「Bメロ」を含む日記 RSS

はてなキーワード: Bメロとは

2024-04-19

2番でBメロカットしてそのままサビにいく曲が

好き

2024-04-09

アラフォーおじ、邦楽2020年前後の雑感


アラフォーなんだけどコロナ前辺りから邦楽新譜全然聞かなくなったのに気づいて今年はじめからサブスクガンガン聞いて楽しかったのでここに残しとく。

だいたい2020前後から直近の曲までビビッと来たもの感想と昔の曲を添えて。あ、下記は全部自分が好きになった曲になります。リピ確定な。



・mabataki / Vaundy

むぉしきみぃぐあー、好き。テンポを早くしたCreep(レディオヘッド)。コード進行もほぼ同じ(厳密だと3小節目がsus4)。

Vaundyの別曲、踊り子って曲も同じような進行。ばらの花(くるり)感があるのはストリングス8分刻みのスタッカートのせいかもかも。


Cry Baby / Official髭団dism

サビ4小節目の転調すばらしい(0:56あたり)。大サビ(2:39あたり)のメロがきれいに一旦終了してカタルシス

AメロGlitch Hopリズム雰囲気Closer / Lemaitreをめっちゃ意識してると思う!(当たって!)

ヒゲダンコード進行キレイさってKANっぽくて整理されてて文句言えない隙がない。ヒゲダンの息子だったら生きにくいよな。


・The Diamond Four / ももいろクローバーZ

ももクロココ☆ナツと走れが好きなんだけど、このラップも好き。

ファンキートラックリップスライムFUNKASTICを思い出す。


・the Moment / Ryohu(呂布カルマではない)

Harfby味あるゴスペルサンプリングベーシックにしたトラックに何言ってるかわかんねえけどカッコいいラップ曲。

増田ゴスペル好きだったので。appleCMに使われてた思われるんだわ。


・イージーゲーム / 和ぬか natsumi

アコギリズムギターとタム回しがきもちい。Aメロ終わりのコードD♭が予定調和崩壊キモ

声質はとにかく今旬の量産型だけど女の子の歌がYUIの歌をR&B風にした感じと男女で歌ってるのが好き。


・DOGLAND / PEOPLE1

サビで爆発&マリリン・マンソン(デスメタ)ぽいダーク感。ぬーさん(king gnu)風味もある。

ヴィジュアル系追っかけゴスバンギャ大人気!(おらバチボコしたんぞダウナー女子大人気!)

こういう三連符メロ&リズムは今の主流だと思うけど、水戸黄門テーマソング「あゝ人生に涙あり」のタンタタタタン

がピッタリハマる。ということで里見浩太朗は偉大なのだ


さよならクレール / 中村佳穂

コード進行がD♭M7 →EM7 →B♭m/E♭ この3コードだけ(アウトロは変わる)なのでシンプル

4HEROジャミロクワイっぽいストリングス

アウトロサンダーキャットぽい動くベースキモい、いや気持ちいい。この質感は音楽モンクレールや!


喜劇 / 星野源

Youtubeでよく聞くLo-fi hip hopサウンド表現しつつ自らのファン層に「やっぱりおしゃれなんです、僕」をちゃんと伝えてて好き。

こういう打ち込みはDJ Mitsu the beats(gagle)が心地いいので良かったらぜひ。

声質のせいか星野源の歌ってメロディーが聞こえにくい曲が多いんだけどこれはよく聞こえる。そうそう、喜劇はまさに星野源やないかーい。


・ただ君に晴れ / ヨルシカ

令和夜シリーズ(YOASOBI ずとまよ)の一角ヨルシカ。ゆるく歪ませたサウンドペントニック地獄最近には珍しくギターソロがある、うまい

ギターヒーローはまだ死んでなかった。良かった、太陽がまた輝くとき 矢を射るよ。


セーラムーン太郎 / マハラージャン

サビ4小節目のディミニッシュコードオサレ&エモでキュン死。ジャケもムチムチ死。

1サビ終わり(1:10~)からギターでいとしのレイラ/クラプトンを弾いている。私より先に弾くとわ気に食わないけど愛しい。


・踊 / ado

最近の曲、"唄"はいいんだけど"踊"より大衆迎合した感があってウルトラソウル透。

どどどど(1:43)が好き。

トラックダブステップラテン〜しゅわしゅわハウス〜みたいに飽きのこないアレンジ


ビビデバ / 星街すいせい

Vの事は何も知らんがadoライクの唄&音。PV面白いトラックの中でずっと117時報が鳴ってて□□□の00:00:00を思い出した。

ひとつだけ残念なのはトラックプロいので完成されていて予定調和なところ。でもPVかわいいからあいいか!ってなる。


・グッドな音楽を / ねぐせ。

シンプルバンドサウンド。ほんと何も考えなく聞ける。あ、ウルフルズ!それな。

1回聞けば覚えるサビメロが好き。


およげ!たいやきくん / MONO NO AWARE

「たいやきの尻尾を集めてCome togetherで煮込みました。ね、面白いでしょ?」感がすごく、ウザ過ぎて好き。


・dasu . Hikage no onna / Otoboke Beaver

いてこますでえ!!!


・あふれる / tricot

イントロからポップなんて大嫌いっ!感あふれる三和音sus2コードギターリフというかカッティングが印象的。

今っぽくない透明抜けするボーカルが心地良い。


クレイジークレイジー / アイドルマスター

ハイパーポップの代名詞(でいいよね)。サビはDubstepから派生Bメロからリズムがサビで半分になって

アホほど気持ちシンセアルペジオとトゥントゥン降りてくるタムもからまって、

こっちがおかしなっちゃうよ♡


Still in my heart / PSYQUI ぷにぷに電気

これもハイパーポップ(だと思う)。このあたりのぶつ切り感(1:30)とかおもいっきりテレビですわ。

まじサブカルハイパーテクノヴィレッジヴァンガード


・OPENING / KMNVERS

二人のラップバランスが好き。ラップ言葉の置きどころがHALCARI風で今っぽくはないがそこがいい。

トラックドラムベースSEブラスサンプルぐらいなのでシンプル。そのせいか声が聞きやすいぜよお疲れSUMMER


・WurtS / Talking Box

「こんな夜中に卓球でもしてんのかお前」みたいな速さで、ゆるふわピッチベンド全開シンセ気持ちいいイントロ

イントロフレーズ待ち構成がこの曲のカタルシス。サビで倍速リズムになればどの曲も大抵楽しい

歌は何言ってるかわかんねえけど…山嵐の未体験ゾーンも何言ってるかわかんなかったわ。何言ってるかわかんねえくらいでいいんだわ。


・New Jeans / New Jeans

ほんと2STEPガラージHOUSE2000年くらいにM-floもよくこのリズムを取り入れててcome againのサビなんか2STEP

K-POPって生バンドサウンド文化が少ないから打ち込み文化なんだろね。クラブサウンド昇華させて耳障り良くするのがうまいよね。

2024は2STEP流行くるかなー過去二回失敗してるからこねえだろなー。


Away With Me / Tomggg, raychel jay

テイ・トウワっぽくもありPOPうううううう。渋谷を思い出す。この雰囲気は悪いこと起きない

歌詞は英詞だけど多分日本人


・救われ升 / ポップしなないで

月曜AM4:00くらいに小便で起きまして。中年中途覚醒まっしぐらですわっはっは!

でね、テレビにね前日卓球の中継みてたかテレ東が写ってて。

そんでもって変な曲だなとおもったらサビの歌詞が良くて、ああいいなあなんて思いながらまた寝ちまったんです。

で朝起きたら私、透明になってたんですね。。もとい、この曲ベースが無いから粋で好き。


エナジー風呂 / U-zhaan, 坂本龍一, 環ROY, 鎮座Dopeness

教授のenergy flowベーシックに、U-zhaanタブララップがうまく融合した作品

とにかくラップがいい。1:23~からの"たぶん"と"ざぶーん"の応酬がもうきもちいい。

むかしリゲインCMに使われてたと思うんだけどあの頃はリラックスとかブームだったねえ。


拝啓生きとし愛おしきあなた / AAAMYYY

禅問答なのかこれは”と意識させられそうなディアンジェロほっこりシンプルイントロ。こういうの好きマジ大トロ

寝起きで歌ってんかおまえ的な声はBONNIE PINK好きならマストバイさよならバイバイ、元気でいてね


・あわいに / TOMOO

畠山美由紀のような声を持った聖女は転生して歌手になる!」みたいな曲。

アレンジは、ほぼ恋 / 星野源なので安心して聞ける。フルートや他の管楽器も聞こえてほっこりするね。

好きな人はいると思うけど、まじ嫌いな人を作らなそうな声と歌詞。Presentっていう曲もよかたよ。






総評

最近の曲の歌は言いたいことが多く、説明も多い。本当に多い。(←まじ老害)

これはSNS映像コンテンツ歌詞文字の影響なのか。また、一曲の長さが2分台はザラ。時間節約でまじタイパ。

トラックに関しては全体的にコード感が無い曲も多い感じ。

コード感ていうのはマッキー「どんなときも」でいうとイントロからシンセピアノが鳴るんだけど、よく聞くとAメロやサビでもずっと鳴ってて曲を通して和音がわかりやすく全体を支えてる感じ。

あと楽器は歌の裏でクリーントーンエレキが一人で遊んでたりベースがうねってる。ジュディマリみたいにやんちゃ

うそう、ベースの音量大きいよね。リズムも。DTMダンスの影響かな。

管楽器も多いと思う。米津玄師もよく使ってるよね。

あれかな、2000年くらいに管楽器ブームがあってエゴラッピンとかスカパラとかWhat's Loveとか流行ったけど(あの時は椎名林檎すらエゴラッピンに寄せてたよね)あんな流れと似てる。

いうても実は響けユーフォニアムの影響なんですけどね。3期もたのしみ。

さいごに、、、歳をかさねても新しい文化ちゃんと浸れるのはうれしい!たのしい!大好き!



2024-03-03

ヒロガリズムとSOSならダイジョーブのBメロの感じが似ている

サビ前のためになるようなちょっとずらした感じというか

175ライダーハッピーライフと空に歌えば

Bメロまできかせてさあサビだって直前でとめて、

今の曲はどっちでしょうって聞いたら99割の人間はどっちか区別つかない

2023-12-29

anond:20231229161943

みんなうまいよね

ちょっとギター弾けるからなんとかなるかと思って、奮発して機材揃えてみたけど、作曲難しいわ

原理的にはパワーコードだけでもなんとかなるはずなんだけどね

実質ベースみたいなもんだから

でも、なんか自然と音のせいかロックメタルっぽい方向へ向かっていっちゃうし、

AメロBメロ、サビなんて思いつかない

サビだけとか、モチーフばかり

メロディーも声つけるの結構面倒くさいんだね

こんなんでも初期の初音ミクなんかより断然楽なんだろうけど

2023-12-19

KINGBメロがどうしても「ぴっかっぷのわにわに」にしか聞こえない

2023-12-09

私の2023年チバユウスケ一色だった

上島竜兵が死んだ時、特別ファンというわけでもなかったのに何故か家でオンオン泣いた。その時はわからなかったけど、私は上島竜兵が生きているだけで社会の懐の深さを勝手に感じていたんだと思う。バカがつくほど(おそらく)優しくて、優しいが故に少しポンコツでも生きていける世の中の余裕を私は彼に見出していて、だから彼の芸風を見ても辛くなることがなく、ケラケラと笑って見れたんだと思う。社会システムだけではこぼれ落ちてしまうかもしれない、とびきり優しい人は、生きているだけで社会のもの本来持ちうる懐の深さや余裕を証明していた。その人が、おそらく世の中で最も辛い自死を選んだことに完全に打ちのめされたんだと思う。

「くもってら ドーナッツ 食べたくなったけど

 あの穴は なんであいてんの? かわいいけど」

 チバユウスケが書いた「誰かが」の歌い出しには、そういう世の中にまだあるかもしれない懐の深さや暇を感じる。ドーナッツを見て「なんでこの穴空いてんだ、かわいいな」と、思える世の中にある一瞬の暇や余裕を感じる。このワンフレーズ聴くだけで元気が出る、大好きだ。「誰かが」でチバはその後、こう宣う。

「誰も教えてくれない でもわかっていることがある

 誰かが泣いてたら 抱きしめよう それだけでいい

 誰かが笑ってたら 肩を組もう それだけでいい」

 なんだよそれ。信じられないくらシンプルな話に落ち着いて、子供っぽさすらある。でもその子供っぽさに私はこの1年間、本当に随分支えられた。エブリバディ・ニーズサンバディーって言ってくれたから、駄々をこねれたこともあった。

「涙がこぼれそう」も大好き。私はこれをただの酔っ払いの曲だと思ってる。だってまりにも見覚えのある光景が多すぎるから(笑)。夜中に泥酔して、ロータリーで寝っ転がってて、転んだ拍子に口とか切ってるんだよ。立ち上がりたくねー、てかここどこだよとか思ってると男女が横でキスとかしててマジで情けなくて泣けてくる。夫くーん、ここどこ〜迎えに来て〜とか電話したくもなる。んで、気づいたら朝になってて、おっしゃ!帰るか!って。覚えがあまりにもありすぎる。

チバが死んで、多くの人がこれを追悼ソングに選んだ。でもこれは、チバが酔っ払いのことをかっこよく歌ってくれたもの。私にとってはそう。

そもそも、私はあまりうるさい曲が好きじゃない。Birthdayだってミッシェルだって学生の時にちょろっと聞いたけど、はまらなかった。なのに、youtubeディグで、民生の「世界の終わり」をみつけて、心がブルブルと震えて、アベフトシのことを知り、解散ライブ映像を見て、知りもしないバンドの聴いたことのない曲でポロポロ涙が出た。

思えば、うるさい曲を好んで聴くようになったのは、大人であることを求められるようになった社会人になってからかもしれない。

息もできない」は、世界の終わりのライブ映像を狂ったように見続ける私に、10年来のマブが「これも好きなはずだ」と教えてくれた。そして、完璧Birthdayにハマった。ほんと、今年「息もできない」を狂ったように聞いた。Aメロ文字数に比べると、Bメロ文字数は極端に少なくて、その言葉少なさを保ったままサビに駆け抜けていく。

チバユウスケが作る歌、特にbirthday以降は、すべてがシンプルな話に帰着していく。そこが好きだ。大人になったことや忙しさを盾に、正当な理由ばかりが上手くなっていく中で、取りこぼしてしまいそうになる単純なことを思い出させてくれる。歩いて家に帰る夜道、お風呂に入っている時、大音量イヤフォンからアイラブユーは最強、愛し合う姿は綺麗」とチバが叫んでくれる。

チバがインタビューで大きい愛と小さい愛の違いを問われた時の回答が好き。

「愛だけで何もかもが作られていればいいなとは思うけど。それは無理なんだよ。無理なのは知ってるんだけど、それでも愛で行こうよ、と俺は思うけどね。(中略)いろんなところにポツポツと愛があるじゃない。それがあればすごくいいことになるっていう風に思っただけ。マジックの人がいて、そこにロウソクがあってさ、パチン(指を鳴らす音)ってやったら、火がついたのよ。小さな愛って、ちょっとそれに近いっていうか。なんか“おぉ〜”と思って。違うかな(笑)。」

チバの曲は小さな指パッチンで、私を何度でもハッとさせてくれる。

ライブ、見たかったな。

「チバー!」って呼び捨てで叫んで嫌な顔されたかったな。

2023-10-04

miss you

2,3年に一度の愉悦

 

 

1.I MISS YOU

イントロギターの秋感

ギターが印象的

ハイハットミスチル史上最も大きい

サウンドダイナミックさが良い

歌詞は退廃的な世界観ブラッシュアップ

退廃的でもリズム隊が躍動しているのが良い

ラスサビ4小節で走り出すドラム未来を見た

 

2.Fifty's map

melody+i'm lovin

SMF世界観

Cメロガレージバンド感は新しい この路線を突き詰めたミスチルが見たい

 

3.青いリンゴ

イントロ乾いたギターサウンド

山田まりあ

サビはギターが弱いので、音源だと迫力不足意見もわかるが、このサウンドスカスカ感を許せるようになったのは大きな一歩

からこそ間奏のブラスが生きる

未完+FIGHT CLUB

 

4.Are you sleeping

音源の方が映える曲

血の管、さよなら2001年

間奏 実験的なストリングス

2000年代リバイバル感がある 

 

5.LOST

ラップをうまく曲調に合わせた

Bメロが良い

カスカ感はここからきているのでは

サビはベースがいい味を出すが、Cメロはいったん消える。この緊張と緩和が良い。

 

6.アート

これはラップ赤ちゃん(真似事レベル

数年後にはブラッシュアップして韻を踏みまくっているのかもしれない

挑戦することが大事

 

7.雨の日のパレード

一方ムーディーな曲作りはこなれてきた感がある

アートとの対比でこの曲が活きている

サビでベルのように鳴るアコギが心地良い。音の情景描写

サビ2連続という構成に「優しい驚き」を感じた

 

8.Party is over

ギターまりが多いな。コバタケ脱却後の答えの一つだろう。

ちょっと素晴らしい。個人的弾き語り好きなのもあるけども。

これでいい

空間を感じさせる少し遠いRのアコギ、素晴らしい。

ライブでの常套句リフレクデモ音源を聴いて、常々弾き語り曲をリリースしてほしいと願っていた。

この路線本当に今後も見たい

 

9.We have no time

cangy→ランニングハイの流れを彷彿とさせる

天頂バス+跳べ

I♥Uに入っても違和感がない

歌詞アラフィフ版「跳べ」

コード進行がこのアルバムでは珍しくシンプルなのでサウンドのいい意味での荒ぶりが際立つ

「トカオモッチャァ~ウ」「ワキオコッチャァ~ウ」のコーラスとか新しすぎ

 

10.ケモノミチ

個人的にこの曲も弾き語りで聴きたかったが、party is over弾き語りだったので2曲はいらないか

ただストリングスは完全なるオーバープロデュースで、このアルバムで珍しくアレンジ意図理解できない

これは多くの人が言うようにバンドアレンジで聴きたい

ただアルバムの流れで聴くと、このデカストリングスも悪くない気がしてくる

 

11.黄昏と積み木

歌詞LINEメールに変えればHOMEに入ってても違和感がない

さりげなく入る田原ワウギター実家感(いつものミスチル感)を生むスパイス

いつものミスチルサウンドと思わせておいてサビ終わりもう一つアクセントを作るコード進行意表を突く。「優しい驚き」パート2

 

12.deja-vu

構成シンプルAメロAメロBメロ→サビ→Bメロ大サビなのに、サビ終わりのBメロに音を肉付けすることによって大サビ昇華させ、本来大サビアウトロ的な役割果たしている

はっとした。これは「優しい驚き」

 

13.おはよう

開幕ギターのハンマリングはお馴染みの手癖

歌詞世界観がかなり現実的なのは心象風景描写に長けたミスチルでは珍しい

こんな優しい曲でも間奏でアコギソロを見せてくる。こんなミスチルは見たことがない

優しいのに乾いたアコギ演奏も珍しい。これまでだと秋がくれた切符のように高音ストリングスをこってり入れていただろう

 

 

総じて

世界観はだいたいアルバムティザーの通り

予想外だったのは4人の音がかなりフィーチャーされていた点。

特にギタードラムダイナミックなマスタリングヘッドホン聴くと心地いい。

これはヘッドホンで4人の音をじっくり楽しむアルバム

ダークで湿っぽい路線は前作よりブラッシュアップされている

一方弾き語りラップは初挑戦だが、こちらは今後突き詰めていった音を聴きたい

 

いわゆる売れ線を聴きたい人には全く刺さらない

2023-09-18

アニメオープニングあるある

サビの部分で戦う

でも逆にAメロBメロで戦ってサビの部分で日常パートだと違和感あるのかな

2023-09-03

[]まいらばのアリス

増田ベストアルバムかってうんたらーってやつであげられてたからきいてみた

Bメロでなんかいいわって思ってサビであーこれかー!ってなった

たださあ・・・Aメロおわりあたりの、歌詞メロディ全然乗り切れてなくてラップでもないなんかすんごくきゅうくつでこれはひどいってなった

2023-08-19

サビがなかなかこない曲知らない?

B'zのzeroとか、vaundyの不可幸力みたいな曲好きなんだけど他にないかな。Spotifyで聴けるとなお良し。

AメロBメロAメロBメロ→サビ→サビみたいな進行するやつ。最後に好きなものまとめて食べてる気分になれる。

2023-08-17

ギターって俺たちが一般的認識している楽器とは違う……

バンドが好きでギター始めてTAB譜ギター専用の楽譜みたいなもん)を買って引いてみると、ギターって全然主旋律じゃないから「あれ?なんか俺が思ってた楽器引いてる感と違うな」ってなりがち。

普通に生きてきてたら見かけたり経験したりする楽器って「ピアノ(ピアニカ)」「リコーダー」とかだと思うんだけど、どっちも主旋律(メロディー)を演奏するので単体で成り立つんだけど、バンドサウンドギターって割とそうじゃない部分が多いので「なんか、思ったより地味やな……」ってなる。

もろちん、ギターソロが多い曲とかイントロパートとかは「楽器演奏してるぜい!」って気持ちになるんだけど、AメロBメロあたりはジャーン、ジャカジャカみたいな感じになって「地味やな……」ってなる。

最近の例が上手いこと思いつかんけど、太古のオタク課題曲だと「God knows...」とかさイントロはめちゃくちゃカッコよくてそこはすげー練習するんだけど、Aメロはじまると急にジャーンってなるの若干のテンションの落差がある。

ベースなんかもっとそうだろ。知らんけど。

同じく太古の昔、けいおんかいアニメ流行ってその中でベース女の子がめちゃくちゃ人気があってベースが爆売れしてその後メルカリで爆売りされたんだけど、まぁ、アニオタなんかやってるボッチメンがベースなんかやっても全然面白くないだろうしそりゃそうだろと思って見てたわ。

2023-07-09

anond:20230709121522

あなただけ見つめてる 

恋人に合わせるあまり自分らしさを見失ってゆく女性を描いたブラックラブソングである

歌詞モデル大黒の友人。タイアップしたアニメの内容とは特に関係はない。

大黒摩季は作詞時に原作を読み終えておらず、結果として内容にそぐわない歌詞になってしまたことを後悔する旨の発言をしている



君が好きだと叫びたい

SLAM DUNK』の原作である井上雄彦の「熱い、とか、汗、のイメージで」とオファーがあり、AメロBメロ歌詞はすぐにできたが、

サビのCメロに苦戦している中でディレクターからサビ頭メロディ歌詞もっと詰め込んで、ダイレクト言葉をのせたら」

提案されたのがきっかけで「君が好きだと叫びたい」の詞が生まれたという



この格差

2023-07-04

日本には浪曲から始まっているんだよ

今更すぎてもう敢えて誰も言わないけど

ラップって何がよくて聴いてんの?

わからんのよ。

和太鼓だけのアルバムそんな何十分も聴いてられんのと同じようなもんで。

和製ラップダメで本場のはいいとかってことではない。英語のは尚更「ただの音」だわ。

音楽からメロディ抜いてみようって誰かが思いつくまでは、わかる。アバンギャルドな、実験的なアーティストが。でもそれが世界中若者をとりこにする一大ジャンルになるというのはさっぱりわからない。

浪曲日本語ラップ&シングや。

さらにおら東京さいぐだもラップソングやで。日本が早いんや。

あと個人的に、Dragon Ashをなかなか超えられない。

Dragon Ash Feat. Sugar Soul "Garden"

Real Love-Mary j. Blige

Dragon AshDeep Impact feat. Rappagariya」

この辺が頂点だった。

IKUZONEがなくならなければ・・・もっと続いていたと思う

そしてAメロBメロの中に

ラップは死んでない。

うたでしゃべっていい、ということがこれで解放された。

YOASOBI「アイドルOfficial Music Video

https://www.youtube.com/watch?v=ZRtdQ81jPUQ

なんで消えたんだこれ。。。

2023-06-12

anond:20230602181033

この話の続き(いまさら

へーあのうた世界一位になったんだすげーなーと思いつつ、モヤるはモヤる

 

聞きなれずに聞いた最初は、いろんな音源バラバラに聞こえてまとまり感がなかったし、

何度か聞いてようやくひとつにまとまって聞こえるようにはなった後では、既存楽曲AメロBメロCメロ普通の流れでシンプルなほうが気持ちイイのではと思う

 

歌詞の内容もあんまりいいと思わない

まず転調して言葉の語り手が変わるとこ説得力ない。

B小町の他の誰かなのか他の芸能人なのか漠然とした世論なのか曖昧に混ぜてるぽいやつ、

アニメストーリー内で全く出番がないB小町その他ぽい雰囲気を持ち出されても「アニメの内容に沿ってる」感じはしない(もしくはミスリーディングに見える)

 

では、漠然としたアイドル像のネガみたいなものだとすると、

しろアイドルネガティブ部分の具体的な実体芸能界の裏話、黒い話)をこれでもかと並べ、

ガチストーカーまで出してくる本編と雰囲気が一致しなさすぎに思う

 

あるいはアイドルという語から湧く一般的イメージ像を謳ってるだけなのかもしれないが、

そうすると最後ルビーアクア唐突にお出しされるとこ、

いやそれまで歌ってるアイドル像の一般論ぽいのと全然関係ない具体的場面なとこに飛ぶけど、なんでいきなりストーリーに寄せるんですか、となる

 

アイの成長物語としての歌なのに、ストーリーでアイをいきなり殺してどうする、と怒ってる原作未読の増田がいたが、

原作既読組の自分もそれはそうだなと同意する

歌詞世界観的には、アイ視点のアイと、アイ以外の視点で見たアイをダブらせて、ミステリアスな感じにしたいのかもしれないが、

ぶっちゃけ原作のアイにそういうとこあんまない(アイはすぐ死ぬし、その後も芸能界裏話をアクアがぶった切る痛快サスペンスもどきだし)

ので、漠然としたアイドルについてのイメージソングなのかマンガストーリーなのかアイのお気持ちなのかで判断に困る

 

イメージソングならラストルビーアクアをぶっこむのどうよって思うし、

マンガストーリーならB小町モブっぽい謎の主語が浮くし、

アイのお気持ちの歌なら原作未読増田の言ってることがすごく妥当意見で、つまりアニメの内容がダメって話になる

 

それで、なんでこうなるのかなと思ったんだけど、

耳で聞く音楽じゃなく、動画で見るの前提の歌で、ストーリー本体ビジュアル側で請け負ってるからなのかなと

音楽が音だけで独り立ちしてない(する必要がない)、無茶な打ち込みで耳がついていけなくても、映像ストーリーを作ってるから、目でついていける。

同様に、歌詞もまたストーリーを背負ってないし、イメージを背負ってもない

MVとして、映像の修飾みたいな感じで捉えてればいい

 

そんなことなのかなと解釈してみたんだけども、実際どうなんすかね

2023-06-05

最近の歌が難しいのは、コスパタイパの時代から

最近の歌は難しいと書いてる増田があった。

かに難しい。

・・・が、最近の曲ばかり歌ってる自分からすると、「昔の曲が簡単すぎる」と感じる。

昔の曲は言葉数が少ないし、メロディシンプル

コード簡単なのが多く、リズムシンプル

AメロBメロサビの組み合わせでできてる曲がほとんど。

そういう歌は聴いていても歌っていても飽きるのが早い。

コスパタイパが悪いのだ。

から前奏は短く。

言葉数は多めに。

コード進行も複雑に。

でも曲全体は短く。

するととてもコスパタイパの良い歌ができあがる。

今一番売れてるYOASOBIのアイドルなんかは、文字数も多いしメロディも複雑。

しか前奏はなく、長さも3分半くらい。

すごくコスパタイパが良いのだ。

ショート動画流行ってるのと同じように、今の音楽も短い時間で満足できるものが売れるのだ。

そしてそのタイパの良い曲を何度も聴いて、覚えて、歌って、はたまた考察もする。

一度では理解できないからこそ歌を何度も聴く

そうやって楽しんでる人が多い・・・自分は思っている。

2023-05-21

YOASOBIの「アイドル」の良さがわからない老害

私は40代おっさんで、長いことDTMをやっていて、ボカロ初音ミク発売日に買って、オリジナル曲ニコ動で「殿堂入りしたことあるし(野尻抱介氏の「南極点ピアピア動画」でもタイトルをぼかして取り上げられた)、自主制作アルバムを作って即売会で売ったこともある。

さて、タイトルだ。

私も分からんのだ。分からんというかピンとこない。

でもめちゃくちゃバズってるのでモヤモヤするのだ。

日5chのDTM板のSynsisizer Vという合成音声のスレを見てたらこういう流れがあった。

Synthesizer V Part5

https://egg.5ch.net/test/read.cgi/dtm/1678885927/

625 05/17(水) 04:49:24.81

推しの子主題歌のYOASOBI『アイドル』のテトSVカバー100万再生超えてるんだが…

もしかしてSynthVの楽曲100万再生超えたの初めてじゃね?

https://youtu.be/qObmE2YRA7s

---

634 05/18(木) 15:29:34.31

1億再生っていうから聴いてみたけどここのと同じようなゴミゴミ歌だった

なんであんなのがウケてんの?

今のJ-POPって低質すぎだろ

音楽的じゃなくゲームのやつみたい

---

636 05/18(木) 15:32:33.79

>>634

じいちゃんあんたの時代は遠に終わっとる

---

637 05/18(木) 15:39:54.92

>>634

悲しいけどこういう感覚になったら音楽なんてやめた方がいいんだろうな

---

639 05/18(木) 15:56:29.05

>>634

反面教師

こうなったら音楽人生本格的に終わりやね

5chの専門板なんて私含めて全員老害だと思うんだけど老害老害老害だと罵倒する非常によく見る光景・・・それはおいておいて、私はこの634ではないしゴミ曲とまでは思わないが、なんでウケてるのかは本当にわからない。

からいか理由しりたい。

その後こういうレスがあった。

656 05/20(土) 11:01:10.86

オリコンストリーミングランキングでは先日既に1億回を超えていたYOASOBI「アイドル」がYouTubeでも1億再生を超えた

この曲のどこがいいかからない、なぜこれほどまでにウケているのか理解出来ないと言ってる人がいたけど

自分が見た範囲ではこの曲のヒットを裏付けるように作曲家ライターはこの楽曲の作りに驚嘆してるよ

そのうちの一つを紹介

https://popnroll.tv/articles/32989



上記リンク記事より抜粋

これほどまでに世界中で恐ろしいほど聴かれている「アイドル」の何がすごいのか。このコラムをずっと読んでいただいている熱心な読者様ならおわかりだろう。“イントロと間奏らしいものがない”、“中低音ブラス”、“語尾をキュッと締める歌唱”……といった、“ポピュラーミュージック世界トレンド”や“K-POPの魅力”として取り上げてきたものが数多く入っているのである。いわば、ポピュラーミュージックダンスミュージックアイドルポップス、アニソン……、J-POPセオリー海外ポップトレンド要素がすべて詰まっているという、掘れば掘るほどよくできている怪曲なのだ

BLACKPINK的なアラビアン雰囲気メロディと、『カルミナ・ブラーナ』的な、いや、Linked Horizon的と言った方がわかりやすいか。迫り来るのはアラビックスケール使用した不穏かつ荘厳な合唱パートリズムと音が緻密に練られたAメロからの、REAL AKIBA BOYZによるPPPHを入れたBメロからの転調サビ。ダブステップ的なダウナーラップパート。落ちサビを挟んで、半音下げに転調するという暴挙。と思えばそこから一気に1音上がってラスト昇天。ようやく現れた後奏はそのままハッピーにと思ったら、冒頭の不穏な合唱パートクロスしていくという最後まで息つく暇ない展開。これだけの情報量があるのに3分ジャストというコンパクトにまとめた恐ろしい手腕。最初はあまりの性急な展開についていけず、ついついリピートしてしまうのも現代トレンドだ。

世界流行に乗った構成歌唱

・不穏かつ荘厳な合唱パートを最新の手法アニソンに取り入れるセンス

暴挙に近い転調を繰り返す

この辺がポイントらしい。

なるほどな。

合唱部分(後述)含めてアレンジメロディが斬新か、と言われるそうでもないように思うのだけど

「繰り返される転調」

どうもここがキモじゃないかと思うのだ。

米津玄師の「KICK BACK」でも突然3度上に転調したり戻ったりを繰り返すんだけど、若い人がそういう転調の箇所ですげーみたいな反応する動画結構たことあるし、効果は抜群ぽい。

この転調の多様、2010年以降のボカロP中心に流行りだした手法なんだよな。

ふつう転調はきっかけを綿密に作るんだよ。

AからBに転調するときは両方の調に共通するコードを挟み込んだりII-Vという安定したコード進行の「型」を使って転調したりする。ガチガチお約束を駆使して繰り出すのが「あるべき転調」だった。

でもそういうお約束を一切しない転調を突然繰り出して、しかも何度も繰り返すのが最近流行り。

この脈絡ない転調は実は小室哲哉がヒット連発してたころにもやっていて、作りためたストックコピペでつぎはぎしただけ、みたいな言い方されてたこともあり、音楽をやってる人からはウケがとても悪かった。特にテクニック知識がいらない手法なのでプロっぽくなかったのだ。

でも実はそれこそ、プロ敬遠するからこそ新しいサウンドだった。

2010年以降のボカロムーブメント若いアマチュアクリエイターが牽引したこともありその新しいサウンドに気づいためざとい若手がこぞって使い始め爆発的に流行る。

それがYOASOBI「アイドル」でも多用されている。

他の要素、例えば不穏なコーラスだってアニソンレジェンドの「残酷な天使のテーゼ」でもやってたし斬新かと言われると?だ。斬新であるとするとこの転調手法しかないと思う。

ちなみに「残酷な天使のテーゼ」のこのコーラスアニメ中の「使徒が敵」ということからグレゴリオ聖歌風というか、宗教風のモチーフを借用してきたんだと思う。この曲はどうもあんまりアニメの内容しらされない中作ったぽいので数少ない与えられたモチーフだったんだろう。

一方、「アイドル」のほうは、この不穏のコーラス作品脈絡がなくちぐはぐに感じる。

この曲は【推しの子】という作品を深く理解して合致した内容がウケてる理由でもあり、歌詞原作を読み込んだ上で作り込んだと思わせるものなんだけど、このコーラス作品とさほど脈絡がない。

サスペンス展開の不穏さあるし、一応曲中でこのコーラスの声でヲタ芸っぽい合いの手を打ち出す箇所もあるので繋がりは出来てはいるけど、この合唱コーラス必要性はあまり感じない。あきらかに浮いている。

じゃあなぜこんなコーラスを?と思うんだけど、Ayaseは今回どうも本当に狙ってアニソントップを取りに来てる野心があるっぽいのだ。

からこそトップ・オブ・ジ・アニソンの「残酷な天使のテーゼ」をモチーフにして、あえて取り込んだんじゃないかと思われる。

ここまで自分流にアナライズしてようやく腑に落ちた。

まあ今更そんな転調なんて当たり前ですよ、と言われるんだろうけど。

そういう老害おっさんが見逃してる、ちょっとした「新しいこと」の膨大な積み重ねが「斬新さ」を生み出しているんだ。

他に私が気づいていなさそうなこの曲の新しさを指摘してもらえればありがたいです。

2023-05-17

俺が「推しの子」を第一話で見るのをやめた理由と、「アイドル」で露呈したikuraの限界、あるいは「アイドル」という誰にも歌えない歌について

昨日投稿した記事がとてもありがたいことに伸びたので、調子に乗って別の話をしようと思う。軽い気持ちで書いてたらクソ長くなった。

これを読む前に注意してほしいのは

・これはアニメ推しの子」を見た感想だということ(漫画ではない)
ネタバレが含まれること
・全部俺の主観的意見にすぎないこと

だ。

え、「アイドル神曲やん

YOASOBIの「アイドル」を聞いて、これはすごいと思って推しの子を見た。

そして第一話でアイが殺されて「??????」となった。あまりにも納得がいかなかった。それは以下のような理由による。

第一話、そして主題歌アイドル」で提示されたこ作品テーマ性について

偶像としてのIdolを死守する(「嘘が愛」とかアイっていう名前からも推察できるように)というのが最序盤のテーマだったわけで、そこに子供がいるっていう嘘を死守するっていう物語があって、さらにIdolとしてファンを愛してるっていう嘘(本当は誰のことも愛したことがないから)もあるから、その嘘が本当のこと(ファンとほかの人々を心の底から愛することができるようになる)になる、っていうのが大筋のストーリーになるべきだったわけだ。

その重要過程(アイが少しずつ成長していく)が完全にすっ飛ばされたので肩透かしを食らったという感、殺されるところでいきなり愛してるって言っていて、正直第一話だけだとアイに対して人間としての共感が全くできない。

この物語評価されている大きな要因としては、まず推しの子自分がなるっていう第一話のインパクトコメディ性、次にアイが死んでしまうっていうさらに劇的な展開。

これ自体別に悪くないと思うが、やはりアイが本当の愛を知る過程スキップしているので作品としての完成度が低下している。

たぶんその理由として乳幼児だと行動の幅が狭すぎるっていうのがあるのかなーと。簡単に動かせないから話を作りづらいっていうのがあったんだと思う。それをどうにかするのが脚本家仕事ではあるんだけど。でも子役ルートがあるならそういう問題もなくないか

また、アクアルビー父親に関する伏線第一話だけっていうのもつらいポイントではある。

どうしてもそこからストーリー展開が難しくなる。第二話以降の話は割と自由に進めることができるはず(ルビーアイドルを目指すとか、主人公父親を捜すとか)で、その辺の先の読めない感じは面白い

クール目の最後でアイが殺されたりしてたらもっとよかったんじゃないかなーとか思った。

何よりOPが完全にアイの歌なので納得のいかなさがすごかった。

「え!? この感じなのにこの1クールを全部このOPでやるの!?!?!?!?

となってショックのあまりここで見るのをやめてしまった。

次に、YOASOBI「アイドル」について(こっちのほうが喋りたい)

初めてこの曲を聞いた時とんでもない衝撃を受けた。

それは初めてYOASOBIの「夜に駆ける」を聞いた時に感じた衝撃と同じものだった。

まず、「夜に駆ける」が空前絶後のヒットを叩き出した最大の理由について述べようと思う。

もちろんこれは俺の意見であって、完全に正しいということを主張したいわけじゃない。別の意見があればコメント等に書いてほしい。

”この曲が大ヒットしたのは既存音楽流行りを踏襲しつつ、独自の要素を絶妙塩梅ミックスし、絶妙な斬新さを表現することに成功たからだ”と俺は思う。

これがどういう意味もっと分かりやすく言うと

今までの曲と同じようでちょっと違う、なんか斬新な感じがする曲がヒットする

ということだ。「白日」とかがわかりやすいかな?

音楽というのはほぼすべてが感覚で成り立っているので、それを正確に記述することは本当に難しい。

「夜に駆ける」が大ヒットした要素

「夜に駆ける」を語るにはまずコンポーザーのAyaseについて紹介する必要がある。

Ayaseはもともとボーカルとしてバンド活動を行った後、解散したのちいわゆるボカロPになったミュージシャンだ。

ボカロP:Ayaseを象徴する代表曲は「幽霊東京」や「ラストリゾート」が挙げられる。

初めてこの曲を聞いた時の俺の感想は、”よくあるボカロ曲だなあ”というものだった。

正直これらの曲はボカロ曲としては古典的な印象を与えるものだと思う。DTM感が強い、打ち込みで構成されたボカロ曲……という感じだ。

しかしここで重要なのは、実はこれらの曲でAyaseのパーカッションリズムに関する凄まじいセンスが光っており、それが当時のネット音楽トレンドにぴったりとマッチしてある程度の人気を博していたということだ。

Ayaseのリズム感に関する才能には目を見張るものがある、というのは上記の二曲を聞けばたぶんわかってもらえると思う。もちろんこの曲が発表されてから時間が経っているので、当時は真新しくとも今では多少風化しているように感じるかもしれないけど。

「夜に駆ける」においてもそのリズム感が遺憾なく発揮されている。ただ、この曲がそれまでのAyaseの曲と大きく違うのは

・繰り返される転調

ボーカリストikuraの存在

だ。

この二つの要素が、「夜に駆ける」が大ヒットした要因だ。


一つ目の繰り返される転調に関しては「夜に駆ける」を聞けばわかる。最後Cメロのところとか二回くらい転調してる。で、たぶんなんか普通の転調とは違う感じがする。音楽知識がないのでその辺はわからないけど。まずそこの斬新さがある。異論は認める

ボーカリストikuraについて

「夜に駆ける」がヒットした最大の要因だと思う。


個人的に、歌手ikuraの卓越した点は二つ。

ikuraが持つ優れたリズム
自我の顕れない説得力のある歌声


まずikuraが持つリズム感についてはもうとりあえず「夜に駆ける」聞いてみてほしい。歌詞の子音がバスドラとクラップ気持ちよくハマっている。

この文章を書くにあたって今一度「夜に駆ける」を聞いていたら、そのikuraのリズム感の素晴らしさについてちゃんと語りたくなったので細かく述べる。興味ない人は飛ばしてください。

イントロの”沈むように「溶けて」いくように”の「溶けて」のリズム感が良い

・”二人だけの空が広がる夜に”ここのリズム感は全部いい

・その次の打ち込み感のあるピアノめっちゃいい

・”さよなら「だけだった」”の「だけだった」のリズム感が良い

・”その一言で「すべ『て』がわかった」”の『て』が良い

・”日が沈みだした空と君のすが「た」”の「た」のリズムの取り方がマジですごい

Bメロの”いつだってチックタックと「鳴る世界で」”の「鳴る世界で」のリズムの取り方がすごい。

Bメロの”触れることな言葉うるさい声に涙が”ここのリズムは全部すごい

・サビの”騒がしい「日々に」笑えない「きみに」”の「日々に」と「きみに」のリズムの取り方がすごい。

・二番のBメロは正直全部リズムの取り方すごい。”信じてたいのに信じれないことそんなのどうしたってきっと これからだっていくつもあってそのたんび怒って泣いてくの”ここがすごくいい

・その後のピアノソロめっちゃいい。

Cメロの”もういや「だって疲れただって」”の「だって疲れただって」のリズムがすごい。

ここにリズムの優れた曲を作るAyaseとのシナジーがある。偶然にしては出来すぎたユニットである

これが「夜に駆ける」がハマった一つの理由

次の”ikuraが持つ自我の顕れない説得力のある歌声”について

これは説明がとても難しい。

歌手には二種類のタイプがいると俺は思う。それは、

自分のことを歌う歌手

・なんでも歌える歌手

の二種類だ。一見後者の方がなんでも歌えて優れているように思えるかもしれないけど、事態はそんなに単純じゃない。

まず前者について具体例をいくつか挙げようと思う。

自分のことを歌う歌手について

とりあえず例を列挙する。

りりあ「浮気されたけどまだ好きって曲」

米津玄師「アイネクライネ」というか米津玄師はほぼ全部自分の話をしている感じがする。

back number高値花子さん

実はほとんどのバンドマンは自分の話しかしていない。ヨルシカが「八月、某、月明かり」の歌詞で叫んでいるように「心を売り出し」ているのだ。

ちなみにヨルシカは「詩書きとコーヒー」でも「寿命を売るなら残り二年」とか歌っていたりして、そういう自分のことしか歌えないナブナ自身をどこか皮肉めいて表現していたりする。

りりあの「浮気されたけどまだ好きって曲」を聞いてほしい。これ絶対自分の話だろと思って調べてみたけど明言してないっぽい。なら自分の話と考えていいのかな?

この曲は浮気された女の子の心情を歌うにしてはリアリティが高すぎる。

汚れた君は嫌いだ

君を汚したあいつも嫌いだ

この歌詞の下のほう、「君を汚したあいつも嫌いだ」ってそっちにヘイトが向く心情を表現できるのすごくないか? 普通浮気された曲って恋人に対する恨みつらみで話が終わると思っていただけにびっくりした。

こんな風に自分のことを歌う曲は”その人の人生の重み”が自然と声に乗っかるので、ものすごい破壊力がある。

でも、こういう歌手がほかの人の作った歌を歌うと、どことなくちぐはぐな感じになる。なんか違うな~とか、ぐっとこないな~みたいな気持ちになる。

あとこのタイプ歌手一発屋で終わる傾向が多い。劇的な経験がないと歌えないならそうなるのも必然、という感じはする。

なんでも歌える歌手について

ikuraやAdoはこのカテゴリーに分類される。

こういう歌手ボカロ文化の発展で増えたと思われる。

歌い手文化はいろんな人の曲を歌うっていう前提があるわけで、そこでさっき挙げたような自分の歌を歌うタイプ歌手歌い手文化にそぐわない。

自分共感できる曲だけを歌うことでその問題解決してる人もいるっぽいけれど。

なんでも歌える歌手の例を挙げる。

・ikura

Ado

Aimer

・yama

・suis

とかなんか今流行りのアーティストばっかりになった。

ヨルシカはナブナ個人的な、本来だったら本人にしか歌えないような歌をsuisが上手く歌っている感がある。

これらの歌手限界まで自分の色を出さない。でも無個性とは違う。ただひたすらに歌詞にひたむきに向き合って、そこから読み取れる感情をまっすぐに表現している。だから聞く人の心にダイレクトに届いているように思う。

「夜に駆ける」とikuraの関係

YOAOBIのコンセプトは”小説音楽にする”だ。このコンセプトとikuraのどんな曲も歌うことができるという特性は実に親和性が高い。

「夜に駆ける」の元となった小説は「タナトスの誘惑」というものだ。

あらすじをめっちゃざっくりと言うと、死にたがりの彼女を助けた主人公だったが実は彼女死神で、最終的に一緒による闇に飛び降りるという、中二病要素をこれでもかと言うほど詰め合わせたような物語だ。大学生が書いたらしい、笑った。

さて、どれほどこの物語がチープであろうとしても、この歌を実体験として生々しく歌うことができる人はなかなかいない。テーマが重すぎるし、全体的に闇が深いものからだ。

ただ、ikuraは「夜に駆ける」を独自解釈することに成功している。

この作品自体をどことな俯瞰的に見下ろして歌うことによってそれはかなった。過度に主人公ヒロイン感情移入するのではなく、どこか客観的視点から物語淡々と紡ぐように歌う感じ。無機質な――機械的な、ある種ボカロっぽい歌声と、どことな人間の闇を感じさせるPV(このPVもあの原作小説から作ったとは思えないほどクオリティが高い)が悪魔的に融合した。

これが「夜に駆ける」がヒットした二つ目の要因だと思う。

もう一回PV見てるけどやっぱりいいな。

本題のYOASOBI「アイドル」のすごさについて

制限が新たな芸術を生む”的な言論があったりする。「アイドル」が素晴らしい曲であるのにはここに要因がある。

今回の場合

・Ayaseが持つ独自リズム感とベースライン

・最新の曲調(Adoが歌う「踊」に似てるとか指摘されてるね)

・”推しの子”のOP要求される、アイドルソングライクな(コール差しまれるなどの)要素

この三つが程よくミックスされた結果、既存の物にはない斬新さを持った曲としての大ヒット……だと思う。

YOASOBI「アイドル」とボーカルikuraの限界

この話をするにあたって、YOASOBI「アイドル」の歌詞について軽く説明する必要がある。

アイドル」の歌詞原作推しの子」とそのスピンオフ小説の「45510」をもとにしたものだ。

まず「推しの子」のあらすじを一瞬で説明すると

医者主人公のところに推しアイドル(アイ)が妊娠出産のために入院してくる→出産日に主人公が殺される→気づいたらアイの子供に生まれ変わってた→アイドルなので子持ちはまずい→なので必死に嘘で隠す

というものだ。

そしてスピンオフ小説「45510」の主人公は、アイとかつて同じアイドルグループ所属していた女性だ。

アイドル」の歌詞の中での主人公は歌の途中で変わっている。二回目のサビまではスピンオフ小説の「45510」の主人公がこの歌の主人公で、その後はアイ自身の歌に変わる。

1サビまでの歌詞は「45510」の主人公の、アイに対する憧憬を描いたものと思われる。同じグループの中でも抜きんでて人気のあるアイに対する羨望を表現している。

ここの歌詞をikuraは上手く歌えている。

問題はその後だ。

アイドル」の二番の歌詞についての見解

この話をするためには歌詞掲載しないといけない。

はいはいの子特別です

我々はハナからおまけです

お星様の引き立て役Bです

全てがあの子のお陰なわけない

洒落臭い

妬み嫉妬なんてないわけがない

これはネタじゃない

からこそ許せない

完璧じゃない君じゃ許せない

自分を許せない

誰よりも強い君以外は認めない

これはアイが所属するアイドルグループ「B小町」の別のメンバー:「45510」の主人公の心情を描写したものだ。正直、この歌詞を書いたAyaseは天才だと思う。

一見最初はアイに対する強烈な嫉妬心を表現しているように見えて、最後には

完璧じゃない君じゃ許せない

自分を許せない

誰よりも強い君以外は認めない

とアイに対する信仰とでも言うべき強い感情の発露を描いている。この一見相反するようでいて、しかし同一の感情を詳細に表現したセンスマジですごい。

ikuraはこの二番を歌いこなせていない

Vtuber歌ってみたとかを聞いた時に「お、この曲はこの子マッチしてるからいい感じだな」とか思ったことがないだろうか? 俺はその現象を”人格一致ボーナス”と呼んでいる。

ikuraの人格と「アイドル」の二番はあまりにも相性が悪いと言える


たぶんikuraはまっすぐに、幸せに育ってきたタイプ女の子なんだと思う。だから、こうした嫉妬などのどす黒い感情にそれほど縁がないのではないだろうか? なので、それを歌おうとしても、どうしてもうわべだけのものになってしまう。

先ほどの話に戻る。世の中には

自分の歌を歌う歌手

・どんな歌も歌うことができる歌手

の二種類が存在する、と言った。

しかしそれを逆に考えてみてほしい。つまり世の中には

とある人間しか歌えない曲

・ある程度どんな人間にも歌いやすい曲

の二つがあるのだ。

そして「アイドル」という曲は”とある人間しか歌えない曲”に属する。それはこの曲が極めて個人的体験(この場合だと、45510の主人公とアイ自身体験)をベースに紡がれているからだ。

ikuraのスター性と「アイドル」の明るい部分は極めて親和性が高い。特に一番のサビなんかは完璧に歌えている。しかし、45510の主人公のアイに対する嫉妬などのダークな部分は歌えない。聞けばわかると思うが、なんだか上っ面で歌っているような印象を受ける。

かに愛されたことも

かのこと愛したこともない

そんな私の嘘がいつか本当になること

信じてる

まれないアイの家庭環境を背景とした暗いCメロ歌詞だ。やっぱりここでも、ikuraの歌はどことな空虚な感じがする。ikura自身にこんな経験がなく、想像することさえも難しいからだ……と思う。

あるいは、

【ikura】今回は、レコーディングする前にたくさん話し合って…。どういうイメージで、どういう声色で、ニュアンスでやっていこうかっていうのを考えながらレコーディングしました。

【Ayase】そしてたどり着いたのが…「最強のかわいい!」です。僕はikuraがレコーディングブースに入って一生懸命歌っている中、勇気づけるようにディレクションブースからもっと自分のことかわいいと思って!」って伝えていました。https://news.yahoo.co.jp/articles/32691ffa10659b427d43550c4eda76ad09a1ea74から引用

とあるように、レコーディング環境が足を引っ張ってしまった可能性もある。

アイドル」の歌ってみたをいくつか聞いてみると、この二番を上手に表現する歌い手を何人か発見した。やはり、こうした現代的な嫉妬経験がある歌い手のほうが歌声説得力が増す。

しかしこうした歌い手は同時に、サビの部分で顕著に表れるアイが持つ底抜けの明るさ、可愛さを表現することが難しい。

アイドル」を完璧に歌える人間存在しないかもしれない、とか思った

あと原作読んでる人に聞きたいねんけどこの「45510」の主人公って作中で出てくるん?

というかここまで細かく考察してると逆に「推しの子」の続きが気になってしまった

2022-12-22

昭和生まれ子持ちおじさんだが,ずとまよの次に聞く歌を教えて欲しい

2022年はずとまよの年だった.

Spotifyたまたま聞いたミラーチューンをきっかけにハマった.ジョギング趣味なんだが,聞きながら走ると最高に気持いい.気の乗らない事務作業をしているとき家事をするときにちょうどよい.(私の頭脳では)歌詞理解できないのもいい.よくわからない外国語一種として聞き流せる.

昔はこうじゃなかったんだ.大学受験とき部活試合の前はミスチルを聞いていたし,初恋ときサザンを聞いていた.大学時代日向ぼっこしながらつじあやのを聞くのが好きだった.コブクロカラオケでよく歌っていたし,失恋したときスキマスイッチマリンスノウを聞いて一人で泣いていた.

今では違う.もう昔聞いていた音楽は聞けなくなってしまった.ゴリゴリベースがないと物足りないし,Bメロで曲調が変わらないと飽きてしまう.ACAねさんの謎ラップがないと皿を洗えなくなってしまった.歌詞自分人生を重ねるのにも疲れてしまうので,メッセージ性の強い曲は食傷気味だ(ずとまよの歌詞メッセージ性がないという意味ではない).チェンソーマンの2話EDではめちゃくちゃ興奮してしまって,YouTube海外の反応を何度も見ている.要はずとまよ以外の歌を聞けなくなってしまったのだ.

ずとまよの曲は一通り聞いてしまった(綺羅キラー最高ですね!)ので,他の歌手を探したいが,誰かおすすめがいれば賢人たちに教えて欲しい.

ちなみに,夜系でくくられる人は一通り聞いた.YOASOBIは群青が好きだし,ヨルシカは僕は音楽を辞めたが好きだ.要するにジョギングに合うような疾走感のある曲が好きなんだろうか?

ちなみにちなみに,昔からホルモンは好きだ.

2022-12-03

結束バンド「あのバンド」の歌詞もエモすぎる

はじめに

ぼっち・ざ・ろっく!第8話の作中で演奏された楽曲「あのバンド」が好評を博している。

これは演奏に至るまでのアニメの話運びと演出描写の素晴らしさによるところが大きいが、

実はこの楽曲歌詞物語に深みを与えるような内容になっている。

 

フルの歌詞を知らない人は公式MVを見てほしい:

https://www.youtube.com/watch?v=L2i0i9gWE00

 

ベタな読解

歌詞の1番では、“あのバンドの歌”に対する“わたし”の忌避感がつづられている。

今まさに“列車が来る”“踏切”を前にして“背中を押すなよ”と懇願するような

恐怖感(巻き込まれたら〇んじゃう!)にも近しい拒絶反応である

そんな怖い音から逃れるため目を閉じ耳を塞ぎ、自分の鼓動だけを聞いてやり過ごす。

 

2番では、しかし他の人は“あのバンドの歌”をとても好意的に受け入れていて、

それを拒絶している“わたしけが”異常なのだという自己認識が示される。

この世からわたしが放つ音以外”が無くなれば、こんな疎外感に苛まれないのに。

そうやってまた目を閉じ耳を塞いで、殻に閉じこもる。

 

ラスサビ前のBメロでは一転して“わたし”が“列車”に乗る側となる。

これは“わたし”が音を出す側になるということだが“乗客わたし1人だけ”。

1番の状況と立場が反転していると推測するなら(そして2番の自己認識のとおりなら)、

他の人々は“踏切”のそばにいて、つまりわたし”の音は拒絶されるのだろうと仄めかす。

 

ラスサビでは、そんな悲観的な状況に“目を開け”て向き合っている。

自分が“孤独なのは間違いなくとも、自分の音を“孤高”に鳴らし続ける。

これまでは受動的に聞いていた“鼓動”も、自分の音として能動的に“確かめる”。

もう他の誰がどんな音を鳴らそうと“わたしが放つ音以外”には耳を傾けない。

 

全体としては

孤独自分を受け入れ、他人に拒絶されても自分音楽を追求する」という意志を歌っている。

字面としては全く同じフレーズが、1番2番ラスサビでそれぞれ違った意味になるのは

プロ作詞家の技巧であり素人女子高生が書けるわけねーだろ、というツッコミは置いておく。

 

ここで述べたいのは、もしこの歌詞ぼっちが書いたものだとしたら物語としてどういう意味を持つのか、だ。

 

物語との関係 ~実は濃厚な尊みが隠されている~

ぼっちは第2話において青春コンプレックスを刺激する歌は無理だと吐露しており

これは1番2番の歌詞の内容と符合する。普段の(これまでの)ぼっちの心情だ。

 

ラスサビ前Bメロで歌われる、自分音楽他人から拒絶される予感と不安

第4話において陰キャ歌詞を書いてもよいものか逡巡してたことと一致する。

 

その気持ち払拭背中を押したのは喫茶店でのリョウ言葉であり、ラスサビは

そのリョウ言葉を受け止めたぼっちからの返答だと解釈できる。

すなわち「私も、自分個性を捨てずに音楽をやっていく覚悟しました」という決意表明である

ぼっち個性とはまさにぼっちであることだが、ぼっちというあだ名=”孤独称号”を与えたのも

他ならぬリョウであることを見落としてはならないだろう。

 

面白いのは、このラスサビに秘められたメッセージは(喫茶店で会話した当人である

リョウぼっちの2人の間にしか通じないということだ。

 

それを踏まえると、第5話でリョウが「ぼっちの書いた歌詞みてたら浮かんできた」と

あえて言葉したことにはメチャクチャ重みが増して尊みが爆発する。

さらに続く場面で「ほめてつかわす」と言ってスキンシップまでしてるのも

ぼっち歌詞に秘めたメッセージをきちんと受け取ったことを暗に伝えており

ぼっちもまたそれに気付いて喜んでいる、心の交流なのである

喜多ちゃん嫉妬するのも無理からぬこと。

 

そしてもう1つ、第6話の路上ライブ

何を演奏するか完全に委ねられていた状況においてぼっちはこの曲を選んでいる。

ダンボールかぶってた初ライブと違い、初めて観客に面と向かって演奏する不安のなか

何故この曲を選んだのか。

それは自分がこの詞に込めた覚悟ウソにしないため、その想いで自分を奮い立たせるためではないか

ぼっちを表立って助けるシーンの乏しいリョウだが、音楽に向き合う姿勢についてだけは

誰よりもぼっちの支えになっているのだ。

 

上掲の公式MVで使われている、踏切の前で振り返るリョウイラストも、それがぼっち視点だとすると

2人が同じく踏切の前に立っている=音楽性を共にする仲間である、ということが示唆される。

 

むすび

以上のとおり、リョウぼっちカップリングに熱をあげている諸兄にとってこそ

「あのバンド」は紛れもない神曲だぞ、という結論が導かれた。

作詞担当された樋口先生には足を向けて眠れませんな。

2022-09-29

SPY×FAMILY2期のOP微妙過ぎる

まずなんで今更BUMP?って感じだが、それはいいわ。

いくら老いぼれオワコンバンドでもいい曲書くかもしれないから。

で、肝心の曲、聞いてみたわけだけど、微妙すぎんか?

 

Aメロ、軽やかに始まる、無難な感じ。

Bメロ、これまた無難、まあこのAメロならこんな感じのBメロになるよなって展開。

サビ、くっそびみょう

なんでこんな映えないサビ持ってくるんだよ。

AメロBメロ無難に刻む感じなんだから、サビをのびやかに展開すればまだ多少耳に残るところを、

なぜかまだ刻む感じで続けてて、結果全然頭に残らない。どうしてこうなった

で、ラス、最後の締め方の投げ槍っぷりよ、ひどすぎるだろ。

髭男みたいなトリッキーな曲がかけないのは仕方ないとして、いくら才能の枯れたBUMPももう少し心に残る曲を作れると思うんだが。

 

春季SPY×FAMILYが覇権をとれたのは1/3くらい髭男のOPのおかげだと思ってる。

さすがにこんなB面シングルみたいな曲では人気保たせるのは厳しいんじゃないか

1期が面白かっただけに残念。まあこの懸念杞憂に終わることを祈るよ。

2022-09-06

セミの唄

ツクツクツクツクホーーシ

ツクツクツクツクホーーシ

ツクツクツクツクホーーシ

ツクツクツクツクホーーシ

ツクツクツクツクホーーシ

ツクツクツクツクホーーシ

ツクツクツクホーーシ

ツクツクツクホーーシ

ツクツクツクホーーシ

ツクツクツクホーーシ

  • サビ---------

ツクツクホーーシ

ツクツクホーーシ

ツクツクホーーシ

ツクツクホーーシ

ツクツクワイヨー

ジー ワイヨー

ジー ワイヨー

ジー ワイヨー

ジーーーーーーーーーーーーーーー

2022-02-16

anond:20220216115004

怒んないでほしいけどハローマイフレンドのAメロとサビは浮かぶけどBメロ全く浮かばない

つか荒井由実の時の方が良い曲作ってた

松任谷由実曲は確かにテンプレだなと思う

そもそもBメロ無かったw

夏の終わりにかけたかったら森山直太朗のやつくらい歌詞ストレートじゃなきゃな

春よ来いもそうじゃん

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん