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2024-11-21

anond:20241121175257

相互ブロックよかったね(それ以後ちょっかいだしていないという証明ができますね)

・それでもこじれてるということはお前の取り巻きなりすましか、相手のそれがおってなんやら暗躍してたのでは。

自分の見聞きした範囲だと「あなたブロックした元増田さん今日こういってましたけど絶対あなたのことだとおもいます」とかいちいち告げ口するやつおる)

・いちおうブロックした際に「周りはかんけえねえから、おおごとにするなよ。したら通報する」みたいなのいっとくのもわりと有効

・単に民度問題もあるとおもうから近寄らない、ひどければ公式通報念頭にいれるが吉

・まあ相互ブロックなら一応よかったね()

2024-11-18

兵庫県知事選挙で、またも透明化される民意について

まず最初に、兵庫県知事選の結果を見て欲しい。

齋藤元彦 1,113,911 (45.2%)

稲村和美 976,637 (39.6%)

( NHK選挙報道より https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241117/k10014640801000.html )

どちらが勝ってもきっとそうなるだろうなと思ったので、強く強く強調しておきたいのだが、兵庫県民がパワハラを良しとしたわけではないし、県民県庁職員の命を軽んじているわけではない。

逆に言えば、もしも稲村和美が選ばれていたとしても、パワハラが許されない県民性だ、と言うこともできなかった。

これは右派左派わず、まず念頭において欲しい。ブコメをする際にも一瞬だけ書き込む手を止めて考えて欲しい。

97万人もの人間投票したうちの39.6%の人間意思無視した発言になってないか

兵庫県で起きていたこと(前半戦)

自分の身の周りで起きていたことを記しておこうと思う。

当初は、いわゆる通常の選挙様相を呈していた。

組織票無党派とは言え党派性での応援対立候補

いわゆる、従来の選挙として、前半は以下のような感じだった。

自民党大敗記憶に新しいが、小選挙区自民党の内紛が起きていたところが概ね負けていたことを思い出すと、清水貴之立候補表明あたりで少し不穏さを感じていたと思う。

ただ、良くも悪くもテレビ新聞マスメディアでは、齋藤が再出馬するとは、という論調であった。

そもそもで言えば、県議会が(維新も含めて)全会一致で県知事不信任決議をする、というのが異例だった。

民意と言えば聞こえは良いが、マスメディア報道を受けて支持母体から圧力が日々増しており、かかる火の粉を振り払った結果、というところだろう。

兵庫県で起きていたこと(後半戦)

立花孝志を中心とした、従来にない選挙戦の様相を呈してきた。

事ここに至って、齋藤元彦が県知事失職以前に取っていた言動が、功を奏していた。

齋藤元彦は、「公益通報に該当するとは思っていない」や「瑕疵はない」と述べており、発言一貫性があった。(端的に言えば過ちを認めて謝罪していない)

告発文書が7つの項目からなっているのであれば、本来マスメディアは、それぞれについて裏を取り、特に知事選挙や政治資金パーティーでの違法行為を追求すべきであった。

失職に至る経緯である告発文書報道が、主に理解やす視聴率を稼ぎやすパワハラとおねだりに集中していた点が、事態悪化させていた。

ハッキリとここで書いてしまえば、齋藤元彦の選挙戦略は至極全うである

街頭演説では、おおむね、前知事井戸敏三県政の無駄遣いの批判自身の県政でのお金の使い方(高校への投資企業との連携)の話、未来ある子供たちへの投資の重視などが語られている。

そもそもの前回の知事選挙でも、トップダウン式の井戸県政を嫌ったと評されるが、基本的には自民党分裂選挙であり、自民党の内紛と勢いのある維新への合流が生んだ結果と言うこともできる。

まり、現職なのでそもそも地盤はしっかりとあり、井戸敏三県政から路線変更を行って財政再建を行っていて、元々市町村とは折り合いが悪い、という点までは織り込み済みの状況である

マスメディア側に誤算があったとすれば、「パワハラぐらいみんなやってるだろ」とか「あの程度のおねだりは役得じゃないの」という市民の声がカメラの前で拾えるはずがない、という至極当然の目線を忘れていたからだと言える。

トップダウン井戸県政を嫌ったはずの齋藤県政で、強引とも言える市町への予算縮減などをもっとフォーカスして解説すべきだったと思う。

ハッキリ言えば、共産党以下は泡まつ候補である

逆に言えば、稲村と清水との分裂選挙と言える状況で、稲村和美陣営には手抜かりがあったと言われても仕方がない。

一本化を図ろうとした市町の連帯を示す文書は、明らかに遅かったし、清水貴之への根回しも済んでいるようには見えなかった。

兵庫県でおきていたこと(マスメディア

マスメディアによる齋藤元彦おろし成功している。通常こうした場合、再出馬や再選はあまり現実感が無い。

そのため、マスメディア側のいわゆる醜聞を集める準備期間がほぼなかった点がある。

また、全国的にも良く知られているが、関西圏維新に対しては通常親和的報道が行われる。

齋藤元彦は、前回の兵庫県知事時代に、自民党日本維新の会共闘して県政を行っていた。

マスメディアとして、及び腰になっていたのではないかという点は、指摘できると思う。

また、醜聞、いわゆるゴシップとして視聴率を稼ぎやすネタが、齋藤元彦を利するものであった点も報道が少ない理由の一つと言える。

(もしも前知事時代女性関係醜聞があれば、こぞって報道されていたであろうことは想像に難くない)

兵庫県以外でおきていたこと(SNS

デマ醜聞荒らしであり、聞くに堪えず、見るに堪えない。

しかし、コメント欄などを見ると、メディアに騙されていた、齋藤元彦を応援しますという声は少なからずあり、影響が無かったとは言えない。

また、街頭演説に限って観てみるとわかるが、明らかにトレーニングを受けた演説慣れした者と、あまり演説しなれていない者とハッキリわかれる。是非聞き比べて欲しい。

兵庫県知事選挙でおきていたこと(対立候補、対齋藤元彦陣営

いわば本音と建て前の、建前の部分で、各自失策している。

出直し選挙民意を問うでべきであるという逃げを打った県議会マスメディアは、再出馬されてしまった場合に、取りうる手段が無い。

現に、今回民意を反映して(少なくとも当選する程度の民意は得ている)知事に返り咲いた為、県議会は筋論としては協力せざるを得ない。

また、あまり話題になっていないが、辞任と失職では県知事任期に差があり、失職後に出直し選挙当選しているので、任期リセットされており、ここから4年の任期となる。

今後、兵庫県で起きること

恐らく、齋藤元彦兵庫県知事の元、今後も市町とは揉めながら県政を行っていくと思われる。

文書問題調査特別委員会通称百条委員会)については、粛々と聞き取り調査が進めらると思うが、おそらく公益通報には該当しない、パワーハラスメントに該当する行為はあった、給与自主返納あたりで手打ちになると思う。

これはあくまでも一般論だが、刺すべきタイミングで的確に刺せないと、政治ではうまくことが運ぶことは無い。

兵庫県警が公益通報として受け取らざるを得ない内容、厚生労働省調査せざるを得ない内容、法務省調査せざるを得ない内容として、それぞれピンポイント匿名通報し、マスメディアにも流した場合、結果は違ったように思う。

五百籏頭氏が傑物であったことに異論は無く、執務中の急性大動脈解離については痛ましいとしか言いようがなく、それがストレスを起因としたものであったかもしれないが、それを知事問題とするには飛躍が過ぎる。

繰り返しになるが、稲村和美へと票を投じた97万人がいたことを忘れてはいけない。ほぼ、齋藤元彦では無い人物というワンイシューで集まった票がこれほどの規模だったことを忘れずに話をして欲しいと思う。

雑感

立花孝志の選挙戦略が当たったのではないかという話があったが、そもそもで言うと県議会が推す候補が一本化できていない(稲村と清水に分かれていた)点に問題があった。

単純な算数だが、対立候補が稲村和美(と共産党)だけだった場合当選していたのは稲村和美であった。

また、簡単に辞職を迫りすぎていた点にも問題があった。

県知事任期は4年であり、第53代兵庫県知事齋藤元彦は、2021年8月1日付に県知事になったので、ほうっておいても2025年7月末には任期を迎えた。

文書問題調査特別委員会が設置されたのであれば、この調査結果を待ってから辞職を迫るのが筋であった。

マスメディアの大変良くない点だと常々思っているが、加熱した報道で辞職を迫るのはいい加減どうにかならないか。それは報道では無く扇動である。また辞職は罪を償う手段ではない。

齋藤元彦が、井戸敏三県政を嫌っていることは外部からもうかがい知ることが出来るし、法律上はどうあれいわゆるパワハラ日常的に行っていたであろうことも百条委アンケート結果からは伺い知ることが出来る。

ただ、それを告発する為にとった手法公益通報に該当するのか、内容が真実だったとして法律上の罪に問われるものなのかは、また別の問題である

そういう、法律上はどうあれ報道され一部でも事実があり実害が出たのであれば責任を取って辞めるべきだという、マスコミを利用した政治手法が、うまくいかなくなった結果だと考えている。

(贔屓目に見ても怪文書しか言いようのないあの告発文書でここまでの騒動になるのだから、実情はさらに酷いのだろうと思うが、それは司法飛ばし私刑を行って良い理由にはならない)

蛇足

風向きで辞任を迫ったり、風向きでついたり離れたりしていると、触れるメディアから情報で同様に風向きが変わるのは当たり前だろう。

返す返すも、百条委の結果を待って、結論が出てから辞任を迫っていれば違っていたように思う。

パワハラ認定がなされたあとの再選と、パワハラ疑いの再選は大きな隔たりがある。

パワーハラスメントは、録音録画を行えば証明できるような単純なものでは無い。うっかりパワハラではないとされた時に、職も信用も失う危険行為なのだ

そして、パワハラを行う人間は、誰がやったかからないような不特定多数がいるような場所パワハラをしない。通常、パワハラは録音データ漏れしまえば即特定されるのだ。

そして、日本マスメディアには信用が無い。暴露は得意だが保護は不得意だ。

そうすると、パワハラ日常的に行われるのに、職を失いたくないから何の証拠も出てこないという状況が容易に起こりうる。

立花孝志の選挙戦略は、その点をピンポイントで突いたものだ。

従来のマスコミゴシップと同様の効果を、ほぼ単独で行えた点にこそ、大きな価値が出てしまった。

ただ、逆に言えば、事実に基づき、政策判断してほしいというような選挙戦略には、付け入る隙は無い。

やはり、そろそろマスメディア私刑として機能し、首長を叩き辞任させようとする傾向は慎むべきなのだと思う。

辞任以外の落としどころを作らない限り、また同様のメディアスクラムが起きた時に、立花孝志はおそらく違う手法で望んだ結果を得るだろうと思う。

実際の所、流れた情報の何が本当で、何がデマなのかは誰にも判断できず、なにが正しいのか理解できている人はほぼいないと思われます

とにもかくにも、立花氏の戦略が、今の時代を的確に捉えており、柔軟に対応できたことが大きいと思われます

従来の選挙戦略では到底太刀打ちができない、新しい選挙のやり方が生まれてきたなという感想です。

私にも見えてない部分が多くありますので、他の方の分析も知りたいです。

https://anond.hatelabo.jp/20241118092831

2024-11-15

anond:20241115094543

それなあ、ガチで考えだすと結構面倒くさいんだよ。

正義暴走」をしないことが、そんなに偉いのか? という。

 

例えば、たぶんお前は、草津デマ流した女議員に憤ったりするし、デマに踊らされて「正義暴走」をした奴らへの批判念頭にあると思うが。

ほなら、こんどはそのデマ議員自身へのバッシングが今はインターネットに広まっていて、これは「正義暴走」じゃあないんかい? というね。

 

正義暴走」を完全に世の中から根絶できたとしたら

デマ議員はいまよりもずっとのうのうとして、被害者面を責められることもないまま、普通に暮らしていたどころかインターネット継続的な発信を行っていたと思うんですが、それのほうがいいですか? という。 

2024-11-10

ブクマカでっち上げデマ概念大学生協における書籍割引販売の「趣旨に反する」について

[B! 大学] 東京電機大学生、生協で取り寄せたらどんな本も1割引きになると凌辱物のエロ漫画を購入→大学「学内で調査を行っております。調査後、大学として厳重に対処いたします。」

いちいち引用しないが、事実を誤認した大量のゴミブコメトップに並んでいる。

生協エロ本を買うのは制度悪用であり、お目こぼしがなくなりルール厳格化を招く」? 全くのデマである

目次 兼 要約

  1. 一般書店で本を値下げできないことこそ、独禁法の「趣旨に反する」歪な既得権益であり、「お目こぼし」されているのが現状である
  2. エロ本を割引するなんてズルい!」こそ、「お目こぼしを良いことにイキる」行為のものである
  3. 大学生協書籍を割引できるのは学業支援目的ゆえではなく、組合員奉仕することを目的とする生活協同組合からである
  4. 大学生協書籍を一律で割引くのは、組合員たる大学教員/職員/大学生の総意に基づくものである
  5. 大量のバカブコメは、大学生による「生協ではエロ本も割引!」啓蒙活動の意義を逆説的に示している

一般書店で本を値下げできないことこそ、独禁法の「趣旨に反する」歪な既得権益であり、「お目こぼし」されているのが現状である

書店でなぜ原則本を値下げできないのかというと、日本には「再販制度」、製造である出版社が決定する定価を書店は変えてはならない、という業界慣行があるからだ。

だが、この形態取引方法は、独占禁止法において明示的に禁止されている。

二条⑨ この法律において「不公正な取引方法」とは、次の各号のいずれかに該当する行為をいう。

 四 自己供給する商品を購入する相手方に、正当な理由がないのに、次のいずれかに掲げる拘束の条件を付けて、当該商品供給すること。

  イ 相手方に対しその販売する当該商品販売価格を定めてこれを維持させることその他相手方の当該商品販売価格自由な決定を拘束すること。

  ロ 相手方販売する当該商品を購入する事業者の当該商品販売価格を定めて相手方をして当該事業者にこれを維持させることその他相手方をして当該事業者の当該商品販売価格自由な決定を拘束させること。

我々の生きる資本主義社会というのは、市場での公正で自由競争大原則とするものであって、価格決定権は小売業者が持つべものである価格統制を行い、小売業者同士の競争禁止するなぞ以ての外である

このような掟破り行為出版業界でおおっぴらに行われているのは、独禁法23条4項に、著作物の発行事業者による正当な行為であれば、独禁法適用しないという例外が定められているからだ。

なぜこのような特権が認められているのか? 独禁法教科書を開いてみよう。

著作物に係る法定再販制度趣旨は,必ずしも明らかではないが,戦前から定価販売慣行を追認したものとされている。また,著作物の種類ごとに,例えば,新聞については戸別配達の維持,書籍雑誌については多様な出版物の発売や書店での展示販売の確保といった説明が後付け的になされているが,再販行為必要性とは必ずしもつながらないと思われる。(『条文から学ぶ独占禁止法 第3版』p271)

趣旨は必ずしも明らかでない」「戦前から定価販売慣行を追認したもの」「説明が後付的になされているが、再販行為必要性とは必ずしもつながらない」なかなかボロクソな書きぶりではないか

当然「商慣習の追認」なる貧弱な理由で、大原則を曲げていいはずがない。再販制度廃止の動きはこれまでも何度もあった。今もなお現存しているのは、廃止の動きがあるたびに既得権益を守りたい新聞業界が大々的に抗議キャンペーンを行い揉めに揉めたかである政治的駆け引きの末の「お目こぼし」によって成り立っている制度なのだ

エロ本を割引するなんてズルい!」こそ、「お目こぼしを良いことにイキる」行為のものである

新聞業界という第四の権力がバックにある以上、既得権益廃止するのは難しい。されど、お目こぼしをいいことに既得権益を拡大しようとする、出版業界のイキり行為には公正取引委員会は否を突きつけ続けてきた。

この1つの例が2004年ポイントサービス禁止論争である

1990年代を通して喧喧諤諤の大戦争となった再販制度廃止論争は、2001年公正取引委員会による「当面再販制度を存置するのが妥当」という停戦宣言により一応の終結を迎えた。

事実上の勝利にイキった出版業界が次に目をつけたのがポイントサービス禁止である

かに再販価格維持契約定価販売義務付けても、ポイント還元がOKであるならば、事実上値引きと言っていい。「本はどの本屋でも同じ価格」というカルテルを侵す存在であり、再販制度に当面のお墨付きを得た出版業界禁止を目指すのは当然の成り行きであった。

されど原理原則に戻れば、現状の再販制度さえ、政治的判断による苦渋の決断として認められているにすぎないのである

出版業界の舐めた振る舞いに激怒した公正取引委員会は、ポイントサービス禁止運動を行う業界団体に対し、「事業者団体による共同行為禁止する」独占禁止法第8条違反を宣告。

結果、業界団体会長責任をとって辞任、クビを差し出して詫びる羽目になった。

ポイントサービス禁止論争で争点となったのは、1%程度のごく低率のポイントサービスであったが、

現在では、アマゾンヨドバシなどの大手通サイトを見れば、条件付きではあれど12%ポイント還元だとか10%ポイント還元だとか、大幅な値引きを行っている。再販価格維持契約?なにそれおいしいの?の域である

しか再販制度自体お目こぼし例外である以上は、再度「ズルいからやめろ」とヤブをつついて蛇を出したくないというのが業界の考えだろう。

再び公正取引委員会逆鱗に触れ、今度はアマゾン政治力を背後に一気に再販制度廃止まで持っていかれるかもしれないのである

この事例からわかるように「イキり行為」に気をつけなければいけないのは消費者である大学生ではなく、売り手である出版業界側であって、ブクマカ認識はまったくあべこべなのだ

大学生協書籍を割引できるのは学業支援目的ゆえではなく、組合員奉仕することを目的とする生活協同組合からである

ここまで述べた再販制度の縛りを、大学生協は負っていない。これは独禁法23条5項が生協例外例外の1つとして指定しているかである

まり書籍例外として再販価格を拘束する契約を結んでよいが、その例外として生協には通常の取引と同様に、再販価格の拘束契約を結んではならないということである

ブクマカ勝手でっち上げていう「学業目的の特例」とかそんなものではない。実際、書籍の割引は一般生活協同組合(例えばコープこうべ)でもおこなわれていることだ。

ではなぜ、例外例外が設けられたのか?

再販制度という大本例外が設けられた理由再確認すると「商慣習の追認」が定説である。ただこの理屈では再販制度生協のみならずすべての事業者において廃止すべきという結論しか導かれない()。

なので百歩譲って少数説である出版業界ポジショントークを参照すると、再販制度なしには、書店理念を見失い利益至上主義に陥り売れ筋の俗悪本のみが蔓延世界になるから、らしい。

しかしこの捏ねくりだ出した理屈ですら生活協同組合適応することはできない。生協は、利益目的としない消費者うしの相互共助団体であるからである

利益の追求のために消費者不利益を与える行為法律禁止されており、また組合員が持つ平等議決権及び選挙権によって効果的に阻止される。再販制度容認などという副作用の大きな例外を認めるだけの意義はどうあがいても見出すことができない。

大学生協書籍を一律で割引くのは、組合員たる大学教員/職員/大学生の総意に基づくものである

前節では、大学生協書籍が割引が「可能である理由を述べたが、愚かなブクマカは「大学生協学生学業支援するためにあるのだから制度可能であってもエロ本については割り引くべきではない」などと言うかもしれない。

可能であること」と「やること」は違うそれは正しい。

しか大学生協目的なぞをでっちあげたいならば、まず定款を見るべきだ。

第1条 この消費生活協同組合(以下「組合」という。)は、協同互助精神に基づき、組合員生活文化的経済的改善向上を図ることを目的とする。

事業

第3条 この組合は、第1条の目的を達成するため、次の事業を行う。

(1)組合員生活必要物資を購入し、これに加工し又は生産して組組合員生活必要物資を購入し、これに加工し又は生産して組合員供給する事業合員に供給する事業

(2)組合員生活有用協同施設を設置し、組合員に利用させる事業

(3)組合員生活改善及び文化の向上を図る事業

(4)組合員生活共済を図る事業

(5)組合員及び組合従業員組合事業に関する知識の向上を図る事業

(6)組合員のための旅行業法に基づく旅行業に関する事業

(7)前各号の事業に附帯する事業

どこに学業支援なる文字列があるのであろうか。

というか名は体を表すというように、大学生協とは生活、「大学に属するすべての人つまり大学生/大学職員/教職員生活」を共助する団体である役割学業に限られない、当然娯楽を提供することも含まれるのである

書籍の割引販売は、それが教科書であろうと、学術書であろうと、コミックであろうと、エロ本であろうと

(3)組合員生活改善及び文化の向上を図る事業

に一律で含まれるであろう。

追記id:worris 氏のブコメより、誤りの指摘があった。書籍は第3条第1号「組合員生活必要物資である。つまるところ、生協の言う「生活必要物資」とは日常用語生活必需品より広い概念であり、娯楽を含むのだろう。論旨の変更は必要ない。)

もちろん、娯楽の提供大学生協役割に含まれると言っても、程度問題存在する。

生協資金力にも労働力にも限界存在するのだから、何にリソースを投じれば「組合員生活改善及び文化の向上」を達成できるか、取捨選択必要になる。

決めるのは、一人ひとり議決権あるいは選挙権を持つ、組合員である

ブクマカは「イキるとお上のお怒りを買うぞ」という論調であるので、決定権が生協のおえらいさんとか大学経営陣とかにあるように勘違いしているように見受けられるのだが、事実は全くの逆なのだ

組合員自治原則念頭に置いた上で、なぜ本が一律割引されるのかを考えてみよう。

大学生とは多くの人にとって人生で一番本を読む時期である。これは今年『何故働いていると本が読めなくなるのか』という新書ベストセラーになったことでもわかることである

大学教員もまた大量に本を購入する。

そして生協再販価格拘束契約で縛ることのできない例外的な存在として、彼ら組合員独自価値提供できる。

そう考えると書籍の一律割引販売で、組合員合意がまとまるのは、ごく自然なりゆきである

仮に「娯楽本は除外」とか「教科書のみ割引」とかい制度になったならば、利益を得る層が組合員の中で偏ってしまう。みんながWin-Winになる制度こそが、民主主義的な議論で選ばれるものである

ただし、ここ最近若者の「紙の本離れ」が叫ばれて久しい。

紙の本をほとんど買わない組合員からすれば、事業資金は「書籍10%引きで売る」ことより「生協食堂メニューを1品増やす」方に費やしてほしいことだろう。

学術書読んでる同級生応援したいけど、エロ本はな……」と彼らの票が離れることは、あり得る展開ではあるかもしれない。

しかエロ本を割引販売することで、大学生協は何ら損をしていないことにも留意必要である。むしろ大学生協は新たな顧客層を開拓することで利益を得て、他の事業投資可能資金を増やしたと言える。

「割引率が10%であるべきか5%であるべきか」は難しい経営判断であり組合員間での真摯議論が求められるところであるが、割引中止とか販売停止とかになると誰のトクにもならない論上に上げるまでもない愚論なのだ

なお大学生協に客を取られなければ、定価でエロ本を1冊売ることができたであろう一般書店は損をしたといえるが、再販制度というお目こぼしに守られているものが「ズルイ!」なんて言える立場にないことは先に述べたとおりだ。

大量のバカブコメは、大学生による「生協ではエロ本も割引!」啓蒙活動の意義を逆説的に示している

大学生の行為を「バカッター」とか「バイトテロに等しい」だとか意気揚々名誉毀損行為を行うブクマカたちは、

実際は、自分たちがこそが大学生協役割勝手でっち上げたイキりバカブクマカであり、はてなというプラットフォーム名誉を大いに傷つけるブコメテロであることを認め、真摯謝罪すべきである

そして、大学生協役割学業目的だと誤解する人がここまで多いという事実は、「生協ではどんな本でも割引される」ということを声高く啓蒙する意義を証明している。

ルールを正しく理解する人が多ければ多いほど、組合員生活費を節約し、生協の売上は増え、サービスの質は向上するのだから

2024-11-07

TRPGやってて思ったこ

まじでこれは個人意見で書いてる。ので、そこを念頭よろしく頼む。

私はTRPGとはいえクトゥルフ神話TRPGを楽しんでるタイプヲタクなんだが、どこにも吐けなくてここに棄てる。

よし。

普通にゲームしたいだけなんだけどやたらめったら通るシナリオが長時間だわ作者ヤバって思うような構成だわ、同卓者がとんでもないわで魔境かよって思ってる。特に大人気有名シナリオ

作者が有名だか通ってる人が多いと行ってみたくなんのよ。いやだって面白いんだろうなって思うから。んで通ってみたら関係事故シナリオがとんでもねーぶん投げだかでえぇ!?ってなる。これが多くて困る。私が我慢するかスルーすればいいんだけども。

んでシナリオ時間だと日程無限調整編が始まる。おいおいおい何月空けとけ言ったのになんで他卓入れてんだよ!というか予備日って言ってんのにその日に別の卓いれるなよ!とかが起こる。なんでだ?日本語通じてないのかもしれない。

生き急いでる人間が多いなってのと、あとシナリオ作者はこれどういう神経で書いたんだろってなる時がある。注意書き見てるよちゃんと。読んでて事故からなんだ?唐突トラックに撥ねられた気分になるわ。

その作者の描写が駄目なんだろうな。あとはなんかこう、NPCしゃしゃりすぎて萎える。

プレイスタイルあってないシナリオなだけだろうからこの人のシナリオは通らんってやってるけど、もはやこう、俺の創作キャラ見てくれ!!!みたいなの多すぎんか?かなり前から言われてるから今更だけど。

これって他のTRPGスタイルでも起こるもんなのか教えて欲しい。シノビガミとかダブルクロスとかなんでもいい。他のTRPGってここら辺どんな感じ?詳しい人よろしく頼む。

追記

ビガミとダブクロについて教えてくれた人ありがとうございます

クトゥルフで6時間くらいは割と普通だなとは思うんですけど30時間想定とかなんかびっくりする数字ごろごろあって他も…?となってました。

感謝

2024-11-06

成人済オタク精神年齢が低い理由考察

成人済み、それも20代後半以上のオタクははっきり言って精神年齢が低いと言わざるを得ない。私の周りにいるいい歳したオタク達はほぼすべからくそうだし、オタク せ くらいまで打てばサジェスト精神年齢 低い などと出てくる(オタクについてこれといって調べたこともなければ、精神年齢とは全く関係ないことを検索しようとしていたため、このサジェスト恣意的ものではない)。

ももうすぐ就職する立派な成人済みオタクであるが、自分を含め何故成人済みのオタク精神年齢が低いのかについて一度真面目に考えてみたい。

アニメの見すぎで精神的鍛錬を行う機会を逃した

オタクと言うと、運動部に入ることも無く、大学でもサークル活動を行わず社会に出てからも人とあまり関わらないという人がボリュームゾーンなのではなかろうか。(私は一応大学までずっと体育会系部活動に入っていたためか、この点においてはステレオタイプオタクより社会迎合する術を知っているような気がする)

共通目標に向かって仲間とある程度苦しい鍛錬を積んだり、その過程で仲間のうちの数人とより深い人間関係を築いたりする。そういった精神的鍛錬の機会を逸してきたツケが成人済オタクに回ってきているのではないだろうか。

もちろん文化系部活動帰宅部でも勉学に励んでいた人はある程度精神的な鍛錬を積めたかもしれない。しか高校卒業してから成人、20代後半になるまでの、これまでと比較して追い立てられるような物事のない期間、恋愛をしたり仕事に打ち込んだりしていた人間と、アニメだけ見て自己研鑽に励まなかった人間との差はじわじわと広がっていく。そもそも我々がアニメを消費している間、一般人が何もせずなんの学びも得ずにいる訳がないのだ。

創作物から得られる教訓の質に限界がある

小学生、あるいは中学生くらいまで、オタクとはむしろ精神的に大人びているという評価を受けがちなものではなかったか

アニメとは、10代〜20代前半あたりをターゲットに作られるものが大半だ。今はオッサン向けのなろうアニメなんかが増えているが、少なくとも10年ほど前まではそうだったはずである

やや歳上をターゲットに作られた創作物。もちろんターゲットの年齢層に合った教訓が得られたり、葛藤に寄り添ってくれたりする。背伸びした内容を日夜浴び、それらについて考えを巡らせる。必然的精神年齢ターゲットとされている層くらいまで引き上げられるはずである。これが前述の大人びているという評価に繋がるのだろう。

しかアニメの内容は、一定レベル帯に留まっている。ターゲット層の10代~20代前半にとって高度過ぎる内容ではウケないからだ。

それをターゲットから外れた高齢者が延々と擦ったところで、新しい学びが得られようはずもない。

もちろん年代を超えて学びを得られる名作も存在するにはするが、そういったコンテンツから年相応の学びを得るためにはある程度実生活を通して精神的に成長しておかなければならない。しかし幼少期に大人びていると持て囃され、哀れな選民思想に浸かってしまったオタクが今更低俗一般人と同じような生活をして精神的鍛錬を積もうなどと考えられるだろうか?

弱者ばかりのコミュニティで成長が望めない

ここ10年ほどでオタクも随分と市民権を得たものだが、オタクというものは元々爪弾き者の流れ着くシェルターであったように思う。もちろんそうでない人間アニメを見ていたが、仕事人間関係など他に打ち込むべきものがありながら、それと両立してアニメに熱意を注ぎ続けられる人間はそう多くない。結果的に、そういった人種オタクをやめていく。

本人の性質問題があったのか、オタクという属性故なのかは定かではないが、虐げられ、弱者として生きてきた人間のるつぼとなっているオタクコミュニティ無職、こどおじ、童貞なんてのはざらだ。そんなのが跋扈しているぬるま湯いつまでも浸かっていては、精神的に成長できるはずもない。隣を見れば無職なのだから派遣だろうがフリーターだろうが低収入だろうが焦る必要はないのだ。

まとめると、幼少期に少々背伸びをした創作物摂取し、大人びていると持て囃されて胡座をかき、実生活蔑ろにした結果、思春期の成長機会を逃す。普段つるんでいるオタク仲間は高齢者を中心に爪弾き者ばかりなので、その状況に危機感を覚えることもなく、実年齢と精神年齢乖離していくという二段構えのように思う。

この状況を打開するためには、オタク仲間達をこの世のスタンダードだと思わず、常に世間一般の中で自分が年相応の経験を積めているか、足りないものはないかと問いかける姿勢が大切だ。また、アニメ以外の事象にも目を向け、単純化されていない人間との複雑な関係を築くことも、精神的な円熟のためには必要である

…ということを念頭に置き、これから残り少ない20代前半を過ごして真人間軌道修正したい。

2024-11-04

何言ってんの、こいつ?

立民・小川氏、首相指名で不満 維新国民民主念頭

https://nordot.app/1225812196931125536

別に立憲が政権取るために国民民主投票したわけじゃないので、野田首相指名させようとすることこそおかしいだろが。

しろ政策実現が遠のくんだから、もしそれをひっくりかえしたいならそれ相応の政策実現性を見せてみろよ。

まあ、それが出来ないのが立憲なんだけどな。

翻訳お手伝いした本が届いて増田喜ぶ頃与田すま程度とがん保田しい脱て置く楊歩(回文

おはようございます

私!

海外同人誌を描いている人の本で日本語版同人誌翻訳行いました!

わーい!

って言っても、

ほんのちょっと語尾とか不自然日本語を整えたりしたぐらいなんだけどね。

まんが日本昔話で言うところの婆さまがよそう文字通り絵に描いたようなそれは美事な美事な大盛りのお茶碗山盛りのほかほか炊き立てのご飯のようにとっても大盛りで盛って偉そうに言っちゃいました!的なその大盛りお茶ご飯山盛り山脈に向かってヤッホー!って叫んじゃったと言ったところかしら。

そしてその横の囲炉裏で鍋にかけられている質素な婆さまがこしらえた大根だけの具のお味噌汁みたいなのあれめちゃ美味しそうじゃない?的な!

アルプスの少女ハイジのなんか暖炉チーズみたいなのを鍋で煮ているシーン級に美味しそうに見えない?的な!くるくる鍋を掻き回しているあの匙も含めての話ね。

でも!でもよ!

そのゲーム世界観

全てキャラクターとかマップとかアイテムとかストーリーとか全て網羅した情報理解していないと、

その世界観での翻訳は十分に果たせず確認できなくない?

ふふふ!ふが3つ!

その同人誌を描いてる人、

よくぞ私にそのゲームを題材にした同人誌翻訳のお手伝い頼んだわね!

超任せてちょうだい!

そのゲーム世界観を完全に全て頭の念頭に置いて網羅している私クラスのレヴェルになると

キャラクター言葉台詞の話し方も口調バッチリ任せてよ!って感じだし、

ゲーム作中では出てこない設定の単語とか同人誌の中で出てくると不自然矛盾があるの。

例えば最初同人誌の中では「コンピューター」って言葉があったんだけど、

ゲームの作中にはそんな言い方を誰もしていなくて、

それに変わる作中の端末の類の言葉は全て「データベース」ってことになってるの。

その世界ではコンピューターイコールデータベースってくくられているので、

その同人誌コンピューターって言葉があったら世界観ちょっと変くなっておかしくなるの!

大洗海水浴場級に!

そういった言い直しの訂正文言とか、

なのでそれは全部「データベース」って言った方がいいよとか。

あと「人間」って言葉も出てこなく、

一応は人間って言う言葉は出てくるけれど、

この世界ではアンドロイドなどのそういうハイブリッド機械生命体をイコール人間」と呼んでいるの。

いわゆる私たちと同様の生身の人間のことは区別してその世界では「勇気人間」として

過去に滅びた歴史の中で扱われていて100パーセント勇気人間」となっているの。

から作中で「人間」と「勇気人間」が意味混在して間違うと話がおかしくなるのもあるの。

でも、

あんまり突き詰めて私が好きな「重なら」のうな重の如くタニコーの五徳のように重箱の隅をつつく同人誌のなんか良さもある消しちゃわないようにと

ほんのちょっと文章だけど、

めちゃこだわって翻訳のお手伝いができたのよ!

これは力一杯ちょっと自慢してもいいことだと私は誇れる胸を叩くの!

で!さらに、

さらによ!

皿うどんのお代わりはあとにしてちょうだい!

本の巻末に私の名前クレジットしてくれたの!

最初そんなつもり発想3ナノメートルミリセカンドも無かったので

え?私の名前載せてくれるの?って

そんなことになるとはまさか思っていなかったわ。

うー!私このゲーム大好きで良かった!って!

翻訳に関して一応はプレイし直してキャラクターそれぞれの微妙台詞回しとかも再確認しつつ翻訳にあたったのよ!

あなた私に任せて大正解だったわね!

つーかさ、

私その人もともと全然知らない人で、

たまたまSNSでその人が作っているそのゲームキャラクターのグッズを見付けて可愛いので欲しいので売って欲しいです山脈に向かってヤッホー!ってお便りしたのがきっかけだったのよね。

そんでメッセージでやり取りして。

その流れで翻訳のお手伝いお願いしていいですか?って

まれた手前中の手前なの。

美味しい手前味噌もいいところ!

今思い逆に言うと、

私みたいな見ず知らずの人に、

あなたこんな大事自分の大切な作品のコトよく頼むわね?って思ったけど

私はそのゲームのことが大大大大大好きなので

まさに私に任せて!ってうってつけ中のうってつけのお仕事だったの!

なんかどこかの世の中の誰かの役に立ったということが嬉しいわ。

ちょっとしたことだけどちょっとしたぐらいちょっとどころじゃないぐらい嬉しいのよ。

照れ隠しに鼻の下を人差し指でこするジェスチャーをしてエヘン!と言いたいの!

いや言っちゃうわ!

ちなみにゴホン!といえば龍角散よ。

私の書いた増田をまとめて電子書籍にするより前に私の名前がそっちで載っちゃってしまったわ!って具合よ。

そんで、

先日その完成された刊行の本が私の手元にも届いたので、

わずションテンがあがりまくりまくりすてぃーなのよ!

今日はそんなションテンがあがった話をしちゃったわね。

うふふ。


今日朝ご飯

ゆっくりな朝なので

みかん花咲く丘公園前駅の駅前商店街喫茶店モーニングよ。

ここでいただくモーニングって私朝定食焼き魚定食頼むのそういえば多すぎかしら?って言うぐらいもはやこれしか頼んでいないかも?

パンが嫌いなわけじゃないんだけどね。

そんで

今日焼き魚の朝定食は鮭か鯖か!どっちか!ってことなんだけど、

久しく鯖ばっかりなシーズンが多くて、

今日は珍しく鮭よ!

いいことあるかも知れないわ!

それに、

おやすみからってお寝坊している時間はないわ!

ニケの世話でも忙しいし、

あんなのやってるといくら時間があっても足りないぐらいだわ!

まあそれだけで朝早起きしてるわけじゃないけれどね。

デトックスウォーター

朝のホッツ白湯ストレートウォーラーよ。

だんだんと寒くなってきたので、

電気ポットもまた大活躍

お湯が勝手に湧いているタイマーが便利すぎて

朝のホッツ白湯捗るわ!


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2024-10-28

自動車歴史で最も重要な車 10

思い立ったので書く

乗るしかないこのビッグウェーブ

ちなみに独断偏見だよ

https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

0.基準

多くの自動車メーカーに影響を与え、後に自動車スタンダードとなるような技術理念を持つことを選考基準とした

1.ベンツパテントモートルヴァゲン(1886年)

世界初ガソリン内燃機関動力とする3輪自動車現代自動車の始祖にあたる。

自走式の自動車はモートルヴァゲン以前に前例があるものの、馬車を改造したものしかなかった。機動性と実用性を考慮し、ドライバーが手足のように操作できることを念頭に開発された自動車は、モートルヴァゲンが初となる。「バランスを取ることなく、ドライバー自由コントロールできる自走式の乗り物」を自動車とするならば、それを定義したのがこのモートルヴァゲンといえる。

発明者のカールベンツメルセデス・ベンツ創始者の一人。その妻であるベルタベンツ1888年旦那内緒でモートルヴァゲンを持ち出し、息子2人と長距離旅行実家に里帰り)を敢行。ガソリンスタンドなど無い時代に、幾多の故障トラブルを乗り越えながら往復200kmの長距離走行を成功させている。この時の経験は、モートルヴァゲンの改良に大いに役立ったという。

2.フォード T型フォード(1908年)

世界初大量生産車。ヘンリー・フォードによるライン生産方式発明により、一部の富裕層乗り物であった自動車大衆のものになった。自動車史のみならず、人類歴史にに大きな足跡を残した偉大な車である

大成功を収めたフォードであったが、その十数年後にはゼネラルモータースの台頭により、フォードは窮地に立たされることになる。

3.フォルクスワーゲン タイプ1(1941年)

いわゆる「ビートル」。基本的設計を変えないまま2003年まで生産された。累計生産台数は2152万9464台。フルモデルチェンジを含めない単一車種の生産台数としてはぶっちぎりでトップ

この車の偉大さを伝えるにあたり、長ったらしい解説必要なし。世界中で広く愛され、たくさんの人々の生活を支えた。

4.メルセデス・ベンツ W120(1953年)

世界で初めて衝突安全ボディを採用した車。衝突時に車体を意図的につぶすことで、衝撃を吸収し安全性を高める。

今では当たり前の技術だが、その当たり前を作り上げ沢山の命を救った功績は大きい。

5.ボルボ PV544(1958年)

3点式シートベルト現在一般的に使われているシートベルト)を世界で初めて標準装備した車。ボルボは「安全は独占されるべきでない」としてこの特許無償で公開。その結果3点式シートベルトは急速に普及し、世界中自動車安全に大きく貢献した。メルセデス・ベンツとともに敬意を。

6.ポルシェ911(1964年)

スポーツカーとしての高い走行性能と、人や荷物を載せる実用性を高い次元で両立させた車。高級スポーツカーとしては珍しくルーフキャリアが装着可能で、荷物屋根積みすればスキーキャンプなどレジャーにも使える実用性を有する。初代の発売から現在に至るまで、世界中自動車メーカーにとってスポーツカーのお手本であり続けている。

7.ブリティッシュモーター・コーポレーション ローバーミニ(1969年)

エンジン横置きFFフロントエンジンフロントドライブ大衆車の先駆車。コンパクトな車体ながら広い室内空間を確保できるこのパッケージングは、現在自動車の主流となった。

BMWブランドが買収された後は、様々な自動車メーカーが挑戦し失敗し続けた「小さな高級車」を初めて成功させたブランドとなった。

8.フェラーリ F40(1987年)

フェラーリ創業者エンツォフェラーリ最後に手掛けたスペチアーレ(限定モデル)。希少価値を高めるため「欲しがる顧客の数より1台少なく作る」ビジネスモデルは、高級車はもちろん高級時計ブランドバッグなど、ラグジュアリーブランドビジネスとして今では一般的手法となった。世界最強の高級ブランドフェラーリ象徴するF40は、自動車業界の枠を超えて特筆するべき製品といえるだろう。

9.トヨタ 初代プリウス(1997年)

世界初HV乗用車。初代プリウス赤字覚悟実験的なモデルだったが、2代目プリウス商品力を高め大ヒットを記録した。

近年のトヨタEV販売積極的でないため脱炭素できていないと叩かれがちだが、発売から現在までCO2排出削減に最も貢献した車は、他でもないプリウスである。「良い製品でも売れなければ意味がない」というトヨタの考えを地で行く名車。

10.テスラ モデル3(2017年)

走るスマートフォン。もはや自分運転する必要などない時代を予感させ、モートルヴァゲン定義した自動車定義を覆そうとしている。トヨタが「自動車メーカーからモビリティメーカーへの変革」を目指すようになるなど、世界各国の自動車メーカー経営戦略の転換を迫られた。

また、テスラ運転支援技術悲惨事故を引き起こすなど、自動運転技術が普及していく過渡期として重要出来事引き起こしている。良くも悪くも、今後自動車史における大きなターニングポイントとして語られることは間違いない。

以下、悩んだけど選外

1920年代ゼネラルモータース(シボレーキャデラック等)

たくさんのブランドや車種を展開する販売戦略(多品種少量生産)やオートローンなど、現在は当たり前になっているマーケティング手法を生み出した。自動車史において非常に重要であるものの「これ!」となるような特定の車種を選ぶことができなかったため選外とした。

マツダ コスモスポーツ(1967年)

夢のエンジンと呼ばれたロータリーエンジン世界中自動車メーカーオートバイメーカー研究したが失敗。唯一実用化に成功したのは、東の最果てにある小さい自動車メーカーだった。高く評価されるべき技術だが、広く普及した技術とはならなかった。

ちなみに、ソ連ロータリーエンジン車を生産していた事実はあまり知られていない。一説によると3ローターの市販車は、マツダではなくはソ連が初だとも言われている。昭和51年マツダソ連技術者に工場を案内したことがあるらしく、その際に技術流出した(らしい)。

シトロエン DS(1955年)

油圧サスペンションやモノスポークホイール流線型宇宙船のような外見など、意欲的な工夫が多数盛り込まれシトロエンの傑作。特殊な車に見えるが、大衆車として145万台以上生産された。

誰もが認める名車だが、マツダロータリーと同じく一般的技術として普及しなかったため選外。

ちなみに、油圧サスペンションの油圧はブレーキパワステトランスミッション駆動にも使われているため、何らかの原因で油圧がかからなくなると、最悪サスペンションブレーキハンドルすべてが利かなくなる。

メルセデス・ベンツ ミディアムクラスW124(1985年)

「最善か無か」最後時代メルセデスとして名高いW124型ミディアムクラス/初代Eクラス安全性を最優先に考え、最善の自動車を実現するべくコストをかけて徹底的に開発された名車。世界中自動車メーカー研究対象になった。

しかし、日本車の躍進や東西ドイツ統合による経済的混乱などの理由で、メルセデスベンツはこの車以降、コストをかけた車づくりをあきらめることとなる。

トヨタ 初代レクサスLS日本名セルシオ)(1989年)

日本車の高級車市場進出象徴ともいえる一台。この車が出るまでは日本車=安くて丈夫な大衆車だったが、それを覆した。きわめて静粛な車内と乗り心地、そして高いクオリティに対する値段の安さは、全世界に衝撃を与えた。メルセデスが「最善か無か」の車づくりをあきらめたのはこの車が原因。

ホンダ 初代シビック(1972年)

世界中自動車メーカー不可能と思われていたアメリカ環境規制、マスキー法を初めてクリアした名車。ホンダ北米市場で躍進するきっかけとなった。

ちなみに、マスキー法はビッグ3フォードGMクライスラー)の反発により実質的な廃案となる。アメリカ環境規制がマスキー法同水準に達するのは、1995年になるまで待たなければならなかった。

トヨタ 70系ランドクルーザー(1984年)

アフリカ中東南米ジャングルの奥地...。どんな場所でも生きて帰ってこれる車。厳しい環境で、農業鉱業、人命救助などに活躍している。この車がないと生きていけない人が、世界中にはたくさんいる。

開発者インタビューによると、地引網漁に使われている事例もあったらしい(ランクルで浜から海にざぶざぶと入って網を投げ、引き上げる。釣った魚を売る時にも使う)。

マツダ ロードスター(1989年)

パワーがないけど、軽量で安く走る楽しさにあふれるスポーツカーデビュー当初、この類のスポーツカー瀕死寸前だったが大ヒットを記録し、数々のフォロワーを生み出して今に至る。

2024-10-23

anond:20240916184133

割れ乳首以外もAVを割ってるかもしれないしお前がキモいと思う性癖を持っている可能性があるという事実念頭に置いて生きたほうがいい

コミックジャンボ史上重要マンガ、というかマンガ10

どうせ「コミックジャンボ」って知らない人も多いと思うので冒頭で説明しておく。

1988年4月(号)から2002年12月(号)まで存在していた月刊誌月刊誌といっても中綴じで、まあ典型的コンビニエロマンガ誌。存在と言ってもこの時期に発刊、休刊したわけではなく、1988年3月号まではコミックJUMBO、2003年1月からはCOMICジャンボという名称存在している。ただまあ名称変更の前後で少し編集方針が変わっているらしいので前後誌は今回対象にしない。発行は桃園書房

で、まあエロマンガ誌なので大抵の作品読み切りor単話。そんなわけで紹介するのは重要マンガ、というよりはマンガ家ということになる。ここは了承してほしい。

河本ひろし「表紙」

たぶん「コミックジャンボ」で画像検索すると画質がみんな似ていることに気がつくと思う。これは、コミックLOの表紙をずっとたかみち担当しているように、コミックジャンボの表紙はずっと河本ひろし担当していたから。おそらく自分より少し若い人はこの絵柄に馴染みがある人もいるかもしれない。この後彼はボンボンあたりの児童誌で活躍しているので。ただ、エロマンガ誌でありながら表紙がせいぜい控えめなパンチラくらいしかない絵は慣れていない若者レジに持ち込むための言い訳として非常にありがたかった。下手したら裏表紙ダイヤルQ2広告のほうがエロかったかもしれない絵なので(コミックジャンボ裏表紙ダイヤルQ2広告があったかははっきりとは覚えていない。他の雑誌混同しているかもしれない)。

時々掲載されているマンガ作風巨乳前提にしつつコメディタッチが多くて読みやすかった。

ものたりぬももだっち」

こちらも河本ひろし同様、児童誌でも活躍している。ただこちらは児童誌が先、というか、ゲームコミカライズで知られているかもしれない。一言で言って「みなづき由宇」と同一人物である。画風も巨乳前提ながら読みやすい。ちなみに星里もちるものたりぬアシスタントをしていたことがある。

ねぐら☆なお

正直、この人はコミックジャンボが主戦場ではなかったはず。それ以外の雑誌単行本で見ることのほうが多かった。少女マンガと思えるくらいの目の中の星が特徴的な人で、さらに彼を特徴づけていたのが「エロは和姦しか描かない」ということだった。しかコメディ的に逃げるのではなく徹底して和姦ということは実は当時けっこう特筆すべき特徴だったのだ。コミックジャンボ時期の絵はけっこうデッサンが崩れている(それはそれで味がある)のだけど、現在サイトを見るとかなり整っていて、続けるということの大事さを感じさせる。

有村しのぶ「てぃーんず・パラダイス

有間しのぶでも西村しのぶでもない。たぶん男性モデル体型のスラッとした女性を描く特徴のあるマンガ家で、リアルさはないのだけど周辺掲載巨乳マンガのためにむしろリアルに見えるという特徴があった。表題作高校新聞部舞台にした♂️1vs♀️2(or3)のエロコメで、エロシーンを除けば当時のラブコメとそれほど違いがないが、そのために「ラブコメにありそうでないこんな描写が」という意味で役に立った。「てぃーんず・パラダイス」そのものKindle Unlimitedで全て読むことが可能だが、何らかの事情再構成+タイトル変更されているので追いかけるのが難しい。「はいすくーる・スキャンダル」「てぃーんず・パラダイス」「あいつとスキャンダル」「放課後ランデブー」と読むと連載順に読める。なお作品大人気だったので続編として登場人物社会人にした「ぼくのアイジン」も連載された。これもKindle Unlimitedに収録されている。

わたなべわたる美奈子先生

巨乳で有名な人。あまり巨乳デフォルメが過ぎてむしろエロくないという画風かもしれないがやってることはエロである。おそらくコミックジャンボ方向性を最もわかっていた作家で、アニメ風のオタク絵でやることはちゃんとやるという展開は安心して使えた。おそらくコミックジャンボ掲載していたのが一番長い人。

つくしの真琴セクシャルバラエティ

かつて「サルでも描けるまんが教室」で「男向けのエロコメは回転寿司だ」と喝破されていたが、おそらく表題作がこの言葉念頭にあったかもしれないくらいに内容を表している。とは言えエロものエロい。ただ色シーンに少し前の劇画での描き方の残滓が見えるところを見ると、この雑誌エロ劇画誌とエロマンガ誌の橋渡しをしたと言えるのかもしれない。

てらおかみちお

陰影の少ない画風で、無理やり例えるなら浦沢直樹わたせせいぞう風に描いた感じ。古く見えるかもしれないが、バブル80年代後半にはこういう画風が一番オシャレだった。そういう意味では外せない人。

狼太郎

うるふ・たろう」と読む。画風としてはよく言えば当時の主流、わるく言えばありがちな絵で、ただ大事なのはそういうありがちな絵で他誌にはない絡みが描かれるのがコミックジャンボ醍醐味であったということだ。本人はバイク趣味があって、レーサータイプバイクを持ってよく夜中にツーリングしていたということを近況報告で描いていたが、今から思うとあれは宮崎勤のあれから来るオタクバッシングから逃避行動だったのかもしれない。

しのざき嶺「NIGHTMARE」

いちおう画風(特にデフォルメ時)としてはジャンボにありがちではあるのだけれど、ストーリーの陰惨さでは最もコミックジャンボ向きでない作家表題作逆恨みから始まる強姦からスタートする作品で、この後誘拐監禁ピアッシング奴隷契約、野外露出強制排泄、肛姦、獣姦近親相姦、多人数プレイSM雑誌ありがちなプレイをひと通り全てこなすというおすすめしないマンガ。作者はこのあとそっち系雑誌でいくつも同系統、もしくはさらに発展した作品を描いている。そもそもこの連載も途中で他誌に移籍している。

浅井裕Lovin'you

夫婦での共同ペンネーム。夫のほうはあさいもとゆき、と言えば思い出す人もいるかもしれない。「スパルタンX24周目では助けられる役のシルヴィアが襲ってくる」という情報マンガに描いた人だ。コロコロコミックでの連載のあと、共同名義にしてエロ進出した。正直、今回これを書くにあたって今年妻のほうが交通事故で亡くなったことを思い出さずにはいられない。Lovin’youマンガ図書館Zで無料で見られるのでそっちを見てほしい。

https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

2024-10-22

anond:20241021004208

>> 「Novel AI」や「Dall-E 3」、「Grok-2」など、企業最適化して、提供している出力サービスを使っている者は、今のところ「消費者」かな。

>>企業最適化したサービスを使ってキャッキャしているだけの人は、ごく普通の・・・・・・一般消費者、それ以上でも以下でもないのでは。

>>消費者イラスト生成AI恩恵にあずかれるようになっただけ。

 

問題は、こういった層が本来自分たちに対する消費者であることを念頭におかず反AI的な人々、その中でもクリエイター(ないしプレイヤー)側が火にかけてしまうことで、回り回って消費者を敵にし続けてることかなって思います

もちろん悪質な消費者っていうのも一定数居るけど、それって元からどの業種にもいる話で決して特別な事ではないし

 

クリエティティ技術としてどうかじゃなくて個人アイデンティティモラル問題だって捉えて戦おうとしてるから、この分野ではもう社会的な勝ち目はないかなっていう諦観

2024-10-16

anond:20241016173049

たぶん最近はそういうのはデッキ構築な感じでゲーム性実現してるんじゃない?

 

俺の念頭にあるのは、Slay the Spire や Inscryption だが。

2024-10-14

anond:20241014223908

当事者に効かないなら言うだけ無駄だな

君は包摂念頭に置いているからそんな甘い考えを吐けるんだよ

腕立て伏せの数をこなすためのコツ

増田はもういい歳のおっさんなんだけど、昔筋トレ趣味だったから今でも腕立ては50回ぐらいなら余裕で出来る。

そこで最近友人から腕立て伏せを多くこなすためのコツを教えてと言われたか教授したんだけど、それってあんまりいたことがないと言われてしまったので、ここでも共有して感想を聞きたい。

俺が友人にアドバイスしたのは「腕が疲れてきたら指で腕立て伏せをするといいよ」といったことだ。

どういうことかというと、腕立て伏せって基本的には床に手のひらを着いて行うだろ?腕立て伏せを続けているとキツくなってくるのは腕の部分だと思う。そのとき、手のひらじゃなくて地面に着けている指の力で腕立て伏せをする感じ。

こうすると負荷がかかるのは主に指の方に移行するので、その分楽になるわけだ。

なので腕がしんどくなってきたら指の力で腕立て伏せをするという、つまり二段構えで腕立てが行えるので、その分数がこなせるというわけ。

あと蛇足だけど、実はそもそも指立て伏せっていう指の力だけで行う腕立て伏せがあるんだけど、この方法はそれが出来る前提での話ということだけは念頭に置いておいてほしい。

男が女とSEXするハードルは女が男と食事するより低い

とりあえず婚活する女は

これを念頭に入れといた方がいい。

自分ハイスペ男とSEXたからといって

自分価値のある女と勘違いやすいからね。

2024-10-09

anond:20241009090434

俺の念頭にあるのは、どこにも金の流れや契約の有無を表示してないけど、「プレイして好きに感想言っていいですから」で作品動画つくるやつに無償提供してる、というパターン

 

マーケティングじゃなければいい、で現状やってるやろ?

ステルスだけならいいんだよ。「素直な感想」で言いたかったのはそれや。

2024-10-07

anond:20241007165851

全員潔く腹を切って死ぬ

自刃しないのは非日本人工作員

5154万円, 大野泰正(安), お話しすることはできない, 不記載額: 4000万円以上

4826万円, 池田佳隆(安), -, 不記載額: 4000万円以上

4355万円, 谷川弥一(安), 4355万円は「使わなかった」。, 不記載額: 4000万円以上

3526万円, 二階俊博(二), -, 不記載額: 2000万円以上

2954万円, 三ツ林裕巳(安), 同僚議員パーティー会費、交通費自動車リース代、議員有識者との会合費, 不記載額: 2000万円以上

2728万円, 萩生田光一(安), 国会議員外国要人マスコミ等との会合出張時の政務活動費, 不記載額: 2000万円以上

2403万円, 山谷えり子(安), 使わず事務所内に留めていた, 不記載額: 2000万円以上

2196万円, 堀井学(安), 事務所経費や会合参加費, 不記載額: 2000万円以上

2057万円, 橋本聖子(安), 政務活動費, 不記載額: 2000万円以上

1926万円, 武田良太(二), -, 不記載額: 1000万円以上

1860万円, 中根一幸(安), 公式会合後の懇親会や交通費秘書判断使用, 不記載額: 1000万円以上

1817万円, 平沢勝栄(二), -, 不記載額: 1000万円以上

1746万円, 簗和生(安), 政治活動費, 不記載額: 1000万円以上

1608万円, 林幹雄(二), -, 不記載額: 1000万円以上

1564万円, 杉田水脈(安), 事務所経費や会合費など, 不記載額: 1000万円以上

1542万円, 世耕弘成(安), 政治活動費, 不記載額: 1000万円以上

1482万円, 宮本周司(安), 回答待ち, 不記載額: 1000万円以上

1408万円, 宗清皇一(安), 一切の支出なし, 不記載額: 1000万円以上

1289万円, 菅家一郎(安), 回答待ち, 不記載額: 1000万円以上

1254万円, 福井照(二), 事務所の経費, 不記載額: 1000万円以上

1240万円, 小田原潔(安), 回答待ち, 不記載額: 1000万円以上

1182万円, 長崎幸太郎(二), 使わず事務所で保管, 不記載額: 1000万円以上

1070万円, 衛藤征士郎(安), 人件費交通費事務所費, 不記載額: 1000万円以上

1051万円, 松野博一(安), 国会議員有識者との意見交換会合費など, 不記載額: 1000万円以上

1019万円, 高木毅(安), 会食費や交通費など, 不記載額: 1000万円以上

994万円, 大塚拓(安), 未使用金額自民党調査による), 不記載額: 500万円以上

990万円, 和田義明(安), 人件費事務所費など, 不記載額: 500万円以上

896万円, 柴山昌彦(安), 使わず事務所で保管, 不記載額: 500万円以上

876万円, 堀井巌(安), 現金管理, 不記載額: 500万円以上

836万円, 関芳弘(安), 使わず事務所で保管, 不記載額: 500万円以上

822万円, 丸川珠代(安), 使わず口座で管理, 不記載額: 500万円以上

819万円, 馳浩(安), 政治活動必要な旅費や通信費など事務所経費, 不記載額: 500万円以上

818万円, 羽生田俊(安), 主に会合費などの政治活動費に使用, 不記載額: 500万円以上

774万円, 岡田直樹(安), 世論調査費用など, 不記載額: 500万円以上

660万円, 吉野正芳(安), 政治活動費, 不記載額: 500万円以上

648万円, 加田裕之(安), いずれ派閥事務局に納付することを念頭に全額を事務所にて保管, 不記載額: 500万円以上

623万円, 尾身朝子(安), 備品消耗品費, 不記載額: 500万円以上

584万円, 末松信介(安), 政治活動費, 不記載額: 500万円以上

564万円, 細田健一(安), 全額選挙区支部へ振り込み政治活動費として使用, 不記載額: 500万円以上

560万円, 山田宏(安), 政治活動費および経常経費(電話取材), 不記載額: 500万円以上

554万円, 西村明宏(安), 事務所で保管, 不記載額: 500万円以上

544万円, 高鳥修一(安), 250万円は政治活動費、残りは事務所で保管, 不記載額: 500万円以上

476万円, 下村博文(安), 使わず口座で管理, 不記載額: 100万円以上

420万円, 根本幸典(安), 政治活動費, 不記載額: 100万円以上

411万円, 西田昌司(安), パーティー券購入費用, 不記載額: 100万円以上

378万円, 石井正弘(安), 分離保管し一切使用せず, 不記載額: 100万円以上

369万円, 義家弘介(安), 回答待ち, 不記載額: 100万円以上

368万円, 若林健太(安), 落選間中事務所経費などに使用, 不記載額: 100万円以上

348万円, 亀岡偉民(安), 回答待ち, 不記載額: 100万円以上

318万円, 上野通子(安), 事務所経費, 不記載額: 100万円以上

309万円, 上杉太郎(安), 回答せず, 不記載額: 100万円以上

306万円, 佐藤啓(安), 事務所費用備品購入など, 不記載額: 100万円以上

282万円, 森雅子(安), 回答待ち, 不記載額: 100万円以上

280万円, 江島潔(安), 組織活動費, 不記載額: 100万円以上

280万円, 鈴木英敬(安), 1円も支出せず、全額保管, 不記載額: 100万円以上

268万円, 赤池誠章 (安), 一切何にも使わずに保管, 不記載額: 100万円以上

240万円, 吉川ゆうみ(安), 回答待ち, 不記載額: 100万円以上

236万円, 木村次郎(安), 事務所必要な経費に使用, 不記載額: 100万円以上

234万円, 塩谷立(安), 事務所経費や交通費など, 不記載額: 100万円以上

230万円, 青山周平(安), 使用することなく保管, 不記載額: 100万円以上

214万円, 太田房江(安), 全額政治活動使用, 不記載額: 100万円以上

204万円, 松川るい(安), 使わず事務所で保管, 不記載額: 100万円以上

196万円, 稲田朋美(安), 未使用, 不記載額: 100万円以上

188万円, 谷川とむ(安), 全額事務所で保管し支出せず(6年間では238万円), 不記載額: 100万円以上

184万円, 佐々木紀(安), 回答待ち, 不記載額: 100万円以上

178万円, 井上義行(安), 人件費など, 不記載額: 100万円以上

168万円, 井原巧(安), 一切手をつけていない, 不記載額: 100万円以上

161万円, 宮内秀樹(二), 将来が心配事務所に保管, 不記載額: 100万円以上

140万円, 宮澤博行(安), 政治活動費、団体年会費, 不記載額: 100万円以上

118万円, 北村経夫(安), 個人勉強会収入として全額計上, 不記載額: 100万円以上

116万円, 長峯誠(安), 人件費通信費など事務所経費, 不記載額: 100万円以上

100万円, 西村康稔(安), 個人政治資金パーティー収入の一部として計上, 不記載額: 100万円以上

100万円, 野上浩太郎(安), 事務所にそのまま残っていた, 不記載額: 100万円以上

98万円, 福田達夫(安), 回答せず, 不記載額: 100万円未満

84万円, 越智隆雄(安), 回答待ち, 不記載額: 100万円未満

80万円, 衛藤晟一(安), -, 不記載額: 100万円未満

76万円, 山田美樹(安), 回答待ち, 不記載額: 100万円未満

70万円, 小森卓郎(安), 使わず事務所で保管, 不記載額: 100万円未満

68万円, 田畑裕明(安), 事務所にそのまま残っていた, 不記載額: 100万円未満

60万円, 鈴木淳司(安), 事務所で保管, 不記載額: 100万円未満

58万円, 山本順三(安), 使わず事務所で保管, 不記載額: 100万円未満

58万円, 酒井庸行(安), パーティーノルマ分として全額支出, 不記載額: 100万円未満

26万円, 石田昌宏(安), 回答待ち, 不記載額: 100万円未満

22万円, 高橋はるみ(安), 回答待ち, 不記載額: 100万円未満

14万円, 藤原崇(安), 政治活動費, 不記載額: 100万円未満

12万円, 宮下一郎(安), パーティー収入として記載も、派閥指導寄付に項目を変更(金額自民党調査による), 不記載額: 100万円未満

10万円, 加藤竜祥(安), 使わず事務所で保管, 不記載額: 100万円未満

4万円, 山崎正昭(安), 4万円は派閥からの報告額。還流意図はなく使途不明, 不記載額: 100万円未満

2024-10-05

anond:20241005210355

これだけ男児連れを嫌がる女性女児がいたら今後はそのルール法律が変わるかもしれないことは念頭に置いて置いた方が良いと思う

2024-10-01

七  裏から回ってばあさんに聞くと、ばあさんが小さな声で、与次郎さんはきのうからお帰りなさらないと言う。三四郎勝手口に立って考えた。ばあさんは気をきかして、まあおはいりなさい。先生書斎においでですからと言いながら、手を休めずに、膳椀を洗っている。今晩食がすんだばかりのところらしい。  三四郎茶の間を通り抜けて、廊下伝いに書斎入口まで来た。戸があいている。中から「おい」と人を呼ぶ声がする。三四郎は敷居のうちへはいった。先生は机に向かっている。机の上には何があるかわからない。高い背が研究を隠している。三四郎入口に近くすわって、 「御勉強ですか」と丁寧に聞いた。先生は顔をうしろねじ向けた。髭の影が不明瞭にもじゃもじゃしている。写真版で見ただれかの肖像に似ている。 「やあ、与次郎かと思ったら、君ですか、失敬した」と言って、席を立った。机の上には筆と紙がある。先生は何か書いていた。与次郎の話に、うちの先生は時々何か書いている。しかし何を書いているんだか、ほかの者が読んでもちっともわからない。生きているうちに、大著述にでもまとめられれば結構だが、あれで死んでしまっちゃあ、反古がたまるばかりだ。じつにつまらない。と嘆息していたことがある。三四郎広田の机の上を見て、すぐ与次郎の話を思い出した。 「おじゃまなら帰ります。べつだんの用事でもありません」 「いや、帰ってもらうほどじゃまでもありません。こっちの用事もべつだんのことでもないんだから。そう急に片づけるたちのものをやっていたんじゃない」  三四郎ちょっと挨拶ができなかった。しかし腹のうちでは、この人のような気分になれたら、勉強も楽にできてよかろうと思った。しばらくしてから、こう言った。 「じつは佐々木君のところへ来たんですが、いなかったものですから……」 「ああ。与次郎はなんでもゆうべから帰らないようだ。時々漂泊して困る」 「何か急に用事でもできたんですか」 「用事はけっしてできる男じゃない。ただ用事をこしらえる男でね。ああいうばかは少ない」  三四郎はしかたがないから、 「なかなか気楽ですな」と言った。 「気楽ならいいけれども。与次郎のは気楽なのじゃない。気が移るので――たとえば田の中を流れている小川のようなものと思っていれば間違いはない。浅くて狭い。しかし水だけはしじゅう変っている。だから、する事が、ちっとも締まりがない。縁日へひやかしになど行くと、急に思い出したように、先生松を一鉢お買いなさいなんて妙なことを言う。そうして買うともなんとも言わないうちに値切って買ってしまう。その代り縁日ものを買うことなんぞはじょうずでね。あいつに買わせるとたいへん安く買える。そうかと思うと、夏になってみんなが家を留守にするときなんか、松を座敷へ入れたまんま雨戸をたてて錠をおろししまう。帰ってみると、松が温気でむれてまっ赤になっている。万事そういうふうでまことに困る」  実をいうと三四郎はこのあい与次郎に二十円貸した。二週間後には文芸時評から原稿料が取れるはずだから、それまで立替えてくれろと言う。事理を聞いてみると、気の毒であったから、国から送ってきたばかりの為替を五円引いて、余りはことごとく貸してしまった。まだ返す期限ではないが、広田の話を聞いてみると少々心配になる。しか先生にそんな事は打ち明けられないから、反対に、 「でも佐々木君は、大いに先生に敬服して、陰では先生のためになかなか尽力しています」と言うと、先生はまじめになって、 「どんな尽力をしているんですか」と聞きだした。ところが「偉大なる暗闇」その他すべて広田先生に関する与次郎所為は、先生に話してはならないと、当人から封じられている。やりかけた途中でそんな事が知れると先生しかられるにきまってるから黙っているべきだという。話していい時にはおれが話すと明言しているんだからしかたがない。三四郎は話をそらしてしまった。  三四郎広田の家へ来るにはいろいろな意味がある。一つは、この人の生活その他が普通のものと変っている。ことに自分の性情とはまったく容れないようなところがある。そこで三四郎はどうしたらああなるだろうという好奇心から参考のため研究に来る。次にこの人の前に出るとのん気になる。世の中の競争があまり苦にならない。野々宮さんも広田先生と同じく世外の趣はあるが、世外の功名心のために、流俗の嗜欲を遠ざけているかのように思われる。だから野々宮さんを相手に二人ぎりで話していると、自分もはやく一人前の仕事をして、学海に貢献しなくては済まないような気が起こる。いらついてたまらない。そこへゆくと広田先生太平である先生高等学校でただ語学を教えるだけで、ほかになんの芸もない――といっては失礼だが、ほかになんらの研究も公けにしない。しかも泰然と取り澄ましている。そこに、こののん気の源は伏在しているのだろうと思う。三四郎は近ごろ女にとらわれた。恋人にとらわれたのなら、かえっておもしろいが、ほれられているんだか、ばかにされているんだか、こわがっていいんだか、さげすんでいいんだか、よすべきだか、続けべきだかわけのわからないとらわれ方である三四郎はいまいましくなった。そういう時は広田さんにかぎる。三十分ほど先生と相対していると心持ちが悠揚になる。女の一人や二人どうなってもかまわないと思う。実をいうと、三四郎が今夜出かけてきたのは七分方この意味である。  訪問理由の第三はだいぶ矛盾している。自分は美禰子に苦しんでいる。美禰子のそばに野々宮さんを置くとなお苦しんでくる。その野々宮さんにもっとも近いものはこの先生である。だから先生の所へ来ると、野々宮さんと美禰子との関係がおのずから明瞭になってくるだろうと思う。これが明瞭になりさえすれば、自分の態度も判然きめることができる。そのくせ二人の事をいまだかつて先生に聞いたことがない。今夜は一つ聞いてみようかしらと、心を動かした。 「野々宮さんは下宿なすったそうですね」 「ええ、下宿したそうです」 「家をもった者が、また下宿をしたら不便だろうと思いますが、野々宮さんはよく……」 「ええ、そんな事にはいっこう無頓着なほうでね。あの服装を見てもわかる。家庭的な人じゃない。その代り学問にかけると非常に神経質だ」 「当分ああやっておいでのつもりなんでしょうか」 「わからない。また突然家を持つかもしれない」 「奥さんでもお貰いになるお考えはないんでしょうか」 「あるかもしれない。いいのを周旋してやりたまえ」  三四郎苦笑いをして、よけいな事を言ったと思った。すると広田さんが、 「君はどうです」と聞いた。 「私は……」 「まだ早いですね。今から細君を持っちゃたいへんだ」 「国の者は勧めますが」 「国のだれが」 「母です」 「おっかさんのいうとおり持つ気になりますか」 「なかなかなりません」  広田さんは髭の下から歯を出して笑った。わりあいきれいな歯を持っている。三四郎はその時急になつかしい心持ちがした。けれどもそのなつかしさは美禰子を離れている。野々宮を離れている。三四郎の眼前の利害には超絶したなつかしさであった。三四郎はこれで、野々宮などの事を聞くのが恥ずかしい気がしだして、質問をやめてしまった。すると広田先生がまた話しだした。―― 「おっかさんのいうことはなるべく聞いてあげるがよい。近ごろの青年は我々時代青年と違って自我意識が強すぎていけない。我々の書生をしているころには、する事なす事一として他を離れたことはなかった。すべてが、君とか、親とか、国とか、社会とか、みんな他本位であった。それを一口にいうと教育を受けるものがことごとく偽善家であった。その偽善社会の変化で、とうとう張り通せなくなった結果、漸々自己本位思想行為の上に輸入すると、今度は我意識が非常に発展しすぎてしまった。昔の偽善家に対して、今は露悪家ばかりの状態にある。――君、露悪家という言葉を聞いたことがありますか」 「いいえ」 「今ぼくが即席に作った言葉だ。君もその露悪家の一人――だかどうだか、まあたぶんそうだろう。与次郎のごときにいたるとその最たるものだ。あの君の知ってる里見という女があるでしょう。あれも一種の露悪家で、それから野々宮の妹ね、あれはまた、あれなりに露悪家だから面白い。昔は殿様と親父だけが露悪家ですんでいたが、今日では各自同等の権利で露悪家になりたがる。もっとも悪い事でもなんでもない。臭いものの蓋をとれば肥桶で、見事な形式をはぐとたいていは露悪になるのは知れ切っている。形式だけ見事だって面倒なばかりだから、みんな節約して木地だけで用を足している。はなはだ痛快である。天醜爛漫としている。ところがこの爛漫が度を越すと、露悪家同志がお互いに不便を感じてくる。その不便がだんだん高じて極端に達した時利他主義がまた復活する。それがまた形式に流れて腐敗するとまた利己主義に帰参する。つまり際限はない。我々はそういうふうにして暮らしてゆくものと思えばさしつかえない。そうしてゆくうちに進歩する。英国を見たまえ。この両主義が昔からうまく平衡がとれている。だから動かない。だから進歩しない。イブセンも出なければニイチェも出ない。気の毒なものだ。自分だけは得意のようだが、はたから見れば堅くなって、化石しかかっている。……」  三四郎は内心感心したようなものの、話がそれてとんだところへ曲がって、曲がりなりに太くなってゆくので、少し驚いていた。すると広田さんもようやく気がついた。 「いったい何を話していたのかな」 「結婚の事です」 「結婚?」 「ええ、私が母の言うことを聞いて……」 「うん、そうそう。なるべくおっかさんの言うことを聞かなければいけない」と言ってにこにこしている。まるで子供に対するようである三四郎はべつに腹も立たなかった。 「我々が露悪家なのは、いいですが、先生時代の人が偽善なのは、どういう意味ですか」 「君、人から親切にされて愉快ですか」 「ええ、まあ愉快です」 「きっと? ぼくはそうでない、たいへん親切にされて不愉快な事がある」 「どんな場合ですか」 「形式だけは親切にかなっている。しかし親切自身目的でない場合」 「そんな場合があるでしょうか」 「君、元日におめでとうと言われて、じっさいおめでたい気がしますか」 「そりゃ……」 「しないだろう。それと同じく腹をかかえて笑うだの、ころげかえって笑うだのというやつに、一人だってじっさい笑ってるやつはない。親切もそのとおり。お役目に親切をしてくれるのがある。ぼくが学校教師をしているようなものでね。実際の目的は衣食にあるんだから、生徒から見たらさだめて不愉快だろう。これに反して与次郎のごときは露悪党領袖だけに、たびたびぼくに迷惑をかけて、始末におえぬいたずら者だが、悪気がない。可愛らしいところがある。ちょうどアメリカ人金銭に対して露骨なのと一般だ。それ自身目的である。それ自身目的である行為ほど正直なものはなくって、正直ほど厭味のないものはないんだから、万事正直に出られないような我々時代の、こむずかしい教育を受けたものはみんな気障だ」  ここまでの理屈三四郎にもわかっている。けれども三四郎にとって、目下痛切な問題は、だいたいにわたっての理屈ではない。実際に交渉のある、ある格段な相手が、正直か正直でないかを知りたいのである三四郎は腹の中で美禰子の自分に対する素振をもう一ぺん考えてみた。ところが気障か気障でないかほとんど判断ができない。三四郎自分感受性人一倍鈍いのではなかろうかと疑いだした。  その時広田さんは急にうんと言って、何か思い出したようである。 「うん、まだある。この二十世紀になってから妙なのが流行る。利他本位の内容を利己本位でみたすというむずかしいやり口なんだが、君そんな人に出会ったですか」 「どんなのです」 「ほかの言葉でいうと、偽善を行うに露悪をもってする。まだわからないだろうな。ちと説明し方が悪いようだ。――昔の偽善家はね、なんでも人によく思われたいが先に立つんでしょう。ところがその反対で、人の感触を害するために、わざわざ偽善をやる。横から見ても縦から見ても、相手には偽善しか思われないようにしむけてゆく。相手はむろんいやな心持ちがする。そこで本人の目的は達せられる。偽善偽善そのままで先方に通用させようとする正直なところが露悪家の特色で、しかも表面上の行為言語あくまでも善に違いないから、――そら、二位一体というようなことになる。この方法を巧妙に用いる者が近来だいぶふえてきたようだ。きわめて神経の鋭敏になった文明人種が、もっと優美に露悪家になろうとすると、これがいちばんいい方法になる。血を出さなければ人が殺せないというのはずいぶん野蛮な話だからな君、だんだん流行らなくなる」  広田先生の話し方は、ちょうど案内者が古戦場説明するようなもので、実際を遠くからながめた地位にみずからを置いている。それがすこぶる楽天の趣がある。あたか教場講義を聞くと一般の感を起こさせる。しか三四郎にはこたえた。念頭に美禰子という女があって、この理論をすぐ適用できるからである三四郎は頭の中にこの標準を置いて、美禰子のすべてを測ってみた。しかし測り切れないところがたいへんある。先生は口を閉じて、例のごとく鼻から哲学の煙を吐き始めた。  ところへ玄関足音がした。案内も乞わず廊下伝いにはいって来る。たちまち与次郎書斎入口にすわって、 「原口さんがおいでになりました」と言う。ただ今帰りましたという挨拶を省いている。わざと省いたのかもしれない。三四郎にはぞんざいな目礼をしたばかりですぐに出ていった。  与次郎と敷居ぎわですれ違って、原口さんがはいって来た。原口さんはフランス式の髭をはやして、頭を五分刈にした、脂肪の多い男である。野々宮さんより年が二つ三つ上に見える。広田先生よりずっときれいな和服を着ている。 「やあ、しばらく。今まで佐々木が家へ来ていてね。いっしょに飯を食ったり何かして――それから、とうとう引っ張り出されて……」とだいぶ楽天的な口調であるそばにいるとしぜん陽気になるような声を出す。三四郎原口という名前を聞いた時から、おおかたあの画工だろうと思っていた。それにしても与次郎交際家だ。たいていな先輩とはみんな知合いになっているからえらいと感心して堅くなった。三四郎は年長者の前へ出ると堅くなる。九州流の教育を受けた結果だと自分では解釈している。  やがて主人が原口に紹介してくれる。三四郎は丁寧に頭を下げた。向こうは軽く会釈した。三四郎それから黙って二人の談話を承っていた。  原口さんはまず用談から片づけると言って、近いうちに会をするから出てくれと頼んでいる。会員と名のつくほどのりっぱなものはこしらえないつもりだが、通知を出すものは、文学者とか芸術家とか、大学教授とか、わずかな人数にかぎっておくからさしつかえはない。しかもたいてい知り合いのあいだだから形式はまったく不必要である目的はただおおぜい寄って晩餐を食う。それから文芸有益談話を交換する。そんなものである。  広田先生一口「出よう」と言った。用事はそれで済んでしまった。用事はそれで済んでしまったが、それから後の原口さんと広田先生の会話がすこぶるおもしろかった。  広田先生が「君近ごろ何をしているかね」と原口さんに聞くと、原口さんがこんな事を言う。 「やっぱり一中節稽古している。もう五つほど上げた。花紅葉吉原八景だの、小稲半兵衛唐崎心中だのってなかなかおもしろいのがあるよ。君も少しやってみないかもっともありゃ、あまり大きな声を出しちゃいけないんだってね。本来四畳半の座敷にかぎったものだそうだ。ところがぼくがこのとおり大きな声だろう。それに節回しがあれでなかなか込み入っているんで、どうしてもうまくいかん。こんだ一つやるから聞いてくれたまえ」  広田先生は笑っていた。すると原口さんは続きをこういうふうに述べた。 「それでもぼくはまだいいんだが、里見恭助ときたら、まるで形無しだからね。どういうものかしらん。妹はあんなに器用だのに。このあいだはとうとう降参して、もう歌はやめる、その代り何か楽器を習おうと言いだしたところが、馬鹿囃子をお習いなさらいかと勧めた者があってね。大笑いさ」 「そりゃ本当かい」 「本当とも。現に里見がぼくに、君がやるならやってもいいと言ったくらいだもの。あれで馬鹿囃子には八通り囃し方があるんだそうだ」 「君、やっちゃどうだ。あれなら普通人間にでもできそうだ」 「いや馬鹿囃子はいやだ。それよりか鼓が打ってみたくってね。なぜだか鼓の音を聞いていると、まったく二十世紀の気がしなくなるからいい。どうして今の世にああ間が抜けていられるだろうと思うと、それだけでたいへんな薬になる。いくらぼくがのん気でも、鼓の音のような絵はとてもかけないから」 「かこうともしないんじゃないか」 「かけないんだもの。今の東京にいる者に悠揚な絵ができるものか。もっとも絵にもかぎるまいけれども。――絵といえば、このあい大学運動会へ行って、里見と野々宮さんの妹のカリカチュアーをかいてやろうと思ったら、とうとう逃げられてしまった。こんだ一つ本当の肖像画をかい展覧会にでも出そうかと思って」 「だれの」 「里見の妹の。どうも普通日本の女の顔は歌麿式や何かばかりで、西洋の画布にはうつりが悪くっていけないが、あの女や野々宮さんはいい。両方ともに絵になる。あの女が団扇をかざして、木立をうしろに、明るい方を向いているところを等身に写してみようかしらと思っている。西洋の扇は厭味でいけないが、日本団扇は新しくっておもしろいだろう。とにかくはやくしないとだめだ。いまに嫁にでもいかれようものなら、そうこっちの自由いかなくなるかもしれないから」  三四郎は多大な興味をもって原口の話を聞いていた。ことに美禰子が団扇をかざしている構図は非常な感動を三四郎に与えた。不思議因縁が二人の間に存在しているのではないかと思うほどであった。すると広田先生が、「そんな図はそうおもしろいこともないじゃないか」と無遠慮な事を言いだした。 「でも当人希望なんだもの団扇をかざしているところは、どうでしょうと言うから、すこぶる妙でしょうと言って承知したのさ。なに、悪い図どりではないよ。かきようにもよるが」 「あんまり美しくかくと、結婚の申込みが多くなって困るぜ」 「ハハハじゃ中ぐらいにかいておこう。結婚といえば、あの女も、もう嫁にゆく時期だね。どうだろう、どこかいい口はないだろうか。里見にも頼まれているんだが」 「君もらっちゃどうだ」 「ぼくか。ぼくでよければもらうが、どうもあの女には信用がなくってね」 「なぜ」 「原口さんは洋行する時にはたいへんな気込みで、わざわざ鰹節を買い込んで、これでパリー下宿に籠城するなんて大いばりだったが、パリーへ着くやいなや、たちまち豹変したそうですねって笑うんだから始末がわるい。おおかた兄からでも聞いたんだろう」 「あの女は自分の行きたい所でなくっちゃ行きっこない。勧めたってだめだ。好きな人があるまで独身で置くがいい」 「まったく西洋流だね。もっともこれからの女はみんなそうなるんだから、それもよかろう」  それから二人の間に長い絵画談があった。三四郎広田先生西洋の画工の名をたくさん知っているのに驚いた。帰るとき勝手口で下駄を捜していると、先生梯子段の下へ来て「おい佐々木ちょっと降りて来い」と言っていた。  戸外は寒い。空は高く晴れて、どこから露が降るかと思うくらいである。手が着物にさわると、さわった所だけがひやりとする。人通りの少ない小路を二、三度折れたり曲がったりしてゆくうちに、突然辻占屋に会った。大きな丸い提灯をつけて、腰から下をまっ赤にしている。三四郎は辻占が買ってみたくなった。しかしあえて買わなかった。杉垣に羽織の肩が触れるほどに、赤い提灯をよけて通した。しばらくして、暗い所をはすに抜けると、追分の通りへ出た。角に

https://anond.hatelabo.jp/20241001205100

anond:20240930213634

何を念頭に置いて語っているのかよく分からんが、「いやいや法律にのっとって正しい手続きを行ったことをハラスメント扱いとかさすがについていけないわ」と言うことに対してコメントしただけなので落ち着け

2024-09-23

マイナロマンス詐欺防止を」河野太郎デジタル

マイナロマンス詐欺防止を」河野太郎デジタル相の呼びかけ、大丈夫? 婚姻収入情報業者が把握可能に…

まずタイトル詐欺

マイナ以前に婚活アプリ独身証明年収証明など公的証明書を出すよう求めてる。マイナで把握出来るようになるというのはミスリード

で、嘘情報に釣られてカモられる人が増えてるから認証を厳にして犯罪を減らそうと言う話。

ロマンス詐欺」。被害防止のため政府は、マッチングアプリ登録時にマイナンバーカードによる本人確認を行うよう業界団体要請した。個人情報事業者が取り扱うことや犯罪防止の効果には疑問の声が上がる。(山田祐一郎)

現状でもマッチングアプリなどは独身証明書とか戸籍抄本とか課税証明書(源泉徴収票)を提出して各種個人情報登録してるが

徹底してない事業者や偽造や虚偽で登録する詐欺師が紛れ込んでる。

 「マイナンバーカードを利用することによって、氏名、住所、生年月日、性別顔写真といった券面情報のほかマイナポータル経由で既婚、未婚の別、年収などの情報についても、信頼性高く確認ができ、より安心して婚活可能となる」

ー省略ー

 デジタル庁は、マッチングアプリアカウント開設時にマイナカードによって「より厳格な本人確認可能となり、不正防止につながる」と説明

現状個人情報婚活アプリ登録するのが嫌なヤツはマイナ連携以前にサービスの利用登録出来ないか抵抗あるとか以前の問題

マイナの何を問題視してるのか意味不明

 一方で詐欺被害の防止効果については懐疑的な声も。業界関係者は「全ての利用者カードを所持しているわけではないし、所持していても個人情報提供することに抵抗がある人もいるはずだ」と話す。

普及策とか言いつつマイナカード切り札だと認めてる

詐欺対策なら必須しろというのが正しい結論になるはずだが?

 政府は「国民詐欺から守るための総合対策」で、携帯電話契約や口座開設とあわせて、マッチングアプリ本人確認の場面でマイナカード活用事業者に呼びかけた。「詐欺防止を名目としたマイナカードの普及策でしかない」と指摘するのはマイナンバー制度に詳しい清水弁護士だ。「すべての本人認証マイナカードで行え、というのであれば民間事業への不当な介入だ。本人確認の一つの方法とするだけなら、犯罪組織がマイナカードを使って本人確認するわけがなく、詐欺の防止にならない。

これ本当に専門家か?

もしくは専門家の話を理解度3割で7割捏造して書いてないか

マイナシステム民間事業者の話を意図的混同させる書き方だ。

例えるなら「バス過去事故を起こしてる(マッチングアプリ流出した)がドラレコに不備があれば事故を起こすのではないか?」という書きっぷり

マイナカードの偽造は事実上不可能

事業者婚活相手マイナ認証マークを付けたりしたらマッチング側は安心して相手を信用できる。

マークのない奴は詐欺師の可能性を念頭に出来るわけだ。

その程度の発想が出来ないITジャーナリストとは程度が相当低いか御用学者だ。

◆「個人情報を盗もうとする詐欺師は、あらゆる手段を使う」

 ITジャーナリストの星暁雄氏は事業者個人情報を取得できる点を問題視する。「マイナカードによる公的個人認証信頼性が高い個人情報を扱う。これらの情報事業者システムから漏洩(ろうえい)する危険は本当にないのか」。2015年には海外不倫目的マッチングサイトで3000万人以上の個人情報が盗まれネット上で公開された事例もある。「マッチングアプリ事業者に悪意がなかったとしても、システムに重大な不備があれば情報流出して利用者尊厳を損なう事態に至る可能性がある」と危ぶむ。

 その上でこう強調する。「マイナカード本人確認手段ひとつにすぎない。一方、個人情報を盗もうとする攻撃者や詐欺師はあらゆる手段を使う。マイナカードをあたか詐欺個人情報盗難など犯罪を防ぐ決め手であるかのように宣伝することは、人々の警戒をゆるめ、逆に被害を増やしかねない」

元々ひどい東京新聞だがマイナ案件になると事実誤認ミスリードオンパレード

批判するのにしても整合性を取れる内容を作れ〜

https://www.tokyo-np.co.jp/article/355707

2024-09-20

「嘘」誤用してる奴いるよな

ちゆ12歳かいう人がマガジン表現規制に物申している。

『愛と誠』電子版の「基本的に発表当時の表現」という嘘|ちゆ12歳
https://note.com/tiyu/n/n1b0d2981ad4d

この記事では、漫画が書かれた73年当時から86年と95年で二度表現に変更が加えられたにも関わらず発表当時の表現だと主張する出版社に対し物申している。

物申すのは良いんだけど、この人が「嘘」と断言する根拠が乏しいと言わざるを得ない。

 

基本的に発表当時の表現」が間違いというのは資料もあるしおっしゃる通りなんだろう。

だが間違いは常に嘘ではないよな。

なぜなら嘘は間違いの中でも特に故意の伴ったものからだ。

しかちゆ12歳記事から故意であるという明確な証拠は見られない。

 

例えば、95年版は既に24年版と同じなので現担当者もその事に気付いてない可能性は十分考えられる。

だって95年ってもう約30年前だぞワグナス

当時を知る人物さえ社内にどれだけいるか

そこまで古くなくても出版社に問い合わせるくらいは当然できるだろうが、そういう記述もない。

 

もちろんマガジンのこの注釈「嘘」である可能性は全く否定しない。

例えば95年時点で既に同じ注釈があったと言われれば、じゃあ嘘やねと俺は言うだろう。

しかしそれは手のひら返しではない。

俺が指摘しているのは、それを示してもいないのに嘘と断じて他者攻撃する主張の脆弱さについてだからだ。

それにマガジン中の人からしたら毎日正直に生きてるつもりなのに突然訳分からん奴にこうやって絡まれて、それに対するネットの反応が「さすがちゆ12歳さん」で埋まってるとかトラウマもんでしょ。

相手が嘘をついているという紛れもない証拠を集め、それでも見逃しがある可能性を念頭に外堀を埋めるように攻める。

そういう泥臭いことを怠って返り討ちにあって傷つきながら学ぶから人は頭を垂れる稲穂になるんだ。

それとも相手にされない大企業から何言っても良いと舐めてかかってるのか?

 

そもそも「間違いは常に嘘ではない」という事すらちゆ12歳理解していないのかも知れない。

例えば荒木飛呂彦氏の、大人は嘘つきではなく間違いをするだけ、という1988年謝罪文に対し「間違ったんだからお前は『嘘つき』だぞ?」とかツッコんでたのかも知れない。

実際、単なる間違いを嘘と言っている者は明らかに存在する。

彼らは自身の間違いを自嘲的に表現するような時に使っている。

ここで彼らの表現は明確に誤りだと断じたい。

これは同じ間違いを犯した他者さえ間接的に嘘つき扱いする邪悪さもはらんでいるので積極的にやめろと言いたい。

また、ちゆ12歳他者への攻撃として「嘘」という言葉を使っているという点で彼らの自嘲性すら無い点にも注意したい。

 

ちゆ12歳はまだ若いんだから、これから正しい論理表現、そして何より慎重さを身につけないとね。

それが出来ないならこうやって増田放言しましょう。

以上、人生の大先輩ますだ13歳からお気持ちでした。

2024-09-19

anond:20240919122024

株主総会では見上げたことを言っていても結局訴訟はするのね、と思った

https://n-styles.com/main/archives/2024/06/28-233000.php

より引用

質問マリオゼルダポケモンなどの魅力的なIPがあるが、IP権利侵害する製品が他社から出ている。

そういったことに対する考えを聞きたい。

古川:当社の知財侵害したものに対しては適切な対応を取っている。

ゲームを通じてキャラクターへの愛着を高めていた。

キャラクター模倣だけではなく、ゲームの中での体験大事

パルワールド念頭に置いたのだろうなと感じられた質問

キャラクターのガワだけコピーしても、ゲーム体験と密接に関わる”魅力”まではコピーできないだろと言わんばかりの強い回答だった。

2024-09-11

顔がブサイクから清潔感出ないと言ってる男、普通に不潔だった

個人体験感想なので全ての人に当てはまるわけではないことを念頭においてほしい。

以前、ブサイクだけど優しい(本人の自己評価男性と付き合ったことがある。

何回か食事に行って、楽しかったので付き合うことになった。

付き合う前の清潔感の印象は「オシャレには興味がない」だった。

多分付き合う前は彼なりに頑張っていたから不潔感が緩和されていたのだと思う。

ちゃんと入浴や洗濯はしてるだろうけどセンスのなさから少しだらしなく見えたりするのかなと思ったけど大間違いだった。

普通に不潔だった。

まず洗濯はしてるかもしれないけど洗剤の量がめちゃくちゃだし、とりあえず洗濯たから清潔だと思い込んでいる。

体臭が強い方だから臭いが落ち切っていないのに。

アウターは直接肌に触れないかクリーニングには出さないらしい。(ファブリーズはする)

脂性肌なのは体質だから仕方ないけど、それなのに体の洗い方が甘い。

髪の毛の洗い方も雑。時間が短すぎて髪の油分が落としきれていないみたいだった。

メガネもろくに洗ってないみたいでレンズが手の油で虹色に輝くようになっていった。

ブサイクから清潔感出すのが難しいと言うわりに眉毛の手入れすらしておらず、というかそもそも鏡を見ていない。

至近距離自分の顔を見ていないか鼻毛が出ていることに気づかないし、髭の剃り方も適当

自分の衛生面の管理すらできていないから部屋も当然汚くて、綺麗にするための歯ブラシでさえ茶色くなっていた。

でも彼は「オシャレはしていないけど、身だしなみは整えてる」という認識だった。

だって毎日シャワーを浴びているし洗濯してるし歯も磨いているからね。

いや、普通に身だしなみ整えきれていないし不潔だよ。

というか、ファッション自分と向き合って似合うものを探したり、それに合う髪型研究したりするから、身だしなみとつながっている。

肌や髪を手入れしたり、服が傷まないよう丁寧に洗濯したり。

どんなにブサイクでも、その道のプロが髪をセットして肌がテカらないようにして眉を整えて自分に似合う清潔な服を着て歯を白くして姿勢を整えたら少なくとも不潔感は出ない。

けど清潔感がない人はまず自分をロクに見ないし、そのせいで自分容姿を把握すらできていない。

から不潔でも身だしなみができているという評価になるんだな、と思わされた。

そして不潔感がある人は自分にも気遣えないから、人のことも気遣えないようだった。

付き合う前の優しさもそのとき限りだったようで、結局すぐにお別れした。

とここまで書いていて思ったけれど、清潔感がない人は本当に自分に興味がない。

なので自分は清潔にはしているけれど顔のせいで不潔感が出る、という現実からかけ離れた自己評価をしてしまうのかもしれない。

から形だけ入浴や洗濯をしたら終わり。

例えば自分の肌は乾燥やすいから保湿をしようとか、「自分の体質に合わせて体を整える」という発想すらないようだった。

身だしなみって、まず自分を清潔に、健康に近づけるようにするところからだよね?

そのためにはまず自分がどんな状態なのか、体質なのか等を把握しないと始まらない。

けど付き合った彼は自分の肌の状態すら分かっていなかった。

から清潔感が出ないと悩んでいる人、とりあえず自分をしっかり鏡で見て自分のことを理解してほしい。

清潔にしていると思っていてもできていなかったりするから

自分のことを見つめて、そこからはじめて自分のことが分かってきてセルフケアに繋がるから

ブサイクから清潔感が出ないと決めつけるのではなく、自分に向き合って自身を大切にしてほしい。

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