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はてなキーワード: 三遊亭円楽とは

2024-04-25

anond:20240425202936

圓生師匠相手によって評価が全く変わる人

6代目三遊亭円楽師匠楽太郎)がまだ本名の會泰通くんで付き人だった頃の話。

いつものように交差点信号を待ってたら肩をトントンと叩かれ、振り向いたら圓楽師匠師匠三遊亭圓生が「若旦那、どちらまで?」と気さくに声をかけて「じゃ」と立ち去ったというエピソードがある

大師匠なんてすごい人だろ?声をかけられてスゴイビックリしたよ」とは生前円楽師匠が振り返ってた。

どうやら孫弟子かわいいらしく、會泰通君にふつう惣領弟子に使う「太郎」を付けて楽太郎命名したのは圓生師匠

2022-11-05

おおきなオミクロン株とキー太郎(R4)

むかしむかし、とある志摩スペイン村におじいさんとおばあさん、そしてSPY×FAMILYが住んでいました。

ある日、おじいさんが畑に行くと、そこにはおおきなおおきなオミクロン株ができていました。

おじいさんは喜んで株をてまえどりしようとしましたが、株はうんともすんともいいません。

「これは令和の怪物じゃ」

おじいさんは家に戻ると、一家のBIGBOSSとして宗教2世たちに言いました。

「お前たち、株を抜くのを手伝いなさい」

しかし2世たちは丁寧な説明を求めるばかりで、古谷一行にヌン活しようとはしてくれません。

「それってさぁ! 株がぬけない…ってコト⁉」

「おハーブ生えますわ!

アーニャピーナッツが好き」

今日けつなあな確定な」

好き放題勝手なことをオーディオブックするばかりのこどもたちを前にして、とうとうおじいさんの堪忍袋の緒はメタバース

「お前たち、いい加減にヤクルト1000か! こども家庭庁は黙ってOBN(オールド・ボーイズ・ネットワーク)のいうことをきくものじゃ。それが我が家大谷ルールだと言っておるじゃろう。知らんけど」

ガチ中華ギレするおじいさんの剣幕に圧倒された鎌倉殿の13人は、我先にNURO光の速さでM八七から地球グミに飛んで行きました。

「よし、それじゃ誰が抜く?」

畑に着いたおじいさんと13人はみっちり顔パンツを突き合わせてみんなで順番を相談します。青春って、すごく密なので。

「わしはもう疲れたのう……」

「それじゃあ、私が」

「まてまて、拙者が」

「いやいや、オレが」

アーニャピーナッツが好き」

「待たれよ、某が」

「ぼくが行くッピ!」

「じゃ、じゃ、じゃあ、やっぱりわしが」

「「「「「「どうぞどうぞ」」」」」」

こうして、結局おじいさんが再挑戦することになりましたが、もちろん株はピクリとも動きません。

仕方がないのでFAMILYたちは、おじいさんのスマホショルダーをがっしりと掴み、みんなで力を合わせて株をリスキリングすることにしました。

司会の善良な円楽長男)と、共産党と深い繋がりのある座布団運びの悪い円安(三男)が、お腹の底から大きな大きなインボイス制度を張り上げて、みんなを一所懸命鼓舞します。

「ヤー!パワー! ヤー!パワー!」

すると、なんということでしょう

土の中から、大きな大きなキーウが2つ、ぽぽんと飛び出したではありませんか。

逃げたら1つ、進めば2つ、手に入る。

おじいさんたちは、見事なルッキズムキーウが収穫できたことを喜び、国葬儀を開いて村神様感謝のきつねダンスを踊ることに決めました。

「大量だ、大量だ!」

喜ぶFAMILYたちの姿に、おじいさんもインティマシー・コーディネーターとして鼻高々です。

国葬儀を終えたFAMILYは、早速お家に帰って#ちむどんどん反省会がてら、収穫したキーウを食べてみることにしました。

ひとつ目のキーウはとてもとても美味しいヤミーでFAMILYたちは感謝感謝ハッピースマイル)。

続けて2つ目のキーウを割ってみると、なんと中には、とてもとても元気で玉のような男の電通が入っていました。

キー太郎」と名付けられた電通は、おじいさんとおばあさん、そしてFAMILYたちに愛されスクスクと大きく成長していきました。

やがて青年になったキー太郎は、志摩スペイン村の人々を苦しめているネットワークビジネスを成敗するため、AOKIが立ち並ぶKADOKAWAを舟で下って、鬼ヶ島へと国賊退治に行くと宣言します。

おじいさんとおばあさんは餞別としてなけなしの蓄えを渡そうと思いましたが、預金してあるみずほ銀行システム障害のため仲本工事中でお金を下ろすことができません。

仕方が無くふたりは、家宝だった大層なご利益がある(と言われて買った)高価な高価な壺案件キー太郎に授け、その旅立ちを見送ります

ルパン。俺はそろそろずらかるぜ。あばよ。」

おじいさんとおばあさんは、渋い声で別れを告げて去っていくキー太郎の後ろ姿を、いつまでもいつまでも名残惜しげに眺めていましたとさ。

おしまい

追記

本文中でキーウの中に電通が入っていたとお伝えしましたが、これは事実ではありませんでした。

お詫びして訂正いたします。

///

安倍晋三氏、上島竜兵氏、小林清志氏、三遊亭円楽氏、仲本工事氏、古谷一行氏、ウクライナおよびロシア戦火に見舞われ亡くなられた方々ならびに2022年不幸に遭われたすべての方々とご遺族の皆様に謹んでお悔やみを申し上げます

2021年 https://anond.hatelabo.jp/20211104225143

2020年 https://anond.hatelabo.jp/20201105222726

2019年以前分は記載を省略)

2022-09-30

圓生になれなかった男

倫理観が終わってるから訃報を見てすぐ伊集院光さんのツイッターを見に行ってしまった。

三遊亭円楽さん。

あのタイミング脳梗塞で倒れたのは本当に最後最後で運がなかったというか、何もなければ師匠の先代圓楽とその世代噺家たちの負の遺産である団体並列の解消……というか円楽一門会立川流落語協会復帰を成し遂げて、将来的な落協と芸協の統一にもめどをつけられたのに、と思うと無念だろうなと思いますね。

元々、円楽一門の協会離脱は、当時の落協会長の小さんがおこなった理事会制度の整備などの改革真打昇進人事を巡って、前会長だった圓生自分に話を通してない、メンツを潰されたとブチ切れていたのを利用して、かねてから団体設立を目論み野心満々の若手幹部だった圓楽談志が大物の圓生を焚きつけて離反させたってのが内幕で、その圓生離脱1年後の79年にあっさり心筋梗塞で死んじゃったのと、圓楽談志が新団体での地位を巡って仲たがいしてそれぞれ円楽一門会立川流を作る形で離別したことで「落協・芸協と五分の新団体を作る」という当初の目論見は完全に失敗したまま今日に至るんだけど。

当代円楽は、先代が亡くなって襲名して以来、四団体統一に向けてずっと動いてたわけですよ。それは彼が談志歌丸に可愛がられていて、立川流と芸協(そもそも歌丸小遊三昇太笑点一派の力が強い)の双方に影響力を発揮できる立場だと自覚していたからで、三遊派本流で先代圓楽対立していた円丈・円窓(いずれも圓生弟子圓楽の弟弟子に当たり落協所属)に接近して「三遊落語まつり」を共催するなど関係強化を務めたり、芸協に客分として加入して寄席に出たりと外堀を埋め続けてたんですね。

その総決算となるはずだったのが円楽の七代圓生襲名で、つまりすべての元凶である圓生の名を継いで、その名前円楽一門会の落協復帰もしくは芸協加入を宣言し、分裂を解消することが目的だったわけです。やっぱり序列メンツ世界から、「圓生が始めたことは圓生としてケリをつける」って建前が必要だったんでしょう。

圓生」の名は先代圓楽時代には政争の具にされて、圓楽自分弟子の鳳楽に圓生を継がせようとしたのに円丈と円窓が反発して、それぞれ圓生襲名に名乗りを上げるという異常事態が起こったことで留め名になってたんだけど、円丈と円窓の許諾を得るかその死を待って円楽圓生を継げば、その禍根も水に流せる……って目論見だったんでしょうね。

で、円丈師が亡くなったのが去年の11月、円窓師はつい先日、9月15日に亡くなったから、何もなく健康だったらば上記プランはつつがなく進められ、来年にはスムーズ圓生になれてたはずなんですよね。

から円楽さんの死は、東京落語界の業界再編の目がなくなったっていう、けっこうデカ事件ですよって言うね。

悲報三遊亭円楽師匠亡くなる

ところで伊集院光が言ってたホモ師匠って誰?

三遊亭円楽gantz……?」

桂歌丸「まだこっちに来るのは早いよ楽さん……」

三浦春馬「俺たちが守るんで大丈夫ですよ」

島田紳助転送が始まるで!!」

上島竜兵「強いやつ来るなよ!絶対に来るなよ!」

桜塚やっくん「お前らァ!行くよ!」

2021-12-21

楽太郎も、死相が出ちゃってるなぁ。。

黄色林家木久蔵さんには頑張ってほしい。出演50年超。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0b820c837d70e367e08a767a978e486abb5ac1fb

林家木久扇さんのWikipediaより

楽屋での人間関係孤立気味であり、会話はもちろん視線を合わすことも避けられている[4]。これは嫌われているのではなく、不意に変なもうけ話をメンバーに持ち込むため、他のメンバーが絡みづらいと感じているからだとされる[4]。6代目三遊亭円楽東京スポーツからインタビューで「たまたま目が合ったら、近づいてきて、“いい木材を大量に仕入れたからそれを彫り物にして売ろうよ”と持ちかけられた」と暴露した。また、過去に象を輸入して観光料で儲けようとしたが、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約ワシントン条約)に引っかかって大儲けどころか、象が輸入されずに大損したこともある。この時の象は木久象とまで名前をつけていた。とはいえ若い時分には、師匠連にお茶を出すのは大変だ、ということで二口急須発明して商品化されるなど、成功した事例もある。

本人の著書によれば、1976年に(本に1967年とあるのは誤り)腸閉塞症に罹り、生存率60%といわれる手術を成功させている。この時、臨死体験に近いことを体験した。父親胃癌で死亡したが、2000年に本人も胃癌に罹り、胃を3分の2切除している。ダブル襲名の口上で、きくお改め木久蔵は、この7年前(2000年)に木久扇がガンを患ったことに触れており、「(木久扇が)元気なうちに真打昇進できて良かった。これでいつ天国に行ってもらってもいい」と述べている。

赤塚不二夫タモリとは長く親交があり、彼らの仕事場宴会にはよく顔を出している。また横山やすしとは親友の間柄であり、やすしを全国ラーメン党の副会長大阪支部長に任命したことがある。

2021-03-19

anond:20210318115018

まるで三遊亭円楽が最高に切れのある大喜利したら許されていた、みたいな風潮だな

2020-12-21

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大規模小売店問題 (3)

大量孤独死時代へ? (2)

馬鹿者・森喜朗 (42)

馬鹿者・河野太郎 (15)

馬鹿者・菅義偉 (1)

馬鹿者・麻生太郎 (67)

天才棋士渡辺明 (32)

太陽の国スペイン (2)

奢りが極まる安倍政権 (223)

奢りが極まる菅政権 (4)

女優木内みどり (12)

嫌味な老人の繰り言 (2)

存亡の危機社民党 (11)

学問軽視の国・日本 (1)

学研科学』『学習』 (1)

学術会議任命拒否問題 (275)

安保法制違憲 (37)

安倍に鉄槌を (52)

安倍の会食仲間曽我豪 (23)

安倍は辞めろ (496)

安倍チャンネルNHK (21)

安倍売国奴下僕外交 (2)

安倍外交ロシアに屈従 (2)

安倍夫妻を巡る疑惑 (120)

安倍政権に終止符を (11)

安倍政権の犬黒川弘務 (75)

安倍政権危険政権 (8)

安倍政権責任を取れ (2)

安倍政権過労死促進 (1)

安倍政権情報操作疑惑 (1)

安倍昭恵頭悪すぎ (8)

安倍晋三こそが失礼 (1)

安倍晋三のお友だち (1)

安倍晋三へなちょこ (22)

安倍晋三公選法違反 (2)

安倍晋三頭悪すぎ (120)

安倍自民党北朝鮮 (10)

安倍首相任命責任 (8)

宗教弾圧国家中国 (1)

官僚劣化激しき日本 (71)

官邸ポリス北村滋 (5)

官邸ポリス杉田和博 (22)

官邸中枢が歪めた行政 (1)

実に危ういボーイング (28)

実に危うい米航空行政 (10)

実に難しい日韓関係 (3)

寅さん渥美清田所康雄 (4)

対米ケツ舐め外務省 (24)

対米ケツ舐め安倍政権 (53)

対米ケツ舐め日本政治 (36)

対米ケツ舐め経産省 (1)

対米ケツ舐め自民党 (5)

対米屈従日本メディア (7)

対米屈従日本外交 (1)

将棋 (374)

将棋棋士前田祐司九段 (11)

尊大すぎた官房副長官 (13)

小池共産党書記局長 (33)

小沢一郎政治資金の闇 (92)

小説家村上春樹 (7)

山田東海村村長暴言 (1)

底無しのアホ公明代表 (15)

弁護士滝本太郎 (4)

御用メディア読売日経 (2)

御用メディア読売産経 (23)

怒りのダジャレ (5)

思想文化的浸透策動! (1)

恐るべき独裁北朝鮮 (8)

悪しき技能実習生制度 (17)

情報・profiling・自由 (9)

情報公開は民主政の要 (2)

情報公開最後進国日本 (3)

愚民化計画? (1)

憲法違反安倍政権 (2)

憲法違反文科相 (2)

憲法違反首相安倍 (2)

所謂対テロ戦争」 (1)

批評原作者大塚英志 (3)

捏造する安倍政権 (1)

放送タレント松尾貴史 (25)

政局政治屋小池百合子 (5)

政府情報操作・歪曲 (2)

政権太鼓持ち記者 (2)

政権交代ある政治を! (88)

政権交代を裏切った輩 (9)

政権奴隷官僚上村秀紀 (4)

政治の鑑井戸政治家 (1)

政治私物化する安倍 (273)

政治学者・木下ちがや (1)

政治学者・菅原琢 (2)

政治家・小川淳也 (8)

政治家・辻元清美 (1)

政治家・馬淵澄夫 (16)

政治評論西田亮介 (2)

教育にこそ予算を使え (1)

教育破壊者・上山隆大 (2)

数学オタク学問 (15)

文筆家・内田樹 (1)

新型コロナウイルス (557)

新型コロナ世界大不況 (420)

新型コロナ対策 (384)

新型肺炎対処法 (297)

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日本司法 (1)

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最低最悪の政治屋安倍 (3)

最低最悪の首相安倍 (915)

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最悪の官房長官菅義偉 (144)

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最悪の役所法務省 (7)

最悪の役所経済産業省 (29)

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最悪の役所防衛省 (3)

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最悪の政治屋世耕弘成 (4)

最悪の政治屋古屋圭司 (7)

最悪の政治屋安倍晋三 (102)

最悪の政治屋細野豪志 (11)

最悪の政治屋菅原一秀 (6)

最悪の政治屋菅義偉 (334)

最悪の政治屋西村康稔 (15)

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最悪の政治屋長島昭久 (6)

最悪の文科相下村博文 (13)

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2020-05-13

笑点」の大喜利は観客が少ないと笑う雰囲気ではない

5月10日放送の「笑点」の雰囲気

無観客かと思ったら、長椅子に1人の間隔でお客がいる状態

大喜利が行われた。観客は多くない。

司会. 春風亭昇太. 大喜利. 三遊亭小遊三三遊亭好楽林家木久扇林家三平三遊亭円楽林家たい平

出演者も間を開けての着席となった。

離れているからか、木久扇師匠ボケも滑った感じに、小遊三師匠の少しいやらしいネタセクハラ気味に聞こえる。

円楽師匠の腹黒なところも嫌味に聞こえる・・・

絶妙距離感絶妙な間合いが、微妙距離感微妙な間合いへとなってしまっている。

なんかちがう

なんかちがう

わろえない

わろえない

時事ネタコロナ話題に触れた答えが出るとドン引きしてしま

お笑いでは絶対コロナ話題をしてはいけない!

芸人テレビラジオコロナ話題にしないように!

1000%笑いに繋がることはないか

5月12日からリモート出演ということで、昇太師匠のお題に出演者

自宅からオンラインで応える方式になるとのこと。

中途半端に観客を入れるよりも、そっちのほうがいいかもね。

2015-10-14

落語家SUGEEEEEってなった話

ちょっと前の話だからかいところはちょっと曖昧

食レポで行きつけのラーメン屋を紹介するっていう話で、かなりの大御所落語家さんがゲストだった時のこと。

細身で筋肉質な人なのでラーメンなんて食べるものだろうか?と、かなり懐疑的にみていたというのはあった。

よく女性芸能人なんぞが体型維持だかなんだか知らないが出されたもの手に持ったまま食べる気配を見せなかったり、一口かじるだけでそのままの食べ物いつまでも画面に映り続けてたりして、あまり品がよろしくないと常々思っていたからだ。

ましてやラーメンなんてものカロリー塩分の塊のようなもの制限されている人も少なくない。

どうせお茶を濁す程度に食べて終わるのだろうと思って眺めていた。

そうして湯気立ち上るラーメンが運ばれてきて、まずは見た目や具材のレポート

昔ながらなラーメンシンプルさをさすがのボキャブラリで過不足なく褒めていた。

目を奪われたのはその直後、実食のシーンだ。

どうせ数本を申し訳程度にすすって終わりだろうと見ていると、おもむろに箸いっぱいの麺をもちあげたではないか。

予想を裏切られたことに驚きつつも顛末を見つめていると、その直後の行動の鮮やかさに本当に驚かされてしまった。

麺を軽く上下させたかと思うと不意に上の方だけひとかじり。

残りの麺をさっとどんぶりに戻した。

それで何事もなかったかのように「うん。やっぱりこの味だね。」というようなコメント一言

その流れが余りにも鮮やかで一瞬何が起こったのか把握できなかった。

何がすごいのかといえば、何より絵的にまったく破綻がないことだ。

麺をたっぷり持ちあげるからまずはすごく美味しそうに映る。

上下させて不意にかじりつくので、意識的に見てなければ麺を戻したことにまず気がつかない。

そこにさすが落語家といわんばかりの啜り音だ。

ひとかじりしかしていないことなんて、おそらくその場にいた人すら全く気づいていないだろう。

実際隣で見てた嫁に「今の見た?」と聞いてみても、まったく何のことかわからないようなキョトン顔。

おいしく食べたに違いないと信じて疑ってすらいなかったのだ。

さらに実際にはわずしか麺が口に入っていないのだから、箸を置くと同時にはじまるコメントにも淀みがない。

バカみたいに口いっぱいに頬張る姿を全国に晒す必要もないのだ。

行きつけの店なのだから別にしっかりと味わう姿を見せる必要もなくて、一言「この味だね。」が慣れ親しんていることに対する十分すぎる説得力

そこから店主との昔話みたいな流れで食レポ自体は終わりなのだけど、当然ラーメンが出てきてそれを美味しそうに食べてみせるという絵がなければ馴染みってことの説得力は生まれないし、それこそ健康にでも気を使ってるのかなんて思われたら興ざめもいいところなわけだ。

思い返してみれば何をとってしても完璧だった。

笑点でいつもバカみたいなやり取りばかりしてることさえ、見ている我々が手玉に取られているだけに思えてしまうようなほどだ。

流石でございました。6代目三遊亭円楽師匠

 
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