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はてなキーワード: 小節とは

2021-06-13

自転車盗難で思い出した話を。


中学二年生のとき、僕の友達チャリが盗まれた。

なんの変哲もないママチャリで、

今ならホームセンターで5000円くらいで売ってそうなやつ。

普通なら諦めるところなんだけど、

たまたま見つけてしまった。

新しい鍵がついてた。

誰かが使っている様子。

見つけたのは朝で、通学途中。

僕と友達は張り込むことに。

相手がいつ現れるかわからないし、複数いたら厄介なので、

2人で張り込んだ。

学校は当然休む。

携帯など無い時代だ。

無断欠席。

家族学校心配して探しに来れば人数が増える。

安心して張り込むと、

夕方になり、奴が来た。

犯人は学年一つ上の女の子だった。

友人と3人で呑気に現れた。

新しくつけた鍵を開けたところで御用である

さて、ゴネられる。

謝ったから許せ、がはじまる。

待てよ、窃盗だろ。

鍵も壊してる。

少なくとも元には戻せよ。

なぜこれで無罪放免要求できるのかわからん

相手は逃げることはできない。

同じ学校だし、名前も顔も割れてる。

証拠

ガラケーもない時代カバンカメラを持ち歩く、アンドレ(友人)は写真部だった。

ラチが開かないので、アンドレを残して交番に。

すいませーん。

自転車まれまして…

盗難の届け?

いや、犯人捕まえちゃって…

お巡りさん現場に戻ると、

状況はややこしくなっていた。

僕らの無断欠席を心配した学校先生鉢合わせに。

将棋で言えば「詰み」だが、

犯人はここから棋盤をひっくり返そうとしていた。

学校場所を移して』

これだ。

先生お巡りさんも乗りたがっている。

アンドレに疲れも見える。

僕の空気の読まなさは筋金入りだ。

窃盗ですよね。学校関係なくないですか?」

あの時の教師の顔は忘れない。

教師そもそも、これがアンドレ自転車だっていう証拠はあるのか?」

盗難登録も無い時代だ。

しかしそこは流石のアンドレ

サドルをひっくり返すと、裏に『アンドレ

やるな…

こうなると、この件に関係のない教師はここまで。

事態は「少年窃盗現行犯」に単純化されてしまい、

保護者の登場とあいなることが確定してしまった。

号泣する犯人

受験生なのに、かわいそう!と喚く取り巻き

人の人生台無しにするのか!と叫ぶ教師

あなたおかしなこと言ってますよ?

ちなみに、関係のなさで言うと、

僕が一番関係ない。

ただ、なんとなくその場を仕切る空気にちゃっかり収まっていたので、誰もこのイビツ中学2年生を排除しない。

嫌なガキだ。

アンドレは「もう任せた」の空気だし。

ま、ま、こんなところで立話もなんですので。

交番保護者を待つ2人。

果たして現れた親2組。

ここで最高にややこしいことに、

犯人の父は

アンドレの父の取引相手であることが発覚する。

田舎進学校なんてそんなもんですよ。

これはどうなってしまうのか?

ここでアンドレ意思確認

これはもう潮時。

ギブアップ、と。

そこからはもう茶番ですよ。

アンドレ自転車の鍵を壊されちゃって。直してもらわないと…」みたいな。

そこに全ての登場人物が乗っかる。

あの雪崩はなかなかに壮観だった。

犯人父「悪いことをしたら謝らないとダメだ」的な流れから

アンドレ父「こちらは直してさえいただければ」

窃盗』という核心を中心に、

誰もそのキャンプファイヤー目線を向けない

オンザエッジのオクラホマミキサー

この1小節を踊り切れば終了だ!

と誰もが思ったその時!!

なぜか一緒に呼び出されていた僕の母が

大慌てて飛び込んでくる。

そしてキャンプファイヤーガソリンを。

「このたびはフランケンが大変なことを!自転車を盗むなんて申し訳のしようもございません!」

犯人父に謝罪を始める。

まあ、「自転車泥棒の件で交番にいる」とだけ言ったらそうなるよね。

放火母を交番から連れ出し、

「僕はもういいですよね?」

と後ろを振り返ると、

全員の疲れ切った顔が「いいです」と答える。

翌週、

アンドレはすごく上等な自転車に乗ってた。

おまけ

アンドレ高校に入ってから

しばらくそ犯人と付き合ってた。

倒錯しすぎだろ。

2021-04-16

ラッパーうんざり

ここ1~2年ラップに興味が出てきた。

8小節ビートに乗せる押韻意識したリリックは聴いていて心地がいいし、「愛」とか「ラップに対する情熱」みたいな純粋な思いである所もまた良い。

しかし、もううんざりだ。自分ラップに興味を持ち始めて1年以内にもあまりにも有名ラッパーが何人も大麻麻薬逮捕されている。

そんでもって逮捕されるたびに「まったく驚かなかったw」「当たり前すぎてうける」というラップファンの声。

こうした報道の度にラッパーとその界隈が大麻麻薬という法で禁止されている物でイキるあまりにもダサいものであると気づかされる。

ラッパーがバトルや音源で声を上擦らせて発する「愛」や「情熱」も、この人たちにとってはほんの少し気分が高ぶって階段1段目くらいの閾値を超えたとき簡単ポロっと出てしまうような言葉だったんだな。と

それを受け取るファンも外面だけの「情熱」にうわ~~~アツいバトルだ!!とか言ってんだな。と

法を犯してまで麻薬(快楽)を求めるラッパーの口から出る言葉の軽薄さに気が付かされて、途端にしょうもない物に思えてしまうのだ。

ラッパー麻薬とかやってるのは当たり前。そんなびびることじゃないよw

とか言うならメディア進出して日の光を浴びて「ラップってかっこいい」を売り出すのはやめてほしい。真剣さに、かっこよさに寄ろうとすればするほど行動や実態の伴ってなさからダサく、チープなものに見えてしまう。

ちなみに今回逮捕された舐達麻(なめだるま)をTwitter検索したらサジェスト舐め犬 募集 と出てきた。これもなんで???

2021-03-08

シンエヴァは、リア充非リア充を分断するATフィールドかも知れない

乱文雑文感想文。

作品ネタバレも含みます(流れ弾注意)

ネタバレ!!!

ネタバレ!!!

ネタバレ!!!

ネタバレ!!!

ネタバレ!!!

ネタバレ!!!

ネタバレ!!!

レバニラ

わかり手さんの予想がだいたい当たっていてすごかった。

庵野秀明はもうエヴァンゲリオンを創れない|小山晃弘|note

https://note.com/wakari_te/n/n1792bd55c379

やはり日ごろからメンヘラ人間観察しているので詳しいのだろうか。むしろわかり手氏にエヴァ作ってみてほしい。

監督はTV~旧劇場版非リア充マインドで作ったが、新劇場版リア充マインドで作った。オーディエンスは何を見せられているのだろう。監督の心情を、人生を見せられているのかな。一言でいえば旧劇場版から新劇場版にかけて非モテモテになれました。というサクセスストーリーだった。某キャラと某キャラが子づくりしてその子供が出てくる所もリア充感を加速させる。グッズ販売にぬり絵とか自由帳といった子供向けアイテムがあるのもそれに油を注ぐ(親子でエヴァを見に来る人がおるんやろか?)

そもそも破の時点でシンジくんが成長してしまってウジウジしておらず男らしくて置いてかれてしまった感してたがその路線の延長だった。「そうだよな!非リア充だよな!」つって拗らせたやつらが共感してファンを集めたTV~旧劇場版だったが。新劇場版では作品がわりとリア充になったのでリア充になれないオーディエンスは置いていかたことになる。

これはつまりぼっちコミュ障非リア充芸でガチ恋営業してファンを集めた地下アイドルVTuberが、急に恋人できて結婚して引退してファンを捨て去り置いけぼりにするような構図と重なって見える。そう、声優の「ご報告」でCDを割るやつと同じで。表では恋人いませーんムーブしておきながら水面下でちゃっかり人生を進捗させていてある日突然手のひら返しするのだ。アイドルVTuber声優監督もみんな置いていくんだ。結婚したのか俺以外のヤツと・・・

今後の後世に語り継がれるエヴァンゲリオン像は、非リア充こじらせ系と、リア充系に二極化して語られていくだろう。

昔のインターネット非リア充のすくつだったが、いまはもうリア充占拠されてしまい、いつまでもリア充になれずに拗れている者の居場所は狭まるばかりなのか・・・

これ、少しのネタバレ説明したうえで「こういったような(ろくろ回す)イメージエヴァを信じて期待していた人は、こういうネタバレがあるんで、ショック受けるので見ないことを推奨する」という熱気溢れる記事を書く人が現れるだろうね。予言キャラ愛が強すぎる人とか、二次創作するうえでのイメージ崩したくない人向けとか。

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前半、ポカポカムードが長く続いて(どうすんだこれ..)ってなった。でもなぁ。庵野監督のことだから上げて落とすの繰り返しだしなぁ虚淵みたいに。そんでまぁまぁ期待を裏切らない感ある展開であったが、なんだかあっさりとスルーされた感があり、というかそこでシンジくんが急に大人になったターニングポイントでもあるのだがもうちょっと拗れてほしかった。

途中、ここ笑うとこ?真剣なとこ??って気持ちの緩急が激しく揺さぶられてどうしたらいいのか良くわからなかった。あと戦闘シーンでBGMが急に劇画チックな特撮みたいになるのも庵野監督ぽかった。親子喧嘩シーンまるっきりウルトラマンやね。良い。

テーマひとつに「犠牲」があるのかもしれない。色んなもの犠牲になっているし、自らを犠牲にして誰かになにか託す者もいれば、家族犠牲になった恨みもある。非リア充にはできない、リア充の肝が据わった男らしい覚悟明日世界が滅ぶとしてもすいかの種を植える。覚悟と達観と1日1日を大切に暮らす話。そのへんはシンゴジラから地震台風とか災害イメージなのかな仮設住宅が立ち並ぶところなんかまさに。無人在来線爆弾のようなものも登場する。

虛淵をイメージしているのだろうか、セリフに「円環」って何度か出てくるのまどかマギカ意識している?オマージュ?2回目を見てあらためて終盤のシンジ君のセリフよく聴いたらまるっきりまどかだった。シンジくんはアルティメットまどか。いや逆なのかな、旧劇をオマージュしたまどマギ、それををオマージュした新劇、っていうこと?そのへんの関係よくわかんないや。

xxxもyyyも大人になったのは、つまりエヴァ呪縛が解けたという意味だ。"人間"の"大人"になったということだ。非リア充のガキが、リア充大人になった話だ。たとえ金太郎飴みたいにそっくり量産型であっても、自我を持ち、成長できるのだという希望の話。就活大学生ファッション髪型なんかがしばしば"量産型"と揶揄されることへのオマージュエールかも知れない。

見ながら思ってたけどゲンドウくん喋りすぎじゃない?説明しすぎ感はあるなー。Qの反動のAなのかな。それ以外にも答え合わせ、ネタバレ、種明かしがたくさんあり、スッキリはしたけど謎が減りすぎてミステリアスさや考察二次創作余地やが減った気もする。そんな考察なんてしてないでエヴァ呪縛ダブルミーニングから解かれておまえらリア充になれ。やめやめ。解散。おしまーいみたいなメッセージなのだろうか。そんな印象も覚えた。

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(↓以下は自分の語彙力が不足していて、なぜダメなのかがうまく明文化できていない。より語彙力の高い人がうまいこと説明してくれるのを期待)

毎度恒例の精神世界電車ゲンドウが下車した以降の早足に一人ずつ問題解決していくパートは、なんだか雑な感じを受けてしまう。 駆け足に答え合わせ、辻褄合わせされたような...

全体の映像を通して言えるのは、ミックスが未熟な音楽を聞いているような印象を受けてしまう。シーンによって映像解像度の差が気になるというか、質感の統一感が低い箇所があるというかうまくいえない。あのリアル綾波フェイスがとくに浮いている印象がしてしまうんですが・・、斗和キセキの1000万円かけて作った生首みたいでシュールなんだ。

すごくエヴァらしい!と感動するシーンもたくさんあるんだよ、例えば前半の村でアスカシンジカロリーメイト(2400kcal)を無理やり食わせるシーンのカメラワークがすごい。フレーミング、ロール、レンズズームグリグリ動かしているような映像的にすごいし、構図もエヴァらしいと思った。

ピンク髪の人、北上だっけ?全体的にあの人のセリフ空気を悪くしてズレた感じにしてしまっているのが残念だった。でも親の仇でキレるシーンは良かった。けど、納得して脱力しての引き下がる理由とか心情の変化が良くわからんかった。

あれだ、昔の人間なら電子メールビジネス文章を書くが、ナウなヤング仕事の連絡すらLINEだったりするのでチャラくて薄くて軽い文章しか書けない、そういうTPO違いの文章のような嫌悪感なのかも知れない。最近では仕事会議や講演なんかもライブ映像配信なので、YouTubeのノリで「わくおつ~」とか新人コメントちゃうやつだ。もう俺も老害だと思うとつらい。

それ以外にも、なんだか薄ら寒いメタをちょくちょく差し込んで来るのでその度に調子が狂うというか、音ゲータイミング外してうまく演奏されなかった小節みたいな印象を受けてしまうま🦓。

先述のとおりシーン毎に気持ちの切り替えが追い付かないというか、いま笑うところ?シリアスなところ?という空気読みに苦労してしまう。これってアニメ艦これでもそうだったよね・・・

わからん睡眠不足状態で見てしまったので脳が働いてない可能性はある。

から見なおしたり、誰かの解釈を参考にしたりすると、また違った見え方もする。

あと、ゲンドウがにゃるらさんの提唱する理想郷twitter2のコンセプトみたいな話を早口気味でするのおもしろかった。差別貧富の差イジメもなんたらもかんたらもない世界みたいな。

にゃるら絵日記10話「Twitter2(だれも社会政治の話をせず、毎日みんなでアニメを観たりゲームをしたりして1日がおわるマジで楽しいSNS)」|にゃるら|note

https://note.com/nyalra2/n/n0643876e3b49



にゃるらさんありがとう

2021-01-25

自分がどのような音に囲まれていたのかを抜き書きしてみる。その2

いまでは子供の数が減ってしまったので、このような音はもう残っていないのかもしれない。

私が子供のころに数多く聞いたのは、「縄跳び」の音だ。

まだ学習指導要領に縄跳びが推奨されており、授業でも聞いたが、個人の遊びとして残っていた。

三重飛びに失敗する音、比較ポピュラーな二重飛びの音はよく覚えている。

縄跳びのBGMに「宇宙戦艦ヤマト」のOPをかけるということが行われており、公立小学校にしては大胆な指導方針だなと思った。

かにファミリーコンピュータカセットビジョンセガ・マークIIIなどの家庭用ゲーム機の音は徐々に田舎侵食しつつあったが、子供は外に出て遊ぶものという家も伝統的に残っており、そのような家の方針の子は、積極的に外で遊んでいた。

めんこがないので、牛乳瓶の蓋を乾かして、遊び道具にしていたのも流行った。この蓋の音はよく覚えている。

牛乳配達する仕事が残っており、毎朝取っていた家もまだあった。その家の子が持っていたのだろうか。

中学校よりは小学校サウンドスケープのほうが印象に残っている。小学校校長方針で、できる限り校庭を広く取りたいという許可下りたのである。これは大きかったと思っている。その学校では、教育遅延児童が少なかった。

その小学校では、初代校長比較音楽に明るかったために、下校時に音楽をかけるということを毎日やっていた覚えがある。二代目になってからはこの習慣はなくなった。

なんで下校時の音楽ヴィヴァルディの「冬」の第1楽章なのかその理由まではわからなかったが、ヴァイオリンソロの32分音符が入ると、あーきょうも学校終わりか、という感情が芽生えて学校が終わった。

一回だけ「光化学スモッグ警報です」なるアナウンスが夕刻に入ったことを思い出す。

小学生用のLPカセットテープが、アナウンスブースにまとまった数であった。その中に、アーサー・ベンジャミンの「ジャマイカン・ルンバ」があった。

何度も確認したのだが、その録音はオーケストラの1小節くらいの導入の後豪快なピアノソロダブルオクターブイントロがある。

放送部のブースにあったこの曲の録音を、私はまだ知ることができない。

大抵は確認済みで、リストラ・カンパネッラヴァーシャーリタマーシュのもので、ヴィヴァルディ四季はイムジチだったり簡単に照会できたが、「ジャマイカン・ルンバ」だけは思い出せない。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20210124182909

テクノの話はその3に。

2021-01-21

anond:20210120195131

日本でヒットする楽曲は様々な楽器を鳴らしたものが多い印象ですので、ギター一本だと「ショボい」と感じる人は一定数いるのかもしれません。

これにカウンター食らわせたのが瑛人の「香水」なんだよな

しかも4小節のリフ一点突破からビートが単調だとかい次元を超えたシンプル

宇多田ヒカルの先駆性

単調なビートというか、反復を繰り返しながらメインのメロディだけをどんどん発展させるアプローチはそれこそジェームスブラウンだかの時代ファンクソウルからポップスに定着してる。

誰でも知ってるマイケルジャクソンの「スリラー」や「スムースクリミナル」もトラックだけ見れば1つのリフレインだけで出来てるし、それ自体は目新しいことでもない。日本でもオザケンの「ラブリー」等、局所的にそういうものがヒットすることはあった。

ただRandBやヒップホップといったブラックミュージックの色合いが強いこのスタイルが、アリアグランデやジャスティビーバーといった白人中流層に支持されるポップスターや、J-popのYOASOBIや瑛人のヒット曲に取り入れられたというのは時代の潮目なんだと思う。

https://www.youtube.com/watch?v=tcYodQoapMg

https://www.youtube.com/watch?v=8EJ3zbKTWQ8

ビート一本調子というのはNiziUやモーニング娘。の新しい曲でも見られる特徴なのでより一層こういうものが主流になっていくのかもしれない。

(反復っていうのはテクノもそうだけど、テクノミニマルすぎてポップス転用できる音楽ではない。電気グルーヴにしてもChemical Brothersにしても歌もの要素が大きくなるにつれテクノ本来とはやや趣が変わっていった。)

https://www.youtube.com/watch?v=a6QT0acJFQE

https://www.youtube.com/watch?v=Ty0dkunCvNw

宇野さんが崇拝に近い持ちあげ方してる宇多田ヒカルもかつてからループさせることへの意識が高かった。

First Love時こそ「稀代の歌姫」として売り出そうというレーベル意向もあってか、ディアンジェロ風の粘っこいドラム等といった当時のトレンドを表面的になぞっただけで、アレンジ面では当時のJ-popとそこまで違いはなかった。しかし「Distance」以降はRandBからの影響が強い宇多田ヒカル本人の意向が反映されだしたのかどんどんアレンジミニマリスティックになっていった。

注意深く聴けば20年前の「Addicted to you」や「Can you keep a secret?」のころからすでに16ビートキープしながらコード進行は8小節ほどで完結してしまっていることがわかる。

(このころはジャム&ルイスの手腕によるところも大きいのだろうが)

さらに言えばセルフプロデュースに切り替わってからロンドン拠点を移すまでの2005~2015年あたりの宇多田ヒカルはいかに宅録DTM然とした手作り感あふるる音を時折鳴らしていなかっただろうか。

マスタリング等のポスプロによってある程度計算ずくで仕上げられたものにしても、Keep tryin’のパッドシンセはあの曲にしては音が厚すぎてややアンバランスだし、Kiss & Cryのホーンはモジュレーションであることを隠そうともしていない。しかしながらそんなことは取るに足らないことだった。

あのころはまだDTMのものが新しくて費用が掛かる手段だったこともあって、宇多田ヒカルの孤高なイメージをより強固なものにしたし、なにより彼女が自宅にこもって自分感覚だけで作ったものが、ダイレクト自分コンポミニプレイヤーに届いてきたようなあの距離感ファンにとっては痛快だったんじゃないか

Ultra Blue」や「Heart station」時特有の浮遊感のあるきついリバーブ密室感のあるピアノの音像は、宇多田ヒカルの心象世界垣間見ているようだったし、私生活でのラフな顔を晒してくれている様でもあって一つの魅力になっていた。

DTMはこの20年でどんどんハードルが下がっていったし、ネット上での音楽コミュニティ成熟してきてる。今のアーティストを取り巻く環境ってあの頃の宇多田ヒカル周りの雰囲気ちょっと似てる気がする。ライブあんまりやってなくてひたすら曲を書いてブログを書いていたのが宇多田ヒカルだった。

米津玄師しろ須田景凪やヨルシカしろ宇多田ヒカルが敷いたものの上に立ってるんじゃないかな。立ってるというか宇多田さんは彼らのようなことを前時代にやりとげてしまったのかもしれない。

宇多田ヒカルの「traveling」は「夜に駆ける」に似ている。4つ打ちビート統一感を出している点や、トニックから長七度上(一度下)への移動が含まれる4小節ほどのコードパターンをひたすら繰り返している点、代理和音や経過音でコードに飽きがこないよう細かく配慮していることやフィルインの多さ、歌メロの譜割の細かさ…と共通項は多い。あの頃は幼くて単にかっこいい曲だなと何も考えず聴いていただけだが、当時の宇多田ヒカルはやはり規格外存在だったんだなと今にして思い知らされる。

https://www.youtube.com/watch?v=x8VYWazR5mE

https://www.youtube.com/watch?v=tuyZ9f6mHZk

兎に角エヴァの公開はいつになるんだ?

anond:20210120145245

2021-01-17

電子ピアノのない時代の話。(続き)

https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=305877737

春秋社面白い出版をすることのある会社で、1983年ベートーヴェンリスト交響曲全9曲のピアノ独奏版が2巻で販売されたことがあった。

小学生のころ、立ち読みでよく読んだ楽譜だが、買ってもらえなかった。

小学校から帰る途中の話。

「あれ?これって、春秋社からでたあの?」

ベートーヴェン運命の第1楽章だったが、教育学部上がりでは苦痛だったのか、がたがたで弾く運命の一楽章音楽から聞こえる。

翌週、最初の4小節だけをこの先生の前で弾くと、その先生の顔が怖くなったのを思い出した。もう私はそのころ、右と左で1オクターブが届いたのである

2021-01-09

浦壁信二さんのアジタートって、実はこれミュゼットなんだよね。

小学校5年くらいから、私は目をつけられてしまったので、いろんな先生のレッスンを受けるといいよ、という特典のようなものが舞い込んだ。

しかし、過負荷であったことには変わりなく、その1年ほど前からストレスで吐いたこともあった。思い起こせば当たり前で、本屋図書館もない街に住む才能に目を付けたって、それが開花するという保証はなんもなく、なんせ家にLPレコードがそろっているということはない。散発的に入っている程度だ。

とにかく、経験が足りないので、もっと勉強しろと言われるだけの毎日

当時はCDメジャーではなく、もっぱらLPカセットテープで購入が勧められていた。

結局貸与だったか購入だったかうやむやになってしまったLPレコードの中に、浦壁信二さんのアジタートがあった。

この曲は今でもよく覚えている。パリ音楽院和声科にいくには、こうやって書くんですよと言わんばかりの曲だった。ホ調で進む導入部の4小節だけ今でも弾ける。

コンサートが84年なので、LPを受け取ったときには85年だったような気がする。初恋の人が現れたとき前後している。

和声法や対位法を駆使した流麗な書式で達成される音楽では最初から勝ち目がなかった。地方では女子のほうが毎日よく勉強してくる。これでは女子に負けるダメ男子になるのも当たり前である

しかし、良い点もあった。それは、なにもない町や村に住んでいても、LPパリ留学する連中の知能が測れるという点である。このメリットは大きかったように思う。

現在浦壁さんは日本帰国し、ピアノ演奏は頻繁に聞くものの、作曲活動ほとんど行っていないようである。元ダメ男子の私は入れ替わるように作曲家として海外に赴くのだから、世の中どうなるかわからない。

2020-11-25

フロッピーディスクを買った

20年以上前に買った電子ピアノがある。

働いたらお金を返すと言うことで買ってもらった。(ちなみに本当に返した。うちの親はそういうことをきっちりノートに書いている。)

当時、大人になったらゲームを作りたいと思っていた。

ゲームを作るにはドットを書かないといけないし、作曲必要だと思っていた。

そして、高校音楽先生作曲をする人で、授業で作曲があった。(普通地方公立高校である。)

そういった経緯があって電子ピアノを買ったのだった。

今思えば、別にピアノを習っているわけではなく(別の楽器は習っていたが)何も弾けないのによく買ってくれたものだと思う。

基礎練もせずに定番の曲とかエヴァとかジブリとかを練習していた。

ゲームを作りたかったので、もちろんRPGツクールはやっていたし、音楽ツクールかなでーるもやっていた。

デザエモンBGMを作ったりもしていた。

そんなときに買った電子ピアノには、フロッピーディスクに曲を保存できるようになっていた。

そして、当時使っていたであろうフロッピーが刺さったままになっていた。

使い方を忘れたので電子ピアノマニュアルダウンロードしつつ(良い時代になったものだ)何か曲が入っていないかロードしてみた。

すると、8〜16小節ぐらいの曲が2曲とジブリの曲が1曲入っていた。自分が録音した曲である

自分が作った曲は、基本的ゲーム用なので短い曲かループである

それらを聞いていると、ふつふつと上記のようなことを思い出して非常にノスタルジックな気分になったのであった。

電子ピアノを買ったときパソコンを持っていなかったし、知識もなかったし、フロッピーが何なのかあまりよく分かっていなかった。

MIDIで保存してPC再生できるということも今知った。

いや、当時もMIDIで他の機器互換性があると説明されていた気がするが、それがどういうことなのかよく分かっていなかったのだ。

当時のフロッピーディスクボロボロでいつ壊れてもおかしくないので、新しいフロッピーディスクを買った。

PCでも読み込みたいので、フロッピーディスクドライブも買った。

一時はMIDI作りにハマっていた(そのとき電子ピアノのことはさっぱり忘れていた)ので、作曲ソフトも少しは使える。

フロッピーディスクを買ったことで、ピアノで曲を弾く → MIDIで保存する → PC楽譜として開く、ということが20年越しに出来るようになった。

今となってはピアノを弾くこともないし、曲を作ることもない。(Scratch簡単ゲームは作った。いい時代になったものだ。)

しかし当時できなかったことが消化できたのは何とも言えない良い気分になるものだった。

2020-11-24

日本人プレゼン素養

最近プレゼンしなければならなくなり、何冊かプレゼン本を読んでる。

小技はさておき共通する趣旨は大体こんな感じ。

 

ー短い間で全体像を伝えるため、おおまかな型を使う

読み手の関心を最後まで保たせるため、ストーリーを用いる

相手の知覚を刺激し行動を促すため、メッセージを込める

 

これ、ラップや詩に似てるなと気付いた。

ビート8小節とか、フローとか、パンチラインとかのやつだ。

 

プレゼン本質は詩に通づる(可能性がある)。

そもそも、限られた制約の中で色々意味を詰め込んで読み手気持ちを刺激するとか、俳句短歌やらで前から日本にあったよね。

文化的プレゼンに強い素養あるんじゃないのか?

とはいえ体感では違うので不思議

2020-10-16

anond:20201016182447

サブスクリプション性の弊害だね。

兎にも角にも、最初の1小節目の耳ざわりの良さだけですべてが決まってしま世界

2020-09-28

なんか言葉足らずだったのかもしれない。

ヒップホップ音源トラックっていうのは長くても4小節ぐらいの短いフレーズループさせて作るんだよ。コード進行もひたすら同じパターンを繰り返す。

コード進行で展開をつくっていくj-popと違ってフレーズの足し引きで展開を作っていく。

メロディやそれに基づくコードの流れに肉付けするよう音を足していく日本のやり方と真逆から歌メロが変化してもバックのトラック根本から作り直す必要はない。

からヒップホップ・R&Bのプロデューサードラムリズムパターンとかサンプリングシンセ等の上物のリフを考えるのが大方の仕事で、歌メロやラップスタイルには基本的タッチしなくても済んでしまう。

大まかな曲の構成や決めのフレーズだけは事前に決めてしまうケースもあるにはあるし、「こういうつもりでトラック作ったからそういう歌い方止めて」みたいに意見することは絶対あるだろうけどね。

先の増田洋楽歌手は手軽に書き直してもらってるみたいな言い方したけど厳密にいうと歌手勝手に歌いやすアレンジしたりするという方が正しい。

なので声域が狭かったりピッチが甘い歌手相手曲作りプロデューサーが苦労することってそんなにはない。

苦労するとすれば歌手本人のほうだが、ピッチの正確さや声量、声域の広さといったスキルよりは、歌いまわしの引き出しやメロディセンスといったアドリブ力が物を言うと思う。

カラオケ精密採点で95点以上出しちゃう様なタイプでも「はいこのトラックの上でちょっと歌ってみて」って言われて硬直してるようなのは相手にされないし

下手糞でも制止されるまで延々歌ってるようなののほうがワンチャンあるだろうね。

洋楽ではサビが絶対的な主役で引き立て役のAメロBメロメリハリを作るという意識に囚われないため、日本のように『歌いだしが滅茶苦茶低音で一番目立つ部分は高音連発』という曲ばっかにならない」とか

「そういうコードでがちがちに固めて無駄に声域が広くなきゃ歌えないメロディの曲ばかりになったのはユーミン大瀧詠一といったニューミュージック勢の影響を後進が受けすぎたから」とか

「Lyrical Lemonadeのチャンネルに出てくるようなエモラップ界隈のラッパー漁ると『こんな下手糞な餓鬼がなんで売れてんだろう』っていう洋楽アーティストいっぱい見つかるよ」とか色々言いたいことあるけど話下手だから割愛すんね

anond:20200927060919

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20200927060919

2020-09-27

TikTokに収まる長さの曲が流行

サビの数小節しかなくて起承転結のある歌詞の曲

2020-08-12

anond:20200812080544

マジでバケツ効果があると思う

自分の声が返ってきて自分発声の仕方がどんな発声の仕方なのかわかるだろ

 

でも歌が上手くなっても藤原基央歌声が近くなってもお前は藤原基央じゃない

いつだってBUMP OF CHICKENを歌うお前のままで、そのままのお前で充分なんだよ

 

藤原基央だってそんなお前にエールを送ってる

 

お前がしなきゃならない努力は、じゃあバトルクライはどんな背景がある曲で、どんな小節の部分でどうやって緩急を付けて、それがどういう意味をもたらして、聞く人にどう届くか、だ。

藤原基央を目指すのに自分気持ちいいだけを求めてるなら藤原基央になれるわけがない、藤原基央人生追体験した訳でも作曲する時に隣にいて作詞作曲に苦悩するバンプメンバーと一緒にいた訳じゃない

それでも、藤原基央にはなれない。

それを見て、受け止めて、言葉にするのはお前だからだ。

から藤原基央歌声にはなれない。なれなくても、お前は必死で歌える。好きな曲を好きなように歌える。

から、お前はお前のままでいい。

それでいいんだよ。

 

あと、無理に原曲キーで歌おうとせんでもろて、キーを下げたり、敢えてキーを上げることで歌いやすくなったりもするらしいぞ。

ファイト

2020-07-25

流星隊のダンスが受け入れられない流星隊Pの愚痴

オタク激怒した。必ず、かのハピエレの意識を変えねばならぬと決意した。

オタクには3Dモデルがわからぬ。オタクはただのオタクであるイベントを走り、推しを愛でて暮らしてきた。けれどもアイドルダンスに関しては、人一倍敏感であった…

仰々しく書いたが、要するに私はただのオタクである二次元三次元を行ったり来たりするタイプオタクで、二次元で他のソシャゲではFGOとかツイステとかをやりつつ、三次元では地上も地下もk-popもいろいろと見ながらオタクをしている。あんスタのユニットにこの曲歌ってほしい!とかこの曲このキャラに踊ってほしい!とか言いながら妄想するのがめちゃくちゃ楽しい。そんな感じのオタクである

なのであんスタのMVが公開されたときは正直とても嬉しかった。ストーリーだけでは描写しきれないライブパフォーマンスが見れる!これでもっとステージ妄想が膨らむ!そう思ってワクワクした。

補足だが、私は二次元ライブには一度も行ったことがない。スタライなどあんスタのアイドルたちのライブパフォーマンスが見れるものもあるが、なんとなく映像を見た時に違うな…と思ってしまった。横一列だし移動とかもしないしそこまで踊らないし…もっと踊ると思うじゃん普通…まあ技術的な問題なのかなと思うことにしてたけど。

でも新しく始まるゲームでのMVから、もう少し良いものになってるかもしれない。私もスタライの映像見たのだいぶ前だし、もしかしたらよくなってるのかもしれない。

とにかく期待していた。で、出たのがこれである

あんさんぶるスターズ!! Music MV vol.1 「ONLY YOUR STARS!」 https://youtu.be/PdH0BHKK0g8

え、いけるやん?!

正直もう少し踊ってほしいとは思うけど、予想よりは踊ってる。初っ端からこのクオリティはだいぶいい。これはいけるかもしれない。

私はあんスタでは流星隊Pである流星隊は確かに初心者一年生が3人いるが、みんなやればできる子だし、千秋も奏汰くんもダンス歌共にレベルは高い方だと思っている(声優さん歌唱力とかはともかく、特に奏汰くんは五奇人に数えられるほどなので、相当上手いイメージ)。ヒーローショウなどに呼ばれるくらいには運動能力が高い子たちだからアクロバットなども絡めながら、トンチキ曲を上手くこなしていくようなグループだとイメージしていた。

しかアルカロイド、クレビEdenなど、クオリティの高いMVが次々に配信され、私の期待は最高潮に達していた。そんなに踊らせる気ないのかもしれないという考えを打ち壊すくらい良い。Edenめっちゃ踊るな…さすが……紅月は思ったより踊ってくれなかったけど殺陣頑張ってたし及第点

そしてついにきたメテオレンジャーMV!!

あんさんぶるスターズ!! Music ゲームサイズMV「天下無敵☆メテオレンジャー!」 https://youtu.be/jI-ooGSKNQQ

…………え??

びっくりした、全然踊ってない………

い、いや、顔はいい、顔は良いよ。そんなのズ!の頃から知ってたよ…え……??こんな踊れないの???

流星隊のターゲット年齢層が子供寄りだというのがあるのかもしれないが、でも音楽番組とかでもやるんでしょ?これ。ライブでもやるんでしょ?え…???

ていうかfive☆sters のところで5人で星つくるんじゃないんか…(幻覚)

い、いや、まだ一曲目だし、これが特別なだけかもしれない。別の曲を待ってみよう。

あんさんぶるスターズ!! Music ゲームサイズMVアンリミテッド☆パワー!!!!!」 https://youtu.be/EebaqB7tse0

あんさんぶるスターズ!! Music ゲームサイズMV「SUPER NOVA REVOLU5TAR」 https://youtu.be/4SOK8YoAmv0

マジかーー!!!!!

いや、マジか、これマジか……

思ってたよりとかじゃなくて、これ、踊ってなくない??ほんとに。ダンスではない。小節に合わせてポーズ決めてるだけみたいになってる。踊れないなら踊れないなりにフォーメーションとかを工夫するとか、なんかこう、いろいろあるじゃん

しかしたら振付師さんがめちゃくちゃ初心者なのかもしれないとかも思ったが、めちゃくちゃ良かったEdenやクレビと同じ人だという。なんだそれ七不思議???それはつまり流星隊に踊らせる気がないってことなんじゃないか???ハピエレ????てめーは俺を怒らせた。

ここまでただの解釈違いで駄々こねてるオタクみたいな感じ(実際そう)だが、私のイメージしてたパフォーマンスを貼っておく。ダンスMVではないものもあるが、ダンス自体は映っているので許してほしい。

超特急ikki!!!!!i!!」MUSIC VIDEO https://youtu.be/m9aq-dJggMQ

BOYS AND MEN - 「YAMATO☆Dancing (Dance ver.)」ミュージックビデオ https://youtu.be/Ihq66ZZ8UPk

これを求めてた私が悪いのか…?そうなのかもしれない。そもそも3Dモデルだと無理があるのかもしれないし…その方面は詳しくないから…

というか、その方面の人に聞いてみたいんだが、このレベルダンス3Dモデルでやるのは無理なのだろうか?技術的に無理なら仕方ないけど、月数千万〜一億ほど(ズ!!に関しては月数億)稼いでるソシャゲなんだからもう少しクオリティ高いものを求めてもいいと思っている。まあでも、ソシャゲ配信するにあたって搭載できる容量とかも考えなくちゃいけないんだろうし…な…。

いや、だとしてもEdenやクレビくんがあんなにいいパフォーマンスをしてるのに、推しグループがあれなの、やっぱり納得いかない。あれをできるんだったら流星隊にこれ以上を求めてもいいはず。

そもそもあんスタ世界ストーリーを読む限り相当厳しい世界のはずなのに、あんパフォーマンスで生き残れるのか…?みんな相当な覚悟とそれに相応するレベルパフォーマンスで頑張っているのだと解釈していたのに、それにMVパフォーマンスが追い付いていない。これに関しては流星隊だけの話ではないし、それが一番不満かもしれない。

あと単純に長年の疑問なのだが、ヘッドセットマイクしながらハンドマイク持ってるのは何故なのだろう?ヘッドセットがあるなら片手をわざわざ封じなくてもいいのでは…?あとわざわざ持たせたハンドマイクマイクホールドが甘すぎるし、マイク位置がやけに遠い。あれでは声は届かないし、そんな事するならヘッドセットだけでいい気がする。

ズ!!になると話は違ってくるが、ズ!の世界観に一番近いのは日プだと思うので、ハピエレ公式は日プを見て勉強してきてくれ。今の日本デビューしようと思うと、初心者だろうと経験者だろうとみんなあれくらいやらなくちゃいけない。というかほとんど初心者だったけど特定の上手い人以外ほとんどボロクソに叩かれてたからな…

ま、正直言って資金技術力の問題が一番なんだろうな〜!課金してこよ!先行投資先行投資

2020-07-21

anond:20200721112934

ほらね、文章なんか読まずに煽りに走ってる。自己紹介って言うと思った。

人って反論できなくなるとそうやって煽り出すから。ほらね、二小節以上になると話きかないでしょ?

anond:20200721112418

喋れることと言葉理解することは違うよ

大人だってまともに言葉理解できるひといないじゃん

小節以上の文章言葉になるとてんで通じなくなる人いるでしょう?ヤバイとかすごいだけで会話する人とかさ。

2020-05-16

アニメとかのオープニングテーマの2番だけが流れるのに違和感がある

つっても観測範囲が狭くて、プリキュアウルトラマンくらいなんだけど、普通オープニングテーマってワンコーラス流れて、提供行くじゃないですか。

で、折り返しの時期あたり?からワンコーラスはワンコーラスなんだけど、2番だけが流れたりするじゃない。

これに凄い違和感があるわけ。

それはなぜなのか、というかまず1番と2番は何が違うのか考えてみた。


歌詞

あ、2番が流れ始めた!と気付くのはほとんどの場合歌詞が違うからだ。

ギターフレーズ

1番はただのコードカッティングだったのに2番はアルペジオだったり、オブリガートだったりして。

メロディ

Bメロのメロディが1番と微妙に違うとかありがち。

・キメ

Bメロのサビ前に突如キメが入ったりしがち。

・長さ

Bメロが1番は8小節だったのに、2番は4小節になったりしがち。


なんか書いてるうちに2番のBメロあるあるみたいになってきたが、こんな感じで2番は1番と違う事が多い。



ではなぜ俺はアニメとかのオープニングテーマの2番だけが流れるのに違和を感じるのだろうか。

思い込み

ガキの時分に印象だが、アニメとかのオープニングテーマの2番は最終回やその1回前の劇中で、とか劇場版エンディングオープニングテーマがフルコーラスで、とかそういう時しか流れない。

なので、なんか惜しげもなく2番を聴かせてくれちゃう事に違和感があるのかもしれない。

・2番のアレンジが1番があってこそのアレンジになっている

1番のアレンジをこうしたから、2番はこうしよう、というアレンジャーの狙いを感じる。

なので、2番だけ聴かされると「1番が無いのに2番だけ聴かされてもなー」ってなる。



なんか結論めいたものが浮かばないので、皆さんにも2番のBメロにありがちな事を挙げてくれたら嬉しいです。

2020-04-30

4大「最初だけ良い曲」

ドビュッシー 夢 

最初の6小節10小節、甘く見ても16小節までが夢であり後は起きている

さよならエレジー 

イントロはかっこよくAメロは浮遊感があるがBメロから世俗に染まる

冷たい水の中を君と歩いていく

イントロAメロキラキラと輝く色あせた湖、生と死の静けさを感じさせるがサビはなんかどうでもいい

Bメロはまあまあ

sleigh ride

イントロの精悍な響きに聞き惚れていたら本編でなんかアメリカンなうるせえパーティーに変わる

イントロだけいい曲って妙に多い気がする

2020-04-10

家にいて暇なので音声合成ソフトを買って青空文庫を読ませたら楽しかった

家にいないといけないので、何かやることはないかということで、

Youtuberで稼ごうとは思っていないけど、動画はよく見ていたのでWindowsデフォルトビデオエディタでいいので動画作成でもしてみようかしらと思って

Softalkでもいいのだけど、よくボイスロイドやCevioの色々な動画見ていたので、せっかくだし買ってみようと思って買うことにした。


ブクマカアイコンでおなじみ結月ゆかりから吉田くんや今月でた、ガイノイドトークflower』までいろいろ調べて悩んだけれど、

ちょうどCevioがVectorで2割引セールをしていたのでお試しで安かったので、トークスターターだけを買ってそれを選択。お値段は5,280円

(なお歌を歌わせる機能も欲しいならさとうささらちゃんのセットをソースネクストで買うのが実は安い、体験版かえるのうたを2小節作るだけで面白かった。いいなこれ)


動画ででるような挨拶だけさせても、なかなかかわいらしくて面白いけれど、

メニューの中にあったのが「青空文庫ファイル」を読み込む機能、これはボイスロイドでも似たようなことができるらしいが、ルビも読んでくれるかもしれない。


さっそく適当作品を読んでデフォルト設定で読ませてみたけど、

「あ!これでラジオ深夜便ごっこができるじゃん!」楽しいわ。

もちろんプロ朗読にくらべたらくらべものにならないけど、

かいい、いろいろ忘れて浸れる感じ。


調子にのってうっかり吉川三国志1巻全部読み込ませたらコンピュータースペックが追い付かないので無理だった。

でもちゃんと細かくファイルを区切ってあげたら、ラジオ深夜便風にいろいろな作家作品が読めるし、

はてな民が好きな「隴西の李徴は~」で始まる山月記やら走れメロスやら色々な声を読ませると楽しそう。

学生学習気分転換にもいいかもしれない。


そういうことなので、夜をリラックスして過ごしたい人にも音声合成ソフトおすすめだということでした。

そんなこんなで引きこもり生活ゆっくりしていってね!!

2020-03-23

( ・3・) クラシック好きの上司ディランを聴きたいと言いだして 3

https://anond.hatelabo.jp/20200323025005

クリスタルマジック

――ところで、わたしは昔から最後のスタンザは少し弱いのではないかと思っていたのですが……。

( ・3・) 弱い? 「リング」と「スプリング」とで韻を踏むのはありきたりだとか?

――弱いというよりは、ピンとこないといったほうが正確かもしれません。「彼女は春に生まれたが、わたしは生まれるのが遅すぎた」――これはどういうことなんでしょう。

( ・3・) 彼女のほうが歳上だったんじゃないか? 50歳くらい。

――それはたしかに too late な気がしますが、もし年齢が離れていることが問題なら、彼女三月まれであれ、七月生まれであれ、一年のうちで生まれた時期に言及する意味はないはずなんです。

( ・3・) 春に生まれようが夏に生まれようが誤差みたいなものからな。

――はい。これではまるで――占星術ではないか

( ・3・) ははは、まさか

――ここに一枚の写真があります1975年に撮られたものです。

https://twitter.com/kedardo/status/1242030916232339458

( ・3・) ボブ・ディラン、本を読む。

――何という本ですか?

( ・3・) 『クリスタルマジック』と書いてある。マジックのつづりが変だけど。

――目次には次のような言葉が並んでいます。「ケンタウルス獅子を狩る」「シャンカラ理論現実をどう捉えるか」「ハクスリーの知覚の扉」「アジナチャクラあるいは第三の目」「カバラの諸相」

( ・3・) 神秘主義ロイヤルストレートフラッシュという感じだな。

――星座が何であれば、支配星は何、エレメントは何、という表も載っています

( ・3・) 本を読め、ただしまともな本を、と釘を刺したばかりだというのに。

――まともな本も読んでいますよ。このころディランチェーホフコンラッドに傾倒していたはずです。 [3] [4]

( ・3・) じゃあ『クリスタルマジック』はたまたま手にとっただけで、内容を真に受けたとまではいえないんじゃないか

――1974年コンサートツアーを再開した理由を、ディランは次のように語っています。「わたし惑星系 (my planetary system) において土星障害となっていた。その状態がしばらく続いていたが、いま土星は別の場所へ移動した」 [5]

( ・3・) プラネタリ・システムて。

――1976年アルバム『ディザイア』のバック・カヴァーには、タロットが描かれています

( ・3・) タロット! イタロ・カルヴィーノの『宿命の交わる城』は何年だっけ。ちょっと待って――第一部・第二部の合本が出たのが1973年英訳1977年だ。

――1978年のインタヴューでは、占星術を信じているのかと単刀直入に訊かれています

PLAYBOY: OK, back to less worldly concerns. You don't believe in astrology, do you?

DYLAN: I don't think so.

PLAYBOY: You were quoted recently as having said something about having a Gemini nature.

DYLAN: Well, maybe there are certain characteristics of people who are born under certain signs. But I don't know, I'm not sure how relevant it is.

PLAYBOY: Could it be there's an undiscovered twin or a double to Bob Dylan?

DYLAN: Someplace on the planet, there's a double of me walking around. Could very possibly be. [6]


( ・3・) 信じているかといえば、信じてはいない。星座人間気質とのあいだには何か関係があるかもしれないが、どの程度なのかは分からない。――うーん、言質を取られるのを避けているみたいだ。

――もともと質問に率直に答える人ではないのですが。

( ・3・) 思い出した。昔、日本の有名な批評家イェール大学文学を教えに行ったんだが、向こうでは占星術流行っていて、同僚の学者の生年月日がどうのこうのと書いていたっけ。あれも70年代半ばじゃなかったかな。

――期せずして、アメリカにおける神秘主義流行、というテーマに足を踏み入れてしまいました。

( ・3・) ……引き返そうか。

転がる石はふりだしに戻る

――「彼女は春に生まれたが、わたしは生まれるのが遅すぎた」の意味をめぐって脇道にそれてしまいましたが、実は、意外なかたちで問題消滅します。

( ・3・) 占星術よりも説得力のある解釈が見つかった?

――いえ、問題自体が消えてなくなってしまうんです。アルバム発表から一年も経たないうちに、歌詞が書き直されて、最後のスタンザは大きく変わります1975年ライヴ録音を聴いてみましょう。

https://youtu.be/BP_pZ841Nqs

People tell me it's a crime

To know too much for too long a time

She should have caught me in my prime

She would have stayed with me

Instead of going off to sea

And leaving me to meditate

Upon that simple twist of fate


( ・3・) ジェミニ連想させる "she was my twin" も含めて、占星術につながりそうな表現はなくなったな。詩の問題解決を、人は問題消滅によってうやむやにする。

――「彼女わたし双子だった」も、考えてみれば謎めいた表現です。「本当の恋人だった」と「双子だった」とが置き換え可能かといえば、そうではないと思います

( ・3・) 歌詞だけじゃなくて、コード進行旋律も変わっているぞ。

――そうなんです。これまでわれわれが検討してきたことの少なからぬ部分が、このヴァージョンには当てはまらなくなっている。ディランにしてみれば、もう「わたしはそこにはいない」んです。

( ・3・) うなぎみたいなやつだな。

――歌詞の変更は1975年以降も続きます。「彼」と「彼女」とが入れ替わったり――

( ・3・) 体が?

――立場がです。第一タンザで「孤独を感じ」「まっすぐに歩いていればよかった」と願い、第二スタンザで「夜の熱気に打たれるのを感じ」るのは、「彼」ではなく「彼女」になります80年代にはさら全面的な変更があり、90年代には――

( ・3・) もはや原形を留めなくなった?

――いえ、それが――。

( ・3・) それが?

――おおむね元のかたちに戻りました。

( ・3・) ……。

――……。

( ・3・) 「彼女は春に生まれたが、わたしは生まれるのが遅すぎた」も?

――はい。細部の表現は今でも揺れていますが。

( ・3・) 抑圧された占星術回帰……。なくなったはずの問題の再燃……。まるで人生のようだ。

An’ I have no sense of time

――これで「運命のひとひねり」は概観できました。全体について何かありますか?

( ・3・) 英語は易しめだったな。

――ほかの曲はもっと歯ごたえがあるので安心してください

( ・3・) 「彼」と「彼女」との間に何があったのか、曲のなかでは詳しく語られないけど、これは、その、いわゆる一夜の関係というやつなの? [7]

――なぜそう思ったんですか?

( ・3・) 「ネオンの輝く見知らぬホテル」とか。

――ただ、それだと、彼女がいなくなったときの彼の傷心ぶりや、「指輪をなくしてしまった」のくだりはうまく説明できません。

( ・3・) そうなんだよな。じゃあ、ある程度つきあった恋人たちの最後の夜だったんだろうか。

――第一タンザに、「体の芯に火花が走るのを感じた」とありますが、これは恋に落ちるとき表現だと思います。まあ、よく知っている相手に対して改めて火花を感じる、という可能性もゼロではありませんが。

( ・3・) すでにつきあっている恋人同士なら、見知らぬホテルの前でまごまごするのも不自然だしな。うーん、こんがらがってきた。一方では、彼と彼女とは一夜の関係に見える。ある日の夕暮れに物語が始まって、翌朝には彼女は姿を消している。その一方、物語の後半では、彼は生涯の伴侶を失った男のように見える。

――常識観測結果とが矛盾するときは、常識を捨てなければなりません。

( ・3・) 何を言いだしたんだ急に。

――ある日の夕暮れから翌朝まで、と考えて矛盾が生じるのであれば、そう考えるのをやめればいいんです。

( ・3・) いや、でも、ある日の夕暮れから翌朝までじゃないの? ネオンの輝く見知らぬホテル長期滞在して、数年後の朝に彼女はいなくなりました、なんていくらなんでも無理があるだろう。

――キュビズム絵画では、ある対象複数視点から捉え、平面のキャンバス再構成して描きます

( ・3・) 何を言いだしたんだ急に。

――ある日の夕暮れから翌朝まで、という枠組みのなかに出会いから別れまでの一切が凝縮されたかたちで描かれているとしたら?

( ・3・) 時間の流れが一律ではなかったということか? 

――いいですか、時計の秒針が聞こえてくるのは、彼女がいなくなった後です。それから彼にとっての永遠現在が始まり彼女がいた過去は、彼の記憶のなかで遠近法的な奥行きを失うんです。

( ・3・) 時計一種の仕掛けと見立てて、内在的に解釈するわけか。理屈は通っているかもしれないが、常識を捨てさせるには、まだ十分ではないと思うぞ。

――では、時間の流れが一律であるとは限らないという外在的な傍証を。1978年のインタヴューです。

Everybody agrees that that [Blood on the Tracks] was pretty different, and what's different about it is that there's a code in the lyrics and also there's no sense of time. There's no respect for it: you've got yesterday, today and tomorrow all in the same room, and there's very little that you can't imagine not happening. [8]


( ・3・) おい、詩に暗号が隠されていると言っているぞ。

――その点は保留にしてください。

( ・3・) 時間意識は失われている。過去現在未来が同じ部屋に混在して、想像しえない出来事などほとんどない。

――はいどうでしょう

( ・3・) 「運命のひとひねり」の解題ではないんだな?

――アルバム全体についてのコメントです。

( ・3・) そうだな、まだ腑に落ちるとまではいかないが、時間の扱いは気に留めておいたほうがよさそうだ。

――はい。実は、キュビズム絵画や、時間意識をもちだしたのは、次に聴く曲「タングルド・アップ・イン・ブルー」でも同じ問題がでてくるからなんです。邦題は「ブルーにこんがらがって」。ディラン重要な曲を挙げるとしたら、まず10位以内には入る。人によっては1位かもしれない。というわけで、ウォーム・アップは終了です。次は少し難しくなりますよ。

おいとま

そのようにして彼らは「タングルド・アップ・イン・ブルー」を聴き、「シェルターフロム・ザ・ストーム」を聴いた。窓のかたちをした陽だまりが床を移動し、寝ていたストラヴィンスキーの首から下が影に入ってしまった。もう次の曲に進む時間は残っていなかった。デレク・ベイリーCDを持って帰らなければ、と彼は思った。マイルス・デイヴィスビル・エヴァンスならいつでも買い直せる。しかベイリーは品切れのまま再発されないことだってありうるのだ。

「もう帰るのか?」と上司は言った。

はい。それで、デレク・ベ」

「おまえの家は一戸建てだったな、たしか。陽当たりと風通しは良好か?」

「陽当たり? まあ、それなりには。それで、デ」

「窓からの眺めは?」

「眺め? まあ、壁しか見えないということはありませんが。そ」

「じゃあ、決まりだな」と上司は言い、リムスキー=コルサコフの両脇を後ろから抱えると、目の高さまで持ち上げた。

「新しいパパだよ」

それから

かくして予言成就し、わたしは持っていったもの以上を持ち帰ることになる。小さなモフモフと、モフモフの当面の生活必要なモフモフ用品とを。

まずはこの子に、猫としてまっとうな名前をつけよう。このままだと、もし何かの拍子に迷子にでもなったら、「リムスキー=コルサコフ! リムスキー=コルサコフ!」と大声で呼びながら近所を捜し回らなくてはならない。獣医にかかるとだって、きっと問診票に名前を書く欄があるだろう。常軌を逸した飼い主だと警戒され、信頼関係を築くのに支障をきたすかもしれない。

しかし、猫に名前をつけるのは難しい――T・S・エリオットOld Possum's Book of Practical Cats にもそう書いてある。クラシック作曲家では大仰すぎる。ジャズミュージシャンではどうだろう。わたしCDレコードの棚の前に立ち、名前候補ピック・アウトしていく。チェット。論外であるマタタビに耽溺してばかりの猫になってしまいそうだ。ドルフィー。才能も人格も申し分ないが、早世の不安がつきまとう。ベイリーデレク・ベイリーCDを取り戻すまで、わたしはあとどれだけの道を歩まなくてはならないのだろう。

わたしは気づく。予言成就していない。少なくとも完全には成就していない。人知を超えた力によって予言ねじ曲げられ、わたしは持っていったもの以上ではなく、持っていったもの以外を持ち帰ったのだ。新しい家の探検を終え、お腹を上にして眠るさなモフモフよ、おまえのしっぽが曲がっているのも、運命のひとひねりのせいなのか?

[1] 実際にはEより少し高く聴こえる(テープ再生速度を上げているため)。

[2] これ以降、歌詞引用は2小節ごとに改行を加えている。

[3] Bob Dylan. Chronicles: Volume One. Simon and Schuster, 2004. p. 122.

[4] Sam Shepard. Rolling Thunder Logbook. Da Capo Press, 2004. p. 78.

[5] https://maureenorth.com/1974/01/dylan-rolling-again-newsweek-cover-story/

[6] Interview with Ron Rosenbaum. Playboy, March 1978; reprinted in Bob Dylan: The Essential Interviews. Wenner Books, 2006. p. 236.

[7] 草稿では、第三スタンザは以下のように書かれたあと、大きなバツ印がつけられている。"She raised her weary head / And couldn't help but hate / Cashing in on a Simple Twist of Fate." 初めは娼婦として描かれていた点を重視することもできるし、その構想が放棄された点を重視することもできる。

[8] Interview with Jonathan Cott. Rolling Stone, November 16, 1978; reprinted in Bob Dylan: The Essential Interviews. Wenner Books, 2006. p. 260.

2020-03-22

( ・3・) クラシック好きの上司ディランを聴きたいと言いだして 1

https://anond.hatelabo.jp/20150214223556

( ・3・) クラシック好きの上司ジャズを聴きたいと言いだして、から数か月後――

ある朝の会話

その朝、彼が職場に着くと、クラシック好きの上司は目を閉じて見えないオーケストラの指揮をしていた。腕の動きが激しさを増し、握った拳が垂直に振り下ろされる。1、2、3、4、5、6、7、8、9、1011

おはようございます」と彼は上司に声をかけた。

「なんだ、来ていたのか」と上司は目を開いて言った。「春の祭典の第二部なんだが、どうにも縦の線が揃わなくてな。リハーサル不足だ」

空想オーケストラにもリハーサルがあるんですか?」

「高度に発達した空想現実と見分けがつかないくら不自由ものだ。ティンパニ奏者とシンバル奏者はもう何年も口をきいていない。――それはそれとして、ボブの件、明日の日曜はどうだ?」

ボブというのは、ボブ・ディランのことだった。上司の娘さんが英語の授業で「はげしい雨が降る」を習ってきたらしく、それ以来、上司は彼にディランについてのレクチャー要請しているのだった。彼が娘さんに教えるのではなく、彼が上司に教え、上司が娘さんに教える。ディランことならパパに任せなさい、と目論んでいるのは明らかだった。

明日。彼は断ろうとしたが、適当な口実が見つからなかった。高齢の親戚はひと通り殺してしまっていたし、このあいだ死んだ祖父にもう一度死んでもらうには、まだ少し時間必要だった。

「じゃあ、決まりだな」

事の次第

こうして、彼は休日をつぶして上司の家を訪ねることになった。どの作品を題材にするべきか迷ったが、一日でディランキャリアを追いかけるのは無理だと割り切って、彼自身ディランを聴き始めた高校生のころに感銘を受けたものを選ぶことにした。『ブラッド・オン・ザ・トラックス』だ。このなかの数曲を検討するだけでも、一日まるごとかかってしまうだろう。たくさんのアルバムを持っていかずに済むのが救いといえば救いだった。

駅に到着

最寄駅に着くと、もう上司は車で迎えに来ていた。大きな声で名前を呼ぶので、きまりの悪い思いをしたのをわたしはよく覚えている。車に乗り、しばらく走ると、左手惣菜パンの店が見えてきた。看板にはアルファベットDELI BAKERY と書かれていた。

デレク・ベイリーCD今日こそは返していただきます」と彼は言った。

「そんなことを気にしていたのか」と上司は笑った。「大丈夫。おまえは持ってきたもの以上を持ち帰ることになるだろう」

おまえは持ってきたもの以上を持ち帰ることになるだろう。それはまるでデルポイの神託のように聞こえた。彼は運命うねりが身に迫ってくるのを感じた。しかし、現実物語とは違う。成就しない予言。読まれない遺書。途切れる伏線。それが現実だ。

デレク・ベイリーというのは、あのヴェーベルン風のギタリストだな?」

「そうです」

「あれをかけると、猫たちが爪とぎを始めるんだ。何か感じるものがあるのかもしれないな」

「猫たち、とはどういう意味ですか?」

「猫たち、とは」と上司は言い、長めのフェルマータを置いた。「猫の複数形だな」

「また拾ってきたんですか?」

「いや、拾っていない。拾ったのはちーちゃんだけだ」

「猫の方から入ってきた?」

「いや、入っていないし、出してもいない」

「じゃあどうして増えるんですか?」

「さて、どうしてでしょう」

家に到着

ちーちゃんベルリオーズリムスキー=コルサコフストラヴィンスキーお客様にご挨拶だ」と上司居間の扉を開けて言った。居間には母猫のちーちゃんと、三匹の子猫たちがいた。上司公園で拾ったときちーちゃんはすでに出産を間近に控えていたのだ。

「お母さんとは名前方向性が違うようですが」

里子に出すまでの幼名だよ。正式名前里親がつければいい」

猫たちは来客には関心がないようで、ストラヴィンスキーリムスキー=コルサコフに背後から跳びかかり、ベルリオーズは伏せの姿勢でおしりを振りながら取っ組み合いに加わる間合いを計っていた。

「みんな元気だな。よし、そっちに掛けてくれ。いまコーヒーを淹れてくる」

ブラッド・オン・ザ・トラックス』までのボブ・ディラン

( ・3・) まずはバイオグラフィからだな。ボブの経歴をざっとまとめてくれ。

――いえ、それをやっていると時間がなくなるので、今日は『ブラッド・オン・ザ・トラックス』というアルバムだけを聴きます

( ・3・) それにしたって、そのアルバム位置づけくらいは踏まえないと。

――では、Rate Your Music のページを見てください。

https://rateyourmusic.com/artist/bob-dylan

――アルバムが発表順に並んでいますね。デビューしてまもなく、1963年最初ピークが訪れます。このころのディランがお手本にしていたのはウディ・ガスリーで、ギターハーモニカ、歌というフォークスタイルで世に出ました。

( ・3・) 「はげしい風が吹く」か。

――「はげしい雨が降る」と「風に吹かれて」です。ディラン1941年まれなので、22歳前には代表作を発表していたことになります

( ・3・) 詩人早熟なんだよな、たいてい。

――1965年から66年にかけて、二回目の、そして最大のピークが訪れます演奏フォークからロックへ変わり、詩の内容も変わります

( ・3・) どう変わるんだ。

――初期の詩は、一言でいえば真面目で、真面目な人たちに支持されるものでした。そこに、散文的な感覚では理解できない要素が入ってきます。「イッツ・オールライト・マ」「デソレイション・ロウ」「ジョハンナヴィジョン」といった大作が次々に書かれるのがこの時期です。

( ・3・) 理解できない要素というのは?

――たとえば、「ジョハンナヴィジョン」はこんな感じです。

Inside the museums, Infinity goes up on trial

Voices echo this is what salvation must be like after a while

But Mona Lisa musta had the highway blues

You can tell by the way she smiles


( ・3・) 「ダビデの職分と彼の宝石とはアドーニスと莢豆との間を通り無限消滅に急ぐ。故に一般東方より来りし博士達に倚りかゝりて如何に滑かなる没食子が戯れるかを見よ!」

――どうしました?

( ・3・) 西脇順三郎だよ。よく分からない詩には、よく分からない詩で対抗だ。

――なぜ対抗しなくてはいけないんですか?

( ・3・) ただなんとなく。

――はい。続けますが、1960年代後半は、ロックが急成長する時代です。しかし、ディラン自身は、その運動の先頭に立とうとはしません。1969年の『ナッシュヴィルスカイライン』は、カントリーアルバムでした。

( ・3・) 帽子に手を添えてにっこり。

――捉えどころのない人である、というディランイメージは、このころにはできあがっていたと思います。そして、三回目のピークが訪れるのは、1975年

( ・3・) 『ブラッド・オン・ザ・トラックス』だな。

――録音は1974年なので、33歳のとき作品です。

( ・3・) 33歳。――それだけ?

――伝記的な情報はいろいろあるのですが――というか、常に伝記を参照しながら語られる作品なのですが――今回は知らないふりをします。「この女性は誰々がモデルから」といったアプローチとりません。捉えどころのない人、謎めいたよそ者であることを行動原理にしている人が、久しぶりに本気を出したらしい、くらいで結構です。

( ・3・) そう、じゃあ聴いてみようか。1曲目は――

――1曲目は後にして、2曲目から始めましょう。「シンプル・トゥイスト・オブ・フェイト」。「運命のひとひねり」という邦題がついています

( ・3・) なんで? 有名な曲なの?

――ほかの曲より易しめだからです。ディラン重要な曲を挙げるとしたら、おそらく50位以内には入ると思いますが。

第一タン

オーディオ

https://youtu.be/sGnhyoP_DSc

歌詞

https://www.bobdylan.com/songs/simple-twist-fate/

They sat together in the park

As the evening sky grew dark

She looked at him and he felt a spark tingle to his bones

’Twas then he felt alone and wished that he’d gone straight

And watched out for a simple twist of fate


――ディラン歌詞は本人のサイトで公開されているので、それに基づいて進めていきましょう。では最初のスタンから、どうぞ。

( ・3・) 訳すの? 俺が?

――訳ではなくてもいいので、どういうことが歌われているのかを説明してください。

( ・3・) 夕暮れの公園男と女がいた。女に見つめられると、男は体の芯に火花が走るのを感じた。彼が孤独を感じたのはそのときだった。彼は思った。まっすぐに歩いていればよかった、運命のひとひねりに気をつけていればよかったと。

――はい特に難しいところはなかったと思いますが。

( ・3・) そうだな。恋人たちがいい雰囲気になっているのかと思いきや、なんだか雲行きが怪しい。急に孤独を感じちゃったりして。

――人は恋に落ちると孤独を感じるものではありませんか?

( ・3・) そうなの? で、まっすぐに歩いていればよかった、というのは比喩的表現だな?

――もちろん。

( ・3・) われ正路を失ひ、人生の覊旅半にあたりてとある暗き公園なかにありき――

――?

( ・3・) ともかく、この男はあるべき道を見失って、運命の力が自分に働きかけているのを感じているわけだ。でも運命って、注意していれば回避できるものなんだろうか?

――回避できたら運命ではないような気もしますね。

( ・3・) 運命からねえ。

脚韻について

――次のスタンザに進む前に、脚韻の形式を見ておきます。2小節ごとに改行を加えると、以下のようになります

They sat together in the park

As the evening sky grew dark

She looked at him and he felt a spark

Tingle to his bones

’Twas then he felt alone

And wished that he’d gone straight

And watched out for a simple twist of fate


( ・3・) 1行目・2行目・3行目の park, dark, spark で韻を踏んでいるな。4行目・5行目の bone(s), alone もそうだ。それから6行目・7行目の straight, fate も。

――はい。この形式は次のスタンザ以降も同様です。

サブドミナントのひとひねり

https://twitter.com/kedardo/status/1241415360672219137

――ついでにコード進行確認しておきます。これは実際に鳴っている音ではなく、説明のために簡略化したコードです。元のキーはEですが、ここではCに移調しています。 [1]

( ・3・) いったい誰に対する配慮なんだ。

――まずは1小節から8小節目まで。何か気づいた点はありますか?

( ・3・) 見たままじゃないか。ド、シ、シ♭と半音ずつ下がっていって、ラに落ち着く。

――はい。ラはサブドミナントコードであるFの構成音です。しかし、まだラは終点ではありません。

( ・3・) 半音下降は続くよどこまでも。

――Fの次のコードFmです。どの音が変化しまたか

( ・3・) Fの構成音は「ファ・ラ・ド」で、Fm構成音は「ファ・ラ♭・ド」だ。長三度のラが短三度のラ♭になる。なんだか言うまでもないことを言わされているようだが、どこに誘導しようとしているんだ?

――ラからラ♭へ半音下がることによって、コードに影がさします。その箇所ではどんなことが歌われていますか?

( ・3・) 「彼が孤独を感じたのはそのときだった」

――はい。彼が孤独を感じるのは、サブドミナントコードメジャーからマイナーに変化するときなんです。

( ・3・) ああ、それが言いたかったのか。つまりコード進行歌詞の内容とが結びついている、と。

――そうです。それから、もう一点。この曲は、コードが頻繁に変わる曲でしょうか。それとも、あまり変わらない曲でしょうか。

( ・3・) また誘導が始まった。1小節から10小節目までは、2小節ごとにコードが変わる。C7からFへの進行を除けば、コード構成音のうちのひとつ半音下がるだけだし、曲のテンポゆっくりだし、あまり変わらないんじゃないか

――はい11小節から12小節目、"and wished that he'd gone straight" と歌われるところはどうでしょう

( ・3・) ここは2拍ごとにコードが変わる。あまり動かなかったコードが動きだす感じだな。

――"and wished that he'd gone straight" の "straight" は、この曲の旋律で最も高く、長く、強く歌われるところです。コードの動きと旋律との関係を見ると、11小節目に助走が始まって、12小節目の頭で大きくジャンプするようにできています

( ・3・) ……ハーモニック・リズムと言えば済む話じゃないのか?

――その用語は使わず説明していたのですが。

( ・3・) いったい誰に対する配慮なんだ。

小休止

( ・3・) はっさく食べる?

2020-03-16

クズクズから脱却するには

またトラウマスイッチが入ったので吐き出す。


何事も中途半端以下、努力も才能も、納期に間に合わせる力もないクズ

そんなままこれまでの人生を生きてきた、自他ともに認めるクズクズ、それがわたし


小学校の頃はまだまじめだった。いや、真面目の皮を被って生きていけた、というのが正しい。


中学校から片鱗が出始めた。仮病を使って休む日が出てきた。

合唱コンクールピアノ伴奏で、本番にも関わらず二小節ほど停止した。

すぐ復帰はしたものの、「伴奏すら満足にできないクズ」「一生懸命練習しろカス」と揶揄された。

「こっちだって十日前に突然任されたんだから」という思いでごまかしていたのが、クズ思考だったんだと思う。


高校の頃もひどかった。文武両道を語る、自称進学校しか入れなかったのも原因の一つかもしれない。

だけれど、そうやって他責を真っ先に思いつきそれに縋るのも私がクズゆえの思考なんだと今になって自覚する。

夏休みの宿題を「明日出す」と一週間繰り返して出さなかった結果、生徒指導室行きになった。

テスト一夜漬けで、英語赤点なんてザラだった。クズなので高3になってもベクトルの基礎がボロボロで「お前、やばいぞ」と叱咤された。

そうはいっても復習もしない、中身もない、自分に甘いクズなんだから仕方ない。

部活では、インターハイの三日前に怪我をしてキャプテンに詰め寄られてキレられた。

「本気じゃないだろ」「士気が下がる」「お前来んなよ」

重々承知してるけど、体面を気にするクズから来るしかないんだ。ごめんなさい。


大学もっとひどかった。日によって代返を使うようになった。

サークルでは技術の上達しないクズ部長を任された。指導は先輩に全部投げたし、全国大会ではわたしの凡ミス奇跡的な逆転負け。

後輩を入れた以外は部室の置物として生きていた。これが本当の役立たず。

趣味小説電撃文庫に応募した。二次選考落選。それでプッツリキレて、投げ出した。

他の人たちは血のにじむ努力をしているのにさ、あーあ自分に甘いしメンタルが弱いドクズだこと。

研究室なんてひどさの塊だった。研究の報告会で、自分研究をあまり理解していない始末、教官に顔をしかめられる状態がずうっと続いた。

ゼミ論文紹介なんて、内容が大したことないのに基本的なことすら上手く説明できずひたすら燃え時間が終わった。

それを次に生かせれば良いものの、三年間ずうっと同じ感じでゼミは終わっていき。

最終的にドクターの先輩から炎上商法」「ゼミ質問で、他の人が答える部分が多いのはM2としてどうなの」と御叱りをもらった。

修論なんて、実際完成度はめちゃくちゃ低いし、追い出され枠のお情けで卒業させてもらったんじゃないかと今でも思う。

修論とは別に論文化で必要データなんかも、わたし責任もって行うべき部分を、残った人たちに押し付けて、逃げた。

社会人としては0点どころか評価フィールドに立てやしない。

正真正銘クズクズ。そうやってこれまでの人生、生きてきた。


そして社会人になって、一か月。同期を数十~百人単位でとる企業に、文字通り『潜り込んだ』。

研修で、まだボロは出ていない。と思いたい。

しかし、この思考が頭に侵食されている時点でクズクズはまだ終わっていないし深く根付いていると思う。

それが社会人になって表出して、これまでとスケールの違う規模の失敗、負債を抱えてしまうことがたまらなく怖い。


そして今日、夢を見た。今まで迷惑をかけた先生やら同期やらいろいろな人が出てきて責められる夢。

全部元をただせば自分が悪い、出るとこ出れば10:0で負けることばっかやってきたので勝手トラウマ負ってるだけなのだけれど。

実際甘えなのは分かっているが、このトラウマの数々を拭い去りたい。そして、人として多少はマシな状態になりたい。


藁をもすがる気持ちで、ここに吐き出して、書いている。

どうやったらクズから脱却できるのか、増田の誰か、教えてほしい。教えてください。頼む。

2019-11-25

グルーヴ鼻すすり

自分の出す音が時々、店のBGMなどとコラボしてしまって気まずい。

いま、わりと静かなファストフード店で鼻をすすったのだが、グルーヴ感のある音楽のキメと完全に合ってしまい、1小節ブレイクが完全に鼻すすりの余韻になってしまった。

全くの偶然なのか、自分無意識に合わせているのか…

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