はてなキーワード: 技師とは
こんなもん地上で爆発したらどうなるねん
https://www.youtube.com/watch?v=wtthhilAO3Y
昭和17年(1942年)5月、日本軍の攻勢により推移していた太平洋戦争は、後に戦局の変わり目として位置づけられる事になる「ミッドウェイ海戦」を目前に控え、重要な局面を迎えていました。
しかし、戦時中とは言え普段とほとんど変わらない生活を送っていたここ下湧別村の漁民にとっては、そんな国家の重大事など知る由もなく、折しもオホーツク海沖合に現れたニシンの大群の行方が目下の関心事でした。
ニシンの豊・不漁はその年の村民の生活水準にそのまま直結するため、その群の到来に村はにわかに活気づきます。
そんな5月17日、その日も沿岸では村の漁師たちが総出で網を仕掛けていましたが、その作業中に一人が波間に浮遊する金属製の樽状の物体を発見します。
そして、素人目から見ても異様な雰囲気を醸し出すその”水に浮く不思議な鉄の塊”がおそらく「機雷」であろう事に彼らが気付くまでにはそれほど時間はかかりませんでした。
思わぬ危険物の漂着に漁場は騒然となりましたが、「これが機雷であればなおさら放置しておく訳にもいかぬ」との”勇気ある”漁労長指示により網に掛けながらひとまず浜まで引き揚げる事にします。
数十分後、幸い移送途中で爆発する事もなく「ポント浜」の砂上に”恐る恐る”陸揚げされた直径約1.2m・長さ約1.5mの機雷と対峙した一同は、まず警察への通報が先決との判断により代表者が市街地にある派出所へと向かいました。
ところが、その時派出所では村の東側に隣接する「サロマ湖」内で時を同じくして発見された”もうひとつの機雷”を巡って既に大騒動となっていたのです。
”国籍不明”の危険物が二つ同時に漂着したこの”大事件”については、一帯を所轄していた「遠軽警察署」を経て直ちに「北海道庁警察部」へ連絡が取られましたが、意外にも警察部からの回答は「所轄署責任において爆破処理せよ」というまことに素気ないものでした。
実は北海道の特に日本海沿岸地域における浮遊機雷の漂着は当時それほど珍しくはなく、これまでの事例では当該所轄警察署の手によって難なく処理されていたという事実が、先の無関心とも思える本部指示につながる訳ですが、当地では前例がなく、ましてや爆発物処理の専門知識もない遠軽警察署としてはその対処方法に頭を悩ます事になります。
その後即刻開かれた署内幹部会議上では「軍の協力を仰ぐ」という策も提案されたものの、遠軽警察署長としては「他の署が自力で処理しているレベルの事案について他所の助けを乞う」などその自尊心が許しませんでした。
こうして、意地でも地元の手によって行わざるを得なくなった作業は約1週間後の5月26日午後1時に決行すべく、二つの機雷を「ポント浜」一箇所に集め、遠軽警察署の監督の下、その運搬・管理を地元警防団(警察や消防業務を補助する民間組織)に、そして爆破処理を管内にある「生田原銅山」の”発破技師”に依頼する事が正式決定されました。
しかし、この時署長の頭の中ではこれを機にもうひとつの”とんでもない”計画が進行中だったのです。
ここ下湧別村をはじめとする遠軽警察署所轄管内では普段大事件が発生する事もなく、平穏であるがゆえ警察署長の立場としては至って”退屈”な日々を過ごしていました。
また、生活のため日頃と変わらず農・漁業に勤しんでいる人々が、署長の目には「戦時中にも拘わらず危機意識がない不心得者」のようにも映っていました。
そこで、この機雷爆破処理作業を一般に公開、爆発の威力を見せる事で庶民の「戦意」と「国防意識」を高めると同時に、警察の威信を確固たるものにするべく画策していたのです。
かくして、村役場などを介し回覧や口コミで村内はおろか近隣地域にまであまねく周知されたこの”一大イベント”は、物珍しさも手伝っていたずらに人々の興味をそそり、更には当日わざわざそのために臨時列車が手配された事もあって、その日は爆破時刻の午後1時に向けて老若男女合わせて一千人規模の見学者が各地から現場へ向かっていたと聞きます。
さて、決行2時間前の5月26日午前11時頃、現場のポント浜では遠軽警察署長以下警察官9名と、署長命令によってなかば強制的にもれなく召集された下湧別市街及び近隣集落の警防団員約150名が事前集結していました。
二つ並べられた機雷を前に、あとは生田原から火薬の専門家が到着するのを待つばかりでしたが、しかしここに至って爆破方法を巡り現場が混乱する事になります。
通常、機雷の爆破処理というのは水中において一つずつ行われるのが定石であり、その日もそれに従って実行される予定でしたが、当日になってその事実を知る事になった漁業本職の警防団からの猛反対を受けます。
というのも、海中での爆破は一帯の魚介類を死滅させる恐れがあり、それは漁民にとっては明日からの生きる糧を失う事を意味しました。
彼らにしてみれば死活問題だけに警察側からの再三の説得や恫喝に対してさえ一歩も退く事は出来ず、しばらくの”攻防”の末、漁師たちのあまりの頑強さについに根負けした署長は陸上処理への変更をやむなく了承します。
粘った甲斐あって勝ち取った結果に安堵した警防団員たちでしたがその代わり、陸上で爆破するには現在近過ぎる二つの機雷を、誘爆させない距離として設定された約50mの間隔まで引き離す作業が待っていました。
こうして気乗りしないまま予定外の力仕事をする羽目となった彼らの心中には、これらが「既に機能を失った不発弾に違いない」という思いが一様にあったようです。
発見されてから1週間まったくの変化も見せなかったこの”錆びた鉄塊”に対して徐々に警戒心が薄れていった事に加え、ことサロマ湖から運ばれてきた方には、実は数日前に”命知らず”な村の鍛冶屋によってあろうことか持ち寄ったハンマーで叩くという危険極まりない試みがなされていますが、結果その衝撃にもびくともしなかったという事実も、「もはや危険ではない」と彼らを暗に確信させる要因になっていたのでしょう。
それぞれ多忙な仕事が待つ警防団員たちにとって、本業もままならない毎日を無理強いするこの”いまいましい敵”への扱いは、そんな思いもあってか最初と最後では大きく異なっていました。
初めこそその取扱いには慎重を期され、移動も衝撃を与えないように砂上をゆっくり”引きずる”方法がとられていましたが、この段階では労力を惜しんでか本体にロープが巻きつけられ無造作に”転がされて”いたと言います。
しかしやがて、鍛冶屋の”無謀な挑戦”を受けていない方、つまりオホーツク海で発見された機雷が、軟らかい砂から馬車道の硬い轍(わだち)の上に転がり出た瞬間…それは既に浜に到着していた気の早い数百名の”観衆”が見守る中で起こりました。
今まであれほどいかなる反応も示さなかった機雷が、まるでこの時を待っていたかのように火花一閃、大爆発を起こしたのです。
そもそも軍艦をも爆沈させるほどのその破壊力は当初の想像をはるかに超えるもので、破片は爆風に乗って障害物がない砂浜の中を数百メートルに渡り飛散、傍らにいた警防団員や警察官は言うまでもなく、一応安全を考慮して遠巻きに置かれた一般見学者の多くも無事ではいられませんでした。
爆発による黒煙が消えた後には、直径10m・深さ3mの穴と共に、周辺に斃れたおびただしい数の人々が残され、そのほとんどは瞬時にしてその命が失われたであろう様子が一目で判るほど現場は凄惨を極めたそうです。
現場から4kmほど離れた下湧別市街地でさえもその轟音と震動に激しく揺れたと言われるこの前代未聞の機雷爆発事故においては、死亡者112名・重軽傷者112名という未曽有の惨禍を見る事になりました。
そして、この”公開爆破”を企画した遠軽警察署長や、直前において爆破地点を変更させた警防団の代表者も、その過ちを悔やむ時間すら与えられないままこの日帰らぬ人となっています。
この大惨事により現場に居合わせた警防団員のほとんどが死傷し、下湧別村は多くの”働き手”を、そして家族にとっては一家の”大黒柱”を一瞬にして失いました。
「一体誰のせいでこんな事になってしまったのか」…機雷を放った知らざる敵か、現場に丸投げした道庁警察部か、それとも無謀な計画を立案した警察署長あるいは陸上処理を主張した警防団員か…もはやそれをぶつける相手もいない中、人々の行き場をなくした怒りと悲しみだけがポント浜には残されました。
合掌
お前駄目
ぜんぜん駄目
こうやるんだよ!
legnum | 途中までなるほどと読んでたのに「女性関係の特定の分野についてはあらゆる主体に無限の配慮を求めるくせに」ってくだりでげんなり。月1万が払えないって言うけど月収が1万以上安い性別の人をどう捉えてるんだよ | |
keren71 | テレビカード売りたいのでは。 | |
tomoya_edw | 母が入院した時、オフラインで楽しめるもの用意して差し入れたわ。無いものはない。ポケットWi-Fiも用意できんやつはあきらめろ。無料のものって素晴らしいけど民度は最悪だから。手間やろなあて元記事読んでないがな | |
sawaglico | 病院にWifiがあるメリットが単なる個々の暇つぶしのためじゃなくて公共サービスとして機能するし補助金も出てるんだったら、そりゃ開通して欲しいわ〜教えてくれてありがとう〜 | |
nakab | 病院はわりとアナログ体質なのかなと思う。平均入院患者年齢とかが高いとニーズも低そう。ただ、私としてはあったほうが良いと思う。 | |
agricola | 「入院生活のお役立ちグッズ」みたいな棘まとめには「参考になった!」と絶賛のブコメが止まらないのに「無線LANインターネット接続だけはデフォで病院が提供すべし」という論調になるのが理解不能。 | |
KoshianX | インターネット接続は紛れもない人権だからこそ、アメリカなんかでは低所得者世帯向けのネット接続補助金とかやってるわけよな。そこを勘違いしてるやつがけっこういるんだよな | |
EoH-GS | っていうか乞食でなにが悪いの?乞食が罵倒語の連中と同じ土俵に立ってる時点で論外。 | |
outdoor-kanazawa | ブンブブブ ブンブブー!はてな爆音小僧の隊長だぜーパラリラパラリラー!頭の中はオッパッピー、あばよオマイラー!ブンブブブ ブンブブー | |
WildWideWeb | トップコメ「これだから日本人は~」と非難めいたことを言いたい時だけ、日本人じゃなくなる現象と同じ話か。 | |
homarara | おう。「Die Yobbo」を口癖にするぜ。 | |
taitoku | 主語がデカすぎ案件 | |
yudukikun5120 | うん。はてなーはみんな偽善者だよ。こんな当たり前なことみんな知ってる。 | |
hisamura75 | 昔、携帯が入らない病院に入院したことあるけど、WiFiはほんと人権よ。ある日WiFiが繋がらなかった時の辛かったこと。いまは携帯繋がらない病院はほぼないだろうけど/まあはてな民っつてもいろいろいるでな。 | |
hate_flag | 去年は入院するときにポケットWiFiルーターが必要だったけど、同じ病院が今年は病室に無料WiFiを飛ばしてるのでこの世界はだんだん良くなってきている | |
itotto | こういう思い込みの強い良識ぶったやつがいちばん嫌い | |
pokepirk | はてな民は弱者に優しいんじゃなくて弱者に優しくない(とされている)自民維新が嫌いなだけだよ。自民維新を支持してる弱者とかは自業自得と思ってるし | |
hatehenseifu | たった一人のブコメを見て「おまえら」扱いはないやろ | agricola |
hazime2914 | 何の反論にもなってないブコメがトップになってるけど晒し上げだよな?って思い込みたくなる | |
mikuti2 | 全部の記事に皆がコメントや星をつける訳でもなく、はてな民とのくくりでの議論は雑じゃない?/一分野への優しいフリであろうとも、フリをしないよりはマシかと。やらない善より、やる偽善。 | |
suimin28 | 爆サイの時を思い出すな | |
repunit | はてサは嫌いだけどあのはてなーは弱者に優しいフリをする人には見えないけどね。新型コロナだから予算がついた点にも留意すべき。病院がキャリアの公衆Wi-Fiを導入すればいいと思う。 | |
haruyato | 全部知った上で医療IT側としては過剰要求と思っております。モバイルWi-Fi借りてよ。 | |
hatest | はてな民とかラベリングするなよ。星なんか付けないでただコメントしてる人もいる。トップコメが全てじゃない。 | mikuti2 |
emushi36 | 自分に身近な弱者には優しいけど自分に身近な分野の情弱に厳しいだけなのでは。 | |
migurin | キクコさんが言うように子供のゲームができたり、授業が受けれたりするのもいいよね! | KIKUKO,pikopikopan |
dadadaisuke | 雰囲気でスターを付けております故。 “人のこと乞食扱いする前にこういう団体のホームページを見て、なんで無料WiFiが必要とされてるのかって調べようとしないの?” | |
gwmp0000 | 病院WiFi 解説 ありがたい 現実には病院は負担なんだろうな 入院する事になったらWiFiがある事を祈ろう はてな民 首をかしげた謎民族みたい | pikopikopan |
A-NA | 乞食っていうのは確かに言い過ぎだよなあ…とは思う。入院中は病気や怪我で弱ってるもんね。あと国から補助出てるのも知らなかった。 | |
monacal | トップブコメだけを総意と取るのはさすがに暴論では?ご指摘の記事に「無料Wi-Fiで孤独が緩和される患者もいる、笠井アナが病院無料Wi-Fi運動してる」という内容のブコメ付けてるんだよね。☆がなれけば無視なの? | |
uchya_x | クズコメに星が集まるのは今に始まったことじゃないし、星つけてるメンバーが誰か把握してないだろ。 | |
travel_jarna | まあ言わんとするところはわかる。はてなは、そこそこの勝ち組が多いからね。ノブレス オブリージュ的なスタンスであり、泥をすすって生きた経験値はない。 | |
nikutetu | いっぱいはてなスターついたコメントだからってそれ一つピックアップしてユーザー全体を語る言い回しにすんのはずりぃな。iww氏に個人的な恨みでもあるんかな。 | |
hoihoitea | 知らんけど最初の方のブコメの論調に左右されたりするんじゃないかしら。 | soylent_green,rshi |
kootaro | 乞食って言葉もどうかと思うけど、本件の増田も偏っていると感じる。でもほとんどの人間が偏りがあるもんだって思っているよ。はてな民を下げるより、俺はこういった趣旨で病院のWi-Fiを増やしたいんや!ってのが良い | sqrt,m-kawato |
hiby | 代名詞「はてな民」に注意って感じだけどリスクとベネフィットの考えが一切ない人が多くて困る。医療関係だけに(関係ない) | |
Baybridge | それでも日本の医療が社会保障である以上、医療機関に医療業務以外のリソースを過剰に要求するのはなんか違うと思う。 | |
ppppchan | ネットで女性に日常的に優しい言葉(エサ)をかける練習をすることで、日常生活でもそれをきっかけに女性と接点を持つことができ、最終的にはsexできるなどの得があるからじゃない? 弱者全体に優しいわけじゃないと思う | |
takeishi | ソフトバンクの無制限プランとか楽天モバイル使えばいいじゃない。 | |
mike47 | テレビは有料なんだよな。この論法だとテレビも無料にしろって話になる。ろう者や障害者とかはギガ割引とかやればいいんじゃないの | |
yujimi-daifuku-2222 | 主語デカ案件ではありますが、お前ら肩入れする弱者を政治的に選んでるよな?という批判は真摯に受け止めるべきでしょうね。/カズオ・イシグロの言う縦の旅行をした人、どれだけいますか? | bicpomera,xxxnobodyxxx |
ustar | 生活に疲れた老人が好きにコメントしてるだけなので放っておいていただきたい | |
telegnosis | ネオリベが自己責任論者?? | |
gamecome | ネットは左翼ぽくないからね、新聞ならぜひ補助をってなるのでは | |
KIKUKO | その記事読んでないしブコメの雰囲気わかんないけど、乞食呼ばわりされてもいいから院内無料wifiはあるといいよね。小児とかならゲームもできるだろうし。 | migurin,migurin |
shira0211tama | フリする人すらいないよりはマシだと思うが。 | |
sekiyado | てか、そもそもはてな民が弱者に優しいとか思ったこと無いかもしれん。 | jou2,sqrt,m7g6s,theNULLPO |
kanimaster | はてな民みんなちがってみんなだめ (可児こころの川柳) | paperot,sqrt |
momonga_dash | タイトル見た時点でどっち叩くか決めてんだよ。いちいち記事の背景なんか見ない。 | |
perl-o-pal | それなら、障害者や長期入院者には国が個別にSIM貸し出すで良いんじゃないかなあ。あるいは、google、ネトフリやソシャゲ企業から出資してもらうとか。 | |
tribird | こんにちは、住所は地球です | |
cha16 | いろいろごちゃ混ぜにして話するの卑怯だよね。面会制限への対応ならwi-fiじゃなくて有線のモニターでも良いし、ろう者対応なら、ろう者に無料でポケットwi-fi貸し出す制度作れば良いので、全室にwi-fiは過剰な要求です。 | jou2,Baybridge,kuroi122 |
xx9xx91024 | 主語が大きい | |
deep_one | あらゆるレベルで論理がひどい。/まず意味のない二分論で敵でもない人間を敵にするのは間違い。つぎに対象が群衆なのに群衆の傾向を全構成員の性質として考えているのが間違い。ヘイトを導く思考構造。 | paperot |
Domino-R | ワロタ。まあそうだが、はてな民を擁護するなら、元増田もツゲッタも「病院の付加価値としてのWi-Fi」の話なのよ。増田の例では必要なのはWi-Fiではなく通信手段で、公共Wi-Fiはそれに資するよねって話にすぎない。 | sqrt |
mangakoji | 通信の自由を制限する人権侵害 | |
ken530000 | 弱者男性への攻撃を見ててもわかるけど、自分の想像の及ぶ範囲にいる弱者しか見えてない感じはある。はてなユーザーに限らず人間は多かれ少なかれそんなもんだと思う。 | kotobuki_84,fried-tofu,muipla,ancient_tarako,aoven,sqrt,suimin28,chikurou |
kuzudokuzu | 本当に他人の行動に制限かけたいならプーチンみたいに独裁者になった方がいいよ。こんな投稿したところで、心の本当に弱い人にしか影響ないし。そこらへんもプーチンと一緒だからいいかもね。 | |
kaz_the_scum | 遠隔手話通訳は全く頭になかった。そういう事情もあるんだな。 | |
toaruR | 現実問題は回線を圧迫するだろう動画視聴よな(´-`)うまく制限しないと面倒臭い事に | |
pikopikopan | 私が入院してた病院ではナースに使い方聞く人見かけなかったなあ。無料Wi-Fiオンリーでタブレット等のレンタルがないってのがポイントかも。私も最初あるの気付かなかった/私が一か月入院した時10GBが2週間で消えたよ | yagari,Helfard,kurokawada,KIKUKO,sai_arts,mini3mini3,bicpomera |
raitu | “なんでお前らは女性関係の特定の分野についてはあらゆる主体に無限の配慮を求めるくせに、地方の過疎自治体やこういう患者に対してはネオリベも真っ青の自己責任論振りかざすの?” | guldeen |
mamimp | 一日四時間動画とか見て月に12GBとか行くので病院でWiFi無いのはつらいな。費用に対して得する人が多いだろうから設置したほうが良いと思う | pikopikopan,pikopikopan |
vanish_l2 | なんJ民のわい高みの見物 | |
SndOp | 濃淡は当然あるよな。弱者うんねんというより人は興味のある方向でしか配慮しない。 | |
Lian | 私が前に入院したところは携帯回線はokだけどポケットwifiとかテザリングがNGでちょっと困ったな。電波干渉とか考えると仕方ない気はするが | |
shields-pikes | はてなでスターが集まるブコメは、基本的に選民思想で差別主義的だよね。「属性批判やめろ」という本筋とは違うことが明らかなブコメがトップになってる時点で、そこにスターをつけている連中のレベルが知れる。 | yamazakisato,featherballs2,nao_cw2,by-king,grass_labyrinth,kurokawada,kurokawada,kurokawada,kurokawada,mimo_duck,mini3mini3,hazime2914,bicpomera,theNULLPO |
hanenone | なぜ0か100なのか…医療逼迫の状況下では病院業務としてWi-Fi施設は専門外だし負荷の割に優先度は低いと思う。患者にとってあることが望ましいのも勿論だけど、病院も治療目的を優先して人的資源を割くのは仕方ない | mortal_sun,jou2,casm,Baybridge,rshi |
yuzuk45 | こんなスラムのゴミ溜めに何を期待してるんだ | |
zefiro01 | コストの話に言及すると問題の本質を分かってる側のポジションが得られると思ってるからじゃないかな。そして相手を分かってない側に分類して殴られ棒にも出来る。一挙両得 | |
rizenback000 | 別にどっちが間違ってるとも思わない。現実問題として病院のように不特定多数が利用するWIFI環境を整えるのって初期コストとランニングコスト結構かかるし大変だよ。それを診察料に乗せていいならやるだろうけどね。 | hanenone,kuroi122 |
urtz | なんかえらくピンポイントな話だった。私も入院する予定があるし、モバイル通信だけだと辛いだろうな、とは想像する | pikopikopan,pikopikopan,yagari,kurokawada,kurokawada,rshi |
qq3 | 身内に医者が多いせいもあるけど、これ見た上でお金払って個人対応していただきたいと思う。コストをかけずすぐに対応・配慮できるならやってるよ。全員の管理費に少し上乗せしてWi-Fi設置はありかもね。 | pikopikopan,casm |
sai_arts | WiFiサービスの提供とサポートを外注で安価にやってくれるなら導入するよ。患者からの繋がらない対応を病院スタッフが対応している余裕はない。 | casm |
versatile | 日本のよくないところを煮詰めた上澄みが集うサービス、それがはてなブックマーク | |
inazuma2073 | 「調べようとしないの?」に関してははてなに限らず、見出しなどでそういうもんなんだって納得しちゃうと調べないもんだよ。 | pikopikopan,perl-o-pal |
securecat | そうなんだよね。インターネットは電気水道ガスと並ぶインフラであり、これを入院費に込みで使えないのは人権を侵害されることと同義。だいたい、そもそも用途がエンタメだとしても別に1ミリも悪くないのだし。 | |
tobalno1 | この問題、下手に導入進めると医療者が老人にスマホショップみたいにWi-Fiやタブレットの使い方聞かれまくる未来が見えるんだよな。 | pikopikopan,casm,rshi,gwmp0000,gwmp0000,memouse35 |
cad-san | 企業に新自由主義的ソフトウェア至上主義を唱える一方で労働者の保護を訴え、ウォーターフォール的完全性を求める一方でアジャイルを礼賛するサービスがあるらしい。まあ見え透いた演技のポジショントークだよね | |
princo_matsuri | 病院Wifiの件はタダで使わせろって意味とも限らないと思う。TVカードとかいう時代遅れの産物よりよほど需要も高いだろうに/コロナで面会禁止になってるだろうし需要は娯楽に止まらないと思う | |
tattyu | お前は主語をデカくして雑に叩くのをやめろ。 | |
cara10 | 弱者だから他の弱者に優しくする余裕がない。何もかんも政府が悪い | |
nitino | 入院前に良く知らずにKindleのデータ削除しててダウンロードできねぇ…不便…って困ったけど、最低限の通信と紙とボールペンで落書きしてたらなんか…どうでも良くなってしまったんだよな… | watto,zaikabou |
tettekete37564 | “お前らは女性関係の特定の分野についてはあらゆる主体に無限の配慮を求めるくせに” < まったくだ / そして論点ずらしのコメントがNo.1 | sek30,by-king,grass_labyrinth,kurokawada,kurokawada,kurokawada,izumiya1948,suimin28 |
saikorohausu | ふつーの人が2、3ヶ月短期入院みたいなのしか頭にないんだろーなとは思った だから大学病院なんかはWi-Fi提供あると思う 小児だとネットやゲームの他者との繋がりも成長に必要 移住してきた外国の子もいるんだよ | bicpomera,ueno_neco,pikopikopan |
omega314 | ☆付き過ぎやろとは思った。 | |
yamadar | 自分が弱者に優しいとは感じてないなぁ。寄付で金は出すけど自分は傷まない程度とか、偽善だと思って行動することはあるけど。 | |
pibg | 入院してるときくらい大人しく沈思黙考しろよ、最期のときまでスマホ中毒かよ | |
seachel | トップブコメに Permalink | 記事への反応(0) | 16:19 |
https://anond.hatelabo.jp/20210228121158
あれから約1年。久々に見ると、それなりに反響があったようだ。
記載の通り、自分は某国立と名の付く病院を辞め、現在は民間企業の情報システム部門のエンジニア職だ。
辞したことは後悔していない。待遇も収入も向上し、環境が良くなり、第一、今の職場は同僚が良い人だ。
上場企業であり、海外の売上が高く、企業名は誰でも知ってると思う。
公的な機関での医療情報の世界から飛び出て、客観的に前職を見つめることができる今、はやり前職は特殊(というか閉鎖的)だったと思わざるを得ない。
前職で目を疑った出来事の1つが、アルバイトの非常勤職員に物理的・精神的暴力を振るう医療情報技師がいたことだ。
しかも、さらに上の管理職に露見しないような場所で行われていた。
上司に対する不満を、上には言えないものだから、立場の弱い職員もしくは請負業者にぶつけていたのだが、現在の職場ではそのようなことは有り得ない。
現職は、ハラスメント対策には非常に厳しく、社員1人1人の意識もそう荒んではいない。
暴力行為なんて私は想像を絶するのだが、国の機関(法人とは言え)で行われていることを目の当たりにしたのがショックだった。
請負業者の社員が頻繁に退職する理由は、おそらく、これだった。
外部業者にも内部通報ができるのだが、制度を教えていなかったと思う。
というのも、某国立病院にいた時、常勤職員であるというのに病院のことを何も知らない人が一定数いたからだ。
業務を切り分けているというより、そもそも責任を含めて時短勤務の非常勤職員(要はアルバイト)に丸投げする例は多々見た。
責任に応じた給料が支払われているという意味では今の職場はちゃんとしているし、逆に言えば、前職の某国立病院はそうではなかった。
縁故採用は賛否両論がある方法で、招聘した人物にも責任が発生するから安心感があるという側面もあるが、反面、
機能しない人物だと後で判明した場合でも、責任問題にされることを恐れてか、仕事はアレでも評価はなぜか良好で管理職に順調に昇進させられるケースが発生する。
事実、某国立病院ではそういう人がいて、その人は周囲からも管理職からも「何をしているのか分からない人」と言われ、すぐに終わりそうな単純作業を深夜まで必死に頑張っていたりしていた。
縁故で呼んだ責任もあるだろうが、トップが実務を理解していないのも一因だ。
呼び入れた人物が評価者なのだから評価は恣意的になるし、組織全体としてはガバナンスの欠如である。
「公募採用」では縁故は禁止されているが、おそらく、どこの独法も似たり寄ったりだろう。
実務経験ゼロ、かつ業者に実務を丸投げする中途採用の情報専門職が行う医療情報(応用情報研究のくせに)の研究なんて、どれほど有益なのだろうか。
今の職場は能力的に適正に評価された人物でないと昇進ができないから、まだ健全だ。
02/03追記
思い出しついでに、追記する。
国立と名の付く某病院の職員のことを思い出すと、考え方というか意識も公務員特有だった(みなし公務員ではあるが)。
何が特有かと言うと、端的に言えば傲慢な意識だ。全員がそうではないが、民間の今では見ることはない気質だった。公的機関の常勤職員というのが彼らの最大のステータスだから。
とにかく勉強偏重な人間が多いから、細かいミスに気付くのは良いが、ある旧帝大卒の人なんてExcelの設計書に余計な半角スペースを1つ見つけるだけで罵声を浴びせかける。そんな些細な粗探しをしても実務的な効用は一切ないのだが、その人物を満足させるためだけに時間を割く必要がある。ただ、IPA資格の高度を複数持っているし旧帝大卒だから、管理職からの評価は高かった。
医療安全講習は全職員が受講するが、「心理的安全性」に関する講習を聞いたであろう直後に非常勤職員に罵声を浴びせかけるところを見たので、学歴があることはイコール知的とは限らないのだな、と思ったものだった。
その人が、自分が知ってる中では一番偉そうな態度の人だった。ただ、管理職に対しては素直で従順だった。縁故採用で入職した人物だから、評価が悪くなることもない。
相手が常勤職員か、請負業者・非常勤職員で態度を露骨に変える職員はそれなりにいた。
これもやはり現職とは違う。
既に書いたが、自分ではない。
けど、同じ業界にいて同じ境遇の人物がいるというあたり、この業界の閉塞性、将来性の無さ、排他性、旧来型の権力構造…を感じた。
まともな職場もあるかもしれないけど、私が見た医療情報の世界は腐っていた。
既に権力を持った層にはいいだろうけど、何の将来性があるのか、分からん。
バイバイ、医療情報技師、診療情報管理士、そして医療情報学会。
私がK市を退職する時点で係争中だった。判決はどうなったのだろう。もはやどうでもいい。考える価値もない。
彼は、当時40代後半の職員だった。建築系の部署で働いていた。働きぶりは有能で、能力評価ではどの項目も標準以上だった。
そんな彼が、なぜ問題職員だったかというと――性格だ。後に性格ではなく、脳機能の障害の一種であることが判明するのだが、とにかく苛烈な性格だった。
切れたい時に切れ、毒を吐きたい時に吐き、暴力を振るいたい時に振るい、不謹慎なことを言いたい時に言い、不埒なことをしたい時に埒をあけていた。かと思えば、機嫌がいい時、常識的な発言をする時、的確な助言や指示を行うこともあり、そのおかげか、これまでトラブルを起こしても小さい処分で済んでいたようだ。
ある年の春だった。
建築系の部署には珍しく、大学を出たばかりの女の子(Sさんとする)がC郎さんの部署に配属された。ただ一人の女性職員だ。そのほかは男性である。
その子の働きぶりは良好だった。10コ上の先輩(Aとする。既婚)に付いて回り、仕事をひたすらに覚えていった。パワポの腕に覚えがあり、デザインセンスが抜群だと査定資料に書いてあった気がする。
精一杯頑張る子だった。愛想もいい。新人にふさわしい活発さで、気立てがよく、イベントや研修会の仕事もそつなくこなした。仲間受けも上司受けもいい。花見などの親睦行事にもよく出ていた。
……年末になる頃だった。そんな彼女の指導役だった10コ上の先輩であるAが、あろうことかSさんに手を出していたことが判明した。きっかけは人事課への匿名の投書と証拠写真(※こういう文書は大抵、職員からの密告である)で、隣の市にあるホテル街で手を繋いでうろつく2人の姿が写真に映っていた。
こうとなっては対応せざるを得ない。人事課の女性職員の付き添いとともに、Sさんを面談室に呼んで話をしたところ――Sさんとの行為に及んだのは、Aと、Aの隣の席のBと、島の奥側に座っているD係長と、Bの向かいに机が位置するC郎さんの4人に及ぶことが判明した。特に、C郎さんは(状況は省略)無理やりにSさんとの事に興じ、埒を明けていた。
さて、どうしたものか。ここまでの不倫案件は前例のない事態であるため、賞罰を扱ったことのある職員5、6人の間でも意見が割れた(賞罰の扱いが難しい案件については、人事課以外でいい意見を出せそうな職員も話に入れる)。
結論を述べると、4人ともに厳重処分(全員、3ヶ月間の減給10%。D係長はそのうえ1ヶ月の停職。Aは僻地に出向。Sさんは事務系の部署に異動。本当は免職処分にもできたが、替えの効かない専門職の部署だったので考える必要があった)となったのだが、C郎の態度があまりに酷すぎた。
何を言ったかは伏せるが、反省の色が全くなく、Sさんを無理やり行為に誘ったにもかかわらず、「Sが悪い」「なぜ俺がこんな目に」「合意の上だろう」と宣っていた。
Sさんの代わりに来た年配の女性職員がいたのだが――ミスの多さに頭にきたC郎は、彼女の頭を分厚いファイルで殴打したのだ(いわゆるキングファイル)。
周りの職員がすぐにC郎を取り押さえようとした。さらにキレて怒鳴り散らすC郎を、その階にいた市民や業者が冷たい目で見ていた……と報告書に書いてあった。
ほかにも、C郎は過去にもこうした問題行動(突然キレたり、非常識な性的発言をしたり、ふてくされたり)を起こしてきたという。
この暴力事件の指導面談の時のC郎は、上に述べた報告とはうってかわって物静かだった。やはり、その時々によって気分が変わるようだ。
「今回、C郎さんは傷害という罪を犯しました。過去に、何度も職員や企業や市民を傷つける発言をしていますね」
「必要だからやった。非常識でもなんでも、やるときはやらねばならない。嘗められたら負けである。本人を傷つけてでも、罪になることでも、組織のために必要なこともある」※私のメモには方言があったので、標準的な言葉に直している。
「嘗められようと負けようと、人として不適切な言動をしてはいけません。カチンときても我慢しないと。みんな見てるんですから。特に私達は公務員です。公務員は24時間法律を守って生きていく必要があります。水清ければ魚棲まず、といったことは組織にも当然あろうとは思いますが、今回のC郎さんはあまりにもひどい」
「わかってはいるが、現実はそういうわけにいかない。杓子定規に捉えるべきではない。後輩への指導として、やるべきことはやらないといけない」
「昔はそれでよかったかもしれないが、今は」
「どれだけ時代が変わっても同じだ。それに、私は実際に結果を出している。私が基本設計を手掛けた公共施設は5つ以上ある。十分K市に貢献している。建築の弟子だって何人も育ててきた」
「今は関係ありません」
「なぜなのか? わからない人だ」
平行線だった。埒があかない。他の職員にも聞き取ったところ、やはり若手の頃から感情的に不安定なところがあるようだ。
慎重に議論を重ねたところ、C郎に下された処分はA夫と同様の諭旨免職だった。依願退職しなければ懲戒免職処分を行う。だが、依願退職を受け入れれば年度末での退職を認め、退職金も満額出すというものだ。
C郎には、建築技師としてのキャリアがあった。民間でも使える資格を多数保持している。事務吏員の場合は、この年で辞めることになれば当然露頭に迷うが、彼の場合は再就職が可能であると元転職エージェントの視点から判断した。
C郎さんを切るべきか切らないべきか、幹部の間で幾度も話し合いの場が持たれた。が、これまでの不良行為があまりにも多すぎた。
C郎は労働組合に加入していなかったので、組合からの反発はほぼなかった。ただ形式的に、「職員に対する威圧行為であり、許容されるものではない」との文書での通知があった。
度々になるが、労働組合がここまで形骸化した組織であると知って失望することがよくあった。彼らはいつもそうだ。「当局は〇〇弾圧の意図をもって」「〇〇攻撃には屈しない」「労働者がよりよく働いていけるための権利を」などと、いつも組合の広報や定期総会で息巻いているが、実際に行動に出ることはない。
昔は知らないが、私が居た〇年間では、職員側への不利益変更(職員定数や給与の削減)を行っても強硬手段でブロックされたことはないし、彼らが出した申入書の要求事項をすべて拒否したとして、特段何も言ってくることはなかった。
繰り返しになるが、彼らはあくまで政治団体なのだ。〇〇党などの上位団体に献金を納め、メーデーといった形で政治活動への労働力を提供し、そのほか票の取りまとめを行うことで自らの政治的意図を実現するための政治的アクターである。
その機能の補完的な一部として、職員同士による互助的、連帯的な機能を有している。そのことをわかっている職員は、労働組合に加入しない意思を貫いていた。全体の2割ほどだったろうか。
さて、C郎は自分で弁護士を探してきて、法廷で決着をつける道を選んだ。私が退職する時点で未決着だった。とっくに決着は付いているだろうが興味はない。
最後に、C郎がどうしてあんなに異常な行動を取っていたのか説明する。一言で表すと、『障害』だった。彼の異常行動は『性格』に起因するものではなく、(詳細説明は避けるが)脳の一部に異常があって、脊髄反射的にその人が思ったことを即、言葉や行動に移してしまう。そんな障害があった。だから、ミスが多い女性職員の頭をキングファイルで殴るといった行動を取ってしまった。
もっと早く言ってくれればよかったのに。
法廷ではなく、せめて面談の時にそれを告白していたら、こちらとしても配慮することができたのだ。私は、能力が低いという理由だけで職員の免職処分を決めたことはない。能力があろうとなかろうと、仕事への意欲が皆無だったり、他者を傷つける言動を行ったり、組織にとって不名誉となる行為(主に犯罪)をしたり――そういった、能力よりも、もっと深いところに問題がある者に限って組織から駆逐する。それが私のポリシーだった。
(蛇足1)
どれだけいい成果を挙げたとしても、違法行為やハラスメントをしていいわけではない。当人に起因する、組織に対するプラス効果によってマイナス効果を相殺することはできないのだ。プラス3とマイナス2が併存することはあれど、相殺して1にはできない。プラスはプラス、マイナスはマイナスとして在り続ける。
われわれはすべて、誰かが眼を開けてくれなければ、目を閉じて世の中を歩き廻っている傾きがある。
さて、私が新卒で勤めていた会社は若々しい社風で知られており、よくも悪くも調子に乗った社員がそれなりにいた。すでに時効と思われるので、当時の記憶をそのまま辿ってみる。
具体的な仕事としては、飲食店や小売店に飛び込み営業をかけて自社求人誌に情報を載せてもらうのだが、契約条件の交渉の時に調子のいいことを言って相手を騙したり(上司と話をさせろと言われてもブロックする)、人事関係だと、面接を受けに来た転職希望者を鼻で笑って次の質問に移る(時間がないから早く切り上げたい)。そんな連中が同期に何人も居た。
十数年後、私が営業所長に昇進した時には、そういった連中は駆逐されていた。悪行は長続きしないことを30半ばにして知った。今でも肝に銘じている。だが、彼らは別の意味で会社の役に立っていた。若手の営業所員が調子に乗った言動を取った際、その駆逐された連中の末期を語って聞かせることで、組織の癌の発生を抑止する役割を暗に果たしていた。
(蛇足2)
C郎さの裁判の結果は見ていないが、障害を抜きにしてもK市敗訴の線が濃厚だ。明らかに能力不足や人格に異常がある職員でも免職処分にすることは原則できない。民間における解雇規制、従業員をクビにするのが「相当難しい」とすると、公務員の場合は「不可能に近い」となる。
https://www.tokyo-sports.co.jp/social/politics/452874/(東スポ)
橋本徹氏が大阪市長の頃に、勤務査定が著しく低い職員数名をクビにしたという記事だが、クビにされた職員が抗わなかったからできたことだ。職員側が何らかの事情で弱っていた、あるいは生きる力に欠けていたからできた。裁判に持ち込めば職員側が勝訴していただろう。それくらい公務員を免職させることは難しい。
ではなぜ、こちらが負ける公算が高くてもC郎に対する裁判の道を選んだのか? それは、他の問題職員をけん制するためだ。「C郎は度重なる指導にも従わず、挙句の果てには傷害事件を起こして免職処分になった。あなたも同じことをすればこうなる」というメッセージを全職員に対して発したのだ。
これにより、問題職員の側にいる連中に対して――まともな態度で勤務する姿勢がない人間の末路はこうなる、馬鹿なことをすれば相応の顛末が待っていることを伝えた。
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00030/060600020/(日経ビジネス)
次は民間企業の例だ。数年前に㈱カネカという企業で労使の育休トラブルがあった。増田の諸兄なら覚えておられることだろう。
㈱カネカで実例のなかった男性社員による育休取得を行うことで、マイホーム購入やわが子の保育園入園など、子どもを育てる準備を整えたばかりの人がいた。その彼に対し、育休復帰直後に地方出向(※彼は断った後に退職している)を命じたカネカがネット上で袋叩きにあった事件だ。
上にあるのは、カネカが事件後に発したIRである。これを読んだ上級増田民の方々は、おそらくこう思われたことだろう。「これは現役社員へのメッセージでもある」と。
現役社員に対して、カネカは裏のメッセージを伝えている。「育休を取りたいなら取っていい。彼と同じ運命をたどる可能性はあるが」という、表にできない本音だ。
なお、IRの中味自体も信ぴょう性がないことに注意すべきだ。ここに書かれていることは、カネカの外部から確認できるものではない。カネカ内部の細かい部分の意思決定(男性社員への処遇の理由など)は調査を受けてもバレようがないため、IRに嘘を書いている可能性もある。いや、外部から確認できない時点で嘘ではない。『カネカにとっての真実』である。
https://president.jp/articles/-/25254(プレジデント)新卒1年目で解雇された地方公務員の主張
地方公務員の例になる。今は有料記事になっていて途中までしか読めないが、要約すると、「四国にある本山町が、社会人適性の低い職員を試用期間で解雇した」というものだ。公務員のクビを切ることは普通は不可能であり、この本山町も、「今しかない」と決死の思いで断行したのだろう。
裁判に訴えれば、この男性は免職を回避できたのではないかと感じる。試用期間においても解雇権濫用法理が適用されるからだ。困った時に誰にも相談しなかったり、相談相手を間違えたり、相手の言うことを鵜呑みにすると彼のようになる。身につまされる記事だった。
2021/1/4 この項(約500字)を修正
参考先としたブログを書かれた方が、当項の内容が正しくないものと認識されていることがわかったため修正します。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
この項の要約(抜粋)は次のとおり。
・〇〇商事とか、〇△重工とか、△△電工とか、誰もが知っている一流企業にあっても、上で述べた本山町のような社会的間引きを行っている。適性のない人間を採用してしまった場合、組織としての非を認め、当人に退職を促す。
・K市の採用試験では、一流企業を辞めて試験を受けに来る人を疑ってかかる慣習があった。それも当然であり、採用後のハズレ率が7割を超えているからだ。たとえ一流企業の出身であっても、社会的間引きに遭う人間が活躍できるほど公務員業界は甘くない。
ファイザー製1回目のワクチン接種翌日に、41°Cを超える高熱が出た。
そんなこんなしているうちにワクチン4日後の夜中ににけいれんを起こして救急車で運ばれた。
この医療ひっ迫の状態で夜間だし様々な病院で断られ、1時間半くらい粘ってどうにか受け入れてもらえた。
医療リソースが足りない中無理やり私を受け入れてくれた病院ありがとう。治療してくれたお医者さんも看護師さんも技師さんもありがとう。
病名は伏せるが、結局血液中に細菌が入り込んで高熱が出ていたらしい。入院して抗生剤を点滴してもらったら治った。
てっきりワクチン副反応だと思ってしまって対処が遅れてしまった。
倒れた時の対処が少し遅れていたら私は死んでいた。
生きていてよかった。
以上日記です…。書き捨て失礼…。
元記事は証拠や語録収集に寄っていて落としている悪行がかなりあるので尻馬に乗って勝手に付足し。
https://note.com/osamu_iga/n/nd17e78fe4a1b
国内で市中感染が始まった2020年2~3月の行政検査数は僅か数件~30件程度/日で帰国者以外の検査は拒否されていたので患者や掛かり付け医の検査拒否への嘆きがSNSで多く見られた。
ところが検査抑制論者のフォロワーは「検査要求=医療崩壊を企む悪人」と扇動されており、これら患者や医者を探し出しては炎上させるという事が繰り返されていた。
今では「不必要な検査の不要論だった」との誤魔化しが流行しているがだったらこれは何だったのか釈明せよ。
4月に国が「検査が少なすぎて問題」との認識を示すと彼等はバツが悪くなり「検査派が医療者を襲いそう」などと医療者を盾にしだした。
孫正義が検査難民の増加に答えて無料PCRセンターを作ると発表すると大炎上。
「検査キャパが低かったので抑制すべしと言った。検査そのものやキャパ拡大には反対していない」との誤魔化ししてる抑制派が多いが、だったらなぜキャパ拡大策に反対して炎上させたのか。釈明しろ。
「医療外部のPCRセンターじゃなくて検査会社を買収して規模を拡大、規模の経済で単価を下げるメインストリーム路線の方が良いですよ」検査キャパ拡大に賛成だが孫案に反対ならこういう提言であれば筋が通っている。だがそんな提言をする抑制派は居なかった。
PCRキャパ問題が現状でも大問題となっている為に忘れられているが、中国での流行初期は同クラスタは「新型コロナはインフルより死者が少ない」「エピカーブを緩くする感染で集団免疫を」という甘い見通しを流布していた。それで例えばはてなでもSIモデルを活用した全員感染なんていう意見が席巻していた。
だがこんな愚策が成り立つエビデンスなんて最初から全く無かった。中国の各病院は最初からその症状や死亡率、経過などを英語で発表しており関心がある医師はそれを読んでいた。何故なら英語版wikipedia等からリンクされていたから。ネットインフルエンサだけが読まなかったのだ。
各国がロックダウンするとその根拠は消え、彼らは総括なくその意見を捨て去った。だが彼らの一部は医局向けの業界誌などにも執筆しており、鵜呑みにして病院のニュースレターにコロナはただの風邪と書いてしまった医者も居る。良い赤っ恥だ。
彼らがこのただの風邪集団免疫論を捨てる直前の20年3月末に「言論カフェ」という集まりがあり、そこで三浦瑠璃、東浩紀、小林よしのりのB級インフルエンサがこのネットインフルエンサの意見を鵜呑みにして議論をした。この後に小林はSPA!上でコロナ風邪論を発表。発行部数がまあまあある雑誌なので「老人の命の為に若者が犠牲に」という扇動は影響を与えた。
直後にあった都知事選に国民主権党が出馬、ノーマスクキャンペーンなどを展開して後の反ワクチン論へを繋がっていった。
だからコロナ風邪論も反ワクチンムーブメントも元の種を撒いたのは抑制論クラスタなのである。
入院時の全数検査は重要で、市中感染での致死率は1~3%程度だが病棟でクラスターが発生すると2割を超える。戸田中央病院の例では患者148人が感染して31人が死んだ。2割強である。
これについても彼らは事前確立が低い検査は害悪として防疫反対の立場を取った。
特に悪質なのがBuzzfeedで、女子医大が医学生への全数検査を決定すると記事にしてバッシングした。メディカルディレクターの岩永がこの決定を知ったのは学生からのタレコミであろう。同誌のデマを信じた学生の歪んだ正義感がタレコミさせたと思われる。検査料が高い事を除いては妥当な決定だ。この時バッシングした大学には謝罪しなくていいのだろうか?
buzzfeedは偽陽性を根拠とする検査抑制論が間違っていた事をやっと認識すると「99%でも99.99999%でも議論は同じ」と間違いを認めない方向に舵を切った。
これに山本一郎が統計分野の人間バカにしてるのか、との動画を出す。メンツの為に防疫妨害を継続しているのが見え見えであるので当たり前だ。
するとピタッとその意見は引っ込めてしまう。古くからネットやってたら山本の炎上惹起力や面白おかしくネタにする能力は誰でも知っている。
だが批判者は誤認識やデマの流布が致命的な状況を作っているので批判していたのであって、それより炎上インフルエンサの方か怖いとはどういう倫理観なのか。
防疫の為に広く検査隔離が必要だとの意見に「逼迫した治療の必要のない者を検査しても意味がない」と、医療検査の意義で答えるというごはん論法を延々と続けている。防疫妨害の未必の故意がある。
検査は社会的隔離の為に行うが、これを検査しても隔離しないのだから意味がないと言う。こっちの方はただの児戯でしかない。
だがこれを延々と1年以上続けている。結果、家庭内感染が大量発生してしまっている。
PCR検査料が2万円であるので広域検査をする場合に2万円に回数を掛ける計算をして国費の無駄だと言う。
これはゼロ年代経済論的な考えで、10年前にネオリベが流行ったのは給与所得者の経済観を敷延して世界を説明した為だ。需要が増えると参入が増えて競争とスケールメリットで単価が下がるという観点が無い。
実際はプライマーは国産なら@1000円程度でありPCR機も直ぐに償還する。機械が500万で粗利@1000であれば5000回で償還となる。あとは利益だ。薬価が@10とか@30円である理由が判らないのだ。
タカラバイオは宝酒造の子会社だが、日本語で初心者向けPCRの解説や技師向けマニュアルを公開、製品単価も表示するなどしていて重宝するサイトを公開している。故に抑制派は「タカラバイオのサイトに書いてありますよ」とよく言われるのだが、一向に見に行かない。自分の間違いを認める為に努力するなんて出来ないのだ。職業人失格の態度だ。
更にタカラバイオの系列会社が中国にあるのを見つけて「同社は中国企業」と言い出す抑制派も現れた。
その精神も愚劣だが、製薬業界の仕組みを知らないのだ。創薬と製薬は分離されるのが製薬業の流れで、最初から全部ライセンス生産とすることで海外でも展開出来るし、途上国民も新薬の恩恵に与れる。技術も移転される。ベンチャーのモデルナがワクチンを大量に生産できるのもこのせいだし、中国で初期の治療にアビガンが使用されたのもこのせい。技術移転のおかげで世界がパンデミックにも強くなれる。
このような業界構造を知らない人間がフォロワーを沢山持ちインフルエンサーとして振舞っているのである。
まだまだまだまだまだあるのだが疲れたので誰か続き書いて。
Twitterではここ一、二年なんたら研究室教授だの、PhDだのがクソ偉そうに医療関係者を糾弾する様をよく見かける。
よくもまあ専門外の分野から、その道のプロに説教できるものだ。
詳しいことは書くつもりがないが、私は臨床検査に関することを仕事にしている。
一応プロとして、今日のコロナウイルス検査をかなり間近で見てきているし、学術的経験をしている。
だからこそ匿名性のあるこの場を借り、Twitterで紛糾している話題の一つである、PCRと抗原検査について雑記する。
まず、PCR検査は世界的に非常に信頼されている検査方法であり、感度も原理上は極めて優れている代物であることは明記しておく。
私は決して、PCRのもつパワーを低く見積もっている訳ではない。
ただ、PCRが必ずしも完璧な方法でない事をここで少しだけ説明する。
これを読んで、日夜臨床の現場で身を粉にする医療従事者を糾弾する人間が1人でも少なくなる事を祈っている。
「PCRはコストがかかり、また処理に時間が長く必要になる」ということはテレビやニュースでも知っている人は多いだろう。
これは間違いなく真実だ。
だが、こういった事実に対しても、懐疑的なコメントをする者が後をたたない。
などなど…挙げ出せばキリがない。
この場ではこれらの、およそ現実をよく理解していないコメント対する一つの回答を記載する。
ただし、あくまで1人の医療関係者の意見であることには留意されたし。
“PCR検査は本当は安価に実施できる。原価はxxx円だから〜”
まず、原価で語ることがもはやおかしいのだが、そこは目を瞑り、臨床検査としてのPCRが安価に実施できない一つの理由を述べる。
端的に言って仕舞えば、この理由は「精度管理にコストがかかるから」なのだ。
まずメーカーが販売する臨床検査用のPCR試薬はすべて、対外診断用医薬品として認可を受けたもののみが診断に使われている。これはさまざまな環境や、さまざまな人から採られたサンプルが、正確に診断用の高い正確性が要求される。
実際の病院や検査施設で使われる際に、手間がかからず、それでいて迅速に正確な結果を出しやすいように商品として設計されているものを、さらに厳重な審査を行ってから販売するのだ。メーカーは販売価格を上げるに決まっているのである。単なる実験用試薬とは訳が違う。
さらに、実際にこのような試薬を使って検査を行うときにも、精度管理の壁がある。
コンタミネーションを防止するためのキャビネット、動線の確保された検査室、正確かつ迅速に連鎖反応を行える検出器、十分に訓練された臨床検査技師…これらが全て揃ってはじめて「信頼できるデータ」が得られるのだ。
学生に適当にやらせて、失敗したらやり直せばいいなんて代物では断じてない。そのため、大学院生が研究でやるようなレベルのPCRと臨床検査は別物になるということは、ここまで書けばある程度イメージできるのではないかと思う。
ただ、ものすごく時間あたりのサンプル処理数が大きいPCR機というのは存在しているのは事実だ。
某有名製薬メーカーが販売する、自動化機器は非常に優れた処理スピードを持ち、大量の検査が可能だろう。
しかし、だ。この機器は恐ろしい価格をしている。気になる方はしらべてみるといいが、おいそれと買えるような額では断じてない。前述した精度管理可能な検査室から用意するとなると下手したら数億かかる。
こんな機器置かないから小型機でやるとなれば、それは処理スピードがガクンと落ちる。
プレートに試薬を撒き、間違わないようにサンプルを添加し、増幅し、検出する一連の流れを本当に理解しているなら、PCRにかかる時間の長さも理解できるだろう。
“PCRの感度は100%で、偽陰性が出ない。また偽陽性も出ない。”
これは大きな誤りである。
検体の採取成功確率は決して100%ではないし、どうしてもコンタミネーションは低確率とはいえ発生するのだから。
また、検体の保存液中でRNAが分解されるスピードは無視して良いのか?
使用する試薬によっては、反応阻害を起こすような物質が混入するケースがあるが、これは無視するのか?
これらの要因を鑑みると、実質的な感度と特異度はどうなってしまうのか?
などなど、考え出せばキリはない。
さまざまな要因がPCR検査の現実の精度を阻害する可能性が残されてしまい、それを100%除外するのは不可能に近いのである。