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2024-01-26

anond:20240126183251

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

 〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法である。これは、山口和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。

 私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法からの流れの中で位置づけるべきだと考える。

 同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊合憲化(57)、③日本経済的地位に見合った国際貢献必要性、④国連軍国連警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリスト武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から護憲立場から改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである

 同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲である。同提言軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから北朝鮮中国軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラル過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである

 佐藤が語る、愛国心必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである佐藤饒舌から私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。

 馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事平和維持活動において殉死殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊追悼施設必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。

 ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツ独自イラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたかである。翻って日本場合多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国国際社会理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。

 元国連職員吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍軍事活動積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである

 なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実国際政治の中で、山川ソ連侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。

10.おわりに

 これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮アルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略植民地支配反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的保障する国家先進国主導の戦争積極的に参加し、南北格差固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である

 大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派大国路線に対抗して、日本経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪補償必要とした路線が、東アジア諸国民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合破綻といった状況に規定された、リベラル左派危機意識から生じている。九〇年代東アジア諸国民衆から謝罪補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本私たちが、進んで過ちを正しみずから正義回復する、即ち日本利益のために」(69)(傍点ママ歴史清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争植民地支配可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立リベラル左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である改憲後、蛹は蛾となる。

 ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル左派意図的計画したものと捉えているわけではない。むしろ無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力からあいもつあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治立場から期待されている人物統合象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴人物の未分性という日本政治特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディア追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリスト発言力を確保しようとする学者、無様な醜態晒す本質的には落ち目思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからあいもつれあって」、集団転向は進行している。

 ところで、佐藤は、「仮に日本国家国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家同胞日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまたからには、自国国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間異端者扱いするのが目に見えている。

 この佐藤発言は、安倍晋三首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(I am behind the President.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族配慮するという意図からだろうが、アメリカ一丸となって事件対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである国益からむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)

 文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ総連弾圧をめぐる日本言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したこと物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本リベラル左派安倍政権ときに敗北したのである

 〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである侵略植民地支配過去清算在日朝鮮人人権擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア世界平和にとって大きな災厄である(73)。

改憲戦争国家体制拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア知識人等を徹底的に批判すべきである

(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。

(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。

(3)ただし、編集者佐藤右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。

(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。

(5)インターネットサイトフジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈 Permalink | 記事への反応(0) | 18:37

2023-06-11

anond:20230212221336

共産党失望した三十代オタクだけど、今回の水着撮影会中止騒動で「流石にダメだろ……」としか言えなくなったので、共産党に入れないを超えて共産党議会から追い出すべきだと思うようになった。もちろん民主的手段で。

同意を得た上での未成年水着姿の撮影自体は現状ではまったくの合法なのだから(そうでなかったら旅行先での家族写真友達と海に行ったとき記念写真すらも撮れなくなる)、たとえばガッツリ違法行為である未成年との淫行などと違って「行為が判明したので即座に許可取り消し」のような処分が許容されるとは思えない。「今月から禁止になったから、きちんと年齢確認やってね」とか、「今回は許可出したからやっていいけど、今後は貸さないから」のようなもっと穏健な手段はいくらでもあった。

未成年水着姿の撮影キモいキモくないかでいえばキモいし、無理強いのようなことがあってはならないが、たとえば性行為と違ってそれ自体身体的な健康を害する行為ではない。だってただの写真撮影であり、隠すべき部位も隠れているんだからである以上、性行為と同列の厳しい規制を行うことが適切とも思えない。ピアス穴を開けたりするのと同程度の自己決定権未成年にも認められていいんじゃないだろうか。まあ俺はピアス開けたことないけど……)

(というかこの手の話は、10歳と17歳を「未成年」と一括りに論じているのがおかしい。小学生ピアス児童虐待が疑われるので校則禁止するのも妥当性があるかもしれないが、高校2年生がピアスをつけるのは、小遣いやバイト代範囲勝手しろ、体育の授業や工業高校の実習では危ないから外せ、程度の介入で構わないと思う。セックスのような重大事項ならともかく、たかだか水着での写真撮影程度のことにピアス以上の重みを与えるのは賛同しない。というかほんと、そこまで言うなら子役禁止も主張しろよ、と言いたくなる案件が多すぎる。まあはてなーの多くは子役禁止すべきと考えているのかもしれないが……)

そもそも主催団体が「県の許可条件に反した写真は弊社ではない」って言ってるんだけど、そのへんちゃん確認したんすか? 条件守ってるところまで一律で排除されるのはどう考えてもおかしい。ある音楽団体が県営ホール狼藉を行ったから、二度と県営ホール音楽家には貸しません、というのが乱暴な話なのはだってかると思うんだけど、どうして撮影会排除してオッケーということになるのか。ホワイトリスト制で貸し出すこともできただろう。民営ならともかく、公営なんだからそこは偏見対処しちゃいけない領域でしょうよ。

(「タトゥー入れてるやつはろくなやつじゃないから入居を断る」といったような偏見に基づく対応ができるのは民間大家だけで、公営住宅はそんな差別をすべきではない、っていうのと同じ話。もちろん本来民間でもタトゥーの有無で差別されるべきではないんだけど…公衆浴場タトゥー禁止ふつう人権問題でしょ)

とにかく規則後出しが最悪。一度は許可を出したものを、直前になって撤回させるよう働きかけるとか、行政のあり方としてそれでいいのかという話だよ。「今回のことは仕方ないが、二度と許可しないように」みたいな穏健な働きかけじゃダメだったのか? 弁当を注文されてたご飯屋さんも困ってるじゃん。市井の小さな飯屋の仕入れ台無しにするのが共産党正義なのか? 俺はそういう市井の人々のささやか暮らしを守ってくれそうだから共産党に入れてたのに、撮影会を中止させて、主催者や出演者や飯屋の商売邪魔して、カメコをガッカリさせる、それが共産党の目指す社会なのか?

ゾーニングだの公共の場だのといった言い訳が出てきていることがもう本当にここまで来たかという感じ。ゾーニングされてるよな? 最近日本では6月前半からプール開きするのか? 気候変動の影響ってやつか? プール営業してない時期に開かれる撮影会なんて完璧ゾーニングできてるだろ。水遊びに来た親子連れがそれを目にする可能性はゼロに等しい。ゾーニングされた県営公園公共の場から挑発的な催しはけしからん、と言うなら、入場券を買わないと入れない愛知芸術文化センター挑発的な展示をすることも許されないだろ。バカなのか? あいちトリエンナーレ河村たかしみたいなクソ野郎弾圧されたときには俺は津田大介応援したけど、今回の件では、津田大介は「少なくない人が顔をしかめるようなイベントが「堂々と」開催されていたら、そりゃその範囲を狭めましょうって動きは必然的に出てくる」とか言ってるんだよな。卑劣裏切り行為だろ。俺は表現の自由戦士からこんな連中の展示も制限されるべきじゃないって言い続けるけど、そこまで自由主義コミットしてないふつうオタクがこいつらの展示に敵対的になるのは責められんよ。あなた……『覚悟して表現弾圧しにきた人』……ですよね。人の表現を「弾圧」しようとするって事は、逆に「弾圧」されるかもしれないという危険を常に『覚悟して来ている人』ってわけですよね……

でもって、やっぱりこれは共産党議員を送り込んで権力を持っているからこういうことになるんだろうな、と。とにかく、市井の人々のふつう暮らしを守ってくれる共産党は死んだんだと思うしかない。歪んだイデオロギーに染まって俺たちお前たちの自由暮らしに制約をかけようとしてくるのが共産党だ、と認識しないといけない。俺はこれまで他人支持政党に口出ししてこなかった。俺の友人には自民党支持者や公明党支持者もいるし、そいつらと政治の話もしたりするが、お互いに意見を述べつつも説得や勧誘はしてこなかった。だが共産党は別だ。もしも友人に共産党支持者がいたら友情の許す範囲共産党に入れるべきではないと説得しようと思う。やるやる詐欺で十年も棚晒し憲法改正なんかよりも、今目の前にある弾圧の方がよっぽど危機なのだから

選挙権を得てからこのかた、自民党(+維新)にだけは入れたことがなかった。ずっと民主党解党後は立憲民主党)や共産党、たまにれいわに入れてきた。なぜなら自民党への拒否感が強かったからだ。けど気づけば、自民党への拒否感を共産党への拒否感が強く上回ってしまっている。憲法改正やるやる詐欺で、圧倒的多数を握っていながら発議の気配すら見せない自民党と、現在進行形で色んなことにクレームを入れて潰そうとする共産党温泉むすめ、戸定梨香、月曜日のたわわ、そして撮影会。どちらがより差し迫った危険かなんて、少し考えればわかることだ。俺がずっと入れてきた一票がこんな連中に権力を与えていたなんて。EU離脱で後悔してるイギリスブレグジット派の気持ちがよくわかったわ。俺のこれまでの投票は間違っていたんだ。ようやく気づいた。

加えて。近年の国際情勢に対する態度がありえなさすぎるというのもある。ロシアウクライナ戦争での岸田文雄外交日本外交の枠内ではパーフェクトだった。安倍晋三菅義偉といった無能どもが外交をかき回すのを見た後だと、岸田のウクライナを支持するという一貫した姿勢は敬意に値するものだと思えるし、戦後日本平和主義体現だとも思った。だが、侵略戦争防衛戦争とを「反戦」の名の下に一緒くたにし即時停戦を求める連中には心底呆れ返る。戦争への反省ってのは侵略戦争への反省ってことなんだよ、知らなかったのか? 大日本帝国侵略大日本帝国に対する中国人民の抵抗は、同じ「戦争」でも倫理的にまったく別物だろう。だが彼らにはこんな簡単なことがわからないらしい。

沖縄左翼に関しては、正直同情する。沖縄人は防衛という名目自国軍から集団自決を強いられたのだから防衛戦争にすらアレルギーを起こすのは当たり前だろう。少なくとも沖縄戦に関しては、日本軍がさっさと降伏していればあれだけ多くの沖縄人が死に沖縄文化歴史が壊され沖縄土地が奪われることはなかったのだから……)

これまでは、共産党の国際情勢への認識おかしくても許していた。地方議会でなら外交防衛関係ない。地域住民暮らしを守ってくれていれば、ふつう民衆自由権利擁護してくれるなら、多少外交安保への認識おかしくたって許せる。だからずっと共産党に入れてきた。自分生活を良くするために。だけど彼らが自分たちの自由を奪おうとするなら、もう彼らに入れる必要なんて何一つなくなる。それどころか打倒すべき対象だろう。

とにかく選挙共産党地方議会から追い出さなければいけない。モリカケサクラみたいな疑獄の追及用に国会に数議席ある程度で十分だろう。自分にできることはなるべくやってみる。共産党には入れない。知人が共産党支持者だったら可能な限り説得する。地元共産党フェミニズム関係の催しがあるなら、行政クレームを入れられる材料を探す(もちろん本来はそういうのも自由であるべきなんだけど、流石にそろそろしっぺ返し戦略適用しても許されるでしょ……)。そうやって彼らに対抗していかないと。こんな連中に議席権力を与えてはいけないのだから

追記

公共施設過激ポーズグラビア撮影女子中学生水着撮影してた事を法律違反してないから良い、そんな事言ったら家族写真も取れなくなるで通すのは無理だって。。こんなチキンレースは止めようよ。。

直ちに法律違反してはいない、のだから、ここまで直前になっての中止要請正当化しづらいだろう、というのはいい? 今後は年齢に関する新しい規則を厳格に適用しますよ、というのであればともかく、去年未成年を出してたから、今年作った規則違反です! なんていうのはおかしいよね? これが「未成年との性行為」であれば問答無用でお取り潰しに遭うのも仕方ないけど、それほどの悪行ではないでしょう。「今月から新しい規則未成年NGにするから年齢確認ちゃんとやれよ」程度の話ならここまで言わないよ。

っていうか、「過激ポーズ」って何? どういうポーズ過激なの? 俺はグラビアとか見ないからまったくわからん健全ポーズ is 何? 何が過激で何が健全かを誰が判定するのか? 公共施設過激ポーズはよくない、なるほど確かに、では公共施設過激アートを展示するのもいけませんね、と言われたらどう返すのか? 「過激なのはけしからんですなぁ」ってのは保守派オッサンの決め台詞だろう。未成年云々の話には、未成年がまだ判断能力が未熟であることを考えると首肯できる点もあるが(たとえば「ドラマ映画で18歳未満の役者を使ってはいけない」という主張をする人が撮影会を叩くのは理解できる)、なんら具体性のない「過激ポーズ」はまったくの理解不能。「ならぬことはならぬものです」ってやつですか?

家族写真おっさんが群がる水着撮影会混同して語るとか30代オタクの評判が悪くなるだけなので自称しないでほしい。

感覚的にはまったくの別物だけど、法的に禁止できるか? っていうと、いや厳しいでしょ、って話になるやつなので。友達水着写真を撮ることや子役が出演する映画子供の出るスポーツ大会典型的には甲子園など。池江璃花子日本代表入りしたのは15歳、宇野昌磨世界ジュニアで優勝したのは17歳ときだっけ?)の中継はよくて、撮影会ダメ、というのは、感覚としては納得がいくけど理屈で考え出すと根拠がわからない(映画スポーツ大会撮影会ダメ、という立場理解できる。子供には十分な判断能力がないから全部禁止、は、賛成反対は別として納得がいく見解)。

子供判断能力を考えるなら、17歳グラビアより、10の子役の方がよっぽど強制性高くて悪質でしょ、という判断になると思う。17歳でも未成年未成年だ! グラビア撮影なんて認められん! という立場もあり得るけど、そうすると、たとえば16歳の高校球児は無理やりやらされてるんじゃないんですか、みたいな話になってくる。まあでも最近は、高校球児が投げたいと言っていても無理やり休ませるべきだ、という話になりつつあるようなので、未成年アイドルが脱ぎたいと言っていても無理やり止めるべきだ、という話になるのもわからなくはないけれど。

撮影者が性的に興奮してたらアウトなんだよ…。 不特定多数が集まる撮影会ロリコンだけ弾く方法があるのかな?

えっ!? 撮影者の性的興奮が基準なの!? そうすると、たとえばノンケの友人に頼まれ女子水着姿を撮影しにきたゲイはセーフで、イケメン球児に興奮する女子アナや女子カメラマン甲子園の中継や取材から外されるべきなの!? そんな馬鹿な! もっと真面目に考えてください。

こと規制後出しやら突然の一律中止を決定したのは施設行政という理解なのだが?共産党がアレコレ言っても規約や法に従って粛々と対応すべきだったと思うけどな。イレギュラー対応した背景は気になる。

こういう見解には一理あると思っていて、とにかく役所側が何でもかんでもクレームに屈するのは、真っ当なクレームを入れようとする一部の人を萎縮させ、クレーマーを勢いづかせるだけなので、基本的には役所の側ももっとスルースキルを鍛えるべきという話はよくわかる。「自分クレームですぐに変わったりはしない」と思えば少しはクレームを言いやすくもなるだろう。ただやっぱり、地方議会議員さんは地方政府から見れば権力者でしょう、普通に……。

ところで、都議会自民党都教育委員会に圧力をかけた結果、障害児向けの性教育が大幅に縮小されたとしたら、それは都議会自民党じゃなくて都教育委員会の責任ってことでいいですか? 自民党クレームを言っただけで、屈する行政が悪いんですもんね? 俺のようなリベラル派は、んなもん自民党が悪いに決まってんだろ、って思っちゃうけれども。

まあ勝手失望していればいいんじゃないかねえ。ところでいくらでこんなクソみたいな駄文書く仕事請け負ったの?

完全に無料で、私的時間を費やして書いていて、当然一銭の得にもならない。安倍晋三こき下ろす増田無償で書いたし、東京五輪への反対も無償で書いたし、それと同様に、これも無償で書いたということ。勝手に期待して勝手失望しただけです。まあ所詮根無し草無名リベラル派ですので。

愛知トリエンナーレに毎年通ってたタイプの人な気がする。

吉良よし子に投票したり自民党支持者の友人の前で共産党への投票公言したりしててもこんなふうに嘘認定されるんっすね~~~~~~。

まあ、国政や首長選では立憲やれいわに入れたりもしてたから、忠実な支持者ってわけじゃないけど、地方議会選挙マジで欠かさず共産党に入れてたのに党からも支持者からもこの仕打ちよ。

こういうタイプの支持者がいるんだって知らなかった? 共産党投票する人はみ~~~んな同じ考え方の人だとでも思ってました? 熱心に活動する人たちだけが票田だって思ってましたか? 違うんだよなぁ! 俺みたいに「外交安保ゴミカスだけど福祉の充実や雇用の安定では頼りになるから比例と地方議会共産党に入れとくか」って思って入れてた人もいたんですよ! そういう人からの支持は要らないみたいなんで、もう入れませんけどね!

2022-08-18

[]

中央公論平成26年9月号に戸部良一帝京大学教授が「日本は何のために戦ったのか 戦争理念と『政治戦』」と題して、大東亜戦争について書いておられます。とてもいいと思いました。

開国来日外交英米という二つのアングロ・サクソン国との関係を基軸に、これら二国との関係を調整することを基本にして、外交政策をつくってきました。東アジアから欧米諸国駆逐し、自分東アジア盟主になるというような政策をとったことは、一度もありません。日本歴史外交史を読めば、簡単なことです。

 

では、「あの大東亜太平洋戦争は?」 となるかもしれません。「自衛戦争」と無理してこじつければ、そう言えない部分もないこともないでしょうがしかし、ろくな外交をしないでおいて、つまり戦争を避けるような外交をしないでおいて、追い込まれ、「ハイ自衛のためです」の主張には、賛成しかます。 かと言って、アメリカは完全に日本との外交交渉に誠実であったとはいえません。

極東軍事裁判判決のようなアメリカの言い分が100%正しいわけではありません。連合国側が広めたこ理屈世界に流布していて、こまります。かといって、日本が100%正しかったという主張にも、うなずけません。もし、軍部とくに陸軍があれほど政治横槍をおさなかったなら、日本外交アメリカ戦争などをしていないでしょう。中国問題をかたずけていたでしょうし、ドイツとの同盟なども結んでいなかったでしょう。陸軍自己メンツのために日本犠牲にしたのです。

 故リチャード・ストーリという有名なイギリス日本史家は、「日本外交明治以後優秀であり、軍部が口出ししていなかったら、あんなことにはなっていない」と言っています。こうした国際的規模の大きな誤解のもとは、ナチドイツ日本を同じものとして考えるからです。

まったく異なった二国の外交説明させて下さい。

 日本中国戦争をする意思はなく、また昭和12年に偶発し拡大する中国との争いをやめ、中国から兵を引きあげたかったのです。ましてや、アメリカとの戦争などは、ぜひとも避けたかったのです。アメリカドイツとは戦争がしたく、それゆえ当初は日本との戦争を避けたかったのです。

 日本は大いなる野望ともち、まず中国との戦争からはじめていき、やがてその野望達成の必要ナチドイツ同盟を結び、ドイツ欧州を、日本東アジア全部を支配するため戦争をした。日本については間違いの解釈をしていますアメリカ正義保安官で、町の秩序をみだす日本という悪漢二丁拳銃で打倒したという西部劇です。

専制全体主義国家暴力脅迫と大虚偽宣伝にみちあふれていました。日本は違います。)

 日本の「鬼畜米英」は戦争が始まってから言い出された言葉で、最初鬼畜米英の考えがあって、その考えにしたがって政策目標が作られ実行されたわけではありません。国民の間には英米への強い好意がありました。東アジアでは、日本もっと英米への好意が強かった国でしたし、今でもそうではないかとと思います

 

 昭和12年(1937年7月7日盧溝橋での偶発些細な事件では、日本中国も拡大する意図はなく、そのまま停戦して終わりにしたかったのです。しかし、日中双方の停戦意図にもかかわらず、拡大し、大げんかになり、ついにアメリカとの戦争になりました。

アメリカとの戦争になるまで、つまり昭和16年12月まで、4年と5か月もありますアメリカ戦争したければ、もっと早く、対中戦争で体力を消耗するまでに始めています。なぜそんなに待つ必要があったでしょうか。また、もしそうならば、対米衝突を避けるために、日本が提議して日米交渉などする必要もありません。日本中国全土を占領しようとか、東アジアから英米勢力駆逐するというような、大それた考えや予定などもっていませんでした。東南アジア植民地解放しようという崇高な考えで戦争をしたのではありません。対米関係悪化し、アメリカから経済的に締めつけられ、南方天然資源のほうに眼が向いていったのです。最終的に南方天然資源確保のために英米仏蘭と戦い、これらの地域から英、仏、蘭を追い払いました。その結果、戦後これらの国々がふたたびその植民地支配者として帰ろうとしましたが、東アジアの人々の激しい抵抗あい不可能になりました。

 もし、こうしたことがなかったなら、アジアの国々の解放は、フィリピンは別かもしれませんが、ずっと遅れていたのは間違いありません。

ライシャワーも「ザ・ジャパニーズ」で書いていますが、日本東アジアにあって他の国々と違う国なのです。理由歴史的経験の違いです。東南アジアの国々と、歴史上たえず専制国家であった中国とそれを手本とした朝鮮韓国と、封建制度を発達させた分権的な、しかしながら、統一された社会としての日本という経験の違いがあります。また西洋帝国主義の挑戦にいちはやくうまく応じて独立を維持した日本という違いがあります。また明治以後日本だけ豊かになり、敗戦後もいちはや日本だけいちはや復興しそのうえ豊かになった日本という違いがあります。また戦後一時的占領のぞくと、西洋諸国植民地になったという経験ももちません。ヴェトナムインドネシアビルマなど、植民地になった国々と人々がどんなにみじめな政治生活を強いられたかという、経験したことがありません。

 日米交渉において、アメリカから経済的に締めつけられと書きましたが、こう書くと、「じゃあ、悪いのはアメリカだ」という意味でもありません。そこには交渉過程における相互のやり取りというものがありますアメリカとしては、そうでなかったら取りにくかっただろう強硬な手をうつことができたからです。

イギリスフランスオランダとしては、日本に負かされ、かつ植民地を失い、大変不愉快だったでしょう。

 

なお、日本南方天然資源確保・・・といいましたが、ナチ東欧ソ連一方的に襲いかかりました。日本はそんなことしていません。万一アメリカから資源買いつけに支障が出た場合にそなえて、事前にオランダ商業ベースでの購入をのぞみ交渉をしています。この交渉はまとまりませんでした。

 万が一のインドネシアへの進出のため、また英米中国援助の道を封鎖するため、フランスとはヴェトナムへの進駐を考えて交渉します。この交渉には軍事的圧力をちらつかせ貫徹しますが、これにたいしアメリカ石油輸出禁止在米資産の凍結という厳しい手段でこたえます。このアメリカの予想外の反応に近衛はびっくり仰天。そこでルーズベルト大統領との直接会談提案します。それは軍部が対米交渉障害になっているから、軍部の頭越しに話し合い、交渉をまとめよう考えたからです。この直接首脳会談には、アメリカハル国務長官などが強く反対し、この提案拒否します。

なんで日本が好んで戦争をしたと言えるでしょう。

 

 さて日中戦争ですが、これが中国で拡大し、英米との雲行きがあやしくなり、対決を避けようとして、対米交渉を提議し、日米交渉ワシントンで開始します。その交渉がまとまらなかったのは、日本にも大きな責任がありますしかし、「それは日本だけの責任だ。アメリカは悪くない」と一般に考えれていますが、これは大間違いです。ハル国務長官の態度にもみられるように、アメリカにも大きな責任がありますハル国務長官には、アメリカ学者にも同じ意見がありますが、「だいたい戦争を避けるため、日本との交渉をまとめるつもりがあるのですか」と言ってもいいぐらいのところがありました。

 日本昭和はいると、右翼的国粋主義の風潮も強くはなりますが、ドイツとは違い、多くの組織が併存しており、どの一つの組織も他の組織を圧倒するとか、ましてや他の組織を滅ぼしていくということはありませんでした。そのときそのとき事情や都合で、ある組織あるいは政治勢力意見が強まったりまったりしていました。日本場合は、偶発戦が拡大していくにつれ、その戦争遂行戦時体制ができ、陸軍要望が聞き入れられていき、陸軍が威張ったのです。決して陸軍は他の組織を吸収したわけではありません。一部の軍事費のぞくと、法案予算案もすべて国会を通過しなくてはなりませんでした。そういう意味国会機能していたのです。意外だと思われるかもしれませんが、軍部議会世論を気にしていたのです。

 

陸軍に反対したからといって、消されるとか、強制収容所おくりになるということはありませんでした。強制収容所もないし、ゲシュタポなどの恐ろしい暴力警察もありませんでした。日常生活については、もっと具体的なものを当時の新聞とか記録とか小説などで、実際の日本人の日常暮らしを知る必要があると思います。(たとえば田辺聖子小説や思い出。向田邦子小説芹沢光治良の「人間運命」も面白い本です。)

 日米交渉の難点の一つは、中国から撤兵問題でした。陸軍も東条も中国から撤退はするが、それには二、三年は必要だと言い張ったのです。ナチと違って、中国全土を占領するとか、中国国民奴隷化するというような主張は、100%ありません。アメリカは二、三年の期間は不満で、二、三か月の以内の撤兵を主張しました。ここに陸軍の横暴があるのです。すぐ撤退しては、陸軍の印象が悪いのです。負けたようで格好よくないというわけです。

 大東亜共栄圏思想ですが、日本中国全土を占領するとか、中国人を奴隷化するというような考えではなく、日中戦争が拡大したから、その説明の一つとして喧伝されたのであり、日中国民平和友好といったムードがその本質であり、具体性のないものでした。当時もやはり、日本人は根底日本人の中国にたいする「シナ中国コンプレックス」をもっていたのです。

 東条は陸軍の「行進」の先頭で旗をもっていましたが、「俺についてこい」と陸軍を引っ張っていたのでなく、陸軍というおみこし担ぎ運動で、その集団行動行進で、たまたま旗手をつとめていたにすぎません。もちろん、それで得意になっていたわけですが。といって、東条に責任がないわけではありません。

日本場合いくら東条などでもある一定以上の文化教養があったわけです。それを、ナチ日本も一緒にしてもらっては困ります

 この教養の差は、例えば敗戦の受けいれかたにも、大きな違いとなって表われます日本場合は、これ以上の負担国民に強いるのはいけないという、コンセンサスがありました。ポツダム宣言受託については、その内容の具体的な確認とか、「これでは国体が守れないではないか」といった意見の違いで、受諾がおくれただけであり、基本線は敗北やむなしでした。

東条でさえ対米交渉の妥結を希望をしていました。彼は10月中旬近衛に代わって総理大臣になりますが、東郷という、軍部の考えに抵抗した、超ハト派の、言葉をかえれば「強硬ハト派」の人間外務大臣にして、交渉継続します。(東郷昭和20年4月成立の鈴木内閣という敗戦終戦のための内閣で、外務大臣として、敗戦終戦のために尽力します。彼は東京裁判では有罪禁固二十年の判決。)

東条は反英米主義者でもありませんでした。中国との戦争で泥沼にはいってしまい、戦線を縮小する勇気、そこから撤退する勇気、をもたなかったのです。これがため、大事になってしまいました。昭和7年から大平戦争勃発までの駐日アメリカ大使のジョセフ・グルーという人は、知日家親日家でしたが、日記で「日本人は何か困難があると、(それを解決しようとしないで)回れ右をしてしまう」と書いています

 日本は「勝った、勝った。悪いシナを懲らしめた」という形にもっていけなかったわけです。戦線を大幅に縮小する勇気必要でした。

 中国も内部に大問題をかかえており、また、日本一方的大陸から追い出すほどの力をもっていませんでしたし、また、英米もそこまで中国を援助する必要は感じていなかったのです。中国協定を守らないので困っているという点では、英米日本と同舟でした。

陸軍英米大平方面で戦うための軍隊ではなく、大陸での権益を守るため、(ということは、間違いなく、日本帝国主義政策関係しますが)、の軍隊であり、その対象は一貫してソ連でした。

また、よく誤解されることは、「日本日清戦争とか、日露戦争とか、あるいは満州事変のあとから、大規模な軍隊中国大陸駐屯させていただろう」ということです。これもよくある誤解で、昭和12年の日本中国偶発事件が拡大するまでは、中国大陸に少しの軍隊駐留させていただけです。

 日本人は賢かった、勇ましかったなどとは言えません。愚かなことをしてしまったものです。

2022-03-09

https://president.jp/articles/-/55379?page=5

今のプーチンには一見の客は通用しない。日本外交には安倍晋三元首相という切り札がある。

専門家としても安倍ちゃん切り札なのか。さすがだな。

やはり安倍ちゃんロシアへ行ってもらおう。

2021-09-02

anond:20210902215227

チェンジリング作戦

この部分は私の読解力不足が多いと思われる。

2話時点ではプリンセスと入れ替わる作戦プリンセススパイとばれたこから背後関係が謎めき(プリンセスにバレている=背後の組織にバレている)、提案を受け入れプリンセスと協力関係に。プリンセススパイ活動で共和国を利してかつ王国女王を目指す。実質的チェンジリング作戦は棚上げ。

終盤、チェンジリング作戦は再始動理由共和国が画策した王国側のテロの主導者に仕立て上げ王国を揺さぶる。作戦後、プリンセス(に成り代わったスパイ)は不要

………?入れ替わって主導者宣言させておいて入れ替わったスパイは処理するの?かなりもったいなくない?現場判断じゃ事前に殺して弔い革命扱いでもOKと言ってるし。

コントロール」が採算度外視な行動を取るようになったことは理解しつつも自組織スパイのあまりにも贅沢な使い捨てクラクラしてしまった。謀略でプリンセス主犯のように見せかけて殺すだけの方が手軽でリーズナブルに思えてしまった。

プリンセスの死後、チェンジリング主人公替え玉としてはたしか不要だけれど替え玉をさっぴいても世代最優秀のスパイなんですが……

ストーリーを動かすために知能を落とすのはお約束として納得していますが、落としすぎるとダメラインがあって、今回はかなりギリギリラインでセーフでした。「止まるんじゃねぇぞ」レベルじゃないですが気になったかな。たぶん自分の見落としがなにかあるはず。

気になった部分 10

2重スパイ容疑の同期を探る話。終盤、容疑が確定し同期を撃ちたくないドロシーに対して目の前で自殺する同期だが、外では狙撃ポジションを維持するアンジェが。

スパイとしての正解は「自殺を阻止して身柄を拘束する」だと思うがドロシーはともかくアンジェスルーは意外。話もスパイ露見時点で成功のようで死んだことが低評価にはなってないみたい。

自分アンジェ人情深さを見誤ったかな。露見したスパイの末路はいつも悲惨だ。恐ろしい恐ろしい。死なせてあげるなんておやさしいこと…?最初は確保しようとしてましたけど……

しか天才たちのスパイ頭脳戦なら自分より優秀なアンジェ安易に罠に引っかかるのか?と慎重に動いてほしかったところ。そこまでするとやりすぎでお話が動かないんだけどね。

気になった部分 5話

ちせ登場話。

列車で移動中の日本要人暗殺者が狙う…という話。序盤でちせが顔見せし停車駅でのアンジェとちせのやりとり。

アンジェロンドンまでで停車駅はここだけ」

ちせ「仕掛けてくるならここか」

あのー、ちせさん走行中の列車に飛び乗り進入しましたよね!それに気づいたのもアンジェさんでしたよね!ちせさんと同等くらいの暗殺者を警戒するのなら停車中かは関係ないですよね!ギャグかと思ったら普通に進行して結構もやった。案の定襲撃は走行中だったし。

気になった部分 3話

ギャグかと思ったと言えば3話。飛行船に乗り込み原盤奪取な特攻野郎話ですが、敵が自分たちの船に向けて銃撃しまくりで、比喩でなく船外でも船内でもバカスカ撃ちまくりで流石に笑ってしまった。強度的に大丈夫だとしても私にはわからなかったのでね。銃弾は当たらないのはお約束なのでそれはヨシ。でもアンジェ拳銃狙撃ピタゴラスイッチは…。

硬派なスパイアクションにしたいのか爆発でアフロになるコメディにしたいのか。ストーリーシリアスなだけにところどころの不自然さが浮き立つ。その中で3話は一番ギャグしていると思われる。

ところどころ特に気になった部分

ありえない場所に人が立ってることが幾度かあり気になった。ありえないと言っても塔の先端などではなく、「そこに立つまでに気づかれないのは変だろう」レベルの瞬間移動のような人のあらわれ方。たとえば尾行訓練に失敗したときの背後の取られ方。船で背後に着地して横に走り兵士が振り返ったときにはその背後に居るような超高速(ちせの超人範囲内?)、列車上でちせの背後に立つアンジェ(気づいていたけど声をかけられるまで無視?)、何人も居る狭いボロ屋の中に唐突に現れ男の腕を掴むアンジュ。ドアを開けた形跡はなし。もしくは開けて閉めたか

ここまではほぼスパイ素人ちょっと過剰演出かな程度の感が、後半ではアンジェたちに気づかれずまっすぐな廊下を早足で移動していた最後尾の背後を取るアンジェに劣る万年二位委員長に極めつきは最終回。一瞬?で窓から部屋に入り背後から殴るアンジェからのそのアンジェの背後に立ち銃を掴み取るドロシーさんwithアンジェの驚き顔つき。いくらあせっていたとはいえ一流スパイの背後に唐突にあらわれるこのドロシーさんは瞬間移動でっせ…

やりたいよねーわかるー。だけどできれば一瞬でいいので近づく動きを入れてほしかった。

めっちゃ気になった部分

男が愚鈍

はい時代的に男ばかりなので敵役モブ馬鹿でもいいです。いややっぱり男?最初声優の演技が下手っぽかったり悪ノリが過ぎているのかなとスルーしていたが、だんだんとあ、これキャラクター設定時点でアレだわ。変なキャラにしてるんだわ。と気づいた。相手文化に合わせず土下座しまくる日本外交特使。過剰に露骨に過ぎる借金取り(監督曰く「美味しいキャラに仕上がった」)。思慮が浅い父親ステレオタイプすぎるジョック典型的無能軍部ジェネラル。そこで絆されたそぶりを見せるとそりゃ殺されるよというイングェイ少佐少佐!?そしてモブハニートラップに引っかかりまくる。一般人プライベートならわかるが職務中の衛兵や軍人ガンガン引っかかるのは頭を抱えた。船上に突如現れた不審者には見惚れねえよ…。リアリティラインなりレベルなりはルパンレベルでいいのんか?そりゃ攻殻機動隊でも色仕掛けはあったけどさあ。ハガレンラスト(ボイン)みたいな方向がよかった。安易なハニトラ演出に引きづられてドロシーへの好感がやや下がる。

すべての男が悪し様に描かれているわけではなく王国共和国組織トップ二人は非常に知的に描かれていると思うし、主人公たちの見せ場にはなるもの変声に対してカマをかけた機転がきく軍人もいた。1話の兄さんやモルグのおじいさんなど光るキャラもいる。しかし全員優秀な主人公チームに対してところどころポンコツ人物たちという構図はやりとりが浅くなりがちでシリアスや緊張感といったものがガシガシ削られていった。スパイの悲哀や政治への夢を語られたところでなんかもうそういう作品じゃないしなあと乗り切れない自分がそこにはいた。

スパイ自由意志

スパイという基本、上から命令絶対自己決定権がないような立場でどう自分意思を実行するのか。命令違反すればもうスパイではなく排除対象で不可逆であろう。オムニバス形式作品で上からの指示を受け行動するスパイというのはわかりやすく毎回異なった展開が用意されていてよかったが、主人公たちのやりたいことをどう実現するのかは気になっていた。

結果、自分意思で動くスパイを作るための終盤はその原因や免罪符含めて司令部の「コントロール」の指揮権簒奪暴走という形で表現された。司令部に逆らったけど悪い司令部だったからお咎めなし。なかなかいい落としどころだと思いました。軍部暴走や短慮ぐあいはもうそういうものと受け入れるしかなかったけれど。ラストの収まりはよかったです。

ふたりの再会時にアンジェが語ったゆめかファンシー逃避行実現性不明ですが、叶うと素敵そうでしたね。叶わないんでしょうけどね。

おわりに

プリンセス・プリンシパルは「敵側のコメディ」に失敗した作品な気がする。主人公側のそれは良く出来ているものの、それ以外の「崩し方」といったものかなにかが私と相性が非常に悪かった。とくにこの作品を「硬派」とみていた自分には。これを女の子かわいいスパイアクションアニメとしてみていればぜんぜん許容範囲自分の落ち度とも言えなくもない。

「まじめな敵(組織)だけど滑稽なシーンもある」作品は浅学ながら少しは思いつき、どちらも漫画だけれど「ドロヘドロ」は初見怖い存在魔法使いだけれどどんどん愛着がわいていくし、それでいて強さ感や怖さは保っていた。最近作品だと同じく分断もので暗躍組織政府組織モノの「東独にいた」は敵役?の政府側のキャラクターがいい感じにコメディしていて好きだ。それでも緊張感は保っているし、スイッチの切り替わりがギャップとして機能し緊張感が増しているすらあるかもしれない。

オムニバス形式モブゲストが多いプリンセス・プリンシパルと比較するのはやや違うかもしれいないがそういった両立できている作品を知っている身では「両立できなかった作品」ととらえてしまった。全体を通して不自然と思う部分もあり、後半戦はなんとか我慢して完走できた作品だった。俺は12話だから我慢できたけど24話だったら我慢できなかった。だから劇場版はたぶんごめんなさい。

2021-07-26

オリンピック開会式がゴタゴタした理由

舞台に出て説明責任も負ったりする舞台映画監督や、せめて作家性のある構成作家が仕切るべきオリンピック開会式を、裏方でかつ、通常業務ステークホルダーアーティスト芸人サイドである演出家が仕切ったから。

舞台映画監督スポンサー意向を聞きながらもオーディションを経由してバックグラウンドチェックを行うことでお友達以外から参加者を募り、かつ観客動員数などの責任を負い、客の期待していることを読みながら、シーンの転換に一貫したシナリオのある舞台を作るのが仕事。向いている方向は、客、または、スポンサー演者監督の思い描いたシナリオ絵コンテの流れを実現する素材。

一方で演出家は、シナリオの部分を担保するのがアーティストお笑いネタを作る側、脚本家であり、演出家自体は出来上がっているシナリオやそのシナリオに沿って動く側を良く見せるのが仕事。向いている方向は、演者演者活躍表現サポートする立場

このゴタゴタは、AKIRA案という、復興五輪日本外交どころかオリンピック憲章と全然関係ない案を出した演出家MIKIKO先生キャスティングから間違いは始まっている。

AKIRA案って、そこと何の関係あるんですか?表現者サイドの自己表現よりも、日本民意を汲みつつ、各国の選手の歓迎の方が優先される場なんですよ。思い切り自己表現をするアーティストを支える人ではなく、オリンピック憲章の意図理解自分表現力をオリンピックという場を成立させることに注ぎ込んだ森山未來的な役者ダンサー開会式に起用できるような教養のある監督必要場所なんですよ。

あと、開会式冷戦時代だと有効だったジョンレノンイマジンが墓から出てきたのでびっくりしたのですが、こういうチョイスをしたサブカル層が見てる世界って、難民が出ている世界国境領土問題でゴタゴタあるインドパキスタン台湾等ではなく、欧米音楽業界さらマイノリティの痛みに無頓着な育ちの良いボーイやガールの界隈なんですかね?さら強者と言われる白人サイドから手を取り合ってって言われるの、どうなんですかね?マイノリティの主張を聞くことから始めないんですかね?

サブカル層はすぎやまこういち海老蔵に対してカウンター打てるほどの人材作品プール出来てないぐらいに日本外交に対して考えもなく、多様性もなく、身内で固まっていただけ。そういう現状を反省しつつ、スポーツの採点でスポーツ業界人材の方がはるかに多様だったら、大坂なおみさん以外の多様なスポーツ選手にも沢山映像等でフォーカスすれば良かったのに、そういうこともしなかった。

消防団歌舞伎だせというのは、最低限、ベタ日本的なもの開会式に出せという、あらかじめ想定できた国というスポンサーから要求ベタボランティア経歴のあるMISIAもそう。

音楽歌謡曲民謡太鼓三味線とか『のど自慢 世界大会』的なベタもの全然良かったし、前回のオリンピックから違う系統で且つ昨今の流れを組みつつ世界でもわかりそうなものと言ったら、ヒップホップジャズとかの黒人音楽でも良かった。他は、よさこいねぶた祭り漫画アニメみたいなベタで良かったし、最初赤い糸を使ったハイコンテキストな割にその意図が『はたらく細胞!!』っぽくて可愛いことにあっていないコンテンポラリーダンスはなくても良かった。

借りてきたマイノリティではなく、自国の中のマイノリティを見つめるなら、日本的なもの統一しても良かった。その流れで、身体障害者として途中からマイノリティになった長嶋さんの登場や、音楽業界ではマイノリティであるゲーム音楽(すぎやまこういちはともかく)は良かった。

老若男女世界各国ウケるベタでローコンテキストものを嫌って、身内しかからないハイコンテキストものや、借りてきたマイノリティ性を好む人たちが、たまたまアーティストサイドを贔屓する演出家を中心となって固まり音楽映像サイドもそのことを気にかけなかったことが露呈した、そんな開会式だった。

才能ある人を守れと言われても、コンセプトやシナリオにあった動きをするから守れるのであって、そこを蔑ろにしてたら守れる才能のある人も守れないんですよ。シナリオ絵コンテがあるリニアコンテンツではなく、電博雑誌テレビ的なノンリニアコンテンツの作りをしていたら、枠を入れ替えるように人もコンテンツも交代されちゃうんですよ。だから外部からの口出しに柔軟に対応できちゃうんですよ。周りに何言われても「これはコンセプトやシナリオ絵コンテの流れに合ってませんから」で断れずに。

2021-03-24

呉座勇一の誹謗中傷問題に絡んでTwitterID:syakekanが塚本英樹だとバレる

呉座勇一のTwitter騒動関係でsyakekanという鍵付きアカウントがちょくちょく下衆いツイートで絡んでいらしいことがリプライから推測できて気になっていたのだがどうやら塚本英樹という近代日本史研究者らしい。


なんでバレたのかというと「北大西洋条約さくら@MValdegamas」というミソジニーアカウント2014年頃@付きでアカウント名前を入れてツイートしてたからだ。

なおこのツイート3月24日の15時半くらいに消去されているみたいで検索できくなっていた。


どうやら2009年11月から革命的非モテ同盟代表を務めている「鮭缶」と同一人物らしい?(2021年現在はどうなのか不明

日本史アカデミア界隈のミソジニーボーイズクラブっぷりってかなり深刻だな。


皆さま方におかれてはぜひTwitter検索欄に「to:syakekan」と入れて検索してみてほしい。

彼が誰と、どんな話題に、コミットしていたのかが推測できる。

せっかくだからお手軽にアクセスできるようアドレスも貼っておくよ。

https://twitter.com/search?q=to%3Asyakekan&src=typed_query

2020-12-27

増田ブクマカ自民党が支持される理由学術的に説明したい(追記

標題に関する追記 (2020/12/28 16:52)

標題は「~理由国際関係論という学問用語を使って説明したい。」とした方が正確である

しかし、それでは読んでもらえないと予想したので標題のようにしている。

本文

自民支持されるのはおかしい( https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/DocSeri/status/1342720709873692672 )というエントリが人気だ。

自民議員が腐敗しきっていて不祥事だらけなのは事実だ。

それでも自民党が支持されるのは、外交安全保障政策を任せることができる政党自民しかいからだ。

学術的に言うと国際関係論という学問では、High and low politics ( https://en.wikipedia.org/wiki/High_and_low_politics ) という言葉がある。

High politics とは、外交安全保障といった分野を指す。

Low politics とは、High politics 以外の分野を指す。

High politicsでの失敗は、国としての存在に関わる。

Low politics もまた重要であるが、Low politics成功するには、High politics領域で国が安定していることが必要不可欠である

そのためHigh politicsLow politicsにまして極めて重要である

High politicsで失敗するとどうなるかは、パレスチナイエメンアルメニアウクライナウイグルチベット、【イラク】(2020-12-28 10:48追記)、そういった国々ないしまたは"地域"から学ぶことができる。



立憲民主党・その母体である民主党系の政党は、High politics を軽視している。

例えば鳩山首相(当時)は、日本中政府沖縄県アメリカのいずれもが同意していた辺野古移転案を白紙化し「最低でも県外」を推し進めようとした。

それは失敗に終わり、期待を裏切られる結果となった沖縄県辺野古移転案さえも拒否する結果となった。



例えば蓮舫副代表(当時)は2019年F35105機の購入計画爆買いだと批判した。

2020年数字になるが、中国は第4・第5世代機を1080機保有していることに対して、日本は309機しか保有していない。

( https://www.gyoukaku.go.jp/review/aki/R02/img/s2.pdf )

これを踏まえれば、必要な装備水準について現実的な対案を提起することなしの批判は支持できない。


こうした例から立憲民主党とその母体はHigh politicsを軽視していると私は判断している。

不祥事を繰り返す自民党の議員たちは実に不快であり有害である個人的には思う。

からといって、High politicsを軽視した政党を支持することはできない。

そのためHigh politicsの分野で信頼できる政党ができるまでは、自民党を消極的に支持するしかない。

2020年9月10日毎日新聞によると安倍政権への世論調査

「最も評価が高かったのは外交安全保障政策で、「評価する」が57%で、「評価しない」の27%を大幅に上回った。」という。

( https://mainichi.jp/articles/20200910/ddm/012/010/100000c )

2020年9月3日朝日新聞でも、世論調査で最も支持されたのは「外交安全保障 (30%)」であった。

(https://www.asahi.com/articles/ASN937F3RN92UZPS005.html)

こうした調査からも、自民党が支持される理由がHigh politics を重視し現実的安全保障政策を取ってきたことにあると考える。


2020-12-28 10:31追記

まず、多くの方からコメントをいただいたことに感謝する。

いただいた人気コメントと、新着コメントのうちいくつかにたいしてコメントしたい。

そんな大上段の話ではなく、ドブ板(冠婚葬祭学校地域の式典・イベントに顔を出す等々)と地盤(後援会)の過去からの累積が効いてる、って話では。単純接触効果は偉大ですよ。天下国家論じるだけでは選挙勝てない。

ドブ板地盤看板鞄が55年体制から現在まで自民党を支えたことは、私もそう思う。

しかドブ板地盤看板鞄では、安倍政権が終了時に世論支持率が上昇し、その評価する政策として「外交安全保障政策」が一位となったことを説明できない。

北方領土が返ってこなくなったり,拉致被害者が返ってこなくなったり,Googleマップミサイルサイト決めたり,自衛隊幹部一同が会食して一斉感染したり,high politicsってスゲェな!

4つの反論のうち拉致被害者の奪還の困難さを評価するのは難しいが、その他3点について言及する。

まず一般論として他国実効支配している領土交渉返還できるのは極めて稀なケースで、北方領土返還されなかったからと言ってただちにhigh politicsを軽視しているということにはならない。

ただし安倍政権ロシアナイーブ善意を期待して対露譲歩(2島先行返還論への転換)をしたことが何ら成果をあげなかったことは特筆すべきであり、安倍政権が対露外交で大きな失敗をしたこと同意する。ロシアには善意や信義は通じない。国際関係論でいうところのrealism学派の外交理論を全面採用すべきであったし、せめて今後はそうあるべきである

イージス・アショアの配備予定地の選定に防衛省担当者Googleマップ使用たか、及び自衛隊幹部一同が会食したかどうかについては、自民党がhigh politicsを重視しているか否かという論点には関係がない。

中韓が嫌いなだけの人が水を得た魚になるエントリ

具体的な反論または質問の形に書き換えていただければ、解答したい。

学術的になってる?(´・_・`)なんか2chでよく見たはい論破と同じ空気を感じる。

学術的に」という言葉違和感を覚える方がいるのは理解できる。

というのも、「学術的に」とは曖昧表現であって、この場合は「国際関係論という学問用語を使って」という方が適切なのが正しい。

そうしなかったのは、そのタイトルだとたぶん読まずにスルーされてしまうだろうと予想したため。

例として挙げた辺野古政策F-35世論調査結果の全てにおいて議論単純化され過ぎていて、「学術的??」となる。居酒屋の隣の席のオッチャンが言ってた。

単純化しなかった場合議論とはどのようなもの説明してほしい。

学術的に」は先述のとおり。

辺野古移転国内問題が主じゃね?戦闘機代替機種もあるんじゃね?コロナ防疫は安全保障問題じゃね?

3点の反論にそれぞれ解答する。

1点目、普天間基地問題解決日米安全保障条約運用の安定性に寄与することであり、日米安全保障条約運用の安定性を向上させることはhigh politics課題にあたる。

2点目、戦闘機について。蓮舫氏は35に変わる代替機種などの提案した上で批判したのではなく対案なき批判となっている。

蓮舫氏が代替機種、あるいは戦闘機の購入よりも安全保障を向上させる装備体系の提案をしたのであれば、その内容に応じて賛成または反対をする。

3点目、防疫は安全保障問題ではないか、という指摘はそのとおりだと思う。

外交安全保障対米追従

具体的な反論または質問の形に書き換えていただければ、解答したい。

結論から先に考えてないかな?書かれていることは仮説でしかない気がします。データ根拠が弱い(30%って)ので、追加のレポート期待しています

根拠が弱いのはおっしゃるとおり。

ただ、実験のできない、さら統計もとれない分野ではこれ以上の根拠を持ってくるのは難しい。

「それでも自民党が支持されるのは」ではなく「それでも俺が自民党を支持するのは」だろう。太宰メソッドだ。Objectだけを分析してもSubjectの行動の理由説明したことにはならないだろう

朝日新聞毎日新聞世論調査の結果の下りを読んでほしい。

引用Wikipediaニュースサイト程度で「学術的」って…これ以上何も言う気が起きない

国際関係論の学徒だが、もう大学図書館にも電子ジャーナルにも入れない、本も経済的事情で売ったので

そこは多めに見てほしい。

2020-12-28 11:39

①筆者の挙げるパレスチナイエメンアルメニアウクライナウイグルチベットの置かれている状況を日本に当てはめるのが妥当と言えるのかどうか。(経済力人種宗教資源地理)

High politicsに失敗した場合、例えば北朝鮮の核攻撃を主要都市に受けた場合

それらの国々と日本の状況に大差はなくなると私は考える。

外交安全保障をHighとして、内政をLow位置付ける概念は、政治学の中でメインストリームなのか、またそれは軍事関係者などのイデオロギーに影響されてないものなのか(引用Wikipediaっていうのも?だし、Wiki自体にも引用文献が少ないから疑問に思った)

国際関係論」という学問分野ではメインストリーム

国際関係論には、大きく分ければ2つの学派がある。1つはrealismで、もう1つはliberalism。

realism は、High politicsだけに関心がある。

liberalism は、High politics以外にも関心がある。だが、最も重要視するのはHigh politicsであるという見解はrealismと共通している。

これはliberalismの中心人物であるJoseph Nyeという学者が「安全保障とは酸素のようなものであり、それが希薄になり息が苦しくなるまでは、人々はその重要性に気づかないが、実際にそうした状況になれば、それ以外のことは考えられないほどに重要なのである。」と著作である国際紛争理論歴史」という本で述べている事実が端的に説明している。


政治学」まで広げた場合メインストリームかどうかはわからない。

日本の、国際関係論を除く、政治学者」の間でのメインストリームではないとは感覚的には思う。


2020-12-28 12:43 追記

民主党政権時、外交側を軽視していた事例があった、としか書いてないような…。自民党が外交を重視しているとも、その結果が支持に繋がるという根拠もちとわからず…。

ご指摘のうち、「自民党の外交が支持されている」のは朝日毎日世論調査の結果で説明できていると思う。

自民党が外交を重視している」例がないのはそのとおりだと思ったので追記する。

例として最も適切なものは、「自由で開かれたインド太平洋」構想の定着だ。

自由で開かれたインド太平洋」構想は、麻生外相2006年に行った演説にある「自由と繁栄の弧」 (https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/18/easo_1130.html) 構想、ないしは2007年安倍首相インド国会での「2つの海の交わり」「安全保障ダイアモンド」(http://www2.jiia.or.jp/kokusaimondai_archive/2020/2020-01_003.pdf?noprint) に起源がある構想だ。

これが、例えば2020年アメリカ共和党の国家安全保障戦略報告書でも日米豪印(Quad)協力の継続・支持が提言(https://jp.reuters.com/article/idJP00090300_20200618_00220200618)され、アジアNATOであるかと議論されるまでに定着した。

国際政治学者の細谷教授は、自由で開かれたインド太平洋に対して「過去1世紀半の日本外交歴史の中で、これほどまでに日本提唱した外交構想が国際社会に浸透して、幅広い支持を得たことはなかったのではないか。(https://apinitiative.org/en/2020/12/21/14345/)」と述べている。

自由で開かれたインド太平洋」構想は自民外交最大級成功であり、自民党が外交を重視している根拠としては最も適切なものだと考える。

2020/12/28 13:43 追記

「ないし」は漢字では「乃至」と書く.

意味は「~から~まで」だ.

最近辞書には「または」の言い換えとしても見えるが, 「または」とか「やら」を使っておくのが賢明だろう.

「ないし」を使うと高尚で学問的な感じが出るためかネット論客はむやみに使いがちだが, 諸君, 漢字意味をきちんとわかってて使ってるだろうか.

ご指摘ありがとうございます修正しました。

2020-12-21

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最悪の極右 Permalink | 記事への反応(2) | 19:17

2020-01-05

anond:20200105001856

レバノンと引き渡し条約を結べていない点について日本外交の落ち度とするのは無理があると思うけどな

欧米でも人権保障されてる先進国同士で結ぶのが基本であって

独裁政権ばかりで同性愛姦通でも死刑にする中東諸国とは結ばないのが当たり前

2019-09-26

地雷原は北にとっても防衛網だ。北からすれば信用できない国連地雷を除去するのは外堀を埋められるようなものだろう。こういうものは北に根回ししてから共同発表するのが常識的だ。どこからまれ妄想か知らないが、自分の都合を相手押し付ける様は対日本外交と同じだ。

2019-08-22

anond:20190822184318

かもしれない、つーか、完全に失政であり大失策

札の切り方に失敗した日本外交の敗北。強面路線で失敗して河野どーすんの太郎

2018-09-26

バナナの叩き売り

国 際協力をしていると、私はその国のために仕事をしているという人がいる。

それはNGOだったらそれでもいいだろう

しかし、税金を投じて事業を行っている組織を通じての活動をしている我々は

しろ日本外交の一端を担っているという自覚必要だ。

その国の特定の分野の特定の人々を鍛え上げるという事業テーマに対して、

その個別目的の達成のために、その国の人々から煙たがられる結果になったら

結局は、外交目的の一つである日本シンパを増やすという大局をみていないことになる。

重要なのは相手国との経済的政治的関係そして友好関係を維持する、発展させるということであって、

その基礎となるのは、個々の信頼関係である

その信頼関係の醸成を抜きに、事業は成り立たないし、無理に推し進めるべきではない。

かといって、個別事業目的大義名分が立たないからと言って、事業から手を引くのも悪手だ。

大義信頼関係の維持ということでよいのではないか

2018-05-25

米朝会談中止

本件は日本が介在してないので日本外交の敗北とか言ってたが介在してないか責任も無いよね?

2016-11-10

トランプさん、日本人のモタモタぶりが大嫌いだろうな

トランプ氏、韓国大統領電話会談 防衛維持を表明=聯合ニュース

http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%97%e6%b0%8f%e3%80%81%e9%9f%93%e5%9b%bd%e5%a4%a7%e7%b5%b1%e9%a0%98%e3%81%a8%e9%9b%bb%e8%a9%b1%e4%bc%9a%e8%ab%87-%e9%98%b2%e8%a1%9b%e7%b6%ad%e6%8c%81%e3%82%92%e8%a1%a8%e6%98%8e%ef%bc%9d%e8%81%af%e5%90%88%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b9/ar-AAk6TdJ

商人取引が好きな彼は、何かと「持ち帰って検討します」「まずみんなの合意を得ないと」「私は責任者でないのでわかりません」だの、コソコソと何が言いたいのかわからないような日本外交官・大臣には虫唾が走ることだろう。彼に素直に従えば(内容は別として、ふるまいや手続き的に)、彼は割と気の良いおじさんに見えるのだが。いわゆるイラチ気味かな?

韓国の人は、その点良くも悪くも瞬発力がよくて単刀直入で単純(失礼)っぽいから、さっさととりつけたのだろうか。

トランプ氏の性格だんだん共和党バックボーンに抑えられるとは思うけど、逆にバックボーンから悪知恵もつけられるってこと。

なので、米韓同盟はある程度現状維持、けど日本からは搾り取るだけ取ろうとしてくるかもね。

今回の大統領選を契機に、日本人はあらゆる他人任せの意識を捨てて変わらなくちゃだな。

2016-05-29

中国が本当に崩壊するか知りたいのであれば

外務省が去年公表した政策提言レポート

20年後アジア太平洋地域秩序と日本役割」を読めばいいよ

http://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/pp/page3_001196.html

ちなみに、外務省がこれみたいな政策提言公表するのは、1999年ぶり

金出して作らせたレポートなんだから、当然、政策当事者も目を通したはず

おそらく日本外交を占う上で計り知れない価値があるのでは

2015-02-01

一連の騒動を受けての違和感

非常に残念ですが、二人目の捕虜であった後藤さんが犠牲者となってしまいました。

ネット界隈や政治界隈では彼を偲ぶ声や、日本外交に対する不満などをちらほら見る事ができます

なんですが、、

言葉を選ばずに書いちゃうと、後藤さんばかり取り上げすぎちゃいます??

私界隈に溢れる情報だけを見ての発言で恐縮なんですけど、

先日、湯川さんが犠牲になった時よりも、後藤さんのニュースが流れたときの方が

殺害された後藤健二さんを称える声がネット上にあふれている naverまとめ

http://matome.naver.jp/odai/2142276628779095501

こんなまとめができたり、(湯川さんの類似のまとめはまだ見つかりません・・・

SNS投稿でも、後藤さんを取り上げているようなものが目立つ気がします。

命は平等なはずなのにね。

両名が捉えられたときから気にはなっていたけれど、

後藤さんの方が、ジャーナリストとしての活躍が取り上げられたり、

母親マスメディアに出てきたりと、湯川さんの存在が薄れていくように感じていました。

皆様はどのように感じていたのでしょうか。

私は、「これを取り上げた方が、話題になるだろう」というメディア側の声が聞こえてきた気がします。

杞憂かもしれませんが、、、

何か、大切なことが他にあるのではないかと

引き続き海外ニュースや、反応を今も探っている状況です。

本件、本当に残念です。

どうか安らかに。

2014-02-02

アングレーム国際漫画祭での慰安婦漫画-韓国日本の作品

韓国側の作品

アングレーム:韓国漫画展の写真スライド

"Herstory" Comfort Women Animation - English アングレーム慰安婦漫画展で上映されているアニメ"Herstory"はYouTubeで見ることができる(英語字幕付き)。

論破プロジェクトの作品・資料(新聞では日本側と書かれている。)

3 mangas sauvés de Voldemort 拡散どうぞ - J'adore le Japon et la France 論破プロジェクトの作品

「フランス 慰安婦マンガ」騒動で主催者が激怒しブース撤去の要因になったと称される新興宗教団体出展「ハーケンクロイツ漫画」:Birth of Blues

【動画】アングレーム国際漫画祭に行かれる方々へ「韓国の作品に騙されないでください」日本人女性がフランス語で発信!字幕付-Chers tous ceux qui iront au Festival international BD d'Angoulême-| 保守速報

字幕付-Chers tous ceux qui iront au Festival international BD d'Angoulême- - YouTube 上記の保守速報エントリーに載ってる動画

アングレーム国際漫画祭での慰安婦漫画を比べてみると - 仮想と現実

フランス漫画祭で流れた韓国の慰安婦アニメ、なんと日本の作品のパクリだった!!!しかも原作での被害者は日本人らしい…どんだけ卑劣なんだよ - 中国・韓国・在日崩壊ニュース

論破ドットコム - みなさん、こんにちは、論破プロジェクトの藤井です。1月30日 21:17

片山さつき Official Blog : 外務省担当課長からの第一報でわかった「今年のアングレーム国際漫画祭のテーマ「戦争による被害や抑圧」を戦略利用した韓国外交と「民間のこと」と放置した日本外交 2014年01月31日

片山さつき Official Blog : アングレームの藤木さんとさき程電話で直接話しが出来ました!何とか漫画祭終了前に、記者会見を!2014年02月02日

 
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