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はてなキーワード: 教祖とは

2018-05-16

教祖になりたい奴が増えてるんだぜ

俺の周りにもすげー増えてきた。

なんとかセラピストとかカウンセラーとか。

サロンやりまーすとかワークショップやりまーすとか。

うまくいくと教祖になって信者がつく。

その信者たちも、教祖に憧れててなりたいって思ってるのがちらほらいる。

別に実害がなければいいんだけど、関係ない人間を巻き込まないでほしい。

お前のインチキセミナーなんて興味ないぞ。

なんなんだこれは?

イケハヤスタイルって隙間産業から基本的にはフレンズ増やしすぎるとパイの取り合いになるし、だからオールイケハヤはひっそりやってたんだけど

例のイケハヤイケハヤスタイルパンピー啓蒙することで自分けが教祖として既存イケハヤ利益全部踏み台にする形でマネタイズたから嫌われてるであってる?

2018-05-13

自分こそ一番新鮮な正義だと思ってる若造すら

若さによるマウント目的から

それでも結果出されると勝てないのが日本人だけど

所詮教祖でもない限り、本物の人間はいない

その教祖すら、最後には大犯罪をして終わる

日本に生まれた時点で終わり

2018-05-09

キリストキリスト教の教祖になったのって

名前が偶然一致していたからなの?

2018-05-08

統一教会二世信者に生まれた話


結論から言うとめちゃくちゃ精神を病んだ、

という話。

統一教会、というのはご存知の方も多いと思いますがざっくり言うとキリスト教ベースにした新興宗教です。同じキリスト教系でいうとエ〇バとか、仏教系で言うと創〇学会とか、その手の怪しくて迷惑集団の親戚みたいなものですね。統一教会も怪しくて迷惑集団です。

具体的な活動としては、韓国北朝鮮統一のためにデモ運動やビラ配りをしたり、男女数千人が集まって教祖(お父様と呼ばれる)もしくはその代理(数年前に教祖が死んだので組織の偉い人もしくは教祖の子孫)から「祝福」と呼ばれる儀式を受けて合同結婚式をしたりする、そういう集団です。教祖(北朝鮮人)は「イエス・キリストの生まれ変わり」という設定になっています

その辺りをなんとなく踏まえて頂けるとわかりやすいかと思います

私が生まれる十年ほど前、両親が統一教会合同結婚式結婚しました。

両親が何を思ってその時期(信者統一教会から抜けさせるために監禁行為すら行う被害者の会存在した時代)の統一教会に入ったのかは分かりませんが、とにかく、彼らの唱える真実の愛とか何とかに救いを求めたようで、そして「祝福」の儀式を受け、引き合わされて結婚しました。

この場合結婚相手というのは信者が選べるわけではなく、上の人が適当に決める相手になります

両親もその時に初めて出会い結婚しました。

私は生まれた時から信者でした。

毎週日曜日になると「礼拝」と言って、教祖(とその子孫や上位の信者)の出版した本を読み、我々のなすべきことは統一教会による宗教統一教祖を中心に据えた世界平和である、みたいな話を聞くために「教会」に集まります。大抵が古いビルオフィステナントを借りて改装した、怪しい感じの場所です。

私のような二世信者、もしくは親が入信したために一緒に礼拝に連れて来られる子供のために、子供向けの礼拝も行います

教会には教祖を祀る祭壇があり、その方向を向いて礼拝を受けます

まず、神様教祖を讃える歌を歌います

キョンべーと呼ばれる土下座のような韓国式の礼をします(略式の立礼で行う場合もあります)

盟誓を唱えます(私は統一教会人生を捧げます、という内容の定型文です)

君たちはこれから世界統一教会のために変えていくんだという教えを受けます

そして、教会に来ない人はサタン(人間堕落させた悪魔)に支配されている哀れな人だ、などの批判をひとしきり聞いた後、君たちはそういう相手を救う存在にならなければならない、という話を聞きます

お祈りをします。(教えを踏まえ、今後自分がどのように変わっていくか、行動していくかを誓うことが望ましい)

献金します。(収入の1割が望ましいとされる)


子供向けの場合は、聖書の内容を勉強したりもします。多少統一教会風にアレな解釈はされていますが、だいたい創世記からイエス・キリストの復活くらいまではざっくり教わります

それと同時進行で、教祖イエス・キリストの生まれ変わりであり神の子だ、という話と、教祖の生い立ちも勉強します。まあ多大に美化された話ですが。

そういうわけで、我々二世信者ほとんどが、小学校くらいまでは割と素直に統一教会を信じています洗脳ですね。

あと時々、韓国にある総本山的なところまで行ったりもします。儀式バンバン全身を叩かれたり、床で寝起きしたりする過酷な感じですが、行くと「凄いね」「偉いね」と言われるし、あの極限の生活の中で何かを見出す人も多いようで割と皆さんよく行ってます。私も何回か連れていかれました。体調を崩しました。


恐らく統一教会でない人から見れば結構な異様感があると思いますが、私には、教会の教えも礼拝もすべてが普通のことでした。そして、二世信者の大抵がそうであるように、私も「この世」(統一教会でない、世間一般社会のこと)と統一教会とのギャップに戸惑いました。

統一教会では、恋愛、化粧、お洒落服装、遊びに行くこと、世の芸能人に興味を持つこと、教会勉強以外のことに時間を割くことが基本的禁止です。信者以外の子と遊ぶこともあまり良いとされていません。

学校では皆が話している内容についていけず休みの日に遊びに誘っても乗ってこない、そういう子がクラスでどういう扱いを受けるかは考えなくてもわかりますね。私もそうでした。




さて、困った私は、嘘をつくことを学びました。

小学校では恋愛の話になるので、クラスの誰々くんが好きだと言い、家に帰ったら、そんなこと考えたこともない!それはいけないことだって教会で学んだよ!と言いました。

バラエティは見せてもらえませんでしたが、親が許可した子供向けのアニメは見せてもらえました。テレビの話は、中学年頃までそれで乗り越えることができました。

友達が喋っている芸能人の話は一切わかりませんでしたが、たまに見る写真を覚えて「○○かっこいいよね」と言ったり、なんとなく話を合わせていれば、なんとかなりました。

家に帰って、親に「お友達の誰々ちゃん芸能人の○○が好きなんだって!」と言うと嫌な顔をされたので、「今日は誰々ちゃんポケモンごっこをしたよ!」と作り話をしました。

子供向けアニメに出てくるような、些細な恋愛描写にすら母親が冷たい目をするのが怖かったので、知らないふり、わからないふりをしました。

それでいいんだな、これからも両方に嘘をつき続けていけばいいんだなあ、と思っていました。

ですが、嘘ばかりついて他人とまともなコミュニケーションを取ってこなかった私は、中学生になる頃には典型的な「空気が読めない子」になっていました。

中学生になると、空気が読めないということが命取りになりますね。まともに育った子でも修羅経験するような年齢ですし、その時期であっても嫌われる程度で済んだのは本当に幸運だったと思います。結局私は、クラス40人のうち30人には嫌われているが隅のほうにいる3~4人のグループに入り常に固まって行動する、みたいな中学時代を送りました。

あと私の中学ビーバップハイスクールみたいなところだったので、誰も根暗ときに興味を持つ理由がなかったのかも知れません。隅のほうにいる根暗悪口なんかより、校舎内に原チャで乗り込んでくる同級生の話ほうがよっぽど刺激的ですし。

統一教会のほうでは、小学校時代よりも本格的に洗脳教育が強くなりました。

普段礼拝に加えて、STFと呼ばれるエリートコース選抜されるためにハーフマラソンを走らされたり教祖出版物を読んでレポートを書かされたりしました。

また「将来立派な職業につき、高い献金を納め、その地位でたくさんの人を勧誘できるように」という理由で、良い成績を取ることも求められました。

教祖の子孫や、組織幹部来日(基本的朝鮮系なので)した時のために歌やダンスなどの見せ物の練習もするようになり、平日の晩まで教会に行くようになりにました。

このハーフマラソン過酷で、中学生の未発達な体なのでまれに死人が出ます。それでも、それが「神様のため」「教祖のため」だと信じて走るのです。そう信じるように、上が指導します。

断食します。大人になると40日くらいやったりします。これもときどき死人が出ます

また、二世信者には「祝福」を受ける義務があります

恋愛をせず、女は処女で男は童貞のまま、統一教会儀式によって引き合わされた相手結婚をする義務があります純潔教育というやつです。

恋愛沙汰の多くなる年代になったこともあり、純潔教育は一層苛烈になりました。簡単に言うとセックスは罪、セックスすることは堕落、ということですね。セックスに対する罪悪感をめちゃくちゃ植え付けていく感じです。

恋愛は罪、化粧は悪魔を誘惑する悪いものカラオケゲーセンなどの学生の遊び場は悪魔がいる場所、そういってほとんどの娯楽が制限されました。学校の友人から遊びに誘われることは、悪魔の誘惑とされました。

その年代の子供が楽しむこと全般制限されるようになりました。




この辺で、学校統一教会を両立することが辛くなってきました。

学校でも、教会でも、嘘をついて話を合わせることに限界が近くなっていました。日曜日友達の誘いを断る理由説明出来ないし、教祖出版物を読んでも心から信じているわけではないかレポートが書けないし、成績も良い数字を維持できなくなりました。頑張っても頑張っても「もっと頑張れ」と言われることに気が遠くなりました。

このままいけば、「祝福」を受けることになるだろう、ということも嫌になりました。少なくとも両親は統一教会出会って結婚したこと幸せだったようには見えなかったので、両親のようにはなりたくない、と思いました。

統一教会とは世間一般から見て異端で、気味の悪い存在なのだと分かったのもこの頃でした。


中学の終わり頃、景気の悪化父親借金を重ね、ついに首が回らなくなり、昼はサラリーマン、深夜は新聞配達、土日は警備員アルバイトをする三重生活をするようになりました。

統一教会の末端信者は、大抵が低所得層です。私の両親も例に漏れ低所得層で、三重生活になる以前から家賃光熱費を滞納したり、金のことで両親が揉めたり、両親の貧乏コンプレックスを日頃から聞かされるくらいのことはありました。この後、それが霞んで見えるほどの地獄を見ることになりますが。

私が高校に上がった頃には、父親は毎晩深夜2時に起きて真っ暗な中で「神様!!!」と狂ったように叫びながら身支度をして家を出ていき、新聞配達バイトを済ませて朝六時頃に帰宅、仮眠をして昼の仕事をして何かをブツブツ呟きながら青黒い顔で帰宅、夜9時に就寝、という生活をしていました。

母親転職ストレスで、大量に食材を買い込んでは放置して腐らせ、家中異臭をさせていました。

父親が就寝する夜9時前になると、両親は教祖の書いた本を声を合わせて音読し、祈りをささげ、キョンべーをします。(家でも各々で礼拝しましょう、というのが推された時期でした)

真っ暗な中で発狂したように叫ぶいい年の男性と、異臭がして近寄れないリビング想像してください。めちゃくちゃゾッとしますね。それに家の中で礼拝が行われることも加えると、この家に自分の味方は誰もいないのだと絶望した気持ちになります

ついでに言うと両親の暴言も酷かったですね。神を信仰している、平和を願っている、統一教会による真の愛を世界に広めていこうと言ったのと同じ口でまあまあの暴言が飛んできます。そして、それを二世信者相談すると皆「うちもそう」だと言っていました。

何が正しいかからなくなりました。

そういう経緯で、幼少期から洗脳によって培われたはずの私の信仰心はマイナスになりました。

この時期、家が悲惨な状況部活人間関係が合わなかったストレスもあって、精神に不調をきたして胃液を吐くようになりました。

リストカットもするようになりました。常日頃から「お前の体は神様教祖様にもらった大切な体だ、お前が粗末にしていいものではない」というような教えがあったので、自分の体がボロボロになっていくのは最高の仕返し感がありました。ざまあみろ、と本気で思っていました。

私は高校に上がって以降ほとんど礼拝に行っていないので、最近の教えの方向性ほとんど知りません。

ただ伝え聞く限りでは、2005年頃には「2008年には統一教会世界に認められている!」と言い、2008年頃には「2012年には統一教会による平和世界が実現する!」と言い、2012年には「2015年には以下略!」と言っていたそうなので、今もまた同じことを言っているのではないかな、とは思っています。もう2018年ですね。

さて、精神に不調をきたした高校のあたりから、私は「統一教会自体が間違いである、よってその結婚で生まれた私は存在自体が間違いである」と考えるようになりました。

ハンガーストライキのように食事をとらなくなり、やせ細ると、母親は私が食事を食べられるようになるようにと「祈願書」というものに手を出しました。お願いごとを書くと、教祖やその周辺の人が神様に届けてくれる紙だそうです。ン万円します。

まり書くと個人的な憎しみが前面に出そうなので控えますが、マッチポンプとはこのことかと思いました。あくま個人の感想です

そのあたりですべてが嫌になって、男の家に家出し、処女を捨てました。16歳でした。






その後は水商売で働いて一人暮らしをし、夜で稼いだお金短大を出て、今は昼の仕事をしています

両親から統一教会から離れるために、私はたくさん抵抗をしました。

統一教会信者として生きていく気はないことを何年も言葉で伝え続けましたし、分かってくれないなら死んでやるとも脅しましたし、親が泣くまで責めたことも数多くあります。既に純潔でないことも、夜の商売自傷行為で体がボロボロなことも伝えています。生まれてこなければよかった、とも言いました。

それでも伝わらないことに、両親が私に「祝福」を受けさせるのを諦めていないことに、もう疲れました。

今、私は毎朝晩、数種類の精神薬を飲みながら働いて一人暮らしをしています精神調子を崩すと過呼吸を起こしますし、どうしても、普通環境に生まれ普通に育つことができた人に対する劣等感があります。少なくとも統一教会でなければ良かったとずっと思っています

カルトマルチなど、「異様な集団」の気配を察知すると過呼吸を起こします。宗教話題が出ると頭が真っ白になります統一教会育ちであることがバレて周りに軽蔑されないか、ずっとずっと不安です。

そういう後遺症のようなものが、統一教会を離れて何年も経つ今になっても残っています


二世信者には精神を病む人や自殺をする人が多いと聞きます

自分の育った環境が異常であると気づいてしまうこと、

外の社会での生き方を教えてもらえないこと、

若い頃に恋愛、化粧、年相応の娯楽の一切を制限されること、

死ぬまでずっと生まれや育ちに劣等感を抱えて生きていかなければならないこと、

それがどれほど、普通の人の中で生きることを困難にさせているのか、きっと親世代信者は知らないのだと思います。言ったところで伝わることはないのかもしれません。

きっと統一教会信者のすべてが、私の両親のような人ではないのでしょうし、もしかしたらとても人格のできた人もいるでしょう。

教えにしても、もしかしたら本当は間違っていないのかもしれません。教会を離れた私の判断がすべて正しかったと言い切ることもできません。

ですが、幼少の頃から社会と相容れない信仰を植え付け、世間の「普通」と自分の「普通」とのずれを味わわせることを、正しいと言うには疑問があるのです。

それでも統一教会を選んだ二世信者もいます

選べなかった私のような二世信者もいます

せめて、外の世界の人に、私が見てきたものを知って欲しい気がして、当エントリを書きました。

私の意見二世信者代表というわけではありませんが、もしも、共感して頂ける二世信者がいれば嬉しいです。こういう子供がいたのだと、知ってくださる外の世界の方がいればもっと嬉しいです。


普通でない環境で育ってしまった、すべての人に幸あれと願っています

IT企業のいい所は機械が神であること

動くシステムこそが絶対神であり、関係する全ての人間システムに魂を捧げるための信徒

教祖的なポジションに付くやつはいてもあくまシステム事態が神。

人間が神となって周りに忖度要求することはない。

マジで機械神最高だわ。

人類マザーコンピューター支配されるべきだろ。

人間人間支配してんじゃねえよ死ねよ殺すぞぶっ殺してやる

2018-05-05

道徳法律より優先されるべきなのだ

最近ね、法律優先順位を高めすぎて道徳的にどこまで責め立てられるべきことかどうかを軽視している人が多いように思うのだよね。

でもな、それは違うぞ。

何故なら法律とは道徳からまれものなのだからな。

いうなれば、道徳教祖で、法律教典なのだよ。

道徳がまずあって、それをより事細かに言語化し数値化したもの法律なのだ

それを見誤ってはいかんよ。

まして、法律などというものは昔の道徳基準に作られているものだって多いんだ。

今、道徳的問題ならば、それは法律的に問題であるなしにかかわらず大問題なのだよ。

分かるかね。

2018-05-03

anond:20180503052201

ここは弱ってるやつに罵声を浴びせる心無いやつが野放しになってるから、QAサイトのほうがいいと思いつつ。

典型的な「どう思われたい、それができないから苦しんでる」という人間パターンですね。

人間ってのは仏教で「慢」の感情と言って、こう思われたいという感情があります

だけど、それがなせないために傷つく。まあ、こう思われたいか努力するという側面もあるので、完全悪な感情ではないですが、制御できないと。

この辺は小池龍之介氏あたりの本が良いです。「平常心のレッスン」とか。他に禅周りの本が良いです。

それに加えて、上記感情が頭の中をぐるぐる回って脳疲労の状態になってます

思い通りにならないことを頭の中で思考自動操縦状態になってます

そこで、思考を止めて、頭を休息させる必要があります

久賀谷亮「世界エリートがやっている最高の休息法」なんかのマインドフルネス本あたりがおすすめです。

あとはビタミンCオリゴ糖あたりを取るとか。僕はいいと思います科学的立証はそこまで、、、なので、まあ、ついでにやってみたら効果があると思う程度で。

ですが、セミナーは正直オススメしません。本読んで実践でも十分だと思うし、教祖依存させて金をせびるタイプ霊感商法や、質の悪い自己啓発セミナーも世の中いっぱいあるからです。

2018-04-25

3万人が薬漬け、儀式レイプコスプレロシアカルト教団アシュラム・シャンバラ」の実態と近況

ロシアカルト団「アシュラム・シャンバラ教祖実刑判決

ロシア連邦、シベリアの中心的都市ノヴォシビルスクで、3万人もの信者を持つカルト

アシュラム・シャンバラ」の教祖コンスタンチン・ルードネフが、今年2月禁固11年の実刑判決を受けた。

露紙「シベリアン・タイムズ」によると、罪状は、

強姦麻薬密売性的暴行人権侵害目的とした新興宗教団体を創り上げた罪。



こういうのって普遍的ニーズがあるからまれるんだろうなぁ。

2018-04-22

anond:20180422105401

そんじゃ、どんな世界がお望みなんだ?

どんな本音でも書けて、それに対して全国の他人の「すごい!」「わかる〜!」「頑張ってるよ!」「面白い!」とポジティブな反応だけ大量に返ってくる世界が良いのか?

そんなの、元増田が何らかの教祖になって鍵掛けたSNS上で信者を集めてやる位じゃないとできないな

それすらネットの片隅でヲチられるかもしれんが

2018-04-19

事実を見れば「そんなわけない、おかしい」って言い続けた野党の大勝利なんだが

引っ張ってる間に安倍ちゃん教祖による教化完了してて最早支持が崩れない状態

[] #54-7「誰も期待していない宗教裁判

この聖書基準に、教祖はどんどんニセ教祖を追い詰めていく。

ニセ教祖聖書を手に対抗する。

「えーと あ 我々がやっていた免罪符ランダム性についてですが 第12項によると『賭博にあたる行為を推奨していない』と書かれています なので禁止もしていない と解釈することもでき」

生活教の七戒の一つ、『営利を介した宗教活動を禁ずる』。是非が明記されていないものについては、生活教の基本信条と七戒を参考にします」

だけど、どうもニセ教祖は話についていけてない。

俺たちと同じで、聖書をマトモに読んでいなかったっぽいな。

「え それって矛盾しませんか どうして こんな曖昧表現にするんですか」

賭博抵触するもの全面的禁止すると、娯楽だったり、保険などに入ることすら広義的にはダメだとなってしまうからです。それは心身の健全さや、生活における安寧を、かえって損なうことになります


その後も応酬が続く。

あ、このあたりのやり取りは話の構成上、読み飛ばしても何ら支障はないぜ。

有償であることについてもそうですが、免罪符の中に“転生”という概念を持ち込んでいるのも看過できません。生活教は、原則として“今”を重視した体系であり、確証のない未来約束するものではないからです」

ちょっと待って 生活教は死生観について言及していない これは否定もしていないってことで 輪廻転生解釈次第では」

肯定否定もしていないものについては、基本信条と七戒を柱に考えます

「えー では 死生観については えー」

生活教の時間概念は、基本“今”とそれに直接繋がる“身近な未来”を重視しています免罪符は、そのどちらでもないですよね」

「でも 保険否定しないということは 遠い未来保証についても 否定していないのでは」

「それは“今”を生きる糧に繋がるという、可能性を考慮した場合においては、です。もし、あなた免罪符無料であるか、輪廻転生が何らかの補償約束するものであるなら話は別ですが」

「うーん うーん」

「どちらも満たせていませんよね? あなたのやり方は、確証のない未来担保にして“今”を搾取している。明らかな教義違反です」

ニセ教祖は手元の聖書現在進行形で読みつつ弁明する。

だけど、付け焼刃ではどうにもならず、教祖に「都合のよい解釈だ」と論破され続けている。

「更に、あなた免罪符販売の際、『主の降臨日』だとか『主の生誕日』記念だと言っていましたが、これもおかしい」

「え いや あるじゃないですか 世間でも期間限定の催しは 多少の開きは認められているはず それに生誕日や降臨日といったもの解釈が分かれ」

「そうじゃなくて。そもそも生活教に“主”といったもの存在しません。生活教は体系そのもの信仰しているため、神の存在を認めこそすれ、崇拝しているわけではないですし」

え、そうなの?

宗教って、大抵そういうのに祈ってるイメージなんだけど。

「え、そうなんすか?」

「そういえば、現象について説明するとき、いつも精霊がどうとかって言ってた気がする……」

信者のカジマとタイナイも、知らなかったらしい。

「まあ教祖が言ってるんだから、そうなんだろう。どっちでもいいよ」

仮にも信者名乗ってるのに、そんな反応でいいのか。


…………

こうして十数分に及ぶ応酬は終わった。

パッと見、教祖側が一方的だった形だけど、俺たちの目線では違っていた。

自治体教義を知らないから是非を判断できなかった。

そこで、傍聴していた信者投票によって判決を下すことになったんだけど、信者たちも判断できなかったんだ。

教義がどうのこうの言われても、その場で理解している人間教祖しかいなかったってわけ。

馴染みのないスポーツ観戦の、解説を聞かされているような状態だ。

みんな、大体の雰囲気で観ていた。

「んー、免罪符を売ってた人がニワカだったのは明らかだし、有罪確定っぽいよね」

「話の流れとしては、そうなんだけど、何か普通の展開過ぎて面白みに欠けない?」

生活教の信者たちは、面白半分で入信しているから、当然この期に及んでも「面白さ優先」だ。

司法国家なんて知ったことではない世界で、道理なんてもの判断基準にはならない。

そのせいで形勢は、変な方向に傾きつつあった。

「でもなあ、オイラあの免罪符にかなり金使っちゃったから、擁護したくないんだよなあ」

だけど、ここでカジマが何気なく放った言葉が、信者たちに新しい風を送り込んだ。

「……ん? 待てよ。あいつが有罪になったら、返してもらえるんじゃないか免罪符に出したお金

その可能性に気づいた信者たちは、いきり立った。

万札つぎ込んだカジマはまだ分かるけど、小銭しか出していない他の人たちまで賛同している。

みんな、自分たちで金をドブに捨てたって認識はあるけど、実のところ後悔も未練もタラタラだったんだ。

汚水まみれになってまで拾いたくないはないが、労せず拾えるなら話は別ってことか。

投票の結果、満場一致で『有罪』となりました。免罪符を売っていた者は、自治体に引き渡された後、個人的制裁を受けます

「こ 個人的制裁って なに」

みんなが、その結果に拍手をしている。

俺も同じ穴のムジナだけど、さすがについていけない。

何はともあれ、生活教の危機は去った、ってことかな。

こうして、誰も期待していない宗教裁判の幕が閉じた。


…………

これで、めでたしめでたし

……でもよかったんだけど、この話には続きがある。

なんとニセ教祖が別の宗教を立ち上げ、活動継続させたんだ。

「おい、教祖。いいのかよ、あんなことさせといて」

生活教ではない以上、私が介入できる範疇を超えています生活教は他の宗教ダメはいいませんし、改宗は迫れませんよ」

教祖他人事になった途端、こんな調子だ。

釈然としねえ。

やっぱり宗教って、くっだらねえと改めて思った。

でも、くっだらねえものほど、俺はなぜか面白がりたいのかも……とも思った。

(おわり)

2018-04-18

[] #54-6「誰も期待していない宗教裁判

異端審問』?

なんだ、そりゃ。

俺には馴染みのない言葉だったけど、それを聞いていた信者たちは色めきだった。

「おい、聞いたか? “異端審問”だってよ!」

まさか、このご時世に、こんな所で拝めるなんて!」

みんな、その場から離れるのをやめて、再び渦中に集まってくる。

俺はイマイチついていけてないけど、みんなの興奮ぶりを見ていると、ただごとじゃないのは肌で感じる。

気になって、タイナイとカジマに尋ねた。

「ねえ、異端審問って何?」

「オイラも詳しくは知らないっすけど、要は宗教テーマにした裁判って感じ」

「その目的は様々だけど、今回の場合だと免罪符を売っていたあの人を、生活教の人間ではないって証明するための裁判ってところだろうね」

なるほど、話が見えてきたぞ。

ニセ教祖のやっていたことは、そもそも生活教とは何ら関係のないことだと、その裁判で断定したいわけだ。

そうすれば教祖はもちろん、生活教の名誉も守られる。

信者たち目線では、単なる内輪モメが“異端審問”なんていう物珍しさによって、ちょっとしたエンターテイメントっぽく見えるようになる。

教祖にそんなつもりはなかったのだろうけど、結果として名誉挽回と信者の確保を両立する、ベターな回答を出したわけだ。

もちろん、信者たちにとってはどう結果が転ぼうと、構わない。

ただ、なんとなく刹那的に盛り上がればいい。

興味のない人間からすれば、心底どうでもいい。

そんな宗教裁判が、いま正に始まろうとしている。

俺のくすぶっていた野次馬根性も再燃してきた。


…………

急遽、始まった裁判は、公共体育館によって行われた。

こういうのって、あらかじめ予約しておかないと借りられない気がするんだけど。

当日に都合がつくなんて、変な力が働いてないか

いや、超常現象とか、そういう意味ではなく。

俺の疑問をよそに、裁判粛々と進む。

信者たちや俺は、“証人”という名の野次馬

裁判所みたく厳かな雰囲気もなく、みんなが同じパイプ椅子に座っている。

まるで、大人の学級会だ。

「えー……これより第一回、生活裁判を執り行います


本日、昼ごろ。免罪符を売る、生活教徒が出没。ですが、この者が、生活教を騙る人間ではないかという指摘が入ります

自治体中立的裁判官、および“執行者”として参加していた。

俺たちや当事者はともかく、自治体は完全なとばっちりだ。

異議あり 私は敬愛なる生活教徒 ライフチャンです」

生活教、教祖。彼が生活教徒ではないことを証明するものはありますか」

証明するものっつたって、信者の多くが自己申告で成立しているような、ユルい宗教だぞ。

当人生活教徒だと宣言した時点で、水掛け論にしかならない気がするけど。

生活教の基本教義が書かれた聖書、『ワーク・ライフバランス』の3ページ目をご覧ください」

聖書!?

そんなの、いつの間に作ってたんだ。

「あー、そういえば、そんなのいつも配ってた気がするっす」

「流し読みした限りでは、底辺ブロガー自己啓発みたいな感じだったから、マジメに読む気が起きなかったんだよね」

この日のためにでっちあげたとかいうわけでもなく、当初から一応あったらしい。

信者の大半は、存在すらうろ覚えだったようだけど。

(#54-7へ続く)

2018-04-17

[] #54-5「誰も期待していない宗教裁判

「なんですか あなたは」

「おや、ご存知ではない? 生活教も、随分と普及したものですね。私の顔を知らない人間まで布教活動をするほどとは」

そう言うと、教祖はおもむろに羽織っている上着を脱ぎ捨てる。

普段活動をしている時の、如何にもな宗教家っぽいコスチュームが露わになった。

それを目にし、辺りがザワつく。

「ああ! 教祖様だ!」

実際に見比べて分かったことだけど、ニセ教祖は装飾品が多くて、教祖のほうはむしろ質素服装だった。

自分でも思っていた以上に、大体の雰囲気しか記憶していなかったらしい。

アニメとかマンガの、バレバレ変装シーンを馬鹿にできないな。

或いは、時代劇の印籠とか、主人公の正体がお偉いさんのパターンとか。

「そうでしたか これは失礼しました わたしは ここ一帯で 生活教の布教活動を しているものです」

だけど、ニセ教祖はたじろがない。

何か、この場を逃げ切る打算でもあるのだろうか。

生活教による営利行為は禁じられているはずですが?」

「違います これは“寄付”です」

「それと引き換えに免罪符提供している時点で、明らかな商売です」

「違います お金では ありません この“ライフポイント”という 石を用いています

ライフポイント?」

そういってニセ教祖は、カラフルな石を見せた。

見た目こそカラフルだが、駄菓子屋とかで売っていそうな、チャチな安物っぽい。

これでカード自動販売機を動かすから、金を使ってはいない、という主張だろうか。

「ええ 貨幣ではないので 問題ありません」

無意味なオタメゴカシはやめなさい。結局そのライフポイントを換える際に金銭を使っているでしょうが

だけど、大した理屈じゃないことは、誰の目を見ても明らかだった。

しろ『金を使っている』という意識を逸らすために、あえてワンクッション挟むという姑息なやり口でしかない。


その後もニセ教祖は様々な理由を展開していくが、どれも言い逃れとしてはかなり苦しかった。

こりゃあ、もう時間無駄じゃないか

だけど、周りから漏れてくる声は、俺以上に素っ気無いものだった。

「なんというか、興醒めっすね……」

「よく分からないけど、生活教はクソっていう認識OK?」

「もう帰ろうーぜ。つまんねーよ」

ここにきて、俺はニセ教祖が抵抗する意味理解した。

今のこの状況は、傍から見れば単なる“内輪モメ”だ。

面白半分で入信している人が多い生活教において、彼らを求心するのは結局「面白さ優先」。

内輪モメなんてのは、楽しむ上でノイズしかならない。

このまま問答を続けても、世間には悪評が広まったまま、そして信者にはそっぽを向かれる。

宗教に限らず、世間でそういった流れができたときイメージ払拭することがどれだけ大変なのかは言うまでもない。

そのことに、教祖はまだ気づいていない。

いや、気づいたところでもう手遅れだ。

教祖自身に非がなくても、“その後”のことについて「生活教」という看板と、「教祖」という立場があまりにも重くのしかかる。

ニセ教祖を見逃すか、或いはケチがつくことを覚悟断罪するか。

一見すると有利なはずなのに、試合をとるか、勝負をとるか、みたいな戦いになっていた。

まあ、いずれにしろ泥仕合消化試合だ。

俺も飽きてきたので、その場から離れようと思った、その時。

教祖は、切り札を切った。

あなたのやっていることは“生活教”ではありません!」

「どうやって それを証明すると?」

「いま、ここで、ハッキリとさせましょう。“異端審問”です!」

(#54-6へ続く)

2018-04-16

[] #54-4「誰も期待していない宗教裁判

「今なら キリスト教との コラボキャンペーンも」

それは、どういった層向けのコラボなんだ。

「それってカトリック? プロテスタント?」

疑問点、他にもっとあるだろ。

「私の言っているキリスト教は 『キリギリスストライキ教』のことで イエスのあれのことでは ないです」

ダメだ、理解ツッコミも追いつかない。

「ふーん、まあ、いいや。次は僕が……」

みんなが免罪符の入った機械に群がる。

別に免罪符効果を信じているからじゃない。

そもそも信仰心がないから、みんな興味本位でやっているだけだ。

でも、傍から見れば金をドブに捨てている人間が寄り集まっているのは変わりない。

バカ人間も、バカのフリをする人間も同じだという状況に、俺は恐怖を感じた。

何より理解できなかったのは、彼らの多くは金を捨てた先が綺麗な川だと錯覚しているわけじゃないことだ。

なのに、それをどこか楽しんでいる節がある。

これが宗教の力なのかは分からないけど、こんなもの現代社会で普及させたらヤバいってことだけは分かる。

やっぱり宗教ってロクでもねえ。


まあ、そういった興味本位を優先した欲求というものは、すぐに解消されることが多い。

実際、多くの人は一回やっただけで満足している。

後は、せいぜい他人がどんな免罪符を引き当てたか眺めている程度だった。

生活教の信者の9割は面白半分でやっているだけなのだから、当然といえば当然だ。

だが、どこにでも奇人変人はいる。

そう、残りの“1割”だ。

「うわ、また『信号無視』の免罪符だ~」

カジマが、かれこそ30回ほど免罪符を引き続けている。

興味本位でやるにしては、明らかに異常な回数だ。

「マズいな。カジマのやつ、『熱中病』にかかっている」

この、残り“1割”の人間には信仰心がある、ってわけじゃない。

『熱中病』を患いやすい人たちなんだ。

『熱中病』は、森羅万象あらゆるものに対して発病の可能性があり、何事にも“熱中しやすく”なってしまう。

こうなると、本人もどこかでやめたほうがいいと思っているにもかかわらず、やめるタイミングが分からなくなる。

サイドブレーキできっちり止めなきゃいけないのに、それが不調を起こしているわけ。

大半は軽微な症状で済むケースが多いけど、カジマのそれはかなり重症だ。

サイドブレーキ、下手したら通常のブレーキまでやられっちゃっているように見える。

「あ~、また『非合法にアップされたの動画を観た』の免罪符っすか~」

「ダブっても大丈夫 同じ免罪符で掛け合わせると 効果が上がります

「なるほどお。無駄にはならないっすね」

いや、目当てのものが出てくれる方が無駄にならないだろ。

結局、ダブりやすいことを誤魔化しているだけじゃないか

というか、「効果が上がる」ってのも意味が分からないし。

「じゃあ、もう一回……」

それで納得して、またやり始めるカジマも大概だ。

これは、無理やりにでも止めないとマズいかも。

明らかに正常な判断が出来なくなっている。

俺たちが止めようとしたその時。

「そこまでです!」

やっと真打の登場。

本物の教祖のお出ましだ。

……便宜上そう呼んだけど、『本物の教祖』って信者っぽい表現で癪だな。

(#54-5へ続く)

2018-04-15

[] #54-3「誰も期待していない宗教裁判

俺は野次馬根性継続させ、ハイク町に赴いた。

自分で言うのもなんだけど、その日は本当にヒマだったんだ。

「あれ、マスダの弟くん。こんなところで会うなんて、奇遇っすね」

そいつ布教活動をしているらしい場に着くと、見知った人物出会った。

確か、兄貴クラスメートのカジマとタイナイだ。

この人たち、確か“自称信者”だった気がする。

「ああ、たぶん奇遇でも何でもない。似たような理由だと思うよ」

「あ、やっぱり、そうなんだ。教祖布教方法を変えたっていうから、“信者”としては見ておかないとね。ブログネタにもなるし」

どうも生活教ってやつは、ヒマな人間を引き寄せる力があるらしい。

それにしても、教祖もどこかにいるはずだけど、まだ来ていないのだろうか。

辺りを見回すが、それらしき姿は見当たらない。

その時、数メートルからカン高い声が聞こえた。

「皆さん こんにち は!」

いた、教祖だ。

……いや、背格好は似ているけど、よく見てみると別人だ。

というか声も、喋り方からして違う。

たぶん、あれが自治体の言っていたヤツだろうな。

便宜上、「ニセ教祖」と呼ぼう。

教祖も中々に胡散臭い奴だが、ニセ教祖は輪にかけて胡散臭い雰囲気を纏っていた。

カン高い声も相まって無駄に目立ち、独特な存在感を放っている。

スイカ野菜ですが 果物でも あります

まあ、声の強さの割に、言ってる内容がしょーもないのは教祖と同じだけど。

教祖を知ってる地元人間や、信者でもない人からすれば、確かに間違えそうだ。

だけど、決定的に違っていたのは、“その後”だった。


「さて 今日は皆さんに 生活を授ける 素晴らしいものを持って参りました」

頭にまるで入ってこない説教を数分ほどすると、ニセ教祖はおもむろに見覚えのある機械を取り出した。

確か「カードデス」っていう、ゲームカード自動販売機だっけか。

免罪符 それを授かる道 身体を軽くして ください」

イマイチ言ってることが分かりにくいけど、たぶん「“寄付”すればカード自動販売機から免罪符が出るよ」って言いたいのだろう。

「よーし、じゃあオイラが!」

怪しさ満点にも関わらず、カジマが機械に小銭を放り込んだ。

興味本位でやっているだけなんだろうけど、だからこそ抵抗がないのだろうか。

「さーて、何が出るかなあ、と」

レバーを捻ると、パスポートサイズの安っぽい厚紙がニュルリと出てきた。

あれが免罪符なのだろう。

「『輪廻転生』って書いてるっすけど……」

「これは善い免罪符 引き当てましたね しかも 希少な方です」

ニセ教祖いわく、“当たり”ってことらしい。

免罪符に、妙な光沢があるのはそのせいなんだろうか。

「いや……良く分かないんすけど、どう希少なんすか?」

「これを創造主に お渡しすれば 平行世界や 異世界でも 転生することが できます

「ああ、“聖書”で読んだことある! 転生前神様からステータス設定とか、スキル付加してもらえるんすよね!」

「いえ その場合は 他の免罪符が 別途 必要です」

種類が複数あるのかよ。

「ええ……じゃあ、その免罪符は、どうすれば」

「5分 5厘の 確率で 手に入り ます

5分5厘……えーと、何%だっけ。

いや、それも気になるけど、ツッコミどころが多すぎるぞ。

免罪符のものがどうかってのもあるし、百歩譲っても金を払った挙句ランダムってどういうことだよ。

「あまり高い確率では ありませんが 本日は主の生誕した日 つまり免罪符が出やすい日 なのです なんと 2倍!」

「へえ~」

全体の出る確率が上がってたら、目当てのものが出にくいままなのは同じじゃねえか。

「……あれ、でも昨日も似たようなことやってると聞いたけど?」

「先週は主が降臨なされた日です。生誕日とは似て非なるものです」

「あ、なるほど」

違いがよく分からんし、わざわざ別にしないとダメなのか、それ。

(#54-4へ続く)

2018-04-14

[] #54-2「誰も期待していない宗教裁判

「どこからそんな情報が? 寄付のものを募ったことすら一度たりとてありませんよ。金銭が少しでも絡むと悪目立ちしてイメージを損ないやすいですから、そういうのは特に気をつけているんです」

から見れば、さっきの布教活動自体も悪目立ちしているように見えるんだけど。

ともあれ、実際あの教祖寄付は募っていなかった。

それとも俺が知らないだけで、裏ではこっそりやってたりするんだろうか。

宗教なんてのは布団と一緒で、叩けば埃が出てくると相場が決まっている。

ハイク町の住人から報告があったんです」

ハイク町? 何かの間違いではないのですか?」

教祖は、その場所布教活動をした覚えがないらしい。

ちょっかいをかけられることに慣れていたので、教祖はそれをイタズラの報告ではないかと指摘した。

「連絡が一つや二つ、特定人物から来るようなら我々もマトモに取り合う気はなかったんですが……それが多数の人たちから、いくつも来ていましてね」

だけど、自治体だってそういったイタズラには慣れていたから、いつもなら建前上の対応をするだろう。

まり、わざわざ詰問するってことは、それなりの理由があるってことだ。

自分たちハイク町に赴いて、実際にその様子を目撃しているんです」

「なんですって!?

おっとお、これは決定的だ。

つの宗教崩壊する瞬間を目撃するなんて、今日は最高の野次馬日和だな。

「待ってください! 私は本当に身に覚えが……では、その頃の時間を言ってください」


話が進展していくにつれて、事態は俺が思っていたよりも複雑なことが分かった。

教祖はその時間帯、ハイク町ではなく、別の街で布教活動をしていたことが目撃者証言で判明。

自治体の組員は最初、その目撃者が実は信者で、口裏を合わせているのかもと疑った。

だけど生活教の信者は、教祖が不利になるようなことしかわずしかも内容は明らかにデタラメだと分かるものだった。

生活教の信者ほとんどが自称で、面白半分で入っている。

から信仰心はもちろん、教祖に対する尊敬心もなかったんだ。

それが結果として証言信憑性を増すことになった。

まりハイク町で商売紛いのことをしていたのは別人ということだ。

だけど、これで教祖への疑いが晴れたわけじゃなかった。

なにせハイク町で布教活動をしていた人物は、“生活教”を掲げていたからだ。

教祖が間接的に関わっていた可能性も、まだまだ捨てきれない。

それに、もし本当に教祖自身が与り知らなかったとしても、同じ宗教人間による行動であるとすれば、当然その責任は発生する。

教祖立場も、生活教も、依然変わりなく危機だってわけだ。

「これは実際に、自分の目で確かめなければ……」

教祖自分名誉と、生活教の名誉を懸けて、“自浄”の必要に迫られていた。

「疑わしきは罰せず」なんてのは司法国家の話であって、こういう事柄は疑いをかけられた側が晴らすしかない。

自分のせいでサイフから小銭がこぼれ落ちたわけじゃないとしても、落ちた小銭は持ち主が拾うしかないんだ。

(#54-3へ続く)

2018-04-13

[] #54-1「誰も期待していない宗教裁判

本質的意味目的が同じであれば、一つの体系にこだわらなくてもいい。むしろ拘ることこそ、視野を狭くする要因になる」

俺たちの町で活動している、“生活教”とかい教祖言葉だ。

宗教という体系から生活の意義を教えたくて、立ち上げたらしい。

だけど、周りには「ただのウザい奴」だと思われている。

生活教に入信していることを自称する人間たちも、9割は面白半分でやっているだけだ。

なぜなら俺たちの町では……いや、現代社会において宗教時代錯誤から

長い歴史によって文化として根付いたケースもあるけど、その隙間を新興宗教が入り込む余地は全くない。

科学で大体のことは説明できるし、俺たちはそれを深く理解していなくても生きていける。

おんぶに抱っこだと、たまにエセ科学に引っかかることはあるけど、それは別に科学が悪いわけじゃない。

体系にそういった“ノイズ”が入り込んだり、未熟な人間邪魔をするのは他のことにも言える話だしね。

今回の話は、そんな“ノイズ”が生活教に入り込んだ話だ。

まあ、生活教そのものノイズな気もするんだけど。


…………

「さあ、皆さん。生活をより良くするためには、何が必要だと思いますか?」

健康ですか」

「正解です。より厳密に言えば、この“健康”とは身体精神の両方を指しています。まず身体必要ものは何でしょう?」

野菜とか、ですか」

「そうですね、野菜身体に良いとされているもの全般。ですが、それだけでは足りないですよね」

「えーと……運動、あと……あ、睡眠!」

「その通り! では、次に精神健康についてですが……」

教祖は、相も変わらず二流ブロガーライフハックみたいなことを説いていた。

信者たちも面白半分で付き合っているのに、良くあんなの笑わないでいられるな。

「さあ皆さん一緒に、目を瞑って。森羅万象に宿る精霊と魂で共鳴し……おっと、呼吸をすることを忘れないで。愚か者は呼吸することを忘れます

お約束となりつつある精神統一だ。

けど、これに真面目に付き合う人は誰もいなかった。

信者の間では、教祖がこれで目を瞑ったら一斉にその場を離れる、という遊びが密かに流行っていたからだ。

ガキの俺が言うのもなんだけど、ガキくさい遊びだ。

まあ、大真面目に付き合ったなら、それはそれでどうかって気もするけど。

「花の精霊が、皆さんの目や鼻、口から入り込むのが感じるでしょう……」

恐らく気づいているだろうに、それでもやり続ける教祖も大概だよな。

「……さて、今日布教活動はこんなところですかね。あまり悪目立ちすると通報されかねないですし。私個人のせいで、生活教に泥を塗ってしまっていけない」

教祖は、いそいそと退散を始めた。

この教祖世間では「ちょっとウザい奴」で済んでいるのは、こんな風に謙虚なところもあったからだ。

大仰に場所占有したりだとか、商売紛いなことをしているわけでもない。

普段地域イベントに精力的に協力したり、善良な市民であることをアピールしているのも効いている。

ただ街中で声高に叫ぶ、ストリートミュージシャンみたいにしか思われていないってことなんだろう。

教祖的には不服だろうけど、これが生活教の、俺たちの街での日常だ。

……だけど、その日は違った。

ちょっとよろしいですか? 自治体のものですが」

自治体の組員が数名、教祖に話しかけてきたのだ。

「え? 自治体って……どこのです?」

「ここら辺の自治体です」

「いや、『ここら辺』と言われても、たくさんありますし……」

教祖は警戒している。

なにせ、この町には自治体が多い。

中にはヤクザに片足突っ込んだようなのまでいる。

「我々のことはいいんです。こちらの質問に答えていただきたい。生活教が最近、“寄付”という名目商売紛いのことをやっていると連絡を受けましてね」

「ええ!?

おおっと、いつかはやると思っていたが、とうとう馬脚を現したか新興宗教

よく分からないが、いずれにしろ、これは大事になる予兆だ。

俺の野次馬根性が、そう告げている。

(#54-2へ続く)

2018-04-09

anond:20180409232707

辛くないですよ

賛同者が居なくても

安倍総理サリンを撒いて死刑になる教祖津波で流された小学生アスペのボクチンで命の価値は等しいと叫び続けるのが私のミッションです

2018-04-07

anond:20180407095023

沈まなかったら「あの時俺が警告したおかげ」って言うだけだよ

新興宗教教祖がよくやるアレ

2018-04-05

新興宗教教祖やりたい

絶対宗教に関わりたくないけど

anond:20180405003023

宗派から教祖から自ら選んでるということね。選ぶ基準千差万別だろうね、同じ人を信仰してる人同士で共通点なんてなさそうだけど、皆一様に崇めるのが不思議

2018-03-30

anond:20180330082753

なにか腹が立つことがあったら、それでググれ。ページ2つ3つめくっていったら、何か本があるはずだ。

世の中たいがいのことは問題解決方法がある。まあ、大概は問題源を切れ!だがな。

それが君の解になる可能性が高い。

ただし、セミナーには絶対行かないほうがいい。霊感商法や悪い自己啓発セミナー教祖も本を書いてるから

2018-03-27

その昔、

♪わーたーしーはーやってないー

♪けーっぱーくーだー

って歌ってた教祖がいたなと、

昨日今日国会を見ていて思い出した。

2018-03-26

anond:20180326142728

努力してる人は努力してない人より偉いんだろ

偉い、偉くないの話じゃない。本人がそれを楽しんでるなら良いじゃん?

社会に貢献する人が偉いんだろ

偉いっていうか、良い奴ってだけ。

能力が下だったら見下していいんだろ

見下して良い理由にはならないと思うぞ。

山中教授サリン教祖で命の価値が違うんだろ

すまんな、よく分からんよ。

ただ重罪だったら反省して欲しいところではあるね。

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