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2023-10-01

[]9月30日

ご飯

朝:なし。昼:ナポコーンスープ。夜:ピザ。間食:あめ。アイス

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみ

○ ワールズエンドクラブ

・はじめに

全国の小学生の中から落ちこぼれけが集められたガンバレ組に所属する11人の男女が、生死がかかった奇妙なゲームに巻き込まれることから始まる、トーキョーゲームスが開発した青春アクションアドベンチャーゲーム

打越鋼太郎小高和剛、中澤工と言った僕が度々高評価を付けている作品スタッフが関わっており、期待度は高めで遊んだが、僕は楽しめた。

実は発売当初に悪いインターネットで無遠慮かつ粗雑なネタバレを読んでしまい、それが記憶から消えるまで熟成していたので遊ぶのが随分遅れてしまった。(ちゃんと忘れれた)

テキストを読むパート以外にも2Dアクションパートもあるが、そちらはあっさり目で難易度もイージーを選べば難しくはない。

所謂初見殺しの要素が多いためゲームオーバーにならないわけではないが、覚えてリトライすればチェックポイントの間隔も短いので苦戦することはあまりなかった。

落ちこぼれガンバレ組が天下無敵になっていく過程演出としては悪くはなかった。

登場人物たちの仲良しシーンが良き

開幕の状況からは考えられないぐらい、登場人物達の仲良しなシーンがたくさん楽しめる。

途中参加のキャラも含めて12人の色々な組み合わせでエピソードがある。

視点人物は概ね無口な男の子れんちょが務めるものの、要所要所では視点人物が切り替わる群像劇スタイル

まだ小学生ながら恋愛っぽいエピソードも幾つかあるのもいいアクセントだった。

三角関係もあるもののギスギスせず、明るい雰囲気最後まで楽しめる。

喧嘩したりもするけれどパッと笑えばまた友達に戻る良い意味で引きづらない良い子ばかりなのがイイね。

協調性に欠けるキャラもいるにはいものの、各々の事情解決していくに連れてどんどん仲が深まっていくのも王道面白さ。

何を信じて何を疑えば良いのか難しい展開も多い中、このガンバレ12人がずっと一緒であることだけは疑う余地のない大前提として物語が進むのが心地よかった。

個人的には天才プログラマで少し幼く明るいバニラと、途中参加の記憶喪失不思議娘の雪の組み合わせが好きだった。

お互いどこか白っぽいという謎な共通点意気投合し二人だけのニックネームを付け合うのが良かった。

サプライズ重視の展開

スタートのデスゲームに始まり、さまざまな驚きが待っていた。

ゲームでの表現を利用した演出や、メタフィクションのような展開に、信頼できない語り手など、小学生達の仲良しエピソードが主ながら、各ライター過去作品に負けなぐらいサプライズ展開が待っている。

設定が開示されていくにつれ、ガンバレ組の根底を揺るがすような展開もあるものの、この世界が終わってもガンバレ組は一緒だと思えるからこそ、その先の奮起が早く読みたくなった。

絶望感が無いのは良い意味過去作との違いがハッキリして僕は好きだった。

この辺はシリアス度が足りないと否定的な人もいるのも納得いくので、この辺のバランス感は難しそう。

小学生レベル下ネタ

なにしろ、いつもの小学生レベル下ネタは健在なのだから

登場人物小学生なんだから小学生レベル下ネタで盛り上がることは理にかなっているだろ? と言われるとグウの音がでないが、いつものやつを今回も楽しめる。

ちんこ」と言うだけで人が笑顔になれると信じきっているライターの信念が伝わってくる。

歌の力はすごい

今作の名シーンはどこでも「ガンバレ組のテーマ」が流れている。

というと流石に大袈裟だが、歌の力はすごい。

おちゃらけ歌詞だがメロディシチュエーションが合間って泣かせにくる。

クライマックスでの使い方も最高に決まっていて大好きな楽曲だ。

・さいごに

明るい仲間たちの友情エピソードに、びっくりする驚きの展開、そして泣ける楽曲

製作陣の過去作と比較するとテイストはかなり異なるものの、面白ゲームだった。

ただボリュームの薄さと、アクションゲームパートのとってつけた感は否めない。

特にボリュームの薄さはアクションゲームパートの水増し感も相まってかなり感じた。

余韻が残るラストテキストで読みたいと思う部分が多かった。

ただ、良いところがいっぱいある好きな作品だ。

ガンバレ組は不滅だぜ!

師団長ヘリ暗殺された理由がなんとなく分かる

自衛官なんだが先月の残業が150時間突破してる。

それについて上司から規定残業時間の3倍とは何事だ❗」とお叱りを受けた。

俺はもう限界だったの「じゃあ無駄仕事減らしてくれませんか?偉い人の靴磨きとかドアの前で待ちぼうけしてる暇そうな連中に草むしりぐらいやらせてくださいよ💢」とついに逆ギレした。

すると上司は呆れた顔で「ウチが忙しくて他所が暇だからって、それが持ち回りの当番を頼んでいい理由になると思うか?」

いや、なるだろ。

だってお前の言ってる「残業規定時間を守れ」は防衛省の一番上か、少なくとも師団長様辺りから下りてきてるんだろ?

なら同じ警備地区の中で残業規定時間カスってもいない定時退庁連中に仕事を振って業務バランスを見直すこと自体が、この警備地区全体における対策活動の一環じゃねえのか?

マジで頭がおかしいと思ったよ。

でもこの頭のおかしさの根底にあるのは師団長様なんだろうな。

無責任命令だけ垂れておいて「そういやボクチンちょっと物見遊山に行きたいんだけど~~~ちゃんとお掃除しておいてね~~~」とか平気でやってきて、お前の言ってる命令の達成を妨害してくるんだから素晴らしいまでに「不条理に耐性をつけることへの指導力に溢れている」大変最高なリーダーシップ様様だ。

こんな奴らがよ、「僕ちゃん今度ここに来たばっかでさ、ちょっち観光がてらに空から皆に『私が来た!』したいかな~~^^てへへ」とか言ったらさ、そりゃヘリパイも「ころすぞ」の気持ちが操縦桿を伝わってカミカゼの心を体現するやも知れぬですわな。

いやマジでさ、咄嗟の瞬間に吹き上がったぶっ殺すの感情が偶然引き金に手をかけているタイミングじゃなかっただけの事って多いと思うよ。

トップ鼻くそほじりながら決めた「残業減らそうぜ~~~」を実現する手段として「仕事を減らせ!!」と叫ぶことだけを選んだ無能トップが殺されるのはまあ時代の流れやろと思っちゃうわ。

あっ、ちなみにここまで全部妄想です。

俺は単なる一会社員だし、残業時間も100時間だけだし、上司から言われたのも「無能残業代を稼ぐような動きってどう思う?」でした。

「それならゴルフ大会とかやめろよころすぞ」とか「じゃあこの仕事いっそ何割か外注するか?ぜってー俺の残業代より高くつくけど?」とか「お茶くみレベル仕事を暇そうにしてるお局さんにでも投げてくれたらもうちょい楽になるんですけど、ビビってそういう業務命令出してねえてめえが社員業務配分管理してますって面してるのおかしいだろ」とかの感情はまあある。

でも引き金に手をかけるタイミングがないんだよね。

まあ乗用車でもカミカゼは出来るっちゃ出来るんだがな。

あっ、ちなみにこれも妄想です。

2023-09-29

会議絶対寝てしま

とにかく人のトークを聞き続ける、という状況がだめで寝ちゃう

座ってじっと人の話を聞いてる、という状況で高確率で寝てしまうし、寝てないときはなんか別のことやってて結局聞いてないとき

興味があるし聞きたいと思ってると思うんだけど、根底では興味が無いんだろうか

2023-09-28

   根底的には死んでいる老人集団主催となり、形式的で極めて悪質である形式的とはこうなんかリアル3次事実関係は一切見ていないというか何を言ってるか分からない状態

  それを説明する驚愕的な出現としてブサイクという言葉使用されたこともあったが、最近はそれではもはや解決もしない。

   大分市までの電車の中にもおばさんとかが乗車してることもあるけど、そのおばさんが円として効力を発揮することもなくなった。

    結局我々は次の事を必要とする。 主張 催眠を止めないと撃つぞ 主張2 これは結局やってる奴がいる、やるしかない

      適用  出すものを出すしかない・

2023-09-27

署名受け取り拒否された件の騒ぎを見て思うこと

インボイス制度廃止を求める署名の受け取りについてX(旧Twitter)で議論になっているが、受け取らなかった事実批判している人と、ネットで集めた署名を直接受け取ってもらおうとしていたことを批判している人とで、考えの根底が違うんだろうなと見ていて思う。

ネット署名を直接受け取ってもらおうとしたこと批判している人は、法律で書かれているというルールと、テロ対策という観点から、郵送するなり、法的効力のある方法を取るなりといったことをするべきだと言っている。私もこちら側の意見だ。過去何度も受け取り拒否され、その度に先方が求めるものを用意したのに拒否されたと言っているが、だからと言って向こうが「郵送しろ」といったもの無視して直接手渡しでの受け取りを強要していいことにはならない。受け取ってもらおうと持っていくことは別に良いとは思うが、ルールに則ってない以上、その結果が自分の思い通りにいかなかったことを批判するべきではないと私は思う。だって直接受け取ることは、義務ではないのだから

けれど受け取らなかった事実批判している人は、義務ではなくても受け取るべきだったと言う。たとえルールに則ってなくても、総理が「聞く力」を大事にしているというのなら受け取るべきだと。受け取らないなんていうことがありえない、と。「聞く力」なんて都合の良いことだけで、自分のことや自分が進めた施策否定する人間意見を聞く気なんて最初からないのだと。

その気持ち理解はできる。本当に市民の声を聞く気があるのなら、どんな意見でも聞いて、知って、それに応えていくべきだとは思う。

でも、署名しろ嘆願書しろ意見書にしろ、直接受け取るべきかという点で考えると、本当にそうするべき?と疑問に思ってしまうのだ。

だって、たとえ一通でも直接受け取ってしまえば、じゃあ俺も、私も、と次々と手渡しをしてくる人間が増えるかもしれない。というか、絶対増える。受け取りたいという気持ちがあったとしても、それ全部を受け取るなんてことは、総理じゃない一国会議員でもスケジュール的に難しい時もあると思う。そうしたら、自分のは受け取ってもらえなかったと、また批判する人が絶対現れるのだ。

先に書いたように、テロへの脅威もあるはずだ。渡す紙に毒が塗られているとか、近づいた時に刃物、銃、何なら爆発物で、何かしらの攻撃を受ける可能性を考えたら、直接の受け渡しは拒否されてもおかしくない。絶対ないなんて確証はないのだから。たとえ、ただ自分達の想いを伝えたくて、多くの人の署名を集めて持ってきた善良な市民だとしても、そんなことは他人からすれば分からない。ならば、最初から手渡しは拒否するのが最も適した選択だと思う。

と、色々書いてきたけれど、インボイス制度については私も反対の立場だ。知識が疎くて、インボイスの詳細について知った(といってもしっかり理解できているのかは分からないが)のは、ネット署名を50万を目標に集めているという段階だったけれど、その署名にも参加した。

結果今は52万筆、更に増えたのならもっと、それだけの数が集まっているらしい。だが、それだけの数の市民意見無視した!と受け渡し拒否批判した人の意見を見たが、申し訳ないけれど、正直、全然数少ないのではないか、と私は思っている…

いくらネット署名に数の規定はないとはいえ有権者は1億人いる。その中の50万筆。法的効力のある署名でなくて、メールアドレス複数あればその分だけ署名を送れるネット署名だ。

そんな人ばかりではないはずだが、極端な話、一人2回以上署名したとすれば、多くて26万人。先方が要求した30万よりも少なくなってしまう。52万、違う人が一人一人署名したと証明できない以上、そういう面でも嘆願は通らない可能性がある。

からもっと数を集めて、メディアを利用して呼びかけるとか、力になってくれそうな議員を通すとか、その他有識者アドバイスを求めるとか、そういう活動は今後も続けてほしいと思う。

団体責任者の人には、私を含めインボイス制度反対の市民意見を、責任を持って、国会に、そして総理にしっかり届けてもらいたい。

2023-09-26

anond:20230926202632

俺たちがおとなしくお上の言うこと聞いてるのに文句を言う奴は許せない、が全ての根底にあるよね

テレビが大きな洗脳装置としてしか機能していない

みんな見てみないふりしてるけど、ジャニーズの一件で、最も切り込まなきゃいけないのはここだと思うよ。

ジャニーズがここまで大きく成長できたのは、ジャニー氏の手腕だけじゃなくて、テレビ洗脳装置として成立するためにテレビ従順アイドルという存在必要不可欠だったということにあるということ。

さら洗脳装置として有能だから大手企業スポンサーとして資金提供していたわけだし、結局のところこうした洗脳装置を維持することでそれぞれの利権を手放したくないという欲とエゴを利用してジャニー氏は少年たちを食い物にしていたということになる。

挙げ句には政治さえも利用していたわけだし。

まぁ、なのでジャニーズを使っていたテレビ局は当然共犯だし、そのテレビスポンサーしてた企業だって共犯ということにならなくてはおかしいはず。

そんな中で、スポンサー企業側がテレビ業界批判してるのを見るとちょっと待てと思うよね。

大きな問題の一つは、正しい形でのジャーナリズム日本では息をしていないということ。

民放時価総額ばっかり気にして、ジャーナリズムを捨ててワイドショーだらけになった。

ニュースという形を取っておきながら、やれどこそこの商品が、どこそこの飲食が、どこそこの観光地がなんぞばっかりで、報道の形をした情報番組に成り下がっている。

そりゃ誰も見向きもしない用なつまらない真実報道より、めし、旅、子ども視聴率稼いだほうが金になるでしょうね。

一度テレビで流れれば漫画みたいに人であふれるんだからテレビ自分たちの力を見誤ってもおかしくないと思うよ。

とりあえず、地上波の1チャンネルくらいはジャーナリズム専門チャンネルとかあってもいいんじゃないかと思う。

それでお互いを監視しあってバチバチやるくらいじゃないと緊張感が維持できないでしょ。

それでもスポンサーかに忖度なく、真実粛々と追い求めてくれるメディアがあったら受信料払うって人は少なくともNHKより多いと思うよ。

本来NHKにその役割を期待したかったところだけど、受信料問題とかで視聴者に媚びなきゃいけない隙をつかれてジャニーズが紛れ込むのを許してしまったという感じじゃないかな。

詳しく知っているわけではないけど、素人目に見ても民法ディレクターが大量に採用されてなりふり構わず視聴率をあげようともがいてた時期くらいかおかしくなったという印象。

そういう意味で、最後の砦であるNHKジャニーズに屈してしまたことで、日本テレビから報道公平性は失われてしまったと言っていいのだろうね。

YoutubeとかSNSかにそういう機能を期待していないわけではないのだけど、根底に「日本正常性バイアス強すぎ」問題があって、なかなかうまく行かなかった。

この「自分たちが信じたい形で世界を信じていたい」という根本的なバイアステレビによって育てられているうちは、解決が難しいのがこの問題だと思ってる。

誰がこのやばい世界を救ってくれるのだろうね。

テレビ局はジャニーズアイドル宣教師として使えなくなった以上、次の宣教師を探し始めてる。

といっても、吉本芸人が穴を埋めていくしかないことはわかりきってるけどね。

ジャニーズ問題を語るとき、この辺の問題もセットで考えることができないと、いつまでたってもメディアに踊らされるだけだということは気がついていたほうが良いかと思います

当然吉本政治ともずぶずぶなので、今の世の中、三権分立じゃ相互監視が足りなくなっているというのがそもそも問題根底にあるということだけ言っておきたいと思います

anond:20230926155744

まりは......私有財産

G&Wは、私有財産宗教と不可分であるため、根源的なものだと主張する。その例として、先住民伝統的な儀式で使われるトランペットやその他の道具を挙げている:

このような神聖ものは、多くの場合存在する唯一の重要かつ排他的財産形態である......神聖文脈に厳密に限定されるのは、命令関係だけではない......絶対的な、つまり今日でいうところの『私的財産も同様である。このような社会では、私有財産概念と聖なるもの概念には、形式的に深い類似性があることが判明する。どちらも本質的には排除構造なのである。(p. 159)

ここで「絶対的もの」が「私的もの」と訳されていることに注目してほしい。祭祀財産が「絶対的」な程度に神聖であるならば、それは定義上「私有財産」として適格である、という主張のようだ。

この混同は、著者が宗教私有財産の関連付けに権威を求めているときに強化される。この時点でG&W(p.159)は、エミール・デュルケムの「聖なるもの」という古典的定義を持ち出している:

デュルケムは、聖なるものの最も明確な表現は、ポリネシア語で「触れてはならない」を意味するタブーであると主張した。しかし、私たち絶対的私有財産について語るとき、その根底にある論理社会効果において、非常によく似たもの、実際にはほとんど同じものについて語っているのではないだろうか。

そして著者は、アマゾン原住民仕事をする民族学者たちが、「湖や山から栽培種リアーナ林、動物に至るまで、彼らの周りにあるほとんどすべてのものには所有者がいる、あるいは潜在的に所有できる可能性がある」(p.161)ことを発見したと述べている。ある種や資源に対する霊的存在神聖所有権は、その種や資源を他の世界とは一線を画すものである。同じような理屈が、西洋私有財産概念を支えているとG&Wは書いている。もしあなたが車を所有しているならば、あなたは全世界の誰であろうと、そこに立ち入ったり使用したりすることを妨げる権利がある」(p.159)と彼らは説明する。

G&Wが、精神的な「所有権」についての伝統的な概念と、自分の車を所有することについての考えを混同しているのを見つけるのは、非常に息を呑むようなことである現代私的所有権を、超自然存在による天然資源の「所有権」と、その「根底にある論理社会効果」において「ほとんど同じ」とみなす彼らは、いったいどこの世界にいるのだろうか?

先住民活動家たちが、湖や山は強力な精霊にとって神聖ものだと語るとき、彼らは「私有財産」に等しいものを支持しているわけではない。もし「偉大なる精霊」が森を所有しているのであれば、その森は売り物ではなく、私有化されるものでもなく、伐採会社所有権を主張されるものでもないという明確な含意がある。

デュルケムの洞察の中で最も強力なものひとつは、人々が神性を呼び起こすとき、そのコミュニティ全体の道徳的な力を想定しているということである。つまり、ある山が神のものであるならば、それは私有化できないと宣言していることになる。G&Wがそれを逆手に取り、「私有財産」という概念は、あるもの神聖であるという考え方そのものと不可分に生まれものだと主張するとき、これがいかに粗雑な間違った表現であるかがわかるだろう。

デュルケムが実際に主張したこと

デュルケム(1965年)にとって、「分離」は私的流用のアンチテーゼであった。近親相姦に対する世界的な文化的タブー起源説明するために、彼は「ある種の隔離的な力、つまり男性的な集団を遠ざける力を女性に持たせている」(1965: 72)という伝統的な信仰を当惑させた。デュルケムは、このような信念体系において、女性隔離する力は血の力であり、聖なるもの概念と密接に結びついていると書いている。女性が血を流すと神性が目に見えるようになるとすれば、それは女性の血そのものが神であるからである。血が尽きるとき、神はこぼれ落ちる」(Durkheim 1965: 89)。

デュルケムにとって、「分離」という原初的概念は、私有財産とは何の関係もなかった。問題は、成人した若い女性に何が起こるかということだった(1965: 68-96)。月経が始まると、彼女親族は、彼女所有権を主張するために、つまり彼女を「入門」させるために、体として集まり彼女男性との付き合いからも世間から隔離した。彼女隔離は、特別儀式である成人式によって達成された。これにより、彼女身体神聖ものであり、それに関する彼女選択は、姉妹や他の親族に対して説明責任があることが確立された。デュルケムにとって、このような集団行為と関連して、人間意識言語文化の出現は、共同体という新しい種類の権威が初めて誕生した時点であった。

もしG&Wが現代進化科学に関心を示していたなら、こうしたデュルケーム洞察が、血のように赤い黄土色が、男性女性の肉体が神聖ものであることを新たに認識させるために、女性によって化粧用の「戦化粧品」として使用されたという考えに基づく、人類進化における黄土色の記録に関する最も新しく権威ある現代考古学説明を、いかに先取りしていたか認識できただろう(Watts 2014, Power 2019, Power et al.)

季節的か、月的か?

さて、『万物黎明』の中心的なアイデアにたどり着いた。それは、私たちはかつて皆自由であり、生き方を選ぶことができたかである

人類学を学んだことのある人なら、エスキモーアザラシ猟師たちが伝統的に冬の間は性的共産主義実践し、夏の間は家父長制的な家族生活に切り替わる。G&Wは、この振り子あるいは振動モデルヨーロッパ後期旧石器時代氷河期文化適用し、これらの複雑な狩猟採集民は、エリート特権権力の垂直階層を意図的に築き上げ、古い季節が新しい季節に移り変わるときに、それらをすべて取り壊す喜びを享受していたと論じている。

この革命を大いに楽しんだからこそ、氷河期天才政治家たちは、革命で得たもの永久にしがみついていてはいけないことに気づいたのだ。彼らは、連続する革命を楽しみ続けるためには、その間を一過性反革命で埋めなければならないことを理解していた。次の革命的高揚のための格好の標的を提示するために、「特別な」個人支配力を確立するのを許すことによって、そうするのである

私はこの考えが大好きだ。偶然にも、30年前に『血の関係』が出版されて以来(ナイト1991年)、私たち急進人類グループ狩猟採集民の平等主義の奥義として分析してきた振動原理酷似している。一方、私の振動モデルはまったく同じではなかった。というのも、私たちは亜北極圏ではなくアフリカ進化したのだから、季節的なリズムよりも月ごとの周期性が優先されるべき十分な生態学理由があったのだ。つまり、G&Wが想像したような方法権力が掌握され、明け渡されたのであれば、社会生活は月の満ち欠けと連動する月周期でひっくり返されたことになる(Knight 1991: 327-373)。

権力振り子

G&Wの歴史は、狩猟採集民の対立と交替に満ちているが、その周期性は一方的な季節性である狩猟採集民は太陽だけでなく月にも従うことを彼らは知らないのだろうか?彼らの最も重要儀式は、女性月経の満ち欠けと結びついており、月によって予定されている。

コンゴ熱帯雨林では、女性たちは男性勇気潜在的支配力を示すよう意図的に促すが、ンゴクと呼ばれる女性だけの儀式では、男女間の「権力振り子」で遊び半分に降伏する前に男性に反抗する。G&W (pp. 114-15)はこのことに言及しているが、その後に次のように主張している:

単一パターンはない。唯一の一貫した現象は、交代という事実のものと、その結果としてのさまざまな社会可能性の認識である。このことから確認できるのは、「社会的不平等起源」を探すことは、本当に間違った問いを立てているということである

もし人類が、その歴史の大半を通じて、異なる社会的配置の間を流動的に行き来し、定期的に階層を組み立てては解体してきたのだとしたら、本当の疑問は「なぜ行き詰まったのか」ということかもしれない。

この最後質問は実に深いものであるしかし、この問いに答えるには、以前はどのような状況であったのか、ある程度現実的認識を深めてからでなければならない。私たち先史時代祖先が、本当に自由で、本当に「身動きがとれなかった」時代があっただろうか?

結婚が恒久的なものになったとき

中央アフリカの森の民バヤカでは、月は「女性の最大の夫」と言われている(Lewis 2008)。どの男性立場から見ても、妻は血を流すたびに、事実上、天国の夫のために彼を捨てることになる。この古代比喩Knight and Lewis 2017)の背後にある現実は、女性が月のある期間、遊び半分で「権力を掌握」した後、自分の主張が通れば進んで男性に譲るという伝統であり、Finnegan(2008)が「動く共産主義」と呼ぶもの確立している。このような社会における親族関係居住パターンは、月経排卵兄弟恋人親族関係結婚共同体連帯セックスの親密さの間で揺れ動く振り子を設定する。

このようなパターン古代から存在した可能性が高いことを考えれば、G&Wが政治的な揺れに対するある種のブロックを、歴史過程で実際に起こったこととみなすのは正しい。しかし、そのブロック説明するには、G&Wが触れようとしないトピックを扱う必要がある。それは、月経をめぐる先住民の慣習に敬意を持ってアプローチすることを意味する(Knight 1991.)また、親族関係パターン結婚後の住居の多様性理解することも重要である--これも決定的に重要トピックだが、G&Wは著書でほとんど触れていない。

非貯蔵型狩猟採集民の間では、女性一般的に、少なくとも子どもが2、3人生まれるまでは実の母親と暮らすことにこだわる(Marlowe 2004)。遺伝学的研究によれば、私たちの種が進化したアフリカでは、このパターンはるか過去にまでさかのぼる(Destro-Bisol et al.)終生結婚の代わりに「花嫁サービス」が一般的で、アフリカ狩猟採集民の女性は、母親キャンプに住み続けながら、選んだ恋人を受け入れる。一時的な夫は、狩猟した肉を花嫁とその家庭に持ち帰ることで、自分の役に立たなければならない。それができなければ、彼は出て行く!このような取り決めのもとで、誰もが親族関係結婚生活の間を交互に行き来する。

母親と同居するのは弾力的なパターンだが、夫から圧力で住居を変え、夫とその親族永住せざるを得なくなることもある。このような場合子供連れの若い母親は逃げ出すことが難しくなる。かつての自由を失うと、夫の世話は強制的支配へと変貌する。エンゲルス(1972[1884])が「女性性の世界史的敗北」と雄弁に表現したのは、この悲惨な結果だった。世界の多くの地域で、結婚を固定的な絆に変えた家父長制的な力は、それに応じて社会生活全体にも固定性を押し付けた。

人類はいかにして「行き詰まった」のか

これは、「なぜ私たちは行き詰まったのか」という問いに対する有望な答えのように見える。では、G&Wはこの問いにどんな答えを出すのか?彼らの最終章は非常に蛇行していて、それを知るのは難しい。彼らは、人へのケア強制的コントロールへとシームレスに変化する可能性について言及しているが、なぜかこれを結婚後の住居や家族生活の変化とは結びつけていない。最も身近なところでは、17世紀ヨーロッパ北米のウェンダットにおける処刑拷問光景描写している。国王臣民を罰する権利は、妻子を躾ける家長義務モデルにしていたことを思い起こさせる。このような政治的支配は、公に王の注意義務として表現された。これとは対照的に、ウェンダット囚人に長時間拷問を加えるのは、支配と統制を愛情によるケアから公的区別するという、正反対の点を強調するためであった。囚人は家庭の一員ではないので、拷問される必要があったのであって、愛される必要はなかったのだ。

そうしてG&Wは、ケア支配区別の中に、私たちがなぜ行き詰まったのかについての待望の説明見出したのである

私たちは、ケア支配の間のこの関連性、あるいは混乱が、互いの関係を再創造することによって自分自身自由に再創造する能力私たちいかにして失ったかという、より大きな問題にとって極めて重要であると考える。つまり私たちいかにして立ち往生してしまったのかを理解する上で、極めて重要ことなのだ...。

狩猟採集民の研究ジェンダー研究を探求する代わりに、G&Wは視野を先住アメリカ人軍事指導者拷問者、ヨーロッパ君主経験限定し、これらの人々の心理的葛藤想像することで、私たちがどのように「行き詰まった」のかを探っている。上に引用した当惑させるような言葉意味があるとすれば、私たちが行き詰まったのは、特定権力欲の強い人物が、人々を思いやることと暴力的支配することを混同してしまたからだと示唆しているようだ。

これはまともな説明だろうか?人々は本当にこのように混乱してしまったのだろうか?答えの代わりに、G&W自身が行き詰まったようだ。私たちは、同じ質問を少し違った言葉提示されているだけなのだ

外的な暴力と内的なケア、つまり最も非人間的な人間関係と最も親密な人間関係との間に新たに確立された結びつきは、すべてが混乱し始めるポイントを示しているのだろうか?かつては柔軟で交渉可能だった関係が、結局はその場に固定されてしまった例、言い換えれば、私たち事実上立ち往生してしまった例なのだろうか?

この本全体で最も重要な問いに答えようとする努力は、これ以上なされていない。

(続く……)

2023-09-24

anond:20230924001845

読んでて悲しくなったので書いた。

これは依存の先送りであり、生まれてくる子ども可哀想だ。

完全なる弱者である自分の子どもにハイスペの遺伝子を組み込むことで、その子どもを愛そうとしている。

ただしこの子どもを愛すというのは条件付きの愛になる。本来夫や彼氏に行くはずだった求愛行動がこの子どもに行く。絶対に離したくないという観念が、子の自立を妨げるようになり、絶えず子を束縛するようになる。

多くのシングルマザーの子どもは、どうであれ「かつて愛した人の子ども」であることが大半である(そうでない場合もあるが)。

こうした他のシングルマザーとのズレは、育児の場で大いに影響し、子は他者とのコミュニケーションが苦手になる。マイノリティの中でさらマイノリティとなるのだ。逆境を跳ね返す能力がなければならない。

子が自分自身の人生を生きる上で最大の障害となるのはこの母親である

自分人生でできなかったすべてが、この子に託される。この母は、人生において子以外に依存先がなくなっているからだ。子にとって自立の最大の敵が母親になるのは不幸なことだ。母親人生を歩まされる。

子どもはたいてい、13歳ごろから自立し始める。増田が41歳ぐらいのころだろう。18歳時点においては経済的にはともかくとして精神的には自立する。

増田が46歳になったころに、また今のような状態が再びやってくる。いや、より大きな孤独状態がやってくるということに耐えきれるのだろうか。

まだ居もしない子どもへの強烈な依存垣間見える。適当な男ではダメ理由は、プライドが許さないからであろう。「こんな男では、私に釣り合ってない」と考えている。

ヤリチンからセフレとしても選ばれない」のではないか

そうした今現在全然選ばれない」ような女性は、46歳ではもう「50歳ぐらいの汚いおじさんですら相手にしない」ような女になりかねないのではないか。そして子は離れていこうとする。

また、文章を読んで気になった点は「そこまで可愛くなく」「そんなに洒落っ気もない」「人並みに頑張ってはいる」と書いている見栄である

オタク構文である点も気になる。非モテ権化だ。

他の点「愛嬌もない」「男に媚を売るのも嫌い」と書いている点に関しては断定している割に、その点に関してプライドがあるのがよりめんどくささを助長している。

まり、本当はフツメンババアなどではない。ブサイクババアなのである。その自覚が足りない。ブサイクババアのくせに性格も良くないのだ。

「そのへんの女より可愛くて洒落っ気はあるのだが、『つまらない男ごときに媚を売る』ことができないために、婚活市場では、意味わからんけど『無価値』となってしまう」と考えているのだろう。しっくりこないか

これは他の女性バカにしていることに気付いていない。つまり自分相場度外視して「本当の私は彼女たちよりも価値が高いのだが、バカな男どもはそれに気付かない」と、自分の中で折り合いをつけてしまっている。

自己愛が異常だ。フェミニストミサンドリストであるという点で不幸だが、増田ミサンドリストな上に、女性も嫌いなのではないか学校でのカーストはどこに位置していた?

教育関係というそ仕事も、『子どもという弱者なら自分支配できるから』という考えが根底にあるのではないかわからんけど。なおこれはイネブリングといわれている。

おそらくこの増田毒親育ちなのかもしれない。若いときに、可愛くもないのに化粧をしないことを選ばされた女性は大変である。あとで追いつかなければならないからだ。

「女の武器を使うのは悪いこと」という、おそらく増田母親から強固に植え付けられた観念が罪悪感を抱かせる。未熟なスキルもそれを助長する。

そうした先延ばしのツケが今来ているのだろう。

中身が全く可愛くもないのに美も底辺という、弱者女性である自覚が足りていないのではないか。そしてそれを改善しようとする気もない。

「今現在の、ありのまま自分」を愛してほしい、自分が認めた人間からだけに強烈に愛されたいのかもしれない。

美を鍛えるのが苦行なのは「女の苦しみ」の1つだろう。「なぜこんな目に遭わさなければならないのか」と考えたくなる。多くの女は人生の早い段階でそれを乗り越えている。最近では男もやっているが……

ともあれ、理想自分現実自分がすさまじく乖離している。だから人見知りなのではないか

婚活疲れによるメンタル崩壊が第3の選択肢を選ばせているのだろうが、それは回避性パーソナリティ障害ではないだろうか。今までそうやって生きてきたのではないか

そしてまた今回も問題の先送りをしようとしている。

自分が「下」だと思っている女性が、本当は圧倒的に自立しており、圧倒的に「上」であることに気付くべきときなのではないか

これは俺の勝手憶測・俺の勝手な印象だから、ふふっと笑って流しても構わない。

だが、子どもができてからではもう戻れない。今、己の存在価値アイデンティティが問われているのだ。己と真剣に向き合うときが来たのではないか

子どもを持ちたいと思う気持ちはわかる。ただ、まだ本気で戦ってもいないのに「婚活惨敗した」あなたに、子を幸せにできるのか。撤退ではなく惨敗なのだ

臭いものに蓋をしても、臭いもの臭いままだぞ。

2023-09-23

anond:20230923193014

恐らく今の日本じゃ放送局の数を増やしても無駄だと思う

インターネットが発達して個人組織情報発信できる様になっても

結局増えたのはQアノンのお仲間であるネトウヨのしょうもない情報ばっかりだったし

その日本テレビのアホ新卒もそうだが

根底忖度文化かい権力者に媚びへつらう卑しい精神性があってそこが変わらない限りどうしようもない

スポンサーが居なくて一番自由報道ができるNHKですらあの有様だしな

BBCと比べて悲しくなるほどレベルが低い

[]b:id:Capricornus さん メモ

なにやら盛り上がってるけど何を話してるのかぼんやりしてたのでメモ

うーん、私と結論は同じだけどそれに至る経路がまったくの別物でその私じゃない経路を攻撃された?と感じたからこんなに反応して私と温度差がでた…のかな?

書いててよくわかんなくなっちゃった

まり

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/YuzukiMuroi/status/1643929160480620544

Capricornus 少なくとも私は暇空氏が行政に係る会計部分に疑問を呈し、一民として起こした住民監査請求住民訴訟については筋が通るので支持するし、それ含めデマ攻撃だのと言い張るcolaboや共産党を不可解に感じてるだけだな。


何より一民の当たり前の権利保障されるべきとして暇空茜を支持する

anond:20230921213642

主張

誰が何をしたかではなく行われた行為が正しいか正しくないかだけ見よう

国民がもっている権利を使うのはどんな人格の人でもいいよって話?

(暇な空白とかの)人格は嫌いでもある行動は正しいので支援する。

別に良くある話だね。

ナチスは良いこともしたって書くと怒られるけど性犯罪者住民訴訟したりプーチンが人道的支援をしたらちゃんと褒めようってことね。

過去イジメをしてた音楽家でも彼が作る音楽が素晴らしかったらその音楽評価しようってことね。

ジャニーさんプロデューサーとしての腕は…とかいろいろあるけど。

でも人は感情の生き物だからなかなかそういうのは難しくて、だからつどこういう意見が発信されていくんだよね。

キャンセルカルチャーとかもいけないと判断する部分とでも人間社会としては仕方ないよねと判断する部分が混在してる。

私はこの是々非々と嫌いなやつがしてることは嫌いはその時々で自分に都合よく使い分けてるけどね。だから暇空と仁藤氏のどちらが嫌いか・どちらが自分不利益かとかで全部or一部を支持しても当事者じゃないからどっちでもいいや。

おっしゃる通り機械的クローズアップした評価ができればいいけど個人でするのは大変だし個人でしても社会の中では利がない場合も多いからね。(だからこういう啓蒙自体は大歓迎)

 

話がそれたから改めて

「難ある人格と分かってもいいじゃない。その人のこの行動は正しいからこの行動は支持してるよ」ってことを書かれている。

私は今、公的措置の部分においては暇空氏を支持してるよ。

ここで、b:id:Capricornus さんは暇空と仁藤氏人格に難があることは公然であるとしてる。

暇空氏の性格に難がある事くらい全ての人間がわかっとるわ。

性格で言えば暇空茜と仁藤夢乃どっちもどっちだ。根底自己中で嫌いなものを手前勝手こき下ろす

加害性も良い勝負だろう。寧ろその加害性から経済的損失や実害で言えば仁藤氏に軍配が上がるんじゃないか町おこしやら潰してる常習者なんだから

人物としてはどっちも好きになれる人物ではない。

でも一民の権利権利だ。人物がどうとか関係ない。

これはたまたま騒動が大きく長期化してるからもうみんな過去進行形で見てきたから人柄わかるでしょってことでいいかな。

まり、主張している人の人格過去発言を探ることは言及していない。むしろ間接的に許容しているはず。

過去の全てはどうあれ今回のコレは正・否だろう」を正しく判断して欲しいはずだ。

そして

「今回のコレが正・否だからこの人自体を支持・不支持する」という判断もしてほしくないはずだ。

 

そして

「人自体を支持・不支持するには今回のコレと過去含めトータルで判断しなければならない」と私はなる。

いや人自体をまるっと支持・不支持するなよと言われればそうだが、だとしてもトータルや傾向としてジャッジする必要というか利便性あるじゃん

ネット喧嘩有名人犯罪スクープ政治家評価とか。どうしてもついて回る。

 

しかるに

「今回のb:id:Capricornus さんの記事には理があるものの、b:id:Capricornus さん自体への評価データ不足」

が私の判断になる。

内容自体に賛成。ってだけ。記事の内容の肉付けはかなり嫌いな内容だけど核心は誰が書いてもまあ支持するよ。ってだけの希少性があるわけでもない記事だった。

で、b:id:Capricornus さんってどうなの?って部分は知りたくもあるけど別に自分で掘るほど気力があるわけでもなくスルー

暇空や仁藤氏のように今後リアルタイムでほうぼうから言及・被言及していくなかでトータルの人評価が固まるかなってところだよね。

別にb:id:Capricornus さんが自分人格をあれこれ調べられても困らないでしょ?彼は今(今後)の発言自体を切り取って正否を評価してもらいたいんだからb:id:Capricornus さんが仮に極悪人と呼ばれるような人物でも俺が正しい発言をしたらちゃん評価して支持してくれ!って主張をしているはず。

ところが

b:id:Capricornus さんってどんなひと?調べてみました

anond:20230922103400

10年前のブコメ第三者によって一部抜き出されました。

知りたかったb:id:Capricornus さんの人格過去の一部が吸収できてありがたいですね。

私の読んだ結論しましては

「当然最初記事の主張は支持するが、b:id:Capricornus さんの評価は現状トータルでマイナス

でした。

いうて10年前ですし。影響度は漸減しますし最近振り返りや総括とかしてたらチャラになる程度ではありますけど。

チェリーピックではあるもの増田自身の褒める・こき下ろすような文章付与されてません。

b:id:Capricornus さんは別に困らないですよね?

暇空と仁藤氏のように

b:id:Capricornus さんに難がある事くらい全ての人間がわかっとるわ。」

となっても

b:id:Capricornus さんの人物としては好きになれる人物ではない。」

となっても。彼の主張には彼の価値観で言えば何の影響もしないんですから。彼は正しい主張をしているはずなんですから

 

b:id:Capricornus さんはこれを泰然と受け止めるかと思いきや、私の想像と違った方面の反応をしていました。

削除した最初ブコメの一部(言及から拾いなおし)

内容への反論よりもレッテル貼り個人攻撃に走る。

かにもっとドギツイ内容の激昂コメントだったのだけど、思い直したのか消して再ブクマされてた

今のブコメ

Capricornus 意見にはまともに取り合わず、相変わらずの個人攻撃アカウントidですらこれだから、この人たちが個人情報なんて手にしたらどうなるか。本当人擁護個人情報保護も判断属性に寄り過ぎててやってる事ヤクザだな

 

いやね、最初の消されたブクマもそうだけどなんとか毒を抜こうとしたブコメでもこう…結局人をこき下ろすかのような内容で…いやーこの人は支持できないよ…。

予想としては

「そうです私は10年前、そんなブコメをしていました。ですが、今回の主張通り、今回の主張にそのブコメは影響せず、私の主張の正しさは揺るぎません」

ぐらい言ってくれるかと思ってたんですけど。

公開情報をまとめて目立つところにつるす"晒し上げ"がそんなに気に食わなかったとしても、それへの反応が人格の指摘ばかりでね…。

行為をする人を見ろと強く発信しているように受け止めてしまう。「この人たちが個人情報なんて手にしたらどうなるか。」なんて匂わせすら駆使してる。私の感情で見ると彼はすごく感情的に見える。最初理性的判断しようという根幹をした人物とは思えない(でも余分な文章は元から感情的だったか)

b:id:Capricornus さんの元の主張ならば、元の主張はそれとしてb:id:Capricornus さん自身人格に難があるならそれはそれで糾弾していこうよ。というは(誹謗中傷ダメなんだけど)多少なりOKな部類かと思ったけど、どうやらb:id:Capricornus さんの中ではダメだったようだ。

彼の性格に難があるところはそれはそれで突っ込めば良いし

笑いものにされてる

ブコメで足りなかったのか、追加の記事もでた

はてな晒し上げられて笑いものにされてるのだけど

anond:20230922202053

正直、増田民度なら10年以上はてな使ってるなら分かってるはずだしブコメ温度感も著名ならまあこんな感じだよねってどちらかと言えば擁護のほうが多いかなって感覚だったんだけど、笑いものになったらしい。ということはあの過去ブコメは笑いものにされるような内容だったということか。

私はトラバなんて長すぎてほとんどスルーしちゃってるんですけど。

主張の代償に過去は掘られたくなかった、と。

でも人格と主張を切り離したとき(求められたとき)に人格を調べられるのは普通というか、困られても困るって感覚がある。

 

推測するに、b:id:Capricornus さんは

暇空の性格に難がある事くらい全ての人間がわかっとるわ。

と言ってるけど

b:id:Capricornus さんの性格に難がある事くらい全ての人間がわかっとるわ。」

という状態は嫌ということなのだろうか?(あの増田トラバでどれぐらいの人が人格に難があると判断ちゃうかは怪しいところだと思うけど)

b:id:Capricornus さんは

彼(暇空)の性格に難があるところはそれはそれで突っ込めば良い

けど

b:id:Capricornus さんの性格に難があるところはそれはそれで突っ込んでほしくない」

ってことかな?

暇空氏だって目立った後に過去noteとか掘られてるけど、今回のb:id:Capricornus さんとは事情が違うのかな?

b:id:Capricornus さんは暇空と仁藤氏人物としてはどっちも好きになれる人物ではないと言ってるけど、そうなるに至った経緯と今回の(笑いものにされていると感じることになった)増田の違いはなんだろう?手段が悪かったのかな?

b:id:Capricornus さんが目を向けるべきはこんなことを書かれても最初増田を支持してくれる人のはずだと思ったのだけど、

それほどの事に値する事をやらかしましたかね?

過去10年以上も遡っての他人発言を笑う人たちはどんなに聖人じみた10年を送ってきたのか知らないけど。

おまけに全く無関係ブログやXのアカウントもわざわざ晒されて。

おかしな事に突っ込まれるならともかく、今回それなりに真っ当な事を言っただけのつもりなんだけどな。

それでこんな風に晒されて笑いものにされるのはとても割に合わないよね。

もう大人しく封殺されてようかな。

もし私が実名を名乗ってたら、犯罪よろしく勤め先も経歴も全部根掘り葉掘り面白おかしく晒されてたんだろうな。

この調子だとはてな刺殺事件もまた何度も繰り返されるんだろうね。

とまあ悪く言えば悲劇ぶるとか脅すとかそういう成分を感じる文章が出てきて目線の違いを感じる。

でもこれは晒しあげられた人にしかからない精神状態かも。私だって晒されたらものすごく動揺してしまう。確実に。

  

これだけでも残念なのに

多分これやらかしてくれてるのはこのブコメでも元気なid:baikoku_sensei なんだけどさ、暇空茜なんて人物を支持するのは云々言っておきながらid:baikoku_sensei に乗っかる人って興味深いよね。

と確たる証拠も難しいだろうに人格攻撃にでて同じ穴の狢だよね。

 

今私は晒しをかなり切り離してb:id:Capricornus さんの最初の主張メインで思考しているのだけれど、b:id:Capricornus さんはもう主戦場が変わってるのかな?よくわからない。

 

なんか疲れたからここで書くのやめよう。


ひとことで私の気持ちをまとめるよ

暇空氏の性格に難がある事くらい全ての人間がわかっとるわ。

という文章

b:id:Capricornus さんってどんなひと?調べてみました

anond:20230922103400

と(難がある実例の列挙を省略しただけの)同じ価値文章であるのに、

b:id:Capricornus さんは暇空氏の性格に難があるといいつつ増田に怒るのはなんか違わない?

 

です!

 

b:id:Capricornus さんの人格に難を感じたけど属人性を廃した最初の主張部分は支持するよ!

anond:20230922132808

元増田経済的に困らない感じっぽいので

そういう男が趣味性癖という事ならいいんじゃないか


でも自分の方の両親に迷惑掛けないようにはしてやれと思うし

将来的に子供産みたいなら、止めてあげてって言いたくなる

子供かわいそう

たぶんその婚約者自分我慢できる事は妻も子供我慢できると根底では思ってそうだし

自分のかわりの生贄に捧げそうなテンプレを感じるんだ元増田の書きっぷりから

元増田はそういう趣味から良いとして

未来に産まれるかもしれない子供かわいそうだよ

2023-09-21

何より一民の当たり前の権利保障されるべきとして暇空茜を支持する

id:Capricornus です。

バイアスに飲まれ日本語が読めない人が増えたね。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/YuzukiMuroi/status/1643929160480620544

“少なくとも私は”とした私の個人的コメントに星をつけてくれた人は皆わかってくれてると思うんだけどさ、

情報開示請求住民監査請求住民訴訟も、全ての国民に等しく当たり前の権利なのよね。

何なら普段政府監視は我らの役目と自負してる左派マスコミ日本共産党こそが行政公文書数字の不備に率先して突っ込んできたわけで、例えばそこで原告性格がどうのこうのなんてスキャンダラスな話があったからと、原告悪人からこの訴訟は認められない、行政は正しいなんて馬鹿げた人治主義判断をしてきたのかって話でもあるのよ。

寧ろ本件のウェイト、それがでかすぎる。

暇空氏の性格に難がある事くらい全ての人間がわかっとるわ。

からと言って彼の言ってることが全てデマと宣い、住民監査請求が通るほどの不備を無かったことにして良いのか?その監査結果のおかし結論スルーして、彼が犯したわけでもなければ寧ろ予め批判してた現地妨害やらも彼のせいにして、全てをデマだの攻撃だのとするバイアスの狂いぶりは何なんだよ。

逆に言えばさ、彼の性格に難があるところはそれはそれで突っ込めば良いし、最もたる誹謗中傷被害者に訴えられて裁かれても当然だけど、それとはまた別の話である彼の行政の不備へのツッコミは確かなものだと、いつも通り“これは行政杜撰仕事なので正されなければならない”と、朝日毎日やらの左派マスコミや民の味方ですとしてる左派政党やらが正常に機能するなら、こんなにも私は彼を支持する必要はなかったよ。

彼は公金事業なのにちゃん行政監督出来ていないと言う確かな行政の綻びに突っ込んだんだよ。

もっと言えば例えばこれが逆の立場、仁藤夢乃が突っ込む側であっても、こんな風に一民の権利自称左派政党左派マスコミ彼女性格は難があり全てデマであり攻撃と一蹴する事態だったら仁藤氏を支持したろう。

性格で言えば暇空茜と仁藤夢乃どっちもどっちだ。根底自己中で嫌いなものを手前勝手こき下ろす

加害性も良い勝負だろう。寧ろその加害性から経済的損失や実害で言えば仁藤氏に軍配が上がるんじゃないか町おこしやら潰してる常習者なんだから

人物としてはどっちも好きになれる人物ではない。

でも一民の権利権利だ。人物がどうとか関係ない。

行政の下の公金事業に不備を感じて情報公開請求行使するのも、それで不必要なところまで黒塗りだらけののり弁が届いて声を上げるのも、やっぱりおかしいからと住民監査請求行使するのも、その結果がやっぱりおかしければ住民訴訟行使するのも、全部性格属性云々に寄らない平等に法に守られた民の権利だ。

本来それを何に代えても守ってこその左派じゃないのか?

何よりその権利行使で飯食ってきたような左派がさ、どんなに不備の証拠を揃えても、そいつは嘘つきだと言う言葉で一蹴してしまう事を是としていいのか?

法の下にそんな前例を作って良いのか?

今のColabo側に寄った言説はとどのつまり全てそう言う人治主義的な方向に働いてるんだよ。

から私は今、公的措置の部分においては暇空氏を支持してるよ。

Colaboは良いことしてるのにとか、散々見たけどさ、福祉施設不正請求処罰されてる報道とか、見た事ない?

やってる事が良いことだからとか、あいつは悪い人間からとか言う意見も飽きるほど見てきたけど、人治主義は勘弁してくれとしか言えないわ。

暇空氏の加害性に言及して文句つけてるのも、つまりは仁藤氏の加害性には無自覚なわけで、もうこれ、純然たる差別とかファシズムとかそう言うレベルの話だからね。

2023-09-20

anond:20230920201916

突っ込む隙を見せるのってかなり効果的な人から好かれる行動だからなぁ

増田みたいに自分はマトモな人間です(真顔)みたいな感じのしょーもないプライド根底にある態度で向かってくる奴とか、うわっきっしょ…で終わっちゃう

2023-09-18

anond:20230916071759

んー。私(女性)も増田と同じ意見で、それって警戒を通り越して威嚇だし、相手を刺激してるぶんだけ逆効果になりうるし、頭があんまり良くない女性精神的に何かがある女性なのかなって思ったけどな。

憶測申し訳ないけどたぶん後者だと思う。

普通女性はそんな馬鹿げたリスクの高い行動は取らない。

高齢者とかで認知症になってやたら攻撃性が増しちゃってる人の行動に近いものを感じる。

でも何となくだけど、私みたいに思ってる女性普通にいるってことがこの増田に届くとは思えないのが悲しい。この文章を読んでもたぶんダメでしょう。

追記をチラッと読んだけど、結論ありきというか、根底に女嫌いがあってそれを補強するような話を探してるタイプに見える(つまりチェリーピッキングしてる……無自覚典型的確証バイアスの罠にハマってる)。

からから見ると、エレベーターボタン全部押す女性増田は脳の一部が故障してる人って点で同類だよ。

2023-09-17

anond:20230917125056

踊るも鬼滅も長く語り継がれるほどの「作品根底にある理念観念骨太普遍的な何か」は無いと思う

いから踊るは忘れられたし鬼滅も一応まだ(アニメは)完結してないのに話題にならなくなってる

鬼滅は新作出れば惰性で見る層はまだ多いけど、踊ると同じくアニメが完全に完結したら後は忘れられるだけでしょ

anond:20230917124541

大ヒットであっても、シリーズものであっても、作品根底にある理念観念骨太普遍的な何かがあると、その分野の古典として長く広く楽しまれ続ける可能性はあると思う。

問題はその普遍性というのが現在的な感覚だけでは読み取ることができず、過去未来を結んだ直線の上に存在しているかどうかという点。

元増田問題意識はそこにあって、予測としてはその線を未来のどこかで踏み外すということだな。

2023-09-13

消費されるコンテンツ

という言葉をよく耳にするが結局のところ根底にそれらを消費する人々への羨望みたいのが隠れているように思う。というのも消費している本人たちはただ面白い、とか好きに向かっているだけで、そうすることのできなくなった人々が消費されるコンテンツを追えるだけの体力というか気力というかそういうものを失ってしまっているんじゃないかという。コンテンツのものに関わるのではなくて、コンテンツを論じることによってあたかコンテンツ担い手である、あったように自己一般化させてるように思える。

2023-09-12

人間本音と建前

例外のある法律なら従う価値がない

安倍とかジャニー見て分かるのは、日本はやった者勝ちの国ってことだけ。

違法でも捕まらず、逃げ切りに成功したらOKという発想が根底にある。

 

俺はそんな下劣人間になりたくないから真似しないけど、真似している日本人が増えてる。

オレオレ詐欺とか半グレなんて、安倍ジャニー模倣犯みたいなもんだよ。自分さえ良ければ他人はどうでもいいんだもん。

 

国や企業トップ悪事報道すると、それで気づいちゃう奴らがいるから、報道もさじ加減が難しいだろうね。

たとえば自殺報道をすると模倣して自殺する人が出てくるというけど、犯罪報道も手口を学ばせないように注意しなければならない。

anond:20230912132445

かにそうだよな。

マスコミジャニーズ放置しなければここまでの大事にならなかった。

ジャニーズ問題マスコミ隠蔽体質根底にある。

民放テレビ局スポンサー意向で動く奴隷なので、札束ビンタしてるスポンサー企業も悪い。

 

しかNHKは違う。NHK国民から受信料徴収しており、スポンサー企業奴隷ではない。

NHKは自らの意思ジャニタレを使ったのだからNHK言い逃れができない。

 

ジャニーズ解体したら、次はNHK解体しないと筋が通らない。

NHKレイプ肯定する犯罪集団でないのなら、その証拠としてスクランブル放送にして、見たいやつだけが見る仕組みにしなければならない。

 

ジャニーズ問題のケジメは総務省責任であり、NHK改革必要だ。

こういうと、NHK党とかの支援になるので困るが、立花とは関係なく粛々と進めるべきだろう。

 

日本国民性犯罪を許す犯罪天国にしてはいけない。

2023-09-10

おしゃれの意義

おしゃれの意義とは自らの高揚感を高めることにあると私は考える。

大抵な人物自分が好きなものに身を包み、自己肯定感と気分を上げているのだろうが、ごくわずかに武装意味で化粧をしている者もいると考える。

馴染みのない人たち、心を到底開けない相手自分の持てるカードを最大限誇示したい上司絶対に舐められたくないカスども。特に美が求められる場面でなくともそいつらと渡り合い戦うために化粧をすることはある。少なくとも私は。

 

明日からそうした日々がまた始まると思うと憂鬱だ。研究室生活が本格的に始まるからだ。今まではキャンパス友達なんていなくて講義を受けて帰るだけだったからほぼすっぴんマスクだったし実習グループと絡む時もそんなのどうでも良かった。

だが研究室で一匹狼でやっていくわけにはいかない。実習期間を考慮しなければ2年間も彼らと閉鎖空間の中週5で半日を共にしなければならない。相手の出方を探るために、下に見てこられようとする要素を1つでも消すために、卑屈にならず毅然対応するために、ベージュ女の一方的な見下しを回避するために私は最低限の身嗜みを整えていきたい。初顔合わせの時それで何が変わったわけでもないのに。

 

同学年で私のすっぴんなんて見たことある人もいるだろうに変なプライドのためにまた毎日化粧するなんてアホくさい。わかっているのに多分私は明日化粧するのだろう。

根底にあるのは垢抜けコンプ容姿コンプなんだろうな。はあアホくさ。自分ことなのに。

過眠症特有日中気絶を繰り返して不真面目だと思われる方がよっぽどデメリットなのに。なんでそれより上っ面を整えることにばかり興味があるのだろう私は。

目下の悩みは着色外径デカめのカラコン日常的に着けるのはやめるべきか否かである。1monthカラコンって量産地雷前提なやつ多いよね。

大量購入が特典券目当てなら良かったのに

ジャニーズ事務所の会見で話題に上がった、Mステ忖度問題ドルヲタの間では随分と前からそんなことは常識だったけれど、どうも世間では売れていないから出ていないだけという認識らしい。

この件に関して、オリコンの上半期シングルランキングに基づき、「ジャニーズグループにはファンが多いから出ているだけだ」という投稿がX(旧Twitter)にあったけれど、そのランキングで9位に入っていたINIはMステに出演したことがない。

その点について指摘するリプライに対して、「特典商法複数枚買わせているから」という声があった。ああ、本当にそうならばどれだけ良かっただろうかと思った。

オリコンで1位を獲るようなアイドルに限って言うならば、そういう人たちを対象とした今の「推し活」の根底には、間違いなく「見栄」がある。アイドル側にも、運営側にも、ヲタク側にもある。

CDの売れないこの時代アイドルだけはCDが売れる理由は特典―――ではなく、「見栄」だ。推しに良い結果を届けて見栄を張らせたいというのも、人気のアイドル推している自分でいたいというのもあるだろう。推しオリコン1位以外を獲るのなんて見たくないとか、前回の売上枚数を越えさせないととか、そんな類のものもあると思う。

「見栄」が顕著だった事例として、Sexy ZoneTHE RAMPAGEシングルリリース日がほぼ被った件が挙げられる。

THE RAMPAGEの方は購入者が参加できるリリースイベントを開催していたことと、Sexy Zoneメンバーの匂わせ疑惑が重なった結果、オリコンデイリー1位がTHE RAMPAGE、2位がSexy Zoneとなる日も続き、発売日が1日早かったとはいえTHE RAMPAGEの方がSexy Zone売上枚数よりも多く、このままいけば週間1位という状況にまで至った。

結局のところ、Sexy Zone側のヲタク必死の呼び掛けの甲斐もあり、1位はSexy Zone2011年から続く連続1位記録を守り抜いた。

わけなのだが。

推しの1位のために、なんの特典もないのに必死で頑張るセクゾヲタクを見て、正直言って怖くなった。いや、正確に言えば後に購入者が応募できるファンミーティングの開催が発表されたため、なんの特典もないわけではなかったのだが、発売されたのが3日、ファンミ発表が7日だったことを考えると、少なくともその間は、なんの見返りもなしに大量購入していたヲタクが多くいたわけだ。

ヲタクからすれば、推しが今回も1位を獲ることこそが見返りなのだろうと思う。私自ドルヲタなので、その気持ち理解できる。

けれども、大量購入付加価値としての特典がある方が、分かりやすい見返りがある分幾らかマシなのではと考えてしまったのだ。

ホストアイドル、そしてVtuberは並べて語られることが多い。

ホストアイドルは擬似恋愛を取り扱う職業という点で、ホストVtuber大金が動くという点で、同列に扱われることも多かった印象だったけれど、最近の界隈の状況を見るとアイドル後者の側面が強くなっている気がする。

オリコンで1位を獲らせるために、Billboard JAPANのHOT 100で1位を獲らせるために、国宝級イケメンランキングで1位を獲らせるために、モデルプレスが開催する1位になったところで特にどうにもならない謎のランキングで1位を獲らせるために。

担当ナンバーワンを獲らせるためにシャンパンをいれるホス狂と、なにが違うのだろう。

規模と反比例するように、ヲタク個人への見返りは小さくなっていく。特にジャニーズなんかは、規模に関わらずデビューからずっとメディアへの露出があるわけだから推しが「売れる」ことでたくさん見られるようになるかと言われれば元が多い分微妙なところだし、ライブの会場が広くなればなるほど双眼鏡モニター越しの推ししか見られなくなる。

ならなぜ応援するのか。見返りなど求めていないからだろうか。「アイドル」でいることこそが見返りなのだろうか。それとも実は見返りがあるのかな。形に残る自分宛の見返りが欲しいドルヲタには、分からない。

人によっては嫌な気持ちになってしまうかもしれないことを書いたからお詫びにセクゾの曲を宣伝しておく。セクゾシティーポップはいいぞ。

https://youtu.be/hNHNfF_rqKA?si=u8yf87r6oF-paa_6

ジャニーさんの人柄とか全く知らないのに、富野由悠季ルー大柴を足して2で割ったイメージで俺の中で完成している

富野は舐めたくなるような魅力的なキャラを作れって言ってたし

ジャニーさんは本当に舐めてたか

根底に通じるものがありそう

『橋からの眺め』@東京芸術劇場プレイハウス

を観てきた。

主演の伊藤英明ビジュアルと、数年前の大河ドラマ麒麟がくる』における伊藤氏の役どころが素晴らしかったため、今回もそれを期待して行ったわけである

あらすじは公式ホームページにあるが、

https://stage.parco.jp/program/aviewfromthebridge

ステレオタイプジェンダーロールに拘泥し家長として振る舞うエディ(伊藤氏)とその妻ビー(坂井真紀)、妻の姉の娘でエディが愛してやまず、成長してなお家に縛り付けられているキャサリン福地桃子)、そして妻の従兄弟でありイタリアから不法移民としてやってくる兄弟マルコ和田正人)とロドルフォ(松島庄汰)の物語である

で、何が書きたいかというと、よくわからない観劇体験をしてしまったという話。

 

なぜなら、伊藤英明徹頭徹尾棒読みからだ。

 

冒頭は、狂言回し弁護士高橋克己)の澱みないモノローグで始まる。その後幕が開き、幸福な頃の一家の姿が描写されるが、伊藤氏が口を開いた瞬間に強い違和感が襲ってくる。

棒読みだ。

言葉の一つ一つが、『セリフ』として意味を持たず流れ落ちていく。

キャサリン帰宅した叔父の胸に飛び込み、絡みつくように抱き合う。不穏さを感じさせる、目に焼きつくほど無邪気な愛の光景と共に、低音で棒読みセリフが流れ落ちていく。

劇が進行し、過保護に育てられ男を知らないキャサリンは、初めて目の前に現れた若い移民独身男性・ロドルフォに一目で恋に落ちる。エディはロドルフォが『カマ野郎』(ママ。70年も昔の戯曲なのだである言いがかりをつけ、そんな男に姪が奪われてなるものかと旧知の弁護士の元へ駆け込んだ。「法にできることはない」と窘める弁護士に激昂した口調で激しく詰め寄る。激昂した口調で激しく詰め寄っているのにも関わらず、セリフは相変わらず流れていく。会話が成立していないのだ。

高橋克己演じる弁護士は、本能的かつインモラル嫉妬に駆られた男を前にした常識人というより、意味を持たない言葉の奔流の前に、言語限界を知って戸惑い立ち尽くすインテリといった様相を呈してくる。

ビーを演じる坂井真紀氏は、妻として夫に寄り添い、あるいは向き合う姿そのままに、崩れがちな家庭の場面を立て直そうとしていたが、やはり圧倒的に流れていく主演のセリフ量の前には勝てない。

ドルフォとキャサリンとの会話は慣れてくれば違和感がなかったが、おそらく物語構造上、その若き二人は、そもそも一人の人間として彼に見られていないためだ。だから会話が成立しなくても大丈夫なのだ

しかし今度はそのせいで、二人がエディに向ける愛や憎悪困惑に一切の重みがなくなってくる。あの純粋に不可解な言語の羅列に対し、何を真っ当に苦悩しているのだ、という感じがしてくる。

そしてその異様な不協和音を抱えたまま、劇は終盤の悲劇なだれ込んでいく。

  

失礼なことばかり書いてしまったが、伊藤英明氏はおそらく演技が下手なわけではないと思う。「演技の適性がピーキーすぎる」だけだ。正直動きだけで言えば他の役者の方が怪しいところもなくはなく、伊藤氏がそれをカバーしていたところもあった。

エディのくたびれた労働者の姿態、日常的に男らしさを意識しつけた一挙手一投足、戯れにロドルフォにボクシングを仕掛ける時の軽やかで悪意を秘めた動きと笑い、嫉妬を滾らせて部屋の隅に沈み込んでいる姿の不気味さ。舞台映えしないとは決して言わせない長身も相まって、エディという男そのものを見事に、しかも色気と悲哀を横溢させて表している。

ただひとたびセリフを発すると、演劇空間位相が容赦無くズレ出してしまう。

 

パンフレットを買えなかった(持ち帰る袋がなかった)ので薄い理解ではあるが、アーサー・ミラー脚本は、シンプルに受け止めれば、移民への差別意識問題女性の自立・連帯問題からみつけつつ、家父長としての姿にこだわる男の自尊心と、その体面の下に押さえつけられた欲望を鋭く抉り出したものだろう。

ただそんな真っ当な狙いを外れて、主演のセリフの大半が機能しない状況で、この舞台は圧倒的な不条理劇として立ち上がってくる。冒頭の弁護士モノローグで、ギリシア悲劇的な『条理』は示されているにもかかわらずである

繰り返されるエディの「尊重されたい」という言葉は発されるそばから空疎になり、なんの意味も持たずに空を彷徨う。圧倒的な空疎に対して周囲は嘆き、怒り、困惑し、愛を語り、そして悲劇を止められないことをなぜか勝手に悟る。

そしてその空を彷徨うような言葉で表される自尊心に怒りを掻き立てられ、エディはあまりにも無意味で不可解な死へと突っ込んでいくのである伊藤氏の怒りの演技は見応えのあるものであるが故に、その怒りの根源が空虚しかないという不条理はいや増していく。

そして唐突に死んだエディを、役者たちは無表情で見下ろす。我々の中に紛れ込んでいた全くの異分子がやっと去った、という解放感さえ浮かべて。

 

それはとりもなおさず、エディが脚本上囚われていたすべてのものの虚しさを示す、メタ的かつ正確な表現に他ならない。

あるいは、棒読みの彼こそがリアル人間であり、周りの役者たちを「芝居がかった偽物たち」と捉えることさえできる。

人間感情言葉で表すことなど到底無意味であり、根底にあるのは超言語的な(本能的な)愛と嫉妬憎悪だけだ。それでも周囲の「芝居がかった偽物たち」とエディは、無意味空疎言葉コミュニケーションする他ない。そして彼は己のものでない空虚言葉で己を取り繕い、縛り、孤立し、ついには偽物たちに殺されてしまう。

この姿が、あらゆるイズムに囲まれ現代人の戯画でなくてなんだろう。

 

まりこの劇を伊藤英明の演技が不条理劇に昇華することによって、今回の舞台は一応の成立を見ているのである

 

幕が降りた後、私はい観劇体験をしたのかどうか一考した。期待していたものではなかった。しかし無ではない。あのエディは間違いなく、ただ達者な役者が演じるよりはるかに深みのある造型をしていた。よくわからない観劇体験だったが、今私にこれほどの長文を書かせるほどの体験ではあった。

それが演出家の狙いだったかはわからないが。

2023-09-09

[]9月9日

ご飯

朝:袋ラーメン。昼:ナポリタン。夜:天かす梅干しウドンベーコンエッグ。間食:ハッピーターンパイの実

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみー。

○ LOOPERS -ルーパーズ-

・はじめに

綾辻以来の天才(シンホンカクコノカタノテンサイ)竜騎士07と、Keyコンビが送るキネティックノベル

位置情報を利用したリアル宝探しゲームが大好きなタイラが延々と8月1日繰り返す時間の渦現象に巻き込まれ、同じくループする時間に囚われたルーパーズを自称する面々との交流を描いた、宝探しを題材にした短編ノベルゲーム

短いボリュームながらギッシリ中身が詰まっためちゃくちゃ面白い作品だった。

カラッとした明るい雰囲気で、ハイテンポエピソードが展開していくんだけど、作品の中核を成してる宝探し醍醐味ヒロイン理解していく過程は丁寧に文量も多めなので、緩急のバランスバッチリ決まってた。

主人公タイラがいいヤツで大好き

宝探しが大好きで、宝探しに本気な主人公タイラ。

彼の前向きで一貫した明るい性格と、宝探しの魅力をプレゼンするくだりが、今作の魅力の大半を占めている。

個性的主人公一言で分類することが勿体無いぐらい、とても良いキャラクタだった。

開幕最初エピソードで、いきなり宝探しで初対面の女の子の心を鷲掴みにするところからまり徹頭徹尾宝探し楽しいと主張し続ける。

勿論ただ口で伝えるだけではなく、言葉を尽くして、行動して、とにかく宝探しの楽しさを伝え続けてくれる。

嫌味なところがいっさいない、根明性格なんだけど、それすらも実は宝探し根底にあると来たら、一貫されてて、宝探し楽しいという大前提を受け入れるしかない。

一事が万事、全て宝探しに繋がるのは流石に度が過ぎていたような気がするものの、遊んでいる最中は本当にそんな気がしてくる奇妙な説得力があった。

彼の明るさと宝探しゲームの楽しそうさから伝わってくる、繰り返しの時間だって楽しいじゃんな価値観は独特な味わいだった。

メインヒロインのミアが素直可愛い

そんなタイラのカップリング相手になる、年下で感情の起伏が少ないタイプの女の子ミア。

明太子が好きでそればかり食べているというらしさや、感情表現が苦手だったのに徐々に笑顔になるシーンが増える可愛らしさなど、物語ヒロインをしている。

特に彼女の見所は、タイラの魅力を引き立てるかのように、宝探しの魅力へ素直にドンドンとハマっていくのがストーリーの主軸になっている箇所だ。

宝探し初心者がハマっていく過程が丁寧に描写されていて、なるほどこれは楽しい遊びだなと、彼女目線からこそ理解できていく。

宝探し楽しいを腑に落とさないと今作のストーリー感情移入が出来ないので、彼女の素直さはある意味ではストーリースムーズに進める都合、ある意味では宝探しがそれだけシンプル楽しいことを伝える指標のようにもなっていて、文量の少なさを逆手に取った良い設定だと感じた。

ヒルダとレオナのイチャイチャが良き

おバカレオナのことが大好きなヒルダと、頭が良くてヒルダのことが大好きなレオナの、女子高生同士の関係も凄く良かった。

おバカレオナは思う込みが強くすぐヒルダの瑣末な嘘に騙されては、怒って頭突きかますやりとりがお馴染みで、お互いがお互いに構ってちゃんなのがとても良い。

二人の関係値によって奇跡が起こる部分は開発会社らしさも感じる泣ける展開になっていて、展開と文章をボイス、スチル絵、BGMが彩る正にど直球なアドベンチャーゲームの魅力あるシーンだった。

ルーパーズの面々の掘り下げは物足りない

タイラとミア、ヒルダとレオナの2組のカップル以外にも、ルーパーズというチーム名で同じくループに巻き込まれた幾人かのキャラが登場するが、彼らに関してはボリューム不足を感じた。

それぞれお当番エピソードがあるのに、3人セットで一気に消化したり、省略されている部分が多くて物足りなかった。

趣旨は伝わるし、彼らが力を合わせるときに取ってつけたような悪印象があるわけではないので、このゲームが好きだからこそもっと遊びたかった。

宝探しとは?

タイラの語る宝探しとはの答えを書き下すことは過剰なネタバレになると思うのでしないが、このくだりがとても良かった。

本格ミステリにおける、パズラーフェアプレイ精神などにも通じるところがある、良い意味抽象化された”ゲーム的な“解答が本作には用意されていてすごく好印象だった。

時間ループしなかったことになるからこそ、悪く言えば他人事、良く言えば客観的に遊べることを肯定する価値観がしっくりきたのだろうか。

この辺りは、ライター竜騎士07さんの過去作品(やインタビューや後書きなど)も踏まえた感想もいくつか思い浮かぶので、もう少し遊んだらそういう点でまとめてみたい。

・おわりに

タイラの魅力的なファーストインプレッションそのままに、一気に走り抜ける爽快な作品だった。

ちょっとボリューム不足は否めないものの、とても楽しくて大好きなゲームだ。

見知ったループもの楽しい側面と、宝探しという言葉は知っているけど楽しさの中身を知らないものとが合わさることで、とにかく楽しいことがいっぱい詰まっていた。

宝探し楽しい

タイラたちルーパーズが全然別のSF現象に巻き込まれる続編なんかもいつか遊べたらいいな。

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