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2017-10-18

カップラーメンの無茶な要求のやつ、あれ見てて胸がキュッってするな・・・

糞アンド糞の超うんこクライアントやんけ・・・

お笑いってのは理解できるつもりやけど仕事あんな赤が返ってきたら1日はもうなにもできないくらい凹んじゃうな。

あそこまで赤を入れるならもうちょっと言い方ってのを考えて欲しい。

2枚目の「なんで晴れてないんですか?」は完全に殺された。

先進感を出して」とか「他の方法があると思います試せますか?」は許せるよ。でも指示されてないのになんで?はきつい。

全体として上からの指示口調なのでそもそもキツイし。

そもそもの初稿からまったくディレクションされてないわけで糞クライアント無能ディレクターの尻拭いしてるわけでこの辛辣仕事の流れは割増料金くらいじゃ割に合わないな。

いやお笑いってのはわかるんだよ。。。

2017-10-16

月桂冠の「つき」の動画が最高すぎるので擁護する

https://www.youtube.com/watch?v=InRxleCqQiQ

フードスタイリストとかフードの映像ディレクションとかやってるものです。

自分仕事とは1ミリもかすってないんだけど、

炎上してる「つき」の動画が超よいので、援護したい気持ちかられてみた。

この15秒だけを切り取ってモヤっとしてる人は、

ぜひ下記の長尺バージョンとか見て欲しいと思います

特設サイト

http://www.gekkeikan.co.jp/tuki/index.html

つくね

https://www.youtube.com/watch?v=8IDwwAHDy_U

○麻婆厚揚げ

https://www.youtube.com/watch?time_continue=8&v=FVXTrWNGI9g

で、長尺見るとわかると思うんだけど

この映像彼女彼氏に向けた自撮り動画であるという演出なんだよね。

から映像がめちゃくちゃ拙い。

画角の切り取りも手ぶれも全部、自撮り感出したいため。

これはブレアウィッチプロジェクトとかの演出とおなじで、

プロ仕事じゃないとdisるのはちょっと違うかなと。

(15秒verしか見ないとそう感じると思うけど)

そう思って見始めると、最初の汚い映像が、

彼女が撮った自撮り映像パラダイムシフトし始めて、

なんだか拙い彼女料理自体愛着湧いてくるような仕掛けになってる。


ちなみにちょい前から人気の「自分目線スマホ最適縦位置演出」を取り入れてて

なかなか、にくい画の作り方してるなあと。

15秒verは、テレビとかの配信考えて横位置になってるけど超残念。

これは縦位置で見るのが正しい動画です。

それで、シチュエーションは家に帰ってきて

部屋着に着替えて「つき」を飲みながら

半分酔っぱらいながら料理を作るシーン。

当然、食べる人は自分一人だから木べらから直接味見しちゃうし、

混ぜるのが適当なのも、酔っ払ってきて楽しくなってるから

キッチンドランカーだと心当たりあると思うけど、

酔っ払って適当に鍋混ぜるあれを再現してるんだよね。


で、長尺verに入ってる食べるシーンは、彼女の顔のどアップで

料理シズルなんかほぼなし。おいおい料理と酒の動画じゃないのかよ!

って突っ込みたくなるけど 、その時の彼女がめちゃくちゃ可愛い

この辺のテイクはかなり何度も撮り直して気合いれたんじゃないかなあ。

もしくはかなり長い事とって編集してうまく切り取ったのかも。

ターゲットの30代以降のおっさんには刺さると思う。

で、ここまで説明して、皆思うのは「なんで伝わらないあの部分」を

15秒で切り取ったか?なんだけど、そこは少し炎上狙いもあるかなと。

動画作る人は「ツッコミ待ち」みたいなのを多少狙ってて、

「木べらの持ち方が変!」って言ったコメントが付くのが多分ウェルカム

食べ物粗末にしてるわけでもないし、誰かを貶めてるわけでもないか

多少のプチ炎上しても企業ブランドに傷つかないと、

そこまで踏んであの切り取りにしてると思う。

ここまで、深読みするのは、クライアント月桂冠から

月桂冠は本当にこの手のエモいCMは超得意で、

サントリー霧島酒造かに並んで宣伝が上手いんよね。

WEB動画でおそらく予算ほとんど無い中、認知あげる方法として

突っ込みやすい、でもヘイトをためない切り抜きにした。

みたいなことなんじゃないかな。

で、実際に気になって俺みたいに長尺みたら、

後半とか、超いいなと思わせるくらい作り込んでるわけで

そういうところに自信持ってるんだと思うんだろうなと。

とにかく、可愛いので新バージョンから俺は楽しみです。

モデルの千梨さんいい仕事してんなぁ。

料理一緒に作りたいわ。

2017-09-24

映画エキストラを夢見て大変なことになった話

体にいいこと何かないかなー、なんて探してたら「ジョギングしながら映画エキストラ出演」っての見つけてしまって。アラフォー差し掛かった独身のオッサン健康面を気にしてやることとしてはちょっと張り切りすぎかなとも一瞬考えたものの、好奇心が勝った。

で、応募したら当選して、約一か月後ですよーとか書いてあって。集合日時とか注意事項とか意外とちゃんとしてて、しっかり読んで対応

それで当日、集合場所の隣県の河川敷に向かったのね。到着して、土手から河川敷を見下ろしたら現場を見つけたんだけど想像よりは人が少なくて、スタッフ5人くらいかな?っていう。で、到着して挨拶して色々見たり聞いたりしてたら、女優さんが3人、エキストラ側も自分含めて3人といった感じで。

スタッフから出た自分への指示も「カメラが遠くから狙うんで、遠くで笛が鳴ったら走り始めて、前を走る女優さんをこの場所で追い抜いて下さい」っていう結構しっかりしたディレクションを頂きまして。

そしてその一緒のシーンを走る女優さん、名前分からんけど超美人かわいい女優さんで。なんか舞い上がっちゃって。いざ笛が鳴ったら、最初なんかニヤニヤしてしまい、俺のせいでNG。

その後何回か取り直すんだけど、意外と女優さんの走りが早くて、追い抜くタイミングで追い抜けず何度もNG。何度もやってたらバテてNG。さすがに女優さんも若干バテて、休憩。

スタッフがこっちまで来て、おまえ素人かとメッチャ怒られ、凹まされる。他のエキストラと交代したら、その人は一発OKで、俺さらに凹まされる。

気まずくなって小さくしてたらその後ほとんど出番なく。終了。

撮影は一応終わって解散になったのだが、一緒になった女優さんと一部のスタッフさん達と帰り道が一緒で「ほんと自分のせいでご迷惑かけてすみません」なんて低頭にしてたら「仕方ないっすよ、折角なんでメシ行きません?」ってなり飲みに行くことに。

店に付いたら、居酒屋ってよりはバーっぽい雰囲気で、座席関係で「スタッフ役者で別れて座ろか」ってことになり。その結果「かわいい女優さんとサシ飲みするオッサンの俺」という空間が生まれた。

ここから記憶あやふやだが楽しかったはず。もう俺デレッデレだったと思う。そんで、トイレに立って戻ってきたら、誰もいない。いい時間からみんな会計かなと思い、自分も帰り支度してると、店員「お会計ですねー」と16万円の伝票。

は? なんで? 全部俺がもつの? って聞いたら「お支払いまだなんで」って。んなアホなと思い店員と少々モメるも、「とりあえずカードでもいいんでお支払いだけして頂けませんか、後日お仲間さん達に請求してもらえませんか」と言われ、しぶしぶ支払って店を出て。

それ以来スタッフには誰とも連絡取れず、なんなら映画の話自体どこ検索しても出て来なくて、やられた最初からハメられてた。

っていう新手のぼったくりを喰らったリアルな夢を見てしまい震えが止まらない。

2017-09-15

映画ワンダーウーマンを見た

ワンダーウーマン」を見たので感想。と言うか考えたこととかのメモネタバレ気にしてないのでそういうの嫌な人は回避推奨。あらすじ解説とかもやる気ないので、見た人向けだと思いますフェミの話とかも出てくるんでそういうの苦手な人も回避でよろしくっす。

総評

まず最初に、「ワンダーウーマン」、個人的にはそんなに評価高くない。少なくとも世間で(特に欧米で)いうほど大絶賛、大感動をすることはできなかった。これは映画を見終わったあとのファーストインプレッション

しかしじゃあ評価低いのかというとそんなこともない。

「1800円という価格&2時間という投資に見合った体験できるのか?」という視点で自問したところ、その答えは「100点」なのだ。十分高評価だろう。いい加減な脳みそだなあ、オレ。とも思った。

なんでこんな評価のすれ違いが発生してしまったかというと、今年見たアメコミ映画の先行2本、すなわち「レゴバットマン ザ・ムービー」と「スパイダーマン:ホームカミング」の評価が高すぎた、というのが原因であるらしい。前出の基準で言うと、「レゴバットマン」も「スパイダーマン ホームカミング」も200点くらいの評価なので、「ワンダーウーマン」はタイミング的に損をしてしまったのかもしれない。これが「ドクター・ストレンジ」のあとだったら感激できてたのに。

「100点である理由」としては大きく2つ。

まず「予告編で期待される要素が全て入っている」。無垢主人公ダイアナの島での生活スティーブとの出会い、「外の世界」への出発、人間社会との交流、第一次世界大戦の泥臭い戦争描写、圧倒的な戦闘シーン、ど派手なCGバトル。主人公ダイアナの衣装替えもアマゾン戦闘服マント姿→1910年代のヴィクトリアンはいったロンドンファッション→鮮やかな青のナイトドレス神の子戦闘服と飽きさせない。

そして「アメコミ映画ありがちなダメダメ要素を極力入れないようにしてある」。とくに3点「主人公の不幸描写に力点をおいたヒーロー誕生秘話」「クリフハンガーの繰り返しによるピンチ感の陳腐化」「取ってつけたような絶対悪敵役」の排除には成功している。そういう意味では、既存作品の悪いところがよく研究されているのだ。これは簡単なことじゃない(アメコミ映画はこの3つの罠によくハマるのだ)。

要約すると、よくできている。期待通りの作品だ。

一方で「100点でしかない理由」としては「取ってつけたような批判回避策」、「人物描写の底の浅さ」だろうか。

主人公ダイアナスティーブ自分たちの定めた使命を果たすためにチームを結成して第一次対戦の最前線に向かうのだが、そのチームは「絶海の孤島で育った主人公の女戦士ダイアナ」「イギリス軍諜報部に協力中のアメリカ外征軍大尉スティーブ」の2名を中心としているのだが、それ以外の参加者が3名いる。

フランス領モロッコ諜報員サミーア(おそらくイスラム系)」「ネイティブ・アメリカン密輸業者で通称酋長」「スコットランド人の酔いどれ狙撃チャーリー」この三人なかなか個性豊かで好感がもてるにはもてるのだが、「イギリスvsドイツ塹壕戦」にたいしてイギリス陣営でこれを主人公チームにするのは、いかにもPC的な取ってつけた感があった。

それを言うと映画冒頭のアマゾン族が暮らす絶海の孤島にも、白人だけじゃなく黒人アマゾンが配置されてたりして「こんな風に色のバランス取っとけばいいよね」的なそれを感じる。

この種の気遣いがあるのはもちろん良いことなのだが、それが気遣いの要素を超えていない、多様性テーマに対して踏み込んでないという部分があったせいで、浮いて見えてしまっている。またそれに対応するドイツ軍が通り一辺倒な描写で(つまりは白人集団なので)片手落ちに見えてしまう(ドイツ下げをしたかったわけじゃないだろうに)のも気にかかる点だった。

総じてエンタメ作品として秀作ではあるけれど、秀作止まりというのが個人的評価である

無垢子供ダイアナ

たぶんこのPC的なディレクション――批判に対して自覚的で先手を打って内容を適正に作っていこう――は最近ハリウッド映画では多かれ少なかれあるのだと思う。ただ、そういう制約(どういってもある種の制約ではあるだろう)を逆手に取って笑いやネタにしたり(デッドプールにおける「女性も男同様にブン殴ったほうが公平じゃない?」)、むしろそこに正面から踏み込んでえぐり出す(スパーダーマン:ホームカミングの敵役ヴァルチャーはいま注目されている「見捨てられた白人労働者」)のにくらべ、ワンダーウーマンのそれは踏み込みが浅くどうしても「そういうルールなので設置しました」感が出てしまっている。

重ねていうけれど、これは減点部分だという話ではなく、加点はなかったという話だ。

おそらく「ワンダーウーマン」という作品――つまり女性戦場に出て戦うという作品を作るにあたって、制作側は、(フェミニズムを中心に)炎上の可能性を覚悟して作ったのだと思う。だから、予め潰せる問題点は潰しておいた。

それは主人公ダイアナの人物設定にも反映されていて、彼女美女で、アマゾン族の王女で、めっちゃ強い。すごい跳躍力や筋力を持ってるし、噛み殺しの特殊能力を持つスーパーゴリラだ。だが多分そのままだと脳筋批判も巻き起こすだろうから、島で英才教育を受けてた設定になっている。作中でも数百の言語を操り、古典に詳しく、第一次世界大戦当時の最先端化学式を読み取るなど知能面でも卓越している。(第一次世界大戦当時の)女性だからといって馬鹿ではないのだ!

しかし、だからこそというか、逆説的にというか、なんだかすごく残念な人物描写になってしまっている。

彼女世間から隔絶された島で育ったので無垢だ……という設定なので、物語終盤になるまで「人間は悪神アレス洗脳されているせいで地獄のような戦争をしているのだ。悪神アレスさえ倒せば人間は正義と慈悲に立ち返り戦争は即座に終わる」と信じ込んでいる。ここは物語のテーマなので、外せない重要な要素だ。

それはそうで、重要に間違いはないのだが、それってどうなのだろう。

言語というのは必ずその文化を含んでいる。外語を学んだことがある人ならわかると思うけれど、外語を学ぶというのはその言語を操る民族や地域文化を学ぶということをニアリーイコールだ。文化も歴史も言語には含まれているからで、そこに理解無くしては言語の意味を理解するなんてできない。ましてや古典まで学んだダイアナが、人間の持つ二面性や、善悪といった内面を「全く理解してない」なんてのはありうるんだろうか? いやまあそこが物語のキーなわけだから、理解していないということにしないといけないのはわかるのだが、そういう描写にしてしまったせいで作品は別のメッセージを持ってしまった。

すなわち「知識も教育も倫理や人間について理解の助けには全くならない。世界を良くするという意味では、教育は全く無意味である」というメッセージだ。多分これは随分うがった見方だろうし、制作側はそんなメッセージを発信するつもりはないだろう。けれど、物語上ここでねじれが生じているために、そう取られかねない「隙き」が生じてしまっている。批判される要素をなくそうと頑張っていた制作陣が、塞げなかった穴に見えてしまうのだ。こういうねじれが、どうも彼女をそこの浅い子供に見せてしまっている。

ワンダーウーマン」は「(邦画では珍しくもないが)戦う女性主人公」「女性が監督した初めての大手スタジオによるスーパーヒーロー映画」という点で、フェミニズム界隈から賞賛を受けた。

けれど、個人的にはダイアナ女性ではないのだと思う。すくなくとも、フェミニズムが想定するような「解放されるべき女性」ではまだなくて、子供なのだ。まだ思春期すら迎えていないような子供で、世界に対して良く言えば無垢だし、シニカルに言えば無知無責任だ。

ダイアナに強い好感を覚えられなかったのがこの映画評価に加点が少ない理由だと、整理した今なら自覚できる。

善き大人スティーブ

多分、自分にとって不幸だったのはこの部分で、それは「ワンダーウーマン」を観るまえに「ウーマンリブ的な文脈でフェミニスト絶賛」みたいな評価を知ってしまった点だ。「そういうつもり」で見てしまったせいで捻じれが目についてしまった。

しかし、見終わったあとに思い返してみると、魅力的な部分がいくつもある映画だ。その最大のものアメリカ外征軍大尉のスティーブトレバである

彼はドイツ軍スパイした結果恐るべき毒ガス計画を知り、逃亡の最中に絶海の孤島アマゾン島に漂着し、主人公ダイアナを「外の世界」に連れ出す役目をする。無垢美女ダイアナエスコート役であり物語最終局面まで彼女を支えて導き続ける。

ぶっちゃけ、序盤はただのイケメン俳優だと思っていた。

いやイケメンなのは最終盤まで変わらないけど。

ヌードシーンがあったりもするので、女性向けの眼福要素も担当させられたイケメン俳優だと思っていたのだ。二回もイケメンって言ってしまったよ。

彼は優秀な軍人でありパイロットなのだが当然人間なので、スーパーヒーロー神の子であるダイアナに比べたら喧嘩においてはまったく弱い(軍人として適正に強くはあると思う)。おまけに非文明圏であるアマゾン島では虜囚に近い扱いも受けていたし、さらにいえば彼はアメリカ軍大尉であり、物語中盤の舞台イギリス(&イギリス議会イギリス軍)では大きな権力を持っているわけでもない。上司に対しては愛想笑いを浮かべたり、自分意見をひっこめたりもする。

物語中盤、未知の世界である外界に出たダイアナは完全にお上りさん状態であり、大都会ロンドンにおいて常識を知らないことから、スティーヴに迷惑をかける。それにたいしてスティーブはなだめたり、すかしたりしてダイアナに行動を抑制しようとする(そして失敗する)。スティーブダイアナに「外の世界常識や考え」を事細かに説明して理解を得ようとはせず、断念する。命の恩人ではあるし天下無双の戦闘能力を持ってはいるけれど、「面倒くさい子供」でしかないダイアナに呆れているように見えることもある。

こうやって説明すると際立つけれど、スティーブイケメンが売りなだけのダイアナの介添に見えていた。

しかし、上映後に振り返ってみるとこの映画の中心はスティーブだと思う。

ド派手なCGバトルアクションとか、世間フェミ的な評価を全部取っ払って、個人的に「ワンダーウーマン」の感想を述べるならば、「ワンダーウーマンスティーブ映画なのだ

全般的に人物の内面描写が浅いきらいのあるこの映画だが、スティーブに関しては脚本も俳優も素晴らしい仕事をしている。

彼は心の中にロールを持っている男だ。それは「善き男」であり「善き大人」であり、おそらくだけど「善きアメリカ人」であり「善き隣人」だ。彼はそういうふうに生きたいのだ。正しさや信念というよりも、自分の中に理想像ロールモデルがあると表現したほうがしっくりくるのがスティーブである

彼が軍に身を投じたのは、混迷続く世界情勢の中で、善きアメリカ人として社会に奉仕しようとした時、そのモデルが軍人だったかである。今の価値観で言えばもちろん異論はたくさんあるだろうけれど、その当時の常識で言えばそれは愛国心であったし、善き市民の善き行動だった。

ドイツ軍に密偵した結果、彼は恐るべきマスタードガスの開発と、それが講和間近のイギリス軍へ向けられていることを知ってしまう。彼はこの情報を持ち帰るために命を捨てるような危険を犯す。それもまた、彼の中にある「それが善き男の行動」だからだ。

その過程ダイアナに命を救われ、彼女の「外の世界戦争を止めたい」という希望を叶えるためにも、一緒にイギリスまで情報を持ち帰ることにする。

しかし、イギリスにそれを報告したが、結果ははかばかしくない。講和が間近に迫ったイギリス軍は、ドイツ軍(の一部)に災厄的な行動があったとしても全面攻勢には移りたくない。スティーブ情報事実上握りつぶされる。

彼はここで彼自身の行動規範である「善き人」を曲げられる。軍の階級差という世俗の権力構造のせいで、彼がすべきだと信じる行為を行うことができない。

講和のためとは言え、前線舞台をマスタードガスの脅威の前に放り出してよいのか? 良いはずはないが、議会や政府の決定に従うのも「善き国民」の義務ではあるのだ。

でも隣には精神的に子供ダイアナがいて「ねえなんでなんで? なんで正義しないの? まさかここでやめるわけ? 処す? 処そうか?」という視線で見てくる。彼は、その結果、軍の命令を無視して、私費で(というかボランティアのつもりだった?)傭兵を雇い前線に向かう決意をする。彼は心の中にある「善き人」の指し示すところに従ったのだ。ダイアナがあんまりにも無垢なので引っ込みがつかなくなったという側面があったにせよ。

前線に向かい、血みどろの後背地を抜けて塹壕にたどり着き、取り残された村をダイアナ神話的な能力にも助けられて開放して、ダイアナスティーブの関係は接近する。男女間の性愛的な意味での愛情もあったような描写だったけれど、個人的にはスティーブ父性も強く感じた。その父性というのは、子供しかないダイアナに「善き大人」を見せるというものだ。戦争なんて醜悪なものなのだけれど、それだけではないということ、世界には「善き隣人」の「善き努力」もあるということを示したかったように見えた。孤島から世界に連れ出した人間として、世界に失望してほしくなかったのかもしれない。

終盤。マスタードガスの大量生産はすでに完了しており、その暴挙を止めるために一行は秘密基地に忍び込む。ダイアナはその中で、アレス化身だと思われるドイツ軍ルーデンドルフ総監を倒すことに成功する。ダイアナは「これで悪神アレス洗脳は溶けて戦争は終了する!」と歓喜するが、兵士たちは戦闘をやめない。殺戮の準備を辞めない兵士ダイアナパニック状態になる。ダイアナにとっては今まで信じてきた世界観が崩れ去った瞬間なのだ

そのダイアナに向かって、スティーブは今まで何度も説明しようとしてしきれなかったことを告げることになる。

それは「この戦争は人間が開始して人間が拡大させたものなんだ。神はいない。僕たちの責任だ」ということだ。その告白はとても辛い。「善き男」として生きたかったスティーブは、まったく「善き男」ではなかった。戦争をしちゃってるのだから極悪人なのだしかし、スティーブは「この戦争は僕達の罪なのだ」ということを認める。なぜなら、戦争の責任を誰かに転嫁するのは、戦争を始めるよりも更に恥ずべきことだからだ。「善き男」として彼は、世界の醜さの責任を取らなければいけないと決意する。

スティーブダイアナの間にあったものは多分とても複雑で、男女でもあったし、父と娘でもあったと思う。でもその一部には神と人間というものもあった。

彼女の戦闘能力があまりにも隔絶してたかスティーブもその視点を持たざるを得なかったのだろう。

ダイアナの考えは「神が神の邪悪を振りまいたせいで人間が迷惑をしている」から「神の使命を持つ私が人間を救う」というものなわけだけれど、スティーブはこれに「善き人間」としてノーを叩きつける。ダイアナの考えはある種のパターナリズムだが、スティーブの答えはそこからの脱却だった。

神々の戦いは神々であるアレスゼウスの娘ダイアナが決着をつけるだろうし、人間であるスティーブは戦闘能力の関係上そこには関与することができない。しかし人間の始めた戦争であり、人間の悪意であるマスタードガスは人間であるスティーブが止めなければならない。筋としてそれが正しい。

ダイアナの戦闘能力やスティーブたちの状況を考え合わせると、彼らはここで戦闘を放棄すれば逃げて安全に暮らすことは十分に可能だったように見える。その場合はもちろんマスタードガスで前線の部隊は凄惨なことになるのだけれど、倫理的に考えてスティーブが彼らを救う(その結果命を落とす)絶対的な義務があったわけではない。戦争の悲惨すべてを、個人であるスティーブが背負う必要はないからだ。

スティーブが命をかけた動機として、父(先行者)として娘(後続)に「この醜悪な外の世界にも善はあるのだ」という事を示したかったのか、人間として神に「あなただけにすべてを背負わせない。人間は弱いけれどそれでも自分たちのしでかした行為の責任は取る」ということを示したかったのか、それとも男として女に「俺も戦う」といいたかったのか、それはわからない(そこが返ってスティーブという男のテーマとしてよかったと思う。彼の愛情には名前がつけられない)。

けれど、スティーブは「自分の戦い」として今まさに離陸していこうとする毒ガス満載の爆撃機を止めるために飛び出す。そして乗り込み、爆弾を抱えて、前線を救って、結果としてダイアナを残して死ぬ。

こうやって思い直してみると、中盤、ロンドンの街で常識知らずにうろつくダイアナに手を焼いていたのも、「善き大人」として子育てに苦労してたんだなあ、と思える。

スティーブは大尉だからおそらくエリートなんだろうけれど、まだ若いし、それ以前にすべての人間がそうであるように、不完全で未熟だ。しかしそうであるからこそ、彼には「こんな存在でありたい」という理想像があった。そして常にそうであろうと、努力していた。都会ではトラブルメーカーダイアナを「善き保護者」として(オロオロしつつも新米父親のように)導こうと思ってたし、最前線では「善き戦友」として肩を並べて戦った。戦火から救い出した村でチャーリーが歌ったときは「善き男」としてダイアナを熱っぽく見つめた。彼は最終的に、「惚れた美人との安全な生活」よりも自らの役割を優先した。自分自身の信じる正しさに殉じた。それは「善き人間」として神の前に立った時、他の誰でもなく自分が、人間すべての代表として神に「人間の誠実」を見せるべきだと思ったからだ。

それは上野千鶴子あたりの言葉を借りると「男性の安っぽいヒロイズム」であり「戦争に興ずる幼児性」なのかもしれないけれど、物語としてみるとスティーブの人物描写はこの映画の中で一番複雑で深みがあった。魅力的だった。

そんなことを考えると、「ワンダーウーマン」はウーマンリブ的な価値観映画というよりも、男性的な価値観の、そして「神(あるいは超越的な力を持つスーパーヒーロー)の前に立った『善き人間』の覚悟と誠意」の映画だと思う。そして、そこがこの映画の美点だと思える。

2017-08-18

致命的にディレクションというか段取りができないひとがいるんだけど、

現状把握を行い→

最終到達点(ゴール)を暫定でも決め→

どういう戦略でいくのかを決める

みたいなことを言語化していれば誰でも計画を立てられるし、やってみてダメだったらすぐに修正できると思うんだけど、やり方を教えたり一緒に仕事進めてみてもできないのはなんでだろう。

たぶん脈絡もない思いつきですぐ行動したり思考したりする癖があるからなんだろうけど、本人はできるようになりたいらしく悩んでてかわいそうになってくる。

専門卒の自分と違って超高学歴だし頭いい人のはずなんだけどなぁ。

2017-08-14

創作を辞めようと思う

結論最初から出ている。辞めようと思う。

これはただ、この哀しみを、この虚しさを、どうにも消化できないから吐き出すだけだ。完全にチラシの裏だし、なんの建設性もない。

勝手に辞めればいいと自分でも思うし、なにより、そんな断筆宣言なぞ古今東西あらゆる作家がやっては反故にしてきたものだ。なんの意味もないと言われればその通りで、反論余地もない。

だが、それでも、もう疲れてしまったのだ。

辞めようと思った理由は、すこぶるありがちで申し訳ないのだが、サークルメンバーとのモチベーションの差だ。

これを説明するためには、少々自分語りをしなければならない。突然の自分語り! なんともかまってちゃん香りがしてくる展開である。まぁ概ね犯人の自供シーンと大差ないので、ぜひ船越英一郎氏の気持ちになって聞いていただきたい。

私はもともと、一次創作小説をやっていた。書き始めてから、かれこれ十五年は経っていると思う。コミケ創作島に出すようになったのは、十年ほど前だろうか。

ここで初めて手に取ってもらって、対価と引き換えに本を渡した時の感動が、などと書けたら美しいことこの上ないのだが、残念なことに、私は自分の本が人の手に渡る瞬間を見たことは数えるほどしかない。なぜなら、どういうわけか知らないが、私がいるとみんな手に取ってくれないのだ。いないときに限って出るし、いないときに限って売り子に「〇〇さんですか?」などと声をかける。みんな、もっと本人がいるときに話しかけてくれていいのよ?

そんなこんなでのらりくらりと本を出し続けること約十年。ひょんな事から商業で本を出してみたり、ずっと書いていた物語が一区切りしたりで、コミケから足が遠のいていた私だったが、仲間内数名の酒の席で、とある二次創作で大盛り上がりをした。コミケで本を出そうという話になった。

ディレクションが一人、ライターが私含めて三人というメンバーだったが、私を除く二人は早々に脱落した。まぁそれは別に構わない。色々な理由があって書けないと判断するのは、それはそれで正しいことだ。

仕方ないねと思いながら書き上げてみれば、ディレクションしていた人物は、特に上がってきた話に対してのコメントはなかった。さらにいうのなら、その人物は何一つ、そう何ひとつサークルに益をもたらすような行動をしなかった。

今思えばディレクションとはなんだったのだろうか。商業で物作りをしているとかの人物は言っていたが、妄想のタネを配り歩くことを物作りであるというのかもしれない。それならそれで私の考えるものとは全く違う。

話を戻そう。その人物は、本のレイアウトまではかろうじてやっていた。だが、告知のための行動であるとかは一切せず、表紙に絵をつけようという話さえ黙殺し、空の写真を貼ってキレーとか言っていた。その空の写真と作中の物語には何か関係があるのだろうか。未だにわからない。

なんでそんなに消極的な行動しかしないのか、ちゃんと物を出す気はないのか、と問うたところ、かの人物は、趣味からそこまでやる気はない、と宣った。

曰く。自分は物作りを仕事にしており、趣味である以上、仕事ほどの労力をかけたくはなく、趣味範疇物事を行いたい、だという。

まぁそれは否定はしない。各々のスタンスは違うだろう。ただそれでも、あの日酔っ払いながら語った物語は、間違いなく面白かった。それを、必ず劣化するとはいえ、この世に存在するものとして送り出すことに、なぜ少しの手間さえ惜しむのか。だいたい、忙しいと言っているがドラクエXIやってんじゃねーかというツッコミは心の中でだけした。

そして迎えたコミケの日。私の前には、私が書いた物語があった。だがそれは、中身はともかくとして、外身はどう見ても他のものに負けている。もちろんそれが、物語を色褪せさせるものでないことは理解している。だが、そういうパッケージとは、タイトルフォントひとつ、本文のインデントの1mmにまで拘ったパッケージとは、物語として完結してしまったモノに、我々が贈ることのできる最期の手向けなのだ

会場には様々な本があり、彩りは様々だ。そのいずれもが、様々な制約の中、描き手が精一杯作り上げたものだろう。

翻って、自分の本はどうだろう。本文には妥協はない。少なくとも、自分面白いと思うものを詰め込んだ。だが、例えるならばその本が纏うドレスは、妥協妥協を重ねた、見すぼらしい、安っぽい既製品のようだった。

近くに、同じような内容の本があった。まぁネタ被りなどよくあることだ。内容は知らないが、そのパッケージは、とても良くできていた。これが愛だろうか、と思ってしまった。

そちらのサークルは、軽く数百部。翻って我々は三部。ディレクターは、あっちは印刷に百万ぐらい使ってるんだから仕方ないみたいなことを言っていたが、それがどうしたというのだろうか。

その差を目の当たりにしたとき、私の心は折れてしまった。

ああ、もういいかな、と。

そのあとは、逃げるように家に帰った。まさか自分の行動を逃げるように、だなんて表現する日が来るとは思いもよらなかったが、事実小説より奇なりだ。

一眠りすればこの空虚気持ち回復するかと思ったが、どうにも戻らないところを見ると、本当に私は心の底から創作にまつわる全てに失望しているらしい。

もっとも、自分が書かなくとも世の中にはごまんと物語が溢れているし、たかだか商業で本を何冊か書いたぐらいの弱小ライターだ。一人消えたところでなんの影響もない。というより、99%の人間は大なり小なりこういうエピソードで心折られて筆も折るのだろう。

別に彼らと自分が違っている、だなんて思ったことはない。だが、こういう風に筆を折るなんて、少しばかり、いや、だいぶ哀しい。

もう、私は彼らと創作の話をすることはないだろう。スタンスの違い、などでは許容できないほどに、私の物語蔑ろにされた。それを笑って見過ごせるほど、私は大人ではない。

吐き出してみればすっきりするかと思ったが、存外そうでもないものだ。それどころか、自分の未練を知覚するまである

だが、今はとにかく、創作というもの喪失感しか覚えていない。だから辞めようと思う。

今までありがとう

ここまで長い(原稿用紙6枚もあるらしい) チラ裏を、全て読んでくれていたとしたら、ただただ感謝する。

あと、コミケ出展するたびにブースに足を運んでくれた人。本屋で私の小説を買ってくれた人。今まで本当にありがとうございました

2017-08-05

広告を作る仕事をしています。主に平面とWEBです。

平面は新聞折込チラシパンフレットとか。WEBバナーとかLPとか。

プランニングディレクションライティングデザインもある程度全部やります

クライアントは、ダイレクトレスポンス系が多いですかね。

たまにそうじゃないところのお仕事もありますが。

ダイレクトレスポンス系は結果が出てなんぼの世界で。

平面でもWEBでも何件受注がとれたか、何件クリックされたか、みたいなので評価される。

正直、プランとかデザインとかがクソでも件数がとれさえすりゃいい。

でもなんかそれはイヤなんですよ。

プランは練られていてほしいし、デザインは考えられていてほしい。

賞をとるようなデザインデザイナーの心しか動かさないし、

デザイナー以外にとっては世の中にあふれているデザインのうちのひとつしかないのもわかっている。

デザインの良し悪しで見ているのは、デザイナーとその周辺の人達だけなのだから

それでもやっぱり。

クソみたいなデザインより考えられたデザインがあふれていてほしい。

とか思いながらレスポンス世界にまた巻き込まれていくのです。

2017-07-06

anond:20170706101647

web屋(あるいは元増田)が言ってるディレクタシステム屋だとPMが相当するとは思う。

PMは当該案件の「成果物」「人材」「予算」を管理する責任を負う。

本来のディレクタは「成果物」にしか責任がないと思われるけど、

実際はPMと同じように「成果物」「人材」「予算」の全てを背負わされてるんだろうね。

PM業は特別な訓練・学習本来必要なので、デザイナ・コーダ上りがある経験年数に

達したからという程度の理由押し付けられるのはきついでしょう。

ディレクションを舐めてる奴」と元増田は題したが、

そうではなく、元増田の言うディレクション(PM)をできる人間

web屋系の人材にはほぼいないため、元増田が憂うような状況になるのだと思う。

anond:20170706095010

ってか生粋IT屋は「ディレクション」なんて言わないから。

webアプリ現場なんかでweb屋上がりの奴が「ディレクション」って言ってる。

まぁシステム屋とweb屋で優劣付けるつもりはないけど、

web屋上がりの奴がシステム屋チックなことをし始めると、

いろいろと問題というか畑違いなところを感じることが多い。

ITディレクションを舐めてる奴に殺意を覚える

いろんな現場に行って思うのは

エンジニア以上にディレクション力の上下振れが大きいことだ

(というかエンジニア側は自分が入ればある程度どうにかなるし)

 

ディレクター蔑ろにしてる現場

ディレクターそもそも何なのか理解していない現場

ディレクター居なくても大丈夫だと思ってるエンジニア

ディレクター業務舐めててボトルネックを生む現場

無能エンジニアディレクションやらせ会社

 

すごくストレスが溜まる

 

死にかけの会社ならまだ分かるが、それがベンチャーだったりすると尚更腹が立つ

喩えるなら、口では東大目指してますとか言って遊んでるようなやつを見た時の憤りに似ている

 

まあ俺は外注から何もしないんだけどね、そういうところは皆早めに出ていくよね

外注は金さえ払えばと思われてるよね、そういうところに限って安いんだけど。バイトだってバイト先は選ぶだろうに)

 

___

 

すまん、ITじゃなくてweb屋って書けばよかったな

web屋のディレクターってweb屋に居ないと分かりづらいよね

 

俺のイメージする役割分担はこんな感じ↓

下級PMって感じ? 会社によってはSEって呼ばれてるかもしれん

PMディレクターとなってるところは、難度高い部分をPMがやる)

 

・立上げ   偉いPM役員、偉い人、偉い営業、偉いエンジニア

計画    PMディレクター ★

・実行    ディレクター ★

監視      PMディレクター ★

コントロール  PMディレクター ★

終結    放置! ★

スコープ  ディレクター ★

タイム   ディレクター ★

コスト   PM

品質    ディレクター ★

人的資源  PMディレクター 

コミュニケーション  ディレクター ★

リスク   PM ★

調達    役員

ステークホルダー  PMディレクター ★

 

★の部分がだいたい漏れがちで、俺(PG)がやることがある

PLとしてやってるときはまあ適当にやるからいいんだけど

PGとして入って、ディレクター(のような人)が居て、業務を把握していないパターンお見合いになるのでキツイ

無視してもきつい、ヤレというのもきつい、自分がやるのもきつい)

 

これらの業務内容をちゃんと把握してる現場がまず稀(意外かもしれんが受託会社はそこらへん非常にしっかりしている)

PM相当の部分はやる人が居るんだけど(おっさん管理職)、ディレクター相当の部分が抜ける

システム開発よくわからない」とかいいつつ、なぜか皆勉強しない

2017-06-30

世の中、金で解決するが足りなすぎる

うちの会社、昨今の労働時間関係の諸問題で、残業時間が大幅削減、フレックス導入みたいな流れになっている。

その結果、今までの残業時間では周り切らない作業が大幅に生じている。

まあ、サービス残業で乗り切るかとか言われていたが、それ、お上に見つかったら、完全にアウトだから、今、それやったらマジで永遠に官公庁仕事指名停止食らうから、ということで、それ以外の方法を探すことになった。

その結果、金で全部解決することに。

要はアウトソーシングだ。

作業自分がやる必要がなさそうなものは、全部アウトソーシング

今までの作業コストの倍かかろうが、全然OKだって残業代減ってるんだもん。

ちょっとした、だけど、社員がやったら一日はとられそうなデータ加工の作業も全部外注

プロがやってくれるからディレクションさえできてれば、全然クオリティ問題ない。

ということで、ガンガン外に出すことに。

それでも手が足りないなら、まずは派遣をやとう。で、すこし重要な部分が足りないなら、契約社員にする、もっと重要なら中途採用にする。

ようは金で解決できそうなことは全部金で解決する。

最初は、うちの会社利益やばいんじゃね? 死ぬんじゃね? と思ってたけど、この半期の売上と利益がわかってきて、笑った。

全然大丈夫。むしろ、売上、過去最高とかいくんじゃね?

なんとなくわかったよ、今の世の中、生きづらい原因が。

金で解決する力だよ。

実は金さえ出せば、楽になるもの個人や家庭生活の中にもいっぱいある。

それを、やれ将来が不安だ、やれ老後が心配だといってため込んでケチる。

その結果、時間ばっかりとられる。

よく「金がないなら、知恵で工夫、手を使って工夫」

とか言うけど、その時間を金に換えたときにどこまで手間をかけられるのか、もうちょっとみんな考えた方がいい。

家庭生活だって人件費がかかってると思ったら、楽も手抜きも全然OKなんじゃないかね。

2017-06-11

VenusTapがさらに新しい媒体資料学生搾取を進めている件

http://anond.hatelabo.jp/20170526135814

このVenusTap、前出では2000円でライターという名のインターンを雇ってひと記事90分で書かせているのはここでも周知の事実

これまで、小学館信頼性にたる女性ファッションから記事キュレーションを行っていると最新の媒体資料で発表されていた。

しかし、実際はWEARから写真リンクで、ZOZOTOWNアフィリエイトサイトなことが、サイトから見てとれる。

DeNAは、このようなサイトは、共同事業ではないとメディアを使って(なぜかこの際小学館メディアとして信頼されていないようだ)VenusTapとの関係性を否定している。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1705/31/news118.html

それもそうだろう。インターン経験からMERY以下の待遇アフィリエイトサイト片棒を担がされ、もしかしたら就職できるかも?というマスコミ志望に付け込まれるだけ付け込まれているというのが

そろそろ、学生にもわかってきてしまっている。

また先週には、VenusTapの媒体資料7月期になっている。

http://adpocket.shogakukan.co.jp/adp/getpdf?pdfID=5922

ここでは、堂々と「編集部ディレクションによる全記事内部ライター制作小学館編集制作ノウハウで確かな記事クオリティ担保」と書かれている。1記事2000円の学生記事クオリティ担保出版社が言い切っている。恐ろしいことには、この媒体資料には、ライターを頼むのに値段が明記されている。

ライター1名 ・モデル1名 1記事、200万円で700,000PV保証 だ。

確か、学生ライターは90分で1記事 2000円なので、丸儲け。これで雑居ビル監禁されているなら、とんだ搾取だ。

さら問題なのは、先週発表された新事業だ。

小学館独自DMPを開発、コンテンツマーケティング支援業務を開始月間2.2億PV/5000万UUの多様なメディアコンテンツから得られる興味関心データを利用するという。

ここで、よく見たいのは、懸案のVenusTapが堂々と入っている点だ。やまもといちろう首をかしげているようだが、キュレ―ションメディアコンテンツ対象データとして

利用可能なのだろうか。

http://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1706/09/news124.html

ステマの時もさんざんやらかしたこのメディアDeNA学生Yahoo!も早く逃げたほうがいい。裏にはScovilleインクルーシブが糸を引いている。

2017-05-09

共謀罪が通るなんて官僚は思ってないよ

馬鹿共にはいい目くらましだ」と思ってるよ。

こんな分かりやすミスディレクションにかかっちゃ駄目だぞ。

2017-04-15

けものフレンズMステ出演の疑問

出演自体はめでたいけれど、何故どうぶつビスケッツ×PPPが出演できたのだろうか?アニメ系だとしたら紅白出場前のμ'sだとか、LiSAだとか、活動休止した藍井エイルだとか、UNISON SQUARE GARDENなど枚挙に暇はない。また見た目キッズコンテンツなので、そういるもの流行っているのを紹介する趣旨理解できる。

ただそれでも唐突な印象が拭えないので、仮説により疑問を解消したいと思う。

(仮説1)

ようこそジャパリパークへ』は作詞作曲編曲歌唱ディレクションまで、オーイシマサヨシ氏が担当している。オーイシマサヨシ氏はバンド出身で、近年『ダイヤのA』を皮切りに『月刊少女野崎くんからTom-H@ck氏とのユニットの「OxT」などでも活躍している。

アニメ作品のヒットは、版権元の角川たつき監督製作委員会によるところが大きく、音楽については製作委員会立ち上げ時からの深い関与があるにしても、実際の曲づくりについては音楽プロデューサー作編曲者に委ねられている。

名言とされる「けものはいものものはいない」、ブルージーなコード進行も、アコースティックを得意とするオーイシ氏の才能によるところに大きく、どうぶつビスケッツ×PPPはのメンバーは他の人でも代替可能であるインタビューによると懇意にしていたビクターディレクターからオファーであり、どうぶつビスケッツ×PPPは、先月はビクターロックフェスティバルにも参加している。現在複数レーベルから作品リリースしている彼だが、アレンジャーとしてのオーイシマサヨシ氏を評価させる良い機会だと、プッシュしたのではないか

(仮説2)

角川が主体となったマルチIP企画だった『けものフレンズ』のアニメ本編のプロデューサー福原慶匡氏であるアニメーション制作会社ヤオヨロズの取締役であり、『直球表題ロボットアニメ』『てさぐれ!部活もの』などの制作実績がある。

たつき監督が表舞台に出る機会が限られている中、福原Pは『けものフレンズ』では、キャストだけでは物足りない人に対して、スタッフフロントマンとして顔出し含めてインタビュー対応していた。かつて盟友だった石ダテコー太郎監督とは喧嘩別れをしたという話が聴こえてくるが、この作品を通しては、少しファンキー髪型煽りツイートをするくらいしかその片鱗を見せなかった。

そんな福原Pのもうひとつ顔が、つばさプラス代表取締役という顔だ。元々福原Pは、川嶋あいマネージャとして、キャリアスタートした人であるアニメプロデューサとして知られた後になっても、手掛ける番組川嶋あいに歌ってもらうという企画をやっていた。他につばさ関連でMステ出演で想いだすのは、水曜日のカンパネラだろうか。BiSは出てない気がする。基本的体制からアウトサイダー寄りであるものの、伝がないわけでもないので、そのあたり人脈ではないか

(仮説3)

どうぶつビスケッツ×PPPキャストは以下の3事務所の8人で非常に偏っている。アニメ本編はかばん×サーバルのロードムービーで、各回ゲストアプリ版で主要な役どころだった青ニ事務所メンバー中心が起用されていた。そのためサーバル以外はサイドストリー的な扱いだった。

響:尾崎由香,佐々木未来,相羽あいな ジャストプロ本宮佳奈,小野早稀,田村響華 ミレニアムプロ根本流風,築田行子 

ジャストプロアニメ制作会社に近いプロダクションだが、ミレニアムプロもそうだろう。W主演の一角を占めるサーバル役を取ったことも、響の影響力が窺える。3人も出演しているバンドリは武道館が決定しているが、昨年異業種から移籍してきた相羽あいなが、歌手デビューたかと思ったらロゼリアボーカル担当しているし、SUPER★GiRLS卒業したばかりの前島亜美アプリ版のパステルパレットボーカル担当している。そもそも昨年武道館やった三森すずこも、他の業界から移ってきた人である。μ'sのMステ出演したこともあり、そのあたりの縁じゃないか

2017-03-30

40代無資格転職活動してみたよ 10

何度か面接にも行き順調に進んでいるかと思われる転職活動も、内定が出なければ無意味であり

順調どころか収入ほとんど無いので貯金は減る一方である

 

面接時の交通費も地味に痛い。チャージした3000円が数日で消えていく。

子供帰宅するまでに戻らないといけないので、面接の終了時間微妙な時は早く家に帰れるよう駅まで車で行く。

駐車場代が600円かかるが車を使えば20分早く家に着くことが出来る。しかし600円は痛い。

 

 

 

世間一般40代会社員となると管理職ほとんどであろう。

40代正社員として働くうえで、マネジメント経験が無いということは大きなマイナスポイントだ。

また小さなデザイン案件が主だったので、先頭に立ち案を纒て行くディレクション経験も無い。これもマイナス

 

正社員として、定年までデザイン業界で働く事は無理なのではないかと考え始めた。

60歳のデザイナー。その自分想像できない。60歳どころか5年先も何をしているのかわからない。

しかし私に出来る事はデザインしかない。持っている資格普通免許だけで転職に有利な資格は何も無い。

 

 

 

何社も落ち続けるうちにデザイン業界だけではなく、唯一の資格運転免許を活かせる職、または無資格でも働きながら経験を積み、

60歳以降でも通用する資格を得ることのできる業種は無いかと探し始めた。

 

 

運転免許があれば出来る職業となるとタクシー運転手配送高齢者の送迎などがある。

 

確かタクシー運転手は翌日朝まで長時間働いて次の日は休みという働き方だったはず。だが小さい子供を残して夜勤は出来ない。

 

配送はどうだろうか。大型トラックは無理だとしても生協配達や軽バンでの委託契約

近所で募集をしていた配送会社で話を聞いてみると、私が希望する9時から18時ぐらいの労働時間だと手取りは20万には届かないらしい。

よく配送求人で「働き次第では月60万円も可能!」というものを見かけるが、そのような金額は早朝から夜まで必死に働いて100件以上の配送をし

それを休日もなく毎日繰り返して稼ぐことのできる金額だという。

 

個人配送業務委託なので車は自分で用意するか、雇い主に月2万ほど払って車両レンタルさせてもらう。レンタルでもガソリン代は自腹。

多くの人は自分で車を購入し、仕事用として登録しているらしい。それでも車検代や他整備代が自己負担

 

生活費のほかに未納分の税金も頭に入れないといけないし、できれば月25万は欲しい。

納付のために解約した生命保険も入り直さないと、私が事故にでもあったら子供は一文無しで放り出されてしまう。

 

子供大学に通わせる事は難しいかもしれない。

亡き父は私を私立大学へ行かせてくれた。それが出来た父親というのは何と偉大な人だったのだろうと私が親になって初めて気付く事が出来た。

 

 

私は父の様になれるだろうか?

子供が成人するまでは特に不自由なく育てて行きたいが、現在の状況では…

企業からお祈りメール面接後の不採用通知が続く。

寝室へ行き寝相の悪い子供姿勢を直して頭を撫で「ダメ父親でごめんな」と言いながら涙がこぼれた。

2017-03-18

ダテコーが不憫で仕方ないか擁護させて。

ダテコーの事をよく知らない人や見下したい人ばかり寄ってたかってると感じる。

 

ダテコーは、ネトゲでいう、「ちょっとLVも装備も足りてないけど変わった攻略法を試したいから付き合ってくれる人募集!」ってシャウトしてるPTリーダーみたいな人だと思う。ネットで叩いてる人は、その「ゆるい募集」を見ずに入ってきて、自分では絶対にPTを立てないけれど、入ったらリーダーの指揮とかメンバーの振る舞いの至らなさに悪態をつく、他人への要求が高すぎる人と被って見える。ダテコーがやっていることは、メジャーで洗練されたビジネスライクな効率PTとは違う性質のもの。仮にてさぐれ部活もの以上の大ヒットを当てたとしても、ひねくれ者のダテコーは大手制作会社のような作品は作らない気がする。自分の信じる「ゆるさ」や「面白さ」を表現するために、永遠にチープでマイナーもの、悪く言うとキャストスタッフ視聴者好意に甘えた、アットホーム感のある作風にこだわりそうだと私は感じる。そして、そういうスケールアップをあえてしない道は、茨の道だけれどもアリだと思っている。

 

ダテコーはバウンスィという制作会社経営してるけど、アニメ業界の人はほぼいない。カネがなく(資本金350万だよ)、テレビ業界とコネがあり、メンバー構成作家演出家音響技術者くらいの10人少々。アマチュアレベルのMMDに手を加えた3Dモデルを動かす人形劇アニメにもかかわらず、大手アニメと肩をならべて放送枠をとっている零細ベンチャーみたいなもの。だから大手制作会社と同様の条件でやろうというのは無理ながらも、キャストを含め作風共感してくれるスタッフ好意と熱意に支えられて、もがいているチャレンジャーという立ち位置しかも彼はツイートしてるように、キャスト約束した給料は不払いせずきちんと払ってるし(あくま大手制作会社とくらべて安いから申し訳なく思ってるって事だろう)、自身会社設立以来1年間無報酬でやっていて、貯金もほぼないそうだ。局で作家をしていたころは一般サラリーマンの3倍ほど貰っていたらしいが、テレビ局構成作家は3000万稼いで一人前という世界から身を引いた方なので、ベンツを乗り回してみたいなネットの噂で僻んでも仕方がない。ともかく、稼いでいるのに金払いをケチる悪い人間、という風評は悪意的だと思う。

 

彼を追ってきた人なら分かると思うけれど、実際はクソ真面目で、言われてるような声優アドリブ芸や内輪ネタに頼りすぎた作風を良しとせず、脚本音響などスタッフ達がきちんと仕上げて編集する作品作りにこだわっている人。だからこそ、現場がそういうディレクションを軽視して「やっぱ声優さんすげーわ任せるわ」ってなるたびに怒って監督をやめている。職分を超えて、声優負担を増えさせる不健全な状況には敏感な人だ。実際BDのノーカット版などをみた人ならば、編集はじめクリエーターたちのすごさが伝わっていると思うし、最終回の作り方などには、彼の美学を感じさせられる。

 

あのツイッター発言についても、本意と違う悪意的な捉え方ばかりされていると思う。本意としては、自虐的ながらも、「ウチは普通のとこと違うし当然売れないもんだから普通ビジネス感覚でやってくる人とはお互い良くない、俺たちはファミリーが欲しかったんだけど残念だ」くらいのことだと思う。私は別に条件が合わなかった相手disる意図はないと感じたし、その条件が合わなかった人のことを指して「技量がない」と言っているようには思えなかった。このへんはネット西野さんが炎上してた時にも私は思ったんだけど、みんな悪意的に捉えすぎている。「ダセー」だとか「お金の奴隷」は西野さん自身に向けられた言葉だし、自分がお金にこだわって可能性を閉ざすやり方を一部改めたからといって、お金(対価)を大切にする普通の人たちを貶す意図は感じなかった。むしろ西野さんにも石舘さんにも、普通人達に対して理解を示す言葉があった。それすらも乗り越えて、それを用意周到な言い訳とみなし、煽られたように捉えてしまいカチンとくる自意識過剰な人が多すぎるように思う。自分の労働ぶりを自虐的に捉えている人がそれだけ多いのかもしれない。

 

ともかく叩いてる人らは彼を典型的アニメ業界監督だと思って、「こういう奴がいるか業界は…」と感じているようだけれど、ここまで語ってきた文脈を捉えてもらえれば、ピントがずれていることが分かると思う。業界の薄給問題でほんとに叩くべきなのは大手制作会社で、彼のようにテレビ業界とのコネとアイデアで飛び込んだベンチャー社長みたいな人を叩いてたら、余計に業界健全化しないと思う。カネはないけどツテとキャストスタッフ好意に上手に甘えつつ、アニメ業界に切り込んで新しいカタチを提案していく、そういう立ち振舞は資本力のある大手には許されないけど、ベンチャーとしては参入が許容されてしかるべきだ。そういう遊びを許容しないと、市場新しい風は生まれない。もちろん、労働法範囲内でだけど。そこは実際にはおそらく問題ないのに、彼が自虐的な言い方をしすぎるせいで、問題のある労働が行われていると勘違いさせている。新しい風と言ったけど、低予算のMMDアニメだとか、リアルタイム3D人形劇先鞭をつけたのはダテコーだし、実際人を選ぶけどファンはついてるわけだよ。キャストだって、弱小ゆえの至らなさやダサさをネタにして監督をイジる事は多々あれど、ツンデレというか作品監督も基本愛しているように思う。そういう文脈を捉えてない人や、一般企業で安くこき使われてる人たちの怒りが、ダテコーというアニメ業界を代弁できないイレギュラー存在に矛先を向けてしまった。本来アニメ業界大企業のおエライさん方に向けるべき正論を、辺境の霧の中にぶちこんで無駄にしている感じがする。ダテコーの言うことは、クリエイティブの、しか不安定ベンチャー分野で通用する、熱意の方向性に関する局所的な話なのに、クリエイティブ業に携わることも、ベンチャージョインする人脈や熱量とも無縁な性質の勤め人たちから、「一般常識」で殴られている感じが、見ていて本当につらい。

 

堀江貴文さんなどもそうだけれど、内面がクソ真面目すぎるせいで強い思想をもち、世間から見ると変わったことをやっていて、世の「普通」に一切媚びない人種の方々は、無頓着からすぐに炎上してしまう。何に無頓着かって、自身のやってきた文脈を一切とらえずに一般論に基づく感情で殴りかかってくる人たちに「誤解」されないための言葉選びや長ったらしい自己説明をまったくしない辺り。そういう異能たちが、出る杭だと叩かれてノーマライズされる方向に圧力が掛かるのは悲しいことだ。

 

それはさておき、私はダテコーのような新興の弱い買い手が、背伸びをせず等身大報酬しか出せないけども、その弱さを隠蔽せず、詐称せず、そして契約強要せずにいる姿勢はとても誠実だし、ホワイトだと思う。「ウチは小さいから相場ほど報酬あげられないけど本当にいいの?考え方に賛同してくれるとかじゃないとやってけないよ?」と正直に言った結果、断られ続ける。それは愚痴りたくもなるけど、むしろ倫理的には賞賛されるものだと思う。取引は双方の合意があって成立する。そのことを売り手(被雇用者)に常に自覚させ、選択権を与え、冷静に賢い判断をしてもらうことは重要なこと。売り手側が考えるまでもなく、お利口な買い条件しか提示しない、良い所しか見せない企業ばかりだと、判断能力が育たなくて恐ろしいし、画一的いびつ、非現実的だと思う。経済的に未熟な企業から成熟した企業まで、さまざまあっていい。経済的に未熟な企業はどうしても無い袖は振れない、これを理解せずに「相場を払えないなら経営するな」という人ばかりだと、誰もPTリーダーをやらなくなる、もとい起業しなくなる。もう少し、柔軟性があってもいいはずなんだ。「ボッタクリでも時と場合によっては買うぜ」って人が稀にいるのと同様、「多少安売りしてでもこの会社この人とならコラボレートしたい」という希少な人の存在を、「賃金」のポリコレ棒で生まれる前に消滅させてしまってはいけないと思う。最低賃金だとかダンピング防止みたいな例外はあるものの、基本的には、どんな値段をつけるのも自由であるべきで、そっちの基本部分の方を甘く見ている人が多いように感じる。ボッタクリにも理由があり、存在価値がある。だから絶対悪ではない。自分が買い手の場合にそういう考え方ができるのなら、自分が売り手(被雇用)側になったときに同じ考え方ができていいはずだ。自由状態でこそ市場は成長するし、人間としても取引に多くを学び、成長していくんだと思う。市場の失敗が起こるとしたら、大体は倫理にもとる行い、ズルをしている場合。産地を偽ってボッタクリ価格正当化している、とかね。そういう訳でもなければ、一方的にすべての企業に「十分な(平均並の)支払い」を求めるのは、経済理解に暗いがゆえに計画経済的な発想になっている人なのかなと思わせる。イラストレーターの買い叩きとかクラウドワークス的なのが批判される時、企業もっと払えと言う人がその無理筋ぶりに無自覚なのと同じで。

 

話を戻すと、彼を叩いている人たちは、経済的に未熟な企業を許さないんではなくて、ダテコー側が倫理的に未熟な企業だと思いこんで叩いているようだ。もちろん倫理的に未熟な企業ということなら、市場の失敗をもたらすから零細でも大企業でも許容されるものではない。ただ、その判断をするのはネット野次馬ではなく、労基署とか公的機関だけれどね。今回のダテコーの件の場合、ダテコーの側は経済的には未熟な企業だけども、倫理的には叩かれるほどの問題はないと思う。若い零細クリエティ企業としてはむしろ身分相応で卑屈すぎるくらいで。これがワタミのような余裕のある大企業で、そのくせ相手判断させる余裕も与えず洗脳に近いことをして雇用するのだったら大問題となって然りだけれど。

 

あと、叩いている人たちに感じた疑問がもう一つあって。そもそも、一企業が、従業員を養う責任を負うのが当たり前のように思われているけど、重すぎると思う。そういう考え方をしていると、日本の労働環境はいつまでたっても全体的にブラックなままだと思う。企業はおのおのの身の丈にあった、妥当な配分を労働者に与えればいい。それで足りない場合、国が負担する。それはナントカ手当だったり、ベーシックインカムだったりしてもいいけど。そういう考えが前提になってほしい。経営者だって人間だし、完璧ではないし不安定存在だ。会社が小さいうちは、自分の人生ですら支えられるか分からない。経営者若い事が多いし。だからもっと柔軟に、雇用区分だとか時間を変えてワークシェアを進め、流動性を高めて、一企業人生を預けるようなとんでもない常識を変えていかないといけないと思う。労働フォールトトレランス分散型に。

 

他人に求めすぎる悪態ネトゲプレイヤーがPTにありつけなくなる問題の解決策は、PTリーダーに対する期待値を下げること、あるいは気楽にPTを立てれる空気をつくることだ。そういう考え方が出来る人が少しでも増えて欲しいと思う。人生はしょせん、すべてがごっこ遊びで、全ての人がなんらかのロールを演じているにすぎない。お仕事も、特に日本人お仕事は、お仕事ごっこだ。そんなに崇高に考えて、他人に崇高さを求めてもどだい無理なんだ。もちろん、実際に崇高度が高くて「強い」企業の横暴には敏感になって良いけれど、相手の顔が見えないネットからこそ、相手ももしかしたら弱い人間なのかも、と想像することはとても大事なことだと思う。慈しみを。神のご加護を。

 

もし、これが増田から本人乙とか関係者乙と穿った見方をする人がいたとしたら不本意なので、一応自己紹介すると、私は中部地方に住む32歳職歴なしのニート(家事手伝い)です。

2017-03-01

http://anond.hatelabo.jp/20170301215926

webデザイナーでも年齢いくとディレクションしろって言われるの納得がいかない。

人をまとめる仕事と手を動かす仕事は別の能力だと思う。

転職面接で将来どうなりたいか聞かれたら嘘でもいいかディレクターになりたいと言えと言われた。

は?って感じだ。

2017-02-17

http://anond.hatelabo.jp/20170217185128

この案件なら私がディレクションもできそうです

○○さん別件進めて頂いて構いませんよ

こうやって徐々に仕事を奪っていくんだ

2017-01-25

anond:20170125033304

元増田です。

ご指摘ありがとうございます


正直申し上げまして、イラスト評論は私はあまり自信がなく、ご指摘いただいたことはとても勉強になりました。


引用された部分は、「と、私は思う」「と私は思わない」のように、この点については「評論」ではなく「個人の感想」として書きました。

また、元の評文にあるイラストについての記述は、六七質さん個人イラストに対する評論というよりは、この絵本に描かれてある絵単体に対して述べました。


改めて六七質さん、シド・ミード作品を見返してみましたが、おっしゃるように、六七質さんがシド・ミードフォロワーだというのは難しいと思いました。


えんとつ町の景色を見て、退廃的な街並み、妖しく灯るネオン日本語看板・・ぶ、ぶれーど・らんなー・・・と思ってしまいました。

何より氏の作品は元々香港台湾から着想を得たという点でジブリに近いものだ。

千と千尋の神隠しの街並みも、着想の一つに台湾があるそうなので、おっしゃるようにジブリに近いですね。


この絵本製作過程で、六七質さん、他のイラストレーターの方と、西野氏がどのように意見を出し合ってこの完成形になったのかは定かではありませんが、そこがとても気になるところです。

西野氏のディレクションによってこのような街並みにしたのか、あるいは他の方の意見採用されたのか・・。


いずれにしても、改めて自分の無学を知り、とても勉強になりました。

ありがとうございました。

2017-01-10

http://anond.hatelabo.jp/20170109224100

異なる種類のいろんな声が出せるみたいのは誰が聞いても判り易いから、そこを意識してやっている人もいるけど。本当は色んな声なんて出せなくても、人の心を動かせるよい演技は出来るし、前者が後者より偉いという事も無いのだと。ただ、声の種類の話以外は主観の話になっちゃうから、割と不毛というか、同業者でも意見割れたりするし難しいんだと思う。明確な正解や良し悪しが無いし。

反対にこういう所で名前が挙がらないけど、沢城みゆきさんとかは、上手なのは判るんだけれど、峰不二子砂糖を混ぜて煮込んだようなネチッコイ演技のときが多いので、現場ディレクションがそうなんだろうけど、ちょっと残念だなぁ…と思う。

2017-01-03

ダサピンクとわたし

http://cropcrop01.hatenablog.com/entry/2017/01/01/210434

上記のブコメにこういう声があった。

“①モノクロ基調&目にやさしい配色(主にピンク)”…「ダサピンク」ってなんだったんだろうな



私はエロ広告は作らないが、デザイン発注はよくする立場だ。

そして、「女性向けなのでピンク基調に…」というせりふはかなり頻繁に口にする。

配色というのは、要するに、「ターゲットを明確にする」行為だ。

女性向けならピンクソフトトーンの色味で、文字は丸ゴシックか細目にする。

男性向けの商品なら黒白をばきっと利かせてゴシック体にする。

高年齢向けの商品なら茶色などの落ち着いた色味にして明朝体にする。

わかりやすいからだ。

少なくとも、売り場に並んでいるとき、「あ、これが自分向けのものだ」と思ってほしいからだ。

それが、かっこいいか?というとかっこいいと思ってるわけではない。

でも、少なくとも、売り場に並んだ時に「誰に向けた商品である」かは明確になる。

デザインで売るタイプ商品ならば、時間をかけて全く違うアプローチができるだろうが

デザイン金も時間もかけられないから、ともかくターゲットリーチすることを考えて

「ダサピンク」「ダサ白黒」「ダサ茶色」にする。

ようするに、ダサピンク存在しないのではなくて、

存在することがわかっているし、だせえとはおもっていても、ダサさに則って仕事をすることはあるというだけのこと。

なぜならそれが定型として働いているからだ。

ダサい定型」に、アートディレクションを用いて抵抗するほど、デザインに手数をかけていられないのだ。

からエロ広告ピンクや優しい色味をメインにしてるからと言って

「やっぱり女はピンクが好きなんじゃんw」などというのはばかげている。

世の中のデザインは、一部を除いて、「綿密なマーケティング」に基づいて組み立てられていない。

ただそれだけのことだ。

そして、そこに手数なく定型にのっとっているぶんだけ、絶対に「ダサさ」は生まれている。

男性が全員白黒ゴシックデザインが好きなわけではないのと同じである

2016-11-15

宮﨑駿氏側の意見が多いということに、とある絶望を覚えています

話題のkaawngo氏のプレゼンによって、ハヤオ・ミヤザキ氏が叱責をした。という内容のニュースが賑わっていますが、

その話題自体と、その周りの反応について思ったことを一筆。

とある絶望、というのは世間に対するものではなく、あくま私自身に対するもであることを、

先に言っておきます

私自身はあのニュースを見て、Youtube動画を見て、kawango氏はある意味技術屋、研究者という立ち位置(それが生み出している本人か、ディレクション側か、統括なのかというポジションではなく、どちら側か?という話しで)にいる人は、こういった少し常識を外れているものを発信し続け、その結果として、表現者という立場のハヤオ氏が、それをどのように扱うか、というだけの話しだったように思う。

それを障害者に失礼という言葉で叱責したのは、その枠組から外れた、あくまでハヤオ自身個人的見解であって、kawango氏にとっては「相手が悪かった」という感想しかかばないわけである。元々kawango氏が「障害者の動きを作りました!」というなら今回のような周りの反応になっても納得できるのだが、そうではなく「AIが生み出した動きの面白さ」というもの自体提供したのであって、それを「障害者バカにしている」というのは、果たしてどうなのだろうかと。「障害者連想させるかもしれない。実際に私も少しそう思ったし、知人を連想した。だから採用は難しい」という反応なら納得できる。不採用理由ではなく、叱責の理由としてというのは納得が出来ない。という意味である

それに対して周りの反応がkawango氏自身性格やそもそもの人間性がこういうものを生み出した。というコメントが多いように思ったし、kawango氏が悪いという感想が多いように感じてしまった。(ニュース媒体がその方向で記事を書きそれに乗っただけかもしれないけど)

そこで、ここから私の気持ちの動きなわけだけど、要は私は他の人がクズとかあり得ないとか、だめと思っている感性を正しいと思ってしまっている事にある。

人は多種多様な考え方があるからそれはそれで良い、のは確かだけど、私自身が人によっては非常識人たりえる可能性があると知っただけで絶望してしまったのだ。私はなんてダメな考え方をしてしまっているのだ。というような。

その結果どうしようとか、どう変わったか、なんて事は特にはない。あればブログに書いてるし、無いか増田チラ裏してるんだけど、

世界自分との差を感じたような気がした。もちろん悪い意味で。

HPが赤ゲージまで減ることはもちろんないけど、クリティカルヒットの表示は出てしまったのだ。

あぁ、世界よ、こんな私でも生きて良いと受け入れてくれたまえ。

※補足:もちろんあの打ち合わせ・会議の全部知ってるわけじゃないから、なんとも言えないなけどね!!!!!!

2016-10-23

駅乃みちか騒動はブスキャラによる逆タダイ現象

駅乃みちか騒動でたぶん触れられてないと思うんだけど、

駅乃みちか自体ぶっちゃけもともとブスキャラじゃないですか。控えめに言えば、ブスかわいい

いくら頬赤らめても手をかわいらしく添えても、足くねくねさせても、

「ブスが何やってんだよwww」と正直笑いになるキャラじゃないですか。

全然性的表現が(特に男性目線の)性的文脈を帯びないんですよ。

キャラとして、それをわかった上で展開してたはずなんですよね。

でも、Twitterで「そういうった元々ある要素を、鉄道むすめ版でも引き継いでるだけだ!」という反論RTされまくってたけど、

それを鉄道むすめキャラデザでやっちゃったら、

ただのエロゲキャラ的な、性的萌え絵文脈で読まれざるをえなくなってしまうんですよ。

一昔前、「ただしイケメンに限る(許される)」というタダイメソッド流行ったけど、あれの逆。

「ただしブスに限る(許される)」もしくは「ただし美少女に限り許されない」。

美少女イラストになったとたん、許されなくなっちゃったんです。

鉄道むすめ自体ギリギリエロくならないように配慮してたと思うんですよ。

単純にその鉄道会社制服着てるから、余計な露出がないのもポイントだったし、たまにいるスカートキャラもだいたい膝上だし。

そういった場所に、元の駅乃みちかネタとして使ってた性的ポーズなり何なりをもってきちゃうと、

鉄道むすめのコンセプトからは外れちゃうし、「公共の場で使われる」と思われたら、そりゃ炎上しますよ。

鉄道むすめ」という清潔感を持ったキャラ展開をしてた所に、

駅乃みちかをぶっ込んでくるのは面白いんですけど、よりによってああいった仕草・表情をさせちゃったのは、

プロデュースディレクションレベルの失敗ですね。

今回の炎上、「性的なしぐさが、ブスにのみ許されたという」逆説めいた現象みえて、興味深かったです。

2016-10-20

バカにはマネジメントされたくない

普段はそれなりにディレクションをがんばってくれていてそこは評価するがやはりバカなので唐突バカ決断を下す

勝手マネージャーみたいなことすんなと言いたくなる

バカなのに偉そうにしてんのが気に食わない

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