はてなキーワード: バナナの叩き売りとは
地方都市のさびれたシャッター商店街に行ったら「バナナ屋」のボロイ看板を掲げた店を見つけた。中を覗いてみたら店の中央のテーブルにバナナが数房鎮座されているだけで本当にバナナしか売ってなかった。昭和中期には高級品だったバナナを販売する流行の最先端を発信する店だったのだろう。そういえば昔はバナナの叩き売りなる職業の人がいたそうだ。八百屋でも果物屋でもなく、バナナのみの販売に特化した職業の人が。
現在でいうタピオカ屋も同じようなものだろう。他のスイーツを取り扱うわけでもなく、タピオカミルクティーのみの販売に特化している。そして、タピオカミルクティーそのものとは関係ないインスタ映えを意識した装飾に力をかけている。さながら、バナナ売りが商品そのものよりも啖呵を切ったしゃべりに特化しているのと同じだ。
現在のところタピオカブームは過ぎて多くの店が閉店となっているが、閉店せずに半世紀も続けばバナナ屋のような伝統となるのだろうか。「これが、かつて平成の終わりごろから令和初期の時代に流行ったタピオカミルクティーかぁ」、「うわぁインスタグラムだってよ、懐かしいなぁ」という具合になるのかもしれない。
国 際協力をしていると、私はその国のために仕事をしているという人がいる。
それはNGOだったらそれでもいいだろう
しかし、税金を投じて事業を行っている組織を通じての活動をしている我々は
その国の特定の分野の特定の人々を鍛え上げるという事業のテーマに対して、
その個別の目的の達成のために、その国の人々から煙たがられる結果になったら
結局は、外交目的の一つである、日本シンパを増やすという大局をみていないことになる。
重要なのは、相手国との経済的・政治的な関係そして友好関係を維持する、発展させるということであって、
その信頼関係の醸成を抜きに、事業は成り立たないし、無理に推し進めるべきではない。