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はてなキーワード: 出版とは

2021-05-17

anond:20210516225443

科学リテラシー権威主義だと言うのはそんなに間違っていないが、その結論のために「偉い人」とか「信用に値する専門家」とかを槍玉に挙げるのは科学の表面しか見えていない、底が浅く説得力に欠ける論だ。

現代科学というのは「論文に対して査読が行われて出版される」という科学方法によって成り立っているのであり、専門家とかはその登場人物に過ぎない。

よって、科学リテラシーとは明らかに科学方法のものに対する理解である科学業界において専門家が信頼を得るプロセスや、どのような結果が科学的に正しい結果と見なされるかということ、それ自体に対する理解科学リテラシーだ。

これは「必要ならば追試できる」ことも当然に含むし、科学方法というプロセスが正しく機能しているかどうか確かめるには論文を読み漁ればいいのだが、一般市民が実際にこれを行うのは指摘の通り難しいので、その意味権威主義という言い方は一理ある。個々の専門家権威ではなく、多くの専門家により実施される科学方法というプロセス権威。これが科学権威だ。

余談だが、このように科学方法全体を権威と見なすと、STAP細胞のような事例を以て科学否定したくなるかもしれない。

しかし、それは例外だし、結局は科学方法論によって正された。

STAP細胞のような事例を使って科学のもの権威否定する主張をするのは、「犯罪が1件起きたか警察権威は失墜した」というのと同じくらい突飛な主張だ。

余談その2だが、確かに科学リテラシー科学という権威に対する理解信仰のことだ。

権威権威しかいから、それを信じないことも可能だ。

しかし、「どの専門家を信じればいいかからない」ならともかく、「科学というプロセスのものを信じていいかからない」という主張は、裏を返せば「自分が教えられている科学というのは嘘っぱちかもしれない」という主張である。それを主張するのは勝手だが、人はそれを陰謀論と呼ぶだろう。

anond:20210517130108

ところがぎっちょん。この界隈には「正義キチガイ」っていう概念があって、どんなにキチガイでも正義の側なら許される(ということになってる)んだわ。「正義キチガイ」がポリコレ棒だの多文化主義棒だの文化窃盗棒だのもって社会に対してクレームを発し続けて自分たちの力の感覚を味わっている。

出版物の非18禁作品隔離しろ問題公共の場からセクシー二次元イラスト排除しろ問題もこの路線上にある。

彼らは「こんなふしだらな画像子供に見せられるわけ無いだろ!」で脳みそ停止して何かを証明した気になっているけれど、世界トップクラスエッチイラストの氾濫している日本世界トップクラス性犯罪少ないわけで、そこにあるのは「俺が見せたくない」「見たくない」っていうエゴしかないでしょ。

日本場合いまはまだ彼らが「正義の側」になれるかどうかは当落線上にある。だからちょっとえっちしか18禁でもない一半マンガラノベがたくさん出版されてて、それは違法でもなんでもないし、多様な作品が花開いている。しかし、欧米は(スレ最初の例ではアメコミだね)「正義の側に立ったキチガイ」が勝利した世界線なので、そういう作品市場からパージされてしまった。

その種のパージ正義問題は、ポリコレやらなんやらの類例を見る限り、統計的なあるいは合理的効果判断とは全く別のところにあって、社会運動がニュースバリューを持ってマスコミから迎合されるかどうかみたいな領域にあるんだよ。

友人をネトストしたい。友人の推しキャラアイコンにし、友人と相互フォローしているクラスタフォローしてから、鍵垢フォロー申請がしたい。

もちろん、本当にそんなことをするつもりなんてない。休み時間に友人のアカウント名で検索して、友人の所属するクラスタ飛ばしリプライを見る程度だ。めったに更新しないアカウントらしく、頻繁にリプライが飛んでいるわけではない。だから、よくやり取りしているアカウント記憶してしまっている。

友人との付き合いは長く、学生時代からだ。元々は一緒に小説を書く仲間だった。友人が小説を書き始めたきっかけも、私がブログに詩を掲載していたからだ。紆余曲折を経て友人は小説デビューしたけれど、私は芽が出なかった。最終選考には残ったが、プロから小説に向かう態度が甘いと言われた。数年ほど公募に挑戦したが最後には心が折れた。

私は最善を尽くした。けれどもダメだった。結果は受け入れている。友人がプロデビューしたのは、友人がさら努力たからだ。けれど、最近はその友人もプロとしてではなく、小説サイトに連載することを選んだ。商業でやっていくことの大変さを知ったからだ、と言っていた。自分よりも構成キャラクター造形が優れているのに、すごくもったいなく感じている。私よりもずっと読まれるべき作品を書いているのに、商業出版しないなんて。私は友人の保護者でも何でもないのに、そうした気持ちになってしまう。友人の小説を隅から隅まで読んだわけでもないのに。むしろ、友人に対する嫉妬と作中の地雷描写のせいで商業作品より後の作品には眼を通していないのに。私はあなたファン一号、と言われたことをずっと引きずっているんだろうか。

私が友人に対して屈折した思いを抱いているのは創作にまつわることのほかにも、鍵垢で私よりも深くつながった友人がたくさんいるからだ。よくある話で、自分相手に向けている感情が、相手自分に向けている感情が大きいらしい。それだけのことだ。文学サークル時代にもそういう友人がいた。私が一方的に憧れて毎週のように会いたくても捕まらない相手がいた。

友人にも、私のあずかり知らないところでやりたいことが山ほどあるのだろう。だから、友人にこっちに振り向いてもらおうとは思わない。でも、複雑な家庭の事情を私にはあまり詳しく話してくれなかったのは単純に寂しい。

それでも、数か月に一回飲みに誘ったとき、なんだかんだ言いながら顔を出してくれるのだから、そこは素直に喜びたい。昔の人間関係にずっと執着してもしょうがない。書いてすっきりした。この煩悶ネタ小説を書くこともないだろう。もうちょっと職場で人付き合いをよくしよう。友人とも細く長く付き合っていきたい。

anond:20210517013051

論文は知らんが本ならたっぷりあるぞ

査読もない社会学者が好き勝手書いて出版して、界隈のお友達から承認を受けた本(笑)だけどな。実質同人誌

2021-05-16

anond:20210516121111

いい加減、はてな出版系のアプリ屋になったことに気づけ

金にならんブクマなんてメンテナンスしてるだけだと理解しろ

上場企業利益上げてなんぼだとわかれ

アメリカアダルトグラフィックノベルランキング誤読する低リテラシーの皆さん

anond:20210515202422

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20210515202422

394番組の途中ですがアフィサイトへの転載禁止です (ワッチョイW ab10-72fm)2021/05/16(日) 02:17:27.44ID:Z7FkE1X+0

4月アメリカアダルトグラフィックノベルランキングトップ20が全部日本マンガ

https://icv2.com/articles/markets/view/48284/april-2021-npd-bookscan-top-20-adult-graphic-novels

https://pbs.twimg.com/media/E1WziBOVkAAGeW3.jpg


401番組の途中ですがアフィサイトへの転載禁止です (スップ Sdb7-tWEa)2021/05/16(日) 02:20:08.00ID:gonfDqsBd

*394

アメコミの中でもマイナー出版形態の「グラフィックノベル」のカテゴリー

さらヒーローもの子供向けの作品を除外した「その他大勢ランキングドヤ顔で貼り続けるキモオタ

今後突っ込まれ続けるであろう


600番組の途中ですがアフィサイトへの転載禁止です (ワッチョイW abe5-Eztd)2021/05/16(日) 07:17:14.70ID:XXqBcsqT0

*394

いい加減情報アップデートしろ

1.アメコミそもそもエピソード毎で2-3ドルバラ売りが基本。単行本はそれらを纏めたコレクターズアイテム的な立ち位置

2.書店で売る際にはサイズ重要アメコミはA4が基本で多くのコミックがそれに迎合してる。だけどどっかの島国から輸入品だけB5のガラパゴス規格

3.当然、紙の材質上も考慮しなければならない

4.そもそもアメリカ本屋日本以上に苦戦を強いられてて、今のアメコミ韓国ウェブトゥーンはサブスク形式が主流

5.以上に属しないMANGA(笑)カテゴライズするべく苦し紛れに作りだしたのがアダルトグラフィックノベル

6.現状報告すると、アメリカ本屋紙くず押し付けて、ランキングつけてるのが現状


引用元

アメコミ制作者「日本漫画性差別女性蔑視が横行してるのに叩かれてない。我々はこれを放置していいのか?(いやよくない)」 [164951387] https://leia.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1621088506/

2021-05-15

日本漫画アメリカ大人向けグラフィックノベルTOP20を独占した。

グラフィックノベルってのは日本で言う単行本に相当する。

グラフィックノベルはいろいろ別の意味もあるけど、出版業界的には単行本OK


https://icv2.com/articles/markets/view/48284/april-2021-npd-bookscan-top-20-adult-graphic-novels

あくま4月だけの話だけど。

コロナ禍になってから日本でも爆発的にアニメ漫画が伸びたけど、アメリカでも全く同じことが起きてる。

アメリカグラフィックノベルTOPから駆逐している。

まりにも強くなりすぎてちょっと心配になってきた。


アメコミYoutuberみたいな人も取り上げたりしてるけど完全に支配しつつある。

https://www.youtube.com/watch?v=4PAo8DuYf8g


下手するとアメコミ文化のものが消えかねないんじゃないか

マーベルのもの映画とかグッズで儲かってるけど

肝心のコミック申し訳程度にただ出版するだけで誰も見ていないなんて状態になってる。

コミックなんてどうでもいいか映画作ればいいやみたいな。

韓国のwebtoon勢とかフランスバンドデシネもこれから来るだろうしアメリカコミック業界はどうするんだろう。

保険会社お薦め健康本ってないの?

生命保険会社が推薦している、あるいは出版・監修に関わっている

健康本で売れているものってないのか?

ざっと見て見当たらなかった。

加入者が健康になれば保険会社としてもメリットになるだろうから情報説得力があるじゃない。

医者が薦める」より説得力あるでしょ?

それに、

「本書の内容をすべて実践しても、100%病気を防ぐことはできませんので、 生命保険への加入をお勧めします」

なんて締めくくっておけば、保険も売れて一石二鳥なのでは?

それとも、保険会社としては皆が健康になったら困るんだろうか。

適度に不健康になっておけ、不安になれ、そして保険に入れ、と。

自分が知らんだけだったらゴメン。だとしても、目立たなすぎだろとは思う。

もしくは保険業界の収益の仕組みを誤認してたらスマン。だとしても仕組みがおかしいだろとは思う。

2021-05-14

anond:20210514201429

じゃあ

「习近平同志《论党的宣传思想工作》的出版发行,对于广大干部群众深入学习贯彻习近平新时代中国特色社会主义思想,推动宣传思想工作更好承担起举旗帜、聚民心、育新人、兴文化、展形象的使命任务,建设社会主义文化强国,实现“两个一百年”奋斗目标和中华民族伟大复兴的中国梦,具有十分重要的意义」

で心をほっこりさせるような世界がお好み?

2021-05-13

リファレンスの取捨選択

リファレンスリストは「論文の完成度が一発で分かる」らしいので細心の注意を払う。

リファレンスの著者に査読が行く場合がある。

・故に、全く論文を読んでいないのに引用する行為自殺行為

大原則は「論文を読むのに「必要十分」な物」。「勉強したことを示す場」ではない。プチレビューをイントロで書いている論文を時々(頻繁に?)見かけるが、推奨しない。例えば光学特性について議論しない論文において、「この物質バンドギャップはx eVである。」という文章はたいてい、不要論文は短ければ短いほど良い。引用文献も同じ。

・とは言っても参考文献もページ数も短いと、怒る人が多いのも事実。某雑誌など投稿規定に「典型的引用文献数は20程度」と指示がある。次のように論文最初の辺りのジェネラルイントロ付近引用で調整する。本当に重要引用20を超える事はほとんどない。(多い場合は、通常、優秀なレビュー教科書出版されているので。)

ジェネラルイントロの先行研究を紹介する箇所は、通常は「多すぎて全て書けない」ので、(1)「レビューand/or教科書」(2)「先駆的な研究」(3)「最近研究特に重要な物」(4)「自分たち論文」(5)「査読に行って欲しい人の論文(投稿時に好ましい査読者、好ましくない査読リストを出すことが出来る。)」そして大きく優先順位が下がって(6)「投稿雑誌(特に最近の)の物)」

(6)は正直、馬鹿らしい話ではあるが、「この論文は貴誌にふさわしい(からエディタキックしないでね。)」というアピールが出来る。

2021-05-12

弱者男性論は「論」ではなく「コミュニケーション」です

弱者男性論が一歩も進まないのは、そもそも、あれが「論」ではないからです。

あれは「コミュニケーション」です。

コミュニケーションに飢えている人がコミュニケーションのダシとして弱者男性概念を使っているから、同じ話を10年繰り返すことになるんです。

「論」としては永久に発展しません。10年以上前出版された書籍から内容が一歩も進まない(むしろ後退しているのでは?)のもそれが理由です。

今後も新しいことは何も出てきません。同じ内容を繰り返すコミュニケーションこそが目的で、議論を発展させたい参加者などいないからです。

弱者男性論の参加者必要としているのは議論の発展ではなく話し相手です。

自称弱者男性に「論」を吹っ掛けられて釣られている非弱者男性も同じ。あんたも話し相手に飢えているから、

 「論」をダシにしたコミュニケーションにまんまと釣られんだよ。何回も何回も、性懲りもなく)

 

弱者男性論に関わった人がイライラするのは、あれが交流分析における「ゲーム」からです。

交流分析ゲームとは何か?

交流分析創始者であるエリック・バーンは、こじれた人間関係パターン化された対人トラブルを引き起こす自滅的なコミュニケーションのことを『ゲーム(game)』と定義した。

相手自分の都合の良いように操作したり利用しようとしたりすることで始まるコミュニケーションであり、その最後感情的だが紋切り型の不幸な結末となる。

人間ゲームをする目的は何なのかという疑問があるが、これは過去トラウマ自己否定的な認知によって『陽性のストローク』を受け取りにくくなっている人が、

相手悪循環コミュニケーションに引き入れることで『陰性のストローク』を手に入れることにある。

仕掛け人によってゲームのカモにされやすい人というのは、攻撃的な嫌味や挑発に反応しやすい人、苦しみや悩みに対して同情して助けてくれやすい人、愛情不足によって拗ねたりいじけたりしやすい人。

エゴグラム』における自我状態バランスが崩れている人がカモとして狙われやすい。

 

交流分析における主要な『ゲーム』には、以下のような種類のゲームが想定されている。

はい、でも』……相手に対して指示・援助を求めつつも、相手アドバイスや助言をしてくると、『はい、でも』という反対意見不同意を述べるゲーム

         相手がどんな意見提案を出しても、それに従わない反論言い訳をしてくるので、相手うんざりしたり無力感にとらわれたり感情的に怒ってしまったりする。

キック・ミー(私を嫌ってくれ)』……挑発的な言動をして、相手の拒絶や嫌悪、怒りを無意識的に誘発するゲームで、『私はOKでない・他者OKである自己否定他者肯定)』の基本的な構えを確認しようとしている。

                   自分に対する自信や肯定感がないので、『自分が拒絶されて処罰されるべき人間であることを自己証明するかのように、他者に対して挑発的な発言をしたり、

                   他者から否定されるような行動を取ったりしてしまうのである

『仲間割れ……複数他人矛盾した情報を与えたり、仲違いするような悪口を伝達することで、それらの他人対立させ喧嘩させようとするゲーム

        自分以外の複数他者の間に仲間割れ喧嘩対立嫌悪)を引き起こすことで、『自己肯定他者否定』の基本的な構えを確認しようとしているのである

        他人同士の仲が悪くなるような情報悪口を吹き込んだり、誰かの悪口を言っている人の嫌悪感を煽り立てるような告げ口をしたりするのが『仲間割れ』のゲームであり、

        このゲームを仕掛ける人は他人が醜く争い合う姿を見て『人間関係友情には大した価値がない』という自らのネガティブな信念を補強しようとしている。

あなたのせい』……自分の行動やミスに対する責任を取らずに、何か問題が起こったり上手くいかないことがあると、それらを全て他人環境のせいにしてしまゲームである

          『あなたのせい』のゲームの特徴は、自分の行動・選択に対して無責任対応をする『責任転嫁(責任回避)』と、自分ミス短所を棚に挙げて他人を厳しく非難する『他罰主義』にある。

          無責任言動他罰的な振る舞いによって、最終的には他人に嫌われることが多くなり孤立やすくなる。

『大騒ぎ(ひどいもんだ)』……自分の不幸や苦痛を『こんなにひどい状況だ』と大袈裟アピールすることで、他人の同情や関心を集めようとするゲームである

               自分の不幸や苦痛を派手に嘆いて悲しみながらも、それらの問題状況を具体的に解決する行動は取らずに、『自分がどれだけ酷い状況にあるか』を訴えて大騒ぎすることになる。

               病気の症状や苦しみを利用して『社会的責任』を逃れたり、自分の不幸や問題を強くアピールすることで『他者支援・同情』を引き出したりするが、

               最終的には『大袈裟な人・狼少年』といった認知を持たれて誰から相手にされなくなることも多い。

https://esdiscovery.jp/knowledge/basic/transactional004.html

↑このURLの元記事を読め。弱者男性論というゲームを吹っ掛ける人間動機理解しろ

 

匿名ネット上では関わるな。時間無駄から

ゲーム仕掛け人目的他人時間を奪って「パターン化された不快コミュニケーション」に付き合わせることにある。

理由は寂しくて暇だからだ。

 

そして実生活家族や同僚などにゲームを吹っ掛けられている場合は、

交流分析 ゲーム 終わらせ方」などで検索して、ポジティブコミュニケーションに置き換える方法を学べ。

交流分析書籍図書館で借りても良い。

漫画を紙の本で買ってね問題」。

電子書籍の登場によって救われたオタクコンテンツ不毛の地キッズたちのことを想像すると、「作家応援したいなら紙の本を買ってください!」とは簡単に言えないのである出版流通事実上の寡占状態にあること含めて問題提起している人はあまり見ない。もちろん、出版社の人はなかなかそこに言及はできんでしょうが

2021-05-11

kindleライブラリ表示を逆順にしたい

たまーに昔に買ったkindle電子書籍を読みたくなるんだけど

最近開いた本」も「出版日」も新しい順にしか表示してくれないか

がんばって一番下までスワイプしてる

めんどい

2021-05-10

漫画家「紙の本早めに買って! 打ち切られちゃう!」→出版社叩き この流れがわからない

紙の本の売り上げから電子書籍の売り上げを想定し、それを含めて判断しているわけでしょ?

いまどきは電子書籍が紙の10倍売れる! ならそういう想定してる筈で(してない、という証拠があるのだろうか?)

委託配本よる出版業界自転車操業的体質の問題打ち切り判断の是非とはまた別だし

2021-05-07

アメリカ帰りの天才AI人材に騙されて、SESに人売りされた話

または「すいません、名刺は切らしておりまして...」と言うのが板につくようになるまで。

あー、もうかれこれ10年も経過するのか、と思うと感慨深くなる。ヤクザのような(自称プログラマーに騙されて、多重請負転々とする羽目になったのも昔の話だ。語尾に「かなーと。」をつけるテック系に誘い込もうとするインフルエンサー達にノコノコついていく若者たちの末路はどうなるのかというのを、オジサンが教えなくてはいけない時期にきていると思い、書き込むことにした。

さて、冒頭に挙げた人物を「A氏」とする。もちろん実在するし、なんなら本まで出版している。今ではツイッターユーチューバーとして発信している。全く売れてないし、内容も洋書をパクってきたものなので、まったく価値はないがね。

A氏との出会いは、とある SNS だった。ちょっと、嘘を書くが、「どうかな、いちどうちに来ない?」というので、ためしに行ってみると「マーチ文系学生コーチする、反社団体所属してそうなお兄さん」がそこにはいた。

うわぁ、と思ってポカーンとしていたら、「せっかくなので、彼らが作っている課題をやってみて」という。ふむ、と思って、すぐに仕上げた。まぁ、当時の自分は【経歴がクソ】ということを除けば HTML/CSS を使ってブログをやっていたし、Java/Ruby/PHP/JavaScript/Objective-C をひと通り書けたし、Linux の初歩や SQL勉強していたし、AWS にてサービス運用するぐらいには気力があったので、当然ではある。

どんなもんだーい、と思ってコードを得意げにみせると、彼の表情は厳しい。A氏は「なにこれ?」というのだ。確かに【わざと】再帰を使って記述したが、シンプルに仕上げたつもりだ。それで「なにって、再帰ですよ?」とかえすと、A氏の表情はみるみるうちに厳しくなっていった。

ちょっとバックヤードにおいでや」というので、共同スペースの給湯室に行く。そこで「なんで履歴書を持ってこないの?」からはじまって、散々ディスられて「1日棒に振ったなぁー」という表情していたら、ますます怒らせたらしく、「キミは態度も顔も悪いねー」と言われ、さすがの俺もブチギレる。

もう時間無駄から帰ろうとしたら、「ポートフォリオを作ってこい、出来が良ければサ●バーエ●ジェントに紹介する」というじゃないですか。いやぁ、甘かったね、当時の自分は。そんなの、嘘に決まってるじゃないですか。でも、信じちゃったのですよね。

そのあと履歴書を書かされ、【未】登録派遣事業会社員正社員でなく、保険もなし)となり、禁止されている事前面接をされて、客先常駐に無事にはめ込まれましたね。ぶっちゃけ、ここまでは「世間知らずが身ぐるみ剥がされたね、勉強になったね」でおしまいなんですよ。ええ。

本当に書きたいことは、ここからだ。この A氏という人物が許せないのだ。どう許せないかというと「プログラミング計算機科学に対して愛はないのに、人工知能のことは語れる」と本気で思っているからだ。

知っている人は当然なんだが、【教師なし学習】といった類のもの1970年代には存在しているのだ。【深層学習】なんてものも、1970年頃には理論は完成していたのだ。どうして、21世紀になるまで注目されなかったのか?それは、ハードウェア能力が不足しているからだ。そして、未だに不足している。加えて、場末中小企業努力しても手に入れられないものがある。それは、【教師あり学習】に必要な音・画像データだったりする。こればかりは、グーグルマイクロソフトを超えてくる会社日本にはない。

まぁ、世の中には仕方のないものがある。別のところで勝負しよう。じゃあ、どう勝負するか?そりゃ『技術』でしょ、と普通は思うよね。それが、A氏は違うのですよ。彼の場合は、源泉は「学生酷使する」という戦略をとったわけ。そう、ベンチャー企業がやりがちな「やりがい搾取」ってやつだ。

はっきり言って、社会人ちょっとやったら、彼の言っていることが「感覚的におかしい」というのがわかるのだ。例えば「未認可の派遣事業をやっている」「インターン成果物営業する」「講演会執筆ばっかやってる」とかね。あと、勝手に祝賀会とかに行って「有名人ツーショット」を撮ってくるのよ。その写真マウンティングしてくるのは、真正キチガイ所作だと思ったね。

ちなみに、A氏はアメリカの名門大を出ている(arxiv論文あったからマジ)が、計算機科学じゃないのよね。とある彼の手記を読むと「友人がこれからAI」と言っていたかスタートしたらしいですのよ。逆算すると、勉強期間はたったの 1年。絶対に無理だってば。当時の自分ですら「再帰を知らない人をプログラマーと認めたくない」と思ったし、こいつ計算機科学知識ゼロに近いと感じたもんね。

A氏の名誉のために書くと、努力はしてたとは思うよ。彼のブログを読んだら、Mecab やら TF をさわっていたしね。まあ、でも、それでも本をかけるほどの実力はないよ。だって、オレ知ってるもん。彼がラ○サーズに執筆依頼していたの見ちゃったし、インターン生に代筆させてたから。

疲れたので、途中で書くのやめます。どうしてスキルのない AI人材執筆依頼がくるのか、なぜ A氏はAIにすがるのか、出羽守AI人材未来はあるのか、は希望があればやります。)

追記arXiv ってプレプリント置き場なのね。知らなかった。ありがとう

anond:20210507023918

このおぞましい文字列見て、まさかこれが出版されてて著者が著名な大学教授だとは思わんよなぁ。

2021-05-06

anond:20210506134001

論文書く人の場合論文出版しても一銭も収入が増えないので関係ないのです

しろ出版から金をむしり取られます

マンガ業界っつーか出版業界倫理って

どうなってんやろね

不倫してもへーぜんとれんさい つづけられる

ふつーのかいしゃならクビでしょ

しんじらんな

東日本大震災ホームレスになった15才の話に思うこと

3月末に、Twitterであぶくま君という人が「15才の時に東日本大震災家族を亡くし、天涯孤独の身になり東京ホームレスになった話」というマンガ投稿して話題を集めた。今も更新され続けている。

自分は、震災描写への疑問と、それに反して「すごくリアル」という反応の多さに、その後もなんとなくモヤモヤしながら推移を見守っていた。ただ、はてぶでは実在疑問視するコメントスターが集まっていたのを見て、少しほっとした。

このモヤモヤはなんだろう、とずっと考えている。おそらく、自分にとってはまだ遠い歴史の一部と割り切れない東日本大震災が、地名も設定もあやふやなままに(※)、材料として使われて、実話っぽく描かれていること。それらが「涙が出てきます」「感動しました」というコメントを集めていること、つまり感動ポルノのように扱われているあたりだろうか。あるいはこれがノンフィクションとして出版されたら、すごく細かい箇所で恐縮だけど、歴史改変っぽいことへの嫌悪感もあるかもしれない。

(そう言いながら、100%嘘だと言う自信と勇気はないので、100%実話なら申し訳ない。また少しずつフェイクを入れた実話だと言う可能性は否めないと思っている)

実話っぽく、と書いたのには理由がある。

肯定的コメントをしている人たちの多くは、この物語を、「震災当時15歳の子供が家族を全員なくしてホームレスになったという実話」だと思ってコメントしているように思える。けれど、実は投稿者は一度も文字で「実話」とか「ノンフィクション」とは書いていないし、そう聞いてくるリプライにも頑なにノーコメントを貫いている。マンガの中で「これは中学生孤児になった僕の物語だ」とは書いてあるけど、プロフィールには一つも「僕の体験」といったことは書いていない。つまりマンガ最後に「これは実話に基づいたフィクション」と出てきたとしても言い逃れできる形になっている。

togetterだかのコメントに「こんなことがあったなんて信じられない、ってコメントしている人こそ、この物語を実話だと信じきってしまっている」というようなものがあったのが印象的だった。

震災テーマにした創作物自体はいくつもある。あぶくま君が暮らしていたという南相馬市舞台にしたものも読んだけど、それらに対してこんなモヤモヤはなかった(ついでに、方言リアル)。震災を食い物にしていると感じることはあまりなかった。そもそもそれらはフィクションとして創作されているのだが。つまり、このモヤモヤはやはり実話の体をなしている(と思わせる)ことによるものなのだろう。

東日本大震災ネタにした、「これは本当の話です感動ポルノ」は何年も前からあった。Facebookで土砂に埋もれた親子の写真が「東日本大震災の感動実話」みたいにシェアされまくって、当時Hagexさんに「嘘を「真実」として紹介するのは大変悪質な行為」って突っ込まれていた。

でも、じゃあなぜ創作震災ドキュメンタリーならよくて、実話「っぽく」描かれることにそこまでイライラするのかと言われたら。「創作だったらなんなんですか?」と擁護するファンに対しても、ここでも、うまく説明できる気がしない。しかも今回は一応、投稿者は一度も「本当の話です」とは言っていないし。

ちなみにTwitterではおそらく舞台の近隣住民だろうと思われるツイッタラーからツッコミも入っているが、それに対して「黙って創作物として消費しろ」なんて返しているファンを見かけたこともある。今見たら当該ツイートは消えていた。

上手く言えないけれど、客観的に「これは本当にあった感動秘話」として消費できる者と、まだ震災歴史として割り切れない自分との間に、決定的な温度差があるように思えてしまう。

これまでほとんど静観していたけれど、最近、そのマンガ福島への差別みたいな部分が取り上げられて再び話題になってたようなので書いた。「差別ひどい!放射能うつるなんてバカなの!?」みたいなコメントを見ても、「問題はそんなにわかやす差別じゃなくて……」ってまた冷めた目で見てしま自分がいる。福島の上辺だけを材料に使うことこそ、差別の一旦になるのに。

投稿者のアカウントには編集者と名乗る人たちもリプライを送っている。いつか、ノンフィクション震災ドキュメンタリーとしてそのまま世に出てしまうのだろうか。

追記

あぶくま君のTwitterアカウントのヘッダー画像はおそらくこちらがオリジナルかと思われる。

https://blog.goo.ne.jp/scmsakou/e/f6876aae059d9b83a448c28d13b8989f

いわき市の様子とのこと。

描写への疑問については、以下に矛盾がまとめられている。コメントも参考になる。

https://togetter.com/li/1693206

自分にとってはありがたいまとめなのだが、ただ「重箱の隅すぎるかも」という指摘もなくはなくて、擁護から攻撃材料にされるのは少し悔しい。

でも、もしこれが本人の話であれば、地理的震災描写の辻褄が合わないことが伝わるかと思う。

本人以外の取材対象経験を描いた作品だというのであれば、事実確認に基づいた取材が行われていない可能性がある。

根拠はないんだけど、すべてが完全なフィクションというよりは、下敷きにした話はあってもおかしくないように思える。15歳で被災した人物天涯孤独の身になった人物東京ホームレスになった人物などが複数人物エピソードがあって(そして誰かは本当に福島の人かもしれない)、彼らの話を混ぜて1人の人物にしたといったあたりだろうか。

あるいは、単に辻褄が合わないのは地名が違うだけ、という可能性も捨てきれない。地名おかしいのはフェイクだろうという擁護もあるけど、出された地域の人が怒ってるのだから実在地名は避けるにこしたことはない。で、なんとなく、セリフを書いている人は福島の人じゃないのかな?って感じたことがある。セリフはあえて共通語にしているんだと好意的に見たとしても、一か所だけ方言にしようとして共通語でも福島でも使われない表現になっていると思われる箇所がある。

2021-05-05

anond:20210505070139

1986年出版された『任天堂ファミコン戦略』という本が手元にあったので読み返してみたら、以下のような記述があった。

 

ファミコンCPU任天堂リコーそれぞれ5名ずつだして10名のプロジェクトチームを作り開発した。

・当時のリコースタッフ曰く、任天堂からゲームウォッチピークに来ておりアーケードも落ちていくと予想されるので、新しい製品を作りたい」と昭和57年の夏に声をかけられた。

・開発費は億に達したと言われている。

リコーの窓口となった浅川俊文は「任天堂には泣かされました。ゲーム機とは言え立派なコンピュータ。その半導体チップを2000円以内で押さえろというんですからね」と語っている。

・それに対し任天堂は2年で最低300万個生産すると保障し、無茶な要求を飲ませた。

・でもその条項契約締結直前になって契約から削除された。

昭和58年春に6502互換CPU採用が決まった。(ファミコン発売はその年の7月)

リコー半導体生産に参入したのは昭和56年5月。自社のカメラ事務機向けで、余剰分を外販する腹積りだった。

しか工場を作ったものの外販先はなく、実績が無かったので一年目は外販ゼロだった。その後アタリ、コモドールジャパンに外販したが業績は良く無かった。

・そこに「300万個は保証するから」という任天堂山内社長の一声で提携決断した。

現在(出版当時)リコー任天堂への独占供給の代わりに、ファミコンCPU/PPUの外販は任天堂許可必要契約になっている。

2021-05-02

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自我消耗説における出版バイアス

否定的な結果が出た研究は、肯定的な結果が出た研究に比べて公表されにくいというバイアスのこと。とくに自我消耗説は、「認識が行動を決定づける」ことの表れにすぎないのに出版バイアス現象で通説となった。消耗したと考えると気持ちが沈む。自分にご褒美を与えると気分がよくなる。持続する気力を生むのは、レモネードの糖分ではなく、仕事におけるプラセボ効果にすぎないのに。「意志力は限られた認知資源である」という考えにしがみつくのは、出版バイアスで実際にはマイナス。自制心がますます失われ、賢明判断に反する行動を取りがちになる。自我消耗が出版バイアス棋院の自滅的な思考にすぎないならば、いまでは覆されているこの仮説がもたらす弊害がもたらされた。糖分欠乏による意志力低下説もその類の出版バイアス。頭の中に隠れた「意志力の燃料タンク」という、実際には存在しないものを探し求めるよりも、やるべきことがある!!自分が脆く、注意散漫な存在であることを受け入れ、多少の息抜き自分に許す。気が散ることは目の前のトピックに興味を失っている明白な徴候。興味がなくても無理をすれば1本や2本はおそらく書けるだろ?だが、それを生涯の仕事につなげることは不可能。重視すべきは意志力ではなく、意欲がもたらす力と考えることで出版バイアスを超克できる。

2021-05-01

澁谷知美さんがなんで弱者男性に冷淡になったか考えないの?

12年前は弱者男性に優しく寄り添うような本を出版していた澁谷知美さんが、

弱者男性を突き放して「あんたら同士で勝手解決しろ」みたいに転向した理由について考えないの?

ブコメでも転向に対して怒りを覚えたとか書き込まれてるけど…

しかったのに冷淡に変化すると恨まれる・憎まれるとなると、最初から優しくしないほうが良いことになる。

貧乏な人にお金を貸すと、貸した人が本気で恨まれ

弱者男性12年前の最前線から語る

 男性が常に強者で勝者であるとするならば、あの真夏なのにエアコンなんてものはなく巨大扇風機が生ぬるい風をだらだらと放出し続ける倉庫で、全員時給1000円で集められた日雇い現場で、女性にはビール段ボールベルトコンベアの上で景品を貼り付ける仕事があてがわれ、男性にはびろんびろんに伸びきったまさに言い訳程度のコルセット安全靴を装着させた上で、ビール350mlが2ダース入った段ボールを上げ下げする仕事があてがわれた思い出はどう処理すればいいんですかね(挨拶)。

 むろんこの場合女性を憎む……のではなく、日雇いという弱者同士で連帯してそこでボーッと突っ立ってる監視役の倉庫社員をぶん殴る……のでもなく、倉庫社員とも連帯してサントリーを誅して社会主義革命を起こすのが唯一の正解であることは皆さん御存知の通りである

 さて、この増田では2009年出版された澁谷知美平成オトコ塾―悩める男子のための全6章』の内容を紹介する。澁谷は上野千鶴子ゼミ出身であるようだが、いわゆる「フェミニズム」的なテーマではなく、『日本童貞』『立身出世下半身』などを出版している、個人的に信用している書き手である

 目次は次の通り。

第1章 その「男の友情」は役に立つか?

第2章 「僕がキミを守る!」と思ってる?

第3章 非モテはいかにして生きていくべきか

第4章 暴力はなぜ、いけないか

第5章 包茎手術はすべきか否か

第6章 性風俗に行ってはダメ

 2009年の本で、いま論じられているテーマの大体が既に出ていることに驚くだろう。我々は弱者男性問題それ自体だけでなく、議論12年でほとんど進んでいないこともまた嘆くべきだろう。というかこういう話になると非モテ論壇とか言って侃々諤々やってたのが昔のはてななんだよな今の新参は昔のはてなを知らないから困る。失われた10年……。

 それはともかく正直、456章はそれまでの言ってきたことと関連性が薄く、また前の章ほど爆発的に面白いわけでもないので、言いたいことはわかるのだがこの本にいるか?という感じはする。なので、とりあえず3章から見ていくことにする。

 3章の冒頭でいきなり研究者としての特大のお気持ちドロップされていて面白いので少し長くなるが引用しておこう。

ヘテロ男性非モテ現象だけを扱うというと、必ず来るのが「ヘテロ女性非モテの方が、あまり苦しみが言語化されないだけに問題が多い。なのに、なぜあなたヘテロ男性非モテを扱うのか」という反応です。世の中には、Aという現象を扱う人に対して「A以外も扱え」と指摘することがエライのだ、これこそ目配りというものだ、と思う方が多数存在するみたいで、かなりの確率で前述のような発言出会います

が、そういう発言魚屋に対して野菜を売れと主張するに等しい。非モテ女子の話がそんなに重要なら、重要と思う人がすればいい〔澁谷注:私もいつかはしたいと思っていますが、「非モテ女の話の方が重要だ!」って言う人はどうぞお先に。止めませんよ。〕。それに、その手の話が見当たらないということは、苦しみがそれだけ大きいことを表しているのかもしれませんが、苦しみの不在を端的に表しているだけかもしれません。有力な傍証でもないかぎり、言語化されていないということから苦しみの有無を推定することはできないという、当たり前の事実も指摘しておきます。(p.75-76)

 「女性問題を扱え」といちゃもんつけられたことが一度や二度ではないのであろうことが怨念の籠もった書きぶりからわかる。まあ、それは12年後のネットを見ていてもよくわかるところで。

 男性について語れば女性の方がつらいか女性について語れと言われ、女性について語れば男性の方がつらいか男性について語れと言われる。もういい加減そういう「やってる感」を出すための100字ですら余るようないちゃもんはやめにしませんか。お前がやれ。俺もそいつもやったのだから

 澁谷は非モテを3種類に分類する。

[a]恋愛したくてもできないタイプ(内発的非モテ

 a-1 性的存在としての異性との関係性を欲しているタイプセックスをしたい、「女性」の存在に癒されたい)

 a-2 とにかく他者承認を欲しているタイプ(オレを認めてほしい!)

[b]「恋愛」をしたくないタイプ(外発的非モテ

 「恋愛」を押しつけてくる世間や、いま現在恋愛」と呼ばれている行為の中身や、それを統制するルール等々に違和を感じているタイプ(p.90)

 この分類に対して何か意見を言うことは誰にとっても容易であり、それは分類表の絶えざる細分化を招くだろう。むろんその行き着く先は完全に無意味な、総人口分のパターンである。だから、ここでは非モテ男性に最低でも三種類ある、という点を強調しておくことが必要だろう。

 男で、かつ非モテ、という狭く見えるテーマに絞っても最低これだけのバリエーションがある。そのことを非モテ男性当人達ですら大抵わかっていない。aのタイプ非モテ男性が「今すぐ女をあてがうべき」とまでは言わなくても「女をあてがってくれると嬉しいのは確か」ぐらいに思うことは自然であるが、bのタイプ非モテ男性から見ればまったく話が合わず、「非モテの中でも過激野蛮人」と感じられることだろう。それをきっとaは「すかした奴だ」とか「きれい事を言っている」とか感じるだろう。まして女性受け手場合さらに混乱が深まるだろう(男女の非対称性については後で論じる)。

 澁谷は当時の主流であった「経済的問題解決すれば結婚は増える」「機会をつくれば結婚は増える」といった主張を論駁し、「フリーター論壇」が経済について述べたフレームワーク非モテ問題スライドさせることを試みている。その過程で澁谷は「あてがえ論」について、2009年の時点ですでに考察している。

非モテ問題場合、これ〔若年労働者問題におけるベーシックインカム〕を「ベーシック異性」によって解決する発想がありえます女性をもれなく男性に分配する制度です。(p.95)

 澁谷はこの論が全くの荒唐無稽でないことを、19世紀半ばの宗教的コミュニティ、オナイダコミュニティを例に挙げ示すが、結局現代においては不可能であろうと言う。

当然のことながらこれを現代日本でやることは不可能です。「分配」される側の女性の中には、どうしても相手のことが好きになれない人が出てくるでしょうし、男性つがいになりたくない人だって居ることでしょう。そうした女性男性との共同生活セックス強要するのは、現代日本常識においては、「人権侵害」となります

もちろん、男性にとっても全く同じことが言えますあなた好みの女性あなたのもとに「分配」される保証はありません。〔…〕「なんであいつには美人が来て、おれのとこにはそうでないのが来るんだ!」なんていう新手の「格差問題」も生じるかもしれません。(p.97)

 この「格差問題」という未来予測面白い。「チェンジ」なんて贅沢は、限られた資源女性)をやりくりしないといけない政府が許すはずもない。チェンジOKをうたう風俗でも2回目以降は有料だったりするのだから

 個人的にはこの例示こそ「あてがえ論」に対する何よりのカウンターであると感じる。仮に「あてがえ」とガチに主張する人がいたとして、その人に人権を説いても馬の耳に念仏だろうが、こっちの懸念は聞いてくれるような気がするのである

 澁谷は続いて、経済問題における社会保障にあたるものとして、思想セーフティーネットの構築を提唱する。まあそれ自体は正しいと思うのだが、本田透電波男』における主張ほど面白いものではないのでここでは省略する。『電波男』を読め。

暴力的だったり、女性にたいして思いやりがない場合のぞき、ある男性女性から選ばれないのは、その男性のせいではありません。女性にとっての「よき男性像」が特定の偏り――収入学歴一定以上あり、ある水準以上のルックスをしていて、会話が続く――を見せている限り、そこに当てはまらない人や当てはまろうとしてもできない人が出てくるのは当然のこと。それは、男性陣が特定の偏りを持った「よき女性像」を持っており、そこに当てはまらない女性非モテ女性)が出てくるのと同じことです。(p.100)

 おそらくこの記述で多少救われる人もいるに違いない。KKOは来世に期待するしかないが、それはあなたのせいではない。

 ただここで考えたいのは、「暴力的だったり、女性に対して思いやりがない場合」をしれっと除外している点である。そんな男でも「女をあてがわれた」のがかつての日本社会であったことは、澁谷も指摘している。

とはいえちょっと脇道にそれますと、「分配」の方法は問わずに「男性にもれなく女性がくっついた」という現象だけを切り取ってみれば、それに近いものを一九五〇~六〇年代日本に見出すことができます。当時の男性生涯未婚率(五〇歳時点で一度も結婚したことのない人の割合)はわずか一%台でした。九八%の男性が一度は結婚したことがある、つまり女性を「分配」されたことがあったのです。

何故これだけ広範囲の「女性の分配」が可能になったのか。「男女とも結婚して一人前」という社会規範が強かったこともありますが、なにより男女の経済格差が今以上に大きかったことが上げられます

この時代、一部の職種を除いて、女性が一生続けられるような仕事はありませんでした。有名企業就職できたとしても、当時は、女性にの適用される「三〇歳定年制度」によって追い出されてしまったのです。一方、男性には安定した仕事がありました。給料は毎年上がり、先の見通しも明るい、なんといっても高度成長の時代です。(p.97-98)

 ちなみに本書では2005年男性生涯未婚率15.4%という数字を引いているが、2020年には23.4%になっているらしい。

 それに加えて、上で述べた加害性が必ずしも本人の責任ではないということも、90年代以降の精神医学社会学が明らかにしてきたのではなかったか

 とすれば、KKOのみならず、KKKOキモくて金が無くて加害性があるおっさん)もまた、必ずしも本人のせいとばかりはいえず、社会包摂すべき、という話になってくるかもしれない。その際には「ラベリング」「過剰包摂」など、社会学障害者ホームレスなどについて積み上げてきた知見を生かすことができるだろう。というか、福祉現場の人たちはいまもKKOだけでなくKKKO社会の内側へと復帰させるべく頑張っているのではないか

 なぜ、おっさん問題なのだろうか。あるいはより学術的な言い方をするならば、非モテはなぜ男性問題になるのか。本書はその問いに直接的に答えてはいないが、ヒントは与えてくれる。以下は1章のはじめの方の記述である

皆さんは、なーんか気分が晴れない、ってことありませんか? あるいは、漠然とした不安があるとか。原因不明の体のだるさがあるとか。そういった不快状態、つまり精神的に健康で無い状態を「ディストレス」といいます。そのディストレスが、独身男性と既婚男性とで、どちらが高いかを測った調査があります。〔…〕結果は〔…〕二八歳から七八歳まで、どの年齢層においても既婚男性のディストレスのほうが低かったのです(稲葉昭英「配偶関係精神健康」『日本男性心理学』二〇〇八)。男性にとって、そばに異性(=妻)がいる人生は、いない人の人生にくらべて、ハッピーなようです。(p.15)

 澁谷はディストレスと妻帯のどちらが原因でどちらが結果かはこの調査からは分からないと述べるが、続いて妻に感情を見せることによって、夫が精神的に健康になっていくことを示す調査引用し、「つまり女性と一緒に暮らすことがディストレスを低くすると考えるのは、間違っていないようです」と一旦の結論を置く。そして次のように続ける。

ならば、男性女性から精神的なケアを引き出している、といえる。「女性だって同じことでは?」という反論に答えておくと、女性独身か既婚かでディストレスに大きな差はありませんでした。〔…〕統計的な傾向でいえば、男性精神健康女性存在は欠かせないが、その逆はない、ということです。(p.16)

 この下りはまったく読んだ記憶がなく、今回読み返して一番驚いた部分である増田の実感としては「男がいないと鬱病になって死にそうな女」はよくいるが、その逆はあまりいない印象であるが、それはどうやら必ずしも正しくないようである(むろん男がいる=結婚ではないとか、ディストレスが高い=鬱病になって死ぬではないとか、そもそも元の調査やその読解がどうなのか、とかは考えなければいけないだろうがそれはそれである)。

 上の論述は、女性強者弱者フェミニストフェミニストを問わず)による「女に頼らずに男同士の友情で満足すればいいじゃん(私であればそれで満足するのに)」という主張が、必ずしも的を射ているとは言えない可能性を示唆している。もちろん逆もしかりで、「男性夫婦になれば女性だって幸せになるはずだ(俺のように)」という男性の主張が間違っている可能性も同時に発生している。

 ここに性にまつわる問題の隠れた難しさがある。「相手気持ちになって考える」ことと「相手気持ちになって考えたつもり」を区別することは、専門家であっても難しい。さらに加えて、先に述べた非モテ男性の三分類といった差異も隠れている。とにかく、話題への参入障壁が低い(男もしくは女であれば誰でも一家言持っている)わりに、トラップが多すぎるのである。これが2009年から今に至っても議論が終わらないし前に進んでもいない一因だろう。

 こうした非対称性が発生する原因として澁谷は、現在社会において女性男性より相手の話をよく聞くように育てられており、それに対して男性競争的に育てられていることを挙げている。その結果として男性女性に癒やされているし、女性女性に癒やされているのだろう。

 一応言っておくとここで澁谷や増田は「男性と違って女性は人を癒やすべきだ」とか、まして「男は働いて女は家にいるべきだ」とか主張しているわけではない。ただ、そういう傾向がいまの社会にあるようだ、と言っているだけである。それを望ましいとか望ましくないとか考えるのは社会科学の領分ではない。「〈こうであるから〈こうであるべし〉を導くことは不可能である」(ウェーバー)。

 12年後のいま、澁谷の主張に触れると、多くの部分はそのまま現在に流用可能であると感じる。しかし、目配りが足りていない部分もある。おそらく澁谷は包茎手術と高須クリニック関係よりも、男性における経済的問題について語るべきであっただろう。「女はホームレスにならなくて済むからいいよな」「いや危険から女はホームレスになれないのだ」「それでも事実として死ぬでもホームレスになるでもない選択肢がある女は恵まれている」云々のあれである。むろんそれは今だから言えることであるのだが。

 それでも増田が望んでしまうのは、そうした議論が両者ともにマジでクソだと考えるためであるホームレスと実地で接しろとは言わないからせめて、ホームレス女性は本当に少ないのか、少ないだとすればホームレスになるはずの女性はどこへ言っているのか、それはほんとうに「恵まれている」といえるのか、といった事実についての認識は両陣営ともに共有すべきであるし、その時点で認識差異があるならどの点で異なるのかを明らかにすべきである

 そうした仕事を澁谷が12年前に済ませてくれていたら、と思う。思うのだが仕方ないことなので、現在を生きる我々がやるしかあるまい。というところまでは澁谷の背中に乗って増田が到達させたので、ここから先はお前の仕事だ。頑張ってください。たまに手伝いに行くかもしれない。

 

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追記

 バズったので宣伝します。狐火という、この記事や通念における弱者男性というカテゴリーからはみ出す部分はありながら、それでも弱者男性であることを納得せざるを得ないリリック10年以上紡ぎ続けているラッパーがいます。売れろ!

27才のリアル狐火(2010

https://www.youtube.com/watch?v=tmJBGEFXOvU

勇気が欲しい

特に上司が活発で生意気な年下でも

余裕で頭を下げられる

勇気が欲しい

月給25万以上社保険出来ればジムの割引券も欲しい

採用面接から働いている自分想像してネガティブにならない

勇気が欲しい

けど、本当は1つの事を信じて続ける勇気が一番欲しい

31才のリアル狐火(2013)

https://www.youtube.com/watch?v=MRLXZGylQRg

チューチュートレインの一番後ろでしゃがんでるだけの人生でいい

絶対こんなはずじゃなかった

オレこんなはずじゃなかったんだよ

上司に怒鳴られトイレで叫んだ

あんたらステージ上じゃ無力だ」

36才のリアル狐火(2019)

https://www.youtube.com/watch?v=loWcv5VEObM

よく聞かれる

「もし音楽成功したら、サラリーマン気持ち

歌えないんじゃないですか?」

サラリーマン気持ちを歌いたくて音楽を始めていたならどれほど楽だったか

37才のリアル狐火(2020)

https://www.youtube.com/watch?v=z1J8BbnBLyQ

27才までに見ていた夢は全て叶った

生意気な年下の上司はオレのファンになった

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