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2022-08-03

最近買って読んだBL

 数ヶ月前に予約した小説『天官賜福』(墨香銅臭)が届いたし、Kindleポイント50%還元セールがあったり竹書房の日があったりしたので、いつになく多くのBL作品を手にした7月末~8月冒頭だった。ほっこり。そんな訳で、読んだ本とその感想を少し。あ、『天官賜福』を発売月内に読んでレビューポイントを稼ごうと思って忘れてたなあ!

『天官賜福(1)』(墨香銅臭)※まだ読み途中。




あらすじ

 謝憐(シェ・リェン)は仙楽国の元王太子で、17歳若さ天界に飛翔し武神となった天才神官であった。ところが数々のやらかしにより人間界に落とされ、今では貧乏神ガラクタの神と蔑まれ、彼を信仰する人ももはやいない。

 そんな謝憐だが、このたび三度目の飛翔を遂げ神官に返り咲いたものの、天界に着くなり飛翔の衝撃で他の神官の館等をぶっ壊してしまい、多額の負債を作ってしまうのだった。

 そして彼は、返済のために功徳を稼ぎに人間界に降り、人々を苦しめる怪異事件解決に乗り出した。

増田感想

 すごい厚みなのだが、まるで話上手な人による噂話を聴いているかのような軽快で臨場感のある文体と、面白いストーリーのため、ひと度読み始めるとページを捲る手がなかなか止まらなくなるやつ(といっても、私は歳のせいかすっかり集中力がなくなってしまい、しかも他の本と掛け持ちで読んでいるので、なかなか読み進まないのだがw)。

 同作者の『魔道祖師』よりはストーリーが分かり易いと思う。人界の民草に信仰されることによって「功徳ポイントを稼ぐという設定がゲームみたいで面白い。何年か前にアニメになった『霊剣山』(国王陛下)をちょっと思い出したんだが、こういう古代中国舞台ゲームっぽい設定って、中国Web小説界隈で流行ってるのだろうか?

 けっこう早い段階で攻めの花城(ホワチョン)が登場し、謝隣が彼に惹かれていく描写もなされるので、BLとしても『魔道祖師』より分かりやす萌えが多いかもしれない。

 問題は、第2巻以降の発売の目処が立っていなさげなことだろうか。読んだ内容を忘れないうちに発売してほしい……。

逃避行じゃあるまいし』(タクアン)



概要

 短編集。恋愛に対して臆病過ぎてすぐ行方くらます男とストーカー行為を楽しむ男の話と、遠恋中の若者達の話と、体毛がすごいおっさんの話の三編。

増田感想

 『Canna』のBLサブカル系で癖が強いって誰かがどこかに書き込んでいたけど、これもかなり癖の強い短編集。筋肉! 体毛! ムンワァァ……! な、におい立つような劇画調ラッコ鍋絵柄で描かれるのは、おじさん・お兄さん達の複雑な乙女心だった!!

 表題作だけ『Canna』本誌で読んだことがあったんだけど、連載が飛び飛びだったせいかまり面白いと感じなかったのだが、単行本にまとまったのを続けて読んでみたら、案外悪くない感じだった。

 私は2話目の『恋しさ募って』がお気に入り。初々しくてかわいい

『アキはハルごはんを食べたい』(たじまこと



あらすじ

 ルームシェアをしている大学生のアキとハル。見た目がもろにワンコ系で実は心配性なのがアキ、クール系に見えるけれど食いしん坊で楽天家なのがハルだ。そんな二人の好きなのは、お料理する事食べること。今日も美味しい料理を作って食べて、無自覚0距離でたのし暮らしています

 

増田感想

 めちゃめちゃ腹減ったーー!! 『きのう何食べた?』(よしながふみ)に負けず劣らずな飯テロBL漫画だった。とにかくアキの作る料理が美味しそう。各話の末尾にレシピがついているから、後で作ってみようかな。ただ、若者向けのガッツリメニューが多いので、中年以降にはきついかもしれないが。

 BLなんだけど、エロがないどころか恋愛描写もほぼない。アキがハルのことを好いているというのがちょっと描写されるくらいかな。ハル女子との交際歴があるとか、脇役の女子二人組が登場してグループ交際っぽい絵面になったりとかもして、BL感はかなり薄い。

 でもアキとハル幸せそうにご飯を食べてかなり密着状態で楽しそうに過ごしている様の和み度・癒し度が高く、それだけで満足感がたっぷりある。


あと他に三冊買ったけどそれはまた後ほど。

2022-07-18

[]

三連休であったが休み明けのタスクをこなす為に仕事を、というつもりだったが身体が動かない。

逃避行動、モチベーション低下、先延ばし癖、それらが絡み合い仕事の事は絶えず考えているもの身体は動かずタスクは進まず。

そうなると脳がステレスを抱えまくるのか脳が破壊されて頭痛が生じる。

寝不足、浅い睡眠ストレス、これらは三連休初日に終わらせていれば得なかった事柄であるが、それを悔やみつつも身体は動かない。

俺の脳はもうダメみたいだ。

そして、睡眠不足は体調の悪化を招き、室内にずっと居たにも関わらず熱中症となり頭痛嘔吐悪寒で一日過ごした。

そして三連休終わりであるというのにタスク一切合切進んでいない現状に至ったのだった。

頭痛の中こんな日記を書く時間があるならばさっさとタスクを終わらせろという意見は尤もだと思う。俺もそう思う。

でも俺の身体が逃避を求めている。

それは前職での過労で身体拒否をしているせいか。復調するまで1年掛かりその間失業保険申請すら苦痛で動けなかった俺は仕事を行うという行為自体がもうやらなくても良いんじゃねと逃げ腰の体勢を取ってしまう。

以前の俺は夏休みの宿題を初週で終えるような子供だった。

今の俺は夏休みが終わってもその翌月からやり始めようとするぐらいで俺は脳が壊れている。

2022-05-08

ドラミちゃん 青いストローハット

anond:20220507200441

ドラえもん映画の同時上映用中編「ドラミちゃん 青いストローハット」では、主人公カカシロボットお姫様に会いに行く道中で、いろんな妨害工作に立ち向かい悪戦苦闘するのをドラミちゃんが同行して助けてあげるってストーリーなんだけど、終盤苦労の末やっとお姫様がいる部屋の前まで来たのに、扉を開けないまま「僕はお姫様よりドラミちゃんがいい」とか言い出してお姫様に会わないままカカシドラミ駆け落ちしてしまうんですよ。

エンディングクレジットでは、まだ来ぬカカシを待ち続けるお姫様の周囲をカメラ360度回る絵(背景が横スライドで姫様がゆっくり回転)、非常に切なく子どもの付き添いできた親たちはナニコレ?という空気でザワザワしたそうだ。たしかに、ドラミ逃避行するにしてもせめて待っててくれた姫に一言かけてから行くのが礼儀だろうとは思う。

ちなみのこのエンディングクレジットはあまりにひどかったので、劇場フイルムのみでセルビデオDVDテレビ放送ではカットされて差し替えされているのです。

2022-03-04

発売日にいそいそと買って読んだBLと、がんばって少しずつ読んでる非BL

ボーイズラブアンソロジー Canna』vol.82

 偶数月の末日頃発売。電子版は基本的に翌月の10前後に発売なのだが、今回は4日発売と、いつもより早かった。今回も私の推し作家・座裏屋蘭丸先生はお休みだ。ひぃん。しかし『Daria』で連載中の『コヨーテ』が佳境なので仕方ない……。再来月まで待てがんばる……。

 そして今回は前号で最終回を迎えた、『 鴆(ジェン)  天狼の目』(文善やよひ)の記念特集が紙本版にはドドンと入っているはずなのだが、電子版には文善やよひ先生コメントまでひっくるめて一切掲載されていない。悲しい。なんでそんなに電子派を冷遇するの……。Canna公式Twitterによれば、特集記事のほかに各鴆シリーズの第1話も一挙再掲載されているらしい。

  鴆シリーズ獣人鳥人ものという、BLの中でも特殊ジャンルではあるけれども、とても漫画の上手な作家さんの描いた漫画で読みやすいので、BL初心者ジャンル不問で漫画好きの人におすすめ個人的に好きかと問われると、微妙なのだが……(単純な好みの問題)。

 ということで、 鴆特集電子派の私には読めないので、それ以外の掲載作の感想をば。


ブランクコード』第1話(サノアサヒ)

 新連載きた! バンドマンBL主人公性的トラウマ持ちでしか感性が周囲とズレていて浮きまくる系の人。ゆえにすっかりメンヘラに成長しており、おそらく攻めであろうバンド仲間(ベース担当)に面倒を見られてなんとか生きてる感じ。

 1話目なのでなんとも言えないが、バンドマンBLというと『ギヴン』という超人作品存在がよぎるので、チャレンジャーだなと。


『ヤクマン♂』(アオネ)

 去年の暮れ辺りに完結した『ヤクヨメ♂』のスピンオフ作品。ヤクヨメ♂の攻め・いわおの子分的な人のツレが主人公タイトル主人公職業漫画であるためにバクマンみたいになったようだが、かといって主人公ちゃん漫画稼業に励んでいる描写があるわけではない。カップリングが替わってもなお、作者の例のあの性癖てんこ盛りに盛った内容である。まあ幸せそうでなにより♂♂♂

『さかさまのマーチ』(柴田文)

 読み切りパン屋×米屋幼なじみBLエロはない。ピュアラブ系。絵柄が『この世界の片隅に』のこうの史代先生的なふんわり系で、ストーリーにも尖ったところはない。最初から最後まで可愛くほわほわしていた。たぶん、二次創作しかBLを知らない人の漠然と思う「BLってこんな感じ」に近いんじゃないかと。なごむ。


逃避行じゃあるまいし』中編(タクアン)

 逃げる相手を追うのが好きな男×逃げ癖のある男。あ、攻め受けこれで合ってるかな?

 前編から間が空いてしまったので、どんな話だったっけな……。出来れば短い話は毎回掲載されるといいんだけど、BL読みにおいては短気は損気だ。

 絵柄がリアル寄りでがっつりと大人の男同士のゲイものって感じ。

 フラッととんずらをこく方もこく方もだが、昔とった杵柄とコネ相手の居場所特定してくる奴もだいぶヤベェ。もはや犯罪だし。でも追う方からターゲットはびびりながらもちょっと嬉しそうに見えたらしい。うん、それって幻覚じゃないかな。



『積み木の恋』第3話(漫画 黒沢要/原作 凪良ゆう)

 今となっては一般ジャンルでも大人小説家BL小説家でもある凪良ゆう先生の人気作品コミカライズ版。世間知らずの坊っちゃん医者×詐欺師

 毎度思うけど、凪良ゆう先生小説は大部分が心理描写に費やされているし、分かりやすくてノリのいい文体が魅力なので、それを絵で見せられてもなぁ……という感じ。いくら上手い絵でも。凪良ゆう先生小説が好きだが『積み木の恋』は未読の私としては、ただ原作を読みたくなるだけ。凪良ゆう先生を全く知らない人が読んだらどう思うだろうな? 一読してスルーかな。

 まあ、コミカライズ担当漫画家が悪いんじゃなくて、いくら出版不況小説が売れないからってこんな企画立てちゃう編集部がよくないんだ。

 

『 鴆(ジェン)』特集は冒頭に書いた通り電子版には載っていないので、省く。

侵略! 宇宙猫チャン!』第7話(元ハルヒラ)

 ゲイカップル・いまぢとほづつみの家に猫に擬態した宇宙人のサンが転がり込んできて、地球侵略の為の情報を得るためにいまぢとほづつみの暮らしを観察しているという話。

 痴話喧嘩回。今回はサンの出番が多くてよかった。自転車をこぐいまぢの後頭部に貼り付いているサンの後ろ足がとってもキュートサンは中身が宇宙人なだけあって人の心を解さないかと思いきや、人間の夜の営みをガン見で観察した結果、恋愛アドバイスができるまでに成長してしまった。すごい猫だ。釈迦に説法感のあるアドバイスだったけれど。

 ラストの引きが強い。これは続きが気になるぞ……。


『ジャルディニエの愛した毒花』第14話(椛島リラコ)

 旅人×猫耳獣人旅人のオルは癖の強い城塞都市国に入国するなり引ったくりに遭い、無一文身元不明人になってしまう。なり行きで働くことになった、猫耳獣人ばかり売っている娼館で、美しい娼夫アコニと出逢う。

 ハーレクインのような美麗な絵とストーリーしかBLである意味がもはやなくないか? というほどに娼夫達の見た目が女性的。

 今回はあまりストーリーに進展がなかったな……。オルが重大な決断をしただけで(それが「進展」というやつなのでは?)


BLACK BLOOD』第7話(琥狗ハヤテ

 サイボーグ×人間酸素濃度のやたら高い星に来た元軍用サイボーグが、植物調査研究をしている人間の護衛だかお守りだかを担当する話。

 もはやハードボイルド可能性はすっかり消し飛んでしまった……。人の心を薄くしか持っていないサイボーグが、ワンコキャラ人間に恋してしまい、誰が見てもほわほわと浮わついているという話。これは温かく見守るしかない……。正直、もっと渋いのを期待してたのだが。山なしオチなし意味なし略して「やおい」まさにこれ。


『嘘つきな愛を買う』第6話(ポケラふじ子)

 オメガバース作品政略結婚人身売買中間みたいなカップルなんだけど、買った方の攻めは受けの事を好きなわりに受けの愛を信頼してはおらず、買われた受けの方は実は真っ直ぐ攻めを愛している。猜疑心故に素直になれない攻めと、惚れた弱みで腹を割って話すことが出来ずに攻めの顔色をびくびく窺い続ける受けの、ディスコミュニケーションぶりが、読んでて非常に辛い。

 現代的な人権意識家庭内の前時代的な価値観による閉塞感のギャップえげつない。ていうかこれ完全にDVじゃん。受けの人全力で逃げて!

 ……と思うんだけど、逃げねんだよなぁー。それでも攻めを愛してるからってよー。

 そんな古風なストーリーなんだけど、今回は実在の最新型避妊薬「インプラノン」が登場する。えっこれもう認可されてたっけ? と思わずググってしまった。マッチ棒くらいの長さの筒の中にホルモン薬の仕込まれ避妊薬で、二の腕の皮下に埋める。三年くらい避妊効果が続く。飲み忘れリスクがないので、99%くらいの確率避妊効果があるそうだ。

 そんな文明の利器を受けの人は良かれと思って攻めの人と相談せずに独断使用してしまう。そしてそれが新たな修羅場を生む。

 あのさぁ、そんだけの行動力があるなら事前に攻めの人とよく話し合おうよ。とも思うけど、攻めは攻めで支配欲と嫉妬の塊で受けとの約束をあっさり覆してくるやつなので、話し合ったところで受けにとって良いような流れには、ならないんだなあ。

 今時こういうストーリーはただ只管に辛いばかりなのだが、このギチギチに古風なDVカップルがどのように軟着陸するのか(Cannaからバドエンではない、と信じたい)、興味はある。

スリピングデッド』第9話(朝田ねむい)

 『嘘つきな愛を買う』のDVカップルでがっつりテンションを落とされた後で、今度は陽気に? サバサバしたディスコミュニケーションカップルのやつですよ。ゾンビ佐田×マッドサイエンティスト間宮日常BL

 前回、一泊温泉旅行(+一泊)にて、恋バナで盛り上がった佐田間宮佐田の独特な恋愛観……実は世間一般でいう所の恋愛というもののべたべたしているところが苦手で、それよりセックスの出来る友達くらいの距離感で人と付き合えるといいなと思ってる(間宮と付き合いたいとはミリも言っていない)……を聴いた間宮は、じゃあセックスしよう(もう友達から)と提案(という名の強制)をしてきて、佐田ピンチ

 『スリピングデッド』上巻のレビューには「受けの間宮がだいぶ無理。これで萌えろと言われても」的なことが書かれていがちなのだが、主人公佐田にとっても間宮はかなり無理だったというのには笑った。正直に「たぶん無理……」と言ってしまBLの攻め様ってどうなのw

 そんな佐田に好かれようと一生懸命間宮がとても可愛かった。まだ3月なのに可愛い受けオブ・ザ・イヤーが来てしまったぞ大変だ。思いがけない佐田の行動にびびった時の間宮が、死ぬほど驚き怯えた時のハムスターみたいに両手を胸の前で縮こめて目を見開く姿が可愛くて可愛くて可愛くて可愛い

 一方、佐田はといえば間宮がツンツンしまくりながら無茶な要求暴言暴挙をぶつけてくるのに案外律儀に応える体でいて、最終的には首尾よく間宮丸め込んでちゃっかり自分の身を守り切るところが、学校先生って感じだった。お前そういうとこやぞ……。

 もはやゾンビ物とは? って感じのストーリーで今回は特に息抜き回色が強かったが、次回からはどう話が転がって行くのだろうか。ずっと間宮純愛ネタばかり描かれる訳じゃないだろうし。もうすでに単行本1冊ぶんくらいの分量は書かれたわけだし。既刊が「1巻」ではなく「上巻」なので、あと1、2話で完結して下巻が出るか、1回くらい休載して中巻が出るかかな。

 男同士でがっつりド派手に致しているところが見たい人には物足りないんだろうけど、大人恋愛漫画としてとても面白いので私は好きだな。

以上でCannavol.82の感想はおわり。



長野まゆみ偏愛耽美作品集』(長野まゆみ編)

概要

 耽美SF少年愛BL小説家長野まゆみ先生が十代の頃に心ふるわせた珠玉小説随筆詩歌のなかから耽美入門に相応しい全26作を精選。全作品長野先生コメント付き。巻末に解説もあり。


 目次を見渡すと錚々たる顔ぶれに眩暈がするけど、幻想文学好きは必ず履修する作家ばかりだ。

 が、私は現代幻想小説はわりと好きなんだけど(長野まゆみ先生のほか、川上弘美先生金子先生今村夏子先生とか)、明治昭和前期の幻想小説はあまり得意ではないんだよなあ。三島由紀夫は『潮騒しか読んだ覚えがなかったし、泉鏡花戯曲海神別荘』しか読んでいないという体たらく。なお内田百閒は開始十行で寝落ちした。

 そんな私が、いくら長野先生ファンからって、本作品集を買っても最後まで読み切れるのか、甚だ疑問だ……。

 では、頑張って読めたぶんだけ。

孔雀』(三島由紀夫

 トップバッターからパンチの利いた人選でやばい

 遊園地で二十七羽ものインド孔雀が殺される事件があって、その重要参考人富岡の家に刑事が訪れる。富岡はただ前日に公園孔雀達を長時間眺めていたというだけで犯人ではなさそう。だが富岡家の応接間の異様さと、壁にかけられた美少年写真のことが、気になってしま刑事だった。


 冒頭を数行読んで、長野まゆみ先生文体がよく似ていることに驚いた。もしも著者名を伏せられたまま読んでいたら、長野先生が書いたものかと容易く信じそう。文体が似るほど三島由紀夫に影響を受けていたとは。『潮騒』を読んだ時は、似てるとは思わなかったけどなぁ。

 かつては美少年だったことを誰にも信じて貰えないほどに老いた男が、孔雀の羽の輝きに魅せられる。(孔雀の羽の色は色素で染まったものではなく、羽の構造が光を反射したものなので、永久劣化しないのだ。)何者かの起こした事件により、孔雀の美を完成させるには死が不可欠だと気づいた男は、自分こそが事件犯人ではないのかと妄想をし始める。

 ラストシーンは男の美への執念が具現化したみたいでぞくりとした。

『蔵の中』(横溝正史

 雑誌象徴』の編集長・磯貝が出勤すると、先ほどまた蕗谷から電話があったという。蕗谷というのは筆書きの原稿を持ち込んだ美少年だ。日頃からどんな無名作家の書いた作品でも必ず目を通すことにしている磯貝は、さっそく蕗谷の小説『蔵の中』を読み始めた。

 冒頭は蕗谷の自伝風で、亡き姉との思い出を書き綴ったものであった。だが、姉の死後に蔵の中に独り引きこもるようになった主人公とある楽しみを見出だした場面から物語は思わぬ展開に……。


 『偏愛耽美作品集』のどこら辺が「偏愛」なのかといえば、美少年が登場するものばかりをピックアップしているところで。さすが長野先生なだけあって。

 無名作家小説『蔵の中』と現実出来事交錯し、やがて殺人事件真相を描いてゆく、と見せかけて……。という現実虚構入れ子状になっていてしかもその境界曖昧な感じ。長野まゆみ先生の『左近の桜』に受け継がれているよなぁ。

 蕗谷が女装にハマって鏡の前で表情を作るシーンがとくに印象に残った。

美少年』(岡本かの子

 山の手に生まれ育った令嬢のとく子は、眼病の治療のために下町病院へと入院する。その病院の近所には時春という下町っ子でぽっちゃりめの美少年が住んでいて、しばしばとく子を遊びに連れ出すのだった。

 縁日の夕にも時春はとく子を呼び出し、つれ回した。あまりの美しさにどこへ行ってもモテモテで人気者の時春がわざわざとく子を連れ回す理由は見栄のためと、とく子は見抜いていた。とく子の令嬢然とした着物姿を見せびらかすために時春は彼女の手を引くのだと。そこに本心からの労りや思い遣りはない。

 時春はとく子を火事現場の跡地に連れ込んだ。「君にほんとうのことを聴いて貰う」と時春は言うが……。


 顔が美しいのが唯一の美点の少年。美しい顔はそのままで素顔ではなく見栄の一部となってしまい、その口から出てくる言葉の全てが人の気を惹くための嘘っぽくなる。美しい顔というのは実は醜い顔と同じく異形の一つなのだ

 時春の見栄っ張りを女の子の目敏さで見抜いてしまうとく子だが、時春の美貌の下に隠れた本当の孤独の寂しさには触れようとしない。そんな憐れな話。

 ラストシーンで、時春の本心ちゃんととく子が見抜いていたというのが明かされるのが切ない。なんかこれじゃ、時春死んじゃってよかったみたいじゃん……。



はぁ、まだあと23作品もある……。これを私はあと何百年後に読み終わるんだろうか。しか岡本かの子の次は泉鏡花だし。開始数行でうっ、苦手かも……と思い、もう数日放置している。

2022-01-07

最近流行がnot for meになってきた話

個人の好みの話であり誰も悪くはないんだけど

とりあえず吐き出したかった話。

最近、周囲で流行っているCoCシナリオ傾向がことごとくnot for meってやつだな、と思う。

右を見ても左を見ても同じような傾向で、友人たちが所持しているシナリオももちろんそう。そういう状況なので遊ぼうよーって誘われるシナリオももれなくそういうシナリオばかりだ。

一時期流行った感じの条件を満たすまで出られない部屋に閉じ込められるとか。PC二人で逃避行とか。またはイチャラブしたりとか。何なら性行為するシナリオとか。PCたちの心の葛藤に焦点を当てていたりとか。

トンチキな内容のシナリオはそれはそれで面白い。心の葛藤フォーカスしたものはとてもエモいし、

イチャラブするのもきっととても楽しい

でも、それらはCoCでなくても良いだろうと思ってしまうのだ。

私はとても頭が固い古のプレイヤーなので、そういった最近流行の傾向ではなく神話生物の恐怖とか怪異とかミステリー的な要素メインにしたものが私にとってのCoCである。遊びたいシナリオ傾向もそういうもの

それなら自分でKPをすれば好きなシナリオで遊べる、それはそうだ。でも謎や恐怖を提示する側だけでなくそれを解いて体験する側で遊びたい時だってあるじゃないか

でも、今の私の周囲にはそれがない。

界隈が賑わうのは良いことだ。

けれどもその流行が肌に合わなかった時、とても居心地の悪い思いをすることになるのだと知った。

これも老いなのだろうか、個人の好みの問題だと思ってたんだけどな。老害になるのは嫌だなぁ。

させこ犬

 超人アイドルビードロー』のファンである主人公は、握手会の時に推しメンバーからこっそり手紙を受け取る。

 「君に一目ぼれしちゃった」

 その一言と共に渡された手紙には、ホテルの住所が。

 安売りド腐れビッチ主人公は、舞い上がってウキウキの気分で即日ベッドイン。

 ピロートーク中に「俺、お前にしか頼めないことがあるんだ」と持ち掛けられる。

 それは主人公も楽しみにしていた推し新番組スポンサーが降りそうになっていて、このままじゃ中止になるというのだ。

 そのスポンサー業界でも有名な色好き男で、枕した女子アイドル番組制作費を回そうとしているのだという。

 落ち込む演技をする推しの姿と、(推し君の素晴らしい番組がそんな雌豚アイドルなんかの為に潰れるなんて許せない)という妬み恨みによって突き動かされた主人公は、そのプロデューサーと寝て説得することを了承する。

 やった後、密かにそのプロデューサーと密会する推し

 「いやぁ推し君またありがとね。今度も上玉回してくれちゃって」

 「いえいえ、Pさんのためなら一番の収穫を優先して回しますよ」

 「今度の奴とはおまえもやったの?」

 「ああ、あい中古ヤリマンだったからやっちゃいました。ああいうのはセックスしたくてしょうがない淫乱なんで、やんないと納得しないんすよ。もし処女勘違いメルヘン女がきたら新品のままPさんにまわしまから。手を出さないのが俺の愛なんだ、とか言っときゃあの手の女なんてイチコロっすよw」

 「本当にそういうバカさせこ女が腐るほどいんだよなぁw 愛してる女に枕させる屑男が居るかっつーのwww テメーらはただの雌犬にすぎないって分かんねーのかなw 男性アイドルが好きな女は、脳みそ花畑のアホビッチしかいねーのかなw」

 「うわ、ヒデーけど事実から反論できねーwww フェミフェミ言っといても、あいつら淫売が俺らに噛みついてくることなんてないから楽勝っすよw まあPさんが裏切ったらどうなるか分かりませんけどw?」

 「枕失敗したときだけ振るうポリコレ棒やめてー! まあそれも俺らが外部にハニトラさせて言いなりにさせる効果高めるためにプロパガンダしたんだけどなw あ、うちの若い技術屋どもがちょっとブー垂れてんだよなぁ。男アイドル番組なんて作っても俺だけが得するじゃんって。だからちょっとあいつらにも回してくんない?」

 「ああ、お安い御用っすよ」

 「ありがとね。まあランク低いブスで良いよw 技術屋なんて底辺キモオタみたいな奴しかいないから、適当な女で満足するんでw」

 一方でさせこ主人公は同じファン仲間も誘ってグルーピー部隊設立

 『ビードロー』はスター街道を突っ走り、大満足で業界人たちと寝まくった。

 他のライバルとなるアイドル達が躍進してくると、ある時は焦って更に枕営業に励み、ある時は気分変えに浮気してホクホクだった。

 たまに他のバカが彼らの工作に釣られてまんまとイケメンコンテンツを作ると、彼らはグルーピー自分たち工作のお陰だとアピールして更に支持を集め、自分らは大資本をバックに遥かに媚びた上に制作費もかけまくったイケメンコンテンツを作って、独占しているメディア群で垂れ流すだけでよかった。

 この成果を見て、グルーピーたちは工作するやる気を増幅し、他の工作員も接待しまくり、自分たちもより騙そうと工作に参加した。

 酷い捨てられ方や扱われ方をして、場合によっては消されたという娘の噂を聞いても、彼女自分さえ幸福ならどうでも良いと思った。

 年を取って容姿が落ちると、彼女もっと下っ端のスタッフ性接待する立場になったが、そこで枕した男と結婚し、今までしたことは一切口外しない契約を交わしてグルーピー引退

 推しは別のさせ子を見つけて営業させ続け、いつまでもテレビ推しの姿が見られることに主人公は後悔することはなかった。

 夫は、度々自分使い捨てグルーピーの後始末をさせられたことに気付き、何かあると暴力を奮ったが、それを見て大人しくさせようとテレビ局が他の推しさせ子たちとセックスさせてやると、家においてやってるだけの家政婦として主人公のことを納得し、暴力ストレスがたまった時にサンドバッグにする程度に収まった。

 正に彼は妻を危険なほど殴ることによって、他のさせこ犬たちとのセックス権を得たのである

 主人公自分がやってたことがやってたことだし、夫のことなキャッシュディスペンサーくらいにしか思ってなかったので、特に何とも思わなかった。

 代理店テレビ局はこの話を聞き、夫をキャッシュディスペンサー扱いするCMを作り、このゴミ処理スタッフに、世間も同じだよと納得させた。

 また、させ子たちにもっとやる気出させるためにのみ、度々スキャンダルライバルコンテンツとの対立捏造したり、別のさせ子を集めた女子アイドルを盛り上げて嫉妬させたりしたが、その度ごとにまんまとグルーピーたちは奮起して売春に勤しむのだった。

 そのためこうした当てつけの文化いくら人気が出ても、グルーピーたちさえ奮起すればすぐに廃れるのだった。

 それらはただ枕させるために作られたからだ。

 これらのイケメンコンテンツによって男たちの性的価値相対的に下がり、世の女たちは一般の男たちに興味を示さず、益々男性アイドルだけに夢中になっていった。

 マスゴミ工作員が男オタを異性に興味がない、などと擦り付けるのも、実は自分たちのせいで世の女たちが男性に興味を失っていることを正当化させるためだったのだ。

 そしてより性的に抑圧された男たちが増え、彼らは女とやるためならこの悪魔どもに魂でも売り渡すほど必死になった。

 そのために作るイケメンコンテンツによって、本来ならもっと幸福に付き合えた女とも、イケメンアイドルのお零れに預かることでしかセックスすることも出来なくなるのである

 そしてイケメンアイドルのために何でもする淫売と、ヤルために何でもする底辺男の投影として、女のために必死主人公像が作られたのだった。

 そしてマスゴミマスゴミ以外に人気を得ようとするコンテンツは、自分たちの金にも売春にも役に立たないという理由において、排除しようとするのである

 またコロナ不安煽りながら、自分たち傀儡であるニュースキャスタータレント弁護士政治家たちに、全く有効な手を打たずいつまでも長引かせて利用させ、自粛煽り風俗を取り締まらせ、より彼らの売春させこ組織による枕の効果を上げるのだった。

 また安売り中古ハニトラ工作であるさせこ部隊が嫌われるわけにはいかないので、連中はネット上でいわゆる処女厨をあらゆる薄汚い工作で叩きながら、一方でビッチ女も叩いてその罪を処女厨に擦り付け、連中の工作以外で女たちが男とタダでセックスしないように誘導しながら、世間から白眼視させることによって更にさせこ女たちを自分たち依存させ、叩かれた腹いせに働かせた。

 やがてさせこ犬は娘を産み、結婚させられた夫は腹いせに、この娘を幼少期から性奴隷にすることを企む。

 夫が子供レイプしていることを知ったさせこ犬は、誰に相談してもうやむやにされる。

 何故なら夫は技術者として、権力者たちにまだ有用だったからだ。

 特に推しイケメンから遠回しに気にするな、下手に荒立てたら殺すぞというメッセージを送られたさせこ犬は、子供ことなどどうでも良くなった。

 そのイケメン俳優未成年少年性的関係になった主婦ドラマに出演し、嫉妬した夫が二人の仲を引き裂き、二人は悲劇的な最期を遂げ、理解者を気取ったイケメン俳優がこの夫に復讐して殺す役を演じたのだ。

 この嫉妬した夫が、正に自分の事だと気づいたさせこ犬は、娘をレイプする夫を嫉妬によって妨害しようとする自らの心の狭さを恥じ、推しのためなら子供だって犠牲に出来る自らの愛の深さが、きっとイケメンをいつか振り向かせるに違いないと妄想する。

 歳と共に、夫の技術者としての有用性も、させこ犬の利用価値も減滅すると、マスゴミ自分たち番組を使って、この家族を後始末することを計画する。

 そこでは正に彼女推しイケメンが、夫を毒殺した妻と逃避行する姿が描かれていた。

 させこ犬は有頂天になり、ドラマと同じ方法で夫を毒殺する。

 もう既に利用価値のなくなっていたさせこ犬自身も、消すためにマスゴミは働きかける。

 彼らは娘が夢中になっている少女漫画ドラマに、娘が父親に犯されるのを見殺しにする母親を出して、イケメンと一緒に親に復讐する話を挿入した。

 SNSを通して正にそのイケメンアイドル俳優と知り合った少女は、母親のことを相談

 イケメン俳優言葉巧みに、母親を殺せば君と付き合いたいというようなことを吹き込む。

 少女有頂天になって母親を刺殺。

 逮捕されて少年院に送られたが、出所するとイケメン俳優から誘いを受ける。

 新たなさせこ犬が誕生したのである

2021-11-29

働けば働くほど自分のいいところなんか何にもないなと思ってしまいひどく辛い

明日会社に行きたくなくて仕事のことを考えていたら全然眠れなくなってしまった

みんなどうやって割り切ってるんだろう

あ〜働きたくない、みたいな漠然とした嫌悪感じゃなくて、仕事の何もかもが嫌

休み勉強しようとかの気持ちが起きてこない、仕事だけじゃない、何にも頑張れない

休みゲームしようかなと思っててもベッドから起き上がるのがしんどくて、

結局夜になって今日一食もご飯食べてないのは良くないと思ってコンビニ行くだけで精一杯だ

結局きょうもPS4起動できなかったし、家事も何にもできなかった

なんでこうなんだろう なんで頑張れないんだろうな

嫌になってベッドでずっと寝てるだけなの、何してるんだろうと思うけど起きてるのがしんどくて寝てしま

寝たいわけじゃないんだよ、でも寝てないと辛くて、それを説明できない

休みのうち半分くらいただ寝ている

たまに遠出するのはなんとか出かけられるから、鬱じゃなくてワガママなだけ

でも、出かけて人と会うと、その振る舞いの全てが不愉快だったなみたいになって、

帰ってくると楽しくない思い出になってて、つらくてまた寝てしま

多分逃避行動なんだと思う 嫌な気持ちから逃げたいんだよね

そしてそういう気持ちで寝るから悪夢ですぐに起きるし、寝付かれない

しんどいなあ みんなこんなにしんどいのに頑張ってるの、もうすごいな

生きてるだけでずっとしんどいよ 早く死にたいなあ つかれてしまうよ

2021-11-22

さて

キモオタだけど今日お昼行ったお店の女の子とふとしたきっかけで仲良くなって愛の逃避行する想像しながら寝るとするか

2021-11-10

anond:20211110151546

いやどこに向かうとか落とし所とかはどうでもいいんだよ。実際結末なんて覚えてない。

ただ美女との逃避行的なシチュがそれだけで見る原動力になった。

見た目の雰囲気に惑わされず萌えアニメとして見るべき。

渋いおっさんがデレてく感じにも若干萌えるしな。

しらんけど。

2021-11-06

最近読んだBL

今回は短編小説1冊、単行本1冊、雑誌1冊。

夜の眼(ジョシュラニヨン)

あらすじ

 事件記者パーカーは、連続殺人犯リッキー正義感から助けたが、恩を仇で返され殺されかけた。

 再び収監されたリッキーだったが、ある日刑務所を脱走して行方不明となる。リッキーから報復を恐れ、警察に付き添われつつ逃避行したパーカーだったが、護衛に着いてくれたスッタッグ警部補に好感を持ちはじめ……。

増田感想

 すごく面白い訳じゃないけど、つまらなくもない。終盤、もしリッキー復讐に訪れたら、その時パーカーはスタッグ警部補に何をしてもらいたいと願っていたのか、その胸の内を白状するところが、人間臭くてよかった。

秋山くん』第4巻 (のばらあいこ

あらすじ

 柴からプロポーズを受けて、結婚するのもいいかなと思った、秋山くん。だが、自分と柴がふわっふわしていて地に足が着いていない有り様を仲間達に指摘され、自分がしっかりしないと、と決意したのだった。

増田感想

 進路選択を機に我に返って現実を見る、というのはあるあるだけれども、世間に歩調を合わせて妥協するのではなく、「結婚する」という目標はブレないまま、それぞれ成長していくところがよかった。

 柴と秋山くんだけでなく、柴の友人のじおんくんやちえちゃん秋山くんの悪友達も彼らなりに考えて成長し、互いに影響を与え合っている様もいい。

 そして、地方ヤンキー底辺高校生達の人生を回すスピード感リアル。彼らは都会の大卒アラサーで悩むような事に、高校在学中に悩み決断するんだよなぁ。

 BL漫画を描くような人が、こんな感じの市井の人々にスポットを当て、「ヤンキー」という形だけでなく彼らの暮らしぶりのリアル肯定的に描くのは意外な感じがした。

 第1巻の、かなり酷すぎる性的虐めからまさかの展開の時点では想像もつかなかった、大団円。よかったわねぇ、皆……と近所のおばちゃんの気分でほろりとしてしまった。

ボーイズラブアンソロジーCanna vol.80』

 記念すべき第80号。飛ぶ鳥落とす勢いの人気小説家、凪良ゆう先生作品コミカライズ! というスペシャルな感じがあるんだけど、寄稿者の人数が今月も少なく、大丈夫なの……? と一読者の私は若干心配になるのだった。朝田ねむい先生の『スリピングデッド』が2話分一挙公開! さもなければ雑誌もっと薄くなってしまったよね。私は電子派だからリアルに本の厚みに一喜一憂は出来ないのだけれども。

 ちなみに、『Canna』のテイストエロ大人しめで、青年漫画に近い感じかな。変わった作風のものが多いと思う。じっくりストーリーを楽しみたい人向け。

 ではでは作品ごとに感想を書いていくぞ。順番は掲載順。文章量があからさまに思い入れに比例してて御免。

『積み木の恋』第1話漫画 黒沢要/原作 凪良ゆう)

 昨今はあまりにも小説が売れないが、ストーリーを作れるのはやっぱり小説家、ということで、小説コミカライズがお盛ん。しか小説コミカライズを読む度に、大体原作の方が面白いなって思う。やっぱ、漫画には漫画の、小説には小説のやり方があるんじゃないかな。

 という訳で、この作品もやっぱり原作読んだ方がいいんじゃないかなという感想私自身は凪良ゆう先生作風が好きだけど、『積み木の恋』は未読。原作の方が好きになれそうと思った。

 凪良先生の良いところは感情表現ユーモアで、ユーモアの方は台詞に出がちなのでいいとして、感情表現地の文に出がち。しか行間を読ませるというよりは分析的な文章なので、漫画の余白とか空気感表現しづらいんじゃないかなと思う。

 コミカライズ担当者がまずいという訳ではない。漫画化との相性がいい原作を選んだの? と疑問に思うだけ。

 現在、他誌でも凪良ゆう先生作品漫画化されているんだけど、そちらは近々ドラマ化される『美しい彼』で、コミカル台詞回しが多く、少女漫画セオリーを綺麗に踏襲しつつたまに強烈な逸脱を見せる作風で、より漫画向きな感じがする。



『MADK』第17話(硯遼)

 すごく評判のいい作品なのだが、私はつい最近(4、5号前かな)から読み出したせいで、話がさっぱりわけわかめ最近までは悪魔Jの過去話で、現在主人公マコトちゃんがなんか生首持ってJの家に来たところ。

 まあ、よくわかんないけど、マコトとJのどろどろの愛を楽しむ漫画なの? 今回はやばやばエロ回。Canna漫画っておかし性癖エロはあまりない感じなんだけど、本作の今回は若干アブノーマルかなぁ。最中台詞を読んで、それ奴隷商人痴皇(@『幽遊白書』)が言ってた台詞のやつじゃん、とツッコミを入れたりなど。

 読後の感想としては、今回もよく分からなかったなと。


逃避行じゃあるまいし』前編(タクアン)

 ストーカー?×恋愛の美味しい所だけ味わいたいグラスハート のおっさんずラブみたいな感じ。画風がサラリーマン向け雑誌みたいだが、エロはがっつり腐女子好み。エロシーン多め。「×」というよりは「VS」が似合う関係性のようにも思ったが、受けの人は粘着されて嬉しそう。まじかよ。


『青い人の主治医』第2話(hagi)

 第1話掲載した後数回休むってすごいな! と、これまで読んできた漫画雑誌といえば有名少年漫画少女漫画雑誌くらいの私は思うのだが、Cannaにはよくあることなのかもしれない。

 別にBLでなくてもよくないか? と思った。まあ、こういうBL好きな人もいるさ。


ベルガモットサニーデイ』第5話(キタハラリイ)

 相変わらずタイトルの響きが最高だなあ、ベルガモットアンドサニーデイ! 声に出して読みたいタイトル

 働く大人女子向け漫画っぽいもだもだした恋愛もの別にBLでなくてもよくないかという気がしないでもない。


『嘘つきな愛を買う――オメガバース――』第4話(ポケラふじ子)

 オメガバースって、二次創作においては行きつく所まで行ったニッチ性癖感あるけど、オリジナルBLにおいてはネタ範疇妊娠出産も一応入る為に社会派の側面もあるよねー。ということで、これもうっすら社会派っぽい雰囲気のある作品

 とはいえ、大概のオメガバースはαとΩのやり過ぎエロとかΩの業の深さを楽しむものだとも思う。本作も社会派っぽい面はあくまでおまけかな。


スリピングデッド』第6話&第7話(朝田ねむい)

 イエーイ今回一番楽しみにしていましたイエーイ!! 2話ぶん一挙掲載にしても凄い分量がある。全部で80ページ越えだもんな。

 ネタバレをしながら書くので、ネタバレ無しで読みたい人は読み飛ばしてください。


 今年の8月末日に刊行された第一巻の続き。殺人事件に巻き込まれ理不尽な死を遂げた佐田が、マッドサイエンティスト間宮に拾われ理不尽にもゾンビにされ、これまた理不尽にも食人をして生きることになったのが、第一巻までのストーリー

 巻末辺りで、間宮が実は顔見知りだったことを佐田は思い出す、という謎めいた展開に。

 今回は、佐田記憶結構ぼこぼこに抜けがあるのが判明しつつ、視点佐田から間宮に移る。

 これまでもっぱら佐田視点物語が進み、佐田の人となりを読者は佐田自己認識という形で知ってきた。ところが! 間宮記憶に残っている佐田人物像がとても意外。いや、表向きは佐田は昔から非の打ち所のない、ほどほど善良な人物だった。それを間宮スクカー最底辺のひがみ根性から偽善者」と決めつけていたのだけれど、あることがきっかけで、佐田邪悪な一面を垣間見たのだ。

 一巻までは、クレイジー科学者間宮翻弄されるごく普通の善良なスパダリ佐田、という構図だった。けれども一皮剥けば、間宮科学的探求心に突き動かされていない時には案外まともな感性を持っているのに対し、佐田無意識ながら自身暴力性を発揮する隙を窺っているようにも見える。

 理由も無しに暴力を振るわない間宮と、理由さえあれば嬉々として暴力を振る佐田。彼らは似ているようで根の部分は真逆

 佐田仮面を剥がすと現れるのは、過去間宮を虐めた奴らと同じような気性で、間宮佐田に惹かれるのはストックホルム症候群のようなものに思える。お、これって同作者の『マイリトルインフェルノ』じゃん? 『マイリトルインフェルノ』のあとがきに、最初はいじめられっ子が悪魔の力を借りていじめっ子復讐する話だったが暗くなりそうだからやめた、と書いてあったと記憶しているが、今回はそのテーマに再挑戦するということなのだろうか?

 間宮佐田過去編にはBLなのに若干百合みを感じる。陰湿×陰湿からかな。

 感情を表情や言葉で表すのが大の苦手な間宮の、一巻までの言動伏線は全部一巻内で回収(あーこいつ実は佐田のことかなり好きだな、と。)されたものだと思っていたが、そのなかでの特に重要台詞や表情の一つ一つが、実は二人の過去しか佐田には綺麗さっぱり忘れられている)に掛かっていた、というのにはやられた。なんてすごい構成力なの……。

 ここまで見てくると、間宮佐田に対する一方的な想いが実にエモーショナルに感じられ、間宮佐田に対する言動の一つ一つが愛らしく思えてくる。間宮佐田の死顔を見、「……あまり変わってないな、キミは」と呟き佐田の頬を撫でるシーンにはちょっと涙が出てしまうな。一巻収録ぶんを未読な人には、変な人の変な行動にしか見えないかもしれないけど。いまだ紆余曲折の真っ最中にあり見た目にまで苦労の滲み出ている間宮が、昔のまま歪みなく順風満帆大人になり夢も叶えた佐田に対し、羨望と嫉妬以上の眼差しを向ける、名シーンだ。

 ところで、佐田が肝心の所をまるで覚えていなかったのは、何かの影響による障害にも読めるし、加害者被害者記憶ギャップにも読める。佐田間宮を虐めた人ではないけれど、佐田の心根にはいじめっ子的な所があるというか。間宮佐田のことで強烈に記憶している部分というのが、佐田にとっては他人に対する悪意を解放した部分である佐田本人はスカッといい気分)であるから、そりゃ覚えている訳はないか

 間宮佐田過去と二人の関係性、そして間宮佐田に対する想いは明らかとなった。だが、ゾンビ化が佐田に与えた影響という伏線はいまだ回収去れていない。これが今後どのようにストーリー関係していくのか。ゾンビものの定石として佐田人格を喪い人食いモンスター化し暴れ出すとかいう展開も予想出来る流れだし。

 次回が待ち遠し過ぎる。


BLACK BLOOD』第5話(琥狗ハヤテ

 えっ、この漫画もう第5話なの? あらまあ! 時の経つのは早いなあぁ。そういえば、私が初めてCannaを買ったとき、ちょうどこの漫画が新連載として載っていたような記憶がある。

 ハードっぽい作風と画風で、日本漫画という由りは海外の、フランスとかの漫画っぽい雰囲気なのだが、やっぱりBLBL。急速に恋が始まり、油液が飛んだ。(←何かの隠喩ではない。)ここまで一応事件はあったものの凄い急展開が起こった感はないのだけど、もう5話。一巻以降も続く感じかな。次号とかで終わったら、何だったのかよく分からない漫画になってしまうし。


『ジャルディニエの愛した毒花』第12話(椛嶋リラコ)

 娼館ものでかつ猫耳獣人ものという欲張りセット。連載が長く続いているのもあり、私にはさっぱりストーリーわけわかめ

 この間まではなんか過去の話をしていなかったか? 攻めの人がどっか遠い所に行っちゃうような話では? と、前回までの話を把握していないまま今回を読んでも理解出来るはずもなく……。絵が綺麗。しかし、何故レディコミではなくBLなのだろう? という疑問もなくはなく。まあ、こういうBL好きな人もいるさ。


シャングリラの鳥』第14話(座裏屋蘭丸

 イエーイ、これもすごく楽しみにしていましたイエーイ!! だが、ストーリーはそんなに進まなかったので、ネタバレのしようがない。

 前回までの色々が解決も進展も後退もせず。フィーは子供時代に犯した過ちがシャングリラに及ぶことを恐れて怯え続けれており、一方アポロといえば、輝く白さのホワイト労働のはずがまさか自身性質によって馴染むことが出来ずに進退を考える局面差し掛かっていた。

 アポロが試情夫として正規雇用されて依頼、なかなか接点を持てないふたりは、それぞれの悩みを一人で抱え込んだまま、ひたすら悶々とし続ける。

 精神的に詰みそうになったタイミングで、運良く二人きりになれたとこまでで次回を待て!

 なんとも言いようがない。ただ、座裏屋蘭丸先生の描く、男子達がより集まってあーだこーだ言い合うシーンは最高だなあ、ということくらい。

 絵柄がすごく綺麗なのに、背景を真っ裸で歩くフィーの超遠目に映ったおちんが白抜き修正されてしまうのが、地味に悲しい。全身クローズアップ絵では脚とかで隠し切っているのになぁ。


『つむぐ婚』第4話(黒岩チハヤ)

 別にBLでなくてもいい気がするのだが、BLじゃなかったらこのモフモフが観れなかったので、BLでよかった。

 つむぎの狐Ver.の口元のふにゃふにゃさと狐らしいお手々の感じが癒し。だが今回は人間姿でこってりエロ回。モフモフしっぽガードがよかった。


ひだまりが聴こえる――春夏秋冬――』第5話(文乃ゆき

 この作品はかなり人気があるようで、Canna代表作といえばこれ、みたいな扱いをされているけど、私はあんまりきじゃないんだよなぁ。BLなんだけど、少女漫画特有のねっちりさがあるところが、あまり好みではない。そういうのが良ければ少女漫画を読むよ。しか世間ではこれが王道綺麗めBLなのかもしれない。知らんけど。



***

 個人的に、「BLなのに百合みがある」は正直な感想でありつつ褒め言葉でもある(と言いながら、私はあまり百合は好き好んでは読まないのだが)のだけど、「BLでなくてもよくないか?」は明確にdisりとして使っている。

 せっかくの増田。何もしがらみのない場所なので、そりゃ忌憚のない感想をかくさ。

 では今日はこの辺で。

2021-10-27

ルサンチマンなの?

今までルサンチマンという単語意味だけのものだったけど、このヤフーニュースコメント見てこういう人達なのかなって思った。

遠藤周作マリアントワネットにでてくる少女は決して非現実的ではないね

どうしたらこんなに感情移入できるのだろうか。

自分生活と1ミリ関係のない(税金が使われているのだろうけど)この人達のことをこんなにも叩けるのが凄い。


【速報】小室夫妻“新居”に到着 眞子さん 髪おろし着替えも

https://news.yahoo.co.jp/articles/6719a4dc15833b61af8329701e550d7222a9ae07

saint | 16時間

もう、一般人になったなら運転手付きの高級車は、ご遠慮ネガイタイ

警備も車も自費でお願いします。

幸せに。

絶賛おさぼり中 | 16時間

今日の午後から一般人なので、こういう報道不要

自宅マンションの近辺へは近づかないでほしい。

マンションの他の住人に迷惑がかかるし、「警備が必要」になって、ますます税金無駄使いになる。

ljt***** | 16時間

一般人になったので後はお二人で幸せになって下さい。

ただ小室佳代さんのことは別です。お金の貸し借りは個人同士のことなのでもう関係ありませんが、遺族年金や休業補償の件は法令抵触する可能性がありますので徹底的に調べて欲しいと思う。

そうしなければ変な前例になってしまうから

bet***** | 16時間

一般人になられたのですから宮内庁のお車は使わずちゃんお金払ってタクシーに乗ってくださいね

mui***** | 16時間

この送迎の車やら、警備費やら家賃やら生活費やら、自分達の懐から出してますよね? あん記者会見したんだから当たり前か。これみんなで宮内庁ホームページのご意見フォームで問い合わせてね。

意見するのは自由から。原資が税金ぬくぬく育った感謝は全く無く、国民を悪呼ばわりですから、徹底的にいきましょう

amu***** | 16時間

もう一般人ならほっとこうぜ。SPとか出かけるのに送迎とか渡米するのにチャーター便とか渡航費とかは全て2人で賄って下さい。

mbg***** | 16時間

もう、ほっとけば

この二人の行い見ていると労働意欲を削がれる

あの様子じゃ今頃二人共してやったりと今頃ほくそ笑んでるよ

やっと自由になれた〜ってね

それの為に二人で真実から逃避行していたんだろ

跡を濁しまくっている事すら気付いていないのではないだろうか?!

kai***** | 16時間

もう一般人なので、運転手付きのお車はいらないですよね。

自分たちで帰ってください。え?タクシー代が払えない?電車でもバスでも使いなよ。普通一般人はそうしてるよ。

2021-09-02

anond:20210902215227

チェンジリング作戦

この部分は私の読解力不足が多いと思われる。

2話時点ではプリンセスと入れ替わる作戦プリンセススパイとばれたこから背後関係が謎めき(プリンセスにバレている=背後の組織にバレている)、提案を受け入れプリンセスと協力関係に。プリンセススパイ活動で共和国を利してかつ王国女王を目指す。実質的チェンジリング作戦は棚上げ。

終盤、チェンジリング作戦は再始動理由共和国が画策した王国側のテロの主導者に仕立て上げ王国を揺さぶる。作戦後、プリンセス(に成り代わったスパイ)は不要

………?入れ替わって主導者宣言させておいて入れ替わったスパイは処理するの?かなりもったいなくない?現場判断じゃ事前に殺して弔い革命扱いでもOKと言ってるし。

コントロール」が採算度外視な行動を取るようになったことは理解しつつも自組織スパイのあまりにも贅沢な使い捨てクラクラしてしまった。謀略でプリンセス主犯のように見せかけて殺すだけの方が手軽でリーズナブルに思えてしまった。

プリンセスの死後、チェンジリング主人公替え玉としてはたしか不要だけれど替え玉をさっぴいても世代最優秀のスパイなんですが……

ストーリーを動かすために知能を落とすのはお約束として納得していますが、落としすぎるとダメラインがあって、今回はかなりギリギリラインでセーフでした。「止まるんじゃねぇぞ」レベルじゃないですが気になったかな。たぶん自分の見落としがなにかあるはず。

気になった部分 10

2重スパイ容疑の同期を探る話。終盤、容疑が確定し同期を撃ちたくないドロシーに対して目の前で自殺する同期だが、外では狙撃ポジションを維持するアンジェが。

スパイとしての正解は「自殺を阻止して身柄を拘束する」だと思うがドロシーはともかくアンジェスルーは意外。話もスパイ露見時点で成功のようで死んだことが低評価にはなってないみたい。

自分アンジェ人情深さを見誤ったかな。露見したスパイの末路はいつも悲惨だ。恐ろしい恐ろしい。死なせてあげるなんておやさしいこと…?最初は確保しようとしてましたけど……

しか天才たちのスパイ頭脳戦なら自分より優秀なアンジェ安易に罠に引っかかるのか?と慎重に動いてほしかったところ。そこまでするとやりすぎでお話が動かないんだけどね。

気になった部分 5話

ちせ登場話。

列車で移動中の日本要人暗殺者が狙う…という話。序盤でちせが顔見せし停車駅でのアンジェとちせのやりとり。

アンジェロンドンまでで停車駅はここだけ」

ちせ「仕掛けてくるならここか」

あのー、ちせさん走行中の列車に飛び乗り進入しましたよね!それに気づいたのもアンジェさんでしたよね!ちせさんと同等くらいの暗殺者を警戒するのなら停車中かは関係ないですよね!ギャグかと思ったら普通に進行して結構もやった。案の定襲撃は走行中だったし。

気になった部分 3話

ギャグかと思ったと言えば3話。飛行船に乗り込み原盤奪取な特攻野郎話ですが、敵が自分たちの船に向けて銃撃しまくりで、比喩でなく船外でも船内でもバカスカ撃ちまくりで流石に笑ってしまった。強度的に大丈夫だとしても私にはわからなかったのでね。銃弾は当たらないのはお約束なのでそれはヨシ。でもアンジェ拳銃狙撃ピタゴラスイッチは…。

硬派なスパイアクションにしたいのか爆発でアフロになるコメディにしたいのか。ストーリーシリアスなだけにところどころの不自然さが浮き立つ。その中で3話は一番ギャグしていると思われる。

ところどころ特に気になった部分

ありえない場所に人が立ってることが幾度かあり気になった。ありえないと言っても塔の先端などではなく、「そこに立つまでに気づかれないのは変だろう」レベルの瞬間移動のような人のあらわれ方。たとえば尾行訓練に失敗したときの背後の取られ方。船で背後に着地して横に走り兵士が振り返ったときにはその背後に居るような超高速(ちせの超人範囲内?)、列車上でちせの背後に立つアンジェ(気づいていたけど声をかけられるまで無視?)、何人も居る狭いボロ屋の中に唐突に現れ男の腕を掴むアンジュ。ドアを開けた形跡はなし。もしくは開けて閉めたか

ここまではほぼスパイ素人ちょっと過剰演出かな程度の感が、後半ではアンジェたちに気づかれずまっすぐな廊下を早足で移動していた最後尾の背後を取るアンジェに劣る万年二位委員長に極めつきは最終回。一瞬?で窓から部屋に入り背後から殴るアンジェからのそのアンジェの背後に立ち銃を掴み取るドロシーさんwithアンジェの驚き顔つき。いくらあせっていたとはいえ一流スパイの背後に唐突にあらわれるこのドロシーさんは瞬間移動でっせ…

やりたいよねーわかるー。だけどできれば一瞬でいいので近づく動きを入れてほしかった。

めっちゃ気になった部分

男が愚鈍

はい時代的に男ばかりなので敵役モブ馬鹿でもいいです。いややっぱり男?最初声優の演技が下手っぽかったり悪ノリが過ぎているのかなとスルーしていたが、だんだんとあ、これキャラクター設定時点でアレだわ。変なキャラにしてるんだわ。と気づいた。相手文化に合わせず土下座しまくる日本外交特使。過剰に露骨に過ぎる借金取り(監督曰く「美味しいキャラに仕上がった」)。思慮が浅い父親ステレオタイプすぎるジョック典型的無能軍部ジェネラル。そこで絆されたそぶりを見せるとそりゃ殺されるよというイングェイ少佐少佐!?そしてモブハニートラップに引っかかりまくる。一般人プライベートならわかるが職務中の衛兵や軍人ガンガン引っかかるのは頭を抱えた。船上に突如現れた不審者には見惚れねえよ…。リアリティラインなりレベルなりはルパンレベルでいいのんか?そりゃ攻殻機動隊でも色仕掛けはあったけどさあ。ハガレンラスト(ボイン)みたいな方向がよかった。安易なハニトラ演出に引きづられてドロシーへの好感がやや下がる。

すべての男が悪し様に描かれているわけではなく王国共和国組織トップ二人は非常に知的に描かれていると思うし、主人公たちの見せ場にはなるもの変声に対してカマをかけた機転がきく軍人もいた。1話の兄さんやモルグのおじいさんなど光るキャラもいる。しかし全員優秀な主人公チームに対してところどころポンコツ人物たちという構図はやりとりが浅くなりがちでシリアスや緊張感といったものがガシガシ削られていった。スパイの悲哀や政治への夢を語られたところでなんかもうそういう作品じゃないしなあと乗り切れない自分がそこにはいた。

スパイ自由意志

スパイという基本、上から命令絶対自己決定権がないような立場でどう自分意思を実行するのか。命令違反すればもうスパイではなく排除対象で不可逆であろう。オムニバス形式作品で上からの指示を受け行動するスパイというのはわかりやすく毎回異なった展開が用意されていてよかったが、主人公たちのやりたいことをどう実現するのかは気になっていた。

結果、自分意思で動くスパイを作るための終盤はその原因や免罪符含めて司令部の「コントロール」の指揮権簒奪暴走という形で表現された。司令部に逆らったけど悪い司令部だったからお咎めなし。なかなかいい落としどころだと思いました。軍部暴走や短慮ぐあいはもうそういうものと受け入れるしかなかったけれど。ラストの収まりはよかったです。

ふたりの再会時にアンジェが語ったゆめかファンシー逃避行実現性不明ですが、叶うと素敵そうでしたね。叶わないんでしょうけどね。

おわりに

プリンセス・プリンシパルは「敵側のコメディ」に失敗した作品な気がする。主人公側のそれは良く出来ているものの、それ以外の「崩し方」といったものかなにかが私と相性が非常に悪かった。とくにこの作品を「硬派」とみていた自分には。これを女の子かわいいスパイアクションアニメとしてみていればぜんぜん許容範囲自分の落ち度とも言えなくもない。

「まじめな敵(組織)だけど滑稽なシーンもある」作品は浅学ながら少しは思いつき、どちらも漫画だけれど「ドロヘドロ」は初見怖い存在魔法使いだけれどどんどん愛着がわいていくし、それでいて強さ感や怖さは保っていた。最近作品だと同じく分断もので暗躍組織政府組織モノの「東独にいた」は敵役?の政府側のキャラクターがいい感じにコメディしていて好きだ。それでも緊張感は保っているし、スイッチの切り替わりがギャップとして機能し緊張感が増しているすらあるかもしれない。

オムニバス形式モブゲストが多いプリンセス・プリンシパルと比較するのはやや違うかもしれいないがそういった両立できている作品を知っている身では「両立できなかった作品」ととらえてしまった。全体を通して不自然と思う部分もあり、後半戦はなんとか我慢して完走できた作品だった。俺は12話だから我慢できたけど24話だったら我慢できなかった。だから劇場版はたぶんごめんなさい。

2021-08-26

モルカーを1ミリも知らないワイ、モルカーを語る


やっぱあのモル夫とモル美の愛の逃避行シーンよな。

プイプイ!っていってモル蔵の反対を押し切って駆け落ちしたのは感動した。

途中でガソリンが切れたときハラハラしたけど、

脇役のネズトレインさんとかハムバスさんの協力がいい味だしてたよな。

笑いあり、涙あり、やっぱ山田洋監督作品だけあったわ。

2021-08-18

タリバンの件に限らず、遠い海外の事例でいちいち騒がないとすぐにフェミだんまりどうこう言われるけれど

正直遠い日本から騒いでもあんまり意味がないし

寧ろリソース無駄なのでちょっとは黙っていろとすら思う。

こうやって自分人権に直接関わりのない事に「ばかり」声を上げるのって

女性の悪い傾向のような気がする。こんなんだから日本女性差別はいつまで経ってもなくならないのでは

現実で直面する女性差別から目を逸らしたいのかもしれないが

直接自分達の利益にならない事であっても、より偉大な事を成し遂げたような自己満足感を得たいがための逃避行動というか。

2021-07-12

あと4時間切ったタスクを目の前にして逃避行動で検索してた

引用はじまり

逃避行動をやめるための5つの対策

逃避をせずにタスクへと取り掛かるために、以下の点を意識してみましょう。

1. タスクをやる「理由」は何か、本当にやるべきことなのか考える

「人に言われたから」「世間体から」ではなく、タスクを行った上で得られる最終的な自分へのメリットを考えてみましょう。

引用おわり

2021-06-09

anond:20210609145824

 大学リモートだし、異世界モノ面白いとは思わないし、増田万城目学を愛してるよ。

 でも、将来性は無いのは図星だね。私は今大学で何してるか分からないよ。逃避行?片道切符?今の行いを言語化すれば退廃の二文字になるよ。

社会歯車に組み込んで貰えればいいんだけどね。最も錆びてるのは見えないようにするけれども。

夜に駆けるって現代ロミジュリ

身分差とか愛の逃避行企画してたわけじゃないかロミジュリとは呼ばんか。まあ恋人悲劇代名詞ということで大目に見て欲しい。

monogataryにある小説?を今日初めて見たけど、メンヘラのような電波女のようなペシミストのような女とまともぶってメンヘラのような被害者面したような男だな、って感想だった。

あれ行き着く先、心中なのね。曲しかいたことないから知らなかったんだけど。

死神がとかいうわけわかんない最期より、石田衣良の『親指の恋人』くらい理由がある自殺のが読者としては見映えがいいと思ったよ。

恋人同士の心中ってのは、そこにやっぱり一種ロマンチシズムが詰まってるんかね。

2021-05-22

6時間ぐらい手を付けてなかった作業が30分ぐらいで完了した

うんうん悩んでた時間がなんだったのか

先延ばしからストレスによる眠気増大でのやる気減衰から逃避行為で深夜になって無理やり作業するという中で睡眠不足が生じてストレスを抱えて日中意識薄弱になり難題が積み上がっていく流れを断ち切らねばならないが俺は眠いからもう寝る

2021-05-19

anond:20210519133231

これまでのカイジ債務者無職クズ人間登場人物だったが今の話はワンポーカーで勝った金を持って逃避行してるだけだから出てくる人物全員が職持ちなのでみんなまともで善人なんだワ

それに当てられてカイジも善人化してる

2021-05-09

anond:20210509113017

女だったら自分評価されてたのにー!みたいなね、自分無能さを見つめたくない人の逃避行動は増田では珍しくないですね。無視しましょう。

2021-04-26

人とのコミュニケーションが苦手な人におすすめしたい事

「人とのコミュニケーションが苦手な人におすすめしたい事」

というタイトルで良い方法を考えてみることだ。

ただし自分がまるでコミュニケーションの達人になったようにだ。

ありのまま自分で考えると、

「人と会話しない」

「全ての他人抹殺する」

人類補完計画

とか逃避行動に移ってしまうので駄目だ。

自分コミュニケーション達人だと思い込んでるペテン師になって考えろ。

書籍化してベストセラーにする勢いでだ。

2021-02-07

anond:20210207134159

SFCの生徒が銀行まで騙した詐欺事件も、

恋人と二人で逃避行した東南アジアのどっかで殺されてるんじゃないかという噂があるけど、

依然として行方不明のままですね

あー、お金ほしいー

2021-02-03

モルカーを1ミリも知らないワイ、モルカーを語る

やっぱあのモル夫とモル美の愛の逃避行シーンよな。

プイプイ!っていってモル蔵の反対を押し切って駆け落ちしたのは感動した。

途中でガソリンが切れたときハラハラしたけど、

脇役のネズトレインさんとかハムバスさんの協力がいい味だしてたよな。

笑いあり、涙あり、やっぱ山田洋監督作品だけあったわ。

2021-01-19

研究者になるのが夢だって思ってたけど

違ったんだわ

変人だけど優秀な愛すべき学者キャラ」になりたかったんだわ

鈍臭くて空気も読めなくて普通になりたいのになれない子供逃避行

科学が大好きとか、未知を追い求めるロマンとかじゃない

「だから、変わり者でも仕方ない」存在で在りたかったんだわ

人生の軸がない

転職どうするかね

2021-01-04

天気の子物語構成要素の中でグランドエスケープけが絶対エロゲとして存在し得なかった

後半の合唱が、美少女の声でもなく、デスメタ風のオッサン達の声でもなく、普通の人たちの声なんだよ……

これは絶対エロゲ世界にはありえない

なぜならエロゲ現実から逃避する手段として当時の人々が必死に作ったエスケープゾーンから

そんな作品のオオトリでいきなり現実に引き戻すような合唱なんてありえない

でも天気の子一般商業作品大衆向けで作られてるからこういったガヤガヤとした歌でも違和感がない

グランド(大地への)エスケープ逃避行

エロゲという空の上に浮かぶ不思議世界に囚われていた文化が地上へと帰還する物語なんだ

そうして大都会崩壊して

それでも個々人の心のなかにある大切な何かは生きていく

それを大丈夫だって新海は行ったんだよ

あれはね……エロゲがなければ首をつっていたかも知れないヲタク達に向けた卒業式だったんだよ

もう大丈夫だよって新海誠が言うんだ

現実へと帰っていくヲタクを送り出す歌がグランド雄大なる)エスケープ(放免)だったんだ

終わったんだぞって

十八禁電気紙芝居シェルターからもう出てきても大丈夫だぞ……ってな

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