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2024-11-21

斎藤元彦の勝因のひとつ清水貴之の不甲斐なさではないか

もちろん、稲村和美力不足なのだ清水貴之右派の有力な選択肢として

頭角を現していれば斎藤元彦の選択肢が出てこない人もいただろう

清水氏が埋没したのは直前の衆院選大阪以外での維新惨敗した影響もあるんだろうが

そもそも斎藤氏も維新の支持をえて兵庫県知事になったはずで

維新系が忌避されるなら斎藤氏もまとめて忌避されるべきだったのにそうはならなかった

そうはならなかったんだよロック

斎藤氏の側から維新方針に異を唱えて袂を分かったわけでもあるまいに…

有権者記憶力は当てにならない

2024-11-20

不倫問題について思うこと

まず、自分我慢しているのにそれをやっている人を許せないというルサンチマンがあると思う


男性不倫している場合には女性が、女性がやっている場合には男性が反応しがちなのはまぁあるわな

歌舞伎役者広末涼子とか玉木雄一郎菅野志桜里の例とかを考えるとね

ただ、「家族」価値っていうのに重きを置く右派のほうがより男の不倫に関して寛容なように見えるのはどうしてもある

それは矛盾しているんだけど

MAGAの人たちもそう

なんか本来右派不倫許さん、で左派フリーセックスOKってなるはずが逆転しているような感じ

2024-11-18

兵庫県知事選挙で、またも透明化される民意について

まず最初に、兵庫県知事選の結果を見て欲しい。

齋藤元彦 1,113,911 (45.2%)

稲村和美 976,637 (39.6%)

( NHK選挙報道より https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241117/k10014640801000.html )

どちらが勝ってもきっとそうなるだろうなと思ったので、強く強く強調しておきたいのだが、兵庫県民がパワハラを良しとしたわけではないし、県民県庁職員の命を軽んじているわけではない。

逆に言えば、もしも稲村和美が選ばれていたとしても、パワハラが許されない県民性だ、と言うこともできなかった。

これは右派左派わず、まず念頭において欲しい。ブコメをする際にも一瞬だけ書き込む手を止めて考えて欲しい。

97万人もの人間投票したうちの39.6%の人間意思無視した発言になってないか

兵庫県で起きていたこと(前半戦)

自分の身の周りで起きていたことを記しておこうと思う。

当初は、いわゆる通常の選挙様相を呈していた。

組織票無党派とは言え党派性での応援対立候補

いわゆる、従来の選挙として、前半は以下のような感じだった。

自民党大敗記憶に新しいが、小選挙区自民党の内紛が起きていたところが概ね負けていたことを思い出すと、清水貴之立候補表明あたりで少し不穏さを感じていたと思う。

ただ、良くも悪くもテレビ新聞マスメディアでは、齋藤が再出馬するとは、という論調であった。

そもそもで言えば、県議会が(維新も含めて)全会一致で県知事不信任決議をする、というのが異例だった。

民意と言えば聞こえは良いが、マスメディア報道を受けて支持母体から圧力が日々増しており、かかる火の粉を振り払った結果、というところだろう。

兵庫県で起きていたこと(後半戦)

立花孝志を中心とした、従来にない選挙戦の様相を呈してきた。

事ここに至って、齋藤元彦が県知事失職以前に取っていた言動が、功を奏していた。

齋藤元彦は、「公益通報に該当するとは思っていない」や「瑕疵はない」と述べており、発言一貫性があった。(端的に言えば過ちを認めて謝罪していない)

告発文書が7つの項目からなっているのであれば、本来マスメディアは、それぞれについて裏を取り、特に知事選挙や政治資金パーティーでの違法行為を追求すべきであった。

失職に至る経緯である告発文書報道が、主に理解やす視聴率を稼ぎやすパワハラとおねだりに集中していた点が、事態悪化させていた。

ハッキリとここで書いてしまえば、齋藤元彦の選挙戦略は至極全うである

街頭演説では、おおむね、前知事井戸敏三県政の無駄遣いの批判自身の県政でのお金の使い方(高校への投資企業との連携)の話、未来ある子供たちへの投資の重視などが語られている。

そもそもの前回の知事選挙でも、トップダウン式の井戸県政を嫌ったと評されるが、基本的には自民党分裂選挙であり、自民党の内紛と勢いのある維新への合流が生んだ結果と言うこともできる。

まり、現職なのでそもそも地盤はしっかりとあり、井戸敏三県政から路線変更を行って財政再建を行っていて、元々市町村とは折り合いが悪い、という点までは織り込み済みの状況である

マスメディア側に誤算があったとすれば、「パワハラぐらいみんなやってるだろ」とか「あの程度のおねだりは役得じゃないの」という市民の声がカメラの前で拾えるはずがない、という至極当然の目線を忘れていたからだと言える。

トップダウン井戸県政を嫌ったはずの齋藤県政で、強引とも言える市町への予算縮減などをもっとフォーカスして解説すべきだったと思う。

ハッキリ言えば、共産党以下は泡まつ候補である

逆に言えば、稲村と清水との分裂選挙と言える状況で、稲村和美陣営には手抜かりがあったと言われても仕方がない。

一本化を図ろうとした市町の連帯を示す文書は、明らかに遅かったし、清水貴之への根回しも済んでいるようには見えなかった。

兵庫県でおきていたこと(マスメディア

マスメディアによる齋藤元彦おろし成功している。通常こうした場合、再出馬や再選はあまり現実感が無い。

そのため、マスメディア側のいわゆる醜聞を集める準備期間がほぼなかった点がある。

また、全国的にも良く知られているが、関西圏維新に対しては通常親和的報道が行われる。

齋藤元彦は、前回の兵庫県知事時代に、自民党日本維新の会共闘して県政を行っていた。

マスメディアとして、及び腰になっていたのではないかという点は、指摘できると思う。

また、醜聞、いわゆるゴシップとして視聴率を稼ぎやすネタが、齋藤元彦を利するものであった点も報道が少ない理由の一つと言える。

(もしも前知事時代女性関係醜聞があれば、こぞって報道されていたであろうことは想像に難くない)

兵庫県以外でおきていたこと(SNS

デマ醜聞荒らしであり、聞くに堪えず、見るに堪えない。

しかし、コメント欄などを見ると、メディアに騙されていた、齋藤元彦を応援しますという声は少なからずあり、影響が無かったとは言えない。

また、街頭演説に限って観てみるとわかるが、明らかにトレーニングを受けた演説慣れした者と、あまり演説しなれていない者とハッキリわかれる。是非聞き比べて欲しい。

兵庫県知事選挙でおきていたこと(対立候補、対齋藤元彦陣営

いわば本音と建て前の、建前の部分で、各自失策している。

出直し選挙民意を問うでべきであるという逃げを打った県議会マスメディアは、再出馬されてしまった場合に、取りうる手段が無い。

現に、今回民意を反映して(少なくとも当選する程度の民意は得ている)知事に返り咲いた為、県議会は筋論としては協力せざるを得ない。

また、あまり話題になっていないが、辞任と失職では県知事任期に差があり、失職後に出直し選挙当選しているので、任期リセットされており、ここから4年の任期となる。

今後、兵庫県で起きること

恐らく、齋藤元彦兵庫県知事の元、今後も市町とは揉めながら県政を行っていくと思われる。

文書問題調査特別委員会通称百条委員会)については、粛々と聞き取り調査が進めらると思うが、おそらく公益通報には該当しない、パワーハラスメントに該当する行為はあった、給与自主返納あたりで手打ちになると思う。

これはあくまでも一般論だが、刺すべきタイミングで的確に刺せないと、政治ではうまくことが運ぶことは無い。

兵庫県警が公益通報として受け取らざるを得ない内容、厚生労働省調査せざるを得ない内容、法務省調査せざるを得ない内容として、それぞれピンポイント匿名通報し、マスメディアにも流した場合、結果は違ったように思う。

五百籏頭氏が傑物であったことに異論は無く、執務中の急性大動脈解離については痛ましいとしか言いようがなく、それがストレスを起因としたものであったかもしれないが、それを知事問題とするには飛躍が過ぎる。

繰り返しになるが、稲村和美へと票を投じた97万人がいたことを忘れてはいけない。ほぼ、齋藤元彦では無い人物というワンイシューで集まった票がこれほどの規模だったことを忘れずに話をして欲しいと思う。

雑感

立花孝志の選挙戦略が当たったのではないかという話があったが、そもそもで言うと県議会が推す候補が一本化できていない(稲村と清水に分かれていた)点に問題があった。

単純な算数だが、対立候補が稲村和美(と共産党)だけだった場合当選していたのは稲村和美であった。

また、簡単に辞職を迫りすぎていた点にも問題があった。

県知事任期は4年であり、第53代兵庫県知事齋藤元彦は、2021年8月1日付に県知事になったので、ほうっておいても2025年7月末には任期を迎えた。

文書問題調査特別委員会が設置されたのであれば、この調査結果を待ってから辞職を迫るのが筋であった。

マスメディアの大変良くない点だと常々思っているが、加熱した報道で辞職を迫るのはいい加減どうにかならないか。それは報道では無く扇動である。また辞職は罪を償う手段ではない。

齋藤元彦が、井戸敏三県政を嫌っていることは外部からもうかがい知ることが出来るし、法律上はどうあれいわゆるパワハラ日常的に行っていたであろうことも百条委アンケート結果からは伺い知ることが出来る。

ただ、それを告発する為にとった手法公益通報に該当するのか、内容が真実だったとして法律上の罪に問われるものなのかは、また別の問題である

そういう、法律上はどうあれ報道され一部でも事実があり実害が出たのであれば責任を取って辞めるべきだという、マスコミを利用した政治手法が、うまくいかなくなった結果だと考えている。

(贔屓目に見ても怪文書しか言いようのないあの告発文書でここまでの騒動になるのだから、実情はさらに酷いのだろうと思うが、それは司法飛ばし私刑を行って良い理由にはならない)

蛇足

風向きで辞任を迫ったり、風向きでついたり離れたりしていると、触れるメディアから情報で同様に風向きが変わるのは当たり前だろう。

返す返すも、百条委の結果を待って、結論が出てから辞任を迫っていれば違っていたように思う。

パワハラ認定がなされたあとの再選と、パワハラ疑いの再選は大きな隔たりがある。

パワーハラスメントは、録音録画を行えば証明できるような単純なものでは無い。うっかりパワハラではないとされた時に、職も信用も失う危険行為なのだ

そして、パワハラを行う人間は、誰がやったかからないような不特定多数がいるような場所パワハラをしない。通常、パワハラは録音データ漏れしまえば即特定されるのだ。

そして、日本マスメディアには信用が無い。暴露は得意だが保護は不得意だ。

そうすると、パワハラ日常的に行われるのに、職を失いたくないから何の証拠も出てこないという状況が容易に起こりうる。

立花孝志の選挙戦略は、その点をピンポイントで突いたものだ。

従来のマスコミゴシップと同様の効果を、ほぼ単独で行えた点にこそ、大きな価値が出てしまった。

ただ、逆に言えば、事実に基づき、政策判断してほしいというような選挙戦略には、付け入る隙は無い。

やはり、そろそろマスメディア私刑として機能し、首長を叩き辞任させようとする傾向は慎むべきなのだと思う。

辞任以外の落としどころを作らない限り、また同様のメディアスクラムが起きた時に、立花孝志はおそらく違う手法で望んだ結果を得るだろうと思う。

実際の所、流れた情報の何が本当で、何がデマなのかは誰にも判断できず、なにが正しいのか理解できている人はほぼいないと思われます

とにもかくにも、立花氏の戦略が、今の時代を的確に捉えており、柔軟に対応できたことが大きいと思われます

従来の選挙戦略では到底太刀打ちができない、新しい選挙のやり方が生まれてきたなという感想です。

私にも見えてない部分が多くありますので、他の方の分析も知りたいです。

https://anond.hatelabo.jp/20241118092831

anond:20241118021624

俺はどっちかというと左派ではあるんだろうが、どっちかというと左派がアホと言ってる

右派もアホではあるがアホなりにアホに伝わる努力をしてる

左派努力しない

全ての人が努力しなくていい世の中が理想から

右派努力肯定し、美化し、賛美する

右派ありのまま社会理想から

2024-11-17

anond:20241117202348

年齢もあるかもしれないけど、デマ上等の右派の比べてファクトチェックを重視する左派基本的に動きが遅くならざるを得ないと左派若者達の様子を見ていて思う。でもそこをおろそかにすると公正性を重視する政治信条に反してしまう。ポストトゥルース情報戦では左派は常に不利だ。

まぁいよいよもってマスメディアの力がなくなり始めてるね。

今回の知事選もそうだけど、もうSNS動画配信サイトに勝てなくなり始めてる。

方針を変えないとどんどん力をなくしていくだろうけど、左派系の政党支援者は老人ばかりなのがここにきて大きくなってる。

彼らはネットを使った選挙戦術をできるスキルがない。

右派は若年層を大量に抱え込んでるのでこの点で左派は対抗しようがなくなると思う。

2024-11-16

子育ては命がけ」とかい統計的嘘を右派左派も信じてるかぎり

少子化は止まらないんだろうね。

労働のほうが命がけですよ。

2024-11-14

左派下駄履けている期間は文句を言わずウキウキでXに投稿を垂れ流し、右派が優位になると中立性がどうたら言って撤退する、という姿勢中立なのだろうか。

2024-11-13

政党感想

自民党

不祥事が多いが、それでも安定性が高く、今の所は自民党一択

現実的政策と安定した政権運営自民党でなければ難しい。

包括性があって、選択肢もある限りは、自民1強でもいいかな。

立憲民主党

以前は夢物語を語る傾向があったが、最近は随分と現実的になりつつある。特に経済政策では国民民主党よりも現実的だが、経済政策説明が下手すぎてポピュリストからは少しだけ距離を置かれてしまってる印象は受ける。

共産社民系の人はできるだけ排除して左派自民党みたいになれば選択肢に入るかな。

国民民主党

典型的右派ポピュリズム政党民主党時代反省を口にしながらも、現実的でないか実現困難か将来世代にツケを回すような公約が多い。宣伝が上手いために支持を得てるものの、その内容は耳触りの良い言葉で飾られたもので、詐欺手法を変えただけとも言える。

日本維新の会

身を切る改革という名目必要なところまで削減してしまってる印象。日本には数少ない小さな政府論者で、経済右派日本社会主義政策限界を迎えつつある中で、経済政策には期待を持てるか。団体がバックにいないのにも注目。

れい新選組

論外。典型的左派ポピュリズム政党。少しの教養があれば騙されることはないような政策を掲げてる。日本円をジンバブエドルに、日本財政を火の車にさせたくて仕方がないらしい。

参政

右派れいわ」とも言える存在陰謀論を基にした政党。論外。

日本共産党、社会民主党

現実的政策よりも綺麗事政権批判に終始。

ポピュリストでさえも騙されないような夢物語ばかり語る。昭和時代左翼の亡霊。論外。

日本保守党

論外。外国左翼への攻撃現実逃避している印象。特に百田尚樹の品のない発言は、保守イメージを下げるための左翼スパイさえ疑わせるレベルに達している

2024-11-12

anond:20241112220521

情緒右派が求めてるのは「自分たち気持ちを受け止めてくれるハートがあるリーダー」だ。

安倍総理の人気の源はそこにあった。

本人が憤りを露わに「敵」を非難する姿に。

森元みたいなうわべばかり迎合的な姿勢や、

福田、岸田みたいな小役人的なのは嫌われる。

高市氏は感情豊かなタイプに見えて党内基盤弱く剛腕振るえるタマじゃなさそうなので

いざ就任したあとは「期待してたのにガッカリした!」の大合唱になりそう

2024-11-10

anond:20241110173455

〇〇が居なければうまくいくって思想右派左派わずから普遍的にあるよ

悲報トランプさん、まともなことを言ってしま

https://x.com/yu_ichikawa/status/1855257563429740792

トランプトランスジェンダーホルモン治療外科治療を全年齢向けに保険適用から外すと予告。未成年へのジェンダーファーミング治療は全州で禁止

トランスホルモン治療治験してないんだから保険適用できないのは当たり前。ましてや未成年

医学的にごくまともな対応なんよ。

トランスカルトから脱会しないと、こうやって右派にまともな立場を取られていくわけやね。

右派ポピュリズムの台頭は国民民主の躍進により

左派ポピュリズムの台頭はれいわの躍進により再現されてる

このままだと両極台頭は止められないだろうな

日本右派左派子宮摘出大好きなの気持ちワリィ

右派少子化対策に30を過ぎたら子宮摘出!」

左派「女をトランス男にして若くて健康子宮移植手術のの供給源に!」

2024-11-09

憂国の手記(2024衆院選に寄せて)

2024年10月27日

兎に角、今回は左右両翼問わず波乱の衆院選だったであろう。

今日という日、日本インターネッツでは左右ともに国を憂う人々で溢れかえっている。

いや、これ自体最近よく言われる「フィルターバブル」だの「エコーチェンバー」だの、言わば「目に見える情報・見たい情報しか手元にない」ことによる認知の歪みかもしれない。YouTube Liveに目をやれば、大手事務所から転生したVTuberデビュー配信の同接が、その他あらゆる政治系その他の配信凌駕している点からしてもそんな感じがする(個人的事務所時代彼女推しの1人だったので複雑だが)。それに、そもそも「左右」の二元的視点政治を見ることへの危険だってある。

そういう話はともかくとしても、ここ最近選挙の度に国を憂う、正確に言えば「対立する政治思想の候補者・それを支持する者の罵倒」でネットの海は溢れかえる

でも、これも必然かもしれない。勝手分析記事を垂れ流している私のこのブログを含め、各個人がOwn Mediaを持つ現代国家による徹底した情報統制がない以上、極端な言葉ネットの海に散乱する状態であっても、ほとんど野放しになっている(侮辱権利侵害といった"規約違反"でしょっ引かれることはあってもそういった事例はほんの一握りにすぎない)。それがこの10数年のインターネッツの内実だと思う。とりわけ政治方面でいえば、日本でのSNS普及が例の民主党政権第2次安倍政権発足あたりと時を同じくしている点から、なんとなしに右派政権vs左派野党対立構造帰着している。

正直言って、現下の日本インターネッツ・それも政治方面においては、左右両翼とも一般庶民仮面を被りながら政治家ないしは外部勢力の息のかかったインフルエンサー複数存在すると私は確信している(そんなニュースあったよね)。何を言っても「拡散」される土壌があるなら倫理上どうであれ使わない手はないだろう。第一、「民主主義」と言えば聞こえはいいが、ネアリーイコール人気投票」のようなものだ。

それに、ここ最近迷惑YouTuberよろしく「見られたもん勝ち」と言わんばかりの過激政治主張が目につく。その市場追い風にしてか、陰謀暴力排外主義を堂々と主張する人達が現れ、そのまま政治家となった者がいる。今年の都知事選なんて特にそう。これまたXで拾った話だが、ある英字の投稿で「候補者ほとんどが民主主義嘲笑っている」と書かれる始末だ。まったく左右に関わらず酷い為体だ。

そんな中で迎えた衆院選。ハッキリ言って今回は過去イチ酷く映った。結果をわざわざここで書くつもりもないが、色んな意味で「あぁ、そんなもんなんだな」と思わされた。

(ここは筆者のプロフポジの紹介なので読み飛ばして頂いて結構28独身会社員。Z世代のハシリあたり。給料は低くはないが見渡せばもっと高給もいる。こんな書き方見りゃキャラの陽陰区別つくっしょ← よくつべに上がってる昔のテレビを見漁ったり。罵倒ばかりの言論界隈にウンザリ。よって裏金はどっちかといえば「そう喚くあなたは?」な立場。それと手取り安保観点で今回比例は国民に入れた)

これはもう風水言いがかりしかないが、バブル崩壊・阪神/東北震災コロナと、国全体が苦境に立たされた場面では必ず政治的混乱がセットにあったように思う。ホント台湾有事やら南海トラフやらどうすんだよ…。

特に台湾侵攻。あるウクライナジャーナリストが言っていたが、「民主主義陣営カンカンガクガクしているうちに専制主義陣営に行動を起こされてしまう」…これまさに、今のNATOロシアウクライナ。ならば台湾中国の傍でカンカンガクガク真っ最中日本、それにアメリカって…西側ブルーチームのいう「ならず者国家」の思う壺じゃないの?

まぁ、「にわとり-たまご」的な話で、そういう混乱に至る史実があったからこそ政治も混乱せざるを得ない状態だったと言われるかもしれないが、とにかく「今の政治体制なら困難を乗り切れる」と思えた試しがない。それに…待てよ、振り返ってみると「政治への"信頼を善しとせず"」みたいな風潮が続いているのかもしれない。「常に疑え」と言わんばかりに。そうでしょマスコミの皆様方。

今はもうネットに限らず、既存大手メディアさえ信じる/信じないの篩のかけ方がものをいう時代。冒頭の話に戻るが、Own Mediaの氾濫する今、「何を信じる/信じない」がその人の社会世間に対する認識を半ば不可逆的に決めてしまう。かくいう私だってそうかもしれない説明が難しいが、あらゆるものに対する漠然とした不信感の中で「これなら信じられる」と思ったものに傾倒してしまう。これ、昔はオウム真理教、今はインターネッツの左右急先鋒による陰謀安倍暗殺をはじめフィジカルに訴える連中、はたまた「闇バイト」と、日本のあらゆる社会問題根本にある気がする。そのうえ、世界を見渡せば目下宗教を巡る戦禍が中東継続中だったり。コミュニティを作ることで生き残ってきた人間生物的・本能的弱みで、昔から何度も言われてきた事だろうが、時折その脆さを嫌と言うほど思い知らされる。

そう、「何を信じる」の話で言えば、現役世代の我々がよく言われる/私自身も自己暗示的に復唱してしま言葉がある。

社会環境がどうであれ、いま自分が出来ることに集中しよう」

会社員である私を含め、一定組織の括りで動いている者にとって、こういう発想は少なくとも間違いではないと思う。そりゃ「仕事邁進する」に文句のつけようもあるまい。が、時折こんな事も思う。

「それを言い訳に、もっと目を向けなければいけない重要問題から逃げてないか?」と。

政治に関心を持たない人達、はたまた選挙投票しない人達理由の1つに「それより私が今抱えている仕事(タスク)をやるのに精一杯」なんて文句がある。ああ、国として今何をしなければならないか、そういう事を考える余裕は「ニュースを見る時間のある」人にしかないのだろうか。はたまた、そのニュース記事を作っている人達も、ひょっとして「もっと伝えたい事があるのに、仕事としてやらなきゃいけないから…」なんて思っていたりしてないかしら?

恐らく少子化も「こんなしんどいのに結婚子育てなんて出来ない、それよりも今の自分がやるべきことを」の積み重ねから来る話だと思うし、とりわけ筆者はこういう目線安全保障の話を積極的にしなければならないと思う。ノーベル平和賞取った被団協の方々には土下座ものだが、リアルに核の恐喝が罷り通ってる今、9条信奉のようなユートピアニズムは文字通りの「無力」だ。特に政権を担う政治家にはリアリストであって欲しいと私は強く願う。

地震戦争、片方は人の手で起きるとはいえ、今やどっちも「いつ起こるかわからない/いつ起きてもおかしくない」と思いさえする。「自分1人で何も出来ないくせに考えすぎだ」と人に言われるが、少なくとも国の意思決定を左右する政治家の先生方にはこの手の話をしっかり真面目に考えて頂きたい。

そしてこの際もう1つ、過去歴史や目下の国内外の情勢を見渡していて、文明社会ゆっくりと衰退させているもの何となく分かった気がしたので、ここで書き留めておく。

被害者意識」。

無論、現にいじめ差別その他ハラスメント、あるいは災害を被っている人々に対して、その心痛を突っぱねる意図はないし、適切な保護をするべきだと思う。が、現代はその「被害者」たることを訴える主張が拡声器のように周囲の音響支配し、それを基準社会が目まぐるしく動かされている気がする。で、そうして変わった社会全体最適となるような良い結果をもたらすか…と言われるとクエスチョンが残る事もある。

例えば「働き方改革」。やり甲斐の有無にかかわらず身柄を拘束され、なりふり構わぬ檄を喰らう辛さは、自分だって現役世代、大いに同情する。が、それに対応した結果起きたのが「物流2024年問題」であり、運送コスト上昇は今の物価高の一因となっている。それに、逆にハラスメントを訴えられるリスク待遇の不釣り合いを嫌ってか管理職志望の社員が減り、少子化も相まって人手不足倒産が増加中とか(環境変化に適応できなかった会社が悪いという見方もある)。

もう1つは「ダイバーシティ」。差別偏見をなくし、多種多様な人々の「違い」を受け入れる…理屈結構な話。だが、それで今揉めているのが「移民問題。一度異文化を受容したはいいけど、かえってその痛みを訴える人は地域職種を問わず跡を絶たない。ヨーロッパなんて極右が台頭する始末だから

だがこの「被害者意識」、一言でいえば「かなり根深い」。

まり、「しんどい」「つらい」という主張ゆえ、先述の通りむやみに突っぱねる事は出来ない(それどころか、理解を示さなければ当人がより破滅的な行動を起こすことだってある)。同時に、その被害者意識と醸成に至るまでの背景には本人なりの因果関係論理があるし、訴えを一読すれば、同情する/しないは別としても少なくとも一定のつながりを見出すことができる。が、我々は得てしてその時の感情につられて「加害者とされた側」の論理を見落としてしまう。決してこれは危害を加えている人を擁護する目的で言っている事ではないが、要は「論理は1つだけではない」ことを机上の理屈としては理解したつもりでも、感情では「真理」を追い求め、「悪者」を特定・はたまた無理矢理にでも作りにかかってしまう。ここに怖さがある。

これが、現代言論空間跋扈する陰謀論、あるいは紛争当事国で現に起きている。戦争なんて酷いものだよ。どっちも「自衛のため」っていうんだから

まぁ「被害者意識」と仰々しく言っているが、噛み砕いていえば、「こんなにしんどい思いをしているのに報われないのはおかしい!/こんな仕打ちをしてくるなんてひどい!」、さらに端折っていえば「私の苦しみを理解してくれ!」といった、悲鳴慟哭・喚きの一種である。これまたコミュニティを作ることでしか生存できない人間の「動物本能」の一部なのかもしれない。それゆえ、今後も色んな場面で目にすると思うが、それにどう反応し、対処していくかは、高等動物として会得した知識と理性にしたがって冷静に判断したいところ。

・・・と、ここまで選挙を機に自分なりに考えた今の社会世界の歪みをつらつらと綴ってきた。「自由選挙」が出来る民主主義は恵まれているようで、分断やレッテルの張り合い、そして今はノイジーマイノリティといった弱点が露呈している。だけど、野田さんがいう「不完全」な状態でありながらも、こう徒然なるままに憂国の情を書けることは、やっぱり恵まれた国なのかもしれない。でも、そんな国を取り巻く環境はやっぱり厳しいし、向いてる方向は違ってもそこは日本人みな理解してるんじゃないかな。

もう1回言う。私も有権者の1人として政治に参加させてもらいましたので、政治家の先生方は他人の足を引っ張ったり悪者を作ったりしてないで、真剣に国について議論してください。

最後に、ここまで書いた私の文章も、究極的には一個人稚拙な雑感に過ぎず、共感する/しないは個々人の価値観次第であることを付け加えておきます。というか、こう書くことさえ「主語を大きくしておきながら"個人の感想です"とか言って責任から逃げやがって」とか「善人ぶるな」という自己批判が出来てしまうな…やはりインターネッツはもとよりメディアに毒されすぎたか

まぁ、仮にも「自由民主主義の国」の一員として生をうけた者として、そこは(節度をもって)大いに論議してください。気の済むまで。

・・・私は脱稿して少しは気が済みましたっ!笑

2024-11-08

右翼右派の一部は救いようのないバカ

リベラルの言うネトウヨバカみたいなのは単に自分たち主義・主張に反してるからというだけ

だが、そういうのでなく「こうなったら、どうなる」みたいな次の次をマジメに考えられないバカが多い

右派と会話してて、「こうなったら、こういう問題が生じる」という話をして

返って来る反応が、「たとえそうなっても仕方ない、耐えるしかない」みたいのならまだましだが、

そうではなく、到底ありえないことで反論してくるのは珍しくない

最初右派の中の極一部のバカなんだろうと思ってたが、

そういうお花畑人間が思ったより多い感じだ

ここのリベラル批判フェミ批判って大体白饅頭さんと言ってることと同じだけど

ブックマークでは極左以外はみんな共感してるしはてなーもっと饅頭さんのこと評価すべきなんじゃないの?

なぜか右派でさえ微妙評価が分かれてるとこあるじゃん饅頭

sekiryoくんやtechnocutzeroくんとかもっと賞賛すべし

中長期的にみんなが豊かになろうという左派が負け、短期的に今俺たちが豊かになろうという右派に負けるというのがなかなか地球にとっての地獄みがある。

anond:20241107175754

ネトウヨ嫌韓で売ってたけど、結局右派メディアネトウヨまで、反日韓国カルト統一教会をこぞって必死擁護してたし。

合同結婚式応援公告まで掲載してた産経系列テレビ局なんだし、韓国推すのは当然っちゃ当然なんじゃない。

2024-11-07

左派は変われないか……

日本世界左派インターネットであの結果を受けてもなお反省ができないのを見て悲しくなってしまった

右派左派も、どちらも烏合の衆なのだなあ、私は左派、いや左派を支持する人々に期待を抱きすぎていたようだ、どうにか政治家達が変わってくれるのを願うのみだ

左翼自分主義主張で突っ走ろうとすると、反動極右が台頭して結局全員損するんですよね

妥協して、穏健保守やや左寄りくらいのポジション右派に不満を持った人間の受け皿になってくれよ

anond:20241107100138

保育園落ちた 日本死ね」以降、増田はてブ右派からネット政治の主戦場だと目をつけられてネトウヨネトサポ進出が始まっている。

元増田の言う「ここ2年」の激しさは明らかに安倍暗殺事件から始まる統一教会問題の影響があるだろう。粘着的なジェンダー批判宗教保守の色がつくものだし、このご時世、Xのアカウント宗教色をつけたくない人が増田鬱憤晴らしをしている。

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