「著作権法」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 著作権法とは

2024-11-17

法令ってある程度の解釈余地を残しつつ極端な拡大解釈されないようにしないといけないからなかなか厄介な気も

しか迷惑条例って非親告罪から例えばこういう便所の落書き対象だって第三者告訴することもできちゃう

2024-11-16

Xはイラスト学習なんてしていない

Xが学習に使いたいのはテキストの方

そもそもの話、X社は画像生成AIなど作っていない。彼らがつくっているのは検索支援AI Grek。学習に使いたいのはテキストの方であって画像ではない。

  

Grokとは

わかりやすさのために ChatGPT比較してみる。2023年リリースされた GPT-4 に試しに今期のアニメについて質問してみよう。

 

今期最も人気のアニメはなんですか?

ChatGPT:

2024年の今期で人気のアニメはいくつかありますが、「進撃の巨人」や「呪術廻戦」が特に注目を集めています。また、新作では「東京リベンジャーズ」や「スパイファミリー」も話題です。どの作品に興味がありますか?

 

アニメに詳しい人ならちょっと古い話をしているのがわかるだろう。 GPT-4 が学習を行なったのは2023年までの情報だ。なので最新の話題対応できないのである

一方、Grok は Xの投稿リアルタイム検索して反映する。もし Grok で同じ質問をすればダンダダンやリゼロブリーチ辺りの話をするはずだ。つまり、Xが収集したいのはダンダダンの7話泣かされたわ・・・みたいな投稿のことであってイラストではない。

 

Grokの画像生成機能は何か?

Grokには画像生成機能がついているが、これは自前の物ではなく Black Forest Labs社 の FLUX.1 というモデルである。X社が Xに投稿されたイラスト収集して学習させているわけではないのだ。それでは FLUX.1 の訓練に使ったのはどこの画像なのだろうか?データセットは明らかにされていないが十中八九使っていそうなのが LAION-5B である

 

LAIONとは

現在大手企業は「著作権的にクリーンな」画像生成AIをつくっているが実際には版権物が出てくることが知られている。なぜそんなことが起こるのだろうか?だいたい LAION のデータセットが原因である。LAIONはドイツにある非営利組織ネット上にある、ありとあらゆる画像収集タグをつけたデータセットを公開している。

LAIONのFAQ から引用

Q. 私の著作物があるのでデータセットから除いてください

A. LAIONは非営利研究組織です。ドイツ著作権法(§60d UrhG)に従いあらゆる著作物の利用が許されています

とあるようにドイツ法律上合法らしい。実際に訴えられた後LAION側が勝訴している。とはいえこの組織にはAI関連企業からの多額の寄付金があることが知られており、パチンコ3店方式のような意味合いでの合法とも言える。

  

尚、反AIさんと反々AIさんが著作権法第30条の4を巡って喧嘩をしていますが、世界では日本法律関係ないです。いちおう念の為

 

AIのGlazeの使い方は間違っている

AIさんが迷惑な暴れ方をしている。

他の絵師さんに Glaze を使うように詰め寄ったり、使わないやつはAIに加担していると攻撃したり。挙げ句の果てには「自分の絵にGrazeをかけました」と宣言したり。

 

もう、全てが間違っている

  

そもそも、Glaze も Nightshade もAI学習を阻害するものではない。学習したモデルをぶっ壊す毒なのであるpoisoned って書いてあるでしょう?!)

相手に食わせなければ意味がないんだ。Glazeかけたとか自分で言うな。対策されるでしょう?(後述)

それと他の人に強要する意味はない。使いたい人が使えば十分なんだ。

事実すでに効果は上がっていてOpenAIは悲鳴をあげ対策を急いでいる

  

Glaze/Nightshade とは

AIさんの考えるよりも Glaze/Nightshade はずっと強力だ。それはデータセットを汚染する攻撃である簡単に言えば Nightshadeは「学習中に他の絵に変換されてしまう」ノイズをかける。この操作を毒入り(poisoned)と呼ぶ。ピクセル毎の微小な変更なので Nightshade をかけた後もイラストはぱっと見はかわらない。

Nightshadeを使って例えば 犬の画像を猫の画像になるノイズをかけたとする。するとAIは犬と猫が混ざったまま学習を進め「犬」と言う概念無茶苦茶になってしまう。

 

図:毒入りモデルの変化   (arXiv:2310.13828から引用)

 

上の図は毒入りの画像を200枚食わせたときの変化の様子だ。犬が猫になってしまっている。それだけではなく”犬”に近い概念、”子犬”、”ハスキー”、”狼”もぐちゃぐちゃになっている。

 

図:毒入り枚数による変化  (同引用

 

こちらは50、100、300、と毒入り枚数を変化させたときの様子。50枚の時点ですでにめちゃくちゃになっている。

 

 

余談0

XでAI(Grok)の学習に使って欲しくない人は

設定とプライバシープライバシー安全→Grok 

から学習許可のチェックを外すと良い

  

余談1

もし私が反AIだったなら、イラストに Nightshadeをかけて danbooru投稿するだろう。二次元イラスト特化の画像生成AIdanbooru2021/ danbooru2022 などのデータセットを使っているものと見られる。これらはイラスト投稿サイトdanbooru から収集したものである

 

余談2

ところで Glaze も Nightshade もその内部で画像生成AIを使っているということを知ったら反AIさんはどんな顔をするだろう?

Glaze は VAE(Variational Autoencoder)を使う。目的から言っておそらくStable Diffusion のものだ。そしてNightshade の方は論文には拡散モデルしか書いていないけれどもこちらもおそらく Stable Diffusion だろう。

  

余談3

Glaze が機能しない?あるいは解毒方法が見つかったかもしれない

 

 

上のスレッドコメント欄では Glaze が論文のようには機能しないことについて議論され「画像リサイズをしたのではないか」と予想している。Glazeをかけた後に画像を縮小、データ圧縮されてノイズ効果が消えたのではないかということだ。

  

A) 絵師さんが Glaze をかけたあと画像を縮小した可能

B) 画像サイズファイルタイプによってはプラットフォーム側が勝手に加工をする

C) 学習の際にリサイズを行う (Stable Difusion XL では1024px, 古いモデルは512px)

 

A,B については絵師さん側に知識があれば対処可能だけれども C の方はなんともし難い。小さい画像投稿したところで [縮小→拡大] でノイズは落とせそうだ(解像度は悪くなるだろうが)

 

尚、上の議論に関しては誰も検証をしていないので注意。

  

余談4

LAIONは収集画像のものを所有せず、データセットはウェブ上にある画像のurlとタグをまとめた物であるらしい

ということは、LAIONの新しいデータセットが公開されたタイミング画像urlを変更すれば学習に使われることを回避できそうだ。特に個人サイトブログの所有者ならば古い url に●んこ画像でも差し替えておけば嫌がらせになる。(タグ差し替えはこのグラフSimple Attak に相当)

 

90年代においては画像直リンクされたとき報復としてうん●画像差し替えものです。まさか令和になっても有効とはね

 

余談5

この記事をぼちぼち書いているいるうちに2日が経過した。今、私のXのタイムラインおすすめもとても静かだ。攻撃的な人たちやデマに流されやす人達は皆どこかに行ってしまったようだ。残ったのはこれまで静かにイラストを描き続けてきた人たちでとても穏やかな空気が流れている。ずっとこのままがいい。

anond:20241116121306

2018年著作権法改正画像含めたAIを想定したものだよ

この2年は精度が急速に上がっただけで、深層学習2012年からブーム研究自体はもちろんもっとから)だから

2024-11-15

ソースコードライセンス商業利用禁止とか企業利用禁止とか結構細かくて

本当に普段からライセンスを守っている技術者なら生成AI学習禁止も当然守って然るべきなんですよね

もにょる~~~絵柄は著作権法保護されないけどプログラムコード著作権法保護されるのよ~~~

著作権法保護されていて勝手に使ったら違法のところを許可するのがライセンスなのよ~~~

https://x.com/33ki/status/1857362511286407385

https://x.com/OpFHfa5Zsf3YAWC/status/1857235902755700935

底辺絵師に贈る、底辺なろう作家提言

現代底辺であり未来の神絵師へ贈る提言

 今、絵師界隈は激動の時代にあるように見える。

 Xの規約変更だとか、ウォーターマークとか、いろいろ目に入ってくるが結局の発端は「生成AI」だろう。

 最初記述するが、私は「生成AI」の善悪を語る気はない。

 なのでここから先、どれだけ読んでもらっても「生成AIを滅ぼす方法」を求めている方のご期待には添えない。

 これはあくまでも、絵師界隈で生計を立てていきたいが、生成AI存在するこれから先の未来不安を抱いている絵師に向けたものであり。

 小説家界隈に住む私が、実際にイラスト勉強する過程で感じた二つの界隈の違いを言語化し、それを元に考察した一つの提言を届けたい。そういう趣旨のものだ。


絵師よ、オリジナルキャラクターを創れ

 では、先に結論から

 これから先、イラストで食べていくことに不安があるのなら「オリジナルキャラクターを作れ」。

 ただ単にオリジナルイラストを量産せよ、という意味ではない。

 あなたの頭の中にある「キャラクター」を絵という形で出力し、世間認知させ、あなたではない第三者がそのキャラクターイラストを描くようになることを目指す。という意味だ。

 乱暴な言い方をするなら「絵を描かされる側から、絵を描かせる側にシフトすることを意識しろ」といった感じだろうか。

 Vtuberママキャラクターデザイン)を想像してみてほしい。

 だいたいあんな感じの立ち位置が、私の想像力の範囲で今後も生き残っていける絵師の一つの形だと思っている。


現代日本では絵師の「作品」は求められていない

 なぜ、絵師オリジナルキャラを作るべきなのか。その理屈を語る前に確認したい。

 絵師界隈の方々は「同じクリエイターなのに、どうして小説家界隈はあんなにも生成AIに対する反応が薄いんだ?」と思ったことはないだろうか?

 もちろん、文章世界にも生成AIはある。

 むしろ小説生成AIの方が、イラスト生成AIより先に世に出ているはずだ。

 だが、実態として小説生成AIに対し、敵意や危機感を抱いている小説家は少数派だろう。


 ではなぜ、小説家界隈が生成AIに対して他人事のようなスタンスになりがちなのか。

 それは小説家絵師、それぞれのマネタイズの仕組みの違い。

 言い方を変えると『社会』との関係性の違いにある。

(以後、市場や、顧客マネタイズシステム全てを包含した『社会』という主語を用いて記述する。)

 そして、私が見るに絵師小説家も、大多数がこの両界隈の違いに気づいていない。


 その違いは

 『社会』は小説家には「作品」を求め、絵師に対して「技術」を求めている。

 この一点に尽きる。


 誤解を恐れずに言えば、『社会』は絵師に対してほとんどの場合作品」を求めていない。

 絵師界隈のトップレベルの方々は、おそらくこの違いを認識しているように見受けられるが、逆にトップクラス以外の領域では認識していない人の方が多数派。というのが私の所感だ。

 (一方で小説家界隈はトップクラス層もこの違いを認識していない人の方が多数派だと思っている。というか、クリエイターは全業界で「作品」重視で活動していると認識してそうな気がする。)


 この違いがどういうことか、わかりやすい事例をあげよう。

 新人賞コンクールといった賞レース代表的だ。

 これらは絵師界隈にも小説家界隈にもある。

 例えば、ある無名絵師イラストコンクールで最優秀に輝いたとしよう。

 その絵師は名声と得て、イラストの依頼が殺到するかもしれないし、あるいは協賛企業から何かしらの商業イラストを描く契約を結ぶかもしれない。

 だが、肝心の『最優秀賞に輝いた絵』そのものマネタイズの中心にはならないと思う。

 あってせいぜい、短期的な限定グッズデザインになる程度のはず。

 おそらく絵師側も最初から「その絵」で稼ごうとは思っていないはずだ。


 だが、小説界隈は違う。

 企業も、小説家本人も、基本的には「その小説」で稼ごうとする。

 2003年スニーカー大賞に選ばれた『涼宮ハルヒの憂鬱』は、2024年現在市場流通し続けているのが代表的な事例だ。

 受賞した作品を脇に置いて、その出版社編集提案した全く別の小説を書かせる。というのは無いとは言わないが、そういう流れになると小説家からはあまりいい印象は持たれないだろう。

 つまり、同じ賞レースでも絵師界隈は「技術を持った人」を探し、小説界隈では「作品」を探している。というのがなんとなく伝わったはずだ。


 もっとざっくり言ってしまうと

 「金を出すから自分の代わりに理想の絵を描いてくれ」が絵師と『社会』の関係の主流で

 「印刷流通を代わりにするから、その売り上げの一部をわけてくれ」が小説家と『社会』の関係の主流なのだ。)

 重要なのは『代わりに絵を描いてほしい』という部分だ。

 つまり、『社会』が絵師に求めているのは代筆能力という「技術」であり、「作品」は依頼者の頭の中にある物を指すのだ。


著作権法は「代筆家」を守らない

 さて、ここまでで絵は「技術」が求められ、小説は「作品」が求められている、というのは理解してもらえたと思う。

 ここで一旦、生成AIの話に戻そう。

 小説界隈が生成AIに対して反応が薄い理由は単純だ。

 『現行の(少なくとも日本国の)著作権法は「作品」を保護してくれているから』に他ならない。

 また一つ具体的な事例を挙げよう。

 かつて、「ハリーポッターシリーズ学習したAIオリジナルの「ハリーポッターシリーズの新作を書かせる。という試みが海外で行われたことがある。悪意ある第三者がこれと同じことをしたとしよう。

 もしその第三者が「ハリーポッターシリーズの新作」と銘打ってソレを売り出せば、著作権法容赦なくこの第三者断罪する。

 では、それを避けるためにキャラクター名前オリジナルに変え、タイトルオリジナルのものに変えて販売したならどうか。

 ソレは「よく似た別の作品」の一つになり下がるだけだ。

 書いたのがAIであろうと、人間であろうと重要視されるのは「作品」だから、そこの模倣がされない限りは脅威になりえない。というのが小説界隈の人が意識的にしろ無意識的にしろ生成AIに対して抱いている感情だろう。


 だが逆に著作権法は「技術」を保護はしていない。

 むしろ、広く開かれて文化の発展に寄与するべき。というのが基本スタンスだ。

 「技術」をお金にしている絵師界隈からすればたまったものではないだろうが、これが実情だ。

 「技術」の保護に舵を切るなら、それは著作権法ではなく特許法領分になるが、特許理念は「知財ビジネス支援すること」なので、おそらく企業と繋がりのないアマチュア絵師は生成AIユーザー以上に苦しむことになると思う。


 これまでの話を統括すると

現代絵師は「技術」を求められ、肝心の「作品」は依頼者の頭の中にある。

・現行の著作権法はその「技術」を保護していないし、「技術」の保護アマチュアに優しくない。

 この二点が現代の、そして未来絵師を苦しめる要因の根幹だ。


これから絵師も「作品」をビジネスにしなければならない

 そして、最初の私の提言に繋がる。

 これから先、代筆家として誰かのために絵を描くという「技術」を売る領域は生成AIに食い荒らされるだろう。

 そんな未来でも絵師として生き残りたいのなら、依頼者の頭の中にある「作品」ではなく、あなたの頭の中にある「作品」を生み出すことを考えるのが良いのではないか

 という話だ。

 「オリジナルキャラクターを作れ」というのは、その一例だ。

 企業依頼でPRキャラを描くという現行の関係から企業が「自社製品あなたオリキャラに使わせてください」みたいな関係になるのが、そこそこいい感じの未来予想図だと思わないだろうか?

 仮に企業お金ケチって生成AIでそのオリキャラ勝手に使えば、容赦なく著作権法断罪できる関係性になる。

(他に思いつくのは、大昔のゴッホだ、フェルメールだの時代のように一枚一枚の絵そのものを「作品」として『社会』に売りつけて生計を立てる道。あるいは自分自身を「作品」にしてパトロンから庇護を受けて好きに絵を描く道、あたりか。現代で言えば、前者は同人誌即売会イラスト集を売っている人たちで、後者お絵描き配信者としてファン投げ銭生計を立てつつ、絵を描いている人達だろうか。)


 逆に、このことに気づかず、「技術」を守ることに執心し続けると、どこかでとんでもないことになるのではないか。私はそう思っている。

 これがもう一つ、裏の提言……というか懇願だ。


小説家から見た絵師界隈の「技術」の体系化と共有文化の素晴らしさ

 絵師界隈で育った人達は気づいていないかもしれないが、小説家界隈で育った私から見て、あなた達が確立している「技術の体系化と共有」の文化は素晴らしいものなのだ

 YouTubeでは多くの絵師プロアマわず、自らの技法を公開しているし、有償の場になれば更に本格的かつ専門的な技術を共有しあっている。

 おそらく『社会』が絵師に「技術」を求めていたからこそ、惜しげもなく場と資産提供していたことで出来あがった土壌だろう。

 無数の技術が公開されているから、その中で自分好みのものを取捨選択し、組み合わせることで理想個性形成できる。

 私のような「最初から絵のプロになる気が無い人間」にも成長の手順が提示されているのは、非情にありがたかった。


底辺なろう作家愚痴妄言

 ここからは、若干小説界隈のネガティブな内容に触れるのだが、ご了承いただきたい。

しか生産性がない話なので、絵師界隈の方はここから先を無理に読む必要はない。

 ただ、この先の話を読んでくれた絵師から、こういう界隈の中で私はどうやっていくと良いか、そういう意見を貰えたら嬉しい。)

 小説界隈は何度も言っているように「作品」重視の世界だ。

 故に、小説家は「表現技法」をほとんど語らない。

 例えば炎の熱さを表現するにあたり、絵ならば「暖色の与える印象の理論」だとか「ぼかしによる蜃気楼技術」といったものがあり、ある程度体系化、共有された技術があるはずだ。

 だが、小説家界隈ではそういった表現技術を「作家個性」として、共有せずに個人のものへと抱え込む道に発展してきた。発展してしまった。

 我々は百の作家がいれば、百人が別々の言葉で炎を描写し、実際にどれが最も読者に熱さを感じさせられる表現だったのかを検証しなかったのだ。


 我々小説家今日も、読者が本当に熱を感じてくれるのかわからずに炎を描いているし、可愛さがちゃんと伝わっているかからずに美少女を描いている。

 「技術」を体系化しなかった、というのはつまりこういうことだ。


小説家は「腕を磨かない」

 では「技術」を語らない小説家界隈が新人達に何を語っているのか。

 それは「作品の作り方」だ。

 手順、理論作法形式

 現在小説家界隈で新人達に向けて語られているのはおおよそ上記の要素であり、それらをまとめると「作品の作り方」となると思う。

 これもまた絵に例えるなら

 「ラフ、下書き、清書の順番で書くと良い」とか、「線画と塗りは別レイヤーに分けたほうが良い」とか、そういうレベルの内容だと思ってくれていい。

 それを十数年以上、場所を変え人を変えこんこんと語り続けている。

 それが小説家界隈なのだ

 SNSで無数の新人作家たちに向けて情報発信をしている高名な小説家達も

 「自分達が教えられるのはいわば『就活履歴書の正しい書き方』だけだ。その内容は個々人で書くしかない」

 みたいなことを常々言っている。

(で、まあ「特定効果を与える技術」ではなく「作品作品たらしめる作法」という名目なもんだから「not for me」の概念適応されにくく、「正しい」「間違い」で定期的に燃えている。)


 つまり小説家界隈は「作品を完成させる」ことを教えることが主流であり、その質を技術によって高めることには非常に無頓着なのだ


 私の推測だが、これは絵とは逆方向の『社会から圧力と発展によるものだろう。

 絵師には「技術」を求める以上、まぐれではダメだ。再現性がなければお金にはならない。

 だからちゃんと「技術」が身に着くような環境を作る。

 だが何度も言っているように小説家に求めるのは「作品」だ。

 極論だが、出来が良ければまぐれでもお金にできる。そのまぐれの一つを拾い上げて市場に売り出せばいい。

 だから社会』はできるだけ多くの「作品」が出来上がる環境作りを自然と行ったのだろう。


 「作家を作る」ことは頑張るが、「作家を育てる」ことはしない。

 プロアマわず、それが現代小説家界隈なのだ

 「プロになるつもりはないが、もっと上手くなりたい」という人間に対しても、絵師界隈の先達は「技術」を提供し、成長の道筋を照らしてくれる。

 だが、小説家界隈では「プロになる気がないのなら、あなたの好きに書けばいい」の一言で終わる。

 私のような無才な人間からすると、暗闇を手探りで歩くような感覚だった。


出版業界の陰り

 まあ、小説家界隈が無才に厳しいだけなら良いのだが、最近この界隈の「作品重視」の傾向が業界全体の問題として表面化してきているように思う。

 その問題とは、端的に言うと「作品が増えすぎた」ということだ。


 「小説家になろう」では毎年開かれているネット小説大賞という賞レースがある。

 2013年に開かれた第一回では応募作は「1,135作品」だった。

 これが五年後の第六回では応募作はほぼ10倍の「10,156作品」になった。

 そして、今年の第十二回に応募された作品は「20,826作品」と、その数は恐るべきペースで増えている。

 一応、この数字についてはちょっと恣意的表現をしている。

 一般新人賞公募と違って、小説投稿サイト主催の賞レース過去落選した作品も全て再応募する作者は少なくないからだ。なのでおそらく「作家」の増加数はこれほど極端ではないと思う。

 だが、この仕組みと過去作を再応募し続ける風潮こそ、小説家界隈が「技術」を軽視していることの証左であり、問題の根源だ。

 この世には「玉石混交」という言葉がある。

 賞レース選考員は一万以上の無数の石の中に隠れた玉を探すわけだが、さっきも言ったように、ネット小説の賞レース過去落選した作品継続して応募されている。

 つまり、玉と石の比率一定ではない。拾い上げられた玉は減るが、石はそのまま翌年、また翌年と残り続ける。


 そうなると、単純に選考員の負担が年々増えていくのは想像できるだろう。

 ただでさえ、小説は受けての時間を奪う媒体だ。短編でも一作につき五分から十分。長編なら余裕で一作一時間を超える。

 選考員を増やせば個人単位負担は軽減されるだろう。だが、人を増やせば今度は運営出資が増える。

 必ずどこかしらが負担を負うことになる。

 そして『社会』が持っているリソース無限ではない。


 そして多分だが、小説家界隈……というかネット小説業界は、このリソース限界をとうの昔に迎えてしまっている。

 出版社は玉探しを継続的にしなければならない。

 だが、玉探しに必要な労力は年々増え続けている。

 ならば、別の所で手を抜いて調整するしかない。

 宣伝作家に任せよう。

 連載継続するかどうか早めに決めよう。

 といったふうに。

 ざっくり言うと「プロ作家サポートにかかる労力を削る道」も考えられる一つだ。



 私の未来予測では、今後も出版社側の玉探しの労力は増加し続け、それと負の相関に基づいて出版社からプロ作家へのサポートの質は低下し続けるだろう。

 そうなると、作家から出版社への信頼が揺らぎ始める。

 作家出版社を信頼しなくなれば、出版社は心置きなく作家使い捨てられるようになる。

 これを 『才能の狩猟社会』みたいなことを誰かが言っていた。希望の無い話だ。


 「技術」を『個々人の個性』として体系化せず、共有しなかった小説家界隈。

 「作品」を完成させることだけを重視し、質より量を推し進めた小説家界隈。

 これはその一部で実現しつつある最悪の未来予想だ。

 この私の未来予想が一理あるか、見当はずれかの判断は委ねる。

 (とはいっても、プロ経験皆無の底辺作家妄言なんて外れてくれた方がいい。部外者がそれっぽいこと言って、それ

anond:20241115180149

皮肉ではなくマジで気づいてないっぽいんだよな。

中心にいる教祖は(著作権法の間違った解釈などでを)強引に理屈つけてるけど、取り巻きは疑ってすらいない。あるいは「誰がどう見ても泥棒なのに生成AIが新しいか法律ができてないだけ」という思い込みから、「実質泥棒から泥棒と言って良い」という、何重に間違っとんねんって世界で生きてる

IT著作権法に疎いことを『クリエイター理解がある』と言い換えるのやめてほしいなあ…

デジタル創作活動するなら最低限インターネットの仕組みと著作権法判例くらいは学習して欲しい

生成AIイラスト業界が滅びる….か??

自分なりにずっと考えてきた今の生成AIに関する問題とこれからについてメモとして残しておく。

なお主に生成AIイラストについて言及するがその他のジャンルも関わる話だと思っている。

私自身のステータス

趣味イラストを描いてSNSに上げる

Xフォロワー3000人ぐらい、以前は特定ジャンル同人誌制作していた。

現在立場見解(先に結論)】

生成AIが今のまま進化と拡大を続ければおそらく5年以内に様々なクリエイター分野(イラスト、造形、音楽文章など)で深刻な爪痕を残し修復不能になる可能性が高いので、特に大企業政府が中心に規制を迅速に進めるべきだと考えている。

また、個々のクリエイターが無断AI学習に対して明確に反対スタンスを示すことは(学習阻害効果が得られる得られないに関わらず)企業政府に耳を傾けさせるためのムーブメントとして必要ことなので決して無意味ではない。

イラスト業界は生成AI進化で滅びる】

なぜそう考えるのか?簡単に言うと

AI進化スピードは人の想像を超える、既存手描きクリエイター全員の完全な「アナザー」に等しいクオリティ再現出来るまで僅か

ハイクオリティAIで満足する発注者一般人が増えれば、既存絵描きは職を失うし、素人絵描きも激減する

イラスト界隈そのものがとてつもなく縮小(最悪消滅)する

ということが起こりうると考えているからだ。

③まで辿り着くシナリオが決して妄想ではなく現実のものとして迫っているのが問題での核でそれ以外は「別次元の話」だと考えている。

ここで言う別次元の話は法律的な話や所謂AI推進派と反AI感情論によるすったもんだ等を言う。根底にはこれも大きな問題ではあるけどあえてこの議論はしない。

現在プロイラストレーターで生成AIを推進または積極的否定しない人々の多くは、さすがに③まで辿り着くことはないと高を括っているのではないかと思う。

あるいはAI絵師と呼ばれる人達で本当に「AIイラストには無限可能性がある」と考えてる人がいるとすればその人たちもそうかもしれない(多くのAI絵師は「今さえ良ければ良い」と考えて現在の状況を享受してる人が多い気がする)。

今のままではそもそも絵描き業界が滅びるまであるという危機感が全体的にない。

強く警鐘を鳴らす専門家意見をあまりたことがない。AI進化舐めすぎでしょ?手描きがどうか見分けなんてつけられなくなるし、現在でもLoRAで大量に既存イラストレーターや漫画家学習モデル規制なしで出回ってるのにあまりにも呑気すぎる。

感情論喧嘩してる場合ではない】

そもそも生成AI学習モデル無断使用モデル文章楽曲も含む)が無数に存在しているのは仮にそれが現行法合法だったとしても倫理的にどうなのか?

その点は大いに問題があると思うけど、その良し悪しを議論している間にも、技術進歩お金儲けの名のもとにAI使用は広がり続けるためあえてその問題には深くは触れない。

1番の問題は、今のまま強力な規制等がなくAI使用が広がっていくと、クリエイター達の多くが(お金を稼ぐプロ以外のアマチュア含む)創作意欲を失ってしまい、人の手で1から制作するクリエイターがどんどん居なくなってその分野が廃れてしまうことだと思う。

理屈の上ではAI使用すれば手描きのイラストと何ら変わらないクオリティイラスト安価短期間に大量に作成することができる。これは発注者からすれば大きなメリットで、コスト効率だけを考えればこちらに流れない手はないわけである(現状は様々なリスクがあるためそこまでは広まっていないが)。

そしてそのイラスト享受する一般の人々も、手描きかAIか見分けのつかないものが世の中に蔓延すれば、実質見分けられないのだからこれまで通り享受するしかないのである。当初は疑心暗鬼になったりすることもあるだろうが、時間が経てばその状況にきっとみんな慣れてしまうと思う。

ではこれまでそういったものを作っていた側のイラストレーターはどうなるかというと、当然仕事は減るし市場規模も劇的に縮小する。現時点で名が売れてる一握りの人々以外は仕事を失い専業イラストレーターはそのうち居なくなる。AI使用したイラスト制作を専門とする人々がとって変わる。

数年もすると新規イラストレーターが制作するイラストが激減することで、学習モデルのもの進化が停滞し、似たような絵ばかりが世の中に蔓延するようになる。その時にはすでにイラストレーターや趣味イラストを描く人々は殆ど居なくなっているのでそれを打破することもできない。

そして、業界全体の死が訪れる。

一度滅んだ文化を再興させるのは難しい、取り返しのつかないことになる前に、各々が問題提起をしてクリエイターを守る動きをすべきだと考える。

現在問題を大きくしている要因がGAFAMなどの世界企業が率先して生成AI を推進しているということ。

技術革新自体人類進化の上で必要ことなのかもしれないけど、急速に、性急に進めているがゆえ、ベース技術が現行の著作権法等では制御できないことをいいことに倫理的問題のある部分を含んでいてもそのまま進んでしまっている点、規制進める前に普及を進めたが故に各業界クリエイター悲鳴を上げていることに目をつぶっている点が大問題


AI技術はきっとなくならない、むしろ益々広がる】

現在生成AI技術は様々な分野で人類恩恵をもたらすとして急速に利用が広がっている。個人的にも人の営みが次のステージに進むために必須技術だと確信している。

特に医療犯罪捜査農業製造業といった人の生活に密接に関わる分野での有効活用可能性は素晴らしいものがあり、業務効率化など一般企業レベルでも大いに恩恵をもたらすろもである認識されている。これはもう後戻りできない。

また、おそらく一般の多くの人は今絵師達が危惧しているような「AIイラスト」に対する嫌悪感を持っていない。だから企業側がAI生成のイラスト楽器物語などを積極的採用する動きがあれば簡単に世の中に浸透してしま可能性が高い。

芸術分野においては既存クリエイターを淘汰、破壊しかねないので本来もっと慎重に導入されるべきだった。それが性急に進行したことにより、重大なハレーションを起こしているのが現在の生成AIを巡る状況だと思う。

結論に戻るが、これを止めるには特に大企業政府が中心に規制を迅速に進めるのが必須である

また個々のクリエイター芸術分野でAI使用拡大の危険性をもっと広めて、一般レベル認識してもらうように啓蒙活動をしていくしかない。

この投稿に対して「そんなことになるわけないだろ」と思う方々は大いに反論して、どんな素晴らしい解決法、未来があるのか教えて欲しい、そして私を安心させて欲しい。

以上

【以下は雑談

話逸れるけど、たとえば自作小説を作ってる人でイラストAIにつくらせたり、自作曲のPVAIイラスト使うなんてのはよく見かける。そういう人たちはまだ自分の「手作り領域に本格的にAI侵食してきてないか安価簡単に作れるAIを頼ってるのかもしれないけど、いざ自分領域が侵されるってわかった瞬間に猛烈に反AIを謳ったりするものなのかな。

あと、もう一つ前から気になってること。所謂「反AI」と括られるような方々は中には過激意見も見受けられる。AI技術のもの否定しないという方が多いと感じるが、そもそも「完全クリーン学習モデルAIイラストジェネレーター」があったと仮定して、果たして多くの反AIの人々は「それならよし」となるのだろうか?

おそらく多くの人は、たとえクリーンAIであっても否定的な考えになるのではと思う。理由は「AI簡単に描けるなんてズルい」という感情論根底にあるからだと思う。AI推進派と反AI急先鋒はどちらも感情論でのぶつかり合いで全く議論になっていない。そんなことをしている場合ではないと思うのだが。。

2024-11-14

anond:20241113130711

パロディ作家と同じでこの人の絵柄でこの人が絶対に描かないものを生成AIで作るってもの当てはまらんか?

結局創作価値を生み出すのは人の思想感情で、それはどんな道具を使っても同じで、それを尊重するのが著作権法

anond:20241114145226

それまでやりとりされてきたガレージキット版権からの許諾を受けていないものほとんどで著作権法見地で見ればまさしくそこは無法地帯であった。

まりコミケ販売されているパロディ同人誌と同様の「アマチュアによるファン活動」「パロディとしての表現行為」といった位置付けにあり、いわば版権元のお目こぼしを前提に世界が成り立っていたわけである

〜中略〜

ワンフェス当日にとある大手版権から直接注意されるまでぼくらとしてはワンフェスのことをコミケと同じようなもんだと思っとったわけですよ〜中略〜ただその版権元の担当者に言われたセリフが“ウチと正式取引もしている会社がこんな違法ものを売るようなイベント主催するのはダメだよ”というものだったと。言われてみればそりゃそうや、スイマセン、って。」

海洋堂クロニクル 121ページより)

 

主催が怒られたのとワンフェスメーカーが初めから売る側にいた点、元々スタートさせたゼネプロ版権をとってメジャー存在になりたいというこだわりがあっての流れみたい

2024-11-13

AIダブスタ

思想感情創作的表現したもの著作物である

『絵柄や作風アイデアであって著作権法では保護されない』

翻訳著作権一種である翻訳権」で保護されている』

翻訳物は二次的著作物に該当し、原作者翻訳者の双方に著作権が与えられる』

これらを踏まえた上でこのツリーは是非読んでもらいたい。

https://x.com/rootport/status/1856525495833374979

「無断学習泥棒だ!クリエイターを守れ!」と言っている人が、翻訳AIを何食わぬ顔で使っているのを見ると、作家の端くれとしては、とても悲しくなります

https://x.com/rootport/status/1856534625956635126

たとえば、

文章の無断学習を許すな!翻訳AIもChatGPTも禁止せよ!…でも、画像生成AIは許す。音楽AIAIボイチェンも許す」

…なんて主張をしている作家がもしも存在したら、あなたはどう感じるでしょうか。納得できるでしょうか。

その上で『いや、画像生成だけが問題なのだ』と主張されるのならば、軽蔑します。

全ての無断学習は許せないというなら、GoogleAppleもDeepLもXも今すぐ捨ててスジを通して欲しい。

2024-11-12

anond:2024111220446

違います

著作権等の知的財産権属地主義なの

日本著作権の効力は日本国内限定される、

アメリカ著作権の効力はアメリカ国内限定されるの。

仮に日本著作権法を改正して「AI学習したら死刑」にしても

それで死刑にできるのは日本国内学習した場合だけなの。

日本国内企業日本著作権法が適用されるから海外著作物を「AI学習したら死刑」だけど

アメリカ中国等の外国企業日本著作権法が適用されないか日本著作物AI学習しても関係ないの。

anond:20241112120255

党派性ってのはデカ

「なにがレイプだよ、減るもんじゃねえだろ」思想だとそういうフィルターを通して読むのだろう

暇空茜が著作権に関する裁判で負けた際、暇アノン弁護士は「写真なんて機械的に撮るだけだから著作権を認めるのはおかしい、高裁でひっくり返るかも」と言い出した

従来写真著作物であり著作権も認められているのでこれはファンの贔屓目だ

しかもその弁護士知財関係専門で著作権法なんか当然熟知しているはずなのに、願望で言ってる

そういう弁護士はうじゃうじゃいる

2024-11-09

著作権法違反絶対ゆるさなマンなんなん?

しごできジャイアンへの反応でもいるんだけどさ

ネットの遊びに「他人キャラを使って〜」とか「アイコン画像著作権〜」とかネチネチネチネチネチネチコメントしてる人はなんなの?

例えばこういうのならまだわかるよ

過度に性的とか暴力的とか

政治的主張が強いとか

キャラクターを貶めるのが目的とか

情報商材アフィリエイト誘導するアカウントとか

他人に厳しく著作権違反を指摘しておいて自分には甘いとかね

悪用はよくないよね

でもこれはそういうのじゃないじゃん

みんな楽しんでるし不幸になる人はいないでしょ

ただの庶民ネットの無害な遊び

権利者ですらない人間がとやかくいう必要ある?

取り締まって一体誰が得するの?

意味わかんない

2024-11-07

anond:20241107083807

フェミだけどマクドナルドのようなゾーニングされてない普通商品を通して

*女を性的消費するのは、絶対に、絶対に、あり得ないと思う*

著作権法なんて関係ない

今に見てごらん

今回の戦争では男性オタクの肩を持つ人は出ない

私たちが勝つから

ダブチ食べ美を脱がす自由はあるのか

マクドナルドの新しい公式キャラクター

いま、そのエロ二次創作が横行していて、問題になってる。

公式に問い合わせてくれたニュースサイトへの回答によると

当社のキャンペーンコンテンツなどに関しましては、権利者の許可のない複製・転載等はお控えいただき、当社のウェブサイトにある利用規約をよくお読みいただいた上で、SNSではマナーを守りながら、楽しくご利用いただければと存じます

実際の利用規約

6.知的財産権について

サービスのすべてのコンテンツ(著作物肖像キャラクター、その他の一切の情報)は、当社もしくは、その委託先等が著作権等の知的財産権使用権、その他の権利を有しています権利者の許可なく複製、転載等はお控えください。

https://www.mcdonalds.co.jp/policy/

このようになっている。

日本著作権法では、権利者に叱られて初めて権利侵害の疑いが発生するので、少なくとも現時点では、複製・転載ツイッターエロ二次創作は法的な問題はないのだろう。

しか男性オタクであるオレは、表現の自由戦士として戸惑っている。

SNS で主張されてるロジック・・・

マクドキャラクター性的消費すると、ブランドイメージを損なう

このロジックは、見覚えがある。

女子高生キャラクター性的消費すると、女子高生イメージが損なわれる

フェミが言ってた理屈そっくりだ。

オレは当時鼻で笑っていたし、真面目に返答もした。

愚かであると。

女子高生性的にまなざされるようになったとして、それは実在児童を無遠慮にみるオトコが悪いのだと。

男性オタクは何も悪くない、と。

しかし当時のオレの言葉が、唸りを上げて背後から近づいてくるのが分かる。

マクドナルドエロい目で見始めた奴ら、ダブチ食べ美をエロ消費しているオタク、両者は無関係だろうか。

表現の自由謳歌するとは、法を犯さない限り自由表現する事。

・・・でも、このままエスカレートさせる事は、表現の自由のためにならない気がする。

自由自由の為にならないダブル・バインド

身動きが、取れない。

2024-11-06

anond:20241105235825

三段階目の「公表をする」の著作権の話に絞ってどういう意見があるか知りたい。

何かの絵に類似した絵を公表した場合

・これまでの手描きの類似絵と同様の著作権運用OK派(ありふれた表現ではなく、類似性があり、制作時期などから依拠している可能性が高い、などの条件でNG判定する)

AI絵は類似絵を生成したいという生成者の意思があるから、手描きより厳しく著作権法を運用すべき派(意図ダメ

AIは手描きよりも大量に類似絵を生成できて悪影響があるから、手描きより厳しく著作権法を運用すべき派(量がダメ

など

anond:20241106121505

1ピクセルなら著作権法保護される「表現」を複製したとは言えないからセーフ。

著作権法保護される表現の最小単位がどの程度かというのは機械的な判定が困難な問題だけど、俳句著作権が認められてるので、意外と小さい単位でも認められる。

2024-11-03

anond:20241103112736

無断学習著作権法では合法だしここがなぜ適法なのか、違法になったときにどうなるかまで想像力働かせてる人は本当に少ない印象

2024-11-02

職員旅行バスの中で派遣おっさんが、一般視聴用の映画DVDを流そうとしてドン引きした…

この前毎年恒例の職場バスツアーがあったんだわ

去年は「実習生日本原風景を観に行こう」ってツアー名古屋に行って名古屋城に行ったんだが

今年は伊勢に行くことになった


俺のお気に入りワンちゃんの横に今年も座ったが

結局お姉さん先輩や不思議ちゃんが後ろでサントリーを飲みながら麻雀をしてたのでそっちに合流した笑


派遣おっさんは今年も一番前の席に座ってたんだが、運転手さんに頼んでDVDをかけてもらおうとしてた

アンチャーテッド映画を流そうとしてたんだがそのDVD一般視聴用のDVDドン引きした…

バス運転手も「あのね。派遣さん、バスの中で一般視聴用のDVDを流すのは著作権法違反って書いてるでしょ。業務用のDVDじゃないと流しちゃダメですよ」

って言ってた


派遣おっさんはむすっとした顔で0人前の席座ってた

2024-10-27

anond:20241026072647

違法ツール」だと?

何という名前法律違反しているのか言ってみろよ。

まさか著作権法だというんじゃないだろうな?

2024-10-18

続・2024年衆院選表現の自由アンケートで気になった回答

引用元第50回衆議院議員総選挙の候補者に向けて実施した表現の自由についてのアンケート結果

神奈川8区

三谷 英弘(みたに ひでひろ) : 自由民主党

設問(1-a):

法令規制するべきではない

設問(1-b):

山田太郎氏の「推し候補なのですが、スタンスはともかく手抜きな回答で残念。

神奈川12区

阿部 知子(あべ ともこ) : 立憲民主党

設問(1-a):

法令規制すべき

設問(1-b):

日本は、子どもポルノ世界発信基地と言われるほど、諸外国から非難を浴びている。子どもを、大人の性や暴力のはけ口として扱うことは絶対に許されません。性被害暴力を誘発する商産業は根絶すべき。

設問(2-a):

表現の自由”といえでも人権侵害はNO!

設問(2-b):

表現の自由は守られるべきです。しか人権侵害を犯してまで、その自由が守られるとは考えません。特に無抵抗、声を上げることが困難な子ども女性対象物とする差別人権侵害は許されない。

立憲のフェミニズムに由来する表現規制最右翼という回答だったので、ピックアップしました。「児童ポルノ」ではなく「子どもポルノ」を使っていますので、筋金入りだと思われます

神奈川15区

河野 太郎(こうの たろう) : 自由民主党

設問(1-a):

法令規制するべきではない

設問(1-b):

性的暴力等の表現対象となるキャラクター架空のものであり、被害者が実在するわけではない。色々なものに縛られない自由な発想こそが日本コンテンツ制作の強みである。これを規制する動きをすべきではない。

実在児童被害者が存在しないことを明言しており、評価できます

愛知12区

青山 周平(あおやま しゅうへい) : 自由民主党

設問(1-a):

どちらともいえない、答えない

設問(1-b):

青少年健全育成などを理由にしたマンガアニメゲームなど創作物に対する過度な規制には反対する

自民党候補者青少年健全育成を名目とした表現規制に反対するのは珍しいです。この方は旧統一教会とは昵懇のようなので、尚のこと。もっとも反対しているのは「過度な」規制ですが。

三重2区

川崎 ひでと(かわさきひでと) : 自由民主党

設問(1-a):

どちらともいえない、答えない

設問(1-b):

表現の自由尊重されるべきです。一方で必要最小限度の制限を受けるべきとも考えます特に児童性的搾取虐待につながる表現については、社会全体で厳しく対処していく必要があります

設問(2-a):

クレジットカード会社の決済制約, ポリコレ言葉狩り

設問(2-b):

特定表現に対する決済を制限することは、表現の自由を不当に制限する可能性がある。行き過ぎたポリコレは、言葉狩り表現規制につながり、多様な意見表現を封じ込めてしま可能性がある。

千葉4区

水沼 秀幸(みずぬま ひでゆき) : 立憲民主党

設問(1-a):

どちらともいえない、答えない

設問(1-b):

表現の自由は守られるべき権利であり、多様な表現があること自体は素晴らしいことですが、他人名誉を傷つける表現、多くの人を不快にしてしま表現が、深刻な事態を招いていることも、また事実であるため。

設問(2-a):

クレジットカード会社の決済制約

設問(2-b):

民間企業個人に対し表現規制を行っている可能性があるため。クレカはもはや決済インフラであり、現金では合法的に売買可能取引カード決済時のみ恣意的規制をすることは認めるべきではないと考えるため。

東京28

高松 智之(たかまつ さとし) : 立憲民主党

設問(1-a):

法令規制するべきではない

設問(1-b):

表現の自由は限りなく守られるべき権利であるから

設問(2-a):

クレジットカード会社の決済制約

設問(2-b):

決済事業者自主的規制を掛けることはふさわしくないから。

設問2-bでクレカ決済に言及している御三方

滋賀1区

斎藤 アレックス(さいとう あれっくす) : 日本維新の会

設問(1-a):

法令規制すべき

設問(1-b):

暴力的、過激性的表現犯罪行為助長正当化させることにも繋がり、暴力行為性犯罪を駆り立てるきっかけにもなりかねず、児童を守るためにも法令規制するべきでる。

設問(2-a):

ポリコレ言葉狩り等, ジェンダー平等論に基づく創作規制

設問(2-b):

ポリコレジェンダー平等を基にした創作規定は、差別の防止を目指す一方で、特定視点価値観強制により、表現の自由を妨げる可能性がある。

京都5区

山本 わかこ(やまもと わかこ) : 立憲民主党

設問(1-a):

どちらともいえない、答えない

設問(1-b):

社会子どもを守る責任があり、児童性的描写することは厳重に規制すべき。同等の作品存在で、暴力性的搾取が許容される文化形成される可能性があり、規制を強化すべき。

設問(2-a):

ポリコレ言葉狩り

設問(2-b):

ポリコレ意識による行き過ぎた表現報道観念の押しつけは表現の自由を阻害するのではないか

法規制を(半ば)肯定しつつ、ポリコレジェンダー平等のような概念棒での表現の自由の制約を懸念しているのは珍しい気がします。

大阪9区

ながさき 由美子(ながさき ゆみこ) : 社会民主党

設問(1-a):

どちらともいえない、答えない

設問(1-b):

表現の自由憲法保障される基本的人権であり、それを国家制限する検閲が行われてはいけない。性的暴力表現について、現行以上の規制を導入する際は、表現の自由を侵さないか慎重な議論必要である

設問(2-a):

規制の内容、必要性を個別判断すべき

設問(2-b):

表現の自由憲法保障される基本的人権であり、他者権利と衝突する場合等を除き、国家がそれを制限することがあってはならない。規制を行う場合は、個別規制必要性・相当性を慎重に検討すべきである

沖縄2区

新垣 邦男(あらかき くにお) : 社会民主党

設問(1-a):

どちらともいえない、答えない

設問(1-b):

表現の自由憲法保障される基本的人権であり、それを国家制限する検閲が行われてはいけません。性的暴力表現について、現行以上の規制を導入する際は、表現の自由毀損しないか慎重な議論必要です。

設問(2-a):

規制の内容、必要性を個別判断すべき

設問(2-b):

表現の自由憲法保障される基本的人権であり、他者権利と衝突する場合を除き、国家がそれを制限することがあってはなりません。規制を行う場合は、個別規制必要性・相当性を慎重に検討すべきです。

社民党はこのお二方を除き、設問1-aで法規制肯定していました(計4名)。投稿後に気が付きましたが、ほぼ同内容ですね。

大阪10区

尾辻 かな子(おつじ かなこ) : 立憲民主党

設問(1-a):

どちらともいえない、答えない

名前に見覚えがある方もいるかもしれませんが、『雀魂』の『咲』コラボ広告炎上させようと頑張っていた人です。

香川2区

玉木 雄一郎(たまき ゆういちろう) : 国民民主党

設問(1-a):

法令規制するべきではない

設問(1-b):

表現の自由は守られるべきです。公権力による表現規制が入ることで、クリエイター自由創作意欲が抑制されることがあってはなりません。当事者を交えて、著作権法に限らず幅広く政策議論する必要があります

設問1-aで「法令規制するべきではない」を選んでいる、唯一の党首です。

比例東京

伊藤 和子(いとう かずこ) : 日本共産党

設問(1-a):

どちらともいえない、答えない

設問(1-b):

表現の自由プライバシーを守りながら、子どもを性虐待性的搾取対象とすることを許さな社会 にしていく必要があります。そのために自主的な取り組みを促進していくことが大事だと思います

名前を見て最初驚いたのですが、同名の弁護士とは別人です。

比例東京

本多 平直(ほんだ ひらなお) : 立憲民主党

設問(1-a):

法令規制するべきではない

設問(1-b):

表現規制反対派としては古参ですが、立憲の性交同意年齢の引き上げに関する議論のいざこざで議員辞職された方。

秋田1区

寺田 学(てらた まなぶ) : 立憲民主党

設問(1-a):

どちらともいえない、答えない

設問(1-b):

設問(2-a):

回答を控えます

設問(2-b):

設問(3):

柔道部物語ゴリラマンゴースト・オブ・ツシマ

その本多平直氏の「追放」に一役買った方。私の好きな作品アンケートへの回答といった内容です。

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