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2022-08-10

宇宙戦艦ヤマト2202が、評判悪いけど観てみたらそんなに悪くなかった

ネタバレ満載だからこれから見る人は注意してね。

で、悪くなかった。

かにアラは目に付きまくるが、まあ本来2時間で終わるさらば宇宙戦艦ヤマトを、2クールで作れと言われたらあれ以上にやるのは難しいだろうな、という感はあった。

自分は「2」は見てないのでそっちとの比較はしないが、個人的には2199よりも満足感が高かった。

というか、自分は2199の随所に不満があり、そっちで期待値を爆下げしてたので、2202が意外と悪くなく感じたのだろう。

2199の何に不満を持ったかと言えば、真っ先に思い浮かぶのが「波動砲封印」。これである

なんかイスカンダル姉妹が二人とも波動砲嫌いで、何でも昔イスカンダル波動砲宇宙に覇を唱えた事を悔いているからとか。

しらねえよアホ。それをやったのはイスカンダルであって地球じゃねえ。

なんでお前らの反省地球が縛りプレイしなきゃなんねーんだよ。

波動砲封印したせいで外敵に敗れて地球が滅びたらお前責任取れんのか?

ヤマトは大ガミラス相手に1艦で戦ってんだぞ。

沖田艦長は何か使わない約束しちゃったけど、あれほとんど戦争終わってたかOKしただけだろ。バラン星より前にそれ言われてたらOKたかよ。沈むぞヤマト

まあそんなこんなで波動砲封印しちゃって、その悪影響が2022まで引きずってたわけだが、

ご存じのとおり、2022の後半なんて数百発の波動砲が飛び交う波動砲天国である。(というか、波動砲くらいしか相手有効攻撃が無い)

2022の冒頭では、「波動砲を使いたくない古代と、波動砲を使いたい地球連邦軍」という対比になっていたが、

本来これは逆であるはずだ。

波動砲がなきゃ敵に勝てないと骨身にしみてる古代と、かすっただけでも比喩抜きで地球木端微塵になりかねない波動砲封印したい地球連邦」という図式の方が自然だ。

波動砲撃ちまくりになったら困るのは地球なのだ。この辺、旧作のさらばでも何も考えずに波動砲艦隊作った辺り、幾ら核兵器比喩とはいえ扱いが雑だなあという感が強い。

まあ、それはともかく、通常兵器では殺していいけど波動砲では殺しちゃダメ、というイスカンダル姉妹の独特の価値観は、普通空襲で死んだ人は特集しないくせに広島長崎で死んだ人は毎年特集して語り継いでる日本へのオマージュかと思われるがとにかくアホらしい。

人道を掲げるならいっそのこと「兵器は何一つ使うな」くらい言えば良いものを、そこまで言えない辺りに底の浅さがにじみ出ている。

だいたい、あの姉妹イスカンダルの座標すら地球に教えてくれず、試練とかふざけたことを言ってて、本当に地球を救う気があるのかも怪しいのだが、

この辺の高貴なるイスカンダルの高貴なるお遊戯は旧作には出てこないわけなので、2199で追加された新設定であると思うと腹立たしさも倍率ドンである

まあ、リメイク作品の作り手の常として、「旧作を極力リスペクトしつつ、旧作の矛盾点は解消したい」という欲があった事は想像に難くないので、「なんでイスカンダルガミラス二重星だと最初に言っといてくれんのや」という旧作の不満点を解消しようとしてそうなったのだろうが、

そんなちまい矛盾を解消するためにスターシャを人類に試練を課す女みたいな妙な位置づけにして世界観をぶっ壊してしまうのは本末転倒ではないのか。

旧作のひおあきら版なんて、スターシャ様はイスカンダルを爆破してガミラスを巻き添えにする烈女ぶりを見せており、そこまで献身的に助けてもらっちゃうと、さらばで地球連邦の増長ぶりに腹を据えかねた古代の怒りも理解できるのである

イスカンダル自分犠牲にしてまで地球を救ってくれたのに、テレサメッセージ他人事としてブッチするとか、地球はそこまで恩知らずかという古代の怒り、失望、そういったもの理解できるわけで、それがさらばのラストで「今度こそ地球は目覚めるだろう」という、地球文明自体の成長と、そのためのヤマト犠牲という図式に収まるわけなのだが、

リメイク版では2199のイスカンダル女がイスカンダル価値観押し付けてくる傲慢さを見せつけているせいで、その辺の図式がパァである

というか、イスカンダルガミラス本来異星人であり、地球理解し合える部分なんて「点と点」でしかないのが当たり前なのだが、2199では何を血迷ったのかガミラス地球の戦いを、ガミラス恒久平和を目指してるとか、地球から先制攻撃したとか、お前、「戦争はどっちにも正義がある」的なDD論を持ち込もうとしてるやろというSFも糞もない地球価値観を設定をぶち込んできたのだ。

このガミラス地球人化は話が進むにつれてどんどん進行し、なんかドメルが良い家庭人的な扱いになってたりとか、かわいい少女宇宙人がでてきたりとか、もう目も当てられないほど地球的なガミラス像が展開されている。

旧作も最終的にそういう方向に行ってしまうのだが、少なくともデスラーが「愛」とか馬鹿な事を言い出すのは新たなる旅立ち以降の話であって、話が通じないか大砲で会話するという異文化コミュニケーションの基本は旧作の方が押さえていたと言えるだろう。

あと古代守の特攻シーンもなあ。旧作の、負け続けて逃げ続けて、負け疲れた人がとうとうブチ切れて「死んでやる」と言い出したような救い難さがなりを潜めて、皆で笑顔軍歌合唱しながら特攻である戦争やった事ない人の軍人ロマンやな、という感が強い。(私も戦争やった事なんてないけど)旧作の方が「負けっぱなしの軍人が死に場所を求めた」感があって、良い感じにやるせなかったのだ。この辺は「バカめ」も同じで、あれは本来、指示を受けた通信手の方でも真意理解できないタイプの、どんだけ負けまくっても諦めない男・沖田十三がどんな人間かを示すセリフのはずなのだが、2199では部下の方も心得顔で得意満面の返答であるスタッフバカめと言ってやれ。

あとはもう、戦争やってんだか青春やってんだか分からんお前ら本当に軍人かと言いたくなるようなヤマト学園ぶり(これは2022にも引き継がれている)とか、まあ色々あって2199には大変失望させられた。

一方、2022はまあ、確かに変な部分もあった。

テレサ位置けが微妙過ぎて、なんなのあの人って感が強かったのとか、なんか「一日稼げば一日分の艦隊作って持ちこたえられる」みたいな事言ってた割に、最後バルゼー艦隊が何の抵抗も受けずに地球上空を押さえちゃったの何でなのとか(なんか私が見落としたんだろうか・・・)、トランジット波動砲かいうの、他の地球艦にも装備して2,3発撃ち込めば終わってたんじゃないのとか、斎藤の名セリフとか無理やりねじ込んでキーマンとか華々しく死なせた割に、あの特攻なんも意味ねーじゃんというかもう、そこで死なせるなら加藤と同じ場所でも良かったじゃんとか、加藤加藤で、お前そんな選択はいくら何でも無いやろとか、お前そんな死亡フラグ立てまくる事ないやろとか、まあ、色々言いたいことはあるのだが、

旧作の海原雄山みたいな傲慢な爺さんであったズォーダーや、キャラ立ってたくせに退場シーンすら存在しないサーベラー関係ないけど、アメリカだと古代×サーベラーカップリングが割と鉄板だとか20年ばかし前に聞いた覚えがある)なんかに大胆な設定を付与して、旧作とは全然別物ながら「異質な異星人」として存在感出しまくってたのが大変良かった。この辺、地球人化が著しいガミラス人とは対照的である

旧作で存在した「アンドロメダ征服した帝国首都星一破壊されたくらいで終わるわけないやろ」という矛盾点(これはガミラスもそうだけど)を、ゴレムとかいシステムで解消した事とか、旧作の地球連邦艦隊のあまりにアレな負けっぷりが解消されてたのも良い。

時間断層かいう取って付けたような設定も、当初は「一年でそんなに復興するわけないだろ」という旧作の矛盾点を解消するためだけのギミックかと思ったら、終盤ではそれをフル活用して「勝てないけど負けない」という異形の戦術を編み出す所までSFしてくれたのは意表を突かれて大満足だった。独自の設定を前提として、現実ではありえない合理性を編み出してこそSFである。小賢しいワームホールとか波動なんちゃら理論なんか幾らそれっぽいのを出そうが、そんなものSFではない。別の合理性を構築してこそSFなのだ

2022については、双方の戦法がデタラメである事を批判する声もあるようだが、もともと「知らない文明同士の戦争」でまともな戦法なんてあるわきゃ無いのである。とりあえず隠し玉を用意しつつ、ちまちま突っついて相手の手の内を探る以外の何ができる。相手がどんな兵器持ってるか分からないのに、陣形とか笑止である。密集陣形が良いのか、散兵戦術が良いのか、機動戦術が良いのか、野戦築城が良いのかなんて、相手がどういう兵器を持っててどんくらいの数がいるのか分からなければ、判断できるわけもないのだ。

ガミラス戦争ガミラス側が陣形を多用できたのは、ガミラス地球側の戦力を読み切っていたからと、相手ヤマト1艦だけだったからであろう。

そもそも地球もガトランティスワープ持ってるのだから、先に手の内を晒した方が著しく不利なのだどこでもドア持ってるやつ同士の戦いで陣形が何の意味があるというのか。

有効な戦法があるとすれば、「あとどれだけ増援が来るか分からない」という状態を維持することで、相手方に全力を出させない事くらいだろう。全力攻撃で目の前の相手殲滅しても、その隙をついた後だしジャンケン攻撃で我が方が殲滅を食らっては意味がないからだ。要するに戦力の逐次投入が最適解だ。

という事で、ガトランティスの戦法のなさっぷりは別に不満は無い。

山南も良いキャラしてて、特に前半の「イスカンダルに行った連中は浮世離れしてて・・・」みたいな発言は良かった。確かにあの世界では銀河系の外まで行った地球人はヤマト諸君だけであり、ほとんどの地球人は太陽系の外どころか、生まれた星の外に出た経験がある人すらどれだけいるか怪しいレベルなのだ

そのせいで、ヤマト諸君感覚と、一般的地球人の感覚にはかなりのズレがあると考えるべきで、上記発言はその辺の地球人側の感覚を端的に表している。

そんなこんなで2202はわりと満足できる出来だった。スタッフお疲れ様でした。

2022-06-19

[]オレオレFC1-3清水 守備崩壊リーグ戦11戦ぶり黒星

オレオレFC守備崩壊リーグ戦11戦ぶり黒星今季ワーストタイの3失点で清水本拠地白星ならず。相田監督「前半が全て」

明治安田生命J1オレオレFC1-3清水>◇第17節◇18日◇オレス

オレオレFCは18日、ホーム清水エスパルスに1ー3で敗れ、リーグ戦11試合ぶりの黒星を喫した。前半7分、カウンターから先制点を献上。同41分にも、連携ミスから2点目を奪われた。後半は選手交代で盛り返し、同36分にFW吉田PKを決めたが、5分後に3点目を奪われ、万事休す。4月2日ガンバ大阪戦以来の敗戦で、今季ワーストタイの3失点を喫し、清水戦の本拠地勝利もならず。更に3月12日セレッソ大阪戦以来、本拠地黒星となった。公式戦3試合勝利で、ホーム連戦となる22日の天皇杯3回戦(対徳島戦)、次節26日のサガン鳥栖戦に向け、立て直しが求められる。

写真清水に敗れ、ガックリ肩を落とすオレオレFCイレブン

 先日のルヴァンカッププレーオフステージに続き、リーグ戦でも遂に敗れた。11試合ぶり、本拠地では3月12日C大阪戦以来、約3ヶ月ぶりの敗戦監督交代、3連敗を含む5試合勝利と低迷していた下位の清水相手に痛い黒星を喫し、上位争いから一歩後退した。相田満博監督は「前半が全てです。インテンシティー(強さや激しさ)や守備の切り替えの速さも、前半に関しては清水の方が上でした」と悔しさをにじませた。

 前半7分、MF相馬パス相手カットされ、そこからカウンターを止められず清水MF西澤に先制点を奪われた。同41分には清水DF立田意表を突いた攻撃参加に誰も寄せられず、そこから右サイドを突かれ、追加点を奪われた。攻守にミスが目立ち、シュートも僅か2本に封じられ、リードを2点に広げられて前半を終えた。

 後半は開始からFW吉田MF小野寺を投入し、攻勢を強め、何度も清水ゴールに襲いかかった。日本代表GK権田の好セーブに遭いながらも、諦めずに攻めると、同36分、FWジュシエがPA内で相手DFに倒され、PKを獲得すると、これを吉田が決め、4月29日京都サンガFC戦以来のゴールを挙げた。

 しかし、5分後に再びカウンターから追加点を許して勝負あり過去1分2敗とホームで未勝利だった清水に再び敗れた。指揮官は「監督としての未熟さを痛感した試合」として「得点する時間帯が遅く、逆に失点の時間帯が短すぎた。過程を重視しているので、後半に関しては早い時間帯で獲れていれば、違った展開になったのかなと思います」と振り返った。

 負けなしが止まり、チームの課題も露呈した。今季、先制すれば、7勝2分1敗と高勝率の一方で、今日を含め、先制された試合は1分3敗。山本は「後半はボールを持てるようになり、支配自体はできましたけど、崩せなかったのが全て。固めてくる相手の崩し方をどうするかが課題」と首を横に振り、3失点しながら権田に負けじと好セーブを連発したGK村上も「今年は先制すれば、守れるけど、された時にどうするか。逆転する力がないと上位にはいけない」と課題を口にした。

 

 22日の天皇杯3回戦を挟み、次節は26日、ホーム鳥栖と対戦する。指揮官は「点を獲られた時、守りを固める相手をどう崩すかが課題メンバー戦術を含めて、再考したい」と話した。ここまで積み上げてきた自信は、一夜で砕かれていいものであるはずはない。課題と向き合い、再び積み上げていく。

2022-06-17

1981年 エリアス・カネッティブルガリア

着想と芸術性に富み、幅広い視野によって書かれた著作に対して

眩暈

1982年 ガブリエル・ガルシア=マルケスコロンビア

現実的もの幻想的なものとを融合させて、一つの大陸の生と葛藤実相を反映する豊かな想像力世界を構築した

1983年 ウィリアム・ゴールディング(英)

現実的物語芸術の明快さと多様性神話普遍性に満ちた小説によって、現代世界人間が置かれた状況を照らし出したこと

蠅の王

1984年 ヤロスラフ・サイフェルトチェコスロバキア

新鮮さ、官能性、豊かな創意性に富んだ詩によって、不屈の精神人間多様性解放的イメージを与えたこ

この世の美しきものすべて

1985年 クロード・シモン(仏)

その小説において、詩人創造性と画家創造性を深められた時間意識に結びつけ、人間の状況を描出した

アカシア

1986年 ウォーレ・ショインカ(ナイジェリア

幅広い文化的視点と、詩的な響きによって、存在ドラマを創り上げたこ

1987年 ヨシフ・ブロツキーソ連

思考の明快さと詩的な力強さが一体化した、包括的作品群にたいして

1988年 ナギーブ・マフフーズ(エジプト

時には克明な現実主義によって、時には想像力を書きたてる手法を駆使するといった、ニュアンスに富んだ作品群を通して、全人類普遍性を持つアラビア語創作芸術形成したこと

張り出し窓の街

1989年 カミーロ・ホセセラスペイン

人間脆弱性の挑戦的なビジョン形成する、自制的な憐憫を含んだ、豊穣で徹底した散文に対して


1990年代

1990年 オクタビオ・パスメキシコ

広い視野を持ち、先鋭的知性と人文主義高潔さを特徴とした、情熱的な作品に対して

弓と竪琴

1991年 ナディン・ゴーディマー(南アフリカ

彼女の壮大な叙事詩が、"アルフレッド・ノーベル言葉"に即した、人文主義にとっての重要利益であったこ

いつか月曜日に、きっと

1992年 デレック・ウォルコットセントルシア

偉大なる明るさ、歴史的視野に支えられた、多文化融合の産物たる詩的創作に対して

1993年 トニ・モリソン(米)

先見的な力と詩的な重要性によって特徴付けられた小説で、アメリカ現実重要な側面に生気を与えたこ

他者」の起源 ノーベル賞作家ハーバード連続講演録 (集英社新書)

1994年 大江健三郎日本

詩趣に富む表現力を持ち 、現実虚構が一体となった世界創作して 、読者の心に揺さぶりをかけるように現代人の苦境を浮き彫りにしている

万延元年のフットボール

1995年 シェイマス・ヒーニーアイルランド

日々の奇跡と生き生きとした過去を称える、詩的な美しさと民族的な深みを持つ作品に対して

1996年 ヴィスワヴァ・シンボルスカ(波)

皮肉はらんだ緻密な詩によって、人間リアリティフラグメントに光を当て、その歴史的生物学文脈を浮き彫りにした

シンボルスカ詩集

1997年 ダリオ・フォ(伊)

中世的な道化権威風刺し、弱者尊厳庇護したこと

1998年 ジョゼ・サラマーゴポルトガル

想像、哀れみ、アイロニーを盛り込んだ寓話によって我々がとらえにくい現実を描いた

白の闇

1999年 ギュンター・グラス(独)

遊戯風刺に満ちた寓話的な作品によって、歴史の忘れられた側面を描き出した

2000年代

2002年 ケルテス・イムレ(ハンガリー

人間社会的圧力ますます服従している時代にあって、個人として生き、考え続ける可能性を追求した

運命ではなく

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2003年 J.M.クッツェー南アフリカ

アウトサイダーが巻き込まれていくさまを、無数の手法を用いながら意表をついた物語によって描いたこ

2004年 エルフリーデ・イェリネクオーストリア

その小説劇作における音楽的な声と対声によって、社会不条理と抑圧を並はずれた言葉への情熱を持って描き出した

ピアニスト

2005年 ハロルド・ピンター(英)

劇作によって、日常対話の中に潜在する危機晒し出し、抑圧された密室突破口を開いたこ

2006年 オルハン・パムクトルコ

故郷の街のメランコリックな魂を探求する中で、文明の衝突と混交との新たな象徴見出し

わたしの名は赤〔新訳版〕 (上) (ハヤカワepi文庫)

わたしの名は赤

2007年 ドレスレッシング(英)

女性経験を描く叙事詩人であり、懐疑と激情、予見力をもって、対立する文明吟味した

破壊者ベンの誕生

2008年 ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ(仏)

新たな旅立ち、詩的な冒険官能的悦楽の書き手となって、支配的な文明を超越した人間性とその裏側を探究した

来るべきロートレアモン

2009年 ヘルタ・ミュラー(独)

凝縮した詩と率直な散文によって、収奪された人々の風景を描いた

2010年代

2010年 マリオ・バルガス・リョサ(ペルー

権力構造地図と、個人抵抗と反抗、そしてその敗北を鮮烈なイメージで描いた

楽園への道

2011年 トーマス・トランストロンメルスウェーデン

稠密で透光性のあるイメージを通じて、読者に現実への斬新な道筋を与えたこ

悲しみのゴンドラ

2012年 莫言(中)

幻覚的なリアリズムによって民話歴史現代を融合させた

白檀の刑

2013年 アリス・マンローカナダ

現代短篇小説の名手として

ピアノ・レッスン

2014年 パトリック・モディアノ(仏)

最も捉え難い人々の運命召喚し、占領下の生活世界を明らかにした記憶芸術に対して

1941年パリの尋ね人

2015年 スヴェトラーナアレクシエーヴィッチ(露)

我々の時代における苦難と勇気記念碑と言える多声的な叙述に対して

戦争は女の顔をしていない

2016年 ボブ・ディラン(米)

米国歌謡伝統の中に新しい詩の表現創造したこと

2017年 カズオ・イシグロ(英)

壮大な感情の力を持った小説を通し、世界と結びついているという、我々の幻想感覚に隠された深淵を暴いた

2018年 オルガ・トカルチュク(ポーランド

博学的な情熱によって、生き方としての越境象徴する物語想像力に対して

逃亡派

2019年 ペーターハントケオーストリア

言語的な技巧を交えて、人間経験の外縁と特異性を探究した、影響力のある諸作品に対して

2020年代

2020年 ルイーズ・グリュックアメリカ

厳粛な美によって個人存在普遍的ものとした、その紛う方無き詩的な声に対して。

anond:20220617140024

2022-04-19

Netflix殺人ホテル

・母は強し

・そんなハイペースで犠牲者取り込んでたら噂にならん…?

・流石にスイッチには気付かん…?

・夫ォ…

黒人裏切り死にキャラにするというのはポリコレ漬けだったので意表をつかれました

ラスト人間心理って感じでよかったまじで

ミンチ肉と親子丼と海の話の増田酢魔の品派のみ鵜とンどこやお得に珍味回文

おはようございます

あのさ、

いつも常々思うんだけど

ハンバーグってなんでお肉をわざわざミンチにしてまた固めて焼こうと思ったのかしら?って。

そう言う料理とか色々あるじゃない。

きっと歯の弱いお婆ちゃんのために孫がお肉を美味しく食べられますように!って理由で作られたわけではないと思うんだけど、

そう言った経緯ストーリーってあるのかも知れないわね。

味わいが凝縮されてる美味さが爆発するハンバーグ研究に余念が無かった結果のハンバーグだったのかしら?

牛100パーセントロマンハンバーグなら

お肉そのままでもいいじゃん!って思っちゃうけど、

合い挽き肉のハンバーグならまた話が違ってくると思うのね。

牛と豚一緒に食べたら美味しいんじゃね?って研究に余念が無かった結果の合い挽き肉なら理由は分かるわ。

合成したら美味しくなるかも知れない理論

ドリンクバーで色々な飲み物を混ぜて研究に余念が無いちびっ子たちと理屈では一緒よ。

結局得体の知れないよく分からない飲み物になってしまいがちだけど、

さすがに

牛と豚のお肉をミルフィーユ状にして重ねて焼いたような料理がないのと一緒で、

さすがにそれは無いだろう!って気付いたのかしらね

でも、

研究に余念が無いハンバーグ職人

もちろんその時にはまだハンバーグって料理がない頃の話しなので、

ここでは便宜上ハンバーグ的なものハンバーグと言っちゃうけど、

そこでハンバーグ職人

そのままのそれぞれのお肉をミルフィーユ状にして重ねて焼いても美味しくないので、

じゃ!閃いてミンチにして合成すれば美味さ爆発するんじゃね?ってノリだったのかもしれない、

究極の肉合成技術だったのかも知れない当時としては

かなり画期的

もう美味しいものと美味しいものを合わせたら無敵で優勝出来ると思っている安直研究結果は調べるまでもなかったと思うけど、

ミンチにしたら良い塩梅で偏り無く混ぜられるんじゃない?って人類は気付いちゃったのかもね。

結局は麺類全般の美味しさは仕上げ玉子が美味しいじゃん!って理由になってしまいがちな、

ミンチ製造機の

あのミンチ肉を作る機械発明車輪の再開発のように、

ハンバーグが先かミンチ製造機が先に産まれたか

玉子論争で

結局は親子丼!が優勝ってことでオーケーだと思うわ。

陸の親子丼が鶏と玉子で私は二羽ぐらいのお肉を使うぐらいが美味しいと思うちょうど今目の前の庭に二羽鶏がいるんだけど、

じゃ

海の親子丼

鮭とイクラ海鮮親子丼ってことになるじゃない。

それもそれで優勝候補としては手堅いわよね。

陸か海か悩むわよね。

うどん屋やおそば屋さんがやってる親子丼を頼もうとして注文オーダー発注したら

海鮮親子丼が出てきたら

私でもビビるわ!

これはこれで意表を突かれるというか、

そうきたかー!って親子丼親子丼ですけどそれがなにかって言われそうだわ。

かに親子丼であることに間違いは無いけど、

なら陸か海か!ってメニュー表に書いておくべきだと思う、

たくさんのメニューが壁一面に張って飾ってある飲食定食屋さんって

奥の方のメニューって頼んでもいいのだろうか?って思ってしまうほど、

それは定食屋さんからのお客さんへのラブレターでもあるのよね。

逆にいっぱいありすぎるのも悩むし、

しかに今まで親子丼

陸か海かどっちにするんだい?お客さん!って大将に一度たりとも聞かれたことなかったし、

明日たここに来て下さい、

本当の海の親子丼を食べさせてあげますよ!とか

いか学生さん海の親子丼をいつでも食べられるようになるぐらいが丁度いいのさ!

どちらにしろ

う!海!?ってなるじゃない。

ちなみに

亀の親子丼ならカワバンガ!よ

からたいていの場合

陸の親子丼が出てくるに間違いないと思うけど、

そこはトンチを効かせて

鮭とイクラ親子丼が出てきたら海鮮欲満たせまくれるじゃない。

海は広いな大きいなーって。

そうなると

本当にうどん屋さんやおそば屋さんで海鮮イクラ

ってそれもうイクラ丼って言ってるじゃん!ってイクラ丼じゃなくて、

鮭とイクラ親子丼って言い間違わないように!

でも本当に

うどん屋さんやおそば屋さんで食べられる海の親子丼に憧れるわね。

ほら!

貝殻に耳を当ててみたら

潮騒の波の音が聞こえてくるわよ!

うふふ。


今日朝ご飯

カフェオレしました。

通りすがりまくり自動販売機のあたたかいがつめたたいにかわってきているおのののかの時期の頃、

コールドに変わっていたので、

もうこんな季節なのね!って

その現象名前を付けるならおのののかって付けたら絶対意味不明よね。

デトックスウォーター

今朝なんか寒くて目覚めた丁度良い頃合いの時間だったから良かったけど、

寒かったので

ホッツ緑茶ウォーラーしました。

お茶っ葉切らしたので、

買ってこなくちゃの

また麦茶シーズン到来目前待ったなしね!

でも今日は寒かったので

ホッツ緑茶ウォーラーね。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2022-02-20

anond:20220220173658

全てお気持ち問題

パクリ認定権利主張をされる恐れがある

・読者が「俺の予測採用した! 希望通りの展開にできるぞ!」と判断して調子に乗り、どんどん予測コメントを書いて負担になる可能性がある

展開予測的な感想は数あれどそんな主張する毒者は見たことがないし、いたらその時点でブロックすればいいだけ。ヘイト買ってる炎上作家でもなきゃ他の読者はみんなお前の味方よ。

・「予想されたうえで、それでも面白い物を作れるのか?」という不安がある

謎一点勝負ミステリ叙述トリックでもなきゃ、たかが展開予測物語をつまらなくすることはない。ハリーポッターだって熱心なファンの間ではスネイプが実は善側であることは常識だったし、むしろリアルタイムでああだこうだと言うコミュニティがなきゃ、ただの読者はファンにまでならない。

意表を突く叙述トリック特化なら、ウスバーのやり口を参考にするといい。本当に際どいときあとがきでお願いしているし、読者も喜んで守っている。

予測コメントに従うのは自分作品じゃないみたいで嫌

まさにお気持ち

2022-02-08

anond:20220208033817

意表を突かれるのも「たしかに」と言うのも、そうは思っていなかった、意見が不一致と認識してたって表明にはなる。

かに妙なところで神経過敏な人間主観しかないけど、そんなに説得力ないですか。

横だけど、端的に言ってマジキチしか思えない。誰も言ってないことを過剰なまでに読み取る様は統合失調症患者を見ているかのよう。

anond:20220208025717

意表を突かれるのも「たしかに」と言うのも、そうは思っていなかった、意見が不一致と認識してたって表明にはなる。

語源話題とは関係ない。

かに妙なところで神経過敏な人間主観しかないけど、そんなに説得力ないですか。

anond:20220208001557

それはあなた主観しかいね

意表を突かれてうなるときにも

「なるほどー!」

と、言ったりする。

和の精神もなにも、元々なぜ肯定を表すようになったかとかちょっと調べたら出てくるけど、そこに否定意味合いなんてぜんっぜん無い。

疑問を挟んで使っているなんて、それは「なるほど」の解釈勝手に、検証理解同意の順番で出てくる言葉だと決めつけているだけとしか言えない。

最初に書いたように、考えてもいなかった、意識してなかったところに対する発見というような時にも「たしかに」というような意味合いで「なるほど」は普通に使う。

けれど、そういう「疑問を挟んでる」と言うような意味合い勝手に感じる人がでてきたってだけ。しかもごく近世(というよりここ十数年~数年ってところじゃないかな)

そういう人が増えてきたんだから気をつけることも時には大事だという意見ならわかるが、和の精神と馴染まないだのなんだので決めつけるのは違和感があるな。

2022-01-10

成人式でもらった紅白パン増田酢魔ノン朴は鵜子てっ等も出来芯地伊勢回文

おはようございます

私凄いことに気付いちゃったんだけど、

今年から成人の年齢が変わるって事で、

今年19歳の人は、

今年の成人式にも来年成人式にも行けず

ずっと成人式狭間で19歳として生きていく

声優井上喜久子さんみたいにずっと17歳いるかのように

ずっとずっと19歳として生きていく、

本当に旅がしたいからって旅だって自分探しセンチメンタルジャー!ってやかましわ!ってなることだと思うの。

そう考えるとちょっと気の毒よね。

永遠に19歳とかって。

でもさ、

18歳から成人になったとしてもローン組めるだけのようで

あと飲酒とかはやむなく20歳からみたいなので

結局これは何が変わったのかしらって政治投票を表を若いから欲しいってだけの

これ政治戦略なのかしら?って

安直に考えついてしまうわ。

そんなことより、

私は今日の予定を立てたタイムアタックをこなしているところよ。

実家に寄って蜜柑いただいて、

事務所に来て増田棚卸しデータを作って、

餃子をキメに行って

銭湯サウナに行く!って

今日のみっちみちのスケジュールタイムアタック

あのさ、

スキー競技

旗のきわきわのところをバシって弾いて勢いよく滑走していくスキー競技あるじゃない、

あれを時間見立て

私は時間の急斜面に向かって、

あのチェックポイントフラグをつまり予定を

バシーンバシーンって今日は予定通りにキメたいところなのよ。

から成人式ですね!おめでとうございます

家に帰るまでが成人式ですからね!って

わーい!って紅白饅頭辞書をもらって喜んでいる場合じゃ無いのよ。

から今日は私はみっちりと詰め込んだ予定を

隅々まで遂行させるべく、

あのスキーの急滑降する時の

旗のフラグをバシーンバシーンって勢いよく弾くかの如く、

今日は予定通りに行きたいところよ!

私は何のお店か名前だけ聞いても分からないようなパン屋さんのプロデューサーが人のお金を使って面白くない店名大喜利やってるとしか思えないパン派なほどあんまりご飯は食べない皆さんもご存じの通り朝パンサンドイッチが多いんだけど、

きっと私はなんかよく分からない派手な面構えの店頭のお店の軒先に来たら、

騙されて派手に作ったパン屋さんの店主が気の毒でならないわ。

あれ最初は楽しくても絶対途中で飽きちゃうわよね。

私も最初飛び込み前転で入店出来るかも知れないけど、

あれは洒落入店しているだけで、

パンが美味しくても、

なんかお前ミーハー話題パン屋さんのパンから買うんだろ!って思われるのも癪なので

たとえそう言うお店のパンが超絶美味しくても通えないわよね。

からなんかやっぱり見た目で損しているというか逆によ逆に。

あの派手な見てくれの店頭の軒先のお店の面構えはちょっと躊躇しちゃうわね。

あんなお蕎麦屋さんだったら入らないでしょ?って意表を突く感じかも知れないけど、

一度しか意表は突けないから、

二度とみんな騙されないのよ。

今日はそんなうかうか世間の噂話に付き合ってられないので、

私は私のタイムアタック遂行すべく、

勢いよく予定をこなして行くわよ!

良い休日を!

ではでは

アディオス

アミーガ


今日朝ご飯

実はまだ食べてないわ!

デトックスウォーターのホッツ白湯ウォーラーインレモンしか飲んで無くて、

たまの休日にはお腹を午前中だけでも休ませるのはいかがなものかな?なんて思ってないわよ。

休むときは休む!

食べるときに飲む!

そんな大正漢方胃腸薬のような感じね!

休日時間有効に使いたいものね。

今日はとにかくそんな感じよ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2021-07-18

下記の感じだと思うよ

なんj メゾット(本人殴るより周囲を殴った方がダメージが入るので殴る)

   +

倫理が高ければ赦される(JOC謝罪文に対する意表返し)

   +

過去のことは謝れば赦される。30年後に謝ればOK (JOC謝罪文に対する意表返し)

 

あと、海外フォーラムでも『彼の子どもや孫も同じ目にあうべきだ(そうすれば痛みを理解できるようになるのでは?)』って投稿があったよ

だけど、『無関係な人を同じ目に合わせろだなんてあなたはどうかしてる』と総叩きだったよ

 

日本もみんなそういう感覚だと思うぞ

無関係家族Twitterアタックしてるのは粛々と通報すればいい

餃子事件の時も粛々と通報したけど嫌がらせ行為をしていた泡沫アカウント通報したらちゃんと停止になったぞ

増田粛々と通報するといい

 

 

anond:20210718203127 anond:20210718213123 anond:20210718234942 anond:20210719022257

2021-07-04

渡辺明の敗北

 「最年少防衛」「最年少九段」。速報で次々と流れてくる文字は、間違いなく、将棋界の歴史に残る偉業だった。しかし、不思議感情は湧き起こらず、それはただの文字の羅列にしか見えなかった。

 「渡辺明の敗北」。代わりに浮かんだその文字は、頭から身体を巡り、あっという間に全身を蝕んでいった。

 藤井聡太に初タイトルである棋聖」を献上してから1年。渡辺は、本戦を勝ち上がり、再びタイトル戦の舞台に戻ってきた。あの夏から1年。両者は立場を変えて再び相まみえた。「現役最強決定戦」との呼び声も高く、戦前ボルテージは最高潮に達した。

 しかし、結果は渡辺にとって非情ものに終わる。0勝3敗。自身39回目のタイトル戦にして、初のストレート負けである。昨年圧倒的な研究藤井に一矢を報いた第3局で、今度はその矢が届かなかった。復位を期し、1年ぶりに臨んだ大舞台での再戦は、梅雨の黒雲に呑まれるように進行し、夏を迎えないままに幕を閉じた。

 「どう負けようと意味がない」初のストレート負けの感想を聞かれた渡辺は、吐き捨てるようにそう答えた。フルセットも、ストレート負けも、番勝負の結果としては変わらない。結果主義者渡辺らしく、恐らく包み隠さぬ本音なのだろうと思った。

 しかし、観ている者はそうもいかないのである。「渡辺明タイトルストレート負け」。登場39回目にして初めて見せつけられたそれを、はいそうですかと受け入れられるわけがない。渡辺本人が切り捨てるものに過剰な「意味」を持たせるのは愚かしいが、そうせざるを得ないのである。「たまたま」星が偏ってタイトル戦でストレート負けを喫する男ではない。そのことは、自分の全てを懸けて断言してもいい。だからこそ、この結果は重く、厳然としたものとして突き付けられている。まだ、受け入れることはできそうにない。

 1年前に失冠した時、渡辺は完敗を認めつつも、最後には前向きな発言をした。今回は藤井聡太情報ほとんどなかったが、番勝負を指して分かったことがある。だから次は「普通」にやる―そう述べたのである。この発言には説得力があった。渡辺明は、「情報」で勝ってきた棋士からである最初得体の知れない相手であっても、戦ううちに相手を知り、習得していく。そうやってタイトル戦の舞台で何人もの後輩棋士を沈めてきた。実績があるからこそ、この発言には説得力があり、そして藤井との再戦にこれ以上ないくらいの期待を持たせた。有言実行とばかり、厳しい対戦相手たちを下し、再び挑戦者としてタイトル戦の舞台に戻ってきたことはさすがとしかいいようがない。だからこそ、ボルテージは最高潮に高まり、観る者は「現役最強決定戦」と謳った。

 開幕前のインタビューで、渡辺藤井への意識を強く口にした。そして、「(今後の)棋士人生を考える意味でも大きな鍵になる」そのように述べた。これは単なる1タイトル戦ではない。渡辺明が今後どれだけ最前線で戦い続けられるのか、そのことを示す戦いになると、渡辺自身が述べた。

 その「棋士人生を懸けた」戦いが、蓋を開けてみれば厳しい結果となる。万全の研究をぶつけ、自身が一番得意とする勝ちパターンで上回られた第1局。先に藤井の残り時間3分に追い込みながら、そのあとで全く持ち時間が減らない、「永遠3分」を突き付けられた第2局。藤井聡太の底知れない中終盤力に呑まれ渡辺はあっという間に土俵際に追い詰められた。1年前の番勝負で、渡辺藤井の「情報」を得た。しかし、用意周到な渡辺の準備を、信じられない速度で進化する藤井が上回っていたのかもしれない。戦前に述べた言葉は、もっとも厳しい形で、渡辺自身に降りかかっていた。

 

 追い詰められた第3局。戦型は矢倉の最新型となった。激しい展開ながら、渡辺の指し手は早かった。これは研究が行き届いている証左である。持ち時間に大きな差を付ける理想的な展開になるが、昼食休憩明け、藤井の金寄りが控室も驚く意表の一手。難解な局面を突き付けられ、渡辺、長考に沈む。

 感情を鎮めるように、淡々と書いてきたつもりだったが、それはここで止める。トップ棋士による読みのぶつけ合いは想像を絶しており、盤上の表面だけ見たところで分かることは限られている。二人がどれだけ読みを深め、盤の底で思索の海に沈んでいるのか、はっきり言って「分からない」のである

 このような難解な将棋で、ファンができることは一つしかない。研究を外されたのか、長考に沈む渡辺。89分の考慮は非常に長く、言いようのない不安と恐怖があった。意を決した渡辺、角を切り飛ばす。その後も続くねじり合いから69手目、今度は決断飛車切りである。風雲急を告げる「勝ちにいった手」だが、直後に渡辺は再び長考に沈んだ。残り時間は44分。渡辺はそのほとんど、40分を費やして角を打った。ここまで時間を費やし、渡辺はどこまで読んでいるのか。勝ちまで読み切ったのか、それとも予定外の長考か。分からない。何も分からない。分からいから、ファンにできることは一つしかない。信じるしかないのである藤井聡太相手に本当に「勝ち筋」はあるのか。吐きそうになりながらも、渡辺がそれを掴みにいっていると、手繰り寄せにいっていると、ただひたすら、信じるしかない。こんな時、将棋ファンとはどこまでも無力である。分からないものを前にして、ただ信じるしかない。声援を送っても渡辺に届くわけではないから、ひたすら祈ることしかできない。はるか高みで戦う孤独棋士に、ファンができることはただ一つ、信じることしかない。

 

 詰むや詰まざるや、難解な最終盤となった。藤井が機を捉えて渡辺玉に迫る。駒を渡す怖い変化だが、果たして藤井の玉は大丈夫なのか。分からない、本当に分からない。局面が少し進んだ。藤井の玉が上に逃れ、渡辺、どうやら足りない。「信じたくない」そう思ったところで、全てを打ち砕くように、藤井が華麗な決め手を放つ。

 「△7一飛」。馬が利いているところに飛車を捨てる、普通はあり得ない手であるしかし、この飛車を取ると渡辺の玉が詰まされてしまう。あまりにも、あまりにも華麗な決め手であった。分からない局面が延々と続いたこ将棋だったが、最後にようやく、この将棋はもう続かないのだということが分かった。この華麗な一手を盤上に出現させられては、もう指す手がない。渡辺、斜め上を見上げて飛車を取る。首を差し出し、棋聖戦五番勝負が終幕した瞬間だった。

 まだ、冷静にこのシリーズを受け止めることができない。「信じたくない」率直に言うと、そうなのかもしれない。しかし、この結果は動かない。この結果を誰よりも重く受け止めるのは、結果主義者渡辺自身であると、そのこともよく分かっている。

 渡辺明は、この敗北をどう受け止めるのか。そして戦前に自らが述べた「棋士人生」にどのような道筋を立てるのか。戦いを終えたばかりの今、それはまだ分からないが、ファンにできることは相も変わらず一つだけである渡辺があげるのは、白旗ではなく、反撃の狼煙であると。そう信じるしかない。

2021-06-22

映画大好きポンポさん(多分ネタバレあり

の話の前に、俺の故郷増田県の話から始めよう。俺が増田県を出て埼玉一人暮らしを始めてもう干支が一回りした。今年も甲子園には私立増田清栄高校が出る。7年連続18回目。わかってる、あのクソ高校野球部ときたら関西下りガイジン部隊巣窟で、クズ高校だった清栄の偏差値を上げるためのコマセでしかない(しかちゃん偏差値は上がったから見え透いたコマセも効くものである)。スポーツ特待生一般生徒は校舎すら別、ありゃ、2つの高校に強引に看板を掛けてるだけだ。地の人間なんか3年に1度ぐらいアリバイのように3塁コーチに立つぐらい。それでもまあ、甲子園が始まれば俺も増田県で産湯を遣った人間である、なんだかんだで結果ぐらいは気になる・・・

同じような感覚が、俺の中で「ネット発」というやつにある。いや何、原作は初っ端だけ商業の網に運悪く引っかからなかったけれど、彼は創作エリートで、こんな場末でぶつぶつ言うぐらいしかできない俺とはくらべものにはならない。でも増田清栄の連中に感じる数倍ぐらいは「俺たちの」感がある。ならばその夢の晴れやかだか無惨だか知らない終わりを見に行かなければならない、という訳だ。

しかし、こういう状況だと作る側はしんどい。少なくとも原作からは言った連中からすれば、動画になったとはいえ結局その2時創作にならざるを得ず何をしても「解釈違い」と叩かれる可能性はある。その中であえて新キャラをぶっ混んで1エピソード(と言えばいいんですかね)を敢えて入れてきた勇気はその成否は別として褒めておきたい。入れてきたとしても、全体に通じる「足を引っ張る悪人はいない」という守るべき最低限の線はキチンと踏んでいる。某ネトラボはその点を激しく排撃していたが、もとからそういう「おかゆである。その点を看過してわざわざ「おかゆじゃん」というのは明らかにお前は黙ってろ案件ではあるまいか。こういうのでいいんだよこういうので。おまえは試写室で硬くて暗い映画でもメモ取りながら見てろ。

さらにいえば、追加エピソードは極めて現在的で、かつ意表の付き方はなかなかいい。そして作中ジーンの言を借りて”俺がこれが必要だと思ったから足したんだよお前がどう思ったとしても”と開き直る。下手な言い訳より余程好感できるというものだ。この追加によってこの映画ちゃんと、そして最大の眼目でもある「90分にする」という目的も達している。この映画もう一つの興味は、ちゃんと予定の尺を作れるかという点だ。その曲芸破綻なくこなし通した、というのは十分に称賛に値しよう。

もう一つ、この追加でプラスになったのはミスティア描写だろう。原作(但し1巻のみ)では単なる後背の完璧超人であったが(初見の時いつ裏切るかと思っていた)、削られた部分を考えてもそれを超えてきた。

ただし、原作寄りの見方をすれば時系列の切り替えはあまり映画的にしたいという欲が見えすぎる。原作的な同時並行でもよかったのではあるまいか

一番気になったのは、編集シーン。あれ、全盛期にそれをメタ皮肉った「num1000って大体こんな感じ」というフラッシュ動画に見えてしょうがなかった。PC上のる編集シーンなんてどうしたって絵にはならないけどね。これを頂点に、随所に「あと一歩でありがちなダメ邦画」に陥る剣ガ峰に立っている感が目立つ。

もう一つは、アニメ描写なのか「ココすごいシーン」というのを絵だけで何とかできず、記号的に処理した(のか、記号自体がありうるリアリティラインなのかが微妙ではあるが)のはあまり頂けない。原作はうまく黒澤したけどあれをアニメでやるわけにもいかなかった。

とはいえ、その致命的な一歩を誤って踏み出さなかったバランス感覚があって本当に良かった。綱渡り師はちゃんと彼のロープ渡り切った。ここらじゃしばしば綱渡りは失敗する。中にはハッパ決めすぎてロープからテメェが落ちたことにも気づかない莫迦までいるからな。

気楽に前向きハッピーに、ってのは悪くないし、その目的にほんのちょっと我意を混ぜ込んだにしては手際よく90分にまとまってる。エンドロールも含めて、こまめにくすぐるサービス精神も旺盛。郷土出世頭を仰ぎ見るこちとらとしては、拍手喝采大団円だ。それでいいじゃないですか。こういうのでいいんだよこういうので。

まあ、佳作と言っていいんじゃないでしょうか。

総評パンツが見えたので星3つです

2021-06-03

宮崎駿大甲子園とかだったりして

全然情報が出てこない新作だけどどういうアニメなのかな。

意表をついて宮崎キャラ総出演アニメとかだったら楽しいのにな。

2021-05-23

anond:20210523204006

立ち状態でのサマーソルト意表を付く技としては一応あり

問題点サマーソルトリーチほとんどない

自分の立ってる位置から円の周期が間合い

こっちに突進気味に向かってくる相手カウンターサマーソルトしないとキックが届かない

あびせ蹴りの方が能動的に狙っていける

2021-03-22

あは

さて、殺人事件から十日程たったある日、私は明智小五郎の宿を訪ねた。その十日の間に、明智と私とが、この事件に関して、何を為し、何を考えそして何を結論たか。読者は、それらを、この日、彼と私との間に取交された会話によって、十分察することが出来るであろう。

 それまで、明智とはカフェで顔を合していたばかりで、宿を訪ねるのは、その時が始めてだったけれど、予かねて所を聞いていたので、探すのに骨は折れなかった。私は、それらしい煙草屋の店先に立って、お上さんに、明智いるかどうかを尋ねた。

「エエ、いらっしゃいます。一寸御待ち下さい、今お呼びしまから

 彼女はそういって、店先から見えている階段上り口まで行って、大声に明智を呼んだ。彼はこの家の二階を間借りしているのだ。すると、

「オー」

 と変な返事をして、明智はミシミシと階段下りて来たが、私を発見すると、驚いた顔をして「ヤー、御上りなさい」といった。私は彼の後に従って二階へ上った。ところが、何気なく、彼の部屋へ一歩足を踏み込んだ時、私はアッと魂消たまげてしまった。部屋の様子が余りにも異様だったからだ。明智が変り者だということを知らぬではなかったけれど、これは又変り過ぎていた。

 何のことはない、四畳半の座敷が書物で埋まっているのだ。真中の所に少し畳が見える丈けで、あとは本の山だ、四方の壁や襖に沿って、下の方は殆ほとんど部屋一杯に、上の方程幅が狭くなって、天井の近くまで、四方から書物の土手が迫っているのだ。外の道具などは何もない。一体彼はこの部屋でどうして寝るのだろうと疑われる程だ。第一、主客二人の坐る所もない、うっかり身動きし様ものなら、忽たちまち本の土手くずれで、圧おしつぶされて了うかも知れない。

「どうも狭くっていけませんが、それに、座蒲団ざぶとんがないのです。済みませんが、柔か相な本の上へでも坐って下さい」

 私は書物の山に分け入って、やっと坐る場所を見つけたが、あまりのことに、暫く、ぼんやりとその辺あたりを見廻していた。

 私は、かくも風変りな部屋の主である明智小五郎為人ひととなりについて、ここで一応説明して置かねばなるまい。併し彼とは昨今のつき合いだから、彼がどういう経歴の男で、何によって衣食し、何を目的にこの人世を送っているのか、という様なことは一切分らぬけれど、彼が、これという職業を持たぬ一種の遊民であることは確かだ。強しいて云えば書生であろうか、だが、書生にしては余程風変りな書生だ。いつか彼が「僕は人間研究しているんですよ」といったことがあるが、其時私には、それが何を意味するのかよく分らなかった。唯、分っているのは、彼が犯罪探偵について、並々ならぬ興味と、恐るべく豊富知識を持っていることだ。

 年は私と同じ位で、二十五歳を越してはいまい。どちらかと云えば痩やせた方で、先にも云った通り、歩く時に変に肩を振る癖がある、といっても、決して豪傑流のそれではなく、妙な男を引合いに出すが、あの片腕の不自由な、講釈師神田伯龍を思出させる様な歩き方なのだ。伯龍といえば、明智は顔つきから声音まで、彼にそっくりだ、――伯龍を見たことのない読者は、諸君の知っている内で、所謂いわゆる好男子ではないが、どことな愛嬌のある、そして最も天才的な顔を想像するがよい――ただ明智の方は、髪の毛がもっと長く延びていて、モジャモジャともつれ合っている。そして、彼は人と話している間にもよく、指で、そのモジャモジャになっている髪の毛を、更らにモジャモジャにする為の様に引掻廻ひっかきまわすのが癖だ。服装などは一向構わぬ方らしく、いつも木綿の着物に、よれよれの兵児帯へこおびを締めている。

「よく訪ねて呉れましたね。その後暫く逢いませんが、例のD坂の事件はどうです。警察の方では一向犯人の見込がつかぬようではありませんか」

 明智は例の、頭を掻廻しながら、ジロジロ私の顔を眺めて云う。

「実は僕、今日はそのことで少し話があって来たんですがね」そこで私はどういう風に切り出したものかと迷いながら始めた。

「僕はあれから、種々考えて見たんですよ。考えたばかりでなく、探偵の様に実地の取調べもやったのですよ。そして、実は一つの結論に達したのです。それを君に御報告しようと思って……」

「ホウ。そいつはすてきですね。詳しく聞き度いものですね」

 私は、そういう彼の目付に、何が分るものかという様な、軽蔑安心の色が浮んでいるのを見逃さなかった。そして、それが私の逡巡している心を激励した。私は勢込いきおいこんで話し始めた。

「僕の友達に一人の新聞記者がありましてね、それが、例の事件の係りの小林刑事というのと懇意なのです。で、僕はその新聞記者を通じて、警察の模様を詳しく知ることが出来ましたが、警察ではどうも捜査方針が立たないらしいのです。無論種々いろいろ活動はしているのですが、これという見込がつかぬのです。あの、例の電燈のスイッチですね。あれも駄目なんです。あすこには、君の指紋丈けっきゃついていないことが分ったのです。警察の考えでは、多分君の指紋犯人指紋を隠して了ったのだというのですよ。そういう訳で、警察が困っていることを知ったものですから、僕は一層熱心に調べて見る気になりました。そこで、僕が到達した結論というのは、どんなものだと思います、そして、それを警察へ訴える前に、君の所へ話しに来たのは何の為だと思います

 それは兎も角、僕はあの事件のあった日から、あることを気づいていたのですよ。君は覚えているでしょう。二人の学生犯人らしい男の着物の色について、まるで違った申立てしたことをね。一人は黒だといい、一人は白だと云うのです。いくら人間の目が不確だといって、正反対の黒と白とを間違えるのは変じゃないですか。警察ではあれをどんな風に解釈たか知りませんが、僕は二人の陳述は両方とも間違でないと思うのですよ。君、分りますか。あれはね、犯人白と黒とのだんだらの着物を着ていたんですよ。……つまり、太い黒の棒縞の浴衣なんかですね。よく宿屋の貸浴衣にある様な……では何故それが一人に真白に見え、もう一人には真黒に見えたかといいますと、彼等は障子の格子のすき間から見たのですから、丁度その瞬間、一人の目が格子のすき間と着物の白地の部分と一致して見える位置にあり、もう一人の目が黒地の部分と一致して見える位置にあったんです。これは珍らしい偶然かも知れませんが、決して不可能ではないのです。そして、この場合こう考えるより外に方法がないのです。

 さて、犯人着物縞柄は分りましたが、これでは単に捜査範囲が縮小されたという迄で、まだ確定的のものではありません。第二の論拠は、あの電燈のスイッチ指紋なんです。僕は、さっき話した新聞記者友達の伝手つてで、小林刑事に頼んでその指紋を――君の指紋ですよ――よく検べさせて貰ったのです。その結果愈々いよいよ僕の考えてることが間違っていないのを確めました。ところで、君、硯すずりがあったら、一寸貸して呉れませんか」

 そこで、私は一つの実験をやって見せた。先ず硯を借りる、私は右の拇指に薄く墨をつけて、懐から半紙の上に一つの指紋を捺おした。それから、その指紋の乾くのを待って、もう一度同じ指に墨をつけ前の指紋の上から、今度は指の方向を換えて念入りに押えつけた。すると、そこには互に交錯した二重の指紋がハッキリ現れた。

警察では、君の指紋犯人指紋の上に重って、それを消して了ったのだと解釈しているのですが、併しそれは今の実験でも分る通り不可能なんですよ。いくら強く押した所で、指紋というものが線で出来ている以上、線と線との間に、前の指紋の跡が残る筈です。もし前後指紋が全く同じもので、捺し方も寸分違わなかったとすれば、指紋の各線が一致しまから、或は後の指紋が先の指紋を隠して了うことも出来るでしょうが、そういうことは先ずあり得ませんし、仮令そうだとしても、この場合結論は変らないのです。

 併し、あの電燈を消したのが犯人だとすれば、スイッチにその指紋が残っていなければなりません。僕は若しや警察では君の指紋の線と線との間に残っている先の指紋を見落しているのではないかと思って、自分で検べて見たのですが、少しもそんな痕跡がないのです。つまり、あのスイッチには、後にも先にも、君の指紋が捺されているだけなのです。――どうして古本屋人達指紋が残っていなかったのか、それはよく分りませんが、多分、あの部屋の電燈はつけっぱなしで、一度も消したことがないのでしょう。

 君、以上の事柄は一体何を語っているでしょう。僕はこういう風に考えるのですよ。一人の荒い棒縞の着物を着た男が、――その男は多分死んだ女の幼馴染で、失恋という理由なんかも考えられますね――古本屋の主人が夜店を出すことを知っていてその留守の間に女を襲うたのです。声を立てたり抵抗したりした形跡がないのですから、女はその男をよく知っていたに相違ありません。で、まんまと目的を果した男は、死骸の発見を後らす為に、電燈を消して立去ったのです。併し、この男の一期いちごの不覚は、障子の格子のあいているのを知らなかったこと、そして、驚いてそれを閉めた時に、偶然店先にいた二人の学生に姿を見られたことでした。それから、男は一旦外へ出ましたが、ふと気がついたのは、電燈を消した時、スイッチ指紋が残ったに相違ないということです。これはどうしても消して了わねばなりません。然しもう一度同じ方法で部屋の中へ忍込むのは危険です。そこで、男は一つの妙案を思いつきました。それは、自から殺人事件発見者になることです。そうすれば、少しも不自然もなく、自分の手で電燈をつけて、以前の指紋に対する疑をなくして了うことが出来るばかりでなく、まさか発見者が犯人だろうとは誰しも考えませんからね、二重の利益があるのです。こうして、彼は何食わぬ顔で警察のやり方を見ていたのです。大胆にも証言さえしました。しかも、その結果は彼の思う壺だったのですよ。五日たっても十日たっても、誰も彼を捕えに来るものはなかったのですからね」

 この私の話を、明智小五郎はどんな表情で聴いていたか。私は、恐らく話の中途で、何か変った表情をするか、言葉を挟むだろうと予期していた。ところが、驚いたことには、彼の顔には何の表情も現れぬのだ。一体平素から心を色に現さぬ質たちではあったけれど、余り平気すぎる。彼は始終例の髪の毛をモジャモジャやりながら、黙り込んでいるのだ。私は、どこまでずうずうしい男だろうと思いながら最後の点に話を進めた。

「君はきっと、それじゃ、その犯人はどこから入って、どこから逃げたかと反問するでしょう。確に、その点が明かにならなければ、他の凡てのことが分っても何の甲斐もないのですからね。だが、遺憾いかんながら、それも僕が探り出したのですよ。あの晩の捜査の結果では、全然犯人の出て行った形跡がない様に見えました。併し、殺人があった以上、犯人が出入しなかった筈はないのですから刑事の捜索にどこか抜目があったと考える外はありません。警察でもそれには随分苦心した様子ですが、不幸にして、彼等は、僕という一介の書生に及ばなかったのですよ。

 ナアニ、実は下らぬ事なんですがね、僕はこう思ったのです。これ程警察が取調べているのだから、近所の人達に疑うべき点は先ずあるまい。もしそうだとすれば、犯人は、何か、人の目にふれても、それが犯人だとは気づかれぬ様な方法で通ったのじゃないだろうか、そして、それを目撃した人はあっても、まるで問題にしなかったのではなかろうか、とね。つまり人間の注意力の盲点――我々の目に盲点があると同じ様に、注意力にもそれがありますよ――を利用して、手品使が見物の目の前で、大きな品物を訳もなく隠す様に、自分自身を隠したのかも知れませんからね。そこで、僕が目をつけたのは、あの古本屋の一軒置いて隣の旭屋という蕎麦屋です」

 古本屋の右へ時計屋、菓子屋と並び、左へ足袋屋、蕎麦屋と並んでいるのだ。

「僕はあすこへ行って、事件の当夜八時頃に、便所を借りて行った男はないかと聞いて見たのです。あの旭屋は君も知っているでしょうが、店から土間続きで、裏木戸まで行ける様になっていて、その裏木戸のすぐ側に便所があるのですから便所を借りる様に見せかけて、裏口から出て行って、又入って来るのは訳はありませんからね。――例のアイスクリーム屋は路地を出た角に店を出していたのですから、見つかる筈はありません――それに、相手蕎麦屋ですから便所を借りるということが極めて自然なんです。聞けば、あの晩はお上さんは不在で、主人丈が店の間にいた相ですから、おあつらえ向きなんです。君、なんとすてきな、思附おもいつきではありませんか。

 そして、案の定、丁度その時分に便所を借りた客があったのです。ただ、残念なことには、旭屋の主人は、その男の顔形とか着物縞柄なぞを少しも覚えていないのですがね。――僕は早速この事を例の友達を通じて、小林刑事に知らせてやりましたよ。刑事自分でも蕎麦屋を調べた様でしたが、それ以上何も分らなかったのです――」

 私は少し言葉を切って、明智発言の余裕を与えた。彼の立場は、この際何とか一言云わないでいられぬ筈だ。ところが、彼は相変らず頭を掻廻しながら、すまし込んでいるのだ。私はこれまで、敬意を表する意味で間接法を用いていたのを直接法に改めねばならなかった。

「君、明智君、僕のいう意味が分るでしょう。動かぬ証拠が君を指さしているのですよ。白状すると、僕はまだ心の底では、どうしても君を疑う気になれないのですが、こういう風に証拠が揃っていては、どうも仕方がありません。……僕は、もしやあの長屋の内に、太い棒縞の浴衣を持っている人がないかと思って、随分骨を折って調べて見ましたが、一人もありません。それも尤もっともですよ。同じ棒縞の浴衣でも、あの格子に一致する様な派手なのを着る人は珍らしいのですからね。それに、指紋トリックにしても、便所を借りるというトリックにしても、実に巧妙で、君の様な犯罪学者でなければ、一寸真似の出来ない芸当ですよ。それから第一おかしいのは、君はあの死人の細君と幼馴染だといっていながら、あの晩、細君の身許調べなんかあった時に、側で聞いていて、少しもそれを申立てなかったではありませんか。

 さて、そうなると唯一の頼みは Alibi の有無です。ところが、それも駄目なんです。君は覚えていますか、あの晩帰り途で、白梅軒へ来るまで君が何処どこにいたかということを、僕は聞きましたね。君は一時間程、その辺を散歩していたと答えたでしょう。仮令、君の散歩姿を見た人があったとしても、散歩の途中で、蕎麦屋便所を借りるなどはあり勝ちのことですからね。明智君、僕のいうことが間違っていますか。どうです。もし出来るなら君の弁明を聞こうじゃありませんか」

 読者諸君、私がこういって詰めよった時、奇人明智小五郎は何をしたと思います。面目なさに俯伏して了ったとでも思うのですか。どうしてどうして、彼はまるで意表外のやり方で、私の荒胆あらぎもをひしいだのです。というのは、彼はいきなりゲラゲラと笑い出したのです。

「いや失敬失敬、決して笑うつもりではなかったのですけれど、君は余り真面目だもんだから明智は弁解する様に云った。「君の考えは却々なかなか面白いですよ。僕は君の様な友達を見つけたことを嬉しく思いますよ。併し、惜しいことには、君の推理は余りに外面的で、そして物質的ですよ。例えばですね。僕とあの女との関係についても、君は、僕達がどんな風な幼馴染だったかということを、内面的に心理的に調べて見ましたか。僕が以前あの女と恋愛関係があったかどうか。又現に彼女を恨うらんいるかどうか。君にはそれ位のことが推察出来なかったのですか。あの晩、なぜ彼女を知っていることを云わなかったか、その訳は簡単ですよ。僕は何も参考になる様な事柄を知らなかったのです。僕は、まだ小学校へも入らぬ時分に彼女と分れた切りなのですからね。尤も、最近偶然そのことが分って、二三度話し合ったことはありますけれど」

「では、例えば指紋のことはどういう風に考えたらいいのですか?」

「君は、僕があれから何もしないでいたと思うのですか。僕もこれで却々やったのですよ。D坂は毎日の様にうろついていましたよ。殊に古本屋へはよく行きました。そして主人をつかまえて色々探ったのです。――細君を知っていたことはその時打明けたのですが、それが却かえって便宜になりましたよ――君が新聞記者を通じて警察の模様を知った様に、僕はあの古本屋の主人から、それを聞出していたんです。今の指紋のことも、じきに分りましたから、僕も妙に思って検しらべて見たのですが、ハハ……、笑い話ですよ。電球の線が切れていたのです。誰も消しやしなかったのですよ。僕がスイッチをひねった為に燈ひがついたと思ったのは間違で、あの時、慌てて電燈を動かしたので、一度切れたタングステンが、つながったのですよ。スイッチに僕の指紋丈けしかなかったのは、当りまえなのです。あの晩、君は障子のすき間から電燈のついているのを見たと云いましたね。とすれば、電球の切れたのは、その後ですよ。古い電球は、どうもしないでも、独りでに切れることがありますからね。それから犯人着物の色のことですが、これは僕が説明するよりも……」

 彼はそういって、彼の身辺の書物の山を、あちらこちら発掘していたが、やがて、一冊の古ぼけた洋書を掘りだして来た。

「君、これを読んだことがありますか、ミュンスターベルヒの『心理学犯罪』という本ですが、この『錯覚』という章の冒頭を十行許ばかり読んで御覧なさい」

 私は、彼の自信ありげ議論を聞いている内に、段々私自身の失敗を意識し始めていた。で、云われるままにその書物を受取って、読んで見た。そこには大体次の様なことが書いてあった。

嘗かつて一つの自動車犯罪事件があった。法廷に於て、真実申立てる旨むね宣誓した証人の一人は、問題道路全然乾燥してほこり立っていたと主張し、今一人の証人は、雨降りの挙句で、道路はぬかるんでいたと誓言した。一人は、問題自動車は徐行していたともいい、他の一人は、あの様に早く走っている自動車を見たことがないと述べた。又前者は、その村道には二三人しか居なかったといい、後者は、男や女や子供の通行人が沢山あったと陳述した。この両人の証人は、共に尊敬すべき紳士で、事実を曲弁したとて、何の利益がある筈もない人々だった。

 私がそれを読み終るのを待って明智は更らに本の頁を繰りながら云った。

「これは実際あったことですが、今度は、この『証人記憶』という章があるでしょう。その中程の所に、予あらかじめ計画して実験した話があるのですよ。丁度着物の色のことが出てますから、面倒でしょうが、まあ一寸読んで御覧なさい」

 それは左の様な記事であった。

(前略)一例を上げるならば、一昨年(この書物出版は一九一一年)ゲッティゲンに於て、法律家心理学者及び物理学者よりなる、ある学術上の集会が催されたことがある。随したがって、そこに集ったのは、皆、綿密な観察に熟練した人達ばかりであった。その町には、恰あたかカーニバルの御祭騒ぎが演じられていたが、突然、この学究的な会合最中に、戸が開かれてけばけばしい衣裳をつけた一人の道化が、狂気の様に飛び込んで来た。見ると、その後から一人の黒人が手にピストルを持って追駆けて来るのだ。ホール真中で、彼等はかたみがわりに、恐ろしい言葉をどなり合ったが、やがて道化の方がバッタリ床に倒れると、黒人はその上に躍りかかった。そして、ポンとピストルの音がした。と、忽ち彼等は二人共、かき消す様に室を出て行って了った。全体の出来事が二十秒とはかからなかった。人々は無論非常に驚かされた。座長の外には、誰一人、それらの言葉動作が、予め予習されていたこと、その光景写真に撮られたことなどを悟ったものはなかった。で、座長が、これはいずれ法廷に持出される問題からというので、会員各自に正確な記録を書くことを頼んだのは、極く自然に見えた。(中略、この間に、彼等の記録が如何に間違に充みちていたかを、パーセンテージを示して記してある)黒人が頭に何も冠っていなかったことを云い当てたのは、四十人の内でたった四人切りで、外の人達は山高帽子を冠っていたと書いたものもあれば、シルクハットだったと書くものもあるという有様だった。着物についても、ある者は赤だといい、あるもの茶色だといい、ある者は縞だといい、あるものコーヒ色だといい、其他種々様々の色合が彼の為に説明せられた。ところが、黒人は実際は、白ズボンに黒の上衣を着て、大きな赤のネクタイを結んでいたのだ。(後略)

ミュンスターベルヒが賢くも説破した通り」と明智は始めた。「人間の観察や人間記憶なんて、実にたよりないものですよ。この例にある様な学者達でさえ、服の色の見分がつかなかったのです。私が、あの晩の学生達は着物の色を見違えたと考えるのが無理でしょうか。彼等は何者かを見たかも知れません。併しその者は棒縞の着物なんか着ていなかった筈です。無論僕ではなかったのです。格子のすき間から、棒縞の浴衣を思付いた君の着眼は、却々面白いには面白いですが、あまりお誂向あつらえむきすぎるじゃありませんか。少くとも、そんな偶然の符合を信ずるよりは、君は、僕の潔白を信じて呉れる訳には行かぬでしょうか。さて最後に、蕎麦屋便所を借りた男のことですがね。この点は僕も君と同じ考だったのです。どうも、あの旭屋の外に犯人通路はないと思ったのですよ。で僕もあすこへ行って調べて見ましたが、その結果は、残念ながら、君と正反対結論に達したのです。実際は便所を借りた男なんてなかったのですよ」

 読者も已すでに気づかれたであろうが、明智はこうして、証人申立て否定し、犯人指紋否定し、犯人通路をさえ否定して、自分無罪証拠立てようとしているが、併しそれは同時に、犯罪のもの否定することになりはしないか。私は彼が何を考えているのか少しも分らなかった。

「で、君は犯人の見当がついているのですか」

「ついていますよ」彼は頭をモジャモジャやりながら答えた。「僕のやり方は、君とは少し違うのです。物質的な証拠なんてものは、解釈の仕方でどうでもなるものですよ。一番いい探偵法は、心理的に人の心の奥底を見抜

2021-02-23

anond:20210222184152

発達グレー長期人狼10プレイヤーだよ

長期人狼時間が長い分理屈が重みを持ってるし、発言履歴を見ながら考えられるし、リアルタイム人狼よりはコミュ障でもできる寄り。

長期は複合的に考えられるんで、一つのパーツとして強ければハマるし、メンバーコミュ重視なら初回に吊られる。トリックスターポジションな感じ。

勝とうと思うなら、搦め手を成功させる、まとめ確白に気に入られる、など積極的ゲーム作っていかないとなんとなく変人で弱位置に行きがち。

ねほりはほりしてくれる通訳が付くと生存率が上がる。逆に浮いてる奴のねほり役を引き受けて白稼いだりする。

トリックスターなので理屈をわかった上で意表つける狂人は成績がいい。少数でチームワーク重視の狼はカスみたいな勝率。意外といけるのが人の話を聞くだけ、手順間違えなければ自分意見要らずな確白まとめ役。

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つーか人狼ゲームプレイヤー面子に左右されすぎる。効率厨が多ければ理詰めが生きるし、

笑えればオッケーエンジョイメンバーなら変人でもいけそう。

人狼で「性格悪いんですねつきあうの考えます」っていう奴はゲーム現実区別が付けられない輩なので切れ。人狼の狼役はゲームを作っていくGM側。

2021-02-21

憎悪クリエイター」です。遊郭タイトル炎上はご迷惑おかけしました。でも、日本人も悪いんですよ

どうも。皆様はじめまして

自分は、副業で「憎悪クリエイター」をしている者です。

具体的にはWEB、紙雑誌ライティング仕事、たまーに版下記事を丸っと任せていただきDTPの真似事や簡単デザイン関係お仕事もしています

簡単に言うと、記事ライターというやつです。特定されないよう文体を変えているので、文章に変なところがあってもご容赦を。(金とるわけでもない文ですし)

だと認識いただければ大丈夫です。

憎悪クリエイター」って何やねん?と思われたでしょうが、先日増田で見かけた単語がいいなあ、と思ったので使わせてもらいました。

簡単に言うと、今回タイトル文に使った「遊郭編のタイトル炎上」だとか、「LGBT問題」だとか、「男女差別問題」だとか、「政治屋への批判」だとか、ジャンルわず、『分断と憎しみを煽る記事』を作っています

ちょっとジャンキーな言い換えをすると、「レスバトルの火種になる記事」のクリエイターです。人と人の憎しみを増幅させることで昼飯を食べています

私を含めた、そういう人達のことを、私は勝手憎悪クリエイター定義させていただきました。

(まあ、皆様なんとなーく、我々の存在を感じ取っていたとは思うのですが…)

貴方イラっとした記事や、ジェンダー問題環境問題とか、正解がないのにも関わらずSNS上での議論が紛糾した問題を思い浮かべてください。

あいうのを煽っているのが私達になります

簡単に言うと、情報をある程度恣意的に切り取り、意図的SNS炎上するように仕向けた記事を沢山書いて出荷しています

何故憎悪クリエイターになったのか

人の憎しみを煽るのが楽しいから…ではありません。

その方が金がいいから…ではありません。

広告代理店に指示されたから…ではありません。

己の政治主張を通すため…でもありません。

私は元々、ペットのお役立ち情報とか、ネコインコ記事をメインに書くためにこの副業を始めました。

しかし、いつの間にかネコちゃんインコ可愛い!という記事よりも、

「アイツがやらかした」だとか「こういう差別問題になっている!」という記事の方の仕事をいただくことが多くなり、段々そちらがメインになりました。

以上です。

要するに、「需要が多かったから」です。

私は過去妊婦問題貧困問題なんかを、さぞ苦しんでいる人々がいるように書きました。

しかしながら、別に私自身は子育てに苦しんでいる人を救済したいとかないですし、逆に苦しめばいいとかもありません。

AT運転ダサいという声が」といった記事を書けば、勝手SNS議論になって盛り上がる、と言えばわかりやすいでしょうか。

炎上したら、しめたものです。閲覧数の多い記事が書ければ、次のお仕事につながるからです。

あと、謝ります

遊郭編についての記事は書いてません。単に興味がある人が多いだろうから適当に使わせていただきました。悪しからず。

まあ遊郭編についても同じことです。自分もああいタイプ記事を作ります動機需要があるからです。

元の漫画だとか、子供教育をこうしたい、とかはありません。結果は求めていません。

ただ燃えることは求めています

例えば我々憎悪クリエイターが「ネトウヨブサヨのここがおかしい!」などという記事を書いたとして、実際に政治主張が左向きや右向きかと言われると違います

憎悪クリエイターの仕組み

第一目標「閲覧数を増やす」→ここで金を産む

第二目標他人リアクションさせる」

これが我々の目的になります

まり、閲覧数そのもの目的なのです。どんな記事だろうと、読んでもらえなければ意味がありません。

誤解されることが多いのですが、第一目標は読まれることです。

別に炎上の結果企業が叩かれようが、世界が正しい方向に向かおうが、政治家が引退しようが、関係ありません。

炎上を目指すのは、炎上すると閲覧数が増えるからです。

偏った報道をして、報道サイドが叩かれるのも思惑の通りです。

人が記事引用してリアクションすると、勝手拡散してくれて結果的第一目標の「閲覧数を増やす」というのが達成される確率が高い。

それだけの話です。リアクションの内容はどうでもいい。賛同でも、否定でもいい。

では何故、「憎悪クリエイト」が多く行われるのか?需要があるからです。

win-winなのです。

どうせ、多くの人は記事の中身まで読みません。勝手タイトルから「こういうことを言おう!」と決めてくれます

最初の方と最後の一文だけ読む人はまだマシな部類です。

不快感とか罪悪感はないの?

あります

憎悪クリエイトを行う時に重要なのは、「なにが嫌なのか理解すること」です。

からこそ私のような人間は多くのコミュニティに参加しています

漫画だのアニメだのゲームだの作品感想を楽しく言う場所だとか、ガールズがちゃんねるしている場所だとか、他にも海外掲示板だとか。一例ですが。

皆様が何を楽しみ、何にイラっとするのか。わからないと正しく憎しみを煽れないので、ちゃんコミュニティに合わせた感性を忘れないようにしています

我々が皆様にわざと勘違いさせていることなのですが、メディア貴方ユーザーと同じようにメディアを閲覧することができ、同じ感情を持つことができます

からこそ、世界から憎悪クリエイターは無くならないのです。

なにが好きなのかわからないと、その好きなものをけなせない。勘所がわからないのです。

論理破綻させ、倫理を捻じ曲げる。上手くそれをやることが憎悪クリエイターの腕の見せ所です。

一般的感性というものはとても大事にしています

憎悪クリエイター」に利用されないためにはどうしたらいいのか?

・最強のA案

「見ない、反応しない」

これが答えです。

憎悪を煽るような記事は見ない、そして「取り上げている対象」を叩かない、「記事のもの」も叩かない。

対象が悪だろうが正義だろうが関係ありません。

例えば森氏の失言問題においては、森氏の記事のものを見ない、森氏の家族陰湿に叩くメディアを見ないということです。

貴方たちが見た時点で我々の実績になりますアクセス数が伸びれば、当然ながら同じような記事を書きます

メディアは人の心がないか加害者家族を追うのではなく、人の心がわかるからこそ加害者家族を追跡するのだということを認識するべきです。

政治税金が絡むので市民監視者になる必要があるというお題目がありますが、そういうお題目を最大限利用するのが我々憎悪クリエイターです。政治だろうが芸能だろうが教育だろうが、同じことです。

閲覧とリアクション。それを得られるならば、できることはやります

例えば児童が読むもの遊郭編とつけるのはいかがなものか、とか。

火種意見がなければ作ります

倫理正義、正しさなどというものは我々にとって利用価値の高い道具です。

とはいえ、皆様には何かを叩く権利があります義務ではありませんが。

犯罪行為や反倫理行為を叩く行為は、運営警察カバーしきれないネットワークにおいては必要暴力機能でしょう。

・B案「好感度の高いものを叩く」

まあ例えば売り出し中の役者漫画アニメでも。

100日後に死ぬ爬虫類の叩きについては、某社のアレとかでご理解されているように、我々職業的憎悪クリエイターからは離れた案件になります

まり、「感情面と経済的合理性から叩く意味がないもの」を叩く行為を行えば、それは我々憎悪クリエイターの手から離れた叩き行為です。

ネット上でものすごく愛されているものを叩いてみてはどうでしょうか?

利害関係的に誰もが損をする。そういう対象を叩けば、最初のうちは我々の意表をつく行為です。叩く対象がなんでもよいのであれば、そちらを推奨します。

憎悪クリエイター利用者は多くの場合、怒りをぶつける相手が欲しいだけです。

憎悪のもの目的であり、その結果としての改善を望んでいる人などほとんどいません。

手段はとっくに目的化しているのだから、良いと思うのですが。

この記事は何を伝えたかったのか?

貴方達が議論している「すぐに解決しない問題」は我々の昼飯代程度の金のために作られた問題だということです。

色んな記事を書いてきました。

女性差別を失くそうという記事フェミニストがウザいという記事ヴィーガンになろうという記事ヴィーガンがウザいという記事ナチスは正しいという記事ナチスにならないためにはどうしたらいいのかという記事

アニメ漫画規制を促す記事漫画アニメーターの保護を訴える記事弱者を守るための記事弱者を利用する記事

全て、憎悪を煽るためです。憎悪構造上、金を産みやすいのです。

巨悪がいて、情報を統制している、などというファンタジー世界存在しません。

貴方達の需要に応え、私達憎悪クリエイターによって安い金で作られているのが貴方達が社会問題命題だと思っていることです。

(あ、でも某広告代理店が「年金受給者」と「若者」の対立を煽ろうとしていたのはガチです。長期目的は知りませんが、かなりの予算が動いていました)

何故憎悪クリエイターが生まれるのか?需要があるからです。貴方達が私達を産んでいるのです。

貴方達は自分スタンスポリシー理解がない人間を叩くことを常に望んでいます

論理破綻を見つけるのが嬉しくてたまらない、知識をひけらしたくてたまらないのが貴方達です。

我々を消す方法は、「見ない、反応しない」です。そして皆様にそれができないのは、私達が一番知っています

私は、少し疲れました。私の言いたいことが皆様に伝わり、この記事が誰にもリアクションされず、誰にも見られなければ私の勝利でしょう。

しかし、私はきっと勝てないでしょう。

以上、高校一年生の男子が書いた日記でした。

2021-02-20

クローゼットガール

どうせちょっとエッチラブコメディ☆みたいなノリの漫画かなと思ってたら意表を突かれた

お姉ちゃんとまほちゃんが幸せに生きていけますように

クローゼットガール』はそこまで出来が良くもないと思うんだけど。

クローゼットガール - 朱井よしお | 少年ジャンプ+

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/shonenjumpplus.com/episode/3269632237259870801

構成が上手い!」「トリックが凄い!」みたいに絶賛されてるけど

ネタばらしされても全然しっくりこなかった。

 

作者が用意した理屈より先に読者の目に入る描写、そこが全然ちゃんとしてない。

そこがちゃんとしてないからこそ読者を騙せる構成になってる。

これはどうかと思う。

 

全てのネタがばらされたあとでも各描写真相との整合性全然ないので

トリックによっていろんな伏線ピタッと収束したというような感心や快感もない。

あの真相意表を突くのは、それまでの描写によって刷り込まれ無意識理解からは有り得ない真相から

 

ちゃんと各要素を整理せずに読んでると「意表を突かれた感」がトリックによるものだと勘違いしてしまう。

  

以下具体的に言う。

 

 

1.親がおかし

最後の反応とか見るに、この親はお兄ちゃんもまほちゃんも可愛がってる。

出来のいいお兄ちゃんを良く見過ぎていたとかプレッシャー掛けちゃってたっていうだけで。 

 

そうなるとまほちゃんのあの全身のあざだらけはなにごと?

あんなの秒で異常に気付いちゃうじゃん親。

 

読者がなんであの兄妹虐待児相エンドに意表を突かれるかって

普通あんなのもっと前に即発覚してるはずだからなのよね。

え?よいご家庭の子がなんでそんなことやってて、なんでばれてないの?っておかしさ。

 

親には一緒にやってるor黙認してるような不穏な伏線はないのに

お兄ちゃんが妹にあん露骨虐待をやってたという真相おかしいでしょ?

  

描いてる側は「巧みな構成虐待という真相を隠してました」って言いたいのかもしれないけど

構成が巧みと言うより同居者である親にそういう描写が何もないから読者はその可能性は消してるわけでしょ。無意識の裡に。

 

なのに「虐待でした」って言われると「えっ?」って確かに意表突かれるんだけどそれはトリック凄さじゃなくてむしろ杜撰さでしょ。 

読後に「この親の設定や描写どうなっとるんや?」という矛盾が残る。

ラストでぱっとお姉ちゃんとまほちゃんのエモに世界を閉じるのはそこに気付かれないための逃げ切り法として見ればまあまあ上手いけども。)

 

 

そもそも痕でバレるバレない以前の話で

なんでまほちゃんは「お兄ちゃんにぶたれてる」って親に言わないの?

なんか親に言えないような性的虐待暗喩だよみたいな話を始めちゃう

  

 

2.おねえちゃんおかし

おねえちゃん普通女子高生だし、実はそれ以下の、

親の虐待に日々をおびやかされている子なんだよね?

 

そうなるとなんでこんなに終始強キャラオーラをまとってるの?

そのせいで色々まほちゃんや読者からミスリードを生んでるんだけど

この強キャラオーラ理由最後まで説明出来てないから「トリックです」とはならないんだよね。

 

なんでおねえちゃんがお兄ちゃん彼女に見えたのかって

親もいないのに部屋まで入り込んでるからだよ。する?そんなこと。

 

お姉ちゃんの行動がただのクラスメートとして不自然から彼女に見えてるだけで、これは叙述トリックの巧みさでもなんでもない。 

プリント押し付けられて仲がいいわけでもないむしろ嫌ってる男子の家まで行ったら、ドア越しでプリント渡してパッと帰るよね。

私室どころか玄関の内側まですら踏み込む女子おらんでしょ。 

 

2回目はもっとひどい。

からクソ野郎だと思ってたけど妹を虐待してて暴力癖まである奴だとほぼわかった。

なんでそんな奴の家に平然と一人で入っていけるの?またしても親もいないし。

 

引き続きお兄ちゃん彼女かなにかに見えるのはこのおかしい行動のせいなんだよね。

この行動が出来るのはせいぜいお兄ちゃん彼女、それもお兄ちゃんのことを色々見透かして性格が強くて精神的に支配してるような彼女

  

   

3.お兄ちゃんおかしい 

お兄ちゃんのようなああい性格世間体の奴が虐待を暴かれて問い詰められたら逆上するよね。

小さい女の子日常的に殴ってるような奴が同級生女子から非難されたり殴られたりしたらどうすると思う?

見下してる対象から殴られたんだから逆上して何をすることか。

 

別にそういう場面に慣れてなくてもそれぐらいの想像はつくはずなのに

おねえちゃんは終始なんの緊張感もなく堂々と振る舞ってるし

何の怖気もなくパンチで圧倒する。

 

この展開も確かに意表を突かれるけど、これはトリックが凄いとかじゃなくてみんなの行動がおかしいだけじゃん?

なんでお姉ちゃんはこんなに強キャラなの?

なんでおにいちゃんはあれだけクズなのに何の反撃もせずされるがままなの?

 

殴られた怒りだったり秘密を暴かれたパニックだったりで

とりあえず口を塞ごうと思ったらお姉ちゃんを殺しちゃって大惨事かになるよね?

日頃から変に暴力への敷居が低くなってるような奴だし。 

  

 

4.お姉ちゃん結局ナニモノ?

お姉ちゃんについてのミスリード

「お兄ちゃん彼女」→「異様に強キャラ感のある変な女」→「母親虐待されてる女」→「強キャラ感じゃなくてマジで強い女」になってるけど、

それぞれが見え方の問題ではなく行動自体おかしくて、その理由が結局説明出来てない。

これもうトリックとかミスリードとかじゃなく単に滅茶苦茶なだけでしょ。

キャラがぶれてるという言い方すら生ぬるい。

 

ほちゃ視点で年上のお姉さんが強キャラに見えてたとかじゃなくて、

クズお兄ちゃん精神的にも暴力的にも圧倒してるからマジで強いだけだし。

  

何故クズ同級生の私室に上がり込むのか、

何故一ミリも取り乱さず撥ねつけて帰れるのか、

何故一方的な難詰と暴力で圧倒できるのか。

全部説明なし。

こんなのをトリック中心部に置いたらそれは構成トリックとしては0点でしょ。

 

「酒乱ぽい母親」より「どうしようもないクズで弱い者への暴力癖のある同級生男子」の方が怖くないとか弱いだなんてこともないだろうし。

小学生同士のいじめに介入するお姉ちゃんとかならこの強キャラ感や圧倒力でもいいかもしれないけど。 

 

見せ方がテクニカルなのではなく行動自体が異常性の連発なので

これはまほちゃ視点どうこう叙述トリック的にどうこうじゃなくて

単に出来が悪いだけですぜ?

 

(『響』みたいに女子高生主人公の胆力と暴力テーマとした漫画なら違う評価になるけど、

 あくま構成力やトリック的なもの評価させようとしてるのであればと言う話ね。

 

(ちなみに『響』はテーマである暴力描写については真摯だったので素人女子高生が正面からパンチ一発で相手を昏倒させるなんて場面は一度もない。

 響がお姉ちゃん立場だったら、リビングの重いもの握って洗濯機の音に紛れて忍び寄り背後から頭にガツン→崩れ落ちたところに顔面蹴りだと思う。殺しかねないけど確実に反撃能力は削ぐ。) 

  

 

5.まとめ 

別に、頑張って構成して絵を描いて1本の漫画を仕上げた作者に対しては1ミリも悪意的なことを言いたいわけじゃないのよ。

けど読者サイドについては、これを「構成が見事」とか「四季賞級」とか言う人達はどうかと思うのよね。

あなたたちは流し読みの雰囲気しか受け取ってないレベルだよね。

漫画というのはもっとちゃんと読んでちゃん評価すべきでは?

 

それでまた腹立つんだけど

こうやってものすごく雑に読んで雑に褒め上げる読者が

ちゃんと読みこんだうえで「これこれこうだからうーん、いまいち」っていう読者よりも

「素直な良い読者」であるみたいな言い方をするじゃん。

 

んなアホな。

2021-01-27

ひぐらし業、つまらなくないですか?

ということをずっと考えてたけど、ネット上では同様の意見が全く見当たらないので書いてみる。

当然ネタバレはするのでご注意。

オリジナルひぐらしでは、殺人を犯す側に転落しても踏み止まっても、登場人物パーソナリティ自体は一貫していた気がするんですよ。

こいつは残忍な殺人鬼だけど、同時に愛すべき人間である、みたいな。

うじ湧き病の特効薬を寄越せと叫んでレナを撲殺し、梨花ちゃんの脳を啜る圭一に愛すべき人間の要素あるか?

同時に、オリジナルにあったテーマ否定しているのも気になる点。

鬼隠し編は「自分を信じてと言ってくれたレナあんな形で疑ってはいけなかった」というのがテーマになっていると思うけど、新ひぐらし見ると、そんな信頼にはレナは値しないし。

村のためと言って梨花ちゃんボコボコにして沼に沈めることも厭わない喜一郎は正しく、目明し編詩音が考えた悟史くんの仇じゃないの?

ひぐらし既修者の意表を突くことにばっかり気を取られているように見えてならないけど、正直ひぐらし既修者の立場では、何があっても驚かないんですよね。

登場人物の見ている視点とは違う裏の世界で何が起きているのか、そこに納得行く辻褄はあるのか知りたいだけで、惨劇が起きること自体にはピクリとも驚かない。

しか主人公サイドのパーソナリティがここまで崩壊してしまうと、もうどん真相があったとしてもキャラクターへの愛情と信頼感は取り戻せないんじゃと思ってしまう。

と言って納得行く真相があったらすごいけど、ひぐらし本編レベルどんでん返しじゃ失われた信頼は取り戻せないぞ。

今回は解決すべき真相の方にメタ世界ループとか、うみねこ魔女設定とか?)が絡んでくるのかもしれないけど、それは自分はノーサンキューだなあ。

竜騎士作品に途中で着いていけなくなった人は多くて、自分のような読者は新陳代謝していくだけのことなんだろうけど。

Switch版のひぐらしも買ったし、アニメ始まる時には楽しみにしてた者としては残念ですね。

2020-12-20

anond:20201220080630

💩『人体に 意表 なんて箇所は無い』

ペンは剣より強いだろ

剣を持ってる相手なら身構えるけど、漫画描いてるときからペンで刺されるとか想像できないだろ

ボールペンであれGペンであれミリペンであれ、そういうものがある場所で刺されるなんて想定してない

ペンは剣より意表を突いた攻撃可能になる恐ろしい武器だと思う

2020-11-30

anond:20201129180126

まず第一に君を尊敬する。

凄く頑張って、真面目に勉強して、どうやって戦うかを考えてプレイしただろうことが、非常によく分かるからだ。

からこそ、どのように戦い、どのように負けたのかが、投稿内容からまざまざと見える。

  

自分が選んだのはファウストだったがランダム性が試合に変化をもたらして非常に楽しく感じていた。

「何が出るかな?」は出てきたアイテムに応じて動きを変える必要がある必殺技だ。

ただ漫然と投げているだけでは、ファウストの得意とする位置プレッシャーのない隙きを晒すだけの愚行であり、

「状況に応じた技の選択が出来ていない」「キャラ対をもっとしっかり練った方がいい」

から

画面端に追い込まれひたすらカウンターをとられる試合が続いた。

当然のようにこうなる。

  

格ゲーテク披露するゲームじゃない。相手の体力をゼロにするゲームだ。

ソルの飛びモーションが見えたらしゃがみ前歩きで空かせる

こういうことは、戦える人が勝率を上げるためにすることで、初心者が狙うことじゃない。

必要なのは直接的な勝ち筋、相手への触り方と、ダメージの取り方、カタへの嵌め方だ。

  

必要なのは地上を制圧する遠Sや2HS、入れ込み・生出しの「レレレの突き」であり、

飛んでくる相手に対する置きKや6P対空であり、意表を突く黄含むドアぶっぱやドリルであり、

それらの選択肢を警戒して対戦相手ジャンプを見せたり、立ち止まったりダッシュガードをしだして初めて、

「何が出るかな?」が機能するようになるし、相手を詰めて行けるようになる。

  

まあ、その上でカタに嵌める部分、

ループする起き攻めでダメージを稼ぐ部分が非常に難しいし。

そもそも初心者対応型のキャラであるファウストを使わせるのが土台不可能なんですよ。

  

まり選ぶべきは、特殊操作がなくてもダウンが取れて起き攻めに行けて、中下段、表裏で崩せる無敵技持ち…… 

そう、適当攻撃ボタン必殺技ポチポチするだけで相手対応要求するレオホワイトファングです。

  

判定が強く長いHSと見てから対処の難しいS弾をブンブン振り回し、

ガード・ヒット関係なく適当に6HS, 波動S, 波動HS(ガードさせて有利)に繋いで表裏を翻弄

波動Sがガードされても二段目止めと三段目RC対応強要し、

三段目RCがヒットしていれば空中コンボ波動HSで地上に引きずり下ろしたら、

密着有利からボタンを押すだけで見切りにくい中下段連携起き攻めおかわりだし、

三段目までにヒット確認出来ていれば微ダHS弾黄から知らなければ対応しにくい起き攻めだ。

レオだ。レオホワイトファングを使うんだ。

騙されたと思って敵をサバンナに誘い出して滅茶苦茶に蹂躙するんだ。

2020-10-16

期日前弔意表

こういうシステムがあるかは分からない

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