はてなキーワード: 主義とは
大学合格祝いとしてブリーダーしてる叔父さんに貰った卵からイーブイ♀が孵った
僕にもポケモンができたのが嬉しくて家族に自慢しまくった。ちなみに明後日から独り暮らしするんでイーブイと二人暮らしになる
俺は嬉しくて家族と食卓を囲みながらイーブイにベロベロチュッチュしてみせた
これは俺がガキの頃に両親が飼ったやつでとにかく溺愛されて育てられたからワガママ。ろくに世話しない俺の事は嫌い
ちなみに俺は四足にしか萌えないのと、俺自身両親がタブンネ贔屓してるとガキながら感じていたのでこいつが大嫌いだった
まあ互いに嫌いってこと
ただタブンネは心のどこかでは俺と仲良くしたいみたいで、俺が学校から帰宅すると玄関まで迎えに来てたり、いつだかは四足歩行の真似して俺に媚びた事もある
まあそんな扱いしてきた奴が目の前でイーブイにブチューしたり舐め回してんだもん。絶対二重の意味で不快だよな
俺は見せつけるようにあーん、したり口移しでイーブイにポケフーズを食わせてあげる
結局タブンネは機嫌悪くて飯は少ししか食べなかったみたい。母ちゃんが「依怙贔屓すんな!タブちゃんも可愛がれ!」とうるさいから屁をこいて返答してやった
お風呂も一緒に入って、お布団も一緒。イーブイも刷り込みからか完全に俺を味方と認識しており嫌がらない
そんな俺達をタブンネがドアのわずかな隙間から怨恨の視線で覗きこんでいた事に俺はおろかイーブイも気づかなかった
翌朝
午前中いろんな物資を買いにいくのにイーブイを自室に留守番させなきゃならなかった
俺は100連発チューをかました後涙目で俺を追うイーブイに心が引き裂かれるような思いで部屋を後にしたがこれが間違いだった
帰宅すると部屋が荒れており、ボロボロのイーブイが虚ろな目で胸を上下させていた。あたりにはピンクの毛がちらばっており犯人は火を見るより明らかだ
俺はイーブイに元気の塊を与え、60秒くらいチューした後ボールにしまい、タブンネの部屋に向かった
時間は少し遡って主人公がでかけた後の部屋。イーブイは涙を流し鼻をすすりながら必死に飼い主の皮脂臭い枕をすんすんしていた
ばたーん!ドアが開きイーブイは「ごひゅじんしゃま!?」とパァとなるがそこには鼻息荒くしたタブンネが麺棒をもち立っていた
イーブイ「こわひよう」
タブ「媚びてんじゃねえミィこのイーブタが!」
そう叫ぶと麺棒でぺちぺち叩き出した
イーブイ「いたひー」
タブ「うるさいミィ!ミィもミィも優しく構ってもらいたいミィのに!」
だんだん振る力は強くなり、痛みに逃げ回るイーブイをドスドス追いかけ棒を振るう
何発か殴るとイーブイは動かなくなり、荒れた部屋も合わせ我にかえるとタブンネは自分のしたことが怖くなった
タブ「こ、殺されるミィ…今日はパパもママもいないから味方がいないミィ。そうだミィ!近所のレパルダスが家に入り込んでやったことにすればいいミィ!」
俺はタブンネの部屋(生意気にも一人部屋を持つ)のドアを静かに開けると豪華な装飾のベッドに丸まるタブンネに優しく声をかけた
「おい殺すよ?」
震えだした。俺はまだ何もしてないのにこう震えられると「ミィがやりましたミィ」と自白してるようなもんだ
イーブイをボールから出すとタブンネを睨み「うーうー」うなりだした
可愛いと俺は抱き締めチューした後タブンネに優しく穏やかに「仕返しするからおいで」とささやきこいつのヒールボールで拘束した
リビング。タブンネの首には大型ポケモンしつけ用のスパイク付き首輪がはめられ、チェーンを家の支柱にくくりつけてある
タブンネは首輪なんてつけたことがなく、首輪という物にプライドが許さないのか首をカリカリし必死にはずそうと無駄な努力をしてさ
なんで俺がこんなん持ってるかというとまあどうでもいいじゃない
「今日は親父も母ちゃんも遅くまで戻らないから俺達だけなのよウフフ」
笑顔で言うと目に涙を溜めウルウルしながら必死に媚びてきた。そう、まずその媚が気に入らないのよウフフ
俺は昼食の準備にかかる。フライパンからはおいしそうな匂いが漂い、足元でイーブイも目を閉じ匂いを堪能中
テーブルに置かれたはホットケーキ。さっそく切り分けフーフーしてあーんして食べさせてあげるう
両手で可愛くほっぺを押さえ「おいちー」ってモッモッ食べるのが可愛くて俺はいきかけたが背後の視線に台無しにされた
よだれを垂らし目を血走らせホットケーキ凝視するかわいらしいピンクの子
俺は食い物で差別はしない主義なんだ。一枚与えるとハフハフしながらぺろっと平らげた。そして俺に優しくされたからか笑顔でミッと鳴く
イーブイの真似して手を頬にあててるのが最高に頭にくる
先程部屋に行った際に隅に置かれた卵を見逃さなかった。卵守ろうとする前に捕獲したからな
ここでネタばらし。卵の殻を見せてやると笑顔は一瞬で真っ青に染まり、ド派手に嘔吐した
「あ、あれお前の子だったんだ。てっきりおやつか餌だと思ってた。めんご」
タブンネは信号機か?ってくらい顔を真っ赤にミーミー鳴いてこちらに駆け寄るが首輪に阻まれ、さらにスパイクが食い込み「ミ"ェ」と後ろに吹っ飛んだ
洗い物を済ませお腹いっぱいお昼寝タイムのイーブイをソファに寝かせたらタブンネの足元に散乱したゲロの始末をしなきゃ
タブンネは何か大切なモノを失った顔だ。俺は頬を撫で「お掃除しなきゃね」と言ってやった
ゲロにはホットケーキの残骸だけじゃなく、朝食ったであろうオボンやフードの未消化物も混じっている
このままじゃゲロの酸性でフローリングの色変わっちゃうから塵取りに集め雑巾で拭いたから、タブンネの口にゲロと雑巾を入れてあげるね
もちろん反抗して嫌がるが「あと二つあるよね卵」と言うと恐る恐る口を開けたので一気に流し込み、雑巾を突っ込んで、ガムテープをはりつけてあげる
剥がそうとやっけになるが、テープ剥がす痛みからか躊躇していたから俺が一気に剥がしてあげた
目を真っ赤にして涙と鼻水と溢れんばかりに大騒ぎする姿に俺はひとつの可能性を見いだした。ミィ出した
ソファで穏やかに眠るイーブイ、白目を向き失禁までしだしたタブンネ。この二匹は題して二人の天使
しばらくして俺はブイズ図鑑を眺めながら何に進化させようか悩んでいたが臭いで台無し
体をモップ代わりに使わせ掃除を終えると特性・あくしゅうになった黄ばんだタブンネができあがった。これがメガ進化か
さあてと、卵二つ残ってるし片側使って遊ぶかな
卵を持ち出しイーブイにあずけるとコロコロ転がしてじゃれつきはじめた
親らしく愛で卵を感じたのか、はっと顔をあげミィミィ喚きだした。俺はにっこり微笑むと麺棒片手に卵をタブンネの鼻先につきつけてやる
手を出し必死に卵を取りかえそうとするけどダメ。代わりに麺棒で鼻先を小突いてから
「これで叩いたのは誰♪あなたじゃないんですか~あ~♪」BGM赤緑のチャリの曲
歌いながら卵こんこんすると、凄い勢いで土下座しだした。けどチェーンが短くて頭が床に着かず何度も嗚咽している
「ゲームしようか。名付けて卵割りゲーム。いわゆる西瓜割りみたいなもんだよ」
倉庫からかけやを持ち出し、卵をタブンネがギリギリ届かない位置に設置。危ないからイーブイをソファに退避させ準備完了
目隠しOK!かけやをドスンと床に置きケツにデコをつけ10回まわるぞ!
「いーち!にー!」
「ミィィ!!」
「しー!ごー!」
明らかにかけやにびびってるな。目隠ししてもわかる
「テーン!おしゃあいくぜぇ!?ドットゥルテトテトドットゥルテトテト♪(ドンキーコングでマリオがハンマーとった時の曲)」
フラフラしながらもタブンネの声の方向目指して近づき、かけやに振りかぶり
「バースト!」
「ミギャアアアアア!」
目隠しをはずすとぶち抜けた床と血塗れで皮だけで繋がった右足があった。あちゃー卵はずしちゃったか
「めんごめんご」
俺は戸棚から回復の薬を足につけてあげた。タブンネは足を潰された恐怖からか回復後も暴れまわりその足が卵に触る
「あう゛ねえあぶねえ」
手をかけようとした時
「きゅうー!」
イーブイが走り込んできて鼻先が卵に触れ
ひゅーグシャ
破滅の音がした
「うー?」
?って首を傾げるイーブイに我慢できなくなり、御坊茶魔のおとうちゃまみたくベロベロなめちゃった
「この穴どうしよう」
俺が頭を傾げるとイーブイも同じように頭を傾げていた
イーブイにポフィンをあげてた時、突然タブンネが柱に体当たりをはじめた。まあ卵二個も破壊され自身も被害に合ったからね
ミギーミギャーミフーと柱に足をつき両手でチェーンを引っ張る姿に笑いが止まらずちょっとうるさいからかけやを構えた
静かになった。さすがに足潰されてるからね、にしてもガッツたりないぞ
「これからミュージカル中継みるんだから静かにしてよ。お前も見ろよ」
テレビではドレディア、ミミロップ、サーナイトが可愛らしい衣装を纏い優雅に演じている
イーブイも画面に手をつき尾を振りながら楽しんでるようだ
「お前も楽しんでるか?」
ピンクは無い膝を抱えスンスン泣いていた
思い出した。そういや母ちゃんが「タブちゃんとベビちゃん達みんなでミュージカル出ようね!」とかに言ってたな
あの時はまったく気に留めてなかったが、タブンネは腹を撫でてたし孕んだ時期だったのかな?そうするとミュージカルはタブンネ達の夢だったわけか
ならその夢を潰した俺が夢を叶えてやろうじゃないか
「ようしやるぞ!イーブイ、タブンネ、ミュージカルオンステージだ!」
そんなわけで庭にいます
グッズが無いからイーブイとタブンネにはホットケーキに使った卵の殻を頭に被せました
タブンネはチェーンはずれてる事に今更気づいたのか俺に捨て身タックルを繰り出してきたがごめん、よけれた
草につっぷしながらも立ち上がりまた体当たりしては転ける繰り返し。まるで闘ケンタロスだなあ
BGMが終わりイーブイは回転しすぎたのか目をくるくるにしてフラフラしてる。カメラで50枚くらい連写したぞ!
よろよろのタブンネはビチッと壁にぶつかりふらふらしてる。メモリ容量ないから撮れないごめん
「イーブイほしい」
ああ一人芝居は悲しい。芝居といえばポケウッドも悪くねえな、うん
にしても汚れちゃったな。風呂入れてやるか
イーブイも手足綺麗にしよう
こいつは風呂は好きらしく浴室につくなり飛び込んだが残り湯は冷たく「ミヒャーン」と声をあげた
知ってるんだよ。いつも親父と風呂入って100数えるとかやってるのをさ
親父俺にはやってくれなかったくせに!!おっとつい感情的になりそうだった。
上がろうとするから、くにお君の遥かなる金メダルみたく背中に乗ってやった
なんか乗馬マシンみたいでたのしいなこれ。イーブイもやりたい?危ないからダメっていうとプンって頬を膨らませたった
水で腹を膨らませたタブンネは動かなくなったった
さすがにやばいか?引きずり出し床に寝せるが息をしていないし、触りたくなかったが心音も微弱。麻痺かな?
うーん、心臓麻痺にはまひなおしはきかないんだな。もう回復の薬も元気の塊もないや
ヒールボールにしまい、夕飯買い出しのついでにポケセンよるか。おいでイーブイ、帰りにアベニューでオヤツでもかってあげる
帰宅後、タブンネを支柱にくくりつけ夕飯の支度に入るよ。今日はシチューおいしいよ!
お皿によそってさっそくいただきマッスグマ!うーんうまい!タブミルクのこくがタブ肉に滲みて甘さと旨みの
「ミッ…ミィ~ン」パチパチウルウル
チッ、相変わらず邪魔しやがんな。ポケセンで回復して気分も晴れたのか飯がほしいのかさっきまでと態度が違うじゃねえか。まあいい
タブ肉山盛りによそった皿をチェーンからギリギリ届く位置に置いてやった。ギリギリ舌は届くけどそんなつっぱったらスパイク食い込むよ
「くるしい?くるしい?くるしい?」
俺もタブンネの真似してパチパチウルウルさせながら覗き込むが、シチューに夢中でこちらなんて構ってる暇はないらしい
バラエティ番組で、俺はタ太り(たぶとり)侍がだいすき
タブンネ5匹が回りながら連想ゲームするんだが罰ゲームが笑える
タブ3「違うミィおかしい」
こうしてアウトになったタブンネはいずこから現れたゴーリキーやカイリキーから罰ゲームを受けるはめになる
ははは、頭が胴に埋没してるよ、イーブイもケラケラ笑ってる。ちなみにタブ5は俺がみはじめた時既に肉塊にされてたようです
さあ気が気じゃないのはうちのタブちゃん。なにせ画面内では自分の同種が暴行されてんだからね。勘違いすんなよあれは罰ゲームだし
そうか、母ちゃんはバラエティ嫌いだからタブンネはこういうの観たことないんだな。かわいそうに
次のタブンネが罰ゲームでハリセンで顔叩かれるスタンプネが始まるも目をキュッと閉じて耳も塞いでる
逆にイーブイは目をキラキラさせながらチラシで器用にハリセンを作り口にくわえピョンピョン跳ねてたから、こっちのほうがいいよって麺棒渡してあげた
「ミギャアア!」
鼻血を噴き出し悶絶するがイーブイはやめようとしない。まるで仕返しが如く次々うちこむ
気が済んだのかすっきりした笑顔でイーブイは血だらけの麺棒を返却した。よかったね!もうこれ使えないから捨てるか
タブンネに目をやると顔だけ色違いで床には歯が散らばり血痕が残されていたのはちょっとびっくりした
意外と怖いんだなイーブイ
もう寝るか。イーブイを抱っこし、タブンネも寝ろよとチェーンを引きずりながらタブ部屋につくと何かの気配がする
ドアも開いてるし、俺はバアオ!と声をあげながら飛び込むと何かをぐちゃぐちゃ噛んでたレパルダスがいた
ダダダッ!と何かをくわえたまま俺達の間を駆け抜けていったから「まてい!」追いかけると俺の部屋の開いた窓から脱走していた
そういや開けっぱだった。めんご
タブ部屋に戻るとタブンネが涙を流しながらその残骸と欠片を抱き締めていた
それは頭と腕の無いベビンネ。この子だけ先に孵化してたんだろうな…そして今日俺達はリビングにいたわけで
俺達の隙をついてレパルダスが…ってことか
泣き叫ぶベビンネはただ自らの体を貪られ母に抱き締められることなく生を終えたのか
「元気出せよ」
俺はタブンネから首輪をはずし優しく頭を撫でてやった。卵といい本当に楽しみにしてたんだろうな
ただイーブイは「これに関しては自業自得でしょう?」って顔だがよくわからないな
今は一人、いや親子にしてやるか
両親帰宅後にレパルダスに荒らされたと説明し、タブンネも卵を守って怪我したことになったみたい
精神にダメージを負ったらしく俺のせいどころか、なにも言わなかったとか
あれから数日。忘れ物を取りに実家に戻った俺が見たタブンネは痩せ細り死んだ目でぬいぐるみを撫でていた
ぬいぐるみを離さなくなって取り上げようとした両親を噛んだんだと。いい気味だ
さあて、俺達の巣に戻ろうかイーブイ!
終わり
新自由主義VSMMT/ケインズ主義はまじで水と油の関係だから、本気でスタンスを決めようとすれば党が割れる。
だから、立憲民主党は財政スタンス以外のところで適当に批判を繰り返して、その中で食らいつきが良さそうなものを探しては捨ててを繰り返してにしか見えんのだよね。
最近惨憺たる気持ちになるニュースしか流れてこないから心の精神衛生のためニュースアプリをアンインストールした
5ch、redditとかも見ないようにしないとな…
俺はネトウヨでいいよ…みんなネトウヨになるよそりゃ、楽だもん
今リベラルでいられるのはリモートワーク出来るいい企業にお勤めの都心住みエリート様だけだもんな
惨憺たるニュースを目にして現実を受け止めろ!そうでないお前は反知性のネトウヨな!
マッチョイズムを嫌う割にそういう部分じゃえらくシバキ上げ主義なんだな…実際俺が出会ったリベラルも体育会系よりよっぽどクソ性格悪い奴ばっかだった
そうやって一法お利口でいろよ、おリベラル様
っていうか「まとも」な職業にしちゃうと困る従業員もいる気がするんだけどな。
脱税上等で現金手渡し主義で反社と関わりがあっても雇ってもらえる業界だから生きてけるって奴らがいてそういう連中の受け皿になってんのは事実だろ。
旭川のいじめ自殺事件のブコメを見てて思ったんだが、人権意識高めのはてブで、突如として人権意識ゼロの厳罰主義が幅を利かせて、普段は人権主張してるはてサが突如ダンマリする現象、何ていうんですかね。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/bunshun.jp/articles/-/44765
これが、適応度ってやつか? 対象によって人権の適用を使い分けるのは、人間らしいっちゃらしいが、それって万人に対する天賦人権って言えるんですかね?
普段から人権を盾に、赤の他人をネトウヨだのミソジだのレッテルはってぶっ叩きまくってるはてサの連中は何やってんですかね?
まあ、あいつらこそ適応度上げて学級会やって連帯表明しているような連中だから、そりゃ無視するか。
性犯罪者の人権とか、ネトウヨの自由とか、まあ気に入らない連中の人権のことになると、途端に保守主義者になるようなやつらばかりだからな。
これなら、最初っからバチクソ保守主義者やってるような奴(黒日の丸のオッサンとか)のほうが、一貫性がある分一兆倍マシだわ。
日本の経済を捨てられないコロナウイルス対応とか、商業オリンピックの強行とか、競争力を失う日本経済とか、30年給料が上がんないのも、株価は維持されてるけど日銀がアホみたいに買い支えてる虚構の価格なのも、シュリンクフレーションでコンビニの食い物がみみっちいのも、大学費用の高騰も、若手研究者が苦労ばかりで科学力の競争力が下がってるのも、政府主導でロクでもないものばかり作ってクオリティが低いのも、古い価値観と慣習に囚われてどうにも取り回しがきかない感じも、お金というものに囚われ過ぎて、お金が絶対的なものって思いこんでしまっている所にどうも原因がある気がする。
昔の戦争は天皇陛下絶対万歳だったけど、現在の経済戦争はお金絶対万歳主義、というかなんというか。
でも一次大戦後の東ドイツとかジンバブエみたいなハイパーインフレに近い事が、実は既に起きてる気がするなぁ。今回のは札束が舞い散るんじゃなくて、銀行や株取引所の金額だけがどんどん増えて収拾が付かない感じ。
どうなるんだろうね。
「女性の方が恵まれている、男の方が割を食っている」と感じている男がかなりいることは、近年SNSなどで可視化されている。
断っておくと、政治や経済などのマクロなレベルで女性が差別されているのは間違いない。これは強調してもしすぎることはない。
では「女性の方が恵まれている」のは、なんの根拠もない言いがかりなのかというと、そういうわけでもない。ミクロなレベルでは、女性の方が恵まれているように錯覚する要因が確かに存在するからだ。
恋愛市場においては、女性が選ぶ側で、男性は選ばれる側なっていることが多い。恋愛漫画や恋愛ドラマ、ねるとん系の恋愛バラエティ番組、ほとんど全てが「女性が男性を選ぶ」という設定になっている。選ばれる可能性の低い男性からすれば、女性に恋愛の決定権があるように見える。
グルメ、旅行、ファッションの広告とサービスは、圧倒的に「女性向け」につくられているものが多い。テレビでよく紹介され、とくに最近増加しているカフェや雑貨店は完全に女性向けで、中年男性が一人で訪れるようなものではなく(かつての「喫茶店」はむしろ中年男性向けの雰囲気だった)、むしろ「小汚い中年男性」が決して近づかないような雰囲気になっている。男性向けの消費はあったとしても、車のような高額なものばかりで、金のない男性からすると女性が中心の消費の場から排除されているように感じる。
結婚している男性の大部分も、家計の財布は女性が握っており、少なくとも日常的な買い物や消費に関しては、男性の決定権は小さい。このことは、上述の消費文化の女性中心主義にも大きく影響している。
確かに正規労働の世界では、マッチョな長時間労働と飲み会文化などで女性が排除されている。他方で非正規労働の世界は女性が主流で、非正規公務員などの事務仕事については完全に女性が独占しており、男性の非正規は身体的負担が大きい3k労働に限られている。そして残念なことに、パート主婦で非正規中年男性に対する侮蔑感情を持っている人は多く、パート主婦の多い非正規の仕事につくと、かなりの確率でいじめに遭う。
○○界なんて潰せ、潰れてもいいというのは雑すぎるかな。個人名を出して批判は勿論OKですけど。ヤ○カンがクズだからアニメ業界なんて潰れたらいいとか、田○滋があれだから漫画業界なんて無くなっていいと言われても困るし。演劇業界であれなのは著名な脚本家など製作側で役者はそうでもなかったり。制作側は本当に脳味噌50年前で止まってるけどw
日本も岐路に立たされてきたんだよね。もう、民主主義ではやっていけない。
だいたい「○○界なんて潰せ、潰れてもいい」という発言は地方国公立の下1/3から高卒レヴェルがよく使う。
国民の83%くらいが「○○界なんて潰せ、潰れてもいい」ってのに賛同するんだよね。
ひょっとすると、「○○界なんて潰せ、潰れてもいい」という発言が行われたら、その発言を行ったものを実名付きで逮捕するとか、そこまでやらないといけないのかもしれない。
意外なようだが日本人の大半は文化大革命を心の底では支援している。
勉強もしなくていいし。
「人種差別や性差別が嫌われている時代にあって、学歴偏重主義は容認されている最後の偏見なのだ」
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.hayakawabooks.com/n/n2c36e7aad3a2
学歴偏重主義はまだ批判する人がいるけど、容姿偏重主義なんてもっと無批判に受け入れられてて酷いんじゃ?
劣った容姿を不利益に扱うことは批判されるけど、優れた容姿を取り立てる事には文句出ないじゃん
学歴はまだ本人の努力でなんとかなる要素があるけど、優れた容姿なんて99%が生来の遺伝と環境でしょ。
ブサイクに生まれて努力しても少しマシになるだけで、優れた域には達せない。
学歴より救いがない。
タレントとか俳優とかモデルとか、容姿の優れた人しかなれないじゃん
そりゃ大成するには努力が必要だろうけど、持って生まれた遺伝子(体型、顔の造作)が
優れてなければスタートラインにすら立てない。
一部の業界の話っていわれるかもだけど、それなら学歴も同じで肉体労働とかなら関係ない。
で、一番救いがないと思うのが、学歴偏重は経営者(雇用者)がやってることだから大衆は無責任に「よくないぞ!プンプン」と怒って批判できるけど、してるけど、
容姿偏重はテレビタレントにしろ映画俳優にしろ雑誌モデルにしろ、大衆が優れた容姿の人を望んでその結果でそういう人ばかり人気が出てるので、
大衆は怒りもしないし批判もしないから改善の見込みが全くナイってこと。
自分がテレビや雑誌で美形を見たいんだから、それが偏重だろうが差別だろうがブサイクをわざわざ金払って見たくないよね。
ふだんルッキズムに批判的なはてブですら、本人が積極的に優れた容姿を活用してる「美人すぎる○○」とか、美少女しか登用されず女優の登竜門と言われてる飲料のCMには無批判に賛美すんだもん。「優れた容姿を活用するのは戦略(キリッ」なんてしたり顔ブコメがスター集めて上位になるんだもん。
これはどうしようもないと諦めてる。
他の差別について語るとき、自分も容姿差別に加担してる自覚を常に持てと。
そう言いたい。
高橋ヨシキがサタニストを自称していることは、よく知られています
田野辺尚人は、恫喝DM事件に対する対応において「責任能力が無い」と見做された有様ですが、最近ちくま文庫から再刊された高橋ヨシキの著書『悪魔が憐れむ歌』に解説文を寄せていることから、今だに田野辺と高橋の結び付きは固いことが窺い知れます。
田野辺尚人の解説に拠れば、サタニストとしての高橋ヨシキが影響を受けたとされるのはAnton Szandor LaVey(米国The Church of Satanの設立者、代表著書『The Satanic Bible』)であるとのことです。
さて、このSatanismにおいては「9つの罪」が定義されていると言われています。
そこで今回は、この「9つの罪」を挙げて、旧体制『映画秘宝』陣の実態と照らし合わせて見ていきたいと思います。
(1) 愚鈍さ:恫喝DM事件で「アカウントを乗っ取られた不正操作だ。自分(=岩田和明)は事件に関与していない」と虚偽の弁明で岩田が逃れようとした際に、この無理が有る岩田の言い分に安易に乗った田野辺尚人は、この罪に該当していると言えそうです。
(2) 虚栄:本質的には女性蔑視や同性愛者差別の思想の持ち主であるにも関わらず、それを知らない人間たちの前では「我々は差別と戦う」と正義漢ヅラの有識者を偽装することから、旧体制『映画秘宝』陣は、この罪に該当していると言えそうです。また、非モテの過去を無かったことにして「大人の男の恋愛論」を語っていた町山智浩は、虚栄の典型と言えます。
(3) 唯我主義:「町山智浩が大好きだから」という理由で自分の女性パートナーの肉体を献上した高橋ヨシキと、それを享受して面白おかしく語った町山智浩は、明らかに女性自身の意志や人権や尊厳などを微塵も考慮していません。自分たちの快楽・欲望だけを優先しているのですから、間違い無くこの罪に該当していると言えそうです。高橋ヨシキが力を持つ旧体制『映画秘宝』で切り株派が依怙贔屓によって優遇されていたことも理解せず、体制変化に伴う優遇の終了に不満を漏らしたナマニクも「唯我」の例と言えそうです。
(4) 自己欺瞞:悪い意味で子供じみた言動に終始していて、明らかに大人になりきれていないにも関わらず、自分で自分に「オレ(たち)は『大人の男』である」と言い聞かせる。あるいは、自分たちが繰り返し差別を行っているにも関わらず、自分で自分に「『映画秘宝』は社会の不正義や不公正と戦う雑誌」と言い聞かせる。そうして、自分で自分に吹き込んだ「嘘」を信じ込もうとするのは、この罪に該当していると言えそうです。俗に言う「詐欺師は自分で自分の嘘を信じるようになる」と云う状態なのかもしれません。
(5) 群れに従うこと:ホモソーシャル集団の病理として「身内が絶対正義」と云う考えに凝り固まり、自分たちの身内にだけは異常に甘い態度を取るので、間違い無く旧体制『映画秘宝』陣はこの罪に該当していると言えそうです。町山智浩の『実写版・進撃の巨人』の失敗に対する批判の声を不自然なまでに小さく控え目にしたこと、柳下毅一郎が吹いた犬笛に侍功夫が逸早く反応して付き従う姿勢を見せたことなど、その実例には事欠きません。
(6) 見通しの欠如:切り株映画至上主義者は『映画秘宝』を私物化して「自分たちの価値観だけが常に正しい」「自分たちの好みに合わないものには価値が無い」と盛んに吹聴し、閉鎖的な態度を取り続けてきました。これが、将来の幅広い読者を開拓・獲得することを阻害して、雑誌の未来を閉ざす結果に繋がると理解していなかったことは、この罪に該当していると言えそうです。(「少し考えれば馬鹿でも分かる」ようなことを理解していなかったと云う意味では(1)にも該当すると言えそうです。)
(7) 過去の正統の忘却:ムック形式時代の『映画秘宝』は「予算や芸術性や出来の良し悪しに関わらず『好きな映画は好き』と云う気持ちだけは平等だ」と云う基本理念を示していました。それを忘れ去り、異なるジャンルや価値感の間で優劣を付けるように悪い変化を遂げたことは、この罪に該当していると言えそうです。
(8) 非生産的なプライド:「オレたち男と違って、女たちは『ユー・ガット・メール』を見て喜ぶような馬鹿どもだから、オレたち男は女よりも偉い」と云う男尊女卑思想。「オレたちストレートの男は、同性愛者よりも立場が上だから、奴らを嘲笑してもよい」とする同性愛者差別思想。「オレたち切り株映画ファンは悪いことをしないが、萌アニメが好きな奴らは犯罪者予備軍だから叩いてよし」とするジャンル間の優劣思想。「若い奴らや女は物事を知らないから、何でも知っているオレたち大人の男が教えてやろう」という説教願望。旧体制『映画秘宝』陣は、肥大化して歪んだ自尊心の持ち主の見本市ですから、確実にこの罪に該当していると言えそうです。これだけ社会の多様化が進めば「オレ(たち)は何でも知っている」という仮面を被り続けることは無理があるのですが、それでもその仮面を手離さないのは、他人から「物を知らない」と思われることに堪えられないというチンケな自尊心に囚われていることの顕れでしょう。てらさわホークが『マン・オブ・スティール』について嘘八百を書いた際、自分よりも知識が豊富な人間から間違いを指摘されて逃亡したのも、チンケな自尊心の持ち主だからと言えるでしょう。
(9) 美意識の欠如:間違いや過ちを指摘されても目と耳を塞ぎ続ける自分たちの振る舞いが、客観的に見れば非常に格好悪いということに気づいていない、もしくは気づいていないフリをし続けていることは、この罪に該当していると言えそうです。ロマン優光に言論で反論できないから誤植に赤丸を付けるというみみっちい行動に出た柳下毅一郎は、その一例でしょう。
ざっと見てきましたが、もしもSatanismに価値や説得力を見い出し得るとするならば、それはイズムの信奉者を自認する人間が「内省を伴う批判精神」の持ち主であればこそでしょう。
自分たちホモソーシャル集団にとっての「敵」と見做した他人を執拗に口撃するのは大好きで、自分自身や身内には異常なまでに甘いという高橋ヨシキらが、そのような「内省を伴う批判精神」の持ち主であるか否かは、誰の目にも明らかです。
「論語読みの論語知らず」という諺は、高橋ヨシキら旧体制『映画秘宝』陣の実態を形容するのに、実に相応しい言葉と言えるでしょう。
詳細は明かせないが、国の行政機関で一時期勤務していた。
安定した公務員になれた安心感があるのか、ろくに新しい事に取り組まず、勉強もせず、言われたことだけやる奴ら。
印象程度だが、ざっくりと書く。
自分、前は民間だったけど、「組織全体のことなのに当事者意識がない」っていうのは、驚いたな。
ある人もいるけど、稀。
金つぎこんでも、現状、無駄遣いするだけだと思う。
やる気ある人も、どんどんやる気なくして、辞めていったけど。
『外交時報 第八十四巻』昭和十二年、外交時報社、pp.47-56
篠田治策
明治四十年(千九百七年)十月十八日海牙に於いて調印せられたる海戦に關する條約第一條によれば、一國が他國と戦争を開始するには理由を附したる開戦宣言の形式又は條件付附開戦宣言を含む最後通牒の形式を有する明瞭且つ事前の通告をなすことを要す。故に現在北支及び上海方面に於いて進展しつゝある日支両國の戦闘は、理論上之を日支戦争又は日支戦役と称すべきものに非ずして、事變即ち北支事變、又は上海事變と称すべきものである。我が政府の公文にも新聞紙の報道にも総べて事變の文字を用ゆるは之れが為めであると思はる。換言すれば宣戦の布告を見るまでは、戦争又は戦役と呼ばずして軍に事變と称し、両國間の國交は断絶せざるのである。之れを先例に徴するも、明治二十七・八年の清國との戦、明治三十七・八年の露國との戦、世界大戦参加による青島攻撃戦等は、之れを日清戦争(戦役とも称す以下同じ)、日露戦争、日独戦争と称し、明治三十三年の義和団事件、近年に於ける済南出兵、上海出兵、満州出兵等は、総べて之れを事變と称したのである。
此の招呼は従来何よりて定まりしか詳知せざれども、現今に於いては確然明白に区別せらるるは、政府の公文或は法規等にも「戦時事變に際し」云々等の文字を用ゆるも明らかである。故に日支両國の何れかより
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宣戦の布告若くは條件附開戦宣告を含む最後の通牒あるまでは、如何に大部隊の衝突あるも未だ事變の域を脱せずと謂ふべきである。猶ほ八月二十三日ワシントン發の同盟通信によれば、アメリカ國務長官コーデル・ハル氏は、今回の北支事變に際しては終始冷静な態度を持し形成を注視しつつあつたが、二十三日午後聲明を發し、日支両國政府に対し「戦争行為に訴へぬよう」要請した由である。二十三日は我が陸軍の部隊が上海附近に上陸を開始した日である。即ちハル長官も現在の日支両軍の戦闘行為を以て、未だ戦争に非ずと見て居るのである。然れども、我が政府は最初に宣言したる事件不拡大の方針を余儀なく抛棄したるのみならず在外艦隊司令長官は支那船舶に対し沿岸封鎖を断行し、支那も亦縷々大部隊を動員して攻撃的態度を採りつゝあるにより、或は近き将来に於いて事變を変じて戦争となるべき可能性ありと信ずるのである。
我が國の國内法に於いては事變と戦争を区別せざる場合多く、例へば出征軍人の給奥、恩給年限の加算、叙勲に關する法規など総べて事變と戦争を同一に取扱ふも、國際法上にては事變と戦争は大なる差別がある。
即ち現在の事變が変じて戦争となれば、日支両國は所謂交戦國隣、共に戦争放棄を遵奉する義務を生じ、同時に中立國に対しても交戦國としての権利と義務を生じ、中立國は皆交戦國に対して中立義務を負担するに至るのである。語を換へて言へば事の事變たる間は必ずしも國際法規に拘泥するの必要な気も、一旦戦争となれば戦場に於いて総べて國際放棄を遵守すべき義務を生ずるのである。然れども事變中と雖も正義人道に立脚して行動し、敵兵に対し残虐なる取扱を為し、良民に対し無益の戦禍を蒙らしむるが如きは努めて之れを避くべきは言を待たずである。此の點に關しては、皇軍は我國教育の普及と伝統的武士道精神により、毎に正々堂々たる行為を以て範を世界に示しつゝあるは欣快である。嘗て済南事變の際支那兵が邦人に
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対する残虐視るに忍びざる殺戮行為、今回の通州に於ける邦人虐殺行為等天人共に許さゞる野蛮行為に対しても、敢て報復の挙に出づることなく、飽くまで正々堂々唯だ敵の戦闘力を挫折するに留めたのみである。故に皇軍には戦場に於いて事變と戦争を区別する必要はない。何れの場合にも武士道精神に則り行動するが故に、戦争違反の問題を生ずることは殆んど無いのである。
従来我が陸軍は戦場に於いて戦時國際法適用の万全を期せんが為目に戦時國際法の顧問として日清戦争には故有賀長雄博士を、日露戦争には第一軍乃至第四軍に何れも二人づつの國際法学者を従軍せしめたのである。日清戦役後仏國の國際法学者にして同國大審院検事長たるアルチュール・デジャルダン氏は日本軍の行動を激賞し左の如くに曰つた。
東洋の僻隅に大事業を成就すべき一國あり、之れを日本とす。其の進歩は単に戦争の術に止まらず、戦時公法の理想に於いても欧州をして驚嘆せしむるものあり。國際法論は欧州に於いても漸を以て進みたるものなるに、日本は一躍して此の論理を自得したり。是れ果して高尚なる正義を感得したるに因るか將た又利害を商算したるに因るかは別論に属すと雖も、其の之れを寛行するや極めて勇壮にして、恰も自國の能力を覚知する心念の中より適宜に之れを節抑するの嗜好を自然に生じたるものの如し。是れ人類一般の利益として祝す可き所なり。
又仏國の國際法学者ポール・フォーシル氏も、當時日本軍の行動を評して左の如く曰つた。
此の戦役に於いては日本は敵の万國公法を無視せるに拘はらず、自ら之れを尊敬したり。日本の軍隊は至仁至愛の思想を體し、常に慈悲を以て捕虜の支那人を待遇し、敵の病症者を見ては未だ全て救護を拒ま
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ざりき。日本は尚ほ未だ千八百六十八年十二月十一日の聖比得堡宣言に加盟せずと雖も、無用の苦痛を醸すべき兵器を使用することを避け、又敢て抵抗せざる住民の身體財産を保護することに頗る注意を加へたり。日本は孰れの他の國民も未だ會て為さゞる所を為せり。其の仁愛主義を行ふに熱心なる、遂に不幸なる敵地住民の租税を免じ、無代償にて之れを給養するに至れり。兵馬倥偬の間に於いても人命を重んずること極めて厚く、凡そ生霊を救助するの策は擧げて行はざる無し。見るべし日本軍の通過する所必ず衛生法を守らしむるの規則を布きたるを、云々。
日清戦役にては敵軍は全然國際法を守らざるが故に、我軍にても之れを守るの義務無かりしも、然も四十餘年前に完全に之れを守つて先進國を驚嘆せしめた。日露戦役當時は海牙の平和條約調印後なりしが故に、陸戦法規を守るべき義務ありしも、尚ほ宣戦の詔勅中にも「國際法の範囲内に於いて一切の手段を盡し違算なからしむることを期せよ」と宣せられ、参謀総長は訓令を發して戦規遵奉の趣旨を周知せしめ、更に前期の如く各軍司令部に國際法顧問を配属せしめた。戦役中特別の任務を以て米國に派遣せられた法学博士男爵金子堅太郎氏が歸朝の後國際法学会にて為したる演説中に左の要旨の一説がある。
米國人は事實の真相を調査せず、動もすれば國際法違反を称するを以て之れに対する材料を蒐集中、新聞紙上にて我が第一軍乃至第四軍に國際公法専攻の学者二名宛を配属し、陸戦の法規解釈其の適用は参謀部に於いて國際法専攻の学士と協議せしめ、公法違反を生ぜしめざることを發見せり。是に於いて各種の集会に於ける演説或は新聞記者との会見に於いて余は毎に「米國人は國際公法を提唱す日本政府の決心は露國は大國なり腕力に於いては或は露國は日本に勝るならん、貴國人が露西亞の聲を聞き戦慄す
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る程の大國なれば、日本も恐れざるに非ず、然し國家の危急存亡に代えられざれば全滅を賭して最後の一人まで戦ふにあり、而して此の戦争に日本が國際法を破りしことあらば世界の歴史に汚名を遺すが故に假令戦に敗るるも國際法は遵奉する決心にて現に此の如く専門学者が各軍に配属せられあり、故に余は日本軍に國際法違反無きを保證す」と説明せるに、此の説は次第に傅播して後には日本同情者が各所にて演説等をなす時、日本軍が國際公法家を二名づつ従軍せしめたる事實を述ぶる毎に非常に喝采を博したり。又エール・ハーバード等の米國國際法大家と会見せる際彼等は各國共に今度日本が外國との戦争に國際法学者を従軍性せしめたる如き前例なし、将来日本の新例に倣ふべきことにして、右は一進歩を陸戦の法規に與へたるものなりとして大いに称賛したり。之れ實に日本陸軍の今回の處置は文明國の真價を世界に示したるものと謂ふべし。云々。
世界大戦の時は、青島攻撃軍に嘗て筆者と共に日露戦役当時第三軍に在勤したる兵藤氏が従軍したるを聞きしも、其の職名を詳かにせず。又浦鹽派遣軍には主として外交官をもつて組織したる政務部を置いた。此の政務部は主として外交方面の事務に従事したるも、亦國際公法の適用に關して其の権威たりしは勿論である(筆者も數ヶ月間此の政務部に派遣されて居つた。)
過去に於ける皇軍の行動は實に右の如く最も鮮かであり、所謂花も實もある武士的行動であつた。斯かる傳統的名誉を有する行軍の行動は今回の事變に際しても決して差異あるべき筈は無い。理論上事變は國際戦争に非ざるの故を以て、節制無き行動に出づるが如きは想像だに及ばざるところである。
唯だ、陸戦法規の適用に關し、茲に疑問の生ずるは領土の性質である。假りに之れを中華民國
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の領土なりとせば、國交断絶を来さず単に事變たる間は、未だ之れを敵國領土と称するを得ざるが故に、出征軍は如何なる程度に其の権力を行使すべきか、又南京政府の官吏は既に逃亡し、地方の民衆自ら自治政権を樹立したりとせば、國家として列國の承認無きも、戦闘地域を其の領土として取り扱ふべきか等の問題である。
宣戦の布告により事變が變じて日支戦争となりたる場合に於いて、北支一帯が依然として中華民國の領土なりとせば、問題は至つて簡単にして、我軍は之れを支配して軍政を施行し治安を維持するのみである。然れども事變として繼續中及び新政府の領土となりし場合には、其の地域に行使すべき軍の権力に多少の差異あるべきは明らかである。
日露戦役の際は戦闘の地域に性質を異にする三種類の領土があつた。即ち樺太の如き完全なる敵國領土と遼東半島及び東清鐡道沿線附属地の如き敵國の租借地と、満州一帯の如き第三國の領土があつた。樺太に關しては完全に我が占領軍の権力を行使したるは勿論なるも、租借地に關しては租借権其物の性質すら学者間に議論一定せず、如何なる原則に基きて之れを占領すべきかは問題であつた。筆者は遼東半島上陸後直ちに此の問題に直面し、又間も無く着手したるダルニー(大連)の整理に際して実際問題に逢着した(拙著日露戦役國際公法第二章三章)。又当時諸國は局外中立を宣言したるも、遼東以東は之れを除外し日露両國の戦場たらしめるが故に、所謂喧實奪主の観ありて、交戦國は任意に此の地域に活動したるも、其の権力の講師には純然たる敵地占領とは自ら異なるものがあつた。
今回の北支事變に於いても、其の交戦地域の領土の性質が曖昧なるに於いては、日露戦役当時の先例を参
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考にして之れに善処し、然も恩威併行、皇風をして六合に洽からしむるの用意あるを要す。
従来北支方面は日・満・支に微妙なる關係を有し、外交に政治に極めて複雑なる舞臺であり、事變の原因も一部は其処に在つた。故に平和克復の後は雨降って地固まり、明朗なる新天地を現出して再び颱雨の發生地たること無からしめねばならぬ。従って陸戦法規の適用に当たりても緩急宜しきを制し、傍ら戦後の政治的工作に關する其の地均しの役目を引受lくるを必要と考へられる。固より事變であり、戦争であるに拘らず、我が武士道の精神と殆んど一致する陸戦法規は完全に適用せらるゝは疑ひなきも、其の間事に輕重あり、絶大の権力を有する軍司令官に禁止事項の外は自由裁量の余地あるかは明かである。
陸戦法規の條項を北支の事情と敵軍の素質に対照して一々之れを論究するは、紙面の許さゞるところなるにより、筆者が茲に希望するところを一言に表示すれば、過去の二大戦役にて、克く陸戦法規を遵守して皇軍の名誉を輝かしたる如く、此の事變に於いてもこの點に注意を拂ひ、更に占領地住民に対しては軍律を厳重にし軍政に寛仁にすべしと謂ふのである。
凡そ遣外軍隊は一地方を占據すると同時に、軍隊の安全と作戦動作の便益を図るが為めに、無限の権力を有するが故に、軍司令官は其の占據地域内に軍律を發布して住民に遵由するところを知らしめ、軍隊の安全と作戦動作の便益を害する者には厳罰を以て之れに蒞み、同時に一般の安寧秩序を保持し良民をして安んじて其の生業に従事せしめねばならぬ。固より戦闘に關係なき事項は其の地従来の法規により、其の地方の官吏をしてその政務に当たらしめ、以て安寧秩序を回復維持瀬しむるを便宜とするも、事苟も軍隊の安危に關するものは最も厳重に之れを取締らざる可からず。假令ば一人の間諜は或は全軍の死命を制し得べく、一條の
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軍用電線の切断は為めに戦勝の機を逸せしめ得るのである。故に軍司令官は此等の危害を豫防する手段として、其の有する無限の権力を以て此等の犯罪者を厳罰に處し、以て一般を警めねばならぬ。故に豫め禁止事項と其の制裁とを規定したる軍律を一般に公布し、占據地内の住民に之れを周知せしむる必要がある。日清戦役の際は大本営より「占領地人民處分令」を發布して一般に之れを適用した。日露戦役の際は統一的の軍律を發布せず、唯だ満州軍総司令官は鐡道保護に關する告諭を發したるのみにて各軍の自由に任せた。故に各軍區々に亘り第一軍にては軍律の成案ありしも之れを發布せず、単に主義方針として参考にするに止め、第二軍には成案なく、第三軍にては確定案を作成したるもの総司令部より統一的軍律の發布あるを待ち遂に之れを公布するの機を失し、遼東守備軍は第三軍の軍律を参照して軍律を制定發布したりしが、後遼東兵站監は之れを改正して公布した。旅順要塞司令部は特に詳細なる規定を發布し、旅順口海軍鎮守府も別に軍律を發布し、第四軍にては一旦之れを發布したるも後に之れを中止し、その他韓國駐剳軍、及び樺太軍は各々軍律を發布した。
軍律に規定すべき條項は其の地方の状況によりて必ずしも劃一なるを必要とせざるも、大凡を左の所為ありたるものは死刑に處すると原則とすべきである。
四、敵兵を誘導し、又は之れを蔵匿したる者
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六、一定の軍服又は徴章を着せず、又は公然武器を執らずして我軍に抗敵する者(假令ば便衣隊の如き者)
九、俘虜を奪取し或は逃走せしめ若くは隠匿したる者
而して此等の犯罪者を處罰するには必ず軍事裁判に附して其の判決に依らざるべからず。何となれば、殺伐なる戦地に於いては動もすれば人命を輕んじ、惹いて良民に冤罪を蒙らしむることがあるが為めである。軍律の適用は峻厳なるを以て、一面にては特に誤判無きを期せねばならぬ。而して其の裁判機関は軍司令官の臨時に任命する判士を以て組織する軍事法廷にて可なりである。
帝國政府が屢々聲明する如く、我國は決して北支を侵略して我が領土となすが如き意圖を有せざるも、今回の事變によりて北平天津地方より支那軍隊を駆逐し、現に事實上その地方を占據し、戦局の進展に伴日、占據地域を拡大しつゝある。而して此の地方住民が自治政権を樹立したるとするも、我軍の支援無くしては一日も安定し得ざるは明かである。故に如何なる外交辞令を用ゆと雖も、此の地方は一時的にもせよ事實上我軍の占領地である。勿論日支両軍衝突の一時的現象に止まり、永久に之れを占領するの意思無きが故に此
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意味不明ですよね。
それをカタカナ表記で「フェミニズム」にすると、なぜ分からなくなるんでしょう。
単に意味を理解せず謎のカタカナ語として受け入れてるんでしょうか?
もしそうだったら流石に頭が悪すぎます。