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はてなキーワード: 普通の国とは

2024-09-01

今考えたら特攻隊を美化する言説なんて胸糞だなと思う。

僕は29歳の男性(来年2月に30になる)で以前はにわネトウヨかぶれだった男だったけど

ネトウヨになれずに大人になった今考えると特攻隊を美化する言説って胸糞悪いなと思っている。

特攻隊作戦というのも今考えると無能軍部と国により若い男性犠牲を被ったようにしか思えない。

普通の国軍隊あん戦術をするなどありえないし、やっちゃいけない行為だ。

太平洋戦争当時の政府に盲従し敵に抵抗したお陰で戦争が長期化し、特攻によってイタズラに敵対心と恐怖心を植え付け、その後の日本中空襲原爆投下の口実・正当化に利用されている。

ゆとり世代やZ世代が楽に生きられるのも団塊ジュニアロスジェネ若いころに犠牲を払ったおかげ」と人様の目の前でいうことができるだろうか?

団塊ジュニアロスジェネ世代若いころにまかり通った派遣労働も、結局は若者への虐待搾取を通じてイタズラに日本への敵対心嫌悪心を植え付け、今では若者による反日売国言動・行動の口実・正当化に利用されている。そりゃ若者ほど日本的な料理製品を毛嫌いするし、韓流流行るし、少子化も車バイク離れも止まらなくなるわな。

太平洋戦争であのような戦術をすることがなければ1990年代2000年代不況時にあん若者を食い物にする派遣労働なんかが流行ることがなかったかもしれないのにと今では思っている。

2024-08-28

anond:20240827183503

男女平等により近い国の常識を教えてあげるね

日本は男がゴミ同然、女にとって死の国

からでも遅くないか日本から出よう

Better late than never ですよ奥さん


妊娠中〜産後

妻とは、自分の子供のために大事故に遭い内臓をグチャグチャにされて生死を彷徨存在

妊娠産後しばらくの間は付きっきりで夫がお世話・介護するのが当たり前

(自分の子供を産んでもらうために妻は苦しんでるんだから当たり前よな?女友達貴女の為に内臓グチャグチャで生死を彷徨ってたら最優先で世話しません?普通の神経してたら?)


産後しばらく回復するまでの間、

料理毎日3食用意してベッドに持ってく。もちろん育児完璧にこなす

お茶は毎朝毎晩ベッドまで淹れてあげて、メンタルも大切なので綺麗に部屋を掃除してあげて、動かなくていいようにベッドの周りに物を置いてあげる。子供が生まれるんだから親とは、妻と子供奴隷です。その覚悟がないなら親になるべきではない。

これ人間として当たり前の行動よね

それすらやらないならモラハラDVですよ

貴女そんなことを大事女友達しますか?

子作りすんなと思いませんか?



妻が寝不足で眠そうなら食事を妻の分まで作ってチンしてねとメモを添えて置いてってあげるのが普通の夫だし

(貴女同棲してる女友達寝不足ならそうするでしょ?普通人間ならそうします)


夜帰りが遅かったら、先に寝ててと頼むし、起きてたら「体に悪いかダメだよ!どうして起きてるの?何か話したいことでもあったの?どうしたの?」と普通は焦ります



普通の国は家族キャリアを断絶させるからポンポン転勤させないし、転勤させまくる会社簡単ボイコットくらうからサステナブルじゃないし

福祉も手厚いし


「働いている女性から職場にいる」んだよ、働けない事情がある女性職場にいないんだよ、という当たり前の事は想像つかない模様

流産した事を後であんときは大変でさあ~的に笑い話にされて、流石にそれは酷いと抗議したら逆切れされたし

めちゃくちゃ知能が低い人間じゃん

知能の低い人間と力関係が下の状態で一緒にいて楽しいわけなくない?知能が低いって想像力が乏しくてあらゆるスキルが低いから不親切だよ

悪いとか良い以前にその人、能力が足りてないんだと思う



何もかも諦めて文句も言う気ないまま子供も大きくなって

気力がないのはわかるけど、権利の上に眠る者を法は保護せず。ドアマット(自分のために立ち上がらない人、自分権利を主張しない人)は軽蔑対象大人からね。権利行使しない者まで保護しない。自己主張しない人間そもそも文句言う資格いからね



なんかネット見てると自分は大激怒してもいい気がする

日本自国民に「怒らない何も言わない主張しない静かで忍耐強く物静かなこと」を美徳として植え付けたのはごく最近のことです

バカ民衆支配やすくするためとハッキリ明言してますあなた方の美徳ってそんなものです


面倒

怒り方も訓練が要りますからね。

から経済力を奪って奴隷にしとけば、サムライ気取りのバカ国民大人しくさせられる、と考えた明治の人たちがデタラメ美徳を教え込んだんですよ。

まんまと引っかかってバカ日本人はしっかり「日本夫婦」やってくれました。

日本人の考える常識なんてそのレベルのどうでもいい話です、無視しましょう


(ってか上記の事全部忘れてると思う)

知能の低い人間は都合の悪いことはだいたい忘れるものです。記憶力のいい悪人を見たことないです

anond:20240827155920

妊娠産後飲み会行く奴なんか普通の国ならもう人間としての地位を失う存在だわ

日本男はゴミしかいないか麻痺してるかもしれないけど

愛する人自分のために大怪我して生死がかかってる時に家事育児世話させたり呑気に遊んでる奴なんか死んでもいいよ

2024-08-15

anond:20240815232004

普通の国では弱者男性なんて普通人間から批判されまくるので出てこないんだよね

弱者男性みたいな誤謬バラマキ陰謀論者がネットでイキイキしてるのも、自分はまともな人間と思い込んでる脳弱連中が「同じ土俵に〜」とか「まともな奴は男女論言わない」とか変なことを信じ込んでいてまともな批判しないか

2024-08-05

パリオリンピック興味ない勢のつぶやき

パリオリンピック五輪)が盛り上がってるけど全然見てない。ツイッタータイムラインに出てくる「〇〇選手メダル獲得」や「トルコ無課金おじさん」という文字列を見るだけ。

高校生ぐらいまではテレビで観てたけど、近年は特にオリンピックに興味がもてない

招致裏金問題とか「平和の祭典」を自称してるのにロシアイスラエルが参加してるのは、納得いかない

こういうのが積み重なって興味なくなった。あと、応援するのは個人自由なんで「オリンピック最高!」な人もいて当然良いが、「オリンピック見ろよ!」「オリンピック観るな!」とか強制するのやめろ

あとなんか、純粋スポーツではなく国を背負ってる感があってなんか変じゃない?

選手もさ、最初は「背負い投げで一本取って気持ちいい!」「シュート決めて気持ちいい!」とか「楽しい!」から始めたスポーツだったのに、努力してさ

上達していったら「オリンピックに出て国のために戦う」っておかしくない!? 別に国のために努力して技術磨いたわけじゃねーだろ?涼しい部屋でなんの努力もしてない奴らの愛国心を満足させるためじゃないのはたしか

気持ちいい!」「楽しい」のために頑張ってきたんだろ。スポーツ戦争とか政治的ものじゃねーのに急に国を背負わすな。プレッシャーが大きすぎてスポーツ本来の楽しさを失わせてる

負けたらなんの努力もしてない怠惰な奴らから戦犯」とか「国の恥」とか言われて、気の毒過ぎるよ……

普通の国大会国内リーグならここまで叩かれない。やはりオリンピックは「国のため」感が出すぎ。メディアというかマスコミも盛り上げすぎ。

興味なくなるわ

2024-07-22

anond:20240722105532

普通の国家の知的で賢い国民専門家研究に耳を傾け、ニュースや文献を漁り、本を読み、社会責任を持って各政党政策内容や実績を理解し、比較し、監視し、主権者然としてるのにな


日本人は知能が低く無能で見た目も中身も精神性もゴミクズのウジみたいなやつばかりのため、「バカなボクチンには意味理解できなかった!だから無駄リベラルが先鋭化!ボクチン理解できる日本スゴイしてくれる政党に入れてやる(反撃のつもり)」

と幼稚で知性のかけらも無いことを宣う

算数ができないレベル

2024-07-18

日本リベラルの弱さについて

アメリカ民主党共和党と違って、日本では自民党立憲民主党旧民主党)の経済政策がほぼ同じ。

からいつまでも自民党が強い。野党は勝てない。

立憲民主党経済政策を変えろとは言わん。連合支持母体として必要だし、日本人の一番の関心事は経済から

じゃあどうすべきか?

立憲民主党共産党はもう少し国民目線を持つべきだと思う。

例えば、

女性差別だけではなく男性差別の解消も訴える。

選挙カー禁止にする。

③車・バイク騒音厳罰化する(罰金違反点数の大幅引き上げ)

ドイツのRuhezeit制のように、平日・休日の決まった時間を静かにするように法律で決める。

人質司法の解消。

公務員の高すぎる給与削減、民間と比べて優遇されてる福利厚生廃止

普通の国感覚があれば上記のような事は思い浮かぶし、票もかなり伸びると思う。でも、立憲も共産もなぜか言わない。

そう考えると一つの考えに行き着く。

結局、立憲民主党共産党改革する気はそもそも無くて、日本人を弱くして洗脳したまま特権階級にしがみつきたいだけなんだと思う。

2024-07-11

anond:20240709224514

今回の選挙は、「貧乏になりたいかどうか」だけが争点だったのだから、実はかなり簡単であった。

なぜ日本が、裏金不正が多くて政治が失敗してて税金が高くて賃金が安いのか、その理由メカニズムが何一つ分かってないような人物だな。

ますます貧しい方向を望んで投票していて、肉屋を支持する豚がこんなにいることに驚き。

貧乏になりたい奴がこんなに多くて、過労激務かつ貧乏になることに賛成する奴がこんなに多いなんて、尊敬するわ。

普通金持ちになりたいから、なかなかできることじゃない。激務で貧乏で安くてサービスクオリティは高い、このまま世界の激安ダイソーでいてほしい。




以下解説

現状都政に強い不満があるというわけではない

裏金不正癒着普通の国なら一発で首が飛ぶんだが、コイツらは税金ネコババされることを問題だとは思わないらしい。

自分たち給与の半分を、舐めたオッサンに貢ぎたい特殊性癖があるんかな。自分の首を絞めてでも上級国民に貢ぎたい奴隷の鑑みたいな奴だな。普通人類にはなかなかできない、素晴らしい心意気だと思う。奴隷としてのレベルが高い。

泥棒に寛容な国は泥棒がどんどん富を得て肥え太り、泥棒泥棒を読んで泥棒がどんどん増えるよ。最高の泥棒都市完成wwwww



小池百合子の3選は良くないと思った

正しいね長期政権は腐りがち


泡沫候補投票しても死に票になると思った

蓮舫石丸伸二かの二択に絞った

正しいね小池都政を落とす、が目的ならその考え方で合ってる。


選挙情報をしっかりチェックしていたわけではなかった

有権者なのに?舐めすぎてて草

不正税金ネコババがやりやすい最高の国だな

こんなにバカ有権者しかいないなんて、犯罪天国犯罪ワンダーランドなんだよな。

世界から、楽して奴隷から甘い養分を吸ってダラダラ生きてたい人間が集まってくるよ。

生ゴミを部屋中に散らかしてたらゴキブリが沢山集まってくるでしょ。それと同じ



蓮舫の争点は「神宮外苑問題」と「答弁拒否問題」のように思った

小池都政で行われてきた癒着裏金証拠全開示が今回の蓮舫氏の1番の争点ですね。答弁拒否は要するに裏金について答えないということですね。

どこのインタビューでもそう語ってたけど見たことある

税金の使い道を明らかにしまくること、つまり

税金の使い道がブラックボックスの都政から

ガラス張りの都政」が蓮舫氏が自分の作る東京都をひとことで述べた時の言葉です。



統一教会問題政治資金パーティ問題など、国政の代理戦争としているようにも映った

小池氏に、自民党統一教会政治資金パーティとの強い癒着が疑われていたために、

「都政を不正から切り離せ」が蓮舫氏が掲げたマニフェストです。

代理戦争ってなんやねんw

癒着してるのは都なので都政でしょ

コレを言い出したの、誰ですかね?誰が書いてその著者の他の著作ちゃんと見ました?

誰が言ってるのか、それは本当なのか、ちゃん確認した方いいですよ。

バカB層向けのプロパガンダ簡単に引っかかるバカ有権者しかいないなんて、すごい犯罪天国ですね。バカすぎて騙すのに何の苦労もいらない




個人的には神宮外苑問題選挙戦の争点にするほど大きな問題には映らなかった

イメージしている神宮の森とは別の小さい森にすぎない、という情報を見たため

情報を見て鵜呑みにする前にGoogleマップで見たら?なんで二次情報をすぐ鵜呑みにするんだ?



計画地が私有地であるため都政がそこまで手を出せない

私有地を国や地方自治体のために利用する手続き存在知らないんですかね

農地改革とか歴史で習ったことない?

あれ全部私有地ですよ

このレベルデマは、普通の知能の人間なら流せないかメディアプロパガンダですらなさそう

逆にどこで見たんだよ



その点石丸伸二は「政党政治の一掃」という分かりやすテーマを争点としていた

政党意味わかる?

政党政治民主主義意思決定個人政治よりやりやすかったか自然とそうなったようですが、

意思決定が困難になる点を解決してなくないですか?一掃した後どうするの?具体的に何をしたいのか全くわからない。

これをどうして支持できたのか。



既得権益に甘える議会」と「正論で戦う市長」という対立構造応援していた

適当雰囲気だけで知った気にならずに、

実績や実際のインタビューや答弁、内容・中身で評価すべきでしたね。


国政の代理戦争にしようとしている蓮舫当選確率の高い現職の小池百合子は「既得権益に甘える議会」に近い部分を感じた

蓮舫氏は明らかに既得権益批判し、既得権益隠れ蓑となりうる部分を行政改革で透明化させることをマニフェストにしてましたが、理解できてました?

何を見てるんですかね?



自民立憲の両方にお灸を据えるという気持ちを込めて石丸伸二に投票した

お前はお灸据えるような立場にねえよ

自民立憲は国民選挙で選んだ代表者なんだから国民意思でしょう。すべて国民責任に他ならない。自分にお灸を据えるんですかね。

石丸氏の話をきちんと聞いていれば、今の私の意見と全く同じことを述べているんだが、支持している石丸氏の話すら聞いてないのかね。

自民立憲にお灸を据えるってなんだよ。




仮に3位でも「若者票」の集まり方が可視化されれば、右派左派ともに今後の政治活動に変化が起きるのではないかと思った

これはそうでしょうね。

今回は、YouTubeTikTok税金を注ぎ込みまくって、B層(IQが低い層)向けのバカプロパガンダ(内容は特にないけど適当対立構造に見せかけて既得権益を潰すふり)をやれば、若者簡単に騙されて、簡単利権を守れる

という集まり方が可視化されたでしょうね。





選挙を終えて

選挙後の石丸伸二のメディア対応は最悪だった

最初からそうでしょ。広島市安芸区市長なんだからからメディアに出てます

何を見てるんだ



マスコミ石丸伸二という構図を作るためにあえて冷たい対応をしているように見えた

から少しでも外れた質問をしてくる人間にはあんな感じの対応ですよ



選挙後、野党支持者の総括を読んでみたが、石丸伸二への人格攻撃に終始していて、

人格がキツい人が上司になったら公務員が働きにくくなるんですから、そりゃそうでしょうね

パワハラ気質の人や攻撃的な言い方の人が上司になっても、お前は二度と文句悪口を言うなよ。

何を言われても笑顔対応しろよな

お前にはその資格がない



石丸伸二に投票した自分のような若者意図を汲んでいる人はいなかった

こういう若者意図を汲んでたらYouTubeTIKTOKTwitter税金じゃんじゃんぶちこんでB層に向けてバカプロパガンダを流しましょう以外の結論が出てこねえからだろ

口が悪い私と違ってオブラートに包んで手心を加えてくれたんだよ。よかったな。




「ひとり街宣」の広がりを評価する声が多かったが、正直選挙期間中一回も見なかったし、見ても投票先を変えなかったと思う。

別に効果も出てないのにエモくなっちゃってるなと思った

これに感動できるのは日本ではパリやその他民主主義を大切にしている国でデモに触れてきた人だけでしょうね

他国文化政治精通してる層は、ほぼ知的階層限定されると思われる




でも「ひとり街宣」みたいな活動が今後もっと普通になっていったらいいことだと思う

いい事言うじゃん



結果、自民にも立憲にもお灸を据えることはできなかった

お灸を据えるなら蓮舫でしたね。共産党企業献金を受け取らない癒着のない政党だし、蓮舫フリーになったことで潔白をアピールしていました。かなり頭が悪いかも。



こんなならちゃんと調べて安野とかに投票するべきだった。

癒着裏金などの明らかな不正という批判材料があるのに批判しない政治って、歪んでて笑っちゃいますけどね。

一生、不正批判否定もしないつもりなんだろうか。

あと彼の提案にはテクノロジーのことばかりで、政治基本的役割である弱者救済福祉の面を欠いてる点はどうでもいいんですかね

2024-06-19

百田国会議員というのは国民代表ですから国民がアホなら国会議員もアホなんですよ」

いや、あのさ、多少政治に興味がある人間なら、自分意見が異なる人間全員に対してうっすら同じことは思ってるだろうけど、それを口にするとしないとでは全然違うじゃん。過激なリベフェミですらそこまで大雑把にひとまとめにせんぞ。

安倍が死んだ後に韓国とのベタベタの付き合いが明らかになってきて以降、ネトウヨのタガが完全に外れて狂ってしまっている。こんな調子じゃリベフェミ以上に嫌われ避けられる未来も近い。ネトウヨが主張するような憲法改正を通じた、普通の国への移行なんてのは絶対に実現しないだろう。

2024-06-13

anond:20240612183556

飼い慣らされてる日本女きつい

プロのお店だろうが金銭が介在してようが浮気ですし不貞ですし離婚事由です

普通の国では妻がいるのに他の女と寝ません

気持ち悪いんで早く日本から不倫大好き変態男女国とかに改名してくれます

浮気はしていなくて、

プロのお店に行っていること

2024-06-02

anond:20240602094035

日本人の平均年収って世界でも40位くらいだけど、政治家だけなら世界2位で、

民間給料政治家給料差が世界トップクラスに大きい国

まり政治家目指す人間は99%金目的になる

政治家給料民間給料✕1.3程度に抑えられ普通の国と同じ仕組みならよかった

anond:20240602094035

日本人の平均年収って世界でも40位くらいだけど、政治家だけなら世界2位で、

民間給料政治家給料差が世界トップクラスに大きい国

まり政治家目指す人間は99%金目的になる

政治家給料民間給料✕1.3程度に抑えられ普通の国と同じ仕組みならよかった

2024-04-28

anond:20240428003101

物価高騰に苦しむ日本じゃなくて、物価高騰に苦しむジャップが正しい

そら中国とか韓国とかの普通の国人間にしてみれば日本物価は安い

2024-04-18

anond:20240418093909

信用ができず倫理観の低い日本人男やサウジアラビア男は、男全体が女からうっすら(強度に)嫌われてるけど

普通の国では女から嫌われてると言っても日本ほどではないんだよな

自分たちに嫌われる原因があることを考えないのは幼稚とか甘えとかであって、真摯ではないと思う

2024-04-17

anond:20240417124635

自民普通の国なら政権ひっくり返るようなことの何十倍やばいことをやりまくってるけどお前はどうして自民には何も言わないのかな?

壺だからだね

2024-04-16

anond:20240416180508

普通の国民がブランド品を買い漁って海外旅行に行けるのが当たり前だった

一部の上流国民を儲けさせる代償に、投票率の低さが招いた結果として、

おそらく50年後には普通の国民は米と芋と菜しか食えないだろうが、まあバカ日本人奴隷生活が似合ってるしね、困ってないのかも

2024-04-02

anond:20240402180423

言えないんだよ。

まず、国に対して環境アセスを通してる

日本環境アセス法は絶対公害は起きないというレポートでなければ事業認可が降りない

(まず諸外国とこの部分の制度設計が違う、普通の国は万が一を想定し金銭補償環境アセスの時点で組み込める)

JRリニア工事でも公害は一切起きませんと国に報告して事業許可を得ている

一方で県に対して「なにか起きたら補償します」では矛盾するでしょ?

国には「起きない」と言うてるんだから

 

もう一点、法的根拠の無い支払いを大企業はできない

公害が起きてそれが明らかにJR責任でなければJRは出費ができない、根拠不明瞭な巨額な支出株主訴訟食らう

水が減ったって外形的な観測だけでは賠償支払いの根拠にはできない

工事との因果関係訴訟で確定させなきゃならない

訴訟を起こすのは被害者側で、つまり県側で、しかも国に提出した環境アセスを覆す調査報告裁判所に出さなきゃならない

調査だけで莫大なコストがかかる、誰が出すんだって話になる

 

しかJR大株主は国だからさらおかしな話になる

仮に工事後に公害が発生し、JR根拠不明瞭だが企業判断賠償に応じたとする(企業法務的にありえないが)

このデタラメ支出に対して株主訴訟を起こすべきなのは国って事になる

2024-03-13

anond:20240313115939

世界中人権教育反戦教育自体合理的劇薬じゃないはずなんだが、日本戦後反戦教育はひどいからな

ただ学生運動もどうだろうね、日本人が挫けた政治無関心のきっかけは安保理反対運動と言われているが、安保理をやめさせるなんて無理だと理解できない学生運動当時の日本人の知能の低さが根本的な原因だよ

ちょっと英語がわかって国際社会情勢に興味があれば、日本軍の野蛮さは当時の価値観ですら受け入れられないほどに突出してたから。

他国気持ちになれば普通わかる、無理だと

安保理なしにあんな野蛮大日本国家の野放しを許す政治家なんて政治家やめたほうがいいわけ

野蛮国家必要に迫られてるわけでもないのに意味不明なことを言って自国民を抑えきれずに戦争仕掛けてくるでしょ

日本普通国家として最低限受け入れられるためには徹底的な反戦教育、そしてまず安保理は不可避だった

自国民を守るのが政治家の仕事なのに、どうやって自国民に弁明するの

anond:20240313111805

コイツ他国デモニュースで見たことない?

中学レベル社会科すらわかんねえの?小卒?

デモこそ表現の自由の『核』で、重要人権ひとつだよ?エロとか萌えとか表現の自由の中ではかなりどうでもいい部類

お前らみたいなのがウジャウジャいるバカザルの社会は知らんが、普通の国大衆は大きな力を持っているからすでに交渉始まってんだよ

大型のデモ不買運動株価下落や選挙での投票率に直接影響するから

2024-03-09

生活保護ケースワーカーやってるけどもう無理

タイトルの通り。末端のケースワーカーやってるけど最悪。そろそろ異動かなってくらいにはやってる。年度末を控えてるけど、正直今年で終わりじゃなかったら辞めてると思う。

何が嫌かって言うと、命を預からされるところとやりがいがないところ。あと制度が古過ぎるのが目につくところ。そこに付随する様々なイライラ

人を見下しちゃいけないって道徳で学ぶけど、一人一人寄り添って真面目に対応してると持たない。最初は真面目に話聞いてたけど、酷い目に遭うことも多かったし気持ちの面で負担感があった。今はナマポほとんどをクズだと思ってるし、人生価値は年数とかじゃないなって思った。あいつらが80年生きてこっちがその半分にも満たなかろうが、間違いなくこっちの人生の方が総合的な価値世間への貢献も上だと思う。

配属されたらいきなり担当させられて、あれこれ相談に乗ったり時には厳しく赤の他人生活のお世話をさせられる。100は行かないけどそのくらい。みんながみんな手取り足取り教えないとってレベルじゃないけど、一人で生きていけないような奴は全然いる。

そんなことする意味ないくない? 言うこと聞かないで好きに酒飲んだり勝手退院したりして、それで死んだら公務員が悪いんだって。叱る以外になにしろってんだよ、20超えて自分で出来ない、理解しようとしない方が悪いだろ。親族文句言う前に引きとって手前でやれよ。誤嚥施設が訴えられてのあったけど、あんな感じのことなんかよくある。養えない支えられない、そのくせ一丁前に訴えはする親族。生きてるうちは親族の役に立たないし地域住民お荷物だけど、せめて死後に親族のゴネる理由になれたのは生まれて来た意味があったのかもね。

なんで知らねえやつの人生背負うんだよ、金と介護とかの手間を消費するだけの人生なのに。

あとやりがいもない。大体のこっちがやるのは家に行って話聞いて、金出せる出さないの話するだけ。何でもかんでもとにかく金が出るか聞かれて、例えばテレビの修理代は出せないって言ったらすぐゴネゴネ。大人しく諦める人ももちろんいるけど、面倒臭いやつはとことんワガママ議員連れてくる時もある。そう言う時はもっと面倒臭い

楽だから金出すって言ったって税金なんだし、それに一回金出すとズルズル文句を言うから基本は渋る。でもまたゴネ始める。普通の人って欲しいものあったら働くなり節約なりすると思う。それをまず職員にゴネ続けて目標達成しようっておかしくね? 働けよ。仕事よりゴネるの楽なのは理屈はわかるけど、他の住民の皆さんは働いてそれを実現してんだよ。なんで当然のようにあれもこれも要求できるのか教えて欲しい。

引越し代、マッサージ代、タクシー代とかは自治体が待つことが多い。引越しはこの中だと要求されることは多くても金出すことはすくないか

意味わかんねえ。引越しなんか普通の家はそうそうしねえし、マッサージなんて受けねえ。タクシー使わねえと病院行けないなら、入院かお看取りのある施設でもどうぞ。

あと制度の作りが甘い。と言うか性善説すぎるから悪いこと考えてる人に対して後手に回るし、古いか最近お金の流れの実情に沿ってない。

て言うかみんな言えば働くって前提だから病気ですって言われるとまた手間かかる。ちょっと腰が痛い、体がだるい気持ちが乗らないですぐ病院先生診断書書くから、そうなるとこっちはお手上げ。病気ですって言われたらもう何も言えなくなる。

そんくらい通院して我慢しながら仕事してる人もいますやって言ってやりたい。でも言ったら揉めて面倒になるから任期ギリギリまで見逃すのが一個人から見たら一番楽、でそれが横行する。

不服審査とかも簡単にやれてスラップ訴訟みたいに出来るし、それでこっちの体力使わされるのもしんどい制度悪用に弱いのはどこもそうかもだけど、こっちは不正受給やらなんやらある上に、税関係みたいに本人の意思をガン無視して差押とかまだはできないのが歯痒い。

色々言ったけどセーフティネットに頼る人間がみんな嫌いなんじゃない。障害があっても出来るだけ働いてる人もいるし、高齢フルタイムは無理だけど調整しながら頑張ってる人もいるし、シングルマザーで逃げて来た中仕事子育てに奮闘してる人もいる。

自分にできることをやった上で、冷静にこっちに相談を投げかけて欲しいし、実際にあったこと、貰った金をちゃんと言って欲しい。これって無茶言ってないと思うんだけど。これが出来ないか社会の爪弾きなんだろうけど。

かにこの制度がなくなると治安悪化ってのが見えてくるので、何かしらの形で必要なのはわかるけどもっと縮小していいんじゃないかな。それか事務系の公務員じゃなくて、警察とかそう言フィジカルに長けた人がやるのがいいと思う。言ってわからない平均未満の人間なんだから暴力で躾をやってもおかしくないと思う。

先月まで子供関係の伝票処理してました! みたいな人がいきなり来て金返せとかヤクザ上がりと揉めるのってめっちゃ辛いと思うし辞める人がいても不思議じゃない。でもそれで辞めちゃうって生活保護の連中が生きてることによる外部不経済だろ。なんでこんな連中のせいで人生を狂わされるのかわかんねえ。

総じて気に食わないことばっかり。他の仕事も気に食わないなってことはそりゃあるけど、この仕事不快感はまた別だなと思う。俺の税金がこんな無駄遣いされてるなってのを見るのはやるせない。その分社会保障費が減れば家計に余裕も生まれるし、子どもだってもっと持てたかも。貧困問題で切り捨てるのか! みたいなこと言う人いるけど、こんな連中のためにみんなが共倒れする方が馬鹿らしい。こんな連中に税金泥棒って言われると鏡をくれてやってその分収入認定してやりたくなる。もっと金締め上げて生きていけなくするべきだ。

全体の割合でいくと年寄りばっかなんだけど、若い時備えてなくて死ぬ間際は生活保護って本当にムカつく。俺たちが老いた頃には亡くなってるだろう制度に乗っかってオムツ代貰って偉そうに。しかもたまーに仕事の仕方とかで説教してくるやついるんだよな。いやそろそろ人生の総まとめの時期だろうけど、人に説教できる人生じゃないじゃん。

障害に関しては一括りにすべきじゃないと思う。身体知的と大体はそのお母さんの世帯とかは生活保護と別制度で手厚くして欲しい。知的の人ってすごい素直なんだよ。仕事をする意味収入以外に日中活動の確保とか社会とのつながりとか、他の側面でやるべきって事情もあるけど、結構ちゃん仕事してこっちに報告してくれる。普通に話して普通に言ったことを聞いてくれるから、話をしてて全く困らない。噛み砕いたりする時や、メモにまとめて渡す時もあるけど、別にそう言う個別対応は苦じゃない。あの時やってくれたとかでその後ゴネることはないし。

精神障害者もっと働けって思う連中や、処方された薬を自己判断で飲まずに困ってるようなのが多くて最悪。ここの連中も割と職員からは嫌われてると思う。うつとかでも作業所に行くなりしてくれてればまだわかる。仕事をまだやろうって意思を感じるし。

結構いるのは発達もあるのかもだけど、精神的に辛いですってゴネまくって仕事をしない若い奴ら。20代で家にいて、いざ訪問すると普通ゲーム機とかあんのね。こいつらゴミだなって思う。このまま一生制度に世話になるんだなって、何も生み出さねえ国民ガチャのハズレ。

あと人格障害の連中は本当無理。比喩じゃなく死んで欲しい。一番手間がかかるし、精神的にも負荷がかかる。無理と言って理由を述べても、自分の納得する答えが得られるまで延々電話したら窓口に来たりする。仕事もしないし友達家族もいなくて暇だから。大体家族は手を引いてることが多い。病院やらも出禁になり、関わりがあるのが生活保護と障害の窓口だけになるけど、こっちは出禁までは出来ない。聞く価値のない話を丁寧に繰り返して時間を取られて残業する羽目になるのはもらえる金より精神的な負担が重くて辛い。

ヤクザとかすぐ怒鳴るタイプの連中。こう言うのに性別関係なく担当をつけるのは社会進歩だなぁと思ったのも束の間、お尻を触ったりするような奴がいるらしくそれじゃ意味ないなって思った。てかそんなのあったらすぐ通報したらいいのに。職員尊厳問題なのに何を躊躇ってるのかわからない。

実際こいつらも言い合いになると本当体力使う。たまに病院でもらった薬転売してるやつとかいるし。

普通国民生活とかなり切り離されてるし、他に色々日本問題があるからこれも取り上げられないけどこれも早く直した方がいい問題だと思う。

社会汚物を生かす意義のあるマイナス仕事です。月曜もまた皆さんの税金無駄使いしますね!

2024-01-29

anond:20240129172426

生殖コストが高くなれば淘汰圧も強くなる

そして生殖コスト国家コントロールできる

わざわざ積極的ガス室送りにしなくても「普通の国家」のまま優生思想のやりたかたことはやれると思うんだけどな

ナチスがそれをやったのはそれを正当化する思想がそれなりに一般的だったからかな

2024-01-27

放送大学って学部は間口広いイメージだったけど

博士課程は高倍率だし学費普通の国立大くらいするな

学部は各々好きにやれって感じだけど博士はそうもいかいから仕方ないか

2024-01-26

anond:20240126183251

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

 〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法である。これは、山口和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。

 私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法からの流れの中で位置づけるべきだと考える。

 同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊合憲化(57)、③日本経済的地位に見合った国際貢献必要性、④国連軍国連警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリスト武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から護憲立場から改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである

 同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲である。同提言軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから北朝鮮中国軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラル過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである

 佐藤が語る、愛国心必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである佐藤饒舌から私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。

 馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事平和維持活動において殉死殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊追悼施設必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。

 ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツ独自イラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたかである。翻って日本場合多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国国際社会理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。

 元国連職員吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍軍事活動積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである

 なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実国際政治の中で、山川ソ連侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。

10.おわりに

 これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮アルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略植民地支配反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的保障する国家先進国主導の戦争積極的に参加し、南北格差固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である

 大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派大国路線に対抗して、日本経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪補償必要とした路線が、東アジア諸国民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合破綻といった状況に規定された、リベラル左派危機意識から生じている。九〇年代東アジア諸国民衆から謝罪補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本私たちが、進んで過ちを正しみずから正義回復する、即ち日本利益のために」(69)(傍点ママ歴史清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争植民地支配可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立リベラル左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である改憲後、蛹は蛾となる。

 ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル左派意図的計画したものと捉えているわけではない。むしろ無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力からあいもつあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治立場から期待されている人物統合象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴人物の未分性という日本政治特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディア追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリスト発言力を確保しようとする学者、無様な醜態晒す本質的には落ち目思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからあいもつれあって」、集団転向は進行している。

 ところで、佐藤は、「仮に日本国家国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家同胞日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまたからには、自国国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間異端者扱いするのが目に見えている。

 この佐藤発言は、安倍晋三首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(I am behind the President.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族配慮するという意図からだろうが、アメリカ一丸となって事件対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである国益からむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)

 文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ総連弾圧をめぐる日本言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したこと物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本リベラル左派安倍政権ときに敗北したのである

 〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである侵略植民地支配過去清算在日朝鮮人人権擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア世界平和にとって大きな災厄である(73)。

改憲戦争国家体制拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア知識人等を徹底的に批判すべきである

(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。

(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。

(3)ただし、編集者佐藤右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。

(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。

(5)インターネットサイトフジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈 Permalink | 記事への反応(0) | 18:37

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3) 格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題 Permalink | 記事への反応(1) | 18:32

2023-12-27

anond:20231227142229

Googleみたいな世界トップテック企業普通の国企業を同列で考えちゃいけないよ

人手不足のその辺の企業は「テレワーク」という餌で釣る時代になってきてる

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