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はてなキーワード: 侵略戦争とは

2024-07-19

何気なくテレ東アド街見てたら、新大久保で。

今の若者の最新トレンド発信地は、渋谷でも原宿でもなく新大久保なのかもしれない。

それくらいに韓国文化トレンドになっている。

文化の表層をエンタメ消費するだけなら問題ないけど、深く文化コミットしようとすると、どこかで歴史問題に隣接せざるを得ないよな、と思った。

日本侵略戦争歴史を、韓国文化好きの若者がどのように受容し、折り合いをつけるのか。

全員が忘れて無かったことにすることは、永遠にできないだろう。

太陽の方を見ていたら気づかないけど、後ろにくっきりと付いて離れない影みたいなものだな。歴史というのは。

2024-07-09

anond:20240709122008

手遅れ。

失われた30年をやっている間に、人口ピラミッド逆三角形に近い壺型になって、社会はじいさんばあさんで溢れている。金も権力多数派の彼ら彼女世代が握り込んで離さない。

目端の利く若者国外へ逃避する。残った若者は老人の消費する膨大な社会保障費を献納し、また、この国が馬鹿みたいに作り続けてきた過剰なインフラを維持するためだけに押しつぶされる。

氷河期世代が老人になる頃にはこの国の経済社会もいよいよ末期症状で、年金医療費も満足には与えられないだろう。それ以降の世代言わずもがな

台湾有事からの中露の侵略戦争日本は無くなっているか、半分くらいに縮減している可能性もある。

anond:20240708224044

歴史ってのは起きたことの羅列じゃないって、大学で習わんかったのか?

自分自由のために他者自由をうばうのは、民主主義本質なんかじゃない。

ただの人間本質だ。

民主主義がなかったら革命(内戦)は起きなかったとかいう嘘っぱちは辞めろ。

侵略戦争西欧以外が起こしてないとか言うやつが歴史知ってる訳ないだろ。

日本封建制を捨てたのは、近代化のために望んでそうしたのであって、強制なんか誰もしなかったよ。植民地になったわけじゃないし。

 

ほんまにお前はアホだな。

ポストモダンの亡霊か?

西欧中心主義批判したら、別の何かを中心にしないといけないんだぞ。お前にはそれがない。イスラム社会を維持しようとか、封建制にもどそうとか、多様性大事にとか思ってるわけではない。批判しか言うことのないクズだ。

2024-07-07

勝てない候補者投票する意味(ワイの場合

anond:20240707165151

2024-06-27

参政権求める女性団体戦争協力していたというのは知らなかったけどググったら本当なのね

https://manabisha.com/06_jyugyo/06_jyugyou_01/01_pdfdata/jyoseiundo.pdf

日中戦争が始まると、女性運動指導者たちは、大政翼賛体制の下でさまざまな委員会理事などになり、戦争協力を押し進めた。戦争協力によって女性の力を示し、戦後女性参政権を得ようとしたのである侵略戦争惨禍に苦しむ他国女性たちに思いを寄せられなかったことは、今日も考えるべき課題となっている。

>そうした戦前女性運動の行き着いた先をふまえるならば、大正デモクラシー期を輝かしい時期とだけとらえるわけにはいかない。

https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900119885/S24332291-43-P001.pdf

戦争の拡大に伴って婦人参政権を認める法案議会に提出されることは無く、また市川房枝自身も従来の不戦の立場から戦争協力への運動戦略の変更を余儀なくされた。それから戦争遂行国策に協力することで女性政治地位向上を目指すようになっていった

平塚らいてうなどの有名フェミニスト所属していた「新婦協会」は、メンバー戦争のことも含めた思想的決裂、病気療養、海外移住などで解散

女性参政権を求める尖ったフェミたちはバラバラになった結果、一部は「良妻賢母」をうたうような全く質の違う女性団体と結びつき、市川房枝という人はかなり大きな変遷を見せた

軸としての「なにがなんでも女性参政権自体はブレておらず、戦後活動を続けて実るも、「お前戦争煽ってたよな」と、反戦貫いてたフェミからは叩かれたという

平塚らいてう反戦平和主義運動をずっとやっており、かつて仲間だった市川バチバチにやり合い続けたそうだ

そこらへんをまとめた『市川房枝婦人参政権獲得運動: 模索葛藤政治史』って本を読んでみたいな

https://manabisha.com/06_jyugyo/06_jyugyou_01/01_pdfdata/jyoseiundo.pdf

これは面白かった

男女平等を求めたフェミたちは、朝鮮人虐殺が起こった当時に人種平等差別もしなかったのかどうかの研究

あくどいことを書いている人はおらず「なにか騒動が起きていると聞き怖いので武器持って家の中で震えてた」みたいなもん程度だが

差別されて殺されて可哀想」という強い憐憫の文はなく、ある平等を求める人でも別の部分では泣けないんだねという

市川は後に、撤去されて話題となった朝鮮人犠牲者追悼碑の建立に携わっていたそうだ

2024-06-21

日本リベラル」というのは差別主義者が見つけた新しい優生学

海外にはない日本リベラル」だけの差別意識

・「西欧」が絶対西欧の進んだ人権意識についていけない「野蛮人」(日本人、特に九州などの田舎者アラビア人など)を差別しまくるのが「人権意識」だと堅く信じています

・「対立と分断」。「フェミニズム」とは男性人権否定し、差別されて良い属性男性の中にのみ求めることで十分達成されることだと信じていますルッキズム学歴差別収入差別も年齢差別も、女性にやってはいけないだけで、男性にやることはむしろ「良い差別」だという固い信念を持っています

・「選択的反知性」。こういう没論理言葉ねじ曲げ、無責任屁理屈を、「正しい目的(表層的なアップデートアピール)」のために行うことは「良い屁理屈」だと本気で思っています日本の人文系学会ではそれこそが「学術的に正しい行い」なので、大学人が率先してこの反知性行動に邁進します。

 このように、日本では「リベラリズム」「人文科学」というものが、単に古臭い脱亜入欧意識を強化し、夏目漱石が「間口だけ立派なものを拵えて中身はガタガタ」と評したまんまのいつもながらの薄っぺらな真似事に終わりました。

 欧米に追いついたつもりで馬鹿侵略戦争に邁進した戦前バブル景気に浮かれてまともな経済政策放棄した失われた30年、それと同じことが日本では学術界でも起こってしまうのですね。

 まさに「猿真似」の国。他になんの形容のしようもありません。

2024-06-19

コロンブス皮肉でも使っちゃダメなんだろ。たぶん。

「ごめんね」

それは一番難しい言

大人になる途中で

僕は言えなかった

こんな歌詞なんだから、なんか悪いことしちゃった人間モチーフなんだろ。コロンブスってのは。

今は、笑いのネタでも皮肉でもヒトラー使っちゃダメなんだろ。

ドラえもんの、独裁者スイッチの回、ああいうのも今はダメなんだろ。

どうみてもナチスだし。鷲の紋章の旗が描かれてるし。

アウシュビッツの遺族くらいはまだ生きてそうだしさ。

笑いや皮肉に使うにも勇気がいるさ。

コロンブスくらい昔になると、皮肉に使うくらいいいんじゃないかって思うけどさ、その辺、皮肉でも許さんって感じる人もいるんじゃないかなって思うよ。

だってなんかやだもん。

東条英機が辮髪を使役したりは当然嫌だし、逆に東条英機バカを演じたりも嫌だし、東条英機謝罪したりするMVもなんか嫌だし。

別に文句は言わないけどさ。

侵略戦争したのは事実だし。

まあでも、騒いでる人らは、ポリコレ棒で叩きたいってのが5割くらいあると思うよ。

知らんけど。

関わらんのが一番。どうせ聞けないし、みれないし。

2024-06-18

良い意味でも悪い意味でも世界日本ことなんか見てないよ

というと発狂する「リベラル」ってマジでどこが「リベラル」なのさw

世界がそこまで日本の悪政を憎んでくれてると思うなんて、日本スゴイの裏返し過ぎるだろ。

ロシアイスラエルみたいに現在進行形侵略戦争してるならともかく、現在戦争もしてなけりゃ、国民拷問しまくりのシリアだってそれほど気にされちゃいないよw

お前がシリアに無関心なのと同じくらい、いやその何倍も世界日本ことなんか無関心だよw

マジなんなんだろうなあの謙虚さに見せかけた傲慢さ。

まさに日本過ぎる。

2024-06-15

じゃあコロンブスみたいに評価が変わった偉人英雄って誰よ?

ぶっちゃけコロンブスがそんな批判されるような奴だなんて知らんかったわ。気になったからChatGPTに聞いた。

評価が変わった偉人英雄の例を以下に挙げ、それぞれの以前の評価現在評価、そして評価が変わった原因を説明します。

クリストファー・コロンブス (Christopher Columbus)

トーマス・ジェファーソン (Thomas Jefferson)

ウィンストン・チャーチル (Winston Churchill)

ハトマ・ガンディー (Mahatma Gandhi)

マーティン・ルーサー・キング・ジュニア (Martin Luther King Jr.)

ナポレオン・ボナパルト (Napoleon Bonaparte)

これらの例からも分かるように、歴史人物評価時代背景や社会価値観の変化によって大きく変わることがあります

コロンブスだけじゃなくナポレオンダメだったのかよ。

日本人だとどんな例があるんや?

もちろん、日本人の例もあります。以下に、評価が変わった日本人偉人英雄の例を挙げます

豊臣秀吉 (Toyotomi Hideyoshi)

織田信長 (Oda Nobunaga)

昭和天皇 (Emperor Hirohito)

徳川家康 (Tokugawa Ieyasu)

福沢諭吉 (Fukuzawa Yukichi)

山本五十六 (Isoroku Yamamoto)

これらの例からもわかるように、日本歴史人物評価も、時代の変化や新たな歴史研究の成果によって変わってきています

うーん。元からそんな良い評判の良い人らでは無いような気がするが…。うっすらとセンシティブ配慮必要とされる人らやん。

もしかしてコロンブスも、昔からそういう枠内だったってコト?

anond:20240615015742

理系さんだって+-×÷くらい常識って言うでしょう

コロンブス個人の行いとかポリコレとか以前に帝国主義植民地支配もっと簡単に言えば侵略奴隷制(を肯定的に描くこと)がダメだなんて四則演算レベル常識だと思うけど

われわれ日本人四則演算を習うのと同じ場で侵略戦争の反省を習っているはずなのだ

2024-06-06

陸上自衛官だけど、沖縄戦善戦だというのは妥当

陸自沖縄戦善戦した」 幹部候補教育方針に 住民被害に触れず識者が批判 市民団体の開示請求で判明

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1373064

この記事について。アホみたいなブコメが並んでるので、元陸上自衛官増田が、沖縄戦善戦と考える陸上自衛隊の考え方を説明するね。

なお、増田は元陸上自衛官だけど、政治的にはリベラル寄りで歴史修正主義戦前の美化には反対の立場だよ。

軍隊は一つ前の戦争に備える

軍隊というのは、一つ前の戦争に備えるという習性があるって言われているし、まあ、どんな仕事でも普通にやってるとそうなる。

陸上自衛隊で言えば、太平洋戦争島嶼戦)と日中戦争。で、日中戦争ゲリラ狩りの治安戦と、弱い中国軍相手無双みたいな感じで、(侵略戦争しない限りは)あんまり参考にならない。

太平洋戦争島嶼戦はというと、陸軍は敵上陸直後の脆弱状態を狙っての水際撃破を狙ってたんだけど、これは艦砲射撃戦車揚陸艦艇などの存在でさっぱり上手くいかなかったもんですな。あと、(クソ役立たずの海軍のせいで)海上交通路が絶たれて餓死というのが多かったけど、まあ論外。

で、逆に、うまくいったパティーンが、ペリリュー、硫黄島沖縄で、これは堅固な築城による陣地を構築し、艦砲射撃や爆撃を無効化、寄せてくる敵は緊密に連携した陣地で削り倒して遅退するってやつなんですが、めちゃくちゃ上手くいった。例えば、圧倒的に優勢な敵に対して、嘉数高地とかで善戦しまくったわけです。あ、湾岸戦争の73イースティングの戦いでイラク軍が似たような反斜面陣地やろうとしたけど、うまくいかなかったみたいです。まあ、準備不足だったし砂漠からムズいよね。

ただまあ、これは、戦略的に見れば防衛時間稼ぎにしかならんかったわけですが。

専守防衛本土決戦

で、戦後

わーくには、専守防衛という政策を取るようにしました。その結果、軍事的には本土決戦しかないということになりました。

海上自衛隊航空自衛隊がいるじゃないかという向きもあろうかと思いますが、空自さんは開戦初期に無力化されますだって空港レーダーサイトバレバレなんだもん。ミサイルなどのスタンドオフ攻撃やゲリコマで臨終です。で、海自航空優勢が無い場所で動けないので役に立ちません。だから陸上自衛隊は、空自さんが空港を復旧させて、移動警戒隊を展開して、敵の航空戦力が疲弊するまでの間、あるいは米軍が助けに来てくれるまでの間、航空優勢が無く、兵力に劣る中で、本土決戦地の利を生かして、なんとか粘れってことになります

陸上自衛隊のやりたかった戦争

そんなわけで、陸上自衛隊冷戦期において、沖縄戦を範にとるドクトリンを考え、そのための準備を営々と積み上げてきたわけでありんす。音威子府で2師団は壊滅する予定でしたが、師団自決予定地が決まってるという冗談があったぐらいです。

そんで、国民の皆々様におかれては、専守防衛という政策を取り、かつノーガード戦法ではなく自衛隊を設置している以上、当然に本土決戦覚悟しているはずで、屍山血河でキルレシオ100対1でも徹底抗戦してくれるはずなんですよね。

それは嫌だっていうなら、ノーガード戦法でどっかの国の庇護下(なお、侵略者平和主義byクラウゼヴィッツなのでなんでも言うことを聞く必要があり)に入るしかないっすね。ワシはリベラルから独裁中共はいやだけどね。

下級のアホ元陸の追記

だーかーらー、国民にはノーガード戦法でも対外侵略でも「専守防衛本土決戦」以外のオプション自由にあるの。主権者サマなんだからさぁ。

のしもべは、プロフェッショナルとして与えられた条件で最適解を求めるだけなの。というか、それ以外を考えてはいけないの。ましてや、政治的決断について実力組織が考えるなんてもっての外なの。だから、大モルトケの言う「いいえ、ただ私は軍事上の問題のみ気にかけているのです」って回答しかできないよーん。嫌なら防衛省設置法を廃止すりゃいいんですよ。

2024-06-04

[]靖国神社への落書き 中国政府理性的表現するよう注意」

中国外務省の3日の記者会見では、靖国神社石柱への落書きや尿をかけるような行為めぐり

記者から中国人海外でどう振る舞うべきか」と質問が出ました。



これに対し、毛寧報道官靖国神社について「日本軍国主義が発動した対外侵略戦争精神的道具とシンボルだ」と非難する一方、

外国にいる中国国民が現地の法律法規を遵守し、理性的要求表現するよう改めて注意する」と述べ、不適切な行動を控えるよう呼びかけました。

2024-05-28

 一連の安保理決議は、北朝鮮に対し次の3点を義務付けています

 

(1) 弾道ミサイル技術使用した発射、核実験又はその他の挑発をこれ以上行わないこと。

(2) 弾道ミサイル及び核関連活動直ちに停止すること。

(3)全ての核兵器、核計画、その他のいかなる大量破壊兵器及び弾道ミサイル計画も完全な、検証可能な、かつ、不可逆な方法放棄すること。

北朝鮮に対する安保理決議上記の通りで、人工衛星と称しても「弾道ミサイル技術使用した発射」には違いがないのだから日本としてはそれを批判し、警戒するのは当然のことだと思うんだけど、実際の所、北朝鮮ミサイルを打つ度に、日本政府への悪感情が高まり日本軍拡を許してはならないと言う世論高まるんだよね。

ただそこに疑問を持つと、侵略戦争主義者歴史修正主義者、差別主義者、自民の犬、壺カルト信者等とボロカスに言われるんだけどさ。

2024-04-24

anond:20240424100816

横だけど都合のいい情報を与えられてたのってかなり後半の方で1930年代とかの戦争始めた当時は戦争やれやれって国民が言ってただろ。反対派の家に石とか投げるレベル衆愚

太平洋戦争始まって負けの空気になったら軍部のせいだみたいなこと言い始めたけど国民のもの戦争肯定してた事実忘れて軍部のせいでしかないみたいに言ってるほうが侵略戦争肯定しとるだろ

2024-04-08

太平洋戦争で日米双方の死者を弔うのも大事だけど、日本侵略と戦って死んだアジア各国1,000万人以上の人たちにも弔いを忘れてはならない

侵略戦争は永遠倫理的敗北を生む

2024-03-30

現在イスラエルガザ紛争の数百回分の死者数を出した侵略戦争を起こしたのが日本なんだよなぁ

2024-03-27

[B! 戦争] ウクライナ政府が『マインクラフト』にて、ロシア占領された町「ソレダル」を再現ミニゲーム歴史学習、学校再建のための寄付可能 - AUTOMATON

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/automaton-media.com/articles/newsjp/20240326-287307/


id:pokute8機密文書へのアクセス権限を持たないはずの21歳https://tinyurl.com/muhvr3td不思議なことにそれを流出させた場所ディスコードのマインクラフト関連鯖。https://tinyurl.com/bp6spdwbhttps://tinyurl.com/2ekywv6r


プロパガンダだろうが、侵略戦争を仕掛けている露助が悪いのが第一なので何の問題もないことがわからないオマエの頭が悪いのが最悪だってことを自覚してください。

露助大人しく西側軍門価値観)に下ってりゃ良かったんだよ、マジで

2024-03-24

もうめんどくさいか年収3000億万円以上の超エリート以外は異性愛結婚禁止しようぜ!

足りない労働人口は分は中国侵略戦争ふっかけてさらってこようぜ!

2024-03-22

日本原爆被害を訴えても、「でも侵略戦争を起こさなければ原爆落とされることも無かったよね?(自業自得だわ)」と言われれば反論できない。侵略戦争敗戦百年後にもつつかれる。

同じように、現在ロシアイスラエル歴史的やらかしを行っている最中に見える。既に百年後まで「倫理的に必敗」が見えている。

2024-03-19

予言日本ではこれから数年間の間に最大約500万人が追加で死亡する

 内田樹が触れているように、日本は「立ち帰るべき初期設定」(注1)がない国である。立ち返るべき初期設定がないということは、現行のルール自発的に、外部からイベントなしに、変更しにくいということでもある。何かがおかしいと感じられていても「平穏である限り、そのルールは維持される。仮にその「平穏」がル・グウィンの書いた「理想都市オメラス」のような平穏であってもだ。「立ち返るべき初期設定」がないから、そのルールの良しあしを判断できないのだ。官僚機構は、自らに課せられたルールを忠実に守る。それが官僚機構の役目だからだ。官僚機構自発的な変革は期待できないし、期待してはいけない。期待するとすれば、政治家国民の、そして、外部からイベントになる。

 さて、ルール再考きっかけとなる、外部からイベントの一つが、「人の死」であるブラック企業対策きっかけになったのは、高橋まつりさんの死だったし、統一教会対策に動き出したのは安倍晋三元首相の死がきっかけだった。でも、この2つはもともと国民の側にある程度の不満が溜まっていたからこそ、一人の死でここまで動いた。では、もし、国民政治の側が致命的な選択肢を選んでいるにもかかわらず、その致命さに気づいておらず、不満も持っていなかったら?

参考になるのは、前世紀において、日本アジアに対して行った侵略戦争である日中戦争開始当時、そのことを間違っていると考えた国民は少数派だった。みずから選択肢が誤っていると判断して無条件降伏するまで、多くの人が亡くなった。特に戦争末期になって戦没者の数は急激に増える。全戦没者のうち9割を占めると言われる。最終的に、東京大空襲沖縄戦ソ連の侵攻、原爆投下にいたる。死者は軍人軍属民間人合わせて240万人〜310万人とも言われる。当時の総人口を7500万人とすると、3.2〜4.1%にあたる。それだけの犠牲者が出た段階で、ようやく政府終戦決断した。

 さて、今現在日本は、戦時下にある。それはCOVID-19との戦争である。互いに殺し殺されるという関係では、戦争公衆衛生もたいして変わりがない。違うのは、ウイルスには意志戦争遂行責任者もない点である歴史は繰り返さないが韻を踏むという。すでにその兆候は見えている。

 

 ・責任者の不在

  5類の意向により、政府感染対策民間に丸投げし、積極的感染対策を取らなくなった。

  一方、民間民間で、上の指示がない限り積極的感染防止対策を行わない。結果、誰が責任者かわからないまま、だらだらと戦争は続いている。

 ・初期段階は現場努力で上手く行く

  すくなくとも、戦争が始まってからの数年間の動きは素晴らしかった。しかし、それらは、現場民間努力によるものであり、長続きはしなかった。

 ・戦争相手の実力を甘く見積もる

  中国米国の実力を見誤ったように、コロナウイルスの実力を甘く見積もる。「ただの風邪」という言説はその最たるものであるしかし、実際にはコロナウイルスは想定よりも厄介なウイルスである心臓疾患や認知障害をはじめとする様々な疾患を引き起こし感染性も高く、免疫逃避性も高い。繰り返し感染するごとに、後遺症発症する確率もあがってゆく。

 ・戦争に対して不足する自リソース

  脱マスク診療報酬の削減、ワクチン任意接種化で、全数把握の取り止め、無料検査事業の終了、患者の届け出の把握など、わざと自らのリソースを削減する。

    

 これらの結果、戦争開始当初は、現場の奮闘と戦術でうまくいくが、戦略の無さとリソースの不足でやがて負ける。いくら指揮命令系統を強化しても意味がない。負ける理由戦略の不足であり、決断の不足であり、思想の欠如であり、「立ち帰るべき初期設定」の欠如だからだ。幸か不幸か、戦争相手ウイルスであり、どこかに大本営があるわけではない。現場で戦う個々人に対し、リソースを潤沢に供給し、支援し、戦い続けられば、少なくとも五分五分には持ち込めるだろう。マスクを着用させ、手洗いを励行させ、ワクチンを接種させ、その代金を支援し、発熱外来コロナ病床を提供する医療機関資金面支援し、ワクチン製造し、備蓄し、抗原検査キットを配布させれば戦い続けることはできるであろう。しかし、緊縮財政の名のもとにそのリソースを絞ってしまった。

 おそらく、前戦争におけるミッドウェー海戦に相当するものは、コロナウイルス感染症の5類移行である。あれをきっかけに潮目が変わった。明らかに社会コロナウイルス感染症は警戒しなくて良いというメッセージと受け取った。テレビでは、「コロナ明け」という単語が飛び交い、マスクをつけなくなり、飲み会に繰り出し、満員電車は復活し、学校では積極的に脱マスクが推進されている。ウイルスは弱毒化どころか、ますますその凶悪性質が明らかになっているというのに。

やがて、免疫が弱体化して感染症が蔓延し、または、再感染でロングCOVIDが蔓延し、人がバタバタ死に始め、国民おかしいと気づくまでこの状況は変わらないであろう。どのくらいの人が死ぬだろうか。前大戦では総人口の3.2〜4.1%であったことを思い出してほしい。2024年現在日本人口を1億2000万人とすると、死者数は、384〜492万人に及ぶ。そこまでの死者を出して、ようやく国民政府は、自らの選択肢が間違っていると気づくであろう。

 筆者は、この予言が当たらないことを祈るのみである

 

注1 内田樹,『日本辺境論』,新潮新書,p24

2024-03-17

各国の状況や時勢 世論の動向で憲法解釈を変えるべき か?

本当にそうか?

その理屈憲法改正解釈変更が許されるなら

場合によっては奴隷制侵略戦争すら肯定されないか

各国の状況や世論の動向で憲法解釈を変えるべき

というのは西欧列強植民地を獲得して国勢を増す今

我が国アジア植民地を獲得すべき

という大日本帝国理論と何か違うところあるか?

本当にその理由憲法が変わって良いか

岸田総理大臣

「各国の状況や世論の動向を鑑みて憲法改正します」

と言ったら君たちは賛成するのか?

私は反対だが…

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