月とか半年後に誤嚥肺炎を再び発症する。

家族医師は以前と似たようなものだと考えている。同じような治療が行われる。

そこに本人の意思はない。本人の体験がどうなのかを、知ることはできない。

というか、進行した認知症で、ぼくらと同じような時間感覚があるのだろうか。

本人にとって長生きすることの体験価値があるのか、ないのかも知ることは難しい。

 というのは逃げなんじゃないか

状況認識ができなければ、そこにあるのは時間感覚のない快・不快感覚だけではないか。だとすればその時間を引き延ばし、多くの場合苦痛のほうが多い時間を過ごすことにどれほどの意味があるんだろうか。

なぜ苦痛のほうが多いかといえば、状況を理解できない中で食形態がとろみ食になり(これは美味とは言えない)薬を定期的に内服させられ(薬はにがい上、内服薬をへらすという配慮がとられることはめったにない)、点滴を刺され、リハビリをさせられ(見当識障害されている場合、知らない人に体を触られ、勝手に動かされる)、褥瘡予防のための体位変換をさせられ、せん妄を起こせば身体拘束をされ、悪くすると経鼻胃管を挿入される(鼻に管を入れられるのは、快適な経験ではない)

どちらかといえば不快であるこれらの医療行為は、治療という名目で行われる。

この治療は、肺炎治療するという名目の元に正当化される。

多くの医師は疑問を抱かずに治療する。治療される側も、特にそれに異をとなえることはしない。異を唱えるだけの語彙は失われている。

仮に唱えたとしても、それはせん妄認知症悪化としてとらえられてしまう。

老衰過程が長引く苦しみがあり、その大半が医療によって提供されているとは考えない。

 ここで認知症というのは単なる物忘れではないことを説明しておく。それはゆっくりと進行する神経変性疾患で、当初は認知機能、つまり物忘れが問題になることが多いが、長期的には歩く能力、座る能力食事する能力が失われ、昏睡状態となり最終的には死に至る疾患である

 多くの内科医はこの最後の段階を理解していない。肺炎入院したとき認知機能について評価されることは稀だ。

実際には、その人の生活にどれだけの介護必要で、どのくらいの言葉を喋るか、笑顔を見せることがあるか、そうしたことを聞けばよいだけなのだけど。

進行した認知症入院するのがどのような体験か、考慮されることはめったにない。

 訴えられるかもしれないという恐れの中で、誤嚥リスクを減らし、肺炎治療するべく、様々な医療行為が行われる。身体が衰弱していくプロセスが、治療によって延長される。

 医療において、患者権利尊重されるようになってきた。僕らは癌の治療を中断することができる。良い外科医を探すべく紹介状を書いてもらうこともできる。いくつかの治療法を考慮し、最も良いであろうと考える治療選択することもできる。

 しか患者自身認知機能を高度に障害されてしまった場合はそうではない。医師が何を希望するかを聞いても、答えてくれることはないし、答えてくれたとしても、状況を理解できないほどに認知機能が損なわれている場合は、状況を踏まえた回答はできない。

 そこで「もし患者さん本人が元気だった時に、このような状況をどうだったと考えると思いますか」と聞くこともある。(これは滅多に行われることはない。単に、どんな治療希望しますか、と聞くだけだ。悪くすると、人工呼吸器を希望しますか、心臓マッサージ希望しますか、と聞かれるだけだ。それが何を引き起こすかは説明されずに)

しか問題があって、認知症が進行するほどに高齢患者家族もまた、高齢であって、状況を適切に理解できないことも多い。また、記憶力に問題があることもしばしばあって、その場合は話し合いのたびに最初から話をしなければならない。このような状況は、人生会議の条件を満たしていない。もしタイムマシンがあれば、5年前に遡れば人生会議ができたかもしれない。

 親類がいればよいが、これからの世の中では親類が見つかりづらかったり、その親類も疎遠であったり、高齢であったりすることも多いだろう。

 そうした中では、理解が難しい場合も、状況を理解して改善しようという熱意に乏しい場合も、(本人の姉の息子がどのように熱意を持てるだろうか)、そして何より、医師が状況を正確に理解し彼の体験想像しながら話す場合も、めったにない。

 意思決定において、話し合いは重要視されるが、その話し合いの条件が少子高齢化によって崩されつつあるのだ。

 無益治療、という概念がある。

「同じ治療をしても100回に1回も成功しないであると推定されること」

「その治療を行っても、急性期病院から退院できないこと」

この二つを満たすことが無益治療定義である。この概念提唱した、ローレンス・J・シュナイダーマンと、ナンシー・S・ジェッカーは、脳が不可逆的に障害された患者対象としている。

彼らはいかなる経験をすることもないから、治療による利益を得ることもない、だから無益治療倫理的に行うべきではなく、施設ごとにその基準を明示するべきだ、というのが彼らの主張である

高度に進行した認知症患者誤嚥肺炎治療は、厳密な意味での無益治療ではない。彼らは何かを体験する能力があるし、半分以上は自宅や施設に帰るだろう。自宅や施設では何らかの体験ができる。体験を感じる能力も恐らく完全には損なわれていないだろう。

この完全ではない点が、倫理的な空白を作り出す。

痴呆から認知症/物忘れと名前が変化したことは一因だろう。

そこで死に至る疾患である印象が失われた。

専門家の不在は、価値の普及を妨げた。病状説明の型がある程度固まっていれば、それがどのような形であれ、専門家集団によって修正され得ただろう。ガイドラインは不十分である医療ガイドラインエビデンスのまとめと指針である。つまり誤嚥肺炎の診断・治療・予防であり、その価値に関する判断はしばしば言及されない。ガイドラインはないにしても、診断・治療・予防に関して役立つ本はある。ただ、価値踏み込む場合も、基本的にはできる限り治療するにはどうすればよいか、という観点である

人生の最終段階における医療ケアの決定プロセスに関するガイドライン人生の最終段階における医療ケアに関するガイドライン存在するが、そもそも高度な認知症合併した誤嚥肺炎が、人生の最終段階と解釈されることはめったにない。だからこのガイドラインを用いた話し合いができることは少ない。また、多くの医師は、押し付けられた仕事認識していることから、じっくりと時間をとって家族と話をすることはなかなか期待できそうにない。多忙であればなおさらである

さらに状況が不利なのは、個々の病院Key performance indexは、病床利用率であることだ。

認知症患者誤嚥肺炎は、しばしば酸素必要とし、時に昇圧剤やモニター管理を要するなど重症であることが多く、入院期間が長くなる。そのため、看護必要度を取りやすい。多くの病院は、その地域病院が不可欠であることを示す必要がある。不可欠であることの証明に病床利用率と、看護必要度使用される。そのため、誤嚥肺炎患者を引き受けない理由はない。救急車の使用率も高く、数値上は確かに重症であるので、病院経営上は受け入れておきたい。

 介護施設に入所した場合は、誤嚥肺炎の死亡で敗訴し、2-3000万円の支払いを命じられる訴訟複数あることもあって、搬送しないという選択肢は難しいだろう。

 介護施設から搬送された患者誤嚥肺炎であることは多い。その一方で、こういった場合家族が十分な話し合いの時間を割けないことが多い。片手間でやっている医師も、長い時間をかけて説明したくはないので、お互いの利益が一致して肺炎治療が行われる。

 一方、最近増えている訪問診療は、誤嚥肺炎治療を内服で行うとか、そもそも治療を行わないという選択肢を提案できる場である。そこには期待が持てる部分もある。定期的な訪問診療でそうした話がしっかりできるかといえば難しいが、可能性はある。ただ、訪問診療医になるまでに、誤嚥肺炎に関する専門的なトレーニングを受けるわけではない点が問題になる。しかし家での看取り、という手段を持てるのは大きいだろう。

 

訪問診療を除けば、医療の側からこの状況を改善することは殆ど不可能なように思える。

 病院経営構造施設訴訟回避医師不勉強説明不足、そしてEBM患者中心の医療を上っ面で理解したが故の価値という基準の不在、めんどうごとを避けたい気持ち多忙さ、患者自身自己権利利益を主張できないこと、家族意思決定能力の乏しさや意欲の乏しさ、こうした問題が重なりあって、解決は難しいように思える。

現在誤嚥肺炎入院担当する主な職種である内科医は、糖尿病外来診療を主たる業務とする内分泌代謝内科という例外を除いて、減少しつつある。

専門医制度煩雑になったからというのもあるが、ぼくは少なから認知症高齢者の誤嚥肺炎診療したくないから、希望者が減っているのだと思っている。確かに診療をしていると、俺は何をやっているのだろうか。この治療に何か意味があるのだろうか、と考えることがあった。同じようなことを考えている医師は少なからずいる。露悪的なツイートをしている。しか構造上の問題点について踏み込むことはそこまでない。

僕は構造的な問題だと思っていて、だからこういう文章を書いているわけだ。

進行した認知症患者誤嚥肺炎とは延期可能老衰である、という共通認識が広がれば、状況は変化してくるかもしれない。事実認知機能が低下していない高齢者で、延命希望しない方は多い。その延命意味は具体的に聞けば、かなりしっかりと教えて頂ける。

誤嚥肺炎診療は、所謂延命解釈することが可能範疇に入ると僕は考えている。

後期高齢者医療自己負担額一割と、高額療養費の高齢優遇の組み合わせを廃止することや、診療報酬改定によって、誤嚥肺炎入院加療の色々なインセンティブを調整することで、否応なしに価値が変化するかもしれない。そういうやり方をした場合、かなりの亀裂が生まれる気もするけど。

2024-07-04

こんにちはトンボ鉛筆佐藤です。改めて地震の方は大丈夫でしたか

このメール配信した中には、被災されている方が多数いると思います

直接的な力にはなれないですが、

私自身、都内から自宅のある埼玉まで徒歩で8時間かけて

帰宅して、実際の東北の方に比べる程のものではないですが被災の怖さを感じました。

さて、先日は咄嗟メールだったので、返信しなくても大丈夫ですからね。

会社大丈夫です。揺れは大きかったですが、今のところ大きな事故怪我の連絡は入っていないです。

本当は週明けに全員に送ろうと思っていたメールです。

こんなことくらいしか出来ませんが、履歴書とESをお送りします。

ただ、非常に厳しい条件をつけさせていただきます

その条件とは1点だけです。

書類選考希望される方は、添付の専用履歴書エントリーシートをご確認いただき

3月15日(火)消印有効でその2枚をセットにし、下記までご郵送ください。

直前に説明会へ予約が出来た場合は、ひとまず書類持参でお越しください。

会場で通り一遍等の説明・指示はします。

その指示が難しい場合・・・その先は言う必要ないですよね。

自分で考えてみてください。

皆様にも言いたいこと、不満があるのは重々承知していました。

全部ではありませんが、私も様々な心の奥にある声を見て・聞いています

2024-06-19

ポリコレ正義陳腐

手軽に自分を正しい側に置き他人迫害するのにこれほどちょうどいいものはない

正義について深く考える労力すら彼らには惜しいのだ

ただの一遍だって批判されたくないし、批判を受けて自省のプロセスを経ることだって我慢ならないらしい

彼らはそもそも正義を語るように生きていない

お前らが本当に正義の話をしたいならアンパンマンの話をしろ

普遍正義アンパンマン

2024-06-16

こんにちはトンボ鉛筆佐藤です。

改めて地震の方は大丈夫でしたか

このメール配信した中には、被災されている方が多数いると思います

直接的な力にはなれないですが、私自身、都内から自宅のある埼玉まで徒歩で8時間かけて帰宅して、実際の東北の方に比べる程のものではないですが被災の怖さを感じました。

さて、先日は咄嗟メールだったので、返信しなくても大丈夫ですからね。

会社大丈夫です。揺れは大きかったですが、今のところ大きな事故怪我の連絡は入っていないです。

本当は週明けに全員に送ろうと思っていたメールです。

こんなことくらいしか出来ませんが、履歴書とESをお送りします。

ただ、非常に厳しい条件をつけさせていただきます

その条件とは1点だけです。

書類選考希望される方は、添付の専用履歴書エントリーシートをご確認いただき3月15日(火)消印有効でその2枚をセットにし、下記までご郵送ください。

直前に説明会へ予約が出来た場合は、ひとまず書類持参でお越しください。

会場で通り一遍等の説明・指示はします。

その指示が難しい場合・・・その先は言う必要ないですよね。

自分で考えてみてください。

皆様にも言いたいこと、不満があるのは重々承知していました。

全部ではありませんが、私も様々な心の奥にある声を見て・聞いています

2024-05-13

anond:20240105191053

言葉定義については確かにそう思うが、それよりも

5chとか、増田とか、30過ぎた人間匿名便所の落書きとして冗談で書いてる分にはいいんだが、

その言葉自体が、若者の間で〇〇だから仕方ない、という免罪符になっていることが恐ろしい

ADHDでも、HSPでも、これまでだって一定はいて、その人達なりに折り合いを付けてうまく付き合って生きてきた人がいる中で

それを免罪符に、頑張らなくていいよね、まともじゃなくてもいいよね、人とずれていてもいいよね、

なんていうディストピアが生まれつつあることに恐怖を感じる

ハードは変えられないにしろ、親ガチャかいって騒いでいる奴らの妬み、僻みの対象となっていることなんてソフトでどうとでもなるだろ

ただ、一点現代若者がかわいそうなのは、それを教えてくれるのが両親しかいなくなってしまたこと。

核家族化が進み、祖父母兄弟姉妹、従兄妹との付き合いも薄くなり、

地域社会義務教育も、ホワイト化した中で通り一遍でうわべだけの責任感のない教育に留まる。

そうなると、両親がまともでないのなら、自分自分をきつく律して、自学自習し続けるしか無い。

けれど、それに気づく頃、二十代の中頃には、肉体的、知能的には人間の成長は止まる。

もちろん、そこから色々な出会い精神的にアップデートされることはあるものの、それこそ運でしかない。

若者たちよ、頼むから勉強してくれ。

お前を救えるのはお前だけだ。

2024-03-28

anond:20240328113604

お前、ラマダンやらねーだろ?

それはお前が一遍たりともイスラム教徒じゃないからだ。

 

でも初詣をする。ほんのちょっとだけ仏教徒から

クリスマスはする。ほんのちょっとだけキリスト教徒から

 

こういう話すると一番出てくるのは、日本人は「生まれ変わったら何になる?」というトーク普通にするってこと。

まれ変わらないのよ仏教以外の人間は。天国永遠に暮らすんだから

 

でもまあ実際問題本来仏教徒とかとかだいぶ感じが違うので「日本教」という表現が使われてるわけ。

2024-03-26

anond:20240326150051

人生においてほんの一遍でも存在するファリン大事にしなければならなかったし

マルシルがクソむかついたとしても寛容に過ごすライオスのようでなければならない

 

ならなかった。悲しいなあ。

2024-03-05

消灯

「かれがそれに気づいたのは、もうすべてが手おくれになったあとだったんだとさ、おしまい。」

彼女は本を閉じると眠っている息子の肩に布団をかけてやり、部屋の電気を消し、ベランダに出て、タバコの箱を開け、一本取り出し、ライターの火をつけ、吸った。

「フーーー」

吐いた。

周囲の家々はまだ灯りの点いているところが多い。少し遠くの林は暗黒に包まれている。月は満月になる前だか後だかで、きれいなまんまるではないが、煌々としている。夜空の明るさと森林の暗さのことをなんとなく思う。

遠くで救急車サイレンの音が鳴っている。ドップラー効果という言葉が頭に浮かぶ

つの間にかサイレンの音が聞こえなくなっている。ドップラー効果の音の変わるさまを聞けなかったな、などと思う。


指ではさんだタバコプラプラさせる。昔は夜ふかしが好きだったことを思い出す。ただ夜中に起きているというだけでなぜだか楽しかった。深夜テンションというのとは違う。多分。今でもまだ楽しいとは思うが、昔ほどではない。

昔。戻れることな過去に戻って、あれやこれやの失敗や後悔を消し去りたいとは思うが、それをしてしまうとバタフライエフェクトで今の生活が大きく変わってしまうわけで、そうなるとやっぱり過去には戻りたくないかなぁ。ということを彼女は二、三日に一遍は考える。くだらない妄想だよなぁ。と彼女はこの妄想のあとで必ず言う。心の中で。


ふと、近くの室外機か何かの音が止まって、少し静かになったことに気づく。あくびが出る。寒い

「歯磨いて寝るか。明日も早いしな。」

声に出して言う。ベランダから家に入る。夜がゆっくり更けていく。おしまい

2024-02-27

八尾市立用和小学校1年生春の遠足における熱中症事故メモ

令和4年12月定例教育委員会 議事

開催日時 令和4年12月22日(木曜日)午前10時00分から

開催場所 市役所本館 8階 第2委員会

https://www.city.yao.osaka.jp/0000066899.html

請願第3号 八尾市立用和小学校1年生春の遠足における熱中症事故に関する再調査と再発防止についての請願の件

https://www.city.yao.osaka.jp/cmsfiles/contents/0000066/66899/20221222teireihikoukai.pdf より抜粋

黒井学校教育推進課長】 それでは、請願第3号「用和小学校1年生春の遠足における

熱中症事故に関する再調査と再発防止についての請願の件」につきまして見解を申し上げ

ます

本 件 事 象に 関 し ては、 令 和 4年 6 月 6日 付 で 当 該学 校 長 から教 育 長 に対 し て 報告書

提出されておりますが、今回提出されました請願内容を確認いたしますと、事実の相違が

みられますので、教育員会事務局といたしましては、遠足についての再調査必要である

と考えております

な お 、 請願 項 目 の2点 目 、 3点 目 に ついて は 、 再調 査 の 結果を 踏 ま え、 適 切 に対応

必要があると考えております

以上でございます

浦上教育長】 はいありがとうございます。今、見解を述べてもらいましたけれども、

-6-

委員の皆様方から質疑等あるいはご意見等ありましたら、お願いしたいと思います。よろ

しくお願いします。

岩井委員入学して2か月足らずの小学1年生にとって初めての遠足に関わった事案

で、学校との信頼関係にひびが入ってしまい、その後も信頼回復時間がかかっているこ

と、元学校にいたものしましても、本当につらいなと思っております。次にまたこのよ

うなことが起こらないように、学校教育委員会もしっかりと取り組みを進め、保護者

子どもさんから信頼回復に努めなければならないと強く思っておりますので、再調査

しっかり行って、きちんと事実関係を明らかにしていただきますようによろしくお願いし

たいと思います

浦上教育長】 ありがとうございます。ほか、委員さん方、どうですか。

水野委員請願書、読ませていただきました。今、黒井学校教育推進課長からもあり

ましたとおり、遠足についての再調査ということは必要だと考えます。2点目、3点目に

ついては、事実が明らかになってから検討していくということで、これも黒井課長の提

案について賛成いたします。以上です。

浦上教育長】 はいありがとうございます。ほか、委員さん方、どうですか。

【村本委員】 私は皆様方と同じ意見なんですが、こんな事が起こってしまったものです

から、とにかく再発防止ということを強く、そして、反省する意味も含めて、再調査をす

必要があるのではないかなと思います。以上です。

浦上教育長】 ありがとうございます

藤井委員】 私も、保護者立場としても、学校を信頼して子どもを通わせるために、

再調査をしっかりして再発防止に取り組んでいただく必要あるかなと思っております

以上です。

浦上教育長】 ありがとうございます。ほか、特に委員さん方、ないですか。全て同じ

ような考え方というか、いろんなご意見いただきました。この請願が1つ目、2つ目、3

つ目とあるんですけれども、私の方も再調査をすることによって、2つ目、3つ目に続い

ていくものだと。1個ずつの採決というよりも、この案件に関しては、3つとも一遍に採

択するか、しないのかという判断をしたいなと考えています。そのような形で皆様方、よ

ろしいでしょうか。

【全委員】 異議なし。

浦上教育長】 この請願第3号におきましては、請願項目の1つ目であります遠足

-7-

ついての再調査」を実施し、また、ほかの2つの項目につきましても、この再調査に関わ

ることから請願請願項目を全て包括して、採択することに、ご異議ございませんでし

ょうか。

【全委員】 異議なし。

浦上教育長】 全委員、異議なしでございます。ということで、請願第3号につきまし

ては、採択とすることに決しました。

そ れ と 、再 調 査 をこれ か ら やっ て い くわけ で す けれ ど も 、お子 様 が 小学 校 1 年生と い

うことで、本当に教育的な配慮もしていかないといけない。いろんな面で配慮必要だと

思ってます。また、請願者の協力も得ながら、前に進めていきたいなと考えてますので、

そのあたりもよろしくお願いしたいということと、再調査の結果ができ次第、スピーディ

ーに請願者、学校、そして、教育委員会が間に入って、しっかりと今後のことについて協

議をしていきたいと思ってますので、そのあたりもよろしくお願いしたいと思ってます

皆様方、よろしいですか。委員さん方。

 

令和5年4月定例教育委員会 議事

開催日時 令和5年4月21日(金曜日)午前10時00分から

開催場所 市役所本館 8階 第2委員会

議案第11号 八尾市立用和小学校1年生春の遠足における熱中症事故に関する再調査結果と再発防止に係る見解の件

https://www.city.yao.osaka.jp/0000068512.html

https://www.city.yao.osaka.jp/cmsfiles/contents/0000068/68512/kaigiroku.pdf より引用

浦上教育長】 次に、次第4に移ります

次第4の議案審議に入る前に、本日の議案のうち、議案第 11 号「八尾市立用和小学校

1年生春の遠足における熱中症事故に関する再調査結果と再発防止に係る見解の件」につ

きましては、関係資料八尾市情報公開条例第6条第1号及び第5号の規定に該当するも

のとし、非公開にて取り扱いたいと思いますが、ご異議ありませんか。

【全委員】 異議なし。

浦上教育長】 異議なしと認めます。それでは、議案第 11 号は、非公開と決定いたし

ました。議事進行の都合上、この議案審議は、他の議案の審議及び報告事項等が終了した

後に行います

 

校長について

2022/4/1 用和小 (南山本小) 山本寿子

 https://senseijinji.jp/kinki/osaka/post-10492.html

2023/4/1 用和 (大正) 高岸智之

 https://senseijinji.jp/kinki/osaka/post-11987.html

わずか1年で校長が交替

 

 

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2024-01-26

結婚てか女心て難しい

コロナ禍でなし崩しに半同棲を始めてしばらく経つんだが、少なくとも俺には不満ないしこのまま結婚するんだろうなーって思ってた。でも彼女は全くそういうことを言わないし結婚を匂わせるようなことを言うと話を逸らされてしまう。で、ついに昨日風呂上がりに「もしかして別れるタイミング伺ってたりする?」と聞いてしまった。彼女は困ったなーって顔して「結婚する気がないわけではないし別れるつもりもない」と言いつつ煮え切らない。じゃあなんで?と聞いたら、「この話を聞いた上でよく考えてくれ」と言われた。

結婚したら不妊じゃない限り子供産まなきゃいけないと思ってるけどほんとはいらない。でもお互いの両親が可哀想だし、あなた(俺)も可哀想だ。だから他の女の子を探す方がいい」という。彼女子供欲しくないと言うのは知ってた。子供赤ちゃんが好きではないと言ってたし、態度から薄々わかってたと言うのもある、店とかで見かける子供ちゃんとしてる子にだけにっこりすタイプだったからね。

俺もすごく子供好きってわけじゃないし別にいらないならいらないで全然いいんだけど、彼女は「嫌いじゃないなら子供を持つべき」。きっと子供が嫌いじゃないんなら自分の子可愛いだろうし、家族がいるって楽しいだろうと言うんだよね。欲しい・欲しくないの理由について聞いたら、最初は通り一遍理由だった。お金がかかると責任がとかこのご時世に生まれても可哀想……みたいな。もちろんそれも理解できるし異論はない。

でも大抵のことにはっきりした理由がある彼女が言い淀んでる感じがあるのが気になって、深夜まで起こしてぐだぐだ聞きまくったら、なんか俺も全然子供いらなくなってしまった。彼女はそれが嫌らしく、「全部友達とか親に話してみなよ、絶対別れろって言うよ。」と言われてしまった。まあなんとなくワガママに尽きるのはわかる。でも、ほんとに俺も嫌なんだよ。子供のためにも産まない方がいい、でも彼女の親も、俺の親も孫は普通に欲しいタイプ彼女は割と育ちいい人だから、親からの期待もあるんだと思う。そういうの我慢して子供産むの?はっきり言えばめんどくせえなって所だから、一旦頭を整理してみる。

妊娠期間の体調不良が無理

彼女偏頭痛持ちで、痛み止めが効くかどうか微妙レベルの痛さすらあるらしく、たまにすごい顔して痛みに耐えてる。薬が飲めないのは辛いだろうし、つわりなんかも嫌だろうなと思う。

出産前後の痛みが無理

→感じなくていい痛みを感じたくないそうだ。確かに無痛分娩はどう?と言ったら、「完全に痛みを消せるわけじゃないし、出産後の痛みもある」確かに。痛い思いしたくはないよなあ。

赤ちゃん相手をしたくない

→べろべろば〜!みたいなああいう怪し方をするのが嫌なんだそうだ。確かに馬鹿らしい。俺はできるタイプだけど、彼女はそういうタイプじゃない。

④交友関係を変えるのが嫌

彼女アラサーだが独身の友人が多い(機会がないというより独身派が多いらしい)から、子持ちになって人間関係が変わってしまうのが嫌らしい。ママ友とかもあるしな。俺もこれは嫌だ。

⑤万が一可愛くなかった時困る

→顔とか容姿じゃなくて、こちらの気持ち問題らしい。産んだら可愛いって言われるけど、普通に可愛くないこともあるだろうという。確かに病気とかもあるかもしれないしね。俺が可愛がるよ!と言っても、俺もそこまで子供きじゃないしお互い可愛くなかったら世話するのは嫌だろう。

規則正しい生活を送りたくない

→夜早く寝て朝早く起きるのが無理だそうだ。確かにな!嫌だよな。俺は自営、彼女は務めてるけど出社はフレックス子供を育てるってなれば朝ちゃんと起きなきゃならないもんな。

⑦こういう細々した嫌さを他人に悟られるのが無理

→要するに、彼女はこういう不満を持っていることを他人に知られるのが嫌らしい。まともな大人意見じゃないから、と何回か言われた。正直俺も理解できるし、別にバレないよと言ったけど、これ以上こういう不満を抱えて生きていくことが嫌なんだそうだ。彼女言葉を借りるなら、彼女はまともな大人から、余計にプレッシャーなんだろう。

ほんとはもっと色々あったけど、結局⑦がでかいんだろうな。痛い思いして友達減らして可愛くない子供を育てなきゃいけないとしても、彼女はいママになると思うし。実際、俺は彼女に育ててもらったら幸せだと思うしな。ここまで書いたけど、やっぱり子供いらないよなあ。普通に2人で楽しく暮らしていきたいよ、親の期待とか老後が寂しいとか別に良くね?良くないんだろうな〜彼女からしたら………。

2024-01-12

anond:20240112140346

こんにちはトンボ鉛筆佐藤です。改めて地震の方は大丈夫でしたか

このメール配信した中には、被災されている方が多数いると思います

直接的な力にはなれないですが、

私自身、都内から自宅のある埼玉まで徒歩で8時間かけて

帰宅して、実際の東北の方に比べる程のものではないですが被災の怖さを感じました。

さて、先日は咄嗟メールだったので、返信しなくても大丈夫ですからね。

会社大丈夫です。揺れは大きかったですが、今のところ大きな事故怪我の連絡は入っていないです。

本当は週明けに全員に送ろうと思っていたメールです。

こんなことくらいしか出来ませんが、履歴書とESをお送りします。

ただ、非常に厳しい条件をつけさせていただきます

その条件とは1点だけです。

書類選考希望される方は、添付の専用履歴書エントリーシートをご確認いただき

3月15日(火)消印有効でその2枚をセットにし、下記までご郵送ください。

直前に説明会へ予約が出来た場合は、ひとまず書類持参でお越しください。

会場で通り一遍等の説明・指示はします。

その指示が難しい場合・・・その先は言う必要ないですよね。

自分で考えてみてください。

皆様にも言いたいこと、不満があるのは重々承知していました。

全部ではありませんが、私も様々な心の奥にある声を見て・聞いています

2024-01-01

こんにちは増田です。改めて地震の方は大丈夫でしたか?

このメール配信した中には、被災されている方が多数いると思います

直接的な力にはなれないですが、

私自身、都内から自宅のある埼玉まで徒歩で8時間かけて

帰宅して、実際の東北の方に比べる程のものではないですが被災の怖さを感じました。

さて、先日は咄嗟メールだったので、返信しなくても大丈夫ですからね。

会社大丈夫です。揺れは大きかったですが、今のところ大きな事故怪我の連絡は入っていないです。

本当は週明けに全員に送ろうと思っていたメールです。

こんなことくらいしか出来ませんが、履歴書ESをお送りします。

ただ、非常に厳しい条件をつけさせていただきます

その条件とは1点だけです。

書類選考希望される方は、添付の専用履歴書エントリーシートをご確認いただき

3月15日(火)消印有効でその2枚をセットにし、下記までご郵送ください。

直前に説明会へ予約が出来た場合は、ひとまず書類持参でお越しください。

会場で通り一遍等の説明・指示はします。

その指示が難しい場合・・・その先は言う必要ないですよね。

自分で考えてみてください。

皆様にも言いたいこと、不満があるのは重々承知していました。

全部ではありませんが、私も様々な心の奥にある声を見て・聞いています

2023-11-17

研修だるい

何がだるいのか自己分析

想定される結論があり分かりきっている

それを個人体験に絡めて導き出すみたいな流れ

しか個人体験と、研修で出したい結論は繋がらない

そこをお約束としてつなげる作業がうざったい

チームでのディスカッション形式で、他の参加者への気遣いと場をもたせる努力だるい

各人の属性メモして覚えて、メモして、メモして

質問しあおう、ってなって意見でないところを何かしらネタ出しして

通り一遍の講習を顔出しでわかったふりしてリアクションするのもだるい

自己開示をどこまでにするかの線引きもだるい

だるいだるいだるい

2023-11-01

anond:20231101135930

なんなら生成AI自体ロボットみたいなものだと考えるとより陰茎に血液が集中していく。

通り一遍等なよくある主張の中に光る性癖の籠もった名文。

2023-10-28

[]紀伊国狐憑漆掻語

谷崎潤一郎

漆掻きと云ったって都会の人は御存知ないかも知れませんが、山の中へ這入って行って漆の樹からうるしの汁をしぼるんです。いいえ、なかなか、百姓の片手間ではありません。ちゃんとそれを専門にする者があったんで、近頃はめったに見かけませんけれども、外国の安い漆が輸入されるようになったそうですから、いまどきあんなことをしても手間ばかりかかって引き合わないんでしょうな。兎に角以前には私わたしの村なんかへもよく漆かきが奈良あたりからやって来たもんです。漆鉋うるしかんなと云って、鎌のようなもので先の曲った奴を持って、腰に三四合ぐらい這入る竹の筒を提げて、漆を見つけると、その鉋で皮へ傷をつける。それがあんまり深く傷をつけ過ぎてもいけないし、浅過ぎてもいけないし、呼吸物なんで、その傷口から松脂まつやにのようにどろりと滲しみ出て来る汁を箆へらですくって竹の筒へ入れる。そんな時にうっかり下手なことをやって汁が顔へはねかかったりすると、それこそ赤く脹れ上りますから、馴れた者でないと出来ない仕事なんでして、漆にカブレないように紺の手甲を着けて、すっかり紺装束で出掛ける。まあそんなことをする人間なんで、私の村にもその商売の者が一人住んでいましてね。此の男は遠くへ出稼ぎをするのでなく、村の近所の山へ這入ってはうるしを採ってくらしていましたが、或る夏の日に、その漆かきが一と仕事してから山の中でひるねをしていますと、夕立ちが来たもんですからふっと眼をさましました。そしてそのときに、ハテな、己はひょっとすると寝ていた間に狐に憑つかれやしなかったかなと、そう思ったと云うんです。それが別にどうと云う理由があるんではないんですけれど、淋しい所をひとりで歩いているときなんぞに憑かれることがよくあるんで、ただ何んとなくそういう感じがしたんでしょうな。で、まあ、家へ帰ってもそれが気になって仕方がない、どうも狐がついたようだから明神さまへお参りをして来てくれろとお袋ふくろに頼んだりして、友だちなんかにもそんなことを云っていましたが、そのうちにとうとう床について、飯も食わないようになったんです。それで先生布団をかぶって半病人のようにうつらうつらしながら、日が暮れると云うと、ああ、今夜あたりは狐が迎いに来やしないかな、今にきっと来やしないかなと、心待ちに待たれるような、妙にそれが楽しみのような気持ちでいると、案の定夜になってから友達のような男が三人ばかり表へやって来て、「さあ、行いこら」「さあ、行こら」と誘うんだそうです。尤も友達と云ったって見おぼえのある男ではないんで、みんなせいが三尺か四尺ぐらいの小男で、法被はっぴを着て、木や竹の杖をついていて、何か非常に面白そうに「行いこら行こら」と云うんですが、それを聞くと行きたくって行きたくってたまらなくなるんだそうです。けれどもアレは狐だから行くんではないぞ、あんな者に誘われてはならないぞと思ってじっと我慢していると、友だち共は仕方がなしに帰ってしまう。するとその後ろ姿に尻尾しっぽのようなものがチラチラ見えるようなんで、ああやっぱり行かないでいい事をしたと、そのときはそう思いながら、又あくる日のゆうがたになると、今夜も誘いに来やしないかなと心待ちに待つようになる。そうするうちに果たしてやって来て「行こら行こら」と誘うんですが、それがもう、さも面白そうなんで、ついうかうかと行きたくなるんだそうですな。しかしその晩も一生懸命我慢してしまったところが、三日目の晩の九時頃に、家の前に庭があって、庭の下が六尺ばかりの崖がけになっていて、崖から向うは一面に麻の畑でした。それが夏のことですから麻が高く伸びていて、ちょうどその庭と畑とが同じ平面に見える。で、その畑の方へ例の小男が三人連れ立ってやって来て、「さあ行こら」「さあ行こら」と云うんだそうです。よくよく見るとその男たちの着ている法被に何か圓い紋がついていたそうですけれども、どんな紋だったか、そこんところはハッキリ覚えていないんだそうで、いつもの通りめいめいが杖をついていて、しきりにそう云って誘うもんですから、とうとうその晩は我慢しきれなくなってしまった。それでそうっと家を抜け出ようとしたとき生憎親父が小便に起きたんで、こいつはいけないと思って、「行きたいんだけれど、親父に見付かると面倒だから己は止すよ」と云うと、「なあに己たちが一緒なら大丈夫だ、こうすれば親父に見つかりはしないから、まあ附いて来い」と云って、その三人の友達が手をつなぎ合って、輪をこしらえて、その輪の中へ丑次郎―――という名だったんですが、その漆掻きの男を入れた。そして、「さあこうすれば親父が見ても見えやしないか心配するな、附いて来い/\」と云って連れて行くんで、ちょうど便所から出て来た親父とすれちがいになったそうですけれども、成る程親父には此方の姿が見えないようなあんばいだった。それからその晩は麻の畑の中で遊んで、いろいろ御馳走をしてくれたりしただけで、明け方には無事に家へ帰してくれたそうですが、四日目の夕方は日が暮れないうちから楽しみで楽しみで、早く誘いに来てくれないかなと思っていると、やはり昨夜ゆうべと同じ刻限にやって来て「行こら、行こら」と云うんです。で、又附いて行きますと、今夜はいい所へ行こうと云って、家のじき近所にガータロのいる淵があるんですが、その淵の方へ出かけたと云います。え、ガータロですか。ガータロと云うのはあれは河童かっぱのことなんです。ぜんたい私共の村は高野山の南三里ばかりの山奥にあって、私の字あざは一方が山で一方が谷になったゆるやかな傾斜面のところどころに家がチラホラ建っている。丑次郎の家というのも山と山の間にある淋しい一軒家なんでして、前に三四枚の段々畑があって、その先が今云ったガータロのいる淵なんです。別に名前のあるような淵ではないんで、村の者はトチ淵ぶちトチ淵と云っていましたが、さあ、どう云う字を書きますかな。何しろ大滝だとか赤滝だとか云って、非常に滝の多いところでしてね、その滝壺の下流が今云った谷の底を流れていて、淵になっているのはほんのわずかなところなんですが、そこにはいつも水が真っ青に澱よどんでいて、まん中に平べったい一枚岩が出ていました。ガータロはその一枚岩の上にときどき姿を現わすことがありましたから、たしかにその淵に棲んでいたには違いないんで、見た人は大勢あるんです。ええ、ええ、私も一遍たことがありますよ。なんでも夏の日ざかりに山の上を通っていると、下の方にその淵が見えて、岩の上に変な奴がすわっているんで、「ああ、ガータロが出ているな」と思ったことがありました。さあ、そうですな、遠くから見たんだからよくは分りませんでしたけれど、人間よりは小さかったようで、まあ猿ぐらいでしょうかな。姿も猿に似かよっていて、ただ斯う、頭の上に妙な白いものが喰っ着いているんで、鳥打帽子を被っているように見えましたよ。ええ、ええ、よく人間に害をする奴なんで、私の知っている人でも、ガータロに見込まれて水の中へ引きずり込まれそうになったり、ほんとうに引きずり込まれて死んでしまったのもあるんです。これは餘談になりますが、その谷川の別なところに丸木橋がかかっていましてね。或る私の友人が夕方その橋をわたろうとすると、うっかり足を蹈み外して、水の中へ片足をついたのが、岸の方の浅瀬だったんですけれど、その片足を抜こうとしても水が粘ねばり着くようになって、どうしても抜けない。しきりに抜こうともがいているうちに、次第にずるずると深みへ引っ張られそうになるんで、ハテな、ガータロに見込まれると水が粘ると云う話だが、こりゃあガータロの仕業しわざだなと気が付いたんです。ところでガータロと云う奴は鉄気かなけを嫌うもんですから、そう云う時には、何んでも構わない、鉄気のものを水の中へ投げさえすれば助かるんで、ふっとそのことを思い出して、幸い腰にさしていた鎌を川の中へ投げた。そうしたら難なくすっと足が抜けたんで、真っ青になって帰って来て、実はたった今此れ此れだったと私共に話したことがありました。もうよっぽどの歳ですけれども、未だに達者な人でして、至って正直な、うそを云うような人間ではありませんから事実そんな目に遇ったに違いないんですな。しかし此の男はそう云う訳で命を取りとめましたけれども、もう一人今のトチ淵へ篏はまって死んだ者がありました。十四五になる可愛いい女の児でしたがね。なんでも同じ村の餘所よその家へ子守りに雇われていて、めったとひとりで遊びに出るようなことはなかったのに、その日に限って、赤ん坊の寝ている間に出て行って、二三人の友達と一緒にその淵の所で鮎を釣っていたと云うんです。それが、おかしいのは、淵によどんでいる水が、ほんの一間ばかりの間岩の下をくぐって、すぐその先の方へ行くと滝のようになって流れ落ちているんですが、その女の児は淵と早瀬との境目にある岩の上にしゃがんで、瀬の方で釣ればいいものを、淵の方を向いて釣っていた。すると、友達の女の児もみんな同じ所で釣っていたのに、どう云うものか外の者には一向釣れないで、その女の児の鈎はりにばかり魚がかかる。外の女の児たちは詰まらないもんですから、此処は止そうよ、何処か別の所へ行こうよと云うんですけれども、その女の児だけは面白いように釣れるんで、夢中になっていつ迄も釣っている。そのうちにだんだん日が暮れて来ましたが、もうおそいから帰ろうと云っても聴き入れないんで、外の者はその児を置き去りにして帰ってしまった。さあそうすると、晩になっても姿が見えないもんですから、主人の家では心配をして、親元の方を尋ねさせると、其方そっちへも来ていないと云うんで、大騒ぎになって、いろいろ心あたりを調べると、実は晝間これこれだったと云う。外の児たちは云えば叱られると思ったんで、聞かれる迄黙っていたんですな。で、早速みんながその淵のところへ行って見ると、ちゃん下駄が脱いであるんで、いよいよガータロに見込まれたんだと云うことになって、それから泳ぎの達者な者が体へ綱をつけましてね、ガータロが出たら合図をするから、そうしたら綱を引っ張って貰うように頼んで置いて、淵の底へもぐって行って、屍骸を引き上げたことがありましたよ。兎に角その女の児が鈎を垂れると、ほら釣れた、ほら釣れたと云うようにいくらでも釣れるんで、外の鈎にはちっとも寄って来なかったと云うんですから、そこが不思議なんですよ。あ、そう、そう、そう云えば、その前の日に、その女の児の親たちの家の屋根の上からその淵の方へ虹がかかっているのを、たしかに見た者があると云います。虹がそんなに近いところにある筈のものではないのに、ちょうどその家の上から出ているんで、何かあの家に変ったことでもあるんではないかと思っていたら、その明くる日にそう云うことがあったんだそうです。でまあ、そのガータロのいる淵の方へその漆かきは連れて行かれた訳なんですが、なぜだか知れないが死のうと云うことを考えて、今夜は一つあの淵へ身を投げてやろうと思いながら附いて行くと、大勢の人が提灯をつけて淵の方へぞろぞろやって来るんだそうです。それで暫く物蔭に隠れて窺がっていると、村長さんだの、伯父さんだの、伯母さんだの、親類の誰彼なんぞの顔が見えるんで、中にはもう死んでしまった人なんぞが交っているもんですからおかしいなあ、あの伯父さんは死んだ筈なのにまだ生きていたのかなあと、そんなことを考えながら待っていましたけれど、提灯の数が追い追いたくさんになって来て淵のまわりをウロウロしている。この様子じゃあとても駄目だと思ったんで、「どうも死ぬのに都合が悪いから、今夜はもう帰る」というと、「そんならもっと面白い所へ連れて行ってやるから、まあ一緒に来い」と云って、棕櫚山の方へ引っ張って行った。その辺はいったいに棕櫚が多いんでして、大概の山には、高いのになると三間ぐらい、普通二間ぐらいの棕櫚と、一丈ぐらいの薄のような草が生い茂っているんですが、その茂みの中を分けて行ったら、山の中途に大きな岩が突き出ていて、友達の連中はその岩の上へするすると身軽に登った。だが見たところ丑次郎には登れそうもないので、「己はそんな高い所へ上あがれないから止める」というと、「なあに己たちが手伝ってやるから大丈夫だよ、上って見ろ/\」と云って、三人の小男が上から引っ張ったり下から腰を押し上げたりした。お蔭でどうやら上れることは上れたけれども、上る拍子に脛を擦り剥いたんで、今度はそれが痛くってたまらない。「痛い痛い」と云うと、「よし、よし、つばきを附ければすぐに直る」と云って、つばきを附けてくれたらじきに痛みが止まった。すると又咽喉が渇かわいて来たんで、「水が飲みたい」と云うと、「じゃ、まあ、ここで休もう」と云って、道ばたに休んで、何処から持って来たのだか直ぐに水を飲ましてくれたが、なんだかその水が小便臭かったそうです。で、その山を越えると、私の家の方へ下りて来ることになるんで、ああ、そうだったな、此処はもう鈴木さんの家の近所だなと、はっとそのときに気が付いたらしくって、「もう己は帰る」と云い出したところが、「まあいいからもう少し遊ぼう」と云って、しきりに引っ張って行くんだそうです。それでも無理に帰ると云って、とうとう振り切って来たそうですが、その晩も、その前の晩も、家に戻ったのは夜中の三時ごろだったそうで、いつも夜の明ける迄には必ず帰してくれたと云います。さて五日目の晩に待っていると、又「行こら行こら」と云いながらやって来て、今夜は伊勢へ連れて行ってやると云う話で、伊勢松坂へ出かけて、何んとか云う料理屋の二階へ上ると、たいそう結構な朱塗りの高脚たかあしのお膳が出て、立派なお座敷で御馳走をたべた。それから街道を歩いて行ったら、此処はカノマツバラだと云うんで、見ると成る松原がある。けれども、その時に斯う、ぼんやりと分ったのは、私の村から有田郡ありたぐんの方へ抜ける山路にヤカンダニと云う谷があって、めったに人の通らない淋しい所なんですが、そこをその漆掻きは前に一遍あるいたことがある。で、そう云う時にもいくらかその記憶が残っていたものと見えて、カノマツバラだと云うけれども、どうも此処はヤカンダニのようだから、「ヤカンダニじゃあないか」と云うと、「なんだ、お前はヤカンダニを知っていたのか。ではもっと外の所へ行こう」と云って、又方々を歩き廻って、「さあ、どうだ、此処がカノマツバラだ」と云われて見ると、今度は覚えのない土地で、松がずうっと生えていて、たしか松原景色になっている。しかしそう云う間にもときどき正気に復かえるらしく、己は狐に欺されているんだと云う考えがふいと起ることがあって、三人の小男の様子なども、人間の姿をしているように思えながら、どうかした拍子に尻尾が見える。はっきり見えるんではなしに、チラチラと斯う、見えたり見えなかったりするような工合なんですな。要するにまあその時分からそろそろ意識回復して来たんで、ヤカンダニを通ってからも暫く何処か無茶苦茶に引っ張り廻されていたようですが、そのうちに、村にイカキ山と云って、笊いかきのような恰好をした山があるんで、そこを通った時は、此処はイカキ山だなと云うことが分ったと云いますしかしその山は松だの欅けやきだのいろいろな雑木ぞうきが生えている密林なんでして、その林のなかをぐる/\歩いているうちに、木に引っかかって、フンドシが解けた。で、「まあ、待ってくれ、フンドシが解けたから」と云うと、「そんなものは構わないから放って置け、ぐずぐずしていると夜が明けるから急がなくっちゃいけない」と云って引っ張って行くんで、「もう己は帰る」と云うと、「帰らないでもいいよ。それより何所か寝る所があったら、みんなで一緒に寝ようじゃないか」と云うんだそうです。するともう夜がしらみかかって来たもんですから、その漆かきも今更家うちへ帰りにくくなってしまって、私の家いえの近所にある阿弥陀堂の方へ行った。と云うのは、その阿弥陀堂なら四人で寝るのにちょうど都合がいい場所なので、そこへみんなを連れて行って寝ようという考えが、ちゃんとそのときに頭にあったらしいんですな。それで阿弥陀堂へ行くのには、私の家と隣りの家との間を通らなければならないんですが、隣りの家の庭に古い大きな柿の木があって、それが往来の方へ枝を出していた、その木の下を通った時分に、「ああ、此処は鈴木の家の側だから、もうすぐ其処が阿弥陀堂だ」と思ったそうです。その阿弥陀堂は草葺きのお堂なんでして、うしろの方に四尺に一間ぐらいな裏堂が附いていて、その中に村のお祭り盆踊りなんぞに使う提灯だの行燈だの莚だのが置いてあったんですが、その莚のことを覚えていて、あの裏堂で寝ようというつもりだった。ところがそこへ這入るのには屋根からでないと這入れない。今も云う通りいろいろな物が入れてあったもんですから子供なんぞがいたずらをしないように、扉を中から締めてしまって、屋根から出入りするようにしてあったんで、そのこともちゃんと覚えていて、屋根裏へ上った。尤もその時に矢張り小男の連中が上から引っ張ったり下から押し上げたりしてくれたそうで、上って見ると、そこに二尺ぐらいの幅の厚い欅の板が渡してある。これはお堂の中の品物を出し入れする時の足場に作ってあったんで、その板に腰かけて莚の上へ飛び降り料簡だったんですが、小男共は、「此処がいい、/\」と云って、草葺きですから、庇ひさしの裏の方から上ると、竹を編んだ屋根の土台が見える、その竹の棒に掴まって屋根の草の中へ体を突っ込んで、「此方へ来い、/\」と云うんだそうです。成る程その連中はみんなせいが低いんだから巧く草の中へもぐり込めますけれども、丑次郎には這入れる訳がないんで、「己は体が大きいから駄目だ、そんな所へ這入ったら足が出てしまう」と云うと、「まあ試しに這入って見ろ」と云うんで、這入って寝てみたら案の定足が出てしまった。「ほれ御覧、こんなに足が出たじゃないか」と云ったら、「では仕方がないから中へ這入ろう」と云うことになって、さっきの屋根からでなく、別な所へ穴をあけて、その穴から、一人ずつ莚の上へ飛び降りて、裏堂の中の狭い場所へ四人が並んで寝た。それから少しとろとろとしたと思うと、お堂のうしろの板が三寸四方ぐらい切り取ってある、それは以前に、泥坊が内部にしまってあるものを覗のぞこうとしてそんな穴を拵えたことがあるんで、もうすっかり夜が明けたらしく、そこから朝日がさし込んでいる。と、やがて表が騒々しくなったんで、その穴へ眼をつけて見ると、村の子供たちがお堂の前で遊んでいるので、ガヤガヤ/\云っていてとても眠れない。「どうもあの子供たちがうるさいな」と云うと、「よし、よし、己が彼奴等あいつらを追っ拂って来てやる」と云って、一人の小男が外へ出て行った様子でしたが、どんなことをしたのか知れませんけれども、兎に角その男が行ったら子供たちはいなくなってしまった。それでようよう落着いて寝ようとすると、生憎とまた小便が出たくなったんで、「一寸小便をして来る」と云ったら、「いや、出てはいけない、出てはいけない」と云って、一生懸命に止める。「出ると掴つかまるから出てはいけない。小便がしたければ此の中でしろ。さあ、己達も此処でするぞ」と云って、三人とも寝ながら小便をしてみせるんですが、丑次郎にはどうしてもそこでする気になれない。もう出たくってたまらなくなって来たんで、とうとう又その屋根の穴からお堂の外へ降りたところが、遠くに私が立っていて自分の方を見ているので、「あ、鈴木さんに見られたな」と、その時はっきりとそう感じた。そして私が近寄って行く間に、三人の小男どもは慌あわてて逃げ出してしまったのだそうです。

さあ、そうでしたね、掴まえたのは朝の九時頃でしたかね。何しろ丑次郎がいないと云うので、村では捜索隊を作って山狩りを始めていたんです。それが明神様のお告げでは丑寅うしとらの方の山手にいると云う訳なので、一間置きぐらいに人が立って、八方から山を囲んで登って行こうとしていました。私もその捜索隊に加わっていたのですが、みんな鎌だの鉈なただのを持っているのに、私は素手すでだったもんですからすこし気味が悪くなって、もう山へ登りかかっていたんですけれども、ちょっと家へ行って来ると云って、それを取りに戻って来た時に丑次郎がお堂の縁に立っているのを見たんです。なんでも斯う、縄の帯をしめて、両手をうしろへ廻して、前の晩に雨が降ったんで裾の方がびっしょり濡れた着物を着て立っていましたがね。「丑じゃないか」と云って、此方こっちも恐恐こわごわ声をかけながら近寄って行くと、急いでお堂の中へ逃げ込もうとするので、掴まえようとしたところが、えらい力で抵抗してなかなか云うことを聴きませんでしたよ。そのうちに大勢駈け付けて来て、やっとのことで押さえつけて家へ引っ張って行ったんですが、家の閾しきいを跨ぐまでは可なり元気に歩きましたね。それからそっと寝かしつけておいて、行者を呼んで御祈祷して貰ったら、一週間ぐらいですっかり正気に復かえりました。尤もっともその前から少しずつ意識が戻って来て、己はこんな目に遇ったとか、何処そこへ連れて行かれたとか、欺されていた間のことをぽつぽつしゃべり出しましたがね。ええ、そうなんです、今申し上げた話と云うのは、その時私がその本人から聞いたんですよ。後で念のためにお堂のところへ行ってみましたが、成る屋根大穴が開いているし、中には小便が垂れ流してあって、臭いと云ったらありませんでした。当人も、「そうそう、己はあの棕櫚山を上る時に怪我をした筈だが」と云って、脚を出して見ると、たしかに皮が擦り剥けている。フンドシの解けたのなんぞも、よっぽどたってからイカキ山へ芝刈りに行った女が、木の枝に引っかかっているのを見つけて、ひどく恐がって逃げて来たことがありました。その外何処でこういうことがあったと云う所を調べてみると、大体その地点に證拠が残っていたんですから、それを考えても出鱈目じゃあないんですな。縄の帯をしていたのも、歩いているうちに帯が解けたんで、無意識ながら縄を拾って締めたんでしょうな。そののちその男一年ぐらい多少ぼんやりしていましたが、今でも酔っ拂った時なんかに、「狐つきの話をしろ」と云うと、笑いながら話し出すんです。

2023-10-24

無気力のために

一遍の詩を書くこともなく

五線譜にはただ五本の線があり

キャンバスは立てかけられただけ

お前は一体何を残して死ぬつもりなのか

2023-10-05

anond:20231005125626

嘲笑されてるんだよ。

主催ジャニーズなんだから、どういう文章が出ても責任ジャニーズにあるなんか分かり切ってる話なんだよ

でも通り一遍の「すいません」「ごめんなさい」って文章ぐらい書けんのか、まあそらそうだろうなあんな会見したんだもんなってクスクス笑われてるんだよ

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