はてなキーワード: ドライバーとは
来年3月から運転免許証をマイナンバーに一体化すると市役所で更新できてオンラインで講習を受けられる様になるという。オンライン講習って動画流してページスクロールして終了ボタン押すと完了ってやつでしょ?
はっきり言って危ないから止めろ。そんなのどうせちゃんと見ない人間多数で講習の意味無くなるだろ。
増田はゴールド免許だ。だから更新は5年ごとで講習の時間も30分で終わりだ。
だが正直、30分では全然足りてない。最初に安全運転啓発ビデオみたいなのを見る。これだけで15分消費だ。その後に口頭で道交法や車両法の改正点や問題視されてる事故類型を説明するのだが、これが全然時間足りてない。だから「あとは『交通の教則』読んでおいてね」で解散となるんだが、どうせ殆どがちゃんと読んでないだろう(増田は全部読む)。
そもそも更新年数が伸びたら法改正点や問題になる危険行為は増えるのに、逆に短縮化してしまうというのが良くない。
というのもようつべのドラレコ動画なんか見るとなんかやべぇのだ。生活保守というの?危ない運転してるのはDQNで自分は正しい側に居ると信じ切っているような。なんで事故に至るか?という教習所でやった筈の危険予測的な視点がゼロ。
例えば右折の際に道路を向こうから横断する歩行者がいるのにそのままはねてしまったとする。すると「こんなドライバーには運転の資格がない」というコメが並ぶ。
しかし危険予測的な視点で見れば、フロントガラス横のAピラーに死角があり右折行動で車が向きを変えるのと歩行者の動きがシンクロしてAピラーの死角に入り続けてしまったと考えられるのだ。ドラレコはルームミラー裏に設置するからこの死角が無い。しかも最近車の衝突安全基準が高まったせいでこのピラーは太くなっているが、不格好なのでガラス端部の黒塗り、内装などでそれが判り難くなっている。
すると予防としては低速の右左折では顔を横か前後に動かして死角を見る癖を付けるという事になる。
最近流行りのデマの「クルドカー」も同じだろう。殆ど全部が定積載の解体屋トラックだ。そして近年車両法改正があったので「交通の教則」には積載時の最大はみ出し量が載っているのだ。読んでないって事なのだな。
運転は免許を受けてする行為なので業務の一つとして扱われる為、運転が日常行為であってもこういう態度は許されてないのだ。
そこで更新も自宅で動画放置してEULA読み飛ばしみたいな感じで終了でいいのかって事ですよ。
上から命じる形で「ここはこう変わったから覚えておきなさい」とされないとダメでしょ。
大体、視力検査や聴力検査(呼ばれて返事)、深視力(両目が見えてるか)、手足が無くなっていないかという障害の有無の確認なんかはどうすんの?
最近もマイナ免許にすれば詐欺が無くなる!という増田が沢山参照されていたが、
https://anond.hatelabo.jp/20241104113721
未だにこういうハイテクっぽいもの=安全という信者は多く居るんですな。この増田によると、マイナ免許反対は反社か脱税しているか日共との事だそうで程度が知れるのだが、この程度の人でも家のローンを組めると言うのは喜ばしい事でもある。
だがこういう人はこれまでの経緯も通信の仕組みも全然知らない。
公衆電話のテレホンカードは一時期、セキュリティが向上する筈だったICカードが導入された。磁気カードより改竄がやり難いとの判断だ。
だが実際はICリーダを使うとプリペイド額上限の引上げなども簡単で悪用が天井無しになり、旧来の磁気カード式に置き換えという形ですべて撤去されてしまった。
マイナ免許では免許情報をICチップに書き込むという運用を予定している。この時、警官に免許証の提示を求められてパスワードが必要ではナンセンスなので、そのまま読み取り出来るようになる筈だ。今も無接触でリーダにかざすとリーダと端末(パソコンなど)の間はUSB通信して平文で番号が送られるが、そこに免許情報も追加されるわけ。
危ない仕様だが、レンタカー屋で免許種別確認、電波が届かない場所での事故処理などを考えたらこうしないと困るのは判る。
だけど、これは満員電車にリーダを持って乗り込み、免許情報を集めて回るという方法が出来ないか?
また諸外国で問題になってるポピュラーな手口として、ATMのクレジットカード挿入口にカードリーダと暗証番号パッドを被せてしまうというのがある。これが格段にやり易くなる。例えばカーシェアの車に免許確認のリーダが設置されたりした場合などだ。
元増田などは銀行やコンビニのATMなどもインターネットを経由していると思ってるかも知れないが違う。これらは専用線が引かれている。インターネットはかなりセキュリティが低い通信システムだ。だからマイナの前の住民基本台帳ネットを作る際には公衆回線と繋げないという事が誓約されていた。
マイナカードはインターネットを使う事が前提で設計されているので暗号化が必須だ。だが暗号化は通信の全部にがされるわけではない。ヘッダの部分は平文なのだ。
そしてこのヘッダ部分に情報を載せてしまうサービスというのは絶対に出てくる。例えばセッションIDに入れてしまうなど。
またセッション乗っ取りによるログインなどもよくある事だ。レンタカー屋や保険代理店、元増田の場合だとARUHI店舗でローン申し込みの際にマイナカードを提示する。その読取り端末が無線だった場合、そのネットワークはちゃんとクローズドになってるの?って事だ。スマホなどWifiでは全部の端末に同じ情報が流される。各端末は宛先が自分以外のデータを全部捨てているだけだ。これは単に約束事なので破ることも出来る。全データを保存するアプリを入れたら免許番号と免許情報が集まる集まるってことだ。
なので総合すると、今まではコピーを盗んだりと物理的制約があった番号収集が自動化されて穴さえ突ければバカスカ集まるようになる。だからATMは未だ専用線引くしペイパルやyahooウォレットみたいな決済代行サービスは隆盛なの。ペイパルは別に日共が経営してるんじゃないよ。
という事で、利便性の為にドライバーの能力下がるのを許容するのは良くないし、変な安全妄想狂を騙してスリの巣に大衆を招くのも良くないというお話であった。
プログラミングでもデザインでもドライバーでも構わないけれどドメイン領域に対して専門性の高いスキルを保有しているということ
専門性というのは「出来る人が少ない」「誰でも獲得できるわけではない」というのが大事で、自動車免許は専門性が高いとは言わないが大型車の運転はそこそこ専門性が高い
「出来る人が少ない」部分だけ理解していて「誰でも獲得できるわけではない」という部分が理解されていない
だからプログラミングスクールに通って副業するぜ!とか言っちゃうんだろうね
専門性が高いスキルを保有していてもそれを生業にしていない場合は副業としては失敗している例が多い
本業で食って行けてないスキルの副業ってほぼ趣味で同人活動とかに近い
趣味なので別に構わないんだけど収入面で考えると副業になってないことが多い
加えて副業だけに必要な物品とか知識とかを用意するとコスパが悪くて失敗する
本業と副業で必要になるもの(ハード・ソフトの両面)を揃えておかないと無理
これが最大の条件でスキルを持っているのに本業で使い切れていない場合に副業が成功する
バスの運転手が副業する場合、月水金ではA会社の路線、火はB会社、みたいな感じなら成功する(そんなこと出来るんか知らんけど)
プログラマーなら本業の開発は0.6稼働ぐらいだから、残りの0.4稼働を副業に充てる、という感じ
思い立ったので書く
https://anond.hatelabo.jp/20241012181121
多くの自動車メーカーに影響を与え、後に自動車のスタンダードとなるような技術・理念を持つことを選考基準とした
世界初のガソリン内燃機関を動力とする3輪自動車。現代の自動車の始祖にあたる。
自走式の自動車はモートルヴァーゲン以前に前例があるものの、馬車を改造したものでしかなかった。機動性と実用性を考慮し、ドライバーが手足のように操作できることを念頭に開発された自動車は、モートルヴァーゲンが初となる。「バランスを取ることなく、ドライバーが自由にコントロールできる自走式の乗り物」を自動車とするならば、それを定義したのがこのモートルヴァーゲンといえる。
発明者のカールベンツはメルセデス・ベンツ創始者の一人。その妻であるベルタベンツは1888年、旦那に内緒でモートルヴァーゲンを持ち出し、息子2人と長距離旅行(実家に里帰り)を敢行。ガソリンスタンドなど無い時代に、幾多の故障とトラブルを乗り越えながら往復200kmの長距離走行を成功させている。この時の経験は、モートルヴァーゲンの改良に大いに役立ったという。
世界初の大量生産車。ヘンリー・フォードによるライン生産方式の発明により、一部の富裕層の乗り物であった自動車が大衆のものになった。自動車史のみならず、人類の歴史にに大きな足跡を残した偉大な車である。
大成功を収めたフォードであったが、その十数年後にはゼネラルモータースの台頭により、フォードは窮地に立たされることになる。
いわゆる「ビートル」。基本的な設計を変えないまま2003年まで生産された。累計生産台数は2152万9464台。フルモデルチェンジを含めない単一車種の生産台数としてはぶっちぎりでトップ。
この車の偉大さを伝えるにあたり、長ったらしい解説は必要なし。世界中で広く愛され、たくさんの人々の生活を支えた。
世界で初めて衝突安全ボディを採用した車。衝突時に車体を意図的につぶすことで、衝撃を吸収し安全性を高める。
今では当たり前の技術だが、その当たり前を作り上げ沢山の命を救った功績は大きい。
3点式シートベルト(現在一般的に使われているシートベルト)を世界で初めて標準装備した車。ボルボは「安全は独占されるべきでない」としてこの特許を無償で公開。その結果3点式シートベルトは急速に普及し、世界中の自動車の安全に大きく貢献した。メルセデス・ベンツとともに敬意を。
スポーツカーとしての高い走行性能と、人や荷物を載せる実用性を高い次元で両立させた車。高級スポーツカーとしては珍しくルーフキャリアが装着可能で、荷物を屋根積みすればスキーやキャンプなどレジャーにも使える実用性を有する。初代の発売から現在に至るまで、世界中の自動車メーカーにとってスポーツカーのお手本であり続けている。
エンジン横置きFF(フロントエンジン・フロントドライブ)大衆車の先駆車。コンパクトな車体ながら広い室内空間を確保できるこのパッケージングは、現在の自動車の主流となった。
BMWにブランドが買収された後は、様々な自動車メーカーが挑戦し失敗し続けた「小さな高級車」を初めて成功させたブランドとなった。
フェラーリの創業者エンツォフェラーリが最後に手掛けたスペチアーレ(限定モデル)。希少価値を高めるため「欲しがる顧客の数より1台少なく作る」ビジネスモデルは、高級車はもちろん高級時計やブランドバッグなど、ラグジュアリーブランドビジネスとして今では一般的な手法となった。世界最強の高級ブランドフェラーリを象徴するF40は、自動車業界の枠を超えて特筆するべき製品といえるだろう。
世界初HV乗用車。初代プリウスは赤字覚悟の実験的なモデルだったが、2代目プリウスは商品力を高め大ヒットを記録した。
近年のトヨタはEVの販売が積極的でないため脱炭素できていないと叩かれがちだが、発売から現在までCO2排出削減に最も貢献した車は、他でもないプリウスである。「良い製品でも売れなければ意味がない」というトヨタの考えを地で行く名車。
走るスマートフォン。もはや自分で運転する必要などない時代を予感させ、モートルヴァーゲンが定義した自動車の定義を覆そうとしている。トヨタが「自動車メーカーからモビリティメーカーへの変革」を目指すようになるなど、世界各国の自動車メーカーが経営戦略の転換を迫られた。
また、テスラの運転支援技術が悲惨な事故を引き起こすなど、自動運転技術が普及していく過渡期として重要な出来事も引き起こしている。良くも悪くも、今後自動車史における大きなターニングポイントとして語られることは間違いない。
・1920年代のゼネラルモータース(シボレー、キャデラック等)
たくさんのブランドや車種を展開する販売戦略(多品種少量生産)やオートローンなど、現在は当たり前になっているマーケティング手法を生み出した。自動車史において非常に重要であるものの「これ!」となるような特定の車種を選ぶことができなかったため選外とした。
夢のエンジンと呼ばれたロータリーエンジン。世界中の自動車メーカーやオートバイメーカーが研究したが失敗。唯一実用化に成功したのは、東の最果てにある小さい自動車メーカーだった。高く評価されるべき技術だが、広く普及した技術とはならなかった。
ちなみに、ソ連がロータリーエンジン車を生産していた事実はあまり知られていない。一説によると3ローターの市販車は、マツダではなくはソ連が初だとも言われている。昭和51年にマツダがソ連技術者に工場を案内したことがあるらしく、その際に技術流出した(らしい)。
油圧サスペンションやモノスポークホイール、流線型で宇宙船のような外見など、意欲的な工夫が多数盛り込まれたシトロエンの傑作。特殊な車に見えるが、大衆車として145万台以上生産された。
誰もが認める名車だが、マツダロータリーと同じく一般的な技術として普及しなかったため選外。
ちなみに、油圧サスペンションの油圧はブレーキやパワステ、トランスミッションの駆動にも使われているため、何らかの原因で油圧がかからなくなると、最悪サスペンション、ブレーキ、ハンドルすべてが利かなくなる。
・メルセデス・ベンツ ミディアムクラスW124(1985年)
「最善か無か」最後の時代のメルセデスとして名高いW124型ミディアムクラス/初代Eクラス。安全性を最優先に考え、最善の自動車を実現するべくコストをかけて徹底的に開発された名車。世界中の自動車メーカーの研究対象になった。
しかし、日本車の躍進や東西ドイツ統合による経済的混乱などの理由で、メルセデスベンツはこの車以降、コストをかけた車づくりをあきらめることとなる。
日本車の高級車市場進出の象徴ともいえる一台。この車が出るまでは日本車=安くて丈夫な大衆車だったが、それを覆した。きわめて静粛な車内と乗り心地、そして高いクオリティに対する値段の安さは、全世界に衝撃を与えた。メルセデスが「最善か無か」の車づくりをあきらめたのはこの車が原因。
世界中の自動車メーカーが不可能と思われていたアメリカの環境規制、マスキー法を初めてクリアした名車。ホンダが北米市場で躍進するきっかけとなった。
ちなみに、マスキー法はビッグ3(フォード、GM,クライスラー)の反発により実質的な廃案となる。アメリカの環境規制がマスキー法同水準に達するのは、1995年になるまで待たなければならなかった。
アフリカや中東、南米ジャングルの奥地...。どんな場所でも生きて帰ってこれる車。厳しい環境で、農業や鉱業、人命救助などに活躍している。この車がないと生きていけない人が、世界中にはたくさんいる。
開発者インタビューによると、地引網漁に使われている事例もあったらしい(ランクルで浜から海にざぶざぶと入って網を投げ、引き上げる。釣った魚を売る時にも使う)。
パワーがないけど、軽量で安く走る楽しさにあふれるスポーツカー。デビュー当初、この類のスポーツカーは瀕死寸前だったが大ヒットを記録し、数々のフォロワーを生み出して今に至る。
ベッドとかテーブルとかを買うと簡易的なドライバーとか六角レンチとかが付属しているのが理解できなかったんだけど、そうか……世間的には家に工具がないのが普通なのか。
ドライバーなんて工具ってほどの工具でもないじゃないの。 そんくらい持っておけよな!
千円で買える六本セットのやつで十分だから!
就職後は失われた30年
歴史ある大手企業も失策の連続で、経済のエンジンだった製造業が欧米中国企業に連戦連敗で市場シェアを失う
しかし非正規雇用を増加させ、下の世代から搾取することで自分達の取り分はきっちり確保
死ぬまで自分達が逃げ切れば後のことなど知ったこっちゃないので無限に社会的リソースを要求、保険料自己負担アップなど絶対に認めない
更にキレる高齢者問題、医療サブスク問題高齢ドライバー問題などなど高齢者の自己中ワガママぶりは留まることを知らない
若い頃から今までワガママ放題若い世代に負担を押しつけて自分達では何も生み出せなかったまさに最低最悪の害悪世代が現在の高齢者だよ
街道に面した駐車場入口で、駐車場と街道の間にある歩道の通行を優先させるため、通行者(通行自転車も)が見えたらクルマを入口手前で停車させる交通誘導員の仕事をしている
配属される前に部署のベテラン達から「土地柄ヘンな奴らが多い」「止められるのを不満におもってクラクションを鳴らしたり怒鳴ったり止まらずに無理やり入ろうとしたりする」と聞かされてビクビクしていた
数ヶ月ほど経ってみて、危ないのは女性ドライバーのほうが多い、ということがわかった
日中のみ営業しているショッピングセンターの駐車場なので客層が主婦層の方々が多くなるのでそうなるのだろう、「ヘンな」人それ自体は老若男女を問わず同じ比率で存在するようだが
ただし、女性ドライバーのほうが、技能的に運転中の安全確認に心の余裕が無いからなのか、進行方向のみに目を向けていて、他の交通者が存在するということを「なかったこと」にして、こちら交通誘導員の側からみると「停止の合図を目の前に出しているのに無視して止まってくれない」行動をとる方が多い
フェルスタッペン&レッドブルならポジションをすぐに返していたはずだ。
それも自分たちに一番都合の良い場所で一瞬ポジションを返してすぐさま再オーバーテイクをしかけていたはずだ。
マクラーレンが甘いのはエイペックスがどうのこうのと主張して、これまでの過去の判定やこの日のスチュワートの判断を全く無視していることだ。
この日は同じシチュエーションでガスリーに5秒ペナルティ、ラッセルも5秒ペナルティ、角田にも5秒ペナルティとかなりわかりやすい判例がすでに示されていた。
にも関わらずポジションをフェルスタッペンに一度返すようにノリスに指示しないのはボーンヘッドと言われてもおかしくはない判断といえる。
そもそもフェルスタッペンがあれだけラフプレーが多いのになぜペナルティを受けないのか?
そこを真面目に考えたことがあるのだろうか?
ワールドチャンピオンに対してスチュワートがペナルティを与えるのに及び腰になっているとても考えているのか?
そうではない。
フェルスタッペンはルールで何が許されていて何が許されていないか、その部分を熟知している。
たぶん強烈に勉強したのだと思う。
じぶんでルールブックを読んだのか、頭のいい人に読ませて教えさせたのかはわからないが。
とにかく彼はルールを熟知してる。
それはデレク・ワーウィックもそのようなコメントをしていたように記憶してる。
「彼がどれだけ高度なテクニックを使っていると思っているんだ?」
(彼は巧妙にペナルティを受けないようにドライビングしているんだ。というような意味。F-1ではドライビングのログが残るのでスチュワートは判断に迷うときにはそのログを見てルールに違反した動きだったかどうか判断する場合がある。)
そんなことを言っていたはずだ。
フェルスタッペンがよくやる行動のひとつとして、直線からのブーレキング時に進路変更を何度もしているように見えるという行動がある。
マグネッセンあたりがやったら一発でペナルティをもらうような走らせ方だ。
なぜか?贔屓されているのか?
もちろん違う。
彼はどのような手順で車を動かせばルールに抵触しない形でえげつないブロックを出来るかを熟知し、そして驚異的なマシンコントロール技術でそれを実行しているのだ。
彼はおそらく2021年の熾烈なルイス・ハミルトンとのチャンピオン争いのときに痛感したのだと思う。
自分が、いかにルールに対して無知であるか?ということについて。
この行動がペナルティを受けるのかそうでないのか?明確に理解していないままハミルトンと強烈なバトルをしていたことを反省したのだと思う。
あのときのスチュワートはワールドチャンピオン争いに水を指すのをためらって二人のバトルに関しては極力ペナルティを与えないようにしていた。
それによってフェルスタッペンは救われた場面が一度や二度ではなかった。
とくにブラジルグランプリであのときペナルティを受けなかったのは本当にラッキーだった、と後にヘルムート・マルコが語るような無茶なことをやってしまっていた。
でもいまのフェルスタッペンは違う。
彼はしっかりと何が許されて何が許されないか正確に理解している。
マナーが悪いとか大騒ぎしてるけど、1年間で特小原付は一人の死亡事故も出してないわけで、
マナーがあって免許持って安全運転を順守してるはずの車のドライバーさんは人を何人殺してるんだ?
マナーや安全運転を全員が遵守してるけど、これだけ死者が出ちゃうんです><って言うつもりか?100パーウソだろ。
一時停止は無視するし十分な安全確認はしないし歩行者を確認しないで制限速度も無視して運転してる奴だらけじゃないか。
交通違反してる数なら自転車やLUUPよりも車のが圧倒的に多くて
ワイの家は山奥にある。ヤマトで担当している宅配便センタはここから1時間ぐらい離れた町場にあって、いつもヤマトの配達の人はえっちらおっちらそこを来ては、配達してくれている。
ヤマトには通販専用の外部委託している便もあるが、あれもワイのところではやってこないため、宅配便の正規のドライバーが運んできてくれるという状況だ。
さらに、ワイの家はちょっとした坂を登ったところにある。歩くと5分ちょいぐらいかかる坂の上にあるのだが、なんとヤマトのおにいさん、そこを荷物を持って駆け上がってくるのである。
大変申し訳なく思っている。
ワイの家は、ミカン畑の岡の上のようなところにある。道はそのミカン畑の間を縫うようにつづら折りになっていて、舗装はされている(親父が若い頃、祖父と一緒に手練りでコンクリートを練っては、コツコツ舗装したコンクリート舗装の道である)が、2トン車までならギリギリ通れるだけの道幅しかなく、通常の一般道では考えられない急勾配なのであった。とはいえ、慣れていれば登れる、と言うようなところであった。
道を最後まで上がってしまえば、庭はあるので転回はできる。また、普通車どうしなら途中にちょっとよけ会える場所(農作業の時に軽トラを止めとく場所)はある。まぁ、トラックだとどちらかがバックしなければならなくなる構造であるのだが。
とはいえ、ミカンは木の高さを低く育てているために見通しは欲、登ろうとする坂に車がいるかどうかは見ればわかるし、その先にはワイの家しかないので、ぶちあうとしてもワイの家人ぐらいであり、もっといえば今では車を運転するのはワイだけなので何も心配は要らないのである。
と、言うことをヤマトの兄ちゃんに説明をするのだが、安全上のルールなんで!大丈夫です!といって、坂の入口の広い道に車を止めて、元気よく荷物をもって坂を登ってくるのである。
以前、通販で介護用の昇降椅子(80kgぐらいある)を買った時は、ヤマトホームコンビニエンスの家具便で届いた。この時は運転手と荷運び2名で来てくれるというが、流石に運んでもらうのは申し訳なく、坂の下に軽トラを用意して待ち伏せし、そこで移し替えて受け取ったりもした。
タワーマンションでは配達するのに30分かかり、能率が上がらないと言う話があった。それを言ったわワイのところなぞ、1時間かけてきて、さらに往復10分坂を登って、さらに1時間かけて帰るような立地であり、マジ申し訳ないと思うのであった。
まぁワイの家の近くには通販で商売しているパン屋さんがあり、そのパン屋さんは毎日ヤマトで大量のパンを発送するとか、平日には他にも工場があったりで集荷が必ずあるようではある。
仮に時間指定がされていてもサクッと無視して、だいたいそれに合わせて夕方に配達をしてくるので、ワイの家のためだけに来るわけではないのはもちろんなのではあるけれども。
いっそ、道の駅あたりにPUDOのような宅配ロッカーを設置してもらって、そこに取りにいくとかしてくれたほうが気が楽だなと思いながら、先ほどもついつAmazonでポチってしまった。
主観の話と言われればそれまでだけど、自分の中でストンと納得できたという話。
徒歩で街なかを歩いているといつも疑問だったのが、女性って絶対に道を譲らないのね。
例えば曲がり角。
こっちが直線で、女性が曲がり角からでてくる時、このまま行くとぶつかるよなってタイミングでも女性は普通に曲がり角から出てくる。
交通ルールでいうと基本的に直進優先なので、遠慮の塊にならないように優先側として先に行くようにって考えてるんだけど、女性の場合そのルールが通用しない。
それでいて歩くのが遅かったり、夜道だったりするとちらちら後ろ振り向いたりして、いや、だったら最初から後ろに行けよみたいなことがめちゃくちゃたくさんある。
例えば横断歩道。
車道ギリギリで待ってると危ないから車道から1人分くらいスペースを開けて待つんだけど、その隙間に入ってくるのも女性。
急いでるなら仕方ないかなって思ってると、スマホみてて青になったのにも気づかなかったりする。で、やっぱり歩くと遅い。
例えばすれ違いざま。
道路の右側だろうと左側だろうと、すれ違うときに絶対に自分が車道側には出ない。
別に意地悪してるわけじゃないけど、自分が車道とは反対側に寄ろうとすると、それこそ壁にくっつくんじゃないかってくらいの勢いで、意地でも車道側には出ようとしないんだよね。
これ、自分の場合だけじゃなくて、相手が子どものときもだいたいそう。
子どもは素直だから邪魔にならないように車道側に避けるんだけど、いや、普通守られるべきは子どもだろうって。
だったら女性同士はどうなるんだよって観察してたら、何やらよくわからない謎のルールですれ違っている様子。
結構なパターンを観察してたけど、結局わからなかった。でも、車道側歩く側は相手を睨んでることが多いので、閾値の差かもしれない。
で、これって、自転車に置き換えても同じで、交通ルールよりも何よりも、まずは自分が優先されることが前提になってる。
歩行者がいるから停止線で待ってると、当たり前に無視して追い抜いて行くし、その後こちら側が圧倒的な速度差で追い抜いても、次の信号待ちで当たり前に追い抜く。
もちろん優先道路っていう概念もないので、脇道からも自分が先だって勢いで出てくるし、こっちの直進を止めてでも右左折してきたりする。
もうそれは、ルールを知らないじゃなくて、「自分が優先」っていう考えでしか動いてないとしか思えない。
じゃあ男はどうなんだって話になると思うんだけど、少なくとも自分の界隈だと、男同士でそれをやるともう殴られても文句を言えないっていうくらいダメなことなのよ。
何かの記事で男性は侍マインドなんて言ってたけど、その部分はあながち的外れでもないなって思った。
男性同士の場合、「理不尽なことをしてしまったら反撃されても文句は言えない」っていう暗黙のルールがあって、それがあるから理不尽にならないようにルールとは何かを学ぶ習慣がある。
だから前に書いたみたいなことをしたら、それはもう喧嘩を売っているのと同じだから。
馬鹿みたいだって思うかもしれないけど、「俺はルールを破る。なぜならお前は俺よりも下だからだ。」っていう意味になるのよ。男性同士だと。
そうしたらもう悔しいけどそれを受け入れるか、実力で違うと証明するしかない。
でも誰もそんなことしたくないから、まずはお互いルールを守りましょう。間違ってしまったら素直に認めましょうっていうルールがしっかりと根づいてる。
同時に「女子供には優しくしろ」っていう暗黙のルールがあるので、女子供がルールを破ってもすぐに攻撃したりはしない。
どうもこの組み合わせが良くなくて、公共の場で女性の身勝手を許容するという良くない状況を作っているような気がする。
ただ、やっぱり会釈の一つもなくさも当然でしょって顔してる女にまで優しくしてやる道理はないので、舌打ちが出たりはするよね。
もちろん全員じゃなくて、優しくしない男もいるし暴力振るう男もいるし全部が全部とは言わないけど、体感だけで言うと、歩行中のルールを守ってない比率は男性2に対して女性8くらいの割合で違う。
で、この話をすると必ず「男だって譲らない」って話になるんだけど、それには2つの疑問があって、
・いや、その前にあなた譲ってる?
についての意見を聞かせて頂きたい。
なぜって、いままで不満を書いてきたけど、それでもやっぱり自分は譲るのよ。
それが男の矜持だなんて大げさなことではなくて、その方が正しいって教わってきたからそうするだけくらいの話。
女性にはやっぱりそれがないなって思う。
街なかにいたムカつく男の話を聞くことはあっても、だから自分は気をつけようっていう話を聞いたことがない。
むしろ自分がルールを守らないのは、男性にひどい目にあったからだみたいな開き直りすらある。
うーん。
やっぱりその思考では、簡単に人の命を奪ってしまいかねない車の運転は無理だよ。
で、話が戻ると、女性は自分が女性であることを自覚した上で、あえて自分が優先の行動を取る人が一定数いるよね。でも、車に乗ってしまうとひと目見て女性だということがわからないから、そのままのメンタルでハンドルを握ってしまうと、男性ドライバー側から男性と同じ秩序を求められるので詰むよねという話。
生物学的に女性が運転を苦手だなんてのは間違いで、女性優遇された環境に慣れすぎで車の運転ではそのギャップを埋められてないだけなんじゃないかな。
もちろん女性にも運転が上手い人はいて、要するに運転がうまい=秩序を正しく理解しているっていうことだと思う。
女性だとわかると周りの運転が強引になるっていう人もいるかも知れない。
それでもキビキビ運転している車をあえて煽ったりなんてしないし、それはやっぱり運転がとろいんだと思う。
とろい車がいて、運転席見たらやっぱり女性だったという認知バイアスは否定しない。
とろい車を煽っていいなんてルールはないけど、それでもそこに男女の差はなくて、安全を守るためにシビアな秩序の運用が求められる世界では、乱す側が悪であるという評価はどうしても切り離せないのだと思う。
そういう意味で、普段から訓練できてないことを車に乗ったらいきなりできるかって言われるとできるわけなくて、まずは日常生活から交通ルールをしっかりと意識した行動を取るのがいいんじゃないかな。
RX-7(マツダのスポーツカー)からRX-78(ガンダム)までどういう変遷を辿ったのか。
ふとこんなことを思いついたけど自分で考える知識も想像力もなかったのでChatGPTに考えてもらいました。
最初に全然違うものだから〜って言われて「あれ、これ答えてもらえないかな」と思わせつつちゃんと答えてくれたので優しい。
RX-50で飛躍があったのでもうちょっと詳しく知りたかったけどあんまり掘り下げられていない。
誰かやってみてください。
RX-7はロータリーエンジンを搭載した軽量ボディと高回転エンジンによる優れたハンドリングが特徴のスポーツカーです。
RX-8はRX-7の後継車でロータリーエンジンを搭載し、後部の観音開きドアを採用して実用性を向上させて家族でも使える4人乗りになったスポーツカーです。
RX-78は地球連邦が開発した人が搭乗して操作するモビルスーツと呼ばれる人型ロボットです。上半身、胴体となる飛行機であるコアファイター、下半身に分離し、人はコアファイターに搭乗します。
RX-7からどのような変遷を辿ってRX-78へ至ったかを推測して、RX-9からRX-77までそれぞれの特徴を説明してください。
RX-7からRX-78ガンダムに至る変遷を想像することはユニークで面白いですが、現実のマツダのRX-シリーズ(RX-7やRX-8)とアニメのガンダムシリーズ(RX-78)は全く異なるフィクションの領域にあるため、直接的なつながりはありません。しかし、ここではあくまで架空の進化の物語を考え、RX-7からRX-78へ至るまでに開発された「RX-9」から「RX-77」の特徴を推測して説明してみます。
RX-9は、RX-8の後継車として開発された新世代スポーツカーです。ロータリーエンジンの革新により、環境性能を大幅に向上させつつも、軽量なボディと高回転エンジンによる走行性能がさらに進化しています。また、4ドアデザインを維持しながら、さらに家族向けの利便性が向上しており、より多様なドライバー層に対応しています。電動化技術も取り入れ、ハイブリッドパワートレインを搭載しているモデルも展開されています。
RX-10は、ロータリーエンジンの伝統を残しながらも、完全電動化が進んだモデルです。軽量素材と次世代バッテリーテクノロジーを使用し、従来のエンジンを超える加速性能と静粛性を実現しました。デザインも未来的で、空力性能を意識したエッジの効いたフォルムが特徴です。スポーツカーの楽しさを維持しつつ、地球環境に配慮したモデルとなっています。
RX-11は、空陸両用車両への技術移行が始まったモデルです。地上での走行はもちろん、限られた距離での短時間飛行機能を搭載し、モビリティの自由度を大幅に向上させました。空力特性とロータリーエンジン技術を進化させた、非常に軽量かつ高機能なハイブリッドドローン車として活躍します。
RX-12は、地上走行の役割を大きく縮小し、完全な空飛ぶスポーツビークルとして登場しました。人々が都市部の空を移動する未来を見据えたモデルで、従来のロータリーエンジン技術が姿を消し、代わりにジェットエンジンや電動ローター技術が使用されています。コンパクトで機動力に優れ、都市間移動を革新する未来のモビリティとして高い評価を得ています。
RX-50は、地上走行や飛行を超えて、二足歩行ロボット技術を本格的に取り入れた機体です。この時点で車両の概念は完全に人型ロボットに移行しており、ドライバーはコックピットに搭乗して操作します。主に工業用途での大規模作業や特殊環境での作業を行うために開発されたものですが、これが後のモビルスーツ技術に繋がる重要なステップとなります。
RX-60は、RX-50をベースに軍事用の戦闘モビルスーツとして改良されました。この時点で戦闘用の武装が搭載され、地上や空中での戦闘行動を遂行できるようになっています。武器としてビームライフルのような光学兵器やミサイルが搭載され、戦闘に適した装甲も強化されています。
RX-70は、地球上の戦闘を超えて、宇宙空間での使用を想定したモビルスーツです。宇宙での推進システムや軌道上での長期間の活動が可能なように設計され、さまざまな極限環境に対応します。このモデルは、人型でありながらも非常に高い機動力を持ち、地上と宇宙の両方での戦闘が可能です。
RX-77は、地球連邦軍が開発した初期型の汎用モビルスーツで、RX-78ガンダムの直接的な前身とされています。このモデルでは、重装甲と火力に重点を置き、従来の車両型兵器と比べて非常に高い防御力を発揮しますが、機動力はそれほど高くありません。大型キャノンを装備し、敵の機動兵器との対戦に活躍しました。
そして、RX-78ガンダムが完成形です。高度な汎用性、強力な武装、ビーム兵器などを備え、アムロ・レイによって運用される最強のモビルスーツとして、地球連邦軍に勝利をもたらしました。
高校総体が終わった後の日々は、あっという間だった。光陰矢の如しである。
そこまで熱の篭った思い出はない。ゼロというわけじゃないが。要約的に箇条書きにする。
T君の次の年次は、相応の強さだった。俺が赴任して一年目の頃は、てんでダメな一年生集団だったけど、自分で考えて動くようになってた。
中国大会への出場は最後まで叶わなかったけど、古豪復活の萌芽となったのは間違いない。あの学校は、今では中国大会の出場常連校になっている。
彼は、まあまあ何でもやる奴だった。学業成績はそれなりで、友人関係もそれなりで、恋愛方面もそれなりだった。なんとT君は、高三の夏頃から女子マネージャーの双子の姉の方と交際していた。T君は、高三になってからは格好よく柔道をする場面が多かった。人柄はよかったし、女にモテてもおかしくはない。彼は……なんというか、女のケツを追ってるんじゃなくて、夢や目標を追っていた。その結果としてモテていた。
彼の進路はどうだったか、必死で思い出した。確か、立命館大学だったと思う。もしかしたら、ブクマ家のwuzukiさんと学年が近いのかもしれない。
ただ、「柔道は大学ではしない」と明言していた笑 俺も、彼にはウェイトリフティングのようなスポーツが向いていると感じる。
この年の晩秋のことだ。俺は教頭ほか、指導的な立場にある先生方に呼び出しを食らった。要するにバレたのだ、マネージャーの妹の方とそういうことをしてたのが。あれから、都合3~4回ほど市内で会って、ホテルで性行為をしていた。
教員として悪い行いだ。当時の俺にすらわかる。突き付けられた選択は2つだった。ひとつは、懲戒免職及び警察のお世話になること。もうひとつは、諭旨免職の道だった。自分から辞めれば、学校としては何もなかったことにしてくれるという。
後者の道を選んだ。それで、その年の中国大会の予選が終わった頃に転職活動を始めた。まあ、辞めるのは嫌だったけどさ。しょうがないじゃん。人生の過程はコントロールできるが、結果はコントロールできない。柔道の試合と一緒である。
一応まだ、全日本の強化選手だった。学校教員をしながら国際大会への出場というのは困難であり、ひとまず3年間は籍だけを置いておく~~というコーチ陣との約束だった。またいつか、現役に戻ろうと考えていた。まだ20代半ばである。野心があった。
それで、スポンサーになってくれる組織を探して、探して、探しまくって、ようやく一社だけ見つけられた。縁があったのだ。選手としての扱いは最低ランクだったが、あと数年しか現役でいられない。ここで最後の花を咲かせようと思った。
でも結局、最後の花は……イマイチな出来だった。納得のいく結果じゃなかった。不満足だし、やり切れなかった。現役生活の最後は悔いばかりが残った。T君のように、清々しい気分で柔道生活を終えることはできなかった。
今は、四年制大学で柔道を教えてる。正規職員じゃなくコーチとして。業務委託みたいな感じだ。一応は都内である。独身だが、正直いい暮らしはしてないと思われる笑
これでも若い頃は国際大会に何度も出場してるし、国内大会でも結果を残してきた。自慢じゃないが、30才を過ぎて国民体育大会の県代表として選ばれたこともある。そんな実績を引っ提げて、いろんな大学のコーチの求人を探して、探して、探して、応募し続けたが……ライバルは手ごわかった。
名門大学だと、現役時代に優秀だった者が採用されやすい。俺の成績はそれなりだったが、超一流の連中には及ばない。ツテを頼って探すにしても、ピンポイントで大学のコーチ枠は見つからない。求人自体がないのだ。
それでも、何百校もの大学に直電と訪問を繰り返して、ようやく一校だけ俺を雇ってくれるところがあった。コンタクトを取った大学は200校を超えていた。
其処は小さい大学で、柔道部員も10人ほどしかいない。けど、いい環境だった。みんな柔道が好きである。当方の指導者としての実績は十分とは言い難いが、これまで長いこと続けられている。
今から半年前、メールで転職サイトの案内が来ていた。よくある広告のひとつだと思って開くと、なんでも求職者がキャリア登録をするだけで企業から採用面接の案内が来るという。俺には縁がないと思った。しかし、いろいろと求人企業を見ていくと……なんと、T君の姿があった。
ここ10年ほどで勢いを伸ばしているメガベンチャーだった。はてなユーザーの98%以上はご存じのことだろう。その組織の人事担当者として、T君の姿がサイトに載っていた。最初は人違いかと思ったが、餃子耳の跡が残っている。あれは手術で消すことができるが、痕跡はどうしても残る。
「ずいぶんと差がついたな」
と心の中で思ったが、同時に、彼が今のポジションで幸せにやっていけてるのかな、と思うと心が安らぐ感じがした。
ああいう人間には大成してほしい。T君は根性がある子だったし、何よりいい奴だった。あの瞬間には、年甲斐もなく涙が込み上げてきたよ。
人生の一部を振り返ってみたが、スポーツで生きていく道はハイリスク・ハイリターンである。決してお薦めはしない。例えば、俺は現役時代にインターハイやインカレといった花道で優勝したことはない。けど、神がかった強さで全国制覇を成し遂げた選手でも、大人になった今ではいろんな仕事に就いている。
俺と同年代の全日本強化選手だと……体力を生かして引っ越し屋とか、宅急便のドライバーとか、資格を生かして整骨院とか、正義感や根性を生かして警察官とか、あとはグレーな警備業とか。
実業団選手で、所属企業に十分な貢献をした場合だと、引退後もお払い箱にならずに名誉職のようなポジションで継続雇用されることもある。
最悪の未来を迎える選手だっている。詳しくは言わないが、野球だったら清原みたいにさ、あっちの方向にいってしまう奴だって当然いる。その点、俺は恵まれた方だ。努力を積み重ねる中で、いろんな人が助けてくれて、そのうえ運がよかった。だから、今こうして柔道でメシが食えている。
はてな匿名ダイアリーで、柔道をしている人の日記は少ない。珍しいものだったとは思う。俺自身が少し常識外れな部分があるから、読んでて苦しい人がいたのではないか。不快な気分になった人に謝罪する。
この年度の末で学校教諭を辞めている。ラストイヤーである。思えばあっという間だった。上の秋季大会の後も、大なり小なり大会があったが、目立つ成果はなかった。
実力というよりは、柔道部全体の精神力、やる気、気合いの問題だった。センスがありそうな子はいたが、『本気』になり切れない。なぜかはわからないが、若者特有の殺気に満ちた闘志というか、「目の前の相手を殺してやる」という滾(たぎ)りが見られない。
特に、格上相手に戦う場面がそうだった。勝つとか負けるとかじゃなく、全力でぶつかってみせようという気概を感じない。
そんな中で、T君はじわじわと実力を伸ばしていた。この頃だと、ベンチプレスは140kgを上げるようになっていた。
柔道の動きはボテボテとした感じだったが、それでもサマになってきていた。高校から柔道を始めた関係で、高一の頃が特に弱かったらしい。当時は、毎日のように先輩や同級生から千切っては投げられていたという。
シゴキ以外にも、いろいろあったようである。当時の先輩連中からは相当イジられていたらしい。T君の同級生の柔道部員が、確かこんな内容を回想していたっけ。
「おいチクビ。何を寝とる。はよ畳の上から立て!!」
「今、こいつに筋肉ドライバーしてやったら、首めっちゃ抑えて転がっとるしwwwww」
「いつまで畳で寝とんな。早う起きんとチクビねじ切るどっ!」
「チクビ君さあ。今度の公式大会の時に、絶対シャイニングウィザードしてよ。武藤敬司好きなんやろ」
※本当にやって反則負けになったらしい
「プロレス好きなんだって?これからダブル大外刈りするから付き合ってくれ」
彼が弱かった頃は、部内でもやられたい放題だったようだ。しかしこの頃、高三の手前になると、彼は部内で№1になりつつあった。皆、彼に一目置くようになっていた。当時、部のキャプテンだった100kg超級の子と乱取りをしても吹っ飛ばされない。
それでも基本的には、いじられキャラだった。先輩からも後輩からもいじられていた。しかし、彼はどんな時でもリアクションを欠かさず、スマイルで彼らに応えていた。
そういえばT君は、毎日必ず昼休みに柔道場に来て、一人で弁当を食べていたっけ。一人飯には理由がある。弁当を食べた後に、ヤツは筋トレを始めるのだ。ベンチプレスを始めとして、腹筋に、背筋に、あとは自転車のゴムチューブを柱に括り付けての打ち込み練習、あとはシャドー柔道か。さすがにカマキリは相手にしてないと思うが……。
昼休みに柔道場に行った折、彼を何度も見ている。ベンチプレスが一番好みのようだった。自分自身が成長する実感とでも言えばいいのか、月ごとに最高記録が上がっていくのが面白かったのだろう。
柔道界の公式回答としては、高校生に器具を用いた本格的な筋トレをさせるべきじゃない。この時期(小中~高校生)は、技術に磨きをかける時期だ。ベンチプレスその他で測れる筋力は、試合ではそんなに使わない。柔道に本当に必要なパワーというのは、柔道をすることでしか身に付かない。すなわち組み手の練習とか、立技・寝技の乱取りを通じてしか、そのスポーツに必要な『体力』は身に付かない。
しかし、T君には時間がない。彼にとっての柔道は、おそらく高校で終わりである。時間がなさすぎる。だったら、ひたすら筋トレに励む道があってもいいんじゃないか。当時はそんなことを考えながら、昼休憩中のT君のトレーニング風景を眺めていた。
高三の四月時点で、彼の体重は約78kgだった。一年前はボンレスハムのような体形だったが、スマートになっていた。何より、当時のT君は部内で一番やる気があった。何事にも一生懸命だった。鍛えがいがある。
さて、高三最後の公式戦は六月だった。ここまでには仕上げたい。幸い、四月にあった市内大会では、彼は5位入賞を果たして県大会出場を決めていた。順々決勝では、昨年の秋季大会で当たった強豪校の選手に内股で一本負け(空中一回転半させられた)だったが、そこから2回勝って5位になった。
柔道場での立ち技の乱取りでは、納得いくだけの投げを打てるまでひたすら稽古を続けた。T君に対し、組み手の位置は自由にさせて、技も全部受けてやる。その代わりクオリティは一切妥協しない。俺が納得いくまで休憩すらさせない。
「おい、T。苦しくっても、苦しそうな顔すんな。相手にバレんぞ。ビビってるとな、わかんだよ。相手によ~!!」」
すると、唇を引き締めるようにしてT君は、距離を取ってこちらの様子を伺っている。
ああ、これは。技に入るのを狙ってるな。相手が高校生だとすぐにわかる。
「技に入るのを狙うな。狙わなくていい。(お前の反射神経だと)無理だから!! とにかくたくさん、技をかけろ。連続しろ、連続。ちゃんと技は繋がるから。お前の感性でいいんだよ。考えるな、感覚でやれ」
実際、高校レベルの試合だと技が下手くそでもいい。とにかく数。連続性が大事だ。
ただやはり、T君は運動神経が鈍いようで、へっぽこな大内刈りに小外掛けや、ボテボテとした払い腰しかできなかった。ヤツが俺に珍しく内股をしかけると、「ポフッ」という効果音とともにヤツが弾かれる。そんなレベルだった。素人未満である。
「今のお前の柔道、ほかの選手と乱取りやってるのと違うじゃん。俺用の柔道か~、そのへっぽこなのはよ~」
T君の柔道は、俺と乱取りしてる時はモードが違ってる。まるで、何かの専用の練習でもしてるようだった。
ヤツはまた内股をしかけてくるが、全然効いてない。運動神経とか、技に入る姿勢の問題じゃなくて、組み手が下手くそ(≒柔道着の握る位置がおかしい)なのだ。いいところを掴めてない。せっかく自由に組ませてるのに。
ただ、T君に組み手争いを教えるには、もうタイムオーバーである。「思いっきりイイと感じるところを掴め!」くらいしか教えていない。
だが、連続して技を掛け続ければ可能性が見えてくる。うまく相手が転がれば、彼が得意とする寝技に移行するラインも見えてくる。
「オーイ、てら。何止まってんだよ! 動け、動け。変数作れ。チャンスがないと思ってんの、お前だけだよ」
彼はヘロヘロになって大内刈りを放つのだが、俺に効くはずもなく。間隔を取って、釣り手と引き手(※柔道用語は適当にググってほしい)を上下にブンブン振り回したなら、ジャイアントスイングみたいになって、T君が畳をゴロゴロ転がっていく。築地市場の床面を滑っていくマグロのようだった。
「オーイ、俺お前よりも軽いんやぞ。吹っ飛ばされてどうすんだよ」
T君が立ち上がると、顔が真っ赤になっていた。熱中症の人でもこうはならないだろう。それくらい真っ赤だったよ。
ゆっくりと俺に近づいてくると、釣り手の方でパンチするみたいに組み手を取ろうとしてきた。それを弾いて、逆に奥襟を取り返してやった。すると、ヤツも負けじと奥襟を取ってくる。
「力比べで俺に勝てるか」と思ったが、ヤツも結構強かった。睨み合ってたが、T君の耳まで真っ赤になってるのを見た。
この頃になると、彼の耳は潰れていた。餃子耳というやつだ。努力の証である。大半の柔道選手は餃子耳にならない。本気で寝技を練習した証である。
こんな光景を見ながら、ある漫画のセリフを思い出していた。 技来静也が描いた漫画作品の、確かこの場面だったはず。
……呼吸(いき)を乱すなセスタス 恐怖心を意志の力でねじ伏せろ 怯えは判断(よみ)を狂わせる 恐れは疲労を増幅させ 病魔の如く五体を蝕む 眼を逸らすな! 敵の刃を見極めよ 胆力こそ防御の要だ 殺意と向き合う勇気を持て
拳闘暗黒伝セスタス 2巻より
俺だって、中学生や高校生の頃は、練習が恐ろしいことがあった。寝技の最中に、殴られ、蹴られ、締め落とされ、「殺される」と思ったことが幾度となくある。だが、試練を乗り越えるだけの胆力を身に付けないことには、いつまで経っても二流以下である。
こういう感覚は、今時のZ世代みたいなやつがあるじゃん。ああいう子達には伝わらないんだと思う。「○○が上手になりたい、強くなりたい」って? 本当にそうなりたいなら、命くらい投げうってみせろ。
2024年現在だって、野球でもサッカーでも、バレーでもテニスでもゴルフでも、スケボーでもブレイキンでも、将棋だって囲碁だって、その道で超一流の奴はな、自分の命かけてその道を歩んでんだよ。
立ち技が終わると、次は寝技だ。T君が強敵相手に勝とうと思ったらこれしかない。それくらい、彼の運動神経は絶望的だった。立ち技の才能がない。当時のT君が「生まれつき運動神経が切断されてるんです」と言ったら、信じたかもしれない。
柔道場の端にある、寝技の乱取り開始を示すタイマー(ブザー)が鳴ると、俺はさっそく横四方固めでT君を押さえつけて、右拳の先を太ももに突き立てた。するとT君は痛がって、俺の腹を突いて逃れようとする。
「お前、俺に力で勝てんの、勝てんの? 勝てないでしょ!? 頭使わんと、ほら。前に教えたやろ? 逃げ方を……」
横四方固めで抑え込まれた状態のT君は、腕をなんとか両者の間に差し込んで、背筋で跳ねて逃れようとした……それが正しいやり方だったら、そのまま逃がしてやる。それで、また瞬間的にヤツに覆いかぶさって、抑え込みに持っていくのだ。T君は逃げる。ひたすらそれを繰り返す。
俺の抑え込みから逃れたとしても、T君がこっちに向かってこず、亀の姿勢になろうとすると、すかさず両手で奴の柔道着の胴と太腿を掴んだ。
「よいしょっ」と持ち上げると、奴の体がひと時宙づりになった。そのままクルリとひっくり返して、横四方固めでまた抑え込んだ。今の選択はアウトだ、敵前逃亡である。この寝技練習では、攻撃行動以外は認めない。
寝技になると、T君がたまに覚醒する。俺の動きがわかってたみたいに、例えば、真上から抑え込もうとした俺の膝をピンポイントで蹴っ飛ばして、転がして、そのまま上に乗ってしまう。
俺は両足をヤツの足に絡めてガードするのだが、巧みに外して、抑え込みに持っていく――縦四方固めが完成した。
こんな具合で、いい動きをした時には認めてやる。褒めるんじゃない、認めるのだ。そいつのパワー、気概、実力を。褒めるってのは、親が子どもにやるものだ。コーチと選手って対等な関係だろ。
T君は膂力(りょりょく。腕の力)があるうえに、寝技のセンスがあった。寝技というのは、ガッチリ決まると体力差に関係なく勝利できる。当時まだ20代半ばだった俺の体力はT君をはるかに上回っていたが、それでも抑え込みから脱出できないことがあった。
ただ、悲しいかな。彼にあるのは寝技だけだった。立ち技は本当にダメだった。まったく才能がなかった。
せっかくパワーがあるのに、釣り手で相手の奥襟や背中を掴むことは皆無であり、いつも前襟だった。運動神経がないから、せっかく神業的なタイミングで大内刈りや払い腰に入ることができても、相手を投げるに至らない。遅すぎるのだ。
ただ、彼はよくやっていた。性格やキャラクターはいじられ系芸人のそれだったけど、リアクションはよかったし、部員みんなから好かれる存在だった。そういう雰囲気をもった人間だった。
時期は半年ほど戻る。
いつぞやの試合でT君を内股で吹っ飛ばした名門校の選手と、ラーメン屋で同席したことがある。T君と俺と、あの選手N君が一緒になったということは、おそらく試合の帰りだったのだろう。
あれは、福山駅の駅舎の外に入っているラーメン屋だった。名前は忘れた……なんとか吉だったはず。そこで、T君にラーメンをおごってやろうとして、カウンター席がいっぱいで4人掛けのテーブル席に通された。
そしたら、おかみさんが来て、「相席でもいいですか?」と言うのだ。それで待っていたら、N君ともう1人の柔道高校生が向かいのテーブルに付いた。2on2の相席Styleである。
そのN君だが、痩せ気味で精悍な顔つきをしていた。体形は相当細身で、背丈は185くらいか。T君と同じく81kg級の選手である。もう1人は、100kg超級とおぼしき超アンコ体系の子だった。棟田選手以上の丸々とした感じだ。
2人とも、耳は完全に潰れていた。どちらも社会人に近しい貫禄があった。眼光が鋭い。スポーツ特待生で高校入るような奴って、雰囲気からして違ってる。
俺の耳もやはり潰れている、大学卒業して釈迦人デビューするにあたり、手術で直すという選択肢もあったが、餃子耳の方がハクがつくと考えていた。T君の耳は、この時潰れかけだった。
会話、どんなだったかな。そうだ、N君がT君に話しかけてきたんだ。
それでT君も、ラーメンを待ちつつ水を飲んで彼と話をしてた。
思い出せる範囲だと、こんな会話だった。覚えてない箇所は端折っている。
「高校入ってやっとるよ」
「そうなんだ。やっぱりこの辺の学校は、そういう子が多いのかな」
「えー、すごいやん」
「親に無理やり。両親とも柔道してて」
「それで、ここまで強くなれたんや。すごいね」
「内股めっちゃすごいやん。カミソリみたい。サクッと相手が飛んでくよね。マジですごい」
「伝家の宝刀な。あれだけは自信ある。けど、強いヤツは世の中にいっぱいいるし。俺もまだまだよ」
「自分、N君には一生敵わないな。多分。こないだの試合、内股で空中5回転しとらんかった?」
「(テーブルを叩きながら)してた、してた!! なあ~」
※隣の高校生が関心なさそうに頷いていた
「もっと勢いが強かったら、会場の窓ガラスを突き破って護国神社に落ちとったよ」
このあたりで、俺のイラつきを察したのか、N君の隣の高校生が彼を小突いた。
「T君さ。今度オレと試合するのいつになるかな」
「冬に県に繋がる個人戦がなかった?」
「それ、無差別級だけだろ。あの大会は、ベスト8までは全部うちの高校が占めるし、そこまで登ってこられる? それにベスト8が決まったら、例年それで市大会は終わり。解散。1位から8位の順位はうちの監督が決める」
「えー、そういう仕組みなん?」
ここで、隣の高校生がN君の肩を叩いた。
「そう、そういう仕組みな。次の試合は春しかない。あと1回だけのチャンス」
「うん、当たるの楽しみにしてる」
「そんなんされたら、自分死ぬし!! ボンレスハムだし、チャーシューだし、畳をバウンドしちゃうよ」
「楽しみにしてる」
ここらへんの場面で注文したラーメンがきた。それで、あとは皆黙々とラーメンとか餃子を食べて、解散した。
あの店は、とんこつラーメンのアレンジ系が美味かった。当時はよく利用してた。もう軽く十年以上は行ってない。残りの人生で行くこともないのかもしれない。
※書いてるうちに思い出した。福山駅前の八十吉ラーメンである。
ただ、あの頃のT君とは、できれば一緒に行きたくないな。財布的な意味で。
当時、たまに2人きりでご飯をおごってやることがあったけど、あいつ、ラーメン替え玉4杯+チャーハン+から揚げ+餃子5人前とか食べ切っててビビったわ……食欲が凄まじい。ラーメンが4杯で終わりなのは、その頃にはスープが無くなるからだ。
俺はその半分しか食えなかった。食欲においては、完全に俺の負けである。事実だ。認めるしかない。
そんなこんなで、最後の公式戦までの日々は風のように過ぎていった。
この匿名ダイアリーを書くにあたり、約二十年前の記憶を思い返している。正確じゃない部分はあろうけど、そこまで間違った内容でもないはず。一部ではあるが、当時の記録媒体を基にして書いてることもある。
あの日々は、けっこう幸せだった。柔道部の成績は悪かったけど、気合いが入った部員も出てきていた。そういえば、あの時そういう行為をした女子マネージャー(妹)も、あれから特にトラブルはなかった。これまでどおりの、柔道部顧問とマネージャーの関係だった。いや……ごく稀にプライベートで会うことがあったか。
何度か変なことがあった。双子の姉の方と柔道場の入口で談笑してると、妹の方がやってきて一緒に話に入ったのだ。不自然なタイミングで。無理やりに近い。それは、姉じゃないもう一人のマネージャーと話してる時もそうだった。
ちなみに姉の方は、マネ子に比べると若干明るい性格だった。俺ともT君ともほかの部員とも仲良くやってた。天性のコミュニケーション能力があるタイプだった。底抜けに明るいわけじゃないけど、不思議と安心感のある、温かみのあるキャラクターだった。
マネ子の態度は、上記を除いては普通だった。何か月かに一度は、俺も含めた部員みんなにお菓子を作ってくれたし、バレンタインデーには手作りチョコレートくれたし、大会前には率先して雑用を命じてほしいと志願したし、俺の誕生日にネクタイピンをくれたこともある。
私学だし、まあいいかと思ってもらってた。あの子の財布は大丈夫かなと思ったが、月のお小遣いが一万円と聞いて納得した。友達と遊びに行く時などは、母親から別途お金がもらえるらしい。医者の娘は違うな……と、月四千円の小遣いで寮暮らしをしていた高校時代に想いを馳せたっけ。
別に、妹の方とまたセックスしたいとは思わなかった。「したい」という欲求はあったけど、でも教師としての責任感が勝ったのだ。 訂正;間違った記憶でした…
ただ、俺という人間は、やはり異常だったと思う。ちょっと性欲が強いのは間違いない。そちらの方には正直だった。あとは~~子どもの頃に柔道や陸上をしてたのだが、絶対にうまくなりたい! という情念が強くなりすぎて、体を痛めて指導者に怒られることがあった。夢や目標に対しては猪突猛進だった。
性欲、性欲……と、今思い返してみて、人としてよくなかったと思えるものを最低3つは思い出すことができた。ひとつだけ、あれはまだ5才か6才の時か。両親が忙しい家庭だったので、日常の世話は祖母が見てくれていた。いつも、祖母と実妹と一緒に寝床についていた。
いつからだろうか。動機は定かではないが、まあ原初の感情とでも言おうか。夜に寝床にいる時、暗闇の中で祖母と一緒に寝ている時に、祖母の衣服を脱がせていた。「ねえ、ばあちゃん。服、服脱いで」と無邪気に笑って、祖母の服を脱がせていた。それで裸にする。
そして、お互いに裸になって、抱き合って布団の中で眠るのだ。抱き合うだけじゃなくて、ほかにも明らかに色々してたけど、やはり幼子とはいえ異常な行動だったと思う。
妹に対してもそうだった。妹に対しては、ほぼ毎日のように服を脱がせていた。妹は「いいよ」と言ったこともあったし、「いやだ」と言うこともあったけど、お構いなしに服を脱がせた。祖母が近くにいても関係なかった。とにかく脱がせて、納得いくまで裸で抱き合っていた。原初の感情だった。
愚かなことだった。反省している。でも、あの時の感情は本物だった。あの時、まだ小学生ですらなかったけど、俺は「女を抱きたい」と確かにそう思っていた。リアルだった。
次です
あまたのロケーションが人でごった返し、地獄と化す週末だが、高速道路はその中でも最下層である。
逸る気持ちと帰路の疲れ。
旅における負の感情が凝縮される掃き溜めだ。
走行車線(左)には連なるトラックと慣れない運転の低速走行車。
追越し車線(右)にはこれまた決着がつかぬデッドヒートを繰り広げるトラックと法定速度守るマン。
実態はバックミラーと追越し車線の存在意義と機能を理解していない、もしくは無視する単なる危険分子である。
守るマンもいる一方で、とことん煽りまくる守らないマンもいる。
前方に続く渋滞は全てお前に責任がある、と言わんばかりに車間を詰めてくる。ブラック企業の中間管理職さながらの板挟み状態を強いてくる。
ストレスしかない週末高速における数少ないエンタメといえば、覆面に捕まってる哀れなドライバーと、この守るマン守らないマンの間で時折繰り広げられる激闘である。絶対に譲らない守るマンと、絶対に譲らせる守らないマン。まさに矛と盾。
たいていは偶発的に発生するが、優良ドライバーのあなたがアジテートし、プロデュースする事でさらなる盛り上がりが期待できる。
運悪く追越し車線で守るマンと守らないマンに挟まれたあなた。絶望するなかれ。むしろ幸運ととらえよ。
しばし守るマンの後ろに尾き、後方のプレッシャーに耐えつつ時が熟すのを待つ。
一向に左に逸れる気配のない守るマンと、痺れを切らして蛇行運転までしだした守らないマンが揃ったらチャンス。
左に逸れる。
追突寸前まで詰められても揺るがぬその固い意志。もはや使命感すら感じる。
追手も負けじとパッシング、ウィンカー、蛇行運転と技の引き出しを全開にする。
MADMAXのヴィランばりにWitnessすべく、右車線に戻り、闘いの行方を追うのだ。
やっと走行車線(左)の長ーいトラックの列が途切れ、束の間の2車線体制が整う。
守るマンが根負けして左に逸れるか。はたまた守らないマンがさらなる法を犯し左車線から追い越すか。
何を以てして負けとするか。
勝ち負けの判定はあなた次第!
ドライバー=日常的に道路交通法違反(主に速度超過)を意図的に行っている無法者なのに、法律を守って道路を走行している自転車や電動キックボードを危険だの邪魔だの文句つけてるのは何なの
ドライバーと名乗っている時点でおでこに「法律よりも俺ルールを優先する無法者のゴミクズです」と書いているとの同じレベルの恥さらしなのにまるでそれを理解できていない
それに加えてそんなゴミクズの立場で遵法主義者の自転車乗りや電動キックボード乗りに文句をつけるとかもはや救いようのないマキシマム恥さらしなんだよね
ゴミクズの中には道路交通法を根拠に自転車乗りや電動キックボード乗りの乗り方が悪いとか言ってるゴミクズもいるんだけど、いやお前が根拠にしている道路交通法はお前が破ってるものなんだけど
自分が堂々と破ってるルールを他人には押し付けるってなに?それ本気でやってるの?俺の知らない世界の俺の知らないギャグでやってる?