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はてなキーワード: 形態とは

2023-09-22

焼き殺されたくなければこちらの仕掛ける大縄跳びに乗れって意図の言説が

「(自発的に今乗ってる大縄跳びを)一抜けして欲しい」って体裁取ってるのこれもまた他責の一形態だなぁ

火炎放射器の放射口を向けながら、賢明判断を求めますってやつ

2023-09-21

Gastr del Sol 「Upgrade & Afterlife」 レビュー

だって聴いてる間、身体はこの世、魂はあの世だし。

世界最高のバンドGastr del Sol

その音楽ピークはとうとうあっちの世界に踏み込んじゃいました。

アメリカーナとは関係なく、フォークロア地域性に根を張った手垢のようなものを感じさせない普遍的天国的で透徹した音楽

(などと勝手に感じてしまってるけど勿論、この国の偏った舶来文化大勢意識の中で生きている一個人独りよがりですが)

全ての曲が完璧ですが、とりわけrebecca sylvesterはこのアルバムハイライトです。

そしてGastr del Solの最高到達点…のひとつでもあると思います

why did the sharks watch him drown?(なぜ 鮫たちは彼が溺れるのを見守ったのか)」

という述懐と共に奏でられフェードアウトしていくコーダの、夜空へ飛び立つような心地よさに何度涙したことか。

the sea incertainの複雑な和音を多用した繊細なピアノつぶやきは、大友良英さんのおっしゃる「恋をしている気分」そのもの

hello spiralはポストミニマルロックノイズと結びついた、明るみに向けてグラデーションを伴いながら上昇していく、

構造的ではあるものの、光の回廊を進んでいくようにみずみずしい喜びにあふれた名曲

バランスを失うとときに過剰な禁欲性を聴き手に要求しがちなミニマリズムの厭味がありません。

孤独とメランコリーの彼方を遠目に深呼吸するよう甘やかな浮き沈みを繰り返すthe relay、

our exquisite replica of “eternity”の一部分と同様のループの中で(この形態での)最後の爪弾きと独白のような歌を終えるGrubbs…。

そしてエンディングJohn Fahey名曲に、天かけるTony Conradの純正律バイオリンと、

わずかに3(4)回ピアノ和音が雨しずくのようにそっと寄り添う雄大もの

もちろん冒頭our exquisite replica of “eternity”はコラージュにおけるGastrでのO'Rourke畢生の大作。

そしてアメリカスイススウェーデンなどから参集した数々の即興ノイズ畑の実験音楽ミュージシャンとのインタラクションは壮絶です。

これは共同的な創造プロセスの成果としても音楽史に刻まれものではないでしょうか。

中核となる二人にしろ、誰が強固に支配的であってもこの音楽は生まれなかったのは間違いありません。

聴きすぎて一通りの音が頭に入ってしまった後は(それ俺です)自分聴く環境・コンディションの変化の中でいつまでも楽しみましょ~!

GrubbsとO'Rourkeの敬愛するLuc Ferrariが言っていました。

「結局、私の最も興味があることは擦ることのようだ」

深い含蓄と汎用性のある言葉だと思います

人にもモノにも、擦り合わせることで新しい何かが生まれる興奮があるっていう事でしょうね。

さまざまな異種の要素たちが無時間的感覚で摩擦し、それらの反発や調和が要素の単なる総和をはるかに超え、躍動的・神秘的に関わり合っていくGastr del Sol作品群も、その音楽大成者に違いないと思います

ああ、こんなすばらしい音楽たちに出会えてよかった!

2023-09-19

anond:20230919200651

はてな世代が少し上なんじゃねーのかなあ

ベネッセ調査見ても育児肯定感は減って負担感が増える一方なんよね

1 子育てへの肯定感情は減り、否定的感情が増えている。特に、働く母親育児負担感や 不安感が増え、就業形態による差は縮まっている。

2015 年から 2022 年にかけて、肯定的な感情は減り、否定的感情が増えています肯定感情比率はどの項目も高いものの、いずれの項目も前回から 5 ポイント以上も下がって います(図 1-1)。一方、母親の子育てへの否定的感情は増えています特に、「子どものこと でどうしたらよいかからなくなること」は 13 ポイント増、「子どもを育てるためにがまん ばかりしていると思うこと」は約 20 ポイント増と、前回に比べて大幅に増加しました

ソース

https://berd.benesse.jp/up_images/publicity/20230120_release.pdf

ホスト弱者男性なんだよ

ホストやってて今でもホスト系のYoutubeよく見るんだけど、

やっぱトラブルほどウケがいいので爆弾行為や引き抜き移籍でホスクラをクビになる様子がよく映されてるのね。

 

で、99割そうなった場合には「損害賠償」を払わされるのね

店側の弁護士が出てきてね。

罰金じゃなくて損害賠償ね。

あ、罰金も取られるよ。

 

でもさ、損害賠償ってそう簡単には取れないんだよ。

だって「損害」の「賠償」なんだもん。

どれだけの実損が出てるのかを証明する義務請求する側にはある。

から本来は法外な損害賠償なんか蹴っちゃえばいいだけなのよ。

 

でもホストにはそれがわかんねーの。

から自分側には弁護士も立てないし別のホスクラ行って借金返すために働くしかなくなる。

 

問題になってる売掛だって女の子が払わなかったらホスト借金になる。

ホスト個人事業主扱いなので女の子ホストを通じて店の酒を飲む。

まりホストクラブにおいて金の流れは「店←女の子」ではなく「店←ホスト女の子」となっているので

店の酒飲んで足りない分は、ホストが払いなさいよという理屈なのだが、

当然だけどこんなもんは認められんわけ。

だって実際の労働形態は明らかに店とホストとの労働関係にあるんだもん。

実際に過去にも、売掛の未収金ホストに負わせるのは違法であるという判例も出てる。

 

でもホストにはそれがわかんねーの。

から弁護士も立てないし、拒否もしないし、素直にバカみたいに借金返すために働いて

足りない生活費闇金で金借りることになる。

 

典型的弱者男性だよ、こいつらは。

2023-09-18

50歳まであと数年

休みの日にはいろいろなことをしていたけど、いろいろ飽きてきた。

今後休みの日には何をしよう。

ゲーム音楽映画動画。これらについては今も昔も95%くらいはつまらなく、5%くらいは楽しい

遊ぶのならこういうのを続けるのはありだろう。

でも、遊び続けるだけの休みの日もどうなんだろう、というのもある。

会社仕事関連の勉強を続けてきたが、50歳が近づくにつれて勉強集中力も減ってきた気がする。

病気入院してから体力も回復しつつあるが、気力がなくなった気がする。

老眼文字が読みにくいというのも関係あるかな

あとは勉強をしたけど結局使っていない技術がたくさんあり、「そもそもこの技術は使うのか?」ということを考えて、勉強のものを始めなかったり。

外に出て遊ぶ?

自分がよく行っていたお店が経済的理由でどんどん消えていった。

新しくできるお店もあるが、自分楽しいと感じるような店とは違う形態の気がする。

趣味で何かを作っても、それらのものが家に増えていくことも喜ばしいことでもない。

イラスト3Dモデリングをしたりもするけど、それらはなんとなく続いている。

長期に渡って続けたいもの

それが今はっきりしない。

2023-09-17

anond:20230916190712

連邦兵站情報システム(Federal Logistics Information System) – FSC内の個々のNSNの情報掲載されている米国国防総省補給品データシステム。NSNに関連づけられた様々な品目データ(NIIN、特性、品目名、ISC、Demilitarization Code、PMIC、NMFC等)が収録されている。

航空機部品から蛍光灯バルブに至るまで様々な品目にNSNが割り当てられている。その番号形態からどのような品目なのかがわかる。NSNを使用することで品目の名称特性管理データ標準化され、類似した品目の在庫が重複しない。

2023-09-16

anond:20230916120810

発達障害と健常者で脳のサイズや発達傾向に違いが見られる模様

ADHDMRI研究ADHDの神経生物学的基盤の解明に向けて―

注意欠如・多動症(attention-deficit/hyperactivity disorder: ADHD)は不注意,多動性・衝動性を特徴とした神経発達症である.近年,ヒトの脳機能や脳構造可視化する有力な方法であるMRI磁気共鳴画像)により,ADHDの神経生物学的基盤の解明が進み,前頭葉大脳基底核構造的な成熟の遅れが示唆されてきた.その一方で,これまでのADHDに対する脳機能研究の成果には一貫性が乏しいことも問題点として指摘されている.本稿では,これまで報告されてきたADHDMRI研究(脳形態機能MRI)に関する主な知見をまとめ,最後に,それに続くADHDの神経生物学的基盤の解明に向けた,我々の取り組みについても紹介する 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcbd/13/1/13_45/_article/-char/ja/?ssp=1&setlang=ja-JP&safesearch=moderate

 

▼ Brain MRIs Can Identify ADHD and Distinguish Among Subtypes

ADHD患者と健常者の脳の構造的・拡散テンソルMRI比較した結果、ADHD患者と健常者の間には、全体的な脳の体積や灰白質白質の体積には差がなかったものの、脳の一部の領域や結合には有意な差が見られた

https://www.ajmc.com/view/brain-mris-can-identify-adhd-and-distinguish-among-subtypes 

 

▼ Different effects of the DRD4 genotype on intrinsic brain network connectivity strength in drug-naïve children with ADHD and healthy controls

ドーパミンD4受容体遺伝子(DRD4)の2リピートアレルとADHD患者と健常者の脳ネットワークの結合強度に関する研究の紹介

DRD4ADHDと関連する遺伝子の一つであり、特定の脳領域間の機能的結合に影響を与えることが示されている

安静時機MRI画像を用いて、DRD4の2リピートアレルが脳ネットワークの結合強度にどのような影響を与えるかを調べた。

その結果、一時葉(左下部一時回や両側中部一時回)などの脳領域で、診断群と遺伝子型との間に有意相互作用が見られたとしている

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34406637/

 

ADHD: Large imaging study confirms differences in several brain regions

ADHD患者と健常者の間に脳サイズに差があることを示した研究を紹介

MRI画像分析し、ADHD患者では全体的な脳サイズ特定の脳領域扁桃体海馬など)が健常者よりも小さいことを確認

https://www.medicalnewstoday.com/articles/315884

 

 

というか、現時点でMRIのみで診断するのは適切ではないという主張なら、『それはそう』だが、

脳に違いはなく、MRIでは何もわからないという主張ならば、どういう理屈向精神薬や鎮静剤飲んどるんやって話やね

(ワイは飲んでませんけど)

2023-09-15

ガメラ リバース 続き

anond:20230915135827

映像ちょっと気になる点もある

肝心の怪獣戦闘がいいか基本的には満足なんだけど、二点だけそれでもなーという点が。

ガメラ形態変化

飛行形態時とかはウミガメシルエットになったりスピンしたりするんだけど、変形時はあからさまに煙で隠したりしてる。シームレスに変形したり部分アップでごまかしつつ変化を見せたりしないから、この点は手抜きというか…実写特撮的だな・モデル差し替えてるだけだなと感じてしまった。多大な労力を使う3Dから逆に実写的な限界が生じているのか?と気になった。そういえば怪獣の成長(巨大化)とかも目を離したら、という風だった。損傷で頑張ってたのは手の切断ぐらい?

一張羅の服!

主人公たちの服がエピローグ含めずっと一緒。これもモデル問題か。汚れとかは頑張ってて1話見たときは期待が高かったんだけどなぁ。大人制服組はこういった問題回避できるんだから主人公たちも学校服にすればよかったのに。それでもママの服が同じになるけど。

そも人間モデル怪獣に比べて簡略というのは怪獣に力入れてるってことなので目をつぶるけどそれとは許容できるラインが別。

 

どちらも他の作品でもおきる問題なんだけど、全体的に高クオリティ映像をお出ししているからこういった部分が手抜きに見えてひっかかった。

シナリオはちょくちょくうーん…

ジュブナイルものとして良くできてるし人間ドラマも悪くなかったけど、優れてるとはいえないひっかかりかたがまあまあ。

黒幕たちの目的が謎

怪獣人口減らしてぇ~!ってのが昔でも今でもかなりの支配階級人間思考になるのが謎。

せめて現代人口問題が起こってるシーンがあればよかったけど、ただの選民思想でとりあえず減らそって考えっぽくてわけがからない。古代計画の再演だけどどっちの理由も謎でなぁ。

さらどんでん返したかと思ったらそいつの野望も同じでやんの。現トップを切って自分派閥既存組織支配したい感じかな?私怨込みでトップ切る理由はわかるが人類減らしてぇ~は共通ビジョンなもんで。コイツなにがしたいん?主人公ガメラ処遇・行動目的には影響しねぇな?とモヤモヤした。演技も露骨に悪役でなぁ。

そもそも想定残人口が低すぎて文明維持できそうにないんよ。怪獣に荒らされた後だし。

目的といえば裏切られたトップたちが余裕だったのも見ながらだとわからない。食料がすぐに無くなり転覆成功されたら餓死なのにグラス片手に怪獣談義してんの。世界組織幹部家系とはいえ科学者一人で作った反乱組みでひとつの発射場を占拠したところでリカバリーが効くと考えたのか。(それでもイカ怪獣+主人公コード支配されたらやばくね?)よくわからない。

彼らは人口を減らした後の地球目的なはずだから帰還に寄与しないギャオス応援する理由にもならない気がするんだけどなぁ。

 

主人公たちの扱いも怪獣の増殖(体積?個体数?)の餌だったわけだけど、じゃあさっさと善人面したり事情を知らない人間を高めの地位につけて騙したりせずに拉致っちゃえばいいよね。世界の子供が候補怪獣に狙われ(生き延び)たら優先度アップ。どうせ滅ぼす文明社会にのんびり監視端末渡して解放してるのがなんだか謎。

ガメラが生き物じゃない

ガメラ主人公に絆がない。と言い換えてもいい。おそらくメイン主人公ゴジラ信者なのはコード保持者でガメラやオレリウム?だっけ?エネルギー石とシンクロできるから。だけど別に彼らが心を通わせてるわけでもなくて人(自分たち)を守ってくれてるガメラを慕ってるだけの一方通行

そもそもガメラは多分他の怪獣と同じ存在で、古代で反乱がおきて反乱側の人間コードを使って人間を守るように命令した。のかな。そういう風に解釈した。主人公を守るのもコード持ちを食べたら増殖して人類やばいから

まりガメラは守り神に見えても人間洗脳された人類怪獣から守るマシーンなわけですよ。脳だけ弄られた逆仮面ライダー?ジャイガー戦を見るにコード保有者を優先するけど一般市民の退避も待ってるようですし。

怪獣が現れたら都合よく何の縁もないただ敵に食われたらやばいコード保有者を守って身を犠牲にしても人を逃がし、敵を倒したら見返りも何も求めずただ去っていく。究極に人類に都合がいい、都合よくされた悲しきモンスター…。自立行動以上の自我を感じない。古代でおそらくワンオペ怪獣しばき倒して勝利して、だけど命令解除されず放置され現代でうん万年前の命令に縛られたまままたワンオペ怪獣しばき隊無償奉仕してる。

序盤で主人公カメを助けるじゃん?その心の優しさがガメラに見止められると思うじゃん?ないんだなそれが。

自我のなさは最後オマケ月破壊まで及びこんなもんシナリオに操られるだけじゃねーか。それが出来るなら襲われ待ちしないで怪獣痕跡がある各所を先制攻撃しとるよ。

主人公ガメラシンパだけどさぁ。君、過去を見た上でガメラ気持ち考えたことある?ってね。

そういうガメラ自身への掘り下げが行われなかったから、(考察しないのもどうかと思うが)当事者たちはともかく俯瞰する視聴者自分からガメラは哀れな存在に思えたし主人公たちと共感する妨げになっていた。

 

ヒーロー怪獣はなぜ人類を守るのか。まあ平成のまま生物兵器一言で片付けてもいいけどせっかく尺があったのにもったいない。それこそ精神的な意味でのガメラの「Rebirth」を描いてもよかったのではないだろうか。

ラストジョブズ

うーん…月を目指すわけでもなく当時財団が作ってたオーバーテクノロジーの超PHSをパクったかのような雰囲気になってるわで良いインパクトはないよね。なぜジョブズにしたかったのかさっぱりわからない。

雑なタイトル引用

wikiから

話数 サブタイトル

1話 東京上空

第2話 地下水道

第3話 深く静かに潜航せよ

第4話 斬る

第5話 月は無慈悲な夜の女王

第6話 幼年期の終わり

シンプルタイトル古典作品タイトルが混じっている。しかも斬るが小説の間に挟まるから日常からSFへの転換を表してるとも受け取れない(斬るって名前の有名作品が実はある?)(斬る自体ギロンのシンプルタイトルで好き)。

そして古典作品引用も非常に雑。月や潜水艦ネクストステージなど要素はかかっているかな?とは思うがリスペクトは多分ないよね。増田はどれも読んだことないけどサブカルじゃ頻繁に引用されるからそれと比較してもね。ナデシコブラッドボーンとかと比較しても雑だなぁと。内容に見合わない引用タイトルをつけるセンスの方が鼻についてしまう。

その他

なぜか前線に出てくる指揮官や待機の天丼を繰り返す自衛隊に思ったほど意味がなかったり東京への援軍に沖縄ハワイから要請するって距離的にどーなんだろと気になったり。

6話のギャオス基地跡地で誰にも観察されず育ってたり(政府との連携時で調査隊とか行かないか?)。

ガメラは全身から放電?がクソ強いか火球使わなくてよくない?とか。切り離しに犠牲必要設計とか。腹部負傷したやつに重労働はそりゃ裏切られるよ…よく人望集めたなね。とかね。キャラがよくても脚本の部分部分が悪くもありで全体評価で良いストーリーとは言えなくなる。

全部怪獣で帳消しになるんだけどね。

 


 

というわけで、気になる点はあるものの一周目は確実に楽しめると思う。二周目以降に怪獣部分以外が楽しめるかは人それぞれかもだけど、これだけ書いた増田でもまあ見れるんじゃないかな?程度には面白い

ラストは二期を匂わせとも取れるけど、どうでしょうね。今はわりとおなか一杯で満足しちゃってる。なのであれで綺麗に完結と受け取るよ。(時差が気になるけど)

ガメラたいして知らない人がみてもマジで一気見する力はあるから、見て。ストレス要素も少なく怪獣かっこいいだけで完走できるからダメージ負いまくってそれでもボコガメラかっこいいから。

みてね。

みて。

みろ。

2023-09-14

anond:20230913161139

増田トラバブコメ見てて思うけど、こういう私小説風ってやつ、一部中年にはかなり受け入れ難い形態なんだろうなっていうのはよく分かる。

多分、今の30後半~40代前半ってバトル漫画やそれのアニメセカイ系なろう系等、「エンタメはこういうのでいいんだよ」的な型の作品進化過程作品がヒット作の大半、メインストリームだった時期に生きて、それがマンガアニメゲームの型っていう刷り込みがキマってる人がかなり多いんだと思う。

気持ちよくなれなきゃ面白くないを地で行ってる人が多めの世代

2023-09-13

anond:20230913104225

イヤやっぱ駄目なんじゃね?

これ良くわかんないのが、民事では最高裁でも「やってた」ってガチンコ認定されちゃったのに

刑事の方ではなんで門前払いになったのか。

当時は男から男への淫行NGっていう法令がなかったっていう説明を見た覚えはあるけど、ならなんで民事の方はクリアできたんだろ?

というかそのものズバリではなくても児童虐待の一形態として、刑事事件として処分することも不可能だったのかなという疑問がある。

2023-09-12

anond:20230912150316

看護学校形態がよく分からないけど、大学とかは授業毎に入れ替え多いし誰がいつもひとりぼっちかなんてわからない

そもそも ひとりぼっちの子なのかも分からないのに普段絡んでない子に過去問いる?なんてわざわざ聞きに行かないし、自分声かけなきゃ何ともならんよ

過去問に限らず休んでた日の授業内容とか課題とかも

休んでたよね?課題教えてあげるとか、過去問いる?ってきかれるとか期待しないで分からないなら自分から来て欲しい

その上で教えないとかだったらいじめだけど、認識してない相手勝手に自滅してそれをいじめだと言われるのはおかしいでしょ

2023-09-08

anond:20230907193523

偽装派遣が横行し過ぎた事や、労働者に不利な条件での契約が多すぎた事などから、以前のSESが主に用いていた特定派遣2018年廃止されましたが

それ以降もSES客先常駐の形で日本IT業界根深寄生しています

しか特定派遣廃止されたにも関わらず、未だに特定派遣と同じ様な行為をして違法状態で働いているエンジニアも多いとのこと

日本でこの様な悪質な業務形態が広まってしまったのは、ITブームの波に乗れなかった、というより乗る能力や意欲すらない日本保守的価値観

日本特有の歪な正社員解雇規制弊害である当方は感じます

今後もSES法規制解雇規制の緩和が行われない限り、大多数の日本エンジニアは低い待遇で使い潰されるでしょうね

2023-09-07

民主主義必要もの(AI回答)

民主主義のために必要な前提条件とは、国民自由意見を表明し、政治に参加できることです。また、国家権力が法によって制限され、人権尊重されることも重要です。

民主主義古代ギリシャで生まれ政治思想で、多数者の支配意味します。しかし、その後は衆愚政治権力の乱用といった問題が起こりました。近代になって、自由主義社会主義などの思想民主主義に影響を与えました。

民主主義にはさまざまな形態があります直接民主制国民が直接政治に参加する制度です。間接民主制国民代表者を選び、その代表者政治を行う制度です。自由民主主義個人自由市場経済を重視する思想です。社会主義経済的平等社会的正義を重視する思想です。

民主主義世界中で広く受け入れられている政治理念ですが、実際に民主的国家は少数派です。人口比では3割に過ぎません。民主主義の実現には多くの困難や課題があります。例えば、政治的不安定さや暴力的紛争経済的格差貧困社会的差別偏見教育情報の不足などです。

民主主義人間尊厳平和を守るための価値ある理念ですが、それを実現するためには国民意識や行動が必要です。また、国際社会の協力や支援重要です。民主主義は決して完成したものではなく、常に改善や発展が求められるものです。

anond:20230907194908

2023-09-05

@ゲーム会社各位へ重要なお願い

ボスHPゼロにした瞬間にトロフィー獲得はやめてください。

ボスを倒してムービーなりが終わってプレイアブル状態になってから一息ついてからトロフィー獲得してください。

「第2形態あるか?」などの次の展開へのワクワクドキドキ感がトロフィー獲得によって損なわれています

以上、よろしくお願いします。

2023-09-01

ホス狂女のためとホスト本人をぶっ叩いても意味ない

馬鹿な女がホストにハマって借金まみれから風俗墜ちするからホスト規制しろという意見、昔からネット現実わず根強く有るが、このときホスト本人を敵視して叩いてもなんの意味も無いぞ。あいつらは所詮スタッフ一兵卒だ。

風俗客を叩くのももっと意味ないぞ。ギンギンで女買いに行くジジイに「女の子がかわいそう!」なんて響くわけないからな。

いかホスト風俗は一体の事業形態だ。

嬢もホストもその中に組み込まれてるだけだ。つまり

風俗客→風俗嬢→ホスト→胴元A

     ↓

    胴元B

という具合で、左から右に行くほど人数が絞られていて、風俗客のジジイを水源として胴元まで金を集約するエコシステムがかっちり出来上がっている。

ちなみに上の胴元Aと胴元Bは同じやつがやってる。そういうパターンもあるとかいレベルじゃなく大体それだ。

スクラでは女を売掛で縛って風俗に流すシステムが完全に出来上がっていて、ホストマニュアル通りにやってるだけだ。

から叩くなら胴元なわけですよ。

でもネット正義マンはそこを巧妙に誤魔化すわけですよ。何故かって胴元はほぼほぼ反社で怖い人たちだからね。

怖い人には喧嘩売らないってのは大事よ。でも怖い人は怖いから怖くないホストジジイを叩いて何か言った気になるのはクソダサいよなあ。

anond:20230901050234

誤りだな

貴殿の説はそもそもセクシャルアサルトというカタカナ語が定着している場合の話

性加害はセクシャルアサルトという意味の語だとは認識されてないので

まり現実仮定でひたすら妄想してる議論意見にならない論外の池沼というわけ


セクシャルハラスメント日本ではほぼ職場でのハラスメント特定形態セクシャルハラスメントに使われるように意味が狭くなっており、広く日常性的加害行為には適用されていない

意味合いが変化しているから、元の性的な加害というシンプル言葉使用しているのだろう

2023-08-31

anond:20230829205135

亀有金町運賃カオスなことになってるんだよな

亀有金町から常磐線各駅停車を使って上野に行く場合

 

北千住常磐線快速に乗り換える

北千住日比谷線に乗り換える

西日暮里山手線に乗り換える

 

の三つ選択肢があるだけど、それぞれのルートの料金は

 

①230円

②356円

③402円

 

なんだよね、全部同じ駅から乗って同じ駅に降りるルートなのに!

鉄道会社跨いでるからそれで料金が変わるのはわかるけど滅茶苦茶気持ち悪い料金形態だと思う

しかも訳がわからないのは、例えば亀有金町大手町間の定期券を持っていた場合、一番安くなるルートが変わること

前の通りでいくと

 

①定期+178円

②定期+178円

③定期+146円

 

定期なしだと一番高かった西日暮里乗り換えが定期ありだと一番安くなる謎、まあ誤差みたいな額ではあるけど…

別に上野だけじゃなくて御徒町秋葉原で降車する場合も似たようなことになる

この辺のカオスは前から問題を指摘する人もいたんだけどずっと放置(なんなら馬鹿にすら)されてんだよな、新金線の旅客化と同じぐらいに

城東地域縦方向の移動が壊滅的なのも含めて、23区西部に比べると江東5区の都市計画みたいな部分ってかなり割り食ってるよな〜という印象がある

いろんな分野の専門家部署ごとに集まってるちょっと不思議形態組織に属してるんだが、最近お隣に入ってきた人がなんだか少しおかし

前々からこちらが専門でやってることについても「俺の専門ではxxxだからyyyすべきでは?」みたいな見当違いのアドバイスのをかなり押し付けてきて、それはこれこれこういう理由で別のデメリットが大きすぎてやらない、みたいなこと説明しても食い下がるのでおかしな人だなぁとは思ってたんだけど、

時々ご飯とか一緒になると急に強い自己顕示をしてくる

やれ俺は副業でウン百万稼いでいるだの、やれ親がどこどこの巨大企業会長だの、やれSNSではインフルエンサーだのなんだの

小学校ときにこういう奴らいたなぁというおぼろげな記憶がよみがえってくるものの、かなり難しめの資格職なのもあってかそういう輩と出会うのが小学校ぶりではある

何も証拠はないけど虚言癖なんじゃないかなぁと思う この手の輩と接する機会が久しくなかったからどう扱っていいかからないけど、なんだかよく雑談に来るんだよね...どうしようか

2023-08-30

anond:20230830203626

追記

なんか思いのほかブクマされているから少し補足しておくね

別にそのBさんが俺の思ってるのと同じとは限らないけど、こういう責任転嫁する発達障害的な人はある程度共感できる部分がある

例えばこんな例もあるだろう

みんなは「なんでやばい案件をここまで放置したの」「なんで肝心なことを聞かないのか」と思ったことはないだろうか?

実際、本人が忘れていたり理解していないことが殆どなんだが、その処世術として発達障碍者は「他人ミスを発覚させる」という姑息な手を使いたがる

自分にとって難しかったり理解できなかったり、面倒くさいものは後回しにしたりテキトー放置するか、勝手に進めてしま

そうすると誰かがそのミスに気付く

例えば発注ミスだとか書類が足りないだとかね

で、ここで本人はまた時間稼ぎをするか「ごめん、できてなかったね。てへぺろ」でごまかしたり他人のせいにする

そうこうしていると責任感ある人は見つけてしまったがためにミスカバーせざるを得ない

結果、本人は相対的に労せず相談せず何もせず仕事を一つやり終える

Bさんはしょっちゅう嘘をつくらしいが、この傾向あるかもしれないね

もしBさんをどなっても、今はパワハラ抑制される時代からBさんにとっては相手が悪いことの補完になりやすく、逆効果

いやいやそんな子供じみたことをなんでするんだ、うまくいくわけないだろって思うでしょ?

当然全くと言っていいほど通用しないんだが、たまーにそれでなんとなかるんだよね

そのたまーにを発達障害成功体験と受け取ることがある

なんでって、他人からアドバイスされたことではなく「自分が考えたちょっと頭いい方法」に思えてしまうからだよ

普通の人は「報告相談連絡」をして問題解決を図るが、発達はそもそもそれができない

ならできないことを利用してミスを誰かに押し付けることを覚える

自分がやらなくてもできる人がやってくれるし、何かあったら誰かがフォローや指摘をしてくれるから自分から何かする必要もない

というのが発達が陥りやすい状況だと思うよ

まあ俺が思う一つのスタイルだけどね

そしてこういうのが一番厄介なのは、本文でも言ったけど身近に接していないと本当に気づきにくいことなんだよ

管理職みたいな少し俯瞰してみるだけだと結構判断が鈍るんじゃないかな?

もちろん能力の有無はわかっても本質にたどり着くかは怪しい

Bさんに対して未だに回答がでていないのがその答えだと思うよ

もちろん管理職だってそれなりの教育は受けているだろうが、こんな風に部下を疑うということをしたがる人ってどれだけいるんだろうか

---

読んでいて自分のことを言われている気がしてきた

Bさんはなぜか緊急性もなく初歩的かつ低レベルなことを質問するけど、重要案件先延ばしにするよね?

これってBさん自身もわかっているんだろうけど、質問したら自分責任になることを回避したがってるだけなんだよ

その代わり「こんなに質問している自分はえらいでしょ」「いっぱいした質問の後で重要ものも伝える気でした」みたいなアリバイ工作自分の中でしているんだよ

何も質問しない無能もいるだろうが、そういう無駄話をすることが仕事していると思い込んでいるってのがBさんの特徴なんだよな(※A→Bに直しました)

質問自分は何か考えてますアピール

質問している最中はほかのことを考えなくてもいいし、答えてくれることを自分への好意として受け取っているのかもね

というか下手したら相手自分時間を取らせることが当然という考えがあるのかもしれない

Bさんからしたら「こっちが頑張って質問しているのに、あなたは何も答えないのですか?それって仕事放棄していませんか」という理屈だろう


俺が思うBさんの印象は

こんなところだろうか

責任転嫁の一形態だけど、これは管理職立場からでは理解ができないかもしれないね

から見れば「なんか頑張ってる」ように見えちゃうから

自分仕事できないからわかるのかもしれない

が、さすがにBさんの態度はやばすぎだろうね

2023-08-28

anond:20230828112014

ワイはフリーザ初期形態が一番絶望感あったわ。

逆にセルとかは最初から小物感がすごかったか

微妙だった。

anond:20230828101719

でもフリーザ様は第2形態より最終形態のほうが恐ろしく感じますよね?

出会いにはコツがある

K子との出会い

私がK子と出会ったのは、まだ雪の残る3月上旬札幌すすきのでのことであった。

K子は、私がごくたまに寄るカフェバーウエイトレスをやっていた。

年は30歳、身長157cm。体型はややガッチリタイプに見え、いわゆる固太りに近かった。

顔はまぁまぁ整ってはいたが、頭部はアメフトボールのように大きかった。

完璧メイクを追求してるようで、白塗りの土台が厚く、丸い輪郭が、さらに強調されていた。

キッチリ描いた眉に、メリハリをつけたアイライン。目元周りには、そのひとのお化粧への設計意図が表れるものだがK子の場合それは、顔の大きさを、目を拡大させることでごまかそうとする意図だった。

それとK子のメークには、悪い意味でのバランス感覚という特徴も見られた。

あちらとこちらの均衡を保とうとして、薄くするのではなく、厚く盛る方にいってしまうのである

から白塗りは行き過ぎて歌舞伎のようになってしまう。

さらにK子は勤務中はロングヘアータイトに縛ってるので、目元が上がって鋭角的になるのだが、これがふしだらで好色な印象を与えかねない外見になってしまうのだ。

ここまできては化粧も逆効果である

それはせっかくのよい素材での料理を、調理でなくソースで惑わし、お門違いの高級感を添えたつもりの洋風メニューのようだった。

白人風貌という、ないものねだりを追いかけた挙句、醜くなってしまったマイケルジャクソンのようであった。

K子は、そんな女だった。つまり、どこにでもいるひとだ。

K子はその日も普段どおり給仕をしていた。時刻は夜の9時。私のオーダーはグラスビールだった。

私のテーブルにもやってきた、そこで2人は始めて目を合わせた。

するとK子は私の顔を見るなりハッとした顔をして上背をやや引いた。私は「ああまたか」と思った。

なにが「またか」なのか。それはその時の私の顔が彼女にはイケメンに写った、ということの了解である

断っておくがこれは自慢ではない。なぜなら、こうしたことは4年に一度、つまりオリンピック開催と同じ頻度でしか、私に訪れないからだ。「またか」と感じるのは、4年がさほど長くも感じられない私なりの時性であって、傲慢の致すところではない。

毎日のようにこういうことが起きる人を、真のイケメンというのだが、この程度のいわば「プチ・イケメン」なら今のご時世、結構いそうである

私の顔は、それどころかまぁどちらかといえばブサメンである。口が飛び出た造作が特徴で、唇も厚い。佐藤浩市の2倍は厚い。

このせいで、顔の下部にボリュームが出てしまい、シャープには見えないモヤッとした風貌になっている。

目も悪いのでシカメっ面にもなりやすく、表情も暗い。

たとえるなら、ガリガリ君のような輪郭であるし、佐藤浩市の親父の三國連太郎みたいでもある。

芋というか、類人猿、合わせればゴリライモ。私はそんな顔なのである。そしてもちろん、あなたに「そんなことないよ」といってほしい、そんなケチな性分も持ち合わせているのだ。そこがまた醜い。

まり私も、どこにでもいる人なのである

ここ20年ほどで男もするようになった「化粧」とは、もともと目立たないもの(一重まぶたなど)を、まやかしの力で輝かせる補正技術だと思うが、私の口元のように、はじめから飛び出ているものを、平たく目立たせずに抑制する用法には、それはまったくといっていいほど役立たない。

しかし男の場合三國連太郎がそうであったように、また、佐藤浩市がそうであるように、絶対的なブ男というものはいない。バナナマンの日村も最初見たときはびっくりしたが、慣れれば愛嬌がある顔である

男は、風貌をある水準(清潔感常識のあるファッションセンス、そして似合う髪型、できれば細身)まで満たせば、異性にアピールできてしまうのである。ここらへんが女子と違う。無愛想でもある程度はイケてしまうということだ。かくして私のような者でも、こうしたラッキータイミングが巡ってくるときがあるのである

さて私にハッとして頂いた女子に対しては、私はだいたい挨拶をするようにしている。

ここでいう挨拶とは、店や本人の迷惑にならぬよう気を遣いながら、名刺を手渡すことだ。

できれば一言添える「もし、よろしければ、お近づきになれれば…」みたいなことだ。

ハッとする、させるというのは直感神秘である人間のあまたある能力のうちでも一二を争うような、めちゃめちゃものスゴい、宇宙誕生レベル認識だ。

人間(じんかん)にヴァイヴレーションが伝播する。あるひとがある人の存在にピン!とくれば、その相手にも同じピン!が、誤解も曲解もなく瞬時に伝わる。だれも解明できない感覚。こうした体感に対しては対象化なぞハナから諦め、人として素直にしたがい、謝辞を述べるのがスジというものであろう。

とりあえず自分規定する第一歩として世の中には名前というものがある以上、名乗る。

自分から名乗ることより大切なことは、世の中にそうそうない。

「4年に一度」がいつなんどき訪れるやもしれない。そんなときのために財布に名刺を2~3枚入れておく。

こうしたなんでもない普段の心がけが出会いを引き寄せる具体的な手段なのだ

こうした縁で、私はK子と付き合った。世間には「よくまぁこんなサエないのと一緒になったなぁ」というのが男女問わずいるが、なんのことはない自分もその仲間入りであり、K子の方でもそう思うときがあったかもしれない。つまり、サエないのはお互い様だったのである最初のうちは。

だがしばらくすると私にはK子の大きい顔と太い骨格が、次第にいとおしく写ってきた。

そして次に、それがかけがえのない尊さに思えてきた。

というのも付き合い始めてすぐに気づいたことだが、K子は私と最初に目が合ったホンの0.1秒の閃き、焦点で、自分の開削に成功した、まったく優れた女だったのだ。

私との邂逅によってポン!と新規開設された自我内の回路に、まったく純粋に従った。

しかもそこにいささかも世俗的な疑いを差し挟まなかった。

世俗的な疑いとは、私と付き合うことのメリットデメリットコスパを考えることや、趣味や好みが合う合わないというような話などである

K子はそれらを考えもしなかった。だからデートで会ってもあまり話さず、肩を寄せ合い、手を握り腕をさすり、見つめあったりするだけだった。それでどちらも了解した。ドン存在が大きいのである100%ピュア肯定性の塊。

そしてそうしたK子の態度は、私の細胞のすみずみにあまねく影響を与えた。小さな自分固執していた私を、彼女は開放してくれた。

こういう女に慣れると、小顔ブームとか、華奢な女子スタイル固執するのは、矮小なことと知れる。しつこいようだが慣れればあの日村ですら、ファニーフェイスである

K子はやがてメークが薄くなっていった。コスメへの依存を減らしていった。

単なる身だしなみ以上のそれは、まやかしだと気づいたのだ。

食事運動に、それまで以上に気を遣い、毎日しっかり生活を積み上げていくよう、意識的自分を導いていった。

現代人はただ毎日暮らしてゆくだけで、目に見えない「不純物」が、アカのようにたまってゆく。

社会教育が、仕事常識が、不純だらけだから当然だ。

はいつも意識的に「みそぎ」をしなければならない。するとみそぎなんてしなくていいんだ、そのままのあなたでいいんだと社会その他は全力で否定する。だがそれは違う。甘言に引きづられてはいけない。やつらはあなたから銭を引き出したいだけだ。

メイクはそうした「不純物」の象徴であった。それがズバッと削ぎおとされた。

すると並行してK子の慢性的な肌荒れも改善された。

こうなると輝かしい、真の女の誕生である

人の本来的な美しさや輝き、魅力は、外から取ってきて付け足すものでない。自分内面から湧き出させるものだ。

こんなことは実に当たり前のことだが、不純物の洪水の中にいると気づかない。

自分から「湧き出させること」が自然に出来る人は、この世にいながら永遠を手にしたも同然なのである

そこではあなたわたしとなる。わたしあなただ。

理想カップル、なるものは知らない。知らないがそれは「人それぞれ」ではない。

たぶんそれは溶け合った1つの形態しかない。愛など、しらぬ。

以上この文は、まだ見ぬあなたと、まだ顕在化してない私を想って書いた。

<了>

出会いにはコツがある

K子との出会い

私がK子と出会ったのは、まだ雪の残る3月上旬札幌すすきのでのことであった。

K子は、私がごくたまに寄るカフェバーウエイトレスをやっていた。

年は30歳、身長157cm。体型はややガッチリタイプに見え、いわゆる固太りに近かった。

顔はまぁまぁ整ってはいたが、頭部はアメフトボールのように大きかった。

完璧メイクを追求してるようで、白塗りの土台が厚く、丸い輪郭が、さらに強調されていた。

キッチリ描いた眉に、メリハリをつけたアイライン。目元周りには、そのひとのお化粧への設計意図が表れるものだがK子の場合それは、顔の大きさを、目を拡大させることでごまかそうとする意図だった。

それとK子のメークには、悪い意味でのバランス感覚という特徴も見られた。

あちらとこちらの均衡を保とうとして、薄くするのではなく、厚く盛る方にいってしまうのである

から白塗りは行き過ぎて歌舞伎のようになってしまう。

さらにK子は勤務中はロングヘアータイトに縛ってるので、目元が上がって鋭角的になるのだが、これがふしだらで好色な印象を与えかねない外見になってしまうのだ。

ここまできては化粧も逆効果である

それはせっかくのよい素材での料理を、調理でなくソースで惑わし、お門違いの高級感を添えたつもりの洋風メニューのようだった。

白人風貌という、ないものねだりを追いかけた挙句、醜くなってしまったマイケルジャクソンのようであった。

K子は、そんな女だった。つまり、どこにでもいるひとだ。

K子はその日も普段どおり給仕をしていた。時刻は夜の9時。私のオーダーはグラスビールだった。

私のテーブルにもやってきた、そこで2人は始めて目を合わせた。

するとK子は私の顔を見るなりハッとした顔をして上背をやや引いた。私は「ああまたか」と思った。

なにが「またか」なのか。それはその時の私の顔が彼女にはイケメンに写った、ということの了解である

断っておくがこれは自慢ではない。なぜなら、こうしたことは4年に一度、つまりオリンピック開催と同じ頻度でしか、私に訪れないからだ。「またか」と感じるのは、4年がさほど長くも感じられない私なりの時性であって、傲慢の致すところではない。

毎日のようにこういうことが起きる人を、真のイケメンというのだが、この程度のいわば「プチ・イケメン」なら今のご時世、結構いそうである

私の顔は、それどころかまぁどちらかといえばブサメンである。口が飛び出た造作が特徴で、唇も厚い。佐藤浩市の2倍は厚い。

このせいで、顔の下部にボリュームが出てしまい、シャープには見えないモヤッとした風貌になっている。

目も悪いのでシカメっ面にもなりやすく、表情も暗い。

たとえるなら、ガリガリ君のような輪郭であるし、佐藤浩市の親父の三國連太郎みたいでもある。

芋というか、類人猿、合わせればゴリライモ。私はそんな顔なのである。そしてもちろん、あなたに「そんなことないよ」といってほしい、そんなケチな性分も持ち合わせているのだ。そこがまた醜い。

まり私も、どこにでもいる人なのである

ここ20年ほどで男もするようになった「化粧」とは、もともと目立たないもの(一重まぶたなど)を、まやかしの力で輝かせる補正技術だと思うが、私の口元のように、はじめから飛び出ているものを、平たく目立たせずに抑制する用法には、それはまったくといっていいほど役立たない。

しかし男の場合三國連太郎がそうであったように、また、佐藤浩市がそうであるように、絶対的なブ男というものはいない。バナナマンの日村も最初見たときはびっくりしたが、慣れれば愛嬌がある顔である

男は、風貌をある水準(清潔感常識のあるファッションセンス、そして似合う髪型、できれば細身)まで満たせば、異性にアピールできてしまうのである。ここらへんが女子と違う。無愛想でもある程度はイケてしまうということだ。かくして私のような者でも、こうしたラッキータイミングが巡ってくるときがあるのである

さて私にハッとして頂いた女子に対しては、私はだいたい挨拶をするようにしている。

ここでいう挨拶とは、店や本人の迷惑にならぬよう気を遣いながら、名刺を手渡すことだ。

できれば一言添える「もし、よろしければ、お近づきになれれば…」みたいなことだ。

ハッとする、させるというのは直感神秘である人間のあまたある能力のうちでも一二を争うような、めちゃめちゃものスゴい、宇宙誕生レベル認識だ。

人間(じんかん)にヴァイヴレーションが伝播する。あるひとがある人の存在にピン!とくれば、その相手にも同じピン!が、誤解も曲解もなく瞬時に伝わる。だれも解明できない感覚。こうした体感に対しては対象化なぞハナから諦め、人として素直にしたがい、謝辞を述べるのがスジというものであろう。

とりあえず自分規定する第一歩として世の中には名前というものがある以上、名乗る。

自分から名乗ることより大切なことは、世の中にそうそうない。

「4年に一度」がいつなんどき訪れるやもしれない。そんなときのために財布に名刺を2~3枚入れておく。

こうしたなんでもない普段の心がけが出会いを引き寄せる具体的な手段なのだ

こうした縁で、私はK子と付き合った。世間には「よくまぁこんなサエないのと一緒になったなぁ」というのが男女問わずいるが、なんのことはない自分もその仲間入りであり、K子の方でもそう思うときがあったかもしれない。つまり、サエないのはお互い様だったのである最初のうちは。

だがしばらくすると私にはK子の大きい顔と太い骨格が、次第にいとおしく写ってきた。

そして次に、それがかけがえのない尊さに思えてきた。

というのも付き合い始めてすぐに気づいたことだが、K子は私と最初に目が合ったホンの0.1秒の閃き、焦点で、自分の開削に成功した、まったく優れた女だったのだ。

私との邂逅によってポン!と新規開設された自我内の回路に、まったく純粋に従った。

しかもそこにいささかも世俗的な疑いを差し挟まなかった。

世俗的な疑いとは、私と付き合うことのメリットデメリットコスパを考えることや、趣味や好みが合う合わないというような話などである

K子はそれらを考えもしなかった。だからデートで会ってもあまり話さず、肩を寄せ合い、手を握り腕をさすり、見つめあったりするだけだった。それでどちらも了解した。ドン存在が大きいのである100%ピュア肯定性の塊。

そしてそうしたK子の態度は、私の細胞のすみずみにあまねく影響を与えた。小さな自分固執していた私を、彼女は開放してくれた。

こういう女に慣れると、小顔ブームとか、華奢な女子スタイル固執するのは、矮小なことと知れる。しつこいようだが慣れればあの日村ですら、ファニーフェイスである

K子はやがてメークが薄くなっていった。コスメへの依存を減らしていった。

単なる身だしなみ以上のそれは、まやかしだと気づいたのだ。

食事運動に、それまで以上に気を遣い、毎日しっかり生活を積み上げていくよう、意識的自分を導いていった。

現代人はただ毎日暮らしてゆくだけで、目に見えない「不純物」が、アカのようにたまってゆく。

社会教育が、仕事常識が、不純だらけだから当然だ。

はいつも意識的に「みそぎ」をしなければならない。するとみそぎなんてしなくていいんだ、そのままのあなたでいいんだと社会その他は全力で否定する。だがそれは違う。甘言に引きづられてはいけない。やつらはあなたから銭を引き出したいだけだ。

メイクはそうした「不純物」の象徴であった。それがズバッと削ぎおとされた。

すると並行してK子の慢性的な肌荒れも改善された。

こうなると輝かしい、真の女の誕生である

人の本来的な美しさや輝き、魅力は、外から取ってきて付け足すものでない。自分内面から湧き出させるものだ。

こんなことは実に当たり前のことだが、不純物の洪水の中にいると気づかない。

自分から「湧き出させること」が自然に出来る人は、この世にいながら永遠を手にしたも同然なのである

そこではあなたわたしとなる。わたしあなただ。

理想カップル、なるものは知らない。知らないがそれは「人それぞれ」ではない。

たぶんそれは溶け合った1つの形態しかない。愛など、しらぬ。

以上この文は、まだ見ぬあなたと、まだ顕在化してない私を想って書いた。

<了>

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