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はてなキーワード: ワシントン支局とは

2023-09-27

anond:20230927160616

 まあ、こういう、煽ってイジメるのを楽しんで、弱い立場の男を差別する事しかしてない連中が、モテるためか、ただ女性として生まれただけで特権要求する以外の目的で、糞フェミなんかなるかって考えれば分かるんじゃない?

 こいつらのどこに正義感なんてあるのか、冷静に考えてみよう。

 現に、エプスタイン早慶の飲みサ―やTBSワシントン支局長みたいなハイスぺ男の性犯罪は、全てなかったことにするか、他に責任押し付けるかしかしてない時点で、被害に遭った女性なんかどうでも良い、他の男を貶めてモテるために糞フェミになってるだけって本音ダダ漏れじゃん。

anond:20230926210718

エプスタインや、TBSワシントン支局長や、早慶の飲みサ―や、ジャニーズとか見れば、そのハイスぺ男によるリアル被害は、紛れもなく存在するんだよなぁ。

お前らが侮蔑してる、弱者男性とやらによるリアル被害なんてのは、ネット捨て垢以外のどこにも見えないけど。

anond:20230926091314

じゃあそのハイスぺ男の頂点である、エプスタインTBSワシントン支局長や早慶の飲みサーと同じことされたからって、被害者ぶんじゃねーぞ。

まともな男たちのやることなんだろ、アレが。

じゃあ見習わなきゃなw。

さあ、まともな男にならなきゃ。

お前らは、あれが見習うべき行動なんだと認めてんだからちゃんとヤラれたら喜べよ。

2022-11-15

ブレイナード副議長、「近く」利上げペース減速する可能性に言及

米連邦準備制度理事会FRB)のブレイナード副議長は14日、米金融当局が利上げ幅を小さくする時期が近くやってくるとの見解を示した。一方で利上げを停止する用意はまだないことも強調した。

  ブレイナード氏はブルームバーグワシントン支局で行われたイベントで、「恐らく利上げペース減速への移行が近く適切になるだろう」と発言。その上で「われわれは多くのことを行ってきたが、追加でしなければならないことがある。強調すべき真に重要なことはそれだ」と述べた。

  ブレイナード氏は「累積的な引き締めが浸透するまでにはいくらか時間がかかるだろう」とし、「そのため、インフレを徐々に低下させるような抑制を確実に続けつつ、より慎重かつ一段とデータ依存したペースに移行することは理にかなっている」と続けた。

  インフレ動向については「直近のCPI統計数字は、われわれが重視するコアPC指標も若干低下している可能性を示唆する」とし、「それは歓迎すべきことだ」と語った。

2019-12-24

山口敬之氏がTBSを辞めるまでの経緯のおさら

もう長いこと続く問題なので、どんな情報が表に出ていたか、忘れてる人も多いだろうし、新規で入った人は知らないだろうし、簡単にまとめ。

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発端は2015年3月。25日に伊藤詩織さんが山口敬之氏に就職相談メールし、日本で会うことを約束。翌日の26日は、週刊文春山口氏が寄稿した「ベトナム人韓国軍慰安所」のスクープ記事が出る日だった(後の週刊新潮調査記事によれば、このスクープには捏造や誇張があるとのこと)。この記事は「TBS放送拒否した」という触れ込みでネット右翼保守界隈で話題になる。

 

2015年4月3日伊藤さんと山口氏が食事し、ホテル事件が起きる。伊藤さんは9日に近所の警察署被害相談。そこでは管轄の署を紹介され、11日に高輪署の捜査員と面会し、防犯カメラ映像のチェックなど捜査が始まる。18日には山口から伊藤さんに釈明や弁解のメールが次々と送られる。

 

2015年4月23日山口敬之氏がTBSから懲戒処分を受け、ワシントン支局長を解任され営業部へ異動させられる。右派系列メディアでは、週刊文春の「ベトナム人韓国軍慰安所記事に対する報復的な処分であると報じる。それについて山口氏は、懲戒や解任は記事政治的な内容が理由ではなく、寄稿手続き問題があったからだと、自身FB説明

 

2015年6月8日高輪刑事山口氏を成田空港逮捕しようと待ち構えるが、直前で上から命令逮捕中止に。8月書類送検になる。

 

2016年5月30日山口氏は自己都合でTBSを退社し、米国シンクタンクイーストウエストセンターの客員研究員になり、6月9日幻冬舎から総理出版7月22日に不起訴となる。

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伊藤さんの件と「韓国軍慰安所記事の件が並行して進んでいたのが2015年3月4月伊藤さんの件発覚後のTBS社長会見で、TBSにも事件について警察から問い合わせがあり、山口氏本人にも説明を求めていたと発表されている。それが4月なら懲戒人事に影響あったと思われるし、5月以降なら懲戒人事は文春記事の件だけが理由おかしくない。

2019-12-22

TBSワシントン支局時代でしょ。

ってことは、マスコミというか、TBSというか、報道関係の信用が揺るがされる大スキャンダルだよなあと思う。よりにもよってTBS

もみ消した疑惑も浮上しない理由がよくわからん

2019-12-19

anond:20191218232513

この記事いちばん詳しいと思うので簡単にまとめると

https://www.bengo4.com/c_1009/n_10542/

伊藤さんは4月3日寿司屋トイレから記憶がない

トイレから戻ったあとには同じ内容のことを何度も話し、寿司屋を出たあとも千鳥足だった

 →伊藤さんは強く酩酊していた

伊藤さんはホテルシャワーを浴びることな4月4日午前5時50分にタクシー帰宅した

 →合意の上での性交にしては不自然に性急である

・同日に産婦人科受診してアフターピルの処方を受けた

 →今回の性行為が予期しないものであったことを裏付け

4月7日と8日に友人二人に相談し、4月9日原宿警察署相談した

 →今回の性行為伊藤さんの意思に反して行われたものである裏付け

山口さんがワシントン支局長を解任されたのは4月23日

 →「就職斡旋可能性がなくなったので手のひらを返した」という動機はない

山口さんは「タクシーの車内で伊藤さんが嘔吐したので伊藤さんをホテルに連れて行くことを決めた」と証言

 →寿司屋から恵比寿駅は徒歩でわずか5分程度の距離であり、タクシーに乗せた時点で「合理的理由は認めがたい」

伊藤さんがタクシー運転手に「近くの駅まで行ってください」と言っていたのに山口さんは運転手ホテルに向かうよう指示した

山口さんは「伊藤さんが午前2時ごろホテルで目覚めた際に『私はなんでここにいるんでしょうか』と述べて酔っている様子は見られなかった」と証言

 →伊藤さんがホテルの部屋に入室することについて同意をしていないことの証左というべき

 →伊藤さんが約2時間という短時間で酔った様子が見られないまでに回復したという点も疑念がある

2015年4月18日山口さんが伊藤さんに送ったメールでは「伊藤さんの方から山口さんが寝ていた窓側のベッドに入ってきた」と説明

山口さんは法廷で「伊藤さんに呼ばれたために山口さんが窓側のベッドから伊藤さんの寝ている入口側のベッドに移動した」と証言

 →不合理に変遷しており信用性に重大な疑念がある

って感じか。

2017-06-05

詩織さんの件

最終的に同意がないまま行為に及んだ事については100%完全に山口氏の非だと思うけど、

詩織さんにも下心があったんでしょ?

そもそもTBSワシントン支局長なんてポジションにあった山口氏が、一介の留学生だった詩織さんとNY食事をした。

詩織さんはこの話が来た時、自分容姿がいいからこの話が来た事は理解していたはずだし、

それを知った上で、コネを作るチャンスと思った。

そしてその後しっかり自分から就職斡旋を頼んでる。

そのままTBS入社できてても訴訟たかね?

双方に下心があったのがあからさまなのがこの事件を斜めから見る人がいる理由なんだし、

詩織さんが美人だったからみんな色々想像して興奮してるだけなんだから

いかげん普通レイプ事件と同じようにスルーしようよ。

2017-05-30

http://anond.hatelabo.jp/20170529234905

普通就活相談TBSワシントン支局長が女性と二人きりで会おうとしないし、女性の方も会いにも行かないと思うよ

男は1年後に退職就職できなかった女は2年後に告発

男も女もどっちも胡散臭い

2016-05-03

池上彰氏の凄さ限界

池上氏関連のホッテントリがここ数日あがってたので、自分の思うところを書いてみる。

自分は一応、新卒池上氏と同じ業界就職(といっても、自分は紙媒体)し、記者という肩書をもらっていた経験がある。

7年ほど現場にいて、体壊して、ちょっと内勤の管理部門にいさせてもらったのだが、なんか、内側から会社を見ているうちに

もともと、あんまり向いていなかったかな?と思っていた業界さらに嫌になって転職して

10年ちょっとになる。

普通、あの業界では、最初の何年か地方修行して、いずれ東京大阪に戻ってくるパターンが多いが、

自分就職先は、いわゆる経済紙で(ってもう社名明かしたようなもんだが)地方支局が貧弱な会社だった故、

新卒地方支局に行くという制度がなく、入社から退社まで東京で過ごした。



池上氏の凄さは、なんといっても、情報を取捨選択してわかりやすく伝えるプレゼン能力と、守備範囲の広さだと思う。

で、あれだけのことを伝えられるには、背後に相当の知識があるのであろうと思われている。

その「相当」がどの程度なのか、というと、たぶん、世間一般の人が想像するよりは、かなり浅くて、

けっこうぎりぎりのラインでしゃべっているのではないか、という気がする。それでももちろん、かなりのレベルではあるだろうが。

いわゆる大手メディア企業記者にまず最初に求められるのは、

「昨日聞きかじったばかりのことを、あたかも以前から詳しく知っているかのようにしゃべったり書いたりする能力である

なにしろ、日々、いろんなことが起こるのだ。

なかなか深堀している暇などない。

そうこうして、キャリアを積んでいくうちに、それぞれの専門分野ができていくわけだが、

大半の人は、きちっと専門分野を確立する前に、デスク管理職になったりして、だんだん現場から離れていく。

記者職としてキャリアを全うする人(編集委員とか論説委員とか解説委員とか)は少数派だ。


池上氏の経歴を見ると、NHKで地方局通信部を回った後、東京社会部気象庁文部省宮内庁などを担当した、とある

まあ社会部記者として一般的コースという感じだ。

東京では、悪名高き日本の「記者クラブ」に所属し、最優遇される立場で、役人から懇切丁寧なレクを受けて、

それをニュース原稿に仕上げるのが、まず最初基本的仕事だったと推測する。

NHKの記者特に、「特ダネ」を取ってくることよりも、「報道されるべき情報を落とさない」ことをなにより求められるらしいので、

多分、想像以上に、定例記者会見に出席したり、資料をチェックしたり、他社の報道確認したり、

思いのほかルーティーンワークが多いのではないかと推測される。

(なお、NHKスペシャルなどのドキュメンタリー番組は、主にディレクター職の人が担当しているので、

つのテーマを深くじっくり追いかけるのは、あまり記者仕事ではないらしい。

実は自分もNスぺ作りたくてディレクターを第一志望にしてNHK受けたのだが、見事に落ちた)



で、そんなに知識が深くなくても記者が務まるのかといえば、そこそこ務まる。

自分は、そのさして長くない記者キャリアの大半を、メーカーを中心とした企業取材で過ごしたのだが、

正直、最初は、「貸方」「借方」もよくわかってなかった。(大学政治学選考だったし)


それでも、入門書片手に勉強しながら記事書いて何とかなっていたし、

そもそも「大手メディア記者」が企業広報部を訪ねると、結構いろいろ懇切丁寧に教えてくれるのである

そりゃ、変な記事書かれたくないからね。

多分、NHKの記者というのも、それなりの対応を受けるはずである

もちろん、伝えてほしいことは積極的かつ懇切丁寧に伝え、触れられたくないことは隠しながら、だが。

中には、「たいてい経験の浅い若手が担当する企業」というのがあって、そういう会社古参広報さんの中には

「今、編集委員の何々さんねえ、あの人が新人のころ、私がいろいろ教えてあげたものだよ、わっはっは」なんて言ってたりした。

もし、あなた会社広報部に、なんだか大学出たての記者ばっかりくるようだったら、

それは、メディアから軽んじられている証拠である


もちろん、教わってばっかりでは舐められるので、こっちも勉強していくわけだが、

しろこちらは早いと一年担当が変わってしまうが、

相手はその会社一筋なわけで、知識の深さでは、敵わないのが通常だ。

知識を深めるのは、そこそこにしておいて、知らなくてもはったりかませる胆力をつけたほうが役に立つ。

そうこうしているうちに、正面から取材を申し込んだり、正規記者会見に出席したり、

ニュースリリース原稿に仕立て上げているばっかりでは通り一遍記事しか書けず、

社内的にもマイナス点はつかないものの、プラス点がつけられることもないので、

独自夜討ち朝駆けアポなしで取材対象のところに押しかける)したり、独自ルート作ったりし始めるのである

そんなことをしているうちに、自分のような、結局途中で業界を去ってしまうような木っ端記者でも、

ごくごくたまには、取材担当企業株価ストップ安にしちゃうような記事を書くチャンスが巡ってくることもある。


まあでも、ぶっちゃけいえば、そこそこキャリアを積んでいる先輩の中でも

減価償却費資金繰りにどういう影響を与えるのかよくわかっていないまま、

それでも企業経営危機について記事を書いているような人はざらにいた。

(まあ、自分経験積みながらようやくわかるようになったクチで、

当初はなんのことやらわからなかったのだから、偉そうなことは言えないが)

それでも、首にはなりはしない。



そういえば、思い出したことがある。

今の若い人にほ想像もつかないだろうが、その昔、世界エレクトロニクス業界リードし、

今でいえばappleと同じくらいのブランド力で各種製品を生み出していたSONYという会社があった(今もある)。

当時はまだまだ、かつての威光が残っていた。

自分は、そこのメイン担当になるほどの能力キャリアもなかったが、

たまたまSONY会社が取り組んでいる内容が、自分取材テーマに関わっていたことがあって

取材を申し込んだことがある。

いわゆるストレートニュースではなくて、連載コラムのような記事を書くためである

で、SONYに行ってみて驚いた。

美人広報さんが、それまでの取材で見たことないような、

膨大でかつ、非常にわかりやすくまとまった資料をお持ち帰り用に用意していたのである

なんかもう、取材しなくても、この資料キトーにまとめたら記事書けちゃいそうな。

もちろん、そんな手抜き仕事をして相手の思うツボにはまってはいかんので、

きちんと担当者さんに話を聞いて、自分なりの記事を書いてみたのだが、

やっぱり資料に引きずられなかったかといえば、影響はあったわけで、

まあ、恐ろしい会社であった。

かつて「メイド・イン・ジャパン」の強さの象徴として流布されたSONY伝説は、

もちろん実力の部分もあったけれど、伝説伝説たらしめようという広報戦略によって

かさを増されていた側面も多かったというのは、そこそこ業界で有名な話である

なんだか、大分、話がそれた。



多分、池上氏は、NHKでそこそこの社会部記者だったのだろうと思われる。

そんな彼の経歴の中で異彩を放っているのは、そろそろ管理職か専門記者か、という分岐点にさしかかったあたりで

キャスターに転身し、その後10年以上にわたって「週刊こどもニュース」を担当していたことだろう。

(すごい優秀な記者と認められていたら、ここいらで、海外支局あたりで経験つんでいるはずである

そこそこの取材経験を積んだ後で、

衆議院参議院って、どう違うのですか?」とか「比例代表制ってなんですか?」とか、

「どうして輸出が中心の企業は、円高ドル安になると困るんですか?」とか

あらためて、そういうレベルからニュース解説する仕事を10年以上も続けたジャーナリストは、

少なくとも今の日本では皆無に等しいんではなかろうか?



普通、そこそこキャリアを積んだ記者は、あらためてそんな仕事をしたがらないし、

そもそも、そんなレベルことは、真っ当な社会人ならば学校で習っているはず、というのが日本社会の建前で、

読者や視聴者を、そんなこともわからないヤツらと想定して記事番組を作っていたら、

ある意味、「お客様をバカにしている」ことにもなりかねない(と、みんな考えていたのだろうと思う)。

まあ実際、そのレベル作ってみたら、予想以上に受けたわけだが。


「こども向け」の番組というフォーマットを得ることで、池上氏はそういう稀有仕事を追及していった。

その結果、得たのが、あのたぐいまれなるプレゼン能力だと思うのだ。

多分、池上氏程度の知識や取材能力をもった記者は、NHKや全国紙にはゴロゴロしていると思う。

自分のかつての勤め先でも、そこそこキャリアがあって、東京でそれなりに仕事している先輩は、皆さんそれなりに凄かった)

でも、その知識や取材結果を子供にわかレベルでよどみなくしゃべれる人は、そうはいない。


池上氏のニュース解説番組をたまに拝見すると、自然災害メカニズムから、最新の科学上の発見、日本選挙から世界経済まで

あらゆる森羅万象を斬っておられるようである

だが、自分が見る限り、その解説一般紙新書本で得られる知見を超えるものほとんど見ない。

「いや、それは、視聴者に分かりやすいレベルにしているからで、その背後には物凄い知識が・・・」という見方もあるが、

果たしてどうだろうか?

多分、毎日6紙読むという新聞ベースに、ひたすら横に広くいろいろな情報を取り入れておられるように見える。

海外取材などの映像を見ることもあるが、どうも、テレビ局とコーディネータによるセッティングが透けて見えてしょうがない。

多分、その経歴からいっても、海外取材独自ルートなどはそんなにお持ちではなさそうだ。

やはり、「あまり深くないレベルで次々とあらゆる分野に取り組んでいく」ことがこの人の真骨頂だと思う。

それが悪い、ということではなくて、それがこなせる凄さがある、ということである


著書を読んでも(といっても、ほんの数冊目を通しただけだが)、たとえば同じNHK出身の元ワシントン支局長の手島龍一氏とか、

あるいは日経の元スター記者週刊ニュース新書田勢康弘氏の著書のような、深い取材と鋭い洞察に支えられた

凄みのようなものは感じられない。

そのかわり、入門書としてのわかりやすさはピカイチだ。

やはり、この人の存在価値は「広く入門レベルの知識を提供する」以上でも以下でもないのだろうと思う。

(なお、今、軽く検索してみたらどうやらニュース英語の本まで出されているようだが、

膨大な著書のどこまでご自分で書かれているのだろうか?という疑問は置いておく。

出版業界では、驚くほど「著者が適当にしゃべったことを編集者ライターがまとめた本」というのが、世間で思われている以上に多い。

あと、池上氏が英語を話しているところって、あんまり見たことないような。

NHKの採用試験突破するくらいだから、読むことに関しては、そこそこのレベルと推察できるが)




さらに、分かりやすさの理由の一つとして、「子供のような素朴な疑問にも正面から取り組む」というのがあるように思う。

巷間よくいわれる、選挙特番の「池上無双」の象徴ともいわれる「創価学会話題」についても、

タブーへの果敢な挑戦というより、素朴な疑問を追求していった結果なのかもしれない。

「どうして自民党公明党と組んでいるんですか?」という質問は、大人あんまりしない。

それは何となくタブーであると感じているせいでもあるが、一方で「そりゃ、理由はみんな知っている」からである

ましてや、「政治記者歴何十年」を売りにするような政治ジャーナリスト諸氏は、

そんなことよりも、自分の掴んできた独自情報を話したくて仕方なかろう。


だが、池上氏はそういう疑問をスルーしたりしない。

「それは、公明党には創価学会という支持母体があって、固定票が見込めるからですよ」と優しく語りかけるのだ。

で、「では、公明党創価学会本部がある信濃町に行ってみましょう!」と、女子アナを連れてツアーを組んだりする。

実際、やってみれば、放送しちゃいけないタブーというほどのこともない。

そりゃそうだ。

ある程度、日本の政治に関心を持っている人ならば、普通に知っていることなのだから


公明党の側だって、連立与党として大臣まで出す立場になった以上、その程度の取材拒否するはずもなく、

ちゃんと「公式な答え」だって用意している。


から池上氏が

創価学会の人たちが、選挙は功徳だなんていう仏教用語を使っていたりしますが、政教分離観点からみて

問題があると思われませんか?」と質問しても、

創価学会は、大切な支持団体ではありますが、創価学会公明党は全く別個の組織です。

政教分離というのは、政府宗教活動を行ったり、宗教活動に介入したり、宗教団体政治に介入することを禁じております

宗教団体政党を支持することを禁じるものではなく、現在公明党創価学会関係問題と思っておりませんが云々」

といった、きちっと理論武装した答えしか返ってこない。


「そうはおっしゃいますけれども、ここに創価学会名誉会長が、公明党に指示した文書がありましてね・・・

などと、爆弾情報でもぶっこんで来たら、それは多少「タブーに斬り込んだ」ことになるだろうが、

そこまでのことはしない。

多分、そこまでの取材もしていないと思う。そもそもが、そういう役割の人ではなくて、そこは、

政治を専門する別のジャーナリスト役割だろう。

池上氏はただ、意味ありげに

はい、そうですか、よくわかりました」と視線を投げかけるという、

きわめてテレビキャスター的な技術を見せるのみだ。


で、こう考えてみると、やはり池上氏の凄さでは

子供にも分かるように語ること」「子供の持つような素朴な疑問をゆるがせにしないこと」

を常に追求し実践してきた所にあるように思われる。

これは、なかなかに難しい。

多分、そこには、「相手子供)が、何がわかって何がわからないのか」を推察する想像力共感力

「限られた言葉で複雑なことを説明する」ことを可能にする、優れた言語能力必要なのではないかと思っている。

ただし、限られた言葉で語りえることは、やはり、ある程度、限られているわけで、

その辺が、池上氏の限界ではないかと考えている。

 
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