はてなキーワード: 蔑ろとは
いわく、今の職場に勤め始めて数ヶ月、きちんと確認せぬままAさんのせいにされたり、嫌な役回りを押し付けられたりするとのことが何度もあり、ストレスが溜まるとのこと。
マネージャーの指示は朝令暮改、お局の当たりも厳しく、なんで私(Aさん)はいつもこんな目に遭うのだろうと。
その場では、「大変だね、みんな自分を守るので精一杯で大変だね」、「そんな言動取られたら参ってしまうね」、「皆が苦手なこと嫌なことをお願いするんだったら、アフターケアはして欲しいよね」などの言葉をかけた。
が、聞くと前職・前々職でも同様のことがあったようで。環境が異なるにも関わらず再現性高く問題発生しているのは、Aさん自身に何か問題があるのではと思ってしまった次第。
もちろん、いじめやセクハラと同じでそういう接し方をしてくる方が悪い、というのは大前提。
本音を言うと、
など言いたい気持ちに駆られるんだけど、さすがにねぇ。
おそらくAさんはまた職場を休みがちになるだろうし、きっと長続きしないだろう。
他責思考の闇は暗く深い。
メーカー子会社の試作部門にいるのだけど、検査で日常的に不正が行われている。
評価試験用途の試作なので守らなければいけない規格が幾つもあるのだけど、精度よりも試験スケジュールが優先されるために検査結果を誤魔化し不良品を良しとして試験を行ってしまっている。
その結果を元に量産品が作られ、論文が書かれたりもしている。
社内の色々な人に話を聞くと、10年ほど前に組織の改編があり、工場のマシニングや検査機器と同時にスタッフも一新されたことが要因らしい。
その時に製造経験の無い試験畑の人が上に立ったために製造側の意見が通らなくなり、次第に製造や検査が蔑ろにされるようになってしまったのだと言う。
もちろんそれだけでは無いのだろうけど。
以前部長に検査が不十分だと思います、と空欄と誤魔化しばかりの検査表を添えて提言したところ、「派遣がうちのやり方にケチをつけるのか」と漫画のような言いがかりをつけられて派遣なのに社内ニートになってしまった。
それが約一年前。
以来契約が切られることもなく社内ニートの立場を甘受してきた。
ケアマネ選びの参考にしてほしい。
(※追記…今回は所謂「居宅ケアマネ」のみ。施設ケアマネや小規模多機能型ケアマネは除く。)
まず前提としてケアマネになるのはそれほど難しくない。
実務(介護職だったり相談援助業務だったり)経験を積み→筆記試験合格→研修受講→ケアマネになれる。
試験もここ数年は合格率が下がっているが、言うほど難しくない。
ケアマネという仕事に限らずだが、重要なのは、ケアマネになってからだ。
それでは以下、参考に。
追記…信頼できる口コミや紹介があればそれはそれで良いと思う。でもそういうツテがない人や、紹介されても自分とは合わなかったけど今更断れないってことのないようにやはり情報として知っててほしい。
因みにケアマネがいるところは「居宅介護支援事業所」という。(デイサービスや施設系もこのシステムでチェック出来る)
この公表システム…介護保険サービス事業所は毎年必ず入力しなければいけない。
にも関わらず、一般の人々にあまり認知されておらず活用されていない気がする。
慣れていないと少し使い辛いかもしれないが、その事業所にいるケアマネの人数や経験年数、受け持ち件数や前年度の退職者数なんかもわかる。
この時の主なチェックポイントとしては、
・ケアマネの入れ替わりが激しくないか(退職者数が多くないか)
退職者が多い事業所は言うまでもなく、何かしら問題がある。そういう意味では求人をチェックしてみてもいいかもしれない。
「同一法人のサービス事業所は何か」とも重なるが、法人(会社)によっては利用者に不必要なサービスを入れられる場合がある。それが嫌で辞めてくケアマネも少なくない。
(同一法人のサービスだと連携が取りやすいといったメリットもあるにはある)
(特定事業所「集中減算」というものもあり、これを取っている事業所は止めたほうがいいと思うが、公表システムでは分からない)
ケアマネの人数が多くいたり、経験年数が5年以上の主任ケアマネと呼ばれる人がいたり、24時間連絡が取れる体制を整えていたり…と、いくつかの要件を満たしているはずだ。
(でも正直、主任ケアマネだから出来るケアマネとは限らない。経験年数があれば簡単な研修を受けるだけで主任ケアマネになれる。そして今回の制度改正で居宅介護支援事業所の管理者には主任ケアマネしかなれなくなった)
※追記…加算を取っていなくてもフットワークが軽くいつでも対応してくれるケアマネも居る。利用者や家族にとっては良いケアマネだが、本当にお疲れ様です。
もし医療ニーズが高いなら看護師資格を持っているケアマネを…(福祉系出身のケアマネが医療知識に乏しいことも課題になっている)
障害サービスや生活保護など介護保険以外の福祉制度に詳しい人をと思えば社会福祉士を…
ケアマネは介護職経験が全くない人でも取れる資格なので、介護の実技的アドバイスが欲しければ介護福祉士を…。
もちろん資格を持っているからといって、その方面で優秀とは限らないので、目安程度に。
ただ注意点として、公表システムはあくまでも年一回の入力義務なので、
新規開設事業所がまだ載ってなかったり、既に廃止した事業所が載っていたり、情報が一年前から変わっているおそれもある。
※追記…このシステムの情報をもとに実地指導や監査をしている自治体もあるので、虚偽の報告はしていないはず。もし掲載情報と異なる場合には、直接聞いてみて、納得いく回答でなければその事業所はやめといたほうがいい。
各自治体には『地域包括支援センター』というのがある。
そこでこんなケアマネを探してるけど居ないか、と聞いてみるのもいいかもしれないが、
包括にも地域差があるので、①の方法と組み合わせて、包括に紹介された事業所を自分で調べてみるといい。
※追記…基本的に包括はその地域の情報収集に長けているはず。行政直営型と委託型があるので、委託型だともしかしたら系列法人のサービスを…となるのかもしれない。あってはならないことだが。包括が紹介する事業所は良くも悪くも包括との繋がりを大切にしているとも考えられるので参考程度に聞いてみる価値はある。逆に包括に嫌われているケアマネは例え人柄が良くてもやめといたほうがいいと思う。
①でも書いたが、主任ケアマネかどうかとか、経験年数とかよりも、自分と合うか否かは重要。
正直、自分と合う合わないとか言わせないのが専門職だと思うが…それでも「この人はなんか苦手」っていうのがあると思う。
・他のサービス事業所(デイサービスやヘルパーさん達)、病院などと連携がきちんと出来ているか
個人的には、ケアプランを蔑ろにするケアマネは『無し』だと思う。
※追記…ケアマネの選び方について検索すると②や③についての記事はそこそこある。でも①の活用について記載のある記事を私はまだ読んだことがないので書いてみた。③にいく前に①や②を参考にしてほしい。
※追記…「選べるほど近くにケアマネがいない」という地域も確かにある。そういう時こそ①の公表システムを活用してほしい。ケアマネのサービス提供エリアが載っている。勿論、家に近いほうが何かと便利だが、そこを優先して苦手なケアマネと我慢して付き合うというのは本末転倒だと思う。(それでも近くにケアマネ居ない人は本当にごめんなさい。包括に相談してみて)
因みに提供エリアにも関わらず、遠いからという理由でケアマネは断ることができない。「利用者受け持ち件数が35件を超える」等の妥当な理由があれば別だが。
また、事業所によっては交通費を支払えば担当になってくれるので、お金を払ってでも担当してほしいケアマネがいれば聞いてみては。勿論、その地域に強いというケアマネも居る。でも本当に出来るケアマネは自分で地域開拓していく人だと思う。
本当はもっと書きたいことがいっぱいあるけど、ここでやめとく。
「ケアマネに色々要求するなら介護報酬上げて」と言うケアマネも、まずは自分のスキルがそれに値してるか考えてほしい。
介護保険って公費なんだよ…不必要なサービスを入れるレベルの低いケアマネほど介護報酬のこと言う気がする。
疑問を感じたら、ケアマネか管理者に聞いてみて、納得のいく対応でなければケアマネを変えてみては。
ただ、何人も変えて、それでも納得いかないのならば、ケアマネだけが問題ではないのかも。
因みに、ケアマネが煩わしくなったら、
『マイケアプラン』や『セルフケアプラン』といって自分でケアプランを作って介護保険サービスを使うことも出来る。
以上の内容は個人的考え及び経験が大きく影響しているので、重ねてになるがあくまでも参考程度に。
追記…色々書いたけど、ケアマネへの介護報酬は全額介護保険から出る。自己負担は今のところ無い。自治体や要介護度、加算で異なるが、1人の利用者で月3500円〜10000円くらいがケアマネに入る。これが多いか少ないかは人それぞれだろうが、現在の介護給付費が増大しているのは高齢者が増えているだけではなく、ケアプランを作る「ケアマネの資質」と「そのケアマネを選んだ利用者や家族」にも少なからず原因がある、ということも頭の片隅に入れといてほしい。
勿論、介護サービスを使わないと、どれだけケアマネが動いても1円も入らない月もある。本当にお疲れ様です。
知識や経験が無くてもアナタにとっては良いケアマネなのかもしれないし、その逆もあるだろう。介護は辛いだけじゃないはず。本当はおこがましいのは重々承知で私の知識と経験をフル活用して、1人ひとりの相談援助したい。拙い長文読んでくれた人、ありがとう。
素敵なケアマネに巡り合って、ハッピー介護ライフを送ってほしいと心から願っている。コメントにも為になること書いてくれてる人いるから読んでね。
(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180402-00000012-reallive-ent)
噛み砕いて言ってしまえば、声優の武内駿輔の発言が不適切であると判断され、多くのファンから顰蹙をかったことだ。
ここで断っておきたい。私はこの記事を書くにあたって、武内駿輔の行動に対して是非を問うつもりはない。
私が異を唱えたいのは、武内駿輔の発言を端に発する、『魔物』と呼ばれる言葉を用いたファンたちを蔑ろにする行為に対してだ。
■はじめに
渦中の人物、武内駿輔氏について書いておこう。とは言っても、長々と筆者の独断に満ちた紹介を書くよりは、Wikipediaなどのサイトの方が客観性のある文章が見れるだろう。
そのため、要点のみを箇条書きとしたい。
・容姿、歌唱力もあり、『アイドル』を主題としたアニメなどでアイドル役をいくつか務めている。
最後の文言が大分手を抜いているが、今回の記事で重要となるのはこの点であろう。
■経緯
4/1、武内駿輔氏が管理をするTwitterアカウントにとあるリプライが投稿された。
失礼な質問になってしまうかもしれませんが、左手薬指の指輪について教えて頂きたいです
まぁそもそもなんでアイドルじゃないのに気にしなくちゃいけないんだろうね、っていう反骨心と心に決めた女の子がいますよっていう魔除けとしての意味合いもありますが、前者の方が意味合いとしては強いです。嘘ついて人気を得ても個人的には詐欺と同じじゃんと思ってしまうので。正直に生きたい。
主に、『魔除け』と呼ばれる言葉に反応してだ。
武内駿輔氏は、除けるのが必要な程周囲のファンを鬱陶しいと思っているのか……と、ショックを受けたの人が少なからずいたのだ。
その中で主流となった意見は、彼に対してガチ恋と呼ばれる、恋愛感情に近い感情を持つ人間が、裏切られたと暴れはじめた問うことだ。
■閑話休題
ここで、一旦話を中断しよう。
この段階では、恐らく以下の疑問が浮かぶ人が居るはずだ。
・この発言の何が問題なのか? 多少表現は険しいが、正直な若者らしいのではないか?
・そもそも、武内駿輔氏は実際に声優であり、アイドルではないのではないか?
・この発言に異常な反応をすること自体がおかしいのではないか?
一つ一つ書いていこう。
筆者の主観的な意見も入ってしまうが、言い方さえ気をつければ受け入れられる意図であると思う。
それについては、次で纏めて述べよう。
・彼がアイドルではない、と言うことについてだ。
先に述べたが、武内駿輔氏は声優である。確かに厳密にいえばアイドルではない。声優を声をあてる裏方であると判断する読者の方も多いだろう。
だが、昨今の声優の活動は非常に多岐にわたる。実際に人前に出て、それこそアイドルのようにステージパフォーマンスをすることも珍しくない。
実際にステージに上がってアイドルのように歌うこともあり、少なからず糧を得ているだろう。
アイドルでないにしても、それに類する人気商売をしていることに間違いはない。芸だけでなく夢を売っている人間である。
実際に、彼が立つための声優業界を引っ張ってきた先輩には、ドル売りと呼ばれるアイドルじみた活動をし、交際についても節度を持って行動していた。
先に、この発言に問題は無いかと言ったが、やはり以下の点は人によって反発を覚えるだろう。
・今までアイドルじみた活動をしてきたのに、今更嘘をつきたくはない、と言うのは虫がいいのではないか。
・先輩たちがやってきた行動を若者の勝手な正義感で糾弾していいのだろうか。
※ これに関しては、完全に余計な一言だろう。
自分は許せる、と言う人はそれでいいと思う。それは寛容さであり、美徳である。
だが、許せない人も居たのだと言うことも覚えておいてほしい。
さて、人によってはここで、『男性声優が恋愛を公開すること自体が問題ではないか?』と思う方もいるだろう。
だが、それは今回は割愛する。
筆者自身が、別に声優に本命の交際相手がいようが、人間だから当たり前だと思っていることもある。
だが、それ以上に……実は、ファンもある程度気付いていたのだ。
そもそも、武内駿輔氏が左手の薬指に指輪をつけていることに、ファンは一年近く前から気が付いていた。
実際に、交際相手がいると言ったこと自体を問題視する声は殆ど無かった。
人気商売で客前に出る時に問題になりそうなことをするのはどうかとは思うが、武内駿輔氏のファンは、彼が若いから、いつかは矯正してくれるだろう期待していたのだ。
今回の声で彼に対して失望した人の多くは、そう言った節度を守ってくれるだろうと言う期待を裏切られたものだった。
・『魔除け』と言う発言に対して反応することが異常ではないか、である。
と言うのも、この『魔除け』に反応した人間が、ことごとく『魔物』とレッテルを貼られたからだ。
以下に、Twitterに投稿されたツイートの内容を引用しよう。
女オタ「ファンを魔物扱いするな!!!!ファンやめる!!!!」
武内君の「心に決めた人がいるので魔除けの意味も含めて指輪してます(要約)」発言に「ファンを魔物呼ばわりとは何だ!みんなファンやめないと魔物呼ばわりされるぞ!」って怒り狂ってるアカウント見て、「おおこれはまさしく魔物だ」という気分になった
何れも、一万件以上リツイートされている。
『魔物』と言う言葉を定義したのは、嘆き悲しむファンではなくて、その周囲の理解者を気取る人間によるものなのだ。
今回の件で、声優に本気で恋をしている人間が、魔除けは自分たち『魔物』に当てはめられた言葉だと勝手に解釈して暴れていると言う意見が出た。
実のところ『ガチ恋』の人間が憤っていると言うことは無いと思っている。
そもそも、なんで怒っている人間が皆声優に恋をしていると言う発想になるのか?
最初に言った人間自身が所謂ガチ恋で、その価値観に勝手に当てはめたのではないか。
『魔除け』と言う言葉も強すぎる。ファンにしても周囲のスタッフに向けたものにしても、言い方が良くない。
それに、その後に先輩や今までの自分(とそれに付随する今までの自分を追いかけて来たファン)を否定する発言がある。
ファンはファンだ。並び立つことは出来ないけれど、その人に対してお金を払うかどうか判断する権利はある。
だから、こんな適当な発言をする人を信用できない、と出ても問題はない。
彼らは、許せなかったのだ。
そして、『許した』人間は『許せなかった』人間を糾弾しだした。
だって、誰だって怒りの沸点は違う。それなのに、自分は許したから許せなかった貴様らは悪だと断ずするのは間違っている。
もちろん、彼の態度も問題がある。
発端のツイートで、彼本人が『前者の意味合いが強い』と言っていたので、主として言いたかったのは周囲に対する反骨心だろう。
若造が何を言っているのだと筆者は思うが、若いうちはそれでいいとも思う。そもそもそこは重要ではない。
4/4、彼のアカウントのヘッダーが更新された。そこには指輪が大きくうつし出されていた。
騒動の原因をわざわざ強調するのは余りにも迂闊だ。
指輪に反応するような人間はいらないと言うメッセージだろうか?
彼は以前にも『本当のファン』なる発言を言ったこともある。ファンに本物も偽物もない。
そして、イベントなどでも態度の悪さが度々報告されている。
そう言った問題点が重なって、今回、許せない人が多く出たのだ。
■何が言いたいかと言うと。
糾弾した人間は、武内駿輔氏がどうしても許せなくてファンを降りたり物を申した人たちだ。
周囲の理解者を気取る人間が正義を振りかざして悪にしていい人たちじゃない。
少なくないお金と時間を使って追いかけたのに、それを裏切られる様な真似をしたのは確かなのだ。
寛容さは間違いなく善だ。武内駿輔氏を許したように、君たちが貶めた人間の事も認めて欲しい。
そして、その人たちが間違いではないと気が付いてほしい。
なぜ妻が苦しまなくてはならないー!!! 一体どうなってるんだーー!!!
未だに保育園で働き続けている妻が!!悲しんでいるぞーー!!
早く!! 日本をより良くしてくれーー!! 保育士の労働実態をー!! 誰かーー!!
おかしい・・・ これは 何かが おかしいぞ・・・ 「えっ??」
日本の憲法では明確に人権侵害で、証拠つきで裁判所持ってけば勝ちしか見えない。
「え?? そんなに?」
うむ。裁判に持っていけば、すぐにでも勝てるだろう。
社会的な正義や倫理観に反すること著しいルールを課す保育園がはたして、預かる子どもを大事にできるだろうか!!!
なのに、いまだに保育園側から謝罪のコメントすら発表されないとは・・・これは、絶対におかしい・・・。
「一体 何が・・・」
『そう、もうお分かりだろう・・・』
どうしてー!! 政府は何をしているのーー!! 問題化してー! お願いー!!
『こう、泣きながら叫んでいる毎日新聞でさえ!!』
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/mainichi.jp/articles/20180402/k00/00m/040/023000c
夫とたびたび、けんかをする。
夫とけんかしたとき、尊重されなかった、蔑ろにされた、とわたしが感じることが多い。夫にはそんなつもりはないという。わたしが勝手にそう感じてしまうのだ。ひねくれていると思う。ただ、どうしてもそういう負の受け止め方をしてしまうのだ。
どうしてだろう?と考えてみた。わたしは自己肯定感が低い。自信がない。幼少期から親に、「親が一番お前のことを分かっているんだから」とたびたび言われ、行動を制限されて育った。「お前はどんくさい」とも頻繁に言われた。だからある程度大人になるまで、どんくさいという言葉を嫌悪していた。自分のことが嫌いだった。
今で言う毒親だったと思う。大学進学のために実家を出て、遠く離れた地で一人暮らしをしてから、本当の自分というものを徐々に把握していったような感覚がある。今でもあのとき親と離れてよかったと心から思う。
しかし自信や自己肯定感を後付けするのは大変だ。子供が生育する上で必要なものを、適切に得ることができなかった。それがいい歳した今でも、尾をひいている。
愛する夫、愛してくれる夫とけんかするたびに、それを実感する。
自分を認めてほしい。大切にしてほしい。蔑ろにしないでほしい。そんな心の叫びが、けんかをより大きなものにしてしまい、夫を、そして自分を傷つける。
ほんとな。
それから、忖度だなんて、結果的に国民を蔑ろにしておいて官僚はなんで被害者ぶっているんだ?なくなった官僚も実は身内に消されたかもしれない。
民間でだって、経営者や管理職連中の好みや損得、パワーゲームで人事が決まったりするだろうに、(身内に危害が及ぶと脅されたなら別だが)政治家の顔色をみて改ざんしたなんて、保身でしかなくて、どこをどう擁護される理屈があるんだろうか?
一方で企業でいう株主みたいな立場である国民に、人事の説明をしてほしい。それだけだ。政治家に完全無欠の人間を求める、綺麗事の理想論くっちゃべって気持ちよくなっているテレビの被写体連中に呆れてしまう。
彼女の十数年にわたるタカラジェンヌ人生のうち、最後の数年しか応援できなかったけれど、出会えたことに感謝し、最後を見送れたことに感謝している。とてもよい卒業式だった。でも、心残りなことがある。それは、彼女がいつどういったタイミングで何をきっかけに卒業を決意したのかということを、ちゃんと聞くことが出来なかったことだ。
そういう話が聞けるのだと思って、最後のお茶会に参加した。今思い返してみても、はて、お茶会で何を話されたかな、と何も思い出せないくらいに中身のないお茶会だったことがとてもショックだった。一緒に退団されるほかのジェンヌさんは、お茶会の中で詳らかにいろんなお話をされたようで、ツイッターに流れてくるお茶会レポを見ては、こういう話を私も聞きたかったんだという想いを強くした。恐らく、みんなが聞きたいと思ったような話は、大人会のお食事会で話をされたんだろう。そもそも大人会というは存在そのものがベールに包まれていて、その実態は知る人ぞ知る甘美な秘密だった。私にその参加資格があると知った時にはその甘やかな秘密に大いに酔いしれたけれど、その甘やかさは同時に恐ろしくもあり、散々悩んだ挙句に参加を見送った。あの時の決断を今もずっと悔やんでる。私の聞きたかった話が聞けなかったこと。彼女が感謝を表す相手がそこにしかいないということ。
迎えた卒業の日、それは怖いくらいによく晴れた青空の広がる日だった。白い服に身を包み、決まらない髪型を憂鬱に思いながらも、朝早くからたくさんの人たちと一緒に彼女を迎え、そして最後の舞台に立つ彼女を見送った。笑顔で見送って欲しいという彼女の願いをちゃんと守ったつもりだった。この舞台に立つ彼女を見るのはもうこれが最後。このセリフを言うのも、この曲を歌うのも、この踊りを踊るのも、これが最後。一つ一つの「最後」を大事に大事に嚙みしめて、見送れることの幸せを噛みしめた。舞台の上の彼女は最高にカッコよくて、私の自慢の贔屓だった。全てが完璧だった。緑の袴を着て言われた最後の挨拶の中で、タカラヅカは全てを懸けた場所でしたという言葉がとても心に突き刺さった。
舞台が彼女のすべてだった。では、なぜその舞台を降りようと思われたのだろう。
緑の袴姿のまま楽屋を出てきた彼女を、朝よりもたくさんの人たちと一緒に迎え、そしてあなたが大好きだという言葉と、ありがとうという言葉を伝えた。最後まで笑顔だった。
とても美しいその姿に、いい卒業式だったなと全う出来たことにほっと胸をなでおろした。劇場から去った彼女は、彼女に関わる人たちと別れを惜しんで最後のご挨拶をされるためにフェアウェルパーティーに出かけた。ファンもみな、参加できるのだと、数カ月前の私は無邪気に思っていた。彼女の本当の最後の言葉を聞くことが出来るのだと、とても楽しみにしていた。もしかしたら卒業を決めた理由を、話してくれるかもしれない。そう思ってわくわくしていた。
でも。
私はそのパーティーには参加できなかった。参加には条件があると伝えられた時、あまりのことに目の前が真っ暗になった。まさか最後の最後で、扉を閉ざされてしまうなんて。
タカラヅカという世界はお金と時間をかけた人だけが勝者で、それ以外の人は「ファン」ですらないというのは重々分かっていたつもりだけれど、そのことをまさか最後になって思い知らされるとは思いもしなくて、今もそれは私の中に蟠っている。大人会の会員であることもしくは去年一年間の楽屋の入出の参加の規定数を満たしていること。それが条件。私は対象外だった。そうか、対象外か。彼女の想定する「ファン」の中に私は存在しないんだなと、涙に暮れた。
千秋楽間近の楽屋出が急になくなったこともあった。卒業なんだし、たくさん我儘を言えばいいよって思ったけど、それでも寂しかった。ファンに会いたくないのかなってぽつり呟く若いファンの方の姿に胸が痛くなった。あと何回こうやって素顔のあなたに会えるかわからないのに、それを無下に反故にしてしまうことに対してどう思ってるんだろうって、好きって気持ちだけでは抑えきれないもやもやを抱えたりした。
卒業だからといって、千秋楽だからといってなにも特別なことはしない。何よりも舞台が大事で、舞台の上で最高のものを見せてくれる彼女のその姿勢は尊敬するし、それでファンが蔑ろにされてもそれはそれで構わなかった。舞台の上の姿が素晴らしかったから。
大階段を降りてきての最後のご挨拶の中で、スタッフの皆さま、先生方、上級生の方々、一緒に頑張ってきた同期、下級生たち、そして劇場に来てくれたみなさま、ファンの方々、それらを挙げてありがとうございましたと言う、それがテンプレ。でも彼女はそこに「ファン」を含めなかった。ショックだった。そもそも私はファンですらなかったのだけど。一体、なにがあったんだろう。なにか、あったんだろうか。
完璧を目指す彼女が体力の限界を感じて舞台を降りようとしたのかなとか、なんとか自分が納得のいく答えを必死で探した。
プライドの高い彼女はファンですらないそのほか大勢の前でそんなことはきっと言いたがらないだろう。それならそれでいい。気心の知れた、信用の出来る人にだけこぼす本音であっていい。ただ、それを聞く立場になかったというだけだ。彼女のことが大好きで、大好きで、とっても大好きだったけれど、そんな私のありったけの愛なんて彼女にはなんの足しにもならなかった。そのことが、とても、悲しい。
彼女の十数年を長く応援してきた人の中には、ここ数年いろんな事情でお金も時間も彼女の掛けられなかった人たちもたくさんいるだろう。その人たちを蔑ろにするというそのことも、ショックだった。大人会という幻のような存在を明らかにしたこともまたショックだった。若いお嬢さんたちの中には、大人会なんて知らない人もたくさんいただろう。不文律や暗黙の了解がたくさん存在する伏魔殿。それがタカラヅカ。そして一番聞きたくなかった「まだ東京公演がありますから」という言葉。私には東京公演なんてない。大劇場のこの千秋楽が本当の本当にお別れだ。まだあるから、っていう人たちとは覚悟が違う。もちろん東京に行けないのは私の勝手な事情なのでそんなことはお伝えしないけど、でもこの大劇場で卒業するという意味をもっと大事にしてほしかった。エゴだね。たくさんのこういうエゴを抱えて、時々押しつぶされそうになりながらもなんとか踏ん張ってる私を、いとも簡単に踏みつけたことがショックだった。明日からはもう私の中にタカラジェンヌのあなたは存在しない。そういう悲壮な覚悟を持って臨んだ一日だったのだ。分かってもらえるとは思ってなかったけど、それでもここまで無邪気に木っ端微塵にされるとは思わなくてかえって清々しいです。まだ東京公演があるから、今日が最後じゃないから、そんなことを言ったのは、あなただけだった。
これは失恋の痛みと同じだ。好きな人に想いを受け入れてもらえない。振り向いてもらえない。優しい言葉をくれたと思っていたけど、それは私にではなく私の後ろにいる人に向けてたものだったと気づいた時のあの気まずさ。笑顔も振られた手も、それは私に向けられたものじゃなかった。そして本当にそれを受け取った人がすぐ近くにいることに耐えられなくて、だから私はこの世界から背を向けようと思う。私も彼女の気持ちが知りたかった。そんな思い上がったことを望んでしまったのが敗因だ。傷心のまま、私は夢のように美しくて、そして残酷なこの世界から去ります。さよなら大好きな人、ずっと大好きな人。どうか、お幸せに。
A子ちゃんとB男くんは一度付き合って別れた関係だった。かつてはお互い人生一番の恋愛をした同士だった。しかし2年の交際期間を経て別れ、友達関係に戻った。仲はよかった。
ある時2人は他の友達と一緒に朝まで飲んだ。酔っ払ったB男は、A子にこれから泊まりに行こうよ、と誘った。「絶対何もしない、本当に寝るだけ。俺はこのあとこの辺で用事があるから、家に帰るよりもシャワー浴びてここで寝たいんだ。」と。
A子は恋愛に対して真面目で、元彼と体の関係になることは絶対に嫌だったため強く断った。しかしどんなに断ってもB男は引かず、1時間以上固く手を握ったまま誘い続けた。別れて以来初めて手を握っていた。A子は眠気と疲れで判断能力が鈍り、断る気力も無くなって、朝の7時半頃「絶対に何もしないからね」と言いながら、ついにB男に手を引かれるままにホテルに入っていってしまった。
はじめは約束通り寝ていた。しかし途中から様子がおかしくなる。B男からの手が伸びて来た。話が違う、そう思ったA子は抵抗した。B男の手を振り払った。やだ、やめて!と叫んだ。しかし必死の抵抗虚しく無理矢理キスされ、服は脱がされた。そうしているうちに、好きだった時の記憶が蘇ってくる。B男の匂い、キスの感触、触れ合う時のドキドキ、楽しかった思い出、色んな感情が複雑に混ざり合って込み上げて来て、遂に抵抗出来なくなってしまった。それと同時に、「ちゃんと話もせずにこんなに適当な流れで体の関係に持ち込むなんて、それを良しとするなんて、きちんとやり直す気はないの?ただセックスしたかっただけ?私は都合良い女として扱われているの?」という不安が溢れ、涙がただただ流れた。B男はそれに気付かずフィニッシュし、そのまま一人寝てしまった。
A子が眠れず一人泣いていると、B男が目を覚ました。泣いているA子を見て「どうしたの?」と尋ねる。A子は勇気を振り絞り、「どういうつもりでこういうことしたの?」と聞いた。するとB男は黙ったままA子の頭を撫で、また眠りに落ちた。A子は訳が分からずいっそう泣いた。
それ以降、A子はB男への恋愛感情を思い出してしまった。「うまくいかないからもうやめよう」と思って忘れたはずなのに、その気持ちは復活してしまった。二人の仲は親密になった。泊まった日を境に、ラインは毎日するようになり、長電話も、3,4日に1度デートもするようになった。手を繋がれても、キスされても、そしてたまに泊まりに誘われても、A子は受け入れた。本当に仲が良かった。「付き合いましょう」「良いですよ」という言葉での確認をしていないことを除いて、別れる前の状態に完全に戻っていた。関係性の表面だけを見たら自分がただの都合よくセフレにされた女である事は分かっていたが、B男を見ているとどうしてもそのようなゲスな心があるとは思えず、B男だけはそんなことしない、と信頼していた。B男は実質的な彼氏だと思っていた。告白のないアメリカ式なんだ、と思い込んだ。
もともとA子は恋愛に対してかなり真面目だった。多くの男性と食事デートこそすれど、付き合っていない人とキスしたことも、セックスしたこともなかった。好きじゃない人とそのような行為をすることに強い抵抗感があったため、付き合った人数も少なければ経験人数も少なかった。相手が自分のことを本当に愛してくれていて、自分も相手のことを本当に愛している、そんな関係であって初めて踏み出したいと思っていた。だからより一層この状況は不安だった。
B男はA子に性的アプローチをし続ける割に、はっきりとした告白、誠意のある意思表示はしてくれなかった。その上、「俺のこと好き?」なんて調子に乗ったことを聞いてみたり、他の女の子に好意を寄せられている話をしたり、泊まった際に「やっぱり性格キツイんだね」などと嫌味を言ってみたりして、「遊びだよアピールをしているのかな…やっぱり本気でやり直す気はないのかな…」とA子の心は揺さぶられ続けた。
関係を積極的に決定的に縮めてきているのはB男であるにも関わらずなぜそのようなことをするのか、A子は分からなかった。仮にA子のことが好きで、やり直したいがためにアプローチをしているのであれば、全て受け入れている時点でA子からの「脈あり」サインは感じ取れているはずだった。ここで誠意を持って押せばいける、そんな状況だった。にもかかわらずその感情は全く表に出してくれないB男のことが分からなかった。
追うなら追うで、最後まで追い切って欲しい。それが普通の恋愛の流れだ。それにもしB男が本気じゃないなら、ザ・都合のいい女A子から好意を見せるなんて迂闊なことをしたら傷付くだけだし、相手をより調子に乗らせるだけだ。A子は割とモテてきたため、自分から男性に好意を見せるなんて人生で一度もしたことがなかった。そのため、A子はB男からの決定的なアクションを、誠実さの表明を、待っていた。
そんな中、A子の誕生日が迫ってきた。もしB男がA子のことを本気で好きでやり直したいと思っているなら、または言葉がないだけで実質的に「彼女」だと思っているなら、A子の誕生日を祝わないはずはない。こんなに好意を伝える絶好のチャンスはない。このカップル同然の状態で祝わなかったらA子がショックを受けるのはB男の目にも明らかなはずだ。つまり、祝わないとしたら、それはA子のことが本気ではなかったときだ。A子はその日に祝われ、気持ちを告げられ、きちんとやり直すことを期待していた。
そうは言っても不安もあった。だから、さまざまな言葉で「当日に祝う」というゴールに繋がるレールを敷いた。A子のことが好きならば祝わない選択肢はない、そんな状況に持って行った。「当日は祝日で混んでいるから別日にしよう」と言われた時は、混んでいる位で後回しにされるほど優先度が低いのかと不安になり腹も立ったが、「当日じゃないと誕生日じゃないよ」と言っておいた。
誕生日の前日一緒に遊んだ夜、B男は「眠いからA子の家で昼寝させてほしい」と言ってきた。A子は何かあるのかな、と少し期待した。家に誰もおらず、一人で誕生日を迎えるのも寂しいので、泊まって行きなよと言った。これで誕生日一緒に過ごせる、なんて思惑もあった。B男は「お金がないんだよね〜」という話をしていたが、A子は別にお金を求めているわけではないので気に留めていなかった。A子は高いご飯が食べたい訳でも高いプレゼントを求めている訳でもなかった。ただ、B男が一緒に誕生日を過ごしてくれるだけで、一緒に家で夜ご飯を食べてくれるだけでよかった。帰り道に買ったケーキで祝ってもらうだけで良かった。その気持ちが、誠意が欲しかっただけだった。B男からちゃんと愛されていることを確認し、安心したかったのだ。
そしてB男はA子の家に泊まり、誕生日当日を迎える。その日の朝、B男はA子に出されたご飯を食べ、一緒に学校に行き、「最近お金がないんだよね〜」なんて話をし、授業のために別れ、そのまま連絡が取れなくなった。
夕方くらいまでは期待していた。授業が遅くまであるのかな、なんて僅かな希望を抱いていた。しかし、18時を過ぎても、20時を過ぎても、23時を過ぎても連絡は来なかった。
あ、ヤリ逃げされた。裏切られたと思った。目の前の出来事が信じられなかった。世界が白黒になった。くらくらして、重力が100倍になって立ってられなくなった。やっぱり本気じゃなかったんだ。私は遊ばれてたんだ。家に泊まっておきながら誕生日を祝うという恋人関係を決定的にする行動は避けるんだ。お金がないなんてどうにでもなる理由をつけて誕生日にヤリ逃げできる位の存在なんだ。今までの数ヶ月はなんだったの?というか今までの2年半はなんだったの?あんなに信頼していたのに?私は一体何をしていたの?なんで心を開いちゃったの?あの行動は、あの言葉は、全部嘘だったの?あーでもやっぱり客観的に見たらただの都合いい女だよな?でもだったらなんであんなに時間使ってくれたの?なんで優しかったの?なんで?なんでなんでなんでなんでなんでなんで?あーもう死にたい!
布団から出られずずっと泣いた。泣いていたらお腹が空いたから一人賞味期限切れの納豆ご飯を食べ、虚しくてまた泣いた。こんな誕生日は初めてだった。
A子がお昼に不安に襲われながら送った「ご飯食べよ!」というラインに既読がついたのは日を跨いでからだった。
翌日、「ごめん電源切れてた、おめでとう!」との連絡が入った。その調子の良さにA子の怒りと悲しみは爆発した。頭がおかしくなり、怒っては泣き、泣いては怒った。最低!と罵倒した。本当は、「ごめんね、そんなつもりじゃなかったんだ、好きだよ」って言って欲しかった。
しかしB男から返ってきた言葉は、「だって俺たち付き合ってないじゃん」「今までの期間はA子がまた付き合える人間かどうか試してただけだよ」「就活の時間を割いてあげてたのに無駄にされた」「俺は別にすぐ他の女の子に行ける」という、A子の頭を駆け巡っていた最悪の予想を裏付けるものだった。
やっぱりそうだった。私はただの都合のいい女だった。本当は分かってたのに。なんて馬鹿だったんだろう。
人生で一番好きになり、信頼していた相手にこれだけの仕打ちをされ、あまりの辛さと自己嫌悪でA子は1週間布団で泣く以外のことができなくなった。
落ち着いてきた頃A子は気持ちを懇切丁寧に説明した長文ラインを送った。すると、B男は理解したようで謝りたいと言ってきた。
会うと、B男はプレゼントを渡して謝ってきた。以前デート中に、A子が値段を見て諦めたものだった。
B男の言い分は、「付き合っていないから祝う必要があると思っていなかった」「誕生日当日の重要性を理解していなかった」「就活後でお金が本当になかった」とのことだ。
正直あまり意味はわからなかったが、B男は悪気なく本気でそう思っていたことが伝わった。A子はB男のことが好きで信じたかったため、なんとか納得した。
B男はそれと同時に、A子とまた付き合いたいと思っていることを伝えた。
A子は嬉しかったが、誕生日という一年で一番楽しみにしていた日に地面にあれだけ強く叩きつけられた直後のことだ。心の整理がまだ付いていなかった。B男のことを心から信頼することができなかった。誕生日ディナーをやり直すと言ってくれていたので、一度そうしてB男の誠意をきちんと見せてもらい、ひどく傷付いた心をリセットしたいと考えていた。誕生日の思い出を塗り替えたかった。A子のことが本気で好きであることを目に見える形で表明して欲しかった。
また、やり直すならばしっかり区切りをつけてからやり直したいと思っていた。別れる前、喧嘩が絶えず話が永遠に平行線となり、どうにも上手くいかないと思ったから別れたのだった。そんな二人がやり直すなら、建設的な話し合いが必要だと思った。
まずご飯に連れて行ってね、その時に話そう。そう伝えた。
それ以降仲直りした。A子はB男がすぐにご飯に連れて行ってくれると、そこで一からやり直せると、そう信じていたからだ。
しかし、待てど暮らせどB男はそれをしてくれなかった。たまに「今年まだ誕生日ケーキ食べれてないの寂しいな、ケーキ食べたい!」なんてアピールをしてみたが、B男は笑うだけで何も言ってくれなかった。
そんな中、B男が「俺たち付き合ってるってことで良いよね?」と聞いてきた。結局まだご飯にも連れて行ってくれていないのになんだそれ、と思ったが、誕生日から1か月ほど経ちA子は意地を張るのも疲れてしまっていた。やけくそで「良いんじゃない、もうそれで」と言ってしまった。
そうして晴れて「付き合う」という体裁を得た二人だったが、A子の不安は増すばかりだった。
どれだけ時が経ってもB男はご飯に連れて行ってくれなかった。A子はいつまでたっても心の傷が癒えないまま、B男への不信感が拭えないままだった。その頃には頻繁に「ご飯いつ連れて行ってくれるの?」と聞いていたが、B男は「お金がない」と言って頑として連れて行こうとしなかった。A子は何度も「自分にとってはご飯に連れて行ってもらうことがどれだけ重要か」を説いたが、やはり約束をしてくれることはなかった。
それほど大金が必要になることを要求しているわけではない。バイトを1日すればできることである。しかも、お金がなくなった元凶である就活の時期はとっくの昔に過ぎていた。「お金がない」という言い訳をするのは、A子のためにバイトを1日多く入る、または友達との飲み会を1回我慢する、それすらもしたくないという意思表示のように思えて、B男への不信感は募っていく一方だった。
A子はだんだん普通なら許せる小さなことすら怒ってしまうようになった。何かあるとすぐにそれが起爆剤となって「まだきちんと誠意を見せてもらっていない。あの時辛かった気持ちをリセットできていない。自分からした約束を守ってくれていない。これだけ私の辛い気持ちを伝えているのに、あんなに訴えたのに、それでもなお、ご飯に行くというただそれだけのことをしてくれないなんて、私は結局蔑ろにされている。」という怒り・悲しみがこみ上げた。A子が怒るとB男も必ず応戦するため、喧嘩が絶えなくなった。かなり傷つけあった。何度もひどい喧嘩をし、その度A子はご飯に連れて行ってくれないから誕生日の時のまま辛い気持ちであることを伝え、B男は最終的には決まってご飯に連れていくね、と約束してくれた。その度A子はB男を信頼し、仲直りした。しかしその約束は果たされないまま同じことを繰り返し、時は過ぎた。
誕生日から3か月ほど経ち、何度も喧嘩を通り過ぎ、なんとかようやくご飯の約束を取り付けた。A子は嬉しかった。この辛かった日々がようやく精算できる、そう思った。すごく楽しみにしていた。
しかし当日、A子がカフェで約束の時間まで暇を潰していた時、B男から「体調が悪くなった」との連絡が入り、延期となった。
事情はわかる。わかるが、なんでこの日なんだ、なんでこの日の夕方なんだ。ここまで信用して我慢して泣いて待って待って待ち続けて、結局ドタキャンなんて。一言言いたくなったA子は、数日後B男と電話した際に自分の気持ちを涙ながらに語った。すると、電話口から寝息が聞こえてきた。
信じられない。そう思ったA子は、怒りのラインを送った。自分の気持ちを荒々しくぶつけた。それ以降、B男からの連絡は来なかった。
連絡が取れないまま約束し直した日になった。その日の夜、A子から電話してもB男は出なかった。やけになって何度も何度も何度も電話した。途中から着信拒否された。そうしてその日が終わった。
そして翌日、B男から連絡が入った。
見てみると、「A子は自分に甘く人に厳しい。人間として尊敬できなくなったからもう終わりにさせて」との内容だった。
もう涙は出なかった。
ある日目が覚めたらホテルにいた。元カノのA子が横に寝ていた。酔っ払っていたため前の晩の記憶は無い。でもそれ以降A子がやけに親しげに接して来るようになったから、きっと流れで上手いこといったんだと思う。
B男はA子がまだ好きだった。未練があった。だから、電話もしたしデートもしたし、相談にも乗ったし泊まりにも誘った。なぜならそうしたかったし、楽しかったから。
しかし、A子は全く感情を表に出してくれないため、B男は不安だった。B男は一度振られている状況だ。ここで告白してもう一度振られるのが怖かった。泊まった夜、勇気を出して「俺のこと好き?」と聞いてみたが、「ううん」と言われた。それ以降、何も言えなくなってしまった。
A子の気持ちはよく分からないが、一緒にいるのは幸せなため、その関係を続けていた。
そんな中、A子の誕生日が近づいてきた。A子はよく誕生日の話題を出し、楽しみにしているようだった。B男はA子のことが好きだったため、祝おうと思っていた。しかし壊滅的にお金がなかった。付き合っている訳ではないし、A子が自分のことを好きであるかどうかも分からないため、当日に祝う必要性があるとは思わなかった。そのため、「当日は祝日で混んでいるから次の週あたりに」と苦しい言い訳をしてお金が入る頃に約束を取り付けようとしたが、「当日じゃないと誕生日じゃない」と断られてしまった。A子はB男に祝われることをそんなに期待していないらしい。
A子の誕生日の前日遊んだ際、眠かったし少しムラムラしたので「ちょっとA子の家で昼寝したい」と言ってみた。すると「家に誰もいないから泊まって行きなよ」と言われたため、その言葉に甘えて泊まりに行くことにした。一応「お金がない」という話はしておいた。
翌日、A子は誕生日であると盛り上がっていたが、B男はお金が本当になかった。期待されることを避けようと、一緒に登校してそのまま別れ、A子からの連絡には既読をつけなかった。
翌日「電源切れてたごめん、おめでとう!」との連絡を入れたところ、A子はなぜかブチ切れた。「人として最低!!」なんて、すごい剣幕でB男のことを責めた。
正直そこまで切れることか?と思った。なんで彼女じゃない人間の誕生日を祝わなかっただけで、ここまで人格否定されないといけないのか。しかも別日に祝うつもりはあったのに。A子が自分のことを好きじゃなかったとしたら祝うお金は無駄になるけれど、それでも祝うつもりはあったのに。付き合ってもいない人間に、誕生日を当日に祝わなかった、ただそれだけのことでここまで責められる義理はないはずだ。
A子が自分勝手なことであまりにも怒るから、B男もつい応戦してしまい、「また付き合えるかどうか試してただけだよ」とか「就活の時間を無駄にされた」とか「俺は別に他の女の子にすぐいけるけど」とか思ってもいないことを言ってしまった。
その後、ひどく泣きながらどれだけ誕生日を大事に思っているか説明され、想像以上に傷付けてしまったことがわかった。後日無いお金をはたいて買ったプレゼントを渡して謝った。当日お金が本当に一銭も無かったこと、誕生日当日の重要性を理解していなかったこと、付き合っていないから祝う必要性があるとわかっていなかったことを伝えたら納得してくれた。
そしてまた改めて食事に連れて行くね、と約束し、同時に付き合いたいと思っていることも伝えた。しかし、その答えは保留されてしまった。
それから仲直りは出来たが、告白の答えはなかなかくれなかった。
そのくせ、「ケーキ食べたいなぁ」なんてアピールはしてきた。付き合う気が無い男に対して、高いご飯を奢らせようとしているのか。B男は不安だった。そして、お金は本当になかった。
A子は告白の返事こそくれないものの、自分のことが好きなように見えた。1ヶ月半ほど経った時、いよいよその関係性に耐えかね、電話をしている時に「俺たち付き合ってるってことで良いよね?」と聞いてみた。すると、「じゃあもういいんじゃない、それで」なんて適当な言葉が返ってきた。B男はその適当さに不安を覚えたが、何も言わなかった。そうしてヌルッと寄りを戻した。
時が経つにつれ、A子は細々したことでキレるようになった。B男のほんの小さな間違いに対してひどく怒り、決まって最後には誕生日を祝わないことを責めた。
B男はA子の悪いところもたくさん許しているのに、なぜ毎度毎度こんな小さなことで強くキレられないといけないのか。この喧嘩の繰り返しに、B男は疲弊していった。A子のその自分への甘さと他人への厳しさに、A子への不信感が募り、恋愛感情がだんだんと冷めていった。どんなに言われても、いや言われれば言われるほど、お金をはたいてA子の誕生日をやり直してあげる気力が起きなくなった。
そもそも、誕生日プレゼントもあげているのに、未だにこんなことで強欲に怒り続けているのが理解ができなかった。A子は強く怒ってばかりで、B男は想われているようにも、大切にされているようにも感じない。なぜB男ばかりが与え続けなければいけないのか。
あまりにA子がご飯をおごれとうるさく言うので、約束をした。しかし運悪く約束の日に熱が出てしまった。悪いことをしたとわかっているが、B男も体調が悪く辛いのに、電話でA子はそれを気にかけることもせずにB男を責めた。やはり人にばかり厳しい人間だ。自分ばかり辛い辛い言うのを聞くのも疲れたな、なんて思っているうちに寝てしまった。
起きるとA子から沢山のラインが入っていた。B男を責める内容だ。B男はもう疲れてしまい、連絡する気が起きなかった。そのままリスケ日になったが、このような精神状態でご飯をおごる気にもなれず、自己中なA子に会いたくもなかったため無視していたら、沢山の着信が入った。その自分のことしか考えていないメンヘラ具合に怖くなり、着拒した。
乱文失礼します。
男子フィギュアスケート日本代表選手の皆様、おめでとうございます。私も氷上の踊りを見るのは大好きなのです。心から祝福させて下さい。
でも私は世間に対してちょっと気に食わないことがあります。「羽生選手も宇野選手もゲームやアニメが好き」「宇野選手はガチゲーマー、携帯ゲームでは課金も」という報道です。どこか、まとめサイトかニュースサイトだったと思うのですが、はっきり覚えてなくてごめんなさい。
私は宇野選手が「ゲーマー」「ガチゲーマー」と読んで心が踊りました。私も生粋のゲーム好きでしたから。
しかし宇野選手が遊んでいるゲームとして挙げられたのは「ベイングローリー」「シャドウバース」「荒野行動」と言ったスマホゲーム。私はこれらを見てちょっと落胆してしまいました。その記事に「携帯ゲーム『では』」と書いてあっただけにスマホゲームしか紹介されていなかったのもえ〜っ…てなります。
まず「ベイングローリー」はMOBAと呼ばれるジャンルの戦略シミュレーションゲームアプリで、競技性の高さが人気のいいゲームなのですがスマートフォン向けということで少しだけカジュアルな作りになっています。というのも元々MOBAはパソコン発のジャンルであり、基本的に画面の小さなスマホでパソコンゲームのフォロワータイトルを開発しようにも少しずつ要素をオミットすることが必要なのです。実際ベイングローリーは人気PCゲーム「LOL」「DOTA2」に似ている面もあり、どうせ「ガチ」ならPCゲームを挙げて欲しかったです。ベイングローリーは確かに良いゲームですが、スマートフォン向けのゲームで「ガチ」などとまるでコアゲーマーであるかのように報道されるのには疑問符が付きます。まあ「もっと本格的なゲームが、素晴らしいものがあるから注目してほしい」という感情的なものからでた言葉に過ぎませんが。
また「荒野行動」。これは2017年に空前絶後の大ヒットを記録したPC/TVゲーム「PUBG」のフォロワーです。「PUBG」は「100人で撃ち合い、残った一人が優勝」という、ゲームとしては本当に面白いルールの銃撃戦ゲームなのですが、中国のスマホアプリ「荒野行動」はこれをパクったものです。ゲーム性はもちろんのことグラフィックやインターフェースまで酷似している完璧な丸パクリゲームなのですが、スマホゲーマーには馴染みの薄い銃撃戦ゲームということ、スペックの低い端末でも動作するということ、そもそもスマホゲームプレイヤーはPCゲームなど知らないということなどが重なりこちらも日本で大ヒット。「荒野行動」は今一番流行っているアプリの1つなのではないでしょうか。
私も「荒野行動」を遊んでみたのですが、やはり「PUBG」のパクリだけあって面白いです。
ただPUBGは実写映画顔負けのグラフィックだったのに対して荒野行動はハリボテ感満載の「これ10年は前のゲームだよね…」という…
またスマホゲームということで指で画面が隠れて没入感や競技性、操作性は低くなっているし、やはり「荒野行動」は「本格!ガチ!」と騒がれるのは違うかな…と思いました。それに中国の十八番、パクリですよ。なのに擁護する日本人が多くいるのは驚きです。中国版ドラえもんなどは叩くのに、「荒野行動」は自分がやっているから叩かないのですね。都合が良すぎる。
いや、確かに宇野選手はゲーマーです。全然良いんですよ。ゲームを遊ばない方やスマホゲームしかしない方もたくさんいらっしゃるのは承知です。
ただスマホの(簡易的な)ゲームを遊んでいて硬派だ本格だ言われると、私の思う「本当のゲーム」、また「本当のゲームファン」が蔑ろにされている気がしてなりません。「ゲームといえばアプリ!」な時代になってきているのも分かります。アプリゲームもとても楽しいです。ただ、もっと素晴らしく、もっと文化的で、もっとたのしい、PCゲームを知ってほしい。「ニーアオートマタ」を知ってほしい。「風ノ旅ビト」を知ってほしい。「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」を知ってほしい。
他の記事には負けず嫌い・ゲーム好きの象徴としてか「大乱闘スマッシュブラザーズ」や「モンスターハンター」関連のお話も載っていました。知らない人向けの記事っぽかったのですが、これらは100万本以上を売り上げる、かなりメジャーな、小学生も遊ぶようなゲームです。
ツイッター民「フィギュアスケート選手がモンハン好きのゲーマー!オタク歓喜だろ!」
いや…そうなのか?もし仮にあなたが「モンハン」「スマブラ」をやっているだけでドヤ顔して「ゲームオタク」を名乗るのであれば、今すぐにでも飛んでいって様々なゲームを買ってあげたいです。
もう1つ。宇野選手の「課金は強くなるための手段」と言う発言が話題になり、私含めスマホゲーム課金者はちょっと嬉しい気分になっていますね。ただそこには何があるのか?「携帯ゲームには課金も」とあたかも携帯ゲームに課金するのが特殊であるかのような見出しもありました。
アプリストアやSNSへの書き込みを見ていると「たかがゲームに1000円も払うか!w」「課金してないから○千円のアプリは高いよ、無料にして…」という意見が驚くほど多くあります。これはゲームを遊ぶ立場として、たとえ無課金だとしても書き込むべきことなのでしょうか?ましてや、開発者の目にも触れるであろうアプリストアレビュー欄に。
娯楽を享受するには基本的に生産者がいます。テレビやウェブサイトではそれを広告の形で、遊園地ならば入園料の形で、無料ゲームならば課金の形で。
ゲームというものは開発者が汗水垂らして徹夜で限られた時間とお金のなかプランニングし、プログラムを書き、音楽を作り、絵やアニメを描き、3Dグラフィックを作り、インターフェースを調整し、デバッグし、プロモーションし、…
たとえスマホゲームであれ開発者たちの魂がこもった作品であることは確かなのです。そしてそれを娯楽としてプレイヤーが享受しています。
それに対して「課金!?」と言うような書き方はアレやなあと思いました。
…また、正直「たかがゲーム」「無料にしてくれ」などは無礼極まりないと思います。
宇野選手の発言はある意味正しいです。そしてそれが我々課金者を盛り上げてくれています。ただの楽しい話です。
ただそれによってこれまでスマホゲームユーザーの多くが貫いてきた課金はしないという姿勢は少し目立ったと思ったのです。そのような考えの人には、ちょっと考えを改めてほしい。
無課金でもいい、楽しんでいるならいい。でもみんなを楽しませようと思って作ったものを「たかがゲーム」「無料にしろ」はやめてくれ。
この気持ち悪いオタクを装って書いた文章が何かの手違いで人に読まれ、フィギュアスケート選手やゲーム及びゲームファンのイメージダウンに繋がりませんように。
あながち間違っちゃいない分かりやすい主張だと思うけど、男性の「痴漢」被害者を蔑ろにしすぎてる感がちょっとだけ悲しい
今回の主張の上では問題ないんだけどね
私が思うに、なんですけど、痴漢冤罪が怖いから女性は隔離しておいてほしい、という過激派女性専用車両推奨主義者って、ある意味法律への屈服を意味しているすごく危険な主張だと思うんですよ………
どういうことかというと、もうそれは「痴漢の存在」を容認して、法律的にも人間的にも「排除されるべき存在である痴漢」との共存を*結果的に*認めていることになると思うんです。それでいながら女性を隔離する、ってものすごく意味のわからない話ではありませんか?
うーん、難しくて話しづらいんですが。
端的にいうと「男性」が痴漢冤罪に過剰反応することは、「男性」の権利?尊厳?名誉?を著しく傷つけることになるのでよくないと思うんです…
かくいう私は女性ではありません。
もともと特に抵抗は感じていなかった。映画や小説で、そういうシーンはよく倒錯的だけれども魅力的に描かれていたし、憧れていた部分があった。
ようやく縛られていたものから抜け出せることができたのに、それを切り離したために生まれた正体不明な胸の中のジクジクとか、その結果本当の自分が元の場所に帰ってきた充実感とか、嬉しいのに悲しいとかそういう相反する感情の共存する様に耐えきれなかった部分もあった。
どうにでもなれと思った。
でも、この状況から助かりたいと思った。
でも、誰にもどうにもできないことだとわかっていた。
誘われてホテルに行った。
エレベーターの中で手を出されることもなかった。わたしは上がって行くエレベーターの階を気にしなくてよかった。
わたしが手を引かなくても、部屋まで連れていってくれた。
酔っ払って眠くなっていても不機嫌にならなかった。わたしは半ば夢の中で相手をして、わたしが浅い眠りから何度か覚めるのを辛抱強く待ってくれていた。
でも、それは緩やかで穏やかだった。激しく熱くて性急なものじゃなかった。痛い思いは一度もしなかった、でも全身が暑くて震えることはなかった。
明るくなかった。真っ暗だった。何も見えなかった。目も、唇も、顔も、体も。自分のコンプレックス塗れの体を見ずに済んだ。でも、馬鹿みたいに必死で無様な様子は見えなかった。
わたしはちゃんと濡れた。暗かったし、辛抱強かったし、痛くなかった。すぐに乾いてボロボロするローションなんて使わなくてよかった。でも、中心には届かなかった。あたり前のように、わたしがゴムをつけなくてよかった。爪が引っかかって、うまくできなくて、責められることはなかった。自分でやってうまくできなくて謝られた。悲しくなった。
手を繋いで寝てくれた。わたしの側から離れて、好き勝手にカップ麺用のお湯を沸かしながらファミチキを食べ始めることはしなかった。わたしは寝相が悪いのに、寒くて目がさめることがなかった。
わたしは最初、私を満足させられなかった相手の至らなさを馬鹿にして自分を保った。
そんなことはわたしの本質にはなんの関係も無いと分かると、大切にしようと誓ったはずの自分自身を安く見積もって、世間に反することをして、不良ぶっている自分の姿が見えた。
それが誰にも蔑ろにされてはいけない大切な行為だと信じていた子供の頃の自分を裏切っている姿が見えた。
私は
私は
私は、いつもみたいに清算して、忘れるフリをするしかない。
せめてこの場で懺悔をさせてください。
ごめんなさい。
しんどい。
炎上している.5、🔪俳優zikさんの情報が私のTLにも流れてきた。
.5、🔪を追いかけている友人がいるので、情報として知ってはいたが、彼についてさまざまなことについて知っているわけではない私でさえ、辛くてしかたがなかった。
私は彼に金を出しているファンではないし、彼についての基本的な情報さえ殆ど知らない。はっきり言って茶の間、外野以下の立場にいる。🔪は原作ゲームはプレイしているが、.5に関しては全くといっていいほど関わりがない。
今回の件についても、私が何かを言ったとして、それは言うなれば「野次馬」的な立場からの見方となってしまうだろうし、そんなこと外野が言うなと俳優ファンからお叱りを受けても致し方ない。
それでも言わせて欲しい。
あまりにも酷すぎる。
なぜこんなことを思ったのか、自分でもはっきりとはわかっていないのだが、おそらくそれは私が「2次元アイドルの夢女子」であるから、なのではないかと思う。
作品バレの可能性はあるが、敢えて言うと、私の応援しているアイドルは、「まるで3次元にいるような感覚を抱かせる」というコンセプトを持って活動をしており、アイドルたちはまるで実在するかのように振る舞っている。そのようなジャンルの夢女子である私は、夢感情を持っている相手のことを「3次元で確かに生きている○○君」だと考え、リアルに恋をしている。
この考え方が、3次元にいながら夢女子(リアコ)を生み出すような売り方をしていたzikさんに重なるように思うのだ。
2次元と3次元には大きな隔たりがあるという人もいるだろうが、前述の通り私は自分の推しを3次元にいるものとして、叶わないとわかっていても恋をしているし、俳優のリアコをしている方も同じように叶わないと理解していても恋愛感情に近い形での応援をしているのではないだろうか、と考えている。あくまでも主観である。
そのように勝手な共感を抱いてしまった俳優ファンがとても傷ついただろうこの炎上騒ぎ。
正直かなり精神にこたえた。
俳優がカノバレをした、という事実にではなく、それを見て心を痛め、担を降りていくファンの方々の姿。余りにも苦しかった。
バスツアーのタイトルからも分かる通りにリアルに恋させるような商法で売り出していた彼を本気で好きになってしまうのは一夢女子の視点から見ると当然のことで、好きにならないほうがおかしいとさえ主張したいところだ。そのような戦略で売り出しを図っていた彼に恋をしていたファンたちは、今回のことで耐えきれないほど深い傷を彼に負わされたのだろう。好きだったはずの、本気で愛していたはずの彼自身に。写真の流出という最悪の形で。
これほど酷なことがあるのだろうか。
私には耐えられないと思う。
だって、恋したくなるように仕向けたのは彼(と彼の事務所)じゃないか。俳優にしてみれば、勝手に本気で好きになられても迷惑…といったところなのかもしれないが、そのように売り出したのは紛れもなく彼らで、それに乗っかって本気で恋し応援していた人たちの気持ちは、今回の件で完全に踏みにじられたんだと思う。俳優本人の脇の甘さによって。
個人的な考えだが、俳優というある意味「夢」を売る仕事を選んだ以上、夢を与え続ける責任がついて回るのは当たり前、ファンの前では常に理想の自分でいるべきなのではないか、と思っている。
だからこそプライベートには細心の注意を払うべきで、それが出来ないのであればその業界で生きていく上での覚悟がないのだと言われても仕方ないだろうし、そんな状態で厳しい競争を勝ち抜くことなど出来ないだろう。
しかも1度目ではない。2度目だ。彼の信用は前回以上に傷がついたはずだし、今度はもう許してもらうことすら危うい。支えてきてくれた、自分に恋をして金銭的にも支えてくれていたファンを自ら切り捨てたということに他ならない。彼にとって俳優業におけるファンはその程度の存在だったのだろうか。
あの写真を流したのが誰かはわからないし言及する気もない。私が言いたいのはただひとつ、「あの写真で財木琢磨はファンを裏切った。ファンの愛を蔑ろにした。」それだけだ。
私の推しはいくら実在感を押し出したところで所詮は2次元、カノバレも写真流出もないけれど、また違った形で「公式に、最愛の彼に裏切られる日が来るのではないか」という不安を僅かに抱えて日々を過ごしている。
そのような私の精神状態でのこの炎上は、リアルに恋をしている私にとってはとても他人事に感じられなかったし、傷つきどんどん担降りをする人たちの姿を黙って見届けることしか出来ないのは分かっていても、何か伝えたい、という気持ちで揺れていた。その結果のこの匿名ダイアリーという逃げだ。許して欲しい。私はただの一アニヲタで、気軽に舞台ファンに話しかけられるような立場にはいないのだ。
このダイアリーだって驚くほど自己満足に過ぎないし、なんで俳優に一切関係ないやつがこんなに腹をたてているんだ…?と思う人が殆どだと思う。私だってなぜこんなに怒っているのかわからない。でも、書かないと、纏めないと私の中で収拾がつかなくなってしまった。ここまで読んで気分が悪くなった方々には本当に申し訳ないが、なにか感じるものがあった人が少しでもいたら、もう少しお付き合いして欲しい。
あくまで個人の感想で、何言ってるんだと思われるかも知れないけれど、悩んでいる方は一度彼と距離をとってみるべきだと思うし、離れることで見えるものもあるのではないか、と思う。
だって、近くで考えていたら、どうせ最後には彼の好きなところしか出てこなくなってしまう、いくら辛い想いをさせられたところで、やっぱり彼のことが好き、という結論に陥ってしまう気がする。夢女子みんながそのようだとは勿論思っていないが、何だかんだ言っても推しの全てが好きで、応援したくて、一番近くにいたくて、金をかけて、最大限推しのために出来ることをするんじゃないか。
だって、彼のことが好きだから、過去形なんかじゃなくて、どうしようもなくいまでも好きだから。
わたしだったら絶対そうなる。偏見かも知れない。思い込みかも知れない。でも、多くの本気で恋する女子はそう簡単に好きな人なんか諦められない。
だからこそ、離れてみる、一旦リセットすることもやっぱり必要なんじゃないか、そう思う。それが難しい、出来ないのだという意見も痛いほど分かるけれど、心を軽くしてから、落ち着いて考えることも大事なのではないかと、そう思うのだ。忘れようと無理に努力する、というよりは、美味しいものを食べて寝る。これだけでも少しは違うのではないかと思う。
推しが物理的に死んだわけでもないし、また会いたい気持ちになったときに、会いに行けばいい。
書いている内に驚くほど上から目線かつ厳しい書き方になってしまい、ただただ申し訳なく思うけれど、正直な気持ちを綴っただけなので、特にどのような反響が来ようとも気にしないし、一切誰にも読まれなくてもそれはそれでいい。
ファンのみなさんが負のループに入ったかのように苦しんでいる様が見ていられなかった。自分のことのように感じて辛くなってしまい、ファンの方々のバスツアーの感想を見て思わず泣いてしまった。
だからこのダイアリーを書き、少しでも気が楽になればいいと思った…なんてことは建前で、ただ文章を作って私の気を楽にしたかっただけ、本当に自己満足だ。読む時間も惜しいくらいの駄文であげるのも迷ったものなので、どうか非難はしないでほしい。どうせしがない弱い夢女子のひとりごとなのだから、忘れてください。
さいごに
あーしんどい。
1月以来のご無沙汰でした。
まず先にお詫びと注意書きを致します。
俺はただ、ひそやかにけものフレンズや工口マンガ先生、メイドインアビス、宝石の国のDVDレンタルして楽しめていればそれでいいと感じていました。
でも、それをツタヤとゲオのそれぞれの大元は踏みにじってきましたよ。だから、ここまでのすごい意見を書くことになったんですよ…。
※注意書き
このご意見文には鉄血40話以降のシリアスイベントやクロスアンジュ全般よりもしんどい内容が含まれています
また、けものフレンズについて、2017/9.25ショック以降複雑な感情を抱く様になった側と925ショック後も終始けもフレに付いていく事を決めた側両方の
言い分を代弁しており、
劇中女性キャラ比率が51%以上の作品に否定的な女性アニメファンは閲覧しない方がいいレベルの
そしてエヴァブーム以降ダークでシリアスな世界観で喜ぶ者たちにとっても厳しい表現もあります。
俺が希望の花としてツタヤやゲオにまんべんなく入荷されることを望んでいた「ポプテピピック」が入荷されていないことをアプリで確認した。
…ここまで狂った入荷政策するのかよ。けもフレ等2017年有力組入れなかった挙げ句今年の有力組第一号までないがしろにするなんておかしいだろ。
けもフレや工口マンガ先生、月がきれい、メイドインアビス、宝石の国、ブレンド・Sに続きポプテピピックを
「需要見込めなさそう」とか言って突っぱねたくせに
クロックワークプラネット、異世界はスマートフォンとともに、Code:Realizeなんかを「需要見込めそうだ」などと考えて
多数の店にまんべんなく入れやがって!!!!!
それだけでなく成果の可否問わず小林さんちのメイドラゴンやガヴリールドロップアウト、ひなこのーとといったソフト百合系のほのぼの枠も入れようとしなかったじゃねえか!!!!!!
ブレンド・S、このはな綺譚、少女終末旅行すら無視された!!!!!
一方で捏造トラップやクリオネの祈り、妖怪アパート、喧嘩番長~乙女~とかギスギス系や腐女子系は多数の店にまんべんなく入ってやがる…さらに品揃えをしんどくて嫌になるものにしやがるわ
イケメン拝みたいなら、シリアス欲しいならFate関連や進撃、ガンダム関連でも間に合うのに何でだよ…おかしいだろ
はっきり言って2017のツタヤやゲオのアニメ新規品揃え政策はあるべき作品を僅かな店にしか置かなかった歴代最低最悪レベルじゃねえかよ!!!!!
はっきり言って「リアタイ時に通常通り入れるべきだった作品」ばかりじゃねえかよ!!!!!
無彩限のファントムワールド(第1巻レンタル解禁から1年10ヶ月)
アカメが斬る!(第1巻レンタル解禁から3年以上。ゆゆゆチームの一部が関わってる)
甘城ブリリアントパーク(第1巻レンタル解禁から3年)
アニメ作品サイクル加速化に飲み込まれた視聴者から見たら「スーパーオワコン大戦X」と言われても過言じゃねえだろ!!!!!!!
どうせならきららファンタジアサービス開始に肖ってきんいろモザイク全シリーズや
桜Trick、NEWGAME一期(ごめんなさい二期は黒歴史です)、ステラのまほうを入れれば良かったのにまた失策なのかよふざけんな!!!!!(´。つД⊂゚。`)ぇんぇんwww
2003年当時、2ちゃんせろーんという所でテニスの王子様への批判に対する反論をした者に対して汚いAAでの攻撃など
でも俺はその腐女子バッシングに対して疑念を持ち、近年ではアニヲタWikiの銀魂関連の記事での腐女子ヘイト発言を敵視きてたさ。
これらの作品が出てた時は俺はまだ寛容な考えだったさ。
だが今の俺は新規の腐媚びシリアスものに対して激しい嫌悪を抱いてるんですよ。
みんなツタヤやゲオの去年の新規アニメ入荷政策が悪いんだよ!!!!!
俺は怖いんだよ。封神演義(新)や博多豚骨ラーメンズが1巻につき4~5つ入ってくるのが。 あと他の腐女子関連も嫌悪の対象だ!!!!!
学園ベビーシッターズもサンリオ男子もアイドリッシュセブンも乙女ロードのツタヤやゲオだけで取り扱ってて下さい。 って感じだよ。
ツタヤやゲオが去年にけもフレ入れていれば、工口マンガ先生を、メイドインアビスを入れていれば、
そして癒し枠としてひなこのーと入れていれば、ここまで心を閉ざす事なんでありませんでしたよ!!!!!
あと一番怖いのはデスマーチから始まる異世界狂想曲が全国のツタヤやゲオにまんべんなく入荷される最悪のシナリオなんだよ!!!!!
どうせツタヤはエイベックスやKADOKAWAとの契約で田舎の店でも1巻につき10本入れる様にするんだろ!!!!!?
こんな奴のせいで入るべき作品がみんな蔑ろになっちまうんだろ!?嫌だ嫌だやめてやめてやめて(´;ω;`)
あの陰鬱極まりない「クジラの子らは砂上に歌う」のゴリ押しも嫌だし
究極の絶望である「DYNAMIC CHORD」のゴリ押しも
「時間の支配者」のレンタル解禁&全店ゴリ押しされるのも嫌だよぉ…(´;Д;`)
その通りシリアス・ダーク系への憎しみも増大しているんですよ。
はっきり言ってツタヤやゲオの新規入荷選定はFGO塩川プロデューサーやイオク様、岡田磨里&長井龍雪&小川正和の鉄血トリオ、コツメカワウソにやらせた方が良識あるラインナップになってたのに…
「レンタル屋TVアニメ新規入荷危機対策本部(個人運営)」2018年冬クールの
・デスマーチから始まる異世界狂想曲(つーかレンタル解禁永久にしないで下さいこの作品が表に現れてるかぎりスマホ太郎のトラウマを思い起こさせるから)
・学園ベビーシッターズ、アイドリッシュセブン、サンリオ男子(事実上2017年の悲劇を繰り返させないためのサクリファイス)
第一優先組
・宝石の国
第二優先組
・ひなろじ
最後に
ツタヤとゲオはけものフレンズ入荷の件でここまで後手後手に回った責任をどう取ってくれるんですか?
けもフレの黄金期はテレ東での深夜本放送最終回から2017年9月25日の夕方までだったと感じてる人だっていますよ。