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はてなキーワード: 絵コンテとは

2017-06-12

http://anond.hatelabo.jp/20170612113219

脚本絵コンテがすべてやと思うね。

この二つを抜きに、作画技法がどんなに進化しても、面白いアニメは生まれない。

諸星あたるメモ

ウィキペディア諸星あたるを見てたら予想外な話が多かったので以下コピペ

名前の由来

実在人物である漫画家諸星大二郎巨人江川卓の弟、江川中(あたる)に由来する(少年サンデーグラフィック上の原作者インタビューより)。様々な災厄に見舞われるという意味で「諸々の星に当たる」に、上記の名前をそれぞれかけたものであると考えられている。

諸星大二郎レンタルビデオ店に入った際、突然「よく来たな諸星!」と言われ、あたりを見ても近くに誰もいないので気味が悪くなって出ようとしたら「どこへ行く諸星!」と言われ、おもわず立ち止ったと言う。後になって分かった事だがこれはうる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーにおける面堂の台詞で、丁度レンタルビデオ店で流していたビデオだった。(高橋留美子展に展示されたイラストコメントによる)。

補足

銀河英雄伝説』で無類の女好きという設定のオリビエ・ポプランというキャラがいるが、彼はファンから「イゼルローン(同作品内に出てくる要塞名)の諸星あたる」とあだ名がつけられる[12]。後に作られたOVA版でのポプランの声優はあたると同じ古川登志夫となるが、これは製作が同じキティフィルムであったことと、ファンのつけたあだ名も知られていたからでもある。

アニメ版におけるあたるの歩き方はガニ股であるが、これはチーフディレクターである押井守最初に切った絵コンテの通りに作画されてしまったため(押井はガニ股でしか歩く絵が書けなかった)。押井は後に「そういう(あたるをガニ股に描いたような)ところが原作者逆鱗に触れたんじゃないかな」と振り返っている[13]。

なお余談だが、あたるを演じた古川登志夫は、「あたる」という名前の犬(シーズー)を飼っていた。

2017-03-20

AbemaTVCCさくらみてて

第三話のウォーター的なやつみてたら

主人公さくらがなんかめちゃくちゃ走るので、未来少年コナンみたいだなーって思って

wikipediaみたら絵コンテ演出片淵須直さんで

片淵須直さんのwikiみてたら学生時代未来少年コナン絵コンテをみて~みたいなくだりがあって

自分のなかでつながった感あった

2017-03-04

http://anond.hatelabo.jp/20170304083948

君の名は。」の最大の魅力は脚本だとずっと思ってたので、ちょっとすっきりした。

他の映画をあまりたくさん見ていないから偉そうには言えないけど、飛行機で何度もリピート再生して「君の名は。」の何にハマったかといえば、荒唐無稽な設定と、それをも吹き飛ばす脚本テンポだった。

物語設計絵コンテではない、新しい手法ビデオコンテとWeb記事にあった)を編み出し、その手法フォロワーを生み出した点も評価されたんじゃないかと思う。

長周期彗星地球の月軌道内に入ることも、その一部が分離して流星となることも、通常はありえない(重力潮汐力分子間力をSL9彗星比較してみればいい)けど、背景としての「周期性災害」に生々しい「地震」を避け、自身の強みである「美しい描写」が生える彗星を軸にし、矛盾点を全て吹き飛ばす力強さを脚本に持たせるのは並大抵のことではない。この「物語性」の強さには監督の「文学部出身としての強みもあると思う。

SFとして見るなら「インターステラー」のような科学整合性重視の対極にあるような映画で、それでも見ている間はバカバカさより感動の方が遥かに上回っていた。

一見関係なさそうに見える、神社奉納だって、繭吾郎逸話だって就職面談だって、全てが1つの物語として巧妙に練り込まれてる。そして「美しい風景」に指向されるよう、仕向けられている。

例の「天文学的描写ミスだって、より深いツッコミを避けるために意図的に入れたんではないかと勘ぐるほど。

君の名は。」を見て、ハマるアニメには「物語」が本当に、本当に、本当に大切だということ、そしてそれを生み出すのは過去の多くの「物語」の仕組みを知る深い教養必要ということに気付かされた。

願わくば、おそらく来年以降、ぼこぼこ増えるであろう柳の下の泥鰌関係者もこの脚本賞意味が届きますよう。

あと、ジブリとか「この世界の片隅に」は絵コンテ書籍化してるけど、「君の名は。」のビデオコンテも発売したら売れるんじゃないかとは思う。

2017-03-02

[] #17-3『ヴァリアブルオリジナル制作秘話

2.『ヴァリアブルオリジナル誕生の時

マスダ:自転車操業ですから企画がないのはさすがにマズイぞ、と感じまして。そこで無理やりにでも企画を作ろうと思い至ったわけです。

フォン:オリジナル作品ということは、元請けとなるコンテンツがないということで評価は未知数です。ましてやウチのスタジオオリジナル作品を作ったことがない下請け

ーーそれでも何もアニメ作らないよりはマシだったと。

フォン:傍から見れば理解に苦しむかもしれませんが、そうなります

シューゴ:低予算から有名なスタッフを外から雇う余裕はない。というより、時期的に他のところに持っていかれているから手遅れなんだけどね。オリジナル作品、かつ有名なクリエイターもいないので求心力はない。つまり期待値は作り手にとっても受け手にとっても、まるでない状態だったわけだ。

フォン:本当に、企画の水増し目的でしたね。それでもないよりはマシだってうつもりの延命措置というか。

ーーでも、それがまさかの大当たりをしたんですね。その要因は何だと思いますか。

シューゴ:一部の表現方法好意的に受け入れられたことかな。既存演出方法を、作画枚数を減らすために多用しまくっただけなんだけどな。むしろスタジオ個性だと言う人もいるが、もしかしたら皮肉で言ってるのかもしれないな(苦笑)

ーーいわゆる“リミテッドアニメーション”ってやつですね。

シューゴ:リミテッドってあんまり好きな言葉ではないけれど、まあそうだな。日本アニメは「楽をしたいけど楽をしていると思われたくない」って意識の結果生まれた、コストパフォーマンスに優れた手法豊富から。そのノウハウをフルに活かせば、少数でもそれなりのもんは作れるわけだ。うちのスタジオ、数だけはこなしてきた分そういうのは得意だから

ーー“日本リミテッドアニメーション”を大いに感じる作りではありますが、逆にジャンプカットやボイスオーバーなどはヌーヴェル・ヴァーグの影響を強く受けているように感じました。

シューゴ:お、ヌーヴェル・ヴァーグだって分かるんだ。ジャンプカットやボイスオーバーは、アニメだと作画の枚数を減らすのに便利な演出方法からな。○○○○制作アニメとかがよくやってる。

フォン:ああ! いきなり本筋と関係のない話を長々とし始めるシーンよくありますけど。あれヌーヴェル・ヴァーグの影響なんですか。てっきり『女子ダベ』への当てつけかと思ってました。

シューゴ:まあ、それもある(笑)

マスダ:まあ、それはそれでいいんですが、さすがに背景美術とか、音楽すら社内でやったのは後悔しています。かろうじて経験のある人にやらせたから、体裁は保っているがチープ感は拭えなかった。今ではちゃんとした専門スタジオに頼んで高品質ですが、音楽に関しては今でもいくつかの曲はコードそのまま。

シューゴ:あのBGMって、確か『女子ダベ』の会話シーンで使われてたのをアレンジして『ヴァリアブルオリジナル』に使ったんだよな。「日常モノとか、コメディでよく流れてそうな、やる気のないBGM」とか言われているが、さすが熱心なファンは考え方がシャープだ。

ーー大衆音楽コードという視点では評価しませんからうまいことアレンジしているなあと感心しました。ですが、チープというのは謙遜しすぎかと(笑)

シューゴ:当時は実際問題チープだったからなあ(笑) 目を背けても仕方ない。脚本すらない状態絵コンテ書いたから、展開も思いつきで話進めたし。

ーー脚本なしで書いていたんですか!?

シューゴ:まあ、大なり小なり話を監督が肉付けするケースは珍しくないけどね。ただ、大まかなプロットすらない状態でやらないといけないのは初めて。○○○さんレベルの人はやってるらしいけどね。俺は普段だと脚本家や他の話数を担当する監督とかに入念に相談とかするんだけど、その時は俺一人だけなんで「これでいいのかなあ」って思いながら描いていたなあ。

(#17-4へ続く)

2017-02-28

[] #17-1『ヴァリアブルオリジナル制作秘話

カードゲームも近年で世界大会が開かれるなど、ますます勢いを増す“ヴァリアブルオリジナル”旋風。

今回はその先駆けとなったアニメ『ヴァリアブルオリジナル』が作られているスタジオにお邪魔し、プロデューサーのフォンさんとマスダさん、監督シューゴさんにインタビュー

1.『ヴァリアブルオリジナル』の持つ意味

ーーこの『ヴァリアブルオリジナル』というタイトルですが、これは本作の世界観象徴する、何か特別意味はあるのでしょうか。

マスダ:うちのスタジオはこれを作るまで、漫画小説など原作があるものアニメ化してきました。つまり、自社にとって初の「オリジナル作品なんです。オリジナルは柔軟な話作りをしやすい。つまり「ヴァリアブル(変化しやすい)」ということです。

ーーなるほど、オリジナル作品に臨むスタッフの意気込みをタイトルにしたんですね。

フォン:勿論きっかけというだけで、作っていく段階でちゃんとタイトルと関連性を持たせた話にしているので、ファンの方々の熱心な考察的外れってわけではないです(汗)。

2.「あのスタジオが作った」と言って欲しい

ーー作っていく上で、何らかの拘りはありますか。

フォン:本作に限ってはうちのスタジオにいるスタッフだけでほぼ作っています。うちの普段制作ですと、何割かの作業はその都度フリーランスの人に依頼したり、別の専門スタジオに任せることが多いんです。でも、それだとアニメスタッフ単位で語られることはあっても、スタジオ単位では語られない。

マスダ:自社でオリジナルを作るからには、うちのスタジオ象徴するアニメが作りたくて。受け手が「あのスタジオが作った」と言ってくれるようなアニメを作りたかった。ポテンシャルがあるという自負はありましたし、作品を通してそれを伝えたかったんです。

3.だからこそ作れた

ーーでは、監督にお聞きしたいのですが、自社のスタッフのみで作るという試みは大変でしたか

シューゴ:いえ、むしろ楽だったことのほうが多いですね。スタッフとの連携も取りやすかった。

マスダ:自社のスタッフだけで作っているので、スケジュールの把握が簡単で、管理もしやすかったのが大きいでしょうね。

シューゴ:あと、役割の簡略化もあります。例えば、普段ですと脚本家や他にもいる監督相談して絵コンテプロットを考えるんですが、本作は自分一人でやってます脚本を作ったり、他の監督相談するというタスク排除したことで、のびのびと作れるので作業が捗りやすい。

ーーえ!? お話監督一人で考えているんですか!

シューゴ:作画も何回か兼任したこともあります。まあ、大なり小なり監督がやってきたケースはありますよ。あの○○○監督とかも、絵コンテ描きながら話を作るタイプですし。

フォン:アニメ制作は分業制が基本ですが、それ故にどこかが難航すると他の作業もそれに引っ張られます。それを出来る限り軽減したスタッフ配置やスケジュール管理を徹底することにより、一定クオリティを保ち続けて視聴者の方に提供できているわけです。

4.『ヴァリアブルオリジナル』がウケた要因とは

ーーファンの方々も様々な考察をしている本作ですが、皆さんから見て本作が評価されたのは何が起因していると思いますか。

マスダ:そうですね。スタジオ個性が色濃く表現されているのは先ほども言いましたが、それに対して基本は王道ファンタジーなのが、かえってよかったのかもしれません。

シューゴ:それはあると思いますプロットは非常にシンプルですから子供たちにも理解やすく、ある程度ファンタジーに慣れ親しんだ層には現代技術アニメ化されたものが新鮮にうつったのではないかと。

フォン:子供大人も楽しめるってのは意識しましたね。特に主人公や仲間たちの言動に関してだけは、ワタシからもある程度は意見しました。

シューゴ:さすがにシンプルすぎるかなと不安になった時期もありましたが、結果として評価されたので安心しました。特に巷では主人公が一番人気なようで、ちゃんと意図して活躍させているのが功を奏しているなあ、と。

ーー特に主人公の「ジャストコーズ、オン!」は子供もよく真似をしているのを見ますね。

マスダ:カードゲームでは、「ジャストコーズ」が勝利を指した言葉(※1)になっています(笑)

※1…主人公が持つ独特なパワーのこと。これを発動した際の勝率100%であることからファンの間では「ジャストコーズ=勝利」という意味合いで使われている。この際に流れるBGM「私には正当な理由があります」を聴いただけで頬が緩むファンもいる。

シューゴ:まあ、間違ってはいませんけど(笑)

フォン:(笑)

(#17-2へ続く)

2017-01-11

http://anond.hatelabo.jp/20170110153730

そうですね、アニメは毎週あるし、その間も違う仕事もしなければならず相当大変な仕事だと思います絵コンテ状態で声をあてたりすることもありますし、、

2017-01-09

http://anond.hatelabo.jp/20170109001427

これ絵コンテの枚数、相当多いねって感じで良かったです。

ストーリーは1話目としては普通というか、物語の導入でしかなかったので、2話以降に期待ですね。

2016-12-11

ヤマカンさん『Wake Up, Girls!降板までを超大雑把にまとめてみる


【速報】『Wake Up, Girls!』新プロジェクト始動! | アニメイトタイムズ


推測だが、この時期にWUGプロジェクト降板が決定したことからくるものだと思われる。

山本です。

今日、このブログの開設をもって休養を明け、復帰とさせていただきます

関係各位、及びファンの皆様には今までご心配をおかけして申し訳ございません。

6月は家から出られないほどの体調だったのですが、いろいろな方々の篤いご支援を賜り、予想以上に恢復が早まりました。

あと働かないと食べていけませんので(笑)

とは言え、完全復帰を宣言する自信はまだないので、これから徐々に仕事量を増やしていこうと考えています

今後も皆様のご指導ご鞭撻のもと、がんばっていきたいと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます

このブログもよろしくお願い申し上げます

山本寛 - 復帰します。 - Powered by LINE


その後、映画君の名は。』や『聲の形』、『この世界の片隅に』などをブログ上で絶賛したり、海外を含めた講演会の開催、岡田斗司夫氏とのニコ生での対談などを行う。

山本

 6月までの1ヶ月間は、本当にやばくって家から出れなかったんですよ。家と一番近くにあるコンビニ。歩いて本当100mもないコンビニを往復してたっていうだけ。で、1ヶ月過ごしました。本当に何もできなかったですね。

岡田

 何でそんなに傷ついたの?

山本

 もう心が折れたっていう、それが大きいですね。

岡田

 もう、俺のアニメは終わってしまったと。

山本

 それはちょっと概論的なんですけど、具体的に政治的人間関係もつれとか、そういうのがぐちゃぐちゃっとあったんですよ。

『君の名は。』が”萌え”に支配されたアニメ業界から僕を救った――山本寛・アニメ監督への復帰を語る


そのほか、2016年10月アニメでのスケジュール破たんなどのニュースを受け、Web上でアニメ界の問題点などを指摘するなど、そこそこ元気に活動

もう誰かが言わないとホントみんなが死滅するので(ヤバいんですよ!)、誰も言わないなら俺が言うよ、どうしてTVアニメボコボコ落ちているのかと言えば、簡単な話で、

制作プロデューサー独立による制作会社の分離、分社の激化。そして各社の営業に対する受注本数の増加。

・それに伴う1社当たり、および1ラインあたりのクリエイター制作進行スタッフ相対的な減少。

・その現状に対するプロデューサー管理能力の決定的な欠落。

まり全部、プロデューサーの我儘です。

山本寛 - プロデューサー2 - Powered by LINE:


さらに、以下の内容をツイート。(当該ツイートは削除済みである。)

「これまでの」WUGはやっぱり、もう終わりだね。 思えば僕も期待しすぎたところがあった。そこは深く反省し、後悔もしている。 「これから」に関しては、もう考える気が起きない。

これをきっかけに、アニメライター中里キリ氏とツイッター上で口論

中里キリ氏はWUGについてのインタビュー記事などを多く執筆しており、互いに好意的関係であったはずである

時期的に新章の制作は決定済みであると思われるため、中里氏がこれを知ってた上で発言したのならば彼にとってはかなり精神的にくるものであったのは想像できるし、知らなかったのならばそれはそれで業界人としてどうなんだという山本氏の言い分も納得できなくはない。


 

ヤマカンさんには細田守監督並みの復活劇を見せてほしい。がんばれ

2016-12-01

http://anond.hatelabo.jp/20161201044807

映画遊郭リンエピソードカットされたのは、予算と尺の都合でプロデューサーから説得されたからで、監督は当初リンエピソードも含めた原作丸丸の絵コンテを作って、全部映画にする気まんまんだったんだけどな

今後、売上げと評判が伸びればカットされた部分もアニメ化されるんじゃないの

2016-11-15

絵コンテネット販売してくんねぇかな。

超有名作とかしか絵コンテって販売されないじゃん。

コミケとかでTVアニメ1話分だけ販売とかはあるけどさ。


正直全シリーズ絵コンテPDFでもなんでもいいかネット上でもいいか販売するようにして欲しい。

特殊事情欠番です、とかあってもいいけどなるべく売ってくれや。

単なる俺の要望です。

赤字でも知りません。でもまぁ売り始めなきゃ市場なんて作れないと思うんだよね。

2016-10-11

今期のアニメ好きな人おすすめスペース☆ダンディ

10月ももう10日となって、秋始まりの新作アニメの第1話があらかた放送されましたね。

今期は例年と比べても各制作会社入魂のバラエティ豊かな作品が揃っていると思います

3月のライオン

シャフト制作と発表されたときはいくらか悲嘆の声も聞こえましたが、蓋を開けるとなかなか評判が良いようです。

特に絵本水彩画の様な淡い背景が羽海野チカさんによる原作空気感再現しており魅力的ですね。

この作品美術設計担当したのは、「とんがり帽子のメモル」や「楽しいムーミン一家」のキャラクターデザイナーである名倉靖博さん

ん?名倉靖博




そんな名倉靖博さんが演出絵コンテを手掛けたのがスペース☆ダンディ第21話「悲しみのない世界じゃんよ」。

ある時ふと気づくと辺境惑星リンボにいたダンディが、不思議な住人に案内されその星の真実に近づくというお話です。

バイクの様な宇宙人哲学する大きな巻き貝、喋りだす飴、モーニングベールを被りリュートをかき鳴らす鳥人

幻想的な夢の中のような世界観が独特の美術と共に描かれた、スペダンの中でも指折りに個性的な一本です!


フリップフラッパーズ

今期は特に変身美少女ものが多いですが、その中でも最も個性的なのが新進気鋭の制作会社3Hzが送るこの作品

1話では若手からベテランまで実力派のアニメーターが集まり、今期随一のアニメーションを見せてくれました。

監督は今回が初監督の押山清高さん。元は若手ながらヱヴァジブリに参加するアニメーターでした。

ん?押山清高?




そんな押山清高さんがなんと一人で脚本美術設定・作画監督まで手掛けたのがスペース☆ダンディ第18話「ビッグフィッシュはでっかいじゃんよ」。

賞金5000万ウーロンの幻の魚ムーナギを捕まえるため、訪れた星で出会った小さな女の子と共に奮闘する話です。

おとぎ話のような物語ビジュアルで、フリップフラッパーズに通じる押山さんの世界観が前面に出ています

東映大長編から続く日本アニメーションの魅力を再確認できる一本です!

ユーリ!!! on ICE

オリジナルアニメの多い今期でも一番のダークホースだったのがこの作品

男子フィギュアスケートを題材とし、漫画家久保ミツロウと、峰不二子という女などの監督を務めた山本沙代がタッグを組み、

実写を参考にした滑らかなアニメーションフィギュアスケートの演技を見事アニメーションに落とし込み、性別関係なく楽しめる良作です。

ん?山本沙代




そんな山本沙代さんが絵コンテ演出を手掛けたのがスペース☆ダンディ20話「ロックンロールダンディじゃんよ」。

ふとした事で宇宙覇権を争うジャイクロ帝国総統ジョニーと、その正体を知らずロックバンドを組むことになったダンディの熱いバンドムービーです。

この回ではゲストキャラクターデザイン原案上條淳士を迎え、全体の作画演出でも彼の作品意識

劇中歌作詞作曲には向井秀徳を起用。分かる人には分かる音楽ネタを交えつつバカと真面目をどちらも全力でやり切ったパワフルな一本。

ちなみに山本沙代さんはこれ以外にも2話の絵コンテ演出OP曲ビバナミダのPVも手掛けております

2016-09-10

アニメオリジナル絵コンテ大賞みたいなのってないの?

漫画ならネーム大賞ってのがあって、絵が下手な人でも原作として漫画作れる新たな才能をどんどん発掘してるじゃん。

アニメでも絵コンテ大賞っての作って、大賞は映画化決定にして90分のオリジナルシナリオ絵コンテ一般から募集すればいいのに。クールジャパンなんだし。

有名アニメ絵コンテ集見て、俺も描きたいって人や描き溜めてる人も結構いるんじゃないの?

宮崎吾朗だって素人状態からゲド戦記」の絵コンテ描いたんだから

アニメ業界の人はやっぱり「アニメーターとして下積みの経験絶対!」とか思っちゃってるの?

2016-06-08

双星の陰陽師、評判があまり芳しくない原因

・紅緒様のペットがウザい

ろくろは悪くないのに雛月の事件自分のせいとウジウジする所

すばるのたゆんたゆんおっぱい鼻血出したけど繭良には無反応な所

陰陽師なのに記号を振り翳すだけのワンパターン戦闘

戦闘演出絵コンテダサい

・悠斗の中の人が女っぽい

梅津泰臣OPそのままのシーンが一切ない、というか関わってない

ろくろの歯がギザギザ(虫歯かな?)

ホモ展開を期待させる内容なのにホモ臭い展開がない

・ちょこちょこアニメオリジナル展開の為テンポが悪くなる

・実は強かったのに頑なに出し惜しみするろくろ

・そのろくろ優柔不断さが原因で亮悟を始めとした陰陽師仲間が苦しめられてるのに棒立ち

・清弦がクズの上声が合ってない

・股間に響かない

制服着てるのに学校外の話ばかり

・繭良のかませ感

・前回あんなに仲良かったのにリセットされたかのような次回のろくろと紅緒様の関係

・敵がダサいし回を経るごとに弱体化してる



要は見ててイライラするアニメなんですよねえ。紅緒様も繭良も女の子は一様に可愛いんですが何せ股間に響かない。いや響いてたのに段々そんな気分じゃなくなってきた。

雛月寮の女子メンバーヒロイン級なのにモブからイスカ並のモブに厳しいアニメだった事は悲しい以外の感想が生まれなかった。

もっとえっち好きな主人公だったらこのムズムズ感も消えるんだがなあ。

2016-05-09

http://anond.hatelabo.jp/20160509105534

アニメ監督なんて両方の指でなんとか数えられる程度(10ビット以内)しかいねーんだから、その悪いとされる監督なんて代名詞ではなくて実名挙げられるレベルだろ。

で、実際はアニメ監督アニメパクリみたいなのしか出来ないのはごく一部で、知識や教養として映画をちゃんと見てる人間殆どやと思うで。

でもな、結局現場で手を動かす人間にそこら辺を上手く伝えられるかというところが重要で、アニメであれば絵コンテを書く人間教養が無くて、監督ディレクションできなければ結果として「劣化コピー」のそれが出来ることになる。

成果物がそれならディレクション能力責任が負われるものだとされるけど、深刻なのは現場ポテンシャルのほうよ。

貧して鈍してるアニメーターの人々にストレートに教えることが出来る能力は、監督ではなく宣教師のそれや。

アニメ監督にそれを求めるのはどうよ? いや、監督マターである部分もあるんだけれども。

2016-03-22

あなたが実写進撃の巨人を見て悪口を言うべき3つの理由

1.私に新しいシキシマ成分を与えるため

以上です。

3つもあるはずがない。

とりあえず前編の本編時間の90分とレンタル代の500円を無駄にする代わりに10分くらい無駄にしてこのエントリを読んでくれ。

最初にシキシマ説明だけしておくと、シキシマとは実写進撃の巨人に登場するオリジナルキャラクターであり、大体はリヴァイ立ち位置であるが、どうやらエレンの兄(伏線はあるが説明はない)で最後自分のオンナにしたはずだったのに結局初恋の男であるエレンに奪い返されてしまったミカサに「あなたの壁は?」とくそぺらっぺらな言葉を投げかけられることによりラスボス無理心中を図ったもっさりヘアにダサいヒゲを生やした埃っぽい長谷川博己のことです。

去る2015年9月1日、見えてる地雷でお馴染みの実写映画進撃の巨人(前編)」を私はわざわざ一人で見に行った。

そして、開始10分で「クソ映画だとわかっていながらファーストデーの映画料金である1100円と上映時間の90分をわざと無駄にした」ことで神の怒りを買い、その罰として拷問を受けていることを理解した。

なんとこの映画、「文明の廃れた地球っぽいとこで壁に囲まれ暮らしているバイトの続かないどう見ても20代半ばの三浦春馬不発弾の上で飛び跳ねながら『俺が活躍する場所はここじゃねえ。東京ヒップホップで食ってく』旨の発言をしているのを水原希子が惚れてる目で見てる」という絵に描いたような大学生恋物語を見せられるところから始まる。

開始10分ですでにクソ映画。求めてたものとまったく違うじゃないか。

確実にこの先80分クソ映画を見せられるという気付きをどうしたって得るでしょこれ。

ああ、無念、私は拷問を受けることになったのだ。

私、クソ映画を見せられここに眠る

そもそもにして私は進撃の巨人に触れたことがほとんどない。

なぜ見に行ったのかというと、進撃の巨人原作が好きな友達映画を見た上で「メディアミックスにおいてストーリー面のみで批判されるのは納得がいかない」と言っており、「じゃあ原作ストーリーを知らない人間(私)が見れば原作とは関係なしに映画として面白いのではないだろうか?」という気持ちが起こったかである

とりあえず先に結論から言うと、めっちゃソ映画なんで「大切な家族人質に取られその解放条件としてこの映画を見せられている」くらいの気持ちで見ないと死にます絶対です。純粋面白さに対する期待はすべてその手で殺してください。よろしくお願いします。

話を続けます

かくして、1100円に対する貧乏性と事前になんとなくこの事態予測していたために逃げられないように自分に課した「その直後に上映されるジュラシックワールド映画の席を取ることにより今出て行ったらどうにか時間を潰さなければもう1100円を無駄にする」という枷と罰だというなら受けるしかないという決意のために、私はその後80分の拷問を受け入れることにしたのだった。

その後、

「『壁外に巨人なんていないことを証明してやるぜ』と自分に惚れてる女にいいところを見せるためというアホなヤンキー青春映画文法により水原希子とオマケの本郷奏多を連れて壁の近くに行く三浦春馬

すると壁を守ってる兵隊に見つかって捕まりそうになったので反撃するアホなヤンキー青春映画文法そのままの三浦春馬

兵隊のお偉いさんであるピエール滝が知り合いだったというアホなヤンキー青春映画文法で助かる三浦春馬

そしたら壁よりめっちゃおっきい巨人が現れてドーンって爪先蹴りで壁が破壊されて3メートルくらいの穴が開いたのでそこから量産型どう見ても人間が演じている設定上知能のないはずなのに人間っぽい動きしかしない巨人』がいっぱい入ってきて人間を食い散らかす」流れを

監督による『俺が考えた最強にかっこいい巨人による殺戮グロシーン』というぺらっぺらの演出で見せられる拷問を受け、

神様に「違うんです。無駄にするつもりはなかったんです。面白いかもって思ったんです。本当です」と何度も心の中で謝罪をする。

この映画原作ストーリーがかけ離れているうんぬんはとりあえず置いておいて(私が原作ストーリー知らないし)、

脚本が下手、演出が下手、映画としてすべてが不完全で、

予算以外すべて『映画を撮ったことがないくせに自分のおつむの中でだけ一流だと思い込んでる高校生レベルで本当につらい。

んで、「水原希子巨人に食われて死んで(当然死んでない)、守れなかった女の仇を取るためにもう一つ壁の内側で兵隊になるというアホなヤンキー青春映画文法を辿る三浦春馬本郷奏多、あといっぱい」が出てくる。

作中ではさくっと2年が経ち、ようやくヒップホップ信者三浦春馬がきちんとした目的意識を持って動き始めたかと思いきや、

素人の寄せ集め兵隊集団の同じ班である無意味好戦的三浦貴大煽り合いで喧嘩をする」という統制の取れてなさを猛烈アピール

このことにより、アホなヤンキー青春映画文法永遠に終わらない気配を見せつけられ、絶望がより明確に。

この辺りで大きな声で「乳首」とか「性器」とか「こんなの初めて」とか言ってくれる石原さとみが現れてほんの少しの救済が図られるが、焼け石に水とはまさにこのこと。

巨人から一番外の壁を奪取するために内側の壁から出た三浦春馬たち

(この辺りでモブキャラ巨人つえー演出のための使い捨てとして登場するがほとんど全員が無能なのでサンナギくんという作中唯一の良心だけ覚えておいてくれると私が喜ぶ)

(この際食料がない設定なのにサンナギくんがデブとか非常に些細な問題

が当然のように兵隊とは思えないクソみたいな働きにより巨人殺戮されまくる」辺りで場面転換。

突如、「よくわからない地下のような空間(今後もう一度出てくるが説明はない)で全身を逆光で陰を作り、めちゃくちゃ日本人体系のおっさんがめちゃくちゃもた…もた…と装備を確認する」シーンが挿入される。

監督の『俺が考えた最強にかっこいい最強の男の映画内登場シーン』という意図は察せられるものの、

どう見てもダサい

めっちゃダサい

まじでダサい

「地上で三浦春馬たちが死にそうなのにのんびりと自分かっこいいアピールをする日本人体系のおっさん」という演出の下手さにより生み出されたスベリ要員。

それが、シキシマである

もうね。光明光明。わかる?わかるよね?当然わかるよね?私は神によって天罰を受けていて、その天罰がまだ半分もあるのかと絶望を味わってた時にね、現れたわけよ救世主が。私を拷問から救ってくれる男が。もうね。するよね入信。するよね信仰。当然だよね。この男により私の1100円と90分が救われるんだって思ったらね。感謝するよね。当然ね。

まり、その瞬間、シキシマは私の神になった。私が無駄にした1100円と90分を救ってくれた神に。

カルトに入信させる時、相手を極限状態に追い込んで判断能力を鈍らせるって手法があるって聞いたことがあるんだけど、まさにそれだったってわけ。

ついでに本当に監督演出下手なので、たぶん監督の中でキムタク役であろうシキシマの初セリフ巨人を倒した後の

「たまにはいい女の巨人に会いたいねえ」なんだけど、

スルーされた上に大して誰にも称賛されず、さらにその後続いて出てきた巨人を前にその場にいたモブキャラたちに今しがたの功績を完全に無視されて「もう終わりだあ」とか言われます

最高。

キムタク役のもっさり髪型おっさん最高。

スベリ要員確定。

その後「シキシマ三浦春馬を見初めてさっきの地下空間に連れていき、婚活パーティーよろしく三浦春馬にかっこいい俺を猛烈アピール

シキシマ巨人を倒せてなおかつ死んだはずの水原希子を連れていただけでなく巨人を倒せるほどに成長させていたために三浦春馬は猛烈に心酔」し、

こうして私は三浦春馬と一緒にシキシマ教徒になったのであった。めでたい。

それからリンゴ大好きシキシマくんによるリンゴ食べさせタイム」を経て、

まあその後はわりとどうでもいいんだけど

三浦春馬と既成事実作ろうとしたシングルマザーホラー映画のえろいことした奴から死ぬ法則に基づき巨人に食われて死に、

ついでにそこで先にセックスしてたいちゃつき方が電車内のうざいカップルであるモブ二人もその法則に則って死に、

他にもいっぱいモブが死に、

三浦春馬ビルの上で巨人が出てきてるのに自分は一切戦わずに指示してくるシキシマに従ってなんとか巨人を倒すものの多勢に無勢で死にかけたところ巨人覚醒して暴れて残りの巨人をぶち殺す」

というのが大体の前編のストーリー

ソ映画、ああクソ映画、クソ映画

でもクソ映画しか私の教組であるシキシマが出てないんだから、みんなにシキシマ認知してもらうにはこのクソ映画を見てもらうしかなくない!?

しか今日ついさっき後編のブルーレイが届いてそこに豪華版だからついてる絵コンテ集を読んでしまえば私は新しいシキシマ成分を得ることができなくなるんだよ!?だったらこの世のありとあらゆる人間にシキシマ認知してもらうために映画を見てもらって、まあうんもう称賛されないことは理解してるから称賛しろなんて贅沢は言わないので批判でもコキおろしでも何でもいいから私に新しいシキシマを見せてよ!あなたの目から見たシキシマは私にとって新しいシキシマからそれを感じさせてよ!お願い!

って思ってこのエントリを書きました。

ついでに前編を凌ぐクソ映画の後編では

「国のお偉いである国村隼が芋女が落とした芋をわざとらしく踏んで悪役アピールをしたのでミスリードかと思ったらまじで悪役でなおかつ最初に壁壊した巨人ラスボス」で、

「その国村隼にレジスタンス扱いされてたシキシマミスリードかと思ったらまじでレジスタンスで実は巨人になれ」たり、

私がシキシマ教徒の先輩だと思ってた「水原希子全然シキシマのこと好きじゃない」のに

そんな「水原希子三浦春馬に敗れたシキシマがぺらっぺらの言葉をかけられて国村隼に最初不発弾を抱えて突っ込んで無理心中」をしたり、

無意味に「三浦貴大が死んだ」り、

カップリング厨の監督による先の電車カップルと同レベルのアルサシャのいちゃいちゃを見せられたりするけど、

後編のシキシマははっきり言ってただのDV男なので見なくて大丈夫です。

とりあえず前編を見てくれ。

そして時間と金無駄にした本気のヘイトを見せてくれ。頼んだぞ。

何でもいいからシキシマ認知した人によるシキシマへの感想が見たいんです。よろしくお願いします。

2016-01-11

石浜真史劇場アニメ監督作としての「ガラスの花と壊す世界

ガラスの花と壊す世界」見てきた。

結論から申し上げれば、大ヒットは見込めないんだろうな、という感じ。決して駄作というわけではなく、見ごたえはあったのだけれど。

感想

泣きゲーっぽい雰囲気

キャラクターが非常にかわいく描かれている

コンピュータ用語を多用した少し入り組んだSF作品コンピュータ用語使うのは少し寒いというか陳腐というか。

・短い尺なので集中力が切れずに見ることができた。(途中に挿入歌の長いパートがあるが)

・全体的に映像が美麗で味のあるレイアウトが多い。

・終盤にいろいろと展開がひっくり返ったりまた返ったりとごちゃごちゃするのでついて行くのが大変

さて、この作品原案ポニーキャニオンが行った「アニメ化大賞」で大賞を勝ち取った「D.backup」という作品

そして上映時間は67分。おそらくはこのアニメ化大賞という企画において、ようやく取ることができたのが「劇場60分」という短い尺なのだろう。

そして、このアニメ化企画を引き受けることとなったのがTVアニメ新世界より」で監督デビューをした石浜真史氏。ポニーキャニオンとは「新世界より」で繋がりがある方。

というわけで、石浜真史氏が劇場アニメを初めて手掛けるということで、彼はいったいどういったアニメーションを作ろうとしたのか、Web劇場パンフレット掲載されたインタビューなどを参考にして、浅く簡単に書き連ねる。

(※この文章は筆者の独自解釈がふんだんに盛り込まれています。)

石浜真史演出経験

実は石浜氏は演出経験がそんなに多くはない。元々はアニメーターであり、原画作画監督キャラクターデザイン仕事をしていた。90年代から活躍するベテランである

かみちゅ!」「NHKにようこそ!」「東京レイヴンズ」「ヤマノススメ セカンドシーズン」など、OPED職人としてその演出評価されているものの、実は本編の演出をし始めたのは最近のことだ。

初めて本編の絵コンテを手掛けたのが初監督作の「新世界より」(2012年)、そして自分の描いた絵コンテを初めて自分演出したのが「四月は君の嘘」第5話(2014年)と、かなり最近だ。

であるから、この「ガラスの花と壊す世界」を手掛けることでようやく石浜氏は「演出家」を名乗れるようになった感じだ。

何を描くのか

原案存在するものの、はっきりとした原作はなく、さら原案からかなりアレンジしてもよいという自由環境の中で、石浜監督は何を描くことにしたのか。

自由という言葉だけでは何もとっかかりが無いので、A-1 Pictures石浜監督はまず企画方向性を探らなければならなかった。

そして企画を持ってきたポニーキャニオンプロデューサーから引き出せたのが「最初マーケット男性に絞りたい」「とにかく泣けるものにしたい」というものだった。

これを踏まえたうえで、石浜監督原案を見て感じ取った「キャラクターの立った物語」「『知識の箱』という世界観」という要素を広げて作品を作ることにした。


結果として、石浜監督がこの作品を作る上で重きに置いたのは「いかにキャラクターをかわいく見せるか」ということだった。

プロデューサーの「リモは絶対に守りたくなる存在にならなければならない」という発言を聞き、これは外せない点であると考えた。

そして、リモをはじめとしたキャラクター感情を中心に描き、泣ける物語にするという目標を軸に、石浜監督センスでさまざまな要素を盛り込んでいくことになった。

劇場パンフレットでも「すべてはリモのため」という旨の発言がある。

リモという存在デュアルとドロシーにどういった変化をもたらし、この3人の関係がどう変わっていくのか、それを描いたのが「ガラスの花と壊す世界」なのである

終盤の怒涛の展開も、SF的な入り組んだ設定も、すべてはリモというキャラクターバックグラウンドを固めるためのものなのだ

「泣ける物語」にするために固めなけらばならなかった背景のひとつにすぎないのだ。

新世界より」では壮大なテーマを持った物語を扱った石浜監督だが、今回は少し違った点に重きを置いたことになる。

制作における詳細なことはパンフレットに書かれている)

石浜監督もつ強みとは

さて、石浜監督の魅力とはなんだろうか。一言でいえば「オシャレ」なことにあると思う。

独特の感性だとか、常人でない発想とかそういったものとは少し違う意味でのセンスの良さが石浜監督にはある。

そういった意味では、同時に劇場公開されている尾石監督の「傷物語」と対比構造にあるのかもしれない。(尾石達也石浜真史専門学校の同期らしい)

何をどう見せればグッとくるかを非常によくわかっている。映像で見せる技術がとても高い人物だ。

今回の作品では全編石浜監督絵コンテを描いており、とにかくグッとくるカットがひたすら続く。興がそがれるダサいレイアウトが全く無い。

それに加えて、スタッフの人選にもオシャレさが発揮され、何を誰に任せるといいかという判断にも石浜監督センスが現れている(今回でいえば世界コンセプトデザインでの六七質さんの起用など)

そして、デザイン全体がすべて意味を持つように映像構成されるように考えられているのだ。

非常に意地悪な言い方をすれば、リモとの出会いと別れの物語を描いた67分のPVである

さらプラスアルファの要素として、石浜監督フェティシズムがにじみ出た少し艶めかしい人物描写があり、繰り返しの視聴に耐えうる映像に仕上がっていると言えるだろう。

オリジナル劇場60分という短い尺でキャラクター感情の動きを描き切るのはかなり無理があるものの、その映像表現力でどうにか補完したような印象である

結果として、作品として非常にまとまりのあるものとなったものの、映像を見る視聴者の感じ取り方にかなり委ねられたものになっている。

この物語をいかに噛み締め、咀嚼するかは自分次第だということだ。押し付けがましい映画ではないので、気楽に劇場へ足を運んでみてはどうだろうか。


参考

劇場パンフレット

石浜真史(アニメーション監督)(Rooftop2016年1月号) - インタビュー | Rooftop

「自由に作れる」ということの難しさ、「ガラスの花と壊す世界」石浜真史監督&プロデューサーインタビュー - GIGAZINE

2015-12-27

覚えるべきアニメスタッフ

監督・・・アニメ制作ボスに当たる部分、ここは重要

脚本家・・・当たり外れの大きな部分、ここは必ず覚えよう

絵コンテ演出・・・各話の基礎となる部分、ここは質にもこだわるべき

作画監督キャラクターデザイン・・・何より大事な全体の絵柄を決める役職、ここは重要

原画マン・・・絵や動きは彼らが描く、ここは大事

プロデューサー・・・ここがダメになると他のスタッフダメになる、ここは妥協出来ない

美術・・・番長く目にする。アニメ内の世界観イメージを決める大事なセクション

音響監督声優・・・耳に触れる部分、ここに金をかけると幸せになれる

色彩設計・・・これがダメだとどんなアニメを作ってもダメ。いい人を見極めろ

2015-11-28

ねとらぼハッカドール記事ツッコミを入れる。

監督演出絵コンテ作監原画、全部俺! アニメハッカドール」のスタッフロール無双すぎる

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1511/28/news018.html

放送中のアニメハッカドール THE あにめ~しょん」の第9話にて、監督のげそいくおさんが絵コンテ演出作画監督原画を1人で兼任。その凄まじさがネットで話題になっています

 監督のげそいくおさんは以前、インターネット掲示板2ちゃんねる”にて「ハッカドールは短いアニメなのだから、下手に他人に任せないで死ぬ気で全部のパート担当すればいいのに」と書かれたことがあり、1つの担当パートだけでも圧倒的に作業量が多いことから「暗に死ねと言っているよねこれ」と苦言を呈していました。

そこからまさか絵コンテ演出作画監督原画とかなりの数のポジション兼任したことで、そのファイティングスピリッツアニメファンもびっくり。監督絵コンテ演出兼任すること自体は珍しくないのですが、ここまで多岐にわたる兼任は滅多にないことから「げそいくお監督人間国宝にするべきだ」「狂気を感じる天才」など、さまざまな反響が寄せられています


この間放送された「ハッカドール THE あにめ~しょん」第9話を指しての記事だが、この文章だと色々とミスリードを誘おうとしているように見える。

「何もかもげそいくお監督が1人でやったから凄い」という風に誘導しようとしてる印象を受けたが、実際はどうだっただろうか。

ハッカドール1話分は約8分、その内OPEDの尺を除くと本編は約6分。一人で原画担当するのも何とか可能な規模だろう。

しか担当したげそいくお氏はハッカドール監督自体も兼ねているため、監督業務を考慮した上で考えるとかなりの作業量ではあるだろう。

その点では八面六臂の活躍をしているのは事実かもしれない。

しかし実際第9話を見てみると、後半はアクションシーンなどもあるが前半はドット絵の画面を用いたり、同じカットを何回も繰り返したりと省力的に済ませられる所は省力的にやっている

http://download1.getuploader.com/g/sakugasure/434/hakka9.jpg

ハッカドールという作品ギャグアニメなので、こういった省力化もギャグ演出として機能するように計算してやっているのが窺える

また、げそいくお氏本人が言ってるように一人原画と言ってもL/O(レイアウトラフ原画)までで清書等を含めた第二原画以降は分担作業である

ネット上では動画や仕上げ、背景なども担当している事も取り沙汰されているが、これも結構な人数のうちの1人として数えられる

http://i.imgur.com/VON7UJ3.jpg

憶測ではあるが、第9話でげそいくお氏が動仕まで担当したのは、こういう線のタッチを強調した一連のカット↓の事だろう。

http://download1.getuploader.com/g/sakugasure/435/hakka9-2.jpg


これらを鑑みるに、今回げそいくお氏がやった事は「常識外れの脅威的な行動」をしたというよりも「地に足がついた堅実な方法」を取っているように思えた。

様々なセクションに名を連ねていたとしても、それぞれ実現可能な範囲での作業を執り行っているように見える。

それらをしてネット上では狂気を感じる」を称されているが、世の中にはもっと狂気を感じるぐらい個人が作業を抱え込んだアニメ存在する。

例えば、いまざきいつき氏は「ちょぼらうにょぽみ劇場あいまいみー」1&2期や現在放送中の「不思議なソメラちゃん」において監督キャラクターデザインと共に脚本絵コンテ演出作画監督原画を1人※で"全話数"担当している

この2作品は1話の尺数はハッカドールよりも短かく3分であるが、全て合わせると30話はゆうに超えるので作業量プレッシャーも相当なものになるだろう。

※(厳密には、あいまいみー1期は最終回だけ二原に撒いているし、2期やソメラちゃんは最初から第二原画有りきの体制

竹内哲也氏も「百合星人ナオコサン」で監督脚本キャラクターデザイン絵コンテ演出作画監督原画を全て1人でやっている。こちらは第二原画も無しだ

「ナオコサン」のアニメは2本作られているが両方とも竹内哲也である。2本目は30分近くあるにもかかわらずだ。

OAD版「百合星人ナオコサン」(6分)

http://download1.getuploader.com/g/sakugasure/437/yuri1.jpg

"アニメ文庫"レーベル版「百合星人ナオコサン」(28分)

http://dl1.getuploader.com/g/sakugasure/438/yuri2.jpg

OP演出山下祐)もEDも1人で作画している。カットの内容もアクションありエフェクトあり群衆あり回り込み背景動画もありの超ハードだ。

三原三千夫氏が「カイバ」の第4話で動画まで1人で担当仕切った時は作画オタクの間では騒然としていた。

カイバ第4話「ばあさんの記憶の部屋」(23分、OPEDを除けば20分弱)

http://download1.getuploader.com/g/sakugasure/436/kaiba.jpg

動画チェックこそは違う人だが、ほとんど他者を介さず三原三千夫氏の絵がそのまま画面上に全編にわたって映し出された事になる。

ただしこれらは特別スケジュールが組まれ、完成まで半年から1年はかかっているので通常のアニメとの比較では参考にならないかもしれない。

もう一度ねとらぼから引用する

 監督のげそいくおさんは以前、インターネット掲示板2ちゃんねる”にて「ハッカドールは短いアニメなのだから、下手に他人に任せないで死ぬ気で全部のパート担当すればいいのに」と書かれたことがあり、1つの担当パートだけでも圧倒的に作業量が多いことから「暗に死ねと言っているよねこれ」と苦言を呈していました。

そこからまさか絵コンテ演出作画監督原画とかなりの数のポジション兼任したことで、そのファイティングスピリッツアニメファンもびっくり。

この書き方だと、まるで「全部やればいいのに」という発言を受けてから第9話の1人複数担当が決まったような書きぶりだ。

しかし「暗に死ねと言っているよねこれ」というげそ氏のツイート投稿されたのは11月15日

そしてハッカドール第9話が放送されたのは11月27日短編アニメはいえ幾ら何でも12日で放送まで完パケするのは物理的に無理だろう。そんな"思いつき"のような案がまかり通る状況とも思えない。

からこれは「1人でやればいいのに」という反応とは無関係に9話の体制は決まっていたと考えるのが自然であろう。ちょっと考えれば当たり前の話であるが。





自分別にハッカドール THE あにめ~しょん」を貶めたいわけじゃない。大したことしてない等とは思っていない。

それどころか今期のアニメでは「ハッカドール」は抜群に面白いと思っている。決してゴージャスなアニメではないが、ジャンクな感じがたまらなく良いと思ってる。

楽に作ってるアニメでも決して無いだろうし、監督以下スタッフが身を削る思いで作られてるのは紛れも無い事実だろう。

放送開始直前の頃は、監督げそいくお氏のツイッターがかなり荒れた内容になっていたし、ニコ生でも制作状況の厳しさ、意思疎通が上手くいかない状態を何度も嘆いていた。

アバウトなアニメに見えても、作ってる方は決してアバウトに作ってるわけではないのだ。

自分がこの記事で一番に疑問に思うのは、執筆したねとらぼ大里ミチルなる記者は本当に物事を解った上で書いてるのか?という事である

自分ねとらぼの事を、企業運営するまとめサイトという認識でありはっきり言って悪い印象を持っている。

はちま起稿やらおん等の悪名高いまとめサイト群と大差ないとすら思っている。

企業運営である分余計質が悪いとすら思っている。(はちまjinやらおん企業ぐるみで無いとも思ってはいないが。)

ねとらぼ過去はちま起稿喧伝するようなインタビュー記事掲載していたし、つい最近でもその記事作成した池谷勇人というライター久保帯人先生誹謗する意図があるとしか思えない記事を書いた

集英社が“久保帯人先生ネタ行為に警告 「別人の肖像をあたか久保帯人先生であるかのように紹介」「悪質な場合には法的措置も」 - ねとらぼ

http://b.hatena.ne.jp/entry/nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1509/04/news145.html

この記事は当初の題名最後に「あっ……(察し)。」と書かれていた。

「あっ……(察し)。」という言葉を付け加えることで、久保帯人先生を貶める方向に印象付けようとしていたのは明白であり、ユーザー通報によってタイトルから「あっ……(察し)。」が削られた

これを記者無記名で行ったわけだが、有志によってこの記事作成者池谷勇人である事が暴かれた

(察し)とか書くやつ全員死なねえかな、例えばねとらぼとか

http://kyoumoe.hatenablog.com/entry/20150905/1441391885



要するにねとらぼとはそういう事をしでかす連中である

そういう所が送り出す記事は常に身構えている。

何よりロクな下調べもせず、適当な事を書き散らすだけの記事は悪だ。

サブカル、語る」みたいな個人ブログですら槍玉に上げられる昨今、企業運営の所が糞ザルな記事書いてどうすんだと思う。

今回のねとらぼハッカドール記事は、はっきり言ってザル記事だ。

ハッカドール THE あにめ~しょん」の魅力を伝えるわけでもなく、ただ単にネットで目についた話題適当にちょっぱってコピペで仕上げただけにしか見えなかった。

ましてや「ネットの反応を真に受けて監督は一人演出作画を敢行した」という嘘のストーリーでっち上げようとしているのは、作品を持ち上げてる記事だとしても流石に看過できなかった。

追記

2015-11-11

「似てる!」って言われるとモチベがめちゃ下がる。オリジナルアニメ消えるぞ」

http://www.tbsradio.jp/ss954/podcast/

http://podcast.tbsradio.jp/ss954/files/20151110fukuro.mp3

宮地昌幸(千と千尋監督助手、Gレコ・進撃・ハイキューSAO絵コンテなど)

アニメ業界関係者は作業中にラジオを聞いてる事が多い

 TBSラジオを朝から夜まで一日中聞いてる人はかなりいる

現在アニメ業界オリジナルものが作りにくい状況になってきている

基本的原作ものしかも既に売れている題材がまず選ばれ、もうペイできることが第一前提で動く。

 そしてアニメ化したら、原作販促にもなり、アニメも売れて

スタジオの名も売れて、それが2本ぐらい続けば

 「オリジナル物も作れるかもね?」っていう業界ルール何となく出来ている

アニメーターオリジナルものでも、原作ものでも自分を反映させやすいので腕は鈍りにくい

デザイナー演出脚本場合原作ものを沢山やっていると、いざオリジナルをやろうとした場合、脳がフリーズやすくなる

 どうしても、“処理をする“という思考に入りやすい。

 12話あったらここを端折って、ここをくっつけて・・・など。

・こういう話をするとオリジナル>原作ものと思うかもしれないが、

 オリジナルを作る時の訓練にはなるので一長一短

・1クール1話は凄い安くて1000万。宣伝費など込み込みだと2000万。

 1クールだと大体2億。

 なので「今季◯◯切ったわー」というツィートがよくあるが、見るたび辛い気持ちになる

現在オリジナル作品が出た瞬間、すぐ「◯◯に似てる!」「あれに似てる!」とツッコミ倒して、潰していく空気になっている

 そうなると制作側のモチベーションはかなり落ちてしまう。

 どうか落語古典新作落語関係で見てほしい。ちょっと落ち着いて見てほしい。

 「オリジナルやれなくなっちゃうよ?」とヒヤヒヤしてる状況。

 現在アニメ業界はもう失敗作すら作れない状況になってる。

自分監督になりオリジナル企画を通したい場合原作ものを何回か当てて名前を売って

 初めて「じゃあ一回行こうか」となる。はっきり言って今のアニメ業界には余裕が無い

http://fox.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1447243429/

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