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2019-01-22

日本国民は昔から最悪だが

 自然流行った一番素晴らしい人(明治時代死ぬほど名文を書いて社会に貢献した大審院長)に書いたもん

全部燃やさせて自殺させた最悪な国だけど、何で天皇とか崇拝しているバカいんの?

国家は最悪だから、これについていったらおしまい明治40年に一番素晴らしい人を暗殺して捨てて大正昭和

最悪になって腐って癌化した挙句警察軍部暴走して明治時代に作ったもん全部消失した超絶バカ国家から

国家神道とかいうクソなもんのファンになる奴がバカ

平成時代はもうみんな知ってたから誰も国家は信頼してなかったし、誰がいいことをするのかしか関心がなく

ウソツキ憎悪されていたし、強い者悪い者も徹底的に恨まれ平成だった

から平成国家関係なく、民間成功した、国家の中の特定個人評価に値するが国家神道自体にはファンなどいるわけないので

平成はどーでもよかったが、そういうのが許せない形式的な奴がクズなんだろ。社会ゴミが。

【速報】Google Mapからヒーローズ1号店が消える

起こるだろうなと思っていたことが起こった。運営会社があれならば、時間問題だった。消える間際は15前後あった評価すべてが最低評価星一つだったヒーローズ1号店が、Google Mapから消失したのだ。運営会社評価店舗写真、味の評価が、店舗のもの存在と一緒になくなってしまった。しか渋谷にある洋菓子店が、マップから永久に失われることは考え難い。復活するに決まっている。その後の動向が注目される。

復活した。しかレビューすべてが表示されていない。

2019-01-21

劇場版Fate/stay night Heaven's Feelを、Fate初見オタクが観た感想

旧知の友人がfateオタクで、今度劇場版fateの第二章が公開されるから観に行こうと誘われたので行って来た。

私のfateに対する理解は、typemoonというブランド奈須きのこ氏がシナリオを書いた大ヒットエロゲーぐらいで、ちょいちょいtwitterのTLにセイバーだのマスターだのカルデアだのマシュだの断片的な単語が流れてくるのを見かける程度であった。上映開始五分前に、なんでも願いが叶うというドラゴンボールアイテムの「聖杯」を争って7人の魔術師サーヴァントと呼ばれる従者を召喚して戦わせるというあらすじを知らされて上映開始。

以下ネタバレしかない〜




















開始二分で主人公の男が謎のだだっ広い屋敷を走り回って俺の唯一知ってるキャラクターセイバーが闇堕ちした。そこはどこで何をやっているんだ。そもそも時代設定はいつなんだ。主人公は何をやっている人なんだ。謎が謎を呼び混乱していると、な〜〜〜んだただの夢オチだったことが判明。予想はついていたけど。目覚ましを止めた後主人公が朝食をとるシーンでなぜかヒロイン風の女の子と同席していてびびったよね。誰だよそいつ。あ〜わかったぞそいつ第一章でなんやかんやあって主人公宅に住み着いて尽くしてあげる事情になったんだな?そういうことなんだろうと了解していると、これまた謎のあざといわざとらしい台詞回しの幼女が出現。実はfateを観る前にキルラキルを1.5倍速で観ていたのでスピードがクッソ遅く感じられてさっさと喋れちゃっちゃと話を進めろとヤキモキしていた。なんというかキャラキャラのやりとりの間に生じる情報の空白が多すぎて何も始まっていないのにすでにだるくなってきた。ヒロイン風の同棲女の子氏の目にハイライトがないのはそういう仕様なんでしょうかいいですねと思いながら話を聞き流していた。かと思ったら突然同棲女の子氏が消失主人公は急いで学校?の図書館へ。ここで初めて主人公学生だと判明、舞台設定の大枠を把握する。憐れ、同棲女の子氏がもじゃついたヘアースタイル男子学生に捕まって首元にナイフを突きつけられていた!いやどういうことだよ。もじゃもじゃ男子学生氏が召喚したサーヴァントの目隠しお姉さんはライダーと呼ばれていた。そうか、こいつと他のサーヴァントが戦うんだなと思いきや、主人公男のサーヴァント帰国たかなんだかで今はそばにいないとのこと。そしてライダーに殴られ蹴られる生身の主人公男、よく生きてるなお前。よくわからんけどライダー主人公男に味方したっぽくてもじゃもじゃ男子学生氏が主人公男に殴られてあっさり負ける。正当な魔術師継承なのは同棲女の子氏だったらしくライダーがもじゃもじゃ男子学生から奪われる。突如怒り狂ったもじゃもじゃ男子学生氏が「うおあああああああああ」と叫び主人公男に殴りかかる!殴り返されて負ける!?もうちょっとなんとかならなかったのか?悪役にしては振る舞いが雑すぎひん?ジャンプ読み切りももう少しちゃんかませ犬かませ犬らしくするだろ。どうしてこのもじゃもじゃ男子学生氏は優位に立ってると思い込んでるのかわからなかったけど、安全装置?っぽい宝石破壊したら同棲女の子氏が暴走してみんな死んだ。〜完〜

教会で生き返る主人公男、突然知らされる同級生ツインテ女と同棲女の子氏が姉妹であること、同棲女の子氏の体は悪い蟲に犯されていて聖杯を手に入れない限り治療することはできないことを知らされる。これが主人公聖杯闘争に参加するインセンティブなわけね。で、この悪い蟲が同棲女の子から魔力(意味深)を吸い取っており、人々をとって食べるなり主人公の血を吸うなり主人公と交わるなりで補給しないと死んでしまうんですね、エロゲーっぽい設定だと思いました。主人公男のエミヤ同棲女の子氏の桜は俺が守る、桜だけの正義の味方になると言ってのける超重要そうな告白エモエモシーンが来たんですが、なにぶんエミヤと桜がくっつくきっかけも桜がエミヤに心奪われる理由も知らなかったので特に納得することなく「ふ〜ん…。そうなん…だ…。」って感じで終わってしまった。非オタクが青春少女漫画実写映画を観て俺様系男が胸キュンセリフを言うところで感動して泣くのに対置され、オタクFateエミヤが「桜だけの味方になる」と告げるシーンで感動するんだろうなって思いました。あとエミヤが桜は家にいてくれって言ったところに””家父長制””を強烈に感じましたね。家父長制、いいと思いますよ。別に僕は男女同権主義者ではないですし、個々人の幸せの形に合った生活様式婚姻が認められるべきだと思います。それでも、これがフィクションであることを加味しても、本当にこいつは桜のことが好きなのか?言葉に重みがなくない?と感じてしまったので共感も没入もできませんでした。やっぱりエミヤ人格が味付け薄くて実存しているオーラがないような気がするんだよな…。ラスボスジジイを倒すため、冒頭の謎ロリっ娘イリヤを仲間に引き入れようとするが、闇墜ちセイバーの影にイリヤサーヴァントのクソデカ筋肉エドモンド本田ことバーサーカーがやられては復活してやられては復活して死ぬジジイサーヴァントは知らん。戦闘シーンのCG臨場感あふれる死闘って感じでカッコよかったです。ここで同級生の凛のサーヴァントアーチャーが腕を瀕死エミヤに授けて退場。どんな仕組みなのかは知らんけど可能にする仕掛けがあったんでしょうね。

女二人を連れて帰宅したエミヤ愕然とする桜。当たり前やろ!?!?そりゃ女守るん大事なのはわかるけど桜にもっと構ってやれよ何やっとるんやエミヤおい。腕の封印ちょっとだけなら解いていいやろってそんなわけあるか!風呂で溺れ死ぬなよ!!!

夜になって魔力が足りなくなった桜が、一人で自分を慰めるだけでは我慢できない、私と交われと迫るところで、自分は汚れている、処女じゃないんですよ!?と言うやつ、不遇で不幸のヒロイン主人公プレーヤー)が受容して抱きしめてあげる感情クライマックスのシーンに位置付けられると思うんですが、やっぱり何となく嘘っぽさというか業の浅い性的嗜好の発露だなって思う自分がいて深くのめり込めなかった。(これに関しては、具体的なエピソード文脈として共有してない可能性が高いかちゃんと他の世界線を予習してから映画館に来いよ自分

同時期に街で人が消失する事件が勃発。突然桜のゆるふわ夢のシーンがカットイン可愛いピエロに桜が指さすと飴玉に変わり、それを桜が頬張るシーン、そして急に場面転換、夜の路地裏で人殺してる。謎の力でバグった桜が魔力を吸収するために人々を食らいつくしてるっぽい。イケメンキャラ初登場即死。誰だこいつと思いながらも絶望感の雰囲気を察する。

一方でラスボスオクサレジジイ臓硯に、世界を守るため暴走する前に桜を殺せと言われたエミヤ。当惑し葛藤錯綜した結果、深夜に包丁を持ち出し、気持ちよさそうに眠る桜の胸に突き立てようとするが、「だって…そんなのできるわけないじゃないか…!」と言わんばかりの心理的Uターンであっさり取り下げる。

そんなエミヤに気づいていたのかどうかはわからないが、もうこの家にはいられないと察した桜は間桐実家に戻る。義理の兄のもじゃもじゃ噛ませ犬がここぞとばかりに精神辛い辛い状態の桜を襲いかかる。少し耐えるだけ、我慢するだけと溜め込んでいた桜のストレスが一気に噴出し、闇堕ちを遂げる。次章に続く。うわぁ〜〜〜すっごい続編が気になるナァ〜〜〜〜。

その他気になった点

・桜の影がバグった演出及びヤンデレ桜のもう一つの人格が出現しかけるシーンと、桜闇堕ちで世界ヤバい一貫性がなくね?どんな能力持ちでどんな暴走なのかはっきりしてくれ。

・もじゃもじゃ間桐兄の薄っぺらい小悪党感が全体的に目についた。

・臓硯の叶えたい願いが不老不死でそういう立ち位置キャラなのはわかったが、桜を暴走させる下りとかが回りくどい。もっとすんなり聖杯を手に入れられそうじゃない?こいつもやはり小悪党感が否めない。

・やっぱりキルラキルほどの超速マッハ展開でもなければリズ青ほど視線動作に心情詰め込んだ画面構成カット割りでもないから、単位時間あたりに放出される情報量が薄いと感じた。原作ノベルもの長編エロゲー複数ルートプレイが前提だから、一つのシナリオの一部のストーリーだけで100パーセント楽しめる作品ではないのだろう。ト書き表現されるフレーバーもあるだろうし。オタク創作物に対して感じ取るエモ成分の軸は、コンテクストの累積と感情整合性の二本なんだろうな。

バーサーカー対闇堕ちセイバー戦闘イリヤエミヤが「バーサーカーぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」「セイバーぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」しか叫んでなくて笑った。

・死、無力感絶望インパクトを与えたい意図なんだろうけど、ドパァッ(血が飛び出る)、一瞬自分の腕がなくなったことに気づかないで「なん…だと...!?」、みたいな同じ手法を繰り返し使ってると飽きちゃうんだよな。一回一回の価値が薄まる。「やったか!?」←実はやってませんでしたぁ〜どんまい笑笑笑 というような様式美といえばそうなんだけどなぁ…。天丼しすぎるのは流石にどうかと思うよ。(それを楽しむもんだと言われたらそれまでだが)

Fate映像を通じて伝えたいメッセージ性があまり感じられず、結果としてオタクの好きな属性を集めて切り貼りしてまとめた性癖お得用詰め合わせパックだった。バトルロワイヤルやりたいよね、偉人転生させて文脈付加して戦わせて一番つえー奴は誰か論争したいよね、自己肯定感低い女の子承認して自分の生きる意味をそこに見出したいよね、女の子がひどい目に遭うと嬉しいよね、イチャラブえっち成分欲しいよね、唐突に強キャラに殺される展開いいよね、リアルでは何も成せない自分人生虚構主人公に仮託していけ好かないクソ野郎を成敗したいよね、ウンウンわかる、わかるよオタクくんよぉ…。いいよな、そういうの。

劇伴雰囲気よい〜〜〜って思ってたらエンドロール梶浦由記文字発見EDテーマも最高だった。やっぱ梶浦由記さんの楽曲は信頼できる。

総括すると、名作ではあったが、私個人の中にある俗っぽい「性」に対する嫌悪と斜に構えオタク性格Fateという作品に適合しなかった、ということになるだろう。適切な手順を踏んで鑑賞する機会があればまた見ると思う。

2019-01-13

[]2019年1月12日土曜日増田

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2019-01-12

ブギーポップは口笛を吹かない」あるいは「木村明雄の消失

アニメブギーポップは笑わない」1〜3話および原作ライトノベルブギーポップは笑わない』の内容に触れています

TVアニメブギーポップは笑わない」が放送中だ。ほぼ20年前にスタートしたラノベ原作であり、アニメ自体は二作目だが、原作の内容に沿ったアニメ化は今回が初めてとなる。

さて、そんなアニメブギーポップの「ブギーポップは笑わない」(原作シリーズ一作目)編が、最新の第三話で完結となった。平均的なラノベアニメ化としては、原作1巻を3話で消化というのは、極端に速いペースというわけでもない。それでも、もともとが5話で構成された原作を3話に再構成する上で、大小さまざまな省略・変更が発生することは避けられなかった。

そのうち、特に目についた二つの変更点について、思うところを少し書いてみる。

「君と星空を」&木村明雄

上で述べたように、原作ブギーポップは笑わない』は5つのエピソード構成された物語となっている。一話にそれぞれ主人公視点人物)が設定されており、一つの事件複数人間の目から見ることで立体的な世界が立ち上がってくる、といったような、今となっては(当時でも?)さほど珍しくはない仕掛けだ。

原作構成及び各話の主人公はこうなっている。

ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム


これがアニメでは、

ねこういう形に変換されている。話数単位で大雑把に見れば、各パートの分量はともかく原作の流れを大枠では引き継いだ構成と言えるだろう。

ただひとつ原作第四話がその主人公存在ごと抜け落ちている点を除いて。

原作第四話は、木村明雄という男子高校卒業後(事件から二年後)に、当時「失踪」した紙木城直子と過ごした日々のことを回想する、という内容になっている。

木村は、紙木城の交際相手の一人(アニメでははっきりと描かれないが原作の紙木城は木村田中を含めて複数の男と付き合っている)であり、事件にはあくま彼女を通して間接的にしか関与していない。紙木城から保護したエコーズについての話も聞くことになるが、何かのたとえ話だとばかり思っていた。

紙木城の失踪後、色々あったもの普通高校卒業普通大学生として普通生活していた彼の元に一通の手紙が届くことで高校時代記憶が蘇り……という、1話竹田と同じかそれ以上に青春小説的な色合いが濃く、いわゆる「一般人」の目線から見た章となっている。

アニメ化にあたって、章はともかく仮にも原作主人公の一人を丸ごとカットするのはあまり乱暴に思えるが、ここには一応それなりに納得できる理由がある。

第一に、事件の真の姿あるいはその存在すら知らないまま全てが終わってしまっていた、という木村明雄の立場は、程度の違いこそあれ竹田啓司(一話)や末真和子(二話)と重複している。一人一人に見える現実には限りがあるというテーマを示すためには、この二話だけで既に必要最低限のノルマは達成していると言えなくもない。

第二に、竹田と末真は以後の巻でも登場している(末真は準レギュラーに近い)が、二人と違って木村明雄は今のところ少なくともブギーポップシリーズ内では再登場しておらず、カットしても今後の展開に特に影響がない。

第三。エコーズの素性に関する情報は、原作では第四話で木村が紙木城から話を聞くという形で最初に明かされる。物語の本筋との関係においては四話の存在価値と言ってもよい部分だが、アニメでは2話後半、紙木城と凪の会話でほぼ同じ内容が補完されている。これは、原作でもそのようなやり取りがあったと事件後に凪の口から語られていたものであり(木村自分にだけ話してくれたと思い込んでいたが)、オリジナル展開というより変則的原作再現に近い。木村カットしてもそういう軽度の改変で済む部分なのだ

驚くべきことに原作『笑わない』には、凪と紙木城が親友であるという情報こそあるが、二人が直接会話するシーンは存在しない。にもかかわらず、読者にはちゃん彼女らが親友同士に感じられていたというのは小説マジックというほかないが、ともあれ、今アニメで凪と紙木城の会話が追加されたこ自体ファンにとって喜ばしくさえある。

これらの理由から、『笑わない』をTVアニメ3話分に収めるために章と主人公をどうしても一つ削らなければならないとすれば、やはり第四話と木村妥当ということになるだろう。アニメスタッフ判断は間違っていない。

間違ってはいないのだが。

口笛

原作において、ブギーポップというキャラクターはいくつかの記号によって構成されている(もちろんその全てが記号還元され得るというわけではない)

都市伝説死神世界の敵の敵、黒い帽子と黒いマントと黒いルージュ、ワイヤー、そして口笛。

ブギーポップは、常にというわけではないが誰かの前に姿を現す時、特に世界の敵と向かい合う瞬間には、なぜか「ニュルンベルクのマイスタージンガー第一幕への前奏曲を口笛で吹きながら登場する、ということになっている。

過去メディア展開でも、多くの場合はこの口笛が再現されてきた。

実写映画はあらすじの時点で「口笛を吹く死神」と紹介されているし、旧アニメファントム)ではブギーポップ登場時の口笛はもちろん、次回予告のBGMとしてオリジナルアレンジマイスタージンガーが毎回使われ、最終回ではテルミンバージョン???)すら流れるという充実ぶり。

メインの使用キャラクターではなくサポートキャラとしての出演に過ぎない、格闘ゲーム電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」でさえ、ブギーポップはやはり口笛を吹いて登場している(実際にプレイしているわけではないので又聞きだが、そのせいで攻撃判定の発生が遅いとかなんとか)

このように、「マイスタージンガー」「口笛」はこれまで原作の内外で、ブギーポップというキャラクター作品象徴する、代名詞と言ってもいい扱いをされてきた。

原作『笑わない』では、ブギーポップは二度口笛を吹いている。一度目は、一話の竹田屋上で会話をしている時。

第一話 浪漫の騎士 4 - ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム

ブギーポップが口笛を吹き始めた。明るく、アップテンポな曲で、しかも呼吸に緩急があってすっごく上手だったが、しかし口笛なので、やっぱりそれはどこか寂しげだった。

 そして、藤花は口笛が吹けないことを思い出した。

うまいんだな。なんて曲だい?」

「〝ニュルンベルクのマイスタージンガー第一幕への前奏曲さ」

「なんだいそれ」

ワーグナーって大昔のやかましロマンチストがつくった、一番派手な曲だよ」

二度目は五話終盤、早乙女を失って荒れ狂うマンティコアに追われる新刻の前に姿を現す時。

第五話 ハートブレイカー 4 - ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム

 恐怖のあまり、私はついにおかしくなった、と思った。

 幻聴が聞こえだしたのだ。

 現実にはあり得ないほど不自然な曲が、目の前の並木の植え込みから聞こえてきたのだ。

 それは口笛であった。

 しかも、口笛にはまるで似合わない曲、ワーグナーの〝ニュルンベルクのマイスタージンガーなのだった。

いずれも、古くからの読者には印象深いシーンだろう。

しかし、今アニメの「笑わない」編ではこれらの口笛演奏存在しない。ブギーポップは、一度も口笛を吹かなかったのだ。

これも木村同様に尺の都合なのだろうか?

マイスタージンガーといえば、あの、ふぁーふぁーふぁふぁーという力強いイントロが印象的な曲だ。口笛でいうと、ぴーひょーろろーとなる。最低限この、ぴーひょーろろーさえ吹いてくれれば、少なくとも原作読者には「あの口笛」だと一発で分かるし、初見視聴者にも、ブギーポップというのは口笛を吹くキャラらしいということだけはなんとなく伝わっていただろう。

前回のアニメや電撃FC使用された口笛バージョンマイスタージンガーで、ぴーひょーろろーの部分の所要時間確認してみると、せいぜい2〜3秒というところだった。2、3秒。もちろん1秒24コマで動くアニメ世界での2、3秒は、日常的な感覚のそれよりも遥かに長い時間ではあるのだろう。だが本当に、今回のアニメ「笑わない」編は、ぴーひょーろろーを挿入するだけの余裕が一切存在しないほどに緊密な内容だったのだろうか。

どうしても時間が足りないなら、いっそセリフを喋りながら同時に口笛を吹かせてもよかったのではないかブギーポップというのは、そのぐらいの物理法則を超えた無茶も読者視聴者笑って許してもらえるような、良くも悪くも異質なキャラだったはずなのだが。口笛のためにそこまで冒険するほどの価値はない、と判断されたのか。

これが、今回のアニメではブギーポップは口笛を吹かない存在として設定されているということなのか、それともあくまで「笑わない」編だけの変更なのかはまだ分からない。次回からの「VSイマジネーター」編ではしれっとぴーひょろ吹き始めたりする可能性もある。しかし仮にそうなるとしても、「笑わない」で口笛を吹かなかったという事実は、もはや取り返しがつかないのだ。

原作未読者の中には、口笛が無いとなにか物語の展開に支障が出るのか?という疑問を持った人もいるかもしれない。たしかに、どうしても口笛が無ければ成立しないという場面は、原作にもほとんどない。もちろん口笛自体に、特殊振動波か何かで敵の脳に直接揺さぶりをかける、などという実用的な効果存在するわけもない。はっきり言ってしまえば、口笛は基本的雰囲気づくりの賑やかしでしかないということになる。

その意味では、削る必要はないが削ったところでどうということはない要素だったのだ、とも言える。

言えるのだが。

昔語り+α

ここで唐突に昔の話をする。

ブギーポップがちょうど一度目のアニメ化や実写映画化をしていた頃のこと。とある個人サイトにて、「実写映画になるっていうから読んでみたけど単なる化け物退治の話だった」というような『笑わない』の感想を見かけた。当時の自分シリーズ純粋ファンだったので、そのあまりにも大雑把なまとめ方に、大雑把にまとめてんじゃねーわよ!と素朴に憤慨したものだ。

しかし、今にして思えばあの感想示唆である複数視点による眩惑を取り払った一本の話として『笑わない』の本筋だけを眺めてみれば、それはたしかに「単なる化け物退治」の話でしかないのだ。

では、自分を含めた多くの読者に『笑わない』を「単なる化け物退治」ではないと感じさせた、「本筋」以外の部分とはなんだったのか。それは、自分の進路について語る竹田とそれを半ば無責任肯定してくれるブギーポップであり、

第一話 浪漫の騎士 4 - ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム

「へえ、君は受験しないのかい

「うん。親父の知り合いでデザイン事務所をやってる人がいて、ずっとバイトしてたんだけど、その人が〝おまえは見込みがある。センスを感じる〟とか褒めてくれてさ、大学なんか行かずに俺のところに来いって言うんで」

「すごいじゃないか親方に見込まれ職人ってヤツだな」

“対決”を望んで走る末真であり、

第二話 炎の魔女、帰る 3 - ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム

(そうよ──中途半端はもううんざりよ!)

 霧間凪はほんとうに魔女なのかも知れない。でも、それこそ望むところだった。

「No One Lives Forever」を口ずさむ早乙女であり、

第三話 世に永遠に生くる者なし 5 - ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム

「……誰も、誰も、誰も、誰も、誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も………」

新刻の意志の強さを賞賛するブギーポップであり、

第五話 ハートブレイカー 4 - ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム

しかし、新刻敬──君の意志の強さは見事だ。君のような人がいるから、世界はかろうじてマシなレベルを保っている。世界に代わって感謝するよ」

そして、木村であり口笛であり、そういった一見取るに足りない枝葉こそが作品の印象を形成していたのではないか

枝葉とは言うものの、ひたすら枝と葉を切り落として純化していった先にあるのは、ただ一本の幹だけがまっすぐ天を突く寒々しい樹の姿だ。口笛や木村が本筋に不必要だというなら、ブギーポップあんな格好をしている必要別にない。『笑わない』のプロトタイプとなる作品には早乙女存在していなかったともいうし、この巻に限って言えばブギーポップだって無くても成立しそうな内容だ(シリーズ全体で見てもブギーポップ世界設定の中で異物として浮き続けていている)。必要不要物差し物語を測れば究極的には、そもそもアニメ化する“必要”とは……?原作が書かれる“必要”はあったのか……?という不毛なところにまで踏み込みかねない。

ブギーポップというシリーズは、ことに『笑わない』は、この「剪定」の影響を大きく受けやす作品であるように思う。本筋に関わらない細部が、作品本質とは思いがけなく深く結びついてるかもしれない、という面倒くささがある。アニメ側にとっては、原作の味を再現するためにどこを切ってどこを残すべきなのか、という判断が非常に難しい題材だったのではないか

いや、ブギーポップに限らずどんな作品であっても、ファンアニメ化や映画化などのメディア展開のたびに、アレがないと○○本来の良さが失われてしまう!と感じてはいるのだろうけど。

まとめ

木村明雄の省略に関しては、大きな変更ではあるし非常に残念ではあるが、三話という尺を考えれば致し方ない(そもそも『笑わない』を三話でというタイト過ぎる構成の是非はともかく)

口笛に関しては、小さい部分かもしれないが逆にそんな小さいところを敢えて削る意味が分からないし、監督でもシリーズ構成でもプロデューサーでもいいので早めに誰かに何らかの説明をしてもらいたい。

ということになる。

原作から変えること自体は、いい。メディアの違いに加えて、予算時間など様々な制約もある以上、どうしたって変えざるを得ないところは出てくるだろう。だが、その変更に意図というか大げさに言うと「思想」があまり感じられないのはちょっと困る。原作から変えてまで実現したかたこととは何なのか。

前回のアニメ、「ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom」は、初アニメ化にもかかわらず『笑わない』のオリジナル後日談という暴挙とすら言える内容となっており、それだけにとどまらず「霧間凪一人称が『オレ』じゃない」など、原作からの変更点がいくつか存在した。当然、原作ファンから評価も当時はあまり良くないものが多かった。

しかし、ファントムというアニメからは、これが作りたい、こうした方が面白いはずだ、という意志は強く感じられた。原作からの変更点自体に納得できるかどうかはともかく、そういう姿勢を打ち出されればこちらも、へぇ……あなた達はこういう画面も話も異常に暗いアニメがカッコイイと思ってるんだ?「オレ」女はリアルじゃないって?へーえええええ……?と正面から受けて立つことができるというものだ(こめかみに血管浮き上がらせつつ)

今のところ、今回のアニメブギーポップは、原作読者の目から見ても決して悪い出来ではない。悪くはないのだが、どうも、どこに芯があるのか分かりにくいアニメ化となっているように見える。

公式が「アクションファンタジー」と銘打っているということは、「笑わない」編では終盤に集中して存在する程度だったアクション部分が徐々に増えていく、これからエピソードが本番ということなのかもしれない。たしかに、最初に公開されたPVでもアクション描写はひときわ光っていた。

次の4話からは、原作では上下巻の大がかりなエピソード「VSイマジネーター」編が始まる。そこでは、このアニメと思いきりVSできることを願っている。

追記

”『笑わない』のプロトタイプとなる作品には早乙女が存在していなかったともいうし” へえ  それどこ情報? - maturiのコメント / はてなブックマーク

”『笑わない』のプロトタイプとなる作品には早乙女存在していなかったともいうし” へえ  それどこ情報

電子版『笑わない』新規書き下ろし「後書き」。プロト版のタイトルは、「エコーズ──人喰いの谺」だって

2019-01-10

anond:20190110125943

そこは、グリッドマンの設定にも大きくかかわる部分だからなあ。

「レプリコンポイド」なんかも現実実体化出来てしまうという設定になると逆に電子世界現実世界フラットになってしまってグリッドマンであった意味消失してしまう。

あくま現実世界電子世界が両方無いとあの話は成立せんのよ。

(ちゅーか最後に「別の仕事」の為に飛んでいっただろ。フラットになって終わりじゃ有り得んじゃろ)

2019-01-09

胸に空いた仮想的な穴

去年、最愛を2つ失った。きっかけは自分だけれど。

それからお酒飲み歩いたり、出会い系登録したり、今まで自分がしなかったことをしてみた。

けど今日全部やめてしまった。慣れないことはするもんじゃない。

穴を埋めたかったってのもあるけど違う気がした、いっときの迷いって怖いね

あとSNSも見れなくなってしまった。物理的には見れるんだけど、見れなくなった。

消失感、不意に感じる圧迫感と思いきや廓寥とした寂しさに変わっていく様子を内側から見ている、当事者なのに第三者

別に悲しさや寂しさがあるわけではないと思う。

仕事成功したい、お金を稼ぎたい、動物暮らしたい、もっともっと自分次第でできることがあるのに

そういった感情からか何もできない、ましてや吐き出す相手もいない、

どこを向いて歩けばいいのかわからない。

いつも通りの生活に戻っている、いつも通りでいいのかな?

時折胸が痛い、意識が1mほど後ろにある。

今までの生きてきた全ての愚行をタバコの煙に混ぜて吐き出すけど、いつの間にか溜まってる。

愚行は酸素かな?とりあえずよくわからない。

そういえば今年、本厄らしい。

たまたまネット記事で見てしまたから、気になってしまって全てをそこへ押し付けしまう。

多分だけど「今」ここで吐き出さなかったら、穴がもっと広がりそう。

あー・・・時間解決してくれるのかわからないけど早く埋まってくれないか・・・

2018-12-28

怪談と隣人―波勢邦生「トナリビトの怪」を読む

【読んだもの】本を購入しようと思ったら、リアル書店ネット書店最近では出版社による直販(弊社もやってます)などさまざまなあるかと思いますが、今回ご紹介したい『アーギュメンツ#3』という評論誌は「手売り」、つまり関係者による直接販売というきわめて珍しい流通チャンネル選択した書籍です。売り方の時点でかなりチャレンジングな企画なのは明らかで、魅力的な論稿も多数収録されているのですが(レイ・ブラシエ(佐藤正尚訳)「脱水平化―フラット存在論に抗して」や、大前粟生さんの小説断崖」もすごかった)、その中の波勢邦生さんの論考「トナリビトの怪」が本当に本当にすばらしかった。ので、今回はそれについて書きます

当該論考のテーマをおおきくまとめると、理性的自己判断できる存在としての近代主体(いわゆる「強い主体」)の淵源にあるものとしてのキリスト教という一般的イメージに対して、ハワイ日本沖縄におけるキリスト教受容史をふりかえることで別の可能性(本書でいう「隣人」)がたちあがる場としてダニエル書・イザヤ書を読みかえすという試みといえます

いろいろ論じたい点はあるのですが、とくに筆が冴えるのは、小原猛『琉球奇譚 キリキザワイの怪』に紹介されている怪談ジーマー」の話です。曰く、ある男性が「ジーマー」という老婆に「神様用事の手伝い」を頼まれる。それは波上宮という砂浜で、彼女三味線に合わせて民謡を歌うというもの。そこで事は起きる。

知ってる歌は歌い、知らない歌は手拍子うつ適当にこなすうちに背後の砂浜に人が集まりはじめるが、おしゃべりの中に英語やうめき声が聞こえるなど、奇妙な何かがそこにあった。徐々に不審なおもいにかられたその男性は後ろを振りかえる。「すると、そこには誰もいなかった」やがて夜も明けて、ジーマーの三味線も鳴り終わったあとに砂浜をみてみると、声が聞こえた場所には子どもをふくめた無数の足あとが残されていたという。こうした情景に、その男性は戦争太平洋戦争のことか?)の傷跡を読みとり、波上宮鳥居を抱きしめて泣く。「みんな死んでしまった。父親も、幼馴染の友達も、学校の恩師も、みんなみんな死んでしまった。自分は生き残ったが、果たしてこれは良いことだったのだろうか。自分のようなくだらない人間が生き残って、優しく勇気のあった友達や、才能のあった人々が死んでしまう。この差は何なのだろうか?」(30ページ)

この「ジーマー」は沖縄固有の物語ですが、波勢さんはここに「死者との交換可能性」という「怪談本質」を見ます。生者と死者の想像力が同時に起動する場所、そこに怪談という物語は立ち上がる。そして同論考にとって重要なのは、この「怪談想像力」はキリスト教テクストにも見出されるという点です。

(「怪談として聖書を読む」というこの箇所は本稿でもっとも屈折し、そして読みでのある所なのですが、そこはあえて飛ばします。気になる方は「アーギュメンツ#3」をお買い求めください)

この怪談という想像力からみて、「西洋近代的自我による主体区分による解釈は、恣意的グロテスクな切断」(34ページ)となりますしかバベルの塔神話が示すように、神は常に「言語文化を奪われたものの側に立ち上がる」。つまり強き主体の側にではない、という点が重要です。

「神は奪われ排除されたものの側に立ち上がる。歴史と非歴史境界で『主体』と『弱い主体』を隔てる壁は消失し、ありうべからざるものが現れた。」「ぼくはそれを『隣人』という言葉に求めたい。なぜなら聖書において隣人とは、まさしく自他の交換可能性を示す言葉からだ。」「隣人が現れるとき、『神を愛せ、己を愛するように隣人を愛せ』というイエスの声が、聞こえ始める。隣人は、神の赦しを伝達するぼくらの似姿であり、またぼくらの赦しを待つ異形のものでもあったのだ」(35ページ)

ここで提示された「隣人」は、大仰で圧倒するような<他者>、私たち理解を拒む絶対的な<他者>ではないでしょう。どこにでもいるあなたであり、わたしであり、そして誰かです。これはブルーハーツの歌に出てくるような、といっていい。そう思います。(すこし恥ずかしいけれど、いや、しかしそう言ってしまっていい)

「隣人の思想」、波勢さんの論考が到達した地点をそう呼んでいいと思うのですが、ここで示された思想の内実とともに、この思想に至る論述あくまでもキリスト者としての波勢さんの信仰に貫徹されている。ここに本稿のもうひとつの傑出した点があります

たとえば「昨年11月、九三歳で祖父が死んだ」ではじまる本稿は、「キリスト教信仰告白せずに死んだ祖父天国でないどこかへ行ったのではないか不安になった」という文章地の文で、鍵括弧抜きで出てきます。たぶん信仰をもたない人にとってこの一文は、理解の遠い、「向こう側の人」の言葉に聞こえるのではないでしょうか。(本稿の最後、註のラスト文章も「神に栄光、地に平和、隣人に愛と怪。感謝して記す」です)

聖書怪談として読む」という本稿の試みをもし信仰をもたない人がするならば、さじ加減をまちがえたとき即座に「他者信仰否定」になるでしょう。でも、波勢さんはあくまでも信じることで聖典を読み替える(またはこれまで読まれなかったものを読み解く)という姿勢を貫く。そこにこのテクスト独特の緊張感と救いがあります

イスラーム法学中田考先生や、このたび『トマス・アクィナス』でサントリー学芸賞を受賞された山本芳久先生などもそうですが、これまで護教論や宗学として避けられがちだった信仰自身による学問考察のいくつかには、相対主義決断主義あいだでさまよう私たち課題を乗り越える何かがあるように思います。私にとって本稿はまちがいなくその一つです。そう断言していいものがこの論稿にはあると考えます

以上、編集Aは自社本を紹介していないどころか本すら紹介していないのではないか疑惑もあるのですが(広報誌とか、雑誌特集号の論稿とか)、これにて「トナリビトの怪」の長文の感想を終わります。ご清聴ありがとうございました。

2018-12-19

から子へのプレゼント

以前あるテレビ番組を見た。

そこでは地方浪人してた息子が春から東大に入る、だから父がいろんなものを送ったり人生アドバイスをしたりするってやつだった。

その番組でお父さんは家電は好きなものを買えと予算を決めてお金を渡していたが、炊飯器だけは最高級品を父本人が選んで渡していた。

ごはんだけはいいのを食べれば元気が出るから

テレビに出ていた父の言葉だった。

それを見て春から一人暮らしを始めた自分はい炊飯器を買ってみた。

最初はたしかに美味しかったけれど、冷凍したりすると結局まずくなる。

しかも今は激務でごはんを炊く文化消失してて、

だいたいサラダチキンキャベツ目玉焼きくらいで済ませてしまう。

その父子の行く末が気になる。

あの炊飯器は日の目を見たのかな。

2018-12-18

学生は、アルバイト感覚治験絶対にしないようにしましょう

これから冬休み春休みシーズンになり、アルバイト感覚治験をする学生が多くなるであろうから書く

自分は、過去臨床試験施設治験運営仕事をしていた(医者ではないです)


そこでの経験を踏まえてみて、将来がある学生治験アルバイト感覚でしないでほしいと強く思う

治験ものすごくリスクのあることで、ただ単に学生が予定が空いているかお小遣い稼ぎでするようなものではないから。


率直に言って、治験での薬の副作用というのはある

表立って出ないだけで、めまい意識の混濁なんていうのはしょっちゅうある

特に精神薬系、血糖値調整なんかの薬にはよくある

もちろん、これが薬によって引き起こされたからと言って、薬の代謝とともに消失すれば特に問題のない副作用として処理される。

しかし、これらの副作用による脳へのダメージ神経系へのダメージなど、血液検査ですぐにはわからないような数値に関しては完全に未知数だ。

めまいが起こっている時点で脳へのダメージは起こっている可能性が高いが、そういったもの特に数値化されたり、問題として扱われたりしない

もちろん、治験参加者へのそういったフォローはない



それに、治験でよくあるジェネリック医薬品という薬

これは、すでに流通している薬の特許が切れるため、その後追い商品のような形で販売されている

治験現場でも、すでに流通している、という説明を受けるが、ジェネリックには質の悪い薬もよくあり、薬の本来効果以外で、体に害を及ぼすこともよくある



それ以外の、深刻な副作用

これも、完全にゼロではない

都内施設にて、参加者の全員が意識を失い、心肺を停止したということも実際にある

もちろん、そんなこと事前に想定なんてしていない。

安全だろうと思っていた薬で、そのようなことがおこってしまった

その時は、参加者意識が戻り次第試験は終了した。

参加者は、簡単健康診断を受けただけで、それ以上のフォローはない。たぶん、脳へのダメージはかなりあったはずだ


もし、副作用が起こった場合、きちんとフォローされるのかも未知数だ

例えば、治験の参加後に体調が悪くなったとして、それが治験に参加したから引き起こされたことだと医学的に証明するのは非常に難しい

基本的に、治験健康被害が発生したらフォローすると説明があるが、実際にフォローされた場面を私は見たことがない

治験労働ではないので、労基署が介入したり、労災が降りることもない



治験は、楽なバイトとしてよく紹介されがちだが、その理由は単純で、製薬会社お金をたくさん出しているからだ

製薬会社からしたら、薬の販売のために治験参加者のようなモルモットはどうしても必要で、そのためには金もばらまくし、広告費も出す

ネットなんかで紹介されている治験安全で楽なバイト、なんて記事は、裏でたっぷり広告費が発生しているはずだ

無責任治験を勧める記事なんて、信用しないほうが良い

すでに海外では流通している、なんて文言も、一筋縄では行かないことも多い。

海外流通しているか安全ということは限らない





もちろん、安全治験もある

そういったものは、終わってみてからわかるロシアンルーレットのようなもので、結果として大丈夫だっただけだ。

しかしたら、一見はわからないけれど、一生に残るような爆弾を抱えてしまっている可能性もゼロではない


冷静に考えよう。

治験は、新薬人体実験

もちろん、人類医学進歩のため、日本医療のためには必要だけれど、自分が率先して体をさしだす必要はない。

とくに、将来のある若い学生が、目先の金のために大きなリスクを取る必要はない。

その時間アルバイトインターンをしたほうが、もっと有意義経験ができるし、お金も貯まる

そもそも治験なんて、予備人員を多く集めるから、当初のとおりにきちんと参加して謝礼をもらえるのはほんの一握りで、予備人員にされてしまったらただのスケジュールの開け損になる

効率のいい仕事では絶対にない

私の過去仕事経験から書いてみた

冬休みに入り、空いている時間治験をしようなんて学生がいたら、この記事を読んでほしい

2018-12-15

https://biz-journal.jp/2014/02/post_4099_2.html

もし郵便返却をよく使用している方がいたら、自宅近くのポスト側面に記されている第1便の時刻を確認してみてほしい。朝8時より遅いのであれば、その時刻が実際の返却期限である。皆さんがベッドの中にいる時間が少しでも延びれば、これ幸いである。

いや、普通に考えてそれくらいわかるだろ。まさか朝8時きっかりにポストからツタヤCDが入った返却袋だけが消失したりするとでも思ってたのか?

anond:20181212091743

リンカーンミシェルの言うとおり「オタク」は「帝国」だ。

20年ほど前のオタクなら誰もが持っていた、「自分たちは異物・はぐれ者」だと認識は完全に消失している。これだけで十分「帝国化した」と言える。

帝国」は無意識に「弾圧」を行う。件のコミュニティが荒らされたのは、彼のコミュニティが「帝国」に「弾圧」を受けたことへの報復だろう。

そのことについて一切言及されていないし「帝国」のメディアが取り上げることもないだろう。

今古臭いヒューマンドラマクライムバイオレンス・ガンアクション・・・等々は「90年代古代帝国文明」となってしまった。映画になっても誰も見向きもしない。

「新帝国であるアニメオタク」が今無意識駆逐しているのであるしかもものすごい勢いで。ハードボイルドなどもはや絶滅危惧種だ。

しかし「オタク帝国」に反逆するのは「スマホを使うな」と言っているのに等しく、まさに「非現実的であるオタクの好む「非現実的世界スマホを通して見る世界」こそが

10年代現実」となってしまたからだ。

2018-12-13

anond:20181212171225

エンドレスエイトアニメーションを楽しむ作品としては面白い演出だけど、オリジナルアニメでやれよと

個人的にはエンドレスエイトの後にあまり面白くない溜息をダラダラやったのがエンドレスエイトで下がった視聴者テンションにとどめを刺したと思う

人気のあるコンテンツから実験的なことをしてもいいと思ったのかもしれないけど限度があったな、という印象

エンドレスエイトや溜息をテンポよく終わらせて好評なまま消失陰謀アニメにして欲しかった

でも人気が落ち着いた1番の原因は原作が何年も止まったことだと思う

原作さえ出ていれば原作ファンアニメの盛り上がりを支える元気が保てたと思う

2018-12-12

anond:20181212185956

2ちゃんやらMADやらネットミームなんかの盛り上がりは維持されただろうが、「消失」の作品完成度は確実に下がったと思う。盛り上がり至上主義には与したくない。

anond:20181212201427

同意。今でも3期を作って欲しいという気持ちと、消失で終わりにしてよかったという気持ちが混在している。

anond:20181212190127

エンドレスエイトが三回で止まっていくつかの短編が追加されて好評のうちに終わった第2期のあとに満を持して公開される劇場版消失」も観たくはなかったかい…?

anond:20181212171225

慎重な物言いをしておきながら、最後二行に確定的でないことを混ぜるな。

延々と続巻やら新シリーズやら映画やらだらだらと作り続けるコンテンツが称賛される傾向にあるが、本当のブームはそのうち収束するものなんだ。

もっと作って欲しい気持ちもあったがハルヒ消失映画で締めてよかったと思う。

anond:20181212171225

ハルヒにとどめを刺した一撃がエンドレスエイトなのに異論は無いが、他にも原因はあったと思う。

あれだけブームになった作品が飽きられていくのは一瞬かとたまげた。

その後の出演者炎上や作者の放棄ネタ切れになり話題が無くなったのも追い打ちになった。

今でもたまに思うが、消失を二期後半に入れてたらもっと変わっていたんじゃないかと思うんだ…。

アニメ涼宮ハルヒの憂鬱』の流行を振り返る

再考・『涼宮ハルヒの憂鬱』のどこが新しかったのか - シロクマの屑籠

p_shirokuma氏に記憶を刺激されたので、『涼宮ハルヒシリーズのいちファンとして、個人的にも振り返ってみたいと思う。

ハルヒ』に新しさはあったか

大ヒットした作品には「総決算タイプと「新開発」タイプがあると考えている。

すなわち、過去流行を上手くまとめたものと、新しい流行提示するものである

原作の『ハルヒ』はまさしく総決算タイプだと言えるだろう。

80年代90年代ジュブナイルSF超能力ものベースに、

きわめて表面的かつ類型的な萌え要素を配置したものが『ハルヒである

西尾維新のように、萌え理解した上で過去作品換骨奪胎するのではなく、

ベタに古いものをやりたいので萌えをまぶして新しくみせかけた、といった印象を受ける。

ハルヒ』にフォロワーはいるか?

2000年代に猛威を奮った『月姫』や『戯言シリーズ

Web小説でVRMMOもの流行させた『ソードアート・オンライン』などと比較すると、

ハルヒ』はヒットの規模のわりにフォロワーの少ない作品と言っていいだろう。

ライトノベルの「萌え化」「学園ラブコメブーム」の原因とみなされることもあるが、

ハルヒ』の大ヒット以前からMF文庫Jなどにはその傾向が見られたし、

直接的には2000年代前半に全盛期を迎えていたエロゲの影響のほうが大きい。

ちなみに『ハルヒフォロワーなら『いでおろーぐ!』がオススメだ。

アニメ化からハルヒ』はヒットしていたか

難しい問題だ。

アニメ化から巻割10万部を突破しており、これは当時の出版状況からしてもヒットではあったが、飛び抜けた大ヒットだったとは言い難い。

スニーカー文庫エース格」とは言えても、「業界代表するエース」ではない、といった感じか。

そもそもスニーカー文庫落ち目だったし。

第一巻の『憂鬱』は話題になったものの、『溜息』『退屈』がいまいちだったため、作品評価としては賛否が入り交じる状態

憂鬱』は当時の2ch人気投票で21位(そのときの1位は『撲殺天使ドクロちゃん』、2位は『バッカーノ!』)。 

消失』は同じく2ch人気投票で6位(1位は『ALL YOU NEED IS KILL』)であった。

ただし、2004年11月発売の『このライトノベルがすごい!2005』で『ハルヒ』は1位を獲得しており、

(この結果は少々の驚きをもって迎えられたと記憶しているが)やはり一定の人気は獲得していたことがうかがえる。

動画サイトとの関係

勘違いされることが多いが、アニメハルヒ放送時(2006年4月7月)には、まだニコニコ動画2006年12月12日〜)は存在しない。

ニコ動によってヒットしたアニメ」を考えるなら『らき☆すた』(2007年4月9月)のほうが適当だろう。

また、「アニメの視聴体験をみんなとリアルタイムで共有する」という点については、

YouTubeよりもニコ動(のコメント機能)の果たした役割が大きいと考える。

ハルヒ』の場合は「話題になったシーンを後から確認する」という使い方がまだ多かったのではないか

(このあたりは個人的YouTube敬遠していたという理由もあり、実際には本編をまるごとYouTubeで観ていた人も多いかもしれない…)

当時のYouTubeでは、動画の長さに10分の制限が設けられていたことも考慮したい。

ブログとの関係

2006年といえば、我らが梅田望夫の『ウェブ進化論』が発売された年で、「Web2.0」ブームの真っ盛りである

はてなダイアリー2003年1月livedoor Blog2003年11月アメーバブログ2004年9月FC2ブログ2004年10月。Yahoo!ブログ2005年1月

2004年ごろのブログブームを経て、2006年にはすっかり普及しており、オタクたちも盛んに長文を書き散らしていた。

この頃は、ちょっと気合を入れた記事を書けば、

カトゆー家断絶」「かーずSP」「ゴルゴ31」に代表される個人ニュースサイトが、それを拾って拡散してくれるサイクルがあった。

また、いわゆる「2chまとめブログ」も2005年ごろから増加しており、考察話題拡散を手伝うこととなった。

(ただし現在有名な「やらおん!(今日もやられやく)」「はちま起稿」「オレ的ゲーム速報@刃」などが台頭してくるのは2007年以降である

ついでに2005年2月には「はてなブックマーク」も開始している。「mixi」のブーム2005年くらいか

ちょうど『ハルヒ』の放送直前に、これらのツールが出揃ったわけである

京アニとの関係

アニメハルヒ』のヒットに最も貢献したのが京アニの超絶作画だったことは疑うべくもない。

自主制作映画完璧再現した第一話、EDでの滑らかなダンス、『射手座の日』の艦隊戦、『ライブアライブ』における楽器演奏

時系列シャッフル公式サイトの作り込みなどと併せて、とにかく話題性が抜群に高かった。

(当時はヤマカン天才扱いだったなあ)

私は作画オタクではないので明言は避けるが、

2006年の『ハルヒ』、2007年の『らき☆すた』、2009年の『けいおん!』で京アニブランド確立されて以降は、

他のアニメでも異常に作画クオリティがアップしていったことだし、

やはりアニメハルヒ』の特徴を挙げるならキャラデザよりは作画だと思う。

アニソンとの関係

アニソンあるいはキャラソンについては、2005年アニメネギま』の主題歌ハッピーマテリアル』の影響が最大で、

ハルヒ』の「ハレ晴レユカイオリコン1位にしよう」などはその後追いにすぎないという印象が強い。

ただ、『けいおん!』をはじめとして「作中で歌われるキャラソン」が増加したことについては、

ハルヒ』のそれが売れた影響は大きいのだろうな。

ラノベブームとの関係

1997年アニメスレイヤーズ』のテレビ放送が終わり、そのブームが落ち着きを見せて以降、

世間的な注目度でいえば「谷間」の時期を迎えたライトノベルが再び注目を集めるようになったのは、

2004年に相次いで発売された『ライトノベル完全読本』『このライトノベルがすごい!』などの「解説本」がきっかけとされる。

それを追うようにアニメ化も増加し、2004年に3本しかなかったラノベ原作アニメは、2005年に8本、2006年には18本にまで膨れ上がった。

まり、『ハルヒ』の大ヒットはアフターバーナーのようなもので、ラノベブームの「きっかけ」そのものではなかった。

とはいえハルヒ』によってラノベブームが一気に拡大したこともまた事実である

まとめ

ハルヒ』の内容から流行理由を探るのは難しい。

原作面白かったというのは流行の最低条件であって、

あとはSF設定によってファンによる考察がはかどったというくらいだろう。

やはり外的な要因に求めるべきだと思う。

京アニの台頭、キャラソンの増加、動画サイトの登場、ブログの普及、ラノベへの注目…

これらがちょうど上手いタイミングで噛み合ったからこその流行だったと言えるのではないか

あ、『ハルヒ』の流行が終息したのは「エンドレスエイト」のせい。

これだけは間違いない。

anond:20181212165313

もしかして俺って誰かからその薬を盛られてるのかも

鬱的思考はだいぶマシになって仕事捗るようになった代わりに性欲は消失した

2018-12-10

anond:20181210172801

だって劣化のないデジタル動画」になるようなメディア

(おそらく公式販売最後ベータマックスとかVHSだったものもある。

そいつから個人使用のためわざわざコピープロテクト回避違法になるまえにCD-ROM焼き、

それをまたDVDかHDD焼きにうつしたやつあたりが一番劣化が少ない)を

残り全員がすててた(途中であきらめたりやってなかった)ら

家に勝手に入ってもってくるわけにいかないじゃん。

普通に貸出料おねがいします、いままでの保管料管理料込みで高くてもしかたないですねってなるでしょ。

 

フィルム? バカが保管すると自然発火するよね。NHKがけっこうな量の昭和フィルム倉庫につっこんだまま放置して消失させたね

そのあと

NHKプリンプリン物語の○話を持ってる人いませんかーー」

オタク「今までさんざんコピー弾圧しといて強盗か」ってなってたじゃん

ってかこういう常識レベルの話しらないやつらがオタク自称すんのクッソ笑えるーーーーー(棒)

2018-12-07

anond:20181207175121

その赤ちゃんが成長しながらともに過ごす未来が失われたからじゃない?大事にしていたもの消失して悲しい気持ちになるのは、もの自体に対する評価価値マイナスが辛いのかもだけど、加えて、そのものが生み出すはずだった資産が立ち消えして辛いのかなって。私は子供の頃に考えたことはないけど、面白い視点だね。

2018-12-01

anond:20181201184247

自発的にすてるのと偶発的に消失するのを混ぜてドヤられてもなぁ

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