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2024-07-17

HONZクローズでwad'sという昔あったサイトを思い出した

HONZクローズしたってんで思い出したけど、昔、wad's っていう映画評・書評(というか映画メモ読書メモみたいな感じ)のサイトがあってよく見てた。

紹介される映画や本の趣味はそんなに自分の好きなものと被ってないし、評価自分のそれとは結構違ってたんだけど、かえってそれがおもしろかった。

へーそういう風に思うんだー、って。今はもう見れないみたいで残念。ああい個人書評サイト、なんかないですかね。

2024-07-15

anond:20240715020740

原著 "Irreversible Damage" の内容について "科学的に否定されている" などの攻撃がしきりに行われるのですが、これは主に 米国 "ジェンダー肯定モデル" の医療を推進している主に米 "業界医師" や活動家の人々がそのように主張しているだけです(代表ハフポスト日本語版サイト書評翻訳されている医師ジャック・ターバン氏です)。

実際には精神医学専門家M.Grossman が証言しているように、この主題専門家の間で立場によって完全に見解が異なり、数年来大きな論争の対象となっています

すでに英国欧州北欧各国(最初に始めたのはスウェーデンです)の当局専門家は、先日の英国NHSの正式な "思春期ブロッカーの停止発表" のように、未成年者への思春期ブロッカーホルモン投与を当然のものとする "ジェンダー肯定モデル" についてはその多くが基本的見直しを開始しており、そのプロセスの途上にあります

米国の "ジェンダー肯定モデル" 推進派として有名な医師であるジャック・ターバン氏らの同原著に対する主張は、すでについ先日の英国NHSの公式正式決定(医学的な大規模系統レビューの結果を受けた "ジェンダー肯定モデル" の見直しと "思春期ブロッカー" の処方停止の発表)で、その主張の根幹となる前提(未成年 "肯定モデル"の医学エビデンスレベル評価)が否定されているため、主張の正当な根拠をほぼ失っています

原著出版から数年が経ち、政治医学的論争・世論メディアの状況は少しずつ動いています

米国リベラル代表であるニューヨークタイムズ紙(NYT)にもすでに、ディトランスの若者たち取材した同書とほぼ同趣旨・同主題記事が昨月掲載される状況になっています

原著の内容を間違っていると否定されるならば、NYT紙(ニューヨーク・タイムズ紙)までも出版されるべきでない "科学的に間違った新聞" や "ヘイト新聞" というようなことになってしまい、論理破綻してしまます

2024-07-04

百年の孤独」読まんで逆張りしたい人に薦めるラテンアメリカ文学10

https://anond.hatelabo.jp/20240703191053

ワイ、昨日書いた増田が250以上ブクマされ、ビビり散らかす。まあ逆張り背伸びしたい勢は想像以上にいるってことなんだろうか。それにしても「百年の孤独文庫マジで見つからんな、4件本屋行ったが見つからん。だからまあアレだ、今度は“「百年の孤独文庫版売ってないのでもういっそ「百年の孤独」は読まないで逆張りしたい人に薦めるラテンアメリカ文学”というテイでお薦めするわ。逆張りしてる/したいやつ、そもそも百年の孤独」読まんよな。

アウグスト・ロア=バストス/吉田秀太郎「汝、人の子よ」(パラグアイ)

まず名前カッコよすぎだろ、アウグスト・ロア=バストスって。ラテンアメリカ小説家で一番カッコええよ。まあそれは措いといて、これはパラグアイ現代史とかそういうの描いてんだけど、語り方がめちゃ混乱してる。1人称で進んでたと思ったら3人称語りになったり、日記文章出てきたり。時間軸もめっちゃ変わる。何かググったらロア=バストス、映画脚本家でもあったらしいけど、脚本っぽさが違和感理由かもしんない。こういうわけで読んでて何回もは?とかなるけど、その錯綜っぷりがパラグアイ現代史なのかもね、知らんけど。

オスカール・ナカザト/武田千春「ニホンジン」(ブラジル)

そう、日系ブラジル人ナカザトさんが書いた日系移民についての小説月並みなんだが日本の知られざる歴史ってやつを、ある移民家族史を通じて教えてくれてめっちゃ面白いよ。これ読んでたら、戦前かにブラジルだけじゃなくパラグアイとかペルーとか、あと他の地域の国とかに行って生きたり死んだりしてた日系移民めっちゃ多かったんだろうなとかしみじみしてしまったわ。水声社から出てる現代ブラジル文学コレクションで一番好きやね、これが。

マリオ・レブレーロ/寺尾隆吉「場所」(ウルグアイ)

ある時起きたら見知らぬ部屋にいて、ドアを開けたらまた別の部屋が広がっていて、その部屋のドアを開けたらまた別の部屋が広がっていて……こういう悪夢みたいな状況を描いた作品がこれなんだけども、こっからまた別の意味で変なことが起こっていって、変なことのバーゲンセールが開催されながらも文章結構淡々としてて、この素っ頓狂さをどこまでも真顔で書いてる作者の顔面自然と浮かんでくる。訳者によるとウルグアイは“奇人の国”らしい。これ読むと、まあ納得や。

ソル・ケー・モオ/吉田栄人「穢れなき太陽」(マヤ/メキシコ)

これはラテンアメリカ先住民の1つ、マヤ人の小説家が書いた小説集。マヤ語とスペイン語の2か国語で、先住民社会とか女性差別とかそういうのを描いてる。マヤ人の社会やら文化やらについて当事者が書いた本は少ないし、そういう意味でもかなりオススメ。ていうか俺は、ラテンアメリカ文学の入門としてこの人の作品も出てる「新しいマヤ文学」がマジでうってつけだと思ってる。フェミニズムやら、ファンタジーやら、魔術的リアリズムやら色々てんこもりで、薄めでしかも字もデカいから読みやすい。図書館とかじゃスペイン語文学の棚じゃなくて、海外文学最後のその他の文学の枠に置いてある時多いから注意な。

 

エリコ・ヴェリッシモ/澤木忠男「大使閣下」(ブラジル)

ラテンアメリカ文学好きは“三大独裁者小説”って聞いたことあるかもな。カルペンティエールの「方法異説」とロア=バストスの「至高の我」とガルシア=マルケスの「族長の秋」ね。この本はそこに並んでもいいようなブラジル小説だけど、またクソ分厚いわ、出した出版社がそこまで有名じゃないわで。日本じゃ全然知名度がない。てか翻訳過程オモロイ。訳者、実は三菱UFJ銀行の元理事で、若い頃にこの本読んで感銘を受けて、50年越しに翻訳したらしい。すげえ執念だ。まあこれは俺の文章より、ラテンアメリカ協会書評読んだ方がええ。https://latin-america.jp/archives/55186

ソル・フアナイネス・デ・ラ・クルス/中井博康「抒情詩集」(メキシコ)

前にスペイン語勉強してた時、メキシコの人に「スペイン語話者モテたいなら、この詩人を読んでスペイン語での口説き方を学べ」って言われてこの人を教えられた。で、図書館行ってとりあえず見つけたこ日本語版の詩集読んでみたんだが……いや全然そういうのじゃなくね!?一体全体何を以てこれ読んで口説き方を学べと言ったんか、それともジョークで言ったんか、マジ分からんが、詩を諳んじられればメキシコひいてはスペイン語圏でモテるってことかね?日本じゃ現代短歌読めればモテる、みたいな。

マヌエル・プイグ/木村栄一「このページを読む者に永遠呪いあれ」(アルゼンチン)

ブコメマヌエル・プイグの話が出てたが、プイグたらこれやろ。「このページを読む者に永遠呪いあれ」やろ、これくらい印象に残る本のタイトルないやろ。この本の表紙の写真と、何か一言だけつけてXで呟けば一発でバズるやろ。というか多分、もうバズってるやつはいるやろ。内容に関しては、忘れた。前の「ポーランドボクサーパターンのやつや。今回はタイトルだけ異常に際立って覚えてるやつ。だって「このページを読む者に永遠呪いあれ」やん、忘れられんやろ、これは。

サルバドールプラセンシア/藤井光「紙の民」(メキシコ/アメリカ)

これ、ラテンアメリカ文学として紹介されてるの見たことなくて不思議だわ。英語で書かれてるけども、著者がメキシコ出身主人公たちもメキシコから移住してきた家族だし、土星戦争みたいに常軌を逸した出来事の数々が起こってる感じ、ラテンアメリカ文学求めてる人に面白がられそう。だがこれが曲者なのが、内容や文章実験的なら、文字レイアウトでまで実験しまくりなことで、本引っくり返したりしないと読めない部分すらある。だから本のフリをした現代美術を楽しむノリで読むというか、体験すべきというか。

エリザベス・アセヴェド/田中亜希子詩人になりたいわたしX」(ドミニカ共和国/アメリカ)

これも英語作品だけども、作者がドミニカ共和国出身主人公も同じ境遇少女や。で題名通りに主人公詩人になろうと色々と頑張るんやが、それが詩の形式でめちゃ改行しまくって書かれてるんだよ。これ読んだ時、マジでビックリしたわ。そんな風に小説書いちゃっていいの?みたいな。内容と合ってるのはもちろん、ドミニカ共和国伝統音楽も出てきて、そういうリズムも感じられんだよな。もち読みやすいし、こん中じゃ一番気軽に薦められるやつ。みんな、児童文学も読めよ。それが周りの読書好きに対する逆張りや。

フェルナンドデル・パソ/寺尾隆吉「帝国の動向」(メキシコ)

すまんが、1冊まだ読み切ってない本を薦めるわ。ラテンアメリカ文学のクソデカ本の頂点はロベルトボラーニョの「2666」だけど、それには全然劣りながらもページ数880でしかも字がめっちゃ小さい。メキシコ第二帝政時代皇帝マクシミリアンとその妃シャルロッテのクソデカ悲劇を描いたクソデカ歴史小説で、マジで何度も読むの挫折してる。「百年の孤独」関連じゃ“読むの挫折した”って悲鳴をXで何度も見てきたが、俺にとってのそういう本だ。俺の代わりに読み切ってくれ、ホンマに。

あと友田とんの「『百年の孤独』を代わりに読む」もちろん知ってるで。でもいきなり早川再販されて、何かサンダンス映画祭でやりそうな面白いインディー映画作ってた監督が、いきなりMarvel作品監督に抜擢された感じで、嬉しいけど寂しい感じやな。その後にMarvel映画作んなくてもずっとハリウッドで大作作り続ける監督とかザラだし、今後はずっとそういう感じで新作も大手から出し続けんのかね?

2024-07-03

気になる人

ここにidを書くわけにはいかないから伏せるけどあの赤い鳥居の人本当に何者なんだろう

複数時代芸能特にアイドル)にもあらゆるジャンル漫画にも小説にも作家にも出版もびっくりするほど詳しい

むかしコメつきでブクマをしていたころ(今は非公開ブクマカ)にも言及したことがあるけど「知識が身についてる」ってのが言葉通りの感じ

なんとなく山田五郎さんぽい感じの人と思ってるけど女性なのかしら

挙がる作家名を見ると趣味が合うなあと思う

気になるエントリでその人のブコメをみかけるたびおおっと思ってしま

書評家とかサブカル文化研究とかとにかくそのようななにかされている方だろうか

2024-06-09

[]

また彼は人生に対する快楽主義的な姿勢が持つ欺瞞性理解していた。

先の戦争以降、西洋思想ほとんど全て、特に進歩的思想は皆、人類は安楽、身の安全苦痛回避以上のことを望んではいないと暗に仮定していた。

こうした人生観においては、例えば愛国心軍事的美徳といったもの存在する余地はない。

兵隊人形で遊ぶ我が子を見た社会主義者普通不安に駆られるものだがブリキ兵隊の代わりを思いつくことは決してできない。

どうしたわけかブリキ平和主義者ではその代わりにはならないのだ。

自らの喜びなき精神によって並外れて強くそれを感じ取るヒトラーは、

人類が欲するのは安楽と安全、短い労働衛生状態避妊一般化して言えば常識に適ったもの

それだけでないことを知っているのだ。

少なくともときおりは闘争自己犠牲、そして言うまでもなく太鼓と旗、忠誠を誇示するための行進を人類は求める。

経済理論としてはともかく、ファシズムナチズムはどのような快楽主義人生観よりも心理学的にずっと堅固なものである

書評 アドルフ・ヒトラー著「我が闘争」 ジョージ・オーウェル

https://open-shelf.appspot.com/ReviewOfMeinKampfByAdolfHitler/chapter1.html

2024-06-06

「大図書館魔術師」がサイコーと言う話

世の中には自分サイコーだと思っていても、何故か、全く評価されず、あれは重版でこれは重版でないのはなんで?ということがたまにある。

なんでだろーとほわわんと思っているうちに、打ち切りになって、なんとなく胸にぽっかり穴が空いたような気持ちになる。

これまでは、それを受け入れて来たけれども、今どき、とりあえず狂気的な熱量でその魅力を発信すれば、一定の評価までいけるんじゃねと思い至った。思いついたら試してみたくなる性分で、自分の知るあらゆる場所で喚き散らそうと皆様のお目汚しさせて頂いております

その漫画やら小説やらが、おもしろーと思う前提が大きく2つあると思ってる。

一つは、いかにうわぁーそれわかるわぁって深いところで思わされるかどうかである

下の人は、手に取ってもらえれば少なからず思うところがあるのではないかと思う。

自分マイノリティで、生きにくさを感じている人

●「馬を水辺につれていけても水を飲ませることはできない」を日常的にひしひしと感じている人

自分に対して卑屈になって、大した事ない人間だと思っている人

他者コントロールできず、自分自身のことしか自分コントロールできることはないという事実はは、人が幸せ人生を歩むうえで一番大切な考え方であると思う。

隣の芝は青く見える、アドラーの言う「他者競争しない」ということ、古今東西かに嫉妬凋落するという話は絶えない。

自分ではどうしようもないこと、他者との比較を駆り立てられるような仕組みが、今この世の中は多すぎる。そしてなぜだか、人の性質の一つとして自分が持っていない他人の何かに痛烈な魅力を感じてしまう。本来であれば、それは危機察知や、欲望自分自身に向けることができれば、とてつもない力を発揮するはずであるのに、間違った使い方を推奨させるような、情報蔓延ってしまっている。

自分人生自分のもので、他人比較しようとどうしようと、結局自分が何を考えどう行動するかでしか自分人生は動かないという事を痛烈に感じさせてくれる。

主人公がその事を少しずつでも確実的に自覚するに連れて、心臓をえぐり取られるような衝撃が体を走り、一旦目を閉じ深呼吸することを強いられる。

嫌われる勇気読んだ人とかも、読んでないけど興味がある人も、この作品を足がかりにしてから解像度が上がるかもしれん。

自分人生幸福にするためのヒントがわかりやすく散りばめられているこの本を読まん奴は本当に損だと思う。

おもしろーと思う要素2つ目は、王道要素である

弱いと思ってたやつが実は強い、正体不明の助けてくれた相手は、実はめちゃくちゃ権力者でひょんなことからコネが出来る等々。

葬送のフリーレンも、勇者が死んだあとのストーリーエモいと言う部分にフォーカスされがちで、言うまでもなく、それがあれの根幹の面白さではあるのだけれど、これでもかというほどに、「あいつ実はめっちゃ強いやん」、が詰め込まれている。それなのに、ブリーチのようにあーはいはい、またそのパターンねとならない。消費されない。十分なタメを作ったうえでのどんでん返しなので、読む方は毎回純粋に重く気持ちよさを感じ取れるのである

ただ、この紹介したい作品は、その要素を表に出さずに既に7巻まで進んでいる。ずっーと匂わせて、明らかなシーンとして強者を表立てない。それが読者に考えさせる余白を与える。

答えを早々に矢継ぎ早に、気持ちよくわかりやす正義を振りかざし、相手に考えさせないことで、我々をコントロールしがちな様々なコンテンツとは毛色が違う。私自身もどちらも面白いと思うのだが、あとに引き、心の奥に残り、他の人と共有をしたいと思うのは圧倒的にこの作品である

月刊からさ、ゆっくりなのよ進み方が、でもさ絶対終わってほしくなくて、ずーっとゆっくーり1年とか半年かに1回これが読めるだけでもうLOQバク上がりでさ、打ち切りなんてなったらショックもとてつもないからさ、応援したいわけ。

みんな頼む、マガジンで今なら一巻無料だ。

6月8日最新刊から、それに伴って、3巻無料キャンペーンがなされるかもしれん。私は、ユーチューバーの誰かが書評しているのをみて何かの記念で3巻無料でそこから入った口です。

ここのコメントが、そんな王道面白いの知っとるわであふれることを祈る

2024-04-11

anond:20240410001303

他者批評して自分正義を貫きたいなら、他人商売土俵の上じゃなく自分運営するブログ上とかでやるべきだよ

ま、この手の批評者ってのは往々にして過度に偏屈な(そして一般人にとってはどうでもいい)視点に執着して色眼鏡かけすぎるもんだからAmazonが常習的に攻撃的な文章を書く人を雑に締め出していく方針は間違ってないと思うけどね

部分的に正しいことを言ってたとしても、そういうトゲトゲした人の存在コミュニティにとって有害なんだよ

これが書評コミュニティだったら看過されてたかもしれんが、Amazonはモノ売るためのプラットフォームから

anond:20240411173926

あいいじゃん、そういうの。

面倒くさそうな意識高い本が知りたいなら、新聞書評でも読んだらいいわ。

2024-04-10

本屋大賞ホント糞。早く終われ

出版界隈の端っこにいる人間だけどさ。

 

 

早く終われこんなもの出版界の癌やろ。

 

参考:

https://anond.hatelabo.jp/20140413133010

2024-04-04

anond:20240404103033

原著 "Irreversible Damage" の内容について "科学的に否定されている" などの攻撃がしきりに行われるのですが、これは主に 米国 "ジェンダー肯定モデル" の医療を推進している主に米 "業界医師" や活動家の人々がそのように主張しているだけです(代表ハフポスト日本語版サイト書評翻訳されている医師ジャック・ターバン氏です)。

実際には精神医学専門家M.Grossman が証言しているように、この主題専門家の間で立場によって完全に見解が異なり、数年来大きな論争の対象となっています

すでに英国欧州北欧各国(最初に始めたのはスウェーデンです)の当局専門家は、先日の英国NHSの正式な "思春期ブロッカーの停止発表" のように、未成年者への思春期ブロッカーホルモン投与を当然のものとする "ジェンダー肯定モデル" についてはその多くが基本的見直しを開始しており、そのプロセスの途上にあります

米国の "ジェンダー肯定モデル" 推進派として有名な医師であるジャック・ターバン氏らの同原著に対する主張は、すでについ先日の英国NHSの公式正式決定(医学的な大規模系統レビューの結果を受けた "ジェンダー肯定モデル" の見直しと "思春期ブロッカー" の処方停止の発表)で、その主張の根幹となる前提(未成年 "肯定モデル"の医学エビデンスレベル評価)が否定されているため、主張の正当な根拠をほぼ失っています

原著出版から数年が経ち、政治医学的論争・世論メディアの状況は少しずつ動いています

米国リベラル代表であるニューヨークタイムズ紙(NYT)にもすでに、デトランス若者たち取材した同書とほぼ同趣旨・同主題記事が昨月掲載される状況になっています

原著の内容を間違っていると否定されるならば、NYT紙までも出版されるべきでない "科学的に間違った新聞" や "ヘイト新聞" というようなことになってしまい、論理破綻してしまます

2024-04-03

「あの子トランスジェンダーになった」 について

原著 "Irreversible Damage" の内容について "科学的に否定されている" などの攻撃がしきりに行われるのですが、これは主に 米国 "ジェンダー肯定モデル" の医療を推進している主に米 "業界医師" や活動家の人々がそのように主張しているだけです(代表ハフポスト日本語版サイト書評翻訳されている医師ジャック・ターバン氏です)。

実際には精神医学専門家M.Grossman が証言しているように、この主題専門家の間で立場によって完全に見解が異なり、数年来大きな論争の対象となっています

すでに英国欧州北欧各国(最初に始めたのはスウェーデンです)の当局専門家は、先日の英国NHSの正式な "思春期ブロッカーの停止発表" のように、未成年者への思春期ブロッカーホルモン投与を当然のものとする "ジェンダー肯定モデル" についてはその多くが基本的見直しを開始しており、そのプロセスの途上にあります

米国の "ジェンダー肯定モデル" 推進派として有名な医師であるジャック・ターバン氏らの同原著に対する主張は、すでについ先日の英国NHSの公式正式決定(医学的な大規模系統レビューの結果を受けた "ジェンダー肯定モデル" の見直しと "思春期ブロッカー" の処方停止の発表)で、その主張の根幹となる前提(未成年 "肯定モデル"の医学エビデンスレベル評価)が否定されているため、主張の正当な根拠をほぼ失っています

原著出版から数年が経ち、政治医学的論争・世論メディアの状況は少しずつ動いています

米国リベラル代表であるニューヨークタイムズ紙(NYT)にもすでに、ディトランスの若者たち取材した同書とほぼ同趣旨・同主題記事が昨月掲載される状況になっています

原著の内容を間違っていると否定されるならば、NYT紙(ニューヨーク・タイムズ紙)までも出版されるべきでない "科学的に間違った新聞" や "ヘイト新聞" というようなことになってしまい、論理破綻してしまます

2024-03-12

anond:20240312105704

Bing(Copilot)ちゃんに聞いたら下記がお勧めだって言ってたよ。ワイは書評についてはいくつか目を通したが未読

アルフレッド・ミーリーアメリカ大学生自由意志科学について語るようです。』蟹池陽一訳,春秋社2018年

 

評者:李 太喜

https://tarb.yamanami.tokyo/2021/08/0028-alfred-mele-free-will.html

 

聞き方変えたら下記もおすすめだって言ってたよ

自由意志についての入門的な理解を深めるために、以下の書籍おすすめです:

 

 

 

 

これらの書籍は、自由意志概念についての基本的理解を深めるのに役立つでしょう。興味がない方でも、これらの本は読みやすく、自由意志問題を考える良い出発点になります。興味を持たせるためには、日常生活での意思決定や行動の背後にある科学的、哲学的な考察を示すことが重要です。それには、このような入門書が適しています

2024-02-23

anond:20240223200930

暇空関係のことはよくわからないが「文章力がない」「長い、もっとまとめろ」的な指摘は

あえてつっこめるところがそこ以外にないというとき負け惜しみ的に出るものだなあとはてブを長く見ていて感じる

ブコメで出てくるこの文言は、はたから読んでいて本当にわかりにくい文章とき以外には

「この私にわかやすく読ませることができない/すべての分量を読ませる文章を書けないお前が悪い・普通に意見が気に入らない/もっともだがそうストレートに言うのは品がないか癪なので知的な部分で混ぜ返したい」みたいな意味意図しかないと思う

これが少なからブコメにちらつくときはわりとクリティカルな指摘が行われている場合のこともあるように思う

文章に関する能力と箸の持ち方と地方問題喫煙問題に関しては結構むきだしの上から目線差別意識が露呈するよね、はてなにおいては

長文増田へのブコメで「文章力がある」というほめ方が頻発するのもこの裏返しだと思う

とにかく「知的に劣る」という点を指摘すれば相手が委縮するだろうとかバカにできているだろう、こいつの上に立てているだろうという意識の人が多くて、結構いいこと言うなというブクマカさんも「頭が悪い」とか普通に書いちゃうことがあってさすがにそれ見たときは本当に面食らった

多くの人が書評家か評論家のごとくふるまいがちなのははてブというサービス構造のせいなのかな

2024-02-19

伊東純也がフランスで干されない本当の理由

シロだという証拠を掴んでいる訳ではなく、「干した後、万が一シロだった場合リスクがある」からである

フランスは元々、性加害告発に冷淡な国

なぜフランスで「#MeToo 」への反対が起きたのか、という本が出版される程、フランスは性加害告発を冷淡に見る風潮が以前からあった。書評をググればわかる。

メンディ・ショック

バンジャマン・メンディという元フランス代表のサッカー選手が居る。彼は2021年8月に6件もの強姦容疑で起訴され、それを受けて当時の所属クラブであるイングランドマンチェスターシティから事実上追放された。しかし昨年1月に全て無罪判決が確定。

これを受けてメンディはサッカー界に復帰したが、マンチェスターシティには戻れず、母国フランスロリアンというクラブ移籍

そして、メンディはマンチェスターシティに対して2021年から2年間、無罪が確定するまで干された時期の給料を払えという裁判を起こした。これは未だ係争中。

伊東純也の所属クラブはメンディ・ショックの再来を恐れただけに過ぎない

日本代表伊東純也を外した理由は「スポンサーへの配慮」であり、スポンサー伊東純也を通じて浴びてしま風評被害リスクを恐れたためであった。

一方、スタッド・ランス伊東純也を外さな理由は「シロだった場合裁判を起こされ、風評と金銭の被害を被るリスク」を恐れたためである

彼の扱い方自体真逆だが、両者とも判断理由は「リスク回避」という意味本質は同じであることは覚えておくべきだろう。むやみに日本企業を下げたり、フランスを上げたりするのは近視眼的である

2024-02-13

anond:20240213191133

実際は大学講師とか書評家とか社会的地位権力を手に入れて、プライド自尊心が満たされた奴らこそ満を持して全力で男叩きをしてんじゃん

2024-02-07

週刊文春って山田太郎下ろして作家たちの生成AI対抗を難しくした上で文藝春秋主催芥川賞で生成AI使用作品賞与えて、未だ書評欄あるのなんか腹立ってきたな

2024-01-31

anond:20240131200900

ぐぐってくれてありがとう

母が「新聞書評に載ってたよ」と好きなラノベの事を褒めてくれた、あの綺麗な思い出を返して欲しかった

2024-01-29

友達欲しいけど完全に同じ趣味の友だちはいらない

好きなものに対する姿勢の違いとか、解釈の違いとか、そういうのでいちいちモヤッときしまいそうだし

自分批判的に見ているものも、他の人はそうじゃないかもと思ったら言えなくなっちゃうし、他の人に「これいいよね!」って言われたら、自分がそう思ってなくても首肯してしまいそうだし

というかそもそも、それが好きな人達の前で間違ったことを言うのが怖くて、当たり障りのないことしか発言できなくなってしまう気がするし

好きなものは、それを好きな人が誰もいない空間で延々ひとり語ってるくらいでちょうどいい

書評だって書くのは好きだけど、誰もそのジャンルに興味のないTLで垂れ流してる。私がどう思ったかを書き記していきたいから、批判的なことでも普通に書いてる。もしこれを公開したら「読解力なさすぎて的外れ」云々クソリプが付くんだろうなぁ、と思いながら書いている

から趣味から友だち作るのとか難しいんだよな

でも正直Xで〇〇好きな人と繋がりたい、みたいなタグでワイワイしてる人たちが羨ましい

友だち欲しい……

2024-01-09

平将門祟りを信じる=幽霊を信じる、なのかどうか

別に幽霊じゃなくてもいい、今の科学説明の外にある現象……思念怨念呪い妖怪

死者の怨念が現世に何か影響を与えると認識している、と言っていいのかどうか

祟りは信じていない。しか祟りを信じている人の信頼を損なうので祟られるような行為はしない。」というスタンスはありえる

祟りは信じていない。しかし何か起きたとき祟りだと言われて面倒になるので祟られるような行為はしない。」というスタンスもありえる

幽霊非実在を完全には証明できない?

では龍であればどうか

「池に石を投げる/泳ぐ/汚すと祟られる。龍神様が住む池だからだ。」という謂れがある池のタブーを信じるかどうか

タブーを侵さない=龍神(の実在)を信じる、なのかどうか

実在を信じる人もいるかもしれないが、おそらく多くの現代人は龍神実在を信じはしないけれどタブーも侵さないだろう

いや、これは本当に自信が無い

ルールから何となく守るだけで深く考えていないという線もありえるし

シンプルに池を汚すのは良くないことだから、という認識があるので龍とか関係ないという話はもちろんあるだろう

これは例えば江戸時代明治時代史料を調べていて、祟りだとか龍を見たとかい記述があったとして、それを文字通りに受け取っては不味い気がするという話

「野暮と化け物は箱根から西」という江戸時代ことわざがある

箱根以東の江戸側には野暮な人間と化け物はいない、という田舎バカにする言い回し

これだって「化け物はいるかもしれないが江戸の周りにはいないよ」という含意があるのか

それとも「化け物なんてどこにもいないよ」という含意なのか

また、「郷とお化けは見たことがない」という言い回し存在する

この言い回しはいつ頃の時代から言われたものなのか未調査なのだが……

南北朝時代の郷という刀工が作る刀には銘が無かったため、後の時代で無銘であるが郷だろうと言われるものしか存在しなかったらしい

そのため前述の「郷とお化けは見たことがない」というフレーズが出てきたようだ

こういう言い回しがある時点で当時既にお化け実在は信じられていなかったのでは?と感じる

でもそんなこと言いながら地震が起きたら鯰絵が大流行するんだよ

お化け妖怪は信じないのに地下の巨大ナマズは信じるのか?それとも信じていなかったけれどお話として楽しんでいたのか?

当時の人々にとってのリアリティがどのようなものか、を調べていきたい

江戸という都会だと例えば河童なんかはリアリティがなかったのかもしれない(未調査

しかし、原理不明である地震には説明が求められたので大鯰が語られリアリティがあった?

竜巻あたりも同じ話だ

明治時代錦絵竜巻を眺める人々の様子を描いた「怪雲現る」と題されたものがある

貴重資料展示室050 市井の天候資料 - 国立天文台暦計算室

その絵には

怪雲現る 明治廿三年六月十八日午後三時半頃東天に當て黒雲現れ其中央より遥に地下に向て尾を曳き螺形に捲上げ動揺きて見へしハこれぞ謂る龍の昇ならん道行人は皆一時ハ立とゞまりて眺めけり

という文も添えられている

「これぞ謂る龍の昇ならん」というのはどう解釈したものか?

この文から当時の人が龍の実在を信じていたかどうか読み取ることが出来るだろうか

「(龍はおそらく実在しないけれど)いわゆる龍の昇天と呼ばれている現象だ」という文意なのか

あるいは「あれこそ龍が昇天するとき現象だ」という文意なのか

「龍の伝承,とくに東海地方竜巻台風について」という論文によると、

明治維新以後も、龍の実在を信じていた人が少なくなかったことがうかがわれる。

大正初期ごろまでに、龍はほぼ消滅したと考えられる。

との記述がある

「怪雲現る」が明治23年なので矛盾はしない……

妖怪の話は西洋だと妖精の話と近いように感じる

コティングリー妖精事件」についても調べるべきか……

ユニコーンの話でいうとシェイクスピアの『テンペスト』の作中に

なんでも信じたくなる, 一角獣が実在することも,. アラビアには不死鳥王座と呼ばれる樹があって,. いまもそこに一羽の不死鳥が君臨しているという話も。

というフレーズがあるようだ

テンペスト』の最古の上演記録は1611年11月1日

だいぶ古い!

やっぱりかなり古い時代から疑ってはいたようだ、実在も不在も決定的な証拠が無かっただけで

ユニコーン聖書に登場するのが話を厄介にしているんだよな~

キリスト教知識が無いとよくわからない箇所が多くある

グリフィンなんかはこれより少し後の時代実在否定する人が出てきたようだ(しか実在から反論を受けている)

『図説 世界の神獣・幻想動物:ファンタジーの誕生』(原書房) - 著者:ボリア・サックス 翻訳:大間知 知子 - ボリア・サックスによる本文抜粋 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

グリフィン実在否定した作家トーマスブラウン反論して、スコットランド人聖職者アンドリュー・ロスは17世紀半ばにこのように書いている。

グリフィン想像上の生き物だと他の著述家が言ったとしても、彼らがそう言ったというだけでは、証明するには不十分である。なぜなら世界にはそのような多数の「混成された疑わしい」動物存在するからであるアコスタスペインイエズス会士で博物学者]は、一部はロバに、もう一部は羊に似たインディアン・パコス[ラマ]という動物について述べている。レリウス[フランス探検家]はブラジルのタピルス[バク]について述べている。これはロバと未経産雌牛に似た動物である。その他に、飛ぶ猫や飛ぶ魚、キュノケファロスと呼ばれる犬の頭部を持つ猿のように、混成動物に関する多数の記録がある。コウモリは一部は鳥で、一部は獣である

そうなんだよな、やっぱり不在証明って難しいんだわ

なお『図説 世界の神獣・幻想動物:ファンタジー誕生』は買って読んでいる最中だがなかなか難解で読み進めるのが大変だ

こんなところか、いったん今の考えをまとめた結果

日記

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大鯰信仰について調べたが、今「龍の伝承,とくに東海地方竜巻台風について」という論文について再考すべきかもしれない

明治時代の人が何にリアリティを感じていたか」という視点で串刺しにして考えをまとめることが出来るかもしれない

2024-01-06

Youtube詳しい人おしえて

いわゆるタイムパフォーマンスとは別の文脈で本を効率的に見つける手段としての本の紹介チャンネルみたいなものを探しています

でも本要約チャンネルのようにものすごく低い解像度で本の紹介をし、その紹介内容も執筆内容自体になんの敬意もなく己のマーケティング欲求だけで制作しているような軽薄(かつタイ用途)なチャンネルは除外したいと思ってます。このチャンネルマジで害悪だと思っていて個人的には無限健康知識本を紹介する傾向があることから令和のみのもんたって呼んでます。FUCKノイズ

一方でアバタローのように普段自分が読まないような古典名著を周辺の歴史的背景や教養知識も含めた解像度の高い形で紹介してくれるチャンネルは未知の本を読んでみようという気になるのでとても有用だと思ってます

そこで詳しい皆さんにお聞きしたいのですがアバタローのような高い解像度面白い有用な本を紹介してくれている書評YouTuberチャンネルがあったら教えてもらいたいです。

2023-12-27

はてブとかSNS不安を抱いている多くのITエンジニアに届け

定期的にはてブSNSを見ているとITエンジニア投稿を見ることも多いだろう。それを見ると色んな感情が湧くと思う。

これ以外にも色々あるだろうが端的に言うと自分ITエンジニアとしての偏差値が低いんじゃないか?って思うことが多いのではないか

そんなわけ無いぞ。上に書いているようなレベルの人ってホント上澄みレベル世間エンジニアが全員勤勉だと思うなよ。

あと結果のみアウトプットしているから凄い事スラスラしているように見えるけど、実際はインプットからアウトプットまでに時間結構あるぞ

結構気にしてあれこれ手を出して潰れる人を見てきたし、じゃあ自分はその上澄み除いた部分でどの辺なんだって拘る人も居るのでいくつかアドバイス

無駄資格は無い

エンジニアあるある。応用なんて学生が取るもの。高度でやっと書類に書ける。んな訳ない。あの時代遅れ試験を午前午後クリアできるエンジニアは少ない。ITパスポートだって立派。業界変われば評価も変わる。取らないけど凄い人も居るけど大半の凡人は取ることで土台が固まる。IPAでもベンダーでも興味のあるものは取ろう。転職エージェントが何を言おうが資格目的はその技術知識確認だ。

時間を捻出するな

上澄みの人の業務形態は様々だ。経営者正社員フリーランス職場によっては業務中の勉強可能だったりする。フリーランスなら仕事勉強自由だ。その相手と同じ環境でも無いのに自分もやろうと捻出して睡眠時間削っても意味ない。ある日2時間やるより毎日10分で良い。重要なのは今の稼ぎ。努力教信者意味なく努力しろと言うけど気が向いたときにやれば良い。週末に遊びと勉強あったら遊び取れ。仕事パフォーマンス最優先。

とりあえず本読め

最新技術キャッチアップしてサンプル作ってって焦るだろうけどとりあえず本読もう。読み終わって全部知ってるわ!って本かも知れないが今はメルカリで売れるから傷は浅い。オライリーの本を手あたり次第買って積むのは焦った人が良くやるパターンだけど、とりあえず自分が興味ある分野の本を1冊買って読もう。はてブにはだいたいこの季節に上澄みの方が書いた読んだ技術書を書評付きで載ることが多い。そこから1冊選んで読む。ハンズオンあるなら自宅のPCでやる。やり切ったらぶっちゃけだいぶ偉い。業務じゃ使えないとか言われるけど基本と実際はどこが変わるか分かるだけでもだいぶ役に立つ。ちなみに裁断してPDFにするのは個人的にはお勧めしない。電子化するとマジで読まない。個人差あるけど

いやホント基本情報持ったエンジニアで良いのよ

もちろん年収1000万とか稼ぐフリーランスとかは無理だけど緩やかなキャリアアップ目指すなら基本情報持ってれば良いのよ。マジで社会には自分達より手に技術持ってないくせに年収1000万越えの変な人多いよ。だから企業案件現場に行ってプロジェクト全体像も分から毎日コード書いているだけで漠然とした不安を抱えているなら一足飛びではなくまずは土台を固めよう。レーダーチャートのどっか1か所だけ飛びぬけるのはマジで選ばれた人間。大半は平均的に高めるしか無いよ。焦んな、何もやらないのは駄目だけどコスパは求めるな。

2023-12-09

anond:20231209100735

読んでなかったけどそんな酷いのか?

はてな書評家はけっこう絶賛してたような

anond:20231209113818

ファクトフルネス」は、ハンス・ロスリング氏による著書で、データに基づいて世界を正しく理解するための方法提唱しています¹²³。その中で、以下のような主張があります

1. 収入対数変換していることについて: ロスリング氏は、世界を「低所得」「中所得」「高所得」の3つに分けるのではなく、1日あたりの所得ごとにレベル分けすることを提唱しています²。これにより、所得分布をより正確に捉えることができます対数変換は、所得のような指標が広範囲にわたる場合によく用いられますしかし、この方法が全ての状況に適しているわけではなく、特定文脈目的によっては無理があると感じることもあります

2. 人口増加と文明発展が環境問題悪化させているという事実直視していない: ロスリング氏は、世界人口が増え、エネルギー使用が増えた場合世界がどうなるのかについて、具体的なデータを用いて説明しています¹。彼は、「エネルギーほとんどは先進国の一握りの人間が消費している」ことを指摘し、省エネ技術を含む経済発展こそが問題解決の鍵であると主張しています¹。

3. ビル・ゲイツ押し売り: ビル・ゲイツ氏は「ファクトフルネス」を高く評価しており²、その影響力を使って本を推奨していますしかし、それが「押し売り」と感じるかどうかは、個々の読者の主観によるところが大きいでしょう。

以上の点を考慮すると、「ファクトフルネス」は、データに基づいた視点から世界理解するための一つの方法提供していますが、その解釈適用には注意が必要であると言えます。また、批判的な視点を持つことは、情報をより深く理解する上で重要です。⁴

(1) 『FACTFULNESS』著者に聞く 世界を正しく見る習慣 | NIKKEIリスキリング. https://reskill.nikkei.com/article/DGXMZO40385070T20C19A1000000/.

(2) 『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』の要約と解説 | 経済ノート. https://keizainote.com/1017/.

(3) 「可能主義者」の希望あふれる遺言『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』 | 本がすき。. https://honsuki.jp/review/14629/index.html.

(4) 書評:『ファクトフルネス』を読んだ感想 | 筋トレ&ダイエット以外. https://liftingdiet.firebird.jp/2019/03/14/%e6%9b%b8%e8%a9%95%ef%bc%9a%e3%80%8e%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%af%e3%83%88%e3%83%95%e3%83%ab%e3%83%8d%e3%82%b9%e3%80%8f%e3%82%92%e8%aa%ad%e3%82%93%e3%81%a0%e6%84%9f%e6%83%b3/.

(5) 「FACTFULNESS(ファクトフルネス10思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」ハンス・ロスリング:本ナビ. https://1book.biz/2019/12/10/factfulness.html.

2023-12-07

anond:20231207120731

元増田の冒頭部分によれば原文は心理学教授らしいけど、医学レベルの厳密さやエビデンスレベルは頭に無さそうなので、あんま持て囃すような書評では無いと思う。

しかし、トランスかどうかは脳の神経学的所見で判断できるという、トランス活動家からはおよそ受け入れ難い前提に立脚した論なのに、例の本を叩いているというその一点だけでこれを持て囃してるトランス支持者は、もうちょっと中身を読む能力を身につけてほしい。

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