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はてなキーワード: 研究者とは

2018-10-23

テレビ医者にきくのをやめてほしい

テレビの「医者に聞いた健康にいい食事、悪い食事」みたいな番組

医者でなくて、大学先生とか研究機関研究者にきいてほしい。

anond:20181008001242

理系研究者男尊女卑いかに酷いかをわかっていない

そして学生相手さえ揚げ足取りして気持ち悪い反応している人たち

そんな人たちがキズナアイ擁護しているということがよくわかるツリー

リアル女性の権利の主張には一切興味もなく、この話題でさえ「だから女は」みたいなことを書いてくる

こういう人たちが今のネット界の中心

ほんとうんざりする

同じく国立理系。男だけど、増田意見に全面同意する

2018-10-22

anond:20181021093430

現代美術理解してることと頭の良さは関係ないんだけど、なんでこういう人が多いんだろうね。



一般人印象派以前の藝術も理解できないんだけど、あれらはまだ大衆的な要素を内在してるから、そっちだけを受け取ることはできる。

言ってることがよくわからない。理解っていうのは神話とかの寓意性のことかな?それとも絵画史の流れや歴史的な背景とかかな?研究者でもなければ解説で補えばいいんじゃないかな。


>それまで大衆的な要素+芸術的な要素だった美術絵画(彫刻)が、現代アートへと移行する時に大衆的な要素を切り捨てたのね。より純粋な藝術に進化するために。

さらによくわからない。コンセプチュアルアートミニマルアート派生してきたことについて言っているのかな。現代美術はどちらかというと、大衆的な美意識を取り込んできた歴史だと思うんだけどな。


>だから、それまで大衆部分だけを受け取って喜んでた一般人は急にわからなくなりヒステリーを起こした。

>だけど、藝術理解者は印象派以前にも藝術部分しか見てないか一般人が何を騒いでるのかわからない。

もっとからない…。歴史的に見ても、新しい表現表現がでてきて反発するのはまず芸術家というか、君の言う「藝術理解者」そのものなんだよね。



一般の人って、工芸品の凄いやつが現代アートになるとか勘違いしがちだけど(オタクアート論もその変奏)、全く質の違うもの

工芸品って、部屋をひすたらゴミひとつなく綺麗に掃除するようなものクリエイティブじゃない。

日本エリート(東大京大文系理系とか)って教養がない極東田舎者からクリエイティブ理解できない。すぐに「工芸品」を持ち上げる。怖いんだろう。自分理解できない藝術が。佐藤可士和デザインですら大多数は理解できないんだものあん教科書的なものですら。

うーん、話がごちゃごちゃだね。工芸品も現代アートになるよ。オタクアート論は関係ないよ。工芸ももちろんクリエイティブだし、掃除とは関係ないよ。

ただ、役所的なところで工芸というかテクニック重視のものが持ち上げられるのは仕方ないね、わかりやすいし理解も得られやすいからね。

佐藤可士和デザインは受け入れられていると言えるでしょう。個人的に残念だったのはザハかな。


>とにかくアジアって文化後進国なのね。トップ日本ですらこうなのだから東京"国立"博物館デュシャン日本美術脈絡なく展示してホルホルしてるレベルもの

アジア文化後進国と見なすような西洋中心的な視点から脱却しよう、というのがまさに今の現代美術のメイントピックの一つだと思うんだけど、大丈夫


>まず日本に生まれた時点で、現代アート理解するには圧倒的に不利。

それはそのとおりなんだけど、「アメリカに生まれた時点で萌えアニメ理解するのは圧倒的に不利」と言ってるのと同じなんだよね。それはそうでしょう。


アートって歴史上一度も大衆相手にしてないので。

>昔は王侯貴族宗教的権威で、今は超金持ち美術批評家

? 例えば聖人の像なんかは大衆啓蒙用だよね。想定してる歴史範囲が狭すぎるのかな。


民主主義恩恵で、一般人美術館で億の作品を数百円で見れるようになっただけで泣いて喜ぶべき。

? 民主主義関係なさすぎて泣いた。


>そしてあれは、将来のお客さんとアーティスト入り口としてやってるの。1000人に1人、将来アートに貢献する人材いるかもしれないと信じて。

そんなこと考えてる人いないと思うなあ。


金持ちにもアーティストにもなれない一般人はまあ、おこぼれで"文化的"コスプレしてインスタグラムでもやればいいんだと思うよ。

おこぼれ?文化的?の意味がわからないけど、コスプレいいよね。



アート勉強し始めの高校生とかかなあ。頑張ってね。

2018-10-21

バイオインフォマティクスの将来性

俺の元々のコアコンピタンスは、バイオインフォマティクスだった。

しかし、今はIT分野にシフトしている。(キャリア形成というよりも、単に経済的問題からだがw)

 

バイオ分野でも「in vivo」ではなく「in vitro」「in silico」、ウェットよりもドライ寄りでいいなら、研究道具として計算科学を学ぶことは無駄にならないだろう。

一度、横断的な学際領域生物情報)として、バイオインフォマティクス入門書を読んだり、研究者に話を聞いて、判断材料収集してみてはいかがだろうか?

もし俺がバイオインフォマティクスを続けていたら、体内のパスウェイを解明して、人体をシミュレートするシステムを開発してみたかった、とも思う。

DNAの解析、プロテオミクス、まだまだ知見を積み上げていかなければ、生命の全容を解明するには至らないだろう。

今、ホット話題、興味を引くテーマはあるか?(いや、ない)

 

君はまだ若い。専門をピボットする機会は何回か残されているだろう。

どの分野を選ぶにしろ人類に貢献する素晴らしい研究を目指して欲しい。

頑張ってください。

 

anond:20181021204508

話題社長大学の後輩

いま話題、ビ・ハイアの社長と同じ大学卒業した。数年後輩にあたる。友達の友達のそのまた友達、みたいな遠さだ。

あん田舎のしょぼくれた大学から全国的に有名になる人が出てきて驚いた。

出身大学は、以前からあった短期大学を4年制に改組する形で1995年に開学した大学で、あの社長の年齢だと2期生に当たると思う。

キャンパスはずいぶん田舎の湖畔に位置し、冬の風の強い日はキャンパススロープを暴風が吹き抜けていた。田舎自然ダイナミックさを学んだ。

私立大学のような多種多様人間が集まるわけでもなく、偏差値で輪切りにされた人たちと、ほんの少しの地元高校からの推薦枠から来た学生がいる程度で、おとなしい人たちが多かった。手近な遊び場は駅前ショッピングモールしかないんだから仕方ない。環境が人を選ぶのか、環境が人を作るのか。

研究者の質は高くて、私のいた当時は引退されていたもの日高敏隆先生もご存命で集中講義をされていた。休憩時間中にタバコをプカプカふかしておられたのを覚えている。「レポートを5行以上書いたら成績を下げられるらしい」という噂が流れたのの、5行以上書いてもそれなりの成績をもらった。その他、謦咳に接する機会はなかったが、脇田晴子さん(文化勲章受章)や黒田末寿さんも現役だった。

だけど世間的な評価は必ずしも研究者レベルと一致するわけではない。就職状況の悪さがそれを物語る。

偏差値的には産近甲龍関関同立の間ぐらい。しかし人数も少なく歴史もなかったので、私の在籍していた当時でも就職状況はさんざんだった。産近甲龍よりも悪かったんじゃないか就職支援室でOBOG就職先一覧をみたとき、ずいぶん危機感を覚えた。公立大学なのに地元役所や有力企業への就職すら、ほぼなかった。地元出身学生は「県外には行きたくない」と言っていて、毎日県外から通っていた私には衝撃的だった。そんな狭い世界で満足するのか、と。

私は県外のそれなりの職場就職したけれど、同じ大学出身者はおろか、「出身者を知っている」という人にすら会ったことがない。

一般的な県下出身であの大学卒業した人間は、東京なんかで企業することなど考えない。ギラギラした向上心はなく、のんびり暮らせたらいいや、という人がほとんどだ。

ここから先は完全に妄想だけど、あの社長は県下2位の大都市で生まれ育ったようなので、将来への危機感があったのかもしれない。結果、ベンチャーの立ち上げに参加して、自分も小さな企業を起こした。だから世間的な常識」を学ぶ機会がなくここまで来てしまったのかもしれない。起こした結果はひどいものだし、身の丈に合わなかったことをしたんだなと思う。

働きだしてから初めて見た「活躍するOB」があの社長だった。次は誰だ。生きている間に現れるのか。

anond:20181021103454

全くどういう点がキチガイと言われたのかわからない

俺は本当に気が狂っているのかもしれない・・・マッチョ研究者のせいで

しいて言うなら元増田のふりして答えたところか

「俺はまともなオタクだがアイツラはクソだ。オタクを守るためにクソオタクを弾劾しよう」みたいこと言い出す人に名前つけてほしい

キズナアイの件、千田さんにしても宇野さんにしても、過剰に批判してた人たちってみんなオタク自称してるんだよね。

自分たちオタクだが、自分きれいなオタクなのにあいつらのせいでオタクイメージが下がるから叩くって論調の人しかいない。

違ったのは言い出しっぺの太田啓子さんくらい。

あの少年なんちゃらでさえ俺はオタクだが、オタクからこそお前らを叩くっていう言い方をする。

シュナおじやマルクスおじが俺は男だからこそ男を叩くって鼻息を荒くしてるのと同じ現象

そしてまたオタクだけどオタク叩くわ病に感染した人が。



ホントにすごいな、最近ブコメ論調。いつからこんなに被害者意識に凝り固まってマトモに話もできないクソオタが多くなったんだ。

・知性のカケラもないブコメが多くて唖然とするな。俺もオタクだし、記事異論がないわけではないではないが、ジャポニスムメディアによる女性像の変化に関してガチ研究者バカ扱いはできんわ。よーやる。

多分これから1週間後くらいに完全にオタク叩きマシーンに変身する。こういう人何人も見た。


こういうのが許されるなら、フェミニズムの方だってクソフェミ切断処理したっていいじゃん。

なんでフェミニズムの方は一人でも狂った人がいたら全体が批判されなきゃいけないの。

わたしだってはてなで暴れてるような人たちは頭がおかしいと思ってるよ。怖いから直接言わないだけだよ。

2018-10-20

偉い人からの期待がないと生きられない体になってしまった

親や教師(親も教師)、上司といった偉い人の期待に応えることが当然だと思っていた。

小学校時代は「教師の息子だからアニメ漫画を見ない」という周囲の期待に応え、それらを見ないように心がけていた。

とはいえおジャ魔女どれみ』とか『ひみつのアッコちゃん』とかを親に隠れてみていたりもした(妹尾あいこ萌えていた)が、少なくともアニメ漫画を見ていることは公言しなかった。

中学時代は「地域で一番の進学校の特進クラスに行く」、高校時代は「国公立大学に現役かつ一般入試で行く」という親や教師の期待に応えるため血反吐吐いて勉強してきた。

高校1年の頃から平日1日6時間休日1日14時間勉強していたこともあった。教養をつけるため、小遣いで日経新聞を買って読んだり図書館に所蔵された難しい評論を読み漁ったりしていた。NEWS23WBSも毎晩見ていた。

中学時代しかった人(高校は別)とも「バカが移るから接触するんではない」と親から言われ、電車の中で話しかけられても無視して難しい本や日経新聞を読んでいた。

んで期待通り進学校の特進クラスには入れたし、某公立大学偏差値的には関西学院大学立命館大と同じぐらい)に一般入試(前期)でトップ合格した。もちろん現役で、である

でも本当は自宅から一番近い高校普通科まったり過ごしたかった。進学のために早い段階から1日14時間勉強を強いられる環境はまともではない。

大学上智新聞学科同志社メディア学部江戸川大、東情大のようなメディアコミュニケーション関連の私大レベルピンキリだけど)にできれば推薦で進みたかった。

日経新聞を買う金で購買で美味しいものを食べたかった。図書館では難しい論説ではなくラノベを読みたかった。ニュースじゃなくて中高生向けの深夜アニメを見たかった。中学時代同級生とも話したかった。

けどそんなことは口が裂けても言えなかった。反抗なんて怖くてできなかった。そんなことして偉い人から見放されるのが怖かった。

 

大学の頃も親から研究職になれと無言の圧力をかけられ、修士課程に進んだ。研究者になる最低ラインだなと思って修士課程を出た後就職活動を始めた。

早く就職先を決めろ(できればホワイト企業)という両親の期待に応えるため何十社もエントリーした。結果研究職に無事つくことが出来た。

しかしそこは零細シンクタンクで、上司1人に部下は自分だけ(1人「この会社は楽だよ」と言ってきた先輩がいたがすぐ退職)。上司から過大な期待がかけられた。

上司からの過大な期待に応じなきゃと追い詰められ精神状態ボロボロになり精神病になり、終いには自殺未遂を起こし現在休職中。

休職中も「早期復職スキルアップ」という上司の期待に応えなきゃと思い、業務に関する専門書を十万円分ぐらい買い(学術書は高い)、それらを読み漁っていた。

しかし先日「お前には期待していない」ということを上司から言われ目の前が真っ暗になった。そして先週金曜日また自殺未遂をした。

からは「なんで早く回復しないんだ(=早く回復しろ)。遠隔地から来ているんだから交通費もばかにならないんだぞ。俺の手取りいくらか考えたことがあるのか?」みたいな感じでこってり絞られた。

早く回復するという期待に応えるため薬も毎日飲んでいる。規則正しい生活もしている。しかし早く回復するという親の期待に応えられていない。金も底を尽きた。どんどん追い詰められていく。

 

きのう「早く引きこもりから脱する方法」をネットで探していたら、偶然不登校情報を目にした。

曰く「不登校の中には『親からの期待に押しつぶされるパターン』もあります」とのことである

しかしたら自分も「周囲からの期待に押しつぶされてしまったのではないのか」と感じた。

とはいえ周囲の偉い人(=親・教師上司からの期待に応えることこそが自分存在意義である。偉い人間の期待に応えられるなら友達も娯楽もいらないと思っていた。

おかげで友達と呼べる存在は誰一人いない。趣味と呼べる趣味も今はない。

偉い人からの期待に応える以外で存在意義をまるで見いだせない。精神的に病んでしまったのも恐らくは「偉い人間の期待にこたえなければならない」と常時思っていたからではないか

そういったプレッシャーに二十数年晒されていれば、そりゃ精神も病んでしまうよな…と腑に落ちた。

からといって「偉い人間の期待に応える」以外で自分確認する術を持っていない。「偉い人間の期待に応える」ことを最優先にしてきたからだろう。

「偉い人間の期待に応える」という桎梏から解き放たれた時こそ精神病が寛解するときなのだろうが、そういうすべがまるでない身としては一生病人のままではないかと慄然としている。

ぼくは本業研究者なんだけど、大陸欧州のひとが書いた原著論文でも冠詞からしおかしいのとかチラホラみかけるよ。

あっこいつら自分英語できると思って英文校閲に通してないんだろうなあ、って思ってしまう。

千田氏の問題提起説明してみる

はじめに

 キズナアイNHKウェブサイトにおいてノーベル賞解説記事に登場しておりましたが、そのことをきっかけに、千田有紀氏などが指摘をし、さまざまな方面から千田議論に対する批判が寄せられ、さらには社会学のものに対する批判もされているところです(これらをキズナアイ論争と呼びます)。

 ですが、そのざまざまな批判を読んでいると、「これって実はコミュニケーション不足で、伝わっていないんじゃない?」と思うことが多くなりました。いろいろあって社会学を学んだ人間として、それはちょっと悲しいなという思いがあったので、千田氏の問題提起ちょっと分かりやすくお伝えできればと思います

筆者の立場

 筆者は、社会学修士号を得ています。今は大学から離れているのですが、離れてそう長くはありません。専門は千田とも重なる領域家族ジェンダー)もありますが、教育メディアでした。

本稿のスタンス

 あくまで、千田問題提起がどのようなものに基づいて行われているのかを解説するもので、その意見妥当性とかは議論しません。私個人としては、千田立場に立てば理解でき一理ある議論ではあるが、だからといって、それは多くの人の理解を得る話法ではないし、その背景事情を一切踏まえていないのは、学術的に一定ポジションにある人のする作法としては疑問を感じているというところです。また、千田学術的貢献はいろいろな批判があるようですが、私は一定程度は評価しています

 なお、アカデミック作法は基本呼び捨てですので、ここでも、基本千田として書かせていただきます

千田氏の問題提起について

 キズナアイ論争のはじまりは、千田投稿記事です。https://news.yahoo.co.jp/byline/sendayuki/20181003-00099158/]

 ちなみに、現在10月13日)、追記もなされており、社会学者にはそれなりに分かる文章にはなっているのですが、一般の人はなおのこと分かりづらいことになっています。後に公表された、『「表現の自由」はどのように守られるべきなのか? 再びキズナアイ騒動に寄せて』記事による補足を踏まえて、まず、千田議論の要点をまとめてみましょう。

 (1) キズナアイNHK解説記事において「相づち」をする役割となっている

 (2) 「相づち」をする役割は、従来から女性が担ってきた役割である

 (3) 従ってキズナアイ解説記事における役割は、従来の女性が担ってきた役割を担っていることになる

 (4) そのことは、理系と呼ばれる分野で活躍する女性などに対して、好ましい状況を生むようなものになっていないのではないか

というところに整理できるかと思います

 社会学特にジェンダーフェミニズムを学んだ人だと、この4つの間を頭の中でこうかな?と繋ぐわけですが、普通の人はフェミニズムを体系立って勉強するわけでもないと思うので、「はて?」となるわけです。更にいえば、一つ一つの要点が「え?!」という感じになるかと思います

 千田議論理解するためには、とりあえず(1)は正しいものとして引き受けておいてください。そこが正しくないとなると、そもそも議論の前提が崩れてしまい、議論そもそも成立しなくなってしまうので、ご理解ください。

千田議論理解するための知識

千田議論理解するためには、いくつかの知識必要となります。一つは、千田の専門でもあるフェミニズム、もう一つは会話分析というものです。順に簡単に紹介しておきましょう。

社会学とは

 社会学は、社会対象とした学問です。といえば、早いのですがそれではよく分かりませんよね。社会学は、社会がどのように成り立っているのか、つまり社会の秩序はどのような形で形成されているのかを探求する学問です。例えば、古典的社会学特に日本戦後社会学では「農村」が特に注目されました。農村における人々のネットワークや、家族の在り方、そういうものに関心を持っているのが社会学です。

フェミニズムってそもそも

 フェミニズムを正確に定義することは困難ですが、フェミニズムを雑にまとめると、「女性地位を向上させようとする取り組みであったりそれを支える理論」というような言い方ができると思います歴史的には大きく2つのターニングポイントがあったとされています。それが「第1波フェミニズム」と「第2波フェミニズム」です。

 第1波フェミニズムは、1900年代ごろ、19世紀から20世紀へ移りゆくタイミングに起こりました。西欧諸国で主に婦人参政権を獲得する運動が中心に展開され、1920年代にはイギリスアメリカで実現をすることとなります。(ちなみに、日本はというと戦後婦人参政権が認められるようになるのですが、新婦協会青鞜社運動は同時代運動です。)

 第2波フェミニズムは、1960年代頃、社会運動が盛んになった時期に、女性らしさへの問い直しが運動として行われます代表例ではキリスト教社会では長らくタブーとされていた中絶合法化が挙げられます。また、この時代には女性が自らの自由に性を語るということが積極的になされるようになります

 いずれにせよ、その理論根底には、女性男性と同等の状況にないという認識に立っているということがあります

 第1波フェミニズムで焦点化されたのは、法律社会制度というものでした。第2波フェミニズムはというと、法的制度平等であっても、職場ではお茶くみに甘んじてしまっているし、男性と同じように性を語ることはできないというような、日常性差別特に焦点を当てていくようになるわけです。

 現代は第2波フェミニズムの延長線上にあります。#Metoo運動を始めとして、第3波フェミニズムがやってきているというような主張も時折みるのですが、第2波フェミニズムより後のフェミニズム運動について、多くの社会学者が納得しているような分類はまだ確立していないのが現状です。

マルクス主義フェミニズム

 上野千鶴子理論などを理解する上で重要キーワードが、マルクス主義フェミニズムです。そういう立場だと、だから上野千鶴子はそういう立場なのね、と理解できます千田議論もとりあえず、マルクス主義フェミニズム解釈すると、理解がしやすくなると思いますので、こちらを説明します。

 (フェミニズムにはさまざまな立場があります。ラディカル・フェミニズムリベラルフェミニズム等です。フェミニズム一枚岩ではないと、理解しておくと良いでしょう。)

 マルクス主義フェミニズムとは、先ほど、フェミニズム女性男性と同等の状況にないという認識に立っていると説明しましたが、そのような社会状況を生み出しているのは、今日資本主義社会システムなのであるといいます。で、これを理解するためには家父長制というキーワード理解しないといけないのですが、本題より長い解説になるので、そこら辺は上野千鶴子の『家父長制と資本制』をとりあえず参照してください。

上野理論を厳密に言うと、上野は、従前のマルクス主義フェミニズム教条的であるということで、それを乗り越える必要があると、主張をしています。)

 シンプルにいってしまますと、そのシステム資本制)の成立と密接に性差別を生む家父長制制度が続くため、性差別再生産(半分マルクス主義用語ではありますが)されていくということになります

会話分析

 会話分析というのは読んで字のごとく、会話を分析するというものです。まずは、社会学会話分析がなぜ重要になってくるのかをエスノメソドロジーというワードを使って説明したいと思いますそもそも社会学社会秩序はいかにして可能かを明らかにする学問です。そこで出てくる問いの一つにこの社会生活を営む人びとがやっていることを、研究者はどのように理解できるのかという問題です。

 この問題に答えたのが、ガーフィンゲルという人です。ガーフィンゲルエスノメソドロジーという手法提唱しました。エスノメソドロジーというのは、日常生活している人々が言動をどのように理解し、成立させているのかを、日常生活している人々の視点に立って記述するという手法です。

 エスノメソドロジーは、私たちの当たり前が、いかに「うまいこと」成立しているのかを見せてくれます。例えば次のような実験は非常に有名です。

A(被験者)「おはよう! 調子はどう?」

B(実験者)「調子ってなんだい?」

A     「いや、元気かどうかってことだよ。」

B     「元気かどうかって? どういうこと?」

こんな調子で話されると、本当に調子おかしくなりそうですが、こういう実験します。ここで浮かび上がってくるのは「調子」という言葉が、体調や近況を意味しており、それをお互い分かっているという「期待」をもって、Aは会話をしているということです。このような形で、秩序が形成されており、それらは記述可能な形で示すことができるとするというのがエスノメソドロジーです。

 会話分析の多くはこのエスノメソドロジーの考え方を踏まえて行われます。つまり、先ほどの会話のスクリプトのようなものを読んで、そのなかで、AとBはどのような「期待」をそれぞれ持っており、そこにどのような秩序があるのか? ということを考えているわけです。

千田議論を振り返ろう

 冒頭で、千田議論を強引に4点にまとめました。ここまでの道具を用意すればある程度説明ができます。それぞれの項目ごとにみていきましょう。

(1) キズナアイが「相づち」をする役割となっている件について

 そもそも実在人物は「先生役」とNHKサイトでも記載がありますように、ここで想定されているのは「先生」と「生徒」というコミュニケーションです。したがって「生徒役」となるキズナアイ基本的に「相づち」をする役割に当然のことながらなるでしょう。そもそも「生徒」の方が詳しいというのなら、「先生」が「生徒」の役割を担うことになるはずですし、「先生」と「生徒」という形で双方「期待」をもっていることは分かります別にこれが、男子生徒であろうと、まあこういう会話になるだろうなという感じではありますよね。

(2) 「相づち」をする役割は、従来から女性が担ってきた役割である

 これは、先ほどのフェミニズム議論が役に立ちますお茶くみとかの補助業務に当たっていたということは、先の説明でもしましたが、今日でも、「相づち」をする役割は、女性となっていることが多いです。例えば、新春の、一体誰がみるのかよく分からない県知事が語る!みたいな番組がありますが、あのとき大抵女性アナウンサーが話を聞いたりしていないでしょうか。このとき女性アナウンサーは、多くは男性である知事に対して、その発言がしやすいようさまざまな配慮をしながら、質問を重ねていきます

 そこでは、主役はあくま知事です。アナウンサーが主役となって、知事いじめていくというような内容になっていないでしょう。これが、でも、田原総一朗との対談だったらどうでしょう。一気に様相が変わってきますよね。また、地元財界知事の対談だったらどうでしょう。そこに「相づち」はあっても、「相づち」をする役割知事の対談者は決して担っていないと思います。会話の主体になっているわけですね。地元財界の人が女性でも、この場合だと「相づち」の役割はまあしないかと。

 ここでポイントになるのは、知事一方的に語るというような形式を取る時には、女性アナウンサーがその役割を担うことになり、他方、双方共にしゃべる場合には、女性活躍機会が途端に減ってしまうというということです。これは、私たちイメージレベルでも大体共通しているのではないでしょうか。(もちろん、個別具体で違う話も多く、徹子の部屋黒柳徹子をどう評価するかは難しいところですが。)

 もちろん、これは、女性知事と同等の立場役割を担っている機会が開かれていないから、そのようにならざるを得ないという側面も当然ありますが、男性アナウンサーがそうそうなっていないということは、一つこのことを証明するものであるとも言えます

(「相づち」をする役割も高度な役割であるということは決して忘れないでください。)

(3) 従来の女性が担ってきた役割キズナアイ

 ここで、議論はもどってきて、キズナアイは「生徒」役ではありますが、「先生」の発言を引き出すという意味で「相づち」をするということで、記事トップにも出てくる主役のはずが、補助的な業務を担わされていることになります。このときキズナアイ女性と見なすと、これまで女性が置かれていた立場女性積極的に前に出られる環境制度上はなっているにもかかわらず、結局はそうはなっていないという状況と重なる部分はあるでしょう。

 再び、徹子の部屋黒柳徹子イメージすると良いかも知れません。徹子の部屋における黒柳徹子は独特の立ち位置で、徹子の部屋を見て黒柳徹子は単に「相づち」をうつ役割だけではない、ということが理解できるでしょう。なんなら、黒柳徹子の方が目立っていたりします。対談の形式が、黒柳徹子お客様を招いて話をしてもらうというホストであるためであり、従属的関係になっていないというところに、このキズナアイ対談と徹子の部屋の決定的違いがあるのだろうと思います

 そうして比べてみると、キズナアイ女性役割再生産するということになったというわけです。これは、性別役割分業を進めていくものであり、女性にとって活躍の機会が減ってしまうというのがフェミニストたちの主張と結びつけて考えることが可能なのです。

(4) 活躍する女性への影響

 この時、女性は従たる役割を担わされるわけで、その期待が持たれます。そうなると、女性は、主たる役割を担える存在なのにもかかわらず、その期待から、従たる役割を担い続けなければならない、そういった状況にはまってしまうのです。そして、そうした悪循環から脱却しなければならない、というのがフェミニズム基本的な主張です。

 このような女性観で考えられると、女性にとって好ましい立場ではないという千田の主張はそう的外れものではないということは理解できるでしょう。

千田氏の議論の失敗

 千田議論をするという状況を作り出したことでは成功していると評価できますが、その議論の中で、自らの論理妥当性を提示し納得してもらえたかというとそうではないと思います。後の対応によるところも多いのですが、それは、実は最初きっかけともなった記事の一番最後文章であると私は考えます

なお10月3日、9時の時点で、スマートフォンから見ると、キズナアイバストショットしか見えない(パソコンでは、へそなどの下半身が見える)。

 この一文が最後にあることで、キズナアイの見た目(容姿)を問題にしたいのか、と思ってしまう人も多いと思います千田氏は、後の議論でも、キズナアイ役割に焦点を当てており、容姿問題にしていないといっているのですが、冒頭の太田氏の議論あいまって、多くの人が混乱したと推察します。そもそもキズナアイってあくまAIであって性別を超越した存在なはずなのに、性別二元論に回収されちゃうのって、なんだかなと。

 さらにいえば、表現問題に回収してしまったのがかなり難しい問題にしています表現問題にすると、結局妥当表現は何かということに行き着き、その線引きは複雑になってしまい、誰も理解できなくなるため、神々の審判でも仰がなければ、なんとも言えないと思います

 まあ、この発言が全てのオチかと思います

本人が個人的に自説を語るのは「自由」の範疇だが、それを公共空間に置いたらどんな意味もつのか、少しは配慮すべきだったのでは?

https://twitter.com/chitaponta/status/1051615591004438529]

キズナアイ批判三人衆でラーメン三銃士のコラ作ってほしい


浮世絵アイコンの「わたし感覚が公の感覚。薙ぎ払え→腐ってやがる。早すぎたんだ」の即オチコマおばさんを含めて四天王のコラでもいいよ

2018-10-19

anond:20181019123816

医者研究者はそう言わざるを得ないのかも知れないけど、「女性器は思ったより鈍感な部位です」とか言われても困る。

2018-10-18

anond:20181018215413

まあそれはごもっともなんだが、研究者も霞を食べて生きてるわけじゃないんでな

文句科研費の配分してる日本学術振興会かに言ってくだされ

血液検査でわからないのずるい

前立腺がん血液検査でわかるのに

乳がん子宮がん子宮頸がんはわからないのはずるい

研究者は男が多いから触診しないでいいように研究に全力を上げたんだと思う

ピルはなかなか認められなかったのにバイアグラはすぐ認可されたのと同じ

女性の病はまだまだわからないことが多いとか言われているのは

そもそも研究する気がないからだ

医学部には女性を優先的に入学させるべきだ

課長とか部長かになれる人とならない人

がいるってことは小中学校高校でも教えてほしい。

会社に長年勤めたら自動的にカチョー→ブチョーになるものだと思ってた。

教頭校長もそう。先生になれば自動的にいつかはそうなるもんだと思ってた。

出世するにはどうすればみんなで幸せになれるかを考えられる能力を磨かねばならないのだと、早めに教えてほしい。

逆に、研究者は、なりたい人がなるものだということも早めに教えて欲しい。学業の成績が一番秀でてる人がなると思っていた。

なんだろ。俺が国を変えるしか自然な国にはなれないんじゃないかと思うんだけど、俺が立候補たらみんな投票してくれる?

anond:20181018030946

アカポスを狙ってる研究者は、安定するまで結婚してはいけない。結婚するなら実家金持ちか、子どもができたら方向転換できる人。

35なのに夢を追ってる夫と離婚することになりました

anond:20180919003925

上の元増田です。

離婚することになりました。

夫は夢を諦めないそうです。

子どもが生まれたのだから、将来を考えて数年後には現実路線に方向転換しないのか計画を聞きましたが無駄でした。夢破れて消えていった先輩に比べ恵まれているので頑張るそうです。どこまでも。

研究者のくせに計画目標を立てて現実化していく、ダメだった場合には別の方法を考えるということができないのでしょうか。うちの夫だけだといいのですが。

いつ認められるともわからないもの永遠に取り組もうとする、無鉄砲さがあるから成果が出た研究があることも理解できますが、自分の夫がやるとなると微妙ですね。

何より、子どものことをぜんぜん考えてないのが許せません。学資保険に入ることすら保険会社の策略にのりたくないとか言って入るのを嫌がりました。

夫に一言

お前

お前が恵まれてるのは、給料の大半を自由に使える環境からだろ。その環境は私が作ってるんだよ。

子ども生活費教育費一切払わず何言ってるんだよ!

お前はそうやって夢追いかけて霞食って生きていけば?


今後は養育費は必ず振り込んでもらいます

子育て現実との戦いですので夢を見ているだけではできません。

本当は研究者になりたい

本当は研究者になりたい.色々と理由をつけて目的からずれているだけなんじゃないかと思う.

生い立ちを書くと地方私大にかよってコンピュータサイエンスを専攻して卒論では自然言語処理で書いた.一応努力賞には表彰された.

でもレベルは本当に応用しただけでオリジナリティーは無い.

元々大学院に進学するつもりで,二つの院を受けて二つの院とも落ちた.

それでも諦められずに今年大学院を受けて受かった.

それなのに入学金と授業料(授業料バイトして稼ぐつもり)を親に借りるのが申し訳なくて就活して就職するつもりだ,ったのだが

今更になってやはり大学院にいってちゃんと基礎を学んで研究して,ちゃんとした論文を書けるようになりたいという思いが強くなった.

研究者になりたい,研究者になりたい,研究者になりたい.僕にはそれしか無いのだと思う.恋愛にも興味は無いし研究しか生きがいは無い.

奨学金を借りて,入学金の10万だけ親に借りて行くのが正解だろう.バイトしながら行けとか厳しいコメントでもいいので背中を押して欲しい.

修士号をとって博士号をとって機械学習統計学理論的な研究をしたい.数学死ぬ気でやるつもりだ.

就活なんてしてる場合じゃなくてバイトして少しでも大学院お金を稼ぐべきなのかも知れない.

キャリアも大変な事は分かってるでもそれでも挑戦したい.朝起きても寝ても研究したいということしかない.

企業に入りながらと考えたけどやはりそれは違うと思った.いま合格しているのに挑戦しないのは単なるバカなんじゃないかと.

どうか厳しいコメントを待っている.

2018-10-17

地震予知に踊らされるな

現代科学技術では、何月何日、どこで地震が起こると予測できる技術は残念ながらありません。

なぜなら、プレートはとてつもなく広く大きいものですが、地震の原因となるひずみはプレートに比べ小さすぎるのです。

毎日のように、自称預言者達が「◯月×日△時に◻︎で大地震が起きる。」とデマ拡散しています。正確には起こりうる可能性はこの日本では0パーセントではないのでデマではないのですが、そこまで正確に予測することは不可能です。

地学知識日常生活に一番生きていると言っても過言ではないのに、どうして高校生は、覚えたからって回路を組めるわけではない電気公式を覚え、いつ使うかわからない化学反応式を暗記し、バイオームの構造を学ばなければならないことが残念で仕方ありません。

受験で使えないから、学ぶ人は減り、地震について勘違いをする人が増え、研究者も少ないことも問題視されるべきではないか

anond:20181017043612

仕事を減らして自分研究をさせてくれというのが研究者の望みなんだから

しろ、今みたいな苦しい中でも研究をしたいやつほどくだらん政治業務から逃げる。

それでも医師会みたいに団結すればいいといえばいいが、

企業が手が出せないほど基礎研究よりのことをしてる人間と、企業からもう金をもらえる応用研究人間とでは立場も違うしな。

科学予算問題研究者主体性がないか

みたいなブコメを見たけど、消費税増税野党が頑張らないからみたいなのとまったく同じ論理展開やな。

2018-10-16

プログラミング言語って何個あるんだろう

GitHubで分類されてるプログラミング言語は480ある。ただそれはGitHubによって認識されてる分だけであって、よりマイナーものを考えればもっとあるだろう。

まり毎年世のオタク研究者学生たちが新しい言語を作ってるのを加味すると、

毎年平均1000言語程度は生み出されてるんじゃ無いだろうか。

そのスピードは昔ほど衰えてるだろうけど、大体今までで1万個くらい作られてるんじゃ無いだろうか。

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