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2022-09-21

簡単ホロコースト否定論とその反論の紹介

アウシュヴィッツガス室で600万人も殺して遺体は全部骨まで残さず焼却して証拠隠滅した?そんなのあり得ないから嘘である

そもそもの問いの立て方が間違い(酷いストローマン)。ホロコーストでのユダヤ人犠牲者は、大雑把に言えば、アウシュヴィッツで100万、その他の約四箇所(マイダネクは少ないので計算から除外)の絶滅収容所200万、ソ連等のその他の地域での虐殺で150万、ゲットー強制収容所などで100万、その他50万、合計で600万人と言ったところ(繰り返し言うがかなり大雑把)。つまりホロコースト象徴になっているアウシュヴィッツでは約100万人なので、それを6倍もストローマンした虚言・戯言である

また、アウシュヴィッツでさえ「骨まで残さず焼却した」だなんてことはない。むしろ、非常に荒っぽい不完全火葬で、細かい話だが炉の中の死体を載せる格子から下の灰皿に落ちた残骸は、掃き出してランマーで細かく砕いて、集めて近くの川に捨ててしまったのである司令官を含む複数証言)。他のヘウムノなどの絶滅収容所では焼却後、粉砕機を用いて骨類は砕き、周辺の土地へばら撒いた。また、犠牲者数こそ数万と少ないものの、マイダネク収容所には大量の遺骨が残っていた。「Majdanek bone」とすればその画像が得られる。

アウシュヴィッツ火葬炉の焼却能力はせいぜい1日あたり二百体以下であり、百万体なんて処理できず、嘘である

もしそうならば、確かに、大雑把に絶滅期間を500日とすると、十万体しか処理できないことになる。しかし、それは明らかにである。何故ならば、別の収容所であるマウトハウゼン強制収容所衛星収容所であるグーゼン収容所では、一基の火葬炉あたり、1日あたり20体以上の火葬をしていた記録が残っているかであるアウシュヴィッツには絶滅現場であるビルケナウだけで46基の火葬炉(マッフル数)があり、1日あたり少なくとも900体処理できたことになって、500日なら45万体である。それでもまだ半分以下だが、アウシュヴィッツでは実は一体ごとに火葬するなどと言う丁寧な火葬などせず、複数遺体を同時に火葬していたので、能力自体もっと増える。それに、ビルケナウの火葬炉はトリプルマッフル炉や八連マッフル炉になっていて、遺体を入れて火葬する場所が内部で繋がっており、高温を維持しやす構造となっていて、連続焼却を前提とした構造だった。民生火葬場とは全く違い、遺骨を遺族に返却する必要はなかったのだ。(あっても、適当に遺族に誤魔化して骨壷に入れて渡した)さらに、犠牲者が多かった時期は、野外焼却を実施し、司令官のヘスは自叙伝で「ほとんどの火葬は野外焼却となった」と書いている。以上、百万体程度は十分可能だった。

 

火葬炉はコークス炉であり、記録から百万体もの遺体火葬するためのコークス供給されてなどいなかった。

実は、アウシュヴィッツ火葬炉は、最初の二日間程度、炉内を高温化するためにコークス必要だっただけで、遺体火葬自体にはコークスほとんど必要なかった。何故ならば、複数遺体を同時に連続的に火葬していくので、それらの遺体自身が燃料化したかである燃えにくい痩せてガリガリ遺体場合にはコークスは追加されただろうが、太った新鮮な遺体(つまり収容所収容されずに即日ガス室で殺された人)ならば燃料替わりにさえ使われた。これらについての細かい技術的な話は、遺体処理を担当したゾンダーコマンドだったヘンリク・タウバーの証言を読むといい。

アウシュヴィッツの様々な議論(9):証人の宣誓供述書1:ヘンリク・タウバー|蜻蛉|note

 

青酸ガスは引火の危険性があり、火葬場の隣がガス室だなんて危険すぎてあり得ない。

青酸ガスの爆発濃度下限値は56000ppmであり、人間の致死濃度はせいぜい2000ppm程度(一般には300ppmとされるが諸説ある)である。いずれにしても、ガス室内だけの話であり、ガス室外に漏れ出したとしても、濃度は低下してしまうため、引火の危険があるとは考え難い。否定派は、シアン化ガスの「濃度」を無視する傾向がある。実際には例えば、10ppm程度だと致死に至る可能性は極めて低い。そもそも青酸ガスの元であるチクロンB害虫(及び害獣駆除剤であり、害虫駆除作業で使える程度の安全性がなければ使えなくなってしまって全く意味がない。なお、詳細な話をすると、この火葬場の隣のガス室は、アウシュヴィッツのメイン収容所にある、現在でも観光用に公開されているガス室(第1ガス室)のことであり、ユダヤ人絶滅現場であるビルケナウのガス室のことではない。流石に第1ガス室処刑最中には、隣で火葬作業をしていたとは思えない。そこでは毎日稼働させるような大量の処刑はしていなかったかであるビルケナウのガス室では、火葬場はガス室から離れていたので、引火の危険性を考えること自体おかしい。

 

青酸ガスは毒性が強く危険であり、ディゲシュ社の説明書には20時間の換気が必要とあるチクロンBも青酸ガスがなくなるまで放出し続けるので、2日以上も遺体搬出できないことになる。これではあまり時間がかかりすぎてユダヤ人大量虐殺など不可能である

遺体搬送の働き手は、いつ死んでもいいユダヤ人のゾンダーコマンドである。また、20時間の換気は、ディゲシュ社が想定した害虫駆除作業箇所でのものであり、様々な場所を想定した上での安全性配慮しただけのことであり、必要十分な時間よりかなり長いマージンをとっている。しかアウシュヴィッツガス室は、室内はガランとしたただの空間であり、致死濃度でさえなければ、あるいはガスマスク使用していれば、少なくとも死ぬ危険はなかったのである。実際、何人かのゾンダーコマンド証言ではガスマスクをつけていたとの証言がある。十分な換気能力の換気装置のあったガス室と、自然換気で行ったガス室があったが、生存証言によるとわずかに体調を崩した程度の証言があるのみで、死者があったと言う証言はない。また、非常に細かい話としては、地下型のガス室になっていたクレマトリウム2や3では、金網投下装置なる特殊チクロン投入装置があり、これを利用してユダヤ人殺害確認したのち、ガスを放出し続けるチクロンBを容器ごと天井から引き抜いたため、「ガスを放出し続けるチクロンB」の問題はなかったのである

 

チクロンBが使われた証拠が全くない。ロイヒターやゲルマー・ルドルフの調査では、同じチクロンBが使われた害虫駆除室でのシアン化物検出濃度は、ガス室とされた場所の少なくとも1000倍以上の濃度差があり、これでは殺人ガス室であったとは到底言えない。

それは、ロイヒターやルドルフは、殺人ガス室とされた場所には存在していない、(シアン成分が鉄分と結合して化学変化した長期的に安定的な)プルシアンブルー害虫駆除室で試料採取し検量したかである。プルシアンブルーが、青酸ガスが使われたら必ず発生するという証明は一切されていない。その上、害虫駆除室の壁面をよく見ると、プルシアンブルーのある場所とない場所がはっきり分かれており、これは青酸ガスが存在してもプルシアンブルーが発生しない場合があるという証明になっている。プルシアンブルー以外のシアン物質成分は、非常に水に流出やすいことがわかっている(ビルケナウのガス室のあった火葬場は全てダイナマイト破壊されており長年に渡って雨曝しだった)。さらに、害虫駆除室と殺人ガス室におけるチクロンの使い方は、その残置時間全然異なる。害虫駆除ではシラミはなかなか死なないので、通常は丸一日の燻蒸を行ったのに対し、殺人ガス室では証言によるところ、せいぜい三十分以内であった。死体火葬処理の方に時間がかかるため、一箇所のガス室での集団処刑はせいぜい1日に一回、多くても2回が限度だった。したがって、殺人ガス室の後とされる場所にプルシアンブルーが生成されていなくても、何ら不思議はない。以上のことから、プルシアンブルーを含めない検査方法でなければインチキである。それをやったのが、ポーランド公的機関であるクラクフ法医学研究所であり、結論として殺人ガス室があったとみなして良い結果を得たのである

ロイヒター&ルドルフレポートに対抗したクラクフ報告とは。|蜻蛉|note

 

野外焼却をやったというが、戦時下の燃料不足だったから、死体焼却に貴重な燃料を使うわけがない。

野外焼却の証拠は、まず司令官ルドルフ・ヘス自叙伝記載されているものがある。他にも複数人の証言がある。また、1944年中の米軍による航空写真にそれら証言が伝える場所での煙が写っている、さらにはユダヤ人ゾンダーコマンドによる極秘に取られた焼却中の写真もある。さらには1960年代に行われた民間会社による野外火葬場所の発掘調査で遺灰などが発見されている。否定派は、「アウシュビッツに焼却用の燃料がなかったこと」「どのくらいの燃料が必要だったか客観的根拠」など、否定すべき内容についての証明を一切行っていない。なお、アウシュビッツビルケナウ収容所は、十万人規模の囚人と二千人規模の親衛隊員を有する巨大施設であり、燃料不足で燃料を使わず活動生活していたなど信じ難い。ユダヤ人絶滅は「総統命令」として実施されており、極秘作戦だったから、遺体証拠隠滅必須であり、戦争遂行と同じであって、何が何でも実施したであろうことは想像に難しくない。彼らは命令で動いていたのである否定派は、何故ユダヤ人絶滅をやっていたのかを全く考慮していない。戦況が敗戦必至になって、絶滅作戦が中止されたが、それもまた親衛隊トップヒムラー命令であった。

 

アンネの日記捏造だ!

今更何を……。[しかしいまだにアンネの日記デマツイッターなどでしばしば流れる

Twitterホロコースト否定論への反論(18):アンネ・フランクの日記|蜻蛉|note

 

1947年ワールドアルマナックによると、1939年当時、世界ユダヤ人人口は15,688,259人だった。この数字米国ユダヤ人委員会提供したものである。次に、1948年2月22日付のユダヤ系新聞ニューヨーク・タイムズ」によると、この年の世界ユダヤ人人口は「パレスチナに住む60~70万人に加えて、1,560~1,870万人に達する」と書かれている。600万人もの人々を失ったのに、戦時中ユダヤ人人口がこれほど急増したのはなぜだろうか。

からあるアルマナックデマと呼ばれる既に何度も論破された愚論。戦後センサスがアルマナックに反映されるのは1949年まで待たなければならない。それまでは、単に1939年の値からの推計値を記載していたのである。また、ニューヨークタイムズは後日、その数字を1200万人に訂正している。

 

戦後ダッハウガス室大量虐殺があったと言われていたのに、今ではダッハウガス室では処刑は行われなかった、と言っていることが変わっている。おかしいではないか

ダッハウ米軍が入った時、大量の囚人死体があったのは周知の事実であるガス室のあった建物であるバラックX周辺にも遺体が山積みとなっていた。そして「浴場へ」と書かれた看板のある、ダミーシャワーのついた謎の部屋……、戦時中からドイツ軍ユダヤ人のガス処刑をしていることは広く連合国側に伝わっており、これらの状況からダッハウガス室大量虐殺をしていたと誤解しても致し方のない状況であった。米軍は当初勇足で「ダッハウガス室での大量虐殺」を報告してしまった。しかし、直接的な目撃証言裏付けのある証拠が当初は見当たらず、ガス室でのガス処刑があったとは言えないとわかるのは1960年代まで待たなければならなかった。のちに僅かな目撃証言文書資料が見つかったが、裏付け能力に乏しく、「実験的なガス処刑があった可能性がある」くらいしか言えない。いずれにしても、歴史的事実がさまざまな調査研究により、後々になってより詳しく判明していくのは当たり前のことである。とくにおかしいところはない。

 

今ではベルゲン・ベルゼン収容所大量死体は餓死病死によるものと判明しているのに、今だに「大量虐殺の動かぬ証拠!」のようにテレビなどで用いられている。これらは嘘っぱちである

知らんがな。確かにNHK番組ですら誤ったホロコーストの内容を伝えていることはある。実は著名な研究者ですら、非常に細かいところで誤った記述をしていることもある。しかし、日々のニュースでさえも、「先ほどのニュースの中に誤りがありました。訂正してお詫びします」を聞かない日はない。人は誤りを犯す生き物である。それが何か? 

  

……ほんとにネット界隈(特にTwitterYoutubeあたり)は修正主義支持者が多いので、誰か手伝って欲しいくらいなんだ……

2022-01-14

anond:20220114133403

日本で院卒の価値が無いのはこれよな。

特に目的もなくモラトリウム的に学校に居続けただけという扱い。

2021-11-20

今知っていて欲しい資源大国中国

フッ素蛍石

中国が6割の生産を占める。


アルミニウム

中国世界シェア5割を占める。製錬に大量の電力を消費するため先進国では製錬が出来ない。


シリコンケイ素

地表のどこにでもあるが高純度の金属シリコンには大量の電力を必要とするため生産国は限られる。

2021年世界シリコンの6割を中国生産している。


結晶シリコン

太陽光パネル半導体使用される。

2017年ぐらいの資料では日本企業が多結晶シリコンシェア5割を占有していたが、現在中国企業が8割を占有


太陽光パネル

2004年シャープを筆頭に日本企業世界シェアの7割を占有していたが、2020年には世界シェアの67%は中国企業が占めている。日本ドイツは脱落。


リチウム

リチウムイオン電池の原料

リチウム原料はオーストラリア中国チリアルゼンチンの4か国で全世界リチウム原料の産出量の95%を占めるが。リチウム鉱石に含まれリチウムわずかに6%、最大産出国オーストラリアから中国鉱石を輸出し、中国で精製している。

リチウム精製は環境破壊するため先進国ではコストが合わない。

チリアルゼンチンかん水によるリチウムの産出を行っているが、中国資本下にある。


リチウムイオン電池

EV等に必須

電池に用いられる主要4部材,、2020年中国製負極材は8割、正極材、電解液で7割、セパレーターで6割を占める状況。

米国国策をもって追撃している。


コバルト

EV必須

世界シェアの7割をコンゴ共和国が占めるが、世界最大の銅コバルト鉱山の買収等、コバルト鉱石シェア35%は中国資本下にある。


タングステン

医療工業多岐にわたる。

2019年データで全世界生産量の8割を中国占めている。


チタン

わずもがな。

2019年データで全世界生産量の5割を占めている。


タンタル

タンタルコンデンサはノートPCタブレットPCスマートフォン使用される。

中国にはあまり存在しないレアメタルだが、欧州企業の製錬を引き受けているため3割のシェアを持つ。


アンチモン

難燃剤として使用される。

中国が6割の産出量を占める。


軽希土類

家電から兵器までIT産業必須

いわゆるレアアース中国の埋蔵量自体は30%だが、製錬作業には著しい環境破壊が伴うため、先進国では生産コストが折り合わず

現状中国世界シェアの9割の生産を占める。


重希土類

IT産業必須

レアアース生産過程において放射性物質であるウラントリウム随伴産出するため、先進国では生産不可。

唯一、中国南部イオン吸着型鉱床でのみ採掘されている。

日本排他的経済水域内、太平洋下5000mに重希土類を含む泥の存在は知られているが、採算が取れる見込みは無い。


ネオジム

EV家電F35まで幅広く使用されている。

レアースの一種鉱石産出量、中間材の酸化ネオジム生産シェア中国が約9割を占める。


ジスプロシウム

レアースの一種、高温化で磁力を失わないようにネオジム磁石に必須となる

99%を中国が産出、イオン吸着型鉱床でのみ採掘されるため。

2021-08-23

「ガス殺死体は一体も見つかっていない」ホロコーストの話

阪神淡路大震災オウム真理教をめぐる事件で騒がしかった1995年に起きた、文藝春秋雑誌マルコポーロ』を廃刊にしてしまった事件の、そのホロコースト否定記事の著者である西岡昌紀氏がその記事でも使った文章がこれである

 

「なんと驚くべきことに、ガス殺の遺体は一体も見つかっていないのです」

西岡はそれ以来、繰り返しこのセリフを語った。今回はこれについて考えてみよう。

 

ガス殺遺体は見つかってないこともないのだが…… 

上の西岡が使う常套句は、実は微妙に嘘なのであるが、ほんとでもあるというややこしい話でもある。嘘であるというのは、見つかっていたという報告自体存在するからだ。知られているのは二つあり、一つはマイダネク収容所ソ連犯罪調査委員会による報告書であり、1944年10月頃という早い時期にまとめられた報告書の中に、ガス殺遺体発見事実さらっと書かれている。マイダネクはソ連赤軍の急襲にあって終戦前年の1944年7月にさっさとソ連解放されてしまったので、ガス室やその遺体の処理が間に合わなかった、とされている。もう一つはロシア南西部黒海に面するクラスノダールでもガス殺遺体発見されたと報告されている。こちらの方は1943年初頭にさっさとソ連占領されてしまっているので報告(裁判)の時期も1943年7月と最も早い。ガス殺遺体写真である

 

このように実際には見つかっていたという話を知らないネット否定派は多いようだが(西岡1995年当時には知らなかっただろう)、見つけたのがソ連であるという理由で信じないのが否定である。実は個人的にもマイダネクの報告書ちょっと怪しいと思っているが細かい話になるのでそれはここでは言わない。クラスノダールの方は写真まであり、その写真自体に「一酸化炭素中毒死体」とまではっきりコメントが書いてあって、信頼性はあるように思うのだが、ソ連裁判という理由否定派は認めようとしない。当時ソ連見せしめ的な裁判をやっていたらしく、それが信じない理由とされているようだが私は詳しくは知らない。

 

しかしこれが、否定派が主たる攻撃対象としている絶滅収容所、中でもアウシュヴィッツ収容所の話になってくると、確かに解放後に連合国によって一体も発見されていないのは事実である定説では、それらのガス殺による遺体は全部焼却処分してしまたかである。が、ここでは少し否定派側の視点に立って考えてみよう。

 

ガス殺死体が一体も見つかっていないのに、なぜガスによる虐殺があったと認定されるのか?

かに、そう言われると奇妙な気もしてくる。一般的に言って、死体なき殺人は肝心の殺された死体存在しないため、その立証は困難である。かつて日本で起きた北九州一家連続殺人事件では家族七人が殺されたが、その死体は一体も見つからなかったどころか、犯行現場とされたアパートからも血痕の一つも見つからず物的証拠は何一つ存在しなかった。その為、主犯格共犯者である愛人と逃げて助かった生存者の証言事件を立証する以外になかったのである

 

しかし、アウシュヴィッツは七人どころではなく、約百万人がガス室で殺されたとされている。ニュルンベルク裁判時点では250万人〜400万人という膨大な犠牲者数が述べられた。なのに、ガス殺死体は一体も見つかっていないというのは極めて異常な話ではないのか? ガス室による殺人は全く立証されていないじゃないか、と言いたくもなるのだろう。特に、青酸ガスという毒ガスで殺されたという類例のない事実を立証するには、遺体の検死解剖の一つくらいあっていいはずなのにそれすらないのだから疑惑を持つ人がいても不思議ではない、とは思う。

 

では一体どうやって毒ガスによる大量虐殺を立証したのであろうか?

 

実はその立証の主役となった証言は極めて多数でありまた詳細でもあった

流石にニュルンベルク裁判やその他の裁判で具体的にどのように立証していったのかという全貌は知らない。よほどの研究者でもない限り、膨大な裁判資料精通している人は限られると思う。ニュルンベルク裁判資料ですら素人には手に負えない。

 

しかし、物証の一つである文書資料もそこそこ裁判採用されているようであるナチス親衛隊は徹底的に大量虐殺事実隠蔽しており、例えば直接「毒ガスで殺した」などと文書記述したりしなかった。ガス室についても、残されている図面には「死体安置所」としか書かれていないし、アウシュヴィッツ火葬場に関する使用データも一切残さなかった。収容所解放前にガス室のあったビルケナウのクレマトリウムは全て解体撤去・爆破処分しており、火葬炉の一つも残っていない。それでも、ある文書の中には「ガス室」とついうっかり書いてしまったのであろう記述があったりもしたし、クレマトリウムの残存パーツからシアン成分も検出している。

 

さらに、裁判採用された証言者は何百人にも上り、その多くは非常に具体的にガス室のことを証言しており、詳細な証言もいくつもあった。ガス室での殺害目撃証言も多数存在したし、ともかく大勢の元囚人ガス室に関する証言を行なった。中でも、遺体処理を担当したゾンダーコマンド生存者の証言は極めて詳細であった。最も衝撃的だったのはアウシュヴィッツ収容所司令官を最も長く務めたルドルフ・ヘスニュルンベルク裁判での証言であった。彼は、他の多くの加害者側の人間とは異なり、無罪を主張しなかった。それどころか、自分から進んで積極的にそのおぞましい犯罪の全貌を裁判で語ったのであるさらに彼は、拘置所において自らの意思回想録執筆し、裁判時の証言よりもさらに詳細な内容であった(この自伝日本でも普通に売ってる)。

 

かい話をすれば、例えばナチス親衛隊による大量虐殺隠蔽に関する証言でさえも、囚人証言している。「ガス室での殺害については、「特別処理」という表現記載していました」などの証言も何人もしている。これは事務的部署でも囚人が働いていたかであるさらにそうした証言をしている法廷で裁かれていた加害者側の被告であった親衛隊員たちは、ガス室を全く否定しなかった。それら親衛隊員が裁判反論したのは、自らの意思に基づく非道な行い等についてのみであり、指示・命令で行っていた任務であるガス室に関しては否定しなかったのである

 

結局、後々のナチ犯罪裁判を含めそれら戦犯裁判では誰一人、ガスによる大量虐殺否定しなかった。少数の「知らなかった」と語った証人被告存在しただけである果たして、こうした証言状況で、「ガス殺死体が一体も見つかっていない以上、それらの証言は全て疑わしい」と言えるのであろうか?

 

ガス室大量虐殺を認める証言否定派にとっては全て嘘になる法則

ネットに多い素人否定派程度では、まさかガス室大量虐殺を認めることになる証言が何百件もある(裁判以外も含めれば何千件になるのか見当もつかない)だなんて知らないと思うし、それらの証言の一つもまともに読んだことすらないだろう。例えばその一つを任意に選び出してみよう。

証人アウシュヴィッツ絶滅された子供たち移送に関しては、ゾンダーコマンド特別部隊)で働いていた同僚からいたことを繰り返すことができますの子供たちはガスで殺されました。ビルケナウの最初火葬場で行われたテストガスの犠牲者でした

私は3週間の検疫を経て、クレマトリウム建設班に配属されましたが、そこで初めてグラブナーと出会いました。ある時、私の仲間が50キロセメント袋を運んでいたのですが、その重さに耐えられず、グラブナーは私のカポーに向かってこう言いました。「あの犬にとどめを刺せ」と。カポーシャベルの柄を折って、それと自分の足を使って囚人を激しく殴り、彼は本当に死んでしまいました。これはグラブナーの指示で行われました。

その後、私は火葬からカナダ」という兵舎に移されました。そこでグラブナーと再会しました。グラブナーは政治部部長で、ガス処刑される人たちの書類をモルに渡していました。グラブナーはほとんどすべての輸送列車の到着に立ち会っていました。

ポーランドの戦争犯罪証言記録サイトに見る殺人ガスの証言証拠(2)|蜻蛉|noteより

 

人間証言には、しばしば誤りが存在する。記憶間違いであったり認識間違いであったり誤解であったり、場合によっては意図的な嘘であったりもする。個人的に、こうした証言をたくさん海外サイトから翻訳したので、そこそこ誤った内容を含む証言があるのも知っている。しかしだからと言って「ガス室」に関する証言のその全てが嘘になることなどあり得るのだろうか? 知っている裁判証言だけで数百件に上るのだが。

 

しかもそれらの証言に含まれる「ガス室」に関する内容は、ただ単に「ガス室があった」と言っているだけでなく、上にあげたたった一つの例ですらも具体的な内容を持つ証言の中で示されているのであるしかもそれらは裁判の中での証言であり、被告法廷存在しており、被告には証言者への質問の機会も与えられていたのに、誰一人被告ガス室否定しなかった。

 

でも否定派は、それら証言をどんな難癖をつけてでも否定する。上の例では、「連合国陰謀者によって、ガス室証言をするように脅迫されている可能性がある」等。また、否定派が最も証言に対して使うセリフは「矛盾があるものばかりであるであるルドルフ・ヘスに至っては、ほんの些細な記憶間違いとしか考えられない証言上の矛盾を元に、証言の全て(もちろんガス室大量虐殺に関することだけ、であるが)が連合国によって強制的に嘘を言わされていることにされた。私はそれをいうネット否定派に対して、「ではあなたは数年前の出来事について一つの誤りもなく証言できるのですか?」と質問したがまともに答えが返ってきたことは一度もない。ひどい場合には、単なる翻訳上の間違いを元にして「この証言には矛盾がある」と難癖をつけられていたことさえある。

 

でも、真面目な否定派もいるにはい

少なくとも、マルコポーロ事件西岡昌紀は真面目とは言い難い。その理由は、絶対にただの一つとしてもホロコースト否定説には欠陥があることを認めようとはしないかである。実は、稀にこの「否定説の欠陥」に気付く否定派がいる。中でも否定説の最大の欠陥は、では「一体、数百万人に上るユダヤ人はどこへ消えたのか?」に答えられないことであるユダヤ人ナチドイツの手によって大量移送されたこ自体否定する人はいないので(それすら知らない人は別だが)、殺されていないのなら数百万人の消えたユダヤ人はどこかに生存していなければならない。古くは、ソ連だった。ソ連スターリン収容所収容しただとか、移住させたのだとか、色々言っていたらしい。だが、冷戦が終わってなお、そんなユダヤ人は全く確認することは出来ない。旧ソ連に関するそうした情報も公開されているのだが、どこにも出てこない。

 

ほんの僅かだけど、ネット議論しているとそこに気づいた否定派もいた。確かにその質問には否定派は答えられない、と。欧米では、著名な否定派が、さらに高名な否定派の誰にそのことを聞いても「知らない」と返答されるだけだったので、否定派を辞めてしまった人さえいる。この重大な欠陥を認めるか否かが、ある種の分水嶺になっているとは思われる。

 

2021-08-21

アウシュヴィッツプールと『パサジェルカ』

ホロコーストは嘘」って主張自体が嘘である、と言うことは日本ではあまり知られていない。せいぜいが「ホロコースト否定してはいけない」程度の認識であるようだ。私ほどの物好きでもない限り、そのファクトチェックを行うという面倒なことをする人は滅多にいないから仕方ない。欧米否認論の本場なので、否認論に対抗する人もそれなりにいて「ホロコーストは嘘」自体が嘘であることはそこそこは知られているようであるTwitterなどで状況が意外と簡単にわかる。

 

だが「嘘」と言っても、その実態はややこしい。そのほとんどは事実を用いた印象操作のようなものであり、細かな具体的主張それ自体が嘘そのものであることは少ないかである。いわばホロコースト否定論はその主張をする人が意図的無自覚であるかは別として「詐術」なのであるしかし、あなたの知性が正しく働いているのならその詐術に騙されることはない。例をあげよう。

 

アウシュヴィッツプール

アウシュヴィッツには遊泳プール存在し、親衛隊員や囚人水球で楽しく遊んでいたという事実まで存在する。アウシュヴィッツ収容所地獄のような過酷収容所ではなかったのか?」というものである。後段の疑惑はともかく、これは事実であり、確かにアウシュヴィッツには遊泳プール存在し、元囚人の手記によると親衛隊囚人水球などで楽しんでいたようである

 

先に結論を言うと、遊泳プールがあったからと言って、アウシュヴィッツ収容所地獄のような過酷収容所であった事実は変わらない。登録囚人限定しても(登録されずに殺されたユダヤ人が圧倒的に多いが)、毎月数千人単位で死者が出る収容所だったのである。だけど、そう説明されたところで、遊泳プール存在は思っていたアウシュヴィッツイメージ全然違い、かなり違和感があると思う人もいると思う。実は肝心なことは「思っていたアウシュヴィッツ収容所イメージ」なのである。そしてこのプールの話は、実際、相当色々とよく知っていないと納得しづらい人もいて当然だと私も思う。

 

まりに何もかもをここで説明するのは無理なので、アウシュビッツ収容所のみに限定して簡単解説する。アウシュヴィッツ収容所ポーランドにあり、1940年5月ごろから実質的スタートした強制収容所である最初は、ユダヤ人のためではなく、政治犯主体として収容するための強制収容所であり、ドイツ人ポーランド人などが収容されていた。翌年1941年6月を過ぎると独ソ戦によって発生した赤軍捕虜が大量に収容されるようになっていく。が、この赤軍捕虜に対する扱いはあまりにも非道であり、特に政治将校はその大半が銃殺刑で処分された。いわゆる国際法ガン無視のコミッサール司令である。また、アウシュヴィッツで行われた最初ガス室での殺害犠牲者はこのソ連捕虜だった。そして、元のアウシュヴィッツ強制収容所からキロ離れたところにあるビルケナウ捕虜収容所建設が始まると、そのソ連捕虜建設労働に駆り出され、一万人くらいいたはずのソ連捕虜の大半は一年も経たずに大半が過労・餓死などで死んでしまったのである

 

ユダヤ人については、当初からユダヤ人も含めて政治犯として収容はされていたものの、囚人登録もせず収容もしないで収容所到着時にそのままガス室送りにしてしまう、いわゆる「ユダヤ人絶滅」がアウシュヴィッツで始まるのは1942年3月からであり、ビルケナウの敷地外にある農家を改造したガス室(ブンカーと呼ばれる)で最初一年くらいは実施されており、1943年3月にクレマトリウムと呼ばれる火葬場が完成すると、その後はビルケナウのクレマトリウムで行われるようになっていく。アウシュヴィッツの基幹収容所ガス室は併設された火葬場の火葬能力が低いこともあり、実は絶滅にはほとんど使われておらず、1942年末でガス室使用を終了している。ともかく、ビルケナウ収容所でのユダヤ人ガス室での大量殺害は、ヒムラーが中止命令を出す1944年10月末ごろまで続いた。ガス室ではトータルで100万人程度虐殺されたと言われている。

 

もちろんだが、ガス室での殺害は何も囚人にさえしてもらえなかった非登録ユダヤ人だけではない。最初の選別では老人や14歳以下の子供、子持ちの女性などが労働不適格としてガス室送りにされたが(概ね到着したユダヤ人の75%、ただし選別条件に当てはまるのに例外的囚人登録された人もいた)、囚人登録されたところでその大半は3ヶ月程度で役立たずになりガス室送りになるか病棟バラック注射で殺されたりもした。こうした収容所内での「選別」は常時行われており、その選別方法親衛隊の選別の担当長が適当恣意的に選んでいるだけなのが実態だった。親衛隊員による囚人への暴行日常茶飯事であり、殴り殺すことさえ珍しくなかった。些細なことでも見せしめ的に処刑されたし、収容所内での配給食料だけに頼っていたらすぐに死んでしまうほど食料の質も劣悪だったりもした。

 

……とまぁ、これだけ酷い話を聞いていたら、「プールで遊ぶなど考えられない」と思う人がいても全く不思議ではないと思う。プール存在に対する疑念はこのアウシュヴィッツ悲惨イメージとあまりにかけ離れているから生ずるのだ。だが……。

 

遊泳プール存在アウシュヴィッツ残酷場所だったことを示す

このプール詐術に引っかかる人は、人間が斯様にも残酷になれるということを理解出来ていないのである。ここで一つ解説を加えておくと、このプール絶滅の行われていた現場であるビルケナウではなく、アウシュヴィッツ基幹収容所の方にあったが、元々の目的防火用であり、完成したのは1944年8月ごろである推定される(フランクフルトアウシュビッツ裁判証言にある)。収容所親衛隊員は、ユダヤ人囚人に命じて飛び込み台を作らせ、遊泳プールとしても使えるようにした。で、このプールを利用して遊んでいたのは親衛隊員と、上級囚人だけだったのである上級囚人とはユダヤ人でない囚人のことであり、おそらくは過酷労働をしていなかった囚人であるカポなどであろう。つまりは、大半の囚人毎日酷い目にあっているそのすぐ側で、収容所生活を存分に謳歌している人たちがいたというのが事実なのであるビルケナウの方ではサッカーでさえ楽しんでいたそうだし、有名なアウシュヴィッツオーケストラ演奏会をさせたり、囚人劇団まで作らせて劇場で公演させたりもしていた。また親衛隊員は当然として上級囚人も、ユダヤ人ら下等囚人食事量・質とも全く違ったし、親衛隊員は恣意的食品などを横流しさえしていた。さらに、ユダヤ人が持ってきた私物(「再定住させられる」と言って騙されて連れてこられているのだから、それらはユダヤ人の全財産と言っていい)を全部収容所の方で掻っ攫うのであるけれど、そこから横領しない親衛隊員などいなかったと言われるほどである(ただし横領は発覚すると厳罰処分が下される)。

 

もちろん、囚人たちの多くはそうした私腹を肥やす親衛隊員たちの行動や、プールなどを楽しんで収容所生活謳歌している姿も知っていた。だから戦後地元法廷で、少ないとはいえ裁かれた親衛隊について証言者となった元囚人たちのほとんどは、それら親衛隊被告非道ぶりを存分に告発したのである

 

「単なる印象」にあまりに弱すぎるネット否定派達。

ほんとに否定論の細かい具体的な主張ってこの手の話があまりに多い。例えば「ガス室の扉が木製だなんておかしいじゃないかアメリカ死刑ガス室は鉄製の部屋でありドアだって厳重なハンドルまでついていて非常に厳しい毒ガス管理をしているくらいだ。あんな木製の簡易な扉だったらガス漏れして外にいる人まで死んでしまうに違いないから、あれがガス室だったなんてあり得ない」ってのがある。んでこの話、たくさんの米国死刑専用ガス室写真とともに出回っている。

 

えー、青酸ガス発生用に使っていたチクロンB害虫駆除用として当時一般に広く使われており、それなりに密閉処理さえすれば「どこでも」使えた。それなりの密閉処理とは空気漏れ起こしそうなドアの隙間などにダクトテープを貼る程度のものであるアウシュヴィッツ収容所にも、殺人ガス室以外に衣服などのシラミ駆除のための専用ガス室複数存在し、現在現存しているが、それらのガス室の扉も殺人ガス室と同じ木製扉であり、気密には隙間にフェルトが貼られているだけであるチクロンB製造であるディケシュ社の文書にも別に木製扉がダメだとは書いてない。専用の頑丈な鉄製のガス室しか青酸ガスを発生させられないような害虫駆除剤だったとしたら、当時一般的に広く使われたはずがないだなんて、少し考えればわかることなのに。

 

「じゃぁ何故米国処刑ガス室あんなに頑丈そうに出来ているのか?」と聞かれたって答えは知らないが、それなりの要求仕様があるとか昔からの慣習であるとか、何か理由があるからであろう。でもそーういうことは否定派さんは全く調べない。いずれにしても、実際にチクロンは当時広く使われていたのだから米国処刑ガス室構造は、アウシュヴィッツガス室に関しては何の参考にもならないのである。どうしてそんな見た目の単なる印象に過ぎないことが、アウシュヴィッツガス室否定する理由になるのか?

 

『パサジェルカ』

今年はホロコースト映画公開が少し多いようだけど、一つとして見に行こうとは思わなかった。あんまり興味が湧かなかったからだけど、しか最近、古い映画にすごいホロコースト映画があるのを発見した。YouTube全編上がっているのだけど、惜しいのはポーランド映画であり全編ポーランド語でさっぱり言語がわからなかったりすることだ。日本でもDVDは発売されてるけど、買ってまで見ようとは思ってない。しかし何が凄いって、何気に再現度が凄い。興味がなければ何のことはないシーンだけど、ガス室にガスを投入する作業のシーンが思ってた通りの再現だった。ガス室というかクレマトリウムはすでに破壊されてなかったからわざわざセットで作ったのかと思うと尚更すごい。何気にあのチクロン投入煙突位置が正確なのも素晴らしい。未完成監督が死んでしまい、友人達で残っていた映像繋ぎ合わせただけらしいけど、唐沢寿明の『白い巨塔』よりもずっと前にアウシュビッツ収容所ロケ地に使っていた映画存在したというのも発見だった。

PASAŻERKA - POLSKI FILM PSYCHOLOGICZNY HD, WYSTĘPUJĄ: ALEKSANDRA ŚLĄSKA (SOUS-TITRES FRANÇAIS)

2021-08-12

サラダ油ホロコーストの謎

増田でほぼ誰も読まないホロコーストネタを時々投稿してる私であるが、「サラダ油燃えないネタ」がバスっていると、どーーーしても気になって仕方がなかった。というのはこんな話があるからである

 

死体を焼却するための火葬場は溝の中に置かれ、その底には溝の長さに沿って水路が掘られていて、(液化脂肪の)通り道になっていました。この水路からは、2×2メートル、深さ4メートルの竪穴へと分岐していました。炉の上で死体を焼却している間に、脂肪がこの穴に流れ込んでいました。この脂肪を使って、よりよく燃えるように、焼却炉の上の死体に液化脂肪をかけたのです。

 

これは、アウシュヴィッツビルケナウ収容所火葬場で、ガス室で殺されたユダヤ人遺体焼却作業担当していたユダヤ人ゾンダーコマンドの、ヘンリク・タウバーという人が証言したものである。なおここで火葬場と言っているのは、有名なクレマトリウムという建物の中にある火葬場ではなく、野外に掘ったピットの中に作った簡易の遺体焼却場所のことである。こうした人間の液化脂肪を利用して遺体を焼却していた証言は他にもいくつもある。

 

ホロコースト否認論者は、ホロコースト定説を認めてしまうことになる証言者は嘘つきにしなくてはならない義務があるようで、この証言を「そんなことは不可能である」として例えば以下のように否定する。

 

かに火で焼かれた肉から脂肪が出てくる。しかし、脂肪は非常に燃焼を起こしやすいので、脂肪を集めることはできない。また、脂肪は沸騰せず、一定温度(184℃)を超えると分解して燃えしまうのである

 

同様の否認論理が何人もの否認論者によって語られている。要するに、遺体にある脂肪は野外焼却をしているピットの底に垂れて流れていったりはせず、野外焼却をしているのだからそのまま液体脂肪はその焼却の炎で燃えしまう筈だ(からそれら証言はあり得ないことを語っており嘘である)と言って否定しているのである別に収容所遺体を焼却処理していたこ自体は誰も否定していないし、ガス室関係しない話なので、無理に否定する必要はないと思うのだが、証言は嘘ではないと思う私でも、そんなことが出来るんだとトリビア的にちょっと驚く感じの話ではある。

 

この話が興味深いのは、焼却中の遺体脂肪が液化して燃えずに垂れてその液体状の脂肪をどこかに一旦溜めておき、それをガソリン燃料のようにして遺体の上からかけると今度は燃えるという点にある。燃えないのに燃える、というのをホロコースト否認者が大好きな「科学的」に説明するのはなかなか難しい。動物性脂肪の引火点は200℃前後であり、発火点が280℃くらいらしいが、そんなデータを知っていてもうまく説明することは私には出来ない。ちなみに話題サラダ油場合は引火点も発火点も動物性脂肪よりも100℃くらい高い。

 

今回の事件で、サラダ油燃えない話を知った否認論者は今度は逆に「液化脂肪燃えないのだからである」と逆の論理を使い始める気がするけど、上の引用で示した野外火葬における液化脂肪の利用をうまく説明できる人はいるだろうか? 現象としては網焼きグリルの上での焼き肉を思い浮かべれば、肉から液化した脂肪が下に垂れるのも、その液化脂肪に火が着いて燃えるのもよく見るわけだから現象自体不思議はないとは思いますが、科学的にそれを説明しろったって難しくて出来そうにありません。

2021-07-23

アウシュヴィッツガス室への誤解

anond:20210718162617

人口数について簡単解説したけど、そのついでというかこんな話も。

 

大したプランもなしに始まったガス室

ホロコーストは誤解が多いというか、そんなに簡単でも無い話なのは間違いない。日本人ありがちな多くの誤解の一つが「アウシュヴィッツドイツにある」というものだろう。日本人に取って縁遠い話だし、義務教育世界史でも大して詳しく教科書に書いてあるわけでも無いから仕方ないが、ドイツ本国ではそんなに沢山のユダヤ人は殺されていないだとか、強制収容所絶滅収容所は違うだとか、ソ連でも現地虐殺部隊映画では例えば『炎628』は有名だが、あんな風なことが実際にあったかもしれないけど、その多くはピットを使った銃殺である現実の現地虐殺映画にしたら正視に耐えないだろう)でたくさん殺されたとか、細かい話をし出すと訳がわからなくなるかもしれない。

 

そんな多くの無理解や誤解の中でも、「ヒットラーナチスドイツ計画的ユダヤ人大量虐殺した」なる言葉に対する誤解があると思う。「計画的とあるから、何やらナチスドイツユダヤ人絶滅のために綿密なプラン策定してから絶滅計画推し進めたかのように捉えられがちだが、実は全然違う。むしろ最初から計画されたものではなかったと、今ではほとんどの歴史家同意している。昔は意図派と機能派と呼ばれる歴史家グループが盛んに論争したそうだが、最初から計画的意図的にユダヤ人絶滅を進めたという説はこの論争に敗れ去ったようである。私個人は、ナチス内部の権力争い・主導権争いがユダヤ人絶滅引き起こした原因だと考えているが、ユダヤ人絶滅ヒトラーの夢でもある事は間違いなかったと考える。そうでなければ、親衛隊だけでなく、ナチス全体、国防軍までユダヤ人絶滅に協力するなんてあり得なかったろうからだ。

 

しかし、ユダヤ人絶滅は、当初は確かに単なる支配地域からユダヤ人排除だった。そして当初のユダヤ人排除マスタープランであったマダガスカル作戦バトル・オブ・ブリテンでのドイツ実質的敗北によって実行できなくなった為、ドイツ地域東方へ拡大するというヒトラーの目論みと共に始まったバルバロッサ作戦、すなわち独ソ不可侵条約勝手に破ってソ連領へ進撃すると、今度はヨーロッパユダヤ人ソ連地域追放するという東方移送計画生まれる。ところが、この独ソ戦の見通しの甘さから最初こそ快進撃だったものの、1941年末には戦線が拡大しすぎて膠着状態に陥ってしまう。

 

しかし、ユダヤ人ポーランド地域などにあるゲットーへの移送(要するに狭い地域に押し込めることによる排除政策)がずっと続いため、とうとうゲットー悲鳴を上げ始めた。で、ゲットーに集めておいて、さら移送させるなどという面倒な事はやめて、ユダヤ人を殺すべきだ!との声が実際に上がり始めたのである現実には、共産主義と結託していたとみられたソ連地域ユダヤ人危険と見做され、ドイツ軍の進撃とともに、現地で絶滅させられる動きが既に始まっていたからであろう。

 

このような流れの中、1939年から既に始まっていた障害者絶滅作戦であるT4作戦を、ユダヤ人絶滅に流用する形で、ガス殺による大量殺戮実施されていくのである。だから毒ガス代表であるとされる青酸ガス=チクロンB最初は用いられず(実験的に使用されたという説もある)、T4作戦を引き継いだ形での一酸化炭素ボンから始まったのだ。もっとも、最初ポーランドポズナンでの精神障害者虐殺からスタートしたものをその辺の地域ユダヤ人殺害転用しただけのことである。そのうちに、ガスボン積載車地域を移動してガス殺を行うようになり、それがガソリンエンジン排ガスを使えば手っ取り早いということで、本格的なガス車へと移行していく。

 

このガス車によるユダヤ人殺害が、その近くにあったリッツマンシュタット・ゲットーでの「ユダヤ人なんか殺すべきだ!」との声に呼応する形でヘウムノ収容所で利用されるようになっていく。こうしてまず最初絶滅収容所であるヘウムノ絶滅収容所がガス車を持ちた形で稼働し始めたのであるリッツマンシュタット・ゲットーユダヤ人絶滅させるために。ヘウムノは一旦1943年中に活動を終えたのちに、1944年短期間だけ再稼働され、トータルで15万人以上のユダヤ人虐殺されたと言われる。

 

アウシュヴィッツビルケナウのガス室はどうだったのか?

これがいまいちよくわからない。ベウジェツ・ソビボル・トレブリンカはラインハルト作戦収容所として、ユダヤ人絶滅目的だけのために建設された収容所であり、かなり計画的ものであった事は間違いない。しかし、アウシュヴィッツラインハルト作戦収容所ではなく、そもそも一般強制収容所捕虜収容所であり、絶滅機能はあとで追加されたものであった。ではどのような経緯で絶滅収容所に設定されたのか? これが司令官だったルドルフ・ヘス証言の中にしか出てこない話で、ヘスは記憶を誤って証言したりしており、はっきりしない。最初ガス室アウシュヴィッツの基幹収容所で始まったのであるが、最初にガスで殺されたのは、1941年当時大勢いたロシア人捕虜だった。だが、この時確かに毒ガスを、アウシュヴィッツでは他の絶滅収容所とは違ってチクロンBで行くと決めたのであるチクロンB自体はマイダネク収容所も使っていたが、マイダネクでは一酸化炭素ガスやガス車もあるようで、これについては実態不明瞭ではっきりしない)。

 

そして、アウシュヴィッツビルケナウで本格的なガス室によるユダヤ人大量虐殺が始まったのは、実はアウシュヴィッツ基幹収容所ガス室観光用に公開されているガス室)でもなければ、有名なビルケナウのクレマトリウムでもなかった。ビルケナウの敷地外にある農家を改造した、日本語ではブンカーと呼称されるガス室からだったのである。このガス室は二箇所あったが、一箇所は既に影も形もなく、もう一箇所はほんの少しだけ土台を残す程度であり、おそらく一般にはあまり知られていないだろう。ここで、おそらく1942年3月から1943年3月頃の一年の間に15〜20万人程度のユダヤ人虐殺されたと考えられる。なお、同時に基幹収容所第一火葬場のガス室も使われていたようであるが、ここでは併設の火葬炉を死体処分に使っていたのだが、この火葬炉の数が少ししかなかったため、一度のガス室での殺害人数の少なさや焼却処理能力問題があり、毎日使うなどは全く無理であり、トータルで一万人もガス殺はされていないと言われている。このガス室1942年末で使われなくなった。

 

では有名な、ビルケナウのクレマトリウムはどうだったのか? 実は当初はこのビルケナウのクレマトリウムにはガス室は設定されていなかったのである。元々は純粋ビルケナウの囚人用のために設定された火葬場であり、のちにガス室となる場所はただの死体安置所であった。これが、どうしてガス室に変わったのかは、事情は複雑である。この謎については、実際にはとっくの昔にルドルフ・ヘス自伝にその理由を書いていたのだけど、細かく解き明かしたのは、1989年に発表されたJ-C-プレサックという薬剤師(プレサックは当初はホロコーストを題材にしたSF小説を書こうとしていたのである)による『アウシュヴィッツ ガス室操作技術である

 

ヘスは自伝で、ブンカーのガス室殺害遺体は、最初は単に近くにピットを掘って、埋めていただけだと書く。ところが、この大量遺体の埋葬が衛生的な問題引き起こしたので親衛隊トップヒムラー命令で、アウシュヴィッツを含めた各地の大量埋葬地の遺体をもう一度掘り起こして、焼却処分することになった。だがアウシュビッツでは焼却の始まる夏の終わりまでに10万体もの遺体を埋めていたため、これを焼却し切るには昼夜を問わず延々と焼却をし続ける必要があった。これが問題化する。夜でも煌々と光る焼却の炎は何キロも離れたところから見えるほど目立ち、ものすごい煙で悪臭が周辺数キロにまで漂い、地域住民は全員がアウシュヴィッツで大量殺戮を知ってしま事態へと発展してしまう。すでにある程度はガスによる大量虐殺情報は外部へ漏れワルシャワ地下組織などに伝わっていたが、この焼却はなんとニューヨークタイムズで報じられるまでになってしまう。

 

実は、ビルケナウのクレマトリウムガス室を併設する案は、これが原因だったのである。野外焼却をこのまま続けるのは秘匿性の観点問題ありすぎるので、ビルケナウの焼却場で遺体焼却を行い、それなら基幹収容所ガス室同様、焼却等に併設してしまえということになったのだと考えられる。そして、ソ連アウシュビッツ博物館資料から大量の図面を入手していたプレサックは、クレマトリウムに重大な設計変更がなされていることを見抜く。1942年の夏頃の図面にはあったはずの地下死体安置所に死体を下ろすための死体シュート1942年12月19日図面から消え去っていたのだった。これはどう考えても、死体が地下へ自分の足で降りていくことを意味するとしか考えられない、とプレサックは自著に記述したのである。他にも、死体安置所の扉は内開きだったのが外開きに変更されていたり、その後の図面では外開きの一枚扉に変更されていたりと、結論としてプレサックは、やはり多くの証言どおり、図面には死体安置所としか記述されていないそこは、ガス室である事は間違いないと決定付けたのだった。なお、証拠はそれだけではないのだがややこしくなるのでここでは省く。

 

このややこしい経緯のあるガス室全否定する修正主義者

修正主義者達はどんなことがあっても、ガス室だけは絶対に認めない。知恵の限りを絞り尽くしてでも、ガス室否定する論拠を導き出し、それがどんな出鱈目でも採用しようとする。有名なアルフレッドロイヒターなる死刑技術コンサルタント(当時彼1人しか全米にいなかった)がカナダ修正主義者エルンスト・ツンデル扇動罪に関する裁判で、有名なロイヒター報告を裁判に提出した(しか裁判から証拠採用されなかった)。曰く、アウシュヴィッツガス室とされる場所採取サンプルを分析すると、極めて微量のシアン化成分しか検出されず、ガス室などなかったと結論付けられると。「極めて微量」というのは、チクロンB合法的使用方法である害虫(疫病を媒介するシラミ駆除をしていた害虫駆除室のサンプルと比較して、という意味であるしかし、これは分析ルール違反であった。なぜなら、害虫駆除室と殺人ガス室におけるチクロンBの使い方は同じガスを使うというだけで全く異なる使用方法であり、さらに、害虫駆除室はガス処理は二十四時間が基本(ガス殺は1日あたり一回で30分程度)、その使用状況の違いか害虫駆除室ではプルシアンブルーという極めて安定したシアン化合物を生成しており(殺人ガス室にはなく、通常の壁表面などに浸透したシアン成分は安定度が低く、水などで大半は洗い流されてしまう)、これをロイヒターはサンプルにしているのだからほとんどインチキなのである。なお、余談的ではあるが、このロイヒターのアウシュヴィッツにおけるサンプル採取は完全に違法であり、無許可である。その上、ロイヒターらは入ってはいけない施錠された部屋の施錠を勝手にぶち壊したりして入ったりもしており、無茶苦茶であった(それをあろうことかロイヒターのチームはビデオに収めて堂々と公表しているのだから呆れてしまう)。

 

その数年後に、ポーランドクラクフ法医学研究所アウシュヴィッツ博物館側の正式依頼でロイヒター報告に対する対抗調査を行なって、プルシアンブルーを除外した上で分析した結果、殺人ガス室であると断定できる濃度のシアン成分を殺人ガス室から検出している。しかし、修正主義者は、クラクフ調査方法の方がインチキであるとして全く譲る気配はなかった。ともかく、修正主義者は、ほんとに知恵の限りを絞り尽くしてでも、そこはガス室絵ではなかったという結論を無理からにでも捻り出して、断じて認める気配はない。プレサックの死体シュートの話だって、実際には設計変更が工事の進捗状況に間に合わず死体シュートが作られてしまっていたことを理由に「死体シュートはあったのだから死体シュートは実際に使われたのである」などと、設計変更のことを無視したりしている。だが、その死体シュートが使われた証拠は何もない。

 

ガス室を正しく理解するのは難しいけれど

そう簡単な話でもないという事は少しは理解してほしい。もしホロコースト勉強したいのなら、修正主義なんかから入らず、まずは普通ホロコースト関連書籍を読むべきである。どうしてユダヤ人迫害ホロコーストに発展してしまったのか、あの時代はどんなことがあったのかなど、先に歴史を学ばないと、修正主義にコロッと騙されると思う。ガス室ひとつとっても、述べたようなさまざまな経緯の中で成立したものなのであって、予断を可能な限り廃して、普通の真面目な歴史学者・研究者達の記述内容に従うべきだろう。

 

でも、一部のネット民全然学ばないで修正主義に走るんだ、これが。なんでなんだろうね?

2021-05-16

anond:20210516185537

アントリウムを買おう

変化が毎日あって楽しめるだろう(推測)

2020-10-27

ホロコースト否定で有名なN医師について。

かつてマルコポーロ事件というものがあった。

マルコポーロ事件 - Wikipedia

この記事を読めばN医師とは誰のことかたちどころにわかるのだが、それはさておき、色々調べてみると、この事件文藝春秋社が一方的に悪いことがわかる。結局、スポンサーへのSWCから圧力という事実存在せず、勝手に慌てふためいただけの文藝春秋者が雑誌廃刊し、社長が辞任し、そして勝手花田編集長(当時)が辞めたのだけだったのであるしかしこれは最悪だった。ホロコースト否定的なことを言うのはタブーだ、という誤った認識世間に与えてしまたかであるSWCは単にホロコースト否定論を監視する団体であり、それまで世界中でずっと抗議してきたのである。なぜなら、欧米では日本など比べ物にならないくらホロコースト否定論は昔から大きな問題だったかである

 

事件の中心人物だった、N医師のその当該記事噴飯物記事だった。何せこのN医師普通ならあの有名なAuschwitz強制収容所は「アウシュビッツ」或いは「アウシュヴィッツ」と日本語表記される筈なのに、「アウシュウィッツ」と呼んでいたくらいのレベルだったのである。今でもAmazon古本で『アウシュウィッツ真実』という初版本は売っているので、その表紙をWeb上で見てみるといい。これが別の出版社からのちにペーパーバック版として出された時に、こっそり「アウシュヴィッツ」に直しているのが笑える。ちなみに、この指摘をしたのは、N医師ネットで散々苔にするほどに論駁していた山崎カヲル氏である

 

N医師は、デイブスペクターによれば、それまでは英字新聞への投稿マニアに過ぎなかったらしい。おそらくは、そうした趣味1995年当時、そこそこ盛り上がりを見せていた欧米ホロコースト否定論に接する機会を与えたのであろう。N医師にしてみれば単に当時の流行り物に飛びついただけだったに違いない。ともかく、N医師別にホロコーストに詳しいわけでもなんでもなく、その程度のレベルであったから、文芸春秋社はきっちり反論記事でも載せるべきだったし、或いはN医師記事など最初から突っぱねるべきだったのである。どれだけ噴飯物の内容だったかは、これでも読んでみるといい。

『アウシュウィッツ「ガス室」の真理』の虚偽

 

だが、たった一度のその記事は、N医師人生を大きく変えてしまった。未だにN医師日本ホロコースト否定論者の第一人者としてたくさんの信者存在する人物になってしまったのである知名度を生かして講演料まで稼いでいるらしい。前置きが長くなったが。

 

アウシュヴィッツのクレマトリウムⅠの捏造疑惑に関する経緯

この問題は、結構事情が複雑である簡単説明英語だがこちらで読むことはできる。一体この煙突問題を誰が言い出したのかはよくわからないが、クレマトリウムⅠの捏造疑惑自体は、1980年代ごろにフランスの有名なホロコースト否定論者だったロベルトフォーリソンが言い出したのである。大概の細かいホロコースト否認論はこのフォーリソンが発祥であるフォーリソンはホロコースト否定を公に行ったことで当局逮捕され、裁判になり、実はこの裁判でクレマトリウムⅠの捏造疑惑は形上は一旦決着しているのだ。だが、フォーリソンはそんなことで諦めるような人ではない。

続いてホロコースト否認問題では欠かせない話題であるツンデル裁判というのがカナダで起きる。欧米では当時かなり大騒ぎになった事件である。そして、このカナダ事件フォーリソンは深く関与した。有名なロイターレポートの発案者も実はフォーリソンなのである。それはともかく、クレマⅠの捏造疑惑ネタがまたこ裁判内で取り沙汰される。この時はフェルデラーという超悪質なホロコースト否認論者が証人となって裁判で取り上げたようである。間違いなく暗躍したのはフォーリソンであろう。この裁判の決着はさておき、最も目立ってこのクレマⅠの捏造疑惑を取り上げたのは1990年代に入ってデヴィッド・コールというユダヤ系アメリカ人だった。ユダヤ人だってホロコースト否認はする人はするのであるが、彼はアウシュヴィッツ博物館に出向いて、アウシュビッツ 担当者まで登場させるビデオを撮ったのである。このビデオは今でもネットで視聴可能であるコール自身はこのビデオ販売に抗議したらしいが、出回ってしまったものしょうがない。しかし、このデビッドコールネタ元は間違いなくフォーリソンであるコールの裏で暗躍していたかどうかまでは知らないが、フォーリソンが1980年ごろに指摘しなければ誰も気づかなかったのは間違いない。2000年代以降はオーストラリア否定論者フレデリックトーベンという人物がこのクレマ1捏造疑惑喧伝していたようであるが、この人物も何度か逮捕されてるということくらいしか私は知らない(正直どーでもいい)。

 

ガス室捏造疑惑って簡単にいうとどういうこと?

簡単には説明がなかなか難しい。全体を把握しようとすると、ホロコーストの全体的な細かな問題まで把握しないといけなくなる。ただ、こう説明することはできる、ホロコースト否定派はどんなことがあっても絶対断じてガス室」だけは認めることはない、のである。他の虐殺方法程度なら認めるホロコースト否定論者はいるけれど、ガス室だきゃあ絶対に認めてはならぬものなのである。そのガス室現在アウシュヴィッツという最も有名なホロコーストにおける強制収容所内にあったものとして公開されているのだから否定論者にとってはまず最初に疑いの目を向けるものになってしまったのだのだろう、それ故に、否定論者にとってはクレマトリウムⅠと呼ばれるその場所は「戦後捏造された」ものでなければならない。

ところがこのクレマトリウムⅠ、実に否定論者にとって都合がいいことに、実際に戦後に「再現工事がなされているのだ。前述したリンク先を読めば書いてあるように、戦時中にいったん防空壕になっていたものを、ガス室として公開するために、もっかい戻したのが、昔は共産圏だったポーランドだったのだ。そして、この再現工事に実際に携わった当時の職人が、前述したフォーリソン裁判に出廷し、「再現工事をこんな感じでやりました」ときっちり証言していたのである。当然、捏造だなんて話にはなっていない。しかし、フォーリソンら否定派は「そんなに都合よく裁判証人が出てくること自体怪しい」と引き下がらない。何せ、1980年代当時は、相手東側であり、西側にとっては怪しすぎる共産圏国だ。背後にはソ連がいて、疑うにはもってこいの状況だった。

 

だが、ほんとはどうでもいい煙突問題に未だにこだわるN医師

前述した海外サイトへのリンク記事にもあるが、煙突問題とは、戦時中にクレマトリウムⅠにあった煙突が、そこが防空壕に改築されるとき解体されたのである。そして、その煙突アウシュヴィッツ博物館1948年オープンするのに合わせて、当時の再現という意味でもう一度作り直されたのだ(煙突だけではなく他も色々工事しているが、結構杜撰再現工事であることは頭に入れておく必要がある。図面をよく見ればわかる)。だから、一時期煙突はなかったのであるが、戦後にそのなかったときのクレマトリウムⅠの写真が残っていて、それを現在写真比較して「戦後すぐにはなかったじゃないか!どうして今あるんだ? 捏造しだろ?」と仰るのである。……アホかと。

実際、煙突ガス室にはほとんど全く関係がない。火葬場があれば、煙突必要だった筈で、クレマトリウムⅠのガス室否定しても、そこが「死体置き場」だったことを否定する否定論者はゼロだって死体置き場」自体バッチリ図面にそう書いてあるのだからである。むしろ煙突がもし戦後に再建されていなかったら、図面を見た人間は気づく筈である、どうして煙突がないのだ? と。結局、防空壕だった時もその前の時も、図面が残っているので、問題根本があるとするならば、ガス室としてほんとに「死体置き場」を使用したのかどうかだけが問題の筈なのである。これが、N医師にはどうしても理解できないらしい。そもそも悪いのはフォーリソンなのであるが(図面をきっちり1980年ごろに既に取得しているのであるが、フォーリソンには図面を正しくみる能力はなかったようである)、そもそも論としてそこがガス室とされるのは、図面にも文書にも残ってないのだからアウシュヴィッツ司令官だったルドルフ・ヘスやその他の証言者の証言しかないのである。こんなの否定論者が一番よく知っている事実の筈である。つまり、最も怪しむべきはその「証言証言者」であるわけだ。だから、私はそのことを直接本人に言ってやったのだが……。

 

実際話してみると、実にくだらない低レベル陰謀論であるに過ぎなかった。

N医師最初アウシュヴィッツ司令官のルドルフヘスの話がガス室根本である」のようなことを言ったので、私はそれはおかしいと指摘した。何故ならば、ルドルフ・ヘス逮捕されたのは1946年3月であり、実はその約1年も前に、問題にしているクレマトリウムⅠのガス室に関する証言をした人物いるかであるポーランドは、ドイツ撤退すると、さっさと戦後処理に取り掛かり、ドイツ終戦を待たずに戦犯裁判に動き出していたのだ。だから1945年4月16日アウシュビッツ囚人だった人物がクレマトリウム1のガス室についてポーランドクラコウというアウシュヴィッツ収容所のある地元法廷で宣誓証言をしているのである。これは時系列として全くN医師の言っていることに矛盾する。

すると、N医師はこう言ってのけたのである

「肝心だったのは、連合国としてはアウシュヴィッツ司令官だったルドルフ・ヘスに中心人物として証言させることだったのであり、誰が証言をし始めようと構わなかったのである」と。

まぁ、そんなことだろうなとは予想はしていたが、N医師自身脳内ストーリーさえ辻褄あわせができればそれでいい低レベル陰謀論者に過ぎなかったのである。彼はこうも言っている(昔からである)、「ヘスはイギリス人拷問を受けて嘘を言わされている」と。拷問を受けたというのは拷問した人物が手記にそう書いているので、事実であるだろうが、拷問受けてなくても当然信用してなかったわけだし、それよりももっと矛盾しているのは、これ拷問したのは「イギリスである。N医師は別のところでは、「ポーランド」が怪しいと言ったり、「ソ連」が怪しいと言ったり、単にめちゃくちゃな脳内理論披露しているだけなのである陰謀論者の一般的な主張通り、陰謀それ自体証明は一切ない。陰謀は巧妙にできているかである

だったら何故、「煙突問題」のように疑われるような事実を残すんだよ? と突っ込んでやりたいところだが、奴らは脳内論理の辻褄さえ合えばそれでいいので、どんなにツッコミを入れても無駄である

 

そんな下らない低レベル陰謀論者を指示する信者たち。

当然私など、N医師に比べりゃ微塵子のような存在しかいから、支持はN医師に集まる。N医師自体ネットに腐るほどいる低レベル陰謀論者に過ぎないことは実際どうでもいい話なのだけど、N医師を支持する人が実際に結構いるという事態を目にしてしまうと、こっちが頭が変になりそうだった。SNSはそうした言わば人気者をあたかも「教祖」のようにしてクラスター形成する仕組みだから、それ自体現象としてしょうがないのだけど、頭では分かっていても実際に見てしまうとねぇ……。

 

というわけでさ、ホロコースト否定論なんざ、そんな下らない低レベル世界なんだ。あなたは、「ガス室」はそれでも疑わしいと思いますか? つーか、なんでそんな低レベル陰謀論が支持者を集めるのか、私にはちっとも理解できません。 

 

追記すると、N医師にはクレマトリウムⅠは一回防空壕に改築させていることだけはなんとか認めさせた。それすら認めていなかったのだから、呆れるけど。

2020-10-10

ホロコースト否認論への反論には正確な知識必要

anond:20201008002119

 

私は元増田なのですが、アウシュヴィッツ火葬場の謎の回答を書いたら、結構それに対する異論もあったように思います。私は専門家でもないし確かめたわけでもないので、理屈については不正確かもしれませんが、概ねは否認論者の主張を参考にして否認論の主張を理屈として述べただけでした。マットーニョ先生は同時代養豚場火葬論文まで持ち出して批判してきます。これは的外れの事例なので比較になんないのですけど、でも否認論者が如何に必死かということがわかるかと思います

 

否認論への反論は正確な知識必要、とは?

正確な知識必要と、タイトルで断っているのは、決して否認論者を舐めてはいけない、ということです。例えば、火葬炉の回答についたブコメで「絶滅収容所以外では死体を埋めていた」という話をされた方がいますが、そんなの当然知っているのです。アインザッツグルペンの話かと思いますが、実はこのアインザッツグルペンはたしか死体を埋めていましたが、その後に掘り返して焼却処分にしたのです。焼却方法は現地で野外火葬したのですが、鉄道レールを利用した即席焼却場を作っていました。この作業にあたったのが1005アクションと呼ばれる部隊です。パウロ・ブローベルという親衛隊員(元アインザッツグルペンの一人)が指揮を取って遺体焼却作戦に当たり、アウシュヴィッツユダヤ人囚人などから特別作業班を作って現場を連れ回っていたのです。当然このユダヤ人はいらなくなったら現場銃殺刑です。

  

但し、全部焼却処理できたというわけではなさそうです。近年でもマンション建設現場からアインザッツグルペンの埋葬遺体発見されています。ちなみに、ホロ否認派はこのアインザッツグルペン虐殺は、「パルチザンだったからいいのだ」と主張します。8割以上ユダヤ人なんすけどね・・・。ともかくも、1005アクション存在し、ナチス親衛隊はとにかく徹底的に証拠隠滅をしようとしたのは間違いのない事実なのです。ところが、否認論者はこの1005すら否定してきます

http://iroiro.alualu.jp/sekaisi/sofia/sofia_s36-1.html

古いサイトですが、元ネタゲルマー・ルドルフのようです。このルドルフもマットーニョと並ぶ、否認論量産人ですが、ルドルフはマックスプランク研究所で働いておりましたが、首になってしまます。そしてホロ否認に手を出したがために、刑法犯になってしまい逃亡します。結局イギリス定住だそうですが、最近では公然わいせつ罪で逮捕されています。ルドル先生知名度が高いため世界ニュースになっています。詳しくは英語Wikipediaを見ましょう。ルドルフくんは真面目に働いていたら博士号も取れたはずなのに博士号持ってないんです。なのに否認派は「有能な化学者」と思ってるそうです。あの噴飯ものロイターレポートを称賛するというレベルなのに・・・ 

Germar Rudolf - Wikipedia

  

かのロイターレポートを書いたフレッド・A・ロイヒター・ジュニア詐欺師でしたし、ゲルマー・ルドルフも上記の通りの人物ですし、否認論本濫造人(軽く100冊!を超えます)カルロ・マットーニョは素性がよくわかりませんが、どうやらイタリア国内のどこかの教師職のようですが、ともかくろくな人物はいませんけど、奴らも生活かかってますので必死です(笑)。多分歴史見直し研究所(IHR)などから金が出ているのだろうと邪推しています。でも、十年ほど前にIHRの会長は、ホロ否認戦略を見限ったという情報も得ています。ホロ否認いくらやっても世間に受け入れられないので、もう直球で反ユダヤ主義を訴えようではないかと言っているそうです。

 

他にも色んな具体的否認論があります

例えば、青酸ガスの元となるチクロンBペレットガス室への投入口など存在しない!というものがあります。これ、実は結構厄介な問題なのです。反否認論側としては、くっそムカつく否認論の一つです。

何故ならば、1)アウシュヴィッツ最初のガス処刑室(クレマトリウム1)の天井には3つか4つほどのちクロン投下孔があけてあったが、このクレマトリウム1は1944年防空壕に改修されてしまっているのです。1941年9月末〜1942年末くらいまでしか運用しておらず、もっぱら基幹収容所ソ連兵などの処刑ユダヤ人も含みますが)に使ってただけのガス室だったのです。で、防空壕にしたとき天井を塞いでしまます。が、戦後ポーランド収容所博物館にしようということで、このガス室再現工事を行ってもっかい屋根の穴を開け直すのです。ところが、この再建工事、内部工事を含め杜撰工事だったので、ガス室当時を正確には再現しておらず、否認論者のフォーリソンらに見抜かれてしまます博物館の案内も杜撰で「当時のままだ」と言っていたらしいのです。そして、このクレマトリウム1のガス室捏造疑惑が発生するのです。

ね? 厄介な話でしょう? そして、2)ビルケナウの方のクレマトリウムはどうだったかというとこれ、親衛隊ダイナマイトで爆破し原型をそもそも留めていません。クレマⅡとⅢにはクレマⅠ同様、天井チクロペレット投下孔があったのですが、現在瓦礫しかなく、よくわかんないのです。そして否認派は、1980年代頃に公開されたのであろう、1944年代に撮影された航空写真連合軍ドイツ軍のもの)を利用し、ビルケナウのガス室には「チクロン投下孔などない!」と言い出します。でも、実は当時の航空写真解像度が低くてよくわからないのです。また、そもそも論として、親衛隊が残した建設図面には一切このチクロン投下孔が記載されていないのです。

 

そして、映画否定肯定』でお馴染みのデヴィッド・アーヴィングもこの実際の裁判でこの穴のことを裁判中に持ち出すのです。一日中肯定派側の学者とこの件で裁判中に議論応酬をしていたこともあったらしい。で、肯定側のリップシュタットを応援する研究者たちが「じゃぁ、この際きっちり調べてきてやろう!」と現地調査に乗り出すのです。結局裁判にはこれは不要でしたが、ビルケナウ・クレマトリウムⅡの跡地の瓦礫から天井チクロペレット投下孔の痕跡を4箇所中3箇所見つけ出したのです。クレマトリウムⅠの投下孔も現在の穴の位置で間違いないと、写真解析により断定しました。

 

これに対し否認派は、クレマトリウムⅡの残骸にある穴は「戦後ポーランドが内部を調べるためにあけた穴であり、当時のものではねぇんだよ、バーカ」とこれまた適当反論を抜かしやがるわけですが、どう考えてもその穴は後で開けたものではないと既に証明しているので、言いがかりに過ぎないものでした。こちらに日本語翻訳解説があります

ホロコースト否認論を否認するテスト-16「毒ガス落とす孔がないんですが」の件|蜻蛉|note

 

ま、こんな感じで、重箱の隅突きじゃないですが、あらゆる論点ホロコーストなどなかった・ガス室などなかったという主張を辞めないのが否認派です。実態をご理解いただけたらなぁと思います

 

2020-10-09

一体どうやってアウシュヴィッツで大量の遺体焼却したのか?

anond:20201009034616

 

ええっと、これが正解!というのはブコメにもトラバにも私の見た限りではありませんでした。近いものはありましたが、これ、知ろうとすると先ずアウシュヴィッツビルケナウのマッフル炉がどんなものだったかを知る必要があります。ええっと、簡単にググった範囲では、このページにある上から3つ目の写真ですね。

Wollheim Memorial

 

わかりますかね、一つのマッフルの口の幅は大体60〜70cmだったかと思います。わかりにくかったら類似画像検索か何かでもっとやす写真もあったかとは思いますが、この一つのマッフルが三連になっていて実質的には3つで一つの炉を形成しています。これをトリプルマッフル炉と呼びます

いわゆるコークス炉と呼ばれるもので、石炭が燃料なのです。

で、正解は?

 

アウシュヴィッツ大量虐殺現場アウシュヴィッツⅡとも呼ばれるビルケナウキャンプの方です。アウシュヴィッツインキャンプからキロほど離れた場所にあります。上で示したリンク写真はすべてビルケナウのものです。

このビルケナウにトリプルマッフル炉を5基備えたクレマトリウムⅡとⅢの2つがあり、そこから少し北に行ったところに……えっと、炉の形式ちょっと忘れましたのでとにかく8マッフルの火葬炉をもつクレマトリウムⅣとⅤの2つがありました。故に、計46マッフルあったわけです。

 

さて、計算上は1日仮に3,000体ならば、一時間あたり約3体/マッフルとしなければダメであり、一体20分なわけですが、実際はどうやったかと申しますと、実は複数遺体を同時に焼却処分していました。これとほぼ同じ答えはありましたが、でも少し考えてもらいたいのです。

一体を一時間で焼却できるというのは、焼却エネルギーをそれだけ与えるからです。1体につきnカロリーならば、3体なら3nカロリーです。つまりカロリー計算ならば、同時に焼いたところで、炉が与えるエネルギーは同じなのだから、3倍の時間がかかるはずです。

あれ? と思いませんか?

そこで、もっとコークスを入れればいいのだ、という話になってきますよね? 一体あたりコークス料はこれは流石にデータがまったくないのでわかりません。しかし、幅6,70センチしかないマッフルに三体も入れて、更にコークスを三倍にするなんて、非現実的だと思いませんか?

 

実は当初、親衛隊自身がそう思っていたフシがあるのですが、これにはカラクリがあります。上で述べたように、実はマッフル一つが1炉ではないのです。トリプルマッフル炉なのです。つまり、炉としては1炉1マッフルよりも三倍も大きいので、熱量/高温をそれだけ維持できるのです(要するに外部へ廃棄されたりして無駄になる熱量が少ない)。しかし、まだ問題解決してはいません。何れにせよ、遺体量分のコークス必要なのはそれほどは変わらないからです。

 

で、一体どうやってこの問題解決たかというと、それは「遺体自身を燃料にする」だったのです。流石にそれは誰も思いつかなかったのではありませんか?

嘘だろ? と思う人がいたら、そう証言した人がいると答えておきましょう。ヘンリク・タウバーというこの遺体処理作業に当たった、ユダヤ人収容者の作業員、いわゆるゾンダーコマンドがいます。タウバーは酷く否定派に嫌われています。当たり前です、このタウバーの証言を認めたら、否定論は一瞬で破綻してしまうからです。戦後裁判などで当然証言台に立ってます

で、このタウバーは遺体がよく燃えるので、燃料の追加はほとんど必要なかった、と答えているのです。このタウバー、驚くなかれ一度に9体くらいも遺体を入れたことがあるとまで証言しています。そんな馬鹿な?と思うでしょ? 

想像ですけど、おそらく、タウバーのこの証言は、遺体をどんどん連続投入していたがために、実際には同時に9体入れたのではなく、次々に入れていった場合の先に入れた遺体は燃焼して体積が減っていき、それで9体などと言ったのだと思います。あるいは普通にトリプルマッフル一基を1炉と考えて、3つのマッフルに対しての9体なのかもしれません(それなら理解やすい)。

何れにしても、遺体自体を燃料にするって少々信じ難いと思いませんか? 人間の体って普通は7割は水です。アウシュヴィッツについてすぐ殺された人が大半ですから、痩せてすらいないわけです。しかも、このついたばかりのユダヤ人の方がよく燃えたというのです。流石にそれは嘘だと、言いたくなってきませんか?

でも、遺体を燃料にしたというのは証言しかないのですが、15分程度で焼いたという当時の文書記録はいくらでもあるのです。

 

えー、それっぽく引用文献が載ってますが、これはあるページからコピペと少し修正しただけですので、ご勘弁。ともかく文書資料はそれなりに残っていて、多分まだまだあると思いますが、実際に算術火葬率1体あたり15分程度をやってたということに疑いの余地はありません。

 

というわけで、こういう具合に細かく突っ込んでくるのがホロ否認論です。そんなの出来るわけない! というのを反論するのが結構大変だということがご理解いただけるのではないでしょうか?

で、どうして引用文献を示したかというと、「Mattogno」という人物名前が出てきます。この人、超有名なホロ否認論者です。ホロ否認論者が普通にホロコースト肯定するような資料を自著に載せるのです。ホロ否認論者に、粗雑なリビジョニストがやるような「やばい資料を隠す」ような人はいないと言っていいでしょう。

でもま、マットーニョ先生は、自説に合わないと特に大した根拠もなく「なにかの間違いだ」のように切って捨てるんですけどね。

2020-05-17

[]小手川ゆあ殺人プルガトリウム

死んだと思ったら現代と全く同じ別世界(?)に生き返って若返ってた暗殺者の話

死んだと思ったら若返ってたってだけでもお腹いっぱいなのに、

現代日本で暗殺組織笑とかでてくる

暗殺を描くには画力も足りないし、主人公死ぬ前まで46才のおっさんだったのに、若返って高校生になったら急に幼い犬みたいにホモホモしくガキっぽくなるからおかし

自分を追ってた組織人間普通に暮らしだすし

プルガトリウムって煉獄って意味らしい

2巻まで読んだけどもういいか

転生ものになりがちな大筋を見失ってる系といえばまあそうだけど、一見そうは見えないからたちがわるい

2018-01-25

女性しかいない街 女性市」

ちょっと書きなぐりですまないけどアウトプットしておく。当方男性。発端の案件揉め事には興味無し。妄想したいだけ。

望む事は、自分以外の人も勝手気ままに自由妄想ネットにアップすればいいのにと思うので、トラバに俺ならこうするみたいなの書いてくれたらウレションすると思う

●前提条件

プリキュアで言うならキュアロゼッタみたいな漫画金持ちが「女性だけの街を作って観察するのも楽しそうですわ」って新しいアントリウムでも買う感覚で人の少なくなった土地を購入。

女性のいない街というよりも、0から作る街や少数の意思決定者により方向性コントロールされた街作り社会作りのテスト案件としての側面を持ちつつ進行する事となる。(なんじゃそりゃとか言うな)

●準備

女性特区を作る事の承認を国、県が認める。認めたんだってば。内閣総理大臣親友キュアハートなんだよ。適当でいいんだよ。

工事開始。土地をならしてインフラの整備を行う。ここまでは男性もいる。

・街を維持する為に必要職業専門家等がどれぐらい要るか試算して、街の運営開始までの講師の育成を開始する。講師は街の運営を行う企業社員となる。

・1つの企業音頭を取ってデザインした、人口2万5千人ほどが暮らせる街のオープンまで計画開始から10年経過した。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%B8%82%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E9%A0%86%E4%BD%8D

によると、日本の814市で人口2万5千人は764位

●街の開始

工事と平行して終わらせた居住予定者の内インフラ担当教育も終わらせて、人口2万5千人の女性市がスタートした。

女性しか入れない特区との境にはデポ等が置かれており、特区内の商店配送する荷物はそのデポ仕分けされる。

・街の地下を縦横無尽に繋がってるコンベアICタグを使う事で、トラック不要荷物を家から店舗から届けられるようになっている。店舗で買ってタグつけて自宅に送る事すらできる。

電気水道各種インフラ問題があっても、講師とその弟子達によりなんとかなる状態になっている。特に地下を走るベルトコンベアメンテ重要

・優しさをモットーにした街作りになっており、どの店舗レジにも椅子があり、ほとんどの仕事が待機時間に座れるようになっており、悪しき風習をなくそうという取り組みが進められている。

・既婚者や子持ちも観光、入居可能だが、妊婦に関しては男児が産まれ場合だけ入居拒否となる。この事には住人全員が同意している。

男性トイレが無い。

コンビニにあるえっちな本も女性向け。女児の眼に毒だと話題になる。

住民登録する為には簡単テストがあり、犯罪目的とみなされるような居住者を極力弾いている。

●発生した事

男性の目を気にする必要が無いからこそ、自由ファッション流行する。スマホが普及してから撮影される事を嫌ってめっきり減ったゴスロリや、露出度の高い前衛的なファッションまで。女性だけの街だからでこそ、自由ファッションブームとなる。

・その一方で男性を一生気にしないからこそ、好きなものを食べて太る、お太り様文化も前向きに開花する。

ジャニーズ等の男性アイドルや、おそ松さんキンプリアイマスSideMなんかの男性主人公アニメ集団で楽しむ会合はいかがなものかという事が真剣議論される。議論されるが、街に男性がいない事には変わりがないか別にいいだろうという事で落ち着く。

あくまで住んでいるだけで市外への通勤用に電車も通っている。電車内には男性女性もいる。女性しか降りられないホームがあり、うっかり男性が降りるといたたまれない思いをする事になる。

迷惑撮り鉄がいない。(乗り鉄はいる)

・下着をベランダに干す事が当たり前となり、集合住宅ベランダカラフルに。

ゲームセンター女性交流場所の1つとなる。トモチケをボード経由交換ではなく、実際にパキる光景散見されるようになる。

・バーや居酒屋で同じ趣味の仲間を探す活動が盛んになる。同好の士を求める気風が高まっていく。

・新たに事務所を構える企業クリエイター業が増え、女性だけの街だからこその快適な側面を享受していく。

事件

特区境界線に好奇の目が多く寄せられる事となり、特区を囲む壁を建造する事となる。この壁を人はウォールマリアと呼んだ。特区の反対側の壁には何度もベルトルト君のグラフィティが描かれた。

カラフルな下着がたなびく集合住宅ベランダ撮影してインスタにアップしたバカが街の追放第一号となる。この事件から流石に下着をベランダに干すのやめる人が増える。

・仲間を探す事をシャイでできなくて女性市住人なのに休日1人の事に対する怨嗟の声が増田にアップされて独特な文面から個人特定されて、彼女自主的に街を去った。

・初の交通事故死が発生。何ぶん住人少ないか加害者は街を自主的に去った。葬儀被害者地元で行われたが、女性市でも行われ、仲間を失った事への追悼式典が行われる。

未来

女性プロゲーマーチームが結成される。

女性だけの老人ホーム複数できあがる。趣味ごとに入る老人ホームを変えて、世代ごとに建物が違うようになっている。館内には彼女らが持ち込んだiTunesアカウント楽曲ランダムエンドレス再生され、彼女らが好きだった映像作品が共同スペースでエンドレス再生され、共同スペースでは何度繰り返したかからない萌えトークが繰り広げられる。

女性同士で子供を作れるようになる。

女性市の人口100万人を突破拡張を続けた特区ウォールは3枚目に突入

女性市をアルコロジー化して宇宙へ。新たな太陽系を目指して外宇宙人類の新たな惑星アルファケンタウリを探して旅立つ事となった。

眠いからここまで

10年経過したり20年経過したり、世代交代したり。事件とかもっとたくさんあるハズ。あってほしい。

太陽が膨張して太陽系人類が住めなくなるまでに人類選択すべき新天地へのプランとして、第三の性を導入して3人の同意による性行為が無いと子供を作れなくすればいいのでは?とか思ってたけど

女性だけで外科手術で繁殖できるようにして産み分けすれば男性要らないじゃんって

そして跳んだアルコロジーの中で100年ぶりに産まれ男児が後に魔王と呼ばれる事になるんすよ

・追記:2018年1月26日(金)9時16分

ブコメいっぱいついて驚いた。

そして、そのブコメの内容がだいたい

「お前のシムシティプレイっぷり見てらんねえんだよ。俺にもコントローラー貸せよ。俺ならこんな感じにするからよ」

って風に読めた。

わかる。超わかる。

ゲームって他人プレイ観るより自分プレイした方が億倍楽しいもんね。

から自分なりの世界観妄想とかみんな垂れ流したりトラバ勝手に続きから始めたり、初めからやりなおしたりしてほしい。

妄想って自由から、この論争?についても、「俺ならこんな風にするよー」って発起人の発想に影響されたエントリがたくさん出てほしかった。

俺は影響されたから出した。

楽しいよね、もしもボックス系の話題ギャグ同人みたいな妄想するの。

2016-12-04

死の収容所へ 1

ヨーロッパユダヤ人絶滅の準備

 ドイツ軍ソ連侵攻は「特別行動隊」(Einsatzgruppen :アインザッツ・グルッペン)によるすさまじい組的殺作戦をともなっていた。侵攻から数週間を経ずしてナチスは他のヨーロッパ地域に住むユダヤ人絶滅作戦の準備に着手した。1941年7月31日、ゲーリング( Herman Göhring 空軍相、元帥)はラインハルトハイドリヒ(Reinhard Heydrich SS上級部隊隊長、SS大佐)に次のような命令を伝えている。

「次を命ずる‐貴官は、ヨーロッパドイツ支配圏におけるユダヤ人問題の『最終的解決』に関する組織、実務、そして財務上の必要なあらゆる準備にかかり、… さらに、ユダヤ人問題の『最終的解決遂行にかかわる準備組織、実務、そして財務上執るべき手段計画の全容を、本官に対し速やかに提出せよ」

 この任務遂行の準備を調整するためハイドリヒは1942年1月20日、ヴァンゼー(ベルリン郊外)に会議召集した。会議にはドイツ帝国閣僚の面々、ヨーロッパ占領地域各国のドイツ総督、そして、ゲシュタポ本部ドイツ移民ユダヤ人局長・アドルフ・アイヒマンを含むSSの上級将校たちが出席した。

ヴァンゼー会議」の決定はやがて、政治および軍事面において、全世界に重大な展開を引き起こすことになる。

 1941年12月11日日本軍による真珠湾攻撃を受けてドイツアメリカ合衆国に対し宣戦を布告した。戦争はすでに人類を連合国側と枢軸国側に隔て、全世界を巻き込む総力戦様相を帯び始めていた。この新しい局面は、ドイツ戦争遂行上の衝害から解き放った。ドイツにはもはや政治的配慮や「ユダヤ人の大量殺戮がもう始まっているのではないか」という世界世論に気がねをする必要が全くなくなったのだ。

 ヴァンゼー会議の進行は詳細にわたって記録され、議事録ニュルンベルク国際軍事法廷証拠として提出されている。それによれば、ハイドリヒはまずヨーロッパにおけるユダヤ人問題の最終的解決について自分ゲーリングから全権を委譲されていることを告げて会議を始めた。会議の中でハイドリヒは次のように述べている。

総統意向により、ドイツ移民は目下ユダヤ人をことごとく東方追放し、その跡地に対して行われることになった…

ヨーロッパにおけるユダヤ人問題の最終的解決の中では、各国に散在する約1100万人のユダヤ人が考慮されなければならない。次のとおり…」

 ここでハイドリヒはヨーロッパ33の国と地域ユダヤ人口をリストに揚げている。リストにはドイツ占領国や同盟国とは別にイギリスソ連ヨーロッパ地域、また中立国ポルトガルスペインスウェーデンスイスアイルランドトルコといった、ドイツ占領する予定だった国も含まれていた。

 ユダヤ人大量虐殺の実際の準備はハイドリヒによる組織の準備と同時に進められた。1941年夏、ハインリヒ・ヒムラーアウシュヴィッツ強制収容所所長ルドルフ・ヘスを呼んだ。ヘスは戦後証言で「ヒトラーユダヤ人問題の最終的解決の実行を決断したことを、このときヒムラーから知らされた」と明らかにし、さらに次のように述べている−「事実東部で行われているようなやり方(ソ連地域でのユダヤ人殺害特別行動隊による狩り込みと射殺)では与えられた任務対応できなかった。絶滅という任務のためには、特にアウシュヴィッツ収容所対応させる必要があった」。

 この会談の直後、アイヒマンアウシュヴィッツを視察している。二人は、ソ連で行われている射殺は大量の人間を短時間のうちに皆殺しにするには不向きであり、大量殺戮はガスを使う他はないとの結論に達した。

 ガスを使った殺害ナチドイツにとって初めての経験ではなかった。すでに「安楽死計画」において、ガスが使用されている。この計画1939年9月から1941年8月末まで実施され、7万から9万人にのぼる精神病者と重度の障害者がガス殺された。わずかにユダヤ人も含まれていたが、このとき犠牲になったのはほとんどがドイツ人だった。ナチスはこの「安楽死計画」を、「役立たずの穀つぶし」—ナチは彼らをそう決めつけた—を国家から駆逐し、アーリア人種の優性を高めるための手段だと考えていた。ヒトラーはこの計画にあたり「T-4」という秘密組織を発足させている。「T-4」は総統直属の正式組織として医師を擁する医療関係の諸機関大学研究所病院等)を支配した。不治の病に苦しみ死を待つばかりとなった病人たちの命運が、かれら医師たちの手に委ねられた。

 かくして犠牲者たちはそれぞれの医療機関に用意された気密構造の部屋へ案内され、ガスによって窒息したのだ。死体特殊な焼却炉で燃やされた。このガスを使った安楽死はすぐに外部に露見し、ただちにこの殺害行為をやめさせるための抗議行動が‐特に犠牲者の遺族と教会から‐起こった。ヒトラーは譲歩し、1941年8月末、これら医療をかたる殺人を当面中止するよう命じた。

 しかしこの安楽死計画の中で蓄えられた経験は、「最終的解決」の準備をしていたSS当局に役立つことになったのである

絶滅作戦

 絶滅作戦としての最初のガス実験は1941年9月アウシュヴィッツで行われた。ソ連軍戦争捕虜たちが実験台に選ばれた。彼らは密封された地下室に閉じ込められ、チクロンBによってガス殺された。非常な短時間捕虜たちは窒息死した。以後続けられた一連の実験で、ナチスはガスという新しい殺害方法を開発するめどを立てるに至った。同じ頃「特別行動隊」も、ハイドリヒ指揮下のSS技術局の援助を受けて同様の方法を開発している。ここでは「ガス室」の代わりに「ガス・トラック」が用いられた。この車の外見は救急車冷蔵車に偽せてあったが貨物室は気密構造となっており、マフラーから貨物室まで 延ばされた特殊パイプ排気ガス中の一酸化炭素を密閉された貨物室に直接流し込むようになっていた。犠牲者たちが貨物室に入れられるとドアが閉まり、鍵が下ろされ、そしてエンジンがかけられた。

 「ドライブ」は、全員が死亡するまでに30分も要しなかった。所定の場所に着くとドアが開けられ、死体は運び出されて埋められた。この「ガス・トラック」は、大型のものでは150人を、小型のものはその半数を収容した。ソ連ドイツ占領地域では1941年12月だけで、数千にのぼるユダヤ人が「ガス・トラック」で絶滅させられている。

 1941年12月8日。占領ポーランドのロッヅ管区ヘルムノ村(ポーランド名ウッヂ市ヘウムノ)近郊で最初絶滅収容所が稼働を始めた。殺害には「ガス・トラック」が用いられた。犠牲者たちは主に列車で運ばれ、収容所の近くで降ろされた。そこは一部を公園に囲まれ崩れかかった古い宮殿の中央広場で、人びとは垣根に囲まれ区域に通されると「労働に就く前にこれから車に乗ってシャワーを浴びに行く」と告げられ、次のように言い渡された。「衣服を脱いてこの車に乗るように」

 「ドライブ」が始まった。車が4キロメートルほど走ったころには、排気ガスによって全員が毒殺されていた。「終点」は森の中の柵で囲まれ場所で、そこにはこの仕事のために特別に殺されずにいるユダヤ囚人の一団が待機していた。彼らが死体を車から降ろし、そして埋めた(後には死体は焼却処理されるようになっている)。ヘウムノではこうした「ガス・トラック」が3台稼働し、当局員として150人ほどの警察官とSS隊員を擁して1943年4月に一旦閉鎖されるまで稼働し続けた(その後1944年から3ヵ月あまり再稼働)。ここではロッヅ管区他から連行されたユダヤ人と少数のロマ・シンティヨーロッパ語名ジプシー)の集団、合わせて30万人近くが殺害されている。

 1941年11月ポーランド総督管区内でユダヤ人絶滅作戦の準備が始動した。ヴァンゼー会議ハイドリヒの挙げたポーランド在住ユダヤ人口は228万4千人であるハイドリヒは1942年5月にチェコレジスタンス暗殺されたがそれ以後この暴挙は彼のファーストネームに因み、ドイツ政府より「ラインハルト作戦」のコードネームを与えられた。作戦指揮官には後のルブリン管区SS司令官警察長官、オディロ・グロボチュニクが任命された。グロボチュニクは3つの絶滅収容所計画を実行に移した。1942年3月中旬、まずベルゼック(ポーランド名ベウゼッツ)収容所、次いで同年5月ソビボル(同ソビブル)収容所が、そして7月末には第3の収容所、トレブリンカが大量虐殺を開始した。ドイツ東方植民地に設置されたこれら3つの収容所はいずれもガス室を備えていた。ここでは一酸化炭素ガスが使用され、ガスは屋外に設置されたガソリンまたはディーゼルエンジンからパイプで引き込まれた。それぞれの収容所には2、30名のSS隊員と、90から120名のウクライナ人(もとソ連軍捕虜で、ナチス・ドイツに協力を申し出た者)が 当局員として駐在した。SS隊員のほとんどは「安楽死計画」の要員から抜擢された者たちで占められ、後者ウクライナ部隊はルブリン近郊のトラヴニキにあったSS錬兵場で編成・訓練を受けたので、付近住民からは「トラヴニキ・マン」と呼ばれていた。

 ヘウムノ、ベウゼッツ、ソビボルそしてトレブリンカの各絶滅収容所は、文字に違わぬ殺人工場だった。連行された人々は、そのままガス室直行させられたのだ。何百人かのユダヤ囚人処刑を免れていたが、これは当局員と囚人たちの身の回りの世話のためであり、こういったグループはすべて数週間あるいは数ヵ月ほどで殺され、随時交代させられていた。

 ルブリン近郊のマイダネク収容所ユダヤ人、非ユダヤ人双方を収監する完全な構造を備えた強制収容所で、この地区にある他の収容所は全てマイダネクの補助収容所として機能していた。おびただしい数のユダヤ人がここで殺され、あるいは移送中に通過し、あるいは囚人として収監された。この中にはポーランド軍属のユダヤ人戦争捕虜も含まれている。マイダネクを生き残った者は数えるほどしかいい。

 強制収容所および絶滅収容所のうち最大の規模を持つアウシュヴィッツ収容所は、第三帝国ポーランド南部シレジア地方建設された。1940年、早くもアウシュヴィッツ村(ポーランドオシフィエンチム町)に近い旧ポーランド陸軍兵舎敷地強制収容所が設置されている。これは元々ポーランド軍将校政治犯収容するためのものだったが、I.G.ファルベン社などドイツ軍工業囚人労働力を提供するため、収容所近辺に多数の労働収容所が補助収容所として置かれるようになった。1941年にはビルケナウ村(ポーランド名ブジェジンカ)に最大の規模を持つ絶滅収容所アウシュヴィッツⅡ(ビルケナウ)収容所建設が開始された。ビルケナウはアウシュヴィッツ基幹収容所アウシュヴィッツⅠ)から西へ約3キロメートルの地点にあり、1942年5月に稼働を始めている。チクロンBを使用するビルケナウの4つのガス室は一度に1万2千人を殺害する能力を備えており、死体ガス室に隣接し連動する焼却炉(ナチはクレマトリウム火葬場と呼んだ)で 焼却された。焼却炉は24時間あたり8000人分の死体処理が可能だったが、1日で殺害される人数はこれを上回っており、残りの死体ガス室近くの森の中で野積みで焼かれた。アウシュヴィッツでのガス殺は1944年末まで続けられた。2つの収容所は約2500名のSS隊員を擁して1945年1月まで稼働し、その間に130万から150万のユダヤ人を含む、180万から200万人が殺害された。

 アウシュヴィッツビルケナウ収容所絶滅収容所と同時に強制収容所としても機能していた。殺されるために収容所に到着した人々は「選別」を受けるよう命じられることがあった。若く屈強な男たちは絶滅の集団からはずされ強制労働に就かされるか、他の収容所移送された。他に子ども双生児脊髄障害を持つ遺伝病患者などが選別の対象となった。彼らはドイツ人医師たちの医学実験用に選ばれていたのだ。医学博士ヨーゼフ・メンゲレは、医師団の中でもとりわけ悪名高い。

 生き残った囚人たちも「選別」を免れたわけではなかった。1日に何度も行われる点呼で衰弱したり病気にかかった者、または労働に適さない者が見つけ出され、彼らはガス室に送られた。

 厳格をきわめる制度の下に束の間の余命時間が貸与され、囚人たちはそれを生きていた。飢餓さらす、むち打ちなど懲罰の苦痛を与える−この種の非道所業はすべて囚人たちの心身を消耗させ死に至らせることが目的であり、SS隊員でもなければ思いつかないようなものばかりだった。 恐怖は、囚人たちの日常だった。囚人バラックから毎日、何十体もの死体が運び出されていた。 アウシュヴィッツビルケナウ−ここで心身を全うし得た者は、ごくわずかにすぎない。

2014-02-23

[HMJM]劇場版テレクラキャノンボール2013を毎日観に行ってました。

 2014年2月15日(土)から2月20日(木)までの6日間劇場版 テレクラキャノンボール2013 | オーディトリウム渋谷を観に行って来ました。

 大評判の作品で6日中4日間は満員札止め、補助席出したり通路にクッション置いてお客さん座らせたりしても入りきれなくて、劇場まで足を運んでも入れずに帰される人も居たとの事。そんな中、毎日通うなんて迷惑だ!まだ観てない人に席を譲ってやれ!というご意見もありましょうが、…観たかったんですよ!どうしても!ってか私が居ない所でみんなでこんな楽しいモノ観てるなんて耐えられない!来月またやるしDVDも20日くらいから店頭に並んでいるからとりあえず観たいってだけの人はDVD買おう!私は悪くない!逆にDVDの売上に貢献する行為だ!私を褒めろ!と開き直って通いました。

 作品自体について書きたい事が山ほどあるんですが、何書いてもネタバレになる内容だし、もうとりあえず凄すぎてちゃんとその凄さを伝えられる文章を書ける自信が全く無いので今回は『映画館劇場版テレクラキャノンボール2013を6日連続で観てきたのでその6日間の日記的な事』を書いておきます

 初日。2月15日。2週連続大雪が降った日。実はこの前週の最初大雪の日に『劇場版テレクラキャノンボール2013』公開記念2週連続カンパニー松尾オールナイト特集』の第1回があったのですが、大雪電車が止まりまくって居た為かお客さん21人しか居なかったのですよ。私は自宅から一番近い地下鉄の駅まで4~50分かけて徒歩で辿り着き普段なら絶対使わないようなルートで無理矢理渋谷まで行ったんですが、他の20人のお客さんはどうやって劇場まで辿り着いたのだろうかと思うような日でした。

 そんな感じだったので一体この『劇場版テレクラキャノンボール2013』がどれだけ広くの人に知られているのか、お客さんが入るのかってのが初日劇場行くまで全く予測出来なかったのですが、開場前のロビーはお客さんでいっぱい!勿論客席もバッチリ埋まっていておりました。ちなみに整理番号は開演の1時間前位に引き換えて47番でした。

 そんな中上映開始。満員のお客さんが笑い、驚愕し、劇中自然に何度も拍手が起こって。「客席が沸く」というのはこういう事か!というのを経験しまくりました。上映中は私自身も沸きまくってるのでわーわーって感じだったんですけど、終わって一人になって思い返してみると映画館でこんな事が起こりうるもんなんだなぁと不思議な気持ちに。

 2日目。日曜日の夜のレイトショーしかも上映後のトークまで見たら23時半を越えるという事でお客さんの入りはどんな感じだろう?と思っていたのですが、初日よりはちょっと少ないものの、思ってた以上に沢山のお客さんが詰め掛けておりました。整理番号は開演1時間前位に引き換えて39番。上映中、初日と同様に沸く客席、そして沸く自分。前の日に観たばっかなのに同じところで声が出る。

 3日目。月曜日。ここから平日だからお客さんの数も落ち着くかな?と思ってたのですが、実際は正反対でこの日から連日満員札止め。週末に観た人からの評判を聞きつけたお客さんが押し寄せます。整理番号は開演45分前に引き換えて59番。

 この日くらいから作品を観ている時の心境に変化が。最初観た時は「うおーすげーやべー!でも端折られてるシーンいっぱいある!DVD版どうなるんだろう?楽しみ!」という感じだったのですが…

 松尾監督AV作品劇場版は何作品存在しております。んで、とりあえず私が観た分に関しては全部AV劣化版みたいな感じなんすよ。特に一番気に入ってないのが『監督失格×ポレポレ東中野企画【性と死と旅】第一夜【センチメンタルジャーニー】』というオールナイトの企画で1度だけ上映された『劇場版 私を女優にして下さいAGAIN11』。オリジナルDVD版は簡単に言うと「物凄く実用性のあるアダルトビデオなのに監督の実の父親の介護から息を引き取る所までをしっかり描いている」という奇跡作品なんです。いやマジでホントこんな事言われても意味わかんないと思うけどDVD観たらその通りだから。とりあえず観てみて下さい。

 それに対して劇場版映画館で上映する事を意識してかエロシーンを大幅に削っちゃってるんすよ。なので「物凄く実用性のあるアダルトビデオである」という一番重要な部分が薄れちゃってるのです。もうナンカそれじゃ台無しじゃないっすか。実の父親を看取る所を描いたドキュメント作品としてはちゃんと出来てるんですがそれだけだと普通だもん。奇跡が起こってたのにその奇跡の部分を切って捨ててる。勿体無いどころの騒ぎじゃない。

 その事を踏まえまして、劇場版テレクラキャノンボール2013を思い返してみると…明らかに超沢山の事を切り捨てまくってる!省略し倒してる!なので、劇場版テレクラキャノンボール2013は実は劇場版私を女優にして下さいAGAIN11的な状態である可能性が高い。その事に気づいて以降、DVDの10時間版を観るのが怖くなってきました。だって10時間版がすっごく良くて、私達がわーわー言いながら観てる劇場版が10時間版の重要な部分を切り捨てたモノだったらナンカ悲しいじゃないっすか。こんなに楽しい時間劇場に来たみんなで過ごしてるのにそれが嘘になっちゃうみたいで。

 4日目。火曜日。整理番号は開演3時間前に引き換えて36番。この日はキャノンボールを観る前に1つ上の階のユーロスペースへ。実は私の友達女子大生ちゃんがキャノンボールの上映期間とほぼ同じ時期に行われていた『第3回死刑映画週間国家は人を殺す』という企画の運営に携わっていたのでまずはそちらにお邪魔して『さらばわが友 実録大物死刑囚たち』という映画安部譲二氏のトークを観る。死刑廃止運動をしている国際的な人権擁護団体主催イベントという事でちょっと身構えて行ったのですが、さらばわが友は東映の実録モノ映画だったから全く難しい内容でもなく面白かったし、安部氏のトークも笑いどころも入れつつ、会場が円山町だったので安部氏所属していた安藤組(本拠地が円山町にあった)の話、暴力団員時代に「こいつは死刑にするしかない」と思わせるような野獣のような極悪人を何人も見たという話、しか国家という権力が人を使って人を殺すという構造戦争と同じなので許してはいけないという話、死刑制度のないブラジル裁判を受けた事があるという話からブラジルでは懲役2週間という判決が出ると刑務所の中無期懲役刑の受刑者からリンチを受けて殺されるという話、などバラエティに富んだ内容。

 安部氏のトークが終わったのが8時40分を少し過ぎた頃。そこから階段下りオーディトリウムに。すぐに開場時間となり入場して前から2列目のど真ん中に着席。開演を待っていると、どっからどう見ても小西康陽しか見えない男性がやって来て、私の前の席を確保し、マフラーコートを脱いで着席しました。ぱっと見た時から小西康陽だ!と思ったし、マフラーコートを脱いでる間ずっと観察してても小西康陽じゃない要素がなかったし、恐らく間違いなく小西康陽なんだけど、何故わざわざ「どっからどう見ても小西康陽しか見えない男性」と書いたかというと、まず、小西康陽テレクラキャノンボール観に来るか?というのがあるし、もし仮に観に来たとしてもわざわざ最前列ど真ん中に座るか?というのがあります。けどDJやってはるの何回か見た事あるし間違いなく本人だとは思う。おまけに帰宅してから小西さんのブログ見たら「2013年は533本の映画劇場で観た。」と書いてあったんで本人確定でいいと思う。年間500本以上劇場映画観る人だったら確実にキャノンボールも観に来るだろうし。だとしたら8時40分から50分の間の10分間に安部譲二小西康陽に遭遇した事になりますな。正反対人生を歩んでる有名人の組み合わせ。小西さんって暴力世界と一番遠い所で生きてきた感じするもん。

 5日目。水曜日レディースデーオーディトリウムツイッターアカウントが現時点での残りの席数を呟いたりして煽るので17時に会社を飛び出してそのまま直行17:55頃に整理番号引き換えて108番でした。18時から補助席案内になって18時40分には完売していたとの事。

 レディースデーだけあって女性客の比率は多め。でも、上映中のお客さんリアクションにそこまで差はなかったように感じました。日によって声が上がる所や拍手の起こるタイミングがバラバラだったのでその「日ごとの差」の範囲内だったように思います

 6日目。木曜日。とりあえずの千秋楽。火曜や水曜とほぼ同じ時刻、開演3時間前の18時頃に整理番号に引き換えて107番。昨日と1番違い!レディースデー並み!さすが最終日!

 この日もキャノンボールを観る前に死刑映画週間が行われているユーロスペースへ。上映されていたのは韓国映画の『執行者』。死刑執行する刑務官お話で「公務員仕事として(死刑判決を受けた犯罪者はいえ)人を殺さなければいけない」という事に対する問題提起的内容の映画でした。もうね、これがね、面白い映画である事は確かなのですが、韓国映画らしい剥き出し感とエピソード詰め込み感が半端無くて観終わるとグッタリしちゃいました。だって死刑執行シーンで刑が執行されて首吊り状態になってるのに死刑囚が死んでないってんで刑務官死刑囚に抱きついて体重かけて殺してたりすんだもん!絶対実際そんな事やんねーだろ!こんなヘビーな映画観た後にキャノンボール観るのはかなんなぁ、と思ってたのですが、この日の上映後のトークが松江哲明監督で、作品俯瞰した目線での話をしてくださったので気持ちが切り替えられました。あと、そのトークの前にこのイベント運営をしている女子大生ちゃんが松江監督に渡すお水用意するの忘れた!と慌ててたので下のオーディトリウムの受付で売ってるお水を買いに行くというお使いをしたのも気持ちのリセットになりましたね。びっくりして慌てたのと走って階段上り下りして身体動かしたのが良かった。身体動かすの大事!そしてオーディトリウム受付でお水売ってるの咄嗟に思い出せた私エライ。6日間通ってた事で人のお役に立てた。という事でこのトークの間に松江監督が飲まれていたお水は私が直前に買ってきたモノです。あと、この日松江監督と一緒に舞台に立ってトークをしていた女の子が私の友達女子大生ちゃんです。松江監督の大ファンなので偉い人を説得してこのイベント松江監督を呼んだのも彼女。という全くキャノンボール関係ないお話でした。

 20時40分頃にユーロスペースを出て下に降り、開場の整理番号呼び出しのタイミングオーディトリウムに入場。満員の客席を見渡してみると、初日と最終日では結構客層が違うように感じました。なんかね、一般の人に届いてる感じがした。初日の客層が特別変だったとか変わってるって感じでもなかったし、何がどう違うかって説明しろって言われると難しいんですけど、雰囲気というか空気というか醸し出しているモノが違うというか。どっちが良いとか悪いって話ではなく種類が違っているという感じ。

 そんな種類の違うお客さんでも上映中はちゃんと笑いが起こり、声が上がり、拍手も出て。やっぱりね!良いモンは誰が観ても良いんですよ!客層とか関係ない!劇場版テレクラキャノンボール2013は誰が観ても最高の作品なのです!

 という訳で6日間の上映期間が終わりました。私が常日頃から最高だと思っていた人達が最高である事が証明された日々。この6日間、私はとても幸せでした。雪で大変だった初日から沢山のお客さんが来て、週明けで客足が落ち着くかと思ったら逆で評判を聞いた人が劇場に押し寄せ満員札止めになって、その次の日に小西康陽が観に来てたという物凄く解りやすブレイク過程が観察出来たのも嬉しい。3月にも上映される事が決まっているので今回来れなかった方は是非お越し下さい。

 そしてこの6日間が幸せだったからこそ、DVDの10時間版を観るのが怖い。実は、昨日ムーランで買ってきて手元にあるんすよ。でもまだ観てない。観るの怖い。ってか観るのを先延ばしにする為にこの文章を書いてました。でも観ない訳にはいかないし、今日のうちに観ないと明日から仕事だし。今から観るしかないんだけどホント怖い。劇場版より全然良くてこの6日間の幸せな気持ちが色褪せちゃったりしたら悲しい。でも観るよ!…この文章アップしてしばらくツイッターとかしてからね(まだ先延ばしにしようとしている)。

2014-01-05

[HMJM]普段全然AVを見ない阿佐ヶ谷在住のサブカル系OLさんにAVの楽しさ・面白さを伝えるべく貸し出すDVD10本(と言ってもほとんどHMJM作品)

 先日、渋谷アップリンクでAVメーカー・HMJMの10周年イベントがあったんですよ。んで、その 1日目に友人を誘ったら来てくれました。

 普段はAVをほとんど見ないOLさんなのですが、イベントを楽しんでくれたようで、次に会う時にお勧めのAV持って行くよ!という話に。そこで、どんな作品を持って行けばいいかなぁと色々考えた結果を書き残しておきます

テレクラキャノンボール2009 賞品はまり子*Gカップ | SHOP | HMJM | 面白いAVはここにある | ハマジム

 正直この作品だけ見せれば話が終わってしまう気がしないでもない。それくらい完璧

 AVというのはただセックスしている映像が収録されているだけのものではないよ、というのがよく解るだけでなく、誰が見ても面白い!ここでぐだぐだ説明しなくても見てもらえさえすれば解るハズ。

 …なんですが、薦める相手が女性だと、実は結構ハズす事があるんすよ。まぁ女性容姿を笑うような場面もあるし、そもそも女性をあんまり人として扱ってないし。

 でも!そういう表現が出来るのがAVの素晴らしい所なんですよ。こんなんテレビじゃ絶対出来ない。ってか女性の目に触れる所では出来ない。女性が入るのに多大な勇気が居る(けど男連れで行ったらそれはそれでサムい)お店に入って、もしくは住所と名前と一緒に「こいつはAVとか買っちゃう女だぜ」って情報通販サイトに開示して、お金を払わないと入手出来ないという鉄壁セキュリティフェミニストから表現の自由を守っております

 そうやって女性の目に触れない所でやってるのをわざわざ見せなくてもいいんじゃないかという意見もあるでしょうが!見せたいんですよ!ってかこの作品を楽しめるようになって欲しいんです!何故かと言うと2月に劇場版 テレクラキャノンボール2013 | オーディトリウム渋谷 が公開されるからです!これに一緒に行ってもらいたい。そして楽しんでもらいたい。その為には?というのがこの記事のテーマです。

まり子*Gカップコンプリート+未発表10時間 | SHOP | HMJM | 面白いAVはここにある | ハマジム

 キャノンボール2009の賞品のまり子さんとは?という事でこちらのコンプリート版を。顔出しNGの伝説の素人女優まり子さんの出演作全て合計10時間分の映像がDVD2枚組に纏められております

 こちらのDVDのアウトロ部分でも語られていますが、AV業界の中心がレンタルからセルに移行し、男優は映さず喋らせず抜き差し映像中心の「お客様向けの作品」が持て囃されるようになり、松尾監督が撮りたい作品とはズレが生じていました。その状況に反発を感じて「そんなに抜き差しが見たいならとことん見せてやろう」とやけっぱちで製作された作品が『僕の彼女を紹介します』。一時期DVDがリリース出来ない状況まで追い込まれていたHMJMはこの作品のヒットで復活しました。

 やけっぱちで製作されただけあって、松尾監督キャリアの中でも毛色が違う作品になっており、ホントに抜き差し中心。監督は勿論、まり子さんさえも殆どエロい事以外はしていないような形で登場していますアウトロでも「喋らせると普通にいい子なのでわざと会話は入れず肉体だけを誇張し」とテロップで説明されていました)。

 そんな『僕の彼女を紹介します』なのですが、このコンプリート版のDISC2にはまり子さんとの会話や別れのシーンが入っていて(と言ってもキャノンボール2009からの抜粋なのですが)、最後には彼女へのメッセージが。

 …この部分がねぇ。評価が分かれる所なんですよ。男性目線だとセンチメンタルちょっとイイ話風の終わり方なんですが、女性側から見るとね、「何勝手な事ぬかしてんねん」というか「うわーもう何やねんこの男、腹立つわぁ」というか。なんかセンチメンタルな気分になってるのに腹立つwこれは女性同士で見ると見終わった後の感想戦松尾監督は最低だと言う話を延々する事になりますよ。途中で奥さんからのメールがちらっと見れる部分もあるんすよ。これがねぇもうどうなんすかね。あんなメールをやりとりしてるのにまり子さんとこんな撮影をしている訳ですよ。もう奥さん側としても最悪ですよ。…という感じで、この作品もキャノンボール同様、何の予備知識もないまま後半部分を女性に見せるとアンチカンパニー松尾になってしまいかねないんです。でもねー!でもねー!見て欲しい。見て楽しんで欲しい。

 という訳で、最終目標はこの2本を楽しく見て貰えるようになる事です。その為にはどういう作品をお勧めすればよいか、考えまくって以下の作品を見てもらう事にしました。

 

2010年カンパニー松尾

 カンパニー松尾監督がどういう作風の人かという事を解って貰う為に2010年に撮影された3作品を。先ほど『僕の彼女を紹介します』を紹介しましたが、あれはあくまでもイレギュラーな作品で、実は松尾監督という方は自分人生で起こった事をガンガン作品の中に入れてくる監督なんですよ、というのがよく解ります

 キャリア25年のベテラン監督さんなので色々な作品で様々な事を語ってらっしゃるのでどういう形で紹介しようかなぁと悩んだのですが、長い期間で考えるより、大事件が立て続けに起こった2010年という年に注目した方が解りやすいかなぁという事でこういう形にしてみましたよ。松尾監督の2010年は大変な年でした。

私を女優にして下さい AGAIN 10 横浜・新三郷・赤坂見附 巨乳美女純情ヘルニア編 | SHOP | HMJM | 面白いAVはここにある | ハマジム

 この作品では松尾監督ヘルニアで倒れて、AV監督としてやっていけないんじゃないか?という状態になってしまった時期の事が描かれています。冒頭からそのヘルニアになった時の話と、病院からヨボヨボ歩きで出てくる衝撃映像が。これ、何の予備知識もない人がAVだ!わーい!って見始めて最初あんなんやったら度肝抜かれると思います

 ちなみに、この作品で腰を痛めた状態で撮影された2人はこの後に恥ずかしいカラダ 純情BODY あずさ | SHOP | HMJM | 面白いAVはここにある | ハマジム恥ずかしいカラダ すっぴん エミリ | SHOP | HMJM | 面白いAVはここにある | ハマジムで再撮影されてらっしゃいます

私を女優にして下さい AGAIN 11 駒込・春日井・尾道 ヤセムチ純白極楽往生編 | SHOP | HMJM | 面白いAVはここにある | ハマジム

 こちらの作品では2つ目のチャプターで、松尾監督のお父様が癌に倒れ、自宅でご家族介護されている様子から最後までが描かれています。AVなのに。

 家族介護や死が描かれてるってだけでも凄いのに、AVとしても良いんですよ。エロシーンの出来がちゃんとしてる。HMJM10周年イベで司会の雨宮まみさんが最初に出てくる駒込女性が良いという話をされてましたが、ホントに良い。AV見たいなーと思って見始めた人はこの最初駒込女性のチャプターで用を済まして満足しちゃうと思う。でもこの駒込女性とのハメ撮り、冷静に見たら女性最後までブラジャー外してないんすよ。普通に考えるとあり得ないっすよね。でもすんごいエロいブラジャー外しておっぱい撮るの忘れちゃうくらい濃厚なファック。チャプターの最後テロップが出るのですが、この撮影の3日後に松尾監督ヘルニアで倒れます

恥ずかしいカラダ ESCAPE ましろ杏 | SHOP | HMJM | 面白いAVはここにある | ハマジム

 元々松尾監督のAVに出たくてAV女優になったサブカル系女優のましろ杏ちゃん(その辺の経緯は恥ずかしいカラダ DOCUMENT ましろ杏 | SHOP | HMJM | 面白いAVはここにある | ハマジムをチェック!)との2作品目。沢山出ている『恥ずかしいカラダ』シリーズからこの作品を選んだのは、実はこの作品が2010年の松尾監督のお誕生日に撮影されていたからです。あと、南の島への旅行松尾監督お気に入り女優さんにやらせるというカレー作りのシーンも出てくるので。それからましろ杏ちゃん自体がナカナカ面白い女優さんなので大好きだったってのもあります現在引退済み)。

 あと、終盤の杏ちゃんホテルに置いて、松尾監督が一人でテントに戻り、誕生日の夜から朝を過ごす場面からアウトロの部分が松尾節全開で最高です。前日に杏ちゃんが作ったあんまり美味しくなさそうだったカレーがめちゃめちゃ美味しそうに見えますよ。


☆色々な監督さんが一度に見れる作品で各監督さんがどんな人なのか知ろう!
JULIA | SHOP | HMJM | 面白いAVはここにある | ハマジム

 こちらは先ほどの「2010年カンパニー松尾」関連作品でもありますね。

 松尾監督が人気AV女優・JULIAを撮影するという事になっていたのですが、撮影の前日にヘルニアで倒れてしまった為、急遽当時新入社員だった梁井監督総監督に立て、HMJM社員一丸となって製作されたという珍しい経緯の作品です。こちらの作品もオープニングでヨボヨボ歩きの松尾監督という衝撃映像が使われてますね。

 この作品、完全に「JULIA」ではなく「前日に松尾監督が倒れててんやわんやで撮影しているHMJM社員一同」の方が主題になっております監督さん達の普段見れない所が見れて面白い反面、あんまりJULIAを魅力的に写してないんすよ。最後の方にあんな雑談のシーンを入れたりしている所を考えると、梁井監督はわざとそういう風に撮って編集してらっしゃるんでしょうね。

巨乳スカウトキャラバン オッパイ見ぃ〜せて♡ 東京、名古屋 梅雨の陣 | SHOP | HMJM | 面白いAVはここにある | ハマジム

 HMJMの社員監督4人が総出演している唯一の作品(一応JULIAの冒頭と最後にも松尾監督はちょろっと出てこられますが)。HMJM専属女優ストリートから見つけるべく名古屋ナンパをするという内容。冒頭の池袋の人のパートは見ないで名古屋へ行く場面から見て下さい。

 ソフトオンデマンドで鍛えられたナンパ術で梁井監督活躍する作品なのですが、HMJM10周年イベントでKENSAKU監督自分のコーナーで自分監督した作品を挙げずに何故かこちらの作品を挙げてらっしゃいました。でも、この作品の中に出てくるKENSAKU監督結構ヤな感じなんですけどそれはいいんすかねwちなみにこちらの作品ではKENSAKU監督のハメ撮りという珍しいシーンも見れます。そのハメ撮りシーンではKENSAKU監督ちんこを出した瞬間の女性リアクションに注目。「うわー待ってヤバイですね…むっちゃビックリした」と顔を伏せてから「綺麗ですね。うわー」「凄い綺麗。おちんちんが」「ピカピカじゃないですか。綺麗。すごい」「(今まで見たおちんちんは)こんな綺麗なの無いですよ」と綺麗を連発。…綺麗?おちんちんが?一体どんなおちんちんなのでしょうか。超気になります

 以上2本は梁井一監督の作品です。

復活 倖田梨紗 - アダルトDVD通販 - DMM.R18

 HMJM作品ではないですが今年の話題作。覚醒剤を使用していて逮捕され、2年間刑務所暮らしを経て復活した倖田梨紗さんを3人の監督が撮影。松尾監督の他に、キャノン2013にも出場する嵐山みちる監督も参加してます。2年間入っていた福島刑務所の近くまでハメ撮り旅行に行く松尾監督、以前付き合っていたAV男優とのカラミのシーンを用意する嵐山監督。文字にするとすげぇ酷い事してる感じだけど実際作品見たらそういう意味でのショッキングさはないですよ!


正面に立って目を見てしっかり話せる奴はニワカ!私以外にも挙動不審者を増やすべくお勧めするタートル今田監督作品

 私、以前、ブログでHMJM作品をちょこちょこ紹介するっていうのやってたんですよ。そこで松尾監督の作品だけでなく梁井監督やKENSAKU監督の作品についても書いてたんですが、実は、今田監督の作品については殆ど書いてないのです。勿論ちゃんとDVD買ってるし、見てるし、書こうとしてはいたんですよ。でもナンカねぇ、発表出来る様なブログが書けないんす。いや、発表してる分も大した事書いてないんすけどそれとは比べ物にならないくらい全然ちゃんと書けない。気持ちの高まりをそのまま書くとなんのこっちゃ解らんくなるし、冷静に書こうとしても書けないしでもうぎゃーってなって…ってのを繰り返しておりました。

 それくらい高まりまくる作品を創られる今田監督なんですが、イベント等で出くわすと気さくに挨拶して下さるのです。でもね、そんなんね、憧れの人にね、喋りかけられてまともに喋れるような人間がはてな匿名ダイアリーでこんな文章書いてる訳ないじゃないっすか(泣 もう毎回挙動不審でアワアワ言うてますわ。こないだもね、プラスワンの会計に並んでる時に話しかけて頂いたんですよ、で、「18日のイベ行きます」って話したのです。んで、その次に渋谷のイベの帰りにも話しかけて頂いたのです。んで、その時にも緊張して訳解んなくなってて「18日のイベ行きます」って話してしまったんですよ…もうその帰り道はずっと死にたい死にたいって思ってました。いや、他にいっぱい話したい事あったんすよ。その渋谷のイベの中で今度春原未来ちゃんを撮るって話してはったから「日本ハメ撮り大賞の未来ちゃんとのシーンがすげぇ良かったのでめちゃくちゃ楽しみです!」とか言っときたかったのに!もう!あの時の自分を殺したい!

 でもこれは私が特別挙動不審って事じゃないと思うのです。今田監督の作品を見た女性のうち、何割かは絶対私と同じ様な状態になるハズ!そう確信しております。という事で友人を挙動不審人物にすべくお勧めするのはこちら!

【DL版アリ】美熟女ドキュメント 竹内紗里奈のすべて | SHOP | HMJM | 面白いAVはここにある | ハマジム

 ナンカ今まで挙げたのが数年前の作品が多いので最近のを1本。このシリーズでお馴染みの男優さんを使った目隠しプレイのシーンもハメ撮りもすげぇエロいので色々書いてみたんですがかなりキモい感じになってしまったので省略!どうエロくて良かったかは買って見て確かめろ!私が色々書いてるの読むよりその方が話が早い!

 メインのエロシーン以外もとても良くて、インタビューで語られる10代後半から20代前半まで付き合ったDV彼氏との話は部外者から見ればナンデそんな状態になっちゃうんだろう?と思っちゃうんですが当事者はそうでもないんやろうなぁというのが解って興味深かった。そしてその彼氏と別れた後に仲良くなった男性との思い出の地を訪れるのですが、思い出の地なのに当時心理状態が酷すぎて記憶が曖昧だというのが結構衝撃でした。付き合う男を間違うとそこまでボロボロになるものなのですね。。。

 んで、私がこの作品で一番気に入ってるのはその思い出の地、海に行くシーン。時間にすれば凄く短いのですが、風の音が思いっきり入っていて会話があんまり聞き取れない感じの所があるんですけど、それがね!良いんですよ!頭の中の思い出を反芻してるみたいで。まぁ私の中には全く無い種類の思い出なんですけど。

 今田監督の作品でちょいちょいこういう海に行って風の音が思いっきり入ってて会話が聞き取り辛いシーンがあるのですが、これはやっぱ意図的にやってらっしゃるのでしょうか。私ホントにこのシチュエーション無茶苦茶好きなんですが、誰に説明しても全く理解共感もして貰えないので辛い。多分その話をしてると興奮しすぎて何言ってるか訳解んなくなってるからだと思うんだけど、この「美しい人自分に語りかけてくれてるけど話が全く聞き取れない」というテーゼってあるじゃないっすか!アレですよ!まさにアレ!と書いてみたけどもしかしてもう既に何を伝えたいのかよく解んなくなってますか?…この辺で止めときます

卑猥なHカップ かえで | SHOP | HMJM | 面白いAVはここにある | ハマジム

 テレクラキャノンボール2013の予習も兼ねてボールガールの1人でもある新山かえでちゃんの作品を。この作品もインタビューシーンが凄くて、思わず今田監督絶句してインタビューが止まってしまうような告白を冒頭でしちゃってます。んで、その後も海へ連れて行ったら「本物の海を見るのは生まれて初めて」(ちなみにこの海のシーンでも思いっきり風の音が入って何を言ってるのか聞き取り辛いという私の大好きな状態になっております)、車に乗ると「デートした事無い。めっちゃキドキする」、手を繋ぐと「外で手を繋いで歩くのは初めて」、花火をしようとすると「花火をやるのは初めて」と、とても喜んでくれます。お父さんが居なかったりだとか山奥で育ってたりだとか歳の離れたお兄さんしか居なかったりだとかの色々な要因が重なって普通女の子経験するような事をしないまま大人になってしまたかえでちゃん。そんな彼女が愛おしくて愛おしくて。何故こんな良いお嬢さんが。今まで彼女の周りに居た男は全員今すぐ死ぬべきです。テレビの前で「俺が幸せにしてやる!」ってなりますよ。まぁ私はおばはんなのでどうやっても彼女を幸せにする事は出来ないんですが。

 あと、先日のイベントゲストでかえでちゃんが来て「今田監督の作品で教えて貰った事がある」という話をしていてそれを聞いた今田監督は「何だっけ?解んない」みたいな感じだったのですが、恐らく始まって40分位の車内での会話で「君の事を今日恋人だと思うよ」って言ってた事がそれなのかなぁと勝手に思っております

 余談ですが、かえでちゃんについては松尾監督恥ずかしいカラダ 奇跡のボイン かえで | SHOP | HMJM | 面白いAVはここにある | ハマジムという作品を撮っていて、こちらは松尾監督バイクで転んで骨折し2012年に行われるはずだったキャノンボールが延期になったという話が冒頭に紹介されています。そして、この撮影が骨折で1ヶ月ほどお休みしていた後の復帰第1作という事で、監督コルセットみたいなの着けてるわ足に大きいカサブタは出来てるわハメ撮りの途中でかえでちゃんにカメラを何回も取って貰うわとなかなかレアな感じになっているので興味がある方はチェックしてみて下さい。見所は監督がそんな状態なのに濡れまくっているかえでちゃん。…やっぱイイコだ!




 ん?あれ?もしかしたらもう10本紹介しちゃった?ヤバイ。だーっと書いてたらすっげぇ中途半端な所で10本挙げてもうた。そして今まで挙げたので削れる作品がない。KENSAKU監督について書きたい事いっぱいあったのに(AV監督なのに素人童貞という事もあって初期の作品は女性に対する憎悪に近い感情が感じられて…みたいな話から)1本も挙げられてないじゃないっすか。あと各監督を知ろうコーナーで梁井監督の作品2本挙げてるけどこういう作風がメインの監督さんじゃないんすよ。うんでもまぁあんまり長くなるのもアレだし、こんな所でイイかなぁ。

 という訳で冒頭に紹介した2本を楽しんで貰えるようになるようにと8本挙げたのですが、この8本を薦めた訳はとりあえず監督さんを知って貰おうと。そして好きになって貰おうと。そうすればキャノンまり子も女性目線でない感じで見れるんじゃないかと。

 あと、今田監督の2作品については、今田監督の事を好きになる以外にも女優さんを好きになっちゃう感じを味わって貰おうと思ってセレクトしました(松尾監督の作品でも女優さんを好きになっちゃうような物は多いのですが松尾監督の作品ばっか紹介するのもナンだし、女優さんに対する気持ちの踏み込み方に関しては今田監督の方がえげつないというか毎回ちょっと大丈夫か?って思うくらい踏み込んでらっしゃるのでその辺りを見て貰いたくて)。

 監督を知って好きになって監督側の視点から、女優さんを好きになる感じを味わって貰って男性目線で。とりあえず女性としての視点でない所で見て欲しいんですよ。

 私はAVとアイドルが大好きなのですが、この2つに共通するのは、ファンはあくまでも受け手・見る側でしかないので、実は男だろうが女だろうが関係無いって事なんです。高齢のキモヲタだろうとアイドル候補生美少女だろうとOLさんだろうとテレビの前では完全に平等。ただただ見る事しか出来ない。そして見る時の気持ちも完全に自由。高齢のキモヲタアイドル女優さんに感情移入して「監督素敵!」と思いながら見るも良いし、女の子女優さんを愛おしいと思っても良い。女性が完全におっさんの気持ちになって「げへへ」と楽しめる。これこそ女性解放だと思います。男だからとか女だからとかそういうのから一切解き放たれて一人の人間として。女性として見る楽しみと男性の気持ちになって見る楽しみと。完全に女性への訴求を排除した男性向けに作られたメディアだからこそ、そうやって見られるようになれば楽しさが2倍になるんじゃないかなぁと思っておりますよ。

2013-07-14

考えが一致する政党がない。

そのようにお考えの方、多いのではないかと思っておりますが、どうなのでしょう?

私は次のように考えています

yahooの政党の相性診断を参考にしています。)

憲法

Q1:憲法96条を改正し憲法改正の発議要件を衆参両院の「3分の2以上」から「2分の1以上」に緩和すべきだ

A1:そうは思わない。「憲法改正は絶対にやだ」というわけではないが、国民に問うほどの大事なことなら、議員3分の2以上くらいは同意させる努力をしてほしい。

Q2:憲法9条を改正し国防軍の保有について明記すべきだ

A2:9条の改正は必要。ただ、「国防軍」との名称は疑問。多くの国にとって軍は国防のためにあるのだから、わざわざ「国防」と謳う必要性は感じない。また、「国防軍」にすると湾岸戦争イラク戦争のような海外有事への参加に無駄な議論を呼びそうになる。

経済

Q3:積極的な金融緩和を進めるべきだ

A3:正直なところ、よくわかりません。直感的には進めるべきと考えておりますが、弊害についてあまりよく勉強していないため、それが正しいかどうかはわかりません。

Q4:積極的に公共事業を進めるべきだ

A4:はい。どちらかというと景気対策というより、老朽化したインフラの整備を念頭に置いています。新規事業の必要性はあまり感じていませんが、既存高速道路やそれに付随するトンネル橋梁老朽化が進み、非常に危険だと思う。予算が許す限りそれらの整備を積極的に行うべきと思う。特に地方管理しているものについても、任せきりにしていると事故が起きるため、国が支援すべきと思う。

○TPP

Q5:日本TPP環太平洋経済連携協定)参加は必要

A5:はい自由貿易の促進は外国との交流の促進にもつながるのでは、と考えるため。ブロック経済の行き過ぎが大規模な戦争引き起こしたことから。ただ、特許知財関連についてはアメリカのカモになりかねないので、慎重な議論をしてもらいたい。

Q6:農業分野の聖域を堅持できない場合でも、TPP環太平洋経済連携協定)に参加すべきだ

A6:はい日本農業分野を過剰に保護しすぎ。また、その制度により利権が生じている。オレンジ等の自由化に見るように、日本にも必ず恩恵があるのだから農業分野に聖域を設ける必要は感じない。

原発

Q7:政府安全性を確認した原子力発電所は再稼働すべきだ

A7:はい。透明性のある第三者機関により安全性が確認された原発から順次再稼働すべき。震災以降、火力発電用の燃料として年間+3兆円以上かかっており、日本の富の流出は防ぐべきであり、何よりも安価で安定な電力を供給することが産業を維持・発展させるのに重要から。人命と経済比較するのは私としてはナンセンス

Q8:原子力発電所は可能な限り早くにゼロにすべきだ

A8:はい。A7と矛盾しそうであるが、現状は原発が高効率で安定だから原発の再稼働は必要と思う。ただ、核燃料廃棄物の処理は相変わらず解決できておらず、地震の多い土地柄、いつまでも依存し続けるわけにはいかない。次の大地震がいつになるかわからないが、少なくともあと40年以内には国内原発ゼロにし、代替発電所建設すべきと思う。(トリウム原発は例外的にOKかも??)

○税

Q9:消費税率10%に引き上げることは必要

A9はい。ただ、もう少し景気がよくなってからがいいです。国民所得が増えていない以上、増税は景気の上向きを減速させるだけ。

○くらし

Q10:雇用の流動化を進めるべきだ

A10:はい戦後直後は国民全体が国を良くしようする高いモチベーションがあり、どんなに苦しくても働き続ければ楽になるという制度(≒年功序列)はそのモチベーションを維持させるのに必要だったと考える。しかし、現状は別に国民は国をよくしたいと思って働いているわけではないし、歳を取ってモチベーションが下がっているのに高給取り、ということを許す現制度には疑問。ただ、失業しても再チャレンジが容易にできる仕組みづくりも併せて準備する必要があると考える(大学新卒至上主義はおかしい)。

Q11:国民負担を増やしても低所得者セーフティーネットを充実すべきだ

A11:いいえ。これは、生活保護の増額や各種手当の拡充を指すものと思われるが、その必要はない。その代わり、最低賃金の増額をして、働く方が生活保護より手取りが少ないという状況を改善すべき。

長くなってしまいましたが、yahooの相性診断をした結果、私との相性が一番合う政治家は「釈量子」でした(泣)。政党では「みんなの党」(微妙

この結果は全く参考にせず、おそらく当日は「共産」にしようかと。

組織の力&ミーハーな方々が自公与党投票するのは明らかで、圧勝するのは間違いないでしょう。私も安倍首相比較的好きな政治家です。

ただ、こうなると、組織に属さない私の投票行動は、だれを野党にするかとなります

そうなったとき国会の答弁の前にまともに下調べをして、国民のためになる議論ができるのは「共産」くらいかと。

民主クイズだけだし、維新中山さんくらいしかまともに議論できなさそう。

本当は共産原発アレルギーには辟易しており、経済政策も絵に描いた餅状態だから入れたくないけど、まあ絶対与党になることはないし、今回はいいかな。

それにしても、なぜこうも適当政党がないのだろう。私の考えは日本でも異端なのだろうか。もし、同調してくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひご意見ください。(もちろん、同調されない方の意見もお聞きしたいです)

2011-06-14

風力発電大本営利権者が隠蔽の風力の危険性に騙される

原発利権は問題だね。それで、それを自然エネルギーにすれば、

利権がないすばらしいものになると思ってるのか?


実際に、デンマークでは、風力発電だらけになっているが。

デンマーク大本営の通りに、風力発電だらけになった

デンマークはどうなってる?


風力発電は、低周波での害とか、環境破壊が問題になって、

結局、デンマーク風力発電に頼りすぎたのを後悔している。


しかし、風力利権に絡んだ連中は

風力発電はすばらしい!」といい続けるわけだよ。

デンマーク風力発電大本営様の言うとおりにした結果だよ。

結局、自然エネルギーにも利権がある。


電力確保は、安全に供給できるものを採用すればいい。

原発も、トリウム原発をもっと改善したら、

遥かに安全な原発ができる。


風力発電危険性を無視した、風力利権大本営に騙されている奴って、

何で、原発利権を批判できる資格があるの?


自然エネルギー利権も考えないで、原発利権ばかり言ってる奴らって

大本営にすぐに騙される墳飯もののバカだな。

そういう奴らって、風力発電だらけに日本がなったら、

その時には、風力発電利権から発せられた嘘に騙されている

ことに気付いて、「よくも、風力発電危険性を隠蔽したな!」

とか言い出すんだろ。


少しは、学べよ。

原発利権も、風力利権もあるわけだよ。

そういうのを比較して検証するところに、知性があるんだよ。

まぁ、昨今の感情的原発利権批判の連中の耳には、届かないわけだが。

2011-04-12

http://anond.hatelabo.jp/20110412205032

放射性物質っていうのは崩壊して熱が出る

例えばウランだったら、まずアルファ崩壊してトリウムになって、ベータ崩壊してプロトアクチニウムになって、以下略

で、ウラン235中性子をぶつけて核分裂反応をさせるとセシウムとかヨウ素とかができるんだが核分裂反応は連鎖反応が可能で、その連鎖反応が持続する状態が臨界

…で合ってるのかな

2010-11-15

http://anond.hatelabo.jp/20101115154324

トリュームって表記気持ち悪いな。なぜ普通にトリウムと書かないのか。

…と思ったけど元記事書いた人は相当高齢みたいだし、田舎のお婆ちゃんがコーラのことコーラーって言うようなもんか。

2009-03-25

え?書いたん昨日やで?

>http://anond.hatelabo.jp/20090325010747

気にすること、無いんちゃう?さらにゆうたら、俺の反応が遅かったんやで。あんたのせいちゃうで。どうや、罵倒でない反応があった気分は。楽しいか?楽しかったら良かったわ。人生、楽しなかったらアカン。

んでな、昨日の続きやけどな、なんやエラいこと解りにくうなったな、あんたの書いてる事。なんや、こうごちゃごちゃっとしてきてな、何が言いたいんか解り難いわ。せやから、ある程度予測で書くで。そいでな、俺はあんたの文は引用しいひんでな。堪忍やで。

まず、命令書の件やな。これが解らんなぁ。w 一番バッターアウトかいな。で、どやねん。被害者の総数推計の600万人、しか知らんのか知ってんのにトボケてんのか。その辺はハッキリさせようや。おっちゃんもな、オボコやないねん。否定論振り回すアンちゃんとはよう話してんねんや。色々な策ひねってきよんねん。かなんやろ?せやから疑り深こうはなっとるねや、な。あんたを安心さす為に、先にネタばらしはしとくわ。被害者総数もな、600万人説以外にも色々あんねん。いっちゃん有名なんはヒルバーグ、ちゅう学者さんの説やな。他にもギルバートベンツちゅう人もいてる。みんな結構、細こう出してはんで。国別とかな。詳細に出てるやろ?他にもな、前に書いたヴァンセー会議の件なんかもそうや。結構進んでる思うで?なんで進んでへん、思うてんのか、解らんなぁ。

ガス殺中止命令の件、知らんかったんか。そら難儀やなぁ。いや、実際はな、1年ちゃうよ。「ほど」て書いたやろ?おっちゃんも本片手に書いてるわけちゃうからな、正確さには欠けるでな。要注意や。んで、ガス殺はそんな何年もやってないよ、ホンマのとこ。よういうクレマトリウムの稼動時期なんか何年も無いんちゃうか。それ以前のとたしてもどうなんやろなぁ。そんな無い思うで、実際んとこ。

いうたらな、ガス殺てホロコーストの主役でも無いねん。割と脇役やねん。覚えといてや。

なんや、チクロンは知ってんのかいなビックリするわ。あんた、なんでか知らんけど、知識がちょっと歪んでんで。その話はプレサックちゅう人が書いてはった件やな。エライ細かい話やな。全体は知らんのに細かい話は知ってるちゅうことか。みょうな話やでホンマ。wプレサック読んだんやったら知ってるやろ、その顛末。いわゆる政治的、ちゅうやっちゃな。今も昔も役人のやる事は一緒やな。嫌な話や。

ん?ユダヤ人医師なんておれへんで?収容者(罪人ちゃうんやから囚人はやめようや)にめんどうみさしてただけやろ?まぁ、フランクルは医師免許持ってたみたいやけどな。病院の実情はレイヴィー読んで見たらよろし。寝とっただけやで、アレ。wレイヴィー自身も病院に入るちゅう事は殺されるちゅう事やと思うてた節はある。実際は死なんかったけど。彼の知り合いはだーれもいてなかった。

売春宿は収容者の為、ちゅう訳やないんやけどな。誰もが入れたわけや無い、ちゅうのも知ってるんやろ?アレはカポて呼ばれた一部の人ら用の施設やーちゅうことになっとる。詳しくはわかっとらんのや。なんせ証言者もおれへん状況やでな。んで売春宿も知ってるんか。なんやそれ。w

労働収容所絶滅収容所の話な、あんた答えいうてるやん、自分で。wせや、戦況が悪なって新しい収容者が増えへんなったら使えんヤツ直して使え、てことや。あんな、ガス室で死んだ人ちゅうのは収容されへんかった人が多い、ちゅうのも知ってるんやろ?違うか?ほんでな、ヴァンセー会議メモ、見てみいや。何て書いてある。労働させて死んだらしゃあないな、てなってるやろ。その通りにやってはるんや。最初からコロシたるわぁ、いうて無いんやな。財政圧迫せんくらいに生かしといて、死んだら知らんてな感じや。解るか?んで、労働もできひんようなヤツは収容せんかったんやな。その手前で始末して。んでこの考えちゅうか政策はな14f13ちゅうてなT4作戦から繋がってるねん。知ってるやろ?T4作戦。これ、ホロコーストと切り離して話するヤツおるけどな、おっちゃんはチガウ思うで。w

なんや、子供か。子供はいてた思うよー。実験用とか、ロマの子供とか。女性も収容されてたんやで、知ってるんやろ?子供生まれたケースもあるでー。すぐに殺されたらしいけどな。ちなみに子供生まれたて話とすぐ殺されたて話は、同じ女性の証言から出たお話や。否定論では生まれたて話だけしか取り上げへんけどな。w

後は細かいお話やな。ガス殺が加害者にも危険やー、とかなんとか。もうええわ、て感じやおっちゃんは。漏れたらどうのー爆発がどうのーやろ?知ってんねん、もう。w後な、教えといたる。皮膚吸収で死んでまう、ちゅう話もあるんや。後な、蒸発温度にナランちゅう話とかな、まだあんで。焼却炉の話もあんねん。燃やされへん、とか骨はどないしたんやーとか。

んでな、最初に話は戻んねんけど、「本読めやー!」て言われんのはな、知らんで語ってるからや思うで。俺が話ししてても、にいちゃんの話、歪んでんもん。なんや、よう解らん所にムリクリ否定論括りつけたようになってんで?一遍な、キチン歴史の本読んだほうがエエとオレも思うよぉ。それを信じろ、言うてんのとちゃうで。否定する相手を正しく知らんのにキッチリ否定はできひんやろ?て言うてんねやぁ。

んで、だーれも相手してくれへんのはそのあたりを見抜かれてんねや、と思うで。いや、マジで

2008-08-08

漏れ放射能の総計は、ラドン温泉リットル

米原潜:放射能漏れは2年間続く その間日本に11回寄港

http://mainichi.jp/select/today/news/20080808k0000m040116000c.html

問題が無いっていう比較としては、面白と所を引っ張ってきたと思うが

冷却水の中の主要核種とトリウム系列を一緒に考えていい物かどうか、教えてエライ

2007-05-28

http://anond.hatelabo.jp/20070528225102

そうだね、オリハルコンかミスリルかヒヒイロカネダマスカス鋼(伝説の方)かヱルトリウムにちがいないよ!(もしくは中の人が鉄郎)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%B6%E7%A9%BA%E3%81%AE%E9%87%91%E5%B1%9E%E4%B8%80%E8%A6%A7

ちなみにあんまし知らないギャラリーの人向けにヲタ知識(とゆーか金属に関しては学生の時に学んだ半端な知識だけどさ)を押し付けると「超合金おもちゃの方)」は亜鉛の合金でありとてもありふれた材料です。しかし、強度はたいした事無いがすばらしく加工しやすく安価な点をもって「超」ぐらいつけてやっても良いかもしれません。(だからおもちゃに使われているわけ)「超合金スーパーロイ)」は高熱などの極限状況で使われる合金のこと。たとえばこんな。 http://www.jst.go.jp/pr/announce/20060407/index.html

そもそも最初のネジがなんでゲラゲラ笑うぐらい高く感じるかというと、そもそもタッピングビスってのはやる気の無い固定方法なわけ。ネジを切りながら素材に噛んでいくわけだから、締結の強度はネジ側じゃなくてねじられちゃう素材の側に依存しちゃう。つまりあんま強度要らない。またビスで削れちゃうぐらいの柔らかい素材が相手だから、(締結の力として相手の素材の復元力をあてにしている部分があるので)必ずしも加工精度が高くなくても良い。強度要らなくて精度低くて良いものは、基本的に作るのが楽。(さらにいうと折角ネジなのに取り外せない時点でやる気が無い。2度目の固定は1度目に比べて弱くなるので、つけたりはずしたりする場所には使えない。接着剤と併用とかがよいね)

この手のちっこい部品ってのは、素材の加工難度でほぼ価格が決まっちゃいます。あと大量生産できない一品物なら職人さんが手で削るしか無いので、高くつきます。たぶん最悪に近いのが、硬くてもろいチタンとかタングステン

で、例えばタングステンなんだけど、それにしても高い。えーと例えば受注生産に近いクラスソフトチップダーツが1セット3本入りで1万5千円から2万円ぐらいなのね。日本製で。いわゆるぼってる価格で。ネジ2箇所きって複雑な刻みも入れて、やっとひとつ5千円。(ちょっと探したらチタン合金のタッピングビスは5本セットで1200円ぐらいで楽天で売ってた。)

で、今回のタッピングビス。

  • タッピングビスに強度とか精度を要求して価格を上げてるとしたら、それを必要とする設計の時点で間違ってる。
  • 強度が必要だったとして、汎用品じゃないサイズのものを使っていないと価格は上がらないが、それを必要とする設計の時点で間違ってる。
  • 百歩譲ってオーディオだからビスの固定先と含めて制振構造にするために特殊なネジを設計して使っているとしたら…中にダンパでも入ってんのか?ネジにその機能を持たせようとした時点で間違ってる。

笑うしかないなあ。

 
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