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はてなキーワード: ハト派とは

2023-07-30

anond:20230729223657

宗教団体はもともと政治団体保険団体と一体だよ

例えばLGBTは主にユニテリアンユニバーサルスト協会UU教徒ハーバード大学支援)の活動だし、統一教会UU団体分派だろ

UU経済法曹団体支援するが、アメリカ独立奴隷制廃止労働者保護運動フェミニズムを拡大した活動団体

タカ派米国民主党ハト派共和党を使い分け、統一を利用して自民党支配

まり日本立法支配できる

まあ一言でいえば、外圧

日本でもトイレ裁判所判決が出てきた(ただLGBT保護には拒絶的な国もある)

要は上級国民が少数派保護目的として、いわゆる大衆障害を与える、少子化にする、そのことによって資本の集中を起こす

日本では真っ向から対抗する政党宗教団体はないんじゃないか

2023-07-28

地面に縛られた無能の戯言の中に1つの真実を見出す能力が私にはあった=東京の唯一の長所は国会図書館があること

自分が住んでいる場所に誇りを持つ人間バカ理由

ゆえに、自分が住んでいる場所を自慢するやつは、100%バカだと断定できる。

 

例:強盗が集まる場所

ユダヤ人は「神から約束された場所」と称して、中東特定地域固執し、他人が住んでる土地強奪して住み始めた。

「神の意思」と言えば何をやってもOKになるのか?そんなわけねーだろ!

 

から指示されたのでやったという詐欺師どもは、俺の目の前にその神を連れて来いよ?連れてこれないなら神はいないという証拠になる。

詐欺師どもは、神が存在してないと困るから、「理神論」という屁理屈言い訳を捻り出した。

 

理神論(りしんろん、英: deism)とは、神の存在を啓示によらず合理的説明しようとする立場

この宇宙創造主としての神の実在を認めるが、聖書などに伝えられるような人格存在だとは認めない。

神がおこなったのは宇宙とその自然法則創造だけで、それ以降、宇宙自己発展するとする。

人間理性の存在をその論の前提とし、奇跡・啓示・預言などによる神の介入はあり得ないとして排斥される。

神の存在を認めるという点において、有神論(theism)の一つと言えるが、啓示を肯定する他の立場との対比から、有神論とは区別する場合もある。

 

理神論は啓蒙時代流行した。

17世紀スピノザらを起源として、イギリスで論争が起こり、18世紀フランスドイツ啓蒙思想家(フィロゾーフ)たちに受け継がれ、フランス革命期の「最高存在の祭典」の思想的背景になった。

 

理神論=頭の中で考えだした神ならいてもいいよね?という妄想産物であり、基地外である証拠しかない。

 

戦争パレスチナ人を殺して土地を奪い、そこにイスラエル建国したユダヤ人は、他人から見れば単なる強盗しかない。

 

しかも、ユダヤ教一枚岩ではなく様々な派閥があり、イスラエル建国強盗方式ではダメというユダヤ人もいる有様だ。(タカ派ハト派

 

重力に縛られた旧人

今の時代でも、自主的鎖国している日本人ポンコツであるのと同様に、重力に縛られて自主的に地上にとどまっている人間ポンコツと言える。

いわば、鎖国ならぬ「鎖星」だなwww

 

地面から離れられない二本足の動物人間

 

地球という星の表面の一部、それを地面と呼んでいる。

重力によって地面に縛られた人間は、地面に愛着して、自分が住んでいる場所が好きだ!と叫び、俺が住んでる場所が最高!という思い込み形成していく。

その結果、都会に住んでいる者は都会が最高だといい、田舎に住んでいる者は田舎が最高という。しかし、それはどちらも間違いだ。思い込みであり、錯覚であり、単なる観念の1つに過ぎない。

 

もしも人間に翼があったら、人間ロケットエンジンがあったら、空でも宇宙にでも行けただろう。

そのとき人間とは地面とは切り離された、地面から独立した存在だった、と初めて認識できるだろう。

 

重力から解放された新人類

宇宙飛行士が「宇宙から地球を見たら国境線がなかった」と言っていた。

国境人間勝手に決めた線でしかなく、本来地球には国境はないのが真実だった。

重力に勝って宇宙に行ける新人類は、すなわち地面から解放された人間には、真実ありのままに見えるのだ。

 

 

 

ここまで丁寧に説明すれば分かるだろう。

東京最高とほざく増田貴様無能だ!

地面にへばりついてるポンコツは身の程を知るがいい。(ガ○ダムとか宇宙アニメを見て喜んでるだけのヲタクも同様にポンコツしかない)

 

しかし、ポンコツ戯言にも一理あった。

国会図書館だってない。

 

そう、東京の唯一の長所は、国会図書館があること。

国会図書館がなかったら、東京は単なる雑踏に過ぎなかった。

 

国会図書館価値

国会図書館には、日本で発行された本がすべて所蔵されている。

インターネットではアクセスできない情報が、国会図書館に行けば見れるのだ。

 

東京に住むのは、勉強する学生時代だけで十分。

学校卒業したら、東京以外の場所に引っ越せばいい。

 

東京欠点

東京欠点は全て人が多過ぎることに由来するだろう。

他には?

 

日本以外にも別荘を確保しよう

外国語ができて、他の国でも生活できる人は、日本以外にも生活拠点を持った方がいいよ。

将来、中国台湾侵略したら、日本戦争に巻き込まれて、日本戦場になるリスクがあるからね。

今のうちに、安全場所を選定して、別荘を確保しておけば、いざ戦争が始まっても死なずに済みますね。

外国に行っても和僑が多い地域なら、言葉の壁も困りませんよ。

2023-06-09

ロリエロが好きなだけで、未熟な子供の性消費が好きな訳ではない」だったら皆はどう捉える?

ハックルさんみたいな事言うけど、俺が思う『本質』はそこにあるんだよね。

悪徳に纏わる文化から派生したコンテンツを好むことは、果たしてその悪徳肯定することに繋がるのかっていう。

たとえばコミックLO自分から進んで読むという行為は「未成熟な肉体に対して欲情を持ってしま性癖存在する」というのを間違いなく肯定している。

そういった肯定世界の水面下においてゆったりと広がり、まだ正常だった人間にさえ「もしかして子供身体エッチ気持ちを持っても良いのでは?」という意識を起こさせる。

これが果たして性犯罪の増加に寄与しているのか、むしろ捌け口となっているのか、暴走を防ぐワクチンとして機能しているのか、それについて安易結論は出せない。

ただ間違いなく言えるのは、「人はロリエロに興奮してしまうことがある」という概念を世の中に広めているということだ。

そういったコンテンツは「法的に禁止された性行為に対して興奮してしまう人の存在」そのものは間違いなく肯定認知している。

そこから実際に犯罪行為を行うか、漫画の中で済ませるかは別として、そういった行為、少なくともそういった行為が描かれたものに対して価値を感じる人がいなければ成り立たないもの安定的供給しているわけだ。

アルコールタバコドラッグがもしも初めからこの世界に一切存在しなければ、誰もそれを求めることはしないだろう。

それらが存在することに気づいた時、それを求め、もっと強いものや、安価に手に入る代替品を探そうとしだすわけだ。

ロリエロという性癖に気づかせてしまう」ということが、そういった探索の旅へと眠っていた犯罪者予備軍を駆り立てている可能性があるわけだ。

そろそろガンダムヤマトに戻ろうか。

まり、「戦争というものの中に人が憧れを抱くような要素がある」という事に気づかせるようなコンテンツ存在することが、そういった欲望を後押ししているのではないかという話だ。

賛美からは少しずれるのかも知れない。

だがむしろより邪悪で厄介なモノのようにも思う。

テレビが流す戦争悲惨であるというある種のハト派プロパガンダの中で戦争の中に秘められた格好良さや美しさが描かれることはない。

実験映像のような殺風景カメラワークで撮られたキノコ雲や、そこから逃げ惑うタレント的な格好良さなんて持っておらずむしろ極限状態に顔をゆがめる醜い人間たちの姿が映し出されるばかりだ。

そうした映像の中でヒーローとして語られるのは兵士ではなく「悪辣兵士同士のコロシアから人々を守る普通人達である

兵士暴力を振るうことで金を得ようとする下劣合法現代山賊しかいかのようにメディアは語る。

それを見て軍人に憧れる人がいるだろうか?

だがガンダムヤマトは違う。

美男美女、顔はともかく心は魅力的な数々のキャラクター達が、戦争という極限状態を通すことで自分人生をより濃く美しくある意味現代社会での歯車ぐらしよりもずっとずっと人間らしく自分らしく生きるさまが描かれてしまう。

その中ではロマンをくすぐるように脚色された兵器達が、少しでも魅力的に映るようにと工夫をこらして描き出されるではないか

これを見た子供は「兵隊さんって格好いい!パイロットになりたい!」と思うのも無理もないことだ。

実際、ロボットアニメを見た子どもたちは自分ロボットに乗りたいと口にするし、ウルトラマンになって怪獣を倒すのではなく、最新兵器プロトタイプに乗って敵陣営へのパイロットを撃ち落としたいと語りだすのである

果たしてこれが「戦争を賛美していない?」と言い切れるのだろうか?

戦争悲惨を描いている所はあるとはいえ、「戦争は賛美していないが、戦争の中にある輝かしい部分を箇条に脚色して見せつけようとしている」ぐらいのことは認めるべきなのではないか

戦争賛美というゴールポストをどの高さに置くかの話ではある。

戦闘機マッハで雲を割る姿に子供を憧れさせたことを「戦争を通して生まれたモノを過剰に持ち上げた。戦争絶対的悪であり全面的に悪しきものであるはずなのだから、これはもう戦争賛美だ!」と叫ぶのは流石にやりすぎに思う。

だが「戦争によって失われる命を描いている。トレーズが戦いを賛美しているとは私には全く思えない」というのは作品ちゃんと見ろと言いたくなってしまうだろう。

作中のキャラクターが一人でも戦争肯定したら戦争賛美なのか?

逆に一人でも否定したら戦争反対なのか?

ゴールポストをどこに置くかでしかない。

この議論、もしや水掛け論にしかならないのでは?

anond:20230607222012

2023-05-25

anond:20230525182025

日本財務省世界で最も放漫財政だし、日銀世界もっとも急進的なハト派ってことを理解できないやつが多すぎる

2023-05-22

anond:20230521101153

極左極右戦争テロや統制を好む(理由は何でも)タカ派

経済派→武力支援をするし防衛軍拡もする

中道派→武力以外の解決模索するハト派

思想としてサヨは「平等」「反格差」、ウヨは「国益」「反共」などを言うが、釣りの旗でしかない

ズル大国のアレでは、極○が戦争テロや統制を煽りながら、経済派が武器メディア営業をする(紛争国を中心に二手に分かれる)

不安定社会経済派が得するのが現実で、G7経済

発言権が少なくて圧力だけかけられるハト派小国可哀想である

2023-03-22

[]米利上げ継続疑念広がる、今のサイクルで初-銀行破綻で状況複雑に

債券トレーダーは、パウエル米連邦準備制度理事会FRB議長率いる金融当局が1年前に積極的金融引き締めサイクルを開始して以来、初めて当局政策意図について真の確信を持てなくなっている。

  連邦公開市場委員会(FOMC)の22日の政策決定を前に、スワップ市場が織り込む0.25ポイント利上げの確率は80%。対照的に、過去1年間の会合では毎回、トレーダーが少なくとも1回の0.25ポイント利上げを完全に織り込んでいた。その上、これまでの議論は利上げ幅が0.25ポイントか0.5ポイント、0.75ポイントのいずれになるかが焦点だった。

  相対的に見て確信に欠ける状況は、10年超ぶりの米銀行大型破綻を受け、政策当局者が直面する問題いかに複雑化しているかを浮き彫りにした。多くの投資家エコノミストはここにきて、利上げを停止すれば当局ダメージや、地銀の信用収縮がどの程度経済を圧迫するかを判断する時間を確保できるとして、停止の論拠を指摘している。

  MUFGセキュリティーズアメリカの米マクロ戦略責任者ジョージゴンキャルベス氏は、「FOMCは利上げして見通しについてはハト派姿勢になる可能性もあるが、利上げを実施せず、先送りすると言って済ますかもしれない」と予想する。

  同氏は米国債市場の低調な流動性が極端なボラティリティーや指標国債利回りの日々の大幅変動につながっている点に言及し、「市場機能はFOMCが一時停止を正当化する口実として何度も使われてきた。市場不安定さを理由にした利上げ見送り非難することはできない」と述べた。

  ブルームバーグ調査したエコノミスト98人のうち11人は、FOMCが22日に利上げ見送りと発表すると予想。ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルは0.25ポイントの利下げを予想した。

  問題を複雑にしているのは、当局によるこれまでの計4.5ポイントの利上げに経済ほとんど反応していないことが最近雇用インフレデータ示唆されている事実だ。銀行破綻の前には、多くの当局者が金融引き締めを継続政策金利を少なくとも5.5%に引き上げる方向に傾いていた。

  最近市場混乱の前は、スワップ市場では米金融引き締めサイクルが9月まで続くと想定されていたが、現在では5月に金利ピークを迎えることが示唆されている。

  パウエル議長は22日、銀行システムの緊張を抑え込む最近措置に自信を示す公算が大きい一方、エコノミスト債券投資家は、地銀新規融資を控え融資基準を引き締めると見ている。これはFOMCが政策金利を大幅に引き上げることなく景気の鈍化とインフレ圧力の緩和を実現することを示唆している。

  バンガードのポートフォリオマネジャー、ジョン・マッツイレ氏は「中期的に、つまり6カ月から12カ月の間に、ターミナルレート(金利の最終到達点)は市場がこれまで考えていたような5.5%超ほど高くならないだろう。米金融当局は何かを壊す地点に近づいており、信用状況の引き締まりに伴い景気が減速するからだ」と予想した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-21/RRW08RDWLU6901

2023-02-27

[]コラムドルは140円台模索へ、日銀政策修正時に必要論理的発信=内田稔

[27日 ロイター] - 今年2月に入り、米金融政策に対する市場見方が大きく変わった。政策金利ピークに達する時期は6月から9月へと後ずれし、その水準(いわゆるターミナルレート)も約4.9%から5.4%程度まで上昇した。依然として年内の利下げ期待も残っているが、2024年にずれ込むとの見方が優勢になりつつある。

この結果、外為市場ではドル買いが強まっており、昨年10月以降、約13%下落したドル指数も下げ幅の3割超を回復し、その月足も5カ月ぶりに陽線(月足)となる見込みだ。

<しつこい米インフレ

言うまでもなく、これらは米国インフレ粘着性が改めて意識された結果だ。1月の消費者物価指数(CPI)を振り返ると、前年比の伸びこそ6.4%増と前月(同6.5%増)から縮小したが、インフレの鈍化をけん引してきたエネルギーの伸びは前年比プラス8.7%と前月(同7.3%増)から拡大に転じた。

エネルギーを除くサービスの伸びも拡大し、CPI全体の約34%を占める住居費の伸びも7.9%と前月(同7.4%増)からさらに拡大している。米連邦準備理事会FRB)が重視する個人消費支出PCE)物価指数に至っては、総合とコアの伸びが前年比でそれぞれ5.4%増、4.7%増とどちらも前月より0.1%ポイントずつ拡大した。

住宅ローン金利の上昇を受け、S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(全米)でみた住宅価格は昨年6月をピークに下落に転じている。しかし、雇用の拡大が、旺盛な賃貸需要家賃の高止まりを通じてサービスインフレの沈静化を阻むと懸念される。

輸入物価の上昇によるコストプッシュがインフレの主因となっている日本ユーロ圏と異なり、米国インフレに対する警戒を解くのは、まだ時期尚早であろう。米ダラス地区連銀やニューヨーク連銀が公表しているWeekly Economic Indexによれば、米経済は2021年5月ごろをピークに減速し続けている。労働市場にしても、現在の需給ひっ迫がこのまま年末まで続くとは考えにくい。

それでも、向こう数カ月間は、年内の利下げ期待が一段と後退する可能性が高く、ドルが堅調に推移しそうだ。

<円は再び最弱通貨に>

昨年11月以降、米国の利下げ観測の台頭や日銀政策修正への思惑も重なって、ドル/円は今年1月16日にドル127.22円まで急落する場面がみられた。しかし、足元では136円台と1カ月余りで約10円もの急騰をみせており、円が主要通貨の中で再び最弱通貨に転落している。

日本金融政策を巡っては、日銀の正副総裁の交代を経て正常化へと大きくかじが切られることが警戒されてきた。しかし、2月24日に行われた所信聴取において植田和男次期日銀総裁候補は、足元の日本インフレの主因を輸入物価上昇によるコストプッシュと断じた上で、CPIの上昇率が2023年度半ばにかけて2%を下回る水準に低下していくとの見方を示した。

その上で、現状や先行きの見通しを踏まえると、現在金融政策が適切と評価し、金融緩和継続する姿勢を示した。また、共同声明を見直す必要性にも否定的な考えを示した。

その後の株高・円安の反応が示す通り、市場では植田氏が警戒されていたよりもハト派的と映ったようだ。このため、しばらくの間、改めてファンダメンタルズ立脚した円の弱さが意識されよう。

1月の貿易赤字が約3.5兆円と過去最大を記録するなど、依然として実需筋の円売り需要は根強い。円ショートを大幅に削減した後だけに、投機筋による円売り余力も増したとみられる。このため、ドル高の受け皿として円が選好されやすく、140円の大台乗せに加え、さらなるドル/円の上昇にも警戒が必要だ。

為替相場に与える金融政策威力

こうした円安圧力の軽減には、やはり日銀金融政策の果たす役割が大きいはずだ。その点を確かめるため、少し他通貨のここ1年の動きをみておこう。

はじめにチェックするのは、安全資産代表格とされるスイスフランだ。スイスフランは昨年2月末時点の対ドルが0.9168スイスフランで推移していたが、昨年11月にかけて一時、1.0147スイスフランまで下落した。

ただ、その間の下げ幅は最大で約10%と、約24%も値下がりした円に比べればかなり限定的だ。その上、昨秋以降のドル局面で反発すると、今年2月に一時ドル0.9061スイスフランを記録するなど、昨年2月の水準よりもむしろスイスフラン高に振れる場面すらみられている。

スイスフラン現在、主要通貨の中で日本に次いで長期金利が低い通貨だが、それでもマイナス金利政策から脱却し、政策金利を175bp引き上げたことが全戻しを上回る通貨高を招いたと言える。

もっとも、スイスフラン貿易黒字通貨であるため、こうしたスイスフランの反発には、実需のスイスフラン買いが大きな枠割りを果たした可能性がある。

次に韓国ウォンも見ておこう。韓国日本と同じく貿易赤字が拡大傾向にあるが、金融引き締めを進めており、この1年間で政策金利を3%も引き上げた。その韓国ウォンも昨年2月以降、最大で約17%も対ドルで下落したが、それでも円の下げ幅(約24%)よりもかなり小さい。

今年2月には一時、1200ウォン台まで反転しており、過去1年間の下げ幅の全戻しも視界にとらえる場面がみられた。

日本経済物価の現状と見通しに照らせば、日銀が近い将来、ここまで大幅に金利を引き上げることはまずないだろう。ただ、スイスフラン韓国ウォンの例は、どちらも金利水準が米国に遠く及ばず、また、貿易赤字が続いたままであっても、金融政策正常化へと向かうだけで、かなりの円高圧力高まる可能性を大いに示した例と言えよう。

日銀に求められるロジカル情報発信

以上を踏まえると、少し長い目で円相場展望する際に、やはり日銀の動向が極めて重要であることに違いはない。改めて植田氏の所信聴取に戻ると、同氏は様々な副作用が生じていることにも触れて「工夫を凝らしながら」金融緩和継続することが適切である発言し、円滑な金融仲介機能の発揮に向け、適切に対応するとも述べた。

これらの発言を踏まえれば、緩和継続イコール行政策の「温存」ではない。時期やその手法こそ不透明だが、いずれ日銀政策修正に向けて動き出すタイミングは訪れるはずであり、その際、再び円が乱高下する場面が十分に想定される。

為替相場の急変は企業家計のみならず国際的金融市場にも大きな影響をもたらすだけに、日銀特に総裁には、何よりも論理的情報発信と周到な市場との対話が求められる。

https://jp.reuters.com/article/column-minori-uchida-idJPKBN2V104Y

2023-02-10

植田和男日銀審議委員をやっていた速水体制の時に、バーナンキが「(ハト派の)中原伸之以外はジャンク」と言ってたからね。植田和男ジャンクからな。失われた30年が40年50年になるのは確定的。

https://anond.hatelabo.jp/20230210170449

2023-01-20

悪力 握りつぶす

状態怒至 怒るに至る力

超the耐全屈 頭を下げて耐える力

反復代事備 繰り返し代打に備える

断ち羽鳩媚 媚を売るハト派を嫌う力

2022-12-14

アメリカ二大政党制ってすごいよな

俺らだって議論の時に派閥があったとして、タカ派ハト派自分意見タカ100だったとしても、派閥タカ80タカ50タカ20しかなかったとするなら多少意見が違ってもタカ80を応援するしか無いよな

日本の政治もそう

アメリカは二択でしょ?しかも0か100ではない(自由主義共産主義が戦うとかで無い限りあり得ない)以上結局51と49あたりの戦いだと思うのに

2022-12-06

円のビッグショート、2023年は劇的なUターンへ-市場関係者が予想

円は世界の主要通貨の中で最悪のパフォーマンスとなっているが、2023年には劇的なUターンを演じそうだ。タカ派的な米連邦準備制度ハト派的な日本銀行という二つの円安原動力が、立場を逆転させると一部投資家はみている。

  今年の大半を通じ、ドルに対してショートする通貨として好まれてきた円だが、来年は現水準から7%余り上昇する可能性があると、バークレイズ野村ホールディングスが予想。フォントベルアセットマネジメント適正価格を1ドル100円未満だと見積もる。これは現在より30%以上の円高になる。ステート・ストリートグローバルマーケッツは米国積極的利上げへの懸念が後退し円が急反発すると予想し、ティーロウプライス日銀が今よりもタカ派的になることで円が上昇する余地があるとの見方を示した。

  ティーロウ世界マルチアセット責任者セバスチャン・ページ氏は「恐らく、ドルに対する円の弱さはピークに近づいている」とした上で、米金融当局が遂に利上げを停止した時に「日銀が若干積極的になることで市場を驚かせ」、円を押し上げる可能性があると分析した。

  円に対する強気は、ヘッジファンドが円のショートをこれ以上ないほど積み上げていた9月とは様変わりだ。急ピッチの利上げを続けた米国と超低金利を維持した日本との利回り格差が広がる中で、円はドルに対する年初来の下げが一時25%に達した。  

  だが、政府日銀市場介入と米連邦準備制度の利上げペース鈍化への期待を追い風に、円は10月安値から12%余り上昇。日銀が4月以降に新総裁の下で政策を調整するとの観測も円反発に拍車をかけそうだ。

  円が上昇すれば、数千億ドル資本日本回帰したり日本輸出業者が打撃を受けたりする可能性があり、影響は日本国内にとどまらない。円を調達通貨としたキャリートレード需要も後退するだろう。

  5日の円相場は1ドル=135円前後10月には30年ぶり円安の151円95銭を付けた。

  円高予想の多くは米金利が急速にピークに近づいており、当局は景気下降局面に利下げを迫られるという見方に基づいている。ジュピターアセットマネジメントアバディーンなどのファンドは、来年はその可能性が高いとみている。

  アバディーンスタンダード・インベストメンツ植田八大プロダクト・スペシャリスト部長は、米当局2023年に速やかに比較ハト派寄りの姿勢へと転換するだろうとみており、円が1ドル=130円まで上昇すると予想。ドルには今年のような上昇の原動力がないと指摘した。

  先物市場は米金利来年半ばごろにピークを付けるとの見通しを示唆している。

  複数ファンドはまた、先進国地域の主要中銀の中で最後までハト派的な政策を固持している日銀が降参するのは時間問題だとみている。それは黒田東彦総裁来年4月に退任した後になる公算が大きいが、円上昇をさらに勢い付かせるだろうと、ジュピターマネーマネジャーマークナッシュ氏(ロンドン在勤)は述べた。「来年のある時点で日本も当然、利上げをするだろう」と話す同氏は、1ドル120円近辺まで上昇する可能性を見込む。

  海外ファンドが好む10年物の円スワップレートは、日銀が設定する10年物国債利回り上限の0.25%を大きく超えて上昇している。これは日銀イールドカーブコントロール(YCC)政策を調整するとトレーダーらが見込んでいることを示す。

  フランクリンテンプルトンのソナル・デサイ債券担当最高投資責任者(CIO)は、日銀が向こう3-6カ月の間に10年債のイールドコントロールをやめる可能性があると予想し、「その時にはドルが完全に」下落に向かい、円が上昇するだろうと話した。

  金融政策正常化と依然として安い円相場という組み合わせは、円の安全資産としての地位も急速に回復させる公算がある。11月最後の数日には中国新型コロナウイルス対策を巡る懸念から安全資産需要が高まり、円がアウトパフォームした。

  フォントベルシニア投資ストラテジスト、スベン・シューベルト氏は、景気下降への懸念市場に広がればこうした傾向が強まると予想。「米国リセッション景気後退)が質への逃避につながる可能性が高く、円の追い風になり得る」と述べた。安全資産としてスイス・フランも有望視しているものの、今年の下落のため「円の出発点はより極端だ」と指摘した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-12-05/RMEQXNDWRGG601

2022-12-05

FRB の時期尚早なピボットへの期待

市場は、インフレ率の低下により、連邦準備制度理事会が方向転換を促し、2023 年に金利を引き下げるとの期待から反発しています

時々私たちは聞きたいことを聞きます.FRB議長ジェローム・パウエルFOMC7月会合後にマスコミに「ある時点で」引き締めのペースを遅くすることが適切になると語ったとき市場はそれをFRBが利上げのペースが鈍化するだけでなく、2023 年には利下げを開始することさえありました。

FRB は 7 月に 2 回連続で 75 ベーシス ポイントの利上げを行い、9 月には 3 分の 1 の利上げを続けましたが、中央銀行による差し迫ったハト派のピボットへの期待が S&P 500 の 9.1% 上昇を促進し、7 月は2020 年 11 月以来の株式にとって最も強い月。2022 年末のフェデラル ファンド レートの見積もりは、6 月中旬の水準から 40 ベーシス ポイント低下して 3.3% になり、2023 年末見積もりさらに 100 ベーシス ポイント低下して 2.7% になりました。これらの動きは、FRB が 1980 年代以来最速の利上げサイクルを行った後、来年利下げを行うと市場が予想していることを示唆しています

2022 年と 2023 年の両方のフェデラル ファンド先物の下落は、インフレFRB の利上げペースの両方がピークに達したという市場参加者感情の高まりを反映しています。そしてある程度、彼らは正しいです。インフレ率は短期的には低下傾向にあると思われます。そして明らかに、ある時点でFRBは利上げのペースを遅くするでしょう。

しかし、市場考慮していないのは、インフレ率が低下するリスクですが、依然として高水準にとどまっていることです。2 桁のインフレにつながった 1970 年代半ばの「ストップ アンド ゴー」金融政策の悪影響を FRB認識していることを考えると、利上げ後すぐに利下げを行う可能性は低いと言えます

そのため、中央銀行は、インフレ率が 2% の目標に向けて下降傾向にあるという明確な証拠が数か月にわたって得られるまで、引き締め政策を維持する可能性が高いと考えています。秋には利上げのペースが鈍化するかもしれませんが、それはFRBが利下げを行う環境とは大きく異なる政策環境です。

インフレ市場が望んでいるよりも粘着性がある

消費者物価指数 (CPI) で測定されたインフレ率が 6 月に 9.1%ピークに達したという期待は、コモディティ価格の下落とサプライ チェーンのボトルネックの緩和によってもたらされました。それにもかかわらず、インフレ現在範囲に及んでおり、商品価格の上昇から経済サービス部門に移行しています。これらには、賃金家賃などの住居費などの分野が含まれます。これらは粘着性があり、コモディティ主導の総合インフレ率よりも調整に時間がかかります

FRB当局者はまた、あらゆる機会を利用して、経済の弱体化に直面してもひるむ可能性が低いことを強調してきました. パウエル議長は、7 月の FOMC 会合の後、経済力を犠牲にし、労働市場を弱体化させなければならないとしても、FRB の最優先事項はインフレ率を 2% の目標に戻すことだと繰り返しました。

株式ボラティリティ高まる可能性がある

株式市場は長期投資家にとってより魅力的に見えます。これは、感情が洗い流され、消費財通信テクノロジーの大幅な下落、および一部のセクターでの収益予想の再設定を考慮するとです。それでも、経済の弱体化に伴う利益率への継続的圧力を反映して、アナリスト収益予測は引き続き低下しているため、株式さらなる弱体化とレンジバウンド市場が予想されます

インフレに後押しされた収益は、第 2 四半期の収益シーズン中にアナリスト予測をほぼ達成していますが、多くの企業は、ドル高が海外収益に与える影響、投入コストの上昇、消費者需要の軟化、および賃金圧力対処するため、利益率の低下を報告しています。 1980 年代以来、これほど高くはありませんでした。

2022 年と 2023 年の S&P 500 の収益予測は、先月下落したにもかかわらず、依然として不安定です。S&P 500 の収益倍率は現在推定17 倍であり、長期的な平均を上回っており、収益が引き続き低下する可能性が高いというリスクを反映していません。FRB は 2% の個人消費支出 (PCE) インフレ率を目標にしているため、ここから複数の景気拡大はありそうにないと考えています

https://www.bnymellonwealth.com/insights/investment-update-hopes-for-a-fed-pivot-premature.html

2022-12-02

バーFRB副議長、利上げペース減速は「賢明

[1日 ロイター] - 米連邦準備理事会FRB)のバー副議長金融監督担当)は1日、自身が利上げペース減速を支持する政策当局者の1人であることを示唆し、13─14日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で実施される可能性があると述べた。

アメリカンエンタープライズ研究所で講演し「われわれは制約的な領域に入っていると私は考えており、より緩やかなペースで十分に制約的な金利水準に到達することができる段階にある」と指摘。

「これについて検討することになると思う。そして、それは賢明なことだ。政策をやや調整し始める余地を与え、任務遂行するために金利がどの程度高くなる必要があるのかや、どのくらいの期間その水準を維持する必要があるのかを再検討できる」と語った。

FRB過去会合連続で75ベーシスポイント(bp)の利上げを実施。1980年代以降最も急速な引き締めペースで、政策金利は3.75─4%となった。

FRBパウエル議長は11月30日に「早ければ12月にも」利上げペースを減速させる可能性があると述べた。

パウエル氏の発言を受け、同日の米株市場は大幅上昇。現在政策引き締めが予想よりも早期に終わるというハト派的なメッセージと受け止められた。

バー氏の発言パウエル氏の発言とほぼ一致する内容だったが、バー氏はそうした市場見方けん制。「利上げペースの変化が(インフレ押し下げという)プロジェクト真剣さの変化を反映していると考えるのは誤りだ」と述べた。

インフレ率を実際に2%まで下げるには長い時間がかかるため、金利長期間高水準にとどまることになるだろう」と語った。

https://jp.reuters.com/article/usa-fed-barr-rates-idJPL6N32R0EY

2022-10-26

ちんこで分かる!あなた政治思想

右曲がり→右翼

左曲がり→左翼

真っ直ぐ→中道

柔らかいハト派

固い→タカ派

普通中道

短い→任期は短く

長い→長期政権OK

普通→ほどほどで

赤い→共産党

黒い→右翼

ベージュ中道

2022-09-26

ハト派オタクだけど周りがネトウヨだらけでつらい

俺のツイッター相互フォロワーはほぼオタクだけ。

普段アニメ馬鹿話やツイッター流行ネタで盛り上がているのだが、そんなTLを見ていても時折辛くなることがある。

オタクにはネット右翼が多すぎる。

アニメ日常生活についてのツイートの合間に“普通の日本人”による野党disツイートが、RTとして挟み込まれるのがどんなに地獄か。

彼らからは「マスゴミに踊らされない俺たちは一般人より情強だ」という考えが感じられるが、悲しいことにそのRTの多くが根拠のないデマであったり、意図的情報が切り取られたものなのである

キミたちが「共謀罪に反対するサヨク日本から出ていけ!」という内容のツイートRTするたびに、僕は心臓が握りつぶされるような気持になる。

一番心にキたのは「安保法案に疑問を抱いている時点で朝鮮人からなw」というツイートだ。

しかし一番つらいのは、そのようなRTを見るたびに心の中で彼らを見下している自分自覚するときである

彼らとの縁を切りたいとは思っていないが、彼らの低レベルさを目の当たりにし続けるのは正直しんどいRT非表示にすると趣味話題情報が入らない。

どうにかならないのか。そろそろ縁の切り時なのかなあ

2022-09-16

anond:20220916223633

タカ派ハト派っていうくせにイキる虫みたいな奴はチキンホークっていうんだよな。

こういう場合ピジョンホークとか言ったりしないのかな、って不思議に思ってた。

あとなにもしらない頃は肉を指してるんだと思ってた。チキンポーク

2022-08-18

[]

中央公論平成26年9月号に戸部良一帝京大学教授が「日本は何のために戦ったのか 戦争理念と『政治戦』」と題して、大東亜戦争について書いておられます。とてもいいと思いました。

開国来日外交英米という二つのアングロ・サクソン国との関係を基軸に、これら二国との関係を調整することを基本にして、外交政策をつくってきました。東アジアから欧米諸国駆逐し、自分東アジア盟主になるというような政策をとったことは、一度もありません。日本歴史外交史を読めば、簡単なことです。

 

では、「あの大東亜太平洋戦争は?」 となるかもしれません。「自衛戦争」と無理してこじつければ、そう言えない部分もないこともないでしょうがしかし、ろくな外交をしないでおいて、つまり戦争を避けるような外交をしないでおいて、追い込まれ、「ハイ自衛のためです」の主張には、賛成しかます。 かと言って、アメリカは完全に日本との外交交渉に誠実であったとはいえません。

極東軍事裁判判決のようなアメリカの言い分が100%正しいわけではありません。連合国側が広めたこ理屈世界に流布していて、こまります。かといって、日本が100%正しかったという主張にも、うなずけません。もし、軍部とくに陸軍があれほど政治横槍をおさなかったなら、日本外交アメリカ戦争などをしていないでしょう。中国問題をかたずけていたでしょうし、ドイツとの同盟なども結んでいなかったでしょう。陸軍自己メンツのために日本犠牲にしたのです。

 故リチャード・ストーリという有名なイギリス日本史家は、「日本外交明治以後優秀であり、軍部が口出ししていなかったら、あんなことにはなっていない」と言っています。こうした国際的規模の大きな誤解のもとは、ナチドイツ日本を同じものとして考えるからです。

まったく異なった二国の外交説明させて下さい。

 日本中国戦争をする意思はなく、また昭和12年に偶発し拡大する中国との争いをやめ、中国から兵を引きあげたかったのです。ましてや、アメリカとの戦争などは、ぜひとも避けたかったのです。アメリカドイツとは戦争がしたく、それゆえ当初は日本との戦争を避けたかったのです。

 日本は大いなる野望ともち、まず中国との戦争からはじめていき、やがてその野望達成の必要ナチドイツ同盟を結び、ドイツ欧州を、日本東アジア全部を支配するため戦争をした。日本については間違いの解釈をしていますアメリカ正義保安官で、町の秩序をみだす日本という悪漢二丁拳銃で打倒したという西部劇です。

専制全体主義国家暴力脅迫と大虚偽宣伝にみちあふれていました。日本は違います。)

 日本の「鬼畜米英」は戦争が始まってから言い出された言葉で、最初鬼畜米英の考えがあって、その考えにしたがって政策目標が作られ実行されたわけではありません。国民の間には英米への強い好意がありました。東アジアでは、日本もっと英米への好意が強かった国でしたし、今でもそうではないかとと思います

 

 昭和12年(1937年7月7日盧溝橋での偶発些細な事件では、日本中国も拡大する意図はなく、そのまま停戦して終わりにしたかったのです。しかし、日中双方の停戦意図にもかかわらず、拡大し、大げんかになり、ついにアメリカとの戦争になりました。

アメリカとの戦争になるまで、つまり昭和16年12月まで、4年と5か月もありますアメリカ戦争したければ、もっと早く、対中戦争で体力を消耗するまでに始めています。なぜそんなに待つ必要があったでしょうか。また、もしそうならば、対米衝突を避けるために、日本が提議して日米交渉などする必要もありません。日本中国全土を占領しようとか、東アジアから英米勢力駆逐するというような、大それた考えや予定などもっていませんでした。東南アジア植民地解放しようという崇高な考えで戦争をしたのではありません。対米関係悪化し、アメリカから経済的に締めつけられ、南方天然資源のほうに眼が向いていったのです。最終的に南方天然資源確保のために英米仏蘭と戦い、これらの地域から英、仏、蘭を追い払いました。その結果、戦後これらの国々がふたたびその植民地支配者として帰ろうとしましたが、東アジアの人々の激しい抵抗あい不可能になりました。

 もし、こうしたことがなかったなら、アジアの国々の解放は、フィリピンは別かもしれませんが、ずっと遅れていたのは間違いありません。

ライシャワーも「ザ・ジャパニーズ」で書いていますが、日本東アジアにあって他の国々と違う国なのです。理由歴史的経験の違いです。東南アジアの国々と、歴史上たえず専制国家であった中国とそれを手本とした朝鮮韓国と、封建制度を発達させた分権的な、しかしながら、統一された社会としての日本という経験の違いがあります。また西洋帝国主義の挑戦にいちはやくうまく応じて独立を維持した日本という違いがあります。また明治以後日本だけ豊かになり、敗戦後もいちはや日本だけいちはや復興しそのうえ豊かになった日本という違いがあります。また戦後一時的占領のぞくと、西洋諸国植民地になったという経験ももちません。ヴェトナムインドネシアビルマなど、植民地になった国々と人々がどんなにみじめな政治生活を強いられたかという、経験したことがありません。

 日米交渉において、アメリカから経済的に締めつけられと書きましたが、こう書くと、「じゃあ、悪いのはアメリカだ」という意味でもありません。そこには交渉過程における相互のやり取りというものがありますアメリカとしては、そうでなかったら取りにくかっただろう強硬な手をうつことができたからです。

イギリスフランスオランダとしては、日本に負かされ、かつ植民地を失い、大変不愉快だったでしょう。

 

なお、日本南方天然資源確保・・・といいましたが、ナチ東欧ソ連一方的に襲いかかりました。日本はそんなことしていません。万一アメリカから資源買いつけに支障が出た場合にそなえて、事前にオランダ商業ベースでの購入をのぞみ交渉をしています。この交渉はまとまりませんでした。

 万が一のインドネシアへの進出のため、また英米中国援助の道を封鎖するため、フランスとはヴェトナムへの進駐を考えて交渉します。この交渉には軍事的圧力をちらつかせ貫徹しますが、これにたいしアメリカ石油輸出禁止在米資産の凍結という厳しい手段でこたえます。このアメリカの予想外の反応に近衛はびっくり仰天。そこでルーズベルト大統領との直接会談提案します。それは軍部が対米交渉障害になっているから、軍部の頭越しに話し合い、交渉をまとめよう考えたからです。この直接首脳会談には、アメリカハル国務長官などが強く反対し、この提案拒否します。

なんで日本が好んで戦争をしたと言えるでしょう。

 

 さて日中戦争ですが、これが中国で拡大し、英米との雲行きがあやしくなり、対決を避けようとして、対米交渉を提議し、日米交渉ワシントンで開始します。その交渉がまとまらなかったのは、日本にも大きな責任がありますしかし、「それは日本だけの責任だ。アメリカは悪くない」と一般に考えれていますが、これは大間違いです。ハル国務長官の態度にもみられるように、アメリカにも大きな責任がありますハル国務長官には、アメリカ学者にも同じ意見がありますが、「だいたい戦争を避けるため、日本との交渉をまとめるつもりがあるのですか」と言ってもいいぐらいのところがありました。

 日本昭和はいると、右翼的国粋主義の風潮も強くはなりますが、ドイツとは違い、多くの組織が併存しており、どの一つの組織も他の組織を圧倒するとか、ましてや他の組織を滅ぼしていくということはありませんでした。そのときそのとき事情や都合で、ある組織あるいは政治勢力意見が強まったりまったりしていました。日本場合は、偶発戦が拡大していくにつれ、その戦争遂行戦時体制ができ、陸軍要望が聞き入れられていき、陸軍が威張ったのです。決して陸軍は他の組織を吸収したわけではありません。一部の軍事費のぞくと、法案予算案もすべて国会を通過しなくてはなりませんでした。そういう意味国会機能していたのです。意外だと思われるかもしれませんが、軍部議会世論を気にしていたのです。

 

陸軍に反対したからといって、消されるとか、強制収容所おくりになるということはありませんでした。強制収容所もないし、ゲシュタポなどの恐ろしい暴力警察もありませんでした。日常生活については、もっと具体的なものを当時の新聞とか記録とか小説などで、実際の日本人の日常暮らしを知る必要があると思います。(たとえば田辺聖子小説や思い出。向田邦子小説芹沢光治良の「人間運命」も面白い本です。)

 日米交渉の難点の一つは、中国から撤兵問題でした。陸軍も東条も中国から撤退はするが、それには二、三年は必要だと言い張ったのです。ナチと違って、中国全土を占領するとか、中国国民奴隷化するというような主張は、100%ありません。アメリカは二、三年の期間は不満で、二、三か月の以内の撤兵を主張しました。ここに陸軍の横暴があるのです。すぐ撤退しては、陸軍の印象が悪いのです。負けたようで格好よくないというわけです。

 大東亜共栄圏思想ですが、日本中国全土を占領するとか、中国人を奴隷化するというような考えではなく、日中戦争が拡大したから、その説明の一つとして喧伝されたのであり、日中国民平和友好といったムードがその本質であり、具体性のないものでした。当時もやはり、日本人は根底日本人の中国にたいする「シナ中国コンプレックス」をもっていたのです。

 東条は陸軍の「行進」の先頭で旗をもっていましたが、「俺についてこい」と陸軍を引っ張っていたのでなく、陸軍というおみこし担ぎ運動で、その集団行動行進で、たまたま旗手をつとめていたにすぎません。もちろん、それで得意になっていたわけですが。といって、東条に責任がないわけではありません。

日本場合いくら東条などでもある一定以上の文化教養があったわけです。それを、ナチ日本も一緒にしてもらっては困ります

 この教養の差は、例えば敗戦の受けいれかたにも、大きな違いとなって表われます日本場合は、これ以上の負担国民に強いるのはいけないという、コンセンサスがありました。ポツダム宣言受託については、その内容の具体的な確認とか、「これでは国体が守れないではないか」といった意見の違いで、受諾がおくれただけであり、基本線は敗北やむなしでした。

東条でさえ対米交渉の妥結を希望をしていました。彼は10月中旬近衛に代わって総理大臣になりますが、東郷という、軍部の考えに抵抗した、超ハト派の、言葉をかえれば「強硬ハト派」の人間外務大臣にして、交渉継続します。(東郷昭和20年4月成立の鈴木内閣という敗戦終戦のための内閣で、外務大臣として、敗戦終戦のために尽力します。彼は東京裁判では有罪禁固二十年の判決。)

東条は反英米主義者でもありませんでした。中国との戦争で泥沼にはいってしまい、戦線を縮小する勇気、そこから撤退する勇気、をもたなかったのです。これがため、大事になってしまいました。昭和7年から大平戦争勃発までの駐日アメリカ大使のジョセフ・グルーという人は、知日家親日家でしたが、日記で「日本人は何か困難があると、(それを解決しようとしないで)回れ右をしてしまう」と書いています

 日本は「勝った、勝った。悪いシナを懲らしめた」という形にもっていけなかったわけです。戦線を大幅に縮小する勇気必要でした。

 中国も内部に大問題をかかえており、また、日本一方的大陸から追い出すほどの力をもっていませんでしたし、また、英米もそこまで中国を援助する必要は感じていなかったのです。中国協定を守らないので困っているという点では、英米日本と同舟でした。

陸軍英米大平方面で戦うための軍隊ではなく、大陸での権益を守るため、(ということは、間違いなく、日本帝国主義政策関係しますが)、の軍隊であり、その対象は一貫してソ連でした。

また、よく誤解されることは、「日本日清戦争とか、日露戦争とか、あるいは満州事変のあとから、大規模な軍隊中国大陸駐屯させていただろう」ということです。これもよくある誤解で、昭和12年の日本中国偶発事件が拡大するまでは、中国大陸に少しの軍隊駐留させていただけです。

 日本人は賢かった、勇ましかったなどとは言えません。愚かなことをしてしまったものです。

2022-07-12

anond:20220712035712

まあ、岸田は伝統的なリベラルだ。あのへんこそリベラル呼び名にふさわしい。そしてハト派

だいたい自民党自体があまり右寄りというほどではないからね。右派と目されがちの安倍晋三ですら実際の政策ではかなり左派的な事をやっていたので、旧社会党的な左派野党特に社民あたり)は存在価値ますます無くなっていった、、

2022-05-25

岸田政権支持率が高い理由

岸田政権支持率がぐんぐん上がっている。

これはわかる。

私は野党支持者であり、選挙では共産党立憲民主党投票しているし、世論調査で「岸田政権を支持しますか?」と訊かれたら「支持しない」と答える人間である

しかし、岸田政権には嫌悪感が無い。それが安倍政権菅政権と決定系に違う。

安倍歴史否認主義者でありレイシストだ。ネトウヨのものである。そんな奴が日本首相であることは心底我慢ならない。ガースーはより陰湿矮小安倍であり、似たようなものだ。

ところが岸田は違う。岸田さんはハト派平和主義者であり、「平和の岸田」とも呼ばれる人だ。また「新しい資本主義」を示し、新自由主義安倍スガとも違う道を示した。自民党政権から支持する気にはならないが、前の二人に比べたら圧倒的に印象が良い。

安倍政権菅政権極右ネトウヨ政権だったから、なんとしても粉砕したかった。しかし岸田政権は支持はしないが敵意もない。

平和主義者の岸田さんのいう「敵基地攻撃能力」なら支持できる。

平和主義者の岸田さんの内閣なら、憲法改正も良いかもしれない。

もし総裁選高市早苗総裁になっていたら、あのクソ自民党改憲草案が復活していた。しか平和主義者の岸田さんはそれを認めず、あくまで「改憲4項目」を堅持した。

改憲4項目は「9条への自衛隊明記」「緊急事態条項」「参院選合区の解消」「教育の充実」であり、これは「自民党改憲草案」と違って危険性は少ない。

次の参院選でも私は共産党立憲民主党投票するだろう。自民党内にいる極右ネトウヨ勢力増長させないために決して自民党には投票しない。しかし、おそらく選挙の結果、参議院でも改憲勢力3分の2を上回り、やがて憲法改正されることは間違いない。平和主義岸田政権のもとで、日本平和の盾と同時に矛をも持つ新しい時代を迎えるだろう。

2022-05-11

https://anond.hatelabo.jp/20220511184710

自民党立憲民主党などとの比較保守政党とされるが、実態としては保守であり革新なんだよ

例えばアメリカでは、共和党民主党とで定期的に政権交代しているが、自民党共和党立場民主党立場の両方を実質的包摂してしまっている

自民党タカ派政権を持っているときと、ハト派政権を担っているときがあり、それが日本の政治における「左右の振れ」になっている。

 

実質的な話はともかくとして、形式的に、民主主義選挙制度がありながら一党が政権の座に居座り続けているという状況の実例を知りたいなら、Wikipediaで「一党優位政党制」の記事を見れば、実例記載されている。

2022-03-29

経済政策という観点から右翼左翼定義しなおしてみようじゃないか

左翼右翼

左翼:

大きな政府のもとで経済を統制(計画経済)して、平等社会を目指す傾向。究極的には共産社会

右翼:

小さな政府のもとで自由経済(自由競争)にて、強い社会を目指す傾向。究極的には無政府社会

タカ派ハト派

タカ派:

交渉外交において強気(場合により交戦的)な姿勢もつ傾向。

ハト派:

交渉外交において穏健な(場合により隷属的)な姿勢もつ傾向。

保守革新

保守:

今ある状態理想とする傾向。

革新:

先にある状態理想とする傾向。

なので

企業民営化」によって自由競争を促そうとするのは右派的な政策

GAFAを例にだすまでもなく、自由競争によって国家を超える企業が生まれても放っておくのは右派的。

アリババテンセントを例にだすまでもなく、国家を超える企業規制して経済を統制しようとするのは左派的。

かつて日本国家による経済政策(所得倍増計画)が成功して、結果として終身雇用が守られた。

日本世界もっと成功した社会主義だ」と揶揄されることもあった。

パソコンを使いこなせる若者活躍してもらうために、年功序列を廃して「雇用自由化」を促進するのは革新右派

国家による計画経済をもとに、日本の古き良き「終身雇用」を守ろうとするのは保守左派

パソコンを使いこなす東大早稲田慶応卒業若者地元スーパー店員になるしかなかった就職氷河期

・ 「雇用自由化」を促進した政策アドバイザーが悪いのであって、計画経済のもとに終身雇用を守り続ければ良かったのだ!は左派的。

パソコンを使えないおじいさんの終身雇用を守るために、自由競争政策に途中でブレーキをかけた左派野党が悪い!は右派的。

日本平和憲法世界で最も先進的な憲法から守るべき!は保守的。

日本憲法時代にあわせて適宜見直してゆくべき!は革新的。

・ 「議論すらすべきでない、許さない!」はタカ派

から日本では「共産党」が「保守左派」になっちゃう。

どこをもって中央(センター)とするか

国民(有権者)のコンセンサス

年寄り死ぬのが自然から無理に生かそうとするのは「虐待」というコンセンサス国民に広くあるのであれば、それはそれ。

年寄りは大切にしなければいけないか延命手術をしてあげないのは「人殺し」というコンセンサス国民に広くあるのであれば、それはそれ。

何でもかんでも左右にわけようとするのは無理があるよ

ちゃん言葉定義をしようね。

ネトウヨ」だとか「パヨク」だとか叫んでると「あー、こいつなにもわかってないなー」とバカにされてるから気をつけて。

さらに、他の国のコンセンサス中央に据えて「ネトウヨ」だとか「パヨク」だとか論じてると、さらバカっぽく見えるから気をつけて。

宿題

ここで宿題

リベラル」という概念がでてきます

この「リベラル」は右?左?保守革新タカ派ハト派

さいごに

ここまで読んじゃったお前はネトウヨ

反論したくなってるお前はパヨク

じゃな!ばーーーーーか!ちねちねちねちね!

2022-03-23

https://anond.hatelabo.jp/20220322173752

この記事ブコメに「独裁政権がいいのか」みたいなコメント散見されるが、文意を読めていないと思う。主旨はむしろ逆で、外交面等で政権を担いうる政策を有した対立政党があるべきという話でしょう。

今の立憲民主党政策は、政権を担えるレベルに到達していない。だから、第三以下の少数政党として時の政権に喝を入れる役目は果たせても、政権交代の候補にはなりえない、という話。

自民党内のタカ派ハト派で疑似政権交代をしているという話もあるが、事実としてそのような状況があったとしても、それは選挙を通して国民選択できるものではないし、正しい姿とは言えないでしょう。

元増田ではないです、念のため)

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