「同人誌」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 同人誌とは

2024-11-01

anond:20241029202649

うちの子厨って感じの奴ら、男性向けでも同人トレンド二次創作から一次創作に移り変わる5年くらい前によく見た現象だなぁ

元々二次創作同人誌、同人グッズ程度は作れる行動力は持っていたので、イラスト集やアクキーあたりまでを作るだけマシって部分はあった

それより下は視界に入ってこなかった

その頃大体アラサー、大体艦これ界隈から同人に入って社会人になってもそこそこ活動を続けてた集団の話

今頃何をしてるのかは知らない

2024-10-31

「新たなるオタク共通の敵」としての画像生成AI

はじめに

手描きで絵や漫画を描き、趣味同人誌を作ったりしているが、画像生成AIにも肯定的人間がこの文章を書いていることを最初に断っておく。

アイデンティティを失ったオタクたち

人間共通の敵がいると一致団結しやすい生き物だ。オタク例外ではなく、何かにつけては「迫害されるオタク」の話題で盛り上がってきた。

しか日本アニメ漫画ゲーム世界規模で人気になり、これまでオタク迫害者の代表的存在であったギャルヤンキースクールカースト上位層にすらクールジャパンが浸透するほど、オタク趣味一般化。さら多様性肯定する時代の流れもあって、オタクオタクであるだけで軽蔑されたり迫害される事は、昔と比べると随分少なくなってきたと思う。

オタクとしては平和時代…と思いきや、今度はオタク同士の内紛が目立つようになった。解釈違い、同担拒否、胸を盛るな、カップリングの左右がどうこう、愛のない二次創作、毒マロ届いた、センシティブ未設定でエロ絵を垂れ流す、トレパク発覚…。SNSでは常にどこかでオタク学級会が発生している。

そこに颯爽と現れた最新技術画像を生成するAI。と、それを使って画像を作る人。

オタクたちも最初は様子を伺っていたものの、仕組みや技術意図や使い道が十分に伝わらなかったのか、はたまた著作権の誤った知識が広まりすぎているためか、「絵師たちが血の滲むような努力をして描きあげた、我が子のように大切な絵の数々を、本人に無許可で大量に食わせたあげく、神絵師の絵に似せたAI画像を出力して嫌がらせまで働いているらしい。こいつはメチャゆるさんよなああああ」のような共通認識が広まってゆき画像生成AI肯定する人たちを「敵」と認定するオタクが増えていった。

するとどうだろう、内紛続きだったオタクたちが、共通の敵を前にして一致団結。Xの変更規約11月15日から適用話題きっかけとして、「スタイリッシュウォーターマークの入れ方」や「お手製ノイズの掛け方」を教え合うのが大ブームに。さら移住先のSNS心機一転、のびのびと楽しく交流し始めたではないか。「無断生成AIを許さない」のスローガンのもと、いま再びオタクたちは一つになったのだ。すごい一体感を感じる。今までにない何か熱い一体感を。


…というような感じ方があって、最近特に過激AI反対運動が盛り上がっているのかもしれないと考えたりしている。もはやAIを心底憎んでいるというよりも、新たなる共通の敵に対してみんなで立ち向かう感じが楽しいんだろうな、と。

実際は法律が整備されて違法ではないし、そもそも「無断学習」という概念存在しないし、ウォーターマークとお手製ノイズ学習阻害効果はないし、X以外のSNSに移動してもインターネットである限り学習を完全に避ける手段はないし、人手不足が深刻なアニメ漫画現場ではすでにAI活用している所もあるだろうし、産業工業分野でも必要とされている技術だし、国も開発を支援していく方針である以上、これから発展はすれど無かった時代には戻れない。有効活用、あるいは共存を考える他ない状況での現実逃避の果てに、彼らはどうなっていくんだろう。10年も経つころにはAI画材ツールとしてありふれたものになって、いまのドタバタ騒ぎが「ああ…そんなこともあったな〜笑」なんて言われているのかもしれない。

最後悪口

AI絵師絶滅してほしい人、このツイートいいねしてみて」のツイートに32万もいいねがついていた。(10/31時点)結構な人数だと思うが、この数字に対して誇らしげに胸を張るのはどうなんだろうな…。32万人もいるのに「じゃあ、AI規制のために一致団結して活動しよう」と率先して意味あるアクションを起こせる人が1人もいないことの方を深刻に考えるべきではないだろうか。SNS愚痴って終わるだけの人間が32万人いたところで何もならない。結局、共通の敵を前にみんなで一致団結ごっこしていたいだけに見える。

2024-10-30

趣味がなくなった

もともとBLが好きで中学生から二次創作を行っていて、大学生の時は年間6冊ほど同人誌を作りながら、pixivにあげる作品を並行して作っていた。

その時は推し大好き!こんなことさせたい!こんなことしてる推しがみたい!のようなありあまる熱量があって、その分フォロワーもたくさんいた。

しか社会人になって誰かに熱烈にハマるということがなくなってしまった。

今の彼氏アウトドアタイプから家にいるのにとても罪悪感を感じる。

出掛けて帰ってきて「今日は何してたの?」って聞かれて「YouTube見てた笑」みたいなのもう言いたくないんだよなぁ。

同人しか趣味がないしその時に獲得した承認欲求が忘れられなくてしがみつきたいけど、ハマって作品を作るほどの熱意もない。

はぁ〜〜なんか趣味欲しい。

画力がない、ではなく絵の魅力がない、ということ。

私はしがない絵描きオタクだが、とにかく絵の魅力がない。

勿論、インターネットに絵をあげるオタクが故にそれなりに自己愛は強い方だと思う。私は私の絵が好きだ。だからこれは自虐ではない。客観視した上で、『絵の魅力がない』のだ。

フォロワーはそこそこ。

同人誌を出せば、売れる。

絵はたまに上手いと褒められる。

から底辺であることや、フォロワーが増えないことに悩んでいるのではなく、『絵の魅力がないこと』に悩んでいる。

全くの無名からしたら私の言葉ウザイ以外の何者でもないだろう。フォロワーがいて同人誌が売れるなら絵の魅力あるじゃないかとも思うだろう。

でも、そうじゃない。本当にそうじゃないんだ。

私はイラスト漫画も描くタイプオタクだが、15時間描けて描いたイラストよりも30分で描いた漫画の方が伸びる。

また、リクエストは常に受け付けているのだが、これがまた来ない。フォロワーからの「漫画は好きだけど絵には面白みないし描いて欲しいもの特にない」という圧を感じる。

これで絵の魅力があると言えるだろうか。

何より、明確に絵の魅力がないと感じること。

それは、

無断転載されない』

ことである

ジャンル自体知名度は低くないだろう。

Pinterestを除くと私よりもフォロワーが少ない人の絵が転載されていたりする。

また、通知欄にも海外勢の転載アイコンからいいねが来たりする。

それでも私の絵は一向に転載されない。

これを仲のいいフォロワーに言うとひとしきり笑った後、探しちゃお~と言った。だがそれっきり何も言わなくなった。無かったんだろう。

から、私の絵には魅力がない。

被害を受けている人からしたら、たまったものでは無いし、これを当事者に伝えたら痴漢を羨ましがるヤバい人間になるので、ここに書くことにした。

転載されたりアイコンに使われたりするほど絵を気に入ってもらえることが羨ましくて仕方がない。

絵が上手い、ではなく絵柄が好き、憧れと言って貰えることが羨ましくて仕方がない。

わざわざ口に出さずともリクエストが集まる人が羨ましくて仕方がない。

もうイベントの度に読者が私の絵ではなく、内容を買いに来ていることを感じたくない。作画が私である必要はないともう実感したくない。

カリスマ性が、欲しい。

アカウントを移行してもすぐに元のフォロワーと変わりない人数がつくぐらいのカリスマ性が。

私はフォロワーがそこそこいるとはいえ、積み重ねてきたものだ。実際、アクティブユーザーは500人もいないだろうと思う。アカウント移行したところで誰もついてこず、また底辺になるのが関の山だ。キツい。

こんな悩みを抱え続けるのは辞めたい。

悪魔でもいいから私を救ってくれ。

そしたらフォロワーをいっぱい捧げて、1人の私の絵が大好きなオタクを錬成するのに。

2024-10-29

同人小説を書いた。

1カ月で5万文字くらい書いた。

この5万文字同人誌(マンガ)でやろうとしたら20冊くらいになるだろう。

10年くらいはかかるかもしれない。それが小説だと1カ月で出来てしまう!

書いてみて気付いたが、これは小説の最強の利点だ。

2024-10-27

ライブ】20241027 ひがしやしき 委託復讐リリースパーティー 大回転

承認欲求満たされてないのをサブカルで満たしてそうな黒い服を着た冴えない10代の若者がたくさん来てた

それが成長しないまま中年になったバケモンがワイや

でもちょいちょい酒飲んでる勢もいて顔が幼い20〜30代前半もいる感じ?ってなった

いややっぱ若い人多いわ

もしくは顔が幼い人 うぬも!

若いんじゃなくて幼いの方な

・近い印象のウェブのクソ野郎ファン層同じかなと思ってたけどウェブのクソ野郎の方がファン層の年齢が少し上、10からアラサー+たまに40代以上?って感じだけどひがしやしきは学生さんっぽい10代〜大学生?の割合がかなり多い印象 

・わあいこういう規模のライブハウスあいすき

音で体がビリビリするのだあいすき

・音圧?大きい音でビリビリするのいい〜

ビリビリが強すぎて音が大きい時机の上に置かれた物体ビリビリする現象自分の気管〜肺にかけても起きててオモロかった ドゥンの音の時、肺がビリビリしすぎて息が吸えない・息を吐くしかできないの、文字通り「音に圧倒的」されてて気持ちええ〜 一瞬左の鼓膜が逝った

・こういう系のアーティストファンあるある 自分のことオモロイって思って喋るオタク(時代が合ってなかったらオタクになってなかったタイプ)の話ってキッツいわ

・会場が近隣住民迷惑回避のため5分より前には集合しないでね!なんだがファンは会場の10〜15分前には周囲をワサワサ移動してて(建物の前に溜まってはないそれとなくウロウロしてる)してて「こいつも…?ひがしやしきか…?こいつもか…?」って1人人狼してた

・近くにいた女子達が「某アイドル界隈のライブに行ってみたいが怖い、なぜならファン顔面偏差値が高そうだから(自分よりかわいいファンが多いのが怖いって意味)」と話してて「ほう、そういう価値観世界もあるのか!」ってなったその世界観で生きてる若い女子、どういうメンタルでひがしやしき聴いとるんや…

・ひがしやしき、お顔はイメージしてた感じや 

しかしき、金髪プリン?!ってなった

・圧倒的予習不足…!

アルバム刊行記念ライブだしアルバムの曲+既存曲数曲くらいやろ」と思ってたら2/3弱 半分は確実にアルバム以外の曲だったから「アルバム以外の曲もちゃんと聴いとけばよかった〜」ってなったけどひがしやしきの曲は刺さるもの死ぬほど刺さるが刺さらないものは本当によくあるJPOP聴いてる時並に心が凪だからライブのためとはいえさらない曲を無理して聴く必要は無いか

己の感性でひがしやしきを楽しむ上限までは楽しめたということに…

・偉そうなこというとりますけど「委託復讐」の数曲が「おっっっ その方向で進化なさるか!!!最高でござるよ!!!!」過ぎて新曲配信来たらSpotify聴くからライブ参加に切り替えるくらい良かった 良さに屈した

理解らせ橋とせんせーにいのられたい〜と同人誌を買いに、ほんまに好き

歌詞も曲調?も良すぎ

この3曲はライブでも特に盛り上がってた印象(好きすぎて正確に判断出来てない可能性あるが…)

いやでも確実に一番盛り上がってたのはスピっちゃうスピっちゃうスピっちゃうスピっちゃう!のとこ いいよね…いい…

・ひがしやしきの2000年代初頭のオタクマイノリティ迫害されてた・後ろめたいものだった時代背景の歌ほんま好き

特にブックカバーかけてたラノベの表紙を剥かれて笑い者〜今はもっと多くの人に〜」「同人誌〜コツコツ積み上げる幸せトータル」のところ、己の「人生」勝手に重ねて感動してる

・あと「ChromeIEFirefox血管みたいに繋がってる」も大好きなので歌って頂きほんまありがてえ…

ちょっと場の空気が「知らん曲やな…」みたいな雰囲気になってたけどひがしやしき君を初めて知って好きになった曲やしワイはかなり好きやで!!!

・一部の曲で背景のアニメ切り取り映像が5,6回ループして次のアニメ切り取り動画に移り変わるの、謎の趣があったな…

ライブでヒューとかトークに大袈裟な笑い声出す人、若い頃は「おチョケ野郎がしゃしゃりやがってよォ…」と思っていたが歳をとり「うんうん、コミュニケーション最大公約数をやってライブを盛り上げてくれる人、いい人、やね…!」って見れるようになり成長を感じる

ライブの後のDJさんが流してくれる曲も目茶苦茶カッコよかったやで!もうちょい長く留まってプレイリスト作りたかった

整理券番号、150以内だったんだが

俺はライブポケットで解禁前待機+チケ販売開始直後にチケ予約したはずなのに…なのに…

ガチファン多すぎィ!ってなった

・ひがしやしきとDJの人のもにょもにょした絡み、オモコロ好きなタイプの女が喜ぶやつだ!

というか隣のお姉さんがちょいちょい「え、かわいい〜」って言っていたため…

萌える萌えいかと聞かれたら萌え萌えですが…

DJの人の空気が独特

しかし辿々しくも一生懸命応答してくれる感、Good印象ですた 何だかんだ皆から好かれるタイプの人だ…

最後の曲がヤングマガジンなのも目茶苦茶よかった 感動系でラストでもイイネ!だけどこのアーティストはこのイメージだよな!ってなった

・男も女もみんなひがしやしき君の後方彼氏解り顔してる…

・ひがしやしき、きっとこれからもっと大きい箱でやる更なる人気者になると思うので今のうちに生のライブ見れてよかった〜!

ライブグッズのティシャツかわヨ

ネコチャン 買いますた

アンコールは「あったもの」として3曲歌うね、

潔すぎてすき

・ギ、ギター、お出来になるんですね…!作詞ラップ専門と勝手に思い込んでました…!汗(謎のハラハラ感)ってなったけど普通に上手だったし「楽しい幸せになればいいのにな」は心の受け身を取っていない方面から刺さった

・そしてライブ後、同人誌を買いに池袋へ走った…

・次は椎名林檎だぜ!

楽しみだぜ!

はつじょぅっぴ〜ハロウィン【犯してくれなきゃいたずらしちゃうぞ♡】

っていう同人誌秋葉原で見かけたのが二年前の

10月三十一日。

作者名が友人の名前そっくりだったけど見てないことにした。

面白いことしてえな

同人誌つくろうかな

10年後にこの本は驚くべき価格になるだろう書いて1冊1冊にビットコイン仕込んでおくの。

出版社とかやってみたらいいのに)

2024-10-26

関谷あさみがすきです

最初に知ったのは大学ときに見たユアドッグシリーズでした

しかし当時は絵柄が好みではなくまともに読んでいませんでした

その後、千と万という非エロ一般マンガが好きになりました

同人誌のインザミルクのさやちゃんドストライクで何度も抜きました

黒髪ショートが作者的には好きっぽいですが、逆に自分にははまりません

サブキャラ的にでてくるやつのほうが抜けます

これからも抜いていきます

よろしくお願いいたします。

花とゆめ」史上最も重要マンガ10

10/27 27時ごろまでにいただいたブコメトラバをまとめました! お寄せいただいた知見に助けられております。ご興味のある方はぜひ。

anond:20241028032312

<以下本文>

集英社別冊マーガレット」の名編集長・小長井信昌が74年「花とゆめ」創刊編集長就任(のちに「LaLa」「ヤングアニマル」でも創刊編集長を務める)。氏が別マから引き抜いてきた漫画家が、最初期の「花とゆめ」を支えた。

美内すずえガラスの仮面』(1975~)

和田慎二スケバン刑事』(1975~82)

 2作まとめて、令和の今でも作品が生きているな、と思わせる説明不要の名作(前者は「連載中」ではありますが)。月刊誌→月2回刊化の目玉として2作同時に連載スタートコンテンツの息の長さに、編集長の慧眼が察せられる。

魔夜峰央パタリロ!』(1978~)

 主人公マリネラ王国国王パタリロに次いで2番手キャラクターはMI6少佐バンコラン。彼は主に美少年を愛好する同性愛者で、本作はギャグマンガだが 「同性愛であることそのもの」を揶揄していない点に、作者の品格を見る。

 作中に「ドイツギムナジウムで一緒だったんです」「11月ごろ?」というやり取りを挟むなど萩尾望都ファンであることがわかる。82年アニメ化。「花とゆめ」というより白泉社として最初アニメ化

(ここまでが集英社移籍組)

川原泉甲子園の空に笑え!』(1984

 どの作品を推すかが分かれる。世間的には『笑う大天使』(1987~88)が有名で傑作集を出す際のアンケートでも番外編の『オペラ座の怪人』(1988)が2位だが

 ・作者ご本人はまったくスポ根の人ではないのに、スポーツものに傑作がある

 ・甲子園という制度批評視点を投入 と、一歩踏み込んでいる本作をリストアップ個人的には『月夜のドレス』(1984)が好き。

日渡早紀ぼくの地球を守って』(198692)

 メディアミックスとしてはOVAのみであるが「前世ブーム」の火付け役として爆発的な人気を誇った。※ラジオドラマあり。ブコメご指摘感謝

 『スケバン刑事』のような「悪に対する憎悪」ではなく「優秀だが他人を寄せ付けない戦災孤児と品行方正な優等生との、互いに相反する感情」など愛憎の陰影が濃い大人びた作風に、当時の読者(主に10少女)は魅了された。

 「久しぶり 君には心底会いたかったよ 秋海棠」以上にインパクトのある「ひき」を未だに知らない。

佐々木倫子動物のお医者さん』(1987~93)

 こちらも説明不要の名作。菊池規子『わが輩はノラ公』(1973~78)以来人語を話すペットが出てくる作品はたびたび登場したが 「人語は解するけどしゃべれない(しかし主張はする)動物たち」が出てきたところが新機軸。よくない形で「ハスキーブーム」がありました…。

 ※飯森広一『ぼくの動物日記』(1972~75)はノンフィクションなので除外してます

(このあたりで「男性読者も多い花とゆめ時代終焉したと思っている)

羅川真里茂赤ちゃんと僕』(1991~97)

 続く『ニューヨーク・ニューヨーク』(1997~98)、『しゃにむにGO』(1998~2009)と第一線で花ゆめ本誌を支えた大功労者。『赤僕』は白泉社では初めて他社の漫画賞(小学館漫画賞・1994)を受賞。ヤングケアラー立場に置かれた小学5年生が主人公90年代父子家庭活写した作品となった。熱量のあるドラマ巧者。

中条比紗也花ざかりの君たちへ』(1996~2004)

 2006年台湾ドラマ化、2007・2011に日本、2012に韓国ドラマ化。そして今年、初のアニメ化が発表されている。日本ではプライム枠連ドラ案件で『ガラかめ』『スケバン刑事』とは違う、読者ターゲットを広く取れるラブコメが、あの「花ゆめ」から出たのだなぁと感慨。

高屋奈月フルーツバスケット』(1998~2006)

 アラサーアラフォーですかね)のオタク女子から作品名が挙がることが多い。

 2007年に「もっとも売れている少女マンガ」として、ギネスブック認定されているそうで2001年アニメ化・2019~21の再アニメ化・2022の劇場上映の実績は立派。十二支を背景にしたキャラ設定等、往年の「花ゆめ」らしさが光る(私見)。

(ここから00年代デビュー漫画家が飛んでしまます申し訳なし…)

師走ゆき多聞くん、今どっち!?』(2021~)

 連載中のラインナップで、今一番勢いがあると思われる作品アニメ化も決定。男性アイドルキャラ)・推し活…と、イマドキの設定は鈴木ジュリエッタ推し甘噛み」(2022~)でも同様で、ここが今の「花とゆめ」の現在地である

 ※「創刊50周年記念 花とゆめ展」ブックレットでは2人の対談が掲載されている

三原順はみだしっ子』(1975~81)

 選外ってありえないですよね。すみません…。

高口里純『久美と森男のラブメロディ』シリーズ(1979~82)

 『花のあすか組』(1987~95)が代表作でありつつ『グランマの憂鬱』(2015~)が昨年萬田久子主演でドラマ化もされている、息の長い漫画家

 1985年角川書店(当時)がコミック進出して地殻変動が起きた年で、そのタイミングで白泉専属ではなくなってしまった。 「別冊花とゆめ」連載「赤鼻のアズナブル」(1982~83)、別花短編だと「優しい瞳」(1984)が好き。

酒井美羽『マンハッタンサンセット』(1980)

 この方も白泉社を離れ角川へ。『ミミと州青さんシリーズ』(1979~85)が人気&今はなき「シルキー」でレディースたくさん描いてましたが、一瞬ミステリーサスペンスものも手掛けていました。こっち路線もよかったのになぁ。増刊号掲載『異国にて』(1984)がベストですが本誌掲載作ということで『マンハッタン』を。

柴田昌弘『第三の娘』(1980)

 別マ移籍組、和田慎二の盟友。『紅い牙 ブルーソネット』(1981~86)ですよね。とはいえこのシリーズ別マから移籍なので、あえて本誌掲載短編を選んでみました。綾波レイみたいなタイトルですが、まさに綾波のようなお話です(ネタバレ回避)。

河惣益巳ツーリングエクスプレス』(1981~87)

 ヨーロッパ舞台にした華やかな作風。ほかの作品海外モノ多し。

野間由紀パズルゲームはいすくーる』(1983~90)

 制服高校生ミステリもの嚆矢といってよいのでは。近い年次のデビューだと佐々木倫子よりずっと早くブレイクメディアミックスに縁がなかったのが不思議表題作では『消えた肖像画』が大変な秀作。1巻所収。

星野架名『緑野原学園シリーズ』(1983~92

 「花とゆめ」の「80年代後半のSFもの」のストーリーや絵柄の象徴キャラ造形についてはフォロワーがたくさんいた記憶

那須雪絵『ここはグリーン・ウッド』(1986~91)

 代表作はこれだってわかってるけど、白泉社作品なら私は『フラワーデストロイヤー』シリーズ最終編 『ダーク・エイジ』(1991)が好き。

山口美由紀プリンセス症候群』(1988)

 1巻完結の表題作かわいい短編集。所収の『月光夜曲ムーンライトセレナーデ−』がすごくよかったの、思い出しました。ビッグヒットがないの、なんでなんだ…。

山内直実なんて素敵にジャパネスク』(1988~93)

 氷室冴子原作ものの中で、長く支持されたコミカライズ成功例かと。

由貴香織里天使禁猟区』(1994~2000)

 すごく売れてた! 世界観が魅惑的で熱いファンが多く、「ぼく球」以来のビッグタイトルが出たと思いました。絵のタッチも今見ても素晴らしい。

山田南平紅茶王子』(1996~2004)

 代表作はこれだってわかってるけど「赤僕」より少し前にスタートした『久美子&信吾シリーズ』(1990~97)が好き。女子高生小学男子カップル物語大人になった坂田小沢にはハッピーエンドになってほしかったなー。

鈴木ジュリエッタ神様はじめました』(2008~16)

 いずれ『推し甘噛み』の人になるかもですが、まだこちらの方が有名かと。2012・15のアニメ化聖地巡礼企画も出ていました。

安斎かりん『顔だけじゃ好きになりません』(2020~)

 こちらも「推しもので、実写映画化が決定しています

<番外・別冊花とゆめ枠>

都戸利津『嘘解きレトリック』(2012~18)

オリジナルコミックス「環状白馬車掌の英さん」(2009)からずっと、ハートフルストーリーを展開。恋愛重視の作風ではない、往年(年配)の読者が考える「花ゆめらしさ」は別花に残っていたのかも。それがまさか月9原作。やはり時代は変わった。

明智抄サンプル・キティ』(1993~95)

ここまで挙げた白泉社作品の中では一番好き。とはいえ代表作は『始末人シリーズ』(1983~91)かと。このパターン多い。大大大好きな明智抄で(同人誌単行本未収録作品集」全5巻はコンプリート10選にも入れたかったのですが、作品リストを振り返ると『始末人』ですら本誌・別冊を行ったり来たり(後半は別花)、かと思うと「チツケイレン」の「アフロディーテはきずつかない」(1988)が単発で本誌に載ったりして、編集部運用どうしてたん…と。これからも読み続けることには変わりないのですが。

近作に抜け漏れ多くてすみません。明らかな抜けは増田知識アンテナが欠落している箇所です。とはいえ総論として、ガラかめ動物のお医者さんまでは不動かな、と。

もしよかったらブコメでいろいろと教えてください。

※著者名誤り、表記等一部修正しました。ご指摘ありがとうございました(深謝)。

anond:20241023211203

5位 同人誌において最も重要マンガ10選

最近だと「同人女感情~私のジャンルに神がいます」だろうな

6位 はてなにおいて最も重要マンガ10選

古いけど小島あじこさんの「はてな村奇譚」かなと こないだのもちょっと面白かった

anond:20241026111759

てゆーかそもそも性コミとか女向け同人誌さらしあげとか、先に男が散々ケチつけてたがその辺無視したらあかんと思います

2024-10-25

anond:20241024191144

読書量すごいな

さすがに5歳のころからははまってなかった

それはさておき、ポケモンカードジムマッチとかAPEXとか行けば普通に会えるんじゃないか

あと、地域によっては児童館コラボプロテスタント系の教会あたりでボランティアするといい

ポケモンカードものによっては金がかかるから注意したほうがいいけどね

ちょっとはまるだけで3万円はとんだ

ただ、安いデッキでも組み合わせ次第ではそこそこ強いし、ポイポイスプラッシュイルカマンなんかそこまで金がかからないのに結構強い

特にイルカマンデッキとは二度と戦いたくない

いまだにあのイルカが夢に出てくるんだ

それはさておき、男だとこの手は使えないけど、女に対してはあまり警戒してないので、まだまだ食えるぞ

フェミニストもこういう少年狙いの女性に対してはガードが甘いしね

その時注意すべきこと

少年少女を道具として扱うな

スタンスとして暗器使いみたいな感じで行け

あくま少年少女意思尊重しろ

責任はきちんととれ

関谷あさみの某漫画に出てきた先生のようなことはするなよ

ぎゃくに同じ作家の某淫魔やイナズマイレブン同人誌、YOUR DOGみたいなスタンスなら、周りは意外と許してくれると思う

少年結婚したら、親族とも付き合わなければならないので、親族とも信頼関係を構築しろ

境界パーソナリティ障害といえば女性が多いように思えるけど、男性にも実はい

早稲田クリニック 境界パーソナリティ障害でぐぐればわかるが、症状の出方が女性と異なる)

あと、浮気相手が年下だと、彼氏彼女マジで嫉妬するから注意しな

両親からも訴えられる可能性があるが、彼氏彼女が恨みを込めて訴える可能性は十分にある

2024-10-24

森川ジョージを中心に燃え盛っている「漫画家単行本の表紙を描き下ろすのはタダ働きかどうか」論争について。

始めはふんふんと読んでいたが、あまりにも甘っちょろい、ナメたコメント散見されるようになり、心底呆れている。

なるほど弱小漫画家にとって、出版社優越立場にあるので、「販促有効ですから描き下ろしできませんか?」と言われると断りにくいというのはよくわかる。しかしそれに対して、「権力勾配だ!」「配慮すべき!」ってなんじゃそれ。まずお前が個人プロとして立ち向かえよ。そもそも編集者仕事でやってるんであって、お前をつぶしにきてるわけじゃないわけ。というかお前という個人にはさほど関心ないわけ。単なる取引先。

からお前の現状の作業スケジュールとか私事とかもろもろ示して、描き下ろしの作業時間はとれない、または、とったら連載が死ぬ、みたいなことを示して、双方にとって合理的で無理のないゴールを探すんだよ。

言っとくけどこれは、お前らみたいな“クリエイティブ”なお仕事じゃない一般社会人はみんなやってることだからな。納期とか納入条件とかは双方合意でやらないとお互いに損なの。

いやでも、一般企業取引と違って、出版社は明らかに強くて…とかいう? そらそうでしょ、漫画家志望者のほうが掲載枠数より圧倒的に多いんだから

お前が提供できる優位性ってなに?漫画が圧倒的に面白かったり人気あったりするならいいけどさ、それがないなら、編集者社会人としてちゃんとやりとりできるっていうのも価値になるぞ。つまり、無理な約束しない、とか、無理な約束して裏で陰口叩かない、とかいうことだよ。

あとさぁ、その全部がいやだとしてもさ、いま、色んなやり方あるじゃん個人として交渉するのが苦手ならマネージャーとかエージェントに入ってもらえばいいし、とにかくどうしても出版社キライなら、同人誌とか自費とかアマゾンKDPとかもあるじゃん

マネージャーは古来から入ってたような気もするな)

メジャーな一流漫画誌で連載持ってたけど、いまは電子で自前で出してる漫画家ようけおるぞ。ナンバーナインみたいな出版社もあるし、佐藤秀峰とか、お前らみたいなのを助ける方策をいろいろ考えてくれてるじゃん。

そこまでいかなくてもさ、お前ら同士が連帯して出版社と申合つくるのはできるじゃん。その前段まで段取りしたら、森川ジョージやらなんとか協会も助けてくれるかもよ。まあ、くれないかもだけど。

とにかくさあ、すべてがぬるいんだよ。

森川ジョージ先生売れっ子漫画家から言えるだけで、私たちは弱小だから

ちげーよ。森川ジョージやらなんやらは積み上げてきたの。お前らも積み上げることはできるの。ただ口あけて、「よい待遇」が準備されるの待ってるだけのお気持ち表明にほんとに腹が立つ。あとさ、「安定したよい待遇」って隷属だからね。飼われるってこと。版権引き上げとかできなくなるよ。

当たり前だろ?芸能人の歩合制か給料制かどっちがいい?みたいな議論だよ。お前らどっちがいいと思ってんの? 

男の娘NTR百合おねショタが好きな奴は木印率が高い

男の娘NTR百合おねショタが好きな奴は木印率が高い。前者二つは嫌いな人にも平気で押し付けるし、後者は当然のように他所様のジャンルを荒らす割に自分がされるのは病的なまでに忌み嫌う。荒らされるどころか、自身地雷がこの世に存在するのが許せないとかそういうレベルだ。

  

わけても酷いのが百合である。異性の思い人が原作に居るキャラ百合改変同人誌でシコる癖に、百合キャラ自身認定したもの同性愛と明言されていない日常系キャラ原作に男の想い人が居るキャラさえ含む)に男の影がチラついただけで発狂する。

そしてこともあろうに「あの男は邪魔だ」とか言い出すのだ。たといそれが原作キャラだとしても。正直理解しがたい攻撃である

しか百合がとりわけ酷いからと言って、他がそうでもないということは無い。男の娘NTRも「この良さがわからないのは損」とか寝ぼけたことを宣うし、おねショタ百合に準じるほどには攻撃性が高い。

  

人類性癖多様性に張り合えるのは夜空に浮かぶ星くらいであるのに、なぜこの四つだけがこうも目に付くのだろうか。少し考えてみると、私はあることに気がついた。

  

というのも、この四者にはそれぞれに対応したミーム存在するのである。順に「こんなに可愛い子が女の子なはずがない」、「脳が破壊される」、「百合の間に挟まる男は絶対に殺す」、「ショタに主導権を握らせるな」だ。ここでは代表的ものを挙げたが、他にも似たようなミームはいくらかある。

  

よくよく思い返してみれば他所様のジャンル出張してきて暴れ回るタイプオタクはだいたいこれらのミームを壊れたラジオみたいに繰り返している。

女の子イラストに「こんなに可愛い子が女の子な訳がない」というリプが付いていたり、純愛漫画に「ここまでNTR前菜」という感想が書き込まれていたり、異性愛ラブコメアニメなのに「女同士でくっつけ男邪魔」というコメントが流れてきたり、ショタ優位のマンガ富岡義勇の画像リプが付いていたり。

キモオタ諸賢であれば何れもどこかで見たことがあるはずだ。

まり、この四者が好きな者のうち他人迷惑をかけるような輩は①関係ないところで②自分面白いと思っているミームを③延々と繰り返す という特徴を持っているのだが、これもどこかで見たような存在である

  

そう。淫夢厨だ。

  

つまるところ、上記の四性癖性癖のもの問題があるのではなく、半ばミーム化されているからこそコミュニケーション双方向だということを理解していない淫夢厨みたいなメンタリティ恥知らずが浮き彫りになっているのではないか

その証拠にこれらの迷惑行為を働くダチョウ文句を言われるとおしなべて「ミームを真に受けるな」とか、そういう旨のことを言う。アホである

素がミームだとしても相手不快に感じたらそれはもはや小粋なジョークではないし、そもそも我々自身学生時代に「こんなことにマジになんなよw」と虐められてきたのに同じことをしてどうするのか。本当にアホである

  

あとは市民権を得たから云々というのもしばしば見受けられる。これはNTRに多い。DLsiteなんかのランキングを持ち出して「もうNTRメジャーから云々」とか言い出すのだ。真正のアホである

マイナーメジャーに嫌な思いをさせられても黙ってろと言うのであれば我々なんぞは永遠に劣等人種だし、やきう延長戦アニメ放送が潰されるのにも文句は言えない。仮にNTRメジャーであっても関係ないところで自身性癖開陳することの言い訳にはならないのだ。

巨乳のがスタンダードからとはいえちっぱいが好きな変態否定することはできないのと同じである

  

とまあここまでしょうもないことを長々と述べてきたが、私が文句を垂れているのは発音こそギリN2レベルに引っかかれどリーディングに関してはカラス未満の連中である

せいぜい百字もないようなコメントを見れば条件反射で「顔真っ赤長文で草」とか言ってしまうようなお歴々にここまで長い文章を読めと言うのは人道に悖るので、簡潔かつ平易に締めよう。

  

きみは面白いとおもっていても、まわりはそう思ってないかもしれないよ

2024-10-23

はよ誰か書けと思ってる「最も重要マンガ10選」

1位 進研ゼミにおいて最も重要マンガ10選

2位 ガロにおいて最も重要マンガ10選

3位 コミックLOにおいて最も重要マンガ10選

4位 薔薇族において最も重要マンガ10選

5位 同人誌において最も重要マンガ10選

6位 はてなにおいて最も重要マンガ10選

7位 オタク教養において最も重要マンガ10選

8位 近代麻雀において最も重要マンガ10選

9位 新聞において最も重要マンガ10選

10位 最も重要マンガ10選において最も重要マンガ10選

実写は所詮二次創作

公式公認なだけで二次創作

慎ましやかな同人誌界隈と違って、公認からってオリジナルタイトルそのまま使ってるから基地外なんだよね

作者および編集者の皆様においては「別タイトルかつ『原作:○○』表記」と提案いただければよろしいかと存じます

2024-10-22

anond:20241022205339

(追記あり) 日本TRPG界にリプレイ文化を定着させた初期三大リプレイ


1.トラベラーアドベンチャーする(TACTICS 1984年11月号 No.18創刊3周年記念特大号掲載

当時、S誌(シミュレイター)と共に日本ボードSLG界を牽引していたT誌に掲載されたリプレイトラベラー特集の目玉企画。著者はGURPSなど多数の作品を翻訳することになる佐脇洋平リプレイと聞いて連想する今の型式が普及する契機となった。このとき安田均が「違う型式でいこう」と考えてたら、多分リプレイ文化は成立してないか大分変わってた。

2.七つの祭壇(シミュレイター(新)第1号(1985年6月20日発行)掲載

そのS誌に掲載されたローズ・トゥ・ロードリプレイWikipedia曰く『ゲームの解説記事である以上に「読み物」として書かれた初めてのリプレイである。著者はわきあかつぐみ(藤浪智之)。実際の誌面を見ると一目瞭然だが、かなり独特な型式で、これに創刊号(再創刊号)でいきなり15ページも与えた鈴木銀一郎恐るべしである記事自体の人気は爆発的に高く、反響も大きかったが、先述の通り、型式が独特だったので直接の模倣作はそんなに多くなかったはず(プレイ雰囲気というかノリは割と真似というか汚染されてたので、影響力が小さかったわけではない)。

3.ロードス島戦記コンプティーク1986年9月号~1987年4月号

既述の通り、日本ゲーム界では「このとき安田均が違う決断をしていたら歴史が変わっていた」タイミングがいくつかあるがその中でもかなり上位に入る。翻訳TRPG本命というべきD&Dを紹介するにあたり、安田均パートナーとして選んだのが、(専門性の高いボードゲーム誌でなく)大抵の本屋普通に買えるコンピューターゲーム雑誌角川書店だったこと、マスターに選んだのが水野良だったこと、結局そのままの単行本化ができなくてD&Dから離脱したこと、それまでの「エルフ耳」とは単に先が尖っているだけだったのに出渕裕の勘違いで笹の葉の如く細長くなったことなど、その影響は極めて大きい。

(以下追記

次点候補D&Dがよくわかる本: ダンジョンズ&ドラゴンズ入門の書 (富士見ドラゴンブック 7-2 1987年7月発行)

元増田ブコメb:id:f_d_trashboxさんの指摘により思い出した。名前の通りD&D入門書だが、リプレイパート存在しており読み物としても楽しめた。著者は鈴銀とともに初期から日本ボードSLG界を牽引していた黒田大佐こと黒田幸弘。それまではリプレイ雑誌掲載記事だったが((厳密に言えばリプレイ載った同人誌も登場しつつあったが雑誌より入手難易度は上))、これは誰でも買える一般書籍として登場したという点で画期と言える((ただし、TRPGとは複数人数で遊ぶものであり、会場を借りる文化が発達してない時代だと個人宅で遊ぶ物で、必然的自分で持ってない雑誌でもそこで読んだ、という人間は多く(筆者含む)、「雑誌掲載記事」という単語ハードル現代人が想像するほどには高くなかった))。


趣味で紹介.モンスターたちの交響曲(シンフォニー) (月刊ドラゴンマガジン1989年12月号~1990年2月号)

リプレイ文化と言うよりも日本TRPGシーンに与えた影響の大きさで選出。著者は山本弘元増田は『TRPGリプレイが多数書籍刊行されることにはならなかった可能性があるくらい、歴史上はとても重要作品』と言っているが、これは過大評価であり、当時すでに「雑誌リプレイを連載し、そのシステム販売し、さらリプレイ本や小説((ロードス島戦記1巻は1988年4月発行))や解説本も売る」が安田均戦略なのは少目端の利く人間なら理解していた((どんなに遅くとも、独自システムになったロードス島リプレイ第3部(コンプティーク1988年9月号~)を見てそう思わない奴はいねーよ、ぐらいの相場観))。

いわゆる「スチャラカ冒険隊」のリプレイ月刊ドラゴンマガジン1988年11月から連載が始まるが、このパートではそれまではただ退治するものだったはずのモンスターを違う視点で描き、当時の日本中の若者(筆者含む)に多大な影響を与えた。


黒歴史編.ランドオブニンジャ 飛鳥風雲録(月刊RPGマガジン1990年8月号(創刊4号)~ )

「初期」とタイトルに入れたので80年代の話だけにしようかと思ったが、影響の大きさ的に触れた方がいいかと思って言及。不幸な出来事警察庁広域重要事件117号(1988年1989年)と同様に「オタク迫害されている」との自己認識を強める契機となった。


余談編.暗黒太陽浮気娘(ハヤカワミステリアスプレス文庫10 1989年7月発行)

アメリカ探偵作家クラブ賞受賞の推理小説。著者はシャーリンマクラム。訳者浅羽莢子D&Dがよく分かる本を探しに行ったら本棚から出てきたので紹介。SF大会で起きた殺人事件を題材とするミステリSF大会オタク様相が描かれる。クライマックスではTRPGを使って犯人を追い詰めるので、小説形式リプレイしか見えない謎仕様。今気づいたけど、152ページに出ている架空書籍タイトルが「美女と野獣――マンチキンの国がとりもった結婚」とかで訳注は原義の「オズの魔法使いの国に登場する小人の国」としか書いてないけど、年代的にはジェフ・オカモトの方にひっかけた可能性が高いと思われる(余談が過ぎる)。

anond:20241022170505

同人誌作るのに印刷会社にアウトソースした分の料金は払ってるわけで

製本流通までやってもらってる出版社には本来お金を払う立場だよね

anond:20241022111332

なんで、「オカシイ」の?

その考えの時、どういう風に商売構成しているの?

例えばだけど、音楽だって売り切りの契約とかあるよね

イラストだってそう

売り切りでお金を貰うのか、使用料を貰うのか、選択肢がある

普通は売り切りの場合著作権行使制限する条項が入る

そりゃそうだよね、使用する側は買い切ったのだもの

そういう風に考えるときにさ、表紙のイラストで金貰うってのは、それを買い取ってもらう訳?

表紙イラストを?

で、それで売り上げ伸びるとして、買い取ってもらったイラストで売り上げ伸びたら当然僕のポッケにもお金を頂戴ってやるの?

そしたら出版社は返本分の金返せとか言い出しても良いんじゃない?

売れなかったら損害請求しますが何冊発行しますか?みたいな

同人誌的な関係になっていくんじゃない?

出版側だけバカみたいだよね

2024-10-20

付き合って半年彼氏に隠してること。

懺悔

同学年って言ってたけど実は1個上。

実は2回転職してて、仕事してない期間ある。

本当の趣味野球観戦じゃなくてフィギュアスケート。←自分滑る方。土曜会えないのは教室通ってるから

転職理由は2回ともメンタル疾患。

実は貯金額、教えた額の5倍はある。

投資やってないって言ったけど実はやってる。

kpopも好きだけど、本当に好きなのはBL。まだ同人誌とか余裕で買ってる。

学歴と今の勤務先は嘘ではない。

ごめん。なるべく隠し通すからもう少し付き合って。

せめて年内までは。

気がついたら家に同人誌が1000冊ぐらいあった

いから意外と場所を取らないなと思ったけど

同時にこれっぽっちの量で50万~100万円もしたのかと思うとちょっとショック

2024-10-18

anond:20241018183716

採算しない同人誌を配る程度でイラストを全くマネタイズしてない道楽お絵描きマンからいくらLoraを作られても痛くもないけど、人間関係の都合でなんとなく無断学習反対のポーズを取っている

ネットお絵かきマンネット依存から脱却した方がいいのではないか

これはプロではない人の自語り。

X(旧Twitter)「投稿したモノはAI学習に使っていいってことなんで、勝手に使うわ!」(超要約)。

ということで改めてネットイラスト作品を上げることについて話題になっている。前からその機能はあったが、設定でOFFにできた。それすらなくなるらしい。

増田は完全創作イラスト投稿している。AI学習に無断で使われてしまうのはネット投稿する以上、仕方のない事だと思っており、なるべくサインウォーターマーク記載したり、無断使用禁止を明記はしている。

XはTwitter時代2010年ごろから始めていた。今からしたらド下手で小学生落書き未満の画力だったが無断転載はあった。でも自分はそんな奴に絡んでいく必要性もなければ、まだネット上の無断転載を罰する意識特に無かった。そのため基本放置で、自然消滅を待っていた。カス野郎だなとは思っていた。

からネット投稿無礼者勝手に使う」という意識は昔からある。ネットデメリットとして当然だと思って無視を貫いていた。

増田と絡んでくれる人、応援してくれる人は両手で数えるくらいしかいないけど、その人たちはなりすましも静かに報告してくれたし無断転載には反応していなかった。

Twitterを始めてからネット浸りで、投稿数も多く、それもあって無断転載されまくりだった。

だけどネットだと気軽に閲覧数が増える。フォローしてくれる人もいる。毎回絵にふぁぼ(いいね)してくれる人もいた。その数字気持ちよかった時期もあった。

でも、リアルイベントコミティアなど)に出るようになってからTwitterネットからは徐々に離れるようになった。投稿するのは宣伝やちょとした絵と落書きだけ。それから無断転載は減った気がする。

リアルイベント宣伝はいつも3RT2いいねくらいで「そんなに人来ないかな」と思っていたが、実際は数十人は来るし、売り上げ的にリアルで通りがかった人が買う場合が8割だ。そこからまたイベントに参加するとまた来てくれたりする。それは本当に嬉しい。

リアルイベントイラストを発表しても無断転載AI学習はなくならないが、自動で取られることはないし、現地に来ないと意味がないので多少は防げる。(めちゃくちゃ最悪な話、金払っているならまぁ…という心持ちにはなる。それでも嫌だが)

リアルイベント場合、買ってくれたファンに直接「ありがとうございます」が言えるのが利点だ。

から今回の話題も正直今更感はある。とりあえずXに停滞し続けると、AI学習賛同している人間だと思われるので、それが嫌で離れるつもりではいる。だが、いかんせんSNS宣伝力が強いのは現状Xになる。インスタはちょっと趣向が違うので宣伝力があまりない。といってもリアルイベントでは通りすがりが購入の9割くらいなのでネットなんてしなければいいのかもしれない。宣伝とかそんなものこんな一個人の力じゃ大して宣伝にもならない。もっとフォロワーが1万人越えだったら別だろうが、それ以下は宣伝したって大して変わらん。

自分HPを作って、クロスフォリオみたいにBot対策している投稿サイトにあげる程度でいいのかもしれない。

前まで気が付けばTwitterを毎時間開いていたが、そんな意識になってからはXは週に2時間程度にしか開かない。

リアルで生きればいいかと思うようになってきた。無断でAI学習されるのはムカつくし著作権どうなってんだよ、他人ふんどしで稼いでんじゃねーよカスって意識だが(増田二次創作で稼ぐ人もあまり好いていない。赤字トントンでいろやアホそれが常識じゃなかったのか)、今はそれを罰するのも面倒だ。

AI学習勝手に使われるのは仕方がないし、避けられないが、その無断AI学習という行為賛同はしたくないという人は多いと思う。

ネットから離れて、リアルイベントくらいでしか同人誌作品を発表できなくなるような時代に戻るのが一番いいのかもしれない。色紙受け付けていますって、アナログに戻るのもいいだろう。

プロになりたいのならネット上で苦しみながら活動しておこぼれを貰うんじゃなくて、ちゃん就活ポートフォリオ作って乗り込むようにすればいいじゃない。賞に応募しまくればいいじゃない。少なくとも昔はそうだったんだし。

そうするとネットという広い場所宣伝できずに、みてくれる人や可能性は減ると思うが…でも自分HP宣伝程度でもファンは付くし、それでもいいんじゃないかな。それこそコンテストに出て知名度を得るとか、個展を開いて活動するとか、いろいろある。ネットという便利だった物が絵描きに優しく無くなるのなら、自分の足で発表するのが一番の防衛だし、やっぱりリアル交流楽しいよ。何のための体だよ。

重ねてになるが、リアルのみの発表だったとしても無断でAI学習されるかもしれない。いや、されるだろう。それでもネットポンポン上げるよりかは多少の防衛になるんじゃないかな。しょうがない。だって無断でAI学習させている人間に「やめてください」なんて言ったって聞く耳を持つわけがない。

万引きしている人間に「万引きやめてください」って言ったって大体は言うことを聞かない。なら万引きGメンを雇うとか、巡回を強化するなどこちら側が変わらないといけない。それでも万引きは無くならないのと一緒。万引きする奴は店の事情なんて知らない。むしろ店側を文句を言ってくるウザイ存在しかない。

そんな風に、ネット投稿意識ルールこちら側が変えないといけない。面倒だけどさ。

はっ!もしかしたらXくんはネット依存しすぎた絵描きネットから解放しようとして……はないか

昔を思えば、小学生のころからかに褒められるでなくずっと描き続けていたことだし、絵を見せ合っていたリア友は2人くらいしかいない。

ポンポン手軽に奪われてしまネットをやめることで何万人の無言閲覧者を失っても、リアルで「いい作品ですね」「素敵ですね」ってたった一人から貰えるだけで本当は満足するべきなんだと思う。感想一言言ううも買わなかった人もいる。だが構わない。初心はそうだったはずなんだ。実際何万の閲覧数より、一言感想の方が嬉しい。なんでもすべて数値として出てしまネットで、いろいろ変な思考になっていたんだ。気が付かないだけできっと疲弊していたんだ。

ちなみにコミティア150は11月17(日)ビックサイトで開催!個人文化祭

増田も出ているぞ!何があるか歩き回るのが面倒?そんなあなたに見本誌コーナー!それに現場ネット活動を一切していない人もたくさんいて、一期一会快感が得られるぞ!絵だけじゃなくて食品サンプルだってお手軽に買えちゃうぜ!前回は手縫いポーチ手作りロマ置きを買ったぜ!行けるなら行こう!そして一目惚れしたら「素敵な作品ですね」と声をかけよう!増田はそうしている。

2024-10-16

anond:20241016211135

私は逆にアニメ普通の人が作って売りそうだなーと思ってる

同人誌漫画からもっと簡単に作れるアニメ作成販売になる

コミケ動画持ち込みになる…と思ったけど動画なら

別にまらなくてもよくね?

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん