はてなキーワード: 事なかれ主義とは
とあるVがBL同人誌のタイトルを9割がた読み上げてしまったことによる炎上について。
それ自体については正直どちらにも悪意がなかった不幸な事故であるという見解なのだけど、あまりにも外野vs外野な状態が続いていて、見ていてなんだか思う所もあったので文章にしておく。
私自身は男性向けも女性向けも見る、時には執筆者側(女性向け・男性向け問わず)にも回るいちオタク。(Vも見る)
腐女子のローカルルールというのもおおよそ理解しているし、だからこそ「タイトル読み上げちゃったのはまずいよなぁ」って最初は思った。
でもそれって、よくよく考えたら腐女子のローカルルールであって、外の世界の人にわかるはずないよねっていう。だからこんな争いがおこる。
もう、腐女子の「ローカルルール」というのはやめた方が良いと思う。
はっきり言って、現実に即していない。もう、「ローカル」が「ローカル」ではなくなっている。
同人の認知度も10年前とは全然違う。企業側が二次創作/動画配信に関するガイドラインを出したり、2次創作者が公式のゲストイラストレーターとして参加したり、このような認知度の状態で「私たちは隠れている存在なんです」というのは正直無理がある。
(あくまで推測なのだけど、女性はルールを守る真面目な方が多い。このローカルルールってそれがめちゃくちゃ裏目に出てる案件だと思うんですよね。腐女子として界隈に入ろうとすると、先輩の腐女子方からルールを教え込まれる。真面目な女性は、それをちゃんと守って、また後輩の腐女子にはそれを伝えていくし、守ってない腐女子がいたら「ルールは守って」と言ってしまう・・・でも、そもそものルールが変わろうとしている中で、それが裏目に出ている。という印象です)
あとBLは不快に思う人が多いから、というのももう時代が変わっている。
もちろんゾーニングは必要だけど、それは垂れ幕1枚あればもう十分なんです。
過剰に隠れる(振りをする)のはもうやめて、これからは堂々と活動していくためのことを考えた方がいいと思うんですよね。
(念のため、エロコンテンツや捏造カップリングなんかを堂々とおっぴろげにしていいって言ってるのではないです)
そして、多くの著作側の方々にお願いしたいのは、2次創作のガイドラインを出していただくこと。
これに関してまだまだ多くの腐女子が「藪蛇をつつくようなことはやめろ」と思っているのかもしれませんが、それでだめだといわれたらダメですよ。普通に。
確かに一定のジャンル数、活動できなくなる方々はいると思います。私だってその可能性は十分あります。
でも、時代が変わればできなくなることもあるし、またできるようになることもあるはずです。
少なくともいち同人作家として、訴訟におびえながら活動するのは、私はイヤです。
そして、著作側が本当は嫌がってるのに、2次創作をするのも本意ではありません。著作側が嫌だというならそのジャンルの活動はスッパリ辞めます。
どーーーーしても2次創作がしたいジャンルなら、それこそ個人サイトを作成し、パスワード型にして、信頼できる人にだけパスワードを教えます。
公式のガイドラインを作成することは、少なくとも同人作家側においてメリットの方が大きいはずなのに、なぜ藪蛇扱いになっているのがよくわかりません。
「これまではそれでうまくいっていたんだ」というのは、日本人特有の事なかれ主義ってやつです。時代が変わっていて、今までローカルだったものがローカルではなくなっているのだから、これまで通りうまくいくんだと思うのはあまりにも楽観的すぎるのではないでしょうか。
実際に今回のVの案件は海外も含めとてつもなくたくさんの人に認知されてしまったわけです。
キックボードから始まって、電動キックボードとかいわゆるセグウェイとか、日本は対応が遅れてるっていうけど、一つは交通ルールの厳格さがある。
厳格さといっても事故防止のための事なかれ主義的な責任のなすりつけ合いでしかないけど。
でも、それによって利便性が犠牲になってるのは本当に愚かだと思う。
結局つかまらなきゃいいやでクソガキばっかりがモペットとか電動キックボードをナンバープレートも取らずに乗り回してる現実ってどうなの?
自転車だって当たり前に時速30kmでるのに、モペットとか電動キックボードだけ原付きと同じ扱いっておかしいでしょ。
まあだから、動力の有無関係なしにして歩道は制限時速を15kmにしちゃえばいいよ。
速度計の取り付けは任意。
歩行者との事故は車両側が100%負担の上罰金一律5000円。
車両同士は本人同士の話し合いかつ両者とも罰金一律5000円。
むしろ事故処理手数料とかにすれば、本人同士で解決してくれて警察の手間も減るかも。
これ以上ないほどわかりやすいと思う。
これでおそらく私の育った実家はめちゃくちゃになるのだろうなと予想している。
母は敵がなければ生きていけない人だった。
母の幼い頃は、それは妹である私の伯母だったという。二つ年上の伯母は母とは折り合いが悪い。私が見ていても顔を合わせるたびによそよそしさがあったし、ごく最近あった親戚の葬式で同じ場所にいたときはほとんど顔も合わせず会話もしなかった。
叔母は要領が良いため、母は自分が使われているように思えたのだろう。
私が小学校低学年の頃は、母の敵は私だった。
うちは東北の雪深い地方だ。寝ずに外で反省していろと言われ、ダウンジャケット一枚で外に出て立たされた。アパートの他の階の人たちが憐れむような目を向けてきていた。翌朝は足の爪の色がおかしくなった。
誰かになにか言われたのかベランダに出されるようになった。寒さで足踏みをするとうるさいといわれた。
私が小学生高学年の頃は、母の敵は同じアパートの上の階の人だった。
洗濯機の水を溢れさせて我が家にこぼしたその人を、母は何度も責め立てた。傍から見ていてどちらが被害者でどちらが加害者かわからないほどに責め立てていた。我が家はアパートの二階で、母の声は大きい。そのため母が玄関先でその人を責め立てるたびに上の階へ行く人が気まずそうに階段を昇っていくのを見ていた。
とはいえ、その人は二回洗濯機の水を溢れさせた。しかも初回の一ヶ月後だった。
私が中学生になった頃は、母の敵はまた私に移った。
なにか話しかけても無視される。食事は出してもらったし洗濯もしてもらった、ごく一般の家庭である世話はしてもらったが、会話だけは完全に無視された。何を話しかけても無視された。そのくせ授業参観の提出物などを出さずにいれば独り言の体をとりながら文句を言われた。しかし文句にいくらこちらが否定の理由を口にしても無視された。一方的に文句を言い、気が済んだら母は自室のドアを閉めた。
何が原因だったのかは知らないが、母は父を無視し始めた。具体的な内容は、私に行った会話無視、食事を作らない、洗濯をしないなど一切の父に関するあれこれをしなくなった。父は自分でシャツにアイロンを掛け、食事を作り、洗濯をするようになった。
母は父がいる部屋に立ち入らない。父が居間にいるときは自分は不機嫌ですよと伝えるように勢いよく自室のドアを閉め、なかでわざとらしくこちらに聞こえるように邪魔者がいると言う。他人に不快感を持たせたいのだろう。
こんな母との仲を取り持つように父にいわれた。
父は、私が大学生になって二年目ぐらいで単身赴任をしていた。それが3月で定年退職となり、実家に帰ってくる。今までは単身赴任だからこの程度で済んでいたし父がなるべく母を怒らせないようにしていたし長時間いなかったからなんとかなったが、実家に戻ってくれば今度こそ真正面から激突するのは間違いないだろう。
正直に言って、無理だと思う。
母親の性格上誰か敵がいないと生きていけない。この先も新たな敵が現れない限り、父が敵と認定され続けるだろう。
しかし、私が見ていて母は一体誰の稼ぎで暮らしているつもりなのだろうと思う。こういう言い方はいろんな箇所から怒られそうだが母は養われている立場だ。私の記憶にある限り四半世紀専業主婦をしてきた。最近では自分の趣味の活動費を稼ぐためにパートをしているが、少なくとも四半世紀はただの専業主婦だ。
ネットの言説を受けて専業主婦は給料をもらうべきものすごい金額分を働いていると言っているが、母は高卒専業主婦である。
物事に順番がつけられず、私が夕食を完成させるのと母が回していた洗濯機が止まるのが同時だった場合、洗濯を干すのを優先して「人のために働いていたら夕食が冷めていた」と恨みがましく言う人である。だったら洗濯物後に回せよ、そのなかみシーツと枕カバーじゃねえか。朝までに乾かなきゃならないものですらないだろ。しかも飯食うの早いから後回しにしても全然濡れたままだろ。ていうかそのぐらいなら全然良いんだけど、掃除機かけるのが忙しいから飯はあとにした、冷めてるって言われたときは流石にムカついた。掃除機こそあとでもいいだろ。今住んでるの一軒家だし時間まだ19時代だが?
基本的にごめんなさいが言えず、外面はある程度良いらしいが、私の弟とは年に一度程度つかみ合いの喧嘩を起こす母である。弟は部活でサッカーしてる身長180overなんだがお前は自分の体格を理解してるのか?
離婚するなら自分が慰謝料をもらうほうだと豪語する母である。伝説の92ほどじゃないがどう考えても夫婦生活破綻させてるのはお前なのに慰謝料をもらうと言い張っている。
こんな人が反省するのは無理だし、仲を取り持つのは不可能だろうし、性格が今更矯正されることもないだろう。
私は確実に実家のなかがひどい具合になるのが想定できていたので半年前に実家を出ている。こんな私に言わないでほしい。
約一年前から父にはもっと母と話をしろと言ったが母が父を無視している状況のため話し合いはできず、その実家の状況と一年後の状況を想像した私は体調を崩し、体重が約10キロ落ち、このままだと確実に精神と肉体両方を壊すと思い実家を出た。この状況下でも転職先が見つかったのが僥倖だった。
ついでにいうなら涙が止まらなくなる・食事に興味を持てなくなる・趣味が一切楽しめなくなると典型的な鬱の症状が出ている私に、母との橋渡しを頼み、母の住民票を撮ってきてくれと頼むのが父である。私は仕事してるんだが。どうやって区役所に行けっていうんだ? 昼休みに行ける距離じゃないんだが?
せめてまだ実家にいる弟に言ってほしいが、弟は弟で親のどちらとも口をきかない。父の入った後の風呂には入りたがらず、父と一緒に洗濯物を洗わないでほしいという思春期女子中学生のような可愛い可愛い弟である。私とは年が離れているため目に入れても痛くないし、弟が実家にいたくないというなら私も手取り18万だが弟をこっちに呼び寄せてもいいと思っているぐらいに可愛い可愛い弟である。
とはいえ、この家のなかで母と一番気性が似ているのも弟だ。母とつかみ合いの喧嘩を起こすぐらいにぶつかったら面倒になる。仲を取り持つどころではなくなるだろう。
弟は母と気性が似ていながらもそれを抑え込む術を理解しているので基本的に親とは口を利かないのだ。賢い。家の中でどうすればつかみ合い殴り合い怒鳴り合いの無駄なやりあいをしないか理解している。忍耐力もある。可愛い。
正直もう実家に関わりたくないんだが、でも親が熟年離婚して実家がなくなるのも嫌なんだよな。これは完全に自己中心的な考えだけど帰る場所ってあってほしいというか、うまく説明できないんだけど実家は存在しててほしいし、もし離婚された場合建物がどうなるのかとかそこらへんの面倒くさいのに絶対私が呼ばれる。面倒なので上辺だけでもいいからなんとか暮らして欲しさがある。
父はどうせだったら定年退職後の再雇用で単身赴任をするつもりだったらしいが金銭的に無理だろうと諭したのが私なので一応責任はあるといえばある。精神の安定か、金銭的な安定か、そのどちらかを天秤にかけさせて金銭の安定をとらせたわけだ、私が。
つーか金はあるんだよなあ、年収1000万ってなんだよ。私が一人暮らしになるときに保証人である父親の年収欠かされたんだけど1000万ってなに? 私はその1/3以下なんだけど? それ知ってたら貯蓄もあるんだから単身赴任でもなんでもしてろって言ったかもしれないけど、それにしたって問題先送りしてるだけなんだよな。
母親の性格が悪い悪いと言っていたが、父も良いわけではない。上記に書いたとおりの私が小学生の頃や中学生の頃に無視されたり何だりあった頃は、父は私を家にいれてくれるわけでもなかったし、母に喋るように働きかけてくれるわけでもなかった。事なかれ主義なのだ。
だから私が見捨てても問題ないと言えば何も問題ないんだけど、どうしたらいいんだろうな。
かいてみたら少しは頭が整理できるかと思ったが、やっぱ無理だわ。
幼い頃に母から受けたのは教育のためとはいえ虐待だと思っているし、その時に助けてくれなかった父親も恨んでないといえば嘘になる、でも実家は残ってほしい、なんで残ってほしいのか言われてもうまく説明できないからダメなのでここもうちょっと自分でしっかりと掘り起こしたほうがいいんだろうけど、とにかく嫌なんだ。おそらくも間違いなくも自己中心的な理由だから自分で見つめ直したくなくて逃げてるだけなんだろう。
だとしても仲をとりもちたくないし、でも離婚はしてほしくねーわ。
親のことは親で決めろっていいたいんだけど母親があの調子で父親の話全然訊かないままならそれもどうにもならねーし、もうどうしたらいいんだよ。
一回は無理だって断ったんだけど、きっとこのあとまた言われるんだろうな。平然と私に頼んでくる父親の性格上そうなると思う。いやだな。
なぜならば、「自分たちは差別されないマジョリティ側にいるのだから、マイノリティ側を刺激するような表現はやめよう」という、差別を受けたことがない側による一方的な事なかれ主義的な意見でしかないからです。
ご丁寧にありがとうございます。
わたしが嫌いとする根拠が差別的であったということは指摘されて理解しました。素直に反省しています。
ただ、本来自分がそうしたいと思っている振る舞いを抑制するのは、マジョリティ・マイノリティに関係がないと思うんです。
そこをあえて「嫌い」と公言しあえることで、「嫌いな人」が多ければ抑制、少なければ自由にっていう使い分けもできると思います。
今の世の中は、「嫌い」の公言が抑止されていることで、自分の振る舞いや出で立ちを「嫌いかもしれない」という考えにかえって抑圧されてしまっていると思うのですがいかがでしょうか。
「嫌い」であることを言えない世の中より、お互いの「嫌い」という意見を許容しあえる世の中のほうが自由だと思います。
それよりも、コメントでもいくつか見られるように「嫌いと言われるのはかまわないけど、言われたら反撃する」という考えが許容されていることにどうしても疑問が残ります。
あと、わたしは残念ながらマジョリティ側の人間ではありません。かといって、マイノリティなら「嫌い」だと表明する権利があるというのも少し疑問が残りました。
わたしは当然不自由の中で生きていますが、全ての自由を規制するなとは考えていませんし、特権がほしいとも思っていません。
あくまで、「嫌い」と公言することが差別であるのか(わたしの中では差別的だとは思っていません。)、「嫌い」と公言した人間を差別的であると攻撃する正当性はあるのかと言う点に論点を絞っていたつもりでした。
嫌いとする根拠が差別的であったことで論点がずれてしまったことは反省しています。
もし差別というものが社会的多数派から社会的少数派にのみ行われるものだとするのであれば、わたしの認識違いだったかも知れません。(問題として取り上げられるのはそうだと思います。)
社会的多数派に対してであれば「嫌い」と公言する自由は制約されないのでしょうか。
自分でも屁理屈見たくなってしまっていることは自覚しています。すみません。
ごめんなさい。あと一言。
究極を言えば、差別的イメージによって「嫌い」と言われることも許されるべきだと思うんです。
もちろん、表明するだけで、それによって不利益が生じることは良しとしないとした上で。
差別的なイメージであれ、自分は今の段階で嫌われているということを知り得ることってとても大切なことだと思うと、やはり「嫌い」と公言することが「差別的である」として抑止されるべきではないと思います。
なので、自分の中ではすでに決着がついているので、反論を試みたわけではないということをご理解下さい。
わたしの心が折れたのは、「彼らを内心で嫌う自由はある。マジョリティに100%保障されたその自由を、存分に享受してほしい。それって、すごい特権だと思わないか? だってマイノリティにはさまざまな社会的抑圧や差別によって、内心ですら自分自身を100%受容・肯定することがままならない人達もたくさんいるんだぜ。」という内容で締められているにも関わらず、その意見に沢山の賛同や称賛が得られているという現実に対してです。
この一文には、日本において差別問題を考える上で最も解決を困難にしている絶望的な溝が端的に言い表されています。
なぜならば、「自分たちは差別されないマジョリティ側にいるのだから、マイノリティ側を刺激するような表現はやめよう」という、差別を受けたことがない側による一方的な事なかれ主義的な意見でしかないからです。
これによって、「自分たちは差別をしていない。だから日本には差別がない。」と堂々と言い切る日本人を沢山見てきました。
それは違います。
これはまさに、「自分たちが言わないのだから、あなたがたも言うわけないよね。」という社会的多数派による少数派に対する迫害です。
少なくともわたしが見てきたマイノリティな人たちは、ただ単に「嫌い」と言われることに対してネガティブな反応をすることはありません。
「嫌い」であることを理由に、暴力や迫害などによって存在が脅かされることにのみ恐怖と怒りを感じています。
わたしがいいたかったことは、どちらの立場であっても、お互い心理的安全を約束した上で、「嫌い」という言葉を堂々と言い合える世の中のほうがいいよねということです。
お互いにどこが「嫌い」なのかを素直に言い合うことによって、はじめて異なる存在自体が歩み寄れると考えているからです。
確かに正しさを量的に判断する民主主義には向いてないかも知れません。だとしたら、民主主義における差別問題の限界がそこにあるのではないでしょうか。
「青のSP」という、今放送中のドラマが酷すぎるので怒りに任せて書きます。
中学校に警察官が常駐して学校で起きる問題に対処する、という設定なんだけど、逮捕や指紋の採取という公権力を振りかざす行為があまりにも無批判に行われていてヤバいアンドつらい。
学校内に警察官が常駐し、トラブル対応や予防活動を行う「学校内警察(スクールポリス)」制度。この制度が試験導入されることとなった赤嶺中学校に、主人公・嶋田隆平は自ら志願して配属される。表向きは何の変哲もない公立校に見える赤嶺中学だが、スクールポリス・嶋田の登場によって、SNS、薬物、盗撮、さらにはマタハラやセクハラなど、様々なトラブルがあぶり出されていくことに…。
法に触れれば、教師であろうが生徒であろうが容赦無く逮捕!?常に冷静で毒舌な嶋田が、校内にはびこる“悪”を痛快に成敗する!
これだけでヤバイ匂いはぷんぷんしていましたが、藤原竜也が好きなので見ました。そして憤死しました。
1話では授業中の態度を注意されて逆ギレして暴れた生徒を暴行と器物損壊で現行犯逮捕。
逮捕とはつまり身体の拘束で、公権力による私権の制限は必要最低限になされるべき=逃亡、証拠隠滅のおそれがある場合にのみ行われる行為と認識していたのですが、この世界では違うのか!?
ならドラマの冒頭に、「フィクションです」だけじゃなくて「この作品の世界は現実とはまったく違う構造で動いています。バンバン逮捕しますが気にしないでください」とか表示してほしい。
身元がはっきりしていて保護者ともすぐ連絡がついて、犯行を周囲がばっちり目撃していて証拠隠滅のしようもない。じゃあ在宅でいいじゃん。
逮捕は必要性に迫られて初めて行われる私権の制限であるという認識、警察官にも制作陣にもなさそう…… (現実でも交通死亡事故起こした人が無闇矢鱈に逮捕されてるが、これも行き過ぎだと個人的には思う)
反省文書かせて釈放って、それで済むなら逮捕いらんだろ。ごめんで済むなら警察いらんって逆の意味で初めて使ったわ。
3話では、学校の備品を盗んだ犯人を特定するために、全校生徒と職員の指紋を採取しちゃいます。
指紋採取は一応教員から反対意見が出るんだけど、「そんなことをしたら生徒たちの心の傷が……」って的外れなものだけ。「人権侵害です」「あなたにそんなことをする権限はない」って真っ当なこと言ってくれる大人が誰一人でてこない。
生徒たちもおおむね好意的で、「刑事ドラマみたい」とか「窃盗犯じゃないから別にいいよね〜」「私たち悪いことしてないもんね〜」とか。
「後ろ暗いことがないなら権利を侵害されても問題ない」って、その考え方を無批判に取り上げるのはどうなんだ。
そして藤原竜也演じる警察官、嶋田が「あの生徒の指紋を出してくれ」という場面があるんだけど、担任と思しき教員が、その子の指紋を採った紙を(開錠なりなんなりをする様子もなく)パサーッと出してくる。
いや究極の個人情報だから!!!!!どんな保管しとんねん!!!!!!せめてお前(嶋田)がしっかり管理せんかい!!!!!!!!
あらすじの
実際の警察官もきっとお仕事大変なんでしょうけど、私が思いもやらないようなクズい人間とかにたくさん出会うんでしょうけど。
「国民の生命、身体及び財産の保護」が警察官の職務であって、「守る価値がある人」と「ない人」を峻別しようとする姿勢、根本的なところでアウトちゃうんか……??
しかしSNSでは概ね好評で、「クソガキ全員逮捕しろ」とか「逮捕されてスカッとした〜」とか、正直地獄のような光景としか思えない。
イチイチ引っかかって竜也無双を楽しめない私がおかしいのか?となる。
今後転び公妨とか出てきても「嶋田は機転が利く!」って絶賛されると思う。犯罪の構成要件満たさないのに〇〇の現行犯だ!っつっても特に問題にならなそう。つらい。
ツッコミどころが大変多いんだけど、そもそもドラマとしての質が普通に低いから広まらず、私の観測範囲では特に批判もされてない絶望。
嶋田を持ち上げるために教師はアホアホ綺麗事言いこ事なかれ主義者に描かれるし、犯罪への対処に重点が置かれるから、生徒の抱える事情にもリアリティーや深みがまったくない。
イケてる大人がクソガキを懲らしめるスカッとジャパンでしかなくて、国家権力が個人を「懲らしめる」ことの意味がまったく考えられてない。
何より救いようがないと感じるのが、テレビ局というジャーナリズムの担い手が、これを制作して放送してるということ。
ジャーナリズムの目的って、権力監視じゃなかったんですか……??
ドラマの制作部局と報道部局はほぼつながりなんてないんだろうし、「今度こんなドラマつくりま〜す」とかいちいちやらないんだろうけど、社内に誰か一人でも、この描き方は問題があると声をあげる人はいなかったんでしょうか。
権力の過剰な行使とそれをエンタメとして消費する姿勢を、ジャーナリズムの担い手が肯定してはいけないでしょう。。
このドラマをもとに「権力は学校にもっと介入すべき」みたいな世論が形成されることだってないとは言えないと思うんだけど、制作陣やテレビ局はこのドラマを社会に送り出すことの責任を考えたことはありますか。
今期はもっと他に面白い、つくり手の誠意と意欲を感じるドラマがたくさんあるなかで、こんなクソドラマを広めることに胸が痛む部分はありますが。
私は法律の専門家でもなんでもなく、逮捕云々も一般教養で習ったぐらいのものなので、もっとたくさんの人の目に留まってちゃんと批判されてほしい。それを目的に書きました。
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最低の環境相丸川 (4)
リベラルフェミニズム、ラディカルフェミニズム、マルクス主義フェミニズム、エコロジカルフェミニズム、ポストフェミニズム、アンチフェミニズム、ミサンドリー、ミソジニー
現代の日本のフェミニズムに対しても、ここの騒動で個々人の思想体系は異っているケースが多い
なのでジャパンフェミニズムを把握する場合には因数分解をしていく必要がある
→思想的に該当する例:男女雇用均等、男女の賃金格差なし、夫婦別姓
→思想的に該当する例:育児を女性側が主に負担すること、専業主婦が家事を行うが賃金が発生しない労働扱いされること
→思想的に該当する例:ポルノを批判する、乳袋は不適切と言ったりする、萌え絵を批判する
→さらに過激になるとAV女優やグラビアアイドルを攻撃対象として批判したりする(男性の性的搾取の価値観に加担しているなど)
→思想的に該当する例:結婚しない自由、子どもを持たない自由などを提唱(結婚、子どもを持つと女の幸せが侵害されるという思想)
→思想的に該当する例:女はこうあるべきという無自覚な価値観や発言に強い怒りを感じる
→思想的に該当する例:男はいらない、男児は必要ない減らしていくべきなどの過激的な発言が目立つ
→思想的に該当する例:家父長的価値観を増長させている事なかれ主義や日和見主義、振る舞いに疑問を感じていない女性をフェミニズムの足を引っ張る存在だと批判する動き
→男女平等や不当な扱いを受けている女側の活動の足を間接的に引っ張る女性の存在に不快感を感じている
→該当する例:性表現を批判する側によく見られる現象でOKな表現とNGな表現の定義や基準を明確に示すことができない(感情先行派)
→言語化できないためうまく話し合えず、攻撃側は拒絶された理解されない拒絶感を感じやすい、攻撃されている側も論点や具体的な点を明らかにできず議論が平行線になりやすく疲弊する
→性的表現の批判をして男そのものを憎んでいるAさんもいるし、性的表現の批判をしてるが足を引っ張る無自覚な日和見主義の女の存在に苛立っているBさんもいたりする
→個人レベルで見ると思想の差異があり、一緒のように見えるが部分的なところでだけ共通してる集団でしかなかったりする(主張が複雑化しやすい根本的な原因)
それぞれが違う思想を持った個人の集団だと理解して話を聞く必要がある
また同時に集団としての統一性がとれているとは限らずそれぞれの思想がある個人の寄せ集めであるため、大筋としての共通部分の内容把握にとどめるなどの工夫が必要
そのまま真正面から全て受け止めると、それぞれの思想のある個人の主張の波に潰されるので一歩引いて意見をまとめること
公務員やいわゆる公に関わってる奴ら全般に言えることだが、あいつらは「記録に残る事」と「この場限りで何も記録に残らない事」では仕事に対する熱量が全然違う。
公という場所は長く働けば働くほど「何もない普通の一日を無事に終える事」を達成する為に最低限の労力を尽くすようになる。
悪く言えば事なかれ主義とも言えるが、よく言えば仕事によって力の入れようが変わってくるという事でもある。
だから
というのは最も効率が悪く、その場限りの適当な対応を受けやすい。
何度も言うが公務員は「その日1日を何事もなく過ごす」事を信条としている為、直接対面で向かってしまうと話で受け流す・書類を渡しっぱなしにして放流される可能性が非常に高い。
たまにまだ新人のやる気のある人に当たると親切にしてもらえる事もあるが、その可能性は限りなく低い。
警察が一番分かりやすいが、110番通報というのはもうそこから半紙に筆で消せない記録が始まると言って良い。
交番に相談するというのは、ノートにあとから消せる鉛筆どころか下手したらノートすら開いてもらえない可能性すらある(そしてそういうあしらい方を覚えて「お前もそろそろ一人前になったな」と言われるような悪習も残念ながらある)。
特に下着泥棒・自転車泥棒、何度も何度も言うが必ず110番だ。
「大したことないから迷惑だと思って…」という顔をした被害者がノコノコ相談に訪れたら、やる気のないお巡りさんは安心して手を抜くから気をつけろ。
役所に相談や申請する時も同じで、持参と郵送があったら必ず記録の残る方法で郵便!必ずだ。
役所は相談事にランク付けがあって、地域トラブルやゴミのトラブルも「見えざる手」によって率先して処理される事と後回しにされやすい事に分かれる。
コネというのも確かにあるのだが、コネと同じくらいいかに記録に残る方法で問題を可視化させるかという所でせっつかないと本当に重い腰を上げない。