「邪推」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 邪推とは

2023-06-02

まれながらのブクマカだった

おれは幼少期からひねくれた子供であった。疑り深い性格で、何かにつけて疑問を投げかけた。他人から「これはこうなんですよ」と言われると、決まって「ほんまか?」と反発した。素直とか純粋とは真逆の、反骨精神の強い子供であった。

教師クラスメイトから何か言われるたび、おれは繰り返し叫んだ。

「ほんまか?」

そうして順調に友人を失っていったおれは、大学に上がる頃にはとうとう本物の一人ぼっちになった。噛みついてばかりの面倒くさい奴だと周囲に見限られたのだ。

そんなある日、インターネットの広大な海を放浪していて、「はてなブックマーク」というサイトにたどり着いた。トップページには記事の一覧が表示されている。なるほどスマートニュースみたいなもんか、と思った。

はてなブックマークにはブックマークコメントというものがあった。140文字以内でコメントを書くことが出来るらしい。

これが大きな転換点だった。

おれははてなブックマークにのめり込んだ。コメントを書いていると、おれはおれであることを許されたような気がした。ここなら自分らしくあってもいいんだ、と思った。どれだけ批判しても、邪推しても、ひねくれたコメントを書いても、それはただのコメントの一つとして溶け込んでいたし、時にはスターで輝いてさえいた。おれは夢中でコメントを書いた。

ブックマークコメントというものに魅了された。それがおれの人生だった。

ところではてなブックマークのコアなユーザーは「ブクマカ」と呼ばれるらしい。その名の響きにおれは妙な親近感を覚えた。「ブクマカ」という名前には母の優しさを思い起こさせるような温もりがあった。

気付けばおれもブクマカになっていた。

ブクマカ――――。

もしも誰かがおれに向かって

「お前の書いたことはすべて間違ってる。この嘘吐きめ。お前は一体何者なんだ」

と罵ってきたら、

おれは爽快に髪をかき上げてニヤリと笑い、こう答えるだろう。

――――ほんまか? (I’m a book marker of Hatena. )

anond:20230602150558

まあ確かにその可能性もあるからなんとも言えんが。邪推しちまうぜ。

2023-06-01

anond:20230531144711

単に英語力と思慮、注意力の欠落です。

 

サービス入り口

Introducing ChatGPT

We’ve trained a model called ChatGPT which interacts in a conversational way. The dialogue format makes it possible for ChatGPT to answer followup questions, admit its mistakes, challenge incorrect premises, and reject inappropriate requests.

 

英語話者であればこれを斜め読みしただけでアトム的な質問回答機としては使わない、

ページ翻訳ではニュアンスが伝わりにくいんだよね、普段から英文仕事してたり慣れてる人間じゃないとこの説明文で言わんとする所はピンと来ないだろう。

かつ、まともな思慮と注意力がある人間なら、GPTてなんじゃ?ってところは使う前に調べる、

グレート?ジェネレート?プロ?プレ?プロフェッショナル?プロダクト?テキストトランザクション

まぁ頭の中でなんか思い浮かべながら(この段階でもブランディング誘導は始まってる、日本人にはこれが効かない)

で、横線ページをスクロールさせる、SAMPLEだのMethodsだのまぁこ日本人の大半は読んでないんだろう。

ここまで英語話者が読んだらよもやChatGPT検索タスクとして使おうとは思わんよ。

で、Generative Pre-trained Transformerを見つける、はいはい

トランスフォマーだよ、車がロボットに変形したり、電柱の上にぶら下がってるやつ、アメリカだと路上だが

ともかく、変換器ねと理解解釈して使い出すんだからそりゃ検索タスクには使わん。

 

で、と、増田はChatGPTを生成AIだと言うてる、世間一般でもそのように呼称されてはいるのだけど

OpenAI社のドキュメント類、ChatGPT説明文を調べてご覧、このプロダクトを人工知能だとはどこにも書いてない。

ドキュメントコントロール部署検閲し注意深く表現配慮している様子が伺える

これは重要な点で

同社の画像AIダル(DALL·E 2)は明瞭にAI標榜しているのと対象

  

AI国際的な規格は無い、どういう基準AIを名乗れるか、法的なしばりは無い、冷蔵庫だってAI内蔵を名乗りたけりゃ名乗れる、技術要素の裏付け不要

だがOpenAI社はあえてChatGPTAIだと呼ばない。

理由邪推すると2点

1、AI規制世論方向性を見極めてからでも遅くない(ユーザーメディア勝手AIブランディングしてくれるし)

2、事実AIと呼べる代物ではない

 

説明する、

AI法規制議論真っ只中、どっちに転ぶかわからん、最悪ガチガチ規制もありえる、できたばかりの法や規制に対してノーアクションレターは通りにくい

何れにせよ商売はやりにくくなる

関係者は頻繁に公聴会やらに呼ばれている状況、ここら温度感日本またまた周回遅れなんだが

企業戦略としてChatGPTAIと自らは名乗らないのは正解なの、AIの法的定義すらない段階で、先々AI指定回避する一つのキーになりかねない

訴訟になったときに「え?ワイらそもそもChatGPTAIだと言うたことはありませんが?」これが主張できる

自分から「これはグレートなAIでっせ」と標榜していたらもはや逃れられない。

ともかく、笑えるくらい慎重に彼らはChatGPT人工知能だとは宣伝しない、生成AIではないんです。

そもそも技術ドキュメントを読んでも古典的AI技術は使われてない。

所謂ニューラルネットワークパーセプトロン、脳機能模倣をどのような手法計算再現するか

Pre-trainedの部分では使ってるが、応答エンジンの部分では実装されてない、たぶん、しらんけど

 

で、ChatGPTが嘘デタラメを混ぜるのは故意です、俺は確信してる

いろんなプロンプト、少しずつ字句を変えたり、応答の考察をしたんだけど、わざと信頼精度を下げてるとしか思えない。

これパラメーターの調整でいかようにもできるはずなんだが、かなり意図的に嘘捏造が混ざるようにチューニングされてる。

ようはこれもAI議論方向性誘導するための戦略だろう「しょせんこの程度っすよ」と

 

ともかく、そーゆープロダクトである理解して使うと、捗る

anond:20230601073657

まさかの表示文字数制限に引っかかっていたので読みたい人がいるかどうかはさておき分割

 次に、レベルキャップ解放実装された。一見すると戦闘の幅が広がりそうな機能だが、これが大違いである。このレベルキャップ解放にはとんでもないコストがかかる。新しいキャラクター10人ほど既存の最大レベルまで育成するよりもコストがかかる。だが、レベルキャップ解放により増えるステータス雀の涙かつ全キャラ共通の固定値で、スキルテキストも全く変わらない。つまり自己満足であるレベルキャップ解放と言うからには更なる強化を期待したのに拍子抜けも良いところであるしかも、自分の好きなキャラクターは火力サポーターなのだが、雀の涙ステータスアップで火力サポーターの何が強化されると言うのだろうか。最も好きな戦術で見ても、レベル依存の要素があるから大幅な強化になる、と思いきやレベル依存要素にはこれで上がった分のレベルが反映されない。結局のところアタッカーの火力が少し上がったり、攻撃を引き受けるタンク役が少し耐えやすくなったりと、僅かでも分かりやす恩恵を受けられたのは自分の好きなキャラクター以外の一部のユニットであった。

 また、気がつけばユニット実装頻度が3分の2程度に落ちていき、ユニットの配布は無くなっていた。色んな性能のユニットを用意せずとも、好きなキャラクターなら性能関係なく天井してでも引くユーザーが増えたから賄えるようになったということなのだろうか、と邪推してしまう。配布されないのが嫌というのは完全に正解ではなく、配布されないと目新しい戦術を扱うユニットを試す機会が失われるのが嫌なのである。少し触ってみて楽しかたから、その戦術の編成を拡張するために課金をするという楽しみ方をしていたのでこうなるとやる気がなくなってしまう。この手の話題をすると配布されていたのがありがたいのであって配布されなかったからクソ運営と罵るのは違うという言説をよくぶつけられたが、今まで当たり前にあったものが突然無くなれば文句の一つも言いたくなるんだということである。その上この先配布は控えるという旨のプロデューサーレターが出たのも配布が途絶えてから半年以上経過してからで、今更過ぎる話だ。

 配布のユニットはなくなるが、メインストリーだけはどんどん盛り上がっていく。当然新しい仲間が登場し主人公一行に力を貸す展開もあるのだが、そうなった時もガチャだ。しか限定ガチャ確率を絞り、今まで同じユニットを重ねる恩恵はそこまで大きくなかったのに、重ねるとスキルテキストが変わったりとかなりの強化がなされる。ストーリー中でそのキャラクター自分の元に来ないと主人公が苦戦していると、周りから「来るまで試せ」と言われる。清々しいまでの販促だ。この特別キャラクターはいずれも最近のメインストリーボスに対する特攻効果のようなものを持っている(特別キャラクター限定」ではない)が、この効果があまり強くなかったこから後に特攻効果仕様の方を直接弄ってめちゃくちゃな強化がなされた。今までスキル効果等を直接いじるテコ入れ絶対にしなかったのに。それをやって欲しかったユニットは他にもいくらでもいるのに。別にストーリー中で特別立ち位置にいるユニットをめちゃくちゃ強くしてガチャ実装するのは「まあ特別キャラクターから」と受け入れられるが、今度は装備でそのガチャをやると言われて呆れてしまった。しかも今まで実装してきた特別キャラクターと違って装備のグラフィック既存の使い回しの色違いで、7つ同時に実装である。そんなに同時に出されても天井前提みたいな確率でいっぺんには引きに行けない。

 極めつけには、特定キャラクター特別プレゼントを渡す機能実装された。とんでもないコストレベルキャップ解放を最大まで行い、個人ストーリーや各種ファンコンテンツを開放すると、レベルキャップ解放をも上回るとんでもないコストプレゼントのセットを作るためのレシピが開放される。当然レシピ解放の条件に戦闘は絡まない。GWミッション戦闘ミッション存在にすら文句言うユーザーすら見かけたので、運営戦闘について考えるのめんどくさくなってきたのかな。好きなキャラクターの分は既に全て開放していたのでミッション欄のクリア報酬の受け取りボタンポチポチと連打し、過去のやり込みの副産物で有り余っていたリソースを使ってポチポチプレゼントを作って渡して、その結果何が起こるのかというと、エンドコンテンツレイイベント限定ステータスが強化され、キャラクターからメッセージが貰える。以上である。強化の倍率自体はそこそこ強いがコストにはどう考えても見合っていないし、またしても火力サポーターである自分の好きなキャラクターに明確な恩恵はない。メッセージ既存セリフのツギハギで中身がなくボイスも付いていない。前にバレンタインプレゼント渡した時にはもっと中身のある感想言ってたじゃん。第一この特別プレゼントグラフィックも育成の時に作った衣装武器プレゼントそっくり使い回しで、どういうきっかけで全く同じものを渡したのか、これのどこに相手特別感を覚えているのか、全くわからない。こんなのどう考えても戦闘を楽しみたいユーザーどころかキャラクターに貢ぎたいユーザーのことも馬鹿にしているとしか思えない。

 娯楽として本や映像作品じゃなくてゲーム選択しておいてゲームがしたくないと声高に叫んだユーザーと、ゲームであるというアイデンティティを捨ててそちらに迎合した運営の両方を呪いながら締めとして、いちソシャゲに熱を上げた哀れなユーザーはこのゲームアンインストール……

……。

……できないんだよなあ。

好きだったソシャゲユーザーへの呪い

 好きだったソシャゲが死んだ。

 死んだとは言っても、サ終したという訳ではない。「好きだった」部分が死んだのだ。かなり時間を使ってやりこんだし、過去に6万円程度のガチャ天井を4回しているので課金額もかなりのものだ。4年間ほど、いや今思えば楽しく遊んでいたのは3年間ほどだが、それでもかなり長い間楽しませてもらった訳だし時間と金を注ぎ込んだこと自体は後悔していない。ゲーム内でもゲーム外でもたくさんの出会いと喜びをくれたことには感謝している。だが、もう好きだったものはそこにはない。そう確信してしまった。

 ここからはかなり具体的な話になるので、やり込んでいる人が読めばどのゲームか一発で分かってしまうだろう。こんなタイトルURLを開いている時点で大丈夫だとは思うが、好きなゲーム悪口を言われたら気分が悪くなるような人は今のうちに引き返して欲しい。

●好きだったところ

 そのゲームの特徴を聞かれた時、自分なら独自システムによる戦略性の高い戦闘を挙げる。場にランダムに出現するコマンドを敵と奪い合い、自分のやりたいことを通しつつ相手の行動を妨害しつつ戦う。運要素は完全に排除することができない程度には強いものの、一定ターンごとに任意コマンド使用して特殊コマンド使用することができたり、編成のリーダーのみが編成全体に与えることができる特殊効果がかなり強かったりするため、編成や立ち回りの方が重要度は高い。

 自分も敵も様々な戦略で戦うことができ、使いやすさや汎用性にこそ差はあれどユニットレアリティ存在せず、完全な上位互換下位互換というものは一応ない。様々なユニットおよび戦略を使うことを推奨され、難易度現在実装されているメインストリーの半分を読むだけでもかなり高いとされている。だが、様々な戦略の軸となるユニットを全てガチャで引き当てなければならないというわけではない。基本的に配布のユニットがかなり強いことと、実はやろうと思えば工夫次第で任意ユニットを軸にゴリ押すこともできなくはないこと、また実装されたのは最近のことではあるがそのステージクリア編成とその編成での攻略の様子をゲーム内で見ることのできる機能もあることから、意外となんとかなってしまう。この「意外となんとかなる」がユーザーごとに全く違うゲーム体験を生み出しているのだ。他のユーザーの話を聞いたり公式サイトなどで未所持のユニットの性能を確認したりしていると、新しいユニットを手に入れることでゲームが更に広がるのだろうと感じられた。だからこそ、ガチャ産のユニットが無くてもクリア自体にそこまで支障のないゲーム性ながらも、遊びの幅をもっと広げるためにガチャ産のユニットで遊ぶために課金をしたものである

 このユニーク戦闘システム面白さはよくカードゲームに例えられていた気がするが、リアルタイムPvPも楽しむことができる。正直に言うと野良はかなり過疎っているが、特定ユニットリーダーにして一定回数PvPイベント勝利すると称号を貰うことができると知ってPvPイベントに参入して以来、趣味パで定期的に楽しんでいた。

 また、グラフィックストーリー音楽ゲームの没入感を深めるにあたってとても貢献していた。イラストストーリーは少し癖が強く万人受けするものではないのだが、良い意味ソシャゲらしくない重厚長大シリアスファンタジーだ。加えて戦闘中のキャラクターモデルBGMはどこに出しても恥ずかしくないハイクオリティである。他のゲームでは中々お目にかかれないような癖の強いキャラクターたちにも、愛着が湧くというものだ。

 また、ソシャゲありがちなギルド機能やフレンド機能もなく自分のペースで気楽に遊べるのも特徴だ。通常のイベントは低難易度ストーリークエストクリアすれば誰でも確定で配布のユニットや装備を入手でき、ランキングなどはない。レイイベントはあるが、育成が進んでいないユニット個人で得られる報酬の量が減る代わりに育成済みの状態で使うことができ、さらに弱かろうとどんどん救援に入ってもらったほうが上級者も得をするシステムなので寄生はむしろ歓迎されている。システムさえ理解すればレイイベントさえも気楽に遊べる。

 新感覚戦闘システム!色んなキャラクター活躍できる!美麗グラフィック!壮大なストーリー個性豊かで魅力的なキャラクター達!と聞くと、有象無象ソシャゲで見たキャッチコピーみたいになるが、少なくとも自分の中ではこれらを真の意味体現しているゲームであった。

 本当に、好きなゲームだった。

●少しモヤモヤし始めた頃

 最初にこのゲームに対して引っ掛かりを覚えたのは、あるイベントで配布されたユニットとそのイベントで顔見せがなされ半月ほど後に実装されたユニットにまつわる騒動であった(実は以前にもここに無関係ではないと思われる優良誤認騒動からの大規模な返金がなされているが、関連性の説明憶測の域を出ないのでここでは割愛する)。どちらも既存キャラクター衣装違いのユニットであったが、前者のキャラクターの方はインストールして間もない頃にガチャで入手していてそれなりに愛着が湧いており、後者キャラクターのことは元から少し苦手であった。

 問題イベントは、自分が色眼鏡で見ている部分もあることを否定はしないが、ストーリーでの後者キャラクターに対する贔屓があからさま過ぎて酷いと感じてしまったのだ。これまでのイベントで配布されるユニットはいずれもストーリーの軸となるキャラクターで、配布としてそのまま主人公一行に定着する流れを一応描写しており、一方でガチャ産になるユニットに関しても顔見せから一時的使用できない期間が生まれ理由けが一応というレベルではあるがなされていた。初期のイベントはかなり雑な部分が目立っておりこの限りではないが、方針が定まった頃からは2年くらいずっとこの傾向であった。だから、配布キャラとしてバナーに載っている時点で、そのキャラクターが主役のイベントになると少なくとも自分は思っていた。しかし実際は半月後のガチャの方のキャラクターがずっとヨシヨシされるもので、イベントで配布されたキャラクターも、なんなら同時実装の方のガチャ産のキャラクター(半月後に実装されたキャラクターとは別)もイベント本編では完全におまけ、ヨイショ要員であった。イベントの内容に関しては賛否両論ではあったが、少なくとも自分は最低最悪だと思った。

 性能面バランスも酷いものであった。基本的に配布が強く、上位互換下位互換概念ほとんどないゲームだったのだが、配布の方のユニット採用する理由を考える方が難しいというレベルで扱いづらく、ほとんどの場面で初期に配布された別のユニットの方が扱いやすいとされるものだった。そして、半月後にガチャ実装された方のユニットはピン刺しでも当時実装されていたほとんどのステージ簡単攻略できる、所謂「ぶっ壊れ」であった。しかも一緒に編成するユニットの行動に制限がかかるタイプの性能であったために、特定ユニットを除けば他のメンバー特殊コマンドを発動させ、敵の攻撃分散させて庇うだけの係である。編成や動きを工夫する楽しさが台無しである。余談だがこのユニットによってPvP環境崩壊し、ただでさえ少ないPvPの住人は更に減ったらしい。当時の自分は極たまに強いと聞いた編成で潜るくらいでやり込んではいなかったが、未だにトップメタで大暴れしている。

 しかしここで一つ加えたいのは、自分ストーリーにも性能の調整にも怒ったが、個人的に一番嫌だったのはこの二つではない。大炎上し、直後の公式配信コメントは全て荒れに荒れ、中の人レイボスに挑む配信にて配信部屋に運営に対する暴言ネームで入室したユーザーが出るとんでもない放送事故も発生した。荒らし行為をしないユーザー自分を含めてたくさんの人が意見を送ったのだが、それを受けてのプロデューサーレターにざっくりこう書いてあったのだ。

「配布されたユニットは扱いやす初心者向けの性能である半月後のガチャ実装されたユニットは扱いづらい代わりに爆発力のある玄人向けの性能である、と認識している」

そう、ユーザー認識とは真逆なのであった。テストプレイをした時に何も思わなかったのか。元々そう認識していたにしても、ここまで色々直接送られて尚そう言えるのか。言いたいことは山ほどあったが、それまでまめに良かったところも直して欲しいところも意見として送っていたが呆れて何も書く気にならなかった。

 半月後のガチャの方のキャラクターは人気であったから、人気のキャラクターを目立たせてからガチャに入れて儲けようという姿勢否定しない。ソシャゲとして運営している以上インフレ否定しない。使いやすかったり汎用性が高かったりするユニットと、そうでないピーキーユニットが出るのも仕方のないことであるしかし、性能に対する感覚のズレが顕になってしまった。これまで信頼していた運営バランス調整の感覚に初めて明確な不信感を覚えた出来事となってしまった。

ユーザー層の変化

 先述した炎上したイベント賛否両論ではあったが、ストーリーの質はおしなべて良かったためユーザーによってその方向での布教がなされていた。メインストリーが進むと主人公とメインストリーでの配布キャラクターが中心の冒険からガチャ産やイベント配布のキャラクターもほぼ全てが出演する群像劇へとシフトし、様々なキャラクターフォーカスして個人ストーリー描写されてきた伏線が回収されるようになった。好きなキャラクター世界観の深掘りのなされるメインストリーに大きく絡むと嬉しいものではあるが、同時にある歪みにも繋がっていった。

 特定キャラクターに関する掘り下げだけを目当てにメインストリーを読もうとすると、戦闘が難し過ぎるのである

 布教する側はもちろん新感覚システムによる歯応えのある戦闘ストーリーキャラクターとともにプッシュするのだが、いかんせんこの謳い文句有象無象ソシャゲと同程度に捉えられがちであるキャラクターレアリティがなく誰でも活躍できると言われても、しっかり考えて立ち回らなければ全く勝てないし、育成やレベリングによるゴリ押しはあっという間に効かなくなる。なんなら育成もストーリーをある程度進めないとドロップ素材の関係ストッパーがかかる。フレンドやギルドがなく自分のペースで遊べるが、裏を返せばフレンドの強いユニットギルド機能等を使った育成素材の提供にも頼れないということでもある。

 そこで布教した側が勧めたのが先述した炎上イベント半月後のガチャ実装されたユニットであった。

 当時実装されていたストリーを読むだけであれば、ほぼ全て中途半端な育成状況でも簡単な立ち回りで可能にしてしまう性能で実質的戦闘スキップ権となったのである半年に1回のペースでガチャ産のユニットや装備を指名する権利を3000円ほどで購入する機会が訪れるため、とりあえずストーリーだけ読みたいならこのユニット!と言われていた。

 だが、そのユニットだけで全てクリアできるというのも戦闘を楽しみたいユーザーにとって面白いはずがない。その声に応えようと、その後実装されるステージではそれだけでは絶対クリアできないように敵の性能が調整されていった。「ぶっ壊れ」のユニットクリアできないような搦手調整を行えば巻き添えで他のユニットが使いづらくなり、シンプルに「ぶっ壊れ」火力を耐えるHP盛る調整が成されれば瞬間火力が出ないがどんな相手も固定値で削る等のユニットが使いづらくなってしまった。まあそれでも当の「ぶっ壊れ」はしれっとゴリ押せてるんだから笑える話であるが。ストーリーだけを読みたいユーザーにとっては3000円で購入した戦闘スキップ権が機能しなくなり、「戦闘が難し過ぎる」という声が大きくなっていった。

 メインストリーストーリーだけを楽しみたい層と戦闘を楽しみたい層の両方を満足させることは難しいと考えたのか、次に開発は住み分けを試みようとしたようだった。ストーリーイベントとは別にランダムに現れるボスミッションに合わせて様々な編成を組んで攻略していくエンドコンテンツや、PvPをやり込みたいユーザーのためにPvPイベントを開催したりした。しかし、ここでも同志を増やしたくて一生懸命布教を行ったことが仇になってしまう。というのも、イベント産のユニットを入手するだけなら簡単で、フレンドやギルドがなくランキングイベントもないため自分のペースで気楽に遊べるという触れ込みでユーザー布教を進めた結果、対人コンテンツやエンドコンテンツアレルギーを持つユーザーが増えてしまったのである。エンドコンテンツ報酬暇人向けの作成コストの重い装備の素材、PvPイベント報酬は各種称号であった。自己満足であることを前提に自分はどちらもかなりやりこんだが、特に後者特定ユニット一定回数勝利することで対応したユニットに関する称号を得られるということが、キャラクター目当てかつ対人コンテンツが嫌いなユーザーを刺激してしまったのだ。前者も好きなキャラクターを極限まで強化したいのであれば作成コストが重かろうと作りたいものであり、こちらはエンドコンテンツが嫌いなユーザーを刺激してしまった。そうしてキャラクター目当てのユーザーからはどちらも不評となってしまたからなのか、エンドコンテンツの内容に関しては1年近く更新されておらず、PvPイベントは1度きりの開催となってしまった。当初はこれらで楽しんでいた戦闘が好きなユーザーもあっという間に離れていった。

 気がついたら、戦闘を楽しみたいユーザーの方が少数派になってしまっていた。

キャラゲー化

 ストーリーキャラクターだけを目当てにするユーザーが増え、戦闘を楽しみたいユーザーが減っていくと、必然的にこのゲームキャラゲー路線を歩んでいくことになった。

 まず、メインストリー戦闘なしである程度のところまで読むことができるというキャンペーンを定期的にやるようになった。ゲームなのにゲームをやらなくても良いって時点でもう意味が分からない。ゲームを楽しめないユーザーに楽しんでもらうための施策をして欲しいし、ゲームをやらないでストーリーを読みたいなんて言うユーザー迎合しないで欲しい。

 このゲームでは定期的に既存ユニットに渡せる専用の装備が実装される。専用の装備により、スキルテキストが変わり使用感が改善されるのだ。実装したユニットスキル効果を直接いじる形の調整はほぼしないため、実質的テコ入れである。また、キャラクターごとに衣装違いの別ユニット存在する場合、現時点では片方だけを開発が選んで実装することになっている。この装備もはじめは使いづらいユニットから実装されていたが、徐々に元の使用感に関係なく直近のストーリーに登場したキャラクターなどから選定されるようになり、そのキャラクターの中でもより使いづらい方から手を入れるかと思えばそうでもなくなっていったた。ただ、先述の炎上イベントで開発の性能のバランス面に対する感覚が信用ならないことが判明してしまっているので、もしかしたら開発的には使いづらそうな方から実装しているのかもしれない。

 次に、レベルキャップ解放実装された。一見すると戦闘の幅が広がりそうな機能だが、これが大違いである。このレベルキャップ解放にはとんでもないコストがかかる。新しいキャラクター10人ほど既存の最大レベルまで育成するよりもコストがかかる。だが、レベルキャップ解放により増えるステータス雀の涙かつ全キャラ共通の固定値で、スキルテキストも全く変わらない。つPermalink | 記事への反応(2) | 07:36

2023-05-29

anond:20230529151106

大学教員攻略それとなくわかるからアドバイスはあるけど,疑問として彼のポスト説明に謎が多い.

(補足)はてな記法コピペしても確認画面で出力を確認できなかったので見づらいと思うけどご容赦を.

というか (連続した空白の行2つ) をしても改行すら挿入されないしはてな記法は難しすぎる.みんなよく書けるね.

それとも何記事か書かないとはてな記法使えないとか縛りでもあるの?本文は↓から

> この春に博士号を取得し、出身大学任期付き(任期3年)の助教として就職

PhDとって任期付き助教ってことは理工系なんだろうけど,29歳でPhDは優秀と呼ぶには取得が遅い.

それなのに

大学から特別学生として奨学金をもらっているので、大学卒業後(つまり2023年から)5年は大学職員として働かないといけないらしいです。

大学側としては将来的にポストが空くことが確定しており、助教講師→准教と順当に彼を育てていきたいと思っているらしく、海外留学もその一環とのことです。

というのは非常に謎.それなら少なくとも任期5年つける.

そもそも常勤安定財源の任期付き助教は基本5年(全部じゃないけど傾向はJREC-INで調べらればわかる https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekTop)だし3年にする意味がわからない.

特任助教とかなら3年というのは納得の数字だけど,それは安定財源じゃない.

そもそも助教は「教員」であり「職員」ではない.「教員」と「職員」は業務上明確に違うのでここの間違えるのは違和感しかない.

通常,ポストが空くことが確定しているならテニュアで採る.テニュアじゃなくて任期付き3年ってことは少なくとも大学側に彼を順当に育てていきたいという思いと矛盾する.

邪推だけど,研究員なら「職員」なので,彼は助教ではなく特任研究員とかなのではないだろうか?任期3年の特任研究員なら29歳PhD取得後の最初キャリアならわりと合点がいく.

まったく将来性のないポジション大学側が彼を育てたい説明とまるで一致しないけど,アカデミアにいない人には,そういうのわからいかからフェイクがすぎるか増田は嘘を付かれていると思う.

邪推はともかく,助教で将来性が本当にあるポストにいると仮定すると一応留学周り,

教授に、論文を1つ書いたら、海外留学の話を持ち出されているそう。ほぼ強制で断ると、ポストに影響がでるから、彼も留学する気でいる。彼の大学教職員留学は、最低半年~最大2年(2年目は休職扱いらしい。)

留学先も提携大学になるだろうけど、いくつかあってどこの国になるかわからない。

など,海外大学で Visiting Researcher をやるのはよくあるはなし.昇進のために必要なところも多く,海外留学がその一環という説明は納得できる.

そして受け入れ先の都合もあるので,別にどこにいつからというのが事前に決まっていないのも少なくない.

兎に角.もし結婚したいなら

・初産は遅く見積もっても35歳以前でないとリスクが跳ね上がっていくのは医学系でよくいわれるので,そういう論文データを集めて結婚子供について説得する

 ・もちろん高齢出産不可能ではないので35歳以降でも諦めることはないけど,常識的な適齢期に入ってからは早ければ早いほどあらゆるリスクが低いのは否定できない事実

 ・なお,理工系的に査読のない書籍情報が古かったり嘘が平気かかれてあるのでデータ集めは論文ベースとすると反撃する隙を潰せる

  ・真っ当かつオープンアクセス論文最近は多い,medRxivはプレプリント情報の確度の判断能力を要するのでおすすめはしない

  ・余談だけど結婚育児雑誌や本は有名どころ含めて信頼性低い情報がかなり多いので真面目な理工・医学系のPhD持ちにこれらの情報提示するときは相当の注意が必要

   ・どうしても雑誌や本の情報使いたい場合信頼性確認する手段として素人でできる範囲としては,本や雑誌専門家意見していたらその専門家研究歴(科研費dbやresearchmap,非公式ものとしてはresearch-er.jpとか)と論文執筆状況(Google Scholar最近記事出てくるか)の確認となる

    業績なかったり本・雑誌ばかり出てくるならその情報居酒屋酔っ払いの与太話と科学信頼度は同じなので,扱わない方が無難

    ・余談の余談だけど,日常的にはそこまで科学信頼度高い情報じゃなくても普通に生活する上でなんとかなるので,そういう雑誌や本読んだり知識を使うのはほどほどにしていれば喧嘩にはならないはず

 ・専門外だから論文に目を通そうともせず話を聞こうともしないなら少なくとも大学教員としての資質はそう高くないので,大学で重宝されて順調に昇進できるタイプには思えないので,よほど好きとかでないなら違う人探したほうがいい

学内男性の育休取得率や育児支援制度は拡充しつつあるので,そういう制度を(表向きだけでも)利用できると大学は実績としてカウントできるので大学側はハッピーになると説得する

 ・ただし研究活動大学の用務ではないので休業できるわけではなく(科研費研究は育休できる),早い昇進で生活を安定させるためにも研究実績が必要で,夫氏が休んで育児に参加するより1本でも論文を書いて出してもらった方が冗談ぬきで1年後から数年後に収入が増えて生活が楽になる可能性はあるので覚悟必要

 ・そういう大学の用意した制度や中期的な視点をもてない人なら,順調に出世できる資質も疑わしいので,よほど好きとかでないなら違う人探したほうがいい

結婚はいったん棚上げて子育てに向けて貯金すると割り切って,入籍はする.紙出すだけなのでほぼ0円でできる(戸籍謄本取得とかで経費はちょっとかかるけど1000円以下切り捨て)

 ・なお結婚式のおすすめ10年後とかバウリニューアルでと言っておくのがおすすめ

  ・特に10年後なら本当に大学に重宝されているなら少なくとも准教授にはなってるだろうからお金に余裕もでてくるはずで,新婚夫婦のやる盛大な結婚式より数ランク上の結婚式も難なく盛大にすることは可能

   ・盛大にとまでいかなくても,キッズスペース設ける費用もそんな負担にならずできて,同級生とかも子供大きくなってきた頃なので参加しやすいし,たぶん同級生からはすごく評判な結婚式にできる

 ・金銭負担心配なら結婚式などなしで紙出して一緒に住むのが名実ともに一番金銭負担が少なくなる.この金銭合理性同意できないなら結婚的ない不安別にあることなので話し合うか,よほど好きとかでないなら違う人探したほうがいい

・「寄り添えるのは俺以上に居ないと自負する」としながらも「遠距離恋愛したことがないから考え方が変わって、増田のことが好きでいられるか不安」の感性が謎

 ・大学に重宝されるほど優秀な理工系教員基本的思考ではプライベートでもそのような結論安易に出さないし,未知なることへの探求に対して不安は覚えずむしろ挑戦的な傾向を示すorなんとかなるとする傾向が強い

  ・ただし,私調べ,理工系の業績がぱっとしない教員・間違いなく優秀な教員での比較,それぞれn=20±5,なおサンプルは国立の方が少し多めだが十分な私立教員含む

 ・優秀でもただ単に相手はそこまで本気でない可能性が十分に否定できないので,よく話し合うか,よほど好きとかでないなら違う人探したほうがいい

(追記)

邪推がすぎましたね.助教で間違いないのですね,失礼しました.また6年生学部とのことで,こちらも失礼しました.

ただ逆に本当に助教であるなら,より採用側の認識とご本人の認識齟齬があるのではと思われる状況ですね.

分野によりますがAMEDの若手育成枠の採択目指せそうな実績でもあるのでしょうか.とてもとても不思議です.

(追記終わり)

惡の華、プンプン、オナマス青春ジュブナイルが大好き。

青春が終わっても、何を成し得ずとも人生は続く。

凡庸でも惨めでもカッコ悪くても、自意識と折り合いをつけ人は生きていかなければいけない…

みたいな。

中高生だかの頃、まさに当事者だった時にも読んだけど、当時はあんまりテーマ理解してなかった。

なんか変態的でショッキング作品くらいに思ってて、そういうのに惹きつけられる年頃だから読んでたって感じ。

まあ青春当事者青春について言及する大人を非常にウザく感じるものだし、そういうもんだと思う。

若さ大事しろよ~と語る大人への死ねカスという思いは今でもよく覚えてる。

何を描いてるかをはっきりと意識したのは20前後になってからだった。

でも10代の頃も、ジュブナイルだの自意識だの定型的なワードに頼らず、肌感覚で描かんとするものに接近してたような気もする。

読んだ後の諦観や爽やかさの入り混じったような感情や、心の中の大事な部分を突っつかれたような感覚はまだギリギリ覚えてる。

この手の作品ってどれもこれも「自意識の殻を破り、凡庸さを受け入れて生きていく」みたいな似たり寄ったりの着地点になってしまってなんかなあって思う。

もちろんその結論大正義って訳じゃなくて、物語の示す過程がその平凡な結論に納得や実感を持たせる所に意義があるんだけど。

それでもたまには違うゴールがあったっていいじゃんねって思う。

スーパーサクセスストーリーもいいけど、それは思春期自意識というテーマからちょっとズレる。

普通に、かっこ悪く生きていくなんて嫌だが?自意識と向き合うのを諦めて、生活凡庸さに屈するのは全くかっこよくないが?

美しく生きられず、美しく死ぬ事もできず、死んでないだけの人間自己弁護だが?

でもこの鬱屈をぶつける先とかそのための才能とかは特にいから、枯れかけた若さを大切に抱きしめながら美しく死ぬが?

つって首吊るなり飛び降りるなりする話があったっていいと思う。いや探せばあるのかもしれんけど。

そういうキャラクターがいたとして、せいぜい作品の芯になる部分と対比的に置かれるような扱いになってそうな気がする。

ネット小説サイトにそういうの書いたらふつうにんげん達に独りよがりだの厨二病だの拗らせてるだの、ボロクソに言われそう。

そもそもまれなさそう。

まあ実際私も然るべき時期に自意識と向き合い、ある程度の折り合いはつけたんですけど。

ただ、中年危機どころか23にして「ええんか?」という気持ちが沸々と湧いている。

ニーチェやらハイデガーやらが語るような価値あるサムシングを、たった一度の人生で得ようとしなくてええんか?

今際の際に後悔が過るのは怖くないか?って。

フィクションみたいな出来事でもなければ、自意識は爽やかにハイヨナラと決別できるものではないっぽい。

押さえつけるために、これでいいんだと思えるような、強い納得という重しが必要になる。

これは邪推だけど、思春期延長戦やってる人間をやたら嫌う人もまた、胸の奥に未消化なそれを抱えてるんじゃないかなって思う。

何かしらの納得という重しもなく雰囲気ふつうにんげんをやってるからこそ、同族嫌悪的な苛立ちを感じるのかなって。

まあそれはともかく、ふつうに生きるには自意識を抑えるための重しが要る。

例えば結婚するなり家庭を持つなりして他者への愛、他者からの愛というありきたりながら固有の充足を得て、人生の指針とする。

これはジュブナイル作品主人公の多くが採用していますね。勇気を出して積極的に人と関わればそこに人生リアリティがありましたと。

あるいは、賃金労働に心をすり減らして抽象的な思考をする余裕などなくなってしまうか。現実にはこれも結構あるのかも。

私は青春作品眺めてニチャニチャするフェーズ愛着を感じてるし、この居心地の良さにもっと浸ってたい。

このまま40,50になったらもう妖怪になってしまうな。

そういう人らを別にキツいとも思わんけど、ふつうにんげんに擬態する身としてはキツイと言っておかなければならない。

それが社会性ってもんなので。

なんてことをあれこれ考えていた折、『桐島、部活やめるってよ』を観た。

ラストシーン映画部の底辺オタク神木隆之介イケてるグループ東出昌大の会話がとても良かった。

8mmカメラについて触れた東出に、オタク特有早口で嬉しそうに説明する神木

カメラを向けてインタビューする東出に「将来はプロですか?」と訊かれ、少し表情を変える神木

予算撮影場所もロクにない。8mmカメラで撮るのは手作り感満載の不出来なゾンビ映画

きっとプロになんてとてもなれない。でも、時々「憧れ」と接近している気持ちになれる。

フィルムは手に入らない、現像は面倒、画は汚い8mmフィルムにも、ビデオにはない味があるはずだと信じながら映画を撮る。

「生きるとは…」とまではっきりはしなくとも漠然とそんな悩みを抱えてた東出は、そのやりとりで涙を浮かべる。

素敵な作品だなと思いました。

言ったら自己満足趣味な訳だけど、それを心から愛せるのなら人生の芯に成り得るはず。

それは10代の頃の自分が辿り着いた結論と丸っきり同じだった。

思春期自意識は、自分の内なるものを形にしてみたい気持ちにさせる。

あるいは、なにかくりえーてぃぶな事でチヤホヤされたいという程度のものかもしれない。

でも誰もが才能がある訳じゃない。どこかで折り合いをつけなければ。

だったら自己満足でもいい。心から愛せるものなら、それはきっと確かな納得になるはず。そういう折り合いの付け方もある。

古今東西、陰気ボーイズはそういう結論に辿り着くものなのかもしれない。

でも『桐島~』の神木隆之介と違い私の「好き」は漠然としたもので、自意識を抑える重しとしては軽かったっぽい。

もっと真摯カルチャーを愛したい。

ほどほどにふつうにんげんをやりつつ、奥底では変態でありたいねクソムシでなく。

まあホントは今でも全然草野マサムネ志村正彦みたいに思春期イノセンスを卓越した言葉選びで紡ぎたいし、ついでにチヤホヤされてえんだけどなァ~

2023-05-23

anond:20230522222143

話ズレて申し訳ないけど、投稿内容がいろんな角度から突っ込みやすい内容すぎて面白い文章だわ。

なんでそんな内容になっちゃってるか考えてみたんだけど、はてなーが短絡的に吹き上がってるコミュ障とか高望みとか、そんなありがちなキショ男女論はどうでもよくて、

自分のやりたいことと行動と投稿内で言及されてる内容がバラバラ、断片的で脳内でまとまってなさそうなのが延々と突っ込まれ続けて本人もロクに納得できない原因じゃないか邪推した。

例えば

異性の同僚や同期ともするような会話

キャバホストみたいなコミュニケーション

が具体的にどういうものなのかほぼ言及がなくて、実際のところ増田本人も曖昧イメージしかできていないものを、具体的な像として掴めてると錯覚して脳内で処理してるような節がある。

からこれらを具体的にマッチングアプリ相手に求めてるのか求めてないのかも第三者から見てよくわからないし、増田本人も実際のところ相手に何をしてほしいか具体的に考えられてないのかもしれん。

結果、出会い現場では「なんかいい感じのコミュニケーション」を目指して脊髄反射的に対応してるけど、事後に振り返った時に「こっちとしては仕事以外の話(どんな?)も頑張って振った(どうやって?)のに満足(どのくらい?)のいく答え(具体的には?)が返ってこなかった」みたいな超ふわふわした感想しか出てこなくて、それを増田に書きなぐって大漁旗を掲げるに至ったってワケ。

加えて言うなら

私は学生時代から彼氏と別れてしまった。それについてもまた口汚い批判がつくとは思う。

でも伝えたいのは「学生時代恋人探しはみんなガチったほうがいい」ってこと。ほんとに。

これとか、明らかに自分の悩みの解決には結びつかないどうでもいい情報を「なんか実のあるっぽいこと言いてぇ」って衝動だけで書いちゃってるんだよな。いやここ増田だし全然いいんだけど、その違和感釣り釣り言ってキャッキャしちゃうブクマカが湧くだけで実益ゼロでなんにもならん。

結論として、増田自分のやりたいことだったり目標を具体的にまとめるのが苦手で、それをあまり自覚できないってことをまず自覚すべきじゃないかと思った。

改めて書いちゃうけどコミュニケーション能力がどうとか、男の女の違いがどうとかマジでどうでもいい。

2023-05-22

anond:20230522165503

家庭事情特殊だろうから色々邪推できちゃって迂闊にコメントできないんだよな…

猿之助は生き残って幸せなのか不幸せなのかもよくわからない

2023-05-21

「味のある絵」って言われると

はじめまして

途中お気持ちのような部分がありますが、こういう人もいる、というぐらいのノリで読んでもらえると嬉しいです。

私は時々絵を描いて、SNSにあげたり、人に見せたりしている。

そうすると、「味のあるイラストですね」

個性的」という一言だけのコメントをいただくことがある。

そのような曖昧な言い方をされるたびに、心の奥に引っかかるものがある。

ちょっと待って。

それ、どういう意味で言ってるの。

素直に褒め言葉と受け取っていいの?

褒めるところが見つからなかったの?

もしかして「下手くそ」って遠回しに言われてるんじゃないのかな。などなど。

感想をもらうときは、「○○なところが好き」とか、もしくは単に「好き」とかいう言い方だと有難いなと思う。もしかしたらマイナス感想を持つ方もいるかもしれないけれど、それはそれで「色が不気味」とか「何を伝えたいかからない」などと具体的に言ってくれれば有難い。「下手くそ」とだけ言い捨てて行かれるのはさすがに怖いなと思うが。

ちなみに、アニメの絵とか、流行りの可愛い女の子の絵柄ではない。(デフォルメ動物画や静物画・抽象画じみたものが多い)だからタイトルのような感想をもらうことは仕方ないとは思っている。というか、コメントをもらえるだけで有難いと思え、という方もいると思う。無個性、と言われるよりはましじゃないかと。実際、もらえること自体はとても嬉しい。

それに、実は私は絵では個性を出したい方だ。だから、色や線の描き方はこだわるし、そこを具体的に言ってもらえると「そこに目をつけてくれたかー!」と小躍りして喜ぶだろう。

でも、どうしても邪推してしま自分がいる。本当に、面倒臭くてひねくれていて申し訳ない。

長々と書いたが、皆さんは実際「味がある」「個性的」という言葉をどういう感覚で使っているのだろう。一番知りたかったのはそこなので、もしよければ教えていただきたい。

2023-05-16

anond:20230516161234

そうか?嫌いな党派の話だったら全力で曲解して邪推して逆張りするだけの想像力はあるよ

オンラインゲーム人間関係

MMO RPGは画面の向こうのユーザーと協力してプレイするゲーム体験提供してくれた。難しいコンテンツを何度も練習してクリアした時の分かち合う喜びは何にも変え難い。

人と遊ぶからこその楽しさがある一方で、人と遊ぶことで生まれる様々な人間関係トラブルもある。これが本当に厄介で、楽しく遊べなくなったフレがいるだけで、ゲームプレイに与える影響は大きい。とはいえ全員と仲良くプレイし続けることはおそらく無理(現実でも合わない人がいるから)なので、せめてゲームをやめたくなるような大きなトラブルに巻き込まれないように、そして1人でもいいからずっと仲良くし続けられるフレンドを見つけるために、自分なりの人間関係方針を整理した。

堂々と言えないので増田で書く。

人間関係という名の信頼関係の構築方法現実世界と同じという話>

1: スタンス

距離感を保てる人と仲良くする

MMO系のスレッドでは「気軽に遊べる友達が欲しいがいない」という話をよく見る。

「気軽に遊べる友達」がログインしてオンライン確認したらすぐに「コンテンツいく?」と誘える友達だとすると、自分場合フレンドの中でもかなり仲のいい部類にしかできない。

そういうゲーム内フレンドは一朝一夕でできるものではなく、ある程度仲良くなっても相手のことを慮る姿勢がないと関係性を継続できない。相手にも都合があるからね。

相手との距離感コントロールできるなら、自分と合うフレンドを作るのはそこまで難しいことではないと思う。


■ ギブアンドテイクができない人と仲良くしない

人間関係はギブアンドテイクである。というより、ギブギブギブアンドテイクくらいの割合物事が動くと考えた方がいい。

まずは自分から困っている人をヘルプする。気軽に誘う。そういうことの積み重ねで信頼関係を構築するのではないかと思っている。

そこを無視して自分の都合を押し付けてくるような言動をする人(=ギブをせずにテイクだけ求めてくる人)は正直切った方がいい。それは友達ではない。

また、ギブしているのに周りが返してくれない!と嘆いてしまうこともある。期待しすぎであるそもそも見返りのために行動している時点でアウトである

逆にギブしてもらっている自覚があれば、仲良くなりたければテイクするべきである

そういう持ちつ持たれつがイーブンで健全人間関係構築にはものすごく大切。

相手にとって「都合のいい人」になりすぎない

ギブアンドテイクの話と関連するが、人間甘やかされると甘えたくなってしまうのが性で、気がつくと自分相手にとって「都合のいい人」になっている時がある。

これに漬け込んで過剰な要求をしてくる人がおり、いわゆる姫だが、これを許してしま自分環境にも非があることを認めた方がいい。

そうなってしまった場合毅然とした態度で相手のテイク要求お断りする。何回も断っているといずれ話も来なくなる。

2: コミュニケーションの取り方

■ 鉄則は「相手に話させる」

まずコミュニケーションを取るには「相手に話させる」が鉄則である。話させてなんぼ、質問してなんぼである。誰も自分の話に興味はないのだ。

どうしても自分の話をしたいときは、相手の話から話題をつなげたり広げたりするときにする。「てかさ」と話題を強引に変えて自分の話をするのは悪手である

質問されたら自分の話をすれば良いが、適当なところで切り上げ別の人にボールを渡した方がいい。

会社では偉い人の話をウンウン聞いているからか、ゲームプライベートからかよくわからないが、割と年長者というか声の大きな人がのさばる状況があって、だから嫌われるんだよ!と思ってしまう。

ゲームという共通話題があるからこそ、現実より気をつけて相手を立てるつもりでコミュニケーションを取らないといけない。

もう一度言おう、自分語りをして喜ぶ他人なぞ奇特である

■ 全員が楽しめている状況になっているか気を配る

VCボイスチャット)の話をしたいと思う。VCMMOさら面白くする魔法であるチャットコミュニケーションでも楽しいが、現地での飲み会オンライン飲み会くらい情報量が違う。

からこそ、何を話すのか(ここでは1つ1つの話題の話をしているのではなく、どういうつもりで話しているか)はかなり大事である

VCでの会話内容は他の人が自分判断する材料にされていると考えて差し支えない。

誰かが不快になるようなセンシティブな話はしない、あまり話せていないような人がいたら話題を振ってみる、など現実世界コミュニケーションと同じことをすれば良い。

ちなみにやけにマウントを取りたがる人種ゲーム内には一定数いて、それが不快ならさっさと切った方がいい。「すごいですね〜」と嫌々合わせるのは時間無駄である

ゲーム内のコミュニティリアルマウント年収とか)をしてくるような人は論外である

ゲームからこそ>

ゲーム内のフレに求めるもの

そもそもゲーム内を通じて知り合う人に何を求めているのだろうか?

人間関係トラブルを起こす人は相手に求めるものが過剰なのではないか、と思うことがある。

例えば自分は「同じコンテンツを一緒に遊びたい」と思っているのに「リアルで仲良くしたい」「あわよくば付き合いたい」と相手が思っているとうまくいかない。仕事仲間とプライベートで仲良くする例はそこまでないのと同じである

■ 同じ釜の飯を食って仲良くなる

冒頭の「気軽に誘えるフレンドができない」に対して、スレッドの返信ではよく「高難易度の固定を組んだメンバーと仲良くする」という回答があるが、同意である

結局仲良くなるには相手のことを見極め、自分を知ってもらう時間必要で、高難易度コンテンツの固定はそれを醸成するのに手っ取り早い手段だと思う。

<他>

MMOゲームなので、ゲームプレイスキルも仲良くできる1つの変数になっていることが厄介である。高難易度行かない人と高難易度しか行かない人がゲーム内で仲良くし続けることは難しいだろう。ゲームがない状態出会ったらきっと仲良くなった人もいるだろうにと思うと少し悲しくなる。

距離感バグってる人、ギブアンドテイクができない人は現実世界でどのように人と関わっているのか、友達いるのかな?と邪推してしまう。ごめんなさい。

2023-05-14

anond:20230514131437

夫婦仲悪かったりする?子ども安心して暮らせる家庭か?大人の顔色をうかがわないと愛してもらえないって思わせる環境になってないか

聞き分けが良いのをいいことに障害児のお世話係を任されたりしてないか

お前の嫁がご近所トラブル夫婦仲の愚痴子どもに話したりしてないかカウンセラーやらせてないか

これは邪推にしても「大人の言うことをよく聞いた」「ルールを守った」以外で自分存在肯定されている実感をもつ機会がないんだろうなと思う


増田のチクりのおかげで助かってる子もいる……と思うし

小学生の時からそれってことは先生の指示をよく聞くことができる理解力の高い子、だと思いたい

そういうところを伸ばしつつそれが疎ましがられないコミュニティに上手く所属できたらいいが……

こんなことしか言えん

辛いなあ

2023-05-09

anond:20230509095832

最初から譲ってもらえることを前提に予約してたんじゃないか邪推してしまう。

最初からというか、僅かな望みに賭けて…なんじゃないかな。

譲ってもらえること前提〜は悪し様に考えすぎじゃない?

ていうか譲ってるんだね。やさしい。

席を譲りたくない側の気持ち

子供を盾にするな

何回か席を譲ってくれってお願いされて、そのたびに譲ってるけど、お願いする側は毎回子供を盾にしてくるのが嫌い。

子供景色を見たがってるので……」「私たち親子なので隣の席にしてもらえませんか?」

いいけど子供盾にして断りづらくさせるのやめろ。断ったら何だアイツみたいな空気になるお願いの仕方をするな。

最初から譲ってもらうこと前提の席の取り方だった?

なんでわざわざ間に人を挟むような席の取り方をしてるのかって考えたとき最初から譲ってもらえることを前提に予約してたんじゃないか邪推してしまう。これは性格悪い考えだというのは自覚してるけど、譲るたびにもやっとする。

大学生の色恋沙汰」ってタイトルつけたら全部馬鹿らしくなったよ

人間関係に疲れてしまって、そこには何も残らないかもしれないという不安けが残ったので仕方がない。書くか。という細い支柱がにょきにょきと生えた。掴まるものがそれしかないので私はそれに触れることにした。

人間を整理する。近づきすぎた花のうちどちらかを摘む作業と同一視したい。

A…友人。今回一番派手に揉めた。怒らせた。失望させた。裏切ってしまった。

B…恋人。私が選んだもの。素敵とは言い難い。

C…友人。受け止めてくれたと思っている。だけど実情は違うのかもしれない。

D…友人。Aの隣で私を叱ってくれた。でもどうしたらいいかからない。

E…友人。話をしてくれた。信じてくれたならいいのに。

F…先輩。彼は私の何であるつもりなのだろうか。定義とは、実情より優先されるのだろうか。

時系列がただしく流れるように書いていけますように。

右手指輪左手のヘアゴムが絡むほど祈ったら、きらりと光った薬指だけがいやに大人びていて気色が悪かった。私はまだ大人ではありたくなかった。

Bと喧嘩した。

Aに相談した。すっかり別れる気でいたから、きっとその気で話して、その翌日にCにも同じような話をした。AとC、彼女らは態度さえ違えど私の幸せを考えているのだと言って、私の恋人に別れを告げることを賛成してくれていた。

その翌々日、Bと会った。好きだと思った。もしかしたら好きではないのかもしれない。それは常に胸の中にあって、姿を見たときにも自分を疑った。でも別れることなんてできないと、強くそう思ってしまった。アドバイスでどうにかなる柔軟さを世界に置いてきてしまっていた? どうだろう。今となっては、という話になる。

私は散々話した別れ話の構想をなしにすることをAに告げた。彼女は怒った。当然かもしれなかったが、血縁以外で初めて明瞭な怒りを投げかけられて、私の頭の中はゆっくり真っ白になって、そこまで怒ることだろうかと思った。彼女が常々言っていた言葉を盾にして自分を守ろうとした。

そしてすべての思考が同じような緩慢さで停止した。

ゆっくり失われる世界の詳細と相反するように「私」と「他者」の境目が、気持ちいいほどはっきりりとしていくあのセンセーショナル心象風景は衝撃的だった。

地平線すら脱落した白い世界で、「私」だけが太いマジックペンで縁取りされて、あらゆる色彩の侵入を阻んでいるさまを、当事者の私すらもなぜか他人事のように見ていた。

わたしという人間が誰かの意志を無下にすることがまるであるべき形みたいだった。

もちろん、それはエゴである

「私は聖人君子じゃない」

Aがそう言ったのは、LINEノートだった。

彼女が私にくれた言葉もったいないほど長く、それらはスクロールするにつれどんどんとつらそうになっていた。

そして恥ずかしいことに、そこで初めて彼女を傷つけたことに思い至った。悲劇のヒロインに身を沈めようとしていることを痛烈に批判されていると感じた。(AとCからすれば、というかすべての友人と呼称していた人間たちはみなとっくにそう思っていたのかもしれないが)

Dが、ひどく憤慨していた。傷つけた、というよりはひどい迷惑をかけたのだと思う。

私も泣いたし、彼女を泣かせるような関係を持っていたのだから

この中で一番長関係を持っていたのに、固定化されてだんだん固くなっていた関係割れしまったのだろうか。もう水はひび割れから抜けていくしかないのだろうか。

Cは何も言っていなかったが、Aの返事を受けて私から急いで謝罪メッセージを送った。Cはあなた人生からどうも思っていないというある種ひどく軽く透明な返事をくれた。

悲しく、安心した。不注意で鍋を触って赤くなった指先を溜息と一緒にさっと冷やしてもらえたような印象を与える言葉選びだった。

後にこの印象はひどく揺らぐことになるが。

そして今日、Eと会った。Eは詳しいことをAから聞いていた。

私はすっかり複雑化した友人関係の中で声を上げないことを選んでいたから、話ができて本当に、心からしかった。あえてひどい言い方を憚らなければ、餌を与えられた気分だった。

彼女フラットに、やさしい言葉をくれた。豊かでやわらかい言葉を使う人だと常々感じていたから、変わらない感触をくれたことに対して私はひどくわがまま解釈してやさしさを受け取っていた。

愛おしかった。

そのあと、Aから話したいと連絡をもらった。いつも私は与えられてばかりいる。

嬉しくて、でも何を話したら正解を選ぶことができるのかなんてことばかり考えてしまって嫌になるうえに私にとっては以前話したことがすべてだった。

すべてだったから、これ以上どんな言葉を発することが正しさと結びつくのかは理解できなかった。

これが今までの出来事だ。

そしてもう一つ同時に進んでいて、書かなければならないと思ったことがある。

書かなければ抱えきれないと思ったことがある。

私のための文章に、さら自分勝手が混ざることを注として付さなければならないと思うほど横暴な話である

主人公はFだ。

彼は、この話の中で私が唯一男性三人称を用いる相手で、私という人間に様々な側面から好意を抱いたままの異常な感性の持ち主である

Fは今回の件については全くの外野であったはずだった。

しかし、CとF、そして私と恋人のBは同じ団体所属しており、半年ほど前に私とBが揉めたことをきっかけに連絡を取り合っているようだった。その流れでCからFに今回の件が伝わったようだった。

その事実については私は問題だとは認識していない。Cが私によってもたらされた悪感情を消化するための手段は誰にも阻まれるべきではない。

Fは、Cから話を聞いたことを隠して、私にメッセージを送ってきた。

正直、(これまでも自分相手に対して自己表現防衛のために必要な修辞を伴いながらも可能な限り正直に記述してきたつもりだが、この件に関してはより剥き出しな「感情」を用いて、)部外者が不必要な口を突っ込むことがひどく不快だった。

Fの記述曰く、

「Cは半泣きだった」

「Cを責めないであげてほしい」

「Cもギリギリ状態だ」

ということだった。

調子のいいことばかりだった。

Fの、まるで訳知り顔という態度も、本当はCが参っていたのか、それとも話しぶりがFに誤認させるようなものだったのかわからないという事実も。確かめられていないが、とにかく双方の印象が異なるのは非常に不快だった。

2人とも自分が正しいような顔をして、どちらかは確実に嘘をついているのだから。それがたとえ誤解だとしても、誤解のまま私という私ーB関係当事者兼CーF関係部外者とのコミュニケーションをとることを選んでほしくなかった。

これまでの経験上、2人とも印象や偏見で話すことがないとは言い切れない。だからこそ「嫌」だった。

Cについては、たとえCとFの記述が両方正しいとしてもその内情が一部理解できた。ひどく衝突して怒りを向けたAと今の私が向き合えないと知って、逃げ道の役割自分から引き受けてくれたのだとしたら、本当にひどいことをしたという自覚生まれる。そしてCの苦しさはある程度察するものがある。

ただ、一つだけ。C自身が「私に責められた」という内容の発言をしたのなら、それは、当時の私の発言がひどく拙い故だったのだろうが、本意ではないことだけは知らせたいと思った。

Fについては、普段から私が関わった事実の誤認が激しいという印象を受けていた。

私とFの関係性を「友人」というラベリングを行うことで実情を無視してひどく親しげに振舞うそ姿勢は、普段人間活動の上では真人間には見えているギャップも相まって恐ろしい精神的な問題を持っているのではないか邪推してしまうほどだ。(もしかすると、私という観測レンズがひどく歪んでいるのかもしれず、その可能性は決して低くないが)

とにかく、彼とCについての問題解決するにしても慎重な対応必要だと思ったし、本質から外れていると思った。

話は以上だ。

私が悪い。これだけは覆しようのない事実として私は認識している。

ゆえに、これが成立したままで遍く問題解決すれば万々なのだが、そう思っている。

それでは、また明日

明日が来る私より。

2023-05-08

結婚して子供を産むのが正しいの、生まないのが正しいのでケンカしてる光景インターネットでザラだ。

そんなもの正しいと思ってる人には正しいし、そうでない人にはそうでないだけの話で。意味があると思ってる人にはあるし、無いと思ってる人には無いだけ。

当然の話で、人が生きるのも、社会に参加するのも、生物が種を残すのも、理詰めで言えば何の意味もない。存在の話ではなく当為のそれなんだから

大人義務責任?どこから湧いた?生産性?何の為の?社会の維持?何の為に?人権思想?何の為に?生きるため?なぜ?

子供を作る事に限らず、人の営みはリンゴが上から下に落ちていくのと本質的には何も変わらない。

現実的議論としては、人権思想公理であり土台となっていて、そこで一旦は打ち切られる訳だけど。それにこれはあくまで「お気持ち」や「主観から離れた場合理屈だ。

まあ人権という公理から導き出される規範一義的ものではなくて、それぞれの解釈が対等だからまた言い合いになるんだけど。

その対等な言い争いは民主主義と呼ばれて割と尊重される。しか人権を認めるのであれば、人に結婚出産をするな、しろ強要できる道理はどこにもない。

そもそも社会を生き長らえさせる意義を感じていない人間に対して、子供を持つ事がいか社会の持続に必要かを説いても無駄

人生に先立った苦しみなどなく、行い次第で如何様にも幸せになれる。と信じている人間に対して、辛く苦しいだけの生を生み出す残酷さを熱弁するのも然り。

前提が揃っていない段階で話をしてもボタンの掛け違いになっている。

共通認識を揃え、対等な異なる意見を持ち寄って考えを深める事はあっても、最終的にどちらに転ぶかは自分の納得の問題だ。

全ては無意味、と言うとすぐ冷笑と抜かす人間がいる。無意味開き直りさら他人を巻き込もうとすればそうかもしれない

しか規範において、理詰めで言えば無意味である事実は変わらない。

それを歪めるのは不誠実な物の考え方ではなかろうか。いくら生活の為にはある程度の忘却思考停止必要と言ったって。

ともかく、無意味はいっても自分の中で実感や確信に基づいて意義を見出す事は可能だし、多くの人がそうしてきて、今もそうしてる。

そもそも意味などを問う以前に、まず生きる事そのもの価値のある、というよりあまりにも当たり前のものだと思っている人も少なくないんだろう。

しろその方が多いかもしれない。もっともそれにしたって、意識的であれ無意識であれ生を肯定する規範信仰、納得を持っている訳だけど。

世界に元々用意された意義なくて、そこに「正解」を用意したらそれは宗教だ。

別に宗教が悪いとは1ミリも思わないけれど、それを押し付けるのがいかグロテスクかは歴史を見れば明らかで。

他者生き方に口出しをしてかくあるべしというのは、自分選択に腹の底から納得できていないじゃなかろうか。これは理屈の話と言うよりは邪推だけれど。

一度きりの人生自分選択が、価値観が「間違い」だなんて思いたくはない。そんな疑問が浮かびもしないほどの実感と納得がある生き方をしたいもんだ。

でもそう強い人ばかりでもない。自分選択に自信がないが、自分の中に納得の源泉がない。だから外部にそれを求める。他人肯定してもらいたい。

同じ意見を持つ人間と集まって、互いに肯定し合う。あるいは単純化した二項対立の上、自分の対岸にいる者を「間違い」だと断罪し、そして自分は正しいんだと思う。

そうした正当化健全か不健全かは知る由も無い。が、考えの異なる者同士、互いに説教罵倒を受ける道理は無い。

視野狭窄知識が足りていないように見える人間に対して「こういう見方もあるよ」と助言する事はあるかもしれない。教育とは、学びとはそういうものだ。

しかしそれが強く押しつけがましく攻撃的で否定的、あるいは過剰に肯定的なものですらも、そこには自分と同じでない他人への苛立ちがあるのかもしれない。

多数決安心したい、人と一緒でいたい、と。

社会の利害調整を問うなら互いに言い分もあるだろうけれど、生き方問題に口を出すのはナン ノブ マイ ビジネス(夜に影を探すようなもの)だ。

その点、受け売り胡散臭い政治思想アイデンティティ価値観が悪魔合体している人は非常に厄介という事になる。

まあ上から目線説教する道理もなかろうけど、なかった所で誹謗中傷やらにならない範疇批判をするのも勝手だ。

よしんば中傷じみた人格攻撃でも、そんなもんネットに溢れてるし、それで捕まるのも稀だ。という事を踏まえて平気でやる人間がいるのも事実としてある。

悲しいね

等しく無意味人生価値を見出せるのは自分だけだ。上手い飯を食うでも、芸術を愛でるでも、ギャンブルに狂うでも、何だっていい。

愛に囲まれ他者から存在肯定してもらうのも、神様を信じてみるのもいい。それは一見外部の他者価値を与えてくれるように見える。

しかし結局それによって得た納得が湧き出るのは自分の心の中だ。

「敵」を罵り「仲間」と慰め合って拵えた後ろ向きの納得よりも、内から発される声に対して真摯に耳を傾け、それに従った方が良い、ような気がする。私は。

まあ私だってきっと自分の考えに腹の底から納得できていないから、こんなサイトに長々と文章を書いているのかもしれない。

勿論意味など最初から問わない、忘却するという選択だって大いにあり得る。今際の際に蓋していたものが頭を過るのが怖くて私は出来ないが。

人をブチ殺して回りたい、それが私の納得する生き甲斐だ。こう思うのだって非難される、というか過剰に誹られる謂れはない。

なんなら思うだけではなく、法だの人権だのがいくら殺人ダメと言った所で、別に実行する事は可能なのだ。現に殺人事件は一定的に発生している。

出来るからやって良いなどとは言っておらず、可能事実があると言っているだけですからね。

当然我々が恩恵を受ける司法人権思想のもと、社会によってしばかれるだけだが。バレなきゃしばかれないけど。

茨の道が待っていると知った上で尚もその納得、価値観を手放さないというのなら、私は敬意すら覚える。当然自分が殺されるのは御免で、それはまた別の話だが。

個人主義民主主義社会範疇における多様性とはそういう事なんだろう。

お気持ちがどうとか主観がどうとかいった言葉を使って何か言った気になってる人がいるけど、事実でなく規範を語るなら感情論で当然なんだよね。

絶対的な真理、善、正義を信じる本質主義者なんで、と言われたらそれまでだけど。

金持ちネオリベかぶれるのも貧乏人がその逆になるのも当然だろうし、いくら事実論理を積んだ所で最終的には感情論

勿論ノブレスブリージュを語る金持ちも、支配者への忠義大事だと思う貧乏だっているかもしれない。

それもまた価値観や納得に基づいたものであって、どちらに転ぶか、必然性はない。

それに人を説得しようという時に必要なのは論理だけじゃない。

ブーメラン」はロジカルを自負するインターネットマンの口癖だけど、言行不一致は理屈ではなく感情問題だ。

殺人犯が「人殺しダメ」と言ったらどの口が言うかって話だけど、言ってる事は間違ってない。

でもやっぱりコミュニケーションにおいて心象というもの無視できないので、お気持ちのない、ポジショントークでない意見など神様しか言えない。

あいくら社会性に則った無難な話をした所で、「こういうヤツ、バカですw」みたいな強い言葉を使った話にばかり注目が集まるのも悲しい事ですね。

2023-05-04

anond:20230503231010

旦那子供に構ったのと同じ分、何なら増田から愛情表現を受けた分しっかり態度や言葉増田に見せたり示していなかったんじゃないのと邪推

不安にさせるような旦那だったんじゃないの?その皺寄せが不安定になった増田嫉妬を通して子供に波及しただけ

どーせ旦那もだいぶ悪いよ、こんなの

2023-05-01

リモート会議戦略的に猫や子供映るようにしてるやついるよな

社内の経営層との会議や、顧客との会議など内容が比較的重めの会議時に限って、猫や子供が枠内に入ってくる割合が多いと感じる。

普段のメンバ通しの会議だとそんなことないので、狙ってドアを半開きにしてるんじゃないか邪推してしまう。

実際、猫や子供が画面上に登場すると、緊張感が漂っている場でも一気に和む。

猫が画面に映りながらだと重い話をしてても、皆の声のトーンが明らかに優しくなるのが分かる。

割と良いテクニックだっと思うのだけど、このテクニックに何か名前とかあるのかな。

2023-04-24

日本下げツイートを繰り返す人の心情

よく分からない。

今こんなに良く無いから、なんとかして良くなって欲しいとか考えてるのか。

それとも、邪推になってしまうが、現状の自分境遇に不満があり、それは日本のせいだと考えているのか。

2023-04-21

anond:20221207122508

かなり穿ち過ぎな邪推を述べます

私にはこの文章のほうが、「本当かな?」という気持ちになりました。

というのも、筆者さんが、追記で「心から愛していました。最後まで言えなかったことを後悔しています」と言っているからです。

から愛していました。って、それはつまり告白ってことですよね?

それを、「最後まで言えなかった」?

まり告白できなかった? 最後まで、縁が切れるまで? または、告白されて、その返事としてそういうことを言うことも出来なかった?

告白した・されたことがなかった?

それなのに恋人だった? そんなこと、あるんでしょうか。

私には、あるとは思えません。

もしこれらが邪推ではないのなら、つまり筆者さんがAさんにずっと片思いしていたということなら、今からでも、そしてすぐにでもAさんにその思いの丈を伝えてみたほうがいいです。

そして、振られてしまったほうがいい。

もし私の邪推があたっていたら、Aさんがこれを読んでも「へー、世の中にはそんなやつがいるんだなー」としか思うことはないはずです。当然のように、自分には心当たりがないから。追記がAさんの目に入ったところで、何の変化も生みはしない。

真にその気持ちを外に向かって吐き出したいのなら。思いに決着をつけたいのなら、正面からAさんにアタックをかけるべきです。

……告白しなくちゃ、振られることさえ出来ませんよ。

無論、これらが全て、ただの勘違い邪推なら、何の意味もない駄文です。無視されても、削除されても、文句は一切言えませんが……。

2023-04-20

日本のこの風習おかしい」と主張する奴がはてなにいたか

海外比較したうえでその主張してるのか?思い込み日本揶揄するのはバカだぞ?」と俺は反論した。


すると相手

「『日本のこの風習』というのには、『海外には見られない風習』という意味を孕んでいる可能性もありうるし、

海外がどうかなんて知らんけど、少なくとも日本事実存在しているこの風習』という意味で使われてる可能性もある。

自分後者意味で使った。

『この風習おかしい。海外の方が優れている』

『この風習おかしい。世界の中でひときわおかしい』

なんて比較そもそも念頭に置いておらず、

ただこの風習おかしいよねという意味で主張しただけにすぎない。

『〇〇町のカレー屋が美味かった』

とか

『母方の祖父が杖を使うようになった』

とかの主語と同じで、『〇〇町の』や『母方の』にお前が邪推するような意味など込めてない」


みたいなことボザかれた経験があるんだけど、




こいつと俺のどちらか一方の味方を必ずしなければならないとしたら、お前らはどっちの味方をする?

2023-04-19

あいつが不義理仕事なくしたのはまあそうですね、やるならもっと上手くやってくださいとしか言いようがないけど

あいつが仕事し続けると(主に自分の席が奪われて)困る人っていうのは沢山いるだろうなあというのは想像するし

交代させようにも技術的にそこまで秀でている人間がいないのも事実なので

「そろそろあいつ引きずり降ろそうぜ」みたいな裏交渉とかはあったんだろうなあ、と邪推したりする


交代されると心が折れるのでやめてほしいけど、交代させないとさせないであつの不義理自体には何の関係もないまんさんたちがうるさくて大変なんだろうなあとも思うので何も責められない

2023-04-17

ジャニヲタ婆の殴り書きお気持ち長文

はてなで毛嫌いされているジャニヲタです。

世間的には婆と揶揄される30代後半にさしかかっています。いい歳して痛いのは承知しています

主語の大きい過激エントリブコメが多く、もやもやしたのでお気持ち長文を書き捨てたくなりました。


推し(界隈では自担といいます)は現役で若手グループ所属しています

私は元々ジャニヲタを斜めに見ていたタイプでしたが、あるグループとそこで活動するあるメンバーに惹かれ今に至ります

ジャニー喜多川氏の所業に関しては過去裁判事例等は知らず、ジャニヲタとなる前から「そういう噂がある(が、あくま庶民アイドルを羨むばかりに流布された昭和時代誹謗中傷じみた嘘である)」という認識でいました。

そのため、今回その噂が事実であると知り非常にショックを受けています

私のスタンスや考えは大きくは以下のようなものになります

まず、被害に遭われた方々に関しておぞましく辛い思いをされたことを心から気の毒に思います(いい言葉が見つからず、上から目線言葉になってしますみません)し、犯人が亡くなっているとはいえそれを放置してきた事務所はきちんと彼らに謝罪し、声を上げられていない被害者たちも含め丁寧にケアし、再発防止に尽力すべきだと考えています

また、いちオタクとして推しには心身ともに健康幸せでいて欲しいですし、これからもご本人が描く夢をたくさん叶えて欲しいと思っています

ジャニヲタと書くとレッテルを貼られそうなので書き添えておきますが、私は推し事務所を出るなら応援します(グループ全体としても好きなので解散や分裂、一部脱退になるとしたら残念ではありますが)。

また、裸体(上裸など)は見てはいけないものを見させられている気持ちになる為やめて欲しいタイプです。露出せずお洋服を着せて欲しいですし、腰振りダンスも居た堪れないので勘弁です。

私のようなスタンスの婆オタクは少なくとも周囲にそれなりに多くいます私たちもどかしい気持ちでいっぱいです。

推し応援したい気持ちと、お金を落とすことで事務所に金蔓から許されていると思われたくない気持ちが混ざり合っています

何よりも今回の件をきっかけに推しや他の現役の子たちが”舐められた”だの”入れられた”だの”新社長と寝てる”だの邪推または断定するような書き込みを見かけるようになり、そういったものが本人たちの目に触れて傷付いていないか非常に心配しています

本当に事務所はいい加減にして欲しいです。

曖昧でなあなあな態度を取るから今回のニュースに直接名前の出ていない彼らにまで正義の名の下で言葉の刃が向けられているのに、下品で下世話な好奇の目に晒されているのに、何故それを黙認しているのか。何故平気で矢面に立たせてしまうのか。

正直、面白おかし所属アイドルジャニヲタを叩いている方達はこれ幸いと正義面をして正義の棒でサンドバッグを殴っているように見えています

楽しいですか?気持ちいいですか?今回の件を誰かを叩くために利用するのはやめませんか?

勿論中には過激盲目的でおかしファン存在しています。ですが、批判すべきは性加害の犯人と、それを黙認し今尚明確な行動に移さな事務所なのではないでしょうか。

被害者の方々の心のケアがされ誠意を持った対応事務所が行うことを、また、加害事件を知らなかった頃のように気持ちよくお金を落として気持ちよく推し応援できる日が来ることを、そして推し下品書き込みを目にしていないか余計な心配しなくて済む日々が戻ることを婆は心から願っています

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん