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はてなキーワード: 護憲とは

2020-09-01

憲法改正論議における安倍晋三の華々しい業績

改憲派の先鋒でありながら護憲の要石を地中深く打ち込んだ安倍総理が辞意を表明された。改憲に向けて日本がやってきた道のりをガキの泥遊びで全て台無しにした安倍閣下護憲派にとって駐印イギリス軍にとっての牟田口に等しい。

ここにその輝かしい業績を記したい。

 

まずは安倍晋三以前の状況から

WWII以後も熱戦の時代は続き、世界民族自決植民地独立冷戦下での大国介入に伴う戦争経験してきたが、敗戦武装解除された日本関係のない話で、経済成長に邁進してきた。この路線を決めたのは吉田茂である(吉田ドクトリン)。

その冷戦下で9条改正を目指すのが自民党護憲革新という図式が定着した。数で劣る革新だが思想的には優勢で、冷戦後期には自民党改憲路線を表に出せなくなっていた。冷戦により国際政治的にも日本の専守路線固定化されていた事と他国では熱戦が続いていて海の向こうでは若者戦死が伝えられていた事もある。憲法学者と言ったらほぼ全てが革新護憲派だった。

 

ところがここに「憲法フェティシズム」的な趣向が定着して行く。つまり憲法は良いものから朗読しましょう的な考えだ。反リアリズムである

その為護憲=お花畑空想平和主義という評価が出てくる。そして冷戦終結により日本立場は流動的となった。

そこに降って湧いたのが湾岸戦争で、ここで戦後初めて日本戦争への協力を求められる事になり、世論右往左往する事になった。秩序維持の為の戦争であるという大義名分もあるし、憲法9条が前提にしていたのは国連軍が結成されて国軍は縮小されるというカント的な世界である多国籍軍国連軍とは違うが名分的には相似だから護憲派も一概に否定しにくい。

 

湾岸戦争を戦費拠出という形でお茶を濁した日本だったが、戦争に寄らず国際貢献をすべきとの議論が高まってPKO活動自衛隊が参加するようになった。その第一弾はカンボジア民主選挙監視である

また同時にそれまでタブー化されていた改憲の機運も上がり、護憲派ばかりだった憲法学者にも改憲派が現れ、メディアに出るようになってきた。その筆頭は小林節である

 

先に書いた憲法フェティシズムのせいで、憲法学には「微妙」な空気が取り纏っていた。

憲法法学なので法学部で扱う。だが法学一般は最終的に実学接続しているのに憲法はそうではない。例えば国民主権自由主義的な思想意味が延々とこね回されたりする。

国民主権主権は元は絶対王政国家正統性の為のフィクションであって、統治権外交権交戦権などを示すが、こういう肝心な事はスルーされて国民主権思想的に称揚されるばかりだったりする。

一言で言うと左翼神学的な評価がされていたのである

 

例えば国際政治での人権の扱いなどが憲法学周囲から出て来ない。国際政治では人権国家に対する対外的権力だ。

統治問題主権の壁によって外部から干渉できない。この前提が共有されないので人権がその壁を突破できる国際権力となっているという事が扱えない。特にコソボ紛争ではNATO軍事介入理由人権が挙げられた。国民主権は扱うのにこっちに接続できない憲法論というのはリアルを欠いている。

 

コバセツはこんな左翼神学的な憲法学に割り込んで行って安楽椅子を蹴り飛ばして塗り替えたと言って良い。

 

改憲問題エポック的な出来事があったので紹介しよう。2003年の朝ナマで西部邁がコバセツに追い返されたのである

西部改憲派テーブルに座り「憲法9条や前文の精神日本人に悪影響を」と長々語っていた。これはモロに憲法フェティシズムだ。憲法を唱える事で精神浄化され理想的市民国民が出来ると言う考えだ。

それでイライラMAXとなったコバセツは「そんなの相手にしなくていいから」と侮辱。衆前で面子を潰された西部は退出した。

これは左翼神学の単に裏返しで、コバセツはそういう神学的安楽椅子を蹴散らしてきたんだぜ。そんなを見たら撃てと訓練されたコバセツの前でそんな事言ったらバカ扱いされるに決まってる。

 

それでリアリズム的にもう9条一国平和主義は困難だし、ちゃん改正しようという機運が高まっていたのだが、これに疑問符を付けたのがイラク戦争であった。

当初から戦争理由疑問視されていたのだが賛同者達は「アレは最初から予防戦争だった」等と誤魔化していた。だがISIS勢力伸長すると彼等も黙りこくるようになった。

これによって米国主導の国際秩序維持に付いて行くという路線留保すべきという流れになるのは当然だ。しか国連の影響を抑える為の政策米国しまくった。この為に国連路線を旨としていた日本国際貢献イマイチリアリズムを失ってしまった。国際貢献路線の空白である

 

そこに颯爽と現れたのが我等が安倍晋三閣下であった。

改憲旗艦となった彼は新右翼学生運動流れの学者を重用、党内の勉強会でコバセツは対立するようになった。

彼等の憲法観は嘗ての左翼神学の裏写しであった。コバセツが蹴散らした椅子に座りだして頭の悪い理想論を語るようになったのだから当然だ。

すると2007年にコバセツは自民党憲法勉強会に呼ばれなくなった。パージである

ここでリミッターが外れ、改憲論というのはお笑いリアルと全く接続しない理想論を語るだけのものとなっていく。

例えば若者がチャラチャラして国家について考えないのは怪しからんので徴兵するなど。

日本会議の中枢に居るような新右翼学生運動家には就職せずに大学に残った者も多い。また六本木にあった生長の家などで寮生活を送った者も多い。その集団的生活史が投影されている。

吉田茂は後に吉田ドクトリン撤回して海軍力を増し海洋国家となるべきだと主張していた。これは日本海岸線は長いので防衛力をそこに集中すべしという考えと、当時の日本重厚長大産業国で造船がその筆頭だった事もある。

徴兵海軍に向かず陸軍歩兵に向く。つまり海兵隊のような外地でのの占領などが多い事が前提になるが彼等にはそんな考えは無い。国家意識希薄若者は怪しからんから集団生活をさせろ、国を守るのは美しい行為から戦争従事させろというだけだ。

 

またいつのまにやら立憲主義否定されて憲法国民が守るべき事柄になっていった。

コバセツを追い出して何年も顔をつき合わせて「現憲法には国家を統制するような事ばかりかいてある、おかしい」とやっていたのである

何年も何百時間も掛けてバカの思いつきを言い合って論議のつもりだったんである機械ばらして直せなくなるガキかよ。

それに対する言い訳は「家族愛は良い事だ」などであった。良い事だから朗読しましょうというのが憲法だと思ってたんである。良い事を書くと良い国になると思ってるんである

まり彼等は憲法どころか毎日やっている立法の仕組みも判っていない。法律が肉付けされて権力を持つ仕組み=政令省令の事や閣法の提出過程も判っていない。

これは左翼神学的で実学接続しないので憲法学者微妙な扱いされていた20数年前の完全に裏焼きであろう。

そういえば日本会議の活動家たちが動いて成立させた国旗国家法や年号法などには政令が無い。普通立法プロセスが付いていないのである

 

こうして「改憲」は厨房タームとなり、現実に即した意見を言う人との評価が欲しい人は避けるようになってしまった。「南京虐殺朝日新聞捏造によるもの」とか「地政学的にナンタラ」と類似コンテンツとなってしまった、

 

安倍閣下の華々しい業績はこれだけではない。

南スーダンPKO日報破棄はその最たるものだ。

南スーダンの情勢が悪化自衛隊PKO活動をしている地域危険に晒された。他国から派遣されている軍を置いて撤収していいのか?これは改憲上の一番重大な局面だ。

今回は撤収するにしろしないにしろ国民の皆さん、憲法の枠内に納まるよう戦闘地域では活動しないという区切りPKO活動をしてきましたが、コソボ以後のPKOは変化し、戦闘状況では積極的な介入により平定を維持するというポリシーになっています。今後もこのように情勢が悪化して危害射撃をする必要に至るでしょう。憲法PKOポリシーを変える為の議論をする時です」というのが改憲派の筋である。そしてその時である

なのにたかがその場の政局が荒れる事を忌避した聖帝閣下はそんな事に興味は無かった。日報を破棄させる圧力をかけたのである現実に即した改憲に至る正統な道筋と思わなかった。改憲は既にガキ臭くて老害じみたルサンチマンを集合させる事でその手の固定票を集めるフワついた寝言であったか自衛隊憲法問題なんて気にも留めなかったんであるな。そしてその寝言化を成し遂げたのも聖帝閣下とお仲間の努力の賜物であった。牟田閣下前線から離れて芸者遊びを続けたような血の滲む努力の。

 

更にこの件では防衛大臣が辞任する運びとなった。

だが隠蔽責任を率先して取ったのではない。後から無くなった筈の日報が出てきたのだ。

まり自衛隊に後ろから刺されたのである制服軍人スーツ政治家が統制するのが文民統制であってこれが失われると国家破滅に突き進む。そんな憲政上の大問題だ。

だがこの自衛隊が成した暴露は正当な行為である。やってはならぬ不正を成さしめそれを是正した事で文民統制上の問題となった。

しか自衛隊活動が蓄積された一部であって、改憲への正当な道筋ど真ん中の事を無きものにするという不正であって改憲派として正気の沙汰ではない。

だがこの時既にこの政権にまともな責任を取らせようという国民意識は無くなっており、子供の間違いのように擁護されて忘却された。

ど真ん中改憲問題はこうして消え去り「家族大事とか良い事が書いてある憲法朗読しましょう」という流れは保護された。

アイドルのような還暦女性ポストを与えた防衛大臣が軍に後ろから刺されるという事態の深刻さにも晒されずに相変わらず神学徒達は安楽椅子ロリポップを舐め続けることができた。

 

安保法制憲法解釈変更問題本来なら改憲問題だ。

だが集団的自衛権への移行に就いて憲法論議国民に投げかける事はしなかった。

この理由時系列を辿ると判る。

2013年に盛んに言っていたのが「戦後レジームからの脱却」だ。更に年末靖国神社を参拝したところ、日米関係戦後最大の冷え込みとなった。

太平洋地域戦後レジームが米国のなした国際秩序という事に気が付かなかったんである靖国参拝英霊への感謝という言説に自家中毒になりA級戦犯合祀から問題化したという事を忘れていたんであるバカな…と思うがそれが聖帝閣下とその友達だ。

因みに日本会議中枢などの「新右翼」とは反米主義右翼の事だ。戦後体制はYP(ヤルタポツダム)密談による分割であるから打破するというのがその趣旨だ。

こうして2014年には聖帝はオバマに擦り寄るようになった。そんな中で米議会で発表されたのが集団的自衛権への転換である

議会であるのも理由がある。湾岸戦争以後、日本憲法改正させて米国戦争サポートさせるというのは共和民主わず共同認識になっていたのだ。

こういう経緯なので改憲論議という手順を踏まずにやったのだ。

集団的自衛権が必要なら当然改憲の重大な理由の一つになる。だが解釈変更という形で現憲法合法としてしまったのだから改憲カードは無くなった事になる。

 

カンボジア独裁化に関しても何も言っていない。

PKO歴史を知っていたらそのエポック性は無視できない。「日本軍事的国際貢献への一歩とした国であり憂慮している」ぐらいは言うべきだがそうはしていない。

尚、日本民主選挙以前は外国に逃げたポルポト政権承認していた。あの虐殺国民の半分近くを殺しまくったポルポト国家承認したままだったのだ。選挙監視にはそういう理由もある。

 

こういう風に改憲上の最大の障害は聖帝閣下とお友達なんであるが、この状態は方々に都合がよろしい。

護憲派は憲法9条が国際状況にそぐわなくなっている事を考えずに済む。あんだけのバカ草案を出したら改憲反対は当たり前であって、PKOポリシーの変化にどうするかなんて問いを考えなくて済む。コバセツ含む嘗ての改憲派憲法学者も全て護憲派に寝返った。

一方、米国主導の軍事秩序賛同派はイラク戦争賛同の総括をせずに済む。ISIS支配地域にあの連中置いてくるべきだ、なんて意見に晒されずに済む。

そんな情況空白地帯で先人の積み上げた蓄積の意味判らんかった聖帝閣下友達と泥遊びに明け暮れ、田んぼをぐちゃぐちゃにしてしまったが意味が判っていないからなんという事もない。お友達稲田防衛大臣制服に後ろから刺されたのににこやかに軍事パレードを行い、胸に手を当てて国家への忠誠を示したので上機嫌で去っていった。

統計公文書も無くなった国に護憲の要石を深く打ち込みやがて聖帝閣下も去る。

2020-08-29

7年半の安倍政権の実績

2012年2019年データにより2018年

失業率: 4.1%  → 2.2%

税収: 43.9兆円 → 60.2兆円

平均賃金:297万 → 306万

相対的貧困率:16.1%  → 15.4%

子ども貧困率:16.3% → 13.5%

主観的生活水準(低下): 22.1% → 14.1%

10万人あたり自殺者: 21.8人 → 16.0人

最低賃金東京都):850円 → 1013円

男女賃金格差: 70.9 → 74.3

個人的信条護憲平和主義左翼なので安倍政権には一貫して反対しているだけど、

各種データをみると社会経済改善は認めざるを得ない。

もちろん改善の程度は「大したことはない」のかもしれないが、

少なくとも「悪夢の7年半だった」という周りの声にはとても同調できない。

そんなことを言い続けているようだと支持者がますます減っていくだけだろう。

また左翼立場からしても、安倍政権小泉竹中の頃や橋下維新とは異なり、

改革批判する奴は既得権益者」とバッシングする全体主義的な空気もなく、

分かりやすい敵がいてデモなども盛り上がり、雰囲気も割と明るかったように思う。

安倍政権時代は、少なくともその前の10数年と比較すればいい時代だった。

2020-07-07

anond:20200706161059

左翼からだめなんじゃなくて駄目な左翼から駄目なんだよ。

オリンピック中止で浮いた予算福祉充実とか、震災瓦礫デマとか山本太郎と変わらん上に、中共に対する態度があいまいで下手すりゃ香港チベットでやっているような悪事容認しかねない。

蔡英文みたいに「内政はリベラル外交タカ派」みたいな人も政党もない。日本からは完全に嫌われている文在寅もそういうスタンスから支持率高い。

安倍自民党リフレ政策縁故腐敗政治と糞改憲がセットになっているけど、野党共闘側は再分配に放射脳や反ワクチン時代錯誤護憲がくっついてくる。どっちを選んでも糞

2020-06-16

anond:20200616201306

護憲改憲か、の派閥争いしてもしょうがなくない?何のための護憲か、何のための改憲か。誰が案を作り、内容が妥当なのか。変わる内容によるメリットデメリットは?自分メリット他人メリットバランスは。百年後に振り返ったとき妥当選択肢と言えるか?とかいろんな視点検討したい。

護憲論者のロジック弱すぎ問題

とある政治活動家と話をしたけど

憲法過去の国の横暴を縛るものであり、簡単に変えるべきではない観たいな趣旨スピーチしてた

から、俺は「あなた同性愛差別に反対ですか?」と聞いて、当然相手は反対だと答えたか

じゃあ、憲法同性愛差別を明確に禁止する内容を盛り込んだらどうですか?過去の国の横暴を縛るんでしょ?

と詰めたら、なんか唾飛ばしながらアベガー云々喚きちらしはじめた

なぜ安倍がでてきたのか知らんけど、こんな簡単なことにも答えられないほど、護憲論者はがばがばなのだ

2020-05-29

増田よ。素人はもう政治を語るのはやめろ

PCR検査数が少ないという医療現場そもそも拒否をしているという現実を知らずアベガーという増田

 

知ったかぶり司法の一部の検察の人事に口出すなと言いながら黒川処分が甘いという、自己矛盾に気づかない増田

 

給付金事業者支援が遅いのを安倍のせいにする、行政政治区別もつかない小学校低学年並み知識増田

 

日本共産党大好きすぎて日本共産党欺瞞北朝鮮帰国事業推進や、独自憲法をもっていながらの日本国憲法護憲ポーズ)にまったく気が付かないサヨク増田

 

小学校5、6年生の社会教科書ちゃんと学びなおしてこい。

2020-05-05

anond:20200505104541

何もかも変えてほしければ維新とかもあるわけだしな

いろいろ言いつつも護憲ベースにある時点で、共産党も含めて保守と言えば保守

2020-04-16

ネトウヨだったけど今は政治民族日本もどうでもよくなってダラダラ平和に生きてる

そんな俺が当時なんでネトウヨになったのか自分なりに振り返ってみようと思う。

きっかけは高校2年生の時に出会ったゴーマニズム宣言

普段、夕食後にナイター中継見ながら「吉本隆明がどうたら」「西部邁がどうたら」そんなことばかり雑談してる父親と兄が、「ゴーマニズム宣言はあれヤベえよ……」と苦笑いしているのが耳に入ってその存在を知った。

なぜか興味を抱いた俺はそれがどんな本なのか訊いてみたら、二人ともしまったとでも言いたげな顔で言葉を濁し、「いや、お前が読んだら絶対に訳も分からずハマるから教えたくない」と逃げられた。

そんなふうに言われたらむしろ興味が強くなる。

早速、学校の帰りに大型書店に立ち寄った。残念ながらゴーマニズム宣言は置いてなくて(記憶が確かならとっくに絶版になってたからだったと思う)、仕方なく「戦争論」のほうを購入した。

家族予言通り俺はドハマりしてしまった。

一応、書いておくと俺はそこらへんのアホ高校に通う勉強なんてしたことないバカ学生だったから、歴史公民ともに全く知識がなかった。

戦争論に書かれている刺激的な言論にやられて、人が変わったように昭和史勉強を始めたとかい事実も一切ない。

それにもかかわらず俺が戦争論にハマったのは、悪役として据えられてるキャラアメリカ護憲論者?)を主人公日本小林よしのり?)がボッコボッコにやっつけて、徹底的にディスるのが気持ちよかったから。スカッジャパン見て留飲下げてる人と全く同じ心理

正直言って、本の内容は全然理解できてなかった。大人になった今ですら戦争論で何をどういう論点で掘り下げていたのか全く思い出せない。そして、今もう一回読んでも無学ゆえに理解できないだろう。

で、なんで当時の俺にそういうスカッポルノ物語が響いたのか?もうこれは俺が嫌われ者だったからとしか言えない。

見た目はオタクのくせに不良ぶりたがる、一周回った可愛げもなくとにかく協調性がなく、からかい半分に相手挑発することをニヤニヤ言う。

そんな俺はまあとにかくクラスから嫌われていた。男女問わず嫌われていた。

疎外されるのも自業自得なんだけど、そのくせ俺は周りに嫌われてる事実に傷つき、挙句、「人生彼女ができない。童貞捨てられない」的悩みも同時に抱えてとにかくイライラしていた。

自業自得なのに人生や世の中や周りを人間を恨んでいた。

そんな人間スカッジャパン出会ったらそりゃハマるよなあと今となっては思う。

逆恨み由来で膨れ上がったはち切れんばかりの攻撃性をあの本が代わりに解消してくれたような感じだ。

兄が俺をゴー宣に触れさせないよう慌てていたのは、俺の人間性に大問題があってなおかつクラス嫌われ者であることを察していたからな気がする。

「(あの本にハマるのはまさにこういう奴だろう)」、そんな危機意識があったのではないかと。

そこから先はお定まりルート

俺は韓国韓国人、在日朝鮮人戦後民主主義左翼を忌み嫌うようになった。

「お前そんなこと言っていいわけないだろう。理屈もなにもねえよ」というような蔑称ヘイトにキャッキャキャッキャと歓喜し、瀬戸弘幸桜井誠天才思想家として崇め奉った。

そして俺にとってスターといえばイチローでもダルビッシュでもなく、自民党タカ派議員だった。

2chに差別書き込みをした回数は1000じゃまったくきかないと思う。

夕食後、父親と兄との雑談に俺が混ざるようになったのもちょうどこのころだった。

学校で起こった楽しい話なんてないもんだから、なんの脈略もなく「韓国がさあ~w」「中国がさあ~w」という調子で読んだばかりのヘイト本の内容を面白おかしくニヤニヤと披露する。

そのたびに父親は決まってウンザリしたような顔で「お前、そんな差別的な話を俺は家で聞きたくないよ。もっと楽しい話してくれよ」と露骨に眉をひそめ、軽蔑したような冷めた顔でそのやり取りを見守っていた兄が痺れを切らして「おめえいい加減にしろよ、黙れよ」と一喝する。

そんな流れが毎日だった。

ただ、このときの俺がとにかく恐れていたことが一つだけある。

それは「愛国心を盾にした差別はよくない」という至極まっとうな意見世間常識となることだった。

厳密に言うと、当時も今もそういう社会常識は当然みんなに共有されているということになっている。

学校会社ネトウヨ言論をかまそうものなら普通に窘められ、あいつは頭がおかしいということになるだろう。

ただ、当時はネトウヨネトウヨ言論もまだまだ隠れた存在で(ネトウヨというスラング自体は耳にしたことある人はもう多かったと思うが)、「変な人のことだとは思うけど、実際になにがどうなってんのかは知らない」程度にしか一般的認知されていなかったと思う。だから、2chで俺を含む差別的な連中がどんだけ跋扈しようが見つからなかった。

世間には「差別は許されない」という当然の常識が共有されている一方で、ネットアングラ部分ではネトウヨ思想がすごい勢いで盛り上がるという対照的状態が続いていた。

「もしもネットネトウヨブーム世間の人に気付かれたら彼らの良心によって潰されるだろう。そしたら俺のフラストレーションの解消の場がなくなってしまう」

そんなふうに俺は恐れていた。

俺の嫌な予感は当たった。

やがて、ネトウヨ存在一般的認知され始め、密教から顕教に変わっていった。

ただ、予想外だったこともある。

ネトウヨはやっぱり「あいつらとんでもねえ」とバッシングされはしたんだけど、それと同時に「あんなのはごく一部。差別者なんて実際はほぼいない。広まってもいないネトウヨ思想危機感を抱くのは未熟者だからはい、この話終わり」とでも言いたげな耳を塞ぐ態度を頑なに守り続ける勢力も相当いたことだった。

はてなでよく見る「観測範囲問題」という指摘と同じ。


これに俺は凄く救われた。こういう逆張りというか、冷めたポーズを取ってくれる連中がいてくれれば俺の、俺たちネトウヨの居場所は守られる!と安堵した。

ネトウヨ思想が広まりかねない。危険だ」という意見ネトウヨでもないネットから「そんな奴みたことないんだけど?よっぽどレベルの低いコミュニティにいるんだね~」みたいなレトリックでよく小馬鹿にされていたのを覚えている。

ネトウヨ本が書店平積みされ飛ぶように売れ、ヘイトスピーチなんてのが社会問題になって、身元隠してないTwitterアカウント主婦社会人ネトウヨ思想を全開にしている、そんな現在を考えると、ネトウヨ思想流行という当時の懸念は正しく、そして、冷めた態度で小馬鹿にする勢力ネトウヨ追い風になったのは当たってたなあと思う。

ネトウヨ時代の俺も日本がここまでなるとは当時想像だにしなかったから。

政治とか右翼だとか左翼だとか韓国とかそういうの一切合切に俺が興味なくなったのは大学入学とほぼ同時だった。

大学合格後に兄に部屋まで呼び出され相当真剣に将来を案じることを言われ続けたからだ。

要約すると、「偏見を捨てろ。周りに親切にしろ。心を入れ替えろ。ていうか今の人間性のままだとお前人生終わるよ」、そんなことをマジのマジのマジのテンションこんこんと聞かされた。

「親父もお袋も相当心配してるぞ。お前結局友達いなかったろ」、特にこれが半べそかくほど効いた。

自分が好かれるわけがない、擁護しようのない人間だという自覚は深いところで抱いていたので、大学では心を入れ替えて普通に友達作って楽しく過ごそうと思って大学生活をスタートさせた。

まもなく、普通に友達が何人かできて、一緒に遊ぶようになって、まるで憑き物が落ちたかのように俺のなかから世の中や人に対する攻撃性が萎んでいった。

気付いたら政治とかどうでもよくなっていた。ていうか在学中に在日友達もできた。彼女はできなかった。

今は普通にのほほんと生きている。

選挙にはあんまり行ってない。

2020-04-15

anond:20200415093226

はてサだったら安倍総理のあのツイートだけは擁護するよな???

護憲論者だったら威嚇でも威圧でもないただの表現の自由を守らないのわおかし

2020-04-13

anond:20200413213314

はてサだったら安倍総理のあのツイートだけは擁護するよな???

護憲論者だったら威嚇でも威圧でもないただの表現の自由を守らないのわおかし

anond:20200413171310

はてサだったら安倍総理のあのツイートだけは擁護するよな???

護憲論者だったら威嚇でも威圧でもないただの表現の自由を守らないのわおかし

安倍総理ツイッターが火が付いたように糾弾されるのはおかし

はてサだったら安倍総理のあのツイートだけは擁護するよな???

護憲論者だったら威嚇でも威圧でもないただの表現の自由を守らないのわおかし

2019-10-25

anond:20191024174521

そう言われているところ、今さらアレだけど

反戦護憲象徴でもあるから左翼からも支持される」

反戦護憲人達自分達に都合の良いものは何でも利用するというだけ。

天皇制自体価値を信じているわけではない。

日本直接選挙大統領制になったら」

→この話もよく聞くが、天皇制選挙制度の間に関連性などない。

天皇制やめても議員内閣制は望ましいならそのまま続ければよい。

天皇があるお陰で色んな動乱が最後には丸く収まるんだよ」

→あらゆる国において、過去内戦・動乱だらけだったけど、

今はほとんどの近代国家で丸く収まっている。

天皇制の有無など関係なく、産業革命で人々が豊かになり、

且つ民主化などが達成されたことが理由

それに「最後は丸く」などというけど、西南戦争以前の日本では

常に沢山の人が悲惨殺戮された(前期と末期を除く江戸時代けが例外)。

天皇制があったからって平和が保たれるみたいな話は全然事実に反する。




 

2019-10-24

anond:20191024150902

この人の言う事の大筋は間違ってないとは思うけど、各論ではやや思い込みが激しそう、と言うか、悲観的すぎるように思える。君主象徴も無くてもちゃんとやっていけてる国はいくつもあるからね。

それはともかく、この点は同感 → 「天皇は....反戦護憲象徴でもあるから左翼からも支持される。」

anond:20191024062803

お前の現場はしらんが、少なくとも俺の周りは天皇があるお陰で、左翼右翼共通して日本という国体を守ろうと団結する。

内閣に反対でも、天皇右翼から支持されるのはもちろんのこと、反戦護憲象徴でもあるから左翼からも支持される。

これがもし廃止になって、日本直接選挙大統領制になったらどうなるか?今の時勢を見れば明らかだが、アメリカ韓国の様に国民が分断されるだろう。

しかもその分断を仕掛けてくるのは、アメリカ場合ロシア韓国場合北朝鮮中共

東側裏工作のお陰で韓国簡単親北になってアメリカまで捨て出し、当のアメリカ韓国強硬になった。

これで徳をしているのは正に中共ロシア

台湾だって今の米中貿易摩擦香港デモがなければ、今や中共の犬となった国民党が勝って中共の言いなりなってただろう。

日本場合直接民主主義じゃない。議員内閣制だ。どれだけ東側工作してこようが自民党総合力に敵う野党存在しない。

安倍がどれだけ人気が落ちようが、結局総理自民党から選ばれ続ける。これが一種東側工作防波堤になっている。

結局野党テコ入れしてもどうにもならないから、中共は今の右傾化している自民党と仲良くさぜるおえない。

これがもし大統領選で国の運命が決まるんだったら、簡単中共の謀略(学校教師メディアにいる工作員)によって日本人は韓国アメリカの様に国民が分断されて制御不能になるだろう。

タイ軍事クーデターの件でもそうだが、王室があるお陰で国民の団結が保たれる事は多い。

象徴とはいえもし無くしてしまったら、まだ暴力革命を完全に否定していない共産党の様なやつらにクーデターでも起こされて、国民は分断されるだろう。

もし政府機能不全になっても国体として日本国民が団結する拠り所が必要なんだよ。

日本史で天皇が実際にちゃんと実権握ってた時期なんて殆どないだろ。でも、天皇があるお陰で色んな動乱が最後には丸く収まるんだよ。

伊達に1200年以上続いてない。武士が実権握ってた時代天皇不要だったのか?今から振り合えるともし無くなってたら、幕末から明治にかけて天皇を元に中央集権化して発展する事はまずなかった。

各藩が群雄割拠して、西洋の思惑通り内乱をいっぱいさせられて、今の日本は3つぐらいの国に割れてただろうよ。

2019-10-18

anond:20191018113536

今の社会情勢じゃたとえリベラル的に正しいことを達成するためでもリベラル側が憲法改正訴えるわけには行かないし

自分がいじりたいようにいじれるなら、あの人らだって憲法でも法律でも好きに変えたいんじゃないの

それができないクソザコだから護憲ポーズしかできないだけで

2019-09-10

anond:20190910141022

誰が考えても国と国民不利益しかない改悪草案なんだから、それを通そうとするのは危険だろ。

自民草案9条護憲から反対ってレベルじゃない。

左翼とか右翼とか関係なく出来が最悪すぎるのに、それがお馴染みの9条問題かのように誤魔化されて右左対立の図式になってること自体おかしい。

自民議員ですらもっとまともに内容考えろって反対する人がいるんだぞ。

anond:20190910094131

改憲護憲は、日本アンケートにしては珍しく「わからない、どちらでもいい」が少なく、キッパリ国民が半々に分かれてる。

こうなるともう勝算どうこうではない。思想思想宗教宗教のぶつかり合いよ。

安部ちゃんだって勝ち負けでは考えてないだろう。

 

ただやっぱ、護憲派ってのは安保闘争経験者の層が厚いんで、そこが老衰すればするほど、増田のいう勝算は出てくるわな。

2019-07-27

anond:20190727173840

そうなの?改憲議論深まってんな

野党あんまり護憲にこだわり過ぎてると時代に乗り遅れるね

2019-06-01

うそろそろ我々は肉食から解放されるべきではないか

反原発護憲は主張できても残虐な肉食嗜好には囚われ続ける

そんな野蛮な人間は本当のリベラルではありません

我々がいる位置はそんなに遠くではありません

すぐに追いつけま

リベラルはてなーとして皆さんが私達のいる場所まで上がってこれることを期待しております

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