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はてなキーワード: 求心力とは

2024-09-25

露宇戦争終わったあとってやばくね?

どちらかに多額の賠償金が発生するよね?

ウクライナならまだ助けるところもありそうだけど、ロシアが負けたらロシアヤバい賠償請求くるよねたぶん。

それってさ、3次大戦の引き金にならんかね?

当然現総統は死罪になると思うのだが、彼亡き後にそれこそナチスみたいな政権が勃興する可能性って大いにあると思うんだよね。求心力をいきなり失いつつ恐ろしいレベル賠償でしょ?国民ずっとタダ働きでしょ。

そこに口の上手いヤバいヤツが乗っかってきて(現代にあっても悪い言説でも独自論理でも持ち上げられ続ければ支持を集めだすのはSNS証明済み)、仮想敵を作り上げて戦争に至る、みたいな。

日本なんて隣だし、ロシアにのっかった中国がソッコー狙ってくるのでは?

日本人も今は「裕福」(異論は認めません)だから治安いいけど、戦争になって貧しくなればすぐにヤバい奴の支持が拡大して治安なんてなくなんじゃないかな。

戦争なんて早く終わってほしいけど、終わり方もすごい大事なんじゃないかなって。当事者じゃない冷静に考えられる周りが、国民レベル共通認識しておかないと、「ロシアへの制裁が甘い!」みたいなのが出てきて混乱すると思うんだよなぁ

2024-06-29

政敵悪魔化こそが支持者への報酬からだよ

https://anond.hatelabo.jp/20240628220617

いい質問だね

「なんでみんなそんなに悪魔化出来るの?」

政治界隈が政敵悪魔化するのはそれが支持者への精神報酬からだよ

恨みがないか悪魔化できないって?

話は逆だ

そこまで恨みがない相手現実の不満を集約し、悪魔化して叩く根拠を与えるから意味があるんだよ

それが政治リーダーに求められる、フォロワーへの協力報酬の支払い方としてメジャーなんだ

ちょっと考えてくれ

政治運動には多大な労力がかかるのに、協力者に報酬を払う方法は非常に限られている

まず、金が払えない

当たり前だと思ってるやつ、この難しさを舐めすぎ

いやマジで舐めすぎ

金が払えないんだぞ?

労働してもらうのに、対価として妥当なカネが払えない、この資本主義社会

それどころか経費すらまともに払えません、持ち出しです

どうやって運営するんだそんな組織

イカレてやがる

もちろん中核となる専従人材必死こいて法人やら経由してなんとか金を渡すことは制度可能ではあるが

その出どころはどこなんだって

何らかの利権にありついて分配するの?ものすごい求心力があって寄付金がくるか?

まあ与野党の最大派閥にくいこんでてどうにかってレベルでしょうね

それすら末端まで動員するには全く足りません

しかもそれ自体政敵に叩く根拠を与えるわけだからうそうできない

労働者として雇う妥当待遇より圧倒的に低いとしても方々から叩かれる

から精神報酬を支払う必要があるわけ

さて、精神報酬にはどんなものがあるでしょうか

よりよい政治未来への期待感

お前らそのためになんか行動したことあるんですか?

まあ一回二回ならあるかもしれない。しか継続は難しい

なぜなら、実際に政策を変更し未来を変えられるのは選挙などの政治闘争に勝ってからから

政治は負けたら何も得られない

選挙で勝てなければ完全なゼロだし

必死こいて借金積んで選挙に勝っても議会多数派にならなければ政策は通らない

議会多数派になったらなったで種々の現実的な制約で過去と同じような政治をやりはじめる

こうなると未来への約束マニフェスト類は単なる未払いの焦げ付いた借金に成り下がる

すると失望から組織は縮小し再編成は容易ではない

二週目から未来への約束のものが疑われるハードモード

未来への期待感政治組織運営し続けるのは無理だ

もっといいものがある

継続的に支払えて調達コストが低い精神報酬

それは悪を叩く快楽

ただし、叩く原因がムカつくとか顔が気に入らないとかその程度のものでは人は満足しない

自分たちを脅かす悪

自分たちだけでなく家族や友人や共同体世界を脅かす悪

それと戦うことが最大の快楽なんだよ

からその根拠、それも敵が単なる派閥対立争いの敵ではなく

世界全てに負の影響を与え排除すれば世界がよくなる「悪」である根拠を支持者に与える必要がある

これこそが政治リーダーフォロワーに与えている報酬なのだ

そもそもなぜ人間は悪を叩くと快楽が発生するのだろうね

まあ進化的には共同体を維持するため全体の利益に従わないやつを叩く行動が云々とか

いじめを誘発するのも同じような脳のメカニズムだとか

いろいろ言われてます科学的な細かい話はしらん

お前らが金をもらわなくてもやることなんてネット炎上ネタ必死に叩くことぐらいだという事実で十分説明可能だろう

ともかく、人間無料で動員する一番単純な方法

それが悪を叩くことだ

そのためには敵を悪魔化する技法こそがリーダーに求められるのです

それさえできれば選挙に勝つ必要すらなく政治運動は継続できます

その技能が低いと報酬を払えず集団の維持運営ができずに崩壊するので政治界隈にとどまれません

終わり

2024-06-24

オジサンたちってちょっとでも煽られると滅茶苦茶気持ち悪くなる

職場の50代の人は普段はおとなしいし仕事もそこそこできる人なんだ

ただ最近特に愚痴っぽいというか、ちょっとでも自分関係することや自分の知っていることに対して誰かが言及すると、猛烈に感情を高ぶらせることがあるんだよね

飯食いながらする話じゃないよなーと聞き流しているけど、なんとなくだがわかってきた

ようするに、自分立場でこれ以上何もできないってことへの憤りがあるんじゃないか

殆ど被害妄想が要因なんだが、本人は「あいつ煽ってる」ととらえるらしい


工事関係で新技術としてAI仮想現実を取り入れた事業をみたときとか、言葉の端々に「なんで俺が理解できないことをお前はできるんだよ」ってニュアンスが含まれていた

別にあなただって勉強して学べばいいんじゃないかなって思うけど、そういう気力や体力がないんだろう

あとシンプルに目が弱くなって文字が読めないって話も聞くし

そうすると残されたのは自分経験だけ

けれどその経験すら陳腐化しているうえに極めたわけでもないから、付け焼刃みたいな浅い話しかできなくなっちゃってると自覚しているんだろう

まあ過去経験談は面白いけど3回以上聞くのも苦痛だし

本人も求心力がないことをわかっているけどどうしようもなくて、意地でも怒りをぶつけようと変なことで怒り出す始末

とりあえず敵認定しちゃえばネチネチ攻めて相手が折れれば勝ちったパターンなんだろう

最近そういう口調が増えていると感じる

そうすると「同じことしか言わない中途半端なイキリおじさん」が爆誕ちゃう

俺が一番気になったのは、ふつうの人がある時期を境に勝手に変になっちゃうこと

理屈はどこにでもあるけど、身近な普通な人がそうなるのは怖いよな

俺も気をつけなきゃ

2024-05-25

ヤフコメ民ってあたおかすぎない?

2期目での小池知事求心力低下は明らかです。瀕死自民党利害関係が一致したのでしょう。学歴詐称は大きなマイナスにはなってないでしょう。それより8年何やってきたんですか?と問いたい。

マスコミはなぜ、そんな小池さんを最有力と推すのでしょうか?そして、立候補を表明した地方首長ネガティブキャンペーンよろしく揃ってこき下ろす恣意的コントラストで実に不快小池さんが再選されていいことあるのですか?

https://approach.yahoo.co.jp/r/SwgTLr?src=https://news.yahoo.co.jp/pickup/6502155&preview=auto


Good 7355 bad 351

誰も自民党瀕死だとか聞いてないし、大体

それ、あなたの願望入ってませんか??

ていうか後半の文、いらないですよね???

なんでヤフコメってこんな人ばっかりになっちゃったんだろかなし泣

2024-05-24

かわいい求心力

一昨日か昨日Xで流れてきたヤングオイスターぬいぐるみ検索・閲覧してしまい、広告に表示されるようになってしまった。

もともとディズニーにはあまり興味ないのに(サンリオ派)、ついつい目がそっちへ向く。集中できない。でも消したくない。

かわいいから

2024-05-21

anond:20240521113825

リベラル中国韓国応援してるからアフタージブリもクソもないだろ

あんリベラル映画とかどうでもいいし日本だとリベラルにとって求心力もないからそんなのはまれません

2024-05-12

anond:20240512163245

ノーベル平和賞のものリベラルで賞とかロビイストで賞だろ

リベラルフェミニストの間ではトップクラス求心力のある上野千鶴子が受賞するのはおかしくない

地域に貢献とかはやってる感程度でそういう物ではない

2024-05-04

anond:20240503205149

急激に求心力を急激に失っているフェミニストリベラルだが、

はいダウト。急激に求心力を失っているのはアンフェミ右翼だよ。

あいつらに主導権を握られていると国が滅ぶってみんな気づき始めている。

気づかないのは家畜だけ。

2024-05-03

フェミニスト謝罪しないのは、謝罪を受け入れなかったから。

フェミニズムに燃やされた個人や団体が出した謝罪文を読んで、

「よし、これで手打ちにしよう」と納得したフェミニストを、あなたは見たことがあるだろうか。

私はある。が、ひどく少ない。明らかに少数派だ。

大抵のフェミニスト謝罪文の隅々までつつき回し、

「ここが謝ってない」だの「この記述が気に入らない」だの「この言い回しに不誠実さが見え隠れする」だのと言い立てる。

彼女達が唯一許すのは、自分たちの主張と要求全面的に受け入れ、この問題の全てにおいて完全無欠に私が悪いんですと認めて頭を垂れる全面降伏型の謝罪だけだ。

そのような謝罪をしたATSUGIは、見事にフェミニストの許しを得て、その後のキャンペーンでも粘着され続けている。

これこそが、フェミニスト謝罪できない理由である

全面降伏型の謝罪をしない限り、自分たちも同じ目に合わされると思っているから、彼女達は謝れない。

ここ数年、急激に求心力を失っているフェミニストリベラルだが、

かつては正義代弁者として大きな力を持っていた時代があった。

フェミニストから抗議を受けただけで、組織がひっくり返るような大騒ぎになる時代があった。

正義の力に酔いしれた彼女達は、謝罪ハードルを上げすぎてしまったのだ。

まさか自分たち謝罪する側に回るとは夢にも思っていなかったのだろう。

謝罪とは、「悪いやつ」に「させる」もの私たちとは無縁のもの

そう信じているからこそ、謝罪として認められる基準を上げに上げていった。

まさか自分たち謝罪する側に回るとは、夢にも思っていなかったのだろう。

から彼女達は謝れない。

彼女達が決めた謝罪基準を、彼女達は満たすことができない。

彼女達が恐れているのは、かつての自分たちの姿だ。

彼女がしたためた謝罪文に群がり、「ここが謝ってない」だの「この記述が気に入らない」だの「この言い回しに不誠実さが見え隠れする」だのと言い立てる、かつての自分たちの姿に怯えているのだ。

2024-04-19

anond:20240419132909

過去の豪遊がまとめられて求心力順当に失ってるんだが、軽率なアホでしょ。

数年後の未来すら考えられないやつを「慎重」にカテゴライズできるような価値観なら、言葉定義が違ったってだけかな。

2024-04-13

anond:20240412215137

言いたいことがいくつかまとまりとしてあるので箇条書きの形式でまとめる。

・たとえば乙女ゲーにどっぷりだったりZEROSUM読んだりしてるような分かりやすオタク週刊女性とかワイドショーとか見てると思うだろうか?

しろ彼女らは世間に疎いと言われるぐらいにはそういう井戸端会議ネタになるような、市井の地に足のついた、言い換えれば「夢が微塵もない現実的情報」は積極的に拒絶してる感じするが。ピーターパン症候群も持ってそうだし。

(むしろそういう二次元系のオタクってピーターパン症候群的な童心が残ってることがそれになってしま必要条件で、レディコミの生々しい内容を好める成熟した大人とは対極の存在に思える)

琥珀の夢で酔いましょうが電子書籍サイトでレディコミに分類されているのがなんだうと思った。

「メシヌマ」よりはよほど男でも楽しめる余地ある青年マンガっぽい中身に感じるのだが、なにをもってレディコミなのか

(rentaやbookliveではレディースコミック女性漫画に括られていて、シーモアやめちゃコミでは少女漫画に括られているので、全会一致というわけでもないが)

・フィーヤンはレディコミといわないという主張があって気になったんだが文句なしのレディコミってどんな作品だろうね。グランマの憂鬱とか認知症になった魔法使いみたいな、おばあさんが主人公作品はほぼレディコミで確定かね。傘寿まりこは少女漫画出版社側が言ってるが。

・レディコミには「男が容姿に対して可愛いと思うようなキャラが出てこない」というのが最低条件としてあるんだろうか?

たとえば乙女ゲーで例はひと昔古くて申し訳ないが薄桜鬼やうたのプリンスさまにはヒロイン可愛いという理由で男がヒロインだけ目当てでそういう乙女ゲープレイしてる事例はあった。

しかしレディコミだとキャラが可愛くて男のファンがつく、みたいな魅力がキャラにある作品は(ほぼ)皆無じゃなかろうか。

性的嗜好を刺激するような不細工さというのでもなく、ほんとうにただだぱっとしない売れ残りの女おばさんという感じ。

それはレディコミの定義に関する必要条件みたいなものからだろうか?またこれにはは意図的男性ファンから排除しようとする目的もあるのだろうか?

(ほぼ、と書いたのは「アラサー独女シマちゃんベランダレシピ」)はレディコミならが可愛いヒロインだったから」

・レディコミには今流行りの画風からは外れたひと昔以上前の画風の作品が多い気がする(流行りの絵柄と一致しないのは、逆に画風が流行りにはいままでなかった未来に進んでいるからという場合も想定されるが、そういうわけではなさそう)

とするなら、レディコミを読むのは懐漫を読む感覚を、味わいたい、あるいは懐漫の雰囲気で新作の物語を読みたいからという人も多いのだろうか。

・レディコミや、コアブックス風刺漫画などが「漫画」という主語言及される資格を持っている違和感

たとえばカズオイシグロのようなノーベル賞作家小説を読む人と、フランス書院エロラノベ(だけを活字主体媒体としては)読む人がいたとして、

前者は当然「小説を読むのが好き」というだろうが、後者の人が「小説が好き」とは言わないと思う。

形式的な分類では純文学エロラノベも確かに小説なのだが、あまりにも書き手読み手双方が持つ文化の間では隔たりがある。

そして前者やSFでもミステリーでも大部分はそれを読んでいることに対して、「小説が好き」ということには違和感は感じられないが、エロラノベをもっぱら読んでる人が「小説を好き」といっては、単に媒体だけ共通項の文化圏が他の小説好きの文化圏を侵してるかのような感じになる。

からこの場合は「小説好き」というのは別に他の「小説らしい小説が好きなわけではない」ことから自己認識に遭わないから、「エロラノベが好き」というより狭い括りでの言及の仕方になるんじゃないかと思う。

同じことはレディコミ等と他の漫画あいだの関係にも言えそうで、レディコミはジャンプに比べれば「漫画らしい漫画」というところからかなり遠いところにあるものだと思う。

夢を見せる漫画不条理をみせるにしてもドラマティックな展開があるのが漫画多数派ななかで、レディコミは読者投稿に基づいたりするから淡々現実描写するだけになる。夢も希望もない。

作者がpixivもやっていてその作品が熱心なファン萌え語りの対象になるような漫画と、作者がインスタやっててネット記事のおまけコーナーで中年主婦リアルを描いてるような漫画では、それを取り巻く文化圏は全く相反して交差することもないと思う。

前者は漫画代表(求心力の中心)たりえるが、後者漫画コマ割りや吹き出し感情記号化という形式だけを倣っただけの内容面では全然別物を描いてるのにその分類に対して間借りしているだけに見える。

まさに、学習漫画進研ゼミ販促漫画を読むのが好きだった人が「漫画好き」にあてはまるのかなあ?と同じような感じ。それに対する態度も文化典型的漫画好きとは全然異なっていると思う。

あるいは「絵」とは形式抽象すれば「色の違いによって平面に表現する」ことで、この点で油絵風景画かラノベイラストレーター絵描きで、作られたものは絵なのだけども

そこで「絵が見るのが好き」というとき、前者と後者を両方同時に内包し得るのかなあと。両者はその供給需要もひっくるめて生い立ちの時点で全く異なる文化圏にいるもの同士だろう(もちろん美大出の漫画家レーターもいるっちゃいて前者の文化にもなじんでる人もいるだろうがむしろ例外的)。

そういう意味で、レディコミを読んでる人に向けての「漫画好き」と、少女漫画を読む人に向けての「漫画好き」(あえてレディコミを漫画という総称用語言及してよいのならだが)は、言葉が同じというだけで実質別物の意味合いと捉えた方が自然じゃなかろうかと。

こういうふうに思う固定観念による認知の歪みなのだろうか。

大人にとっては「向け」などないようなものなのに、漫画に対して出版社がいちいち手間かけて性別の年齢で分類するのはなぜか考えたが、まさに子供のためなのだろうと思った。

まり少女漫画」は子供の女から読めるが、男の子にはわない。「ヤンレディース」は高校生とか大学生じゃないと楽しめない確率が割とあるし、これまた男の子やその高校生大学生は楽しめない。

そして「レディコミ」は大人になってからじゃないと楽しめないが、逆に大人からみれば少年漫画青年マンガルポ漫画も楽しめるという具合。

からこそ大人視点でみるとこういう分類ってなんの意味があるんだろうと思えてしまうことがあるが、視点を切り替えればいいのだった。

子供にとって自分に合うものを探すには便利な目安」なのだと思った。ラノベという分類の定義はほんとうにあってないようなものだが。

・ちなみにレディコミなら今は天使腐臭という漫画なら面白そうで読んでみたく思ってる

2024-03-23

anond:20240323103233

暇空氏は加えて現実での行動力訴訟)+求心力寄付金で表される支持)+資金力(寄付金個人資産)+長期の戦いに耐える精神力があるんで単なる暇人とは別枠じゃないかあれ。

2024-03-14

それまで「よしなに」生きてきて言葉潤滑油として使ってこなかった男

5000兆股してしまい、この広い宇宙の端っこで気まずくなってしま

5000兆人に責められ潤滑油フレーズでいなそうとするも、ふと頭に浮かぶことがある

キッチン上の棚を開きながら、初めて言葉を鎖として使う「なぁ俺たち、皆で家族にならないか?」

とてつもない求心力を得た男は5000兆の粒子と衝突しカスケードが発生、宇宙は産まれ直すことになる

2024-03-11

この「ムムッ統計上、美女には求心力があり、ずばり!美女兎に角画面に映せば再生数が回るでしょう!」みたいな動画で回ってないヤツほんと好き。流石に笑うし、かなり邪魔

https://www.youtube.com/watch?v=lWsqmkaZ9w0

2024-03-04

anond:20240304193656

国民はなぁ…。

たまにピンボケしたこと言うけど、全体として見れば野党の中では穏健で現実的なことを掲げてはいるんだけど、いかんせん代表発言力も発信力もカリスマ力も求心力もない。

からと言って他の所属議員なんて空気以下の虚無なので、残念ながら国政政党の器じゃないんだよね。

維新政策評価してないけど勢力拡大の手順自体評価してるので、

それを真似てカリスマ性のある神輿を担いで地域政党として20年くらい修行して出直してきて欲しい。

2024-02-28

anond:20240228134824

から「半端に賢い」って言ったのよ ビビって尻込みするだけの知能があるし、ふかしをしれっと取り下げる

君子豹変す、と言うだろう

からアノン?どもへの求心力は失わないだろう

(暇アノンってこの用法で合ってるのか?)

anond:20240228093510

色々問題がある人物なのに、そこに集まる人が無頓着なのか、話術やら求心力がすごいというかね

レコメンドされてくるたびにブロックしてる

2024-01-30

アイシールド21」読切に倒れ伏している

昨日のジャンプ買った?

20年ぶりの「アイシールド21」読切、どうだった?


・読めて感激、気分はお祭り文句なしに大喜びできている人

・ 「アイシールド21」という作品にはひとつ欠点もないと感じる信心深い人

ヒル魔好きな人

以下の文章を読むことはおすすめしない。

読切うれしい。21周年おめでとう。ありがとう

増田もそう思ってるよ。嘘じゃない。


思ってはいるけど、漫画ファンとしては、

ぶっちゃけ全然手放しで喜べない、

看過できない仕上がりだったとも思っている。

なのでここにその旨のお気持ちを記録しておく。


・今回の読切に少しでも思うところがあった人

・「アイシールド21」という作品全体を通じて積年の思いがある人


向けの内容である


・筆者について

・はじめに

・読切のストーリーについて

作画について

・かつてのアイシールド21の何が素晴らしかったのか

・まとめ


の順で触れていく。

あと言っておくが「アイシールド21」の21周年は心から祝っている。

おめでとう。読切企画を実現してくれた関係者各位、先生方、心からありがとう


しかどうしてこうなった



筆者について(読み飛ばし可)

アラサー漫画オタク

・往年のアイシールドファン。連載開始から最終話までリアルタイムジャンプで読んでた

単行本画集も持ってる。アニメも見た。

・連載後半は2ちゃんアイシスレ見たりもしてた(本スレアンチスレを兼ねる様相で当時はおどろいた)

はじめに

かきおろし読切の制作が決定したという作者の告知があってからこの日をずっと楽しみにしていた。

完結して十何年もたった作品の続きが読める、

こんな奇跡はまたとない。

お祭り読切です」という言葉にいやおうなく期待は高まった。

発売日、即ジャンプ買って読んだ。



………………。



昨日からSNSは「アイシールド21が読めて嬉しい!」といった歓喜の声にあふれている。作品名でトレンド入りもしている。

総じてネガティブ意見は言いづらい空気が漂っている。


昨今、批評批判混同され歓迎されない風潮だが、

いちファン作品真剣に相対したいち記録となることを信じてせっせとこれをネットの海に流している。


読切のストーリーについて


まずあの話、どうでした?

過去キャラ総出演!」

セナVSヒル魔まさかの激突で激アツ展開!」

…とは思えなかった。

というか読切では当然のように「ヒル魔セナ、双璧のW主人公」みたいな雰囲気が醸されているのだが、

そもそも大前提として、本作品はW主人公作品ではないだろう。

という確認がなされないまま作られている印象だった。


ヒル魔というキャラクターが大いなる魅力や影響力をもっている、そのこと自体異論はない。

人気投票では主人公を凌ぐレベルの票をあつめ、

ストーリー於いて重要役割を担い、

彼の求心力とある種のカリスマ性が、読者並びに各種ファンダムを今なお牽引していることにも異論はない。

原作者が格別の思い入れを注いでいることにも、この際異論はないものとする)

それでも、少年漫画としての「アイシールド21」に考えをはせるなら、第1話の構造からいっても、

この物語主人公セナひとりであり、

この物語は「アメフトを通して描かれる小早川瀬那の成長譚」でなくてはならないはずだ。

……にもかかわらず、本作はそこをぶらしていった。

連載半ばからヒル魔は悪い意味でどんどん主人公化していった。

そしてそれが改善されていないどころか、全面化していたのが今回の読切だった。


思えば、最終話の落としどころはまだマシだった。

セナの結末とは別のレイヤーで、ヒル魔の着地点を描いていたからだ。

デビルバッツ創立時のコアメンバー3人、

ヒル魔・栗田・武蔵がそれぞれ、

京大・炎馬大・バベルスという別の進路をとり、三国志の道を選ぶ。

ここの3人が対等なライバルとなる結末は、

物語構造からしても納得感があるものだった。

にもかかわらず読切で披露されたのは

セナvsヒル魔NFLにいくのはどっちだ!?」対決………って、



三国志とはなんだったんだ?????

武蔵と栗田の立場がなさすぎて、あんまりじゃないのか????????



(※さらに言うなら武蔵に至っては読切に影も形も出演がないの、本当にあんまりだったと思う。回想の円陣にもいないとはいったい…。

※この点について「読切から興味をもった読者に武蔵存在を伏せたかった・ネタバレを防止したかたからでは」という擁護意見も目にしたが、

そうであるなら円陣では後ろ姿で顔が見えないように描いたりすればいいだけだし、現在軸の観客ポジションはいてもいいはずである

それすらない以上、描き忘れ疑惑が晴れるものではないと思う)


読切の大筋を

「先輩とライバルになり、それを超えていく主人公セナ

という骨子にするのならせめて

セナ率いるドリームチーム vs デビルバッツ創立時メンバー3人が再結成するドリームチーム

…みたいな構図にはできなかったものだろうか。

さらに「AIをしのぐのは人間勇気」みたいなテーマを(是非はともかく)導入したいのだったら、

半端にセナ主人公とせず、いっそいさぎよく「読切なので主人公ヒル魔です。セナは脇役として登場してもらいます」などとして構成してしまうほうが、

まだ「作者のエゴ」と「読者」と「読切作品としての完成度」、すべてに対して誠実な仕上がりをみたのではないだろうか。


このあたりの整合性のとれていなさ、ちぐはぐさが、読み味の違和感、納得感の薄さにつながっているように思う。


(※余談だが、アイシールドスポーツマンガとして傑出している点であり特色のひとつに、

天才と凡人」というテーマ残酷なまでに描いているところが挙げられると思う。

それを思うと、読切からその要素が完全に排除されていたのも惜しむべき点だった。

その意味においても、読切では

身体能力においてはある種の天才であるセナと、今度はそれに挑む身体的凡人ヒル魔

といったふうにセナとは別の視点ヒル魔視点から描いてしまうほうがいっそ面白かったんじゃないだろうか。

原作者ヒル魔描きたい欲も、キャラファン読者の需要も両方満たされただろうし

本作の新たな面を見せることができたんじゃないか、等々。

後述するが、原作者編集者はそういった検討すらしなかったのだろうか)


あとこれも看過できないので言及するが、

セナvsヒル魔試合」という今回の読切が、アニメ最終話の追認に近いものになってしまっていることにも絶望しかない。

アニメアイシールドはあらゆる意味筆舌尽くしがたい出来栄えなのだが、満を持した読切がそれと今さらカブるって、そんなことがあっていいのか。


作画について

村田先生、みんなご存じ、少年漫画界屈指の超絶技巧ハイレベル画力の持ち主。

アイシールド完結から十数年、満を持しての読切、

すなわち『ワンパンマン』のようなアップデートされた村田先生作画で、

令和のアイシールドが読めるのか!?!?


…というファンの期待は儚くも裏切られた。


今回の読切の作画

最終巻付近の、あのへんの絵柄………である


……そうか……。


初期からずっと絵がうまくて、

どんどん画力が凄みを増していって、

20巻あたりになってくると最強に脂がのってきて、

綿密な書き込みコミックスの隅々の描きおろし

強いこだわりや作品愛を感じられて、

だけどそんな村田先生が心身の調子を崩し、

あのすばらしい絵が、だいぶ淡泊ラフな方向へ変わってしまった、

そんな、あの頃の絵柄…


遠くにいるキャラには顔描き込みさえなく、

防具や背景の作画もそこはかとない省エネで、

特徴的な造形のキャラ達もどことなく平均化されている、

そんな、あの頃の絵柄…


フィールドにいるはずのキャラがなぜか観客席にもいるとかい

キン肉マンもかくやの謎作画ミス連発のうえ

それを誰も指摘しないままジャンプでお届けされていた、

そんな、あの頃の絵柄………



…………そうか………。




掲載日もガチガチに21周年に合わせているわけではなさそうだし、

読切制作告知はずいぶん前に行われていたし、

作画時間、じゅうぶんとれていたはずでは…ないのだろうか。

武蔵はおらず、十文字の顔の傷は違う所にあり、

背番号服装の誤りも細かく発生しており、

そんなこまごまとしたミスをチェックして修正する手間すら…惜しかったのだろうか。


もしや、アイシールド、描きたく……なかったのだろうか。


憶測にすぎないけれど、したくもない想像が膨らんでしま作画がただただ悲しい。




かつてのアイシールド21の何が素晴らしかったのか



なぜこんなにも失望感が大きいのか。

失望感を覚えるということは、

そもそもアイシールド21」という漫画に何らかの幻想を抱かせるような霧でもかかっていたんじゃないだろうか。


その正体は何か。



理由をたどると「原作作画の分業制でつくられた作品であること」が挙げられると思う。


そもそも原作者稲垣先生のほうはそこまでキャラの扱いに手厚いタイプではないと見受けられる。

キャラクターにとんでもない退場のさせ方をしたり、

かと思えば突飛なタイミングで再登場させたり、

桜庭アイドルヘアや阿含ドレッドをある日突然無慈悲に剃り上げてファン阿鼻叫喚の渦に叩き込んだり等々

何にせよ相当ストーリー優位の作り方をしている作家と思う。

それはそれで一つのスタイルなので良い悪いの問題ではない。

事実アイシドクターストーントリリオンゲームと3本つづけて大ヒットを飛ばしている優れたストーリーテラーであるわけだし、どれもとんでもなく面白いし)



だが、作画を担う若き村田先生は、真逆タイプだった。


要人から端役に至るまで、

あらゆるキャラクターにかっこよさや愛嬌人間味、

バックボーン想像させる表情や振る舞いなどの魅力を付与して、

見るものに何らかの愛着を抱かせるような造形に仕上げ、

コマコマ情熱をこめて作画していた。


信じられない密度で、オマケページを埋め、

色んなキャラの色んな一面を描きまくってくれた。


別冊として出たデータブックでは各校の全チームメイトの顔カット100人単位で書き起こし、

人物紹介には毎巻のように「ウォーリーを探せ」のようなぎしり楽しい一枚絵を用意し、


神龍寺戦完結巻にいたっては、カバー絵などの余白をフルに使って、

様々な光景を高解像度で補ってくれさえした。


かような作画者による手厚いキャラメイクによって、

アイシはただストーリー面白い・アメフト題材に新規性があるというだけではなく、

キャラクターを「推したくなる」作品に化けた。

そういう層のファンを獲得したという意味でも、商業的な成功をみた。



これは原作作画別れているからこその、やや特殊な事例であると思う。

原作者のつくったストーリーキャラに、

作画者の解釈が加わったことで魅力が倍増している。

まり村田先生がこの作品魔法をかけてくれていたのだ。

アイシ推しキャラがいるとしたら、

それは村田先生魔法をかけてシナジーを起こしたキャラなのだ



そして時を経て、魔法は解けていった。

何かのきっかけで、のっぴきならない理由で、本作を作画することへの情熱が失われてしまったのかもしれない。

読者にそれを知るすべはない。

ともあれ、作画による丁寧なフォローや補足はされなくなり、ありし日の熱量は失われ、

原作ある意味むき出しとなった結果が、連載終盤のアイシールドともいえる。


読切でも、魔法は解けたままだった。

そのことが残念でならない。



まとめ


長々と書いてきたが、ぶっちゃけ少し真面目に作品に相対していればこのくらいのことはいくらでも思い浮かぶはずと思う。

プロ作家編集者ならなおさらのはずだ。


なのにお出しされてきたのは、

素人でもこれだけの問題点をあげつらうことができてしまう、

そういう出来栄えの読切だった。


逆に、なぜそんな出来栄えで世に出てしまったのか。

これに関して「編集者何やってんだよ」という視座を欠くわけにはいかない。



読切をつくるとなって、まともな打ち合わせの一つもしなかったのか?

傾向と対策は、作品分析はしなかったのか?

この作品ファン層は? 

客観的に見て作品の愛されている点は? 

批判されている点は?

少しリサーチすれば情報感想玉石混交いくらでも掘り出せるはずだ。

作者の描きたいもの、興味関心のあるテーマは?

それを作品化するとして、最良の形とは?

プロットは、構成は? 今何をどのように描くべきなのか?

精査していればもう少しブレや迷走は防げたはずだ。

編集者作画クオリティ面にまでは口出しできないかもしれない。

にしても、あきらかな作画ミス校閲し指摘することはできるはずだ。

設定確認や、過去単行本と見比べるくらいしなかったのか?


「どうせ手を抜いたって、愛がなくたって、ファンなら喜んでジャンプを買い、涙を流してありがたがるだろう」


と、作品知名度にあぐらをかい編集部によって読者全員がナメられていること、

それが記念読切から透けてみえてくることが、作品を愛読してきた者として慚愧にたえない。


期待は捨てているけれど、改めて言いたい。

ジャンプ編集部ちょっとはマトモに機能してくれ頼むから


そして少しでも反省したなら俺らに誠意を見せてくれ。

すなわち、ファンアンチもぐうの音も出ずに拍手喝采してしまうような、素晴らしいクオリティに練り上げた「アイシールド21短期中連載とか企画してください。金とアンケートならいくらでも出します。わあわあ言うとりますが未だにアイシールド大好きなんです。よろしくお願いします。ほんとマジで

2024-01-26

anond:20240126183251

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

 〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法である。これは、山口和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。

 私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法からの流れの中で位置づけるべきだと考える。

 同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊合憲化(57)、③日本経済的地位に見合った国際貢献必要性、④国連軍国連警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリスト武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から護憲立場から改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである

 同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲である。同提言軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから北朝鮮中国軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラル過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである

 佐藤が語る、愛国心必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである佐藤饒舌から私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。

 馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事平和維持活動において殉死殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊追悼施設必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。

 ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツ独自イラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたかである。翻って日本場合多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国国際社会理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。

 元国連職員吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍軍事活動積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである

 なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実国際政治の中で、山川ソ連侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。

10.おわりに

 これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮アルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略植民地支配反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的保障する国家先進国主導の戦争積極的に参加し、南北格差固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である

 大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派大国路線に対抗して、日本経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪補償必要とした路線が、東アジア諸国民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合破綻といった状況に規定された、リベラル左派危機意識から生じている。九〇年代東アジア諸国民衆から謝罪補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本私たちが、進んで過ちを正しみずから正義回復する、即ち日本利益のために」(69)(傍点ママ歴史清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争植民地支配可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立リベラル左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である改憲後、蛹は蛾となる。

 ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル左派意図的計画したものと捉えているわけではない。むしろ無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力からあいもつあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治立場から期待されている人物統合象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴人物の未分性という日本政治特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディア追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリスト発言力を確保しようとする学者、無様な醜態晒す本質的には落ち目思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからあいもつれあって」、集団転向は進行している。

 ところで、佐藤は、「仮に日本国家国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家同胞日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまたからには、自国国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間異端者扱いするのが目に見えている。

 この佐藤発言は、安倍晋三首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(I am behind the President.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族配慮するという意図からだろうが、アメリカ一丸となって事件対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである国益からむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)

 文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ総連弾圧をめぐる日本言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したこと物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本リベラル左派安倍政権ときに敗北したのである

 〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである侵略植民地支配過去清算在日朝鮮人人権擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア世界平和にとって大きな災厄である(73)。

改憲戦争国家体制拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア知識人等を徹底的に批判すべきである

(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。

(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。

(3)ただし、編集者佐藤右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。

(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。

(5)インターネットサイトフジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈 Permalink | 記事への反応(0) | 18:37

2024-01-02

抜け出せる人ははてなから抜け出した方がいいと思う

なんかさ、もう単純に老いてるでしょこのコミュニティ

構成員普通に老いてて弾力性のないつまんない言葉しか出てこないんだわ

  

松本人志批判だって松本お笑いを見たことないけど安倍とメシくてったから悪い奴、消えるならよいこと」とか

なんかもう絶望的に脳軟化症みたいな言説がホッテントリに上がってくるわけ

いやいやもうちょっとまともな考察や切り口無いんかいって話で

でも古株はてなーだというだけでそういう人が読者持ってるからホッテントリに上がりやす

これがコミュニティとしての老い

  

それでその人の文章読んでいくと俺が産まれる前の時代に多分成人してる感じの筆致があって

若くても還暦過ぎてるお爺ちゃんなわけ

政治厨で世間視野が狭まった人がそのまま老いちゃったからもう死ぬまでそのまま

そんなブログを誰が読むねんってまあはてなーが読むんだけど

コミュニティとして新陳代謝死んでる上に構成員リアル老いてるわけで

これが構成分子老い

  

他のブコメでは韓国左派政党トップが襲撃されて首切られたニュースコメントで 

安倍が殺されて世の中が良くなったか暴力解決することを否定できない」とかいブコメが一時トップに来てて

とにかくもう安倍という求心力を中心にした単純な世界観

安倍安倍に連なるもの排除していけば世の中は良くなるんだー

(ってこれ政治の話じゃなくて陰謀論とか時代劇の世界観から政治厨すら出来てないんだよな) 

そして脳がしっかりした現代人なら冗談でも言わないレベルテロ暗殺肯定する言動

(岸田が「暴力解決」をやりだしたらなんて言う気なんだ?)

  

あいブログやこういうブコメに星やブックマークが集まるのがはてなという集団 

この集団ってもう色々脳がちっちゃくなってるだろ

  

シカランとか治せとか言いたいんじゃない

人間は変わりにくいし老人はまず変わらないししゃあない

ただもう色々と複雑な思考も出来なくて感情制御も出来なくて

色々失禁が始まってる集団なんだなあってことをはっきり感じた

いう事が単調で単純で面白くもない  

ブックマークとかそういうシステム自体別に嫌いじゃないんだけど

コミュニティ構成員老い能力が落ちてどうにもならなくなってる

  

要するにここはもう還暦過ぎの人達の為の老人ホームなんだ

このままズブズブズブってリアルに土に埋まっていく段階の人はここでいいけど

まだ死ぬつもりがない人はさっさと抜け出した方がいい

anond:20240102124848

リベラルが持ち前の攻撃性をいかんなく発揮するチャンスではあるね。

ただでさえ岸田政権安倍派の求心力低下、ジャニー宝塚吉本などなどのパワハラセクハラも吊し上げる流れ。

2024年ガチリベラルの年になるかも。

2023-12-24

結局そういうことなんだよね

リーダー求心力がない

リーダーメンバー仕事責任を取らない

各自にまかせて内容のフォローもしない

からリーダーと隣合う席で仕事をする理由がない

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