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2024-07-26

かかげ先生添削動画を見ても絵に『本気』という訳ではない、の話

 本記事を開いていただきありがとうございます

 前提となるイラストレーターかかげ先生炎上を巡る騒動について、資料として簡単に共有させて頂きます

 概ね把握されている方は飛ばしてください。

  1. まず、とあるアカウントが「YouTubeに流れてきた関西弁辛口添削ショートに心が抉られた、以来ずっと脳内で彼が自分の絵の添削勝手に始めてくる」という題材で、名前こそ出しませんでしたがかかげ先生である事は見る人が見れば分かるパロディ自虐日記を描きました。
  2. それに対し、かかげ先生が「引用見たらワイの言葉効きすぎてるやん。心にキチンと刺さってるみたいで何より🤗名前隠さず素直に名前出してくれたらええのに隠すとポスト主も紹介してる人も悪い印象が強くなるぞ🌟」と引用結果的に多数のファンネル日記を描いたアカウントに乗り込む事態になりました。
  3. なんと、かかげ先生日記を描いたアカウントのスペース(Twitter(X)に実装されている、多人数での会話と傍聴が可能音声通話機能の事です)に乗り込み、一方的に喋りだしました。
  4. 更に驚くことに、終わり際に「これ配信してるので」と事後報告し去っていき、そのまま自身配信内で「ずっと幻聴が聞こえてるなら精神病だろう」と発言したのが問題になります
  5. このタイミングで長文の謝罪が行われ、日記を描いたアカウントには謝罪を行い、配信に関しては事後に許可を頂いた旨が語られます個人的には許可というより「許してもらった」というべき案件だと思いますが)。
  6. ここで終わるかと思いきや、なんと「精神病扱いにしたことに関しては謝罪したんですか?」という聞いたアカウントに対して「精神病精神病と言って何が悪いんですか?」と返信し、そのアカウントブロック。再び燃焼します。
  7. 上記発言について重ねて謝罪しますが、今ひとつ納得が言っていない様子で、今度は「そういう精神病周りの話は冗談だとしても触れない方が良いですよ」というリプライに「次は冗談が分かる相手をしっかり選びます」と返信し、またまた燃え上がります
  8. 燃え燃えて遂に決定版となる謝罪投稿しますが……前回の達者とは言えない謝罪文と比べても明らかにおかしい。そして言わなきゃいいのに「謝罪文はchatGPTに考えてもらいました」と暴露します。
  9. かかげ先生謝罪文含めた一連の騒動ポストを全て削除。今後の配信方針についてのポストを行いました。
  10. 以降、本アカウントではイラスト投稿と告知のみを行うという主旨のポスト投稿。その直後にサブアカウントでメン限での配信ファンから励ましてもらった様子が観測されています

 本題に入る前にひどく長くなってしまいました、申し訳ありません。

 彼個人については、私もあまり良い印象を抱けませんでしたので、やや乱暴な纏め方になってしまっているかと思います、ご容赦ください。

 私が雑考したいのは、一連の騒動を追う内に頻繁に目に入ってきたフレーズである「かかげ先生添削動画を見ているのは『本気』で絵が上手くなりたい人たち」は真か、という点です。

 結論から言えば「そういう人もいるが、恐らくあなたはそうではない」というのが正直な考えです。

 結論から言ったはずなのによく分かりませんね。順を追ってお話させていただければと思います

 

 では、そもそも「本気で絵が上手くなりたい人の行動」とは、どういった行動なのでしょうか?

 

 学生さんを例に考えます

毎日毎日毎日毎日デッサンクロッキーと模写を繰り返し、親に土下座でもなんでもして作業環境を一式整えて技術書理論技法デジタルも含めて学び、毎日毎日毎日毎日デッサンクロッキーと模写を繰り返し、親に土下座してでも専門的な学習ができる環境添削してもらう」。

 

 端的に、それが私の思う『本気』です。

 更に覚悟が決まった人ならば専門の教育機関勉強し、毎日毎日ノウミソを煮ながら作品制作に勤しむでしょう。

 そこまでやってようやく画業の卵に成りうるのです。

 もちろん環境的な要因もありますし、それが出来ないから本気ではないとは言いません。

 しかし、絵にせよ、スポーツにせよ、勉強にせよ、仕事にせよ、『本気』とは大なり小なりそういうものです。 

「やるべき事をやっているか」と言い換えても良いかもしれません。

 それができているか否かは、きっと自分が一番良くわかるはずです。

 真剣に向き合えば、「やったつもりになっている」というのは自分でもわかってしまものですからね。

 

自分はやるべき事をやったし、最低限の基礎に関しては習熟している」。

 そう胸を張れる人ならば、かかげ先生動画を見るのは非常に参考になると思います

 

 一家言あるだけに、かかげ先生動画は「見栄えを良くする」「バズりやすくする」「いいねを貰いやすくする」という点に置いて非常に参考になります

「今このキャラ二次創作を描いても伸びない」という余りにも明け透けすぎるアドバイスもありますが、なりふり構わず本気でやる上で必要アドバイスである事に私も否やはありません。

 かかげ先生添削を依頼する方たちの水準は他の添削動画と比べてハイレベルに見えますし、モチベーションも高く、糧になるか、あるいは良い思い出になるでしょう。

 

 問題は、「やるべき事をやっていない」人達です。

 

 繰り返しになってしまますが、「かかげ先生添削動画を見ているのは『本気』で絵が上手くなりたい人たち」とフレーズは、一連の騒動を追う内に頻繁に目に入ってきました。

 そう言っている方々のアカウントメディア欄を全て確認した訳ではありませんし、安易レッテル貼りになってしまうのであまり言いたくはないのですが、あえてハッキリ言わせてもらうなら「やるべき事をやっている」とはとても思えない人達が非常に多い。

 もし『本気』で絵が上手くなりたいのなら添削動画なんかを見ている場合ではない。

 そういう方たちが、本当に多い。

 これもぱっと見の主観になりますが、平均して年齢層も低く見えました(先だっての例に学生さんを想定した理由でもあります)。 

 

 なぜそういう方々が多いのか。

 私も明け透けに言ってしまますが、かかげ先生動画は「本気でやってるつもりにしてくれるから」です。

 

 かかげ先生辛口、あるいは暴言と言い換えても良いですが、その口撃はファンサービスであり、むしろ糖衣なのです。

 

 かかげ先生辛口と、私が思う辛口比較させてください。

 

 かかげ先生デッサンが狂った絵を添削する時に「複雑骨折してる」「化物になっとるやん」「この絵は伸びへんよ」等々の言葉を使って、逐一「こうする」という訂正を行います

 これを一般的に「辛口だ」と言われている訳ですね。

 

 私が思う辛口です。

デッサンが出来てませんね、次」

 終わりです。

 

 実際に言われたことのある方もいらっしゃるかもしれません。

 適当なだけに思われるかもしれませんが、これは実際、合理的なのです。

 そもそもデッサンが狂っている絵を逐一直した所で、その人のデッサン力が向上するわけではないからです。

 言い換えるなら「根本的な基礎となるデッサンが狂っている以上どれだけ作品を直しても無駄です。評価する基準に達していません。出直してください」と暗に言われている訳ですね。

 端的な事実の指摘というのは、下手な罵倒よりもよっぽど心を抉ります

 それと比べれば、なるほど、確かに「かかげ先生辛口は愛のある辛口」「関西人なら分かる」という評価があったのも頷けます

 

 個人的には「関西人は毎度毎度テメーらの文化が全国に通じるモンと思い込んで当然のように全国ネット脳死で流し込んでくるけど何で高々47都道府県のうち2府4県周辺しかないクソローカル文化にそんな影響力があると思ってんだクソ土人共が関東関西じゃねえよ全国ネットあんから関西以外:関西で分かれるの理解して弁えろカス」とも思いますが、そこは一度置いておきましょう。

 

 かかげ先生は本当に巧みな点は、まさにそこなのです。

 意識的にやっているのかはともかく、「この動画を見ているあなたは本気でやっていますよ、正しいですよ」と思わせる雰囲気作りが非常に上手い。軽快な関西弁一助を担っているのでしょう。

 それが時に「オンラインサロンっぽい」とも揶揄される独特の空気感の正体です。

 

 かかげ先生リスナーの主要層はどういった方々なのでしょう。

 

 本当は薄っすら自分が「やるべき事」をやっていないのに気づいているし、

 自分無為にしている時間で同年代人間研鑽を重ね、

 或いは既にそれを生業にしているという事実

 しかし、面白くもないデッサン模写クロッキー毎日あらゆる娯楽を犠牲にして数時間繰り返すだけのモチベーションもない。

 

 当たらずとも遠からずと言った所だと思います

 もっと単純にイキりたい、背伸びをしたいと見てもいいかもしれません。

 

 そういった方々にとって、暴言じみた辛口で叱る動画福音に見えるでしょう。

「こんな辛辣動画をあえて見ている自分は『やるべき事』をやっている」と自分を誤魔化せるからです。

 

 断言しますが、何にもなりません。

 そういう方がやるべきは鉛筆を握ることで、動画を見ることではありません。

 

 辛口添削動画を見て何か成し遂げた気になるのは、例えるならサウナのようなものでしょうか。

 私はサウナが好きでよく行くのですが、不思議もので全身から汗を吹き出しながらサウナ室を出るとひどく何かを成し遂げたような心持ちになるのです。

 その後に水風呂に浸かる時などは自分が苦行僧になった気さえしますし、外気浴の心地よさは今までの苦行の報酬のようにさえ思えます

 そうして整った帰りは心身がリフレッシュされて、健康になった気がします。

 全て勘違いです。

 健康になりたいのならば毎日運動して食事制限を行い酒を減らして煙草を絶ち規則正しい生活をすれば良いだけの話です。できやしません。

 それなのに「サウナとは自分気持ちよくなりたいから入るのだ」という自覚を忘れてしまう。

 

 下手な例えで申し訳ありませんが、辛口添削動画を見る時の怖さはそこにあります

 

 もしこれを読んでくださっている方の中に感ずる所があった方がいらっしゃるならば、その方に言いたいのは見ただけで自分が上等になれた気がする何かがあったならばそれは単なる勘違いであり、あなた自身の成長にとって害であるということです。

 絵が本気で上手くなりたいなら、やるべき事は先程も申し上げた通りですし、 「人を描くのって楽しいね!」など、優良なサイトは世の中に沢山あります

 修了するのは中々高いハードルですが、もし本当に『本気』で絵が上手くなりたいのなら是非ご一考ください。

 

 そして、ここまで長々と説教じみた話を繰り返しておきながら最後ちゃぶ台を返すようですが、絵を描くという事を趣味として楽しむことは何も悪いことではありません。

 今は描けなくとも、20年後30年後に描けるようになればそれで良いというのが絵の良いところです。

 何かを表現したいという意欲があるならば、たとえそれが趣味であったとしても『本気』に繋がると思います

 楽しんでください。

 

 最後に、2009年書き込みな上にやや畑違いではありますが、古のコピペを貼って締めさせていただきたいと思います

 どこの馬の骨とも知れぬオジサンの何の根拠もない雑考(というより半ばお説教になってしまいましたが)に長々とお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

 

よう、ニートども!

元気か。

今日はオレ様がお前ら腐れ豚でもアニメーターになれる方法を教えてやる。

まずは鉛筆を用意しろ

鉛筆が無いやつは画材屋か文具店かホームセンタースーパーで買ってこい。

ネット通販は駄目だ。

今すぐ買え。

Bを買え。

鉛筆削りが無い馬鹿はそれも買っておけ。

消しゴムは買うな。

必要ない。

紙はA4のコピー用紙だ。

これも手元に無い奴は今すぐ買いに行け。

用意ができたら描け。

とりあえず何でもいいか20枚描け。

すると手が慣れてくる。

緊張もほぐれる。

ウォーミングアップは終わりだ。

次に模写をやってもらう。

電脳コイルビジュアルコレクション』の模写だ。

他の本では駄目だ。全く駄目だ。

この素晴らしい原画集を表紙から強制的に順番に模写して行け。

消しゴムは使うな。

失敗した線を残したまま描き進めろ。

A4の紙を動画用紙だと思って適切な絵のサイズで仕上げろ。

決して小さな絵を描いては駄目だ。

鉛筆で線を引くときにも指を動かしてばっかりいては駄目だ。

肩を動かして描け。

全身で描くんだ。

この模写が一冊分終わったらアニメーターになれる。

間違いない。

この模写が一冊分終わったらアニメーターになれる、というのは嘘だ。

だがこのプロセス必要だ。

まずは理屈ではなく経験によって体で覚えるんだ。

理屈はその後でいい。

さて、理屈だが、『アニメーターズ・サバイバルキット』を

注文して買ってもらう。

その他の本は一切読まなくていい。

ディズニーアニメーション生命を吹き込む魔法―TheIllusionofLife―』

も良書だが、

読むのに時間がかかりすぎるし、アマゾンでは現在在庫切れだ。

アニメーターズ・サバイバルキット』は2~3日あれば読める。

よく分からない所があっても、とりあえず通読しろ

読み終わった頃には、最初の方の内容は忘れているだろうから

もう一度読み直せ。

ただし今度は模写をしながら読め。

全ページ分の模写だ。

これは絵柄が簡単からかなり楽しい作業だ。

この再読&模写の作業が終了する頃にはありえないほどの自身が付く。

騙されたと思ってやってみろ。

ポイントは、教科書は『アニメーターズ・サバイバルキット』のみに

絞るということだ。

多少の違和感もあるだろうが、

とにかくこのアメリカ式作画理論を身に付けろ。

勉強はまだまだ続くが、順番は守れ。

そうすればお前もアニメーターになれる。

上に挙げた2冊の模写が終わったら、『アニメーションの本』を注文しろ

この本には、近藤善文が作った練習課題が載っているから、それをやれ。

2冊分の模写を終えた奴なら必ずできる課題だ。

だが、何の勉強もしていなくても、

いきなりこの課題を器用にこなす奴もいる。

そういう天才もいるが気にするな。

天才じゃなくてもアニメーターにはなれる。

この本はプロになったら必ず使う本だから必ず買え。

必ずだ。

巻末にある動きの実例集が役に立つ。

値段も安い。

動きの基礎が分かってきたら、今度は絵の練習をしてもらう。

絵は上手ければ上手いほどいい。

練習をしすぎるということはない。

その練習だが、まず人物からやってもらう。

教科書は『やさしい人物画』だ。

たぶん、これはもう持っているだろう。

持っていない馬鹿は、大き目の書店で買うか、注文しろ

だが、持っていても、

全ページ分の模写をやった奴はそんなにいないだろう。

やれ。

終わったら、人物画の練習はとりあえずやめておけ。

ここで色々な本に手を出して、

人物画ばかりやっていてもあまり意味がない。

次は動物画の練習だ。

教科書は、『動物画の描き方』だ。

この本を模写すると、

“あ、人間と~、動物って~、同じ~じゃん~”ということが分かるはずだ。

そのことが分かったら、人物画の練習を再開してもらう。

パースの込み入った勉強は、まだ必要ない。

今のところは『やさしい人物画』で学べる内容で十分だ。

あせってマグの本に手を出すな。

anond:20240726192133

あざっす

あおりでなく純粋に聞きたいんだけど、

将来ミニマムでも2000万はかかりそうな意思決定に対して

みんなやってるってことがモチベーションになる??

anond:20240725191140

女性新入社員は共有財産から

入社早々食われちゃうと、社員モチベーションに関わる


女性社員にとっても「だれだれのお古でしょ」と噂が立って良くない。

2024-07-25

anond:20240724180248

増田でこれ系を見るけど、モチベーションにピンときてないひとりです。ほら、離島出身やさかいじゃん?

2024-07-24

anond:20240724012457

実力ある人の悩みなんだろうな〜〜。

増田はその域まで達してない。

ただ、経験上だけど「読んでもらう」のって、書くのと別の技術とか努力が要るよね。どっちも大切な気がしてきた。

読んでもらうことだけを目的小説を書くと、原因(=書く)と結果(=読んでもらう)の間の因果関係が薄いから、頑張ったのに結果が伴わないな〜って感じになりそう。

きみの言う長編を書くには、ある程度書くことそのものモチベーション必要なのかもね。

増田が書いてたときは、読みたい小説があるのに世に出てなくて仕方なく書いてたところが大きいし。

まあ、サンプル1の話だし、小説書いてた時間友達家族とのコミュニケーションに費やす選択肢もある訳で、そもそも小説を書くことが人生幸福に対してベストなのかは分からないけど。

anond:20240724010343

あん破綻とかは気にしないんだけど、単純に読者おらんと長編モチベーション続かない

それはランキングに入ってないと嫌とか、1000人近くまたはそれ以上の人が読んでくれていないと嫌とかではなくて、

別に50人未満でも全然オッケーなのだけど、とにかく個人的なやり取りにならない程度の読者数は欲しい

 

・・・となると、誰かが喜ぶこと・ウケることを書かないといけないわけで、それってすごく難しいよね

長編完結させた増田民マジで尊敬するわ

 

まぁ出来ないことしようとしないで、モチベーションがなくても書けるページ数の作品書けばいいだろ!って言われたら

それはそう(正論)なんだけど、憧れがあるんだよね、長編に対する

子どもの頃から読んでいる、漫画小説も、基本的には長編から

2024-07-18

攻めのオナニーをするべき

オナニーには攻めと守りがある

攻めのオナニーは、その日のコンディションやモチベーションに最適なオカズを使い、充分に快楽を得た上でフィニッシュに至る事を言う。

対して守りのオナニーは、とりあえず定番化したいつものオカズを使っていかに素早くお手軽にフィニッシュするか?という物。

人生オナニーをする回数は限られている。

仮に13歳でオナニーを覚えたとして、1日一回オナニーをした場合、70歳で勃起しなくなるまでに、およそ2万回ほどしかオナニーできない計算となる。

この2万回を守りで終えるか、それとも攻めで終えるかと考えると、やはり攻めるべきだと思う。

攻めのオナニー人生に彩りが生まれる。

2024-07-17

つら。

やっぱり好きなのかなって思う。

ちょっと話せただけで喜んじゃうし。

一緒にいたいなって思うし。

だけど、連絡先すらしらなくて…

食事すら一緒に行ったことなくて…

全然誘ってくれないし連絡先だって聞いてくれない。

やっぱり、興味持たれてないんだなって思っちゃう

ひとり舞い上がって恥ずかしい。

でも、モチベーションになってるんだよ…

会えない一日が長すぎてつらい。

早く会いたい、話したい。

好きなのやめたいって思ってたのに全然やめられない

曜日時間帯も関係なく就業時間中常に一定モチベーションを保っている増田

何食ったらそんななるんだ

今思えば友人は自閉症だったのかもしれない。

 私が中学校の時の友人の話をしよう。名をMという。ガリガリでいつでもワンパンで倒せそうな子供だった。

 Mは体育の授業の持久走では絶対に走らなかった。体育の先生40歳くらいの柔道専門のいかにも強面の人で、いわゆる不良も体育の授業だけは真面目に受けていた。そんな先生相手にMは堂々と絶対に走らないと宣言し、牛歩戦術ばりのダラダラとした歩きを披露した。その光景はその先生を煽っているようにすら感じられた。

「ふざけるなよ!授業をちゃんと受けれないなら正座してろ!」

 体育教師の怒声が飛ぶ。正座のために先生が指さしたのは日陰でもなく太陽が照りつけるコンクリートの上だ。気まずさが辺りを包み込む。みんなの視線を集めているMは無言で歩き出し、当たり前のように正座を始め、グデーと腕を伸ばし体を丸めヨガポーズみたいな格好をした。このポーズは彼がやる気がないことを全力でアピールするために愛用していたものである

 ある日の給食時間中、Mは心無いサッカー部男子に「お前野菜とか食わないでデザートとかの美味しいものしか食べないな」と悪口を言われた。その日以来、給食時間には誰が何と言おうと頑なにあの謎ヨガポーズを取り続け一切給食を食べなくなった。Mのデザートはいつもそのサッカー部男子がありがたく頂戴していたという、胸糞悪い話でもある。

 あの謎ヨガポーズは彼なりの筋の通し方で、精一杯の反抗手段だったのであろう。非暴力・非服従ガンジースタイルで彼はいつも自分の気に入らないこと全てと戦っていた。

 私が中学に入るとクラス剣道経験者がいた。入学したての時に、その子に誘われて軽い気持ち見学にいくと、椅子に座らされて簡単には帰れなくなり、そのままずるずると剣道部に入ることになる。中学1年生の私を思いっきビンタしたい。踏みとどまれよ。何せそれまでの私の人生剣道との接点なんて何もなかったのだ。今思うと中学からいきなり剣道を始める方がどうかしていた。

 そんなこんなで始めた剣道は、いかんせん面白くなかった。野球サッカーバスケなどと違い、剣道は遊びでやっても全く面白くないというとにかく救えないやつだった。暑い臭い、汚いの三拍子そろっていた。

 私は己がはまり込んでしまった剣道という沼に1人でも多く引きずり込みたかった。そして生贄としてMが選ばれた。多少強引とも取れる平和交渉の末に彼は剣道部に入った。小学生ときは家にこもりがちだったMを外の世界に引っ張っていったので、彼の母には大層感謝された。WINWINである

 ある日、Mは、アップの素振り中に、面・胴・小手のリズムで、めん、どう、くせ〜〜と叫びながら竹刀を思いっき空高く放り投げた。Mは竹刀も拾わずそのまま部室に駆け込むと、周りの静止も聞かず、着替えてそのまま帰ってしまった。我慢限界だったのだろう。そのまま自然な流れでMは剣道部をやめた。1年持たなかったが、今思い返すとよく耐えた方である顧問4段、副顧問3段というガチ剣道指導者に囲まれた当時の私たちには逃げ場などなかった。中学から部活に入りそれまでまともな運動習慣がなかったMにとって、あの環境での練習に耐え忍ぶことは、想像を絶するほどのストレスだったのだろう。

 生贄はいなくなったが私は結局3年間剣道に捕らわれたままで、高校になったら絶対に辞めてやるとのモチベーションだけで最後までやり遂げた。

 Mが剣道部をやめても変わらず私はMと友達であった。

 

 Mには逃亡癖があった。自転車で実際に校外に出たのは1回や2回ではなく、駐輪場教員友達に捕まった未遂まで含めると1年で10回を上回る。駐輪場で確保された後に、教室に連れていこうとすると、自転車のチェーン式の鍵を持ち出して、近くの柱にズボンベルトと絡み合わせて己の体を固定させて、「動けない〜〜」と手足をバタつかせてみんなを呆れさせた。自転車学校からの脱走に成功したとしても、親の許可も得てないので家には帰れないし、インドアを極め煙草などの非行にも縁もゆかりもないMにいく場所などなかった。

 Mは遊戯王にハマっていた。カードでも遊んでいたが、何より当時放送されていた遊戯王5DSというアニメにハマっていた。

遊戯王アニメって所詮カードを売るためのでっかいCMだろ」

 と私がMに話した時、Mは口をパクパクさせて抗議の意をしめしてきた。私の失言癖は今も変わらないが、己の無配慮に今更ながら申し訳なく思っている。

 Mは遊戯王5DSの敵キャラ・鬼柳京介(きりゅう きょうすけ)から大きな影響を受けており、中学2年生の一時期は事あるごとにこのキャラの口癖である「満足できないぜ」を連発していた。清々しいまでの中2病だ。当時の私はというと、Mが何か変な行動を起こすたびに、同じアニメクロノス教授の真似をして、「ドロップアウトボーイなの〜ね!」と煽っていた。性格の悪い中2病だ。

 

 Mは持ち前の地頭の良さを屁理屈しか使わないので、学校の成績は壊滅的だったが、そこをイジるといつも半笑いちょっと怒っていた。普通に学校生活が送れないという意味では、リアルガチドロップアウトボーイであったMの言動は私を退屈させなかった。だからこそMと友達だった。酷い友情の形もあったものである

 

 不器用で要領悪いが自分を貫くMの姿に好感を持てた。多くの人が眉をしかめるMの言動も私は常に面白がっていた。

 あの頃の私はM君係として周りに認識されていた。1年こそ違うクラスだがその実績が認められ、当然のように2. 3年生の時Mと私は同じクラスであった。奇行が目立ち何かと周りから浮きがちなMに対して、私は特別扱いして諦めずに、失礼なこともいう対等な友達として接した。

 なぜここまで詳細にMのことを覚えているかというと、それは彼と過ごした中学生活がかけがえのない色褪せないものであるからというのももちろんあるが、正直に話すと、今の私が中学校特別支援学級担任からである

 特別支援学級にはMのような子が大勢いる。Mの特徴は自閉症に当てはまるのだ。今ならMはおそらく自閉症の診断名がつき支援学級に在籍しているだろうが、15年ほど前にそんなクラス存在しなかった。ただ変わった子が教室にいつも普通にいて、私はその子の世話係的な役割だった。

 巡り巡って今の私は中学生の自分と同じことをしている。

 教員になって特別支援クラス担当してから、私は再び彼に出会う。

性自認ブーム制限から解放なんだと思うよ

肌の色とか、出自とか、身分とか、そういう属性から制限されることから解放欧米はずっとやってきたんだよね

ずっと属性で何かを分けたり制限したりされずに自由に生きたいっていうモチベーションがあったわけ

それで近年ようやく「生まれ持った性別、肉体」というものに着手し始めたってわけだけど

でも肌の色なんかとは違って、そこを壊すと社会的に大きな不都合が生じるじゃん?

それで壁にあたってる感じ

 

同様に壁にあたってるのが移民

まれた国によって制限されたくないっていうモチベーションはあるんだけど

そうは言っても全員を救うことはできないからね、どこかで破綻する

 

そらそうなるやろっていうワガママに付き合ってるのが現代社会

くだらねーと思う

anond:20240717003806

英語やらないといけないけど異常に苦手だからやりたくないんだよな・・・

高校の時は、流石にこの聖人を無碍にするのは人としてどうか?というモチベーションがあったのと若かったから、

英検試験は何とかなったが、速攻で忘れ去って血肉に微塵もなってなかったみたいだしな

 

でもやらなきゃなぁ(放置して15周年)

2024-07-16

anond:20240716082706

時間経過か何かがあってモチベーションが下がり続けてるか、それかその人からの信頼を既に失っていて話を聞いてもらえなくなってるか、それかどうせ直されるなら適当でいいという結論になったかいくらでも原因は考えられるね

裕福に生まれたゆえに目的を見失った

裕福な家庭に生まれた。

港区で生まれ育ち、幼少期から不自由なく暮らし、いくばくかの愛情も与えられた。

多少要領も良かったようで、小学校から高校までをエスカレーターで過ごしたのちに一流と言われるような大学へ進学した。

容姿や周囲の人間にも恵まれ、当時は気がつかなかったが思い返せば幸せ時間をおくってきた。

こう聞けば羨ましがられるかもしれないが、これらと引き換えに失ったものもある。

人生における目的、生きるモチベーション、そのようなもの

多くの人は、お金持ちになりたい、いい家に住みたい、素敵な家庭を築きたい…多かれ少なかれ何かしらの目的原動力として学業仕事に励んでいるだろう。

自分にはそれがない。というよりも全て達成していた。

裕福がゆえに、およそ目的となるようなあらゆる体験を幼いうちに済ませてしまっていたから。

そんな空虚な中で仕事だけは小さな動機となっていたが、それなりの才があり欲しい評価をすでに手に入れてしまった。

残った人生動機親孝行だったが、数ヶ月前に父が亡くなってしまった。

母は幼い頃に他界したので、自分天涯孤独の身となったことになる。

莫大な遺産と共に、形容し難い喪失感に襲われた。

程なくして退職し、数ヶ月無意時間を過ごしている。

成し遂げたい目的があれば立ち直れたのかもしれないが、そんなものは残されていなかった。

社会の中で実現したい欲求があれば良かったのだが、前段階となる自己欲求消失している自分に見つけられるはずもなかった。

まだ20代も半ばだが、おそらく自分人生はすでに終わった。このまま朽ち果てていくことを薄々感じる。

だらだらと書いているうちに何が書きたいのかもわからなくなってしまった。

同じような幼少期を過ごした仲間が自分のようにならないことを祈っている。

2024-07-14

江副浩正氏の功績に関して(リクルートスカラーシップ)

90年代末期の江副浩正社会的イメージといえばそれはそれは酷いもので、反社会的人物の最たるものと思われていたが、当時より彼が行なっていて慈善活動として奨学金事業があるのでそのことについて書いておきたい。

リクルートスカラーシップ学術芸術に秀でた人物に対して無償奨学金提供するというもので、今は多少異なっているようだが、当時はオペラ建築心理学の各領域で年間6人程度が対象となっていた。当時はまだ有望な学生だった私も、この奨学金受給者として選定され、2年間の間、毎月十万円もの支援をしていただいた。

残念ながら、能力モチベーションにも欠けていた私は、その後、その分野において芽を出すことは叶わず、別の領域でひっそり生きているのだが、大学院進学後の困難な時期に得られた支援によって、やはり私自身の糧になっているという思いがある。財団からOB学生に対して,毎年色々とコンタクトがあり、落ちこぼれの私は総会などにも一度も出席したことはなく、ただただ恥ずかしいという思いをこの20年間以上積み上げてきたが、この歳になって、非才の私を支えてくれた支援に対する思いはどんどんと強くなる。

思うに奨学金事業というのは「成功率」の非常に低い営みであり,金を渡しても私のように音信不通となってしまい、そのリターンが不明となるケースも多々あると思うが、そんな時でもその支援というのは決して無駄ではない、と各種基金設立者関係者の方々には伝わってほしいと思う。こんなことをここに書いていても仕方がないので、今年は何らかの形で事務局には連絡を取るか,あるいは当時に受けた支援金額の何分の一かでもリクルート奨学金か、あるいはあしながなどの他の基金に対して寄付したいと思っている。

2024-07-13

自分磨きができる人すごすぎる

若いから自分ビジュアルにあまり興味がなくてガチであの有名なチー牛のイラストポニーテールにしたみたいな見た目の女だったんだけど、正直ものすごく困るかと言われたらそうでもなかったんだよね

もちろんちゃんとブスなので男子に何回も「ブス」って言われたことあるしなんなら歩いてるだけでも知らない男に言われてたしどのバイト先でも明らかに可愛い子との態度の差が激しかったし友達からからさまに引き立て役として使われたりとにかく書き出したらキリがないくらい何回も傷ついた、けど

その場ではすごく傷ついてたまに思い出して落ち込んだりしてもそれを糧に「可愛くなりたい!」と思うほどじゃないんだよね

コンタクトにするのも髪染めるのもネイルするのも似合う化粧研究するのもダイエットするのもとにかく金がかかるし面倒臭すぎる

あと学生時代は可愛くないと人権なかったけど社会人になって普通に事務とかで働くだけなら仕事さえできればよっぽど小汚くないかぎりビジュアルで損をする事がなくなるんだよね

(ただ面接で同じスペックなら可愛い方が有利だけど)

社会人になってビジュアルで差が出るのは恋愛だけなのでそれに興味がなければ全く困る事がない

自分磨きを生きがいとしている人はどこからそんなモチベーションが出てくるんだろう

私が思ってるより美人になるともっと想像もつかないようなメリットがあるんだろうか

世の中の女性可愛い人が多くて尊敬します……

2024-07-11

あと1年ちょっとで30歳になる

夏で29歳になる。

フリーランス3年目、都内在住、貯金額1800万あるかないかくらい。

大学生の頃思い描いていたアラサーおねえさんと、重なるところもあればてんで遠いところもあるけれど、それなりに理想的暮らしをしている。

一応恋人いる、学生時代から憧れていた仕事をしている、そこそこお金にも余裕はある。

結婚願望はない。会社員の頃はあったが、自営になったことがきっかけで、「しなくてもやっていけるかも」という考えにかわった。要するに経済的な支え目的結婚がしたかったのだ。

つかずはなれずでうまくやってきたつもりだったが、昨年あるきっかけでほぼ親と絶縁した。元々、かなりど痛い毒親だったのでしょうがいかなと思っている。それもあってますます結婚には縁がないんだろうな」と思っている。

学生の時から続けているマンガ投稿は、何度か賞をかすっていて、あと何回か頑張れば手が届きそうだ。けれど、毎回、原稿に手をつけるまでは「一体何を書けばいいんだろう」」「そもそもいままでどうやって働きながら描き上げてきたんだ、、、」と頭がまっしろになる。

いまもそうだ。

創作はある程度現実に不満がないとモチベーションが湧かないものだ、とはよく言われている。陳腐だ。学生の頃は、たくさんの不満が転がっていた。

思うような可愛さの自分ではないこと。

就活がうまくいかないこと。

なんとなく周囲から下にみられて、なめられていると感じることが多いこと。

漠然とした将来への不安

周囲へのやっかみ、僻み、そねみ、妬み、羨望、皮膚が内側から爛れるほどの、ひりひりするような憧れ。

さすがにおとなになり、そこまでの不満はなくなってきた。正確には褪せてきたし、お金解決できる部分も多かったように思う。

やりたい仕事もあって、やりたい趣味もハッキリしていて、もう、失礼なことを言ってくるような知り合いは周りにいない。仲のいい友だちとだけ、つるんでいる。

でも、時々、ひまになると、「しにたいなー」と思う。大学生の頃から希死念慮が湧くのは全く変わらない。頻度が落ちない。恋愛関係メンヘラ起こさなくなったくらいだが、だからといってしにたくなくなるわけでもないらしい。特段、生活には不満がないのに。

結婚して誰かと住んでにこいちになれば、あるいは子育てをすれば、希死念慮なんて感じる暇もない、もしくは蓋をできるんだろうか。

あと1年ちょっとで30歳になる

夏で29歳になる。

フリーランス3年目、都内在住、貯金額1800万あるかないかくらい。

大学生の頃思い描いていたアラサーおねえさんと、重なるところもあればてんで遠いところもあるけれど、それなりに理想的暮らしをしている。

一応恋人いる、学生時代から憧れていた仕事をしている、そこそこお金にも余裕はある。

結婚願望はない。会社員の頃はあったが、自営になったことがきっかけで、「しなくてもやっていけるかも」という考えにかわった。要するに経済的な支え目的結婚がしたかったのだ。

つかずはなれずでうまくやってきたつもりだったが、昨年あるきっかけでほぼ親と絶縁した。元々、かなりど痛い毒親だったのでしょうがいかなと思っている。それもあってますます結婚には縁がないんだろうな」と思っている。

学生の時から続けているマンガ投稿は、何度か賞をかすっていて、あと何回か頑張れば手が届きそうだ。けれど、毎回、原稿に手をつけるまでは「一体何を書けばいいんだろう」」「そもそもいままでどうやって働きながら描き上げてきたんだ、、、」と頭がまっしろになる。

いまもそうだ。

創作はある程度現実に不満がないとモチベーションが湧かないものだ、とはよく言われている。陳腐だ。学生の頃は、たくさんの不満が転がっていた。

思うような可愛さの自分ではないこと。

就活がうまくいかないこと。

なんとなく周囲から下にみられて、なめられていると感じることが多いこと。

漠然とした将来への不安

周囲へのやっかみ、僻み、そねみ、妬み、羨望、皮膚が内側から爛れるほどの、ひりひりするような憧れ。

さすがにおとなになり、そこまでの不満はなくなってきた。正確には褪せてきたし、お金解決できる部分も多かったように思う。

やりたい仕事もあって、やりたい趣味もハッキリしていて、もう、失礼なことを言ってくるような知り合いは周りにいない。仲のいい友だちとだけ、つるんでいる。

でも、時々、ひまになると、「しにたいなー」と思う。大学生の頃から希死念慮が湧くのは全く変わらない。頻度が落ちない。恋愛関係メンヘラ起こさなくなったくらいだが、だからといってしにたくなくなるわけでもないらしい。特段、生活には不満がないのに。

結婚して誰かと住んでにこいちになれば、あるいは子育てをすれば、希死念慮なんて感じる暇もない、もしくは蓋をできるんだろうか。

2024-07-08

YouTubeの切り抜き収益剥奪について思ったこ

これは趣味でほそぼそとマイナーVTuberの切り抜きをガイドラインにしたがって作っている人間怪文書です。

登録者数も再生数も少なく最初から収益化していないので今回の件で直接損も得もしていません。

しかしたら、大手切り抜き動画作成者(以下、文字数節約のため「切り抜き師」)がやめればPVが増えるかもしれないけど、あまり歓迎できる気分ではありません。

関連リンク

YouTube公式から「切り抜き動画は全てプロモーションであり、ポリシーに反する」という見解を受け取りました

https://www.youtube.com/watch?v=U1RLf4qqBG4

YouTube、「切り抜き動画」の収益化を停止へ

https://togetter.com/li/2397403

YouTube理屈について

 言っていることは尤もで、それに納得しているブコメにも共感できます

 しかし、切り抜きが元動画プロモーションであるという理屈を拡大すれば、ゲーム実況のものプレイするゲームプロモーションであるということもでき、すべてのゲーム実況から収益剥奪道筋も立つのではないでしょうか。ちなみに上記Togetterコメント欄でもnekodaisuke1って人が近いことを言っています

 YouTubeが切り抜きの収益化をなくす代わりに、ゲーム制作会社にその分の広告費を支払うのだったら、個人的には素晴らしいことだと思うのですが、実際には切り抜き師から収益剥奪しただけに留まっています

 いずれは配信から収益化を剥奪し、ゲーム会社への還元最後までないのではないかとの疑念を覚えます

切り抜き動画ばかりがオススメに出てきてウザかったのでありがたいという意見について

 YouTubeには大量の動画アップロードされており、私のような収益化されていない再生数数十の零細切り抜きもたくさんあります収益化を剥奪されてやる気を失った人の切り抜きが上がってこなくなったとしても、そのような切り抜きが上がってくれば結局貴方の不満は解決しません。

 YouTubeアルゴリズムが切り抜き動画を次々と紹介してくることが根本的な問題であるのに、プラットフォーマー批判できず矛先を切り抜き師に向けているように見えます。目先のコロシアム残酷ショーに快哉を叫んでも刹那的ストレスが解消されるだけで、大元ストレッサーをもたらす全体的な状況は悪い方向に進んでいく恐れがあります

VTuber動画配信サイト未来について(妄想成分多め)

 実はFC2においてアダルト配信をするAVtuberが次々にBANされるという出来事が少し前にありました(参考https://x.com/RyuzenNikomi/status/1804499546048995475)。現在はAVtuberたちは韓国のRPLAYというところなどに避難していますFC2においては中の人が成人女性であってもアニメのガワを使えば全てロリということで絨毯爆撃されたようです。

 どうもクレジット会社を経由して、「成年向けゾーニング」のバリアを「ロリから問答無用イリーガル」の論理突破することを覚えた人たちがいるようで、更に「アニメ絵=ロリ」すなわち「アニメ絵=イリーガル」の三段論法通用し始めている気配を感じます被害妄想成分多め)

 YouTubeにおいても最近またVtuberのASMRのBANが頻発しており、当面のASMRを避けるようになったVtuberも出てきています。ちなみにちょうど2年前にもVTuberのASMRのBAN騒動がありました。

 YouTubeとしても一緒くたにロリコンテンツだとレッテルを貼られて攻撃されかねないVTuber距離を置きたがっているのではないでしょうか。VTuberスパチャ収益が大きいと言ってもVTuber事務所はグッズ販売ライブチケットなどでYouTubeを迂回して利益率を高めることに熱心なので、将来的には配信させるメリットよりデメリットの方が大きくなるとYouTubeが考えていても個人的には違和感がありません。

 しかし、VTuber動画配信サイトから追放を繰り返された場合、最終的にはロシアなどのサイトビットコインを使って有料配信を行い、その収入の一部はウクライナ侵攻の資金源になってしまうような事態も考えられます。きっと心配のしすぎでしょうが

 視界に入れたくなくて追放運動を繰り広げている人たちにそういう想像力はないと思いますが、民主主義国家司法にはそうなることも覚悟の上で今の風潮をどこまで後押しするのか問いたいところです。

個人的気持ち

 収益化しているような編集技術の優れた切り抜きがゴミあつかい罵声を浴びているのをみると、それとは比べ物にならないほど拙い趣味無償自分の切り抜きはなんなんだ…と酷く落ち込みます。そうやって切り抜き師全体のモチベーションが落ちるように上手く罵倒しまくれば、もしかしたら批判者の望む切り抜きのない清浄世界がやってくるかもしれませんね。いや、公式お金をもらっている切り抜きと悪意のある切り抜きだけが残るのでしょうか。

anond:20240707110430

相似形の失敗した場合として自分のケースを。

俺はとある事情があって高校受験ときランクを1段落とした

そのおかげで周りは自分よりだいたい下だったから、高校ではトップクラスだった

テストではだいたいいつも学年1位

相当天狗になってた

それで調子にのってがんばって勉強して、運悪く旧帝に入れてしまった

そう運が悪かった

1年のとき一般教養はよかったが、

専門教育がメインになると全然ついていけなくなった

留年こそしなかったけど卒業ギリギリだったし、

大学生活の半分以上は引きこもってた

からもちろん就職もぼろぼろ

今も底辺をさまよってる

結局TPO自分に合うかっていうことになるんだと思う

あと本人のモチベーションとむきふむきっていう基本的問題

そればっかりはやってみないと入ってみないとわからんから、こいつも結局生き残った勝ち組論理しかないんだよな

2024-07-07

切り抜き動画収益NGコンテンツを殺す愚策

YouTubeが切り抜き動画収益化をどんどん剥奪している。

YouTube公式から「切り抜き動画は全てプロモーションであり、ポリシーに反する」という見解を受け取りました

https://www.youtube.com/watch?v=U1RLf4qqBG4

YouTubeには「再利用されたコンテンツを禁ずる」というポリシーがある。

切り抜き動画有名人コンテンツ再利用しているかNG、と判断され、切り抜き動画投稿できても収益化が通らなくなってきたようだ。

いわゆる切り抜き師のやる気を削ぐ流れであり、愚策しか思えない。

切り抜き動画によって栄えた文化VTuberが有名だが、eスポーツとストリーマーの業界でも切っても切れない存在である

eスポーツ試合もストリーマーの配信も、コンテンツ時間が長すぎるからだ。

2~10時間配信が当たり前なので、一般的生活を送る会社員学生では消費が追いつかない。

からこそ見どころをピックアップした切り抜き動画需要は根強い。

自身プロモーションにもなるので、配信者が切り抜きチャンネル公認する場合も多い。

切り抜き動画が無ければ面倒臭くて長時間配信なんて見ないと考える視聴者は少なくないはずだ。

Win-Win関係が構築できていたというのに、YouTubeはその関係性を破壊しようとしている。

ファンなら収益化が無くても動画を作るべき?

金が与えるモチベーションの強さを理解してない奴の意見だ。

切り抜き動画から得た収益本家折半することで上手く回っているチャンネルもあるわけで、

収益化を断ち切ることは切り抜き文化の衰退に繋がるだろう。

そうすれば、切り抜き動画きっかけに本配信を見てみよう、という導線が消えていくことになる。

コンテンツ主体である配信者やeスポーツ事業者にとって損であることは間違いない。

結局YouTubeが、本家と切り抜きチャンネルに二回報酬を払いたくないか収益化を剥奪しているのではないかと思わざるを得ない。

YouTubeは切り抜きチャンネル収益化を認めるべきだ。

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