はてなキーワード: さりげなくとは
これはトンデモワードっぽいですが、主に中国軍が次世代の戦略と考えているれっきとした戦略概念です。気になる方は防衛研究所をご覧ください。
これは、制海権(海上優勢)・制空権(航空優勢)・制情報権(情報優勢)・制宙権に次ぐ「制脳権」という概念です。
戦争では情報がものを言うのですが、情報よりもその手前の認知・認識の分野をコントールしてしまおうという考え方が制脳権です。脳さえ乗っ取れば勝手に内乱してくれるし、民衆が敵国の足を引っ張ってくれるので便利という考え方です。
ここで、現在の日本のインターネットの荒れ具合が中国による工作活動だというつもりはないです(証拠もないし)。
ただそれにしても「工作活動されて、脳が乗っ取られていてもおかしくないのではないか」というぐらい荒れているように見えます。あまりにもキレ散らかしていないでしょうか。
そういうわけでNINJAを発足しようと思いました。
「自分がNINJAだ」と思えば、誰でもNINJAになることができます。
ただし、人に向かって名乗らないでください。NINJAなので。
名乗る人はNINJAではありません。名乗る人はわれわれの仲間ではありません。
自分がNINJAだと匂わせることもしないでください。そういう人はNINJAではありません。
リアルでも誰にもNINJAだと言わないでください。そういう人はNINJAではありません。
どこか目に付く公共の場で「NINJA参上!」などのようなことも書かないでください。そういう人はNINJAではありません。
NINJAであることは人にバレないようにしてください。たとえ「NINJAでしょ?」のように聞かれても白状しないでください。
よいもの・よいことを見つけたら積極的に広めてください(さりげなく広めてください)
丁寧な言葉遣いを心がけてください
悪いものを攻撃するのではなく、良いものをその分たくさん応援してください(あなたの精神衛生のためでもあります)
穏やかな気持ちを保ってください
募集は終わりです。
読んでくださってありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう。
先日のこと。昼休み明けにオフィスでちょっとしたトラブルがあった。自分は昼食後、なんとなくベルトが緩んでいることに気づいて、机の下でさりげなくベルトを締め直そうとしたんだ。ベルトを締めるためには、一度緩めないといけない。だからベルトをまず緩めたんだ。
でも、その瞬間、隣の席の女性社員が急に叫び出したんだ。「キャー!ズボンを下ろそうとしてる!」って。周りのみんなが一斉にこちらを見て、ざわざわし始めた。その女性社員、普段からセクハラに敏感で、ちょっとでも怪しい動きがあればすぐに指摘するタイプだってのは知ってたけど、まさかこんな誤解されるとは思わなかった。
必死に弁明しようとしたけど、もう時すでに遅し。彼女は完全に自分がセクハラ行為をしようとしていると信じ込んでしまっていた。周りの同僚たちも、彼女の言葉に影響されてか、なんとなく自分が悪いことをしたみたいな空気になっていた。
結局、その日のうちに上司に呼び出されて、状況説明をする羽目になった。もちろん、ベルトを締め直していただけだということは説明したけど、なんだか釈然としない顔をされた。なんでこんなことになったんだろう。ただベルトを締め直しただけなのに。
こんなことで、職場の居心地が悪くなるなんて思ってもみなかった。もっと慎重になるべきだったのか?でも、どうしても納得いかない。ただのベルトを締め直しただけで、こんなに大事になるなんて。
ベルトの設計って、こんな些細なことで人間関係を壊すようなものなんだろうか。いや、そもそも、こんな些細なことで誤解が生まれること自体が問題なんじゃないか。ベルトを締めようとしたのに、構造的に一度は緩めないといけないから勘違いされてしまった。とにかく、これからはもっと注意しなきゃいけないんだろうな。でも、何か腑に落ちないまま、今日はこの話をここで終わりにしようと思う。
はじめて投稿するので、本当にオチもクソもまとまりもないと思う
彼氏がいる。
数年ほど付き合って、同棲もしてる。今までそんな喧嘩もせず破局の危機もない、平凡なカップルだと思う。かと言って全てが順風満帆というわけでもなく、時々喧嘩とか荒んだ空気を味わったり仲直りしたり価値観をすり合わせる努力をしたり、基本的に穏やかに暮らしている。少なくとも付き合った時から今まで私は彼のことが大好きだ。
でも彼はなんか変だと思う。あれ様子がおかしいぞと思い始めたのは同棲してからだった。
いつものように一緒に横になってゴロゴロしてると、彼がそっとすねをさわさわ触り始めた。やべえ今日毛まみれだと思い「やめてよ今剃ってないよ」と嫌がると彼は「何で?剃らなくていいじゃん」とさらりと言った。気を使った感じは無かった。彼はそういう感じの繊細さはない。いつもあるがままで生きている。デリカシーもあんまりない。
私は脱毛をしてない。一回くらい美容脱毛は行ってみたけど効果はよく分からなかったし面倒くささが買ったので止めた(後でそこの脱毛サロンは潰れてた)。脱毛するほど見た目に気を使ってるわけじゃないけど、露出するときは一応ちゃんと剃るか、くらいの美意識である。それまでデートの前は一応剃るようにしていた。
そんな奴が同棲すると、当然サボる。ていうか忘れる。そしてまんまと見つかり、ショリショリと撫でられた。うわっやらかしたと思い慌てて逃げた時、彼は「どうして!」と叫び絶望していた。こっちの台詞である。
それから彼は私のすね毛をさりげなくチェックするようになった。
剃っているかではなく、生えていることを期待しているのである。理解できなかった。女性の無駄毛ってよくない、普通引くじゃんと思った。
「何でそんなにすね毛に執着するの」と聞いたら、彼は至極真面目な顔をして「夏休みってさ、朝顔の観察ってあったでしょ。日記つけたりするやつ。あれと同じで、芽吹いてきたら嬉しいじゃん」と答えた。感覚が違いすぎて何てコメントすればいいか分からなかった。
更に「すね毛が生えていく様子をVlogとしてYouTubeに載せるのはどうか」と嬉々として提案してきてますます言葉を失った。とりあえず「どうやって生きてたら彼女にそんな血も涙もない提案ができるのか」と大真面目に説いたが、彼は「これは凄く良い話だと思う。これで立派なYouTuberや」と話が通じなかった。
彼が自分の世界観で生きているのは今に始まったことではない。でもすね毛YouTuberって聞いたことない。
彼は今でも私が剃るのをサボったり忘れていたりすると心から嬉しそうにショリショリと撫でる。
私が恥ずかしくなって「やめてよね、もう剃るからね」と言ってツルツルになって戻ると「あっ…」とお気に入りのぬいぐるみが洗濯されちゃった犬みてえな顔をする。でも私のすね毛はお前のものではない。
あと脇毛も好きだ。時々「よっこいしょ」と私の腕を上げて確認する。そして生えてると本当に嬉しそうな顔をする。カビゴンみてえな、満足感たっぷりのあのゆったりとした笑顔だ。ポケモンは全然分からないけど、コダックとカビゴンには親近感が湧く。
彼が初めて付き合う人なので、一般的な恋愛とか価値観があまり分からない。これが変なのか普通なのか分からない。
彼が自分ふくめ人類みなちいかわだと主張するのも、なんかおかしいと思う。あなたも私もちいかわじゃない。
何も言わなくてもずっと家事回してくれるのも当たり前じゃない気がする。当然そうにしているが、見返りも求める様子もなく淡々も出来るのは素晴らしいことだ。
普段は私が調理を主に担当してるけど、疲れて「唐揚げ食いてえよ〜!」と叫んで寝てるとマジで唐揚げ作ってくれたのはたまげた。お世辞抜きに美味しくて嬉しくて「凄いね、美味しいね」とニコニコしてたら彼は「まぁ自分はシェフなので…」とカビゴンスマイルを見せ、翌日も私の好きなものを作ってくれた。死ぬほど分かりやすい。
でも寿司が好きすぎて「週イチで握ってほしい、毎日でもいい」と本気で頼んでくるのは困る。中途半端なものは握りたくないから困る。最近減ったけど。
そしてすね毛である。
まだまだ世間一般的にNGとされる女性の無駄毛をここまで寛容に、いやむしろ愛でてくれるのはありがたい。
ありがたいが、自分の価値観と違うので未だにどうすればいいのか分からない。めちゃくちゃ有り難いし大好きだけど、いやでもなんかおかしい、これでいいのか、いやいいのでは…と意味のない反復横跳びを繰り返している。可能なら世の中の男性に、彼女の無駄毛が愛おしい気持ちについて知りたい。理解して、そんなもんなんだねとちょっと納得したい。
本音を言うとあんまり無駄毛をショリショリするのは控えてほしい、やっぱりいたたまれなくなる。でもそれが彼なりの愛情なり普通ならもうしようがないか…となるべく思うように最近努力してる。
とりあえず彼氏のことはこれからも大事にしようと思う。幸せにしたいし、存分に幸せになってやる。私もなんだかんだ彼の腹毛が好きだし、仕方ないから時々なら毛も好きにさせてやろうと思う。
がんばる。
こんなにいっぱいコメントつくと思ってなかったので、びっくりしてます。ひとまず反応くださった方、ありがとうございます。
ひとつひとつコメント返したい気持ちもあるんですが、あんまりはてなの使い方が分からないのとキリが無さそうなので、この追記で簡単に返しますね。
大前提として、彼も私も大人びたところや子どもっぽいところもあるのでお互いさまになります。今回は私が一方的にエピソードすね毛を公開しただけなので、彼視点だと私に対して困ったエピソードも全然出ると思います。何が言いたいかというと、彼が特別めちゃくちゃ困った人ではなく、私もまた結構な我儘変人の可能性もあるのであんまり鵜呑みにしないでねってことです。風呂上がりに「なんか服を着たくないなぁ」と思って全裸で家事をするのは多分普通じゃないので…。おっさんが書いてると言われてもあんまり否めないなぁと思います。多分変わり者同士です。
そして、男性が女性の毛を愛おしく思う気持ちがわりとメジャーだと知れて良かったです!ありがとうございます!なんか安心しました。皆さんそれぞれのエピソードや意見も参考にしてみますね。はてな匿名ダイアリーありがとう。
皆さんのおけけ生活にも幸あれ!
学がない旅行は悲しいという趣旨のXの投稿を見た。旅先で見たものに思いを馳せずにただキレイだと思うしかできないからという理由らしい。
たしかに言っていることは尤もに見える。
たとえば学がある人にとって姫路城は見た目の美しさのみならず、城が辿ってきた歴史の面でも格別である。他の城にも物語があり、それぞれが持つ物語が城を特別で代替不可能なものに変える。一方で学がない人にとっては城なんて全部一緒に見える。木造か鉄筋コンクリかなんて知らないし、関ヶ原以前に建てられた城も昭和に建てられた城もいわれなきゃ気づかないし、わざわざ調べない。学がない姫路旅行は2つの観点から悲しい。姫路城が数百年の間に経験した災難を乗り越えていま自分の目の前に建っている。この感動を抜きにして姫路城をただのランドマークとして消費してしまうのは悲しいことこのうえない。それに、都内に住んでいる人がわざわざ、1時間に1本しかない東京駅発姫路駅停車の「のぞみ号」を調べたり、日帰りで行くのは勿体ないから...とホテルを複数のサイトで比較して安くて良いホテルを探したり、といったことをしても得られる喜びは東海道本線での日帰り旅行で行く熱海城と同程度だとしたら時間とお金の無駄である。
まず第一の観点は今回無視する。絵具をチューブから直接キャンバスの上に出したような現代の抽象画について、どんなに説明を聞いても良いと思わない人がいるのと同じで、学と旅行を結びつけることに根本的に喜びを感じない人もいるからである。そのような人の存在を疑うなら修学旅行を思い出してみてほしい。団体行動の時間にはたいていの場合、歴史の授業で最近習った場所に連れていかれる。それに、ツアーガイドさんの補足説明もある。しかし、帰りの新幹線の中で学がある旅行の感動について語り合っている人はいなかっただろう。
第二の観点についてもう少し拡大して考えたい。すなわち、同じに見えるのにわざわざ遠くの有名な観光地に行くことは時間とお金の無駄だ、という着眼点で「よく分からないけどキレイな観光地」にわざわざお金と時間を余分にかけて行く人がそれなりにいるのはなぜか、ということを考察する。
グループ旅行について考えるほうが簡単なので先にグループ旅行から考える。家族や友人と行く旅行は仲を深めたいだとか、近場での遊びよりも長く一緒に過ごしたいだとか、いろいろな理由があるが、そこの違いは無視する。身も蓋もない言い方で結論をまとめると、みんなでわざわざ遠くまで行くのは共通の思い出作りだ、ということになる。しかし、これでは「なぜ熱海城ではなくて姫路城でなければダメか」の答えになっていないので旅行でよく起こるイベントを丁寧に見ながら先の論題への回答とする。
旅行に関する出来事を時系列でたどると初めには誰かが「旅行に行かないか」と言い出すことから始まる。旅行先は旅行の幹事が勝手に決めることもあれば、みんなが納得するように話し合いで決めることもある。「もしダーツで旅行先を選んだら、旅行先は決めたのではなくて勝手に決まったのではないか?」」という奇異な意見もあるかもしれないが、そのケースでも「ダーツで旅行先を決める」ということを決めている。そして、それぞれの決断にはなんらかの共通認識が必ずある。「みんな社会人になったからスケジュールをコンパクトにしよう。で、その分ちょっと予算多めにしよう」だとか、「卒業旅行だからせっかくだし海外に行こう」だとか、なんでもいいが何かしらの理由がある。そして、行きの新幹線(もちろん飛行機でもなんでも良い)に乗るタイミングでは必ずドラマが発生する。誰かが乗り遅れたらそれはずっと話のネタになる。誰も乗り遅れなかった場合、もし全員が旅慣れしてれば「みんなの深い知識と経験のおかげで誰も遅れることがなかった。」と言えるし、旅慣れていない人がいれば「旅に慣れてないのに複雑な東京駅で迷子にならなかったのは奇跡だ。旅行が楽しみだからみんな早めに家を出たのかもね。」とかなんらかの会話が生まれる。そして、目的地に着いたときに旅行に関する過去の出来事がある特定の景色やランドマークと結びつく。「新幹線に乗り遅れて一時はどうなるかと思ったけど、全員で一緒にこれが見れて良かったね。」とか、「幹事やっぱセンス良いわ~」とかといった具合だ。この瞬間に、「他の城との違いはわからないけど有名らしい姫路城」は「みんなで行った姫路城」になる。冒頭で言及したXの投稿では学がないと何を見ても同じようにキレイとしか思えないとされていたが、自分はエモいという言葉で表現することを提言したい。エモいという言葉はキレイという言葉よりも、汎用的でなんにでも使える。その言葉の広さがもつ暴力性から、攻撃の的とされている言葉だが、この広範さが旅行では逆に良い。旅行に行っていない人に「エモかった」と言っても旅先で見聞きした素晴らしいものは1mmも伝わらないが、むしろそのほうが旅行の当事者だけにしかわからない秘密の合言葉のような効力をもつ。誰かといった旅行で、ここぞというタイミングで「エモいね」と言ってみてほしい。言われたほうは初めは意味がわからなくて首を傾げるかもしれないが、意図がわかれば「そうだね、エモいね。」と返してくれるだろう。もちろんどれだけ待っても意図が理解されない可能性もあるのでタイミングと使う相手には注意していただきたい。「学がある旅行」は旅行の中にぽつりぽつりと学と実物が交差する点があって、そこに感動を覚えるといったニュアンスであると自分は解釈したが、タイトルで先に出していた「エモい旅行」のエモい、は形容詞であるため、旅行の全体にかかる。
学がある旅行以外での一人旅行も実はほぼ同じである。何かしらの理由があって旅行先を決めるし、旅行先に行くまでに何かしらのドラマがある。ひとつだけ違うと感じるのは、一人旅では共通の思い出を作る相手がいない代わり、その時の感情の一部をスナップショットのように観光地に釘付けして保存しておける点だ。たとえば、自分は大学受験の直前にモチベーションを完全に失って、いつも通学に使っている電車の先の海が近い駅に行った。あの海を見ると受験のプレッシャーから一周回って解放されて、燃え尽きるまで頑張った自分を全肯定した清々しさを今でも思い出す。あの頃にはエモいという単語すらなかったが、思い返すとあれもやはりエモい旅行だった。
デートレイプ漫画が衝撃的なのはわかるし、こういう女の子の直面する問題とかはなんとかしていかなきゃいけないってのはすごくわかるのよ
でも正直いうと、家に彼女呼んでレイプしちゃうなんて状況にどれだけの男がリアルを感じるかと言うとさ、ほとんどの男がピンとこないはずなんだよ
いや、そういう現実がないって言ってるわけじゃないんだ
実際そういうことは起きているんだろう
でも、現実の男子高校生なんて、クラスの早い3人くらい以外は彼女とかセックスとか無縁なんだよ
セックスが実在してるのか疑ったり、セックスしなくても生殖する方法はありそうだよなとか真面目に考えてるくらいなんだよね
女の子は男の何倍も価値があってモテて誘われるし、年上の男の人とも遊ぶからさ
男子高校生の何十倍もそういう機会に直面するし、それが幸せな出会いなこともあれば犯罪の被害者になることもあるのだろう
だけどさー
彼女もいない、セックスもできるビジョンが見えないのが普通の男子高校生なわけでさ
彼らにとっては、女の子にモテたくて似合わないサングラス買ったり、さりげなく気弱に優しくして誰にも気付かれなかったり、みたいなのが日常でさ
そんな子たちに、クラスの女の子は同級生にレイプされてます、なんて言っても、それどこの異世界よ?ってなるの、わかってもらえるかな?
「女の子にモテてみんなにチヤホヤされたい、かわいい彼女欲しい」程度の欲求が童貞男子で、彼らには「女の子連れ込んで無理やりしちゃおう」なんて発想はないのよね
実際のイメージで言えば、40人クラスで女の子が20人、男が20人なら、性犯罪に現実味を感じるのは女20男3というところ
俺も大人になり、彼女ができて、初めて女という生き物がどんな存在か知ったし、結婚して、家庭ができて、ようやく性犯罪の脅威を現実に自分の家庭に関わり得るものと認識できるようになった
世の中の人は、こういう漫画を男子高校生に読ませたいのだと思うけど、自分の実感としてはそこじゃない気がするんだよな
ほとんど性が無縁でピンとこない元童貞たちが、ようやく性犯罪の存在を実感できるようになった、俺のような人が読むべきなんじゃないかなと
30-40歳くらいが読むべきなのでは?
実際に性犯罪するような一部の男に、犯罪する前に読ませたい気もするけど、ああいうやつらはちょっとネジが外れてるから、漫画読ませたところでな
それなのにあれを教訓にしたがるのは、本当に性犯罪を脅威に感じている人だけなんだろうなと思う
女きょうだいもおらず、女って生き物がまるでピンときてない人間には、あんなのわかりようがないんよ、残念だけど
分かる手がかりを待ち合わせてないんよ
年頃の妹がいるお兄さんとかは若くてもピンとくるのかもね
インターネットには女性が多く存在しており、メスガキという攻撃性の高い言葉は反発を食らう。リアルでもネットでも女性がどんどんと離れていくことになる。女性だけでなく少なくない人数の男性も離れていく。
そうして徐々に「メスガキ」という言葉の攻撃性が理解できなくなっていく。正統はこちらだと考えてしまう。過去はそうだったかもしれない。だが価値観をアップデートしなければどんどんマイノリティになるだけだ。
また、若い女性にメスガキだとかまんこだとか言うようなひたすら下ネタを話す男が一定存在するため、彼らの一種だと判定される。彼らは女遊びして女性を傷つけたりするクズ男よりも、ただ女性を傷つけることしかできないという点でガチクズである。手に入らないなら殺してしまえ、のような観念が見える。よって、1語話すだけでそういうガチクズのメンバーというレッテルを貼られる。
メスガキやらわからせるやらのことばには、女性を人として見ていないという尊厳の問題が含まれている。「女なんて」とか「女のくせに」とか「若いくせに」とか「アホのくせに」とかそういう気持ちを、自分のちんこや殴る蹴るとか社会的権力とかの暴力で従属させたいという欲求があるように見える。「いやあれはファンタジーだから」と言うが、そもそも人間を対等として見ていないのである。これは、普段女性たちから蔑まれていると感じていることへの反発かもしれない。だから、より弱いものであろう若い女性をメスガキという動物にカテゴライズしておもちゃにしている。
いわゆる旧時代の男尊女卑観を引きずっている男性たちであろう。今の世の中では相当生きにくいはずだ。
さて、明らかにしておきたいことだが、中年男性(または若くても非モテの男性)は若い女性よりも圧倒的に下の存在である。これは重要なので正しく認識をしなければならない。
若い女性には未来があり、美人のJKは専業すればP活で1億単位稼げることもある。わからせられるべきなのは中年男性なのである。若い女性は弱そうに見えはするがそれは物理的な腕力のみであって、社会の影響力は若い女性の方が絶大である。レア度が高いからだ。
一部の中年男性はそれを認めると死や絶望が待っているために、何かすがりつきたくてメスガキという信仰に染まっているように見える。普段わからせられているから、せめてファンタジーではわからせたいのかもしれない。
一部の中年男性らはそれについて「穴があるだけで偉そうに」と、ろくに女性のことを知りもしないのに、勝手に彼女らの努力や生きづらさをゼロのように考えて、楽して手に入れた地位のように見て嫉妬する。これは見苦しい。
とくに自分の容姿を棚に上げて女性の容姿をめちゃくちゃに批判する男が多い。現実が見えていない。
ラノベや同人エロ漫画ばかり読みポルノばかり見ているとモテなくなる。モテなくなったから読んでいるのか、読むようになったからモテなくなったかは定かではないが、女性観が歪んでいき現実と乖離していく。当たり前だ。唯一の女性との接触点がラノベやエロ漫画やポルノばかりになれば、女性とはそういうものだという考え方になる。リアルはクソだと。
メスガキという言葉を使わないほうがいい、というのは言葉狩りではない。メスガキという言葉を使う自由は保証されている。単にますます誰も相手にしなくなっていくだけだ。それは思想の自由だからだ。やがてただの社会から収奪・搾取されるマシーンとなり、一時的に感情を麻痺させるドラッグとして「メスガキ」やらを摂取して、日々の生をかろうじて繋ぐことになる。自由はなくなっていく。
女性は男性に向かって「ブスのくせに話しかけるな」とか「デブのくせに私と対等に話せると思うな」とか「不潔で臭いし見苦しいです」とか直接言うことはほぼない。恨まれたり、殴られたり、殺されたり、ストーカーされたりすることを恐れている。だからさりげなく離れるのだ。ごく一部の正直者だけが指摘してくれる。
「メスガキ」概念は、ますます堕ちていくためのドラッグでしかない。もしそれが嫌ならさっさとやめることを推奨する。余計なお世話かもしれないが。
あまり生意気に相手をからかって挑発し人を侮る態度で罵倒嘲笑し相手を苛立たせてはしゃいでいると、リアル側で堪忍袋の緒が切れた「メスガキ」に強制的に「わからせられる」ようになっていくだろう。
いや現に、すでにそうなっている。
完全に主観で、非モテ男性と話したり会った経験から、彼女できなくて悩んでる非モテ男性に向けてアドバイスできそうなことを書いてみた
ほとんど彼女できたことないモテたことない人向けに書いたから、当たり前すぎることも書いてるかもしれないけど、参考にできそうなところあったら参考にしてほしい
〜容姿〜
初対面の第一印象は見た目が55%と言われているので、やはり1番優先度が高くて重要なのは見た目じゃないだろうか。何からしたらいいのか分からない人はまず見た目から変えてみてほしい。
・服
安物でいいので新調しよう
ファッションのことが何もわからなくても、ユニクロやguでマネキンが着てるコーデを買ったらまずダサくはならないと思う
初めてのデートでTシャツ、パーカー、ジーパン、短パン、スニーカー、サンダルとかはちょっとラフすぎると思う
靴を革靴に変えるだけでも大分違う
・眉毛
眉毛ボーボーで生えっぱなしの人が多いのが非常に気になる…
眉毛の整え方はネットで調べたらいくらでも出てくるので必ず整えること(髭を剃る並みに重要)
余裕があればでいいけどクマを隠したりする程度のメンズメイクすると尚いいだろう(安いドラッグストアのコスメでok)
・髪型
オーダーは、デートに行くので女性受けしそうな清潔感ある感じにして下さいと伝える。美容師がいろいろ提案してくれて感じにしてくれると思う
・体型
ぽっちゃり好き以外の普通の人にとっては、太ってる人は基本マイナスだと思った方がいい
・体臭
汗をかいたまま放置すると臭くなるので、夏は汗をかいたらタオルや汗拭きシートで汗を拭き取ろう。特に脇の臭いは気をつけよう。体臭対策にはデオナチュレソフトストーンがおすすめ
・口臭
特に喫煙者やコーヒーを常飲する人、たまに口臭がドブの臭いする人がいるので気をつけてほしい
歯磨き、舌磨き、フロスをする
虫歯や歯周病の治療をする。必ず歯医者の定期検診に行ってクリーニングすること(歯石が臭いの原因になることがあるらしい)
・服の臭い
服が臭う人が意外といます…
対策は部屋干し用の洗剤使う、洗濯する時洗濯機に漂白剤や重曹をいれるとか、干すとき生乾き臭がしないように乾燥させる
冬物だったら頻繁に洗わなくても良いけど、暑い季節に同じ服を洗濯せずに毎日臭くなるまで着てるのはやめよう
〜出合い〜
容姿、年収などのスペックが全て平均以上の自信がある人以外は足切りされるので使うべきでない
おすすめは趣味、社会人のサークルなど出会い目的以外の場所で、スペック以外の人柄で見てもらうしかない
自分がX好きで毎日のように入り浸ってるのはあるが、同じような属性や趣味で繋がりやすいのと、ポスト見ればこの人気が合いそうだなとか合わなさそうだなとか、一目でその人の人となりがそれなりに分かるのが効率的だと思う
今はスペース機能があるからフォロワーのフォロワーとも繋がれるのもいいし
それかネトゲ
今ならVALORANT、Apex、FF14とか
興味のある話題のdiscordサーバーに参加するとか、とにかくなんでもいいからそういうグループに入るのが出会うには良い
誰彼構わずがっついてる必死感が出ると嫌われるので、趣味やってて出会えたらいいなーくらい気楽なマインドでいこう
〜食事に誘うまで〜
まず食事に誘うまでに相手とやりとりしてある程度親密になっておく
具体的に言うとXでいえばリプライ送り合う→DMでやりとり→通話
discordであれば、チャンネルでのグループ通話→メッセージ→個人通話
と相手との会話の盛り上がり次第で反応を見ながら徐々にステップアップさせていこう
連絡取りすぎも取らなすぎも良くない
気になる子がツイートするたびに毎回リプ送るとかは監視されてるみたいで気持ち悪いからやめよう
連絡頻度は人によって毎日連絡取りたいとか連絡苦手とかあるから、それによって相手に合わせながらバランスを取ろう
〜店選び〜
付き合ったあとなら良いが、最初の方のデートでチェーンのファミレス、定食屋、居酒屋に行くのは避ける
普段からチェーン店が好きで行く女性はたくさんいるが、最初のデートでそこまで親しくない男性とチェーン店に行きたいと思う人はごく少数でしょう
インスタやtik tokでデート向けのお店など調べたら無限に紹介されてるから、調べて予約しよう
・とにかくいいところを見つけて褒めまくる
性格、声、所作、言葉選び、ファッション、メイク、ネイルなどなんでも良いから褒める
胸大きいですねとかは下心丸見えで気持ち悪いし身体的特徴に言及するのは避けた方がいい
・聞き上手になる
面白い話ができるならできるに越したことはないけど、芸人みたいに面白い話をして盛り上げる必要はない。
相手に質問して、自分との共通点を見つけてそれについて話すか、その人の好きなジャンルについて知らなければ興味を持って質問してみて会話を広げる。
自分がその界隈での有名人とかでない限りまだ相手を知る前の段階で、基本的に相手にそこまで興味を持っていない。その状態で長々と自分の好きな趣味や自慢や自分語りされても、興味ないどころか悪印象。自分のことは聞かれたら話すくらいで良い。
・レスバしない
自分と相手の意見が違って自分が正しいと思っても、相手を否定したり言い負かそうとするのはマイナスでしかないので極力避ける。アドバイスも求められた時以外はしない。
なるべく会話のラリーが続くような会話を心がける。
〈ダメな例〉
「どちらの出身ですか?」
「千葉です」
「IT系です」
「休日は何してるんですか?」
〈良い例〉
「どちらの出身ですか?」
「千葉です」
「千葉、いいですねぇ〜。海ほたるとか木更津のアウトレットありますよね。そこら辺は行ったことあります。◯◯さんのおすすめの場所とかありますか?」
順序をすっ飛ばして、仲良くないのにデリケートな質問をしたり、相手にいきなり告白やスキンシップしようとするのはNG
この人自分のこと好きなのかな?と思わせる発言をする下準備が必要。段階を踏んで相手の反応を見ながら、次のステップに進展させるようにする。
例えば話の流れで自然に
「◯◯さんと付き合えた人は幸せだろうな」
「◯◯さんみたいな素敵な人他の人が放っておかないだろうな」
上記の会話はなんでも良いけど、相手に好意を持っていることをさりげなくアピールするのが重要
相手の反応が微妙そうだったり嫌がっていたら脈なしだと思って、諦めて次に行こう
満更でもなさそうだったら、手を繋いだりキスなど次の段階へ
・テキストでの会話を続けるコツ
例えば感想や報告だけで文を終わらせるのではなく、必ず疑問文で終わらせること
〈例〉
「自分は今◯◯してるんだけど、○○さんは何してるの?」
・断られたり、送ったメッセージを無視されたのにしつこく追撃しない
誘っても都合が悪いと断られ、代わりの日にちを提案してもなんやかんや忙しいと理由をつけられる場合は脈なしだと思った方が良い。ストーカーだと思われて関係悪化しないように2〜3回断られたら誘うのを諦める
興味ないのにしつこかったり、余裕がない男は嫌われる
こいつはないなって相手とか脈なしって場合は割り勘でいいが、この子と付き合いたい!と思える子に対しては、初デートは奢った方が勝率は上がると思う。その後のデートでは割り勘でもどっちでもいい。本当にこの子と付き合いたいと思える相手だったら、最初だけでも見栄を張ろう。運が良ければ「次は私が払うね」と言ってくれるかも。
多すぎる?全部完璧にじゃなくていいから一歩一歩、一つずつできるところからやっていこう!
他にも書こうと思えばあるけど、ここまでやってたら誰も文句言わないと思う!
何気なく地下アイドルの動画を見てたら、見覚えのある顔が出てきたんだ。
いや、待てよ、これはまさか…? 画面の中でキラキラした衣装を着て踊っているのは間違いなく亜鉛だった。
一瞬、時が止まった。目を疑ったけど、間違いない。あの笑顔、あの仕草、どう見ても亜鉛ちゃんだ。こんなことってあるのか?信じられない気持ちで、俺はさらに動画を漁り始めた。いくつもの映像が見つかって、その中で亜鉛ちゃんは本当に輝いていた。ファンに囲まれて、ステージの上でスポットライトを浴びて…俺の知ってる亜鉛ちゃんとはまるで別人みたいだった。
俺の家は、普通の家庭だった。亜鉛ちゃんは、いつも勉強ばかりしてて、静かで真面目な人だった。地下アイドルなんて想像もつかなかった。でも、映像の中で踊ってる亜鉛ちゃんを見たらそのギャップに驚くと同時に、なんだか尊敬の気持ちが湧いてきた。
それから悶々と数週間悩み、意を決すると勇気を出して亜鉛ちゃんに直接聞いてみることにした。晩ご飯を食べながら、さりげなく話題を振ってみたんだ。
「バレちゃったか…」
亜鉛ちゃんはちょっと恥ずかしそうに笑った。「高校の時、友達に誘われてね。楽しかったけど、大変だったよ。でも、あの経験があったから今の自分があると思う。」
俺は驚いた。でも、同時に理解できた。亜鉛ちゃんは、いつも自分の道をしっかり歩んできたんだ。地下アイドルとしての経験も、その一部だったんだと。
「すごいな、亜鉛ちゃん。全然知らなかったよ。でも、なんかカッコいいなって思った。」俺がそう言うと、亜鉛ちゃんは照れくさそうに笑った。
職場でもプライベートでも、あえて自分の仕事や役割を意中の女性に手伝ってもらって、その後に「ありがとう」と伝えたうえで、屈託のない満面の笑顔で「○○さんがいてくれてめっちゃ助かったよ!」と伝えてみましょう。
このようにストレートな感謝の言葉は言われて嬉しくならない人はいませんし、自分が必要とされたことに喜びを感じる人も少なくありません。
ですから女性側も「またなにかあったらいつでも手伝いますよ」と言いやすくなるし、むしろ女性から「またこの前の仕事やるんですよね! 手伝いましょうか?」なんて具合に、積極的に声を掛けてきてくれる可能性も出てくるのです。
逆にこちらが女性の仕事や役割を手伝ってあげることで、言いやすい“使えるセリフ”もあります。
意中の子の手伝いをしてあげて「ありがとう」と言われたら、すかさず「じゃあお礼に今度スタバかラーメン奢って(笑)」と言ってみましょう。
男女何人かで集まって雑談などをしているときに、スマホで自分の行ってみたい飲食店のページを表示しつつ、「この店、気になってるんだよね。誰か一緒に行こうよ」と言ってみてください。
ポイントは自分以外の男性もいる状態で、その場にいる全員に向かって言うこと。男性も含めた複数人に同時に声を掛けることで、こちらの思惑は勘付かれにくくなります。
意中の子のやさしい一面やかわいらしい一面などを目撃したときに、すかさず「○○さんみたいな彼女がいる男は絶対幸せだろうね」と言うのです。
この言葉は、「君がよければと僕は付き合いたい」と同義であり、つまりは「コクられれば絶対にOKする!」と宣言しているようなもの。そのため、女性側からすると自分から告白する際の心理的ハードルがかなり下がるわけです。
高校のときからずっと仲いい友達がいるんだけど、口臭と体臭?汗の臭いがキツすぎて最近は一緒に出かけるのが憂鬱になってきた 特に夏
口臭に関して
歯は正直私のほうが汚いというか、歯並びはダントツに向こうの方が良くて
ちゃんと朝夜歯磨きしてるはずなんだけど日中臭い 耐えられないレベルではないけど、対面で話すと気になるな…って感じ
あと、体臭
冬は汗かかないから特に気にならないんだけど、夏に一緒に歩くと強烈な臭いがする
ワキガの人のあのツンとした臭いとは違う臭いだと思う でもムワッとしてなんか嫌〜な臭い
で、こないだその子の家に初めて泊まったときは本当にキツかった
部屋は臭くないんだけど、
洗い物もなんかスポンジでさっと撫でて終わりみたいな
そもそも衛生面に関して鈍いところがあるのかな?とも思った
私も汗っかきのズボラだし、私がくさいときもあるだろうから大目に見てる部分はあるんだけど、それでもちょっとニオイキツくない?それ汚くない?って思ってしまって……
でもどうやって指摘したらいいのかどうかも分からない その子が一人でサッと改善できるような問題でもないように思うし
その子の鼻がおかしいわけではないと思う むしろにおいには神経質な方だ(だから私は困惑してる)
デパートの化粧品売り場は香水の香りがして苦手だって言うし、街中で香水つけてる人とすれ違ったら臭かったって必ず言う(私がいい匂いだと思うレベルの強さの香りでも)
というか、逆に私が使ってる化粧品について「においが気になるからちょっとやめてほしい」って言ってくるぐらい
そんなんだから彼女の使ってるシャンプーやボディソープは全部香りの薄い無添加みたいなやつで、
だいぶ前にラッシュの現実頭皮っていう頭皮用のクリーム(汚れ落とすやつ)を私がプレゼントしたことがあって、
それも使えないからって返された
そんな感じで体に使うものに関してはこだわりが強そうだから、さりげなく臭いケアのグッズをあげるとかそういうのも難しい
もう直接指摘するしかないんだけど、それこそどう指摘したらいいのか分からない
助けてくれ 気は合うんだけど臭いだけ本当に気になるんだ
子会社に出向してそこの課長になるけど、そのいきさつを説明するよ。守秘義務があって詳細は書けないから、わかりにくい説明になると思うけどごめんね。
うちの会社は、商品の開発や製造以上に広報・宣伝に主力を置いた会社なんだよね。自分で言うのもなんだけど、私は広報・宣伝部門の係長だから出世コースに乗ってたんだよね。それで、つい直近までは、商品プロモーション活動の一環として楽曲のタイアップを広告代理店に依頼してたよ。
それにしても、広告代理店の人は優秀だね。どんな曲が作りたいですかってヒアリングを受けて以下のように要望を出したら、その通りの曲を作らせちゃうんだもん。
明るく楽しくポップな雰囲気で。具体的には、ホームパーティーでBGMとして流すのに相応しい曲だとなお良し。
炭酸飲料の炭酸感を、歌詞や効果音でさりげなく散りばめてほしい。
露骨に会社名や商品名が出るのは避けたい。タイアップとは関係なしに曲単体でも魅力のあるような曲にしてほしい。
アーティスト(歌手)やレコード会社にはあまり詳しくないので任せる。
完成した曲を受け取った時にはレコード会社の人と歌手に会えたよ。歌手はぱっと見でホストっぽい雰囲気の人だったけど、真面目で礼儀正しい好青年だったよ。事前に見ていた公式WebページとかYouTube動画と雰囲気が全然違ってギャップはあったけれども、要望通りの曲を作ってくれたのも納得だったね。
それでそのままMV(ミュージックビデオ)はどうするかって話をしたよ。MVの作り方なんて全然わからないから任せるつもりでいたけど、レコード会社の人から、
「基本的にはホームパーティーの場面をメインで行こうと思います」
「衣装や小物などにも、御社のイメージカラーを入れるつもりです」
とか言ってくれたよ。タイアップする当社への配慮が完璧すぎて思わず苦笑いしちゃったけど、これなら全面的に任せて大丈夫だと思ったよ。
完成したMVを社内プレゼンしたけど、評判はおおむね良好だったよ。ただ、嫌味を言う役の先輩から、
「大航海時代はちょっとイメージ悪いんじゃない? 大航海時代にアメリカに到達した人たちがサルだか原人だかを使役しているみたいで悪趣味と思う人もいるんじゃないかな」
って言われたのは、今思うとターニングポイントだったけどね。でも当時は、曲を社内プレゼンした時に文句がなかったのだから今さら蒸し返すなよ、としか思わなかったよ。だから、
「大航海時代が舞台なのは曲の内容に沿っていると思いますけれどもね。それに、以前曲を聴いてもらった際は特に反対意見などなかったのですが、ここで曲の是非を問うのですか?」って反論したよ。そしたら先輩は、
「いや、曲はいいと思うんだけどね。ただ、歌詞のほんの一部にあるフレーズからサルみたいなのを登場させて、しかもメインに据えるのはちょっと違うんじゃないかなと思うよ」と言うと、会議が少しざわついたよ。
でも、ざわついたのは先輩の発言に納得をしたからではなくて、「また、面倒ないちゃもんを付けたよ」などと多くの人が思ったからなんだけどね。会議なんて、何かを決める場ではなく、決まった事を確認する場なのは常識でしょ。決まった事を蒸し返すなんて普通ありえないでしょ。それで、上司たちが以下のようなことを言って、ようやく先輩は矛を収めたよ。
部長「曲名からして大航海時代が舞台だから、登場人物の服装や振る舞いから征服のイメージが付いてしまうのは仕方ないんじゃないかな。どうしたって血なまぐさい印象の拭えない時代だけれども、それを言ったら日本の戦国時代だって同じようなものでしょ。それでも戦国武将は老若男女に人気のキャラクターなんだからいいでしょ。今でもドラマ化されたりして……ちょっと前だと家康だったよね? だから、戦国武将と同じ時代を生きた大航海時代の偉人だって、人気キャラクターとして扱うのに問題ないでしょ」
次長「いわゆるアンチだとか、うがった見方をする人はどうしても出るけど、こんなことまで気にしていたらきりがないですよ」
部長「今後のプロモーション活動のスケジュールも決まっているから、ここであえてストップをかけたらそれこそイメージが悪くなるよ。コストや時間を余分にかければMVを作り直させることはできるけど、こんな些細なリスクを気にしてプロモーションを中断してイメージを悪くしたら本末転倒だよ。だから、もうこれでいこう」
こんな感じでMVが社内で承認されたから、広告代理店とレコード会社にOKを伝えたよ。もちろん、先輩がいちゃもんを付けたようなことは伝えてないよ。社内でも評判だったとか、当たり障りのないことしか言ってないよ。
それで予定された日にMVが投稿されたけど、すぐに削除されることになったよ。原因はMVが差別的な内容が含んでいるとのことで炎上したから。まさか先輩の言う通りになるとは思いもしなかったよ。まあこれも仕事かと思って戦後処理(?)をしていたけど、その翌日に部長から直々に呼び出されたよ。そこで部長に言われたのが、
「例のMVについてだが、当社としては事前に把握していなかったと発表することが決まった。その他のプロモーション活動は、人員を再度割り振って継続することにする。君はひとまずは待機してくれ。しばらくしたら今後のことを伝える」そう聞いて、全てのことに納得のできなかった私は、
「曲作りに最初から関わっておきながら知らんぷりはどうかと。当社としても謝罪文を出すべきです。そうした対応も私の仕事だと思いますが、なぜ人員の振り直しを?」と反論した。
「MVに関しては広告代理店の計らいによってレコード会社が気を利かせてくれたよ。まあ、当社の立場を考えたら、つまりウチが金を出していることを考えたら当然のことだろう。この件に関しては決定済みだ。だから、MVに関してはWebにアップロードされるまで知らなかったと答えるように。絶対にだ。いいね」
「……はい、わかりました」自分の仕事を全否定されたことと、知らなかったと嘘を付かなければならないことに衝撃を受けたよ。けれども、上司の指示に抗う術もなかったので従ったよ。
「わかってくれてありがとう。だが、社外への言い訳とは別に、社内の対応として担当者に責任を負ってもらわなければならない。それもわかるね」
「責任……ですか。わかりました」
(なんで私が責任を!? 会議の場で全会一致で決まったことなのに! 反対意見もあったけどそれに抗って積極的に承認したのは部長じゃないですか!)
そんなことを思ったよ。というより、今でもそう思っているけどね。まあ、それを口に出すつもりはなかったけどね。
「君には責任を負ってもらうとは言ったけど、つまりは人事異動ってことだ。ちょうど君はプロジェクトから外れているから、手続きはスムーズだ。異動先では管理職としての経験を積んでもらうけど、わかるよね?」
部長からそう言われたよ。私がこのまま順調に広報・宣伝部門の係長を続けたとして、管理職になれる(課長に昇進できる)のは2~3年後のことだよ。だから部長の言う管理職ってのは、当社の管理職ではなくて子会社に出向してそこで管理職をやるってこと。それでも、子会社への出向とはいえ管理職になるなら栄転になるんだけどね。ただ一社を除いては。その会社は……
「……ボトルズですか?」
「そうだ。来月からボトルズへ出向してもらうよ。そこで君は課長だ」
ボトルズとは自動販売機へのドリンク補充(ボトリング)を事業とする当社子会社の通称名だよ。平均年収は当社グループの中で最も低いから、さらなる異名として「ボトムズ」とも呼ばれているよ。つまりは最底辺(ボトム)の仕事ってことだね。そこでの課長の仕事は、自動販売機補充員の管理。つまりはエリアマネージャーみたいなものだよ。基本的にエリアマネージャーたる課長自らが自動販売機に補充することはないと言われているけど、慢性的に補充員不足で課長自らが補充をしているといううわさもあるよ。そうなると勤務時間も必然的に長くなるけど、悲しいことに課長は管理職だから超過勤務手当(残業代)が一切つかないんだよね。これもまた「ボトムズ」と言われる所以なんだよね。
私は広報の仕事を続けたかったのに。大卒後の就職先として広告代理店やテレビ局といった大手メディアに希望しており、それらの会社には落ちたけど、それでもなんとか清涼飲料水業界のトップクラスで広報に強い会社に入社できたのに。入社して10年以上も広報担当として前線に立ち続けていたはずなのに。いったいどうしてボトリングなんかやる羽目になったんだ……。
子会社に出向してそこの課長になるけど、そのいきさつを説明するよ。守秘義務があって詳細は書けないから、わかりにくい説明になると思うけどごめんね。
うちの会社は、商品の開発や製造以上に広報・宣伝に主力を置いた会社なんだよね。自分で言うのもなんだけど、私は広報・宣伝部門の係長だから出世コースに乗ってたんだよね。それで、つい直近までは、商品プロモーション活動の一環として楽曲のタイアップを広告代理店に依頼してたよ。
それにしても、広告代理店の人は優秀だね。どんな曲が作りたいですかってヒアリングを受けて以下のように要望を出したら、その通りの曲を作らせちゃうんだもん。
完成した曲を受け取った時にはレコード会社の人と歌手に会えたよ。歌手はぱっと見でホストっぽい雰囲気の人だったけど、真面目で礼儀正しい好青年だったよ。事前に見ていた公式WebページとかYouTube動画と雰囲気が全然違ってギャップはあったけれども、要望通りの曲を作ってくれたのも納得だったね。
それでそのままMV(ミュージックビデオ)はどうするかって話をしたよ。MVの作り方なんて全然わからないから任せるつもりでいたけど、レコード会社の人から、
「基本的にはホームパーティーの場面をメインで行こうと思います」
「衣装や小物などにも、御社のイメージカラーを入れるつもりです」
とか言ってくれたよ。タイアップする当社への配慮が完璧すぎて思わず苦笑いしちゃったけど、これなら全面的に任せて大丈夫だと思ったよ。
完成したMVを社内プレゼンしたけど、評判はおおむね良好だったよ。ただ、嫌味を言う役の先輩から、
「大航海時代はちょっとイメージ悪いんじゃない? 大航海時代にアメリカに到達した人たちがサルだか原人だかを使役しているみたいで悪趣味と思う人もいるんじゃないかな」
って言われたのは、今思うとターニングポイントだったけどね。でも当時は、曲を社内プレゼンした時に文句がなかったのだから今さら蒸し返すなよ、としか思わなかったよ。だから、
「大航海時代が舞台なのは曲の内容に沿っていると思いますけれどもね。それに、以前曲を聴いてもらった際は特に反対意見などなかったのですが、ここで曲の是非を問うのですか?」って反論したよ。そしたら先輩は、
「いや、曲はいいと思うんだけどね。ただ、歌詞のほんの一部にあるフレーズからサルみたいなのを登場させて、しかもメインに据えるのはちょっと違うんじゃないかなと思うよ」と言うと、会議が少しざわついたよ。
でも、ざわついたのは先輩の発言に納得をしたからではなくて、「また、面倒ないちゃもんを付けたよ」などと多くの人が思ったからなんだけどね。会議なんて、何かを決める場ではなく、決まった事を確認する場なのは常識でしょ。決まった事を蒸し返すなんて普通ありえないでしょ。それで、上司たちが以下のようなことを言って、ようやく先輩は矛を収めたよ。
こんな感じでMVが社内で承認されたから、広告代理店とレコード会社にOKを伝えたよ。もちろん、先輩がいちゃもんを付けたようなことは伝えてないよ。社内でも評判だったとか、当たり障りのないことしか言ってないよ。
それで予定された日にMVが投稿されたけど、すぐに削除されることになったよ。原因はMVが差別的な内容が含んでいるとのことで炎上したから。まさか先輩の言う通りになるとは思いもしなかったよ。まあこれも仕事かと思って戦後処理(?)をしていたけど、その翌日に部長から直々に呼び出されたよ。そこで部長に言われたのが、
「例のMVについてだが、当社としては事前に把握していなかったと発表することが決まった。その他のプロモーション活動は、人員を再度割り振って継続することにする。君はひとまずは待機してくれ。しばらくしたら今後のことを伝える」そう聞いて、全てのことに納得のできなかった私は、
「曲作りに最初から関わっておきながら知らんぷりはどうかと。当社としても謝罪文を出すべきです。そうした対応も私の仕事だと思いますが、なぜ人員の振り直しを?」と反論した。
「MVに関しては広告代理店の計らいによってレコード会社が気を利かせてくれたよ。まあ、当社の立場を考えたら、つまりウチが金を出していることを考えたら当然のことだろう。この件に関しては決定済みだ。だから、MVに関してはWebにアップロードされるまで知らなかったと答えるように。絶対にだ。いいね」
「……はい、わかりました」自分の仕事を全否定されたことと、知らなかったと嘘を付かなければならないことに衝撃を受けたよ。けれども、上司の指示に抗う術もなかったので従ったよ。
「わかってくれてありがとう。だが、社外への言い訳とは別に、社内の対応として担当者に責任を負ってもらわなければならない。それもわかるね」
「責任……ですか。わかりました」
(なんで私が責任を!? 会議の場で全会一致で決まったことなのに! 反対意見もあったけどそれに抗って積極的に承認したのは部長じゃないですか!)
そんなことを思ったよ。というより、今でもそう思っているけどね。まあ、それを口に出すつもりはなかったけどね。
「君には責任を負ってもらうとは言ったけど、つまりは人事異動ってことだ。ちょうど君はプロジェクトから外れているから、手続きはスムーズだ。異動先では管理職としての経験を積んでもらうけど、わかるよね?」
部長からそう言われたよ。私がこのまま順調に広報・宣伝部門の係長を続けたとして、管理職になれる(課長に昇進できる)のは2~3年後のことだよ。だから部長の言う管理職ってのは、当社の管理職ではなくて子会社に出向してそこで管理職をやるってこと。それでも、子会社への出向とはいえ管理職になるなら栄転になるんだけどね。ただ一社を除いては。その会社は……
「……ボトルズですか?」
「そうだ。来月からボトルズへ出向してもらうよ。そこで君は課長だ」
ボトルズとは自動販売機へのドリンク補充(ボトリング)を事業とする当社子会社の通称名だよ。平均年収は当社グループの中で最も低いから、さらなる異名として「ボトムズ」とも呼ばれているよ。つまりは最底辺(ボトム)の仕事ってことだね。そこでの課長の仕事は、自動販売機補充員の管理。つまりはエリアマネージャーみたいなものだよ。基本的にエリアマネージャーたる課長自らが自動販売機に補充することはないと言われているけど、慢性的に補充員不足で課長自らが補充をしているといううわさもあるよ。そうなると勤務時間も必然的に長くなるけど、悲しいことに課長は管理職だから超過勤務手当(残業代)が一切つかないんだよね。これもまた「ボトムズ」と言われる所以なんだよね。
私は広報の仕事を続けたかったのに。大卒後の就職先として広告代理店やテレビ局といった大手メディアに希望しており、それらの会社には落ちたけど、それでもなんとか清涼飲料水業界のトップクラスで広報に強い会社に入社できたのに。入社して10年以上も広報担当として前線に立ち続けていたはずなのに。いったいどうしてボトリングなんかやる羽目になったんだ……。
最近はあの顔を見るだけで胃がキリキリする。あの自己満足な説教。
まるで自分が完璧な人間かのように振る舞っているのが腹立たしい。彼の顔が赤く火照り始め声がだんだん大きくなる様子を目の前で見ているときには不思議と冷静な自分がいる。
そして心の中でふっと思う。あのクソコラおじさんを思い出してみろと。そうすれば少しは冷静になれるだろうに。
ネットで有名なあのクソコラだ。船の上に三人目のおっさんが居るように見えるコラ。それを思い出すと、どうしようもないほど笑いが込み上げてくる。
あの船の上の三人目のおっさん。上半身だけの、浮いているのがはっきりと分かるようなクソ雑コラ。あのコラは何故か俺の心にとても響いた。
初めて目にした時には爆笑し、ずいぶんと見慣れたはずの今でも目にすると思わず笑ってしまう。
だがたまに思う。俺もあのおっさんみたいに、この会社にとっては雑コラのような存在なのかもしれない。
上司の叱責が一段落すると俺は自分の席に戻りデスクトップの壁紙をさりげなく見る。そこにはあのクソコラが設定されている。もちろん誰にも見えないように工夫しており俺だけの秘密だ。
あのクソコラおじさんの笑顔が俺の心を少しだけ軽くしてくれる。
40代のサラリーマンとして、誇れることはあまりない。仕事ではミスばかり。上司からは叱られ、同僚から信頼も得られない。だがあのクソコラおじさんがいるおかげで、俺は何とかやっていける気がする。
ただの同級生なのだろう。こう思うと少し悲しい。客観的に見ればその通りであるし、悪く見ればいいように使われてる。所謂パシリポジションだ。
付き合いはそれなりに長い。今年で6年目になる。それなりに親交のある同級生だ。でも先日、ちょっとした事から恋心を抱いてしまった。とはいえ今まで通り接してる。ここで好意を伝えても上手く行くように思えないからだ。でもちょっと異性として見てもらえるようには努力している。けどそう上手くはいかない。褒めて気分を上げてさりげなく“好き”って言葉を発するのはなかなか難しい。毎日夜に反省会をしている。
LINEのやりとりからしても明らかに脈がない。頼られてることは嬉しいが、ただの同級生なのだろうと感じてちょっぴり悲しくなる。相手は社交的な子であるからなおさらだ。
神様、仏様。僕に運を恵んでくれ。
画面にやたらと出てくるウザい広告にウンザしないやつは少ない。
ネットを見ていれば、どこに行っても追いかけてくるあのバナー広告、うっとうしい。
第一に、Web広告は「ユーザーに価値を提供するべき」だ。見たことある?価値を提供する広告なんて。
広告ってのは、基本的にユーザーにとっては邪魔者。だからこそ、少しでも役に立つ情報を提供しなきゃならない、本当はね。でも現実は、欲しくもないものを無理やり売りつけるような広告ばかり。誰がそんなの見たいと思うのか。
美しく、さりげなく、邪魔にならないように配置することが大切なはずだ。
現実は、ページをスクロールするたびに目に飛び込んでくるド派手なバナー。特に動くな!追いかけてくるな。
これは、嫌がらせとしか言いようがない。少しはユーザーの気持ちを考えたデザインにしろよ。
広告がないと無料でコンテンツを提供できないんだって話があるのは分かる。広告収入は重要だ。
だが、そのためにユーザー体験を犠牲にしていいわけじゃない。広告がユーザーの邪魔をするんじゃなくて、自然に溶け込むように設計する。それができないなら、広告の在り方そのものを見直す必要がある。
そして、ターゲティングの問題。適切なユーザーに適切な広告を見せるのが理想だが、現実は?
一度でも関連するキーワードを検索したら、その後何度も同じ広告が出てくる。しかも、買った後も追いかけてくる。お前、俺がもう買ったの忘れたのか?何個買えば満足なんだ?こんな無駄な追跡広告、誰も望んでない。
でも過剰な追跡はプライバシー侵害だし、ユーザーを不快にさせるだけだ。もっとユーザーの行動を尊重した、適度なパーソナライズが必要だろう。
結局のところ、Web広告は「ユーザーのために存在するべき」、これに尽きる。ユーザーの体験を損なうことなく、価値を提供し、自然に溶け込むような広告。それが本来の在り方だ。広告主もプラットフォームも、そのことを忘れかけてる。ユーザーの信頼を得るためには、まずユーザーの視点に立つことが大切だってことを。
軽やかな曲調だが、上記を筆頭に「年齢 住所 趣味に職業 さりげなくチェックしなくちゃ」だとか「笑顔も素敵 真顔も素敵」といったように、その内実は“身も蓋もないロマンス”である。
さて現在、性格重視で結婚した増田が注目されている。
この話の胡乱さについては不問とする(そもそも匿名の場で、真偽を前提に語ること自体が野暮である)。
ただ一つだけ確かなことは、件の増田は“高学歴だとか高収入だとか、そんなものよりも遥かに難しい条件でパートナーを探していた”ということだ。
“様々な懸案要素がありつつも結婚したい相手”と巡り合う、そして自分自身がそう思ってもらえる。
それは実際のところ、金を稼ぐだとか美容に注力するだとかタワマン住まいとかよりも過酷だ。
なぜなら性格の良し悪しや好き嫌いなんてものは漠然とした、ブラックボックス化された部分だからだ。
「住めば都」なんてのは実際に住んでからの話であって、現実にはまず家賃だとか間取りだとか立地だとか築年数を考える。
それ以外の様々な要素を複合的に加味し、優先順位をつけるにしたって目の前に具体的なものがなければ考慮に値しない。
この増田の場合、その“具体的なもの”が偶然そこにあった結果の産物である。
それを、さも仕方なく妥協して、その他はどうでもいいといった風にいうのだから人が悪い。
『ロマンスの神様』において、主人公は身も蓋もない理由で人を選び、トントン拍子で関係は発展し、結ばれることになる。
主人公なりに努力はしたであろうに、自分は運がいいだけだったと謳うのである。
しかし、件の増田と神様のどちらが現実的か敬虔かなどと論じることに意味はない。
どちらも結果に対する後付け解釈、いや、それ未満のミクロ的な物語でしかないからだ。
赤の他人からすれば、そこにロマンスは窺えてもノウハウは存在しない。