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2024-07-18

カンニングした理由からカンニングをやめるまで2

前半→https://anond.hatelabo.jp/20240718232635

勉強なんてますますしてやるかボケとなり、母が理想としていた聡明で清楚な娘なんてぶち壊してやった。制服スカートを短くして、私服も男っぽくして、寄り道買い食い、刈り上げにして、運動部日焼けしまくって、口も悪くなった。母が嫌いなゲーセンにも内緒で行ってた。さすがに身売りとか夜の街とか借金とか法律に反するとかのやばいことはしなかったが、できる限りで親の理想と反対を行った。

学校の授業は楽しかった。一部の先生は母みたいな上から目線で嫌だったが、大体はみんな優しかった。上から目線バカにする人はほぼいなかった。私立だったからだろうか。勉強以外で得意なことがあるならそれを伸ばそうという校風だったからだろうか。

そうなってからカンニングなんて頭になかった。気が付けば追試の数が減っていた。追試になったときも同じ追試仲間と一緒に勉強するのは苦じゃなかった。学校で受けた全国模試では下から数えた方が早かったけど、得意科目は上から数えた方が早かったからそれでいいやと思ってた。小学生の頃は得意科目がよくてもメインの科目ができないといけないと思っていたがそんなんど〜〜〜〜〜でもよくなった。父と夜遅くまで遊び、兄弟旅行遊園地に行き、母に強烈に怒られた時は友人が「じゃお泊まりしよっか!」と友人宅に何度もお泊まりした。友人の母も「子供がいっぱい楽し〜!ふぅ〜!」なノリでよく花火をして、焼き肉に連れて行ってもらった。この友人の母は「留年しない程度に勉強すればいいじゃ〜ん。あそぼーぜ!」な考えで、影響されたと思う。

一度高校の頃、地学で満点近いテストを母に見せたが「学校勉強なんだし当たり前じゃん。しか地学って笑」と笑われた。それ以外覚えていない。くそな思い出。勉強しろ!とお小遣いで集めていた漫画アイドルグッズを全部捨てられたときもあったが、それでも勉強なんかしてやるか!となった。

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大学受験期に差し掛かり、母がまた中学受験の時のようにテストの点数点数点数となった時期。入りたくもない塾にいれられ、難しすぎる授業を受けた。宿題・予習の量が尋常じゃなく、難しさも相まって何もわからない。学校の点数も口うるさく聞いてくる。親が金を払っているからさぼる事はしなかった。塾の授業も遅刻せずに真剣に聞くが授業スピードはかっとんでいくのでわからない。

その時の塾の先生は優しかった。すっごく初歩的なことを聞いても「わからないの?」と責めて来ない。しかし優しすぎてずっと何度も質問するのがなんだか申し訳なくなってしまった。

せっかく中学で治ったと思った小学生の頃に身に染みてしまった質問は恥が邪魔して何度も質問に行けず悩んでしまう。

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母は教えてくれない。教えないくせに「こんなの聞いていればわかる」「私はできた」と責めてくる。「あんたはやる気がない」「大金を払っているのに」「私は自力大学に入った」と武勇伝も出てきて家では口を開けば喧嘩だった。点数点数偏差値偏差値検定検定順位順位ばっかりだった。当時の私の偏差値は34で高校3年でようやくギリギリ英検3級が取れた(一敗している)。バカなのはわかってた。学校テスト大丈夫だが、受験となるとレベルが違う。全くわからない。

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そんな中、塾で模試を受けたとき、ふと横の人をカンニングしてしまいそうになった。目が横に動いたと意識した瞬間に前に戻した。カンニングという選択肢が常に頭にあることに気が付いた。小学生の頃に常態化していたカンニング邪魔をしてくる。

それから模試最中は目の前の答案用紙ではなく、自分との戦いだった。駄目だ駄目だとペンを握る。時間を見ようと顔を上げたときに他の人に目がいってしまう。そして自分を責める。カンニング文字が頭に浮かんでしまう。結局集中できずに模試が終わる。

自分はこんなにもカンニングがすぐ思い浮かぶ人間だったのか。最低だ。でも点数が悪いと怒られる。否定される。もう親は自分関係ない!と言い聞かせても思い出すのはあの冷ややかな目。「あ、今から怒るな」とわかる表情。思い出すだけで耳が痛くなる甲高い声。早くこの受験戦争から脱しないとカンニングをしてしまう。絶対にしてしまう。早く脱したい。でもどうやって脱するんだ。だめだ、だめだ、だめだ、と模試を受けるのが怖くなった。その後も模試を受けたがカンニングしては駄目だという戦いをしていたこしか思い出せない。いつも終わった後はお腹が痛かった。

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勉強してカンニングしないようにすればいいと勉強しても「カンニングしちゃえば楽なのに」と悪魔のささやきが頭にこだまする。勉強しても頭に入らない。覚えられない。勉強していると何故か頭が痛い。喉が苦しい。お腹に激痛が走る。自習室にいるのに母に怒られてしまうと怯える。母の視線が怖い。怒っていない時でも怒っているんだと毎日思う。あの耳が裂ける金切り声でキレてくる。突然来る。負けないぞと立ち向かおうとする。でも朝「おはよう」とあいさつするのも精いっぱいだった。「おはようから何に転じて怒られるかわからない。同じ屋根の下というだけで朝から晩まで、いや寝て意識が飛ぶまで怯えていた。「おはよう、そういえば模試の結果まだ届いていないの?」と言われるのではないか?「おかえり、今度テストだよね?」と言われるのではないか?眠くなって自室に戻ろうとすると「受験生なのにこんな早く寝るの?!」と怒鳴られることがある。母の気分次第だ。

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そんな時、行きたいなと思った大学AO入試を知った。自分勉強指定校推薦は無理だったので早急にAO入試シフトした。論文面接は楽しかった。自分の考えを丁寧に文と言葉として落とせばいいので、公式を覚えなくていい。面接自分の会話ペースに引き込んで、延長するくらいには自信があった。

大学は有名どころに受かったので母は喜んでいた。「あんたはしゃべりがうまいからね!」とドやっていた。「何自分手柄にしてんだよくそが」と反抗期真っ只中の私はキレていた。今までさんざん「勉強できないあんたは大学なんか行けない。受験を舐めている」と言っていたくせに都合のいいやつと思っていた。私が成人した現在は「あの中学に行かせてよかった」とほざいている。お前のせいでカンニングしたという過去存在しているのになと時たま思い出してしまう。

受かった後に、とある大学入試を本気で真面目に解いて、マーク試験なのに200満点中18点だった時は父は大爆笑、母は呆れていた。「択一式なのにwwwwwま、真面目にといて?wwwある意味天才だwwww」といった父の言葉。なんだかその時に呪縛が解かれた気がした。

母は既に大学に受かっているという体があったから呆れで済んでいたと思う。それか父と兄弟がその点数で大爆笑していたからか。怒られなかった。

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AO入試を受けさせてくれた母には感謝している。大人になってから聞くと「AO入試なら受かると思った」と。「お前にとりえなんてない。おしゃべりがうるさい子。反抗期長すぎて親を何だと思っている」とキレていたくせに。母には感謝している部分とぶん殴りたくなる部分がある。

中学受験についても感謝している。受験させてくれたことには。小学生の終わりかけのころはいじめられていて、近所の公立に行ったらそのままいじめられ続けていたと思う。受験で救われることもあったから、受験を完全なる悪だとは思わない。むしろ受験をして出会えた素敵な人たちがたくさんいる。

当時、いじめられていると母に言ったら「あんたが弱弱しくするからだよ。勉強で見返せば?」と助けてくれなかったので、ま、いじめ受験させたのではなく、母の自己満だろう。それでも私は良かった。複雑な感情だ。

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大学時代の時は授業と勉強が楽しすぎて単位上限を超えたので聴講もしてずっと大学にいた。

そして検定を好んで受けた時、カンニング意識することはなかった。自分のペースで勉強するのは楽しい。誰にも怒られず、自由勉強して好きに試験を受けるのは楽しいので、カンニングなんて微塵も思わない。試験が楽しくて試験中は解くのに夢中になっている。落ちたって「あちゃー」と自己責任で終わるからプレッシャーもない。

検定で〇級受かったと母にいうと「まだその級なの」とバカにしてくる。そんなもんだ。

勉強以外では仲良くしている。受験就活も終わったからか母は丸くなった。怒らなくなったが、勉強の話になるとこんな感じだ。

社会人の今は帰りに図書館に寄って気象勉強をしている。今度は地震勉強でもしようと思う。

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カンニングしたというニュースを見るとカンニングをした子が心配になる。ニュースから家庭環境は知る由もないけど、気になってしまう。カンニングをしてバレてしまい、退学、そして親から怒られるのだろう。思春期に親から怒られるあの形容しがたい恐怖と不安自死すら考えてしまうだろう。詳細は分からないが、「この子カンニングした理由が私と同じならかわいそうだな」と思う。カンニングは悪いことだ。悪いことだという大前提での話だ。金銭取引をしているようなカンニングは知らん。

ましてやカンニングで責められて自殺、親が学校を訴えるなんて察するものがある。なんで子供カンニングしたのか親はわかっているのだろうか。(処分の内容は一旦置いといて)

出来心だったとしても何でカンニングという行為をしてしまったのか。いじめとか、学校側がカンニングを仕向けて嵌めたのなら訴えるのはわかるが、そうでないのなら親がどんな思想で訴えたのか、何となくわかってしまう。子供の心情を察する。

定期的に話題に上がる教育虐待を受けて親を殺してしまった女性までは酷くないとはして、テストの点数によって怒鳴られ・責められる子はたくさんいるのだろう。バレていないだけでカンニングをしている子もいるだろう。

それを思うだけで辛くなる。私も反抗期がこなかったらカンニングを続けていたかもしれない。親に逆らえない性格だったらと思う事がある。勉強以外を認めてくれる人に出会わなかったらどうなっていたか。父、祖母兄弟も私を勉強いじめはしなかったという家庭環境も助かったと思う。

カンニングをする子は本人の意識問題もあるかもしれないが、環境も強い気がする。カンニングが悪だとはわかっているが、少しでも点数を良くしないといけない事情がどこかにあるのではないかと思ってしまう。私はモラル<親の優先順位になっていた。悪だと思ってもやらなければいけない。そんな環境があるのだろう。

点数を気にしない人と出会しかない。そんな環境にしないと抜け出せない。どうにかしてその環境から逃げ道を見つけてほしいと思う。カンニングをしてしまった事実を消すことはできないが、その子カンニングを続けないという選択肢を選べる環境になってくれ。そう願うばかりだ。

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カンニングした人、ごめんなさい。カンニングした私は最低です。カンニングだと気が付かずに点数を付けてくれた先生たち、ごめんなさい。

今は勉強をすることが苦ではないです。大学に入ってから勉強が楽しくて仕方が無いです。だから昔の分、大学から今まで勉強していますカンニングなんて、ニュースを見なかったら思い出さないくらいには存在を忘れています。今は勉強楽しいです。自由に、好きに、勉強できるのが楽しいです。

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2024-07-11

蓮舫石丸試験にpassするのが目的になってる受験生とか就活生とか婚活者みたいなんだよね

合格してはい終わりじゃないんだよ

2024-07-08

anond:20240708231945

じゃけん文系の代わりに理系作っても思ったほど受験してくれねえのよ~

文系受験生をターゲットにした新学部のが人気集めるぐらい

   ユークリッド第一補題すなわち、kが合成数ときは、ABをKが割るときに、KはAまたはBを割らないというような錯雑な状態になるが、Kが素数pのときで、pがABを割るとき

  pはAまたはBを割るということを一般化したもの整数公理公準に甚だ近いものであってあたか数学的帰納法にも近い公理原理に近い一般的な技術として機能を果たすことは疑問を

  持たない。しかし、弱い帰納法原理教科書に書いてあって平成時代受験生センター試験でも東大二次試験でもどこでもこれの使用経験したことがあるが、強い帰納原理

  使用したことがないのと同様に、巡査熊谷本官は、いくつかの主張をした上で、最初からクソだったし、これまでも全部糞であったと仮定して明日からも糞だから帰れという趣旨で、強い

  帰納法原理使用したものと解される。しかし、熊谷が、令和5年6月14日の午前1時に戸田勇哉と歩いて出現し、ほぁ?こいつは大したことがない奴だ、帰れ帰れ、と言ったことは、

  右の趣旨に出たものと解される。しかし、被害者が、その時代に、熊谷が、リヴァージュシティの左の3階から6階に住んでいてそこの人工動画によってベランダに姿が浮かび上がってくるような仕掛け

  になっていたこ自体を知っていたとは解されない。

2024-07-07

anond:20240624150641

あれだけ女子受験生未来のことを真摯に考えてくださっている先生が、女性搾取しようと考えたはずがない。

話題になっている出来事敵対するグループでっちあげか、何かの間違いだと信じている。

社会的公正についての発信を、SNSで再開して欲しい。

しかし、こういった件で応援メッセージを送るなら、どこが宛先になるんだろうか。

ご本人に直接届くルート以外を経由したりすると逆にプレッシャーになりそうだし…。

2024-07-04

   ここで完全出現法というのは完全無欠と考えられている定理に出現してもらうことで目標が示される技術であり、それ以外にも色々あるが、デカルト座標は、旧来の社会では、幾何の図形を

  方程式にすると方程式計算で解けないものではないのではないかと言われていたが、方程式の手計算による幾何証明はできないことはないが計算量が膨大になり、ベクトル複素数による

  幾何アプローチも同じである計算が面倒なだけで一般高校生受験生にとっても、うざいだけで何も面白くないのではないかと思われる。他方で、幾何の正当な解き方というのは、平行線

  公理(平行ではない2本の直線は必ず1点で交わる)などから、図形独自の考え方でもっと経済的かつエレガントな構成を目指そうという考え方でこちらがそもそも正当なやり方であり、

  パスカル定理と呼ばれる完全無欠な定理が最も光り輝くように証明最期に出現して結論が示されたときの感激は甚大である。なお、これを完全出現法と初等幾何学では星野華水先生

  考えていると思うが、一刀両断法というのは、初等幾何では適当なところに直線を1本引くとすぐに落ちるという発想法である。絞り込み法は隠れた補助線を見つけるという類で、新規洞察法は

  ピタゴラスの定理や、整数論で言う、AB=GL定理は、面積と関係しているのではないかという洞察からやるものであり、その結論も一挙抜本的でなければならない。一般化法というのは、大量の

  行き詰まっている問題が、ABC定理真正であれば一挙に解決できるくらいの華々しさが必要であり、特定技術思想がそこまでエレガントである評価されるかどうかは難しい問題である

  しかしくだくだしい計算によってなんとか証明することも数学証明論では考えてもよいところだが、エレガントな着想により一瞬にて解けたときの喜びもまた数学を学ぶ者によって感激の要素である

2024-06-27

anond:20231201172115

これはどうかと思うが

亡者が減ったのはガチのもよう

宝塚受験生減ったそうだしね

実態がバレるとそれに見合うかどうか

えこむのは人の性だろう

2024-06-25

刺青がモロに入った反社丸出しのヤカラ系男子は清楚系美人学生とどんどんSEXしてほしい

ただし、絶対強姦ダメ


相手の心を落とさないとダメ


そのうえでヤカラ諸君にはその子のことを単なる肉便器として侮っていてほしい。


”清潔でとにかく無口でテンション低いのが平常運転だけど、自分価値をわかりきってる美人

合意の上でそういう男に股を開いて、ハメ撮りや乱交も喜んで受け入れる・・・・・・

そんなシチュエーションに何よりも興奮するんです私は。

多分、中学時代経験がこういう性癖に影響を与えているのだと思います

メガネ黒髪無口なのにもかかわらず学年No.1人気があった憂いのある美人同級生が、学校最凶と悪名高かったヤンキー同級生と付き合っていたんです。

非常階段の踊り場でバックでヤったw」とヤンキー君が男連中に自慢してたらしいのを小耳にはさんでほんと最高だったし感謝感激だったんですよ。

贅沢いえば……

反社・ヤカラにいいように肉便器にされそのことを喜んでいたのにもかかわらず、

就職した瞬間にそういう過去黒歴史として葬り去り、

大企業勤めの同年代とシレッと結婚し落ち着いた聡明美人の家庭人として豊洲二子玉や品川小杉のタワマンに住む」

そんな締めくくりであってほしいものです。

小生、手使わないで射精しかねないほど興奮します。

とにかくですよ?

一見すると関東連合区別つかないようなヤカラの皆さん(できれば学歴弱者前科持ちであってほしい)は、どんどんこういう女性アプローチしていってほしいんです。

そうしてくれると私、ドピュッドピュッと良く精子を出すことができるのでありますはい



余談ですけどねえ。

「この手の女子は才女、育ちが良さそうに見えるだけで実は反社情婦がお似合いのアッパラパー」

なんて吐き捨てる人、結構ます

でもこれ東京育ちに関しては本当に全然違うんですよ。

しろ彼女女子校で学年生徒数少ないのに例年東大何人も受かるような中高一貫校中学受験で入ってたりして、私立専願ながらちゃんとお馴染みの難関大出てたりするんですよ。

受験生時代から英語世界史が妙に得意だったりしちゃってね!!


それなのに、それなのに……

大学進学後、男なんかに影響されて腹や尻にタトゥー入れてみたり、乱交(反社様やヤリサ幹部様、複数の強き者から求められる悦び)に忌避意識なかったりしてもう最高。

なんのための実家暮しだあ!笑

2024-06-23

中国高校受験事情 その後

https://anond.hatelabo.jp/20231221122708

少し前にこちらに投稿した増田です。

先日甥は中考と呼ばれる中国高校受験に参加し、大方の予想に反し見事合格を果たした。

中国高校はいわゆる日本の進学高校に相当する。この辺は前回の増田に書いたので詳しく知りたい方は読んでみてほしい)

甥はかなりマイペース性格学校テストの結果がどうとか、合格判定結果がどうとか一切気にせずに、勝手気ままに宿題をしたりしなかったりという状態を堅持してきた。

甥の母親、つまり義妹はそれほど教育には熱心な方ではなかったが、甥の勉強に対する姿勢やら、甥の問題行動により毎週のように担任から呼ばれるはで徐々に焦りを感じるようになってきていた。

中学校化学実験のあった日、「甥の隣に座って一緒に授業を受けるように」と担任から義妹に対して通知があった。行ってみると保護者彼女一人だけで、普段から担任の言うことを聞かないので実験中に何かしでかすのではいかという心配から義妹を呼んだのだという。これが高校入試の大体3か月くらい前のことであった。

入試直前の一ヶ月は一対一の個人指導塾へ毎週通っていたらしいが、合格圏内にはあともう一歩というところから中々上に上がれない状態だった。

「あともう一息」「あと一歩頑張れば合格」というところまで来ているのだから、頑張って勉強に励むところを、甥は相変わらずの楽天家マイペースであった。ダメだったらダメ、受かったらラッキー。傍から見ると他力本願が強すぎるように見え、義妹もついに諦め宣言を行ったほどであった。

500名ほどの受験生中、上位成績者250~280名が高校進学ができるとされていて、甥は直前の予備試験では313位であり、担任の予想よりは好成績ではあったがもうあと一歩というところで、普段の授業態度を見るにつけこれ以上の成績は望めないと判断されていた。

甥は恐らく受験当日も特別緊張することな普段通りマイペース受験したのだと思う。

から聞いた話によると今年の物理化学試験は例年と比べて難易度が高く成績上位者でも手を焼いたらしい。この2教科で甥は大健闘を見せ奇跡合格を果たすことになった。

昨日甥が、義妹が経営する海の家の手伝いをしていたところに、彼の友達同級生が訪ねてきた。受験話題になり、甥の高校合格はこの同級生にしてみてもあり得ないくら奇跡的なことだったらしい。

この同級生普段甥はクラスでどうだったかを聞くと、毎日のように担任から叱責をされていたという。叱責があまりにも酷いので、当事者ではない他の生徒にとっても心的に負担の大きなものだったという。

その話を聞いていた義母は、甥に「そんな時はどうやって対処したの?」と聞くと甥は「空気になるだけだ」と答えたという。

甥が私の住む北米辺境の町に来週遊びに来ることになっている。

滞在期間は一ヶ月。前回会った時は彼が小学3年生でまだ小さかったが今は私の身長を追い越してしまった。

一緒に夕日を見ながら祝杯を挙げたいと思っている。

不登校から美大生になった

私は小学校低学年から不登校高校通信制に進学した。

通信制友達を作る気持ちもなく誰1人も友達はできなかったけど今はすごくいい選択をしたと思う

不登校勉強も全くできない人間だけど、小学生の頃想像していた自分よりも今居る場所が良いから今までのことを書いてみる。

小学校中学校ではずっと勉強もしていないし、何も分からない授業に参加されられて泣いたり

別室登校ができるようになったら次は教室に入ろうと言われて行かなくなるの繰り返し。



中学生になり、学校に通えるようになりたいと思い1週間わからない宿題もして毎日登校した

規律性調整障害になって学校には行かなくなった。


高校に入ってバイトを始めて、週3日10からシフトに入った

親の金銭的な束縛から抜けられ精神が安定して親の機嫌も良かった

私がレポートちゃんと出してちゃんバイトに行ってるかららしい


2年生から美大受験のための予備校に通い始め、バイトシフトは週3〜5ぐらい入った

予備校は楽しかったし、自由だった

授業中に眠すぎたら寝てもよくて、気持ちが楽で週2日1時間かけて通う予備校に一回も休まずに行けた


3年生はバイトを辞めて受験に身を入れて浪人生が通う昼間部に所属した

最初半年はすごく体力的にキツかった、寝付きにくくて薬を飲んで寝たり

寝不足になって体がずっと眠かったりして授業中に寝てどうにか毎日通う

スクーリングに行った時に体力がついたのか、お昼頃に充電切れになって寝るようなことがなくなり

朝起きれるようになった

数回電車吐き気と冷や汗の症状(おそらく規律性調整障害)が出たけどだいぶ付き合えるようになった。

受験直前にストレスで低音性突発性難聴になった、無理もできずストレス溜めると難聴になる

再発しやすく聴力は回復しないと聞いて絶望


浪人 受けた大学全て落ちたので浪人生活になった

だいぶ昼間部の生活に慣れたのでバイトを始めることにした、全く違う自分になりたくて周りが殆ど会社員というバイトを始めた

緩くて時給も高く土日祝日だけのバイトだったので休日はほぼ消え

社会人をすぐそばで見られて色々教えてもらえた。

冬にまた難聴再発×2 数ヶ月病院に通い続けた

受験当日も全く眠れなくて薬を飲んだけど眠れなくて睡眠時間3時間で受けに行った

受かった

通院はなくなった


私は自分ストレスを感知しづらくてすぐ体を壊すことを知り

体を慣らしながら少しずつやることを増やすことでだいぶいい方向に修正できた気がする。

起立性調節障害の症状は今でも出るけど、朝ごはんを必ず食べてちゃんと水分を取って外に出て

毎日同じ時間に起きて予備校に行く生活になってから生活リズムが整ってだいぶ良くなった

こんな風に体のことも全部には向き合わなくてはいけないけどほどほどに離れてみないと生きれないなと思います

私は美術世界の緩さが合っていたしすごく好きです、何もかもがこうであれとは思わないけどもう少し高望みしなければ楽かもしれません


追記

学費とかお金のことを書き忘れていたので書く

高校私立通信制高校で大体3年で40万

高2に通っていた週2日と夏期講習などの費用が大体50万

この時は画材費、交通費バイトから出していたので除外

高3と浪人

予備校の昼間部は大体1年で画材費、講習費込みで150万を2年

大学

私は受験頑張って国公立系なので年間100万

大体これぐらい出せないと美大受験を諦めることが多い、受験生や大学で関わった人の親の大抵は大企業サラリーマン自営業が半々ぐらい

たまに自分で稼いで全てを賄っている人がいる


私の家はサラリーマンの良い方(中の下)ぐらいの稼ぎで美大界隈ではかなりお金がない方、平均から見ると中の下

関東出身実家から大学に通える人でない限り

就職に有利な名前の売れている私立に進学できる人は大体親が自営業か、1000万円ぐらいの奨学金を借りてる

私も関東出身でもなく実家から大学に通える人ではなく

下宿費用学費画材私立に行くと

年300万以上かかるので私立受験しなかった

受験生の大半が浪人1年で受験から消える

エリートサラリーマンでもないただのサラリーマン家庭は大体1年までしかお金を工面できず受験できなくなる

私も1年までで諦めるつもりで受験して公立に受かって、名前を知られている大学なので美術界隈でなくとも就職できるかな

甘い考えだけど

美大受験学費高い問題は大体就職を考えると名前がある大学に入らないといけない

でもそのためには受験をしっかりしなくてはならず

早めに受験対策を始めたり、浪人するから予備校費用お金が飛んでいく、という所もあると思う

国公立大学の量も少なく競争率が高く、大学上層部と下層部の間がほぼないのも問題

中層部あったら私も浪人しなかった

受験とか美大について余計なこと書いた

ここまでお金を出してくれた親には感謝しているし、おそらく不登校心配をかけていたので頑張ってくれているのかなと

大体そもそも美大受験をできる時点で

ある程度親の稼ぎがあり、そこからお金を出してくれるという点で恵まれています


超絶金持ちでもないけど、親が頑張った分少しぬるま湯で頑張らせてもらっています

2024-06-21

anond:20240621114344

共感力に限らず、一般的女性の方が能力が高いよ。

公務員試験企業面接でも、放っておいたら女子ばかりになるらしい。

女性こそ優先的に集めるべきなのに、逆に女子受験生を減点する医大問題になった事件があったね。

実は、患者さんの救命率も男性医師より女性医師の方が高いんだって

手術ミス患者さんを次々と死に追いやる男性医師群馬兵庫で出たけど、あういうのが女性では聞かない。

2024-06-15

愛知県蒲郡市公務員試験女性受験生だけ減点していた件について

これマジでやばい案件だけどなんで炎上してないんだ?


男だけ公務員試験で減点してたとかバレたら炎上どころか責任者や関わってたやつの家族含めて自殺するレベルだぞ

やっぱり女性差別されてるから仕方ないで済まされてるのかなあって思ったわ

https://mainichi.jp/articles/20240614/k00/00m/040/288000c

2024-06-13

飛び杼を描けない受験生が多い

文字だけで応答するなんて何もわかってない

こういう受験生鉄鉱石も描けない

2024-06-09

     当たり前だろ。東大入試問題でも、受験生が誰も解けない問題を出すだけ出し採点は闇の中で、白紙でも受からせているらしいし、最近は知らんけど、 2012年より前は

  なんでもありだったから  テレビゲーム会社も、一部マニアが難作、作るだけ作って、攻略本で答えをバラシもう何も考えていないらしいし

     テレビゲーム会社には、  難作を作っても、流行らないし誰も相手しないから、その答えを攻略本に書いてそのとおりにさせてクリアさせて女子供に達成感を味わわせるという善意もあったが、

  お前にはない

          だからお前の場合スカスカ全然流行っていないし、動画も誰も見てないんだよ。ただの悪人犯罪者の類で、愛される余地がないからな。

     平成19年時点で養老が斬りつけられたとき理由としては確か、 相当な悪人だったから、当時の女子供が自信満々に安心して激しく斬りつけたとかいうような事実を知っていて、

  当時お前が平成若者に惨殺されたのは、社会通念上合理的で相当な理由があったと思う。

2024-06-04

大喜利界隈

からお笑いとかが好きでここ2〜3年でめちゃくちゃ生大喜利に興味を持った。

コロナ禍でもリモートでやってたりYouTubeにあがってたり配信ライブがあったりとかでめちゃくちゃハマって、いつかはやってみたいと思うようになった。

住んでる場合が微・地方(?)みたいなところで県内ではあんまり大喜利会もやってなくて行くなら隣県まで出る必要があったから、今高校生受験生からバイトもできないしとりあえずはネット大喜利とかをやっている。

そんなウケるわけじゃないけどたまにランキングがいい位置にいると嬉しい。

大喜利するときの名義でのTwitter(X)でアカウントとかは作ってなかったけど、情報収集のためにリア垢を兼ねた鍵ROM垢を持っていた。最近は大きな大会もあるしなんだしでフォローする量が少しずつ増えて、それこそ自分の住む隣県で主に活躍する人とかをめちゃくちゃフォローしてた。

大喜利の人は(これはどこの界隈の人もそうかも)サブ垢がある人も多い。というか1つ目の垢では主に告知、ライトなしがみ(他の人の解答をおすすめする?みたいなことでいいのかな)とかをして、サブ垢では大体自己反省とか趣味のことを話したりするスタンスの人が多い。鍵をかけてない人も多いけど、よそ者だしと思ってフォローするのは躊躇って鍵リストかに入れて見たりしてた。

なんていうか表に出て大喜利します、なんて人はやっぱり変わった人が多いみたいで、ちょっとしたお気持ちとかがあったりすると結構攻撃的なことを言ったり、若干いざこざがあったりする(これはどんなコミュニティでもそうなんだろうとは思うけど)。Twitter(X)のおすすめタブってすごく害悪で、フォローかいいねとかの関連性とかで1触った話題に対して10のTLを構築してくる。だからそのいざこざに対して主語をぼかして呟いてもおすすめタブには流れてくる。普通にRTとかでギョッとすることを言う人もいるし。サブ垢で暴れるならまだいいけど、身一つで暴れまわる人もいてそれがなんていうか怖い。

界隈ではだいぶ有名な人のトラブルみたいなのへのスタンスが全く明らかじゃない人も多いし、(明らかにしろ、というわけでは無い)逆に明らかすぎる人もいるしでガキの自分には怖い雰囲気に感じてしまった。長く活動する方や社会人が多い場所なので、今までいたコミュニティとの温度感ギャップがどうしても埋められなくて少し足が遠のいてしまった。受験終わったらやるぞ〜みたいなモチベにしてた部分も大きいので、勝手神聖視してハードルをあげて勝手に裏切られた気持ちでいるだけなんだろうけど、ちょっとショックを受けてしまった。

そもそもよそ者が檻の中を覗いて毛色が違う動物がたくさんいた事を嘆く時点で間違っているのは重々承知です。でもどうしても吐き出したかったので、ごめんなさい。

2024-06-03

    単に生活するため、食べていくための社会貢献を誰がしたかということに関して言えば、そもそも昭和54年からのこの国の行政の行動原理がそんな善意行為なんぞにあるとは思えないが

  食べるとか生活するだけだと今の4,50代は生まれときから何でもあったし、食べられないと言うことが理解できない。井上修二の時代であると、延岡西高校で、学歴のない生徒は、

   筋肉だけつけて、受験生は別の世界で戦う、北予備では、医学部生を育成し、文系適当にやってもらう、更に、40歳東大生世界では、東大生のうちに文化面で活躍してもらう

  といったような、雑然とした政策で、そうした政策は、東大生に関しては、麻生太郎管轄していたので、麻生太郎が知っているだろう。

    その、30代、40代は終わったか世間体で外に出られない、もう賞味期限が切れている、といったようなこの国の漠然とした価値観から自宅にいるしかないといったような感じである

  そのような戦時中のような生活を強いられ、 平成時代存在した事情は1つも言えないという常軌を逸した状況がここ10年である

    インターネット上では、遊びの話、といったものはなく、全て、食べていくうえで糞か糞ではないかの争い、それ以外は、食べることに直結する、エロの話で、一昔前のような女子供向けのサイト

 どんどん消えている。いくら東京大学生がはるかから食べる社会を支えてきたといっても、食べるものはあって当たり前という完全無欠でstrongな社会が40年前からあったのだから最近東大卒

  の暴走弱者迷惑を及ぼしている状況は異常である

2024-06-02

東大は、女子学生を増やすために数学入試を難しくしている

予備校業界では周知の事実として語られている

もちろん、証拠も何も無い都市伝説だけど。

とはいえ、昨今の東大入試では、難しすぎて数学で点差がつかない程度にまで難易度が引き上げられているのは客観的事実である。じゃあ何で点差がつくかといえば、理系では英語理科文系英語社会になる。これらはトップ層に女子がそこそこいる科目である

自分は長い間予備校数学を教えてるけど、数学トップ層は男子ばかりだ。ASD自閉症スペクトラム障害)という発達障害数学の相性がいいのと、ASD男性に多く発現することに関係があるのではないかと言われてるが、実際そうなのかは謎のままである。かくいう増田も軽度ASD男性である

数学リードして苦手な英語カバーしていた、典型的理系男子受験生通用しなくなった。自分がまさに数学リードして英語カバーしたタイプだっただけに、今の受験生は気の毒になと思う

2024-06-01

文化資本格差というよりコミュニティ格差問題ではないか

都市田舎文化資本格差について話題になるとき、そこで一番問題とされているのは、要するに「何かの道に進もうとしたとき、それに対してどれだけ可能性が開かれているか」という点だと思う。

その点において、俺はやはり都市田舎には大きな格差があると思うのだが、地域に根差しコミュニティに着目すると、その格差をうまく説明できる気がした。



まず、俺が育ったのは野山と田畑に囲まれ僻地農村で、鉄道も通っておらず、産業といえば農業林業ぐらいしかない、田舎の中でもさら田舎の方だ。

なので俺が想定する田舎はそのレベルだと思ってほしい。

その俺が上京して15年経つが、田舎東京の違いは、何よりもコミュニティ多様性にあると思っている。



東京という括り全体でいえば、東京には本物の富豪が住むような豪邸エリアから町工場が並ぶ下町エリアまで何でもある。

あらゆる社会階層の人が東京暮らしていて、それぞれの階層ごとにコミュニティ形成している。

学校職場一種コミュニティで、東大からFラン校まで、大企業から零細企業までなんでもありだ。

人口が圧倒的に多いので、マイナーな分野でもそこそこの人が集まり、その分野でのコミュニティ形成可能になる。



対して田舎は、コミュニティ多様性は小さい。

人口流入ほとんどないのでコミュニティメンバーは何十年もあまり変わらず、同じ小学校を出た人同士が50年経っても固まっている。

地元の名士や地方議員のような人もいるが、社会階層が明らかに違うような人はレアキャラだ。

大きな会社存在せず、大学存在せず、高校はあっても底辺校ぐらいしかない。

大学進学でも目指すとなると、必然的田舎を離れることになり、多くの人はそのまま帰って来ない。



一言でいうと、東京には「上」から「下」まで何でもあるのに対し、田舎には「上」がない。

「上」を目指そうと思うなら、同じく「上」の人々が集まるコミュニティ所属しないのは不利だ。

受験勉強にしても、周囲の大人受験経験者が少なく受験への理解がない、同年代受験生仲間が少ない、といった形で田舎受験生は不利を強いられる。

東京でも育った環境によっては似たような状況になるかもしれないが、そこから這い上がるための地理的制約の有無が、田舎との差だ。



もっとマイナーな分野、たとえば現代美術とかセパタクローとかで「上」を目指そうとしたら、田舎にはコミュニティどころかそれを教えられる人もほぼ存在しない。

なので、田舎に生まれ子供がそれを目指そうとすること自体が稀なことなのだが、何かのきっかけでそれを目指す子供が生まれた時に、格差に直面することになる。

田舎美術館がないというのも、そういう人にとってこそ致命的な問題となる。



そういう点で、田舎で暮らすと何かの道に進もうとしたとき、その可能性が大きく限定されてしまい、それこそが都市田舎格差なのではないかと思う。

俺が想定したレベル田舎ではない、もう少し大きな地方都市であっても、程度の大小はあれ、似たような傾向なのではないかと思う。

それを文化資本と呼ぶのかは知らないが、多くの人が問題だと感じているのはそういうことじゃないのか?という気がする。

anond:20240601081000

男は進学でも昇進でも常に女より有利

その上で「女が稼げないのは努力不足」と受験生の前で言う

男子よりも少しでも有利になるために学歴をつけようと必死受験勉強してその勝負の日である

受験日にも女子痴漢し放題と言いふらす

それを咎めもしないのが大勢の男であって

 

普段から女が性被害を訴えるとバカにしてくる男が道端で親切にして「俺かっこいい」とか言ってるのは気色悪い以外ないじゃん

 

その場で俺かっこいいしたいだけで

普段差別主義者じゃん

それはだるい

 

だって「女は正義大事にしない」

つって女の悪評振り撒くのに必死じゃん

そらキモいよそんなやつの形だけの親切なんて

ない方がマシだよ

 

1日の善行ではなく

今までの行動積み重ねた上で評価されてんだよ

ほんと気持ち悪いよね

 

散々同級生にも先生にも迷惑かけまくったヤンキー卒業式の日に誰よりも「やり切った感」出して号泣してるの見て心底冷めるのに似てる。

2024-05-27

希望絶望の話、過去をしなせることの重要さについて

これから書くことは、自分でも分かっているのだけど本当に趣味が悪い。知らない人の人生について触れるし、それについてめちゃくちゃ好き勝手考えるので、そういうのが嫌いな人は読まない方が良いと思う。ほんと、ひとつ宜しくお願いします。

動物実験を伴う昔の研究で、足のつかないプールに入れられたラットが何分間泳ぎ続けるか、ということを調べたものがあるらしい。

何の操作もせずただプールに入れられたラットは数分~十数分で力尽きてしまうんだけど、溺れる→少し休ませてもらえる→また溺れさせられる…を繰り返す操作を加えられたラットは、なんと数十時間も泳ぎ続けるのだとか。結果の違いは、一説には「いつか助かる瞬間が来るかもしれない」という希望ラットが持つかどうかだ、と言われているとかなんとか。実験について最初に知った時は(なんと残酷な…)としか思わなかったんだけど、昨日この話をふと思い出して、ぼーっと実験について考えていたら、ずっと前に見たブログのおじさんのことが浮かんできた。

そのおじさんは東大医学部だか法学部だかを目指していて、その年齢でもなお「仮面浪人生活」をしていた(ような気がする)。50歳前後くらいだったと思うんだけど、定職には就かず(就けず?)学習塾アルバイトをしていて、そして女性への(特に20歳前後女子大生)強烈な憧れがあった。

おじさんは高校の頃男子校に通っていて、当時共学へ通う同級生をとても羨ましく思っていた。学校帰りに彼女ファストフード店に寄ってたわいもない話をするような、そんな生活にあこがれていた。それを易々と叶える同級生を横目に、そうできない自分へのコンプレックスを着々と形成自分チヤホヤしてもらうためには、一流大学に入ることだ!と一念発起した。そこから怒涛の受験生活が始まるのだけれど結果は全くついてこず、結局4浪?して「現役の時に受かっていた大学」に入学する。念願だった共学キャンパスライフの幕開けなわけだけれど、実のところは大学で"自分より年下でバカな男”が女の子とキャッキャとしている現実を見せつけられてしまう。かたや、4浪を経てねじ肥大化した自意識を培ってしまったおじさんは彼女どころか友人もできなかった。やはり一流大学に行くしかない、行けば女の子の方から寄ってくるさと偏りまくった判断をして、そして現在に至る。つまりおじさんにとって「女の子の関心を得る」というのは願っても願っても手の届かない光で、そこに1度も(まじで1度も、女子との会話というレベルにかみ砕いたとしても1度も)到達できていないからこそ、過去に回収できなかった「青春時代」を取り戻すべく、現職場での同僚女子大生と仲良くなりたいとひそかに思っていた。

だけど、そもそも大学時代くらいから人とまともに関わってこなかったおじさんが、すんなり女子と仲良くなれるはずもない。そもそも50前後である彼が20歳前後大学生にまじってバイトしている事態のもの尋常じゃないと思う。

それで彼は職場孤立しているんだけど、その「孤立している」っていう状況もブログの文面からこちらが推察しただけで、おじさんはあまりそのことに気づいていない様子だった。おじさんは、職場ではあえて「チョイ悪の孤高の人」を「演じている」と言っていた。だからからしかけられなくても自然なことだし、女子がおじさんと関わりを持つことが出来なくても仕方ないのだ、と。

なぜそう思えるのか、信じられるのかが理解できない。バイトに来て黙って仕事して何も言わない50のおじさんなんか、浮いてしまうに決まっている。でもおじさんにとってはごく自然に「孤高の人からしかけられないのだ」と思えていたようだった。

あるいは、意識のどこかでは「孤高」ではなく「孤立なのだと気が付いていたのかもしれない。でもそれを自覚してしまうともうどうしようもなくなるから、直面化せずにいただけなのかもしれない。

ブログは、おじさんが実家を出て(追い出されて?)一人暮らしを始めたくらいで更新が途絶えている。多分おじさんは(何か大きな変革が自身の中に起こらなければ)これから先も女性と付き合ったり仲良くなったりすることはないんだと思う。そう確信させるくらい、そのブログは赤裸々に、そして正確に、おじさんについて正直に書かれていた。

そしてそんな彼の姿が、冒頭のラット実験となんだか重なってしまうのだ。

おじさんは多分、目の前の女子大生と仲良くしたり付き合ったりできるかもしれないという叶うはずもない「希望」を持っていたんだと思う。だからこそ、20代バイト学生に交じることができたし、彼らと一緒に青春時代を取り戻すことを夢見れたんだと思う。やってくるかもしれない「いつか」を心待ちにできたのだと思う。

念のために書いておくと私はおじさんのある種の”異常性”をあげつらいたい訳でも、馬鹿にしたい訳でもない。ただ、希望を与えられたラット最後は力尽きてしまったように、おじさんがどこかの場面でしっかりと「絶望」できていますようにと祈るような気持ちにはなる。どうかどこかの時点で、「あぁ、もう過去は取り戻せないのだ」と、永久に失われたのだと、気が付き受け入れられますように、と願う。だって、ありもしない「希望」を胸に走り続けるのなんか辛すぎるものラットのようにどこかの時点でちゃんと「死んで」いてほしい。それで初めて、自分人生を引き受けるためのスペースが生まれるんじゃないかと思う。

実は手元にそのブログURLがあるのだけどなかなか見る気持ちにもなれないし、ここに挙げることもしないでおきたいなと思う。おじさん、元気かな。美味しいものがたくさん食べられていると良いな。

2024-05-26

    民事訴訟法伊藤眞は、既に79歳で、どこに住んでいるのか分からない。 平成18年に本郷東大法学部教室の黒板の前に立っていた。背広を着ていて体格ががっちりしているが

  講義はつまらず、  民訴法の相殺規定は、 対等額ではなく、対当額です、司法試験をやると、対等額と書く受験生が多いんですが、対当額です、の他に、民訴法の本質目的だと

  思います、という講義のほかに内容がなかった。  私は、PDAという小さいパソコンノートを取っていたので、そのデータも消してしまったので残ってないですね。シグマリオンⅢノートをしていたので。

    そのノートを捨てたのが、志村署の向こうの橋の向こうの、おふね、という食堂の近くにある、佳代子に似ている母親か何か知りませんが、 平成18年3月31日末で、その女性が、

  早く捨てなさい、といって養老孟司が、きっつ、といって、警察官がそこに並べられて、退職せよと命令されたということです。

    だからそうやっていってんだろ。 それからなんか、れっくでも、民訴法の論点は大量にやったので、しかし、平成18年のれっくは流行っていなくて、そこに書いている論点も、昭和39年までに

  流行っていた奴を、れっくの柴田がまとめた奴だから、 既判力が事案に応じて問題になるとか、そういうような問題が大量にあるということです。

    

https://anond.hatelabo.jp/20240526174906

   線形計画法は、私が受験した2003年の東大文系理系共通問題、2013年の問題にも出ている。線形計画法というのは、平面上の方程式で囲まれる部分を条件として把握し、

   関数がそこを通るとき変数が動き、その接点で最大最小を取るという理論であり、 2002年に、北予備里見先生が、 最近は、線形計画法流行っているという授業を行い、

    2003年の東大入試採用された。

     東京大学入試では、  2006理系から、 難しい補題を要する問題が出ているが、その補題は、設問(2)に結論が書いており、受験生には、それを簡単証明して、

  (3)に行くように指示している。 一件記録検討しても、東京大学で、技術的に高度な問題が出た形跡はない。

    右田明子は、2003年に文Ⅰに受かっているので、 数学の (1)積分(2)線形計画法(3)数列(4)確率、を解いたはずだが、 順に、異常に計算量が多い、

  (3)は、計算技術必要であり、それがなければ、答えが出ないものであった。 

     おぺっちが理科一類合格した年度の東京大学数学問題を見てみたが、高等学校で習う道具を利用した考察対象に対する計算一生懸命やるというような趣旨問題

   並び、魅力的な問題はなかった。こうした問題数学問題としていいのかどうかは分からない。実際に解いてみたわけではないので、これから解くのでまだ分かっていないが、

    東京大学数学問題は何が難しいのかといっても一概には言えない。

     私が知っているもっともややこしい問題は、 2013年の線形計画法問題で、場合けが非常に難しく、要求されている答えを正確に計算するのはほとんどの受験生が無理だろうと

  いうものがあった。しかしここでいう、答えを計算するのが難しいというのは、考察対象になっている二次元平面上の方程式で表される図形があまりにも込み入っていて正確に考察するのが難しい

    というだけで、 技術美術アイデアが難しいというわけではない。制限時間内にこれだけの込み入っていて複雑な方程式の図形に対する最大値最小値を線形計画法場合を分けて

  実行するのは難しいだろうということである。従って、2013年度の受験生は、この問題で散々にいじめられただろうことが予想される。

     東京大学がこのような計算問題を出す趣旨は色々ある。  ① 最近世間には知ったかぶりが多い。答えを知っていて実行をしていない。そのため、考察が難しい計算問題だけを、

  大量に出し、部分点で評価するという体制を取っている。 問題を解いたかどうかを評価し、答案の構成評価しない。

   

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