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はてなキーワード: 情熱とは

2019-01-17

[] #68-2「ブラックホワイト

はい、次の方どうぞ……っと、奥さんでしたか

相談窓口の担当は、これまた見知った顔だった。

「あ、タケモトさん」

タケモトさんは、俺たちマスダ家の隣に住んでいる人だ。

「ここで働いているんですね」

「まあ、そうですね……それで、今日はどのようなご相談で?」

母は自分の条件に合う仕事がないか尋ねた。

「んー、ちょっと待ってくださいよ」

タケモトさんは気だるそうにパソコンをいじり出した。

職業斡旋所に送られてくる求人情報はそのパソコンに詰まっており、大抵の仕事は見つけられるようになっている。

パートタイムで、ある程度の融通が利く……かつ奥さんで出来そうなものかあ……」

タケモトさんの独り言は声が大きく、そして端々から不機嫌さがにじみ出ている。

普段からそんな感じの人だ。

その言動に大した理由があるわけではない。

強いて理由を挙げるならば、その日は少し忙しかたかなのだろう。

仕事が嫌だったら、職場に顔だけ出して給料だけ貰えばいいんだよ。或いはストに使うエネルギー副業にでも回せばいい』

以前、どこかでタケモトさんはそうボヤいていた。

労働に対する考えや臨み方は人それぞれであるが、タケモトさんの場合はその情熱がまるでないようだ。

タケモトさんの仕事は、相談する人間の数や質に比例して忙しくなる。

そして忙しかったとして給料が増えるわけではない。

給料が欲しいから働いているだけのタケモトさんにとって、内容や是非に関わらず忙しいこと自体が気に入らないのである

それでも、やるべきことは最低限やるだけ上等な方なのかもしれないが。

「うーん……ある、っちゃあ、あるっぽい、です、ねえ」

パソコンをいじり続けて数十秒後、どうやら条件に合うものを見つけたらしい。

しかし依然、歯切れが悪い。

「どんな仕事なんです?」

「要は機械操作ですが、資格必要ないようなんで、そこまで難しいものではないかと」

「ああ、いいですね。私はサイボーグですから、その分野はそれなりに詳しいですし。ここに決めます!」

タケモトさんの機微を意にも介さず、出てきた求人情報に母はやる気を見せる。

「えぇ……近所のよしみで忠告しますが、もう少し慎重になったほうがよいかと」

母のそのリアクションでさすがに心配になったらしく、タケモトさんは説明を始めた。

「この会社は『256』っていう機械メーカーなんですがね。かなり最近できたところのようで、成長も著しい企業らしいです」

「へえ、すごいじゃないですか」

人間と同じで、健全な成長というものは緩やかなもんです。その摂理無視して大きくなるってことは、不健全な成長である可能性が高い」

「どういうことでしょう?」

キナ臭い……オレが言えるのはせいぜいその程度ですかね。確信のある何かを知ってるってわけじゃないんで。憶測憶測を重ねるのはデマと一緒になりますから

(#68-3へ続く)

2019-01-14

ロリ エロ」で検索するのをやめられない

いつもChromeシークレットモードで開いたあとbing検索し、bing表題のとおり検索している。セーフサーチはOFF。検索するとき日本語入力予測に出てこないように例えば「ロードバイクアバンパー エナジー ロードバイク」と書いたあとに文字を一部削除して検索している。

そして適当サイトを開いてオナニーする。

毎回検索するたびどうして自分ロリが好きなのかと自問する。もう何年もこのワード検索していて、性的嗜好JKらへんでずっと固定されていて愕然とする。

罪悪感というわけではないが、個人的エロというもの必要がない。突然やってくる性欲が別の何かの情熱に向けられれば嬉しいのにと思っている。

お気に入りの体勢は正常位でM字開脚されていて顔はカメラ目線になっている状態。真上から撮られていて、修正はかかってない方が良い。胸はどうでもよい。画像だけでは足りず音声も映像必要。挿入の瞬間がもっと高まるお気に入りというか、いつもこの条件にあった類型を探すためだけにbingを使っているのだ(所要時間10分)

自分でもなぜこれが好きなのか理解できない。冷静に分析してみると声のメロディや体の動きのリズムそれから頭身と顔の若さによる造形美が好きなのだろうか。わからない。

ともかく「ふぅ」と一息ついたあとはいそいそとティッシュを使って片付ける。ゴミ箱に捨てて手を洗ってそれからブラウザを閉じる。それでおしまい

そのあとではてなだったらはてなブックマークでも見て偉そうなことを語ってみたりする。さっきまでの性欲はどこ吹く風というわけだ。

そしてこの一連の流れを経てやるせなく感じてしまう。これが長年繰り返されている。

こうした流れが正常とか異常とか、そういった類の分類ではなくて、なんとなくこの状態を打開するための策を欲している。

とくになぜ打開するのかという目的もないけれど。

2019-01-13

曲が完成しない

といっても作曲の話じゃない。なんて言えば良いんだ?

趣味楽器練習してるんだけど、教室にも行ってないし友達もいないし聞かせる人もいないし好きで好きで弾きたくて仕方ない曲もなくてどの曲も中途半裸。

そこそこ耳が良くてそこそこ弾けるもんだから歌える曲はすぐにソロでも弾き語りでも弾けるし、映画CMの曲なんかも聞いたらすぐに弾けちゃうけど、でも完成しない。気に入ったところとか一発てイケてるアレンジができたフレーズだけちゃちゃっと弾いて終わり。曲の頭から終わりまで1曲ばっちり練習しようとするとどうしても途中で飽きちゃう。でもなにか完成させたい。でもその先は?それで飽きてるのかな。

やっぱ死ぬほど弾きたい曲がないのが致命的か。ロックポップスジャズクラシックアニソンも好きなんだ。情熱をくれ。

とりあえずBLUE GIANT読み始めてみたわ。めっちゃおもろいですね。

声優ってすごい

たまに声優ドキュメンタリーとか見ると普段自分が見ている作品の背後にこんな壮絶な世界が広がっているのかと感嘆、いや畏怖を覚える。

声優たちが「現場」と呼ぶ場所のあの張り詰めた空気。人から寄せられる期待の嵐。プロとしての責任。そういうのを見ているだけで苦しくなってくる。ぼくはあの場で正気を保っていられないだろう。立っていることすらままならないかもしれない。

いまぼくが生きているのは、彼らの仕事にかける情熱のおかげであると言っても過言ではない。極限まで洗練され磨き上げられた声は人の心を揺り動かすのに十分に過ぎると思う。それは芸術を見る目がなくこの上なく鈍感であるぼくですらもだ。アニメというのは声優の声に膨大な情報がのっている。文体だけでは決してのせられないような情報。それによって、作品によっては、難しく高尚な概念とされるものもなんというかその雰囲気というか、境地に達したものの醸し出す覇気のようなもの現実よりも誇張して増幅して見せるのである。それの尊さというものをなんとなく感じさせてくれる。人がそれへと向かっていくためにとても大切なもの。心暖まる気持ち

例えば最近でいえば、SAO のアリシゼーション編などはとても良い。ユージオとキリト関係の美しさとか、キリトが花を踏みにじられて流す涙とか、カーディナルキリトが抱きしめて「報われた」場面とか、そういうところにふと「いいなあ」と思う。誇張なく尊いものを感じる。心暖まる気持ち。これこそがもっと重要なのである。これこそがぼくがアニメに求め、救われたものなのである。それは自信を持って言える。これが一般アニメ表現したい本質の一端であると信ずる。この気持ちを闇に沈めて、世間の荒波に飲まれ醜悪の限りを尽くしている人間もいる。そういったものへの一種の反抗なのではないかと思っている。SAO最初ラノベ風のセリフ辟易としていたし、ユイに「パパ、ママ」などと言わせた時は「これだからラノベ・・・」などと思ったものだが、アリシゼーション編はそれとは "重み" の違うものを感じる。それこそ、描写の "重み" が比較にならないのであるアニメ関係者はもちろん、著者は腕をあげられたのかなあなどと思う。ぼくはああいアニメ本質を析出した透明に輝くものが好きである

いままで実に様々なアニメを見てきたが、やはり肝要なところはそこだと思う。そして、巷では (全てとは言わないが) ラノベ原作の内容の薄い、現実とのギャップ面白さと勘違いしているような、アニメ審美眼のない人々のために作られたアニメというのも跋扈している。

しかしその中で、余計の要素のない純度の高い美しいものがいくつかある。中には哲学的思想を描き出しているものもある。

そういった凄まじい表現力の影には、声優たちの熱き "願い" があるのだなあと感嘆した。セリフ一つに徹底的にこだわる彼らのその魂の叫びこそこの "重み" を作っているのだと、忘れてはならないと思う。

2019-01-12

現在オタクと自他称される連中の行動原理

自分が好きなもの」を追い求める情熱というより

オタク文化」と何となく雰囲気認知されてるもの

無条件で全肯定する熱心さを競うカルト熱狂のようなもの

 

宮崎駿が「タッチパネルきもい」と言ったら絶対に叩かねばならず

「俺もスマホ嫌いだわあはは」とは決して言ってはいけない雰囲気

「新しいもの」「俺たちの時代のもの」は須く良いものでなければならず

それを否定するもの例外なく老害であるという脊髄反射拒否反応

こんな現状肯定しかできない連中に未来を作る若い力があるかと言ったら当然ノーだ

にもかかわらず本人たちはこれが若さだ柔軟さだと本気で信じている

多くはとうに三十路も越えて

 

ブイチューバーがテレビに出たからって何故みんなでお祝いみたいな雰囲気にならなきゃいけない?

エロゲ広告都心の駅に貼り出されることの何がオタク勝利なんだ?

教会幹部芸能人信者総出で買い支え宗教活動のもの

 

やはりというか、こういう連中の政治傾向は当然自民党絶対主義だ

労働環境に不満を言いながら福祉政策に不満を言いながらその元凶である政権は意地でも維持

理由はただひとつ自民党が「俺たちの政党」だから

ネット戦略煽動されただけのことを「ネットで盛り上がった政治運動」と簡単に信じ込み

「俺たちの政党」だから何が何でもついていく

オタク」というのは一時期「こだわりのある人」という意味ですらあったが

今では世の中でいちばん「何の芯もない引っ掛けやすいカモ」を意味する言葉に成り下がった

もう「オタク」なんて言葉自体が要らない

ただの「カモ」で十分だ

anond:20190110004033

すごいわかる

自分も似た状態

もう何も話が浮かばない

他のサークルさんは当たり前のように毎回新刊を出していて引き出しの多さが羨ましい

そろそろ止めどきかと思ってはいるけど出そうと思えばなんとかひねり出して話を作ることが出来るのでずるずると続けているが情熱はない

新しい二次創作萌えたら浮かびそうだけど何もハマれないでいる

2019-01-10

anond:20190110230802

赤色あなたを愛してます」「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」「美貌」

anond:20190110011431

なんでこの人たちって自分情熱を持てなくなったことを人のせいにしていくの?

2019-01-08

anond:20190108190319

 『Fate/Grand Order』というスマートフォンアプリで400万円を課金した方のお話です。

 サービス開始当初からこのアプリを遊んでいた彼は、たまたま貴重なデータを入手できたことにより、日増しにのめり込み、アプリへの課金額も累積していきました。

 ガチャと言われる、ランダムデータを購入できるかも知れない仕組みがあります。『FGO』ではこのガチャ比重が高く、目的データを得るために数万円、あるいは数十万円を費やしても、外れてしまうことがあるのです。

 そのため課金額はかさみ、それまで費やした金額を思うと止めるに止められず、熱中するほどにアプリ側の提供する新たなサービス課金をし続け……気がつけば彼は、取り返しのつかない状態になっていました。

 またある時期からアプリについて専用のSNSアカウント作成し、同好の士同士での交流により、アプリへの情熱が増す一方で課金に対する罪悪感が失われ、歯止めが効かなくなってしまったのです。

 ある日、『FGO』が大きな盛り上がりを見せていた時期のこと。彼はガチャで、一度に20万円近くを浪費してしまます

 さすがの彼にも、大きな衝撃でした。そしてその日を境に、アプリを止める決心をしたのです。

 この時までに彼は、既に250万円近くを課金していました。

(ここでコメンテーターコメント

 これまでのデータネットオークションで売却し、『FGOから離れたかに見えた彼。

 しかし未だ『FGO』のムーブメントは続いており、彼もネット情報に触れたり、取引されるデータの値動きをチェックしていました。

 4ヶ月後、彼の手元には、取引で手に入れた新たなデータがあったのです。

(観客席からの「あ~あ」という声)

 ガチャの恐ろしいところは、一度大きな額を費やしてしまうと、次の機会、その次の機会にも同程度の額を使うことに、ためらいがなくなることです。

 結果として彼は、新たなデータが発表されるたびに何万、何十万という課金をしてしまいました。

 しかしある時、彼は気づきます。いつまでこんなことを続けるのだろう、と。

(これまでのプレイバック映像BGM中島みゆき

 そして彼はまた、彼は『FGO』を止める決心をしました。

 これまでに費やした課金額は、400万円以上。それに対しデータの売却で得られた額は、前回よりも少ない額。

 彼の手元には、なにも残っていないのです。

ゲスト芸人「なんかホストに貢いだキャバ嬢みたいですね」)

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ちまちま書いてるうちに簡潔で出来のいい要約が投稿されてて爆死orz

2019-01-06

自分サトラレだと知ったら

まず今まで俺を騙してきた奴らマジリスペクトだよね。

自分思考がこんな形で読まれてることを俺に悟られず今まで生活できてたんだから

嘘ってそんなつき通せるものなのかよとか思うよそんなの。

そのあとはまあ、今までの恥ずかしいこととかみんな知ってたんだねーと、月並みに恥ずかしくなるよね。

でもって、今までよくも俺を騙したなって事で国に対して賠償請求するよね。

そして慣れてくるとどうやってこの能力活用しようか考えるよね。

終盤になるとエロい事考えて目の前の少年少女を汚すことに情熱を注ぐよね。

2019-01-05

本当の自分さらけ出すのが怖い

身バレ防ぐために、フェイク混ぜてます

学生時代を振り返ると、割とイケてる方だったと思う。

顔がイケメンなのかっていうと、よくわからないけど、少なくともブサイクではないと思う。

子供の頃から、足が速かった。

特に距離ではすごくて、小学校マラソン大会では毎年一桁台だった。

親も陸上関係でメシ食ってる両親で、俺の才能っていうよりかは、親の影響が大きかった気がする。

親父のジョギングに、保育園の頃からついていって走っていて、いつの間にか俺も走るのが好きになってた。

小学五年生ときマラソン大会で一位をとった。

俺は特に感動しなかったけど、周りの狂喜乱舞を覚えている。

俺にしてみれば、一位という結果は本当にたまたまだった。

周りが喜んでいるのを見て、俺も「自分がすごいことをしたんだ」と嬉しくなった。

そういえばその後、学校女子告白されたことがあった。

一ヶ月付き合って、なんかよくわからないまま関係消滅した。

まあそれは、そんなもんだ。

で、そのまま中学では陸上部入って、県大会まではいけた。

大会ではじめて挫折を味わった。

周りが全然俺よりはやい。

俺が全力で走ってるのに、周りがどんどん俺を離していく感覚を、生まれてはじめて味わった。

甲斐ない成績だった。

それでも家族部活の皆は優しかった。

でもその頃から、たぶん俺の心の中で、走ることに対して、迷いが生まれたんだと思う。

この挫折きっかけに、もっと速くなる奴が、きっとプロになったり、駅伝ランナーになったりするんだろう。

でも俺はたぶん違う。

14歳や15歳のガキでも、自分に対してそのぐらいのことはわかる。

俺は単に周りに褒められたくて、長い距離を走ってただけなんだ。

走ることそのものに、深いところで情熱を持てていなかった。

特に大会に出て、ホンモノたちに会ってしまうと、俺がいかダサい存在かはよくわかった。

親が何とか連盟の何とかさんだとか、そんなの関係なくて。

その親と5歳から近所のコースジョギングしてました、とか、関係なくて。

ホンモノは違うんだよ。

なんていうか、オーラでわかる。

正直スタートライン立った時点で、もうホンモノとニセモノははっきりわかった。

ニセモノだったのは俺だけじゃない。

俺の感覚だと、ホンモノなのは1割ぐらいの連中。

ほとんどはニセモノ。

俺はそっち側だった。

でも、もう、マジで感覚的に全然違うのがわかったから、どうしようもなかった。

その後、走り始めたら、自分感覚が正しいのがわかった。

努力? 才能? なんなの? 何が違うんだ?

マジでわかんないけど、全然違う。

仮に俺が途中でぶっ倒れてもいいから、全力ダッシュしたとしたら、

何人かは抜かせただろうけど、それでも抜かせない選手っていうのが、結構な数いた。

あいう奴はなんなの?

意味がわかんなかった。

いや、今もわかんないけど。

箱根駅伝とか絶対見ねーもん。怖くて。

実際その場で一緒に走んないとわかんねーよ。そういう奴らと走る感覚って。

まあその話はいいや。

で、俺は陸上の成績でスポーツ推薦をとれて、高校行くわけ。

地元ではかなりいい高校

普通に受験したら、俺の頭では間違っても入れないような私立高校

そこの陸上部入ったら、まあ、周りは全然したことなくて、すぐエースになった。

俺みたいに陸上スポーツ推薦だった奴いたけど、長距離は3人しかいなくて、俺以外の2人は全然ショボかった。

てか、このレベルで推薦とれるのか、って失望するレベルだった。

エース扱いで、相当チヤホヤされてたと思うけど、心の中ではどんどん冷めていった。

俺は県大で、自分のショボさを思い知って、自分限界を感じたのに、周りの奴らは俺を神かなにかみたいに崇めてるわけ。

なにこれ?

は?

お前らはバカ

偏差値xxあって何を見てるの?

とか思ってた。

当時俺みたいな中途半端な奴って学校結構いて、自然とそういう連中とつるむようになった。

特待生学校入ってきたけど、周りのレベル低すぎてうんざりしてる優等生とか、

すげーサッカー上手かったのに部活顧問とか先輩とかと合わなくて帰宅部になった奴とか、そんな連中。

高二になってからは、そいつらといるのがとにかく楽しくて、練習サボって遊ぶくらいになった。

マラソンってくだらなくね?」

とか俺に向かって言っちゃうような奴らだった。

はじめて聞いたとき、本当に新鮮だった。

だって家族友達で、陸上否定する人間なんて、それまでの人生で会ったことがなかった。

陸上=すばらしいは当然の感覚で、それで15年間生きてきた。

いろいろ悩みながら陸上部を続けてきた俺だったが、遂に決意する。

「ごめん。陸上部辞めさせて」

家に帰って、俺は親に言った。

親が買ってくれた、1万円以上するランニングシューズエナメルバッグに入れたまま。

スポーツ推薦で部活辞めると色々大変で、揉めに揉めた。

けど俺の決意は固かった。

たくさん説教された。

俺の陸上の才能を認めてくれて、もったいないって言ってくれる人もいた。

それが一番心が痛かった。

でも俺はもう決めていた。

本当の自分で生きたい、って思っていた。

陸上は、俺が本当にやりたいことじゃないんだよ、親父、お母さん、先生

そんなことを何回も言った。

陸上の成績でスポーツ推薦を決めた奴が、陸上辞めるなんて前代未聞だろうな、と思っていたが、それはそうじゃなかった。

スポーツ推薦で入っても、挫折する奴は結構いる。

心が折れなくても、ケガでそのスポーツ続けられなくなる奴も多い。

から、俺の陸上辞めるという選択で、退学になるようなことはなかった。

俺はそこから、本当にやりたかたことにうちこむようになった。

俺が本当にやりたかたこと。

それは音楽だった。

あるとき、いつもつるんでる友達から、「バンドやりたくね?」と言われた。

最初冗談みたいだったが、いつの間にか皆楽器を買っていて、本気でやることになった。

俺はボーカル

休みの日に、皆で県で一番賑わってる駅のスタジオに行って、死ぬほど練習した。

スタジオの人がいい人で、ホントは2時間料金なんだけど、何時間でも練習させてくれた。

これが本気で楽しかった。

陸上とは全然違った。

あ、これだ、って思えた。

陸上がつまんない、っていうことはない。

だって、それなりに走るのは楽しかった。

でも、心のそこから楽しんでるか? と言われたとき、即答はできなかった。

親の影響でやってるんじゃないのか? 自分が脚速くなかったら続けてたのか?

長距離走について、そんな質問をされたら、俺は答えれないと思う。

音楽は違う。

親は音楽なんて聞かなかった。

俺は特に歌がすごく上手いわけじゃない。

それでもめちゃくちゃ楽しい

時間でもやっていたい。

どんどん上手くなりたい。

俺の他にもっと上手い歌手がいても、そいつよりも上手くなりたい。

どうして県大会とき、こんな感覚になれなかったのかは、今でもわかないけれど。

たぶん、陸上をやってる俺は、本当の自分じゃなかったんだと思う。

親が望む、自慢の子供を演じていた。

親に褒められるのはたしかに嬉しかった。

けど、俺が本当に嬉しいことじゃなかった。

俺は親の喜ぶ顔で喜んでただけだ。

音楽は、俺に直接喜びをくれた。

最高の友達が、楽器演奏する。

全員初心者からミスも多いし、リズムだってひどいもんだ。

けど、その三人が生み出すグルーヴの上に、俺の歌を乗せる。

それで曲が完成する。

時間にしてみれば、ほんの数分。

それまで長距離を走破してきた俺にしてみれば、ほんの一瞬だ。

その一瞬に、陸上の何倍もの喜びがあった。

で、忘れもしない文化祭

俺の高校文化祭は、応募制の野外ライブというのが何年か前からあった。

軽音楽部とかフォークソング部とかのバンド演奏するステージだったが、

他にも教師が組んだバンドとか、有志で組んだバンドとかが応募して、出演していた。

俺たちもそこに出ることにした。

はじめてのステージだった。

その頃になると、もう俺たちの演奏レベルもかなりのものだった。

実際その後、ドラム叩いてた奴は音楽関係に進んで、今は有名ミュージシャンのバッグで叩いて飯を食ってる。

結局そいつが一番すごかったのかも。

野外ライブで、俺らの番が来た。

バンド名はさすがに恥ずかしいので秘密だが、司会が俺らのバンド名を呼んだときちょっと肌が粟立ったのを覚えてる。

ここから将来ミュージックステーション出たり、紅白出たりしたらめちゃくちゃカッコいいな、と一瞬思った。

観客は結構集まってた。

ボーカルを俺がやっていたので、陸上とき同級生・後輩が結構いた。

ギターサッカー部の人気者だったので、それ目当ての女子結構な数いるのが見えた。

けど俺は全然ビビってなかった。

自信があった。

後輩も、もしお前らが俺を尊敬してるとしたら、単に足が速いか尊敬してるだけだろ、

でも、これから音楽を通じて、尊敬してくれ、と本気で思っていた。

それまで偽りの自分評価を得ていた人間が、本当の自分で戦うのは、本当に気持ちいいものだった。

MCで何を喋ったかもよく覚えてるが、これはマジでイタいことを言ったので、敢えて記載はしない。

四人で目を合わせて、軽く頷いて、ギターイントロを弾いた。

演奏してすぐに、違和感に気づいた。

俺が想像していた観客の表情ではない。

なんか笑いをこらえているというか、笑ってる奴もいる。

俺が想像していたようなステージじゃなかった。

当時はビジュアル系全盛期で、俺たちが選んだ曲は、L'Arc~en~Cielの『花葬』だった。

俺はHydeに全力で心酔していた。

ていうかHydeよりカッコいい人間は今でもこの世にいないと思っている。

けど俺はHydeじゃなかった。

俺の裏声は、皆の失笑を誘った。

俺はそれまで自分のことを正直カッコいい部類だと思っていたが、Hydeではなかった。

結局演奏微妙な感じで終わった。

バンド活動も、それをきっかけに終わってしまった。

それから俺は、高校卒業して、親のコネがあった地銀就職した。

数年前に結婚して、あと何ヶ月かで子供生まれる。

今年はじめて箱根駅伝を見た。

もうずっと長距離は走っていないから、落ち着いて見れた。

駅伝CMで、バンプの『ロストマン』が使われていた。

それで内心「うわああああああああああ」となったが、嫁に気取られることはなかった。

俺は生まれてくる子供に、何を伝えたらいいだろう?

俺が人生で学んだ人生訓は、「本当の自分とか言ってねーで、人から褒められることをひたすらやっとけ」だった。

でも、そんなこと子供に言う訳はない。

願わくばの子供が、ホンモノの才能を持っているか、ニセモノの自分に何の疑問も抱かないウスノロのどちらかでありますように。

こんな中途半端ダサい存在は、俺だけで十分だ。

anond:20190105213843

俺はニューハーフにはなびかないんだ。悪いな。

本物のギャルが好きなんだよ!

なぁみんな分かるだろ!?

俺はギャルが好きでギャル寿司が食いたいだけの男なんだよ!!

おのれの欲望に忠実なだけなんだ!

分かるだろ!?この情熱が!

anond:20190105210536

なんでそんな達観しているんだよ!

いか俺は諦めねぇ!何があろうと諦めねぇ!

俺が人生やってこれているのは寿司ギャルがあるからだ。

寿司ギャルのない人生なんて意味がない!

俺は寿司ギャルの為に情熱燃えて生きる!

anond:20190105210447

嫌だ!俺はギャルが好きなんだ!!!!!!

ギャルと一緒じゃなければ絶対に嫌だ!!!!!

俺の情熱は消えない!!!

anond:20190105183717

板書一切なしで教科書を一人で朗読するだけの教員かいるけどな

情熱なんて欠片もないような

そういう教員ですら首にはならないんだよなあw

情熱を得るために必要なこと

自分のためにたっぷり時間を使うこと

何をすることが喜びなのか、何を目指したら面白いだろうか、当面の目標はどうしようか

とりとめもなく過ぎていく正月時間の中で静かに思う

誰でも教えればイケイプログラマになれると思ってんの?

絵や物語に置き換えたらわかる

いくら教育しても下手くそは下手くそだし、つまらん話しか出てこないのは出てこない

ケイケな絵描きや物書きは放っておいてもモノを作る人であって、教わってなんたらかんたらではない

別にトップでなくても、仕事になるレベルでいいんだから教えてくれればいいじゃん?って?

薄給で激務なアニメーターや本だけで食えないから他の仕事をしてる物書きと同じで、トップにならなきゃプログラム世界でもキラキラした所には届かない

就職なりなんなりで切っ掛けを得ても、自分の力で伸びれないなら幸せになれないからやめた方がいい

人には向き不向きがあるんだからプログラマ給料がいいからとか、職場環境がいいから。とかじゃなく、寝る間も惜しんでつぎ込めるくらいの情熱のわく所で仕事を探した方がいいとおもうな

2019-01-01

戦中・戦後のものづくり

戦中・戦後活躍したエンジニアクリエイタードキュメントを何本か見たがこの時代の人のものづくりに対する情熱には凄まじいものがある。彼らは物資情報簡単に手に入らない状況にいながら海外最近技術積極的に取り込み創意工夫で独自のものを生み出してきた。今の日本エンジニアクリエイターにこのような情熱はない。海外エンジニアクリエイターに比べ金銭報酬が少ないこともあるが理由はそれだけではない気がする。

2018-12-31

anond:20181231212530

そもそも、「仕事が合っているか」より「会社自分の相性」の方が重要だしな。

いいえ、規格から外れている自覚があるのなら、手に職以外にないです

そもそも、その手の表って見せられたところで「今更なれるかよ?」みたいな職業オンパレードからな。

年食って未経験でイチから。よく知らない、特に情熱もない仕事に対して「向いているかもしれない」だけで飛び込んで活躍できるほど甘くない。

IT職があるじゃん

あるいは作文がお好きなら、SEO対策記事作りまくったり、Twitterblog代理投稿でも請け負ったらええと違うか?

単価は安そうだけど、少なくとも、「 転職失業保険のんびり」って言う温室育ちの財力なら余裕で可能そう

まぁ毒親から独立して二度と戻りたくないとかはあるかもだが

anond:20181231210753

横だが、お前当事者のこと何も知らんだろ。

ADHDの適職」なんてアテにならんよ。

「向いている可能性はある」「その仕事活躍しているADHDもいる」ぐらいに認識したほうがいい。自分がその仕事に向いているかなんて、やってみるまでわからんし、やってみて合わないとか、ザラにある。

そもそも、「仕事が合っているか」より「会社自分の相性」の方が重要だしな。

そもそも、その手の表って見せられたところで「今更なれるかよ?」みたいな職業オンパレードからな。

年食って未経験でイチから。よく知らない、特に情熱もない仕事に対して「向いているかもしれない」だけで飛び込んで活躍できるほど甘くない。

子供ADHDが進路選びの参考にするには良いかもしれんがな。

竹島とか北海道4島みたいな不毛荒野じゃなくて

バナナマンゴーが自生してて巨大トカゲ歩いてる南国が日本領土証拠ってないんだろうか

あん場所では命がけで取り返そうと思う情熱がどやったって湧き出ない

2018-12-30

韓国を守りたい、褒め称えたいというあの情熱は一体何なんだろう。カルトみたいで気持ち悪い。完全にネトウヨ同類

2018-12-26

冬コミが近い

冬コミが近い。

最近夏冬のコミケが近づくと思うのが、もし行ける日程なのに参加しなかったら後悔するのだろうか。ということである

書い専門であるが、オンリー即売会に行けば十分ではないかと思う一方で、都合が合うなら欠かさず参加してきた。

参加すればそれなりに本を手に入れて満足する。

一方で、正直オンリー即売会の方が充実しているし、

参加して島を回ると万単位お金を使うし、

あの大量の人の中を動いてあれこれすることを考えると気が滅入る。

しかも、一度参加できなかった時に不参加なことを残念に思う気持ちが生まれなかった。

自分の中では、「参加するとやっぱり行ってよかったと思うが参加できなくても気にならない。」というのがコミケである

オンリー即売会には行きたくて行っているが、

コミケはもはや自らのジャンルへの情熱落ち目であることを認めたくない一心で足を運んでいる気がする。

人が少なくて回りやすかったら喜んで行ってると思うので、人混みに負ける程度の情熱なのかと思うとちょっと悲しい。

当日思い立ってもビックサイトに行ける場所に住んでいるため、今回もまだ悩んでいる。

しかし始発で行くようなことは今後もないだろう。

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