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2018-04-24

誰かが、僕の文章を好きだと言ってくれたなら

anond:20180422154919

「――進級祝いだよ」

 彼女スマホから目を離さずにそう言った。

 初夏も迎えていないのに油断すると汗がにじむ、春の陽気とはいい難い日だった。すこしだけ呆けていた私は、それが机上に鎮座したパソコンのことを指しているのだと気付くのに時間を要した。

「進級祝い?」

 そう口にして、彼女と同じことを言っていると思った。気恥ずかしさを誤魔化すように、胸ポケットから煙草ライターを取り出す。火を点けると一瞬燐の燃えるつんとした匂いがした。

 スマホから目を離した彼女と目があった。

「うん、進級祝い」

 そう言って彼女は愉快そうに笑った。

 私は日記を書くことにした。

 私のことに興味を抱く人間など希少だろうが、このはてな匿名ダイアリーという戦場では、何らかの記号がなければ、不特定多数の日々という奔流に押し流され、何事もなかったかのように埋もれてしまう。

「——せっかくだから定期的に日記を書くよ」

 彼女にそう言ったので、私は、ここで私のことを記そうと思う。

 当時の私は大学生だった。自身の不徳から同級生より二、三、歳を重ねていたが、好きなものを持ち、夢を持ち、自由を持つ、有象無象学生の一人だった。

 大学生になる前は、モノ書きに憧れていた。

 昔から文章を読み、書くのが好きだった。尤も、幼少より親交を深めていた文筆や長文という名の友人は、短文型SNS流行によりに疎遠になってしまたことは否めない。

 それでも私は期待していた。

 大学生になれば、腐るほど時間を持て余すだろう。上質で心地よい文章に好きなだけ埋もれることができるだろう。そうしていつか、

 ――自分文章を生み出すことができるだろう。

 だが、漠然モラトリアムを信じていた私を迎えたのは、勉学や部活動やその他雑務忙殺される、いかにも大学生らしい生活だった。これでは趣味を極める余裕などなかった。少なくとも私程度の容量では困難だった。

「忙しいって、充実してるってことでしょ」

 ――いいじゃない、と彼女は言った。私はすぐさま反論した。

「僕は忙しいなんて感情が、充実の証左たるわけがないと思う。多忙絶対的時間を圧迫するもので、人が創造する余地を奪い気力を追いやってしま悪魔だよ。そんなものを充実と勘違いする奴らなんて、ハムスターにでも生まれ変わって回し車で走り続けてればいいんだ。きっと幸せだろうさ」

ハムスターが充実してるかはわからないけど」

 彼女は私の言葉を制する。

「でもごめんね、そんなつもりじゃなかったんだ」

 私は、言語を介さな思考というものにめっぽう弱い。

 図や数式に意味を見出せず、記号として扱うことが出来ない。想像したものを、今見ているものでさえも、絵という形に還元できない。運動をする際にも、関節や筋肉の仕組みを文章理解して、やっと思考動作が一致する。生き辛い脳の作りをしていると思う。

 彼女は違った。

 図だろうが数式だろうが、そこにあるものをあるがままに扱った。スケッチが上手だった。空想世界でさえ表現することができた。スポーツなんて、見ればすぐに何でもこなした。

 何もかもが理解できなくて、どう考えているのか彼女に尋ねた。

 ――勘かなあ、と。

 なんでもないことのように彼女は言った。それが心底恨めしく、心底羨ましかった。

「——私は君が羨ましいな」

 彼女言語を介した思考が苦手だと言った。映画感想を聞けば楽しかった、という画一的表現しかできなかった。ラインのやり取りは苦手だから電話を好んだ。読書感想文なんて本を読む気も書く気も起こらず、コピペをして怒られたらしい。

 そんな彼女がくれたパソコンで、私は日記を書くと宣言した。

 多忙という悪魔に打ち勝って、彼女との差異を埋められるだけの、創造性を再獲得すると誓ったのである

 そうしてたくさん日記を書いた。何度も筆をとり、何度も筆を手放しそうになりながら、日記を書き続けた。

 ブコメもたくさんついた。批判的なコメント肯定的コメントも数えきれないほどあった。

 創造性を再獲得できたかはわからない。大学生だろうが社会人だろうが、忙しさは私を襲い続けた。私は今も悪魔と戦い続けている。

「ただいま」

「おかえり」

 彼女スマホを見ていた。

 相変わらず彼女は直情的というか、動物的というか、あの頃のままそこにある。泣き、笑い、怒り、喜び、日々忙しそうだった。

 胸ポケットから煙草を取り出した。ホルダーにセットすると、独特の酸味臭が鼻を突く。

 スマホから目を離した彼女と目が合った。

 画面をこちらに向けていた。

「これ、君でしょう」

 

 文字の海から私を見つけて、彼女は愉快そうに笑っていた。

 ――僕はその喜びを、未だに言語化することができない。

2018-04-21

青空と風がもったいない

平日に有給が取れたので、カメラを持ってあちこちプラプラしてきた。

せっかくだから普段行かないところに行こうと思って、

昔住んでいた街や、嫁さんと結婚する前によく会いに行っていた駅や、

頭の片隅にあってまた行きたいなと思っていた場所を回ってきた。

ああ、ここにこんな店あったよなぁとか、ここにあったコンビニなくなってる!とか

色んな記憶喚起発見があり面白かった。

その日の都内はいい天気で、青空や頬を撫でる風が心地よかった。

それで思ったのだけど、平日の昼間、この気持ちいい時間を俺はずっと仕事で費やしてる。

朝6時半に家を出て9時始業、終わりは19~20時(これでも転職してずいぶん早くなった)

帰宅は21~22時。(神奈川住み都内勤務なので通勤時間が長い)

休日家事してるか疲れて寝てるか。

多少の違いはあっても、日勤で会社めしてる人は同じようなものだと思う。

なんかすごく、もったいなく感じた。

人類はここまで歴史を紡いできて、科学文化社会制度進歩してきたはずなのに、

どうしてこんなに長い時間拘束されて働かないといけないんだろう。

ストレスプレッシャーで押しつぶされそうになりながら・・・

食うに困らないだけ幸せなのかもしれないけど、なんか、もったいないなぁと思ったんだ。

2018-04-16

せっかくなら、見知らぬ地の旅行を楽しんでほしい

今朝、出社途中に新宿駅ホーム電車を待っているとき、大きなキャリーケースを引いた中年黒人女性に声を掛けられた。

イヤホンをしていたが、なんとなく“IKEBUKURO”だけは聞こえた。

女性電車路線図を開いて池袋駅を指しており、どうやらどの電車に乗れば辿り着けるのかを尋ねたい様子。

わたし英語を話せないが、カタコトでx番線の緑の電車に乗ればいいということを伝えると、女性もその方向へ姿を消していく。

インバウンド旅行客だと思うが、道を尋ねた女性の表情は困惑か戸惑いがほとんどで、ウキウキクワクしているような気持ちは感じられなかった。

一緒に来ていた集団とはぐれてしまったのだろうか、それとも日本旅行が楽しめなかったのか、はたまたその他の理由か。

別に何かあったわけではないんだけど、あのとき女性の表情が頭から離れなくて、ずっと反芻してる。

せっかくだから旅行、楽しんでくれるといいな。

anond:20180415172724

それだけ稼げているってのは、明確に優秀な証だからまず誇ろう。凄いぞ。勿論、幾らでも上には上がいるんだけど。

使い道がないならせっかくだから貯金すればよろしい。何かやりたい事が出来た時、きっと役に立つ。

2018-04-15

デマ炎上も「祭り」と呼ぼうぜ

デマ炎上もたくさん人集まって感情を発散させてるし、祭りでいいじゃん

人集めてみんなで騒ごうぜわっしょいわっしょい

みんなで言いたい事いいまくろうぜわっしょいわっしょい

せっかくだから機動隊も呼ぼうぜわっしょいわっしょい

ターゲットが何か言ってるしガソリン撒こうぜわっしょいわっしょい

ターゲットが耐えられなくて死んだ?知らんなわっしょいわっしょい

機動隊と衝突して誰かが死んだ?知らんなわっしょいわっしょい

おいあそこにもっと面白いものあるし飛びつこうぜわっしょいわっしょい

2018-04-12

俺「高級イヤホンなんてアホらしい、1000円くらいのでいいだろ」

「すぐ断線しちゃったよ安物はダメだな…」

「3000円くらいのイヤホン買ってみたらなんとなく音が良くなった気がする!」


結構長く使ったけどまた壊れた…5000円くらいのやつ視聴だけしてみるか」

「えっ!?低音すっご!買おう!」


「今のイヤホン2000円プラス結構変わったからなあ…上位モデルが7000円で高いけど聴いてみるか」

「5000円のイヤホンとは全然違う低音の迫力…ここまで変わるか…」


「また断線しちゃったよ…あんまり高いのは…でもせっかくだから1万円のイヤホン視聴してみよう」

!?音の広がりが違う!!まるで俺の目の前で演奏してるような立体感!!買う!!」


ボーナスでたしちょっと奮発しようかな、そういえばこれネットで評判が良かったやつか…25000円…ちょっと聴いてみよう」

「…」





世界が、変わった。はっきりわかんだね。」







「ポタアンてのもあるんか!ちょっと10万くらいの聴いてみたろ!」

「豊かな中音域にきめ細やかな高音。粒の1つ1つが際立ちまるで美しい彫刻を見ているような臨場感、それでいて全体的にまったりとした仕上がり…買うで!!」

2018-04-09

親戚の結婚式のため親が家にいないので

最低でも明後日の晩まで家に妹と私の二人だけになります

せっかくだから普段やったら叱られそうな事とか、やってはいけないって言われる事を出来るだけたくさんやろうと思うんですけどいざ行動するとなると思いつきません。

お菓子ジュースだけの晩ごはん、塾を休む、妹の補導時間ギリまでゲーセンで遊ぶ、決められた時間を破ってゲームやる、深夜にコンビニケーキ2個買って食べる、は既にやりました

今寝ないで好きなだけスマホ触る、を実行中で明日友達を家に招く、深夜にカップラーメンを食べる、をやる予定です。あとほかになんかないですか。

中2と小6なのでバイトできる年齢じゃないので、お金は親が置いていった6000円が全財産です。今日ゲーセンで遊んでお菓子もたくさん買ったので残りあと約3700円です。私の購買のご飯代も含まれてるので好きに使えるのはあと3000円ぐらいです。

たばことかお酒とかの犯罪になる事以外で何かアイデアください。

こんな自由多分もう一生楽しめないと思うんです。

2018-04-06

anond:20180406110020

一生ついてゆくなんて言ってる人を、誰も本気にはしていないからね。

彼女らは、惚れっぽいし、おおらかなので、あっという間に結婚してお子に推しコスさせたりして、ほほえましい。

信じる気持ちも、もうないなら、推しなど辞めてしまうといいのだ。

惰性でせっかくだからと、勿体ない精神

もう気持ちがないのに上から目線不実なのだ

難行苦行、そんなの美しくはないし滑稽なのだ

人の事を間違ってしかとられられないのはしょうがないよ。

だってどんな人か知らないでしょう?全く知らないよね?

アナタ出会ってきた人生のDataから割り出す人物像は、あなたの望むものしかないのだから

そこに清浄なぶぶんがないなら、あなた経験がそれでしかないということ。

2018-04-01

ポイントカード作るか迷う

数ヶ月しか滞在しない場所でその土地しか使えないポイントカードを作るか迷う

発行手数料はかからないらしい

でもそんなにポイント貯めるほどその店に行くのかも怪しい

でもせっかくだから作ろうかなとも思う

どうしよ

2018-03-26

ストロングゼロに安いビーフジャーキーポプテピピック

ファミマで売ってる100円で細長いのが数枚入ってるビーフジャーキー

これがストロングゼロの最高の相棒

ポプテピピックを見ながら、このビーフジャーキーストロングゼロでやる、やはりこれだね。

ポプテピピックっていうのは日曜日の午前1時から始まる。

まり夜更かしができる。だから酒を飲む。

俺の恩師、酒好きの先生は「いいか増田。いい酒を飲め。いい酒とは値段ではなく、付加の多さだ。」と語った。

ポプテピピックは安い。

ビーフジャーキーも安い。

ストロングゼロも安い。

そして全てが強いのだ。

1本では簡単に折れる矢も、3本まとめれば頑強になる。

越えたのだ。先生のいい酒を。

強い酒だ。

 

強い酒を飲め。強い酒とは度数ではなく、付加の多さだ。

 

私は勝ったのだ。

強さを持って証明したのだ。

ストロングゼロストロングは強さのストロングだ。

 

 

翌朝、目が覚めると、ポプテピピックの内容を全て忘れているのに、自分Twitterで「デスクリムゾンだ、これ!」「こーろーすーぞー」「スペリオルドラゴンやめろや」「ジョージ!?」「せっかくだから俺は赤の扉を選ぶぜ。」「ピッピカチュウ」「新コーナー」「まるで実写みたいだ」とつぶやき自分ネタバレをかましてくる。

覚えてない。覚えてないが、昨日の自分は無敵だったようだと確認できる強さを手に入れた。

それを確信しながら仮面ライダービルドを見て「戦兎は甘ぇーわ」と強さを誇示するのだ。

2018-03-20

Amazon

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キタ〜〜〜〜詐欺SMS

せっかくだから何か面白い事に使えないかなー

2018-03-08

anond:20180308231032

芸能人見てても整形って……っておもうけどなぁ。

(みんなお顔似てるし、いきなりアーモンドアイになってるし。)

やりすぎで、デフォルメ一歩手前みたいなんだ。漫画みたいなの。整いすぎてて。

たぶんお金かけてるので、せっかくだからみたいな風なんだと思う。

というか増田さんの女の好みって、普遍的な美意識なの?

なんか、癖のあるタイプが好きに思えるのです。

いくら増田さんの好みでも、私の好みじゃない顔なんかになりたくない。大きい鼻とか嫌いだし。

自分の考える美形と増田さんの好みって合致していない。

まぁ、素敵な恋人さんとデート満喫してください。

2018-03-07

anond:20180307160951

そっか。せっかくだから試してみて!

うちでの作り方(約2人分)

200ccのカップ半分のオートミール

200~300ccの水。

塩を2~3振り。

混ぜながら煮る。(焦げやすい)

沸騰したら2~3分

器に入れて牛乳で緩めて食べる。

塩は好みで。

ぬるい牛乳ダメな人は水じゃなく牛乳で煮る手もあるよ。

2018-03-02

初めて日本に来た時にできた友人が消えた

過去に戻れるなら絶対にしないことや言わないこと、誰かにもう一度会えるならその人に言いたいことや聞きたいこと、許しが貰えなくても知りたいこと。この世の中、後悔が多い。

だって、いくつもある。

2014年2月。まだ大学生の私は留学東京にいた。日本語が下手くそで、ギリギリ会話ができるレベルだった。友達ほとんどいないせいで、どこに行っても大体一人だった。あの日もそうだった。

好きなアニメは大きなイベント東京にあったので、本を買いに行った。緊張で誰にも声を掛けられなかったが、楽しい一日だった。本がたくさん買えて、それを読むのを楽しみながら、帰りの準備も始めたが、せっかくだから、もう少し歩き回ろうと思った。最後の一巡りだったから、もう何も買わないと思ったが、あるスペースでとても興味深い同人誌を見つけた。

普通なら、作者さんに声を掛けないのに、表紙の絵が素敵で、ぱらぱらと見た内容も面白そうだったので、ちょっと勇気を出してテーブルの後ろの2人の女性に話しかけた。

怖かった。人見知りだし、自分日本語ダメだったし、伝えたいことさえ知らなかった。しかし、その2人の女性はとても優しくて、私が外国からたことを知ったら様々な質問も聞いてくれた。片言の日本語で何とか会話できて、泣くほど嬉しかった。つまらない私とこんなに丁寧に話してくれるとは、信じられなかった。

名前”は「かん」と「くもこ」と教えてくれて、また話したいと言ったら、メールの連絡先も教えてくれた。LINEツイッターがないから、ここにメールを送ってくださいと。

帰ったら、一生懸命日本語メールを書いて、送った。礼儀上「いつでもメールしてね」と言ってくれたと思ったので、本当に返事が来るとは期待してなかった。でも翌日、返信が来た。

まさか、と思いながら読んで、ずっとニヤニヤして、笑いが止まらなかった。

なんと優しいメールだったことか。丁寧に書いてくれた言葉があまりにも素敵で、嬉しかった。

そのメールから、かんさんとくもこさんと話がたくさんできた。大阪に住んでいるのに、その日はわざわざ東京まで来て、イベントに参加した。実は大阪もその日、同じようなイベントがあったが、それを知らなかったせいで東京に来てしまった。しかし、それは多分運命だった。知っていたら、東京にも来なくて、私達は会わなかっただろう。

私より8歳年上の彼女達は私にとって、もう2人の姉のようだった。

2月出会いからずっとやり取りをして、私がアメリカに帰ってしま8月の前にはたくさん遊んだ旅行も一緒に行って、私も何回も大阪を訪ねることをした。

偶然会った人とこんなに大切で親しい友人になれるなんて、今まで期待したこともなくて、本当に幸せだった。

私の文句や弱音を聞いたり、落ち込んでいる時は優しく応援したり、困っている時はできる限り手伝ったりしてくれた。出会たこからずっと、そしてアメリカに帰った後でもそうだった。ずっとそのままでいられると信じていた。

お別れは切なくて、辛かった。私がいつかまた日本に戻りたいと分かったかんさんとくもこさんは「これは最後じゃないから、また日本に会える日まで頑張ってね」と言ってくれた。

うん。分かった。頑張るから、待っててください。

2014年8月上旬に、アメリカに戻った。

2016年9月

大学から卒業した1年間後。色々な事があったが、奇跡的に日本仕事ができた。今回は大学生の頃とは違って、東京ではないけれど自分の夢を叶えた。また日本に戻れた。

離れても応援しながら待っていてくれたかんさんとくもこさんとは10月にまた会えた。良かった…。2年が経っていたが、何も変わらなかった。3人で気軽に話したり、笑ったり、泣いたりできた。

短い一日だったが、また会えて幸せだった。

そしてほぼ一年前のこと。2017年3月

九州旅行に行きたいとかんさんとくもこさんに伝え、私のわがまま春休みに2泊3日で行った。でもその時は私達3人だけではなくて、くもこさんの同僚とその同僚の友人も一緒に5人で行った。私はその2人を知らなかったので、彼女達と上手くやっていけるか心配していたが、かんさんは「私とくもこさんもいるから、大丈夫ですよ!」と安心させてくれた。

大丈夫だと思った。かんさんとくもこさんがいれば、何とかなると。でもそうはならなかった。

知らない2人と性格が合わなかったし、四六時中日本しか使えなくて言いたいことも上手く伝えられなかったし、4人の会話にもほとんど参加できなかったし、ストレスが溜まった。時間が経てば経つほど、イライラしてきた。私は機嫌が明らかに悪くて、本当に子供のようにわがままだった。

楽しい旅行のはずだったのに、最後の日、私はほとんど何も話さなかった。誰にも声を掛けこなかった。私をほっといた方がいいと思ってくれたのかもしれない。かんさんとくもこさんに「大丈夫ですか?」と聞かれた時に、「大丈夫です」としか答えられなかった。あの時、嘘をつくことしかできなかった。だって、くもこさんの友人が好きじゃないなんて言えなかった…。

帰りの新幹線の中で、4人の向こう側で一人で座りながら、寝るふりをした。私の態度はひどくて、わがままで、バカみたいだって、誰よりも分かっていたのに、気持ちが切り替えられなかった。その時、その気持ちを全部解き放てばよかったのに…。

皆さんと別れた後、かんさんとくもこさんに謝りたかった。東京に戻る前に、もう一度会って、面と向かって謝りたかった。しかし、「ごめん、今週末は忙しいかちょっと難しいです。○○さんがまた大阪に来るときにご飯を食べに行こうね?」と断られて、会えなかった。

あの時は知らなかったけど、それはかんさんとくもこさんから最後の連絡だった。

春休みが終わり、仕事に戻った。罪悪感で4月下旬までかんさんとくもこさんに連絡していなかったが、その時彼女達はちょうど引っ越し中だと分かった。何もなかったふりして、気軽なメールを送ったが、返事がなかった。もしかしたら忙しいせいでメールを書く時間がないのだろうと思ったので、気にしなかった。

でもまたメールしても連絡が来くて、違和感を感じた。やっぱり。その時のことを怒っているだろう。

いても立ってもいられなくて、謝りのメールちゃんと書いて送ったが、返信がなかった。

4月は一回。5月は一回。6月は一回。7月は二回。

何回も、何回も送ってみたが無駄だった。

なぜ?それを知りたい。いつも優しくて、親切なかんさんとくもこさんはなぜいきなり消えてしまったのか?私はあの時、そんなにひどいことをしてしまったのか?何をしてしまったのか?私達の3年間の友情が壊れた罪は何だったのか?ねぇ…。一度だけでもいいから、また連絡してその理由を教えてくれませんか?

本当に大阪にかんさんとくもこさんを探しに行きたかったが、新しい住所も知らなくて、メールの連絡先しかしらなかったせいで、何もできなかった。

2017年12月新年の前。

今回こそ、最後メールを送ろうと思った。そうしたら、やっと解き放てるだろうと信じていた。送ったら、諦める。

その嘘は誰のためについたのだろう?

1月下旬、ふと思い付いた。手紙は前の住所に送っても、郵便局は新しい住所に転送してくれるはずだ。私のバカ!なんで今まで思い付かなかったの!早く思い付いたらよかったのに!

転送してくれる時期は一年間だけだからギリギリ間に合った。

一生懸命手紙を書いた。一年間の気持ちをできるだけ込めて、謝りの手紙だった。ちゃんとかんさんとくもこさんのところまで届くのか、返却されてしまうか、不安でいっぱいで手紙を送った。

一ヵ月が経ち、その手紙は戻ってこなかったが、返事もない。

結局、その手紙はどこの誰に届いたかからない。

このお話は、幸せな終わりにしたかった。

実は何かトラブルがあって、かんさんとくもこさんが私のメールを貰わなかったとか、ずっと私のことを待っていてくれたとか、そう言いたい。でも私がそれをどのように信じたくても嘘なので、言えない。

1月下旬に他に思い付いたことが一つ。かんさんとくもこさんの電話番号を知っている。しかし、それを知っても役に立てないだろう?

本当に私のことが嫌いにならば、こんなにしつこく連絡したら、迷惑だし困らせてしまう。そもそも電話を掛ける自信がない。

あぁ、もしかしてひどい事故に巻き込まられたら、それを言い訳にしてかんさんとくもこさんに連絡できるなんてひどい考えも何度もした。

私は本当に、本当に情けない。かんさんとくもこさんが恋しくて、会いたくてしかたがない。

また会いたい。ちゃんと謝りたい。許しなんて請わないから、せめて私が何をしてしまたか、教えてください。

それを知ったら、私は、多分、やっとあなた達のことを忘れられるから

2018-03-01

十年間、探していた同人誌の作者を見つけた。

 私が初めてコミケに行ったのは、高校二年生の夏休みだった。

 その時ハマッていたジャンルの有名なサークルさんの新刊がどうしてもどうしても読みたくて、真っ先に読みたくて、コミケの参加方法を調べて、交通機関を調べて、一生懸命メイクをして靴を履いて水筒と小銭を持ってコミケに行った。

 人が多いと聞いていたけど、こんなに多いとは思っていなくて、足踏み散らかされ吐きそうになりながら目当ての新刊をゲットした。最高だった。

 早く読みたい早く読みたい!! と思っていたのはそうなんだけど、せっかくなら、もうちょっと見て回りたいな、と思ったので少し会場を見て回ることにした。

 当時の私は高校二年生だったので、参加費を勿体なく思ってしまったのだ。

 他のサークルさんを下調べもしなかったし、一般初参加で勝手が分からない私は、取り敢えず会場をぐるぐるしてみようと思った。

 取り敢えず見て、良き出会いがなければ素直に帰るか~という軽い気持ち

 そしたら、素敵なサークルさんを見つけた。私は最初「えっこんな…6ページしかないようなイラスト本が600円!?(ほんとうにごめんなさい)」とスルーしてしまった(ほんとうにごめんなさい、同人誌の値段にケチつけるようなクソ高校生だったんです)。

 でもめちゃめちゃ絵が最高で、塗りも素敵で、見れば見るほど、「え、素敵…すき…欲しい…」って結局、踵を返して一冊購入した。良く覚えてる。

 表紙を見て、「絵が素敵だって伝えてこよう。それはそれとして、もう一冊買おう」と思った。買った。

 

 その後も、色んな同人誌を、高校二年生のお小遣いで買える範囲で買って、帰宅した。

 帰宅して、当初の目的だったサークルさんの新刊を読んで「よ、良き~~~!!!」って感想をしたためて、早速送った。1週間後、もっかい送った(ファーストコンタクト感想と、後程落ち着いて考えた感想を送るクソタイプ)。

 感想を送って満足した後に、ふと、「そういや高いけど欲しいなって思って買った本があったな(めっちゃ上から目線やんごめんなさい)」って、例の本を取って開いてみた。


 最高だった。

 上手く言葉にできない。なんだ、フランダースの犬最終回ルーベンスの絵を見れたネロ気持ちが分かった。死の淵にあっても、その絵を見れて良かったという心からの安堵。安らぎ。ハレルヤパトラッシュ、ほら、神同人誌だぞ。

 え、え、え、?待って最高。早速感想を送って次の新刊もチェックだなって思って、奥付を見たのね。

 書いてないの。

 サークル名とペンネームと、印刷しか書いてないの。サイトも書いてないし、連絡先も載ってないの。

 いやいやいやいや~~~~www え? ん?

 

 いや嘘でしょって思う人もいるかもだけど、マジで書いてないの。うそやん!っておもって一縷の望みをかけてパンフサークルカットも見るけど、そこにも載ってないのやっぱり。当然だけど。

 どうしようどうしようって、サイトを探すの、サークル名とペンネーム検索掛けて、ヒットしなくて、

 検索エンジンサークル名とペンネーム検索掛けて、ヒットしなくて、

 イラスト集に描かれてたキャラ検索して、ひとつひとつサイトを見て行って、でも見つからなくて、

 ジャンル仲間一人一人に神同人誌を見せて、この人、このサークル主、知らない?って訊いても、誰も知らなかった。

 えっ………………………

 あの時、この本を買ったあの時、サイト運営しているか、聞いとけばよかった。次も絶対買うのに。いや、買いたいのに。私はこんなにもこの絵が、この本が好きなのに。

 自分勝手感情だって分かっていたけど、でも、しばらく経ってもその思いは消えなくて、諦めきれなくて、自ジャンル検索エンジン新着を眺めて、新しく登録されたサイトを見つけては、飛び込んで見ていった。

 全部、やっぱりそのサークル主さんではなかった。それはそれとして巡回サイトは増えた。

 ツイッター流行った頃、ミクシィ流行った頃、ピクシブが風を巻き起こした頃、定期的にそのサークルさんの名前と主さんの名前検索しては、0件に泣いた。

 イベントに出かけて、サークルチェックをしては、その絵がないことに心が沈んだ。それはそれとして推しサークルさんは増えた。

 

 就職しても、思い出した時に色んなSNSをチェックしては、「やっぱりいないなー」とちょっとガッカリした。その頃には、その人が見つからないことに慣れていて、神同人誌は読み返し過ぎてボロボロになっていた。

 サークル名も、ペンネームも変えられたら、もう、見つける手がかりはないんだよな…と後ろを見ては、身体の中が冷たい不安で満たされるのを感じた。

 でもやっぱりその人の新しい絵が見たい。それが叶わないなら、あなたの絵をずっとずっと、こんなにも好きで、つらいとき楽しいときも、あなたのこの一冊を読んでもっと心が満たされたんだって言いたい。伝えたい。人生が豊かになったって。どうした急にポエマーやな。

 ずっと同人活動をしている保証も、その人がそのジャンルでずっと活動している保証もどこにもなくて、あまりにも見つからな過ぎて高校二年のあの夏は幻だったんじゃないかって何度も思った

 

 ある時、というか、このブログ書いてる時期でモロバレなんだけど、あるイベントに友人がサークル側で出ることになって、私は丁度その時ヒマしてたので、売り子を頼まれた。

 私はその時にはイベントから距離を置いていて、というか就職してからこのかた、ずっとイベントには出てなかったんだけど、丁度、そん時丁度ね、ヒマだったので、それを引き受けた。

 ずっと売り子してたらええんかな~?と思っていたら、友人は昼ごろから買い物行って来ていいからね、って言ってくれたので、サークルとか一切チェックしてないけど、久しぶりのイベントだし、せっかくだから色々見てこようと思った。

 いつもの調子で何冊か買って、さて、そろそろスペースに帰るかなって考えていた時にね、

 あったの。あの絵が。あの絵の表紙が。

 いや、そうじゃない、流石にあの絵ではない。でも分かる。この絵柄。あの人の絵だ!あの人の絵だ!あの人の絵だ!

 あれから十年近く経っていた。でもあの絵だ!

 ずっと探してた。書店とか行ってみたり、サイト巡りしたり、ペンネームが違うのかとそのキャラを扱ったサイトひとつひとつピクシブで一枚一枚探してた。

 その絵が今目の前にある。新しいイラスト集だ!新しいイラスト集

 衝動的に一冊買った。既刊もあるのかな? と思ったら、特に無かった。何か言おうとして、でも何も言えなくて、「素敵な絵ですね」とやっと言って、スペースを離れた。

 だって、十年もあなたを探していましたってなんか、…重くない?きもくない?って急に不安になった。人違いかもしれないし。

 私はこういうストーカー気質なので、感想を沢山送っては、引かれることがあった。

 私は、好きなものは好きだと伝えたいけど、相手を引かせたいわけでも不快にさせたい訳でもないから、気を付けている…つもりではいるんだけどやっぱりさじ加減が上手く行かないんだな。いや~~~こういう時に冷静になるとどうしたらいいのか分からなくなるな!!

 どうしよう、どうしようか。って思って、しばらくスペースの周りをウロウロした。勇気がない。いつもあんなに感想を人に送っているのに、いざという時にヘタレなんでやねん

 やっぱり言おう、この本、あなたのものですかって。スマホに保存していた表紙を見せて、これ、あなたが描いたものですか?って。いや相手さんにしたらめっちゃ恐怖やな。スタッフさん呼ばれたらどうしよう。

 でもやっぱり、諦められないよ。これが最後のチャンスかもしれないし。それはそれとしてもう一冊買おうって踵を返してあのサークルさんのスペースに戻った。

 サークル主さんは、さっき来た私の顔を覚えていて(そりゃそうか)、「ああ~どうも~」って感じだった。もう一冊ください。

 買って、後ろに人が並んでいないことを確認して、すごい心臓バクバクしてるのを感じながら、あのあのあの、これこれこれ!!!ってめっちゃドモりながら、スマホのあの神表紙を見せた。

 「これ、あなたのご本ですか?!?!?」って。サークル主さんはちょっと面食らったあとに、「ああー、そうですよ。ずっと前のやつですけど、そうです。随分前に完売しちゃって再販も予定ないです…」と、既刊希望の人かな?って感じの説明をしてくれた。やべえ。会話下手くそ過ぎて伝わってねえ。

 いやいや踏ん張れ頑張れ!!ここまで言ったならもう最後まで言っちゃえ!引かれたらそのままこの人の前から消えて、諦めよう!何もかも!と上述した全てのことを、手短に話した。

 だって変な女がスペースを離れないんですけどって思われたくないし、他の人にも迷惑からね。

 その人は、泣いてしまった。や、やべえ…神サークル主があまりの恐怖に泣いている…、時間にして2分くらいの犯行である…。

 ご、ごめんなさいキモイですね…って言ったら、その人は「自分の絵でそこまで言ってくれる人には、十年間会ったことが無かった。ありがとう。」って答えてくれた。

 いや恐怖にすくんで私の様子をうかがっただけかもしれないけど…、気遣いかもしれないけど…。

 でも、その反応だけで、今までのことが全て報われたような気持ちになった。私が探して探したあの十年の時間は、あんまり意味がなかったのかもしれないけれど(だって、その日、そのサークルさんを偶然にも見つけたことに、あんまり関連がないものな)、でもやっぱり良かったって思った。

 あなたサークルを探して出会った沢山のサイトがあって、あなたサークルを探して出会った沢山の素敵なイラストがあって、あなたサークルが繋いでくれた色んな縁があるんだよ。

 「縁」ってやっぱりあるんだなって思った。

 新しく手に入れたその神同人誌の奥付には、普通に連絡先が載っていた。

 

 いや載ってるんか~~~~~~~~~~~~い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 (でも、伝えたことに後悔はないです)


追記:https://anond.hatelabo.jp/20180304161620

追記というか完全に蛇足なんですけど…許して…。

2018-02-17

anond:20180217123559

歯科医になって20年弱くらいだけど、勤務先、地域なんかが違うから、単純な比較はできないけど。

巷の統計や、実感として、そういう親は減ってはいる。

でも、確実に存在してるし、地域や家庭の格差は開いていると思う。

みんなが銀歯だらけだった時代世代ならしかたないんだよ。

でも、みんなが自分の歯で食べて、白い歯で笑ってる中で、歯がなかったり、銀歯だらけだったら、やっぱりかわいそうだと思うんだよね。

だったらおまえがタダでやってやればいいだろとか言われそうだけど、ほとんどの自治体子供医療費は補助があるし、自治体制度としては結構頑張ってると思う。

あとは、親が大事になるまえに歯科に連れて行くこと。大事になる前にみつけるには、毎日歯磨きをしながら、おかしなところがないか見ること。

からこそ、毎日歯磨きしてやってくれって思う。

せっかくだからお勧めお勧め方法を教える。異論は認める

用意する物

子供歯ブラシ(要するに、ヘッドが小さいやつ。仕上げ磨き用なら、軸がながいのでさらに使いやすい。)

ヘッドライト (アウトドアで使うようなやつ。LED電池も長持ち。ペツルとか、モンベルとかのでも、ホームセンターでもいい。とりあえず両手があくやつ)

歯科ミラー(口の中に入るの小さい鏡。デンタルミラー検索すれば通販で売ってる。)

歯磨きのポイント

・磨く前に明るくしてよく観察すること。

歯科ミラーで歯に光を当てながら観察する。膝の上に寝かせても、上の歯の奥は歯科ミラーを使わないと暗くて細かいところが全くみえない。ミラーは見るためでもあるが、ヘッドライトの光を歯に当てるものとして使う。

・色のついている物や透明感のない白い物(チョークのような白い部分)が見つかったらブラシで落とす。

・落ちなかったら歯医者に行く。

これだけ。

透明感のない白い部分は結構重要。落ちなければ歯石か初期齲蝕の可能性がある。

とにかく、明るくして、鏡で光を歯に当てて観察すべし。

2018-02-14

共働き家計

1ヶ月真面目に家計簿を付けてみたので、せっかくだから書く。

年収600万

年収300万

未就学児1人

月々の手取りは大体48万くらい

ボーナス手取りは65~70万くらいが年2回

家賃17万(2LDK

保険5.5万(学資・夫生命・夫妻がん・夫医療・あと自転車とかで怪我したりもの壊したりした時のためのやつ)

保育料6万

通信費0.5万

水道ガス電気で月2万くらい

食費7万(子供は昼給食・朝晩は基本家・昼は夫婦各々で手弁当は無し)

日用品1万

オムツ1万

医療費0.5万

夫小遣い2.5万

妻小遣い0.5万

これであと4万くらい余るはずなんだけど出かけたりなんだりで1万残るかどうかなって感じだった。

ボーナスは年間100万~90万貯金児童手当も貯金

家賃収入に対して高いけど便利だし設備もいいのでまぁいいかなという感じ。

夫婦で600万づつ稼ぐのが理想なんだけど妻の収入をあげるのがなかなか難しい。時短だし。

子供にはなんとか高校くらいまで公立行ってほしい。どうなることやら。

こんなかんじでした。

2018-02-07

病気療養のため無職になった。

せっかくだから勤め人の時はできなかった事をしようと髪の色を派手にしてみた。

いまだけ、束の間の逸脱

2018-02-06

anond:20180206125336

せっかくだから検索結果まで書こうぜー。

ちなみに村がつかないと麻雀の東南西北順だった。

  • 東 124位(152000人)
  • 南 199位(106000人)
  • 西 242位(91200人)
  • 北 843位(22700人)

2018-02-05

anond:20180205091954

かわいいねえいいこだねえ

せっかくだからここで言いたいこと全部言って行きな

みんなあなたには優しくしてくれると思うから

2018-01-31

最近日本酒って旨いよね

初めてしっかりと日本酒を飲んだのはもう10年以上前

学生の頃だったか


郊外大学で、近くに一人暮らししてる奴のところに皆で酒持ち寄って。

概ねビールや酎ハイなんだけど、たまたま誰かが日本酒のパック持ってきて、

寄った勢いで飲め飲めーとコップに注いで。

えいやーと掻き込んだらうげーってなって、日本酒飲んでるオッサンどもは

よくこんなもん飲めるもんだと思ったもんだった。



こんな生活繰り返して、一丁前に呑み好きになって。

働きだして幾許かの自由になるお金も持って。

たいていビールをひたすら飲んでるだけなんだけど

たまには「全国の銘酒取り揃えてます」的なお店に行って

せっかくだからとお品書きにずらりと並ぶ、カッコイ銘柄日本酒を頼んでみるわけですよ。


あれ、旨いじゃないか


昔飲んだアレは何だったんだ。

いいお酒ってこんなにも違うものなのか。



そんな感じでちょっと気の利いたお店に行ったとき

頼むお酒の中に日本酒も含まれるようになって、

実は日本酒の蔵って全国にたくさんあって自分地元の近くにさえあって、

なんてことも知って。

キトーに選んでも「吟醸」だの「本醸造」だの付いてれば大きなハズレはなくて、

旅行出張とき土産物屋に並ぶその土地日本酒自分みやげに選ぶようになって、

帰ってちびちび味わうことに幸せを感じたりして。



ある日の帰りがけ。ふいにコンビニで目についた、

いわゆる「パック酒」「カップ酒」の類の日本酒


気に留めたこともなかったけど、ふと、どんなもんかと思い立って

お買上げお持ち帰る。

家に帰り、10年前に飲んだアレを思い返しながら口にしてみると、

あら案外悪くない。


というか食事やツマミと一緒にちょっとずつ、全然アリだこれ。

口当たりよく、いい感じで酔える。

そりゃ名のある銘柄と比べるなら分が悪いけど、

この値段とこの幸福度ならば、ストロングゼロコスパ負けてないよ。

さすがに昔飲んだときから10年以上経って、

今なお全国流通してるようなメーカーなら、いろいろ改善革新してるんだろうなー。

最近技術進歩は凄いなーなんて漠然と考えてて、

ときどき普通に安く売ってる日本酒も楽しむようになって、ある日ふと思った。



そうか、俺もオッサンになってしまったんだな。

2018-01-29

シンデレラにはなれない。

ディズニーランドシンデレラ城には、見て回るタイプアトラクションがある。シンデレラフェアリーテイルホールというアトラクション彼氏と行った時にたまたま空いてたから入った。

そこにはシンデレラがみんなのために一般公開してた色んなものが置いてある。

色んな置物とギミック、シャンデリア、王様椅子、下を見下ろす眺め。さすがシンデレラだなと思ながらふらふら。

そして最後の部屋では、シンデレラが落としたガラスの靴が下に飾ってあり、誰でも中に足を入れられて写真を撮れるみたいな感じ。

せっかくだから私もとガラスの靴に入れてみるが、思ったより小さくて入らない。子どもなら入るのかなーって

あー。私は、シンデレラになれないんだ。こんな大人なっちゃったもんね。昔は夢見てたのにな。いつからかな。現実を見るようになったのは。 となんかしみじみ思ったり。

でも写真は撮りたかたから靴の隣に足を置いて撮る角度で履いてるように見せる大人の技を使ってなんとか撮ってここを出た。

その後もアトラクション乗ったりご飯食べたり、なんやかんや楽しかった。

そろそろ閉園だから帰ろうかーと話して、記念にシンデレラ城で写真撮って帰ろうということになってシンデレラ城へ。

シンデレラ城へ着くとなんか彼がそわそわ。

いきなり真面目な顔をして私を見つめて、

結婚してください!!!

なんか時間が止まったようだった。

私はシンデレラにはなれないけど、これで良いんだ。これで良いんだ。ってなんか涙が流れて流れて。

シャンデリアとかお城とか王様とかそんなのいらない。なれないけど幸せなんだ。

はいっ。と私は答えた。

こんなこともあったな-。って数年後の今、シンデレラトリビアを知った。

義理姉妹の目をシンデレラの両肩に止まってた白鳩がくり抜いて盲目にしてしまう。そこで当然の報いのように微笑むシンデレラ………。

シンデレラこわっ!たしかに私はシンデレラになれねぇーわ!

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