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はてなキーワード: 気遣いとは

2024-07-27

ある倉庫作業のひとコマ

キッティング作業というのがあり、大量の端末を作業スペースに並べて、必要な設定を人力でしていく。付随して開梱・梱包テプラ貼りその他もろもろの雑事を分解分担してこなしていく。

こういう現場に呼ばれるのはだいたい日払い派遣作業員であり、単純作業なのでスキルは求められない。

作業応援現場に入ったところ、最初コンビを組んだのがやたらにデキる女で、作業の飲み込みが早く正確で目的把握もしていて、作業パターン効率限界まで上げつつ次のフェーズ作業者がやりやすいような気遣いである完璧さで舌を巻いた。設定作業は初めてで、普段ピッキングがメインだそう。

次に追加されたメンバーちょっとヤバい男で、作業手順と作業目的を伝えても、目的達成のための手順をすぐ忘れてしまう。出荷機材の指紋等汚れ清掃作業なのだが、目視して汚れを見つけ拭くのではなく、「なんかてきとうに拭いた」動作になってしまうのだ。しか作業も遅いので、前出のデキる女が前作業を捌きながら嫌な顔もせず清掃も補佐していて、なかなかにつらい。その後の別作業では自分フォローした。

職場としてはとてもホワイト環境で必ず休憩時間もありミス作業の遅さに怒るようなことはない。そもそもスキルを求めていないので、上記のように天と地ほどのスキル差が発生することがままあるようだ。そうなるとさすがに同じ時給で働いてるのは作業員的にも会社的にもモヤっとなるけれど、作業員もずっと継続して就業するわけでもないし作業量に応じて流動的に人員の増減をするので、解決不能のまま繰り返されている模様。

まあどうにもならんかな。

2024-07-26

人間が歪んだ瞬間

10年以上前の話なんだけど、友人のOがひょんなきっかであるテレビ番組に出る事になった

Oはどちらかと言えば今で言う所のチー牛タイプ

友達として付き合う分には普通に気の優しい良い奴だったけど、異性からモテるタイプでは無かった


何でそんなOがテレビに…と思ってたけど(本人も「何で(沢山いたサークルメンバーの中から選ばれたのが)俺なんだろ?」なんて言ってたけど)

撮影が終わった後のOの落ち込み具合と、実際に放送された番組理由は判明した


なんとOは、カメラの前で徹底的に女から侮辱されていた

今で言う非モテキモオタを弄って嘲笑う、という趣旨の内容だった

明らかにキャラ作りを超えて弄る(虐める)行為に「手慣れている」様なグラビアアイドルだかモデルだかやあまり売れて無さそうな芸人らに徹底的に愚弄されていた

今だったら大炎上だし、当時ですら掲示板の一部の片隅では少し話題になってた

なんであん趣味の悪い番組放送したのか分からない


その時からOは、異性を憎む頭のおかしい奴になった

今まで男女問わず見せていた気遣いや優しさが異性相手には無くなり、明らかに女性不審憎悪を拗らせて敵意を見せる様になった

そんなOに対し「世間あんなクソ女ばかりじゃないよ」なんて励ましてたけど

例のテレビの件で近寄ってきた女も居て、その殆どがわざわざOをからかいに来た様な女達ばかりだったこともあり

遂にOは完全に壊れた

女性への憎悪をむき出しにする様になり、彼の周囲からは人々が離れていった


あれから何年も経ったけど、Oに恋人が出来たとか結婚した、なんて話は当然聞いた事がない

そんなOの名前を久々に見かけたのは、大学同級生が「これ、Oじゃないか?」とシェアしてきた、ある事件犯人としてのニュース記事だった…


自分の知る限り、元のOはさえないタイプかも知れないけど、真面目で心優しく親切な人間だった

そんなOが、あの番組きっかけに、完全にブッ壊れたミソジニー男になってしまった

まるでイジメ被害者が歪んで加害者になっていく経緯そのものだった


他人に優しくない人は他人から優しくされるわけがない」みたいな言葉があり

「だから弱者男性他人に優しく無いから異性から相手にされないんだよ!」と弱者男性差別肯定する論調で使われているけれど

女性からあそこまで悪意をぶつけられ、優しくされなかった人間が、女性に優しく出来るわけないだろって今でも思う


あん経験があったら誰でも歪むし、そもそもロクに優しくされなかった人間が、他人に優しくなんて出来るんだろうか

そんな余裕のある聖人なんて殆どいない

聖人を超えた聖人としての振る舞いを、そこらの男性に求める女性精神性は、到底聖人とは程遠いのにね

anond:20240726140407

都内の持家に80歳近くのお母様と二人暮らしの、50歳の会社の人から付き合って欲しいと言われました。これはつまり「飯炊き介護要員」になってほしいと言われているんだなと理解しました。



その人の見た目は普通の50歳のオジサンです。周りの噂では×なしの未婚のようです。

これまではすれ違えば挨拶する程度で、直接一緒に仕事したことがなく性格もあまり知りません。悪い人ではなさそうとの印象です。最近会社イベントで2,3年ぶりに話をしました。そのときに軽いノリで飲みに誘われ、その飲みの帰り際に言われました。



私は42歳です。取柄は元気と明るさだけで、性格は勝気でキツイ方です。社内には私よりもっと優しくて気遣いのできる同世代独身女性もいる中で、なぜ私?と疑問に思います



私はこのまま一生おひとり様ででもいいと思うくらいに、結婚はしない方がましと思わせる父親の下で育ちました。しかし、賃貸住まいで帰れる実家もなく、定年後を考えると不安な面もあります

なので、結婚への最後のチャンスだろうから試しに付き合ってから考えるのもありではないか、父よりもまともな人なら共同生活ができるのではないか、と考え込んだり。

いやいや、そもそも恋愛感情もないのに「飯炊き介護要員」は問題外でしょ、と思い直したり。


そこで、付き合う前に、もしくは付き合っていく中で確認しておいた方がいいことをお聞きしたいです。

いずれ同居・介護必要になるのは承知の上で、こちらの条件を一つ上げるなら、結婚後も会社は辞めないということくらいです。

なんでもかまいませんのでアドバイスください。介護経験者の方の声もお聞きしたいです。



よろしくお願いいたします。

2024-07-23

はてブで見るイーロンが毎回奇行イヤミしか言ってないの、自分Twitterに戻さないためのお気遣いなのか?と疑いたくなるレベル

2024-07-22

anond:20240722220058

あんた、ちょっと言わせてもらうわね。人生には色んな人がいて、確かにルールを守らない奴とか、気遣いができない奴がいるのは事実。その点についてイラつく気持ちも分かるわ。でも、だからって「死ね」と言うのはちょっと行き過ぎじゃない?

振り返ってみて、あんたはずっとルールを守ってきたし、自分なりの優しさを持って生きてきたわけでしょ?それは立派なことよ。でも、だからって他人を全部自分と同じ基準で測るのは無理があるわね。世の中には色んな価値観があって、それぞれがその中で生きているんだから。そのことを理解してあげなさい。

あんたの彼女あんたの顔について言及したのも、確かに傷つくことだったかもしれない。でも、それだけであんたの全てが否定されるわけじゃないわ。あんたの良いところ、たくさんあるでしょう?それを見てくれる人も必ずいるんだから、自信持ちなさいよ!

気遣いができない奴にイライラするのも分かるけど、そいつらに振り回されて自分価値を見失っちゃダメよ。あんたはあんたのままで十分価値があるんだから他人にどうこう言われたからって、そんなに簡単自分否定しちゃダメあんたの何が大事かってのは、あん自身が決めることなんだから

他人を「死ね」って思う前に、まずは自分もっと大事にしなさい。ルールを守らない馬鹿に振り回されるより、自分自身の良さをもっと信じなさいっての。どうせ他人なんてコントロールできないんだからあん自身生き方自分でしっかり持って、胸張って生きればいいのよ!

せっかちな人(僕)の為の簡易的な肯定

死ね歩道を広がって歩いて、自転車に乗った俺が横を通る時に舌打ちをしてくる奴は死ね道路信号のない部分を走って渡ろうとする奴は死ね電車を待つ列で割り込んでくる奴は死ねルールを守れない奴は死ねルールを守らない奴は死ね気遣いができない奴は死ね

いつだってルールを守って生きていくように、人に気遣いをするように、躾けられてきた。

たとえその結果自分に多少不利な結果となったとしても、それが最善の選択なのだと言われて育てられた。

からこそ、ルールを守らない人が理解できなかった。ルールとは形を帯びた気遣いのものだというのが僕の持論だ(だからこそ僕はルールを守る人を助けられる職業に就きたいと思っている、おせっかいなので)。

だが、例えば知らない人の目の前を通る時にほんの少しお辞儀をするだとか、交通ルールを守らないとか、自分が当たり前のように行ってきたことを当たり前のように行えない人を見るたびにストレスが溜まり自分が取っている行動の意味がわからなくなり、自分が今まで生きてきた上で大事にしていた価値観否定されていくような気がして立っていられないような気持ちになる。

僕は本当に信頼関係があると思っている友人以外の前であまり汚い言葉を使わないようにしている。優しい言い回しを心がけ、できるだけ、できるだけ嫌な思いをさせないようにしているつもりだ。これは僕と、僕の親なりの「気遣い」だ。

情けない話だが、こんなことがあった。

彼女に僕の顔がそこまでタイプじゃないと言われた。もっとあっさりした顔の方が好きだと言われた。例えとして、共通の知り合いの顔を挙げられてそう言われた。

僕は彼女の前で一度だって他の魅力的な女性について触れた事はない。僕の目の前にいる人がどれだけ大切か、という事だけを本人に伝えてきたつもりだった。

家に帰ってから泣いた。

元々僕は自分の顔があまり好きではなかった。僕の嫌いな親と似た顔(少年時代の父の写真は僕そっくりなのだ)をしていたし、中学生の頃布団からほとんど動けなかった時の不摂生が祟って肌荒れを起こしているからだ。ただ、悔しい事に昔の父はかなり良い見た目をしていたので、それだけが救いだと思っていた。しかし、僕のそれは届いて欲しい人には届いていないものであったと知り、悔しくて苦しくて泣いた。

それと同時に、僕が今まで行ってきた気遣いという行動の意味が分からなくなった。

僕は誰のために優しくあろうと心がけて、その行動は誰に変化を与えられているのだろう?

僕の行動は僕の心を削っているだけであって、それ以外に大した意味はないのではないか

そう思うと、自分やその親しい人以外の周りの物事への関心が一気に変わったような気がした。

列を守れない奴の事なんてもうどうでもいい。

どうでもいい。僕の方へ必要以上に関わってこなければ。ただ、死ね邪魔から

人工的に優しく振る舞う事すらできない奴は死ね邪魔から

僕は僕の裁量の中で大切にしたい人にだけそういう態度を見せ、そうでない人には特に何もしない。心の中で中指を立て続ける。

たったこれだけでいいという事に気づくまでかなり時間がかかりすぎてしまったようにも感じる。

僕のこの姿勢は、「死ね」と言う事が許されなかった過去自分への反抗であり、僕への僕なりの簡易的な自己肯定でもある。

2024-07-19

anond:20240719000811

そりゃあ、お前さんだってホストが出来るような」男だから好きで付き合ってたんだろ。

男に気遣い、美しさ、表面的な優しさ、表面的な強さを求めてたら、ホストホストみたいなやつしか付き合えんよ。

2024-07-17

長々としたコメントは書けないか勘違いされた部分はあると思うけど、

突然攻撃的かつ一部意味不明な返しされたんでびっくりした。

(意味不明なところはやっぱり行き違いがあったんだと思うが)

 

全体のコメントに対して一つのコメント比重が重くなるから

やっぱり小規模配信者の配信は気疲れするし、気遣い視聴なんてするもんじゃないな。

どうせ大抵の人は有名になろうとしてるわけでもないんだし、別にコメントなし視聴者数0~極少の時間が長くたって困らないし。

俺のような下手コメ人間そもそもお情け登録自体するべきではないのかもしれない。

無理してみてるチャンネル近いうちに一通り登録外そう。

2024-07-16

anond:20240716110431

ブコメ消したものです。わざわざご返答頂きありがとうございました。(すいません。気づくのが遅くなってしまいました。)

元増田は消しました

気遣いありがとうございます

自身元増田を見た時ドキッとしたので配慮が足りてなかったのだと思います

言われてすぐ消す程度のしょうもないブコメだったので、むしろ元増田でご指摘頂いて良かったのではないかと考えています

ありがとうございました。

2024-07-15

ダメ出しばかりするのもどうかと思うので雑に修正してみました

父親に対する感情ゼロを言う設定に無理があったので、比較自然な形に年齢を修正しました
後ほど、別の増田で設定通りの年齢設定で修正しまanond:20240715002416

  

20年以上会ってない実の父のSNSを見つけた。

わたし小学校へ入ったばかりの頃、他所に女を作って母とわたしを捨てた父だ。

 

母はわたし小学校3年生の頃には再婚をして、兄弟もできた。

今の父(養父)を手放しに「とても良いお父さんだった」とは正直言えない、色んな思いをしたけどそれはまぁ今は割愛

奨学金自分で払ったけど、短大まで行かせてくれたし、不自由なく育ててもらった。

 

から、表面上は実の父に対する感情がないふりをしていた。無を装っていた。

中学生になるまで毎年誕生日にはプレゼント手紙をもらっていたけど、何も感じていないかのように振る舞っていた。

「ふーん。ラッキー」くらいの反応しか見せなかった。

 

実際は、心の奥底では父からの贈り物に喜びや複雑な思いを感じていたけど、それを表に出すことは出来なかった。

母や養父を傷つけたくない、新しい家族の和を乱したくないという思いが強くて、実の父に対する感情を押し殺していた。

養父わたしを実の娘のように思ってくれていることに対しての気持ちゼロじゃなくて、実の父とのつながりを示すようなことは避けていた。

そうすることで、家族の中での自分立場を守ろうとしていたのかもしれない。

  

母は時々、実の父の話をしてくれたけど、私は表面上無関心を装っていた。知らない芸能人の話でも聞いてるような態度を取っていた。

実際は、話を聞くたびに胸が締め付けられるような感覚があったけど、それを悟られないように努めていた。

ただ、母の声の調子や表情から彼女の複雑な気持ちが伝わってきて、それを見るのが辛かった。

母の心の痛みを感じ取りながらも、自分気持ちを抑え込むのに必死だった。

 

わたし結婚した時、母から実の父に、結婚式の招待状を出す?って聞かれたけど

「なんでそんなこと聞くんだろう。出すわけないじゃん」って思った。今のお父さんに悪いじゃん、って。

 

でも、子どもが生まれて、子育てにもすこし慣れてきた今。なぜか、実の父のことが急に気になった。

それで、色々探してSNSをみつけて、ブログがあったから読んでみた。

  

それからブログを読んでいるうちに、長年抑え込んでいた感情が一気に溢れ出した。

父の日常や趣味、考え方を知るにつれ、自分の中にある似た部分に気づき、知らなかった父の人間性に触れた。

そして、突然、今まで味わったことのない喪失感と同時に、やり直せるかもしれないという希望が湧き上がってきた。

自分もびっくりするくらいわんわん泣いた。今まで築けなかった関係、聞けなかった話、共有できなかった時間、全てが一度に押し寄せてきて、涙が止まらなくなった。

 

そして、その感情の中で、すごく父に会ってみたくなった。

今までもらっていたプレゼント手紙のお礼も、やっと素直な気持ちで伝えたくなった。

長年の沈黙を破る勇気が湧いてきて、SNS経由で連絡をしてみた。すると、思いがけずあっさりと繋がることができた。

 

20年以上も会ってない子どもからの突然の連絡なんて気味が悪いかな、とか、拒絶される可能性もなくはないなと思うと怖かったから、

「連絡がきて嬉しい」と言ってもらえて安心してまた泣いた。

 

そして今もやりとりが続いていて、過去の母との思い出の話やこれまでのお互いの話をたくさんLINEで話してる。

これからゆっくり距離を縮めていけたらいきたいなと思う反面、複雑な気持ちもある。

母の心情を考えると、この状況を伝えるべきか、あるいは黙っておくべきなのか、悩んでしまう。

母を傷つけたくないという思いと、実の父との関係を再構築していきたい気持ちの間で揺れている。

 

さらになって、父に会いたくなった理由について自分なりに考えてみた。

子どもが生まれて、自分も親になったことで、家族のことを考える機会が増えたのが大きいのかも。

それに、今の生活が落ち着いてきたってのもあると思う。

自分の中に安定感が出てきたから、過去のことと向き合える余裕ができたんだと思う。

もし父から会うことを拒否されても、今なら立ち直れる気がしたからだ。

 

夫に相談した時、「感動的な再会みたいなのを望んでるなら、傷付くかもしれないよ」って言われたけど、

家族がいてくれるから、どんな結果でも大丈夫って思った。

 

 

学生のころや、結婚前は、意識的に実の父への感情を抑え込んでいたんだと思う。

自分を守るためでもあったし、母や養父への気遣いでもあった。

子どもの頃から、母の気持ちを察して、実の父のことを口にするのを避けていた。

でも、心の中では「お母さん、私にも実の父に会う権利があるんじゃないかな」って思っていた。

ただ、その気持ちを素直に伝える勇気はなかった。

 

実の父との関係を築くことは、新しい家族への裏切りのように感じていたのかもしれない。

今になって振り返ると、その頃の自分気持ちがよく分かる。

でも、当時はそれが精一杯のやり方だった。

母や養父を大切に思う気持ちと、実の父への複雑な思いの間で揺れていたんだと思う。

 

今、自分の子どもが生まれて、新しい家族ができた喜びに満ちている。

この幸せ気持ちが、過去を見つめ直す勇気をくれたのかもしれない。

自分人生幸福と安定感があるからこそ、実の父との関係を考える余裕ができたんだと思う。

手放しで良い父親だったとは言えないけど、これまで育ててくれた養父への感謝気持ちも、より深まった。

  

自分が親になって初めて、両方の両親の気持ちが少し分かるようになった気がする。

特に母の立場が本当に理解できるようになった。浮気離婚して、しか子どもを置いていったという父の行動が、母にどれほどの傷を与えたか

もし自分がそんな目に遭ったら、立ち直るのにどれだけの時間がかかるだろう。想像するだけで胸が痛む。

 

からこそ、実の父と連絡を取り始めたことが、母の気持ちを踏みにじってしまうのではないか不安がある。

また、円満とは言えない養父との関係を崩さないかという不安もある。

でも同時に、20年以上越しに実の父の存在を改めて受け入れ、複雑な感情と向き合えるようになったことは、わたしにとって大切な一歩だとも感じている。

 

まだ迷いはあるけれど、長年封印していた感情の蓋を開けたことで、何か大切なものを取り戻せた気がする。

これから実の父とどんな関係を築いていけるか分からないけれど、少なくとも自分の中で何かが変わり始めた。

子育ての喜びと、過去との和解兆し。この二つが重なって、人生の新しいページを開いた感覚がある。

それは、複雑だけど、希望に満ちた、大切な過程だと思う。

 

これから人生で、私の子どもにも、両方の祖父存在を伝えられたらいいな、そんな穏やかな気持ちでいる。

ただ、それを実現するには、まず母の気持ちを大切にしながら、慎重に進めていく必要があるだろう。

この複雑な感情を、どうやって家族全員に理解してもらえるだろうか。

特に母には、私の気持ちを受け入れてもらえるだろうか。

それでも、今なら冷静に、そして思いやりを持って話し合える気がする。

これから関係づくりは、ゆっくりと、でも誠実に進めていきたいと思う。

2024-07-14

熱中症搬送された

 搬送されたのは高齢の親だ。

日頃の不摂生に加えてクーラーをつけていなかったのが仇になった。

 買い物に行ってくると同居の親に断り、少し離れた場所まで足を伸ばした。離れていたのは2・3時間程度だろう。

帰宅途中に親からLINEがきたので確認をすると、たすけて、てがしびれる、めまいなどとひらがなオンリーの誤字まみれの短文が次々と届いた。

まずい状況なのではないかと慌てて帰ると、親はリビングで倒れていた。そばにはかろうじて飲んだのか経口補水液が半分飲まれて置いてあった。

LINEが送られてきていたし、まだ意識はあると症状の確認をすると、か細い声でLINEと同じ答えが返ってきた。

状況からして熱中症だろうと辺りをつけ、Xで得ていた知識をもとに脇や首などを冷やしつつ、聞かれそうなことを親に尋ねてから119番通報した。

救急隊員には、住所・親の名前・症状・症状が出始めたのはいからなのか聞かれたのでわかる範囲で答えていく。内心パニックだったが、まだ親の意識はあったし来てもらえたらなんとかなると思い、頑張って答えた。

 救急車が来るまでに、保険証お薬手帳を探し出し、もしかしたら入院になるかもとバスタオル下着歯ブラシを袋に詰めた。後は、かかりつけ医と持病などを答えられるようにした。本当ならもっと持っていくものがあるのだろうがパニックで思い出せなかった。とりあえず何か持っていかなければならないと思うことができたのはネットのおかげだ。

 救急車の音が外から聞こえた時は安堵した。親は後で長い時間がかかったように感じたと答えていたが、実際のところは10分ほどで来てくれていた。親の意識があってよかった。意識がなかったら、この10分は地獄だっただろう。

救急隊員が来てからは親に質問されることが多かったため、出番はあまりなかった。横で時たま補足するくらいだったのは本人の病状確認もあるのだろう。

搬送が決定してからは火元の確認や戸締りなどをするように指示された。玄関の施錠も頼まれた後に、親の靴を持ってくるように言われて、気遣いができる人だなと感心した。確かに靴がないと帰れない。

 救急車に乗ってから搬送先が決まらずやきもきした。15分ほどあちこち病院電話をしてやっと決まったので出発すると言われた時はこれまた安堵した。

コロナの予防のため、念のためマスクを親にしていいか確認した後マスクをしたが、しばらくして酸素濃度が下がったのが警告音が鳴り響いた時は心臓が飛び跳ねた。意識があるから大丈夫血圧も測っているし大丈夫、何かあったら救急隊員がなんとかしてくれる、すぐに病院だと自分に言い聞かせた。

 病院までの搬送で本当に困ったのは道が開かないことだ。

快晴の土日だったので出かける人々が多かったのか道が混み、避けようにも避けられなかったのかもしれない。結局アナウンスを行い真ん中を通行した。

交差点突入する時も、どんどん車が曲がってきて救急車が通りにくそうだった。

 今回親は軽度の熱中症意識があったからよかった。でもこれが熱中症でも重度の人や事故にあった人、一分一秒を争う人だったらどうなるかをすごく考えた。

ただの情報しか親がならないことが怖かった。

高齢者1人亡くなったんだねで終わることが怖かった。

 この増田を書こうと思ったのは、熱中症は怖いから気をつけてくれっていうのと救急車が来たらすぐに道を開けて欲しかたからだ。

寄りにくい道もあるだろうが、救急車が見えたり音が聞こえたなら気にかけて欲しい

交差点も曲がる前に止まってくれ。

歩行者も横断をやめよう。

道を開けてくれた車は本当にありがとう

車乗りの義務だけど、ぐんぐん走れるようになった時は嬉しかった。

あとやっぱり救急隊員って運転上手いんだな。揺れますよとか言ってたけど道路舗装関係の揺れとかそのぐらいだしアクセルのかかり方とか上手かった。訓練して事態に備えてくれてるの分かって良かった。金持ちだったら寄付たかった。差し入れダメだし、金ないか手紙書くぐらいしかできない。

 病院搬送された後は、点滴打って少し休んだら帰れたのでもうそんなに書くことがない。

やったことといえば、カルテ必要事項を書いてスマホでもう1人の親に連絡したぐらいだ。

仕事を切り上げて車で迎えに来てくれたのは帰宅の面で助かった。倒れた親は帰りの車で戻したのでタクシーだったらタクシーの人が困ったと思う。看護師が気を利かせて袋をくれていたのもファインプレーだった。

 そんなわけで親はいろんな人のおかげで無事に助かったし、学びを得た。

病院代は9000円ぐらいかかったから親にはケチケチしないでクーラーをつけろ、寝ろ、飲め、食え!ときつく言い聞かせた。

親の言い分としてはクーラーの清掃をしていない状況で埃まみれのクーラーを使うのが嫌だったらしい。そんなわけで清掃業者を手配した。近いうちにくるがそれまでは我慢して埃まみれのクーラーで過ごすように伝えた。

熱中症になりやすい人として挙げられていた

睡眠不足

水不足

食事不足

・部屋の湿度温度が高い

親は全て当てはまった役満だったので当然といえば当然の結果だった。

帰宅途中でよかったし、同居してて親の保険証かかりつけ医を知っていたのもよかった。

 これを読んだ増田達には、熱中症に気をつけることと、救急車の道を開けることを強くお願いしたい。

クーラー代の方が病院代より安いのは分かってもらえたと思う。

救急車の道が開かないのは友人の医療関係者も同乗する時に本当に困るよと言っていたので地域が変わっても困ってるんだなと思った。

本当に頼むぞ!それで助かる命があるかも!

2024-07-12

anond:20240712130912

気遣いはありがたいが、そもそも江戸やらかした罪人と農民が住んでた地域に、経済成長期に東北から大量に人が入ってきただけの土地なので、秩父を除けば文化東北弁を捨てた東北県民ヤクザと一部の選ばれし田舎者しかいない所である

最近東南アジア人も多い

古墳新興宗教のでっけえ建物以外、文化らしい文化などないのである

せっかくイオン映画館を建てても文化的な人間そもそも少ないので常時ガラガラである

文化的な人間は全部南に消えた

2024-07-08

結婚意識した女ってなんであんなに魅力無くなるんだろ

口を開けば年収ダメ出し、男らしさ云々。

年齢社会的地位定職結婚後生活の家事分担。

子育ては大変なんだよ!経済的に支えて!だとか


俺はお前とセックスしたいと思った時、

付き合ったら〇〇に旅行したいとか、楽しく話をいっぱいしてくれる人が好きかなとか、

お前の思う素敵な未来想像させてセックスして付き合ったで。


結婚したら海外屋台巡りしようだとか、

俺の作る料理が好きだとか、洗濯物畳みながら一緒に今日あったことを話す時間を作ろうだとか

子供ができたら一緒にピクニックしたりしようね、体調悪い時は俺の作るお粥食べたいな


とかとか。

おれが今までしてきた気遣いモチベの上げ方、全部無視して君は要求ばかりするんだな。

2024-07-05

俺の中学で起きた、理科室の密室トリックを聞いてほしい

これは俺が中学の時に実際に起こった事件だ。

当時のことを思い出しながら書いたので、良かったら読んでみてほしい。

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俺が中学生だった、ある日のこと。

朝登校すると、校舎の一階にある理科室の前に人だかりができていた。

10数名の野次馬らしき学生と、バケツ雑巾を持った数名の先生たち。

よく見ると、校舎内の廊下の床が濡れている。

野次馬を避けつつ廊下から理科室を覗いてみると、理科室の床も一面水でひどく濡れていた。

水が少し溜まっている箇所さえある。

さらによく見ると、四方の壁が、高さ1メートルくらいの部分まで濡れている。

「何があったんですか?」

俺は先生に聞いてみた。いつも授業を受けている理科先生だ。

「私が朝学校に来たら、理科室の中に水がプールみたいに溜まってたんだ。

扉を開けると一気に水が出てくるから開けるわけにもいかず、バケツで水をかき出して窓から出してたんだよ」

先生は、汗だくになった顔をぬぐいながらそう答えた。

「えっ、なんでそんなことが起きたんですか?」

理科室の中にある蛇口から水が出てたんだよ」

理科室には、実験等で使うため、蛇口と流し台が各テーブルに備え付けてある。

6箇所ある蛇口のうち、1箇所の蛇口から水が出ていたそうだ。

「そうだったんですか。ということは、蛇口が壊れてたんですか?」

「いや、そうではないんだ。水をバケツで汲み出した後、部屋の中に入って蛇口を閉めたんだけど、

ちゃんと水は止まった。何度か開け閉めしたが、壊れた様子はなかったんだ」

「え、じゃあ何が原因なんですか?」

「それなんだよな・・・

先生はため息をついた。

先生によると、蛇口の栓は最大まで開けられて、蛇口から水がすごい勢いで出ていたそうだ。

「じゃあ、誰かが夜に忍び込んで、蛇口を開けたとか?」

「いや、それはない。部屋の入り口の扉の鍵は閉まっていた。窓の鍵も全部閉まっていたんだ」

「え?」

「昨日の鍵閉め担当先生にも聞いたんだが、確かに昨日の夕方理科室の窓が閉まっていることを確認して、

入り口の扉の鍵を閉めたと言っている。」

「ということは、誰かが夜に入ることは?」

「ありえない。蛇口から水が漏れたこともなかったそうだし・・・

先生やれやれと言った調子でため息をついた。

相当参っている様子だ。

「でも私は、これは誰かがイタズラでやったんだと思ってる」

「え、そうなんですか?」

先生は少し確信があるような口調でこう続けた。

理由はいくつかある。一つは入り口の扉の隙間に、雑巾が詰められていたことだ」

雑巾?なんでまた?」

「水が隙間から漏れないようにさ。入り口から水が漏れたら中に水がたまらないだろう?

雑巾は外から詰められていたから、鍵が閉められた後、誰かが詰めたんだろう」

「そんな・・・

「もう一つある。水が出ていた蛇口の流し台。そこの排水溝にも雑巾が詰められていた。

水が流れていかないように、そして水が跳ねて外に出やすいように」

・・・ということは、誰かがやったと?」

「そうとしか思えない。残りの5つの流し台の排水溝は開いていたから、幸いそこから水が流れていき、

それ以上は水がたまらなかったようだが」

かに四方の壁は高さ1メートルくらいしか濡れてない。

「でも、中に入れないのにどうやって蛇口を開けたんですか?」

「分からない。でもきっと方法はあるはずだ。これは意図的に仕組まれものだ」

先生はそう言って床の清掃に戻った。

これ以上話をすることもできず、俺も自分教室に戻った。

教室に戻っても、俺は理科室の事件のことが気になって仕方がない。

授業にも集中できない。

学校が終わり、自宅に帰っても、その事ばかり考えてしまった。

よし、明日になったら先生を捕まえて、その後どうなったか聞いてみよう。

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次の日、俺は廊下歩いてる理科先生を見つけた。

早速呼び止め、昨日の事件について聞いてみた。

先生、昨日のこと、何か分かりましたか?」

「うん。推測でしかないが、きっとこれだろうというのは分かったよ」

「えっそうなんですか!?

「まあ断定はできないんだけどね」

そう言って先生説明をし始めた。

「まず気になったのが、蛇口の水の勢いだ。なぜ最大まで栓が開けられていたのか。

すごい勢いで水が出ていたんで、これは何か意味があると思ったんだ」

意味?」

「そうだ。君は学校水道の仕組みを知ってるかい?」

「いや、知りません」

「大抵の学校水道の水は、一旦貯水タンクに貯められ、そこから学校中の蛇口へ給水されているんだ。

この中学校もその仕組みになっている。

貯水タンクは校舎の外の庭の一角にあり、そしてその貯水タンクを調整するバルブもそこにある。

フェンスで囲まれはいるが、校舎内に比べれば簡単に入れるんだ」

「なるほど。そんな仕組みになってるんですね。

でも、それが理科室の蛇口とどう関係があるんですか?」

理科室には鍵がかかっていて入れない。

そもそも校舎にも鍵がかかっているから入るのはさらに困難だ。

でも貯水タンクバルブは校舎の外にあるから、誰でも操作できるのさ。

それに気づいて、昨日貯水タンクバルブを調べた。

すると、バルブが最大まで開けられてたんだ」

「最大に?」

「そう。管理している係の人に聞いたら、普段中間までしか開けてないそうだ。

最大になんて開けたりしないって」

・・・じゃあ誰かが最大にしたんですか?」

「そうだ。では、なぜ給水のバルブを最大にしたか

それは理科室の蛇口から水を出すためだ」

「?」

夜の学校は全ての蛇口は閉まってるだろう?犯人はそこに目をつけたんだ。

学校すべての蛇口の栓が閉まっているのに、たった一つだけ蛇口が開いていたら?」

・・・?」

犯人は夜に理科室の蛇口を開けたんじゃない。元々蛇口は開いていたんだ。

まり、何か蛇口に詰めて、栓をしてから蛇口を開ける。

すると水は止まったままだ。

しかし、貯水タンクバルブを最大にしたら、それ以外の蛇口は閉まっているのだから理科室の蛇口に一気に水圧がかかる。

すると理科室の蛇口の栓が抜けて、水がドバッと流れてくるってわけさ」

・・・!」

「もしそれなら、きっとその栓が理科室に残っているはずだ。

私はそう思って、理科室に戻って探したよ。

昨日みんなで部屋を片付けてた時に捨てたのかもと思い、

ゴミ箱を漁ってみた。するとこれが出てきた」

先生ポケットからそれを取り出した。

コルクだよ。これが蛇口の栓になっていたんだよ」

「これが・・・

「まあ、これも推測にしかならないけどね。

蛇口にこれが詰められていたかどうかは証明できないから。

でも理科室でこんなコルクたことないからね。誰かが詰めたんだろうな」

俺は先生の華麗なる推理唖然としていた。探偵か?

「ただ、コルクだけでは水の勢いに負けてしまうだろう。

そこで私は、理科室に水が溜まっている時に浮かんでいたものを思い返してみた。

すると、雑巾ビニール紐が浮いていたことを思い出した。

かめるためにゴミ箱を見てみると、やはり雑巾ビニール紐があった。

雑巾ビニール・・・・つまりコルクで栓をし、その上から雑巾かぶせ、ビニール紐でくくったんだじゃないかな。

これなら水圧に耐えられる」

なんという隙のない徹底した推理・・・さすが先生だ。

「でもこの犯人、意外と気遣いがすごいんだよ。

理科室の床に実験器具資料を置いてたんだけどね。それらが全てテーブルの上に置かれていたんだよ。

水はテーブル横の流し台の排水から出ていくから、それ以上は水位は上がらない。

から濡れなくて済んだんだよ。

まり、今回の事件被害を受けた物は一つもないんだ。教室は濡れたけど、乾けば元に戻るし。

まあ、椅子だけは水にプカプカ浮いてたけどね」

「ということは、被害がなかったということですか」

「そうだ。物はもちろん、怪我はいない。

人を傷つけない愉快犯、イタズラといったところかな」

「イタズラ・・・そんなことわざわざする人がいるんですね」

先生と話した後、俺はその理科室で授業を受けた。

いつもと変わらない授業風景

理科先生が前で話している。

しかし、生乾きの椅子に座り、しっとりと湿る床に足を置くと、事件が本物であったことが実感として湧き上がる。

ふと、昨日水が出ていた蛇口を見る。

あの蛇口から水が出てたんだよなぁ。

そんなことを思いながら時間は過ぎていった

✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎

そして結局犯人は捕まらないまま、

20年以上が経ち、今に至る。

犯人は誰だったのか?

俺はこれを書きながら、一つの仮説を思いついた。

それを聞いてほしい。

一体犯人は誰なのか。

動機は何だったのだろうか。

誰も傷つけず、何も壊さず、ただ理科室に水を溜めた犯人

どこかで聞いたトリックをやってみたのだろうか。

もしくは、自分トリックを思いついたから、試してみたかったのだろうか。

きっと後者だろう。犯人は、自分の発想が正しいか試したかったのだ。

頭で考えた理論を立証する。

中学校ごと使う、壮大な実験だったのだ。

そう、実験

なぜ理科室がターゲットだったのか。

水道のある教室なら、例えば家庭科室もある。

なぜ理科室だったのか?

理科である必要があったのではないか

理科室の入り口の扉には、雑巾が詰められていた。

そのためには、鍵担当先生が扉の鍵を閉めた後に理科室に行き、扉に雑巾を詰める必要がある。

それなら、学校外の人間が校舎に入り理科室に行くのは、相当リスクがあるのではないか

まりその人物は、理科室の前にいてもおかしくない人物なんだ。

その人物は一人しかいない。

先生だ。

これは理科先生が行った、

中学校を使った壮大な理科実験」だったのではないか

そもそもなぜ理科先生がそこまで推理ができるのか、不思議ではないか

都合よくコルクや紐が見つかるのも怪しい。

またトリック学校の仕組みに精通していないとできないし、その実験成功たか現場で見たいはずだ。

・・・いや、何考えてるんだ。

そんなはずがない。

先生は親切でとても良い先生だった。

自分が授業で使う理科室を水浸しにしたくないだろうし、当日の慌てっぷりは本物だった。

馬鹿なことを考えるもんじゃない。

こんな罪の押し付けはもうやめよう。

先生申し訳ない。

先生はそんなことをする人じゃない。

犯人は確かに他にいる。

俺がそれを保証する。

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もし今度、同窓会があったら。

そしてもし先生に会えたら。

俺は悪戯心を込めて、こんなことを言ってみるつもりだ。

長年秘めていた隠し事を明かすような顔をしながら。

先生、あの理科室の水道事件、覚えてます?」

「そんなこともあったね。・・・それがどうしたのかい?」

「あの事件犯人は、私です」

2024-07-04

父王が幽閉されると、韋提希は深く王の身の上を気遣い自分の体を洗い清めて、小麦粉に酥蜜を混ぜたものを塗り、胸飾りの1つ1つにブドウの汁を詰めて、密かに王の許に行き、それを食べさせたという。

エッッッ

2024-07-03

目を合わせてみた

スーパーレジ打ちのバイトしてたことがある。

客層はいい方だったから、大体のお客さんは会計が終わった後「ありがとうございます」とか「どうも」とか言ってくれるんだけれども、目を合わせてまでそれを言う人は全然いなかった。

今日スーパーでのバイト時代の夢を見て、それをきっかけにそのことを思い出して、ふと疑問に思った。

そういや、なんで目を合わせないんだろう。

街中で買い物してても、大抵みんなスマホ見ながらお礼言うか、下向きながらお礼言ってるんだよね。

かく言うわたしも、お礼をいってても目を合わせていないことの方が多い。

まあレジにいる店員なんてさ、会計のための装置の一部であって、お礼言ってるだけマシなんだろう、と元レジ店員としては思うけれど、でも、小学校とかでさ、しっかり目を合わせて笑顔挨拶しなさいって習うじゃん。

から目を合わせてみようって思った。

ちょうど今日職場サボり野郎の分のカバー残業したことへの詫び休日をもぎ取った日だったので、スーパーに買い物に行った。

いっつも使っているスーパーは安い割に新鮮で種類も多いチェーンスーパーなので、黄ばんだランニングシャツをきたじいさんからグッチカバンきゅうり入れてエコバックにしているマダムまで、社会階層ボーリング調査して各層から無作為につまんでみました〜みたいな幅広い客層がいるんだけど、今日特に混んでた。勿論レジも。

わたしレジに並んで、会計してる人眺めてても会釈してたりお礼は言っててもやっぱ目を合わせていない。

どれだけ金持ちそうでも、どれだけ貧乏そうでも。

でも彼らにとっちゃそれで十分なほどに礼儀正しい行いで、それに疑問にも思っていないんだなって。

一応、それが悪いとはいってない。

過度な礼儀は卑屈だし、逆に恐怖だし。

でも、お礼言うついでに目を合わせてみるぐらいいいじゃんねえ。

そしてわたしの番が来た。

メンバーズカードお持ちですか」

はい、お願いします」

店員さんはカゴに視線を落としたまま言った。わたし視線店員さんに向けたままメンバーズカード差し出した。店員さんはサッと受け取ってカゴを見つめたままありがとうございます、と返してくれた。

そのまま商品流れるようにわたしマイカゴに受け取られていく。たまごをカゴの底に置いて、潰れやすオクラはあとで積み上げるように避けて。

無数の人の中の一人であるわたしが、バラバラに、法則もなく選んだ組み合わせの商品が、一番最適な形でテトリスみたいに丁寧に詰められていく。

「4623円のお買い上げです」

店員さんが言って、わたしは5000円を差し出した。店員さんはチラとわたしを見てお金を受け取った。

「377円のお返しでございます

カルトンにお釣りを返される。わたしはそれをさっさと財布にしまうと店員さんの方を見た。

ありがとうございます

わたしがそう言ってから店員さんは0.5秒ほど目を伏せたままだった。が、わたし視線に気付いたのかパッと顔をあげてこっちを見た。そして少し驚いたように目を見開いて、小さな会釈を2回して、そして「ぁりがとうございました」と言った。

レジ店員さんが会計装置から人間に戻った瞬間だった。

レジを去りながら、驚かせてしまたかと少し脇汗が出た。別に悪いことしてないのに。

振り返ると、店員さんは次のお客さんの会計を進めていた。やっぱり目を伏せて淡々会計を進めていた。トマトを避けて、キウイを避けて、潰れにくいものから順番にカゴに入れていく。

カゴの中で商品テトリス無限に、黙々と完成させていく。

機械のように精密に。

それを見てて、みんなが目を合わせないのって、邪魔しないためだったのかもな、と思ったりした。

たとえばだけど、陶芸家が集中して作品作ってる時、覗き込んで話しかけたりしたら手元狂うじゃん。

そういう気遣いの形でもあったのかなって。

もしそうなら、悪いことしたかもな。

2024-07-02

anond:20240702211338

他の人のあえて名指しを避ける気遣いを踏みにじる悪癖直した方がいいと思うよ

そのうち友達なくすよ、ワイみたいにな!がはは!

東大」の徳島ラーメンうまいな!

甘辛あじ天一や!(ドロっとはしてない)

味が京都下層民好みの濃い濃いヤツや!

肉がまたスキヤキのタレ多すぎちゃう!?て濃い濃い味やねん!

無料生卵サイドメニューライス絶対にいる!

いやあ、東大わからん京大はじゅうぶん狙えるんとちゃう!?








替玉150円も頼んでしもたわ…

替え玉のほうが量おおくしてあったで!気遣いやねぇ)

https://anond.hatelabo.jp/20240702130916

2024-06-30

打算で結婚するのは女さんだけじゃないんやで

まあ俺のことなんだが、率直な本音を書かせていただく。

 

今俺は30歳だが、学生時代から付き合った彼女結婚した。3年前の出来事だ。

付き合ってから10年くらい経つので、どうしようもないくらい別れたいこともあったが、なんとか耐えた。

 

正直、この選択は正解だったように思う。

そんな風に思う理由をつらつらと書いていく。

 

まず俺のスペックについて。俺は収入貯金学歴はそこそこだが、ルックス、対人能力は人よりも劣る。

特に対人能力は致命的だと思っていて、人と仲良くする方法、とりわけ恋愛まで発展させる方法いまいち理解できない。

こんな俺にも仲良くしてくれる人がいて、そういう人と長く関係を続けることはできるんだけど、「初めまして」からステップがどうにもダメ

から今のマッチングアプリから恋愛は肌に合わない。ついでに言うと社会人サークル女友達を作るのもダメだった。

 

それともう一つ致命的なのが、身内以外の女性性的な目でしか見れないのだ。

性的な仲になれるか」と、「それ以外か」で自分の中で強固なフィルター形成されているように思う。

女友達」という概念理解できない。男同士で遊ぶ方が圧倒的に楽しいし、女性が混じることで発生する気遣いがどうにも昔から煩わしくてしょうがなかった。

女性は気を遣わないと炎上する。キレられる。晒される。

職場でもプライベートでも、SNSでもそう。

最近女性優遇する声が高まっているが、俺を含む弱者男性はみんな、女性が怖いんじゃないかな。

 

結婚してからというもの、とても気が楽なのだ

独身時代は何かレースのようなものを走らされていた気分だ。

マッチングアプリ恋人を作った、同棲した、そういう話を聞いたり話したりするたび心が抉られる気分だった。

 

周りから結婚していると見られるだけで安心感が半端じゃなかった。

たぶん体感じゃなくて、周りの人からの反応も良い。

もしこれを読んでいるあなたも、誰か人間想像してみて、その人が独身か、そうじゃないかでどうイメージが変わるのか想像して欲しい。

 

お前の彼女がかわいそう、と誰かが言うかもしれない。

それは本当にその通りだと思う。申し訳ない。

から俺はお金には苦労させないようにもしてるし、できるだけ彼女希望は叶えるようにしている。

正直やる気が無くても性欲を彼女に向けるよう努力しているし、言葉でも好意は伝えている。

好きだ、どうしても一緒に居て欲しい、そう言って彼女を喜ばせる。

嘘は付いていない。ただ、自分の中にあるごくわずかな気持ちを増幅しているだけだ。

 

そうして手に入れた結婚指輪は俺の苦労と忍耐の証だ。

よくやった、と昔の自分を褒めてあげたい。心からそう思っている。

かに言えるものではないが。

映画を観てきた「関心領域

冒頭、たっぷりと真っ暗な画面、体感では5分くらい。まずここで眠たくなる。

しばらくすると鳥の鳴き声。さらに眠たくなる。

幸せそうな家族の団らん。お父さんは単身赴任ピンチ

退屈なので眠たくなったんだけど、そう仕向ける演出なんだろう。

から何度か素直に寝た。

黒い犬が可愛かった。

サーモグラフィみたいな映像女の子が頑張ってるシーンが良くわからなかった。

彼女気遣い裏目に出てたようにも見える。が、良くわからん

というか、色々わからんかった。

ある家族お話なんだから、難しいことはあるまいと思ってたけど甘かった。

名前家族構成くらいは事前に把握しておかないと会話の意味分からん

誰が使用人で誰が家族なんだ?

そもそもあの家族実在してたのか?

と思い、今確認している。実在してたらしい。お父さん、最期写真Wikipediaガッツり載っとるな。

奥さん役の人、最近みたなーって気がしてたけど、「落下の解剖学」のお母さん役の人だった。

そういえば、あの映画も犬が可愛かったな。

「お隣さんはヒトラー?」の方が面白そうなので、今度観に行こうと思う。

壁の向こうで起きていたことに、俺は無関心である

2024-06-24

anond:20240624150538

特段顔が良いわけでも、細かな気遣い共感能力があるわけでもなく

身体くらいしか提供できるメリットがないのに

身体目当ての

特段顔が良いわけでも、細かな気遣い共感能力があるわけでもなく

金を稼ぐことくらいしか頑張っていないのに

「金目当ての女は嫌だ」という男性結構多い

特段顔が良いわけでも、細かな気遣い共感能力があるわけでもなく

金を稼ぐことくらいしか頑張っていないのに

「金目当ての女は嫌だ」という男性結構多い

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