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2021-05-04

君もアイドルプロデューサーになって、最強の11人を選べ ~PRODUCE 101~

増田(30代半ば)は現在、PRODUCE 101 JAPAN SEASON2に激ハマリしている。

PRODUCE 101とは?

101人の男の子で競い合うオーディション番組

最終的に11人のアイドルグループを結成することを目的に進行する。

元々は韓国で始まり日本版2019年シーズン1が放送開始。

GYAOで全編無料で視聴できる。ありがてえ。

https://gyao.yahoo.co.jp/episode/606eb318-ef6d-439b-88df-7a56d40e7809

シーズン1で選ばれたメンバーは、現在「JO1」として活動している。

世代諸氏にはASAYANみたいなもの、と言えば分かりやすいだろうか。

この番組も、候補者(番組内では「練習生」と呼ばれる)たちが合宿ボイストレーニングダンストレーニングを受ける様子にカメラが密着して、

彼らの悲喜こもごもが映し出される。

ASAYANとの最大の違いは「投票システム」だ。

視聴者は、WEB上の投票ページから、好きな男の子を毎週11人選んで投票することができる。

翌週順位が発表され、下位の男の子番組を去ることになる。

人数は101人→60人→40人→20人→11人と、どんどん絞られてゆく。

投票できる人数も減ってゆき、最終的には自分イチオシしか投票できなくなる。

順位は累計ではなく、毎週リセットされるので、

意外なダークホース順位を上げてきたりするのが面白い

男の子たちには様々な課題が与えられ、

ソログループで歌ったり踊ったり、

たたいてかぶってジャンケンポンなどのゲームで奇声を上げたりして自分の魅力をアピールする。

デビューできるメンバーは、最終週で上位11位に輝いた男の子たち。

芸能事務所音楽プロデューサー意向関係なく、

視聴者投票のみでメンバーが決められる。

そのことから視聴者番組内で「国民プロデューサー(通称・国プ)」と呼ばれる。

現在4週目まで放送されていて、残っているのは60人だ。

増田おすすめポイント

友情努力勝利

番組内では個々の戦いだけではなく、グループで競う場面が多々ある。

そのグループ内で生まれ友情がアツい。

ダンスができない子にダンスを教えてあげたり、自信がない子を励ましてあげたりして絆が深まってゆく。

以前は敬語を使って話していた子が、タメ語になったり、お互いを呼び捨てしていたりする変化に気づいてニヤニヤできる。

講師先生たちにボロクソに言われて悔し涙を流し、寝る間を惜しんで練習した結果、

前評判が良くなかった子が本番で大化けしたりするのを見るのも楽しい

戦いはあれど、あくまスポーツマンシップに則った振る舞いが推奨されており、

あんまりバチバチしていなくて爽やか。男の子たちは、常にお互いを讃え合っている。

ホモソ感なし

男の子大人数集まれば、悪しき男子校感が出そうなものだが、

ほとんどそんな場面はない。(あっても編集で切っているのだろう)

お互いに何の臆面もなく「かわいい!」と褒め合ったり、

みんなでメイクの本を読んでキャッキャしたりしている。

講師陣も、ダンサー仲宗根梨乃さんの一人称が、ごく自然に「俺」だったり、(字幕でも「私」等に修正されない)

菅井ちゃんこ菅井秀憲さんが「アタシ~なのよ!」って喋ってたり、

全体的にジェンダーどこいった?感があっていい。

余談だが、練習生の1人、飯沼アントニーくん(17)の一人称は何故か「ワイ」だ。

単なる人気投票ではない

イケメンでキャーキャー言われる子が上位で固まるかと思いきや、意外とそうでもない。

国民プロデューサーたちは、結構メンバーバランスを考えて投票している。

練習生たちがグループを組んで対決するライブイベントが時たまあり、会場で投票が行われるのだが、

あんまり人気がなくても、歌が素晴らしかったり、ダンスで魅せたりすると大量票が入ったりする。

もともとアイドルの完成度を重視する韓国企画からか、

スキルの高さがかなり命運を左右する。

シーズン1では、2週目の投票で85位だった金城碧海くんが最終週では10位でデビューしていて、

今は下位のメンバーでもどうなるか分からないドキドキ感がある。

増田ハイライト

現時点での見所は、何と言っても「I NEED U」対決だ。

先日、練習生60人を10グループに分け、課題曲を披露してバトルするイベントが行われた。

課題曲は5曲。

同じ課題曲を選んだグループを1班と2班に分けて対決させ、

どちらのグループが優れているか投票によって決めてもらうというもの

このグループ決めの方法がかなり残酷だった。

くじ引きメンバーを決められる権利を得た子が、好きな5人を指名する、という方法

当然、人気があったりスキルが高いメンバーから売れてゆく。

課題曲にBTSの「I NEED U」を選んだ1班は、一番最後メンバーが決まったグループ

まり、他メンバーから全然指名されなかった「余りもの」だらけ。

しかも対戦相手の2班は、投票上位メンバーが多く、

さらダンス世界大会で優勝した子までいる。

1班は未経験の子ほとんどの中、

ダンス経験1年の子メンバー指導して戦いに挑まなければならなかった。

ところが、この1班、

歌がめちゃくちゃ上手だったのだ。

ボーカルトレーナー青山テルマさんに歌を絶賛され、

それまで完全に心が死んでいた1班は「もしかして勝てるかも……?」という希望を抱き始めた。

そして迎えた本番。

どんなに誤魔化しても心が君を求めてしまう……という切ない歌詞世界観を、

1班は透明感のある歌声としなやかなダンスで見事に表現した。

その対決の行方は――。

ゼヒこの動画を見て確かめてほしい。

https://gyao.yahoo.co.jp/episode/PRODUCE%20101%20JAPAN%20SEASON2%E3%80%80%EF%BC%833%20%20Part.4/60811993-36b8-4bbc-85bb-353d25dcf3e4

増田が気になる子たち

今のところ一推し(1picと呼ばれる)は

藤牧京介くん(21)。

歌が!上手すぎる!

まあ、まずはこの動画を見てくださいよ。

https://www.youtube.com/watch?v=MearCGzV5e4

練習生の中には元アイドルだったり、歌やダンスの訓練を受けていた子もいるのだが、

藤牧君は未経験者とのこと。

それでこれだけ歌えちゃうの凄くない??

以前からtiktokで顔を隠して歌を投稿し、フォロワーが19万人いたらしい。

練習生SNS禁止というルールなので、そのアカウントを削除して

オーディションに挑んでいる。その心意気も買いたい。

あと気になるのは……

尾崎匠海くん(21)。

の子も歌上手いし、オーラがある。

藤牧くんと同じチームで歌ったときに声の相性が抜群だった。

https://www.youtube.com/watch?v=CO8P_vwaGLA

福田翔也くん(23)

ダンスが美しすぎる。

グループを一段上のレベルに連れて行ってくれる子だと思う。

面倒見よさそうなのでリーダー枠。

https://www.youtube.com/watch?v=UPw4LP8IxnY

小林大悟くん(19)

ふだんボーッとしてるのに、

ステージの上でいきなり色気がぶわーって出て別人になる。

https://www.youtube.com/watch?v=nZXSXoEi8t0

寺尾香信くん(17)

実家がお寺の寺尾くん。覚えやすっ。

現在ファンの子たちが「寺尾香信を寺に帰すな」を合言葉に奮闘中。

まだ高校生なのに妙に落ち着いて達観してる雰囲気

https://www.youtube.com/watch?v=9QmjS1aoHNw



以上。どこにも出かけられない連休で暇に任せて書いてみた。

これで少しでも見たい!と思ってもらえたら増田は嬉しいよ。

ちなみに増田普段ハロヲタです。

2021-04-28

弱者男性論】低収入アラフォーでもモテる方法

結論から先に書くと、バンドマンモテるバンドを組め。

収入フリーターアラサー、あるいはアラフォーでも、つまり弱者男性でもモテる。それがバンドマジックだ。

バンドマン恋愛パターンはこんな感じだ。

まっさきに思いつくのがバンド恋愛

ボーカル女の子メンバーができてるなんて話はよくある。

面倒そうでおすすめこそしないが。

あるいは対バン(共演者)やお客、スタジオ店員ライブハウススタッフ等とできちゃう話も「あるある」だ。

だいたい、バンドマンという生き物は打ち上げが好きだ。

ライブ後の打ち上げという行為アマチュアが集まって演奏した後の合コンだと思ってくれて構わない。

いくばくかのライブノルマ(ホールレンタル代)を払え。

そうすれば趣味の合う若くて寂しい異性と自然マッチングできるというわけ。

そして真実を話そう。

別にプロ志向である必要はない。楽曲オリジナルである必要もない。

さらに言うと、演奏が上手い必要もない。

新規参入簡単だ。行け。

から楽器を始めるならドラムがいいだろう。

ドラムはいつの時代でも不足している。

ギターボーカルをやりたがる人は有り余っている。やめとけ。

ベースは重いし目立たない。やめとけ。

キーボードは高いし、DJ音楽センスコネ必要だ。やめとけ。

その点ドラムは叩ければよい。

初期費用にかかる機材代も安い。

YouTubeでテキトー初心者向け教則動画を観ろ。

スタジオで備え付けのセットで個人練習しろ

1ヶ月もあれば高校生文化祭でやるような

ミスチルブルーハーツジュディマリコピバンくらいはできるだろう。

それで十分だ。

そもそもドラム打楽器だ。

合法的に物を殴りまくれる。

デカい音が出る。

ストレス解消にもってこいだ。

太っててもいいのも強い。

ドラムならデブでもいいという不文律がある。

そしたらメンボ(楽器屋でもネットでも色々ある。探せ。)で人と合え。

相手はおまえのオリジナリティなんぞ求めてない。

ドンパンドンパン叩けてスタジオ代を折半できる人間なら十分だ。

CDが売れなくても、世の中には音楽をやりたい人が多い。誰かと一緒にしたがる人と出逢え。なるべく下心を隠せ。

ヘタでもいいと言ったが、別にKing Gnu東京事変のようなバカテクバンドをやろうとしなければの話だ。

好き嫌いがないなら歌ものにしとけ。

うっせぇわやYOASOBIみたいなのあるだろ。

メンバー募集の掲示板を見ればいっぱいあるだろう。好きなのにしろ

あるいはアコギピアノに合わせてジャンべ(パーカッション)を叩くでも良い。

弾き語りしてる女の子は寂しがりだ。

ただ、客になるな。下に見られる。

関係者になれ。

とにかくバンドを組め。

バンドを組めばモテる

キモくて金がないおっさんことアラフォー弱者男性でもモテる

コロナ禍で他のバンドだってライブ練習もできてない。条件は一緒だ。

ただ、これは東京都の話。

山陰離島でこの話が通用する保証はない。

30万くらいためて上京しろ

家賃の低いワンルームを借りろ。

ニトリイケアに行け。高円寺に住め。

結論をもう一度書くと、バンドマンモテるバンドを組め。

2021-04-19

聞くに耐えない「ゆずれない願い

誰がカバーしたやつなんだけど全然声も出てないし、オケカラオケか?スーパーの有線のインストゥルメンタルのやつか?ってくらいしょぼいし本当に聴くだけで耳と脳と時間無駄みたいな産業廃棄物があったんだよ

この間恋人のカーステレオから流れてきて思わず「は?」と思ったんだけど恋人ノーコメントだったから聞けなかった

多分大御所なんだと思うけど、誰も止められないままカスみたいなオケと糞な歌声音源にしてしまって世に流れる地獄

彼女ファン(女性ボーカルということだけはわかった)は一体これを聴いて何を思ったんだろう?

ってか誰がカバーしたやつなんだろう?

2021-04-17

日本音楽史上の最も偉大なアルバム20

こういうランキング企画海外だとよくある。日本でもあることはあるが大体クソみたいなリストになる。選者が俗物根性を発揮して音楽マニアぶりをアピールしようとしてはっぴいえんどシュガーベイブフリッパーズ・ギターをこする一方でB'zやミスチル若い女ソロアーティストたちの打ち立てた「売り上げ」を無視するからだ。あのな、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド売れっ子だらけのランキングひとつだけぽつんと入ってるから面白いんだよ。売れてないのがランキングボコボコ入ってたら面白くもなんともねーの。

 

ところが売り上げだけを見てランキングをつけようとすると(日本においては)これはこれで大問題が発生する。

日本人というのはそもそも音楽センスの乏しい国民なので、下手くそが歌った曲が平気でミリオン売れる。「どう歌っているか」より「だれが歌っているか」つまり顔面キャラクターが重視されるわけで、このゴミみたいな国民性をだれよりも理解意図的活用して荒稼ぎしてきたのがジャニー喜多川秋元康小室哲哉日本音楽史三英傑(俺命名)だ。三英傑によってもたらされた泰平の世は黒船が何度襲来してもいっこうに終わらず、2020年代突入した今も続いている。

から、まともなランキング作成しようとしたら、売り上げという観点から俯瞰しつつ顔面キャラクターだけで売れている下手くそを注意深く取り除かなければいけない。

 

事前に予想していたよりは難しい作業じゃなかった。なんといっても日本音楽界は狭いし歴史もクソほど短い20枚というかなり少なめな枚数で抑えたのも(普通こういう企画は50とか100とか挙げるものだ)狭く短い日本音楽史はだいたいそのくらいで網羅できてしまうからだ。

日本限定アルバムランキングの決定版だと、はてなの片隅ながら胸を張って言える。

 

それでは20から

20. jupiter / BUMP OF CHICKEN

バンプメジャーデビューアルバム

彼らの功績はなんといっても、「陰キャでもモノが良ければ表舞台に立てる」と世の陰キャたちに知らしめてしまたことだ。これで何十万人の陰キャ勘違いして人生を狂わせたことか。もちろんその中の何十人かは実際にモノが良くて表舞台に立ったことだろう。俺個人の好みとしてはユグドラシル以降の3枚くらいまでの方が好きだが、歴史的影響力を考えればやはりjupiter一択

19. MISSLIM / 荒井由実松任谷由美

ユーミン荒井由美時代、2ndアルバム

売り上げを無視しないんじゃなかったのかと怒りの声が聞こえてきそうなチョイスだが、ユーミン活躍の息が長すぎて最高傑作の1枚なんて決められない。だからユーミンという才能が世に現出した1枚」として2ndを選出した。1stじゃないのは純粋クォリティが2ndで飛躍的に上がっているから。

それにしてもこの松任谷由美というアーティストは一体なんなのか。ここまで売れ、ここまで傑出していながら、直接的な影響を及ぼした相手も、いわゆる後継者も、まるで見当たらない。日本音楽史にはこういう進化袋小路的なビッグネームがしばしば現れるのだが、その中でも極めつけの代表的存在であり、ランキングに入れないわけにはいかなかった。

18. 僕の中の少年 / 山下達郎

連続で売り上げ無視と石を投げられそうなチョイスだが、山下達郎もまた活躍の息が長すぎて(以下略)。好みで決めたというよりは、山下達郎自身がマイベストを1枚選ぶとしたら?と想像したら多分これになるんじゃないかと思って選出した。

こういうランキングでは大瀧詠一ロンバケが必ずといっていいほど入ってくるのだが、俺に言わせれば大瀧詠一日本音楽史における影響力なんて山下達郎に比べるべくもなく(とか書くと山下達郎本人がだれより激怒しそうだが)、山下達郎ランキングに入れておけば一緒に言及したも同然だ。

17. 絶対チェッカーズ!! / チェッカーズ

日本ビートルズ、と呼ばれたバンドはこれまでにもうじゃうじゃあった。サザンミスチルユニコーンもみんな呼ばれていた。しかし、アイドルとしての熱狂的人気を獲得して社会現象を巻き起こしファッションにまで影響を与えたという点をも考慮すれば、日本ビートルズの名にふさわしいのはチェッカーズ以外あり得ない。

単なるアイドルではなく当人に確かな楽才があって解散後も活躍するところまで含めてビートルズと同じだが、惜しむらくは初期の楽曲が本人たちによるものじゃないところだけビートルズとは違っている。とはいえ1枚選ぶとしたら歴史的意義を考えてこのデビューアルバムということになるだろう。

残念ながらチェッカーズもまた進化袋小路ひとつであり、これ以降、顔面も良いし歌も上手いという男性アイドルはまったく現れていない。というか、そういう才能をアイドルとして売り出さなくなった、という方が正しいか(世が世なら桜井和寿は第二の藤井フミヤとして売り出されていたかもしれない)。

16. LOVE UNLIMITED∞ / DREAMS COME TRUE

日本で本式のソウルを本式の歌唱力で売った、という点でドリカムの出現は革命的であり、男性よりもさら顔面が重視されがちな女性アーティストとして、とにかく歌のパワーが圧倒的にすごくて連続ドラマタイアップすれば売れるのだという事実音楽界に突きつけた吉田美和の功績は絶大である美人顔ではない、という意味だ。吉田美和はとてもチャーミングだが)。以降どれほどの女性歌手が同様のルートで世に出られたか歴史的影響力は計り知れない。

これまた1枚選べと言われると非常に困るし個人的な好みだとDELICIOUS、売り上げだとThe Swinging Starなのだが、ドラマタイアップのパワーという点で最も象徴的なこの1枚を選出。

15. 十七歳の地図 / 尾崎豊

尾崎ほど正当に評価されていないミュージシャンは他にいないだろう。なにしろ音楽以外の部分の話題ありすぎる。歌詞センシティブすぎたし、顔面は良いし、私生活はぐっちょんぐっちょんだったし、おまけに26歳で死んだ。護国寺での葬式には万単位ファンが詰めかけて講談社のあたりまで行列が伸びたというから、この先ここまで音楽面以外での影響を残すアーティスト日本音楽界には現れないのではないかと思う。そして当時の熱狂を知らない今の世代は、ネット検索した歌詞冷笑的に眺めて、中二病が多かった世代に刺さったんですね、みたいな知った様なことをうそぶくだろう。

が、そういった雑音を一切シャットアウトしてこのアルバムを聴いてみると、なぜ尾崎社会現象にまでなったかがわかる。外面すべてをさっ引いても純粋に、尾崎豊不世出大歌手だ。世代がもう一巡りくらいすれば正当に評価される日が来るだろうか。

14. THE POWER SOURCE / JUDY AND MARY

ジュディマリ社会的影響は、たぶんリアルタイムで聴いていた世代でも実感しづらいだろうし、過小評価されているだろう。なぜかというとその爆心地がバンドをやっていた/やろうとしていた女の子たちだったからだ。影響を与えた領域自体は狭かったが、その衝撃は絶大だった。顔面も良くないし声もいわゆる女性ソロアーティストっぽくない少女たちに、どうやって音楽で世に出ればいいかの最適解を突きつけたのだ。本当にもうあの当時のアマチュアバンド界の女性ボーカルは完全にジュディマリ志向一色だった。実際に音楽を志した人間への直接影響力、という点で見れば日本音楽史上最強バンドだろう。

13. Viva La Revolution / Dragon Ash

日本ではラップは無理、という言説を否定し、またある意味では肯定した記念碑アルバム。つまり、ヒラ歌のところでラップを入れてサビにキャッチーメロディかぶせる、という手法を普及させ、日本の聴衆にヒップホップをどう楽しめば良いのか教え込んだのだ。遡れば小室哲哉globeなどで同じことをやっているのだが、やはり真っ向からヒップホップを目指してきたバンドが到達したという点で歴史的意義には大きな差がある。

このアルバム突破口にして、ラップ文化日本音楽界にようやく流れ込み、奇妙な形ではあるが定着した。おそらくもっとコアなラップを愛するアーティストリスナーは「Dragon Ashのおかげ」とか言われると真っ赤になって激怒するだろうが、事実からしかたがない。

12. 無罪モラトリアム / 椎名林檎

椎名林檎」というものをいきなり完成形で出現させた破壊デビューアルバム

ミュージシャンを称えるときに「もはやひとつジャンルである」とかいう言い方がされるが、椎名林檎はもうそこさえ飛び越えてひとつライフスタイルみたいなものとして世間に受け取られてしまった。これにだれよりも困惑したのは椎名林檎本人ではないだろうか。アルバムを売り出すためのキャラ付けが、説明が面倒くさいので適当に話を合わせて口にしただけの新宿系という言葉が、しかしあまりにも新しく鮮烈だったために独り歩きして何万人もの椎名林檎を世に生み出してしまった。日本音楽史上、ひとつキャラクターがここまで集団無意識的に強固に作り上げられてしまった例は他にない。

11. RED HILL / CHAGE and ASKA

チャゲアスもまた進化袋小路ビッグネームで、取り上げないわけにはいかないのだが歴史的な位置づけにはとても困る。が、1枚選ぶのにはそこまで迷わなかった。「SAY YESの後にYAH YAH YAHでもう一発当てた」という点が象徴的なこの1枚だ。チャゲアス歌謡曲メロディをその時々でやりたいアレンジにのせるという姿勢を一貫して続けてきたアーティストであり、その幅広く揺るぎない万里の河のごときキャリアを要約できるアルバムはこれで決まりだろう。完成度でいうとこの後のcode name二部作がキャリアピークだが、それはそれ。

10. STRAY SHEEP / 米津玄師

ランキングで最新の1枚。

ネット出身ミュージシャン日本の頂点に立ち、真の意味国民的になったという点で、このアルバム金字塔とかメルクマールというよりはもう分水嶺という評価がふさわしいだろう。コロナ禍中であったという外部要因まで含めて日本音楽史に今後ずっと記されることになるはずだ。これからも米津に続く才能はネットから次々と現れるだろうし、おそらくネットからしか現れないだろう。

9. LOOSE / B'z

日本ハードロックを真っ向からやって売れ続けているのはB'zだけだ。これまた進化袋小路なのか?B'zはちょっと事情が違う。他の後継者不在ユニークビッグネームが、真似できない個性を持っているがゆえに後継者不在なのに対して、B'zはものすごく簡単に真似できる。その方法はこのアルバムに収録されたLOVE PHANTOMに教科書的に記されている。つまりメランコリックストリングスを入れて、ダンスビートハードギターリフ、VI-IV-V-Iのコード進行ヨナ抜きの旋律簡単に真似できるのになぜだれもやらないのかといえば、やってもB'zにしか聞こえないかである。こんな形の「孤高」が他にあるだろうか?今後も彼らはその圧倒的完成度でもって日本ハードロック需要を寡占し、君臨し続けるだろう。B'zがカバーしきれない場所需要を狙うというのは不可能だ。でかすぎて、B'zの外というのは日本の外なのである。B'zに不満なやつはとっくに洋楽を聴いているのだ。

8. 氷の世界 / 井上陽水

かつて、レコードシングルで買うものだという常識が広まっていた時代があった。アルバムなんてものは高価で、一部のマニアけが手を出し、四桁売れれば上々、という時代だ。そこにフォークとかグループサウンズといった新風がやってくる。アーティスト自己主張を始め、世間がそれに応え始める。吉田拓郎が森を切り拓き、井上陽水がついにシングル原始時代を終わらせる。それがこのアルバムだ。井上陽水という得体の知れない怪物は名アレンジャー星勝の豪腕をもってしてもなお人間離れしており、このランキング中でも抜きん出て「メジャー感がない」1枚だろう。これが当時ミリオン売れたというのだから日本の聴衆のセンスも捨てたものではないというか、逆に心配になるというか。

7. SOLID STATE SURVIVOR / YMO

テクノを知らしめた歴史名盤はっぴいえんどラインいつまでもこするやつは消えろと思っている俺でもこれをランクインさせないわけにはいかなかった。声はところどころに入っているものボコーダー処理された楽器的な使い方でありほぼ全編インストゥルメンタルという点もすさまじい。YMOの影響力はもう深く拡散しすぎて現代では追い切れなくなっているだろう。音楽業界以外(ゲームなどのエンタメ業界)にも多大な影響を与えているはずだ。

一方で世界的な影響については相当過大に語られていて、まあそれも含めて日本音楽史を特徴付ける面として言及する価値がある。

6. PSYCHOPATH / BOØWY

こんなに高ランクなのかと驚く人もいるかもしれない。しかし後進への直接影響という点でBOØWYジュディマリと双璧、自身を超える後継者を次々に生み出して系譜を広げたという点も鑑みれば日本音楽史上随一の「根幹種牡馬」だといえる。

言ってみればBOØWYは、「かっこいいやつがかっこいい歌を照れずにかっこつけてやる」ことが「かっこいい」のだという当たり前にしか見えない事実を実際に証明してみせたはじめてのバンドであり、日本中のロック少年たちの憧れを一身に集めた。V系GLAYラルクも、みんなこの憧れからまれたのだ。人気絶頂のこのアルバムをもってすっぱり解散したという点も、渋みを出す方向で活躍を続けた矢沢永吉などとは一線を画すところ(もちろん解散後も氷室布袋活躍を続けたが、BOØWYは「終わった」。滅びの美学イメージ重要)。以降、あまたの男たちがBOØWY幻想を追い求めて音楽シーンに飛び込んでいった。再結成することな氷室京介が音楽活動を引退し、伝説完璧になったといっていいだろう。

5. バラッド3 ~the album of LOVE~ / サザンオールスターズ

この選出は、本当に迷った。サザンもまた、入れないわけにはいかないが代表作を1枚に絞るなど到底無理なバンドだ。

だいたい、サザン国民バンドとか言われているが音楽的には相当マニアックなことばかりやっており全然国民的な雰囲気がない(ピンクフロイド英国国民バンドとか言われたらなんか違和感あるでしょ?方向としてはそれに似ている)。

しかし曲単位で絞るなら、文句無しに国民的な一曲がある。TSUNAMIだ。この曲をもってサザンは真の意味国民バンドになったといえるので、こういうランキングベストアルバムを挙げるのはとても気が引けるが、やむなくこのチョイスとなった。

4. SWEET 19 BLUES / 安室奈美恵

日本音楽史に聳え立つ小室哲哉という超絶才能は、また功罪相半ばの困った存在でもある。罪の部分は前述の通り、下手くそが歌っても買ってくれるという日本人の音楽センスの低さを自覚的活用したところだ。絶対意図的にやっているはずだが、小室哲哉は最も出来が良い曲を華原朋美浜田雅功提供している。手駒の中でも抜きん出て歌が下手だったからだろう。

そんな小室哲哉が唯一、きちんと楽才のある歌手プロデュースしたのが安室奈美恵だ。日本マイケル・ジャクソンと呼ぶにふさわしいこの超逸材とのコラボレーションは、他の小室プロデュースを眺め渡してみればなぜ実現したのかまったく理解できない大ミラクル。後々、小室は「俺が真面目にやらんでも安室は売れるわ」と気づいてだんだんと手抜き曲を提供するようになり、ついにはプロデュースを離れるのだが、最初プロデュース作となったSWEET 19 BLUESは全曲やる気がみなぎっておりクォリティの高さがすさまじい。あの時代日本中の少女たちが同じひとつアイコンを見つめていた。もう二度と起きない現象だろう。

続き:https://anond.hatelabo.jp/20210417100622

2021-04-12

声の低いアイドルっていないの?

モーニング娘。YouTube聞いてみたけど声が高すぎて抑揚がなくてキツイ

日本アイドル女性ボーカル全般的に声が高いんだよな。あれなんなん?

anond:20210412014107

TOUCH BOYは名曲

ボーカルの人は手に職を付けて技師になってるらしい

2021-04-11

anond:20210411004031

PSP向けタイトルDL版はもともとVitaで買って遊べるのでvita移植したわけじゃないぞ。

Persona(1のほぼベタ移植)は3,4歩ごとにエンカウントするのに戦闘曲ボーカルになってて戦闘後の街マップも歌ですごく気が散って

3以降の初プレイからすら合ってない消音プレイするって言われてるから、なるべくPSクラシック女神異聞録ペルソナの方が良い…

2021-04-07

チー牛がメディアに出るようになるとイケメンになる現象

藤井聡太→当初はチー牛顔だったけれど、メディアの注目が集まると加瀬亮風のイケメン

混沌さん→最初にバズった動画典型的なチー牛なのに、その後イケメンtiktokerに

崎山蒼志→チー牛からキングヌーボーカル風のイケメン

この現象なんなの?

2021-04-04

anond:20210404181524

バカ高校の生徒の行き先が

飲食」「接客」「声優ボーカル専門学校」「鳶」しかないように

馬鹿自分想像できる範囲から外には行きたがらない習性があって

その「知ってる範囲しか動けない」って人間からはいくらでも搾取していいってことになってるんだ

2021-04-03

JPOPって構成がほぼ同じなのなんで?

AメロBメロCメロ(サビ)→AメロBメロCメロ(サビ)→Dメロ(楽器を抑えてボーカルのみなど)→Cメロ(サビ転調)

こんなんばっかりじゃん

2021-03-28

たまたまBAND-MAIDのonset聴いたよ、感心したよ、でもチャンネル行って他のも聴いたら、

凄く勿体無いとおもった。ベース凄い、ドラムよく絞まってて良い、タッピング奏法のギターすごい、コーラスもやるんか!ボーカル上手いな、

・・・メロディー歌詞が、なぁ。メロディーに起伏が足りないし、歌詞は通りいっぺんで幼稚だ。歌として曲がぜんぜんよくない。テクだけじゃだめだよ、みんなに聴いてもらうのには。

2021-03-26

anond:20210326001428

自分中年になってからギター黙々と一人で練習してるけど、ストレス発散が主な目的からなあ

YouTubeとか上手すぎる人が多いんで公開する気になんてならない

Li-sa-Xみたいな子供世界中にいるし、欧米だけでなく東南アジアとか中国も凄い人がいっぱいいるし、

そもそも子供の頃から機材とか環境が恵まれている人とか見ると自分の子時代比較して正直ちょっと落ち込むけど、

なんか別世界見てるみたいで、嫉妬よりも、すごいなー、と思うだけになってくるというか

あと、プロみたいな演奏レベル動画に、まあ嫉妬とかルサンチマンなんだろうけど、

下手糞だのなんだのイチャモンコメントを書く人がいてげんなりさせられたり

自分が下手なりに演奏したり、演奏は下手でも発見したこと解説動画を公開しようとも思ったけど、

変なコメント対応したりミュートするのも面倒だよなあと思ったり

まあ、自分がやらんでも誰かやるだろレベルだろうし

そもそも他人に目立つ派手なことで活躍したり儲けたりできる人って、

そういうやっかみとかアンチに対するストレス耐性がある人だと思うんだよなあ

自分にはそういう耐性はないんで、他人批判対応するぐらいだったら、

一人で黙々弾いて採譜したりしてる方が気が楽だし、

目立つことをするから変な奴とエンカウントする確率が上がるわけで、

だったらネット活躍したりチヤホヤされたり儲けたりできなくても心の平和が一番みたいに思ったり

あと、ベースだけでも完結できるんではないだろうか

ハナワみたいな感じだけど

弾き語りするならエレキギターよりアコギだと思うし、ベースでないギターコードの方が音の厚みはあるわけだけど、

ベースギターは基音かコードトーンを必ず抑えてるわけで、ベースという名前通り縁の下の力持ちであって、

ベースドラムなしでバンドは成り立たない

寧ろリードギターの方があんまり必要ない

ベースドラムボーカルバンドは十分に成立すると思うけど

で、ボーカルベース兼任する人が非常に多い気がする

たまにリードギターボーカル兼任する人とかいるけど、歌ってギターソロ弾いてまた歌うとかつらいと思うし

ドラムは打ち込みでもいけるから、ハナワみたいな方向性はいけると思う

というか、ベース弾けるなら普通にアコギとか弾けるはずだし、音楽理論も分かってるはずだと思うので、

一人で外で弾き語りちょっと危険なので、誰か見張りとか用心棒に一人誘って駅前とかどうだろうか

いきものがかりだったか酔っぱらいマイクとか楽器を奪われたりとかありうるから、

トイレ休憩で楽器を見張ってもらうためにも一人とか二人とかい必要があると思う

あと、ボーカル楽器弾けて音楽理論分かってる人が望ましいけどカラオケが上手い人でもいいわけで、そういう人に歌ってもらうとか、

まあ、外で弾き語りとか夜は怖いこともありうるので市民サークルみたいなのでもいいだろうし

楽器店とかでも、スタジオが設置されてて習えたり、適当メンバーで弾いたりできる所もあるんで、

仕事から帰宅する途中に寄れそうな範囲で探してみるとか、色々ある気もするのだけど

まあ、あんまり欲張らないことだろうなあ

自分嫉妬というか、すごい人見て奮起して、三日坊主だったり挫折して、

また思い出したようにやり始めて、の繰り返しの人生なんだけど

35歳のSEゲーム実況者に嫉妬して自分人生に泣いた

ゲーム実況YouTubeを酒を飲みながら見ている。

仕事が忙しい自分の代わりに手軽にゲームを楽しめるし

一人ぼっち空間が気にならなくなっていく。

ゲーム実況YouTuberは、多くの広告収入を得るが、生殺与奪の権YouTubeに握られている、

芸能人のような、はたまた不安定ギャンブラーのような、別世界人間たち。

そんな不安定世界にに身を置く人々を遠い目で見ながら過ごしていた。

スマホには知らんYouTuberが売春逮捕されたとニュースが流れていく。

それなりに忙しく中間管理職をしている、安定した会社員である自分とは、縁のない生き方だと画面越しに楽しんでいた。


しかし、ある日突然その心は打ち砕かれた。

とあるタイトルの実況を見てるうちに、フルコンというゲーム実況者を見つけた。

操作がうまく、落ち着いたトークが心地よい。登録者15万人くらいの中堅クラス配信者ところだろうか。

いい実況者を見つけたな、とテキトー動画再生しているうちに偶然知ってしまった。


彼は、SEだったのだ。

フリーランスSEで、仕事をしながらYouTuberをやっていたのだ。


自分が「配信者は収入生活不安定からな、スキルを身に着けて会社員やってる自分のほうが安牌だ」なんて浸ってたら

安定もスキル武器にしたまま、YouTuberで活躍している存在発見してしまった。

たとえ今後ゲーム実況がうまくいかなくなっても、彼はきっと普通に生活していくのだろう、

安定を手にしたまま、ゲーム実況者という不安定の海をぐんぐん泳いでいたのだ。


急に喉の奥が詰まる感覚がした。知るのが怖いのに、彼について知りたくなった。検索が止まらない。

彼には、嫁さんと子供がいた。とても仲良さそうな家族動画リストの下に並んでいた。

自分が「仕事が忙しいから」と言い訳しながら遠ざけていた、恋愛家族すらも手に入れていた。

彼は、バンドもやっていた。そこそこ人気らしく、アニメ主題歌も手掛けたり、全国ツアーを回ったりしていた。

ギターボーカルみたいな目立つポジションじゃない、堅実な屋台であるドラム担当

自分学生時代ベースをやっていたのに、結局うまく声をかけられなくてバンドも組めず、ひとり延々と練習していた。

彼は、友達もたくさんいて、いつも楽しそうにみんなでゲームしていて、ゲームうまいから芸能人ともコラボしていた。

楽しそうに、いろんなものを手に入れていた。


泣いてしまった。一人の部屋で声を上げながら泣いた。

自分が誇示していた「安定」とはいったい何だったんだろう、何のために生きていたんだろう。

本当は、何かになりたかったのではないのか。ゲーム実況だって、本当は自分がやりたかったんだろ?

そんな生き方が、実はうらやましかったんだろ?「不安定」というレッテルを貼って、見て見ぬ振りしてただけだろ?

いつも「忙しいから」で言い訳して、いつも何も挑戦しなかった。失敗するのが怖かった。ゲーム実況も、恋愛も、友人関係を広げることも、何もかも。

新卒で入った会社SEとして偶然そこそこ認められただけで、それだけに必死につかまってプライドを守っていた。

そんなちっぽけな自分を、直視できなかったんだろ?


すべてを、自分のほしかったすべてを持った存在を見つけてしまった。


もう少し落ち込んだら、次こそは、次こそは行動に移したい。安定にしがみつきながら、不安定に挑戦したい。

まずは久しぶりにゲームを買うところから始めたい。




2021-03-20

anond:20210320124505

今も先生の言うとを黙って従うのが正しいらしいが?

しろそれが強まって制服改造とか無いらしいぞ

 

親や周囲から完璧であること求められて全てのもの従属することで安寧を得ている、

従属するのを当たり前で過ごしてきたか自分自身気持ちを掘り下げ・言語化ができない

 

なので自分自身気持ち言語化しないでとりあえずキレるうっせぇわみたいな歌詞が受け入れられるんだと思う

 

あ、ボーカルはすごく面白いので好きです。ボーカル活躍してほしい

2021-03-19

超いまさら、YOASOBI「夜に駆ける」に個人的に思うあれやこれや

少し前にとある音楽評論家ツイートがプチ炎上した。

曰く、YOASOBIのアルバムを聴いて「このビートの単調さと音色・音圧のショボさが世間で許容されてるのはちょっと信じたがたい」とのことだ。

実は私もこの評については概ね同意なのだが、考えをまとめるために「夜に駆ける」を題材に少しだけこのことについて書いていきたいと思う。

見当違いな点もあるかとは思うが、素人ながら20年以上音楽をやってきた人間の一意見だと思っていただけると幸いだ。あと、あくまで音に関する話だから歌詞かについては割愛

メロディについて

特に変なメロディだとは思わないけど、ドラマチックさには欠ける気はしている。目新しさも特にない。が、キャッチーではあると思う。冒頭とか思わず口ずさんでしまインパクトはあるし。

アレンジ

正直ここが一番ツッコミを入れたいところだ。かの音楽評論家の言っていた「音色・音圧のショボさ」はここに主な要因がある。

無駄を省いた、と言えば聞こえはいいかもしれないが、多分Ayase氏はまだそこまでのテクニックを持っていないだけにすぎないのだろう。音の緻密さはなく、だいぶ荒削りだ。

キック4つ打ち重要なローのスピード感いまいちだ。だいぶもっさりしているように思う。

ピアノボイシングも工夫がない。低音で3和音を鳴らしているのは編曲理論としてはあまり好ましくないし、それが結果的ピアノのローをEQでごっそりカットするということに繋がっている。

ギターについてはまぁ職人立ち位置だなとは思った。サウンドメイクはもうちょっと頑張って欲しいけど。

全体の構成としてもだいぶのっぺりしていて、場面場面での厚みにあまり変化がないのが気になった。

ボーカルについては

正直あまり印象に残らない、というのが個人的感想だ。ややのっぺりした歌い方は最近シンガーソングライター系のそれに感じたが、声に強烈な個性があるわけでもないのでそれが逆効果になっているように思った。

歌に表情をつけるためのテクニックがまだ途上なのかな、全体のサウンドがのっぺりしているのにボーカルものっぺりしてるからいまいち曲に抑揚がないように感じてしまう。コンプがどうとかって話じゃないよ。それが私の感じた「つまらなさ」に繋がっているのかな、と思った。

エンジニアリングについて

とにかく平面的で一直線上に張り付いた、奥行き感のないサウンドに感じた。レンジも狭いし。

デジタルビートにも関わらず、キックボトムエンドの量感が感じられないのはかなり気になるところだ。4つ打ちなのにノれない…。

あと、とにかくピアノの音がパッツパツなのが気になりすぎる。曲調が曲調だからなのかもしれないけど、それにしたってそんなに音数が多いわけでもないアレンジの中でこんなにダイナミクスのない音にするのはどうなのかな、と感じる。

ボーカルもほやっとして抜けにくい声質だからなのか、パッツパツのしゃりっしゃりになっていて、もうちょいナチュラルに仕上げてもいいんじゃないの?っていう感想だ。

で、ここまでパッツパツになっていながらも、全体的に音圧感はない。

はい、ここで勘違いされそうな単語「音圧」が出ました。音圧っつーのはマスタリングにおける海苔波形がどうとかって話ではなく、一つひとつ音色もつ太さやスピード感、ヌケ、煌びやかさのことだ。パワーというか。

全体的に音が細いんだよね。圧倒的な素人感というか、ちゃんと音作りしてないなーってのがすごく分かる。


で、ここまでいろいろ書いてきたけど、例のプチ炎上したツイートに関連して「スマホとかで聴いてる層をターゲットにしてるからそういう音なんだよ、そういうマーケティングなんだよ」という意見が見られた。

いや、違うでしょ。どう考えてもAyase氏が

「いいサウンドを知らない、いいサウンドの作り方を知らないだけ」

でしょ。

かに彼が作る音楽を好んで聴く層というのは中高生が多いのは事実だ。そして当然高価なオーディオ機器など持ってはいない場合ほとんどだ。今の時代なら、スマホワイヤレスイヤホン聴くという人が多いだろう。

だが、だからといってそういった層が気づかないような部分のこだわりを捨ててしまうというのは、作品としての完成度を下がるだけでしかない。もっとも、この場合はそのこだわり方もまだよく知らない段階だと思うが。

私は「スマホ向けのサウンドに仕上げる」ということには普段から疑問を感じている。クリエイターたるもの「どんな環境で聴いても最良と思えるものに仕上げるべき」と考えているからだ。それに、スマホフィルターに通してしまえばそれは勝手スマホの音になるわけで。

過去名曲スマホで聴いたら、その魅力は劣化するか?そうではないはずだ。Steive Wonderの曲はグルーヴを失うか?浅倉大介アレンジは煌びやかさを失うか?Dream Theaterサウンドは分厚さが薄れるか?

ちょっと脱線した。

まりあれよ、クリエイターたるものクオリティは追求し続けてほしい、という話だ。

じゃあどんな環境においても最高のサウンドに聞こえるようにするためにはどうするか?何よりもまず、作る人間がそれをしっかりジャッジできるモニター環境を構築する事だ。

Ayase氏の制作環境MacBookヘッドホン直挿し、というツイートがバズったことを知っている人は多いと思うが、私はそれを見て非常に納得した。

誤解してほしくないのだが、私は別にそんな環境で曲を作ることが悪いと言いたいわけではない。お金なければその中で頑張るのは当たり前だし。

ただ、もう一つ誤解してほしくないのは「いい曲を作るための環境構築にお金をかけなくても良い」というわけでもない、ということだ。

例えばいいオーディオIFやスピーカーを買うことによって、それまで聞こえなかった音が聞こえるようになる、というのは当たり前だがよくあることだ。私もそこまでお金をかけられているわけではないが、現時点でミドルクラスくらいのモニター環境は構築できているとは思うので、その実感は何度も味わってきた。

まり「できることを増やす」ためにある程度投資した方がいいということだ。SEに置き換えれば、シングルコアCPUメモリ2GBのクソスペPCじゃ仕事にならないのと似ていると思う。

ただまあ、直近のインタビューではある程度機材を導入したりしているような回答もあったので、これからAyase氏の作る音楽がどうクオリティアップしていくのかは…………別に興味ないか……。

私もそのうち気が向いたら「夜に駆ける」のアレンジでもやってみるかね。

2021-03-14

anond:20210312123122

バンドマンでいったら、かっこいいのはギターボーカルだけどセックスしたいのはベースとか、すごくあるじゃないですか。で、そのベースの人のことをかっこいいかと聞かれると、うーんって思うわけで。

ずいぶん踏み込んだ仮説だが、本当にそうなのか…??

2021-03-12

anond:20210312122330

「かっこいい」は、そもそもの造形が美しいとか動きがエレガントとか服装がおしゃれとか、生きるスタンスとか内面とかも含めてその人を全体的に見たときに感じるものだし、その人を自分のものにしたいとも思わない。遠巻きに見てて「かっこいいなー」って感じる。

性欲はもっと距離感が近い相手に対して発生してて、なんかい匂いするとか声が好きとか目の色がキレイとかそういう感覚的なとこに由来してる。だから全然回路が違う。

かっこいいはみんなで楽しむもの、性欲は自分だけのものって感じがする。

バンドマンでいったら、かっこいいのはギターボーカルだけどセックスしたいのはベースとか、すごくあるじゃないですか。で、そのベースの人のことをかっこいいかと聞かれると、うーんって思うわけで。

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