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はてなキーワード: 裏切り者とは

2017-10-13

艦これアズールレーンをほとんど遊んだことがない人の感想

どちらも3日ほど遊んだ程度での感想なので、何がわかるかって怒られるかもしれないんだけど。

どっちも同じようなゲームに見えます

ジャンルが違うってだけで、擬人化されてるのは同じだし絵は可愛いと思う。

正直、艦これの人があれだこれだと怒る理由が分からない。

中国ゲームから怒るっておかしいと思うんです。そんな事いったら人気オンゲとか向こうのアジアが作ってるゲームあるでしょ。

運営日本からって開発はあちらのアジアさんって、よくある話。

グラフィックだって日本アプリから必ずしも日本人グラフィッカーやってるわけじゃないんです。

そういうの理解してるのかな?と。

それにグラフィックに限らないんですよ、プログラムのものもそうですし、企画だって日本人オンリーで作られてるわけじゃないんです。

艦これ日本人オンリーなんですか?紙面でインタビューされているような人たちは日本人なだけで運営の中に一人も海外の人いませんかね。

極論で言えば、誰か一人でも海外の人が携わっていれば、それは日本だけのゲームじゃないって事です。

艦これユーザーがね、アズールレーンを毛嫌うのを見てると理由が本当に情けないです。

個人的にも中国だったり韓国だったりとあちらのアジアさんたちが、いろんなことで騒いでるのを見ると呆れますけどね、

それって全ての国民がそういう人たちじゃないんですよ。

あちらの方たちも日本好きな人が多くいるでしょ。Pixivなんか見てみるといいですよ、日本が好きで日本絵描きさん大好きですって言ってる人結構ますよ。

TwitterとかSNSでもそう。日本の文化が好きですと言っている方が多いです。

そういう人たちもいる国なのに、中国が作ったゲームから…とかね、そういう理由誹謗中傷するような人をあちこちで見かけます

そのやりとり見てると、どこかの掲示板とかで時々やりあってる東方艦これの醜い争いに似てるんですよね。

東方好きの人が艦これ面白いって言っただけで裏切り者扱いしたりね。ホント醜いですね。

それと同じように艦これやってた人がアズールレーンに手を出したら裏切り者扱いです。

なんですかね、自分たちが正しいことをしていると勘違いしているんでしょうかね?

この人達は、自分が好きなゲームを貶されたら冷静にいられますかね?

アズールレーンが好きな人も居れば、艦これ好きな人もいます。どちらも好きだって人もいるでしょう。

当然、好きなものを貶されたら不愉快になると思うんですよ。

ここ数日色々見てきたのですが、艦これユーザーアズールレーンとそれをプレイしている人を散々中傷しているのを見ましたが

自分たちが同じようなことをされたら、どうなんでしょうね。私だったら不愉快イラときます

幸い、私は艦これアズールレーンも数日遊んだ程度なので愛着もわかないまま終えました。

最初艦これユーザーアズールレーンはうんたらかんたら文句ばっかり言っていたので

そんなに酷いゲームなのかって思いプレイしてみましたけど、別に酷いというか日本艦隊が敵なんだねー程度でした。

別に日本艦隊が敵でも問題ないですよね。

それが問題というのならば、ゲームに限らず日本でつくられた作品で出てくる敵が外国人だったりする物は全て問題の有るものになりますよ。

でも、そんなことないですよね。外人さんがその手の作品を見てヒステリックになってますかね。

なってないですよね。よっぽど奇特な人が居ない限りニュースにも出てきませんね。

要は何がいいたいのかというと。

艦これユーザーアズールレーンユーザーも仲良くしなさいという事です。

好みが違うのは人それぞれ当たり前です。

たまたま好きになったのが海外ゲームで、敵が日本の登場物だっただけって事です。

それを気に入らないって理由だけでグチグチと毛嫌う理由を述べて徹底的に敵視するというのは

昨今のゲームプレイヤーの醜い部分だと思います

敵視・差別攻撃、やってることは海外と変わらないではないですか。

なんでもっと純粋ゲームを楽しもうとしないのか。

コンシューマープラットフォーム戦争みたいでホント醜いです。

他人の遊んでいるゲームケチ付けるという権利はないんです。

ゲーム自体がつまらなかったのであれば、どこかのレビューサイトで公平なレビューを行えば良い。

Twitterなんかで、さも自分が正しいように他人の遊んでいるゲーム中傷するという行為人間性の醜さを露わにしているようなもんだと思います

途中にも書きましたが、ゲームもっと純粋に遊んで純粋に楽しみましょうよ。

いつからゲームのものを貶し合うという世の中になってるんですかね…。

2017-10-11

[]映画「アトミックブロンド

試写会感想

1989年ドイツ舞台にしたスパイもの

事前予習なしでパンフかるくみたくらいだったのに、始まる前に司会があらすじをかなりしゃべってしまってすごくがっかりした

(まあ試写会からしょうがない)

どんな内容かを言わなかったとしても、「どんでん返しがある」って伝えること自体がもうネタバレだっていう共通認識もっと広まってほしい

閑話休題

感想

スパイ映画でだましあいとかアクションかいろいろあって楽しかったけど、

音がちょっとうるさすぎた(試写会から仕方ないけど

BGMが80年だいの音楽とかで、なんとなーくきいたことがあるようなのが多かった

アクションスマートというより泥臭くて、お互いふらふらになりながら殴りあいとかしてて、

007的なスマートスパイものを考えてたかちょっと衝撃だった

女だからどうしてもパワーだと負けるところはあるってのもちょっとリアルだった

あと気になったのは、打撃音がやたらアニメっぽく誇張されてたところ

ふつうになぐったりけったりしてもこんな音しないだろうって音がすんげーした

明らかな演技でもその効果音だったか違和感あった

BGMが激しいからそれに負けないようにってのもあったのかな

ただ2時間中前半1時間は場面切り替わりが激しかったのと何してるかいまいちよくわかんなかったりしたのとで、

内容に入り込めずに退屈に感じてかなり眠くなってしまってうとうとした(週初め初日夜ってのもあったとは思うけど

あと場面場面がなんか洋ゲーみたいだなと思った ゲーム進化ってすごいなあと思った

でも後半1時間はすげーアクションもあったしわかりやすい展開だったから見てて飽きなかった

パンツあり

百合あり

だましあいを全部把握するには2回みたほうがいいか

前半の退屈だと思ってたところでそれらの仕掛けが全部あったっぽいか

以下あらすじみたいなものメモ(一応反転するけどネタバレもあるしはてなキーワードが見えちゃうのは勘弁)

誰かが逃げている

でもフェンスを越えたところで車にひかれる

同じスパイ仲間?に車にひかれてとどめに銃殺される

そんでスパイ名前リストを奪われる

10日後

やけに傷だらけの女(イギリススパイ)が風呂に入ってる

おっぱいみえるかなと思ったら鏡に映ったさきっちょがみえますたさすがR15

からあがって本部の出頭命令に応じて聴取をうける(出頭途中で30秒~1分くらい?画面に10数個の光点だけが表示される状態になって、投影ミスか?と思ったけど演出だったみたい。演出意図不明。あっ、もしかするとスパイ本部場所へのルートを隠すためかも、と今思い至った)

聴取するのは本来関係ないはずのCIAのお偉いさんと、自分上司

これで過去について話す中で映画がススムって感じか、尋問室での回想でゲームがススムペルソナ5みたいだなと思った

時間は戻る

リストを持った人間が殺されたから、リストを渡した人間で、かつリストを全部暗記してる人間スパイグラスが重要になる

そいつを西へ逃がすミッションを女は命令された

現地で男のエージェントと合流しようとするがさっそく偽物にだまされて殺されそうになる

実はその男裏切り者リストを奪おうとしていた

から最初スパイを殺してリストを奪ったスパイ仲間を殺してリストを奪う

スパイグラスと主人公の女もこっそり殺そうとする

でも主人公肉弾戦とかしまくってなんとかスパイグラスと逃げる

でもほっとしたと思ったら車ぶつけられて、乗ってた車ごと海に投げ出されてしま

スパイグラスは車から脱出できず死亡

部屋に戻ったら自分と仲良くしてた別の女スパイ百合相手)も殺されて、裏切り者の男を最終的に主人公は殺す

そこで時間がまた尋問室に戻ってリストわからんっていう

そのあと実は主人公裏切り者で東のやつにリストを渡そうとした

でも東のやつも女を殺そうとしたから東のやつ殺す

そんで最終的に西側CIAと一緒に帰る

実は主人公が3重スパイ裏切り者でしたというオチ最後に勝つのはあたしよ!みたいな

スタッフロールの後には特に何もない

2017-10-05

新卒で優良上場企業に入ったけどブラックだった話。2

内定を蹴り、慰留しました。

異業種出向課長約束通り職場環境改善し、利益もあがり、

私も部署のみんなも幸せ暮らしましたとさ。めでたしめでたし

〜END〜!全米が泣いた

(BGM)エンダァああああ(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎

と言うわけにはいかないのだ、現実

実際は、私が辞めなかったことによってあるひずみが生じた。

前職の会社社長だが、(上から目線になってしまうが)彼は義理人情をとても重んじる人だった。

彼は私に起きた一連の出来事を知り、来年度に配属する予定だった新卒社員の配属を取りやめた。

ここで異業種出向課長パワハラ部長は思うわけだ。

「あれ、話がちがうぞ。辞められたら自分責任になってしまうからひきとめて異動させようと思ってたのに、新しい新人が来なくなってしまった。せっかく上位私立帰国子女男性社員がくるはずだったのに。やっぱこいついらないな。」

そこからななんと、

からさまに部署ぐるみでの

「異動させよう運動」がはじまった。

社長総務部への世間体上、無理やり異動させるのはまずい。なんとか自分から異動届を出してもらおう。←???(正直この発想が未だによくわからない)

ただ彼らは何故だか、本当に何故だか

場を設けて

話をして納得した上で

異動させようとするのではなく、皆で

聞こえるように言葉暴力をふるってメンタルフルボッコにし、負けを認めさせ自ら

異動届を出させようとし始めた。

(長くなるので割愛するがもうめっちゃくちゃに言われた。)

もうここまできたらコントだ。

その時私は思った。

「あ、人生選択ミスった。騙された。

つんだわ。しかも今更異動したところで

場所ない。つんだわ。」

しばらく様子をみて改善余地がないと考えた私は、再び決意した。

辞めよう。もう無理だ、辞めよう。

私の手に負えるところじゃない、

それもできるだけ早く。

私は再び、笑、異業種出向課長を呼び出し、退職交渉をはじめた。

ここまできたら開き直り、度胸もついてきたため言いたいことははっきりと言えた。

今まで受けたパワハラセクハラ退職時に嘘八百並べ立てられたこと、部署雰囲気

将来性、などなど。

また似たような理由でひきとめられ、

今度は

「3年経たないで辞めるのはだめ。今までどれだけの金をつぎこんだと思ってる。無責任だ。新人また入ってこれなくなるだろう??お前の大学のやつもうとらなくなるよ??」

などと一見正しく(でもないが)聞こえることをもう耳にタコじゃなくてたこ焼きができるんじゃないかってぐらい何度も聞かされた。私はひるまなかった。

正直、精神的に限界だったのだ。

しかし、退職届受理されなかった。

正直、今だからいうが最後の方はわざとケンカ腰で話したりわざとミスしたり、

仕事をちゃんとやらなかったりした。

しかし、依然として退職届受理されなかった。

話にならなかったため、異業種出向課長を通り越し本部長、総務部長に話をつけようと場を設けたが言葉を濁されたり、

時間がないといい話を切り上げられたりして終わった。

そこで私がとった行動は、

総務部長に話し、

社長と話をつけることだった。

どうしても私が話すと上から目線のように聞こえてしまうが、いつも社長社員一人ひとりを見てくれている他社でも評判の

凄腕社長だった。

たかだか新入社員一人が辞めようとしているだけでわざわざ翌週の月曜日時間を作り、夕食をご馳走してくれることになった。

ただ、ただなんですよ。

社長の立派さと人の良さがこの場合悪い方向にでちゃうんですね。

私はすでにみんやにフルボッコにされて、

もう辞めたくて辞めたくてたまらないのに、辞めずに済むようにものすごく配慮してくださったんですよ。

まず、

どこでも異動したいところに異動させてあげるよ。

これが僕の理想会社とする会社の本だから、貸してあげるよ。

海外出張1週間いってみない?気分転換に。

いや。正直泣きました。優しすぎて。

(今からかんがえたら洗脳だったなあれとは思うけどね)

ただ、あからさまに特別扱いされている私が面白く思われるわけもなく、

部署の異動させよう運動

辞められるぐらいなら解雇にしてやる!!

運動に発展したのだ。

いや、もう文字通り

近くの席の人が私にわざと聞こえるように

「この会社から解雇が出るのは悲しいことだけど、あいつは裏切り者から。」

「同業に転職されても困るから、出社拒否にして懲戒解雇にして、日本就職できなくしてやろう」と

話すのだ。これ見よがしに。

しつこくひきとめられた理由としてはいくつかあり、ただでさえ離職率の低い部署でこれ以上新人がやめられたら、それこそほしい新入社員がいれられなくなること、今まで育てるのにかかったお金無駄になること、同業に転職されたくないことと色々あるが、嬉しいことに部署の人たちが少なからず私のことを評価してくれていたからでもあったようだ。退職交渉の合間に提案し、チームで仕上げた案件で大額の利益を出したのだ。

(これについては今でもそれ見たことかと思っている。)

ま、何故だか全く評価されなかったけどね!笑 全く!!!

でも実際、使い物になってなかったので

しょうがなかったかなって思います

次に私がとった行動は、知人の人事職につく法律に詳しい人に助けを求めることだった。

そして、最後の手段労働基準監督署相談に行くことだった。

当初私は相談のみのつもりだった。社名は出さず、あくまでも退職交渉に使える法律事項の確認のみのつもりだったが、担当してくれた職員の方の反応をみて決断が変わった。

「え?新卒2年目の子にそんなことするの?

なんで?おじさんが会社

電話してあげるよ、

そしたら一発だよ。」

言葉に甘え、電話してもらった。

すると本当に一発だったのだ。

期間に直すと、退職交渉堂々巡りですすまず2ヶ月ぐらい停滞していたが、

1日で決着した。

無事退職届受理してもらえたのだ。

ただ、これはハッピーエンドでは決してなかった。だって、実質わけわかんない理由会社に振り回されて実質解雇にされてるわけでしょ?

でも、退職願だしたはずなのに解雇通知書出されたとかい理不尽の極みな結末よりかは、自分の意地を通せたのではと思う。

多分、もうすぐ働き出すと思う。

次は、前よりかはホワイト会社であることを祈ります

この文章を書くにあたって、名前役職や若干の流れをかえ、個人会社名を特定されないように配慮しましたが、

前職関係の同部署の方々に

バレバレだったと思います

私のこと自分の保身のためにフルボッコにした人たちは反省してください。

人はあなたの思うように必ずしも動きません。いらないというのなら、さっさと

退職願受理して欲しかったと思います

(てか、とりあえずせめてもう少し人と対話して物事解決しようとすることを学びましょう。)

そして、私のことを心配してくださっていた方は、ありがとうございました。

迷惑おかけしました。

そして最後にこれから就職を控えている人たち、または新卒3年以内の方へ。

どんなに頑張ってホワイト企業を選んでも、ホワイトじゃなかった、

ブラックでした、ってことは

おこりうるかと思います

でもそれはあなたのせいではありません。

限界が来る前に逃げてください。

世の中、話が通じない、他人のことをまっく思いやらない無関心な人間結構多いです。思いやってもらっても、それがうまくいかないことだってあるしね。

皆様の前途が明るいものであることを

願って。

以上

2017-10-02

テロリスト」という職業はない ~近現代テロ組織テロリストを例に挙げて解説

最近ではレッテル張りのようになってたり、アニメ漫画じゃまるでテロリストなんていう職業技能があるかのような勘違いをしている人が多いか大学時代研究論文を要約して書いてみようと思う

まず第一に、テロリストという職業はない、厳密にいえば、テロリスト仕事とした場合、その仕事成功したら、それはもう「テロリスト」とは呼ばれないからだ

例としては毛沢東チェ・ゲバラフィデル・カストロレーニンといった「成功した人たち」がこれに当たる

これを見ればわかるが、レーニンは「政治家」だし、毛沢東は「軍閥(軍事勢力)の指揮官」だし、ゲバラカストロは「ゲリラ部隊指揮官」で、軍事的政治的技術技能テロリズムに活かしただけで、テロリストという職業が成立する「専門技能」というのはないということがわかる。

第二に、世間一般に一昔前想像されたテロリスト像、これが一番テロリストというステロタイプに近い、冷戦時代テロリストたち

例えばPFLPイスラエル軍と正面戦闘で戦えるだけの立派な「軍事勢力」だし、赤い旅団日本赤軍、その他イタリア「鉛の時代」のテロリストたちや、ETAIRA、80年代まではテロリストといえば、PFLP系かIRA系のイメージが強かったが、これらもPFLPソ連から直接訓練や支援を受けて動いたスパイとして育てられたエージェントだし、IRA暫定派やバスク祖国と自由テロ技術ルーツは、第二次世界大戦イギリスが編成した「SOE」のノウハウが元というのだから、彼らは「スパイ」や「破壊工作員」であって「テロリスト」という技術ではなく、スパイや準軍事的技術テロに応用しているだけである。(超有名な「カルロス・ザ・ジャッカル」も、パトリス・ルムンバ名称民族友好大学スパイ破壊工作員として訓練を受けた超万能のコマンドエージェントであって、その技能テロに応用してソ連支援を受けて動いていただけである

※余談だが冷戦時代舞台映画漫画で「ソ連テロリストとしての訓練を受けた~」という元ネタは、このパトリス・ルムンバ名称民族友好大学で行われたパルチザンスパイカリキュラムのことを指す

あとはIRAに至っては、全盛期のその9割近くの日常業務が、違法煙草違法薬物の密売パトロールと称したみかじめ料徴収、地道なイギリス軍への諜報活動裏切り者スパイ摘発捜査・そして裏切り者処刑暗殺と、過激暴力団とやっていることはたいして変わらない、では暴力団IRAテロ組織といわれる違いは何か?

これはもうただたんに「目的」の違いでしかない、IRA自治権議会設置の要求が最終目標で、それが達成すれば一応は武装闘争放棄して市井市民に戻った。

暴力団思想的背景はなく、恒常的に犯罪行為で金を設けてる営利団体から暴力団である、それが政治的目的かそうでないか重要で、やっている技術のものはたいして変わらないのだ。

そして現在吹き荒れるテロも、テロリストたちの大半はイスラム国戦闘員かその訓練を受けて母国に戻ってテロ事件を起こしている形で、youtubeなどでイスラム国の訓練映像を見ればわかるが、どこの軍隊もやっている新兵教育の内容で、その軍事技術テロに応用しているという形である

唯一「バックボーン」の存在しないローンウルフテロリストというのも最近多くなってきているが、アメリカ統計によれば、ローンウルフテロの6~7割が軍に身を置いていた経歴があるので、その技術テロに応用しているにすぎないということがわかる(余談だが残りはスクールシューティングテロリスト等で、彼等のバックボーン競技射撃である、たまに連続狙撃事件や銃撃テロにもこのバックボーンタイプがいる)

繰り返しの結論になるが、結論としては「テロリスト専門の技術ノウハウ存在してそれを準拠テロリストというクラス職業のようなものがある」という認識は誤りで

軍隊式・警察式・競技式といった技術バックボーンとしてそれを応用してテロを起こした者がテロリストと呼ばれているだけ」ということである

少しでも理解を深めることが、テロ根絶の第一歩になると思うので書いた次第である

余談…銃や爆弾を使ったテロの傾向について

ゴルゴ13映画LEON」などのイメージで、テロ戦術として狙撃ポピュラーというイメージがあるかもしれないが、実はこれは大きな間違い

FBI統計では、テロ暗殺事件に分類される銃犯罪の内、57%が「拳銃で至近距離から撃たれる」というのが殆どで、35%が「自動火器小銃による無差別乱射」で、残りにようやく狙撃のロングキルが入るほど、テロ暗殺において狙撃は使われなかったりする。

理由としては、7.62ミリクラスであっても、一発で即死させようと思えば、発射から30m以内のところまででないと、それ以上は急所キレイに当たらないと、重症にはなるが即死する確率はぐんと減るからである(国内の事例を挙げれば昭和の頃に自衛隊で起きた自動小銃乱射事件の時は、至近距離で撃たれた隊員は即死、その後ろの隊員は弾丸が貫通して重症(後に全治)でさらに後ろの隊員の体内に弾丸がめり込み重症(後に全治)というものなどがある)

イスラエルモサドや、イスラム系テロリスト、70年台のIRAが多用したように、車爆弾や時限爆弾ターゲットが近づいたところを爆破するという方法が、唯一「テロとしてのみに特化した手法」といえるであろうか。

追記

狙撃有用ではない」という意見も出たが、厳密にいえば暗殺テロにおけるステロタイプ狙撃というのは、ハッキリ言って非常に困難で準備に手間がかかるから選択されないというだけである

まず狙撃銃というのは、かなり高価な部類に入るうえに、たった1~2発を撃つためだけに、狙撃ポイントを下見して、ターゲットの行動や予定を下調べをして、逃走経路から時間帯まですべて指定、手配した上で、それが本当に予定通りにいくかもわからない中で、狙うというのがそもそも無理筋なので、フィクションの中での話が大半だ、というのがFBIアメリカ軍テロ研究見解といわれている。

テキサスタワー乱射事件チャールズホイットマン(M70に1-6×32スコープ搭載)や、近年起きたDCスナイパー事件(AR-15クローンに、ホロサイト、フォアグリップタクティカルライトを搭載)のように、立て籠もったり、徘徊しながら無差別狙撃をして回るというというものならいざ知らず、こういったステロタイプ狙撃での暗殺事件は、史料上ではケネディ大統領暗殺事件しか存在していない(それもほとんど推測の域を出ていない)からだ。

その上でも、チャールズホイットマンがあれだけの殺傷ができたのは、長距離特性を合わせた30-06弾というライフル弾をしようしていたからであり

アサルトライフル標準的な実包というのは、実は5.56ミリでさえ、弾道特性上150mくらいで重症は負わせられても即死は難しいという結果がある(初速がそれだけ低下するうえに、ヨーイングといって風邪で左右にずれていくからだ)

そもそも暴力を背景とした行為脅迫生業として行うから職業テロリスト存在するというのなら、日本国内の最大のテロ組織山口組ということになるし

ヤクザは全員テロリストということになるかと言われれば全くそうではないという簡単な話である

「くぎを打つのに斧を使う馬鹿はいない」し「馬と鹿が似ているから馬も鹿も一緒というわけがない」ということである

2017-09-26

女の恋と仕事の両立の難しさ~「直虎」考察その2

以前36話までの段階で、クッソ長文の直虎考察を書いた増田です。

さてこの前の38話で直虎の恋愛話は終わり(多分)

37、38話は思ったよりハードな展開ではなかった。というか直虎がちゃんと仕事してたのでハードにならなかったと言うべきか。信玄の死因は笑ったw

龍雲丸も死亡退場じゃなくて良かったけど、ある意味死亡退場より重かった…

そしてまた長文を書いてしまい、発表する場所がないので(ブログとかやってないんで)増田に投下する。

誰かに読んでいただけたら嬉しい。

あくま個人の感想で、38話までのネタバレ全開です。


「直虎」には「女のお仕事ドラマ」という要素も含まれている。

最近ハードな展開で忘れ去られ気味だけど、少なくとも城主になってから気賀ゲットまでの13話~27話は、

(時々「今川に命狙われるけど武力で敵うわけないので知略で何とかする」と言う戦国大河らしい展開も挟んでいたものの)

新米社長奮闘記」といった趣の地味な展開が主体だった。

「親や親戚の急死で実家零細企業知識経験ゼロで継ぐ羽目になった女社長

いざ会社の内情を見てみたら超人材不足だわ借金まみれだわ社員(家臣)には女の癖にと反発されるわ

親会社今川はいちいち邪魔してくるわ、さあどうする!?」的な。

結局は、それを色々努力して解決したのに戦で全部ぶち壊し、と言う戦国大河らしい展開になった(史実です)訳だけど。

んでまあ、女のお仕事ドラマと言ったらよくある要素が「恋と仕事の両立」。

「恋」結婚とか出産とか家庭とかと置き換えてもいいし、「仕事」は夢とかやりたい事とかと置き換えてもいい)

現代物の作品なら最近は「最初から都合よく両立出来るor困難があっても何だかんだで最後は両方手に入れてハッピーエンド」が大多数、

あと「恋は叶わなかった(或いは最初から興味なしだ)けど仕事では実績出したよ!」があるくらいだけれど、

時は戦国史実主人公は一生独身かつ城主としての実績も大した事ないと決まっているこのドラマでそんな都合の良い終わり方は無理だろう。

でも番宣では恋愛はやるらしい、んじゃその辺はどう片付けるのか、と思ってたわけですよ。

んでどうだったか

まず、直虎と深く関わる第一の男・直親について。

幼馴染の許婚であり、幼くして親の今川への謀反のかどで井伊谷から逃げざるを得なかった悲劇美少年であり、

大人になって戻って来たら皆の期待を集める唯一の井伊の男の跡継ぎであり、キラキラの爽やかイケメンであり、

主人公とは家の事情で結ばれず他の女と結婚したものの、内心では永遠に主人公を愛し続ける悲恋要員であり…

というテンプレ少女漫画王子キャラ、の筈だった彼は

「よくよく考えるとこいつ性格悪くね?」と視聴者に思わせる言動

(隠し里の責任さらっと政次に押し付けたり、子供がなかなか出来ずノイローゼ不妊状態な妻・しのを

気遣う事もなくまるで他人事だったり)を取って

ネットサイコパスイケメンとか爽やかクズとか散々に言われつつ(でも直虎は気付かない)

最後史実通り、今川に殺されるという悲劇ヒーローとしての結末を迎え、

直虎に「直親の遺志を継いで自分が女だてらに井伊家を継ぐ!」と言う思い切った行動を取らせる理由となった。

…はずだったが、後に逃亡先で現地の女との間に作っていた隠し子存在

直虎に言っていたクソ甘い口説台詞の数々と同じ事をしのにも言っていた事実が発覚し、

直虎にとっての彼の評価は「死しても永遠恋人たるキラキラ王子様」→「ただのスケコマシ」と大暴落を遂げる。

その直親は、直虎に「今川の命で出家させられ還俗出来ない=結婚出来ないなら、

一旦死んだ事にして今川誤魔化して、こっそり俺と結婚して子供産んでくれ」と言う。

これはつまり、直虎はそれまでの人生とか社会的地位とか将来とか全部失うけどどーでもいいよ、

ただ俺の妻になって子供さえ産んでくれれば、と言う発想だ。

他人人生をそこまで蔑ろにして平気なのも、彼が視聴者の多くにサイコパスと言われた理由の一つでもある。

直虎は散々迷った挙句にそれを断る(そして直親は家の存続の為に宛がわれたしのと結婚する)が、

もし断っていなかったら、直虎は「直親の妻」と言う立場以外全てを失った状態

彼のスケコマシな本性を知る事になっていたわけだ。

現代的に言えば、「僕と結婚して専業主婦になってよ!」と言う男と恋愛脳に浮かれて結婚したら

そいつは妻の人生や色々な苦悩など何も考えないサイコパスな上に浮気性だった、ってな感じの話だ。

何だその時代劇なのに嫌なリアリティは。

次は第二の男・政次。

彼に関しては、以前(https://anond.hatelabo.jp/20170911183646)やたら長文を書いたのでここでは短く済ませるが、

直親と同じく直虎の幼馴染であり、幼い頃は直親しか見てない直虎に横恋慕する三角関係要員であり、

(直親の死後も龍雲丸がそのポジションに入る為、相変わらず三角関係要員である

大人になってからは「直虎や井伊家と対立する裏切り者今川派の家老」を演じつつ、

実際は直虎や井伊家を守る為に行動する事になる(直虎には途中でバレるが、その後も表面的には対立関係を演じつづける)

直虎にとっては幼馴染であり、政次の行動の真意理解してから

城主としての)仕事上は誰よりも信頼している大切なパートナーとなって行ったが恋愛感情はない。

政次の方は直虎に恋愛感情を持っていたが、最終的には「殿をしている殿(直虎)が好き」だから

直虎に自分の妻になる事より「殿」であることを望み、自分はそんな直虎を仕事上で支えつつ

他の、今まで自分プライベートを支えてくれていた女・なつと結婚する道を選ぶ。

現代的に言えば、キャリアウーマンを好きになったが、相手自分の事を恋愛対象として見そうにないし、

自分あくま相手仕事をしている姿が好きなのであって、相手仕事を辞めて自分結婚して平凡な主婦になる事は望まない、

から結婚は他の「家庭的な」女とするが、キャリアウーマン相手とは一緒に仕事を続けていきたいという仕事仲間の男、ってな所か。

そしてその直後に敵の罠にかかって反逆者として処刑される。

そして第三の男・龍雲丸。

武家の子だが幼い時に戦で親や周囲の人間全てを失い、盗賊に拾われて盗賊業で食って来た、

今は似たような境遇の流れ者や孤児を集めた盗賊団の頭、というオリキャラ

直虎は最初こそ彼に直親を重ね合わせていたが、やがてそれとは別に、家に縛られた自分にはない彼の自由さに惹かれていく。

また龍雲丸の方も、直虎が他の武家とは違って底辺アウトローである自分や仲間たちをちゃんと人として扱い信頼しようとする姿に共鳴し、

直虎から持ち掛けられた木材泥棒スキルを生かした木材伐採仕事を請け負う事で

直虎にとっては超人材不足の解消、龍雲丸にとってはカタギの仕事で稼げるというwinwinな関係を築く。

そしてそれをきっかけに龍雲丸は流れの盗賊から足を洗い、仲間とともに井伊谷の近くの商人の街・気賀に定住して

よろず請け負い、という言わば人材派遣会社社長として生きるようになる。

だが、この辺りを支配していた今川が弱体化して徳川(や武田)との戦乱の世となって行く中で、

気賀は徳川軍による民衆多数を巻き添えにした大量虐殺史実上の「堀川城のなで斬り」)の舞台となり、

龍雲丸も自分以外全ての仲間を失う事となる。

ここで瀕死状態で直虎に助けられた龍雲丸は、同じようにやはり徳川今川の戦いに巻き込まれ

城も領土も勿論城主としての地位も、更に政次も失って意気消沈して井伊家の再興を諦めた直虎と

「全てを失って自分だけ残ってしまった者同士」の繋がり、悪く言えば傷の舐め合い的な恋愛関係に発展し、

直虎は龍雲丸と共にただの一農婦として生きようとする。

3年ほど井伊谷で一緒に暮らした二人だが、

井伊谷の民から城主として愛され頼られ、彼らと共に生きようとする直虎と違い、

元々井伊谷には何の思い入れもない上に、農作業は行わず一人で炭を焼くだけの生活

他の農民との繋がりも作れていない龍雲丸は退屈な生活に次第に嫌気が差し

知り合いの商人から来た、大都市・堺に来て一緒に商売しないかという誘いに乗り気になる。

直虎も迷った末に一緒に堺に行こうとするが、領主時代井伊谷を豊かにしようと努力して盛り立てようとした結果が

やっと実を結ぼうとしている中で井伊谷から離れる事など出来ない、

家も城も失っても井伊谷城主である事を捨てる事など出来ない、と言う(恐らく自分では認識し切れていない)本音

理解していた龍雲丸に井伊谷に残るべきだと説得され、堺に行く事を選んだ龍雲丸と別れる事となる。

ってな展開だったのが最新話の38話。

現代的に言うなら、お互い愛し合ってはいるがお互いキャリア志向もあり、同居ではやりたい事が果たせない、

そしてお互い恋愛の為に仕事を諦められるほど恋愛脳でもないし、相手にそうなる事も望まない故に別れを選ぶカップル、という所か。

因みにこの直虎と龍雲丸の結婚生活、どこか男女逆転した夫婦に見えた。

外で働いて村の実質的リーダーとして周りから頼られ活躍する妻と、家で働いている引き籠り気味夫、というのが。

(龍雲丸が食事の用意をしている所で直虎が帰ってきた辺り、家事も龍雲丸がしているっぽい。家にいるから当然か?)

そして龍雲丸は、盗賊団の頭をやったり気賀で商売していた頃よりだいぶ鬱屈した姿で描かれている。

それがまるで「夫の馴染みの土地に嫁入りしたはいいが、夫が楽しそうに生活しているのとは対照的

今までやっていた自分に合う・やりがいある仕事には戻れずつまらない仕事押し付けられ、

地元民とも馴染めず鬱屈している嫁」に見える。男だし、婿入りした訳でもないけど。

それでも愛する配偶者の為に我慢してる、ってのも「嫁」っぽい。

から龍雲丸が最終的に直虎の為に井伊谷に残るという選択を取らない(取りたくない)のも、そりゃそうだよな、と思えるし、

直虎が堺に行けば今度は直虎がそういう生活になるだけだろう、と言う予測もついて

この二人が別れるのは致し方ないという気分にさせられる。

愛さえあれば一緒に幸せに生きていけるわけではないよね、と言う嫌なリアリティがここにもある。

現代日本でも、片や日本片や海外仕事したいとか、相手転勤族だけど仕事辞めてついて行きたくないとかで

別れるカップルというのは多いんじゃなかろうか。

或いはその時に相手に合わせて自分仕事ややりたい事を諦めて、鬱屈した人生歩んでる人も。

まとめると、

・女の人生の事など考えず、これまでの人生捨てて俺と結婚して子供産んでよとか言い出す男は要注意

・女が仕事キャリア)を優先しようとすると結婚できない、男が結婚したい女は「家庭的な女」である

結婚しても夫も妻も両方とも自分がやりたい仕事優先だと結婚生活は続けられない

・妻がやりたい事やって夫がそれに合わせる、という生活は夫の方が鬱屈生活になる

と言う、リアルだけど身もふたもない事になっている。

9か月かけて女主人公仕事、更に三人の男との関わりを書いて結論がこれかよ!という。

勿論これは時代劇であって現代日本とは置かれている前提が違うんだけど、明らかに現代にも通じるように描いてる。

直虎が、キャリア至上主義で男も結婚も要らない!と言うキャラでもなければ

そこまで仕事が出来るキャラでもない(これで城主としての能力は超優秀ってならともかく、実績はそこそこ成果は挙げてるもののそこまでではない)

かと言って仕事なんかどうでもいいだろどうせ出来ないんだしレベル無能でもなければ

恋愛至上主義愛さえあれば仕事なんかどうでもいいの!というキャラでもない、って所もリアルだ。

恋も仕事も両方欲しくても、実際に女が両方手に入れるのはどれだけ大変な事か。

今後も、直虎は結果的に恋は手に入らず仕事もそこそこ

(今後井伊家が再興され徳川家の重臣まで上り詰めるのは、あくまで直虎の子ポジの直政の実績であって直虎の実績じゃないし、

これまでの現実的な描き方から言って「直政が成功したのはぜーんぶ直虎のおかげ」と言う都合良い展開にはならなそう。

というか今更そんな展開になったら萎えるわ)って所で落ち着くであろう事も史実物語っている。

うん、大多数の女の人生ってそんなもんだよね。

井伊谷を豊かにしたってのだけでも、史実からしたら盛ってるんだろうし。

こういう所もスイーツ大河ではなくハバネロ大河と言われる所以なんだろうな、と思いつつ、

そりゃ視聴率上がらんわ、明らかに女性向けに描かれてるのに日曜8時にこんな嫌な現実見たくない女性も多いだろ、とも。

最近流行ドラマって、半沢直樹とかドクターXのような正義主人公俺TUEEEEEでスカッと系か、

逃げ恥のような明るく楽しいラブコメ仕事結婚もゲット!か、だし。

俺はまったく強くなく支配国のご機嫌伺いしながらの地味展開と人死にまくりの鬱展開の繰り返しで、女主人公は恋も手に入らず仕事微妙

うん、流行らない。というか、それでも面白いのが凄い。

どこが面白いんだよと言われそうだけど、面白いんだよ。別に恋愛だけ描いてるわけでもないし(そちらの比重は割と少なめ)

なので見てない人いたら(見てないのにこんな長文読んでる有り難い人がいたらだけど)NHKオンデマンドで見てー。

月額972円で最新2話分以外は全部見放題だからさー。それで他の大河朝ドラNHKスペシャルもその他NHK番組も色々見れるよ!

今後は直虎と直政の(義理の)親子関係が主軸なようだけど、やはりリアリティ溢れる反抗期の息子の子育ての悩み路線になるんだろうか。

2017-09-11

「直虎」の一考察~男女のバディ関係恋愛関係描写について

昨日酔っぱらった勢いで書いた事に意外とブクマがついていたので、

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20170910230205

調子に乗って今日寝不足な頭で直虎考察を書いてみる。

あくま個人の感想です

ドラマを見てない人にも分かるように書いたつもりだけどやっぱり分からんかも。勿論ネタバレ

「おんな城主直虎」の8/20放映分の33話は、「主人公の井伊家の女城主・直虎が、

幼馴染&家老であり、敵の罠にかかって反逆者として処刑される事になった小野但馬守政次を自ら刺し殺す」という

大河歴史に残る衝撃展開、神回と言われ、多くの(女性視聴者に「政次ロス」を引き起こし

大河では至上初の特定登場人物スポットを当てたサントラまで発売されて

売り切れ続出&オリコン一位を叩き出す、という社会現象引き起こした。

これは沢山の記事になったため(ネットだけではなく文春等でも取り上げられていた)

ドラマを見ていなくても知っている人も多いと思う。

でも記事だけではいまいち構図が分かりにくいので、その後のストーリーも交えて「直虎」の、主に男女関係描写考察してみる。

まず大前提として、実は「直虎は政次に対して恋愛感情は持っていない」んだよね。

直虎の恋の相手は、死んだ許婚である直親や、ふとした事で出会って協力関係になる盗賊団の頭・龍雲丸であって、政次ではない。

このドラマはやたら「バッグハグ」というシチュを使いたがるんだけど、

直親や龍雲丸にバッグハグされた直虎がドキド乙女モード全開になるのに対し、

政次の場合は何とも反応しない辺りが物語っている。

その辺を理解せず、「直虎と政次は恋愛関係」という前提で捉えていると、

昨日の36話の「直虎が井伊家再興を諦めて色々後始末をした後に龍雲丸と結婚する」という展開は

「お前恋人殺しておいて速攻で他の男に乗り換えるのかよ!」となる。

でもそうじゃない。直虎が恋愛相手として、男として好きなのは最初から龍雲丸の方であって、政次じゃない。

あくまであれは「何もかも失った女がこれから人生どうしようという所で、ずっと好きだった男に求婚されてそれを受けた」

「それまでずっと他人の為に生きていた女が、初めて自分幸せの為に生きようとした」、って話。

じゃあ直虎の政次に対する感情は何なんだよ、というと、

最初は幼馴染としての絆だったが、最終的には同士愛というべきものになっていたと思う。

井伊を守るという目的の元に一緒に戦う相棒、お互い尊敬し合い何もかも分かり合える相手安心して背中を預けられる相手、というか。

所謂バディとかブロマンスと言われるような関係(の男女版)。

そしてその相手たる政次が、恋愛相手である龍雲丸よりも、直虎の中で上位の存在として描かれている。

龍雲丸を家臣として召し抱えるかどうか、という話(23話)の時に、直虎は「政次の言う事に従う」という。

自分がやりたい事は強引に押し通す傾向にある直虎にしては珍しい行動だ。

直虎にとっては、超絶人手不足故に多少素性が怪しかろうが使える奴は家臣に加えたいモードな井伊にとって

龍雲丸は貴重な役立つ存在であり、勿論好きな男だから傍に置いておきたい本音もあるけれど、

隣国木材泥棒をした盗賊である龍雲丸を井伊の家臣にするという事は、井伊にとっては隣国にバレたら不和をもたらすリスクがある

(実際にバレそうになり、隣国領主近藤を騙して誤魔化している)ため、ここは政次の判断に任せる、という事だ。

まり「好きな男を傍に置きたい個人的欲望」より「政次による政治的現実的判断」を優先している。

(因みに政次は、リスクもあるし本音としては直虎の恋の相手である為気に食わない&直虎が恋愛脳で暴走しかねない不安もあるが

龍雲丸が役に立つ存在であるのは事実なため、家臣にする事を認める。んで龍雲丸の方から断られる)

ついでに、この「龍雲丸を庇う為に近藤を騙した」因縁が、近藤の恨みを招き、

後の近藤の罠によって政次が処刑される、という展開に繋がっている。

33話だけ見ると分かりにくい「何でこのモミアゲ(近藤)は政次をこんなに恨んでんの?」の答えがこれ。

この構図が分かりにくいなら、直虎と龍雲丸の性別をひっくり返せばいい。

片思い相手(女)がいるけど、それより大切な相棒(男)がいる男」という構図の物語は珍しくもない。それと同じこと。

「おんな城主直虎」は、普通は男同士で描かれる事が多いバディ的な関係を敢えて「女主人公で」「相手役は男で」描くと同時に

それとは別に主人公と他の男との恋愛も描くという、それが珍しくも面白いドラマだけども、

やはり「男女の強い結びつき」というと多くの人が「恋愛」としか考えないようで、色々誤解されている所が多いと思う。

因みに政次の方にも、直虎とは別に大切な女がいる。弟の妻であるなつがそうだ。

政次処刑前夜の32話、夫が戦死した後も「実家の奥山家と夫&政次の小野家の架け橋となるため」小野家に留まっていたなつは、

いつしか政次に惹かれるようになっていたが、その気持ちを押し殺したまま

その架け橋としての役割必要となくなったために小野家を出ていくと言い出す。

それに対し、その気持ちに気付いていた政次は「この戦が終わったら一緒にならぬか」という死亡フラグど真ん中台詞をなつに言い、

直後に近藤の罠にかかって処刑されることとなる。

現代価値観で考えれば「死んだ弟の妻と結婚」はドン引きだが、戦国時代別に珍しくない)

これも一部の視聴者からは「直虎を好きなはずだったのに別の女に乗り換えるのかよ!」と叩かれていたけれど、

あれも乗り換えとかそういうんじゃない、と思う。

もっとも政次の場合最初から一貫して政次を「男として」「恋愛相手として」は見ない直虎とは違って

直虎の事を「女として」「恋愛相手として」も好きだったのが伺えるし、

幼馴染の頃はそういう気持ちの方が強かったように思える。

でもいつしかその気持ちより、上記の同士愛的な愛の方が強まっていった。

直虎が城主になりたての頃は、「愛する女を危険晒したくない(何せ先代城主である直親が今川に殺されているわけで、城主の座は危険まりない)」一心

直虎に対して「城主を降りろ」と散々脅したり城主の座を奪い取ろうとしていた政次が、

最後に、直虎が「城主の座を降りて政次に譲ってもいい」と言い出した時には

直虎の城主としての実力を認め、とても自分がそれに成り代われるものではない、もう降りる事など許されないぞ、と言う。

そしてその直後に、政次はなつに上記の死亡フラグ立てプロポーズをする。

なつはそれに対し、「もうすぐ直虎の還俗が出来るようになる(=直虎が結婚出来るようになる)、

ずっと直虎と結婚たかったんだろうに、私でいいのか」と言う。当然の疑問だ。

それに対して政次はこう言う。

「殿をしている殿(直虎)が好きだ。幼い頃より、自由にのびのび振る舞うおとわ様(直虎の幼名)に憧れていた。

その気持ちは恐らく生涯変わる事はない。

でもそれとは全く違う気持ちとして、そなたには傍にいて欲しいと思う」と。

何だか分らんかもしれないが、つまりこういう事だ。

直虎は例え還俗しても、殿=城主を降りない限り結婚はできない。

城主となった直虎は幼い頃と変わらず色々と破天荒な事をして政次をやきもきさせるが、結果的に色々成功させている。

自分結婚する為に城主を辞めさせ、自分の妻として過ごさせるよりも、このまま城主である直虎を一生支えていきたい。

でもそれとは別の話として、なつと結婚して一緒に人生を歩んでいきたい、と。

仕事上の相棒の女と、夫婦として一緒に生きていきたい女は違う、という事だ。

馬鹿正直すぎて、なつにとっては酷な台詞でもある。

しかしなつは、そういう時は直虎の事はもう何とも思ってないと言うべき、と言いつつも

そういう、直虎の事が好きな政次が好きだから仕方ない、と言ってそれを受け入れる。(受け入れた途端に政次は死ぬんだけど)

そして直虎は、「自ら処刑場で槍を奪って政次を刺す」というまたもや破天荒な事をする。

これが結果的に「自分を騙した家老をそれほどまでに憎んでいる元城主」という構図を作り出し、

「政次=裏切り者家老、直虎=騙された被害者であると印象付ける。

政次は「これでこそ自分が好きなおとわ」と思った事だろう。

そんな直虎も、政次の死と共に城主としての輝きを失い、

結局何の策も取れるままに井伊家再興を諦める事となる。

直虎の師である南渓和尚が「政次が死んでしまえば、あれ(直虎)は死んでしまうからな。片翼では鳥は飛べぬ」と言った通り、

政次の死と共に、城主としての「直虎」は死んでしまった。

そして残った「平凡な女・おとわ」は、一農婦となって愛する男との平穏生活を選ぶ。

おんな城主直虎・完…となりそうな展開だが、まだ9月で残り14話あるんだからそうは行かない。

早速武田がやってきて井伊谷戦場になり、おとわと龍雲丸の平穏生活も壊される予定だ。

そしておとわはまた直虎として戦う事を選ぶんだろう。

それがどういう展開で行われるのか、そこに政次(の思い出)は絡むのか、それとも自力で復活するのか。

龍雲丸はどうするのか、いかにも死にそうな展開だが。

かつて直親や政次、それ以外とも沢山死に別れている故に、「自分と関わった者はろくな事にならない、自分は不吉な女子だ」という直虎に対して

同じように身近な人と何度も死に別れて自分だけ生き残る経験をしている龍雲丸は

「死に損なう事は得意だから自分あんたより先には死なない」と言った。

主人公とか絶対死なないであろうキャラが言うならいいが、大河オリキャラが言ったら死亡フラグです正直。

ここで

悲報】直虎さん、また大切な人を失くす(3年ぶり3度目)(というか父とか大祖父様とかも色々含めたら何度目だ)

という展開になったら流石に立ち直るのは厳しい気もするんだが。

この後に瀬名姫(家康正室の。このドラマでは直虎の唯一の女友達という設定)の処刑という史実もあるんだし。

2017-09-02

結婚マゾゲー

から基本マゾゲーマーしか楽しめない。

このマゾゲーにして神ゲーの参加人口を増やすにはどうしたらよいか

楽しい? キャラが最高?

でもそれ油断するとすぐロストするやつですよね???

怖くなった非マゾゲーマー(以下非マゾ)はすぐに攻略サイトを見てしまう。自力で進めることに困難を感じているからだ。

だが攻略サイト別に見てはいけないものではない。見るがいい。大いに。

攻略サイトにはサイトによってまちまちなことが書かれていた。どれやねん!統一してくれ!

プレー前に既に耳年増になってしまった非マゾであった。マゾゲー死すべし。

マゾゲーマーはマジ頭おかしい。あいつらほんまモンのマゾやでぇ。

そんな鬼ゲーなのに「みんなやってるよ」などとほざく奴がいる。ほんとかよ。

ほんとだった。大半は死にかけているが、マゾ予備軍みたいになってる奴も意外といる。一緒に走ろうって言ってたくせに!この裏切り者!この先行者

マゾマゾゲーに参加するにはどうしたらいいのだろう。

ゲーム難易度を変えられないとすると、石とかアイテム優遇してもらうしかない。石ください。

あと神プレーヤーを見るとなんか落ち込むので(ここで自分もかんばろとか思える奴はマゾである)見せないでください。

嘘。そこまで図々しい要求はせぬ。ここは自衛するしかいか…。

マゾには当たり前にできることが非マゾにはとても難しい。ということを知っていただきたい。人のプレーを笑うな。

なんかもうゲームの良さとかは聞き飽きてるというか、知ってるよ!でもハードなんだろ!としか言えないので

「詰まったら手伝いに行くよ」みたいな言葉がありがたいかなあ。我々にはヘルプ必要だ。

あれだね。初心者ですを言い訳にすると嫌がられるってやつだね。サーセンフヒヒ(サーセンフヒヒって久しぶりに使ったよ)。

2017-08-25

https://anond.hatelabo.jp/20170825233253

ソバイスどころか、害でしょ。

起きない世界を前提にして、それ通りに振る舞わなければ、前時代世界観を補強する裏切り者扱いだからな。

警戒してはならない。起きてはならない。実際起きても気の毒だねーというだけで後は知らん。そういう連中。

2017-08-14

詠唱時代魔法少女について

かつて、いろんな作品にあらわれる魔法少女あるいは変身少女の類は、比較的長い時間をかけて変身していた。

特定の掛け声の発生のもと身体が光輝に包まれ、一瞬身体さらけ出す。昔のお宅はここに興奮したのだという。

これは、魔法少女のグッズ販売という商業主義への兼ね合いのもと、20世紀後半から21世紀初頭にかけての常套表現として、当時人口膾炙していた。

こうした風潮を自覚的に打破したのが、オベリスク護国寺という制作会社にいた田町ボラギノール監督である

氏の壮年期の作品魔法少女平塚ハル』では、主人公平塚らいてうが、裏切り者転向者を誅殺する場面がある。

裏切り者アジトで二人きり。コーヒーを飲みながら他愛のない会話。

一瞬にして平塚ハルは変身し、魔法少女がよく持っている戦術ロッド相手にたたきつける。

相手も隠し持っていたグロックハルに向けようとするが、魔法少女の魔術的スピードにはかなわなかった。

共産主義女性解放運動との兼ね合い、共産主義者転向とをからめた悲しい裏切りの誅殺シーンである

魔法少女平塚ハル』の興行的な成功もあって、次第に無詠唱で変身する魔法少女が増えるようになった。

増田諸賢もご存知の通り、2050年代では、場面の切り替わりや、一瞬柱や扉に隠れた間に変身し、急襲する魔法少女が当たり前になっている。

こうした表現の変化にどのような意義があるだろうか。

一つは、詠唱変身時代の不自然時間超過を回避することができる。

21世紀においてもさんざん議論されたことだが、なぜ敵は魔法少女が変身中に攻撃しないのか。

当時の魔法少女モノは、この問いに対する有機的な答えを用意することが、ほとんどできなかった。

田町ボラギノールはこの問題を鮮やかに解決する。すぐ変身しちゃえばよかったのだ。


二つ目は、表現の幅が広がるのだ。

詠唱変身時代から風潮のあった、かわいらしい魔法少女シリアスな展開に巻き込まれる、という物語構造がある。

ここでは、華やかな詠唱変身は、作風に全くそぐわなかった。誰が裏切り、誰が殺されるのか? そんな作風の中で、かわいらしく時間をかけて変身するのは文脈的ではなかった。

から、速攻で変身して速攻で相手攻撃を仕掛けるという無詠唱変身時代魔法少女は、シリアス作風から歓迎された。奇襲を仕掛ける、さまざまな手段アニメ漫画でなされた。

また、魔法少女モノのお約束で、自分魔法少女であることを露見させてはいけない相手がある。

こうした相手に対する、「ばれないようにする表現」も、素早く変身することで色んな可能性を持つことが可能になった。


近年、回顧主義なのか、詠唱変身する魔法少女が再び見られるようになっている。

時代回帰する。だからそうした風潮も肯んぜられよう。

ただし、なぜ詠唱変身から詠唱変身へと至ったのか。どの時期にだれがそうした変化をもたらしたのか。変化した結果、どのような効果をもたらしたのか。

この辺りを整理しないと意義のある詠唱変身魔法少女アニメは生まれないだろう。深い意味での、温故知新が求められている。

2017-08-08

加計学園最初から石破4条件が核心で

自分らで署名した閣議決定無視して認定してたら友達優遇以外の何物でもない

4条件を満たしてるのなら、公平な基準審査した結果、ってことで首相のお友達だろうが関係無い

なんだけど、ネトウヨはもはや、裏切り者反日石破を打ち破った安倍総理カッケーってな感じだね

2017-08-02

完全にDVだった(8/2追記)

元彼は前の職場で知り合った2つ年上のカメラマンで、いつもニコニコしてるんだけどいまいち何考えてるんだかわからない、みたいなエキセントリックサブカルくん的雰囲気の人だった。

私含め美大卒の世間知らずな女とか、箱入り娘みたいな子には局地的によくモテた。

最初から気になっていたのでこちからデートに誘った。

新橋居酒屋焼き鳥を食べながら「前の彼女最後ちょっとメンヘラっぽくなっちゃって」と言われた。

1年付き合って、その間彼女から何度も「もう別れる」と迫られ、じゃあ別れようってなったら翌日に泣きながら縋ってきて、メンタルがズタズタになって半年前に別れたと言う。

誕生日とか記念日は気にしないけど、なんでもない日に花を贈ったりするの好きかも、と照れながら言われて、それにやられてしまった。

すぐに私から好きだと言って付き合った。




付き合うと、1日に4回とか5回電話がかかってきた。何してるの?と聞かれて1人で買い物と言うと、「ちょっと付き合って」と実家で同居してるお母さんの愚痴とかを延々喋る。

そろそろ、と切ろうとすると「寂しいからもうちょっと」。好きだったので、可愛い!と思った。

買い物どのくらいで終わる?と聞くから「1時間くらい」と答えると「えー長い」と冗談ぽく拗ねられた。

じゃあ30分、と言って本当に30分で済ませて電話すると、彼は落ち込んでいた。

躁鬱だというのは付き合う前にちらっと聞いていたのでそんなに戸惑わなかった。

「もうだめかも。何も食べられない」と言うので話を聞いたけど事情がよく分からない。

大丈夫、よく頑張ってる、ちょっとずつ食べてみてと励ました。電話は途中から無言になってやがて急に切れた。

翌日何もなかったようにご機嫌なテンションLINEがきて、そこには「きみに救われてる。大好き」と書かれていた。

私は池袋ジュンク堂双極性障害の本を買いに走って、その日に何冊も読んだ。



悪い癖で、私は待ち合わせによく遅刻した。

○分遅れますごめん、と連絡を入れると、10件とか20件、「おそい」「なにしてんの」「つかれた」とLINEがきた。

完全に私に非があるので、会って謝った。長く待たせてしまった場合は当然カフェお金も出した。

ただ、向こうも向こうでよく遅刻した。待ち合わせ時間に連絡がないので電話したら寝ていたこともある。

彼の体調次第でその日に行ける場所が決まるのと、途中から鬱が悪化してしまって彼は仕事をほぼしていなかったので、

前日に行こうと話していた場所に行けず、当日の朝になって「今日は○○の駅までしか行けない。マック一択」という連絡がきたりするので結構困った。

さすがにデートマックばかり続くのは嫌だから、私がお金を出してできる限りのところには行ったのだけど、途中で彼が黙り込んでしまうことが頻繁にあった。

機嫌が急に悪くなって、何時間も一切口をきいてもらえず、ただ後ろをついて歩くだけの日もあった。

あとから、彼の体調がよさそうなときに「あれは嫌だった」と伝えると、「ごめん。傷つけた」と真摯に謝られた。

そういうときにばかり「大切に思ってる」「愛してる」と言う人だった。



付き合って半年経つころには、携帯ナースコールみたいになっていた。

仕事をしていても、寝ていても、「もうむり」「たすけて」という連絡がきたらLINEを返した。電話にも出た。

私が連絡に気づかないと彼はスタンプを連投してきた。一番多いときLINE1000件きた。

一時期、彼が家でお母さんと喧嘩するたびに物を壊してしまうと言うので、彼の実家まで話をしに行ったこともある。

電子レンジを壊されたとお母さんは言った。お母さんもお母さんで相当参っていた。

彼の病気のことを説明して、物には当たらないことを彼に約束させた。

彼の病状を理解したくてカウンセリングもついていった。

ある病院では確かに双極性障害の傾向が強いと言われ、別の病院では強迫性障害だと言われた。

自分の状況を説明するとき、彼はとても穏やかに、自分いかに辛い思いをしているかを話した。

物に当たるのは一種自傷行為だと言ったお医者さんがいて、彼はそれを聞いて強く納得していた。

一時期は我慢できていた物に当たる癖が、それからまた頻繁に出るようになってしまった。

「お母さんも怖がるし、物を壊すのはやめよう。話はきちんと聞くから」と伝えても、彼は「俺は傷ついてる。これはリスカと同じで自傷なんだ」の一点張りだった。



書ききれないことが山ほどある。

急な仕事が入ってしまってデートの日程を変えてほしいと伝えたら、「裏切り者」「そんなに仕事大事か」「ひどい女だ」と罵倒されたこと。

体調を崩すだけで責められたこと。「浮気ちゃうかもよ」と軽い冗談を言ったら胸ぐらを掴まれたこと。


心労が重なって職場を離れることになったとき、「お前に負担をかけた会社人間を殺してやる」と彼に言われた。

あなた負担なんです、とは言えなかった。彼も病気と闘っているのに、そんな言い方はできない。


別れ話は1度だけしたことがある。でも、彼が心配になって翌日に連絡してしまった。元カノと同じだと思った。

私は彼のことが死ぬほど好きなつもりだったけれど、これはただの共依存なのだとしだいに分かってきた。




ある日ふと、死んだほうが楽なんじゃないかと思った。

いつか彼のことが手に負えなくなる予感はあったから、そうなる前に死ねたら幸せだと思って、夜、歩道橋の上から車を見ているとおまわりさんに声をかけられた。

職質は生まれて初めてだった。死にそうな人はちゃんと分かるんだなと妙に感心して階段下りた。


さすがにまずいと思って友人たちに相談した。

全員「別れろ」「逃げろ」「死ぬな」と言った。

「本当にめちゃくちゃ彼氏が好きだとしてもお願いだから逃げろ」と言う人もいた。

彼と一緒にいられるなら全生活犠牲にしてもいいと思っていたけれど、本当にそれでいいのかと考えるようになった。

友人のひとりが「きみの人生を生きてほしい」と、歌詞みたいなことを本気で言ってくれた。



別れ話をしたあとも、メール手紙は来続けた。けれど、一度冷たくしたらパタリと止んだ。

別れて、彼に対しての愛情が完全になくなってから半年経つ。

SNSで偶然名前を見てしまっても、過去写真が出てきても、もういまは何も感じない。

ただただ、よく生きて仕事行ってたな自分、と思う。

暴力を振るわれたことは一度もない。けど、今日たまたま調べていて確信した。

ドメスティック・バイオレンス(DV)とは | 内閣府男女共同参画局




完全にDVだった。目が覚めた。

あの日に死ななくてよかった。おまわりさん本当にありがとう





※追記

夜中にダーーッと勢いで書いたのでこんなに読まれて驚いている。ありがとうございますブコメトラックバックに関して少しだけ。

・「DV」は拡大解釈では?

モラハラだけどDVではないんじゃないの、って話ですよね。

彼は他にも怒るときに大声を出す、したくないときセックス要求してくる(断ると「失望した」「信頼できない」と罵倒される)、彼に設けられた門限を私がオーバーすると「心配してるのに」「もう死ぬ」と連絡が止まらなくなるなど、こちらの恐怖心を煽ってくることが日常的にあった。

「別れたらこの人はだめになる」という強い思い込みと、どうせ別れられないという諦めも常にあった。

……ので、これはDVというくくりが適切じゃないかと思ったんだけどどうでしょう

他にもこういう経験をしたことのある人、周りにこういう関係カップルがいる人の話ももっと聞きたい。文中で書ききれなくてすみません

・なんでそんなやつを好きだったのか

よくも悪くもアーティスティックな人だった。お世辞を言わないのと、自分に自信があるのがよかった。

いま考えると、彼に振り回される→その都度それを解決する(対症療法しかないが)→彼に「やっぱりきみがいないとだめだ」と言われる という刺激に依存してたんでしょう。

気持ちをガタガタに揺り動かされるのを「強烈に好き」と脳が勘違いしてたんだと思う。

増田も病んでるよね

自己肯定感は確かに低い。自分でも共依存だったと自覚してる。

はいままで付き合った女の子みんな数ヶ月ももたなくて、例外的に1年もった前の元カノは「絶対に怒らない死ぬほど優しい子」だったと話していた。そりゃそうだと思う。彼女がいま似たような男と付き合っていないかだけが心配なので、どうか幸せになっててほしい。

・結局捨てたんだよね/育てればよかったのでは

2年のあい人間関係制限され続けて満足に1人で外出も眠ることもできず(電話かかってくるから)、病院にも仕事探しにも何度も付き合って、それでも罵倒してくる人とまだ付き合おうと思える理由があったら教えてほしい。

・その後元気か

元気です。1人でのびのびと買い物したり仕事できるってすごいなと毎日感動してる。

心配してくれた人ありがとう、もしも周りにこういう人間がいたら目をかけてあげてください。死ぬほど好きと思い込んでるうちはなかなか言うこと聞かないと思うけど、どうかお願いします。

2017-07-16

https://anond.hatelabo.jp/20170715010504

成果が出せないわ、それでいて嘘やごまかしが多かったが、代わりがいない状態だったけど、東京都議員選挙で「代わりが見つかった」からでしょうね。

自民大敗小池激勝です。

あと、代わりが見つかったか消極的支持が不支持に変わり、全体がどちらかといえば不支持に回ったから、日和見不支持に変わった。という形だと思いますね。

ただし、新自由主義は金の糞詰りを起こし、不景気にするので、新自由主義をこのまま続けていけば不景気が続き、小池も数年後の選挙の「代わり」にやられるでしょう。

小池竹中をブレーンにしていたりと新自由主義臭がするのがなんともいえません。まあ、これからという形だと思います

きちんと金を回す税制に移して行って欲しいです。

タクティクスオウガというゲームのザエボスくんのこのセリフがぴったしです。

騎士ザエボス

「いずれ民衆は、安倍を見限り、

 小池を支持するようになるだろう。

 安倍より『汚れていない』からな。

しかし、それもつかの間だ。

 どうせ、小池もそのうちに

 『汚れる』さ。くっくっくっ。

騎士ザエボス

「この城の…裏切り者どもは…

 救世主を求めている…

「やつらだけじゃない…

 この島のやつらは皆、そうだ…

 民衆とはそうしたもんだ…

小池は…救世主になれるのか……?

 救世主ヅラした偽善者に……

 ふふ…、なれるんだろうな……

2017-07-11

若者の夢を食い物にしている赤いロゴ上場企業

はじめに言っておくと、私は今別会社でちゃんとゲームを作っている人間である

あのゲーム会社はほんとさっさと潰れてほしい

調子のいい言葉ならべて世間を騙し、取引先を騙し、従業員を騙し、至福を肥やしている役員たちが本当に嫌い

ゲームなんて1つも作った事さえないのに、時々ネットメディア知ったかぶり知識を語っているのを見ると嫌気がする

上場するに際にどうしても上場たかたからか、どうあがいても実現不可能案件を何件も取ってきた


・稼働人数を倍以上水増しした上、納期を通常の3分の1で取ってきた案件

最初から納期を守るつもりはなく、上場するまで誤魔化せばいいということが前提の予算業界一般的金額の5分の1で納期は4分の1で取ってきた案件

社会通念上、上場企業では表に出せない受注案件

などなど、上げたらキリがない

「うちの財産は人。働くみんなが最高だと思える環境を目指している」

とか口ではいうが、実際は残業代は一切払わない。残業のしすぎで新婚なのに鬱で倒れる社員が出てもなんの対策も取らない

タイムカードとかの概念もないので勤怠は自己申告

もちろん、定時出社定時退社の超ホワイト状態(記録上)

人事に「これ労基が来たら何ていうんですか?」と聞いた社員がいたが、帰ってきた言葉は「社員が好きで残ってるから

主な元凶CFOなのだが、退職する社員送別会でその社員と仲が良かった社員を捕まえて

「お前はあの裏切り者の味方か?」

とか言っちゃうパワハラ常習犯

かといって社長無罪かといえば全然そんなことはなく、むしろCFOにすべての責任押し付けている分質が悪い

社長は「昼行灯」という言葉がとても似合う人間で、自社コンテンツことは本当に興味がない

仕事自体、他の役員部長陣の誰かの伝手で取ってきているので営業的なことは一切していない

普段社長室に閉じこもり何をしているかからず、たまにふらっとオフィスに来たと思ったら、新規タイトルの開発機を見て

「あ、新規タイトル名決まったんだ」

とか普通に発言してしま人間。ちなみにタイトル名は何ヶ月も前に決まっていたし報告自体なんどもしていた、どれだけ興味なかったんだ

そのくせ、新卒採用社員数の3分の1近く採用するから社内にいる人間のかなりの数は満足に教育もされなかった素人に毛が生えた程度人間が大半

純粋面白いゲームが作りたかった学生を食い物にして、やっていることは取ってくる案件の頭数を揃えてあとは現場に丸投げだ。本当に希望を持って入社してきた子たちが不憫でならない

そんな状態日常化してしまっているか退職が絶えないのだが、今年の社内アンケート会社への満足度がびっくりするくらい低かったのを見て落ち込んでいたと聞いて呆れ返ってしまった

今回、この日記を書こうと思ったのは元同僚から社内アンケートの1件を聞いてどうしてもどこかに吐き出したかたか

殴り書きで文体とかおかしいところもあると思うけど勘弁してほしい

2017-07-07

https://anond.hatelabo.jp/20170707212522

ある程度の金やスペックがあれば難しくないというのはわかるし実際にセックスもできたけど

そういう生き方って目先のことしか考えてないバカしか思えないか価値を感じないしレールから降りた

でもこういう裏切り者意見を書くと彼らは童貞必死に話を盛ってるだけとか言って叩き始めるんですから

自分価値観が揺さぶられるのがどんだけ怖いんだよ雑魚はどっちだよって思います

2017-07-01

まり裏切り者を持ち上げない方がいい

自民割って出ただけでアホみたいに支持が集まるなら、いったい何のために歴史ある野党があるんだよ

そしたら野党なんか無視してとりあえず自民党に入って、適当タイミングを伺うに決まってんだろ

前川も森友のアレもそうだ

身辺がキナ臭かろうがなんだろうが、体制を裏切ればマスコミさんが持ち上げてくれるんだったら、

とりあえず権力の側にすり寄っておくのが最適解になっちゃうだろうが

https://anond.hatelabo.jp/20170701151855

https://mobile.twitter.com/Ling_tosite_STi

動画ないやん

もし公道だとしたら裁定でも時速130kmオーバーから一発免停裁判所行って数10万円払うコースになる

増田の中にこの女装おじさんに情報を漏らした裏切り者がいるとしか思えない

2017-06-22

なんで他人を無理やり悪役にしたがるの?

アイドル結婚発表したやつ。

それに対するTwitterとかの反応みて、思ったんだけど。

なんで他人を悪役にしたがるの?

いや、たしか恋愛禁止グループ恋愛しちゃってた。規則違反

これはわかる。

から須藤凜々花はみんなを騙してた。裏切り者悪女

これがわかんない。

冷静に考えてみてよ。

AKBに入ったときは、そりゃいけると思うじゃん恋愛禁止

みんなの前で好きなダンスと歌を披露できて、有名になれてテレビにも出れたりする。

こんなん恋愛なんてしなくてもいけるっしょって思うじゃん。

でも、好きな人ができてしまった。

まだまだ卒業したくない。

そして、苦肉の策で隠れながら会いに行ってたら、週刊誌に撮られたと。

まあこんなもんなんじゃない?

これ、みんなを騙してた裏切者の悪女なの?

いや、もしかしたら、

オタクちょろいわー。彼氏ラブラブなの知らずに、こんな金使ってくれて。ほんと笑っちゃうわー)

ていう普通に悪女可能性もあるよ。

でもさ、その可能性はすごく低いと思う。

自分に置き換えて考えてみてよ。

本当に入れ替わった気持ちで。

自分が、こんな漫画とかドラマの悪役みたいなこと考える?

絶対考えないでしょ?

でも、なんで他人だったら

きっとそう考えてるだろうと思っちゃうの?

2017-06-11

文部科学省再調査ってさあ

裏切り者の大量処分がはじまるんじゃね?

文部科学省派閥争いで

前川事務次官派の派閥が一掃されて終わりか

闇だな

2017-06-08

中核派活動家大坂正明が殺人容疑で捕まったが、逃亡生活には沢山の活動家が関わっているようだな

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170608-00000003-mai-soci

これから犯人蔵匿罪で芋づるで逮捕される

中核派の中では誰が密告したか総括が進んでいるのか?

総括できないくら裏切り者が多くてガタガタかもな

中核派暗号は全部警察が把握済みのようだ。誰かが組織秘密を漏らしたんだろう

https://mainichi.jp/articles/20170608/k00/00e/040/309000c?inb=ys

また死屍累々

2017-06-01

【再掲】■アマゾンの「バックオーダー発注廃止は、正味戦争の宣戦

元増田です。なぜか消えてしまってオダミツオさんとかに心配していただいているみたいなんで再掲します。

まあ、私が元増田かどうかも、どうでもいいじゃないですか。「CC BY 4.0」宣言しているんだし。

5/20の再掲が字数オーバーだったのかもしれませんし、捨てアドアカウントとられたのを、はてなさんが怒っているのかも。

とりあえずキャッシュからテキストを復元します。

結論

 アマゾンの「バックオーダー発注」廃止は、流通改善名目を借りた正味戦争の宣戦布告である。この戦争に敗北し、多くの出版社個別直接取引(e託)に応じてアマゾンのみに特恵条件を与えることは、破壊的な状況をもたらす。

 また、直接取引をしたところで流通改善するという保証はない。アマゾン依存度が上がるほどに、苛烈な「ご提案」に逆らえない状態となる。

 在庫ステータス管理の問題は、業界が抱えつづける課題ではあるが、このアマゾンの施策とはほぼ関係ない。

 長くなってしまったので、結論を先に書いた。これに納得できた人は、この先は読まなくてもいい。そうでない人、「僕と契約してe託出版社になってよ」と囁く声に揺れている人に向けてこれを書く。

 その提案書には、いくつもの重要な点が省かれているからだ。

取引正味の現状

 現在、出版業界の正味標準は以下のようになっている。

 出版社から取次への引渡 69%(-2~+10数%)

 取次から書店への引渡  77%(-5~+数%)

 一般に、老舗ほどよい条件を持っている。(大手がすごくいいというわけでもなく、特に正味が高いのは法学・医学などの高額専門書出版社である

 正味以外にも新興出版社は上記条件のほかに歩戻し(新刊委託手数料)を支払い、新刊の代金支払いは納入の7か月後、さらに3か月から1年の支払い保留を課されるケースもある。

 一方で、老舗出版社は新刊でも搬入翌月に代金の半額の内払いを受けるなど有利な取引条件を有している。

 かつては出版社ごとの正味の違いは書店への卸正味に反映されていたが、取次間の書店獲得競争の結果「一本正味」が増えている。その結果、老舗出版社の高額商品を卸すと取次が赤字になるという「逆ザヤ」も生じている。

 大手出版社が取次の株式を保有しているという背景もあり、こうした取引条件が改定されることはめったにない。

 アマゾン直接取引(e託)は、これを年会費9000円、正味60%の直接取引に一本化しようという提案である

https://www.amazon.co.jp/gp/seller-account/mm-product-page.html?topic=201463220

 ある意味で平等に見えるが、背面では個別に違った取引条件が出版社に持ちかけられている。漏れ聞いたところでは66%の提示までは確認したし、中堅以上からはそれ以上の条件で取引しているという示唆も受けた。

 しかし公式以外の取引条件はあくまで特約であり、アマゾンの提示する「条件」が守られなかったと判断された場合は一方的に破棄される。また、契約書をよく読んだ人は、その条件が数年間の時限であることに気づいたはずだ。

 アマゾンはこれまで(おそらく)73%くらいで仕入れていた本を、60%で仕入れるようにしたい。まずのところ、「取次に在庫を置いてもらえていない本」から。いきなり60%と言っても受け入れてもらえないから、短期的には優遇条件や集荷などのエサを出す。

 これが今回の提案の一番の眼目である

なぜこのタイミングで言ってきたのか

 アマゾンアフィリエイトにしてもマーケットプレイスにしても、市場占有率が上がるにつれ、取引条件を何度も改定してきた。取次からの卸を「73%」と推察したのも、天秤をかけられている取次がギリギリ呑めるラインを推察しての話だ。日本上陸時の大阪屋との取引正味が75%で、そこからコンマ5%刻みで4回、計2%下げただろうというのが筆者の読みである。取次のアマゾンに対する態度が「あんな条件では積極的には欲しくない」に年々変わってきたというのが傍証となっている。

 それにしても今回の「バックオーダー発注廃止」は急で乱暴な施策に見える。通告メールの文面にも焦りが垣間見え、「3月期の利益が取次対応の遅れによる売り逃しで毀損された」からだと主張している。

 3月は新刊が多く、セット搬入等も含めラインは輻輳する。アマゾン日販の蜜月が終わり、日販が「こんな粗利のところに便宜を図っていられない」と気づいたのもあるかもしれないが、今日に始まったことではない。

 より説得的な答えは、「配送料の値上げにより利益が圧迫されるので、別途利益を上げる見込みを立てて早急に本社に報告しないと、日本法人評価が下がるから」だろう。

 アマゾンは、租税回避や配送・資材・仕分の業者を徹底して継続的に買い叩くことに不断の努力を払い、設備投資の源泉を得てきた。そうした抜け道は徐々に塞がれてきたが、その間に無視できないシェアを得た。その買い叩きの対象が、いよいよ本格的に出版社にまわってきたということだ。

アマゾンで品切が頻発する理由

 さて、「話題になった本がアマゾンに行ったら品切になっていた」が、なぜ頻発するかの考察に移る。

 アマゾンの発注の仕組みは以下の記事に詳しい。

アマゾンのバックオーダー発注の件について小零細出版社が考えるべきこと

 このバックオーダーの発生してからのこれまでの流れについては、以下の5年前の記事が(ちょっと出版社が鈍すぎだが)おおむね正しい。そして、この流れは一般書店も変わらない。

amazonの本の補充はなぜ遅いのか

 精力的な書店は、発注を出版社に直接行ない入庫処理も迅速なので、出版社に在庫があるもののバックオーダー後の入荷はアマゾンより4営業日以上早い。

 このバックオーダー発注を7月1日から「取次を介してやらない。e託しない出版社の取次に在庫のない商品は扱いを中止する」というのが今回の通告である

 そして、高島氏の言うように在庫状態を開示して搬入を早くしても、問題は解決されない。

 ベンダーセントラル(VC)でチェックするとわかるのだが、アマゾンの発注は間歇的になされる。たとえば、週に10冊需要のある本は、2か月に1度、100冊の注文が来る。

 その冊数の在庫を日販が準備していなければ、大阪屋栗田の在庫を見に行って、それでなければ翌日繰り返す。そんなことをされたところで、それに対応して発注される可能性のある品目を網羅的に取次が在庫することは不可能である日販にしてみれば、その照会は大阪屋栗田で充足されたかもしれず、明日発注されるかもわからないのに、その数を即仕入れろというのも無理な話だ。

 なぜコンスタントに補充をやらないのかという疑問が起こるだろう。在庫が少ないタイミングで受注の波が来たら、アマゾンにしても機会損失になるからだ。

 しかし、実際にこの十数年、定番書であっても同じアイテムの「バックオーダー発注」の短冊が数週間に一度、同じ日に何枚も「市川13,6,4、小田原9,5,2、堺20,7、鳥栖6,5,2」というようにまわってきて、その前後でアマゾンで品切になり、回復まで10日間というような事態が繰り返されてきた。

 ベンダーセントラルを見ると、受注は多少の波はあれどコンスタントであり、アマゾン自身の「需要予測」もおおむね頷ける値になっている。しかし、発注だけがすさまじく間歇的なのだ

 最初倉庫の入荷オペレーションのためかと考えていた。しかし、倉庫が各地に増えた現在では、各倉庫の発注時期をずらせば、品切を回避できるはず。アマゾンの優秀な人たちがそれに気づかないはずはないが、折に触れてその点は提案してきた。

「発注時期を倉庫毎にずらせませんか」「バックオーダーの発注を版元に直接送りませんか」

 しかし、そのたびに返ってくる返事は「当社独自の計算にもとづき、在庫量・発注時期は最適なかたちでおこなわれています」「流通にご不満がある場合は、e託契約をご検討ください」だった。

 いま筆者が持っている仮説は2つ。

倉庫ごとに時期をずらすと、北海道の発注が佐賀に飛ぶような高コスト事例が頻発しかねないので、各倉庫の在庫を平準化したい」

「在庫についてつねに不安定にすることで、出版社と取次に対して取引カードにしている」

 それが穿ちすぎであるにしても、アマゾンの在庫が過小であり、それを解消する意思がないのはあきらかだ。

過少な在庫量と倉庫の人手、発注遅延、そして入荷時期への過大な要求

アマゾンの在庫が過小だ」と指摘すると、返ってくるのは「市川小田原川崎に、あんなに巨大な倉庫を持っているのに、あれ以上投資しろというのは無理」という反応だ。

 しかし、あの倉庫流通のためのスペースが大きく、書籍以外のものも大量に扱っている。書籍の在庫量が売上に対してひどく少ないのは、厳然たる事実である

 業界紙新文化』 の2017年1月12日号に成毛眞氏がアマゾンキャッシュフローについて述べている(以下リンク小田光雄氏の要約)。

http://d.hatena.ne.jp/OdaMitsuo/20170201/1485874803]

 それによれば、顧客から代金を回収し、納入業者たちに支払う期間のキャッシュコンバージョンサイクルはマイナス18・86日だという。仕入は月締め翌月払いの平均45日サイクルとみて、顧客回収サイクルはどんなに短くみても10日あるだろうから、平均在庫期間は17日、年間在庫回転数21強ということになる。この値は、筆者が複数出版社から確認しているVC上の在庫/売上比とも整合する。

 これは、書店としては驚異的な値で、駅売り雑誌スタンドかと見紛うばかり。ちょっと話題になるだけで「品切御免」となるのも、致し方ないことだ。

 話題の週刊文春が売り切れだからとスタンドを責める人は、まあどうかしている。アマゾンは、そういう在庫量でやっていくことを選択しているということだ。

 そして、取次から入荷後に出荷可能になるまでの期日も遅い。通常の書店でも、入荷後に配架担当者がいなくて1~2日寝る場合はあるが、アマゾンは入荷から出荷まで3日寝るのがデフォルトである。これは、現場の人員と設備を慢性的に不足させて、100%以上の稼働率を維持しているからだろう。そのため、繁忙期や天候不良時には業務さらに停滞する。

 アマゾンの発注判断は遅い。判断に人間を介さないため、需要が急激に伸びた場合にもその要因がパブリシティなのか、ネットのバズりなのか、その需要はいつまで続くのかという読みを外部情報に求めることをしていない。したがって、自サイトでの顧客の行動を見て、「売り逃し」が続いてから発注を増やすという行動になる。

 この入荷遅れと発注遅延という行動様式は、e託を導入しても基本的に解決しない。

「いま寄越せすぐ寄越せ、寄越さないならペナルティだ」とクレームする先が、取次から出版社になるだけである

 在庫ステータス22(重版中)のものも、アマゾンは同様の行動様式で発注する。即出荷できないものは発注せず、11になったら最前列に割り込ませろと言う。割り込ませなかったら、特恵条件は破棄される。

新刊については改善しつつある

 問題がここ1年で飛躍的に改善したのが新刊である。新刊については、情報が出てから発売までに時間があるので、アマゾンの遅い発注判断でも、じゅうぶんな量の入手が可能になる。そのうえ、アマゾンも「新刊の追っかけ発注は入手しにくい」ということを学習したのか、発注量も多くなった。

 新刊委託配本をしない出版社でも、取次とコミュニケーションを密にとれば発売即品切れを回避しやすくなった。

 とはいえ、発注タイミングはやはり遅い。「発売前重版」になるような本がアマゾンで入手できず、一般書店には平積みになるようなことは多い。それは、書店としてのアマゾンの能力が低いということの証左だ。発売4週間前に発注しても入手できない個人書店の事情とは問題のレベルが違う。

現在のアマゾン情報弱者相手の草刈場

 一方で、アマゾンの利用はどんどん広がっているし、検索順位は高い。話題書をスマホで検索して即注文しようとすると、アマゾントップに出てきて「2~3週間後出荷」となっている。そういうときに出てくるのが転売業者だ。

 マーケットプレイスで3倍程度の価格をつけ、「希少品につきプレミアム価格です」と説明している。そして、その業者のページを見ると、数十万点の出品物がある。もちろん商品仕入れているわけではない。受注があってから、honto紀伊國屋ヨドバシに発注し、届いたもの転送するのだ。

 商品登録から値付けまですべてbotを活用した、「他の書店を探すのが面倒な人」から無知税を搾り取るためのビジネスモデルである

 転売業者も栄枯盛衰が激しいが、いまは「ブックマーケティング」や「メディアフロント」が勢いがあるようだ。関心ある人は探してみてほしい。

 彼らの最大利益を追求する商魂や、ネガティブコメントを即流しにかかる熱意など、学ぶところは多い。

 トップ企業であるということは、いちばん情報に疎い人がやってくる場だということでもある。だからアマゾン偏愛する利用者は他の書店利用者より平均的に無知で、流行に流されやすく、堪え性がない。したがって配送関係でトラブルを起こすことも多い。発送に時間がかかれば、カジュアルキャンセルしてくる。この層を相手にするのはコストがかかる。だから、アマゾンはそのコスト負担を要求しているのである

 そういう人へ売り伸ばすのは商売の勘所でもある。

 だから、アマゾン提案に乗るという判断もありうるだろう。

どこまでやればいいのか

 アマゾンの要求は単純だ。「扱ってほしければ情報を出せ。情報を出したらカネを出せ。カネを出したらもっと出せ」ということだ。

 出版社ディスカバー21の干場社長の証言がある。2014年10月のものだ。

>https://newspicks.com/news/654047>

「これまでは大型パブや広告がある場合、前持って出版社の方で手動で在庫を増やすように指示できたのですが、10月1日より、今後、全てそれまでの平均売り上げによる自動補充にするという通知が10月を過ぎてからただ1通ポーンと送られてきました。

それが嫌なら、去年からアマゾン出版社に持ちかけているパートナー契約を結べと。つまり年間600万円以上の契約料を払えと。

それはアマゾンによる一方的評価基準により価格が決まるもので、売り上げに準じたものではない。今回の処置は、パートナー契約を結ばない出版社への締め付けとも受け取れます。」

<<

 この書きぶりからすると、ディスカバー21はおそらくe託を利用しているのだろう。というか、取次を利用せず書店直接取引するのが、柳原書店破綻以降の同社のスタンスである。「在庫を増やすように指示」などが出来たところからすると、導入当初はあるていど優遇されていたようだ。

 しかし、依存度が高くなったとみると掌を返す。大変合理的な行動だ。e託の正味60%もいつまでも固定されるとも限らない。

 こうした「パートナー契約」によってサイト内の表示順序も左右されているのが現在の状況だ。

都合が悪くなったら出口があるのか?

「e託で条件が切り下げられたら、取次取引に戻せばいい」。そういう意見もあるだろう。

「みんながそうやったあと、取次は数年後も残っているのか」という問題はまず措く。

 それにしても、アマゾン裏切り者を許さない。海外での事例は、反目した出版社商品に対して注文ボタンの撤去や検索結果への非表示など、アマゾンが自社サイトの優位性を最大限に活用した実力行使を辞さず、読者の利益を損ねることをものともしないことを我々に教えてくれる。

「e託やってたんだけどさ、不利になってきたからやめたよ。e託しなくてもそんなに不都合ないよ」などと公言する出版社の存在が、アマゾン戦略にとってどれだけ目障りかを考えてみよう。個別取引の合理性などかなぐり捨てて「アマゾンから離れた出版社は倒産した」という事例をつくりにくることは覚悟しなければならない。

 複数出版社でこの問題を訴えようにも「e託契約」も「パートナー契約」も、すべて明細は秘密保持契約(NDA)の向こう側にあり、その訴訟リスク情報共有と連帯を阻む。今回、筆者が匿名で書かざるを得ないのもそのためだ。

 現在でもアマゾンは不定期にポイント付与率の上げ下げを実施している。対抗馬のhontoもっと派手にポイントをバラまいているので、日本の出版界はそれを非難することもできない。

 現在のe託では販売価格の主導権は出版社にあるが、市場を更に占有したところで契約更改は再販廃止が条件となり、「プロモーション」「正味下げ」「値下げ」の3点セットの「ご提案」がつぎつぎに舞い込むことになるだろう。

 アマゾンで買えばほかより安いとなれば、消費者はなお雪崩を打ち、発言力はさら高まる

 電子書籍では、入金額分配契約出版社の場合、「アマゾンで本を買うと、他の手段より著者への支払いが少ない」という事態は、すでに起きている。これから紙の本にも普及してくる可能性が高い。

 アマゾン1社を優遇するなら、出版社縮小均衡の果てに「アマゾン制作部門の下請け」となる道を選ぶしかなくなるだろう。

 もうひとつの解は、アマゾンの条件を呑むのなら、その条件をオープンにし、他の書店にも同様の扱いをするということではないだろうか。60%条件ならば書店を起こせる人は多くなる。1社独占になりさえしなければ、安すぎる正味だとは思わない。本の価格は上がるだろうが、この正味戦争に建設的な出口を探すとすれば、そういう方向しかない気もする。

アマゾン破壊イノベーター

 アマゾンがやっていることは、「すべてのお客様のために」ある。アマゾンが考えるお客様希望は「手軽で安価な入手」だ。だから、「手軽で安価」な入手に協力する者は優先するし、それに協力しない者を悪く見せるために努力をいとわない。

「ほかの書店はともかくアマゾンで品切れするなんて」「売っていないなんて」という読者と著者の態度が、それを後押しする。

「業界が絶望相転移するときエネルギーを利益に変えている」と言ってもいい。

 だから、折りに触れ現れ、「僕と契約してe託出版社になってよ」と囁くあの提案書を追いかけまわして、「そいつの言うことに耳を貸さないで!」と叫ぶ。

 あなたが、すべての絶望希望に変える奇跡の道を見つけるまでは、契約してはいけない。

2017.5.20--追記

思いのほかたくさんの反響をいただきました。

ありがとうございます

匿名の身ですので、本記事は「CC BY 4.0」転載・再配布・翻案自由とします。

とだけ宣言しに舞い戻ってきたのですが、せっかくなのでもう少し蛇足を。

取次の擁護ウザい。

→擁護していない。取次が硬直的な差別取引で出版社が新しく出てくる芽を潰していることは既述の通り。

資本主義消費者利益なので残当

→まっぱだかの資本主義が野蛮で不合理な結果をもたらしてきたということくらいは、10代のうちに学んでおこう。消費者利益もエシカルでなければ持続可能にならない。いいかパンツくらい穿け。見ているこっちが恥ずかしい。

独禁法と公取は仕事するべき。

アマゾンは公取と密接に連絡を取って、アウトにならないギリギリの線を見極めて活動している。そして、紙の本はもちろん、電子書籍においてさえアマゾンは圧倒的な独占を未だ手にしてはいないので、公取は様子見。まあ、ケータイ相手のコミック商売をしている国内勢がまだ大きいかなのだが。

パトレイバー後藤隊長みたいな言いかたになるけど、役所が動くのは常に手遅れで犠牲が多数出てからだし、そうでなくてはならない。文化的公害のおそれには予防原則を持ち込むべきではない。

国内勢力を糾合して対抗するべき。

→それこそ公取の出番になる。出版界は笛吹けど踊らない者が多様にいるからこそ、自由でいられる場。そのメリットを手放すのは下策。テーマは変わるが、軽減税率ほしさに政府に嘆願する業界団体は恥を知れ。おまえら出版界全体を代表してなんかいない。業界が一丸になどなったらあっという間に規制され、規制団体天下りを送り込まれる。

流通改善しないで吠えるな。正面から戦え。

流通改善している。アマゾンで入手できるような本なら、たいがいの書店でさほど待たずに注文できる。アマゾンが1週間以上になっているならば、多くのケースで書店コンビニのほうが早い。というか、ド田舎以外で入手を急ぐならまずはhonto withでチェックするべき。

書店で取り寄せできないと書店のせい、アマゾンで取り寄せできないと出版社のせいにする読者をネット上で散見するが、実際は逆。アマゾン出版社に連絡をする労すら惜しむ。

とはいえ、取り寄せを渋ったり、TONETSやNOCSの在庫情報の見方を教育されていなくて「この本は取り寄せできません」とウソをついたりする書店員も、たしかにいる

ーーーーー

googleから拾ったキャッシュここで切れてます。

なんて書いたんだっけ。

「。社員に流通教育もできない書店はつぶれればいいのに。」までは確かなんだけど。

ラストガンジーの糸車と塩の行進にからめてなんか書いた記憶がある。だれかとっといてくれてないかなあ。

今日のところはここまでで。

2017.6.18 続きを書きました。

それでは計算いたしませう

https://anond.hatelabo.jp/20170618203827

2017-05-15

http://anond.hatelabo.jp/20170515165357

男が痴漢防止しろって言われても何したらええんや

痴漢冤罪積極的に加担することになったら同じ男から裏切り者扱いで目も当てられんし

女性だって別にそんなことしたからって評価してくれるわけじゃなかろうし

だったらそんな問題とは関係ありませーんって顔してるのと変わらんやろ

2017-04-29

旧軍の裔

陸軍の、殊に青年将校精神性が強く残っているのはミャンマーである、と説いていた教授なら知っている。ってか師事していた時の余談で出てきたんである

*まあ、こんなところで言っても信じられないだろうが、至極真っ当な(左派から見れば、リアリストであるがゆえに軍国主義者と罵られるだろうが)先生です

曰く、見よ血縁でも地縁でもないにも関わらず存在する鉄の紐帯を、農村に対する厚遇を、裏切り者内ゲバがの少なさを、さらに(比較すれば、ではあるが)蓄財も少ないではないか、と。あれこそがある意味旧軍青年将校が求めた道であったと。

んなわけあるかい、と思ったが問題はあるにせよ割にすんなり民政移管に政権交代を許したことは、何かしら特殊ものを感じる。そもそもああい体制で、保証があるとはいタン・シェがちゃんと身を引いたというのは確かに驚異的な話ではある。

なお、軍の行進様式旧軍に似ている。これは曰く「泥田の中を歩くためのモノである」という。確かに稲作国家ではあるが・・・

http://anond.hatelabo.jp/20170428202714

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